JP2013526543A - ピロロピリジン系およびピロロピリミジン系キナーゼ阻害薬 - Google Patents

ピロロピリジン系およびピロロピリミジン系キナーゼ阻害薬 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の化合物または医薬として許容される塩(A、B、R、R、R、R4a、RおよびZは本文で定義の通りである。)に関するものである。本発明はまた、前記化合物の製造方法、ならびにオーロラなどのキナーゼを阻害する上で有用な前記化合物を含む組成物に関するものでもある。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2010年5月12日出願の米国暫定特許出願第61/333850号(参照によって全体が本明細書に組み込まれる)に対する優先権を主張するものである。
本発明は、オーロラ−キナーゼ類およびキナーゼのVEGFRおよびPDGFRファミリーなどのタンパク質キナーゼを阻害する化合物、その化合物を含む組成物、ならびにその化合物を用いる疾患の治療方法に関するものである。
有糸分裂は、複製されたゲノムの完全なコピーが微小管紡錘体装置によって2つの娘細胞に分離されるプロセスである。ゲノムの安定性に必要とされる重要な有糸分裂調節因子であるオーロラ−キナーゼは、ヒト腫瘍で過剰発現されていることが見出されている。したがって、治療薬の分野では、オーロラ−キナーゼを阻害する化合物、このような阻害物質を含む組成物およびオーロラ−キナーゼが調節されていないまたは過剰発現されている疾患の治療方法に対してニーズがある。
タンパク質の可逆的リン酸化は、真核細胞のシグナル伝達に介在している主要生化学機序の一つである。この反応はタンパク質キナーゼによって触媒され、これにより、ATPのg−リン酸基が標的タンパク質上のヒドロキシル基に移動される。ヒトゲノムには518種のこのような酵素が存在し、そのうちの約90種は、チロシンヒドロキシル基である細胞質チロシンキナーゼ残基のリン酸化を細胞内で選択的に触媒し、一方、受容体チロシンキナーゼ(RTK)は細胞外および細胞内ドメインの両方を持ち、膜貫通細胞表面受容体として機能している。従って、RTKは、環境シグナルへの細胞応答に介在し、増殖、移動および生存を含めた各種細胞プロセスを促進する。
RTKシグナル伝達経路は、通常は、高度に調節されているが、その過剰活性化は、癌細胞の増殖、生存および転移を促進することが明らかにされている。調節異常のRTKシグナル伝達は、遺伝子過剰発現または突然変異によって起こり、各種のヒト癌の進行と相関していることが示されている。
VEGF受容体(VEGFR)ファミリーは、3つのRTK、すなわち、KDR(inase insert omain−containing eceptor[キナーゼ不活性ドメイン含有受容体];VEGFR2)、FLT1(ms−ike
yrosine kinase[Fms様チロシンキナーゼ];VEGFR1)およびFLT4(VFGFR3)から構成されている。これらの受容体は、VEGF受容体にさまざまな親和性で結合するホモダイマーグリコプロテインファミリーである血管上皮増殖因子(VEGF−A、−B、−C、−D、−Eおよび胎盤増殖因子(PlGF))の生物学的機能に介在する。
KDRは、VEGF−A(以下VEGFと呼ぶ)の有糸分裂、血管新生および浸透性増大の作用の主メディエイターである。多くの各種細胞種がVEGFを生成することができるが、その生物活性は、KDRの上皮細胞選択的発現により、血管系にのみ限定されている。当然のこととして、このVEGF/KDR軸は、既存の血管から新しい血管が形成される手段である血管新生の主要メディエイターである。
FLT1は、VEGF、VEGF−Bおよび胎盤増殖因子に結合する。FLT1は、上皮細胞に加えて、平滑筋細胞、単球および造血幹細胞の表面で発現されている。FLT1シグナル伝達の活性化は、腫瘍に動員され、そこで新血管形成に寄与する骨髄由来上皮前駆細胞の移行を引き起こす。
FLT4は、腫瘍関連リンパ管の形成(リンパ管新生)に介在するVEGF−CおよびVEGF−Dのシグナル伝達に介在する。リンパ管は、転移の際に固形腫瘍から癌細胞が広がるその経路の一つである。
PDGF受容体(PDGFR)ファミリーは、5つのRTK、すなわち、PDGFR−aおよびPDGFR−b、CSF1R、KITおよびFLT3から構成されている。
血小板由来増殖因子(PDGF)受容体のaおよびbのイソフォームは、ホモダイマーまたはa/bへテロダイマーとして生じ、最も一般的には、線維芽細胞および平滑筋細胞の表面に見出される。PDGFR−bは、未熟血管と関連し、それを安定化させる上皮周囲細胞である周皮細胞の増殖と移動を通して腫瘍血管新生に寄与する。神経膠腫では、PDGFとPDGF受容体との共発現によってもたらされる、自己分泌PDGFR刺激が、腫瘍細胞増殖および生存に介在している。
CSF−1Rは、レトロウイルス癌遺伝子v−finsの細胞ホモログによってコードされており、マクロファージ成長の主調節因子である。マクロファージは腫瘍間質のよく見られる成分であり、細胞外マトリックスを腫瘍の増殖および転移に有益なように改変することが明らかにされている。
KITは、造血前駆細胞、マスト細胞、胚細胞によって、また腸のぺースメーカー細胞(カハルの間質細胞)によっても発現される。これは、二つの一般的機序、すなわち、そのリガンドである幹細胞因子(SCT)による自己分泌刺激およびリガンド非依存キナーゼ活性をもたらす突然変異によって腫瘍進行に寄与する。
FLT3は、通常は、造血幹細胞に発現されており、FLT3リガンド(FL)とのその相互作用が幹細胞の生存、増殖および分化を刺激する。FLT3は、各種の白血病細胞で過剰発現されていることに加えて、多くの場合、悪性血液腫瘍で突然変異しており、急性骨髄白血病(AML)患者のおよそ3分の1が活性化突然変異を有している。
従って、チロシンキナーゼの活性をモジュレートして、異常または不適切な細胞増殖、分化または代謝を調節およびモジュレートすることによってシグナル伝達および細胞増殖を特異的に阻害する有効な小化合物を確認することは望ましい。特には、血管新生のプロセスに必須であるまたは浮腫、腹水、浸出、滲出、さらには高分子の管外溢出およびマトリックス堆積ならびに関連の障害をもたらす過透過性血管の形成に必須である、チロシンキナーゼの機能を特異的に阻害する方法および化合物を明らかにすることは有益であろう。
本発明は多くの実施形態を有する。従って、本発明の1実施形態は、下記式(I)を有する化合物またはそれの医薬として許容される塩に関するものである。
Figure 2013526543
式中、
Aはヘテロアリールであり、
Bは、アリール、ヘテロアリール、複素環アルケニルまたは−CH=CH−であり;
Xは、−CH−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−または−SO−であり;
ZはC−R4bまたはNであり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
pは0、1、2、3または4であり;
は、ハロゲン、−ORまたは−NR1011であり;
およびRは独立に水素またはC1−8−アルキルであり、前記C1−8アルキルはアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシ、−NH、−NH(C1−4−アルキル)および−N(C1−4−アルキル)で置換されていても良く;
4aおよびR4bは独立に水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−アルキル、C1−4−ハロアルキル、−OR、−NR;−C(O)OR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHRまたは−NHSOであり;
は、R、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOまたは−SONRNRであり;
は、C1−8−アルキル、アリールまたは複素環であり、前記RのC1−8−アルキル置換基はR、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;(b)前記Rのアリールまたは複素環置換基は独立にC1−8−アルキル、アリール、複素環、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルであり、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルはC1−8−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRで置換されていても良く;
は、水素、C1−8−アルキルまたは−C(O)C1−8−アルキルであり;
は、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルであり、前記C1−8−アルキルは−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く、Rのフェニルまたはベンジル環は−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く;
10は水素またはC1−8−アルキルであり;
11は、水素、C1−8−アルキル、−C(O)R、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)NRまたは−S(O)であり;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルからなる群から選択される。
医薬として好適な担体と組み合わせて治療上有効量の式(I)の化合物および医薬として許容される塩を含む医薬として許容される組成物も提供される。
1実施形態は、治療上許容される量の式(I)の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与する段階を有する哺乳動物での癌の治療方法に関するものである。さらに別の実施形態は、治療上許容される量の式(I)の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与する段階を有する腫瘍容積の低減方法に関するものである。
さらに別の実施形態は、放射線療法を併用または併用せずに、治療上有効量の式(I)を有する化合物を投与する段階を有する、哺乳動物での膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、結腸癌、子宮体癌、食道癌、肺癌、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、直腸癌、皮膚癌、胃癌および甲状腺癌を治療する方法に関するものである。
この詳細な説明は、当業者に本願人らの発明、それの原理およびそれの実際の用途を理解させることで、当業界の他者が、特定の用途の要件に最も適していると考えられるように、多くの形態で本発明を適合化および応用できるようにすることのみを目的としている。本説明およびそれの具体的な例は、例示のみを目的としたものである。従って本発明は、本特許出願に記載の実施形態に限定されるものではなく、多様に改変可能なものである。
略称および定義
本明細書において別段の定義がない限り、本発明との関連で使用される科学用語および技術用語は、当業者が共通に理解する意味を有するものとする。用語の意味および範囲は明瞭であるべきであるが、潜在的な曖昧さがある場合、本明細書で提供される定義が辞書的定義および外部の定義に優先する。本願において、別段の断りがない限り、「または」の使用は、「および/または」を意味する。さらに、「含んでいる」という用語や、「含む」および「含まれる」などの他の形態の使用は非限定的なものである。本特許出願(特許請求の範囲を含む)における「含む」または「包含する」または「含んでいる」と言葉の使用に関して、本願人が留意点として挙げるのは、文脈上別の形態が必要でない限り、それらの言葉は排他的ではなく包括的に解釈されるべきであるという基本点および明瞭な理解に基づいて使用されるものであり、本願人がそれらの各言葉を下記の特許請求の範囲を含む本特許出願を解釈する上でそのように理解するという点である。いずれかの置換基または本発明の化合物または本明細書中のいずれかの他の式で複数個存在する可変要素に関して、各場合についてのそれの定義は、他の全ての場合でのそれの定義から独立している。置換基の組み合わせは、そのような組み合わせによって安定な化合物となる場合にのみ許容され得るものである。安定な化合物とは、反応混合物から有用な程度の純度で単離可能な化合物である。
理解すべき点として、本発明における全ての組み合わせについて適切な価数が維持され、複数の原子を有する一価部分がそれらの左端を介して結合しており、二価の部分は左から右に描かれている。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、逆の内容で記載されていない限りにおいて、下記の用語はここに示した意味を有する。
「アルキル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、代表的には1から約10個の炭素原子;または別の実施形態では1から約8個の炭素原子;別の実施形態では1から約6個の炭素原子;および別の実施形態では1から約4個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐の飽和ヒドロカルビル置換基を意味する。
そのような置換基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミルおよびヘキシルなどがある。
「アルケニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、1以上の二重結合および代表的には2から約10個の炭素原子;または別の実施形態では2から約8個の炭素原子;別の実施形態では2から約6個の炭素原子;および別の実施形態では2から約4個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐のヒドロカルビル置換基を意味する。そのような置換基の例には、エテニル(ビニル)、2−プロペニル、3−プロペニル、1,4−ペンタジエニル、1,4−ブタジエニル、1−ブテニル、2−ブテニルおよび3−ブテニルなどがある。
「アルキニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、1以上の三重結合および代表的には2から約10個の炭素原子;または別の実施形態では2から約8個の炭素原子;別の実施形態では2から約6個の炭素原子;および別の実施形態では2から約4個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐のヒドロカルビル置換基を意味する。そのような置換基の例には、エチニル、2−プロピニル、3−プロピニル、2−ブチニルおよび3−ブチニルなどがある。
「炭素環」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、3から14個の炭素環原子(「環原子」は、一体に結合して環状置換基の環もしくは複数環を形成する原子である。)を含む飽和環状(すなわち「シクロアルキル」)、部分飽和環状(すなわち「シクロアルケニル」)または完全不飽和(すなわち「アリール」)ヒドロカルビル置換基を意味する。炭素環は、単一環(単環)または多環構造であることができる。
炭素環は、代表的には3から7個の環原子、より代表的には3から6個の環原子、さらにより代表的には5から6個の環原子を含む単環構造であることができる。そのような単環式炭素環の例には、シクロプロピル(シクロプロパニル)、シクロブチル(シクロブタニル)、シクロペンチル(シクロペンタニル)、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル(シクロヘキサニル)、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニルおよびフェニルなどがある。炭素環は別形態として、多環であることができる(すなわち複数の環を含むことができる)。多環式炭素環の例には、架橋、縮合およびスピロ環系の炭素環などがある。スピロ環系炭素環では、1個の原子が2個の異なる環に共通している。スピロ環状炭素環の1例にスピロペンタニルがある。架橋炭素環では、複数の環が少なくとも2個の共通の隣接しない原子を共有する。架橋炭素環の例には、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンイルおよびアダマンタニルなどがある。縮合環炭素環系では、2以上の環が縮合していることで、2個の環が1個の共通の結合を共有するようになっていることができる。2または3縮合環系炭素環の例には、ナフタレニル、テトラヒドロナフタレニル(テトラリニル)、インデニル、インダニル(ジヒドロインデニル)、アントラセニル、フェナントレニルおよびデカリニルなどがある。
「シクロアルキル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、3から14個の炭素環原子を含む飽和環状ヒドロカルビル置換基を意味する。シクロアルキルは、代表的には3から7個の炭素環原子、より代表的には3から6個の環原子を含む単一炭素環であることができる。単環式シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルなどがある。シクロアルキルは別形態として、多環式であるか、複数の環を含むことができる。多環式シクロアルキルの例には、架橋、縮合およびスピロ環状炭素環などがある。
「アリール」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、6から14個の炭素環原子を含む芳香族炭素環を意味する。アリールの例には、フェニル、ナフタレニルおよびインデニルなどがある。
場合により、ヒドロカルビル置換基(例:アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル)における炭素原子の数は、接頭辞「C−C−」(xは置換基の炭素原子の最小数であり、yは最大数である。)によって示される。従って、例えば「C−C−アルキル」とは、1から6個の炭素原子を含むアルキル置換基を指す。さらに例を挙げると、C−C−シクロアルキルは、3から6個の炭素環原子を含む飽和ヒドロカルビル環を意味する。
「水素」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、水素基を意味し、−Hと示すことができる。
「ヒドロキシ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−OHを意味する。
「カルボキシ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は−C(O)−OHを意味する。
「アミノ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は−NHを意味する。
「ハロゲン」または「ハロ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、フッ素基(−Fとも示すことができる。)、塩素基(−Clとも示すことができる。)、臭素基(−Brとも示すことができる。)またはヨウ素基(−Iとも示すことができる。)を意味する。
ある置換基が「置換された」と記載されている場合、非水素基が、置換基の炭素上もしくは窒素上の水素基に代わっている。従って、例えば、置換されたアルキル置換基は、少なくとも1個の非水素基がアルキル置換基上の水素基に代わっているアルキル置換基である。例を挙げると、モノフルオロアルキルはフルオロ基で置換されたアルキルであり、ジフルオロアルキルは2個のフルオロ基で置換されたアルキルである。確認しておくべき点として、置換基上に複数の置換がある場合、各非水素基は同一でも異なっていても良い(別段の断りがない限り)。
置換基が「置換されていても良い」と記載されている場合、その置換基は(1)置換されているか、(2)置換されていなくとも良い。置換基が特定数までの非水素基で置換されていても良いと記載されている場合、その置換基は、(1)置換されていないか、(2)その特定数までの非水素基または置換基上の最大数以下の置換可能な位置のいずれか少ない方で置換されていても良い。従って、例えば、置換基が3個以下の非水素基で置換されていても良いヘテロアリールと記載されている場合、3個未満の置換可能な位置を有するヘテロアリールは、そのヘテロアリールが置換可能な位置を有するのと同じ数の非水素基までしか置換可能ではないと考えられる。例を挙げると、テトラゾリル(置換可能な位置を一つのみ有する)は、1個以下の非水素基で置換されていても良いものと考えられる。さらに例を挙げると、アミノ窒素が2個以下の非水素基で置換されていても良いと記載されている場合、1級アミノ窒素は2個以下の非水素基で置換されていても良いが2級アミノ窒素は、1個のみ以下の非水素基で置換されていても良い。
本特許出願は、「置換基」および「基」という用語を互換的に使用する。
接頭辞「ハロ」は、その接頭辞が付されている置換基が1以上の独立に選択されるハロゲン基で置換されていることを示す。例えば、ハロアルキルは、少なくとも1個の水素基がハロゲン基で置き換わっているアルキル置換基を意味する。ハロアルキルの例には、クロロメチル、1−ブロモエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび1,1,1−トリフルオロエチルなどがある。確認しておくべき点として、置換基が複数のハロゲン基で置換されている場合、それらのハロゲン基は同一でも異なっていても良い(別段の断りがない限り)。
接頭辞「パーハロ」は、その接頭辞が付いた置換基上の全ての水素基が独立に選択されるハロゲン基で置き換わっていること、すなわちその置換基上の各水素基がハロゲン基で置き換わっていることを示している。全てのハロゲン基が同一である場合、その接頭辞は代表的にはハロゲン基を特定するものである。従って、例えば、「パーフルオロ」という用語は、その接頭辞が付いた置換基上の全ての水素基がフッ素基で置換されていることを意味している。例を挙げると、「パーフルオロアルキル」という用語は、各水素基に代わってフッ素基が存在するアルキル置換基を意味する。
「カルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−を意味する。
「アミノカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−NHを意味する。
「オキシ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、エーテル置換基を意味し、−O−と示すことができる。
「アルキルオキシ」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、アルキルエーテル置換基、すなわち−O−アルキルを意味する。そのような置換基の例には、メトキシ(−O−CH)、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシなどがある。
「アルキルカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキルを意味する。
「アミノアルキルカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−NHを意味する。
「アルキルオキシカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−アルキルを意味する。
「炭素環カルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−炭素環を意味する。
同様に、「複素環カルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−複素環を意味する。
「炭素環アルキルカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−炭素環を意味する。
同様に、「複素環アルキルカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−複素環を意味する。
「炭素環オキシカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−炭素環を意味する。
「炭素環アルキルオキシカルボニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−アルキル−炭素環を意味する。
「チオ」または「チア」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、チアエーテル置換基、すなわちエーテル酸素原子に変えて2価の硫黄原子が存在しているエーテル置換基を意味する。そのような置換基は−S−と示すことができる。この例えば「アルキル−チオ−アルキル」はアルキル−S−アルキル(アルキル−スルファニル−アルキル)を意味する。
「チオール」または「スルフヒドリル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、スルフヒドリル置換基を意味し、−SHと示すことができる。
「(チオカルボニル)」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、酸素原子が硫黄で置き換わっているカルボニルを意味する。そのような置換基は−C(S)−と示すことができる。
「スルホニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−S(O)−を意味する。
「アミノスルホニル」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−S(O)−NHを意味する。
「スルフィニル」または「スルホキシド」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、−S(O)−を意味する。
「複素環」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、合計で3から14個の環原子を含む飽和(すなわち「複素環アルキル」)、部分飽和(すなわち「複素環アルケニル」)または完全不飽和(すなわち「ヘテロアリール」)環構造を意味する。環原子のうちの少なくとも1個がヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素または硫黄)であり、残りの環原子は炭素、酸素、窒素および硫黄からなる群から独立に選択される。複素環は単一環(単環式)または多環構造であることができる。
複素環は、代表的には3から7個の環原子、より代表的には3から6個の環原子、さらにより代表的には5から6個の環原子を含む単一環であることができる。単一環式複素環の例には、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、チオフェニル(チオフラニル)、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チオジアゾリル、オキサジアゾリル(1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル(フラザニル)または1,3,4−オキサジアゾリルなど)、オキサトリアゾリル(1,2,3,4−オキサトリアゾリルまたは1,2,3,5−オキサトリアゾリルなど)、ジオキサゾリル(1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリルまたは1,3,4−ジオキサゾリルなど)、オキサチアゾリル、オキサチオリル、オキサチオラニル、ピラニル、ジヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピリジニル(アジニル)、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(1,2−ジアジニル)、ピリミジニル(1,3−ジアジニル)またはピラジニル(1,4−ジアジニル)など)、ピペラジニル、トリアジニル(1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニルおよび1,2,3−トリアジニル)など)、オキサジニル(1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニルまたは1,4−オキサジニルなど)、オキサチアジニル(1,2,3−オキサチアジニル、1,2,4−オキサチアジニル、1,2,5−オキサチアジニルまたは1,2,6−オキサチアジニルなど)、オキサジアジニル(1,2,3−オキサジアジニル、1,2,4−オキサジアジニル、1,4,2−オキサジアジニルまたは1,3,5−オキサジアジニルなど)、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニルおよびジアゼピニルなどがある。
複素環は別形態として、多環式であることができる(すなわち、複数の環を含むことができる)。多環式複素環の例には、架橋、縮合またはスピロ環状複素環などがある。スピロ環状複素環では、1個の原子が二つの異なる環に共通している。架橋複素環では、複数の環が少なくとも2個の共通する隣接しない原子を共有する。縮合環系複素環では、2個以上の環が一体となって縮合して、2個の環が1個の共通の結合を共有することができる。2個もしくは3個の環を含む縮合環系複素環の例には、インドリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]−ピリジニル、ピリド[3,2−b]−ピリジニルまたはピリド[4,3−b]−ピリジニルなど)およびプテリジニルなどがある。縮合環系複素環の他の例には、インドリル、イソインドリル(イソベンゾアゾリル、シュードイソインドリル)、インドレニニル(シュードインドリル)、イソインダゾリル(ベンゾピラゾリル)、ベンゾアジニル(キノリニル(1−ベンゾアジニル)またはイソキノリニル(2−ベンゾアジニル)など)、フタラジニル、キノキザリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(1,2−ベンゾジアジニル)またはキナゾリニル(1,3−ベンゾジアジニル)など)、ベンゾピラニル(クロマニルまたはイソクロマニルなど)、ベンゾオキサジニル(1,3,2−ベンゾオキサジニル、1,4,2−ベンゾオキサジニル、2,3,1−ベンゾオキサジニルまたは3,1,4−ベンゾオキサジニルなど)およびベンゾイソオキサジニル(1,2−ベンゾイソオキサジニルまたは1,4−ベンゾイソオキサジニルなど)のようなベンゾ縮合複素環類などがある。
「ヘテロアリール」(単独または別の用語と組み合わせて)という用語は、5から14個の環原子を含む芳香族複素環を意味する。ヘテロアリールは、単一環または2個もしくは3個の縮合環であることができる。ヘテロアリール置換基の例には、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニルおよび1,3,5−、1,2,4−または1,2,3−トリアジニルなどの6員環置換基;イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルおよびイソチアゾリルなどの5員環置換基;ベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、プリニルおよびアントラニニルなどの6/5員縮合環置換基;およびベンゾピラニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニルおよびベンゾオキサジニルなどの6/6員縮合環などがある。
複数構成要素の置換基に付与された接頭辞は、最初に構成要素のみにかかる。例を挙げると、「アルキルシクロアルキル」という用語は2個の構成要素アルキルおよびシクロアルキルを含む。従って、C−C−アルキルシクロアルキルの頭のC−C−という接頭辞は、アルキルシクロアルキルのアルキル構成要素が1から6個の炭素原子を含むことを意味し、C−C−の接頭辞はシクロアルキル構成要素を説明するものではない。さらに例を挙げると、ハロアルキルオキシアルキルの頭の接頭辞「ハロ」は、アルキルオキシアルキル置換基のアルキルオキシ構成要素のみが1以上のハロゲン基で置換されていることを示す。それに代わりまたはそれに加えて、ハロゲン置換がアルキル構成要素上にある場合、その置換基は「ハロアルキルオキシアルキル」ではなく、むしろ「ハロゲン置換されたアルキルオキシアルキル」と記載されることになると考えられる。そして最後に、ハロゲン置換がアルキル構成要素上のみにあり得る場合、その置換基はむしろ「アルキルオキシハロアルキル」と記載されることになると考えられる。
「治療する」、「処置」および「治療」という用語は、疾患および/またはそれに付随する症状を緩和または抑制する方法を指す。
「予防する」、「防止」および「予防」という用語は、疾患および/またはそれに付随する症状の発症を予防する方法または対象者が疾患を獲得するのを妨害する方法を指す。本明細書で使用される場合、「予防する」、「防止」および「予防」には、疾患および/またはそれに付随する症状の発症を遅らせること、ならびに対象者が疾患を獲得するリスクを低減することも含まれる。
「治療上有効量」という用語は、治療対象の状態または障害の1以上の症状の発症を防止するか、それをある程度緩和する上で十分な投与化合物の量を指す。
「調節する」という用語は、化合物がキナーゼの機能または活性を上昇または低下させる能力を指す。各種形態で本明細書において使用される「調節」とは、キナーゼ関連の活性の拮抗作用、作働作用、部分拮抗作用および/または部分作働作用を包含するものである。キナーゼ阻害薬は、例えば、結合し、刺激を部分的もしくは完全に遮断し、低下させ、防止し、活性を遅延させ、失活させ、脱感作しまたはシグナル伝達を低下させる化合物である。キナーゼ活性化剤は、例えば結合し、刺激し、増加させ、開放し、活性化し、促進し、活性を強化し、感作し、シグナル伝達を上昇させる化合物である。
本明細書で使用される「組成物」という用語は、指定の成分を指定の量で含む製造物、ならびに指定の成分の指定の量での組み合わせによって直接もしくは間接に得られる製造物を包含するものである。「医薬として許容される」とは、担体、希釈剤または賦形剤が製剤の他の成分と適合性であって、その製剤の投与を受ける者に対して有害性がないものであるべきであることを意味している。
「対象者」は、本明細書において、霊長類(例:ヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウスなど(これらに限定されるものではない)の哺乳動物のような動物を含むものと定義される。好ましい実施形態において、対象者はヒトである。
「KDR」という用語は、キナーゼ挿入ドメイン受容体(III型受容体チロシンキナーゼ)を意味し、FLK1、VEGFR、VEGFR2およびCD309とも称される。
「VEGFR」という用語は、血管内皮成長因子受容体を意味する。
「PDGFR」という用語は、血小板由来増殖因子受容体を意味する。
化合物
1態様において本発明は、部分的に、下記式(I)の構造を有する種類の化合物またはそれの医薬として許容される塩に関するものである。
Figure 2013526543
式中、
Aはヘテロアリールであり、
Bは、アリール、ヘテロアリール、複素環アルケニルまたは−CH=CH−であり;
Xは、−CH−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−または−SO−であり;
ZはC−R4bまたはNであり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
pは0、1、2、3または4であり;
は、ハロゲン、−ORまたは−NR1011であり;
およびRは独立に水素またはC1−8−アルキルであり、前記C1−8アルキルはアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシ、−NH、−NH(C1−4−アルキル)および−N(C1−4−アルキル)で置換されていても良く;
4aおよびR4bは独立に水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−アルキル、C1−4−ハロアルキル、−OR、−NR;−C(O)OR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHRまたは−NHSOであり;
は、R、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOまたは−SONRNRであり;
は、C1−8−アルキル、アリールまたは複素環であり、前記RのC1−8−アルキル置換基はR、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;(b)前記Rのアリールまたは複素環置換基は独立にC1−8−アルキル、アリール、複素環、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルであり、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルはC1−8−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRで置換されていても良く;
は、水素、C1−8−アルキルまたは−C(O)C1−8−アルキルであり;
は、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルであり、前記C1−8−アルキルは−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く、Rのフェニルまたはベンジル環は−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く;
10は水素またはC1−8−アルキルであり;
11は、水素、C1−8−アルキル、−C(O)R、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)NRまたは−S(O)であり;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルからなる群から選択される。
式(I)の1実施形態において、ZはNである。式(I)の別の実施形態において、ZはCR4bである。
式(I)の1実施形態において、Aはチアゾリル、ピリジニルまたはピロリルである。式(I)の別の実施形態において、Aはチアゾリルである。
式(I)の1実施形態において、Xは−CH−であり、mは1であり、nは1である。式(I)の別の実施形態において、Xは−NR−であり、mは1であり、nは1または2である。式(I)の別の実施形態において、XはOであり、mは1であり、nは1である。式(I)の別の実施形態において、Xは−SO−であり、mは1であり、nは2である。式(I)の別の実施形態において、Xは−S−であり、mは1であり、nは2である。式(I)の別の実施形態において、Xは−CH−または−NR−であり、mは1であり、nは1である。
式(I)の1実施形態において、Rは−ORまたは−NR1011である。式(I)の別の実施形態において、Rは−OHまたはNHである。式(I)の別の実施形態において、Rはフルオロである。
式(I)の1実施形態において、Rは水素である。
式(I)の1実施形態において、Rは水素である。
式(I)の1実施形態において、R4aおよびR4bはそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはC1−4−アルキルである。式(I)の別の実施形態において、R4aは水素であり、R4bはハロゲンである。式(I)のさらに別の実施形態において、R4aは水素であり、R4bはクロロである。式(I)のさらに別の実施形態において、R4aは水素であり、R4bはフルオロである。
式(I)の別の実施形態において、Bはフェニル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジル、ピロリル、イミダジル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。式(I)のさらに別の実施形態において、Bはインドリル、イソインドリル、インダゾリル、イソインダゾリル、キノリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、イソインドリル、インドリルまたはピラゾロ[1,5−a]ピリジンである。式(I)のさらに別の実施形態において、Bはピリジン、テトラヒドロピリジン、ピラゾールまたはフェニルである。
式(I)の1実施形態において、Bは置換されていない。
式(I)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、RはC1−8−アルキルであり、前記C1−8−アルキルは、独立にR、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から選択される1個もしくは2個の置換基で置換されていても良く、RはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良い複素環アルキルであり、R、R、R、R、RおよびRは独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(I)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、Rは複素環アルキルであり、前記複素環アルキルはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良く、R、RおよびRは独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(I)のさらに別の実施形態において、BはRで置換されており、pは1、2または3であり、Rはハロゲン、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)OR、−NRC(O)R、−NHSO、−C(O)NR、−SOまたは−SONRNRからなる群から選択され;R、RおよびRは独立に、水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
本発明の別の態様は、下記式(II)の構造を有する化合物またはそれの医薬として許容される塩に関するものである。
Figure 2013526543
式中、
Bはアリール、ヘテロアリール、複素環アルケニルまたは−CH=CH−であり;
Xは−CH−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−または−SO−であり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
pは0、1、2、3または4であり;
は、ハロゲン、−ORまたは−NR1011であり;
4bは、水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−アルキル、C1−4−ハロアルキル、−OR、−NR;−C(O)OR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHRまたは−NHSOであり;
は、R、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOまたは−SONRNRであり;
は、C1−8−アルキル、アリールまたは複素環であり、前記RのC1−8−アルキル置換基はR、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;(b)前記Rのアリールまたは複素環置換基は、独立にC1−8−アルキル、アリール、複素環、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルであり、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルはC1−8−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRで置換されていても良く;
は、水素、C1−8−アルキルまたは−C(O)C1−8−アルキルであり;
は、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルであり、前記C1−8−アルキルは−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く、Rのフェニルまたはベンジル環は−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く;
10は、水素またはC1−8−アルキルであり;
11は、水素、C1−8−アルキル、−C(O)R、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)NRまたは−S(O)であり;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジル独立にからなる群から選択される。
式(II)の1実施形態において、Xは−CH−であり、mは1であり、nは1である。式(II)の別の実施形態において、Xは−NR−であり、mは1であり、nは1または2である。式(II)の別の実施形態において、XはOであり、mは1であり、nは1である。式(II)の別の実施形態において、Xは−SO−であり、mは1であり、nは2である。式(II)の別の実施形態において、Xは−S−であり、mは1であり、nは2である。式(II)の別の実施形態において、Xは−CH−または−NR−であり、mは1であり、nは1である。
式(II)の1実施形態において、Rは−ORまたは−NR1011である。式(II)の別の実施形態において、Rは−OHまたはNHである。式(II)の別の実施形態において、Rはフルオロである。
式(II)の1実施形態において、R4bはクロロである。式(II)のさらに別の実施形態において、R4bはフルオロである。
式(II)の別の実施形態において、Bはフェニル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジル、ピロリル、イミダジル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。式(II)のさらに別の実施形態において、Bはインドリル、イソインドリル、インダゾリル、イソインダゾリル、キノリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、イソインドリル、インドリルまたはピラゾロ[1,5−a]ピリジンである。式(II)のさらに別の実施形態において、Bはピリジン、テトラヒドロピリジン、ピラゾールまたはフェニルである。
式(II)の1実施形態において、Bは置換されていない。
式(II)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、RはC1−8−アルキルであり、前記C1−8−アルキルは、独立にR、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から選択される1個もしくは2個の置換基で置換されていても良く、RはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良い複素環アルキルであり、R、R、R、R、RおよびRは独立に、水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(II)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、Rは複素環アルキルであり、前記複素環アルキルはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良く、R、RおよびRは独立に、水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(II)のさらに別の実施形態において、BはRで置換されており、pは1、2または3であり、Rはハロゲン、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)OR、−NRC(O)R、−NHSO、−C(O)NR、−SOまたは−SONRNRからなる群から選択され;R、RおよびRは独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
本発明の別の態様は、下記式(IIa)または(IIb)の構造を有する化合物に関するものである。
Figure 2013526543
式中、B、R、R4b、R、Rおよびpは本明細書で定義の通りである。
式(IIa)または式(IIb)の1実施形態において、RはOHおよびNHである。
式(IIa)または式(IIb)の1実施形態において、R4bはクロロまたはフルオロである。
式(IIa)または式(IIb)の1実施形態において、Bはフェニルである。式(IIa)または式(IIb)の別の実施形態において、Bはピラゾリルである。
本発明の別の態様は、下記式(III)の構造を有する化合物またはそれの医薬として許容される塩に関するものである。
Figure 2013526543
式中、
Bは、アリール、ヘテロアリール、複素環アルケニルまたは−CH=CH−であり;
Xは、−CH−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−または−SO−であり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
pは0、1、2、3または4であり;
は、ハロゲン、−ORまたは−NR1011であり;
は、R、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOまたは−SONRNRであり;
は、C1−8−アルキル、アリールまたは複素環であり、前記RのC1−8−アルキル置換基はR、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;(b)前記Rのアリールまたは複素環置換基は独立にC1−8−アルキル、アリール、複素環、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルであり、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルはC1−8−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRで置換されていても良く;
は、水素、C1−8−アルキルまたは−C(O)C1−8−アルキルであり;
は、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルであり、前記C1−8−アルキルは−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く、Rのフェニルまたはベンジル環は−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く;
10は、水素またはC1−8−アルキルであり;
11は、水素、C1−8−アルキル、−C(O)R、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)NRまたは−S(O)であり;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルからなる群から選択される。
式(III)の1実施形態において、Xは−CH−であり、mは1であり、nは1である。式(III)の別の実施形態において、Xは−NR−であり、mは1であり、nは1または2である。式(III)の別の実施形態において、XはOであり、mは1であり、nは1である。式(III)の別の実施形態において、Xは−SO−であり、mは1であり、nは2である。式(III)の別の実施形態において、Xは−S−であり、mは1であり、nは2である。式(III)の別の実施形態において、Xは−CH−または−NR−であり、mは1であり、nは1である。
式(III)の1実施形態において、Rは−ORまたは−NR1011である。式(III)の別の実施形態において、Rは−OHまたはNHである。式(II)の別の実施形態において、Rはフルオロである。
式(III)の別の実施形態において、Bは、フェニル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジル、ピロリル、イミダジル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。式(III)のさらに別の実施形態において、Bは、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、イソインダゾリル、キノリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、イソインドリル、インドリルまたはピラゾロ[1,5−a]ピリジンである。式(II)のさらに別の実施形態において、Bは、ピリジン、テトラヒドロピリジン、ピラゾールまたはフェニルである。
式(III)の1実施形態において、Bは置換されていない。
式(III)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、RはC1−8−アルキルであり、前記C1−8−アルキルは、独立にR、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から選択される1個もしくは2個の置換基で置換されていても良く、RはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良い複素環アルキルであり、R、R、R、R、RおよびRは独立に、水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(III)の1実施形態において、BはRで置換されており、pは1であり、Rは複素環アルキルであり、前記複素環アルキルはC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良く、R、RおよびRは独立に、水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される。
式(III)のさらに別の実施形態において、BはRで置換されており、pは1、2または3であり、Rはハロゲン、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)OR、−NRC(O)R、−NHSO、−C(O)NR、−SOまたは−SONRNRからなる群から選択され;R、RおよびRは独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良い。
本発明の別の態様は、下記式(IIIa)または(IIIb)の構造を有する化合物に関するものである。
Figure 2013526543
式中、B、R、R、Rおよびpは本明細書で定義の通りである。
式(IIIa)または式(IIIb)の1実施形態において、RはOHおよびNHである。
式(IIIa)または式(IIIb)の1実施形態において、Bはフェニルである。式(IIIa)または式(IIIb)の別の実施形態において、Bはピラゾリルである。
本発明の一部であると想定される具体的な実施形態には、例えば
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−フルオロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−(5−{2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
5−クロロ−4−{2−[1−(メトキシメトキシ)シクロブチル]−1,3−チアゾール−5−イル}−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
5−クロロ−4−[2−(1−メトキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−フルオロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸;
1−{5−[5−クロロ−2−(1−{2−[シクロプロピル(メチル)アミノ]エチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
5−クロロ−4−(2−{3−[(4−メトキシベンジル)オキシ]オキセタン−3−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
1−{5−[5−クロロ−2−(5−ピペリジン−3−イル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピロリジン−3−オール;
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(3−フルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸;
(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)酢酸;
(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(2−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(2−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−ピペリジン−4−イル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メチルフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メトキシフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
1−{5−[5−クロロ−2−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}ベンゾニトリル;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
3−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
N〜1〜−(3−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メチルフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
N〜1〜−(2−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
2−(4−{5−フルオロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(メチルスルホニル)アセトアミド;
1−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メトキシフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(1,4−ジオキサン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
4−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピペラジン−2−オン;
1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−クロロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[5−フルオロ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−(5−{5−フルオロ−2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−[5−(5−フルオロ−2−キノリン−6−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
3−[5−(5−フルオロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
3−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−オール;
3−(5−{2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
3−(5−{5−フルオロ−2−[3−フルオロ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
3−[5−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
3−[5−(2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
3−[5−(5−フルオロ−2−{4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルアゼチジン−3−オール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,4−ジオキサン−2−イルカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−{5−[2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−オール;
1−(5−{2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N−(4−メトキシベンジル)アミン;
1−{1−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロブタノール;
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルピロリジン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
1−(5−{5−フルオロ−2−[2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクト−5−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタンアミン;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)アセトアミド;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)ベンズアミド;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−エチル尿素;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)メタンスルホンアミド;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルアゼチジン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
1−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素;
N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチル尿素;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチルアミン;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−エチルピロリジン−3−オール;
1−アセチル−3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド;
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−フェニル尿素;
N−ベンジル−N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素;
3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
1−{3−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}シクロブタノール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
3−[5−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルピロリジン−3−オール;
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}ピリジン−2−イル)シクロブタノール;
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール;
3−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)オキセタン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
2−[4−{5−クロロ−4−[2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド;
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール;
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピロリジン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール;
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド;
N−[3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル]−N′−フェニル尿素;
3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−アミン;
N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)アセトアミド;
N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)−N′−フェニル尿素;
N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)尿素;
3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン;
N−[3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル]アセトアミド;
1−(5−{5−クロロ−2−[(1E)−3−ピロリジン−1−イルプロプ−1−エンイル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
1−[5−(6−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
1−(5−{6−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
1−{5−[6−(4−モルホリン−4−イルフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;および
1−(5−{6−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
などの式(I)の化合物などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の化合物は、RまたはS配置で不斉置換炭素原子を含む場合があり、「R」および「S」という用語は、文献(Pure Appl.Chem.(1976)45,13−10)で定義の通りである。RおよびS配置を等量で含む不斉置換炭素原子を有する化合物は、それらの原子でラセミ体である。他方に対して一方の配置が過剰である原子は、過剰にその配置に割り当てられ、好ましくは約85%から90%の過剰、より好ましくは約95%から99%の過剰、さらに好ましくは約99%超の過剰である。従って本発明は、その化合物のラセミ混合物、相対および絶対ジアステレオマーを包含するものである。
本発明の化合物は、EまたはZ配置で炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含むこともでき、「E」という用語は炭素−炭素または炭素−窒素二重結合の反対側に、カーン−インゴルド−プレログ順位則による決定で相対的に順位の高い2個の置換基があることを表し、「Z」という用語は炭素−炭素または炭素−窒素二重結合の同じ側に相対的に順位の高い2個の置換基があることを表す。本発明の化合物は、「E」および「Z」異性体の混合物として存在することもできる。
本発明の化合物は、化合物のプロトンが一つの原子から別の原子に移動する互変異体またはそれの平衡混合物としても存在し得る。互変異体の例には、ケト−エノール、フェノール−ケト、オキシム−ニトロソ、ニトロ−aci、イミン−エナミンなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明はまた、一部において、式(I)の化合物の全ての塩に関するものでもある。化合物の塩は、例えば多様な温度および湿度での医薬的安定性増進または水その他の溶媒中での望ましい溶解度などの塩の特性のうちの1以上のゆえに有利である場合がある。塩を患者に投与しようとする場合(例えばイン・ビトロの文脈での使用の場合とは対照的に)、その塩は好ましくは、医薬として許容されるか、ないしは生理的に適合性である。「医薬として許容される」という用語は、本特許出願においては、修飾される名詞が医薬製品としてまたは医薬製品の一部としての使用に適していることを意味するのに形容詞的に使用される。医薬として許容される塩には、アルカリ金属塩を形成したり、遊離酸もしくは遊離塩基の付加塩を形成するのに一般に用いられる塩などがある。概して、これらの塩は代表的には、例えば適切な酸もしくは塩基を本発明の化合物を反応させることで従来の手段によって製造することができる。
式(I)の化合物の医薬として許容される酸付加塩は、無機酸もしくは有機酸から製造することができる。多くの場合で好適な無機酸の例には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸などがある。好適な有機酸には通常、例えば脂肪族、脂環式、芳香族、アラリファティック、複素環式、カルボン酸およびスルホン酸類の有機酸などがある。多くの場合で好適な有機酸の具体例には、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、グリコール酸塩、グルコン酸塩、ジグルコン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、グルクロン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、ピバリン酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、安息香酸塩、アントラニル酸塩、メシル酸塩、ステアリン酸塩、サリチル酸塩、p−ヒドロキシ安息香酸塩、フェニル酢酸塩、マンデル酸塩、エンボン酸塩(パモ酸塩)、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パントテン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、スルファニル酸塩、シクロヘキシルアミノスルホン酸塩、アルゲン酸(algenic acid)、β−ヒドロキシ酪酸、ガラクタル酸塩、ガラクツロン酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ドデシル硫酸塩、グリコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(palmoate)、ペクチン酸塩、2−ナフタレスルホン酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩およびウンデカン酸塩などがある。
式(I)の化合物の医薬として許容される塩基付加塩には、例えば金属塩および有機塩などがある。好ましい金属塩には、アルカリ金属(Ia族)塩、アルカリ土類金属(IIa族)塩および他の生理的に許容される金属塩などがある。そのような塩は、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛から製造することができる。好ましい有機塩は、トロメタミン、ジエチルアミン、N,N′−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインなどのアミン類から製造することができる。塩基性窒素含有基は、低級アルキル(C−C)ハライド(例:塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、プロピルおよびブチル)、硫酸ジアルキル(例:硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミル)、長鎖ハライド(例:塩化、臭化およびヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル)、アリールアルキルハライド(例:臭化ベンジルおよびフェネチル)およびその他などの薬剤で4級化することができる。
あらゆるレベルの純度(純粋品および実質的に純粋品を含む)を有する式(I)の化合物(およびそれの塩)が、本願人の発明の範囲に含まれる。化合物/塩/異性体に関連しての「実質的に純粋」という用語は、その化合物/塩/異性体を含む製造物/組成物が約85重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約90重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約95重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約97重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約99重量%を超える化合物/塩/異性体を含むことを意味する。
化合物の製造
本発明の化合物は、合成化学プロセスによって製造することができ、それの例を以下に示す。それらプロセス中の段階の順序は変えることができ、試薬、溶媒および反応条件を具体的に言及されているものから代えることが可能であり、弱い部分を必要に応じて保護および脱保護することが可能であることは理解すべきである。
C(O)OH部分の保護基には、アセトキシメチル、アリル、ベンゾイルメチル、ベンジル、ベンジルオキシメチル、tert−ブチル、tert−ブチルジフェニルシリル、ジフェニルメチル、シクロブチル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロプロピル、ジフェニルメチルシリル、エチル、パラ−メトキシベンジル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、メチル、メチルチオメチル、ナフチル、パラ−ニトロベンジル、フェニル、n−プロピル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、トリフェニルメチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
C(O)およびC(O)H部分の保護基には、1,3−ジオキシルケタール、ジエチルケタール、ジメチルケタール、1,3−ジチアニルケタール、O−メチルオキシム、O−フェニルオキシムなどがあるが、これらに限定されるものではない。
NH部分の保護基には、アセチル、アラニル、ベンゾイル、ベンジル(フェニルメチル)、ベンジリデン、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ジフェニルメチル、ジフェニルホスホリル、ホルミル、メタンスルホニル、パラ−メトキシベンジルオキシカルボニル、フェニルアセチル、フタロイル、スクシニル、トリクロロエトキシカルボニル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、トリメチルシリル、トリフェニルメチル、トリフェニルシリル、パラ−トルエンスルホニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
OHおよびSH部分の保護基には、アセチル、アリル、アリルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、ベンゾイル、ベンジル、tert−ブチル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、ジフェニルメチル、ホルミル、メタンスルホニル、メトキシアセチル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、パラ−メトキシベンジル、メトキシカルボニル、メチル、パラ−トルエンスルホニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエチル、トリフェニルメチル、2−(トリフェニルホスホニオ)エトキシカルボニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
Figure 2013526543
図式1に示したように、チアゾールをn−ブチルリチウムと反応させ、次に式(1)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)と反応させて、式(2)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて低温で行う。式(2)の化合物のヒドロキシル基を、当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、好適な保護基を使用して保護して、式(3)の化合物を得ることができる。式(3)の化合物から、それを低温でn−ブチルリチウムと反応させ、次にトリブチルスズクロライドと反応させて、有機スズ式(4)の化合物(PGは好適な保護基である。)を製造することができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能なスティルカップリング条件を用い、式(4)の化合物を式(5)の化合物(Zは本明細書に記載の通りであり、Xは好適なハロゲンであり、PGは好適な保護基である。)と反応させて、式(6)の化合物を得ることができる。式(6)の化合物から、それをリチウムジイソプロピルアミドと低温で反応させ、次にヨウ素と反応させることで、式(7)の化合物を製造することができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行う。スティルまたはスズキカップリング反応に関して当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて、式(7)の化合物を適切な有機スズ化合物またはボロン酸と反応させて、式(8)の化合物(B、Rおよびpは本明細書に記載の通りである。)を得ることができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて式(8)の化合物の脱保護を行って、本発明の化合物を代表するものである式(9)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式2に示したように、チアゾールをn−ブチルリチウムと反応させ、次に2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−オンと反応させて、2,2−ジメチル−5−(チアゾール−2−イル)−1,3−ジオキサン−5−オールを得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて低温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、好適な保護基PGを用いて2,2−ジメチル−5−(チアゾール−2−イル)−1,3−ジオキサン−5−オールを保護して、式(10)の化合物を得ることができる。式(10)の化合物を塩化銅(II)・2水和物と反応させて、式(11)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、メタノールなど(これに限定されるものではない)の溶媒中高温で行う。式(11)の化合物から、それをn−ブチルリチウムと次にパラ−トルエンスルホニルクロライドと反応させ、次にn−ブチルリチウムを高温で加えることで、式(13)の化合物を製造することができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行う。
Figure 2013526543
図式3に示したように、図式1に記載の方法に従って製造することができる式(9)の化合物(X、Z、B、R、p、mおよびnは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を、水素化ナトリウム次に式R−Xの化合物(Xは好適なハライドであり、Rは本明細書に記載の通りである。)と反応させて、式(14)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、N,N−ジメチルホルムアミドなど(これに限定されるものではない)の溶媒中環境温度で行う。
Figure 2013526543
図式4に示したように、式(15)の化合物から、それをシアン化亜鉛およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムと反応させることで、式(16)の化合物(X、Z、mおよびnは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を製造することができる。その反応は代表的には、マイクロ波リアクターにおいて高温で1−メチル−2−ピロリジノンなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行う。トリエチルアミンなど(これに限定されるものではない)の塩基の存在下に、式(16)の化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させて、式(17)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、エタノール、水またはこれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中にて高温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、式(17)の化合物を式RC(O)OHの化合物(Rは本明細書に記載の通りである。)とカップリングさせて、式(18)の化合物を得ることができる。式(18)の化合物を高温で加熱して、式(19)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、トルエンなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中で行う。R当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて保護基PGの脱離を行って、本発明の化合物を代表するものである式(20)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式5に示したように、トリエチルアミンなど(これに限定されるものではない)の塩基および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)など(これの限定されるものではない)の触媒の存在下に、式(15)の化合物(X、Z、mおよびnは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を一酸化炭素およびメタノールと反応させて、式(21)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、メタノール、アセトニトリルまたはこれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中高温および加圧下に行う。式(21)の化合物から、それを水酸化ナトリウムなど(これらに限定されるものではない)の水系塩基と反応させることで、式(22)の化合物を製造することができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて、式(22)の化合物を、式RC(NH)=NOHの化合物(Rは本明細書に記載の通りである。)とカップリングさせて、式(23)の化合物を得ることができる。式(23)の化合物を高温で加熱して、式(24)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、1−メチル−2−ピロリジノンなど(これらに限定されるものではない)の溶媒中で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて、保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(25)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式6に示したように、当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、式(8)の化合物(X、Z、B、R、p、mおよびnは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)における一つの保護基PGの脱離を行って、式(26)の化合物を得ることができる。酢酸など(これに限定されるものではない)の酸の存在下に、式(26)の化合物を、ホルマリンおよび式NHR1213のアミン(R12およびR13はそれぞれ独立に水素、アルキルであるか、一体となって複素環を形成している。)と反応させて、式(27)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、高温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて、保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(28)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式7に示したように、式(1)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)をモレキュラーシーブスの存在下に(4−メトキシフェニル)メタンアミンと反応させて、式(33)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、ジエチルエーテルなど(これに限定されるものではない)の脱水溶媒中室温で行う。チアゾールを低温でn−ブチルリチウムと、次に式(33)の化合物および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテラートの混合物と反応させて、式(34)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフラン、トルエンまたはこれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の脱水溶媒中で行う。式(34)の化合物から、それを低温でリチウムジイソプロピルアミドと、次にトリブチルスズクロライドと反応させることで、有機スズ式(35)の化合物を製造することができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能なスティルカップリング条件を用い、式(35)の化合物を式(36)の化合物(Z、B、Rおよびpは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基であり、本明細書に記載の方法に従って製造することができる。)と反応させて、式(37)の化合物を得ることができる。式(37)の化合物から、それを2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノンと反応させることで、式(38)の化合物を製造することができる。その反応は代表的には、ジクロロメタン、水またはこれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中、環境温度で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な条件を用いて式(38)の化合物をアルキル化またはアシル化して、式(39)の化合物を得ることができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な条件を用いて保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(40)の化合物が得られる。
Figure 2013526543
図式8に示したように、式(36)の化合物(Z、B、Rおよびpは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を、4−ブロモ−1H−ピラゾールの存在下に炭酸カリウムなど(これに限定されるものではない)の塩基と反応させて、式(41)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、1−メチル−2−ピロリジノンなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて高温で行う。式(1)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)を、n−ブチルリチウムおよび式(41)の化合物の溶液と反応させて、式(33)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて低温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な条件を用いて保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(43)の化合物が得られる。
Figure 2013526543
図式9に示したように、当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて、式(44)の化合物(Z、mおよびnは本明細書に記載の通りであり、各PGは好適な保護基である。)における保護基PGのうちの二つを脱離させることで、式(45)の化合物を得ることができる。式(45)の化合物から、それを当業者に公知で文献で広く利用可能な還元的アミノ化条件下に式RC(O)Hのアルデヒドと、または当業者に公知で文献で広く利用可能なカップリング条件下に式RC(O)OHの酸と反応させることで、式(46)の化合物を製造して、式(46)の化合物を得ることができる。スティルまたはスズキカップリング反応について当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、式(46)の化合物(B、Rおよびpは本明細書に記載の通りである。)から、それを適切な有機スズ化合物またはボロン酸と反応させることで式(47)の化合物を製造して、式(47)の化合物を得ることができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて最後の保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(48)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式10に示したように、当業者に公知で文献で広く利用可能なスティルカップリング条件を用い、式(36)の化合物(Z、B、Rおよびpは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を5−(トリブチルスタンニル)チアゾールと反応させて、式(49)の化合物を得ることができる。式(49)の化合物をn−ブチルリチウム次に式(1)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)で処理して、式(50)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中低温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて最後の保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(51)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式11に示したように、式(36)の化合物(Z、B、Rおよびpは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を、シアン化亜鉛およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムと反応させて、式(52)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、マイクロ波合成装置において高温でN−メチルピロリジンなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて行う。トリエチルアミンなど(これに限定されるものではない)の塩基の存在下に式(52)の化合物をヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させることで、式(53)の化合物を製造することができる。その反応は代表的には、エタノール、水またはこれらの混合物など(これらに限定されるものではない)の溶媒中高温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能なカップリング条件を用い、式(53)の化合物を式(53A)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)と反応させて、式(54)の化合物を得ることができる。トルエンなど(これに限定されるものではない)の溶媒中にて式(54)の化合物を加熱することで、式(55)の化合物を製造することができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて最後の保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(56)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式12に示したように、5−ブロモ−2−ヨードピリジンを、イソプロピルマグネシウムクロライドなど(これに限定されるものではない)のグリニャル試薬と、次に式(1)の化合物(X、nおよびmは本明細書に記載の通りである。)、次にn−ブチルリチウムと、次にトリブチルスズクロライドと反応させて、式(58)の化合物を得ることができる。その反応は代表的には、テトラヒドロフランなど(これに限定されるものではない)の溶媒中、低温で、中間体を単離することなく「ワンポット」で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能なスティルカップリング条件を用い、式(37)の化合物(Z、B、Rおよびpは本明細書に記載の通りであり、PGは好適な保護基である。)を式(58)の化合物と反応させて、式(59)の化合物を得ることができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用い、最後の保護基PGを脱離させることで、本発明の化合物を代表するものである式(60)の化合物を得ることができる。
Figure 2013526543
図式13に示したように、3−ヒドロキシ−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを、NaH、次にブロモ酢酸と反応させて、2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イルオキシ)酢酸を得ることができる。その反応は代表的には、N,N−ジメチルホルムアミドなど(これに限定されるものではない)の溶媒中で行い、代表的には高温を必要とする。次に、2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イルオキシ)酢酸をN,N−ジメチルホルムアミドの存在下にオキサリルクロライドで、次にメタノールで処理することで、3−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを得ることができる。そのオキサリルクロライドは代表的には低温で加え、次にメタノールを室温で加える。ジクロロメタンなど(これに限定されるものではない)の追加の溶媒を用いても良い。メタノールなど(これに限定されるものではない)の溶媒中、NaBHを用いて環境温度で、3−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの3−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルへの還元を行うことができる。4−ジメチルアミノピリジンおよびトリエチルアミンなど(これに限定されるものではない)の塩基の存在下に、3−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをパラ−トルエンスルホニルクロライドと反応させることで、ヒドロキシル基を保護することができる。その反応は代表的には、ジクロロメタンなど(これに限定されるものではない)の溶媒中環境温度で行う。ジクロロメタン中にてトリフルオロ酢酸によってBoc基を脱保護し、次に炭酸カリウムを加えることで、5−(チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタンが得られる。5−(チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの冷溶液にリチウムジイソプロピルアミドを加え、次にトリブチルスズクロライドを加えて、5−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタンを得ることができる。その反応は代表的には、低温で行う。当業者に公知で文献で広く利用可能なスティルカップリング条件を用いて式(7)の化合物を5−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタンと反応させて、式(61)の化合物を得ることができる。当業者に公知で文献で広く利用可能な方法を用いて最後の保護基PGの脱離を行って、本発明の化合物を代表するものである式(62)の化合物を得ることができる。
組成物
別の態様において本発明は、代表的には式(I)の化合物および医薬として許容される担体を含むヒトおよび動物でのキナーゼ活性を調節するための医薬組成物を提供する。
式(I)を有する化合物は、例えば口腔投与、眼球投与、経口投与、浸透圧投与、非経口投与(筋肉投与、腹腔内投与、胸骨内投与、静脈投与、皮下投与)、直腸投与、局所投与、経皮投与、膣投与および動脈投与、ならびに動脈注射、注入および例えば血管などの身体への設置で投与することができる。
式(I)を有する化合物は、賦形剤とともにまたはそれを用いずに投与することができる。
賦形剤には、カプセル化剤および吸収促進剤、酸化防止剤、結合剤、緩衝剤、コーティング剤、着色剤、希釈剤、崩壊剤、乳化剤、増量剤、充填剤、香味剤、保湿剤、潤滑剤、芳香剤、保存剤、推進剤、離型剤、滅菌剤、甘味剤、可溶化剤、湿展剤、これらの混合物などの添加剤などがあるが、これらに限定されるものではない。
固体で経口的に投与される式(I)を有する化合物を含む組成物の製造用の賦形剤には、寒天、アルギン酸、水酸化アルミニウム、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、1,3−ブチレングリコール、カルボマー類、ヒマシ油、セルロース、酢酸セルロース、カカオバター、コーンスターチ、トウモロコシ油、綿実油、クロス−ポビドン、ジグリセリド類、エタノール、エチルセルロース、ラウリン酸エチル、オレイン酸エチル、脂肪酸エステル、ゼラチン、胚芽油、グルコース、グリセリン、落花生油、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、イソプロパノール、等帳性生理食塩水、乳糖、水酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、麦芽、マニトール、モノグリセリド類、オリーブ油、ピーナッツ油、リン酸カリウム塩類、ジャガイモデンプン、ポビドン、プロピレングリコール、リンゲル液、紅花油、ゴマ油、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、リン酸ナトリウム塩類、ラウリル硫酸ナトリウム、ナトリウムソルビトール、大豆油、ステアリン酸類、フマル酸ステアリル、ショ糖、界面活性剤、タルク、トラガカント、テトラヒドロフルフリルアルコール、トリグリセリド類、水、これらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。眼球投与または経口投与される式(I)を有する化合物を含む組成物の製造における賦形剤には、1,3−ブチレングリコール、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、エタノール、ソルビタンの脂肪酸エステル、胚芽油、落花生油、グリセリン、イソプロパノール、オリーブ油、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、ゴマ油、水、それらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。浸透圧的に投与される式(I)を有する本発明の化合物を含む組成物を製造する上での賦形剤には、クロロフルオロカーボン類、エタノール、水、それらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。非経口的に投与される式(I)を有する化合物を含む組成物の製造における賦形剤には、1,3−ブタンジオール、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、ブドウ糖、胚芽油、落花生油、リポソーム類、オレイン酸、オリーブ油、ピーナツ油、リンゲル液、紅花油、ゴマ油、大豆油、U.S.P.または等張性塩化ナトリウム溶液、水、それらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。直腸投与または膣投与される式(I)を有する化合物を含む組成物の製造における賦形剤には、カカオバター、ポリエチレングリコール、ロウ、それらの混合物などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の医薬組成物および方法は、上記の病的状態の治療に通常用いられる本明細書に示した他の治療活性化合物をさらに含むことができる。
使用方法
別の態様において本発明は、本発明の化合物または組成物を用いて哺乳動物でのキナーゼ類の媒介、過剰発現または異常調節が関与する疾患または状態を治療または予防する方法を提供する。特に、本発明の化合物は、いずれかまたは全てのオーロラキナーゼファミリー構成員などのタンパク質キナーゼが発現されている疾患または状態の治療において有用であると期待される。さらに別の態様において、本発明の化合物は、いずれかまたは全てのKDR(VEGFR2)ファミリー構成員などのタンパク質キナーゼが発現されている疾患または状態の治療において有用であると期待される。
1群の実施形態において、キナーゼ阻害薬で治療可能なヒトその他の動物の疾患および状態には、聴神経腫、急性白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病(単球性、骨髄芽球性、腺癌、血管肉腫、星細胞腫、骨髄単球性および前骨髄球性)、急性T細胞白血病、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、脳癌、乳癌、気管支癌、子宮頸癌、軟骨肉腫、脊索腫、絨毛癌、慢性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性(顆粒球性)白血病、慢性骨髄性白血病、大腸癌、結腸直腸癌、頭蓋咽頭腫、嚢胞腺癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、増殖機能異常変化(異形成症および化生)、胚性癌腫、子宮体癌、上皮肉腫、上衣細胞腫、上皮癌、赤白血病、食道癌、エストロゲン受容体陽性乳癌、本態性血小板血症、ユーイング腫瘍、線維肉腫、濾胞性リンパ腫、胚細胞精巣癌、神経膠腫、重鎖病、血管芽細胞腫、肝臓癌、肝細胞癌、ホルモン非感受性前立腺癌、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、肺癌、リンパ管内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ芽球性白血病、リンパ腫(ホジキンおよび非ホジキン)、悪性腫瘍および膀胱、乳房、結腸、肺、卵巣、膵臓、前立腺、皮膚および子宮の過剰増殖性障害、T細胞またはB細胞起源のリンパ性悪性疾患、白血病、リンパ腫、髄様癌、髄芽腫、メラノーマ、髄膜腫、中皮腫、多発性骨髄腫、骨髄性白血病、骨髄腫、粘液肉腫、神経芽細胞腫、非小細胞肺癌、乏突起細胞腫、口腔癌、骨原性肉腫、卵巣癌、膵臓癌、乳頭腺癌、乳頭癌、松果体腫、真性赤血球増加症、前立腺癌、直腸癌、腎細胞癌、網膜芽細胞腫、横紋筋肉腫、肉腫、脂腺癌、精上皮腫、皮膚癌、小細胞肺癌、固形腫瘍(癌および肉腫)、小細胞肺癌、胃癌、扁平上皮癌、滑液腫瘍、汗腺癌、甲状腺癌、ヴァルデンストレームマクログロブリン血症、精巣腫瘍、子宮癌およびウィルムス腫瘍などがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の方法では代表的には、治療的処置を必要とする対象者に対して有効量の式(I)の化合物の投与を行う。式(I)を有する化合物の治療上有効量は、治療を受ける対象者、処置する疾患およびそれの重度、それを含む組成物、投与時刻、投与経路、処置期間、効力、クリアランス速度および別の薬剤の併用投与の有無によって決まる。患者に対して単回投与または分割投与で1日に投与される組成物を製造するのに用いられる式(I)の化合物の量は、約0.03から約200mg/kgである。単回投与組成物は、これらの量またはそれの分割量の組み合わせを含む。
併用療法
本発明はさらに、1以上の別の活性薬剤と組み合わせて本発明の化合物または組成物を使用する方法も提供する。
式(I)を有する化合物は、アルキル化剤、血管新生阻害薬、抗生物質、代謝拮抗剤、有糸分裂阻害剤、抗増殖剤、抗生物質、オーロラキナーゼ阻害薬、アポトーシス促進剤(例:Bcl−xL、Bcl−w、Bfl−1)阻害薬、死受容体経路の活性化剤、Bcr−Ab1キナーゼ阻害薬、BiTE(二重特異性T細胞誘引体)、抗体薬複合体、生物反応修飾物質、サイクリン依存型キナーゼ阻害薬、細胞周期阻害薬、シクロオキシゲナーゼ−2阻害薬、DVD類、白血病ウィルス発癌遺伝子相同体(ErbB2)受容体阻害薬、増殖因子阻害薬、熱ショックタンパク質(HSP)−90阻害薬、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害薬、ホルモン療法薬、免疫剤、アポトーシスタンパク質の阻害薬(IAP類)、挿入(intercalating)抗生物質、キナーゼ阻害薬、キネシン阻害薬、Jak阻害薬、ラパマイシン阻害薬の哺乳動物標的、ミクロRNA、マイトジェン活性化細胞外シグナル調節キナーゼ阻害薬、多価結合タンパク質、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID類)、ポリADP(アデノシン二リン酸塩)−リボースポリメラーゼ(PARP)阻害薬、白金系化学療法薬、ポロ様キナーゼ(Plk)阻害薬、ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)阻害薬、プロテアソーム阻害薬、プリン類縁体、ピリミジン類縁体、受容体チロシンキナーゼ阻害薬、レチノイド類(etinoids)/デルトイド類、植物アルカロイド、低分子阻害性リボ核酸類(siRNA類)、トポイソメラーゼ阻害薬、ユビキチンリガーゼ阻害薬など、そしてこれら薬剤の1以上との組み合わせと併用すると有用であることが期待される。
BiTE抗体は、二つの細胞に同時に結合することで、T細胞を癌細胞に付着させる二重特異性抗体である。次に、T細胞は標的癌細胞を攻撃する。BiTE抗体の例には、アデカツムマブ(Micromet MT201)、ブリナツモマブ(Micromet MT103)などがある。理論による拘束を受けるものではないが、T細胞が標的癌細胞のアポトーシスを誘発する機序の一つは、パーフォリンおよびグランザイムBなどの細胞傷害性顆粒成分のエクソサイトーシスによるものである。これに関しては、Bcl−2が、パーフォリンおよびグランザイムBの両方によるアポトーシス誘発を減弱させることが明らかになっている。このデータは、Bcl−2の阻害が癌細胞を標的とした場合にT細胞が誘発する細胞傷害効果を促進する可能性があることを示唆している(V. R. Sutton, D.L. Vaux and J. A. Trapani, J. of Immunology 1997, 158(12), 5783)。
SiRNA類は、内因性RNA塩基または化学修飾ヌクレオチドを有する分子である。その修飾は、細胞活性を消滅させるものではなく、むしろ安定性強化および/または細胞効力強化をもたらすものである。化学修飾の例には、ホスホロチオエート基、2′−デオキシヌクレオチド、2′−OCH含有リボヌクレオチド類、2′−F−リボヌクレオチド類、2′−メトキシエチルリボヌクレオチド類、これらの組み合わせなどがある。siRNAは多様な長さ(例えば、10から200bps)および構造(例えば、ヘアピン、一本鎖/二本鎖、隆起、ニック/ギャップ、ミスマッチ)を有し、細胞中で処理されて、活性遺伝子サイレンシングを提供することができる。二本鎖siRNA(dsRNA)は、各鎖(平滑末端)または非対称末端(オーバーハング)上に同じ数のヌクレオチドを有することができる。1から2個ヌクレオチドのオーバーハングが、センス鎖および/またはアンチセンス鎖上に存在し、さらには所定の鎖の5′末端および/または3′末端に存在し得る。
多価結合タンパク質は、2以上の抗原結合部位を有する結合タンパク質である。多価結合タンパク質は、3以上の抗原結合部位を有するように操作され、一般には天然抗体ではない。「多特異性結合タンパク質」という用語は、2以上の関連するまたは関連しない標的に結合することができる結合タンパク質を意味する。二重可変ドメイン(DVD)結合タンパク質は、2以上の抗原結合部位を有する4価または多価の結合タンパク質である。そのようなDVDは、単一特異的、すなわち1個の抗原に結合することができるか、多特異的、すなわち2個以上の抗原に結合することができる。2個の重鎖DVDポリペプチドおよび2個の軽鎖DVDポリペプチドを含むDVD結合タンパク質は、DVD Igと称されるDVD Igの各半分は、1個の重鎖DVDポリペプチド、1個の軽鎖DVDポリペプチドおよび2個の抗原結合部位を有する。各結合部位は、1個の重鎖可変ドメインおよび1個の軽鎖可変ドメインを含み、合計6個のCDRが抗原結合部位当たりの抗原結合に関与する。多特異性DVDには、DLL4とVEGF、またはC−metとEFGR、またはErbB3とEGFRに結合するDVD結合タンパク質などがある。
アルキル化剤には、アルトレタミン、AMD−473、AP−5280、アパジコオン(apaziquone)、ベンダムスチン、ブロスタリシン(brostallicin)、ブスルファン、カルボコン、カルムスチン(BCNU)、クロラムブシル、クロレタジン(登録商標)(ラロムスチン、VNP40101M)、シクロホスファミド、デカルバジン、エストラムスチン、フォテムスチン、グルフォスファミド、イホスファミド、KW−2170、ロムスチン(CCNU)、マフォスファミド、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ナイトロジェンマスタードN−オキサイド、ラニムスチン、テモゾロマイド、チオテパ、トレアンダ(登録商標)(ベンダムスチン)、トレオスルファン、ロフォスファミドなどがある。
血管新生阻害薬には、内皮特異的受容体チロシンキナーゼ(Tie−2)阻害薬、上皮増殖因子受容体(EGFR)阻害薬、インシュリン増殖因子−2受容体(IGFR−2)阻害薬、マトリクスメタロプロテアーゼ−2(MMP−2)阻害薬、マトリクスメタロプロテアーゼ−9(MMP−9)阻害薬、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)阻害薬、トロンボスポンジン類縁体、血管上皮増殖因子受容体チロシンキナーゼ(VEGFR)阻害薬などがある。
代謝拮抗剤には、ALIMTA(登録商標)(メトレキセド(metrexed)・2ナトリウム、LY231514、MTA)、5−アザシチジン、XELODA(登録商標)(カペシタビン)、カルモフール、LEUSTAT(登録商標)(クラドリビン(cladribine))、クロファラビン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、シトシンアラビノシド、シタラビン、デフェロキサミン、ドキシフルリジン、エフロルニチン、EICAR(5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド)、エノシタビン、エトニルシチジン(ethnylcytidine)、フルダラビン、5−フルオロウラシル単独もしくはロイコボリンとの併用、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、ヒドロキシ尿素、ALKERAN(登録商標)(メルファラン)、メルカプトプリン、6−メルカプトプリンリボシド、メトトレキセート、ミコフェノール酸、ネララビン(nelarabine)、ノラトレキセド、オクフォセート(ocfosate)、ペリトレキソール(pelitrexol)、ペントスタチン、ラルチトレキセド(raltitrexed)、リバビリン、トリアピン(triapine)、トリメトレキセート、S−1、チアゾフリン、テガフール、TS−1、ビダラビン、UFTなどがある。
抗ウィルス薬には、リトナビル、ヒドロキシクロロキンなどがある。
オーロラキナーゼ阻害薬には、ABT−348、AZD−1152、MLN−8054、VX−680、オーロラA特異性キナーゼ阻害薬、オーロラB特異性キナーゼ阻害薬およびpan−オーロラキナーゼ阻害薬などがある。
Bclタンパク質阻害薬には、AT−101((−)ゴシポール)、ジェナセンス(登録商標)(G3139またはオブリメルセン(Bcl−2標的アンチセンスオリゴヌクレオチド))、IPI−194、IPI−565、N−(4−(4−((4′−クロロ(1,1′−ビフェニル)−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(ジメチルアミノ)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド)(ABT−737)、N−(4−(4−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチル−1−シクロヘキス−1−エン−1−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(モルホリン−4−イル)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−((トリフルオロメチル)スルホニル)ベンゼンスルホンアミド(ABT−263)、GX−070(オバトクラクス(obatoclax))などがある。
Bcr−Ab1キナーゼ阻害薬には、DASATINTB(登録商標)(BMS−354825)、GLEEVEC(登録商標)(イマチニブ)などがある。
CDK阻害薬には、AZD−5438、BMI−1040、BMS−032、BMS−387、CVT−2584、フラボピリドール、GPC−286199、MCS−5A、PD0332991、PHA−690509、セリシクリブ(CYC−202、R−ロスコビチン)、ZK−304709などがある。
COX−2阻害薬には、ABT−963、ARCOXIA(登録商標)(エトリコキシブ)、BEXTRA(登録商標)(バルデコキシブ)、BMS347070、CELEBREX(登録商標)(セレコキシブ)、COX−189(ルミラコキシブ)、CT−3、DERAMAXX(登録商標)(デラコキシブ)、JTE−522、4−メチル−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1−(4−スルファモイルフェニル−1H−ピロール)、MK−663(エトリコキシブ)、NS−398、パレコキシブ、RS−57067、SC−58125、SD−8381、SVT−2016、S−2474、T−614、VIOXX(登録商標)(ロフェコキシブ)などがある。
EGFR阻害薬には、ABX−EGF、抗−EGFr免疫リポゾーム類、EGF−ワクチン、EMD−7200、ERB1TUX(登録商標)(セテュキマブ)、HR3、IgA抗体、IRESSA(登録商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(登録商標)(エルロチニブまたはOSI−774)、TP−38、EGFR融合タンパク質、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)などがある。
ErbB2受容体阻害薬には、CP−724−714、CI−1033(カネルチニブ(canertinib))、ハーセプチン(登録商標)(トラスツズマブ)、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)、OMNITARG(登録商標)(2C4、ペツズマブ(petuzumab))、TAK−165、GW−572016(イオナファミブ(ionafamib))、GW−282974、EKB−569、PI−166、dHER2(HER2ワクチン)、APC−8024(HER−2ワクチン)、抗HER/2neu二重特異性抗体、B7.her2IgG3、ASHER2三官能性二重特異性抗体、mABAR−209、mAB2B−1などがある。
ヒストンデアセチラーゼ阻害薬には、デプシペプチド、LAQ−824、MS−275、トラポキシン(trapoxin)、スベロイラニリド・ヒドロキサム酸(SAHA)、TSA、バルプロ酸などがある。
HSP−90阻害薬には、17−AAG−nab、17−AAG、CNF−101、CNF−1010、CNF−2024、17−DMAG、ゲルダナマイシン、IPI−504、KOS−953、MYCOGRAB(登録商標)(HSP−90に対するヒト組換え抗体)、NCS−683664、PU24FC1、PU−3、ラジシコール(radicicol)、SNX−2112、STA−9090VER49009などがある。
アポトーシスタンパク質の阻害薬には、HGS−1029、GDC−0145、GDC−0152、LCL−161、LBW−242などがある。
抗体薬複合体には、抗−CD22−MC−MMAF、抗−CD22−MC−MMAE、抗−CD22−MCC−DM1、CR−011−vcMMAE、PSMA−ADC、MEDI−547、SGN−19AmSGN−35、SGN−75などがある。
死受容体経路の活性化剤には、TRAIL、抗体またはTRAILもしくは死受容体(例えば、DR4およびDR5)を標的とする他の薬剤、例えばアポマブ、コナツムマブ、ETR2−ST01、GDC0145、(レクサツムマブ)、HGS−1029、LBY−135、PRO−1762およびトラスツズマブなどがある。
キネシン阻害薬には、AZD4877、ARRY−520などのEg5阻害薬;GSK923295AなどのCENPE阻害薬などがある。
JAK−2阻害薬には、CEP−701(レスタウルチニブ(lesaurtinib))、XL019およびINCB018424などがある。
MEK阻害薬には、ARRY−142886、ARRY−438162PD−325901、PD−98059などがある。
mTOR阻害薬には、AP−23573、CCI−779、エベロリムス、RAD−001、ラパマイシン、テムシロリムス、ATP競合性TORC1/TORC2阻害薬、例えばPI−103、PP242、PP30、トリン1などがある。
非ステロイド系抗炎症薬には、AMIGESIC(登録商標)(サルサラート)、DOLOBID(登録商標)(ジフルニサル)、MOTRIN(登録商標)(イブプロフェン)、ORUDIS(登録商標)(ケトプロフェン)、RELAFEN(登録商標)(ナブメトン)、FELDENE(登録商標)(ピロキシカム)、イブプロフェンクリーム、ALEVE(登録商標)(ナプロキセン)およびNAPROSYN(登録商標)(ナプロキセン)、VOLTAREN(登録商標)(ジクロフェナク)、INDOCIN(登録商標)(インドメタシン)、CLINORIL(登録商標)(スリンダク)、TOLECTIN(登録商標)(トルメチン)、LODINE(登録商標)(エトドラク)、TORADOL(登録商標)(ケトロラク)、DAYPRO(登録商標)(オキサプロジン)などがある。
PDGFR阻害薬には、C−451、CP−673、CP−868596などがある。
白金系化学療法薬には、シスプラチン、ELOXATIN(登録商標)(オキサリプラチン)、エプタプラチン(eptaplatin)、ロバプラチン、ネダプラチン、PARAPLATIN(登録商標)(カルボプラチン)、サトラプラチン、ピコプラチンなどがある。
ポロ様キナーゼ阻害薬には、BI−2536などがある。
ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)阻害薬には、ウォルトマンニン、LY294002、XL−147、CAL−120、ONC−21、AEZS−127、ETP−45658、PX−866、GDC−0941、BGT226、BEZ235、XL765などがある。
トロンボスポンジン類縁体には、ABT−510、ABT−567、ABT−898、TSP−1などがある。
VEGFR阻害薬には、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、ABT−869、AEE−788、ANGIOZYME(商標名)(血管新生を阻害するリボザイム(Ribozyme Pharmaceuticals(Boulder, CO.)およびChiron(Emeryville, CA))、アキシチニブ(AG−13736)、AZD−2171、CP−547,632、IM−862、マクゲン(ペガプタミブ(pegaptamib))、NEXAVAR(登録商標)(ソラフェニブ(sorafenib)、BAY43−9006)、パゾパニブ(GW−786034)、バタラニブ(PTK−787、ZK−222584)、SUTENT(登録商標)(スニチニブ(sunitinib)、SU−11248)、VEGFトラップ、ZACTIMA(商標名)(バンデタニブ、ZD−6474)、GA101、オファツムマブ、ABT−806(mAb−806)、ErbB3特異抗体、BSG2特異抗体、DLL4特異抗体およびC−met特異抗体などがある。
抗生物質には、挿入抗生物質であるアクラルビシン、アクチノマイシンD、アムルビシン、アンナマイシン(annamycin)、アドリアマイシン、BLENOXANE(登録商標)(ブレオマイシン)、ダウノルビシン、CAELYX(登録商標)またはMYOCET(登録商標)(リオソームドキソルビシン)、エルサミツルシン(elsamitrucin)、エピルビシン(epirbucin)、グラルブイシン(glarbuicin)、ZAVEDOS(登録商標)(イダルビシン)、マイトマイシンC、ネモルビシン(nemorubicin)、ネオカルチノスタチ、ペプロマイシン、ピラルビシン、レベッカマイシン、スチマラマー、ストレプトゾシン、VALSTAR(登録商標)(バルルビシン)、ジノスタチンなどがある。
トポイソメラーゼ阻害薬には、アクラルビシン、9−アミノカンプトセシン、アモナフィド(amonafide)、アムサクリン、ベカテカリン(becatecarin)、ベロテカン(belotecan)、BN−80915、CAMPTOSAR(登録商標)(イリノテカン塩酸塩)、カンプトセシン、CARDIOXANE(登録商標)(デクスラゾキシン(dexrazoxine))、ジフロモテカン(diflomotecan)、エドテカリン(edotecarin)、ELLENCE(登録商標)またはPHARMORUBICIN(登録商標)(エピルビシン)、エトポシド、エキサテカン(exatecan)、10−ヒドロキシカンプトセシン、ジマテカン、ルルトテカン(lurtotecan)、ミトキサントロン、オラテシン(orathecin)、ピラルビシン(pirarbucin)、ピキサントロン(pixantrone)、ルビテカン、ソブゾキサン、SN−38、タフルポシド(tafluposide)、トポテカンなどがある。
抗体には、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、CD40特異抗体、chTNT−1/B、デノスマブ、ERBITUX(登録商標)(セテュキマブ)、HUMAX−CD4(登録商標)(ザノリムマブ(zanolimumab))、IGF1R特異抗体、リンツズマブ(lintuzumab)、PANOREX(登録商標)(エドレコロマブ(edrecolomab))、RENCAREX(登録商標)(WXG250)、RITUXAN(登録商標)(リツキシマブ)、チシリムマブ(ticilimumab)、トラスツジマブ(trastuzimab)、CD20抗体I型およびII型などがある。
ホルモン療法薬には、ARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール)、AROMASIN(登録商標)(エクセメスタン(exemestane))、アルゾキシフェン(arzoxifene)、CASODEX(登録商標)(ビカルタミド)、CETROTIDE(登録商標)(セトロレリクス)、デガレリクス、デスロレリン(deslorelin)、DESOPAN(登録商標)(トリロスタン)、デキサメタゾン、DROGENIL(登録商標)、(フルタミド)、EVISTA(登録商標)(ラロキシフェン)、AFEMA(TM)(ファドロゾール)、FARESTON(登録商標)(トレミフェン)、FASLODEX(登録商標)(フルベストラント)、FEMARA(登録商標)、(レトロゾール)、フォルメスタン、糖質コルチコイド類、HECTOROL(登録商標)(ドキセルカルシフェロール)、RENAGEL(登録商標)(セベラマー炭酸塩)、ラソフォキシフェン、酢酸ロイプロリド、MEGACE(登録商標)(メゲステロール(megesterol))、MIFEPREX(登録商標)(ミフェプリストーン)、NILANDRONZ(商標名)(ニルタミド)、NOLVADEX(登録商標)(クエン酸タモキシフェン)、PLENAXIS(商標名)(アバレリクス)、プレジゾン(predisone)、PROPECIA(登録商標)(フィナステリド)、リロスタン(rilostane)、SUPREFACT(登録商標)(ブセレリン)、TRELSTAR(登録商標)(黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH))、バンタス(VANTAS)(ヒストレリンインプラント)、VETORYL(登録商標)、(トリロスタンまたはモドラスタン(modrastane))、ZOLADEX(登録商標)(フォスレリン(fosrelin)、ゴセレリン(goserelin))などがある。
デルトイド類およびレチノイド類には、セオカルシトール(seocalcitol)(EB1089、CB1093)、レクサカルシトロール(lexacalcitrol)(KH1060)、フェンレチニド(fenretinide)、PANRETIN(登録商標)(アリレチノイン(aliretinoin))、ATRAGEN(登録商標)(リポソームトレチノイン)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、LGD−1550などがある。
PARP阻害薬には、ABT−888(ベリパリブ)、オラパリブ、KU−59436、AZD−2281、AG−014699、BSI−201、BGP−15、INO−1001、ONO−2231などがある。
植物アルカロイドには、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビンなどがあるが、これらに限定されるものではない。
プロテアソーム阻害薬には、VELCADE(登録商標)(ボルテゾミブ)、mg132、NPI−0052、PR−171などがある。
免疫剤の例には、インターフェロン類および他の免疫強化剤などがある。インターフェロン類には、インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンβ、インターフェロンγ−1a、ACTIMMUNE(登録商標)(インターフェロンγ−1b)またはインターフェロンγ−n1、それらの組み合わせなどがある。他の薬剤には、ALFAFERONE(登録商標)、(IFN−α)、BAM−002(酸化グルタチオン)、BEROMUN(登録商標)(タソネルミン(tasonermin))、BEXXAR(登録商標)(トシツモマブ)、CAMPATH(登録商標)(アレムツズマブ)、CTLA4(細胞傷害性リンパ球抗原4)、ダカルバジン(decarbazine)、デニロイキン、エプラツズマブ、GRANOCYTE(登録商標)(レノグラスチム)、レンチナン、白血球αインターフェロン、イミキモド、MDX−010(抗CTLA−4)、メラノーマワクチン、ミツモマブ(mitumomab)、モルグラモスチム(molgramostim)、MYLOTARG(商標名)(ゲムツズマブ・オゾガマイシン)、NEUPOGEN(登録商標)(フィルグラスチム)、OncoVAC−CL、OVAREX(登録商標)(オレゴポマブ)、ペムツモマブ(pemtumomab)(Y−muHMFG1)、PROVENGE(登録商標)(シプリューセル−T)、サルガラモスチム(sargaramostim)、シゾフィラン(sizofilan)、テセロイキン、THERACYS(登録商標)(カルメット-ゲラン桿菌)、ウベニメクス、VIRULIZIN(登録商標)(免疫療法薬、Lorus Pharmaceuticals)、Z−100(丸山ワクチン(SSM))、WF−10(テトラクロロデカオキシド(TCDO))、PROLEUKIN(登録商標)(アルデスロイキン)、ZADAXIN(登録商標)(サイマルファシン)、ZENAPAX(登録商標)(ダクリズマブ)、ZEVALIN(登録商標)(90Y−イブリツモマブ・チウキセタン)などがある。
生物反応修飾物質は、生きている生物の防衛機構または組織細胞の生存、増殖もしくは分化などの生体応答を変えて、それらが抗腫瘍活性を有するようにする薬剤であり、クレスチン(krestin)、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニールPF−3512676(CpG−8954)、ウベニメクスなどがある。
ピリミジン類縁体には、シタラビン(araCまたはアラビノシドC)、シトシンアラビノシド、ドキシフルリジン、FLUDARA(登録商標)(フルダラビン)、5−FU(5−フルオロウラシル)、フロクスウリジン、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、TOMUDEX(登録商標)(ラチトレキセド(ratitrexed))、TROXATYL(商標名)(トリアセチルウリジン・トロキサシタビン(troxacitabine))などがある。
プリン類縁体には、LANVIS(登録商標)(チオグアニン)およびPURI−NETHOL(登録商標)(メルカプトプリン)などがある。
有糸分裂阻害剤には、バタブリン(batabulin)、エポチロン(epothilone)D(KOS−862)、N−(2−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)ピリジン−3−イル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、イクサベピロン(BMS247550)、パクリタキセル、TAXOTERE(登録商標)(ドセタキセル)、PNU100940(109881)、パツピロン(patupilone)、XRP−9881(ラロタキセル)、ビンフルニン(vinflunine)、ZK−EPO(合成エポチロン)などがある。
ユビキチンリガーゼ阻害薬には、ヌトリン類などのMDM2阻害薬、MLN4924などのNEDD8阻害薬などがある。
本発明の化合物は、放射線療法の効力を高める放射線増感剤としても用いることができる。放射線療法の例には、外照射放射線療法、遠隔療法、近接照射療法ならびに密封、非密封線源放射線療法などがある。
さらに、式(I)を有する化合物は、ABRAXANE(商標名)(ABI−007)、ABT−100(ファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬)、ADVEXIN(登録商標)(Ad5CMV−p53ワクチン)、ALTOCOR(登録商標)またはMEVACOR(登録商標)(ロバスタチン)、AMPLIGEN(登録商標)(ポリI:ポリC12U、合成RNA)、APTOSYN(登録商標)(エキシスリンド(exisulind))、AREDIA(登録商標)(パミドロン酸)、アルグラビン(arglabin)、1−アスパラギナーゼ、アタメスタン(atamestane)(1−メチル−3,17−ジオン−アンドロスタ−1,4−ジエン)、AVAGE(登録商標)(タザロトン(tazarotne))、AVE−8062(コンブレアスタチン(combreastatin)誘導体)、BEC2(ミツモマブ)、カケクチンまたはカケキシン(cachexin)(腫瘍壊死因子)、カンバキシン(canvaxin)(ワクチン)、CEAVAC(登録商標)(癌ワクチン)、CELEUK(登録商標)(セルモロイキン)、CEPLENE(登録商標)(ヒスタミン・2塩酸塩)、CERVARIX(登録商標)(ヒトパピローマウイルスワクチン)、CHOP(登録商標)(C:CYTOXAN(登録商標)(シクロホスファミド);H:ADRIAMYCIN(登録商標)(ヒドロキシドキソルビシン);O:ビンクリスチン(ONCOVIN(登録商標));P:プレドニゾン)、CYPAT(商標名)(シプロテロン酢酸)、コンブレスタチン(combrestatin)A4P、DAB(389)EGF(ヒト上皮増殖因子に対するHis−Alaリンカーを介して融合したジフテリア毒素の触媒ドメインおよび転座ドメイン)またはTransMID−107R(商標名)(ジフテリア毒素)、ダカルバジン、ダクチノマイシン、5,6−ジメチルキサンテノン−4−酢酸(DMXAA)、エニルウラシル、EVIZON(商標名)(乳酸スクワラミン)、DIMERICESTE(登録商標)(T4N5リポソームローション)、ディスコデルモライド、DX−8951f(エキサテカン(exatecan)メシレート)、エンザスタウリン、EPO906(エピチロン(epithilone)B)、GARDASIL(登録商標)(四価ヒトパピローマウイルス(6、11、16、18型)組換えワクチン)、ガストリミューン(GASTRIMMUN;登録商標)、ゲナセンス(GENASENSE;登録商標)、GMK(ガングリオシド接合体ワクチン)、GVAX(登録商標)(前立腺癌ワクチン)、ハロフジノン、ヒステレリン(histerelin)、ヒドロキシカルバミド、イバンドロン酸、IGN−101、IL−13−PE38、IL−13−PE38QQR(シントレデキン・ベスドトックス(cintredekin besudotox))、IL−13−シュードモナス・エキソトキシン、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、JUNOVAN(商標名)またはMEPACT(商標名)(ミファムルチド(mifamurtide))、ロナファルニブ(lonafarnib)、5,10−メチレンテトラヒドロ葉酸塩、ミルテフォシン(miltefosine)(ヘキサデシルホスホコリン)、NEOVASTAT(登録商標)(AE−941)、NEUTREXIN(登録商標)(グルクロン酸トリメトレキセート)、NIPENT(登録商標)(ペントスタチン)、ONCONASE(登録商標)(リボヌクレアーゼ酵素)、ONCOPHAGE(登録商標)(メラノーマワクチン治療薬)、ONCOVAX(IL−2ワクチン)、ORATHECIN(商標名)(ルビテカン)、OSIDEM(登録商標)(抗体系細胞薬)、OVAREX(登録商標)MAb(マウスモノクローナル抗体)、パジタキセル(paditaxel)、PANDIMEX(商標名)(20(S)プロトパナキサジオール(aPPD)および20(S)プロトパナキサトリオール(aPPT)を含む朝鮮人参からのアグリコンサポニン類)、パニツムマブ、PANVAC(登録商標)−VF(治験癌ワクチン)、ペグアスパラガーゼ、PEGインターフェロンA、フェノキソディオル、プロカルバジン、レビマスタット(rebimastat)、REMOVAB(登録商標)(カツマキソマブ(catumaxomab))、REVLIMID(登録商標)(レナリドマイド)、RSR13(エファプロキシラル(efaproxiral))、SOMATULENE(登録商標)LA(ランレオチド(lanreotide))、SORIATANE(登録商標)(アシトレチン)、スタウロスポリン(ストレプトミセス・スタウロスポレス(Streptomyces staurospores))、タラブロスタット(talabostat)(PT100)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、タキソプレキシン(TAXOPREXIN)(登録商標)(DHA−パクリタキセル)、TELCYTA(登録商標)(カンホスファミド、TLK286)、テミリフェン(temilifene)、TEMODAR(登録商標)(テモゾロマイド)、テスミリフェン(tesmilifene)、サリドマイド、THERATOPE(登録商標)(STn−KLH)、チミタック(thymitaq)(2−アミノ−3,4−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−(4−ピリジルチオ)キナゾリン・2塩酸塩)、TNFERADE(商標名)(アデノベクター:腫瘍壊死因子−αの遺伝子を含むDNAキャリア)、TRACLEER(登録商標)またはZAVESCA(登録商標)(ボセンタン)、トレチノイン(Retin−A)、テトランドリン(tetrandrine)、TRISENOX(登録商標)(三酸化ヒ素)、VIRULIZIN(登録商標)、ウクライン(クサノオウ植物からのアルカロイドの誘導体)、バイタクシン(抗αβ3抗体(anti−alphavbeta3 antibody))、XCYTRIN(登録商標)(モテクサフィン・ガドリニウム)、XINLAY(商標名)(アトラセンタン(atrasentan))、XYOTAX(商標名)(ポリグルタミン酸のパクリタキセル結合物)、YONDELIS(商標名)(トラベクテジン)、ZD−6126、ZINECARD(登録商標)(デクスラゾキサン)、ゾメタ(登録商標)(ゾレドロン酸)、ゾルビシンなどの他の化学療法薬と併用することができる。
実施例1
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例1A
1−(チアゾール−2−イル)シクロブタノール
チアゾール(6.59mL、93mmol)のテトラヒドロフラン(238mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにn−ブチルリチウム(58.0mL、93mmol)を滴下した。反応液を15分間撹拌し、シクロブタノン(5.0g、71.3mmol)を注射器によって加えた。反応液を10分間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加えることで反応停止した。冷却浴を外し、反応液を昇温させて室温とした。酢酸エチルを加え、層を分離した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに後の段階で用いた。MS ESI(+)m/z156[M+H]
実施例1B
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
水素化ナトリウム(1.07g、44.4mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中懸濁液を冷却し(0℃)、それに1−(チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1A)(5.3g、34.1mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(18mL)中溶液を加えた。0.5時間後、クロロ(メトキシ)メタン(3.89mL、51.2mmol)を加え、反応液を16時間撹拌した。エーテルおよび水の添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のエーテルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z200[M+H]
実施例1C
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1B)(5.67g、28.5mmol)のテトラヒドロフラン(95mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにリチウムジイソプロピルアミド(34.1mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中溶液を滴下した。溶液を−78℃で45分間撹拌し、トリブチルスズクロライド(9.26mL、34.1mmol)を滴下した。冷却浴を外し、反応液を昇温させて室温とした。環境状態の反応液を、飽和塩化アンモニウム水溶液およびエーテルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のエーテルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z490[M+H]
実施例1D
5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
環境条件下の水素化ナトリウム(0.560g、23.34mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)中懸濁液に、5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(5.0g、17.95mmol)(実施例1E)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液をゆっくり加えた。反応液を0.5時間撹拌し、パラ−トルエンスルホニルクロライド(3.59g、18.85mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中溶液を加えた。反応液を1時間撹拌し、反応液を少量ずつ水(50mL)にピペットで、高撹拌しながら加えることによって反応停止した。固体を濾過し、風乾して、標題化合物を固体として得た。MS ESI(+)m/z433[M+H]
実施例1E
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1D)(7.12g、16.46mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(0.809g、1.15mmol)および2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例1C)(10.45g、21.39mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(54.9mL)中溶液を加熱して70℃として1時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、フッ化カリウム水溶液(水100mL中19g)および酢酸エチル(200mL)の添加によって反応停止した。混合物を終夜高撹拌し、酢酸エチルで溶離を行って珪藻土で濾過した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸塩水溶液および水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から35%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z504[M+H]
実施例1F
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1E)(5.0g、9.92mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにリチウムジイソプロピルアミド(13.9mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を加えた。反応液を−78℃で1時間撹拌し、ヨウ素(3.52g、13.89mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液を加えた。冷却浴を外し、15分間後に、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から30%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z586[M+H]
実施例1G
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1F)(200mg、0.318mmol)および4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(127mg、0.413mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.79mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(0.79mL)次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(15.60mg、0.022mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。粗取得物を、20%酢酸エチル/ヘキサンから3%メタノール含有100%酢酸エチルの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z683.52[M+H]
実施例1H
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)(80mg、0.117mmol)のメタノール(1.95mL)および10%HCl水溶液(0.39mL)中混合物を加熱して65℃として3時間経過させ、次に濃縮して乾固させた。残留物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た。MS ESI(−)m/z639.52[M−H]
実施例1I
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)(0.070g、0.11mmol)のメタノール(3mL)および2N NaOH水溶液(0.55mL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃とし、20分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液によってpHを調節して約7とした。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5 mカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物をそれのトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.44(bs、1H)、9.73(s、1H)、8.40(s、1H)、8.26(s、1H)、8.19(d、J=2.0Hz、1H)、6.80(d、J=2.0Hz、1H)、6.68(s、1H)、4.59(brs、2H)、4.05−3.86(m、2H)、3.76−3.57(m、6H)、3.26−3.06(m、2H)、2.67−2.55(m、2H)、2.47−2.34(m、2H)、2.07−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z485.1[M+H]
実施例2
1−{5−[5−フルオロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例2A
5−フルオロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
水素化ナトリウム(0.595g、24.81mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(74.2mL)中懸濁液を撹拌しながら、それに5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(5g、19.08mmol、Adesis)のN,N−ジメチルホルムアミド(10.60mL)中溶液を加えた。混合物を窒素下に約30分間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(10.60mL)中のパラ−トルエンスルホニルクロライド(4.00g、20.99mmol)を加え、反応液を室温で約1時間撹拌した。反応混合物を撹拌した氷−水溶液(約100mL)にゆっくり加えることで反応停止した。得られた混合物を濾過し、固体を回収し、終夜真空乾燥して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ8.28(s、1H)、8.09(d、1H)、7.98(d、2H)、7.43(d、2H)、6.67(d、1H)、2.35(s、3H)。MS ESI(+)m/z416.31[M+H]
実施例2B
5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて実施例2Aを用いた以外は、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z488.03[M+H]
実施例2C
5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾールに代えて実施例2Bを用いた以外は、実施例1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z614.3[M+H]
実施例2D
4−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾールに代えて実施例2Cを用い、4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用いた以外は、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z748.6[M+H]
実施例2E
1−(5−(5−フルオロ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて実施例2Dを用いた以外は、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z604.42[M+H]
実施例2F
1−(5−(5−フルオロ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノールに代えて実施例2Eを用いた以外は、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.29(s、1H)、8.48(s、1H)、8.21(d、1H)、7.89(d、2H)、7.13(s、1H)、7.01(d、2H)、3.18−3.13(m、4H)、2.88−2.80(m、4H)、2.65−2.57(m、2H)、2.45−2.35(m、3H)、2.00−1.92(m、2H)。MS APCI(+)m/z450.30[M+H]
実施例3
1−(5−{2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例3A
4−ブロモ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて4−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z353.08[M+H]
実施例3B
4−ブロモ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例1Eに代えて実施例3Aを用い、実施例1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z479.2[M+H]
実施例3C
4−(4−(4−ブロモ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z528.4[M+H]
実施例3D
1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
チアゾール(1.0mL、14.1mmol)のテトラヒドロフラン(70mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにn−ブチルリチウム(11.83mL、14.1mmol、2.38Mヘキサン中溶液)を滴下した。15分後、シクロブタノン(1.06mL、14.1mmol)を1回で加えた。反応液を−78℃で30分間撹拌し、n−ブチルリチウム(11.83mL、14.1mmol、2.38Mヘキサン中溶液)を滴下した。反応液をさらに20分間撹拌してから、トリブチルスズクロライド(3.82mL、14.1mmol)を滴下した。10分後、冷反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)および酢酸エチル(100mL)の添加によって反応停止した。反応液を昇温させて環境温度とした。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(100mLで2回)。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物のヘキサンによる磨砕によって標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z445.3[M+H]
実施例3E
1−(5−(2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1D)に代えて4−(4−(4−ブロモ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例3C)を用い、2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例1C)に代えて1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例3D)を用いて、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z601.2[M+H]
実施例3F
1−(5−(2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて1−(5−(2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例3E)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.48(s、1H)、9.90(s、1H)、8.51(s、1H)、8.27(d、J=5.1Hz、1H)、8.17(d、J=8.3Hz、2H)、7.61(d、J=8.4Hz、2H)、7.40(d、J=2.0Hz、1H)、7.34(d、J=5.0Hz、1H)、4.40(s、2H)、4.06−3.93(m、2H)、3.65−3.54(m、2H)、3.40−3.25(m、2H)、3.23−3.05(m、2H)、2.70−2.55(m、2H)、2.46−2.32(m、2H)、2.09−1.84(m、2H);MS ESI(+)m/z447.1[M+H]
実施例4
5−クロロ−4−{2−[1−(メトキシメトキシ)シクロブチル]−1,3−チアゾール−5−イル}−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例5A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.58(bs、1H)、8.34(s、1H)、8.30(s、1H)、7.97(d、2H)、7.41(d、2H)、7.07(s、1H)、3.62−3.55(m、4H)、3.50(s、2H)、3.35(s、3H)、2.70−2.55(m、4H)、2.41−2.34(m、4H)、2.05−1.82(m、2H);MS ESI(+)m/z525.1[M+H]
実施例5
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例5A
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z679.2[M+H]
実施例5B
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例1Gに代えて4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例5A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z635.2[M+H]
実施例5C
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例5B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.55(bs、1H)、8.32(s、1H)、8.25(s、1H)、8.00−7.92(m、2H)、7.44−7.33(m、2H)、7.03(s、1H)、6.66(s、1H)、3.62−3.55(m、4H)、3.50(s、2H)、2.70−2.55(m、2H)、2.46−2.34(m、6H)、2.07−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z481.0[M+H]
実施例6
1−{5−[5−クロロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例6A
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z764.2[M+H]
実施例6B
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えて4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例6A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z620.1[M+H]
実施例6C
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例6B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.36(bs、1H)、8.24(s、1H)、8.23(s、1H)、7.87−7.80(m、2H)、7.02−6.95(m、2H)、6.86(s、1H)、6.65(s、1H)、3.21−3.11(m、4H)、2.87−2.79(m、4H)、2.70−2.56(m、2H)、2.46−2.34(m、2H)、2.06−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z466.0[M+H]
実施例7
5−クロロ−4−[2−(1−メトキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例7A
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
1−(5−(2−(4−(ピペラジン−1−イル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例6B)(0.100g、0.161mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(0.001g、0.01mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中溶液に環境下でジ−tert−ブチルジカーボネート(0.056mL、0.242mmol)を1回で加えた。反応液を3時間撹拌し、濃縮して乾固させた。粗取得物を、0%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z720.2[M+H]
実施例7B
5−クロロ−4−[2−(1−メトキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
水素化ナトリウム(0.002g、0.092mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中懸濁液に、4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例7A)(0.044g、0.061mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の溶液として加えた。0.5時間後、ヨウ化メチルの溶液(0.037mL、0.073mmol、2M tert−ブチルメチルエーテル中溶液)を加えた。反応液を環境温度で3時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によって反応停止した。反応液を減圧下に濃縮して乾固させた。残留物をメタノール(3mL)および2N NaOH水溶液(0.31mL)に溶かし、マイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として20分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、減圧下に濃縮して乾固させた。残留物をジクロロメタン(2mL)に溶かし、トリフルオロ酢酸(2mL)を加えた。反応液を室温で0.5時間撹拌し、減圧下に濃縮した。残留物を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5 mカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物をそれのトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.45(s、1H)、8.31−8.27(m、2H)、7.95−7.89(m、2H)、7.11−7.05(m、2H)、6.98−6.94(m、1H)、3.47−3.42(m、4H)、3.26−3.21(m、J=8.5Hz、4H)、3.23(s、3H)、2.54−2.45(m、4H)、1.96−1.86(m、2H);MS ESI(+)m/z480.0[M+H]
実施例8
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例8A
1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1F)(1.5g、2.381mmol)のテトラヒドロフラン(24mL)およびメタノール(10mL)溶媒混合物中溶液に、10%HCl水溶液(7.24mL、23.81mmol)を加えた。反応液を加熱して65℃として8時間経過させ、冷却して室温とした。反応液を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)との間で分配し、層を分離した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z586.2[M+H]
実施例8B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド
1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)(2.85g、4.86mmol)および4−ホルミルフェニルボロン酸(1.094g、7.30mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(36.5mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(12.16mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(0.239g、0.341mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として2時間経過させ、冷却して室温とし、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から70%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z564.5[M+H]
実施例8C
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド(実施例8B)(2.10g、3.72mmol)のテトラヒドロフラン(33.8mL)中溶液に、酢酸(0.426mL、7.45mmol)、硫酸ナトリウム(1.058g、7.45mmol)およびピロリジン(0.466mL、5.58mmol)をその順で加えた。反応液を環境温度で0.5時間撹拌し、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(1.578g、7.45mmol)を1回で加えた。反応液を1時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)、酢酸エチル(20mL)および固体重炭酸ナトリウムの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から10%メタノール/ジクロロメタン(1体積%の水酸化アンモニウム水溶液含有)の勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z619.3[M+H]
実施例8D
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)(1.81g、2.92mmol)のメタノール(19.49mL)中溶液および2N水酸化ナトリウム水溶液(5.85mL、11.69mmol)を加熱して70℃として1時間経過させた。メタノールを減圧下に除去し、残った水層を水20mLで希釈した。水層を酢酸エチル(20mLで3回)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を2:1メタノール:水溶液で磨砕して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.55(s、1H)、8.32(s、1H)、8.26(s、1H)、7.98−7.91(m、2H)、7.43−7.36(m、2H)、7.03(s、1H)、6.67(s、1H)、3.60(s、2H)、2.69−2.55(m、2H)、2.47−2.33(m、6H)、2.04−1.89(m、2H)、1.75−1.66(m、4H);MS ESI(+)m/z465.2[M+H]
実施例9
1−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例2Dにおいて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに代えて4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(Boron Molecular)を用いた以外は、実施例2Aから2Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.29(s、1H)、8.42(d、1H)、8.36(s、1H)、8.20(d、1H)、8.09(d、1H)、7.01(d、1H)、6.67(s、1H)、4.28(t、2H)、3.59−3.54(m、4H)、2.74(t、2H)、2.64−2.55(m、2H)、2.46−2.39(m、6H)、2.05−1.87(m、2H)。MS APCI(+)m/z469.28[M+H]
実施例10
1−(5−{5−フルオロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例2Dで4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(Aldrich)を用いた以外は、実施例2Aから2Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.51(s、1H)、8.52(s、1H)、8.31(d、J=3.4、1H)、8.02(d、2H)、7.43(d、2H)、7.31(d、1H)、6.73(s、1H)、3.62−3.58(m、4H)、3.53(s、2H)、2.66−2.57(m、2H)、2.46−2.37(m、6H)、2.04−1.92(m、2H)。MS APCI(+)m/z465.38(M+H)
実施例11
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例11A
2,2−ジメチル−5−(チアゾール−2−イル)−1,3−ジオキサン−5−オール
シクロブタノンに代えて2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−オンを用い、実施例1Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z215.9[M+H]
実施例11B
2−(5−(4−メトキシベンジルオキシ)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)チアゾール
環境条件下の水素化ナトリウム(1.136g、47.3mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(126mL)中懸濁液に、2,2−ジメチル−5−(チアゾール−2−イル)−1,3−ジオキサン−5−オール(実施例11A)(8.15g、37.9mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液として加えた。反応液を30分間撹拌し、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.699g、1.893mmol)および1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(6.42mL、47.3mmol)をその順に加えた。反応液を終夜撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題生成物を得た。MS ESI(+)m/z336.0[M+H]
実施例11C
2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(チアゾール−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−(5−(4−メトキシベンジルオキシ)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−5−イル)チアゾール(実施例11B)(8.0g、23.85mmol)のメタノール(239mL)中溶液に、塩化銅(II)・2水和物(12.20g、71.6mmol)を1回で加えた。混合物を加熱して70℃として1時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、減圧下に濃縮して体積を約50mLとした。溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)および酢酸エチル(150mL)で希釈した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(100mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z296.3[M+H]
実施例11D
2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
2−(4−メトキシベンジルオキシ)−2−(チアゾール−2−イル)プロパン−1,3−ジオール(実施例11C)(4.02g、13.61mmol)のテトラヒドロフラン(120mL)中溶液を冷却し(0℃)、それにn−ブチルリチウム(5.4mL、13.6mmol、2.5Mのヘキサン中溶液)を滴下した。0.5時間後、パラ−トルエンスルホニルクロライド(2.59g、13.61mmol)のテトラヒドロフラン(16mL)中溶液を懸濁液に加えた。反応液をさらに0.5時間撹拌した。その後、n−ブチルリチウム(5.4mL、13.6mmol、2.5Mのヘキサン中溶液)を反応液に滴下し、反応液を加熱して65℃として1時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から30%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題生成物を得た。MS ESI(+)m/z278.3[M+H]
実施例11E
2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール
2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例11D)(1.8g、6.49mmol)のテトラヒドロフラン(11mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それに中溶液リチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン10mL中7.79mmol)を滴下した。溶液を−78℃で45分間撹拌し、トリブチルスズクロライド(2.11mL、7.79mmol)を滴下した。冷却浴を外し、反応液をゆっくり昇温させて室温とした。環境状態の反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液およびジエチルエーテルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z568.7[M+H]
実施例11F
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例1C)に代えて2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例11E)を用い、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z582.5[M+H]
実施例11G
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1E)に代えて5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例11F)を用い、実施例1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z707.9[M+H]
実施例11H
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例11G)(200mg、0.282mmol)および4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(120mg、0.395mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.65mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(0.883mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(13.88mg、0.020mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から30%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z757.2[M+H]
実施例11I
3−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例11H)(130mg、0.172mmol)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液に環境下で、トリフルオロ酢酸(2.5mL、32.4mmol)を加えた。反応液を0.5時間撹拌し、減圧下に濃縮して乾固させた。残留物を酢酸エチル(5mL)と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)との間で分配した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z637.1[M+H]
実施例11J
3−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール(実施例11I)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.57(s、1H)、8.36(s、1H)、8.34(s、1H)、7.99−7.92(m、2H)、7.44−7.36(m、3H)、7.04(s、1H)、5.01(d、J=6.6Hz、2H)、4.79(d、J=6.8Hz、2H)、3.61−3.55(m、4H)、3.50(s、3H)、2.40−2.34(m、4H);MS ESI(+)m/z483.0[M+H]
実施例12
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例12A
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン
4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンに代えて4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンを用い、実施例11Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z761.2[M+H]
実施例12B
3−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例11H)に代えて4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例12A)を用い、実施例11Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z641.2[M+H]
実施例12C
3−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール(実施例12B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.38(bs、1H)、8.34(s、1H)、8.29(s、1H)、8.25(s、1H)、8.06(s、1H)、7.46(bs、1H)、6.74(s、1H)、5.00(d、J=6.4Hz、2H)、4.79(d、J=6.4Hz、2H)、4.30−4.23(m、2H)、3.64−3.48(m、4H)、2.77−2.69(m、2H)、2.45−2.33(m、4H);MS ESI(+)m/z487.1[M+H]
実施例13
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例13A
5−(2−(1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z656.1[M+H]
実施例13B
1−(5−(2−(1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えて5−(2−(1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例13A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z612.1[M+H]
実施例13C
1−(5−(2−(1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(2−(1−((1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例13B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.35(bs、1H)、8.33(s、1H)、8.24(s、1H)、8.19(s、1H)、8.09(s、1H)、6.78(s、1H)、6.65(bs、1H)、5.19(t、J=4.1Hz、1H)、4.30(d、J=4.1Hz、2H)、3.92−3.78(m、4H)、2.69−2.56(m、2H)、2.47−2.33(m、2H)、2.07−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z458.0[M+H]
実施例14
1−[5−(5−クロロ−2−{1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例14A
5−(2−(1−アリル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−アリル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z610.2[M+H]
実施例14B
3−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン−1,2−ジオール
5−(2−(1−アリル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例14A)(1.5g、2.458mmol)のアセトン(6.15mL)および水(2.05mL)溶媒混合物中溶液に環境下で、オスミウム(VI)酸カリウム・2水和物(9.06mg、0.025mmol)と次にN−メチルモルホリン−N−オキサイド(0.288g、2.458mmol)を加えた。反応液を終夜撹拌し、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10mL)および酢酸エチル(15mL)の添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(15mLで2回)。合わせた有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、0%から10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z642.2[M+H]
実施例14C
2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトアルデヒド
3−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパン−1,2−ジオール(実施例14B)(1.28g、1.987mmol)のテトラヒドロフラン(14.90mL)および水(4.97mL)溶媒混合物中溶液に環境下で、固体過ヨウ素酸ナトリウム(0.638g、2.98mmol)を1回で加えた。反応液を室温で1時間撹拌し、10%水溶液チオ硫酸ナトリウム溶液(10mL)および酢酸エチル(15mL)の添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(15mLで2回)。合わせた有機層を10%水溶液チオ硫酸ナトリウム溶液(10mL)で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。MS ESI(−)m/z610.2[M−H]
実施例14D
2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン
2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトアルデヒド(14C)(300mg、0.490mmol)のテトラヒドロフラン(3.267mL)中溶液に、酢酸(0.056mL、0.980mmol)、硫酸ナトリウム(139mg、0.980mmol)およびジメチルアミン(0.368mL、0.735mmol)をその順に加えた。反応液を環境温度で0.5時間撹拌し、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(208mg、0.980mmol)を1回で加えた。反応液を終夜撹拌し、飽和水溶液重炭酸ナトリウムおよび酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。MS ESI(+)m/z641.2[M+H]
実施例14E
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えて2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルエタンアミン(実施例14D)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z597.1[M+H]
実施例14F
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例14E)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.33(bs、1H)、8.34(s、1H)、8.23(s、1H)、8.19(s、1H)、8.05(s、1H)、6.74(d、J=1.7Hz、1H)、6.66(s、1H)、4.22(t、J=6.3Hz、2H)、2.76−2.56(m、4H)、2.45−2.34(m、2H)、2.18(s、6H)、2.01−1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z443.0[M+H]
実施例15
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例15A
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
ジメチルアミンに代えてピロリジンを用い、実施例14Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z667.2[M+H]
実施例15B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えて5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例15A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z623.2[M+H]
実施例15
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例15B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.33(s、1H)、8.35(s、1H)、8.23(s、1H)、8.19(s、1H)、8.05(d、J=0.7Hz、1H)、6.75(d、J=2.0Hz、1H)、6.65(s、1H)、4.24(t、J=6.4Hz、2H)、2.84(t、J=6.4Hz、2H)、2.69−2.56(m、2H)、2.47−2.32(m、6H)、2.07−1.91(m、2H)、1.76−1.58(m、4H);MS ESI(+)m/z469.0[M+H]
実施例16
4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸
実施例16A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸を用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z624.1[M+H]
実施例16B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸(実施例16A)(700mg、1.122mmol)のテトラヒドロフラン(9.3mL)および10%HCl水溶液(1.9mL)中溶液を加熱して65℃として24時間経過させた。追加の10%HCl水溶液3mLおよびメタノール3mLを加え、反応液を加熱して80℃として3時間経過させた。反応液を加熱浴から取り出し、ゆっくり放冷して室温とした。反応液を水5mLで希釈し、固体を濾過し、風乾して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z580.1[M+H]
実施例16C
4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸
密閉容器において4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸(実施例16B)(450mg、0.776mmol)のメタノール(7.8mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(2.7mL、5.43mmol)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃とし、7分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、濃縮して乾固させた。残留物を水に懸濁させ、10%HCl水溶液を用いてpHを約2に調節してとした。固体を濾過し、風乾して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.69(bs、1H)、8.37(s、1H)、8.28(s、1H)、8.09(d、J=8.4Hz、2H)、7.98(d、J=8.4Hz、2H)、7.19(s、1H)、6.68(s、1H)、2.70−2.58(m、2H)、2.47−2.35(m、1H)、2.15−1.82(m、2H);MS ESI(+)m/z425.9[M+H]
実施例17
1−{5−[5−クロロ−2−(1−{2−[シクロプロピル(メチル)アミノ]エチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例17A
N−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−N−メチルシクロプロパンアミン
ジメチルアミンに代えてメチルシクロプロピルアミン塩酸塩を用い、実施例14Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z667.2[M+H]
実施例17B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(シクロプロピル(メチル)アミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えてN−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−N−メチルシクロプロパンアミン(実施例17A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z623.1[M+H]
実施例17C
1−{5−[5−クロロ−2−(1−{2−[シクロプロピル(メチル)アミノ]エチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(シクロプロピル(メチル)アミノ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例17B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.33(bs、1H)、8.32(s、1H)、8.23(s、1H)、8.19(s、1H)、8.06(s、1H)、6.75(d、J=2.0Hz、1H)、6.67(s、1H)、4.23(t、J=6.4Hz、2H)、2.93(t、J=6.4Hz、2H)、2.67−2.57(m、2H)、2.47−2.35(m、2H)、2.05−1.90(m、2H)、1.76−1.67(m、1H)、0.43−0.35(m、2H)、0.23−0.16(m、2H);MS ESI(+)m/z469.1[M+H]
実施例18
1−(5−{5−クロロ−2−[6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例18A
5−(5−クロロ−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−メチル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z679.2[M+H]
実施例18B
1−(5−(5−クロロ−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例1G)に代えて5−(5−クロロ−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例18A)を用い、実施例1Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(−)m/z633.1[M−H]
実施例18C
1−(5−{5−クロロ−2−[6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例18B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.46−12.41(m、1H)、8.74(d、J=2.5Hz、1H)、8.26(s、1H)、8.24(s、1H)、8.13(dd、J=8.9、2.5Hz、1H)、6.96−6.89(m、2H)、6.66(s、1H)、3.61−3.56(m、4H)、2.69−2.57(m、2H)、2.44−2.34(m、6H)、2.22(s、3H)、2.01−1.94(m、2H);MS ESI(+)m/z481.1[M+H]
実施例19
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸(実施例16C)(100mg、0.235mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.17mL)中溶液に、1−メチルピペラジン(78μL、0.704mmol)、4−メチルモルホリン(71.2mg、0.704mmol)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(53.9mg、0.352mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(67.5mg、0.352mmol)を加えた。溶液を加熱して45℃として3時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5 mカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.67(bs、1H)、8.37(s、1H)、8.28(s、1H)、8.10−8.05(m、2H)、7.51−7.44(m、2H)、7.17(s、1H)、6.68(s、1H)、3.76−3.48(m、4H)、2.69−2.58(m、2H)、2.47−2.25(m、6H)、2.20(s、3H)、2.05−1.91(m、2H);MS ESI(+)m/z508.1[M+H]
実施例20
5−クロロ−4−(2−{3−[(4−メトキシベンジル)オキシ]オキセタン−3−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例20A
1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
水素化ナトリウム(0.272g、11.34mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(13mL)中懸濁液に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.0g、5.15mmol)および2−クロロエチルピロリジンHCl塩(0.964g、5.67mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド中溶液(各2mL)として加えた。反応液を室温で0.5時間撹拌し、次に加熱して65℃として3時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、酢酸エチル(50mL)で希釈した。水(50mL)を加え、層を分離した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z292.2[M+H]
実施例20B
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例11G)(300mg、0.424mmol)および1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(実施例20A)(173mg、0.593mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.97mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1.32mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(20.8mg、0.030mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、冷却して室温とし、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z745.1[M+H]
実施例20C
5−クロロ−4−(2−{3−[(4−メトキシベンジル)オキシ]オキセタン−3−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例20B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.39(s、1H)、8.36(s、1H)、8.34(s、1H)、8.26(s、1H)、8.05(d、J=0.7Hz、1H)、7.39−7.32(m、2H)、6.97−6.90(m、2H)、6.78(s、1H)、5.06−4.96(m、4H)、4.59(s、2H)、4.25(t、J=6.4Hz、2H)、2.89−2.80(m、2H)、2.47(s、4H)、1.70−1.62(m、4H);MS ESI(+)m/z591.2[M+H]
実施例21
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例21A
3−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例20B)(160mg、0.215mmol)のジクロロメタン(2.5mL)中溶液に環境下で、トリフルオロ酢酸(2.5mL、32.4mmol)を加えた。反応液を0.5時間撹拌し、減圧下に濃縮して乾固させた。残留物を酢酸エチル(5mL)と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)との間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から10%メタノール/ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z625.1[M+H]
実施例21
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール(実施例21A)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.36(bs、1H)、8.35(s、1H)、8.29(s、1H)、8.24(s、1H)、8.05(s、1H)、7.46(s、1H)、6.75(d、J=1.9Hz、1H)、5.00(d、J=6.4Hz、2H)、4.79(d、J=6.4Hz、2H)、4.24(t、J=6.4Hz、2H)、2.84(t、J=6.4Hz、2H)、2.48−2.41(m、4H)、1.69−1.64(m、4H);MS ESI(+)m/z471.0[M+H]
実施例22
1−{5−[5−クロロ−2−(5−ピペリジン−3−イル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例22A
5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボニトリル
実施例1F(0.2g、0.318mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(4.5mL)中溶液に窒素を吹き込み、それをシアン化亜鉛(0.039g、0.333mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.022g、0.019mmol)で処理した。反応液を、Biotage Initiatorマイクロ波リアクターにおいて150℃で20分間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を、0%から15%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z529.0[M+H]
実施例22B
(Z)−5−クロロ−N′−ヒドロキシ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシイミドアミド
実施例22A(0.118g、0.223mmol)、エタノール(3mL)、水(0.25mL)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.039g、0.558mmol)およびトリエチルアミン(0.140mL、1.0mmol)の懸濁液を80℃で30分間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、水(13mL)で希釈し、5分間撹拌した。懸濁液を濾過した。回収固体を水で洗浄し、真空乾燥機で50℃で乾燥して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z408.0[M+H]
実施例22C
(Z)−3−((アミノ(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メチレンアミノオキシ)カルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例22B(0.09g、0.221mmol)、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸(0.056g、0.243mmol)、N−メチルモルホリン(0.085mL、0.772mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.017g、0.110mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)中混合物をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.063g、0.331mmol)で処理し、反応液を環境温度で3時間撹拌した。反応液を水(15mL)で処理し、得られた懸濁液を10分間撹拌し、濾過した。回収固体を水で洗浄し、真空乾燥した。粗取得物を、0%から40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z619.2[M+H]
実施例22D
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例22C(0.084g、0.136mmol)のトルエン(3mL)中溶液を加熱して110℃として10時間経過させた。反応液を冷却して環境温度とし、濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z601.2[M+H]
実施例22E
1−{5−[5−クロロ−2−(5−ピペリジン−3−イル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例22D(0.085g、0.141mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中溶液を10%HCl水溶液(0.28mL、0.922mmol)で処理し、反応液を65℃で5時間加熱した。反応液を濃縮し、残留物を20%から60%アセトニトリル/0.15%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配で溶離を行うPhenomenex C18カラム(3×15cm、粒径10 m)での逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.73−2.03(m、6H)、2.19−2.25(m、1H)、2.36−2.45(m、2H)、2.55−2.69(m、2H)、2.90−3.07(m、1H)、3.54−3.75(m、3H)、6.72(bs、1H)、7.19(m、1H)、8.25(s、1H)、8.53(s、1H)、8.58−8.84(m、2H)、13.24(bs、1H);MS ESI(+)m/z457.0[M+H]
実施例23
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例23A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z595.1[M+H]
実施例23B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例23A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z441.0[M+H]
実施例23C
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例23B)(20mg、0.045mmol)およびジメチルグリシン(5.61mg、0.054mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(10.43mg、0.054mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(8.34mg、0.054mmol)で処理した。反応液を環境温度で4時間撹拌した。反応液を4−(ジメチルアミノ)ピリジン(5.50mg、0.045mmol)で処理し、反応液を環境温度で4時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、2%から10%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z526.0[M+H]
実施例23D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例23C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.49(s、1H)9.88(s、1H)8.31(s、1H)8.25(s、1H)7.95(d、2H)7.78(d、2H)6.99(s、1H)6.68(s、1H)3.09(s、2H)2.63(m、2H)2.40(m、2H)2.29(s、6H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z482.0[M+H]
実施例24
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてピロリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.71(s、1H)、9.88(bs、1H)、8.40(s、1H)、8.29(s、1H)、8.07(dd、1H)、8.00(dd、1H)、7.69(t、1H)、7.32(d、1H)、6.84−6.50(m、1H)、4.46(d、2H)、3.47(m、2H)、3.22−3.10(m、2H)、2.69−2.58(m、2H)、2.46−2.34(m、2H)、2.10−1.85(m、6H)。MS APCI(+)m/z483.29(M+H)
実施例25
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてを用いたジメチルアミン以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.72(s、1H)、9.70(s、1H)、8.41(s、1H)、8.29(s、1H)、8.08(s、1H)、8.0(s、1H)、7.67(t、1H)、7.34−7.28(m、1H)、6.68(s、1H)、4.41−4.33(m、2H)、2.81(s、6H)、2.68−2.56(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.06−1.89(m、2H)。MS APCI(+)m/z457.3(M+H)
実施例26
1−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピロリジン−3−オール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてピロリジン−3−オールを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.70(s、1H)、10.17(d、1H)、8.40(s、1H)、8.29(s、1H)、8.12−7.94(m、2H)、7.71(t、1H)、7.32(s、1H)、6.69(s、1H)、5.43(s、1H)、4.54−4.40(m、3H)、3.64−3.50(m、2H)、3.26(s、1H)、3.08(dd、1H)、2.70−2.58(m、2H)、2.44−2.26(m、3H)、2.04−1.89(m、3H)。MS APCI(+)m/z499.29(M+H)
実施例27
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(3−フルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて3−フルオロピロリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.63(s、1H)、8.35(s、1H)、8.27(s、1H)、7.93−7.82(m、2H)、7.49(t、1H)、7.18(s、1H)、6.87−6.57(m、1H)、5.20(dt、1H)、3.69(s、2H)、2.88−2.59(m、6H)、2.41(s、3H)、1.98(dd、3H)。MS APCI(+)m/z501.33(M+H)
実施例28
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて2−メチルピロリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.71(s、1H)、9.50−9.34(m、1H)、8.40(s、1H)、8.29(s、1H)、8.09(d、1H)、8.00(d、1H)、7.71(t、1H)、7.32(s、1H)、6.81−6.55(m、1H)、4.61(d、1H)、4.28(s、1H)、3.39−3.35(m、1H)、3.30−3.16(m、2H)、2.62(s、2H)、2.43(d、J=10.4、2H)、2.27(s、1H)、2.06−1.86(m、4H)、1.69−1.55(m、1H)、1.40(d、3H)。MS APCI(+)m/z497.31(M+H)
実施例29
1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてN−メチルシクロプロパンアミンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.70(s、1H)、9.32(s、1H)、8.40(s、1H)、8.29(s、1H)、8.06(d、1H)、7.98(d、1H)、7.72−7.60(m、1H)、7.31(s、1H)、6.69(s、1H)、4.53(s、2H)、2.90(s、3H)、2.68−2.58(m、2H)、2.46−2.33(m、3H)、2.03−1.93(m、2H)、0.91−0.64(m、4H)。MS APCI(+)m/z483.3(M+H)
実施例30
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロベンズアルデヒド
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(580mg、0.921mmol)(実施例1F)、3−フルオロ−4−ホルミルフェニルボロン酸(309mg、1.842mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(32.3mg、0.046mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(12mL)中溶液に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(12mL)を加えた。混合物を窒素雰囲気下に加熱して65℃として約90分間経過させた。反応混合物を冷却して室温とし、水(約50mL)および飽和ブライン溶液(約25mL)で希釈した。水層を酢酸エチルで抽出し(30mLで3回)、合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から30%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm10.30(s、1H)、8.63−8.60(m、1H)、8.23(s、1H)、7.95(t、1H)、7.81−7.72(m、3H)、7.65(dd、1H)、7.40(d、2H)、7.14(d、1H)、4.76(s、2H)、2.71−2.54(m、2H)、2.35(s、3H)、2.01−1.88(m、3H)。MS APCI(+)m/z626.42[M+H]
実施例30B
5−(5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4mL反応バイアルに、4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロベンズアルデヒド(実施例30A)(53mg、0.085mmol)、4−フルオロピペリジン、塩酸(35.46mg、0.255mmol)、メタノール(0.5mL)、ジクロロメタン(0.5mL)および酢酸数滴を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(53.82mg、0.255mmol)を加えた。反応液を室温で終夜撹拌し、注意深く飽和重炭酸ナトリウム溶液(約400μL)およびジクロロメタン(約1mL)を加えることで反応停止した。有機層を回収し、水層をジクロロメタンで抽出した(1mLで2回)。合わせた有機層を濃縮し、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS APCI(+)m/z713.42[M+H]
実施例30C
1−(5−(5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4mL反応バイアルに、5−(5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例30B)(60.6mg、0.085mmol)、メタノール(1.0mL)および2N塩酸水溶液(0.200mL、0.658mmol)を入れた。混合物を加熱して60℃として約2時間経過させ、次に40℃として終夜経過させた。反応液を冷却して室温とし、溶媒を減圧下に除去した。残留物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(1mLで2回)。合わせた有機層を濃縮し、標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS APCI(+)m/z669.33[M+H]
実施例30D
1−(5−(5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
2mLマイクロ波反応バイアルにおいて、1−(5−(5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例30C)(42.6mg、0.064mmol)(10032591−524)をメタノール(1.0mL)に溶かした。2N水酸化ナトリウム水溶液(0.318mL、0.637mmol)を加え、バイアルを密閉し、混合物をマイクロ波照射(Biotage Initiatorマイクロ波合成装置)によって加熱して120℃とし、約20分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、溶媒を減圧下に除去した。残留物を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.71(s、1H)、9.54(s、1H)、8.40(s、1H)、8.29(s、1H)、8.08(d、1H)、8.01(d、1H)、7.68(t、1H)、7.32(d、1H)、6.68(s、1H)、4.99(d、1H)、4.43(d、2H)、3.21−3.10(m、2H)、2.69−2.58(m、2H)、2.44−2.35(m、3H)、2.16−2.04(m、2H)、2.03−1.92(m、3H)、1.92−1.79(m、2H)。MS APCI(+)m/z515.28[M+H]
実施例31
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて4,4−ジフルオロピペリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.70(s、1H)、10.16−9.35(m、1H)、8.39(s、1H)、8.29(s、1H)、8.02(dd、2H)、7.64(t、1H)、7.30(s、1H)、6.67(s、1H)、4.38(s、2H)、3.36−3.00(m、4H)、2.68−2.60(m、2H)、2.45−2.36(m、2H)、2.33−2.08(m、4H)、2.06−1.89(m、2H)。MS APCI(+)m/z533.32(M+H)
実施例32
1−[5−(5−クロロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)(80mg、0.137mmol)およびフェニルボロン酸(24.97mg、0.205mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(683μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(6.71mg、9.56μmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をメタノール(2mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(341μL、0.683mmol)の混合物に溶かし、マイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃として5分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、DMSO1mLで希釈し、10%HCl水溶液を用いてpH約5の酸性とした。そのサンプルを逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD mカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製した。生成物を含む分画を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。酢酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.58(bs、1H)、8.34(s、1H)、8.26(s、1H)、8.01(dd、J=7.1、1.5Hz、2H)、7.53−7.43(m、2H)、7.43−7.34(m、1H)、7.07(d、J=2.1Hz、1H)、6.66(s、1H)、2.70−2.57(m、2H)、2.46−2.34(m、2H)、2.07−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z381.9[M+H]
実施例33
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.34(bs、1H)、8.28(s、1H)、8.23(s、1H)、8.18(s、1H)、8.04(s、1H)、6.74(d、J=2.0Hz、1H)、6.65(s、1H)、3.88(s、3H)、2.68−2.55(m、2H)、2.44−2.34(m、2H)、2.09−1.84(m、2H);MS ESI(+)m/z385.9[M+H]
実施例34
1−[5−(5−クロロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ13.01−12.96(m、1H)、8.79−8.72(m、2H)、8.48(s、1H)、8.32(s、1H)、8.25−8.19(m、2H)、7.56(d、J=2.0Hz、1H)、6.70(s、1H)、2.70−2.52(m、2H)、2.46−2.35(m、2H)、2.08−1.88(m、2H);MS ESI(+)m/z382.9[M+H]
実施例35
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて4−(エチルスルホニル)フェニルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.84−12.78(m、1H)、8.41(s、1H)、8.34−8.25(m、3H)、8.04−7.88(m、2H)、7.32(d、J=2.1Hz、1H)、6.68(s、1H)、3.40−3.32(m、2H)、2.70−2.57(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.09−1.90(m、2H)、1.18−1.08(m、3H);MS ESI(+)m/z474.2[M+H]
実施例36
3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸
フェニルボロン酸に代えて3−ボロノ安息香酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ13.16(s、1H)、12.77−12.71(m、1H)、8.55(t、J=1.7Hz、1H)、8.36(s、1H)、8.29(s、1H)、8.25(,,3H)、7.97−7.90(m、2H)、7.61(t、J=7.8Hz、1H)、7.15(d、J=2.1Hz、1H)、6.70(bs、1H)、2.70−2.58(m、2H)、2.47−2.35(m、2H)、2.07−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z425.9[M+H]
実施例37
(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)酢酸
フェニルボロン酸に代えて2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)酢酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.59−12.53(m、1H)、12.38(s、1H)、8.33(s、1H)、8.26(s、1H)、7.95(d、J=8.3Hz、2H)、7.39−7.32(m、2H)、7.04(d、J=2.1Hz、1H)、6.67(s、1H)、3.63(s、2H)、2.70−2.56(m、2H)、2.46−2.34(m、2H)、2.07−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z439.9[M+H]
実施例38
(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸
フェニルボロン酸に代えて2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチルを用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ13.19(s、1H)、12.42−12.37(m、1H)、8.32(s、1H)、8.24(s、1H)、8.20(s、1H)、8.10(d、J=0.7Hz、1H)、6.79(d、J=2.0Hz、1H)、6.56(s、1H)、5.03(s、2H)、2.69−2.56(m、2H)、2.47−2.33(m、2H)、2.09−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z429.9[M+H]
実施例39
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例39A
2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(9.66g、49.8mmol)、1,3−ジオキソラン−2−オン(21g、238mmol)および炭酸セシウム(16g、49.1mmol)を100mL丸底フラスコで合わせた。反応液を油浴で室温からまで100℃昇温させたところ、それまでに炭酸塩は融解し、反応用の溶媒として働き、反応液はスラリーの状態に留まった。3.5時間加熱後、反応液を冷却して室温とし、酢酸エチルで希釈し、珪藻土で濾過して、酢酸エチルで繰り返し洗浄した。濾液を濃縮し、流量80mL/分でSF60−200gカラムを用いるAnalogix(登録商標)Intelliflash(商標名)精製システムでのクロマトグラフィー(溶離:20%酢酸エチル/ヘキサンで5分間、次に35分間かけて40%から90%酢酸エチル/ヘキサンまで上昇、次にさらに20分間にわたり100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z239.0(M+H)
実施例39B
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール実施例39Aを用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.34(s、1H)、8.33(s、1H)、8.23(s、1H)、8.19(s、1H)、8.07(d、J=0.7Hz、1H)、6.76(d、J=2.0Hz、1H)、6.59(s、1H)、4.17(t、J=5.4Hz、2H)、3.76(t、J=5.4Hz、2H)、2.68−2.55(m、2H)、2.46−2.33(m、2H)、2.05−1.87(m、2H);MS ESI(−)m/z414.0[M+H]
実施例40
1−{5−[5−クロロ−2−(2−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えてオルト−トリルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.33(s、1H)、8.36(s、1H)、8.24(s、1H)、7.60−7.53(m、1H)、7.40−7.27(m、4H)、6.67−6.63(m、2H)、2.67−2.56(m、2H)、2.47−2.32(m、5H)、2.01−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z396.0[M+H]
実施例41
1−{5−[5−クロロ−2−(3−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えてメタ−トリルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.53(bs、1H)、8.33(s、1H)、8.26(s、1H)、7.87(bs、1H)、7.83−7.76(m、1H)、7.36(t、J=7.6Hz、1H)、7.24−7.17(m、1H)、7.05(d、J=2.1Hz、1H)、6.67(s、1H)、2.70−2.58(m、2H)、2.44−2.33(m、5H)、2.08−1.88(m、2H);MS ESI(+)m/z396.0[M+H]
実施例42
1−{5−[5−クロロ−2−(2−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて2−メトキシフェニルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.18(s、1H)、8.33(s、1H)、8.22(s、1H)、7.87(dd、J=7.7、1.7Hz、1H)、7.45−7.35(m、1H)、7.22−7.18(m、1H)、7.13−7.01(m、2H)、6.65(s、1H)、3.91(s、3H)、2.68−2.57(m、2H)、2.47−2.34(m、2H)、2.03−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z412.1[M+H]
実施例43
1−{5−[5−クロロ−2−(3−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて3−メトキシフェニルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.57(s、1H)、8.34(s、1H)、8.27(s、1H)、7.62−7.56(m、2H)、7.39(t、J=8.1Hz、1H)、7.10(d、J=2.1Hz、1H)、6.95(ddd、J=8.2、2.4、1.0Hz、1H)、6.66(s、1H)、3.85(s、3H)、2.70−2.57(m、2H)、2.47−2.34(m、2H)、2.07−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z411.9[M+H]
実施例44
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
フェニルボロン酸に代えて3−フルオロフェニルボロン酸を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.66−12.60(m、1H)、8.37(s、1H)、8.28(s、1H)、7.91−7.87(m、2H)、7.55−7.48(m、1H)、7.24−7.18(m、2H)、6.65(s、1H)、2.69−2.58(m、2H)、2.46−2.34(m、2H)、2.10−1.88(m、2H);MS ESI(+)m/z399.9[M+H]
実施例45
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例45A
7−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル
実施例1F(0.1g、0.159mmol)および2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸(0.053g、0.191mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.4mL)中溶液を撹拌し、それを飽和重炭酸ナトリウム水溶液(0.35mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(0.008g、0.012mmol)で処理した。懸濁液を65℃で4時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、酢酸エチルおよび水を加えた。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を、0%から25%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z735.2[M+H]
実施例45B
1−(5−(5−クロロ−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例45A(0.09g、0.122mmol)のメタノール(0.7mL)中溶液を10%HCl水溶液(0.165mL)で処理し、反応液を65℃で3時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、濃縮した。濃縮物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得た。ESI(+)m/z591.1[M+H]
実施例45C
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例45B(0.066g、0.112mmol)のメタノール(1.8mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(0.279mL、0.558mmol)中溶液を75℃で15分間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、10%HCl水溶液でpHを約7に調節した。得られた混合物を、20%から60%アセトニトリル/0.15%トリフルオロ酢酸水溶液の勾配を用いるPhenomenex C18カラム(3×15cm、粒径10 m)での逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.02−2.15(m、2H)、2.42−2.53(m、2H)、2.71−2.84(m、2H)、3.13−3.22(m、2H)、3.49−3.59(m、2H)、4.44(s、2H)、6.95(s、1H)、7.34−7.40(m、1H)、7.71−7.75(m、1H)、7.77−7.83(m、1H)、8.15(s、1H)、8.30(s、1H);ESI(+)m/z437.0[M+H]
実施例46
1−{5−[5−クロロ−2−(3−ピペリジン−4−イル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例46A
5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル
50mL圧力瓶において、実施例1F(0.15g、0.238mmol)およびトリエチルアミン(0.066mL、0.476mmol)のメタノール(2mL)およびアセトニトリル(2mL)中溶液を[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0.017g、0.024mmol)で処理した。混合物を一酸化炭素(約0.41MPa(60psi))で加圧し、60℃で4時間撹拌した。反応液を冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物を、ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z562.0[M+H]
実施例46B
5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸
実施例46A(0.134g、0.238mmol)のメタノール(2.5mL)中懸濁液を2M水酸化ナトリウム水溶液(0.714mL、1.19mmol)で処理した。反応液を75℃で40分間加熱し、冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。残留物を水(2mL)に懸濁させ、1N HCl水溶液でpHを約4に調節した。懸濁液を濾過し、回収固体を水で洗浄し、60℃の真空乾燥機で乾燥して標題化合物を得た。ESI(+)m/z393.9[M+H]
実施例46C
(Z)−4−(N′−ヒドロキシカルバミミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−シアノピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.5g、2.378mmol)のエタノール(12mL)中溶液をヒドロキシルアミン(50%水溶液、0.51mL、8.32mmol)で処理した。反応液を80℃で1.5時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物を、恒量となるまで60℃の真空乾燥機で乾燥させて、標題化合物を得た。DCI(+)m/z244.1[M+H]
実施例46D
(Z)−4−(N′−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボニルオキシ)カルバミミドイル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例22Bに代えて実施例46Cを用い、1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−3−カルボン酸に代えて実施例46Bを用いて、実施例22Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z619.2[M+H]
実施例46E
4−(5−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例46D(0.66g、0.107mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(1.2mL)中溶液を110℃で5時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、水(5mL)に投入した。得られた懸濁液を濾過し、回収固体を水で洗浄し、真空乾燥して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z601.2[M+H]
実施例46F
1−{5−[5−クロロ−2−(3−ピペリジン−4−イル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例46E(0.54g、0.09mmol)のテトラヒドロフラン(1mL)中溶液を10%HCl水溶液(0.19mL、0.629mmol)で処理し、反応液を70℃で5時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物を、15%から55%アセトニトリル/0.15%水溶液トリフルオロ酢酸の勾配を用いるPhenomenex C18カラム(3×15cm、粒径10 m)での逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.90−2.04(m、4H)、2.16−2.29(m、2H)、2.36−2.47(m、2H)、2.56−2.69(m、2H)、3.05−3.16(m、2H)、3.26−3.42(m、3H)、6.72(s、1H)、7.40(m、1H)、8.23−8.37(m、2H)、8.54−8.65(m、2H)、13.54(bs、1H);MS ESI(+)m/z619.2[M+H]
実施例47
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例47A
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例45Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z584.1[M+H]
実施例47B
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
実施例47A(0.074g、0.127mmol)のメタノール(1.5mL)中溶液および2M水酸化ナトリウム水溶液(0.317mL、0.633mmol)を75℃で15分間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、10%HCl水溶液でpHを約7に調節した。得られた懸濁液を酢酸エチルで抽出した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を、0%から3%メタノール/ジクロロメタンの勾配を用いるシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。ESI(+)m/z429.9[M+H]
実施例47C
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
実施例47B(0.034g、0.079mmol)の酢酸(0.8mL)中溶液をホルマリン(0.035mL、0.475mmol)およびピロリジン(0.039mL、0.475mmol)で処理した。反応液を75℃で1時間加熱した。追加のピロリジン(0.163mL、1.98mmol)を加え、反応液を75℃で6時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物をジクロロメタンに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。ESI(+)m/z513.1[M+H]
実施例47D
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例47C(0.04g、0.078mmol)のテトラヒドロフラン(0.7mL)中溶液を10%HCl水溶液(0.140mL)で処理した。反応液を65℃で2時間加熱し、冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物を15%から50%アセトニトリル/0.15%水溶液トリフルオロ酢酸の勾配を用いるPhenomenex C18カラム(3×15cm、粒径10 m)での逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm1.75−1.87(m、2H)、1.89−1.99(m、2H)、2.04−2.14(m、2H)、2.43−2.57(m、2H)、2.69−2.84(m、4H)、2.99−3.09(m、2H)、4.00(s、3H)、4.28(s、2H)、7.87(s、1H)、7.97(s、1H)、8.16(s、1H)、8.39(s、1H);MS ESI(+)m/z469.1[M+H]
実施例48
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メチルフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例48A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z609.1[M+H]
実施例48B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルアニリン(実施例48A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z455.0[M+H]
実施例48C
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例23B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルアニリン(実施例48B)を用い、実施例23Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z540.1[M+H]
実施例48D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例48C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.28(s、1H)9.80(s、1H)、8.34(s、1H)8.23(s、1H)7.64(m、2H)7.52(d、1H)6.67(s、1H)6.61(s、1H)3.09(s、2H)2.62(m、2H)2.44(s、3H)2.40(m、2H)2.29(s、6H)1.96(m、2H);MS ESI(+)m/z496.1[M+H]
実施例49
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メトキシフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例49A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z625.1[M+H]
実施例49B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシアニリン(実施例49A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z471.0[M+H]
実施例49C
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例23B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシアニリン(実施例49B)を用い、実施例23Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z556.1[M+H]
実施例49D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例49C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.54(s、1H)9.53(s、1H)8.31(m、2H)8.27(s、1H)7.70(d、1H)7.61(dd、1H)7.08(s、1H)6.68(s、1H)3.99(s、3H)3.10(s、2H)2.63(m、2H)2.42(m、2H)2.32(s、6H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z512.1[M+H]
実施例50
1−{5−[5−クロロ−2−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例50A
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z709.2[M+H]
実施例50B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例50A)(120mg、0.169mmol)のジクロロメタン(846μL)中溶液にトリフルオロ酢酸(652μL、8.46mmol)を加えた。反応液を1時間撹拌し、濃縮して乾固させた。残留物を酢酸エチル(5mL)と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1mL)との間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z609.4[M+H]
実施例50C
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例50B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.33(s、1H)、8.42(s、1H)、8.23(s、1H)、8.18(s、1H)、8.08(d、J=0.7Hz、1H)、6.78(d、J=1.4Hz、1H)、6.69(s、1H)、4.29−4.15(m、1H)、3.10−3.01(m、2H)、2.68−2.56(m、4H)、2.45−2.34(m、2H)、2.04−1.88(m、6H)、1.85−1.72(m、2H)。;MS ESI(+)m/z455.0[M+H]
実施例51
3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}ベンゾニトリル
1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)(50mg、0.085mmol)および3−シアノフェニルボロン酸(18.8mg、0.128mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(683μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(4.2mg、6.0μmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をメタノール(2mL)に溶かした。マグネシウム削片(20.7mg、0.853mmol)および固体塩化アンモニウム(18.26mg、0.341mmol)を加え、混合物を16時間高撹拌した。反応液を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD mカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製した。生成物を含む分画を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。酢酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮し標題化合物を得た。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.71(s、1H)、8.57(bs、1H)、8.39(s、1H)、8.35(d、J=8.4Hz、1H)、8.30(s、1H)、7.83(d、J=7.7Hz、1H)、7.70−7.67(m、1H)、7.35(bs、1H)、6.70(s、2H)、2.68−2.59(m、2H)、2.46−2.38(m、2H)、2.06−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z406.9[M+H]
実施例52
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例52A
1−(5−ブロモインドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン
5−ブロモインドリン(0.5g、2.52mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.387g、2.52mmol)、N−メチルモルホリン(1.11mL、10.1mmol)および2−(ジメチルアミノ)酢酸(0.299g、2.9mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(9.5mL)中溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.678g、3.53mmol)で処理し、反応液を環境温度で18時間撹拌した。反応液を水(100mL)で希釈し、1:1エーテル/酢酸エチルで抽出した(120mLで2回)。合わせた有機層を水(80mLで2回)およびブライン(80mLで2回)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS DCI(+)m/z283.0[M+H]
実施例52B
2−(ジメチルアミノ)−1−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)インドリン−1−イル)エタノン
実施例52A(0.257g、0.908mmol)、酢酸カリウム(0.267g、2.72mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(0.277g、1.09mmol)のジメチルスルホキシド(3mL)中混合物を撹拌しながら、それに[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン(0.059g、0.073mmol)との錯体を加え、反応液を80℃で1時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を、0%から6%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS APCI(+)m/z331.3[M+H]
実施例52C
1−(5−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸に代えて実施例52Bを用い、実施例45Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z706.2[M+H]
実施例52D
1−(5−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン
実施例52C(0.083g、0.118mmol)のテトラヒドロフラン(0.8mL)中溶液を10%HCl水溶液(0.25mL)で処理し、反応液を65℃で4時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、減圧下に濃縮した。濃縮物を酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z662.2[M+H]
実施例52E
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例45Bに代えて実施例52Dを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.02−2.14(m、2H)、2.42−2.53(m、2H)、2.72−2.82(m、2H)、3.03(s、6H)、3.29(m、2H)、4.13(m、2H)、4.34(s、2H)、6.89(s、1H)、7.70−7.76(m、1H)、7.79(m、1H)8.15(s、1H)、8.24(m、1H)8.26(s、1H);MS ESI(+)m/z508.1[M+H]
実施例53
1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例45Bに代えて実施例52Dを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.02−2.14(m、2H)、2.40−2.53(m、2H)、2.71−2.81(m、2H)、3.30(m、2H)、3.82(m、2H)、6.94(s、1H)、7.34(m、1H)、7.82(m、1H)、7.90(bs、1H)、8.16(s、1H)、8.29(s、1H);MS ESI(+)m/z422.9[M+H]
実施例54
3−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
実施例54A
3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例1Aでシクロブタノンに代えて3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用いた以外は、実施例1Aから1Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z591.43(M+H)
実施例54B
3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例1C)に代えて実施例54Aを用い、5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1D)に代えて実施例2Aを用いた以外は、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、CDCl)δ8.37(d、1H)、8.26(d、1H)、8.11−8.03(m、2H)、7.88(d、1H)、7.30(d、2H)、6.88(d、1H)、4.88(s、2H)、4.45(q、4H)、3.48(s、3H)、2.39(s、3H)、1.47(s、9H)。MS APCI(+)m/z589.35(M+H)
実施例54C
3−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1E)に代えて実施例54Bを用いた以外は、実施例1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z715.28(M+H)
実施例54D
3−(5−(5−フルオロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
実施例1Gにおいて5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1F)に代えて実施例54Cを用い、−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(実施例20A)を用いた以外は、実施例1Gから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として単離した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.45(s、1H)、9.67(s、1H)、9.29(d、2H)、8.55(s、1H)、8.42(s、1H)、8.27(d、1H)、8.23(s、1H)、7.88(s、1H)、7.05(d、1H)、4.58(t、2H)、4.50(dd、2H)、4.27−4.20(m、2H)、3.71(d、2H)、3.58−3.52(m、2H)、3.11−3.00(m、2H)、2.07−1.94(m、2H)、1.93−1.79(m、2H);MS APCI(+)m/z454.42(M+H)
実施例55
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例30Aから30Dに記載の方法に従って標題化合物を製造し、副生成物として単離した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.59(s、1H)、8.34(s、1H)、8.27(s、1H)、7.86(d、2H)、7.54(s、1H)、7.16(s、1H)、6.66(s、1H)、5.31(t、1H)、4.58(d、2H)、2.69−2.58(m、2H)、2.46−2.36(m、2H)、2.06−1.90(m、2H);MS APCI(+)m/z430.23(M+H)
実施例56
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例56A
4−メチルベンゼンスルホン酸4−ブロモフェネチル
2−(4−ブロモフェニル)エタノール(3.48mL、24.87mmol)、p−トルエンスルホニルクロライド(5.69g、29.8mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.304g、2.487mmol)の脱水ジクロロメタン(70mL)中溶液をトリエチルアミン(6.93mL、49.7mmol)で処理した。反応液を環境温度で16時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、10%から20%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z356.9[M+H]
実施例56B
1−(4−ブロモフェネチル)ピロリジン
実施例56Aからの4−メチルベンゼンスルホン酸4−ブロモフェネチル(500mg、1.407mmol)の脱水アセトニトリル(3mL)中溶液をトリエチルアミン(0.589mL、4.22mmol)およびピロリジン(0.349mL、4.22mmol)で処理した。反応液を環境温度で16時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和塩化アンモニウムおよびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MSDCI(+)m/z254.0[M+H]
実施例56C
1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェネチル)ピロリジン
実施例52Aからの1−(5−ブロモインドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノンに代えて実施例56Bからの1−(4−ブロモフェネチル)ピロリジンを用い、実施例52Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z302.0[M+H]
実施例56D
5−(5−クロロ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて実施例56Cからの1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェネチル)ピロリジンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z677.2[M+H]
実施例56E
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例52Cからの1−(5−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)インドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノンに代えて実施例56Dからの5−(5−クロロ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾールを用い、実施例52Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z633.1[M+H]
実施例56F
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例1Hからの1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノールに代えて実施例56Eからの1−(5−(5−クロロ−2−(4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノールを用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z479.1[M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.57(s、1H)8.33(s、1H)8.26(s、1H)7.98(d、2H)7.39(d、2H)7.06(m、1H)6.70(s、1H)3.10−3.40(m、6H)3.02(m、2H)2.63(m、2H)2.43(m、2H)1.84−2.05(m、6H)。
実施例57
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
1−メチルピペラジンに代えて1−メチル−1,4−ジアゼパンを用い、実施例19に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.65(s、1H)、8.36(s、1H)、8.28(s、1H)、8.05(s、1H)、7.50−7.43(m、2H)、7.15(s、1H)、6.66(s、1H)、3.68−3.57(m、2H)、3.46−3.37(m、2H)、3.28(s、3H)、2.69−2.54(m、4H)、2.47−2.34(m、2H)、2.31−2.21(m、2H)、2.06−1.91(m、2H)、1.90−1.70(m、2H);MS ESI(+)m/z522.0[M+H]
実施例58
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例58A
1−(4−ブロモフェニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン
トリエチルアミン(0.987mL、7.08mmol)のエタノール(6.2mL)およびメタノール(4.2mL)中溶液を1−(4−ブロモフェニル)ピペリジン−4−オン(0.9g、3.54mmol)およびジメチルアミン塩酸塩(0.578g、7.08mmol)で処理した。チタン(IV)イソプロポキシド(2.075mL、7.08mmol)を加えたところ、粘稠混合物が生成した。懸濁液を環境温度で18時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(0.2g、5.31mmol)を少量ずつ5分間かけて加え、反応混合物を環境温度で18時間撹拌した。10%水溶液アンモニア70mLで反応停止し、得られた懸濁液をジクロロメタン250mLで抽出した。水層を追加のジクロロメタン150mLで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を0%から7%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z284.8[M+H]
実施例58B
N,N−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペリジン−4−アミン
実施例52Aに代えて実施例58Aを用い、ジメチルスルホキシドに代えて1,4−ジオキサンを用いて、実施例52Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z331.0[M+H]
実施例58C
1−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸に代えて実施例58Bを用い、実施例45Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z706.2[M+H]
実施例58D
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例52Cに代えて実施例58Cを用い、実施例52Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z662.2[M+H]
実施例58E
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例45Bに代えて実施例58Dを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.38−1.53(m、2H)、1.78−1.88(m、2H)、1.91−2.03(m、2H)、2.19(s、6H)、2.22−2.28(m、1H)、2.34−2.46(m、2H)、2.56−2.68(m、2H)、2.70−2.81(m、2H)、3.78−3.89(m、2H)、6.64(s、1H)、6.84(s、1H)、7.00(d、2H)、7.82(d、2H)、8.20−8.26(m、2H)、12.35(s、1H);MS ESI(+)m/z508.1[M+H]
実施例59
1−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例59A
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1F)に代えて5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例2C)を用い、実施例8Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z570.0[M+H]
実施例59B
1−(5−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(110mg、0.527mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.63mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(0.88mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(17.26mg、0.025mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から75%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z524.1[M+H]
実施例59C
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて1−(5−(5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.27(bs、1H)、8.41(d、J=1.0Hz、1H)、8.30(s、1H)、8.20(d、J=3.6Hz、1H)、8.07(d、J=0.7Hz、1H)、7.01(s、1H)、6.65(s、1H)、3.90(s、3H)、2.67−2.55(m、2H)、2.45−2.34(m、2H)、2.06−1.86(m、2H);MS ESI(+)m/z369.9[M+H]
実施例60
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例60A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z613.1[M+H]
実施例60B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z459.0[M+H]
実施例60C
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)(68mg、0.148mmol)およびジメチルグリシン(15.3mg、0.148mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中溶液をO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(67.6mg、0.178mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.8mg、0.015mmol)で処理した。反応液を環境温度で16時間撹拌した。反応を追加のO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(67.6mg、0.178mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(18.1mg、0.148mmol)で処理し、反応液を環境温度でさらに16時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、1%から5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z544.1[M+H]
実施例60D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例60C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−D) ppm12.49(s、1H)10.12(s、1H)8.37(s、1H)8.22(s、1H)7.95(m、1H)7.84(dd、1H)7.59(dd、1H)6.90(d、1H)6.69(s、1H)3.12(s、2H)2.63(m、2H)2.41(m、2H)2.29(s、6H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z500.1[M+H]
実施例61
−(3−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例61A
3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて3−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z629.1[M+H]
実施例61B
3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例61A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z475.0[M+H]
実施例61C
N−(3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)に代えて3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例61B)を用い、実施例60Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z560.0[M+H]
実施例61D
N−(3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(3−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例61C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.45(s、1H)10.10(s、1H)8.38(s、1H)8.23(s、1H)8.06(d、1H)7.73(m、2H)6.89(s、1H)6.68(s、1H)3.12(s、2H)2.61(m、2H)2.40(m、2H)2.29(s、6H)1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z518.0[M+H]
実施例62
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メチルフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例62A
2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
1−(5−ブロモインドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン(実施例52A)に代えて4−ブロモ−2−メチルアニリンを用い、実施例52Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MSDCI(+)m/z234.1[M+H]
実施例62B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(実施例62A)を用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z609.2[M+H]
実施例62C
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルアニリン(実施例62B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z455.0[M+H]
実施例62D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルアニリン(実施例62C)を用い、実施例60Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z540.1[M+H]
実施例62E
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−メチルフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例62D)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.49(s、1H)9.42(s、1H)8.31(s、1H)8.25(s、1H)7.92(s、1H)7.83(s、2H)7.02(d、1H)6.67(s、1H)3.10(s、2H)2.64(m、2H)242(m、2H)2.34(s、6H)2.29(s、3H)1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z496.0[M+H]
実施例63
−(2−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例63A
2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
1−(5−ブロモインドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン(実施例52A)に代えて4−ブロモ−2−クロロアニリンを用い、実施例52Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MSDCI(+)m/z254.1[M+H]
実施例63B
2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(実施例63A)を用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z629.1[M+H]
実施例63C
2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例63B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z475.0[M+H]
実施例63D
N−(2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)に代えて2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)アニリン(実施例63C)を用い、実施例60Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z560.1[M+H]
実施例63E
N−(2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(2−クロロ−4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例63D)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.59(s、1H)9.86(s、1H)8.33(s、1H)8.29(s、1H)8.27(s、1H)8.26(d、1H)8.00(dd、1H)7.17(s、1H)6.69(s、1H)3.15(s、2H)2.63(m、2H)2.42(m、2H)2.36(s、6H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z516.1[M+H]
実施例64
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例64A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z613.1[M+H]
実施例64B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロアニリン(実施例64A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z459.0[M+H]
実施例64C
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロアニリン(実施例64B)を用い、実施例60Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z544.1[M+H]
実施例64D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例64C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.57(s、1H)9.63(s、1H)8.34(s、1H)8.27(s、1H)8.10(t、1H)8.01(dd、1H)7.85(dd、1H)7.15(s、1H)6.68(s、1H)3.14(s、2H)2.64(m、2H)2.42(m、2H)2.32(s、6H)198(m、2H);MS ESI(+)m/z500.1[M+H]
実施例65
1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例65A
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(940mg、1.651mmol)および2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(694mg、2.476mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(11.5mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(3.83mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(81mg、0.116mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から95%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z596.1[M+H]
実施例65B
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(実施例65A)(734mg、1.232mmol)のメタノール(8.2mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(2.16mL、4.31mmol)中溶液を、密閉容器においてマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃として5分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、濃縮して体積を2mLとした。溶液を10%水溶液HClで希釈した。固体を濾過し、風乾して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z413.9[M+H]
実施例65C
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタノン
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)安息香酸(実施例16C)に代えて2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(実施例65B)を用い、実施例19に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.30(bs、1H)、8.43(d、J=0.9Hz、1H)、8.27(s、1H)、8.20(d、J=3.6Hz、0H)、8.10(s、1H)、7.05(s、1H)、6.66(s、1H)、5.21(s、2H)、3.55−3.43(m、4H)、2.67−2.55(m、2H)、2.47−2.24(m、6H)、2.20(s、3H)、2.06−1.86(m、2H);MS ESI(+)m/z496.1[M+H]
実施例66
2−(4−{5−フルオロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(メチルスルホニル)アセトアミド
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(実施例65B)(75mg、0.181mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)中溶液に、メタンスルホンアミド(20.7mg、0.218mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(66.5mg、0.544mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(52.2mg、0.272mmol)を加えた。溶液を加熱して45℃として4時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.35(s、1H)、12.30−12.18(m、1H)、8.43(s、1H)、8.35(s、1H)、8.22(d、J=3.6Hz、1H)、8.16(s、1H)、7.07(d、J=2.0Hz、1H)、6.67(s、1H)、5.10(s、2H)、3.29(s、3H)、2.64−2.56(m、2H)、2.46−2.32(m、2H)、2.05−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z490.9[M+H]
実施例67
1−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール(実施例89C)(0.02g、0.052mmol)、1−メチルピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩(0.011g、0.059mmol)、N−メチルモルホリン(0.023mL、0.207mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.004g、0.026mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.75mL)中混合物をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.015g、0.078mmol)で処理し、反応液を環境温度で4時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮した。濃縮物を、15%から55%アセトニトリル/0.15%水溶液トリフルオロ酢酸の勾配を用いるPhenomenex C18カラム(3×15cm、粒径10 m)での逆相HPLCによって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm1.91−2.15(m、6H)、2.39−2.52(m、2H)、2.60(m、1H)、2.67−2.77(m、3H)、2.89(s、3H)、3.01−3.14(m、3H)、3.51−3.64(m、2H)、3.80−3.88(m、2H)、4.29(m、1H)、4.39(m、1H)、6.46(m、1H)、6.56(m、1H)、8.09(s、1H)、8.26(s、1H);MS ESI(+)m/z512.1[M+H]
実施例68
−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メトキシフェニル)−N ,N −ジメチルグリシンアミド
実施例68A
3−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン
1−(5−ブロモインドリン−1−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン(実施例52A)に代えて4−ブロモ−3−メトキシアニリンを用い、実施例52Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MSDCI(+)m/z250.2[M+H]
実施例68B
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシアニリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて3−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(実施例68A)を用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z625.1[M+H]
実施例68C
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシアニリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシアニリン(実施例68B)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z471.0[M+H]
実施例68D
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロアニリン(実施例60B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシアニリン(実施例68C)を用い、実施例60Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z556.1[M+H]
実施例68E
N−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えてN−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−3−メトキシフェニル)−2−(ジメチルアミノ)アセトアミド(実施例68D)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.10(s、1H)9.89(s、1H)8.30(s、1H)8.22(s、1H)7.81(d、1H)7.61(d、1H)7.44(dd、1H)6.97(d、1H)6.67(s、1H)3.89(s、3H)3.10(s、2H)2.63(m、2H)2.41(m、2H)2.30(s、6H)1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z512.0[M+H]
実施例69
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例69A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェノール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−ヒドロキシフェニルボロン酸ピナコールエステルを用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z596.1[M+H]
実施例69B
5−(5−クロロ−2−(4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェノール(実施例69A)(60mg、0.101mmol)、テトラヒドロフラン−3−オール(12mg、0.131mmol)およびトリフェニルホスフィン(34.3mg、0.131mmol)の脱水テトラヒドロフラン(1mL)中溶液をジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.025mL、0.131mmol)で処理した。反応液を環境温度で16時間撹拌した。反応液を追加のテトラヒドロフラン−3−オール(12mg、0.131mmol)、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.025mL、0.131mmol)およびトリフェニルホスフィン(34.3mg、0.131mmol)で処理し、反応液を昇温させて70℃として5時間経過させた。反応液を冷却し、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、30%から40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z666.1[M+H]
実施例69C
5−(5−クロロ−2−(4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例69B)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z511.0[M+H]
実施例69D
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例69C)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.47(s、1H)8.29(s、1H)8.25(s、1H)7.94(d、2H)7.02(d、2H)6.95(d、1H)6.67(s、1H)5.11(m、1H)3.93−3.75(m、4H)2.63(m、2H)2.41(m、2H)2.26(m、1H)1.97(m、3H);MS ESI(+)m/z468.0[M+H]
実施例70
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例70A
5−(5−クロロ−2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
テトラヒドロフラン−3−オールに代えて(テトラヒドロフラン−2−イル)メタノールを用い、実施例69Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z680.1[M+H]
実施例70B
5−(5−クロロ−2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例70A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z525.0[M+H]
実施例70C
1−(5−(5−クロロ−2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例70B)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.45(s、1H)8.29(s、1H)8.25(s、1H)7.94(d、2H)7.04(d、2H)6.94(d、1H)6.66(s、1H)4.17(m、1H)4.00(m、2H)3.79(m、1H)3.69(m、1H)2.63(m、2H)2.41(m、2H)1.80−2.06(m、5H)1.69(m、1H);MS ESI(+)m/z482.0[M+H]
実施例71
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(1,4−ジオキサン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例71A
5−(2−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
テトラヒドロフラン−3−オールに代えて(1,4−ジオキサン−2−イル)メタノールを用い、実施例69Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z696.1[M+H]
実施例71B
5−(2−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて5−(2−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例71A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z541.0[M+H]
実施例71C
1−(5−(2−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えて5−(2−(4−((1,4−ジオキサン−2−イル)メトキシ)フェニル)−5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例71B)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.46(s、1H)8.29(s、1H)8.25(s、1H)7.94(d、2H)7.04(d、2H)6.95(d、1H)6.66(s、1H)4.03(m、2H)3.85(m、2H)3.78(m、1H)3.65(m、2H)3.51(m、1H)3.42(m、1H)2.63(m、2H)2.40(m、2H)1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z498.0[M+H]
実施例72
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例72A
5−(5−クロロ−2−(4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
テトラヒドロフラン−3−オールに代えて1−メチルピペリジン−4−オールを用い、実施例69Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z693.2[M+H]
実施例72B
5−(5−クロロ−2−(4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例72A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z539.0[M+H]
実施例72C
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例72B)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.46(s、1H)8.28(s、1H)8.24(s、1H)7.92(d、2H)7.04(d、2H)6.93(d、1H)6.68(s、1H)4.47(m、1H)2.63(m、4H)2.41(m、2H)2.23(m、2H)2.20(s、3H)1.96(m、4H)1.66(m、2H);MS ESI(+)m/z495.0[M+H]
実施例73
1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
2−(4−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(実施例65B)(100mg、0.242mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(783μL)中溶液に、1−メチル−1,4−ジアゼパン(35.9mg、0.314mmol)、4−メチルモルホリン(80μL、0.726mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(55.6mg、0.363mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(69.6mg、0.363mmol)を加えた。反応液を冷却して室温とし、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.29(bs、1H)、8.43(s、1H)、8.29(s、1H)、8.20(d、J=3.6Hz、1H)、8.10(s、1H)、7.05(s、1H)、6.65(s、1H)、5.22−5.17(m、2H)、3.67−3.41(m、4H)、2.67−2.34(m、6H)、2.32−2.23(m、3H)、2.05−1.71(m、4H);MS ESI(+)m/z510.1[M+H]
実施例74
1−{5−[5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例74A
1−(5−(5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて1,5−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z554.1[M+H]
実施例74B
1−(5−(5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例74A)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.24(bs、1H)、8.26(s、1H)、8.23(s、1H)、7.89(s、1H)、6.65(s、1H)、6.50(s、1H)、3.81(s、3H)、2.69−2.55(m、2H)、2.47(s、3H)、2.44−2.33(m、2H)、2.06−1.88(m、2H);MS ESI(+)m/z400.0[M+H]
実施例75
1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例75A
5−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イルボロン酸を用い、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z638.1[M+H]
実施例75B
5−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて5−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例75A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z483.1[M+H]
実施例75C
1−(5−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(3−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例22D)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例75B)を用い、実施例22Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.42(s、1H)8.29(s、1H)8.25(s、1H)7.56(d、1H)7.49(dd、1H)6.94(m、2H)6.66(s、1H)4.29(s、4H)2.63(m、2H)2.41(m、2H)1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z440.0[M+H]
実施例76
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて3,3−ジフルオロピペリジンを用い、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.61(s、1H)、8.35(s、1H)、8.27(s、1H)、7.89(d、1H)、7.85(d、1H)、7.47(t、1H)、7.18(s、1H)、6.69(s、1H)、3.66(s、2H)、2.70−2.59(m、4H)、2.47−2.37(m、4H)、2.04−1.92(m、2H)、1.91−1.81(m、2H)、1.65(s、2H);MS APCI(+)m/z533.33(M+H)
実施例77
4−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピペラジン−2−オン
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてピペラジン−2−オンを用い、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.62(s、1H)、8.36(s、1H)、8.28(s、1H)、7.92(dd、1H)、7.86(dd、1H)、7.76(s、1H)、7.51(t、1H)、7.20(s、1H)、6.68(s、1H)、3.63(s、2H)、3.19−3.13(m、2H)、2.97(s、2H)、2.67−2.57(m、4H)、2.47−2.37(m、2H)、2.05−1.92(m、2H)。MS APCI(+)m/z512.19(M+H)
実施例78
1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えてN,N−ジメチルピロリジン−3−アミンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.73(s、1H)、10.64(s、1H)、8.39(d、1H)、8.30(s、1H)、8.06(dd、1H)、7.98(t、1H)、7.66(dd、1H)、7.32(dd、1H)、4.38(d、2H)、4.18−4.03(m、1H)、3.78−3.29(m、4H)、3.09(s、3H)、2.84(s、3H)、2.68−2.59(m、2H)、2.43(dt、2H)、2.37(bs、1H)、2.31(bs、1H)、2.09−1.90(m、2H)。MS APCI(+)m/z526.33(M+H)
実施例79
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて4−(トリフルオロメチル)ピペリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.74(s、1H)、10.13−9.87(m、1H)、8.40(s、1H)、8.30(s、1H)、8.09(dd、1H)、8.02(dd、1H)、7.70(d、、1H)、7.34(d、1H)、4.41(s、2H)、3.56(d、2H)、3.10(t、2H)、2.64(s、3H)、2.43(dd、2H)、2.06(d、2H)、2.03−1.93(m、2H)、1.82−1.69(m、2H)。MS APCI(+)m/z565.31(M+H)
実施例80
1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて3−(トリフルオロメチル)ピペリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.74(s、1H)、10.37(bs、1H)、8.40(s、1H)、8.30(s、1H)、8.08(dd、1H)、8.01(dd、1H)、7.70(t、1H)、7.34(d、1H)、4.46(dd、2H)、3.64(d、1H)、3.42(d、1H)、3.16(t、1H)、3.04(t、1H)、2.89(s、1H)、2.68−2.60(m、2H)、2.49−2.38(m、2H)、2.07−1.91(m、4H)、1.73(d、、1H)、1.51(dd、1H)。MS APCI(+)m/z565.35(M+H)
実施例81
1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて2−メチルピペリジンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.73(s、1H)、9.73−9.28(m、1H)、8.40(s、1H)、8.30(s、1H)、8.09(dd、1H)、8.01(dd、1H)、7.69(t、1H)、7.33(d、1H)、4.69(d、2H)、4.19(dd、1H)、3.38−3.06(m、2H)、2.98−2.86(m、1H)、2.67−2.59(m、2H)、2.46−2.39(m、2H)、2.06−1.90(m、3H)、1.62(m、4H)、1.49(d、2H)、1.40(d、1H);MS ESI(+)540.1(M+H)
実施例82
1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例30Bで4−フルオロピペリジンに代えて1−(ピペラジン−1−イル)エタノンを用いた以外は、実施例30Aから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.71(s、1H)、8.97(s、2H)、8.39(s、1H)、8.29(s、1H)、8.02(d、1H)、7.95(dd、1H)、7.61(t、1H)、7.29(d、1H)、4.11(s、2H)、3.28(s、4H)、3.07(s、4H)、2.67−2.60(m、2H)、2.48−2.38(m、2H)、2.06−1.92(m、2H)。MS APCI(+)m/z498.33(M+H)
実施例83
1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例83A
1−(5−(5−クロロ−2−(4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
ピロリジンに代えて4−フルオロピペリジン塩酸塩を用い、実施例8Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z651.4[M+H]
実施例83B
1−(5−(5−クロロ−2−(4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(4−((4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例83A)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.55(bs、1H)、8.32(s、1H)、8.26(s、1H)、7.99−7.92(m、2H)、7.43−7.35(m、2H)、7.03(s、1H)、6.66(s、1H)、4.81−4.55(m、1H)、3.51(bs、2H)、2.69−2.24(m、8H)、2.04−1.66(m、6H);MS ESI(+)m/z497.0[M+H]
実施例84
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例84A
2−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン
水素化ナトリウム(0.096mL、5.15mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(8.59mL)中懸濁液に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.5g、2.58mmol)を加えた。0.5時間後、2−クロロメチルピリジン塩酸塩(0.423g、2.58mmol)およびヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.095g、0.258mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中溶液として加えた。反応液を冷却して室温とし、酢酸エチル(10mL)で希釈した。水(10mL)を加え、層を分離した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した(30mLで2回)。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z285.9[M+H]
実施例84B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて2−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン(実施例84A)を用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z617.1[M+H]
実施例84C
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例84B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.36(bs、1H)、8.55(dd、J=5.0、1.6Hz、1H)、8.45(s、1H)、8.23(s、1H)、8.19(s、1H)、8.13(s、1H)、7.83−7.77(m、1H)、7.34(ddd、J=7.5、4.8、0.9Hz、1H)、7.18(d、J=7.8Hz、1H)、6.80(s、1H)、6.65(s、1H)、5.48(s、2H)、2.67−2.55(m、2H)、2.44−2.32(m、2H)、2.06−1.86(m、2H);MS ESI(+)m/z463.0[M+H]
実施例85
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例85A
3−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン
2−クロロメチルピリジン塩酸塩に代えて3−クロロメチルピリジン塩酸塩を用い、実施例84Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z285.9[M+H]
実施例85B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて3−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン(実施例85A)を用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z617.1[M+H]
実施例85C
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例85B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.34(bs、1H)、8.58−8.56(m、1H)、8.53(dd、J=4.8、1.6Hz、1H)、8.44(s、1H)、8.23(s、1H)、8.18(s、1H)、8.12(d、J=0.7Hz、1H)、7.73−7.67(m、1H)、7.40(ddd、J=7.8、4.8、0.9Hz、1H)、6.77(s、1H)、6.64(s、1H)、5.44(s、2H)、2.66−2.56(m、2H)、2.45−2.33(m、2H)、2.03−1.90(m、2H);MS ESI(+)m/z463.0[M+H]
実施例86
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例86A
4−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン
2−クロロメチルピリジン塩酸塩に代えて3−クロロメチルピリジン塩酸塩を用い、実施例84Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z285.9[M+H]
実施例86B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて4−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジン(実施例86A)を用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z617.1[M+H]
実施例86C
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例86B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.37(bs、1H)、8.58−8.52(m、2H)、8.46(d、J=0.7Hz、1H)、8.24(s、1H)、8.19(s、1H)、8.16(d、J=0.5Hz、1H)、7.22−7.16(m、2H)、6.80(s、1H)、6.65(s、1H)、5.47(s、2H)、2.67−2.56(m、2H)、2.47−2.33(m、2H)、2.00−1.97(m、2H);MS ESI(+)m/z463.0[M+H]
実施例87
1−[5−(5−クロロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例87A
1−(5−(5−クロロ−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−ホルミルフェニルボロン酸に代えて3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジンを用い、実施例8Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z576.1[M+H]
実施例87B
1−(5−(5−クロロ−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例87A)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.45(s、1H)、8.75−8.68(m、1H)、8.52(d、J=2.3Hz、1H)、8.36−8.26(m、1H)、8.21(s、1H)、8.12−8.04(m、1H)、7.40−7.31(m、1H)、7.01−6.88(m、1H)、6.74(bs、1H)、6.54(s、1H)、2.70−2.58(m、2H)、2.46−2.33(m、2H)、2.03−1.89(m、2H);MS ESI(+)m/z421.9[M+H]
実施例88
3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用いた以外は、実施例1Dから1Eおよび1Hから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.16(s、1H)、9.46(s、1H)、9.32(s、1H)、8.54(s、1H)、8.37(d、1H)、7.76−7.73(m、1H)、6.82(dd、1H)、4.55−4.48(m、2H)、4.28−4.21(m、2H);MS APCI(+)m/z291.12(M+H)
実施例89
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例89A
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸に代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例45Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z685.2[M+H]
実施例89B
1−(5−(5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(実施例89A)(0.1g、0.146mmol)のメタノール(0.7mL)およびテトラヒドロフラン(0.25mL)中混合物を10%HCl水溶液(0.165mL)で処理し、反応液を65℃で5時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、濃縮して乾固させた。残留物をジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間で分配した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を0%から5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z541.0[M+H]
実施例89C
1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例45Bに代えて実施例89Bを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.89−2.04(m、2H)、2.32−2.45(m、5H)、2.55−2.67(m、2H)、2.84−2.93(m、2H)、3.40(m、2H)、6.47(s、1H)、6.60(m、1H)、6.64(s、1H)、8.17(s、1H)、8.27(s、1H)、12.12(bs、1H);MS ESI(+)m/z387.0[M+H]
実施例90
1−{5−[5−フルオロ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例90A
1−(5−(5−フルオロ−1−トシル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)および3,4,5−トリメトキシフェニルボロン酸(112mg、0.527mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2630μL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(880μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(17.26mg、0.025mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して、粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z610.2[M+H]
実施例90B
1−{5−[5−フルオロ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
メタノール(2.50mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(830μL)中の1−(5−(5−フルオロ−1−トシル−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例90A)(103mg、0.169mmol)を、マイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃とし、30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液でpHを約3に調節した。得られた溶液をによって精製し逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%酢酸アンモニウムを含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.48(bs、1H)、8.80(s、1H)、8.29(d、J=2.0Hz、1H)、8.37(m、3H)、6.69(s、1H)、3.91(s、6H)、3.71(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z456.1[M+H]
実施例91
1−(5−{5−フルオロ−2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例91A
1−(5−(5−フルオロ−2−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)および3−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸(105mg、0.527mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.63mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(880μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(17.26mg、0.025mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z598.1[M+H]
実施例91B
1−(5−(5−フルオロ−2−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例91A)(94.2mg、0.158mmol)のメタノール(2.500mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(833μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として30分間経過させた。反応液を冷却して室温としおよび10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%酢酸アンモニウムを含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.73(bs、1H)、8.60(bs、1H)、8.57(s、1H)、8.39(d、J=8.85Hz、1H)、8.38(d、J=3.51Hz、1H)、7.91(d、J=7.78Hz、1H)、7.78(t、1H)、7.56(s、1H)、3.33(s、3H)、2.64−2.59(m、2H)、2.45−2.37(m、2H)、2.03−1.93(m、2H);MS ESI(+)m/z443.9[M+H]
実施例92
1−[5−(5−フルオロ−2−キノリン−6−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
実施例92A
1−(5−(5−フルオロ−2−(キノリン−6−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)およびキノリン−6−ボロン酸(91mg、0.527mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.63mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(880μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(17.26mg、0.025mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として16時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z571.1[M+H]
実施例92B
3−(5−(5−フルオロ−2−(キノリン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)ペンタン−3−オール
1−(5−(5−フルオロ−2−(キノリン−6−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例92A)(86.9mg、0.152mmol)のメタノール(2.5mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(833μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃とし、30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%酢酸アンモニウムを含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.48(bs、1H)、8.92(dのd、J=5.8Hz、1H)、8.68(m、1H)、8.57(s、1H)、8.48(d、J=8.85Hz、1H)、8.38(d、J=9.46Hz、1H)、6.36(d、J=3.51Hz、1H)、8.10(d、J=8.85Hz、1H)、7.59(dのd、8.24および4.12Hz、1H)、7.56(s、1H)、6.72(s、1H)、2.66−2.60(m、2H)、2.45−2.36(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z417.0[M+H]
実施例93
1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例93A
5−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル
1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロライドジクロロメタン錯体(0.449g、0.55mmol)、酢酸カリウム(1.805g、18.39mmol)およびビス(ピナコラト)ジボロン(2.57g、10.12mmol)に窒素雰囲気下で、メチルスルホキシド(46.0mL)と次に3−ブロモ−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g、9.20mmol)を加え、反応液を80℃で終夜撹拌した。反応液を冷却して室温とし、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、ヘキサンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MSDCI(+)m/z374.1[M+H]
実施例93B
3−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)および5−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例93A)(262mg、0.702mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.63mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(880μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(17.26mg、0.025mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として3時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z689.3[M+H]
実施例93C
1−(5−(5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
3−(5−フルオロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5−メトキシ−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例93B)(140mg、0.203mmol)のメタノール(2.00mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(670μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として、30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%酢酸アンモニウムを含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.19(bs、1H)、11.52(s、1H)、8.48(s、1H)、8.21(d、J=2.0Hz、1H)、8.04(d、J=2.0Hz、1H)、7.46(d、J=2.0Hz、1H)、7.41(d、J=3.51Hz、1H)、7.01(s、1H)、6.89(d、J=3.51Hz、1H)、6.68(s、1H)、3.87(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z435.0[M+H]
実施例94
3−[5−(5−フルオロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用い、実施例1Gで4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを用いた以外は、実施例1Dから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ13.02(s、1H)、9.46(s、1H)、9.32(s、1H)、8.80(d、2H)、8.73(s、1H)、8.51(d、1H)、8.26(d、2H)、7.82(d、1H)、4.57−4.48(m、2H)、4.30−4.23(m、2H);MS APCI(+)m/z368.23(M+H)
実施例95
3−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用い、実施例1Gで4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いた以外は、実施例1Dから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.37(s、1H)、9.40(s、1H)、9.28(s、1H)、8.56(s、1H)、8.30(s、1H)、8.24(d、1H)、8.08(s、1H)、7.01(d、1H)、4.52(s、2H)、4.24(s、2H)、3.91(s、3H);MS APCI(+)m/z371.20(M+H)
実施例96
3−(5−{2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用い、実施例1Gで4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(エチルスルホニル)フェニルボロン酸を用いた以外は、実施例1Dから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.84(s、1H)、9.46(s、1H)、9.32(s、1H)、8.71(s、1H)、8.44(d、1H)、8.34(d、2H)、7.99(d、2H)、7.59(d、1H)、4.53(s、2H)、4.26(s、2H)、3.37(q、2H)、1.15(t、3H);MS APCI(+)m/z458.78(M+H)
実施例97
3−(5−{5−フルオロ−2−[3−フルオロ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用い、実施例1Gで4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用いた以外は、実施例1Dから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ2.74(s、1H)、9.53−9.46(m、1H)、9.39−9.31(m、1H)、8.70(s、1H)、8.42(d、1H)、8.11(d、1H)、8.04(d、1H)、7.71(t、1H)、7.59(s、1H)、4.53(m、2H)、4.44(s、2H)、4.26(m、2H)、3.92(bs、4H)、3.29(bs、4H);MS APCI(+)m/z484.88(M+H)
実施例98
3−[5−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例1Dで5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて5−フルオロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eで2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例54Aを用い、実施例1Gで4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4,4,5,5−テトラメチル−2−フェニル−1,3,2−ジオキサボロランを用いた以外は、実施例1Dから1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d)δ12.60(s、1H)、9.42(s、1H)、9.30(s、1H)、8.67(s、1H)、8.36(d、1H)、8.06(d、2H)、7.51(t、2H)、7.41(t、1H)、7.34(d、1H)、4.52(d、2H)、4.25(s、2H);MS APCI(+)m/z367.23(M+H)
実施例101
3−[5−(2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例101A
3−(5−(5−フルオロ−2−(4−ホルミルフェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾールに代えて実施例54Cを用い、4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−ホルミルフェニルボロン酸を用いた以外は、実施例1Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z693.41(M+H)
実施例101B
3−(5−(2−(4−((3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
実施例30Bで4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロベンズアルデヒド(実施例30A)に代えて実施例101Aを用い、4−フルオロピペリジンに代えて3,3−ジフルオロピペリジンを用いた以外は、実施例30Bから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。標題化合物をTFA塩として単離した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.64(s、1H)、9.34(bs、1H)、9.25(bs、1H)、8.67(s、1H)、8.37(d、1H)、8.09(d、2H)、7.89(bs、1H)、7.54(s、2H)、7.38(s、1H)、4.57−4.48(m、2H)、4.27−4.20(m、2H)、3.96(s、2H)、3.14−2.95(m、2H)、2.91−2.67(m、2H)、2.03−1.97(m、2H)、1.80(bs、2H)。MS APCI(+)m/z500.30(M+H)
実施例102
3−[5−(5−フルオロ−2−{4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール
実施例30Bで4−(5−クロロ−4−(2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−2−フルオロベンズアルデヒド(実施例30A)に代えて実施例101Aを用い、4−フルオロピペリジンに代えて2−メチルピロリジンを用いた以外は、実施例30Bから30Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。標題化合物をTFA塩として単離した。H NMR(500MHz、DMSO−d)δ12.68(s、1H)、9.62(s、1H)、9.40(s、1H)、9.29(s、1H)、8.68(s、1H)、8.39(d、1H)、8.16(d、2H)、7.94(s、1H)、7.66(d、2H)、7.44(s、1H)、4.58(dd、1H)、4.55−4.48(m、2H)、4.27−4.23(m、2H)、4.22−4.19(m、1H)、2.28−2.22(m、1H)、2.03−1.93(m、2H)、1.91−1.83(m、1H)、1.69−1.56(m、1H)、1.36(d、3H)、1.24(s、2H);MS APCI(+)m/z464.26(M+H)
実施例103
3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルアゼチジン−3−オール
実施例103A
3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール
フラスコに、3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例54B)(500mg、0.849mmol)、メタノール(6.5mL)および2M HCl水溶液(2.58mL、8.49mmol)を入れた。反応混合物を加熱して60℃として5時間経過させ、35℃で終夜経過させた。反応混合物を冷却して室温とし、飽和ブライン水溶液および酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(20mLで3回)。有機層を合わせ、濃縮した。残った固体を水(pH約10)で磨砕した。固体を減圧濾過によって回収し、水で洗浄し、真空乾燥機において低温で乾燥させて標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)d8.50(d、1H)、8.40(s、1H)、8.10(d、1H)、8.01(d、2H)、7.44(d、2H)、7.14(d、1H)、7.06(s、1H)、3.96(d、2H)、3.71(d、2H)、2.35(s、3H);MS APCI(+)m/z445.22(M+H)
実施例103B
3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール
還流冷却管を取り付けた丸底フラスコに、3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール(100mg、0.225mmol)(実施例103A)、パラホルムアルデヒド(33.8mg、1.125mmol)、ジクロロエタン(2.5mL)および酢酸(0.064mL、1.125mmol)を入れた。水素化シアノホウ素ナトリウム(0.059mL、1.125mmol)を3回に分けて加え、混合物を加熱して90℃として1時間経過させた。反応混合物をゆっくり冷却して室温とし、次に氷浴で0℃とした。飽和重炭酸ナトリウム溶液を加え、混合物を約1時間高撹拌した。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(10mLで3回)。合わせた有機層を無水MgSOで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得た。MS APCI(+)m/z459.24(M+H)
実施例103C
3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルアゼチジン−3−オール
5mLマイクロ波反応バイアルに3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール(実施例103B)(124mg、0.216mmol)、テトラヒドロフラン(2.1mL)、イソプロピルアルコール(0.50mL)および2M水酸化ナトリウム水溶液(1.08mL、2.163mmol)を入れた。バイアルを密閉し、反応液をマイクロ波照射(Biotage Initiatorマイクロ波合成装置)によって加熱して110℃として15分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、溶媒を減圧下に除去した。粗残留物を1:1メチルスルホキシド:メタノールに溶かし、逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.14(s、1H)、10.48−10.09(m、1H)、8.54(s、1H)、8.37(d、1H)、7.88(d、1H)、7.77−7.71(m、1H)、6.81(dd、1H)、4.79(d、1H)、4.49(s、2H)、4.27(d、1H)、3.02(s、3H)。MS APCI(+)m/z305.17(M+H)
実施例104
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,4−ジオキサン−2−イルカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−メチルピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩に代えて1,4−ジオキサン−2−カルボン酸を用い、実施例67に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.88−2.03(m、2H)、2.33−2.46(m、3H)、2.55−2.68(m、4H)、3.58−3.84(m、7H)、4.01−4.25(m、1H)、4.27−4.48(m、2H)、6.57(m、2H)、6.65(s、1H)、8.19(s、1H)、8.31(s、1H)、12.23(m、1H);MS ESI(+)m/z501.5[M+H]
実施例105
1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−メチルピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩に代えて2−(ジメチルアミノ)酢酸を用い、実施例67に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.88−2.06(m、2H)、2.34−2.46(m、3H)、2.55−2.69(m、4H)、2.83(d、6H)、3.74(m、1H)、4.14(m、1H)、4.24(m、1H)、4.27−4.39(m、2H)、6.62(m、3H)、8.19(s、1H)、8.32(s、1H)、9.53(bs、1H)、12.29(bs、1H);MS ESI(+)m/z472.6[M+H]
実施例106
1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例106A
3−ブロモ−5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール
5−メトキシ−1H−インドール(5g、34.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中溶液に環境下で、臭素(1.75mL、34.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中溶液を加えた。混合物を約15分間撹拌した。混合物を冷却して約0℃とし、NaH(3.26g、82mmol)を少量ずつ15分間かけて加えた。混合物を15分間撹拌し、ヨウ化メチル(2.55mL、40.8mmol)を加えた。浴を外し、スラリーを昇温させて室温とした。約45分後、溶媒を減圧下に除去し、混合物をジクロロメタン(50mL)と水(100mL)との間で分配した。層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した(25mLで2回)。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。LCMS ESI(+)m/z332.9[M+H]
実施例106B
5−メトキシ−1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール
3−ブロモ−5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール(8.16g、34mmol)、酢酸カリウム(8.68g、88mmol)、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(10.36g、40.8mmol)および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(2.221g、2.72mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(125mL)中混合物を加熱して約85℃として約14時間経過させた。混合物を冷却し、減圧下に濃縮した。取得物を水(150mL)で希釈し、スラリーをジエチルエーテル(100mLで3回)および酢酸エチル(100mLで3回)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。LCMS ESI(+)m/z470.1[M+H]
実施例106C
1−(5−(5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例59A)(200mg、0.351mmol)および5−メトキシ−1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(実施例106B)(160mg、0.557mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.21mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1.07mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(21.06mg、0.030mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として2時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。LCMSTFA(+)m/z602.99[M+H]
実施例106D
1−(5−(5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール・2,2,2−トリフルオロアセテート
1−(5−(5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例106C)(81.6mg、0.135mmol)のメタノール(2.0mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(670μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl溶液でpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.19(bs、1H)、8.46(s、1H)、8.19(s、1H)、7.98(s、1H)、7.46(d、J=3.51Hz、2H)、6.99(s、1H)、6.94(d、J=3.51Hz、1H)、3.87(s、3H)、3.84(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z449.4[M+H]
実施例107
1−{5−[2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例107A
5−フルオロ−1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール
5−フルオロ−3−ヨード−1−メチル−1H−インドール(11.5g、41.8mmol)のジオキサン(200mL)中溶液をトリエチルアミン(27mL、194mmol)および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン(1.707g、2.090mmol)で処理した。4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(39.4mL、272mmol)を反応液に注意深く加えた(ガス発生が認められた。)。混合物を加熱して100℃として30分間経過させ、冷却し、酢酸エチル約250mLで希釈した。沈殿を濾過し、酢酸エチル(100mL)で洗浄した。濾液を減圧下に濃縮した。残留物を8:2ヘプタン:酢酸エチルで溶離を行うシリカゲルで精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z276.0(M+H)
実施例107B
5−(2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
1−(5−(2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例1Eで5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1D)に代えて4−ブロモ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンを用い、実施例1Eから1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z614.0[M+H]
実施例107C
1−(5−(2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
5−(2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例107B)(1.273g、2.138mmol)のメタノール(10.8mL)およびテトラヒドロフラン(10.8mL)中溶液に10%塩酸水溶液(6.61mL、21.38mmol)を加えた。反応混合物を加熱して65℃として3時間経過させた。反応液を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)との間で分配した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(50mLで2回)。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。MS APCI(+)m/z552.54(M+H)
実施例107D
1−(5−(2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例107C)(150mg、0.272mmol)および5−フルオロ−1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インドール(実施例107A)(112mg、0.408mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.04mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(680μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(13.37mg、0.019mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として3時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得てLCMS APCI(+)m/z602.99[M+H]
実施例107E
1−(5−(2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例107D)のメタノール(2.0mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(700μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.14(s、1H)、8.54(s、1H)、8.16(d、J=5.2Hz、1H)、8.09(s、1H)、7.87(dのd、J=10.08および2.4Hz、1H)、7.58(dのd、J=8.95および4.5Hz、1H)、7.27(d、J=5.2Hz、1H)、7.14(t、1H)、6.99(s、1H)、3.88(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z419.5[M+H]
実施例108
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例108A
4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド
1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(実施例20A)に代えて4−ホルミルフェニルボロン酸を用い、実施例20Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z686.4[M+H]
実施例108B
5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド(実施例8B)に代えて4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド(実施例108A)を用い、実施例8Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z741.1[M+H]
実施例108C
3−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例20B)に代えて5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例108B)を用い、実施例21Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z621.1[M+H]
実施例108D
3−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール(実施例108C)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.57(s、1H)、8.36(s、1H)、8.33(s、1H)、7.93(s、2H)、7.46(s、1H)、7.43−7.36(m、2H)、7.03(s、1H)、5.01−4.98(m、2H)、4.83−4.76(m、2H)、3.60(s、2H)、2.47−2.41(m、4H)、1.73−1.67(m、4H);MS ESI(+)m/z467.5[M+H]
実施例109
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−オール
実施例109A
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール
1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(実施例20A)に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、実施例20Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z662.5[M+H]
実施例109B
3−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例20B)に代えて5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール(実施例109A)を用い、実施例21Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z542.1[M+H]
実施例109C
3−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8C)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール(実施例109B)を用い、実施例8Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.36(s、1H)、8.29(s、1H)、8.27(s、1H)、8.25(s、1H)、8.04(d、J=0.7Hz、1H)、7.45(bs、1H)、6.74(d、J=2.0Hz、1H)、5.00(dd、J=6.3、0.8Hz、2H)、4.79(dd、J=6.3、0.8Hz、2H)、3.89(s、3H);MS ESI(+)m/z388.6[M+H]
実施例110
1−(5−{2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例107C)(150mg、0.272mmol)および3−メチルスルホニルフェニルボロン酸(54.4mg、0.272mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.04mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(680μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(13.37mg、0.019mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として3時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。残留物のメタノール(2.0mL)および2N水酸化ナトリウム溶液(700μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃として30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.60(s、1H)、8.58(s、1H)、8.53(s、1H)、8.37(d、J=7.93Hz、1H)、8.28(d、J=5.04Hz、1H)、7.88(d、J=6.71Hz、1H)、7.75(t、J=7.78Hz,3H)、7.51(s、1H)、7.32(d、J=5.04Hz、1H)、3.32(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z426.7[M+H]
実施例111
1−{5−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例107C)(150mg、0.272mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(85mg、0.408mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.04mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(680μL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(13.37mg、0.019mmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として1.5時間経過させ、水およびジクロロメタンの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して粗生成物を得た。残留物を、0%から100%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。粗取得物のメタノール(2.0mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(700μL)中溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して120℃とし、30分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約3に調節した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、25分間かけての5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bはアセトニトリルである。)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δppm12.48(bs、1H)、8.43(s、1H)、8.31(s、1H)、8.18(d、J=5.1Hz、1H)、8.10(s、1H)、7.32(d、J=5.1Hz、1H)、3.93(s、3H)、2.64−2.55(m、2H)、2.45−2.35(m、2H)、2.05−1.92(m、2H);MS ESI(+)m/z352.7[M+H]
実施例112
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N−(4−メトキシベンジル)アミン
実施例112A
N−シクロブチリデン−1−(4−メトキシフェニル)メタンアミン
(4−メトキシフェニル)メタンアミン(9.26mL、71.3mmol)およびシクロブタノン(5.35mL、71.3mmol)の脱水エチルエーテル(70mL)中溶液を活性化4Åモレキュラーシーブス(2.5g)で処理した。混合物を環境温度で16時間高撹拌した。反応混合物を濾過し、シーブスをエチルエーテルで洗浄した。濾液を、加熱せずに減圧下に濃縮した。標題化合物を窒素下で保存し、それ以上精製せずに用いた。MS DCI(+)m/z190.3[M+H]
実施例112B
N−(4−メトキシベンジル)−1−(チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン
チアゾール(2.253mL、31.7mmol)の脱水テトラヒドロフラン(30mL)中溶液に−78℃で、反応温度を−70℃以下に維持しながら、2.5Mn−ブチルリチウム/ヘキサン(12.68mL、31.7mmol)を滴下漏斗によって滴下した。リチウム種を約10分間撹拌し、N−シクロブチリデン−1−(4−メトキシフェニル)メタンアミン(5.0g、26.4mmol)および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテラート(6.70mL、52.8mmol)の4.0M脱水テトラヒドロフラン/脱水トルエン(100mL)中溶液を−78℃としたものにカニューレを介して滴下した。反応液を撹拌し、30分間かけて昇温させて環境温度とした。飽和塩化アンモニウムで反応停止し、生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、10%から20%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MSDCI(+)m/z275.1[M+H]
実施例112C
N−(4−メトキシベンジル)−1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン
調製したばかりのリチウムジイソプロピルアミド(12.83mmol)の脱水テトラヒドロフラン(15mL)中溶液を−10℃とし、それを20分間かけて、N−(4−メトキシベンジル)−1−(チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(1.6g、5.83mmol)(実施例112B)の脱水テトラヒドロフラン(45mL)中溶液を−78℃としたものにカニューレを介して滴下した。滴下中および滴下後において温度を−70℃以下に維持し、反応液を−78℃で45分間撹拌した。トリブチルスズクロライド(1.89mL、7.00mmol)を滴下した。冷却浴を外し、反応液を20分間かけて昇温させて環境温度とした。飽和塩化アンモニウムで反応停止し、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、10%から20%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z565.1[M+H]
実施例112D
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン
4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例113C)(1.3g、3.09mmol)およびN−(4−メトキシベンジル)−1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例112C)(2.45g、4.35mmol)の脱水N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液を窒素下に約15分間脱気した。その脱気溶液にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(0.108g、0.154mmol)を加え、反応液を窒素下に置き、密閉し、加熱して100℃として16時間経過させた。反応液を冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。層を分離し、有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、40%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z659.1[M+H]
実施例112E
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン(実施例112D)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−D) ppm12.34(s、1H)8.25(s、1H)8.23(s、1H)8.17(s、1H)8.02(s、1H)7.62(m、1H)7.32(d、2H)6.87(d、2H)6.75(s、1H)3.89(s、3H)3.71(s、3H)3.53(d、2H)2.53(m、2H)2.42(m、2H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z505.0[M+H]
実施例113
4,5−ジクロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113A
4,5−ジクロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
水素化ナトリウム(鉱油中60%分散品、0.556g、13.9mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中懸濁液を冷却し(0℃)、それに5−クロロ−4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(2g、10.69mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液をゆっくり5分間かけて加えた。反応液を環境温度で0.5時間撹拌し、再度冷却して0℃とした。パラ−トルエンスルホニルクロライド(2.14g、11.23mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中溶液を加え、反応液を環境温度で1.5時間撹拌した。反応液を氷浴で冷却した水60mLに投入した。懸濁液を濾過した。固体を回収し、30%から100%ジクロロメタン/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z340.8[M+H]
実施例113B
4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113A(1g、2.93mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにリチウムジイソプロピルアミド(4.40mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中溶液を10分間かけて滴下した。反応液を−78℃で50分間撹拌し、ヨウ素(1.2g、4.69mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中溶液を5分間かけて滴下した。得られた溶液を−78℃で15分間撹拌した。氷浴で冷却して0℃とした飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(40mL)を撹拌しながら、それに前記混合物をゆっくり投入することで反応を停止した。反応停止した反応混合物を酢酸エチル(150mL)で抽出した。水層を追加の酢酸エチル(60mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。濃縮物を、0%から30%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z467.3[M+H]
実施例113C
4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113B(3.0g、6.42mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.670g、8.03mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中溶液を15分間の窒素吹き込みによって脱気した。反応液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(12.5mL)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(0.406g、0.578mmol)で処理し、混合物を加熱して63℃として16時間経過させた。反応液を冷却して環境温度とし、ジクロロメタンと水との間で分配した。水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z421.4[M+H]
実施例113D
4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113C(0.35g、0.831mmol)のメタノール(9.2mL)中懸濁液を2N水酸化ナトリウム水溶液(2.08mL、4.15mmol)で処理し、反応液を加熱して70℃として10分間経過させた。反応液を冷却して環境温度とし、pHを10%HCl水溶液でpH約7に調節した。中和した混合物を水(12mL)で処理し、得られた懸濁液を冷却して0℃とし、濾過した。固体を回収し、水で洗浄し、60℃の真空乾燥機で乾燥して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z267.6[M+H]
実施例113E
4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113D(0.17g、0.636mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.5mL)中溶液を氷浴で冷却して0℃とし、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散品、0.031g、0.776mmol)を加えた。反応混合物を30分間撹拌し、冷却して−42℃とし、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(0.146mL、0.827mol)を3分間かけて滴下した。反応液を−42℃で1時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液(3mL)で反応停止した。混合物を水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から25%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z397.2[M+H]
実施例113F
4−(4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113E(0.194g、0.488mmol)および4−ブロモ−1H−ピラゾール(0.115g、0.781mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(0.8mL)中溶液を炭酸カリウム(0.169g、1.22mmol)で処理し、反応液を150℃で2.5時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、水と酢酸エチルとの間で分配した。有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から1%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z509.0[M+H]
実施例113G
1−(1−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール
実施例113F(75mg、0.148mmol)のテトラヒドロフラン(2.1mL)中溶液を−78℃とし、それにn−ブチルリチウム(2.45Mヘキサン中溶液、0.121mL、0.295mmol)を3分間かけて滴下し、反応液を2分間撹拌した。シクロブタノン(0.022mL、0.295mmol)を加え、反応液を−78℃で1時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液の添加によって反応停止した。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から4%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z499.2[M+H]
実施例113H
4,5−ジクロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113G(0.026g、0.052mmol)およびエチレンジアミン(0.038mL、0.573mmol)のテトラヒドロフラン(0.65mL)中溶液をフッ化テトラブチルアンモニウム(1Mテトラヒドロフラン中溶液、1.3mL、1.3mmol)で処理し、反応液を75℃で2.5時間加熱した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を水(3mL)で処理した。懸濁液を10分間撹拌し、濾過した。固体を回収し、水(0.5mL)で洗浄し、真空乾燥した。粗固体を0%から3%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.63−1.88(m、2H)、2.28−2.39(m、4H)、3.88(s、3H)、5.53(s、1H)、6.56(s、1H)、7.90(s、1H)、8.01(s、1H)、8.18(s、1H)、8.26(s、1H)、8.28(s、1H)、12.39(bs、1H);MS ESI(+)m/z369.1[M+H]
実施例114
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例114A
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール
1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)(330mg、0.563mmol)のジクロロメタン(6mL)およびジオキサン(6mL)中溶液を冷却し(0℃)、それにジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(0.149mL、1.127mmol)を1回で注射器によって加えた。反応液を0℃で2時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、ヘキサンから25%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d) 8.51(s、1H)、8.24(d、J=2.8Hz、1H)、7.97(d、J=8.4Hz、2H)、7.47(d、J=8.0Hz、2H)、7.24(s、1H)、2.80−2.63(m、4H)、2.37(s、3H)、2.09−1.96(m、1H)、1.94−1.85(m、1H)。
実施例114B
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール(実施例114A)(60mg、0.102mmol)および4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(37.6mg、0.122mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.765mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(0.765mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(5.01mg、7.14μmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として4時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。MS ESI(+)m/z641.2[M+H]
実施例114C
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例114B)(60mg、0.094mmol)のメタノール(3mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液(0.164mL、0.328mmol)中溶液を密閉容器でマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃として5分間経過させた。反応液を濃縮して乾固させ、残留物を1:1メチルスルホキシド:メタノール溶液1.5mLに溶かした。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製した。生成物を含む分画を酢酸エチルおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で希釈した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.41(s、1H)、8.35(s、1H)、8.32(d、J=2.8Hz、1H)、8.26(s、1H)、8.07(s、1H)、6.78(s、1H)、4.27(t、J=6.4Hz、2H)、3.59−3.52(m、4H)、2.84−2.67(m、6H)、2.47−2.38(m、4H)、2.14−1.86(m、2H);MS ESI(+)m/z487.3[M+H]
実施例115
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例115A
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、実施例114Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z637.1[M+H]
実施例115B
4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例1H)に代えて4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(実施例115A)を用い、実施例1Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.72(s、1H)、8.43−8.37(m、2H)、8.18−8.09(m、2H)、7.65−7.56(m、2H)、7.21(bs、1H)、4.05−3.92(m、2H)、3.70−3.56(m、2H)、3.22−3.05(m、4H)、2.85−2.71(m、4H)、2.17−1.98(m、1H)、2.00−1.83(m、1H);MS ESI(+)m/z483.1[M+H]
実施例116
5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例116A
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリンに代えて1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(実施例20A)を用い、実施例114Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z625.2[M+H]
実施例116B
5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール
4−(2−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン(実施例114B)に代えて5−(5−クロロ−2−(1−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−フルオロシクロブチル)チアゾール(実施例116A)を用い、実施例114Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.39(bs、1H)、8.36(s、1H)、8.32(d、J=2.8Hz、1H)、8.26(s、1H)、8.07(s、1H)、6.78(s、1H)、4.24(t、J=6.4Hz、2H)、2.88−2.66(m、6H)、2.45(d、4H)、2.12−1.85(m、2H)、1.75−1.58(m、4H);MS ESI(+)m/z471.3[M+H]
実施例117
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルピロリジン−3−オール
実施例117A
3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
実施例1Aでシクロブタノンに代えて3−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを用いた以外は、実施例1Aから1Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z604.5(M+H)
実施例117B
3−(5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(実施例1C)に代えて3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例117A)を用い、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z618.9(M+H)
実施例117C
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1E)に代えて3−(5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例117B)を用い、実施例1Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z695.4(M−tBu+H)
実施例117D
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール
5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1F)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例117C)を用い、実施例8Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS APCI(+)m/z601.2(M+H)
実施例117E
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール(実施例117D)(410mg、0.682mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液に環境下でホルムアルデヒド(0.254mL、3.41mmol、37重量%水溶液)および酢酸(0.195mL、3.41mmol)を加えた。反応液を室温で20分間撹拌し、水素化ホウ素トリアセトキシナトリウム(0.723g、3.41mmol)を1回で加えた。反応液を室温で1時間撹拌し、水およびクロロホルムの添加によって反応停止した。層を分離し、水層をで抽出し追加のクロロホルム(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を0%から8%メタノール(1体積%含有)/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS APCI(+)m/z614.9(M+H)
実施例117F
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルアゼチジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール(実施例117E)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−D) ppm2.16(d、J=6.41Hz、1H)2.34(s、3H)2.62(d、J=6.41Hz、1H)2.85−3.05(m、4H)3.89(s、3H)6.46(s、1H)6.74(d、J=2.14Hz、1H)8.04(s、1H)8.17(s、1H)8.24(s、1H)8.28(s、1H)12.35(s、1H);MS ESI(+)m/z415(M+H)
実施例118
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール(実施例117E)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−D) ppm2.16(d、J=6.41Hz、1H)2.33(s、3H)2.34−2.42(m、4H)2.61(d、J=6.71Hz、1H)2.80−3.12(m、4H)3.50(s、2H)3.58(s、4H)6.46(s、1H)7.03(s、1H)7.40(d、J=7.93Hz、2H)7.96(d、J=7.93Hz、2H)8.24(s、1H)8.33(s、1H)12.57(s、1H);MS ESI(+)m/z511(M+H)
実施例120
1−(5−{5−フルオロ−2−[2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクト−5−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例120A
2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イルオキシ)酢酸
環境条件下のNaH(5.40g、135mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中懸濁液に3−ヒドロキシ−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(7.30g、27mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中溶液を滴下した。30分後、N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中のブロモ酢酸(7.50g、54.0mmol)を滴下した。溶液を室温で16時間撹拌し、加熱して50℃として3時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、水の添加によって反応停止した。溶液を2.5M NaOH溶液の添加によってpH10の塩基性とした。水層をエーテルで抽出し、有機層を廃棄した。水層を6M HCl溶液でpH1の酸性とし、酢酸エチル(2回)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して生成物を得た。MS ESI(+)m/z329.3[M+H]
実施例120B
3−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イルオキシ)酢酸(7.5g、22.84mmol)のジクロロメタン(150mL)中溶液を冷却し(0℃)、それにN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)を加え、次にオキサリルクロライド(1.999mL、22.84mmol)を滴下した。冷却浴を外し、反応液を4時間撹拌した。環境条件下の反応液にメタノール(30mL)を加え、反応液をさらに0.5時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮した。残留物を、0%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、生成物を得た。MS ESI(+)m/z342.8[M+H]
実施例120C
3−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3−(2−メトキシ−2−オキソエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.05g、5.99mmol)のメタノール(29.9mL)中溶液に環境下でNaBH(0.680g、17.96mmol)を加えた。反応液を1時間撹拌し、水(20mL)および酢酸エチル(20mL)の添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(20mLで2回)。合わせた有機層を無水NaSOで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに後の段階で用いた。MS ESI(+)m/z314.9[M+H]
実施例120D
3−(チアゾール−2−イル)−3−(2−(トシルオキシ)エトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
3−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.92g、6.11mmol)のジクロロメタン(20mL)中溶液に環境下でトリエチルアミン(1.70mL、12.21mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(0.075g、0.611mmol)およびパラ−トルエンスルホニルクロライド(1.28g、6.72mmol)を加えた。反応液を16時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム溶液の添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して生成物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z468.8[M+H]
実施例120E
5−(チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン
3−(チアゾール−2−イル)−3−(2−(トシルオキシ)エトキシ)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(2.3g、4.91mmol)のジクロロメタン(24.54mL)中溶液に環境下でトリフルオロ酢酸(0.378mL、4.91mmol)を加えた。反応液を2時間撹拌し、減圧下に濃縮した。残留物をジクロロメタン(10mL)に溶かし、溶液を環境条件下の炭酸カリウム(6.78g、49.1mmol)のジクロロメタン(50mL)中混合物にゆっくり加えた。混合物を加熱して50℃として1時間経過させ、冷却して室温とした。反応液を水(100mL)で希釈した。層を分離し、水層を追加のジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、真空乾燥して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z197.1[M+H]
実施例120F
5−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン
5−(チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(632mg、3.22mmol)のテトラヒドロフラン(11mL)中溶液を冷却し(−78℃)、それにリチウムジイソプロピルアミドの溶液(テトラヒドロフラン10mL中7.79mmol)を滴下した。溶液を−78℃で45分間撹拌し、トリブチルスズクロライド(1.05mL、3.86mmol)を滴下した。冷却浴を外し、反応液を昇温させて室温とした。環境状態の反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液およびジエチルエーテルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加のジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z487.4[M+H]
実施例120G
1−(5−(2−(2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−5−イル)チアゾール−5−イル)−5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(5−フルオロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(150mg、0.263mmol)、5−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(192mg、0.395mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(0.013g、0.025mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.8mL)中溶液を加熱して70℃として2時間経過させた。フッ化カリウム水溶液(水2.5mL中1.0g)および酢酸エチル(5mL)の添加によって反応停止した。混合物を終夜高撹拌し、酢酸エチルで溶離を行って珪藻土で濾過した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z638.2[M+H]
実施例120H
1−(5−(2−(2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−5−イル)チアゾール−5−イル)−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−(5−(2−(2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−5−イル)チアゾール−5−イル)−5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(70mg、0.110mmol)のメタノール(1.1mL)および2N NaOH溶液(274μL、0.549mmol)中溶液を、密閉容器においてマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃として5分間経過させた。反応液を濃縮して乾固させ、残留物を1:1メチルスルホキシド:メタノール溶液1.5mLに溶かした。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.75(s、1H)、10.66(s、1H)、8.49(s、1H)、8.45(s、1H)、8.36(d、J=3.5Hz、1H)、7.24(d、J=2.0Hz、1H)、6.68(s、1H)、4.41−4.20(m、2H)、3.91−3.47(m、6H)、2.80−2.55(m、4H)、2.47−2.35(m、2H)、2.05−1.87(m、2H);MS ESI(+)m/z484.4[M+H]
実施例121
1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタンアミン
実施例121A
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン(500mg、0.758mmol)(実施例112D)の脱水ジクロロメタン(20mL)および水(1.0mL)中溶液を2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(224mg、0.986mmol)で処理し、環境温度で20分間撹拌した。追加の2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(50mg、0.220mmol)を混合物に加え、反応液を環境温度で1時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウムで反応停止し、層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、100%酢酸エチルから5%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z539.1[M+H]
実施例121B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.33(s、1H)8.27(s、1H)8.23(s、1H)8.16(s、1H)8.04(s、1H)6.74(s、1H)3.89(s、3H)2.83(bs、2H)2.63(m、2H)2.21(m、2H)1.99(m、2H);MS ESI(+)m/z385.1[M+H]
実施例122
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)アセトアミド
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(30mg、0.078mmol)(実施例121B)の脱水テトラヒドロフラン(1mL)中混合物をトリエチルアミン(0.013mL、0.094mmol)およびアセチルクロライド(6.10μL、0.086mmol)で処理した。反応混合物を環境温度で約4時間撹拌した。反応液を水およびブラインで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を合わせ、減圧下に濃縮した。残留物を、2%から8%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.35(s、1H)8.97(s、1H)8.27(s、1H)8.23(s、1H)8.17(s、1H)8.05(s、1H)6.75(s、1H)3.89(s、3H)2.73(m、2H)2.48(m、2H)2.05(m、2H)1.91(s、3H);MS ESI(+)m/z427.4[M+H]
実施例123
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)ベンズアミド
アセチルクロライドに代えてベンゾイルクロライドを用い、実施例122に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.34(s、1H)9.47(s、1H)8.26(s、1H)8.21(d、2H)8.03(s、1H)7.92(m、2H)7.57(m、1H)7.50(t、2H)6.75(d、1H)3.89(s、3H)2.83(m、2H)2.70(m、2H)2.11(m、2H);MS ESI(+)m/z489.4[M+H]
実施例124
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−エチル尿素
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(30mg、0.078mmol)(実施例121B)の脱水テトラヒドロフラン(1mL)中混合物をエチルイソシアネート(6.79μL、0.086mmol)で処理し、反応混合物を環境温度で約4時間撹拌した。反応液を水およびブラインで希釈し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を合わせ、減圧下に濃縮した。残留物を、2%から8%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z456.2[M+H]H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.34(s、1H)8.26(s、1H)8.22(s、1H)8.16(s、1H)8.03(s、1H)7.06(s、1H)6.75(s、1H)5.93(t、1H)3.89(s、3H)3.01(dd、2H)2.70(m、2H)2.40(m、2H)2.05(m、2H)0.99(t、3H)。
実施例125
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)メタンスルホンアミド
アセチルクロライドに代えてメタンスルホニルクロライドを用い、実施例122に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−D) ppm12.37(s、1H)8.40(s、1H)8.27(s、1H)8.25(s、1H)8.20(s、1H)8.04(s、1H)6.75(d、1H)3.89(s、3H)2.93(s、3H)2.67(m、4H)2.04(m、2H);MS ESI(+)m/z463.4[M+H]
実施例126
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルアゼチジン−3−オール
実施例126A
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール
3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例117A)に代えて3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例54A)を用い、実施例117Bから117Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z401.3(M+H)
実施例126B
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルアゼチジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール(実施例126A)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm2.40(s、3H)3.52(d、J=7.93Hz、2H)3.75(d、J=7.93Hz、2H)3.89(s、3H)6.74(d、J=1.83Hz、1H)7.03(s、1H)8.04(s、1H)8.23(d、J=9.76Hz、2H)8.27(s、1H)12.36(s、1H);MS ESI(+)m/z401(M+H)
実施例127
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール(実施例126A)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−D) ppm2.27−2.44(m、7H)3.44−3.52(m、4H)3.53−3.63(m、J=4.27Hz、4H)3.72(d、J=7.63Hz、2H)7.02(d、J=16.48Hz、2H)7.40(d、J=8.24Hz、2H)7.96(d、J=7.93Hz、2H)8.31(d、J=24.11Hz、2H)12.58(s、1H);MS ESI(+)m/z496(M+H)
実施例128
1−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール
実施例128A
1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジン
2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.18g、17.44mmol)、炭酸カリウム(2.89g、20.93mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド(75mL)の懸濁液をピロリジン(1.875mL、22.67mmol)で処理し、反応液を加熱して80℃として1時間経過させた。反応液を冷却して環境温度とし、エーテル(115mL)で希釈し、濾過した。濾液を濃縮して乾固させて標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z288.2[M+H]
実施例128B
4,5−ジクロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて実施例128Aを用い、実施例113Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z500.2[M+H]
実施例128C
4,5−ジクロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113Cに代えて実施例128Bを用い、実施例113Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z346.1[M+H]
実施例128D
4,5−ジクロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113Dに代えて実施例128Cを用い、実施例113Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z476.3[M+H]
実施例128E
4−(4−ブロモ−1H−ピラゾール−1−イル)−5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
実施例113Eに代えて実施例128Dを用い、実施例113Fに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z588.2[M+H]
実施例128F
(1−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール
実施例113Fに代えて実施例128Eを用い、実施例113Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z578.4[M+H]
実施例128G
1−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール
実施例113Gに代えて実施例128Fを用い、実施例113Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.71(m、4H)、1.81(m、2H)、2.26−2.38(m、4H)、2.46(m、4H)、3.61(s、2H)、5.54(s、1H)、6.87(m、1H)、7.40(d、2H)、7.89(d、2H)、7.94(s、1H)、8.24(s、1H)8.37(s、1H)12.59(m、1H);MS ESI(+)m/z448.3[M+H]
実施例129
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素
実施例129A
1−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)尿素
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(40mg、0.074mmol)(実施例121A)の脱水テトラヒドロフラン(1mL)中混合物をトリメチルシリルイソシアネート(0.049mL、0.371mmol)で処理し、反応混合物を加熱して70℃として5時間経過させた。追加のトリメチルシリルイソシアネート(0.025mL、0.185mmol)を加え、反応溶液を70℃で16時間加熱した。反応液を冷却し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出液を合わせ、減圧下に濃縮した。残留物を、5%メタノール/ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z582.3[M+H]
実施例129B
1−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)尿素
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)尿素(実施例129A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.33(s、1H)8.25(s、1H)8.21(s、1H)8.15(s、1H)8.03(s、1H)7.17(s、1H)6.74(s、1H)5.62(s、2H)3.88(s、3H)2.69(m、2H)2.39(m、2H)1.04(m、2H);MS ESI(+)m/z428.3[M+H]
実施例130
N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチル尿素
実施例130A
3−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)−1,1−ジメチル尿素
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(40mg、0.074mmol)(実施例121A)の脱水テトラヒドロフラン(1mL)中混合物をトリエチルアミン(0.014mL、0.104mmol)およびジメチルカルバモイルクロライド(8.18μL、0.089mmol)で処理し、反応混合物を加熱して70℃として16時間経過させた。追加のジメチルカルバモイルクロライド(4.09μL、0.044mmol)およびトリエチルアミン(0.007mL、0.052mmol)を加え、反応溶液を70℃でさらに16時間加熱した。反応液を冷却し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を合わせ、減圧下に濃縮した。残留物を、2%から5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z610.3[M+H]
実施例130B
3−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)−1,1−ジメチル尿素
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて3−(1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブチル)−1,1−ジメチル尿素(実施例130A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.34(s、1H)8.27(s、1H)8.22(s、1H)8.14(s、1H)8.04(s、1H)7.24(s、1H)6.75(s、1H)3.89(s、3H)2.83(s、6H)2.69(m、2H)2.54(m、2H)2.03(m、2H);MS ESI(+)m/z456.2[M+H]
実施例131
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチルアミン
実施例131A
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121A)(20mg、0.037mmol)の37%ホルムアルデヒド水溶液(0.5mL、18.15mmol)中溶液をギ酸(0.014mL、0.371mmol)で処理した。反応液を加熱して85℃として1時間経過させた。飽和重炭酸ナトリウムで反応停止し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに用いた。MS ESI(+)m/z567.3[M+H]
実施例131B
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N,N−ジメチルシクロブタンアミン(実施例131A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.34(s、1H)8.27(s、1H)8.23(m、2H)8.04(s、1H)6.76(d、1H)3.88(s、3H)2.42(m、4H)2.16(s、6H)1.80(m、2H);MS ESI(+)m/z413.1[M+H]
実施例132
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−エチルピロリジン−3−オール
実施例132A
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−エチルピロリジン−3−オール
ホルムアルデヒドに代えてアセトアルデヒドを用い、実施例117Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z629.2[M+H]
実施例132B
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−エチルピロリジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−エチルピロリジン−3−オール(実施例132A)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm1.05(s、3H)2.13(s、1H)2.50−2.60(m、2H)2.61−2.72(m、1H)2.98(s、4H)3.87(s、3H)6.45(s、1H)6.72(s、1H)8.03(s、1H)8.15(s、1H)8.22(s、1H)8.26(s、1H)12.34(s、1H);MS ESI(+)m/z429(M+H)
実施例133
1−アセチル−3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール
実施例133A
1−(3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エタノン
3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール(実施例117D)(180mg、0.300mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中溶液に環境下で酢酸(36mg、0.599mmol)、トリエチルアミン(0.125mL、0.899mmol)およびO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(137mg、0.359mmol)を加えた。反応液を室温で3時間撹拌し、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を0%から5%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z643.3(M+H)
実施例133B
1−アセチル−3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて1−(3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)エタノン(実施例133A)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm2.02(s、3H)2.18−2.34(m、2H)2.48−2.54(m、4H)3.50(s、2H)3.55−3.63(m、4H)3.64−3.86(m、4H)6.74(d、J=25.33Hz、1H)7.04(d、J=5.49Hz、1H)7.40(d、J=7.93Hz、2H)7.91−8.00(m、2H)8.32(dd、J=19.38、1.98Hz、2H)12.59(s、1H);MS ESI(+)m/z538.4(M+H)
実施例134
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例134A
3−{5−[5−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例144B(0.026g、0.045mmol)およびジクロロメタン(0.8mL)の溶液を冷却して0℃とし、3−クロロ過安息香酸(70%、0.031g、0.127mmol)を2分間かけて3回に分けて加えた。反応液を0℃で5分間、環境温度で75分間撹拌した。反応液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液とジクロロメタンとの間で分配した。水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から1%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z604.4[M+H]
実施例134B
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例45Bに代えて実施例134Aを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.60−2.67(m、1H)、2.82−2.88(m、1H)、3.46−3.56(m、3H)、3.84(m、1H)、3.95(s、3H)、6.66(s、1H)、7.93(s、1H)、8.07(s、1H)、8.16(s、1H)、8.21(s、1H);MS ESI(+)m/z450.6[M+H]
実施例135
N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−フェニル尿素
エチルイソシアネートに代えてフェニルイソシアネートを用い、実施例124に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.34(s、1H)8.60(s、1H)8.24(s、1H)8.22(s、1H)8.20(s、1H)8.02(s、1H)7.38(m、3H)7.21(t、2H)6.90(t、1H)6.76(d、1H)3.89(s、3H)2.77(m、2H)2.48(m、2H)2.11(m、2H);MS ESI(+)m/z504.2[M+H]
実施例136
N−ベンジル−N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素
エチルイソシアネートに代えてベンジルイソシアネートを用い、実施例124に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−D) ppm12.35(s、1H)8.25(s、1H)8.24(s、1H)8.19(s、1H)8.03(s、1H)7.27(m、4H)7.23(s、1H)7.18(m、1H)6.77(s、1H)6.48(t、1H)4.23(d、2H)3.89(s、3H)2.72(m、2H)2.42(m、2H)2.07(m、2H);MS ESI(+)m/z518.2[M+H]
実施例137
3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジンを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール(実施例117E)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm1.70(s、4H)2.06−2.24(m、1H)2.33(s、3H)2.39−2.48(m、4H)2.56−2.68(m、1H)2.81−3.11(m、4H)3.63(s、2H)6.46(s、1H)7.04(s、1H)7.33(d、J=7.32Hz、1H)7.42(t、J=7.78Hz、1H)7.87(d、J=7.93Hz、1H)7.92(s、1H)8.25(s、1H)8.33(s、1H)12.58(s、1H);MS ESI(+)m/z494.3[M+H]
実施例138
1−{3−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}シクロブタノール
実施例138A
5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル
マイクロ波バイアルにおいて4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例113C)(300mg、0.712mmol)の脱水N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中溶液を約20分間の窒素吹き込みによって脱気した。溶液をシアン化亜鉛(167mg、1.424mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(82mg、0.071mmol)で処理した。反応液を脱気し、窒素を充填し戻し、Biotage Initiatorマイクロ波装置において160℃で60分間加熱した。反応液を追加のシアン化亜鉛(83mg、0.712mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(41mg、0.035mmol)で処理し、マイクロ波照射によって加熱して160℃として30分間経過させた。反応液を水および酢酸エチルで希釈し、層を分離した。有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物を、25%から40%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z412.4[M+H]
実施例138B
(Z)−5−クロロ−N′−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボキシイミドアミド
5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボニトリル(実施例138A(160mg、0.388mmol))のエタノール(4mL)および水(0.33mL)中溶液をヒドロキシルアミン塩酸塩(54.0mg、0.777mmol)およびトリエチルアミン(0.271mL、1.942mmol)で処理した。反応容器を密閉し、反応混合物を80℃で30分間加熱した。追加のヒドロキシルアミン塩酸塩(10.0mg、0.143mmol)を加え、反応液を80℃で1時間加熱した。反応液を冷却し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、50%から70%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z445.4[M+H]
実施例138C
(Z)−5−クロロ−N′−(1−ヒドロキシシクロブタンカルボニルオキシ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボキシイミドアミド
(Z)−5−クロロ−N′−ヒドロキシ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボキシイミドアミド(実施例138B)(44mg、0.099mmol)、1−ヒドロキシシクロブタンカルボン酸(12.63mg、0.109mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(7.57mg、0.049mmol)および4−メチルモルホリン(0.038mL、0.346mmol)の脱水ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(28.4mg、0.148mmol)で処理した。反応液を環境温度で3時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z542.9[M+H]
実施例138D
1−(3−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)シクロブタノール
(Z)−5−クロロ−N′−(1−ヒドロキシシクロブタンカルボニルオキシ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−カルボキシイミドアミド(実施例138C)(53.8mg、0.099mmol)の脱水トルエン(1mL)中混合物を窒素下に110℃で4時間加熱した。反応液を減圧下に濃縮し、残留物を40%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z525.4[M+H]
実施例138E
1−(3−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)シクロブタノール
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(3−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)シクロブタノール(実施例138D)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm12.49(s、1H)8.32(s、1H)8.29(s、1H)8.04(s、1H)6.78(s、1H)6.67(s、1H)3.90(s、3H)2.70(m、2H)2.44(m、2H)1.84−2.01(m、2H);MS ESI(+)m/z371.5[M+H]
実施例139
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジン(実施例128A)を用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール(実施例117E)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm1.70(s、4H)1.99−2.24(m、1H)2.33(s、3H)2.44(s、4H)2.61(d、J=6.41Hz、1H)2.83−3.09(m、4H)3.60(s、2H)6.46(s、1H)7.02(s、1H)7.39(d、J=7.93Hz、2H)7.94(d、J=8.24Hz、2H)8.24(s、1H)8.33(s、1H)12.56(s、1H);MS ESI(+)m/z494(M+H)
実施例140
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジン(実施例128A)を用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール(実施例126A)を用い、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm1.71(s、4H)2.38(s、3H)2.45(s、4H)3.45−3.55(m、2H)3.61(s、2H)3.72(d、J=7.93Hz、2H)7.02(d、J=7.63Hz、2H)7.40(d、J=8.24Hz、2H)7.94(d、J=8.24Hz、2H)8.29(s、1H)8.33(s、1H)12.57(s、1H);MS ESI(+)m/z480(M+H)
実施例141
3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール
フェニルボロン酸に代えて1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジンを用い、1−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール(実施例8A)に代えて3−(5−(5−クロロ−2−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール(実施例126A)を用いて、実施例32に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm1.71(s、4H)2.38(s、3H)2.47(s、4H)3.49(d、J=8.24Hz、2H)3.64(s、2H)3.72(d、J=7.93Hz、2H)6.90−7.11(m、2H)7.33(d、J=7.63Hz、1H)7.42(t、J=7.63Hz、1H)7.88(d、J=7.93Hz、1H)7.93(s、1H)8.32(d、J=16.48Hz、2H)12.60(s、1H);MS ESI(+)m/z480(M+H)
実施例142
3−[5−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルピロリジン−3−オール
実施例103Aで3−(5−(5−フルオロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−3−(メトキシメトキシ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例54B)に代えて3−(メトキシメトキシ)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(実施例117B)を用い、実施例103Aから103Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm2.07−2.20(m、1H)2.34(s、3H)2.57−2.70(m、1H)2.78−3.08(m、4H)6.44(s、1H)6.55(dd、J=3.39、2.03Hz、1H)7.56−7.69(m、1H)8.15(s、1H)8.35(s、1H)12.11(s、1H);MS ESI(+)m/z335(M+H)
実施例143
1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}ピリジン−2−イル)シクロブタノール
実施例143A
1−(5−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)シクロブタノール
5−ブロモ−2−ヨードピリジン(3.0g、10.57mmol)のテトラヒドロフラン(35mL)中溶液を冷却し(−10℃)、それにイソプロピルマグネシウムクロライド(5.55mL、11.10mmol、2Mテトラヒドロフラン中溶液)を10分間かけて滴下した。反応液を1時間かけて昇温させて0℃とし、冷却して−10℃とした。シクロブタノン(0.792mL、10.57mmol)を滴下し、反応液を1時間かけて昇温させて15℃として均一溶液を得た。反応液を冷却して−78℃とした(沈殿が生成)。反応液を昇温させて約0℃とし、追加のテトラヒドロフラン50mLで希釈して沈殿を溶解させた。反応液を冷却して−78℃とし、n−ブチルリチウム(4.23mL、10.57mmol、2.5Mヘキサン中溶液)を滴下した。反応液を0.5時間撹拌し、トリブチルスズクロライド(2.87mL、10.57mmol)を滴下した。反応液を−78℃で15分間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を滴下することで反応停止した。層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した(30mLで3回)。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を、0%から10%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z440.2[M+H]
実施例143B
1−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)シクロブタノール
4,5−ジクロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(198mg、0.396mmol)(実施例128B)、1−(5−(トリブチルスタンニル)ピリジン−2−イル)シクロブタノール(実施例143A)(260mg、0.593mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(19.43mg、0.028mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.318mL)中溶液を加熱して100℃として16時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、フッ化カリウム水溶液(水6mL中のフッ化カリウム3g)および酢酸エチル(10mL)の添加によって反応停止した。混合物を16時間高撹拌し、酢酸エチルで溶離を行って珪藻土で濾過した。溶出液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を2N水酸化ナトリウム水溶液(1.0mL)およびメタノール(3mL)の溶媒混合物に溶かした。溶液をマイクロ波照射(Biotage、Initiator)によって加熱して105℃として5分間経過させた。反応液を冷却して室温とし、ジメチルスルホキシド(1mL)で希釈した。得られた溶液を逆相高速液体クロマトグラフィー(RP HPLC、19×150mm Atlantis Prep T3 OBD 5μmカラム、25分間かけて5%B/Aから75%B/A(Aは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含む水であり、Bは0.1体積%トリフルオロ酢酸を含むアセトニトリルである)の勾配で溶離)によって精製して、標題化合物を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ12.50(bs、1H)、8.77(dd、J=2.3、0.8Hz、1H)、8.34(s、1H)、8.02(dd、J=8.1、2.3Hz、1H)、7.94−7.86(m、2H)、7.78(dd、J=8.1、0.8Hz、1H)、7.40−7.33(m、2H)、6.72(s、1H)、5.86(s、1H)、3.59(s、2H)、2.74−2.61(m、2H)、2.46−2.39(m、4H)、2.35−2.22(m、2H)、2.05−1.82(m、2H)、1.78−1.61(m、4H);MS ESI(+)m/z459.2[M+H]
実施例144
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール
実施例144A
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール
実施例113C(0.148g、0.351mmol)および5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(0.184g、0.492mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1.3mL)中溶液を、5分間の窒素吹き込みによって脱気した。反応液をビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド(0.025g、0.35mmol)で処理し、100℃で6時間加熱した。反応液を冷却して環境温度とし、水(20mL)で処理し、酢酸エチル(80mL)で抽出した。水層を追加の酢酸エチル(40mL)で抽出した。合わせた有機層を水(25mLで2回)およびブライン(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から50%酢酸エチル/ヘキサンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物をオフホワイト固体として得た。MS ESI(+)m/z470.2[M+H]
実施例144B
3−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール
実施例144A(0.095g、0.202mmol)のテトラヒドロフラン(2.5mL)中溶液を冷却して−78℃とし、n−ブチルリチウム(2.45Mヘキサン中溶液、0.173mL、0.424mmol)を5分間かけて滴下した。反応液を−78℃で20分間撹拌し、ジヒドロチオフェン−3(2H)−オン(0.033mL、0.384mmol)を加えた。反応液を−78℃で60分間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加えることで反応停止した。混合物を昇温させて環境温度とし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を1%メタノール/ジクロロメタンで溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z572.3[M+H]
実施例144C
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール
実施例45Bに代えて実施例144Bを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.39−2.44(m、1H)、2.52−2.58(m、1H)、3.04−3.12(m、2H)、3.19−3.25(m、1H)、3.54(m、1H)3.94(s、3H)、6.66(s、1H)、7.93(s、1H)、8.07(s、1H)、8.11(s、1H)、8.20(s、1H);MS ESI(+)m/z418.6[M+H]
実施例145
3−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)オキセタン−3−オール
実施例145A
3−(1−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)オキセタン−3−オール
実施例113Fに代えて実施例128Eを用い、シクロブタノンに代えてオキセタン−3−オンを用いて、実施例113Gに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z580.1[M+H]
実施例145B
3−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)オキセタン−3−オール
実施例113Gに代えて実施例145Aを用い、実施例113Hに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm1.97−2.08(m、2H)、2.14−2.25(m、2H)、3.15−3.28(m、2H)、3.47−3.58(m、2H)、4.42(s、2H)、4.85−4.94(m、4H)、6.96(s、1H)、7.61(d、2H)、7.98(d、2H)、8.06(s、1H)、8.32(s、1H)、8.38(s、1H);MS ESI(+)m/z450.0[M+H]
実施例146
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例146A
4−(4,5−ジクロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを用い、実施例113Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z522.5[M+H]
実施例146B
4−(5−クロロ−4−(2−(3−(4−メトキシベンジルオキシ)オキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル
実施例113Cに代えて実施例146Aを用い、5−(トリブチルスタンニル)チアゾールに代えて実施例11Eを用いて、実施例144Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z763.2[M+H]
実施例146C
3−(5−(5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例11Hに代えて実施例146Bを用い、実施例11Iに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z543.0[M+H]
実施例146D
1−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−2−(ジメチルアミノ)エタノン
実施例146C(0.048g、0.088mmol)、2−(ジメチルアミノ)酢酸(0.011g、0.102mmol)、N−メチルモルホリン(0.019mL、0.177mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.007g、0.044mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.025g、0.133mmol)で処理し、反応液を環境温度で6時間撹拌した。反応液を酢酸エチルと水との間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。取得物をそれ以上精製せずに次の段階で直接用いた。MS APCI(+)m/z627.4[M+H]
実施例146E
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例89Bに代えて実施例146Dを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm2.18(s、6H)、2.54−2.64(m、2H)、3.12(m、2H)、3.61−3.76(m、2H)、4.15(m、1H)4.35(m、1H)、4.78(m、2H)、4.99(m、2H)、6.57(m、2H)、7.45(bs、1H)、8.29(s、1H)、8.32(s、1H)、12.25(bs、1H);MS ESI(+)m/z474.3[M+H]
実施例147
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例147A
(S)−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)(1−メチルピロリジン−2−イル)メタノン
2−(ジメチルアミノ)酢酸に代えてN−メチル−L−プロリンを用い、実施例146Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z653.9[M+H]
実施例147B
3−(5−{5−クロロ−2−[1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
実施例89Bに代えて実施例147Aを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm1.74−1.93(m、3H)、2.26−2.36(m、5H)、2.55−2.67(m、2H)、3.08(m、1H)、3.26(m、1H)、3.84(m、2H)、4.29(m、1H)、4.37(m、1H)、4.87(m、2H)、5.13(m、2H)、6.45(m、1H)、6.55(m、1H)、8.19(s、1H)、8.26(s、1H);MS ESI(+)m/z500.4[M+H]
実施例148
2−[4−{5−クロロ−4−[2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド
実施例148A
2−(4−(5−クロロ−4−(2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド
実施例146C(0.047g、0.087mmol)、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(0.011g、0.091mmol)およびトリエチルアミン(0.029mL、0.208mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(0.8mL)中溶液を加熱して75℃として1時間経過させた。反応液を冷却して環境温度とし、水と酢酸エチルとの間で分配した。水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水(2回)およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濃縮した。残留物をそれ以上精製せずに直接次の段階に用いた。MS ESI(+)m/z628.2[M+H]
実施例148B
2−[4−{5−クロロ−4−[2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド
実施例89Bに代えて実施例148Aを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm2.49(m、2H)、2.71(m、2H)、2.82(s、3H)、3.02(s、3H)、3.21(m、2H)、3.27(m、2H)4.77(m、2H)、4.99(m、2H)、6.51(s、1H)、6.53(m、1H)、7.45(bs、1H)、8.28(s、1H)、8.29(s、1H)、12.15(bs、1H);MS ESI(+)m/z474.2[M+H]
実施例149
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール
実施例149A
3−(5−{5−クロロ−2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール
2−(ジメチルアミノ)酢酸に代えて1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−カルボン酸を用い、実施例146Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z689.1[M+H]
実施例149B
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール
実施例89Bに代えて実施例149Aを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.20−2.33(m、1H)、2.40−2.53(m、1H)、2.60(m、1H)、2.69(m、1H)、3.09−3.18(m、1H)、3.22−3.37(m、3H)、3.77−3.89(m、3H)、4.29(m、1H)、4.37(m、1H)、4.88(m、2H)、5.12(m、2H)、6.45(m、1H)、6.56(m、1H)、8.19(s、1H)、8.26(s、1H);MS ESI(+)m/z535.4[M+H]
実施例150
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピロリジン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール
実施例150A
(4−(5−クロロ−4−(2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)チアゾール−5−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)(1−メチルピロリジン−3−イル)メタノン
2−(ジメチルアミノ)酢酸に代えて1−メチルピロリジン−3−カルボン酸を用い、実施例146Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z654.2[M+H]
実施例150B
3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピロリジン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール
実施例89Bに代えて実施例150Aを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm1.98−2.23(m、2H)、2.38(s、3H)、2.45−2.82(m、6H)、2.90−3.00(m、1H)、3.76−3.86(m、2H)、4.27(m、1H)、4.32(m、1H)、4.88(m、2H)、5.13(m、2H)、6.45(m、1H)、6.55(m、1H)、8.19(s、1H)、8.26(s、1H);MS ESI(+)m/z500.3[M+H]
実施例151
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例151A
1−(1−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール
実施例113Cに代えて実施例128Bを用い、実施例144Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z549.1[M+H]
実施例151B
3−(5−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール
実施例144Aに代えて実施例151Aを用い、実施例144Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z651.1[M+H]
実施例151C
3−(5−{5−クロロ−1−[(4−メチルフェニル)スルホニル]−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例151B(0.045g、0.069mmol)のジクロロメタン(1.1mL)中溶液を冷却して0℃とし、m−クロロ過安息香酸(70%、0.034g、0.139mmol)を0℃で5分間かけて3回に分けて加えた。反応液を0℃で90分間撹拌した。反応液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、ジクロロメタンで抽出した。水層を追加のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。濃縮物を0%から12%メタノール/ジクロロメタンの勾配で溶離を行うシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z683.0[M+H]
実施例151D
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド
実施例89Bに代えて実施例151Cを用い、実施例89Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.06(m、2H)、2.30(m、2H)、2.60−2.72(m、1H)、2.84−2.96(m、1H)、3.16−3.28(m、4H)、3.48−3.60(m、2H)、3.77−3.85(m、2H)、4.51(s、2H)、6.98(s、1H)、7.70(m、2H)、7.91(m、2H)、8.16(s、1H)、8.31(s、1H);MS ESI(+)m/z529.0[M+H]
実施例152
N−[3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−イル]−N′−フェニル尿素
エチルイソシアネートに代えてフェニルイソシアネートを用い、1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121B)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例157C)を用いて、実施例124に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.58(s、1H)8.94(s、1H)8.37(s、1H)8.33(s、1H)7.92(d、2H)7.84(s、1H)7.40(m、4H)7.23(t、2H)7.04(s、1H)6.93(t、1H)5.06(d、2H)4.88(d、2H)3.65(s、2H)2.50(m、4H)1.72(m、4H);MS ESI(+)m/z585.1[M+H]
実施例153
3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−アミン
実施例153A
1−(4−メトキシフェニル)−N−(オキセタン−3−イリデン)メタンアミン
シクロブタノンに代えてオキセタン−3−オンを用い、実施例112Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MSDCI(+)m/z192.3[M+H]
実施例153B
N−(4−メトキシベンジル)−3−(チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン
N−シクロブチリデン−1−(4−メトキシフェニル)メタンアミン(実施例112A)に代えて1−(4−メトキシフェニル)−N−(オキセタン−3−イリデン)メタンアミン(実施例153A)を用い、実施例112Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MSDCI(+)m/z277.1[M+H]
実施例153C
N−(4−メトキシベンジル)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン
N−(4−メトキシベンジル)−1−(チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例112B)に代えてN−(4−メトキシベンジル)−3−(チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153B)を用い、実施例112Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z567.1[M+H]
実施例153D
3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)−N−(4−メトキシベンジル)オキセタン−3−アミン
N−(4−メトキシベンジル)−1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例112C)に代えてN−(4−メトキシベンジル)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153C)を用い、実施例112Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z661.2[M+H]
実施例153E
3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン(実施例112D)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)−N−(4−メトキシベンジル)オキセタン−3−アミン(実施例153D)を用い、実施例121Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z541.1[M+H]
実施例153F
3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153E)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.36(s、1H)8.27(m、2H)8.24(s、1H)8.04(s、1H)6.74(s、1H)4.96(d、2H)4.65(d、2H)3.89(s、3H)3.24(s、2H);MS ESI(+)m/z387.1[M+H]
実施例154
N−(3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−イル)アセトアミド
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121B)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153F)を用い、実施例122に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.38(s、1H)9.50(s、1H)8.27(s、2H)8.24(s、1H)8.05(s、1H)6.75(d、1H)5.03(d、2H)4.83(d、2H)3.89(s、3H)1.98(s、3H);MS ESI(+)m/z429.1[M+H]
実施例155
N−(3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−イル)−N′−フェニル尿素
エチルイソシアネートに代えてフェニルイソシアネートを用い、1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121B)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153F)を用い、実施例124に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.37(s、1H)8.93(s、1H)8.29(s、1H)8.24(s、1H)8.23(s、1H)8.02(s、1H)7.81(s、1H)7.40(d、2H)7.23(t、2H)6.93(t、1H)6.76(d、1H)5.04(d、2H)4.88(d、2H)3.89(s、3H);MS ESI(+)m/z506.2[M+H]
実施例156
N−(3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−イル)尿素
実施例156A
1−(3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)尿素
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121A)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153E)を用い、実施例129Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z584.4[M+H]
実施例156B
1−(3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)尿素
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて1−(3−(2−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル)尿素(実施例156A)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.37(s、1H)8.27(s、1H)8.26(s、1H)8.24(s、1H)8.04(s、1H)7.65(s、1H)6.76(s、1H)5.92(s、2H)4.99(d、2H)4.78(d、2H)3.89(s、3H);MS ESI(+)m/z430.2[M+H]
実施例157
3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン
実施例157A
3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)−N−(4−メトキシベンジル)オキセタン−3−アミン
実施例112CからのN−(4−メトキシベンジル)−1−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミンに代えてN−(4−メトキシベンジル)−3−(5−(トリブチルスタンニル)チアゾール−2−イル)オキセタン−3−アミン(実施例153C)を用い、実施例113Cからの4,5−ジクロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて4,5−ジクロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例128B)を用いて、実施例112Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z740.2[M+H]
実施例157B
3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)−N−(4−メトキシベンジル)シクロブタンアミン(実施例112D)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)−N−(4−メトキシベンジル)オキセタン−3−アミン(実施例157A)を用い、実施例121Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z620.1[M+H]
実施例157C
3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン
5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例47A)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例157B)を用い、実施例47Bに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.57(s、1H)8.33(d、2H)7.94(d、2H)7.41(d、2H)7.04(d、1H)4.98(d、2H)4.66(d、2H)3.63(s、2H)3.27(m、2H)2.50(m、4H)1.77(m、4H);MS ESI(+)m/z466.0[M+H]
実施例158
N−[3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−イル]アセトアミド
1−(5−(5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタンアミン(実施例121B)に代えて3−(2−(5−クロロ−2−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン(実施例157C)を用い、実施例122に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(400MHz、DMSO−d) ppm12.63(s、1H)9.55(s、1H)8.35(d、2H)8.01(d、2H)7.52(d、2H)7.10(s、1H)5.05(d、2H)4.84(d、2H)3.89(bs、2H)2.75(m、4H)1.98(s、3H)1.81(m、4H);MS ESI(+)m/z508.1[M+H]
実施例159
1−(5−{5−クロロ−2−[(1E)−3−ピロリジン−1−イルプロプ−1−エンイル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例159A
(E)−1−(3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アリル)ピロリジン
(E)−2−(3−クロロプロプ−1−エンイル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1g、4.94mmol)のアセトニトリル(10mL)中溶液を炭酸カリウム(1.366g、9.88mmol)およびピロリジン(0.531mL、6.42mmol)で処理した。懸濁液を環境温度で20時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液をロータリーエバポレータで濃縮して標題化合物を得た。MS ESI(+)m/z238.2[M+H]
実施例159B
(E)−5−(5−クロロ−2−(3−(ピロリジン−1−イル)プロプ−1−エンイル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸に代えて実施例159Aを用い、実施例45Aに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z613.1[M+H]
実施例159C
(E)−1−(5−(5−クロロ−2−(3−(ピロリジン−1−イル)プロプ−1−エンイル)−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例52Cに代えて実施例159Bを用い、実施例52Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z569.0[M+H]
実施例159D
1−(5−{5−クロロ−2−[(1E)−3−ピロリジン−1−イルプロプ−1−エンイル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
実施例45Bに代えて実施例159Cを用い、実施例45Cに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、メタノール−d) ppm2.00−2.09(m、2H)、2.15−2.24(m、2H)、2.40−2.51(m、3H)、2.69−2.79(m、3H)、3.16−3.20(m、2H)、3.63−3.68(m、2H)、4.03(d、2H)、6.38−6.50(m、1H)、6.73(s、1H)、6.94(d、1H)、8.11(s、1H)、8.32(s、1H);MS ESI(+)m/z415.0[M+H]
実施例160
1−{5−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
実施例160A
4−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
5−クロロ−4−ヨード−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンに代えて4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを用い、実施例1Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z308.5[M+H]
実施例160B
2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チアゾール
5−クロロ−4−ヨード−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(実施例1D)に代えて4−クロロ−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(実施例160A)を用い、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z471.0[M+H]
実施例160C
5−(6−ヨード−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール
5−(5−クロロ−1−トシル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例1E)に代えて2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)−5−(7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)チアゾール(実施例160B)を用い、実施例1Eに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。MS ESI(+)m/z597.0[M+H]
実施例160D
1−{5−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
5−(6−ヨード−7−トシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−2−(1−(メトキシメトキシ)シクロブチル)チアゾール(実施例160C)(60mg、0.10mmol)および1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(25.0mg、0.120mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)中溶液を環境条件下で撹拌しながら、それに飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1.0mL)と次にビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド(7.02mg、10.0μmol)を加えた。混合物を加熱して70℃として3時間経過させ、水および酢酸エチルの添加によって反応停止した。層を分離し、水層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物をメタノール(1mL)に溶かし、4M HCl水溶液(0.5mL)を加えた。反応液を加熱して60℃として2時間経過させ、冷却して室温とした。4N水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加え、反応液を加熱して80℃として1時間経過させた。反応液を冷却して室温とし、10%HCl水溶液を用いてpHを約7に調節した。水層を酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、減圧下に濃縮した。固体をジエチルエーテルで磨砕して標題化合物を得た。H NMR(500MHz、DMSO−d) ppm1.76−2.08(m、2H)2.31−2.45(m、2H)2.54−2.66(m、2H)3.93(s、3H)6.62(s、1H)7.24(s、1H)8.11(s、1H)8.29(s、1H)8.65(s、1H)8.69(s、1H)12.58(s、1H);MS ESI(+)m/z353(M+H)
実施例161
1−[5−(6−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて(4−メチルピペラジン−1−イル)(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタノンを用い、実施例160Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.88−2.04(m、2H)2.29(s、3H)2.31−2.46(m、6H)2.57(d、J=7.46Hz、4H)3.55(s、2H)6.63(s、1H)7.55(d、J=8.14Hz、2H)7.71(s、1H)8.19(d、J=8.14Hz、2H)8.75(s、1H)8.88(s、1H)12.88(s、1H);MS ESI(+)m/z475(M+H)
実施例162
1−(5−{6−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニルボロン酸を用い、実施例160Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.81−2.04(m、2H)2.12−2.28(m、3H)2.28−2.45(m、4H)2.54−2.67(m、2H)3.04−3.30(m、6H)6.60(s、1H)7.06(d、J=8.72Hz、2H)7.39(s、1H)7.95(d、J=8.72Hz、2H)8.65(s、1H)8.80(s、1H)12.57(s、1H);MS ESI(+)m/z447(M+H)
実施例163
1−{5−[6−(4−モルホリン−4−イルフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて4−モルホリノフェニルボロン酸を用い、実施例160Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−D) ppm1.85−2.05(m、2H)2.26−2.46(m、2H)2.53−2.69(m、2H)3.12−3.27(m、4H)3.58−3.86(m、4H)6.59(s、1H)7.07(d、J=8.82Hz、2H)7.41(d、J=1.70Hz、1H)7.98(d、J=9.16Hz、2H)8.66(s、1H)8.80(s、1H)12.58(s、1H);MS ESI(+)m/z434(M+H)
実施例164
1−(5−{6−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールに代えて4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリンを用い、実施例160Dに記載の方法に従って、標題化合物を製造した。H NMR(300MHz、DMSO−d) ppm1.79−2.18(m、2H)2.29−2.46(m、6H)2.53−2.75(m、2H)3.53(s、2H)3.56−3.75(m、4H)6.62(s、1H)7.45(d、J=8.33Hz、2H)7.58(s、1H)8.06(d、J=7.93Hz、2H)8.72(s、1H)8.85(s、1H)12.77(s、1H);MS ESI(+)m/z448(M+H)
実施例165
本実施例は、キナーゼ活性を有する化合物を同定するのに用いることができるアッセイについて説明するものである。
本発明の代表的な化合物のオーロラB活性を測定するために、MgCl、オルトバナジウム酸ナトリウムおよびTriton X−100を含むHEPES緩衝液(pH7.4)中ビオチニル化ヒストンH3ペプチド残基1から21(Upstate)、1mM ATPおよび各種濃度の阻害物質の入った384ウェルプレートのウェル中で活性オーロラB酵素(組換え残基1から344)およびINCENP(組換えGST融合タンパク質(Upstate))をインキュベートした。1時間後、EDTAでこの反応を停止させ、抗ホスホ−ヒストンH3ユーロピウムクリプタート(Cis−Bio)およびSA−APC(Phycolink、Prozyme)を加えて、ホスホペプチドを検出した。リン酸化の量を、665nmおよび615nmにおけるシグナルの時間分解蛍光発光比によって求めた。Assay Explorerソフトウエアを用いて、阻害値と阻害薬濃度との指数関数当てはめによってIC50を計算した。
本発明の代表的な化合物のオーロラAおよびCの活性を測定するために、MgCl、オルトバナジウム酸ナトリウムおよびTritonX−100含有Hepes緩衝液(pH7.4)中ビオチニル化STK基質−2(Upstate)、1mM ATPおよび各種濃度の阻害物質を含む384ウェルプレートのウェルで活性オーロラAまたはC酵素をインキュベートした。1時間後、EDTAでこの反応を停止させ、抗ホスホ−STK抗体ユーロピウムクリプタート(Upstate)およびSA−XL665(Upstate)を加えて、ホスホペプチドを検出した。リン酸化の量を、665nmおよび615nmにおけるシグナルの時間分解蛍光発光比によって求めた。Assay Explorerソフトウエアを用いて、阻害値と阻害薬濃度の指数関数当てはめによってIC50を計算した。
前記各種キナーゼの活性を測定するためには、均一時間分解蛍光(HTRF)のイン・ビトロキナーゼアッセイを用いた(Mathis, G., HTRF(R) Technology. J Biomol Screen, 1999, 4(6):p.309−314;Alfred J.Kolb, Paul V. Kaplita, David J. Hayes, Young−Whan Park, Christine Pernell, John S. MajorおよびGerard Mathis, Drug Discovery Today, 1998, 3, 333−342)。
例えば、KDRの場合、黒色384ウェルプレート中で、0.5μM N−ビオチニル化基質(Biotin−Ahx−AEEEYFFLA−アミド(配列番号1))、反応緩衝液(50mM HEPES、pH7.1、10mM MgCl、2mM MnCl、0.1%BSAおよび1mM DTT、40 L最終体積)中各種濃度の阻害薬、ATP(1mM最終濃度)と、7ng/ウェルの精製酵素(His6−KDR 789−1354、MW63kD)を混合した。室温で60分インキュベートした後、緩衝EDTA溶液(大体の最終濃度:30mM EDTA、0.1%BSA、0.1%Triton X−100および0.24M KF)を加えることにより反応停止し、顕色剤(0.084ng/ウェルのストレプトアビジン−XL−665(Cis−Bio)および6.5ng/ウェルの抗ホスホチロシンmAb PT66−Kユーロピウムクリプタートを与えるため)の溶液をこの反応混合物に加えた。反応停止した反応液を室温で3時間静置させ、次いで、時間分解蛍光検出器(InVision、Perkin−Elmer)で、励起させながら620nmおよび665nmの順で読み取った。IC50の計算には620nmのシグナルと665nmのシグナルとの比を用いた。
H1299細胞(ヒト非小細胞肺癌)における倍数性の誘発を求めるため、96ウェル培養プレート(組織培養用、黒色、透明平底)にNCI−H1299を接種し(4K/ウェル)、終夜インキュベートして細胞−プレート固着を生じさせた。多様な濃度の阻害薬を細胞および培地(RPMI 1640、10%ウシ胎仔血清)の入った二連のウェルに加え、37℃で48時間インキュベートした。次に、プレートをPBSで洗浄し、固着している細胞を3%ホルマリンとともに1時間インキュベートすることによって固定した。PBSで4回洗浄した後、細胞をHoechstによって染色し、蛍光(360i/460e)顕微鏡ハイコンテンツ分析を行って、核の大きさに対する阻害薬の効果を求めた。倍数体細胞(≧4N)は、核面積>750μを有するものと定義した。効力を、15%の細胞において倍数性を誘発するのに必要な阻害薬濃度(EC15)として表し、対数用量/応答の最小二乗解析から計算した。
上記アッセイによって評価した本発明の化合物は、キナーゼ阻害活性を有することが認められた。
本明細書で引用される全ての刊行物および特許出願は、あたかも各個々の刊行物および特許出願が参照により具体的かつ個別に組み込まれることが示されているかのように、参照によって本明細書に組み込まれるものとする。上記の発明については、明瞭に理解することを目的として図示および例示によってある程度詳細に説明したが、本発明の内容を考慮すれば、添付の特許請求の範囲の精神または範囲を逸脱しない限りにおいて、ある種の変更および修正を加えることが可能であることは、当業者であれば容易に理解するものである。

Claims (19)

  1. 下記式(I)を有する化合物または該化合物の医薬として許容される塩。
    Figure 2013526543
    [式中、
    Aはヘテロアリールであり、
    Bは、アリール、ヘテロアリール、複素環アルケニルまたは−CH=CH−であり;
    Xは、−CH−、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−または−SO−であり;
    ZはC−R4bまたはNであり;
    mは0、1または2であり;
    nは1または2であり;
    pは0、1、2、3または4であり;
    は、ハロゲン、−ORまたは−NR1011であり;
    およびRは独立に水素またはC1−8−アルキルであり、前記C1−8アルキルはアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシ、−NH、−NH(C1−4−アルキル)および−N(C1−4−アルキル)で置換されていても良く;
    4aおよびR4bは独立に水素、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−アルキル、C1−4−ハロアルキル、−OR、−NR;−C(O)OR、−C(O)NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHRまたは−NHSOであり;
    は、R、ニトロ、ハロゲン、シアノ、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOまたは−SONRNRであり;
    は、C1−8−アルキル、アリールまたは複素環であり、前記RのC1−8−アルキル置換基はR、ハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;(b)前記Rのアリールまたは複素環置換基は独立にC1−8−アルキル、アリール、複素環、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルであり、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたは複素環アルキルはC1−8−アルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−4−ハロアルキル、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHSO、−C(O)NR、−SR、−S(O)R、−SOおよび−SONRNRで置換されていても良く;
    は、水素、C1−8−アルキルまたは−C(O)C1−8−アルキルであり;
    は、水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルであり、前記C1−8−アルキルは−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く、Rのフェニルまたはベンジル環は−OC1−8−アルキル、−C(O)C1−8−アルキル、−C(O)OC1−8−アルキル、−OC(O)C1−8−アルキルで置換されていても良く;
    10は水素またはC1−8−アルキルであり;
    11は、水素、C1−8−アルキル、−C(O)R、−C(O)NH、−C(O)NHR、−C(O)NRまたは−S(O)であり;
    は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    は各場合で、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、アリール、複素環およびC3−8−シクロアルキルは独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良く;
    およびRは各場合で、独立に水素、C1−8−アルキル、フェニルまたはベンジルからなる群から選択される。]
  2. Aがチアゾリル、ピリジニルまたはピロリルである請求項1に記載の化合物。
  3. Xが−CH−または−NR−であり、mが1であり、nが1である請求項1に記載の化合物。
  4. が水素である請求項1に記載の化合物。
  5. Bがフェニル、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジル、ピロリル、イミダジル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである請求項1に記載の化合物。
  6. Bがインドリル、イソインドリル、インダゾリル、イソインダゾリル、キノリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、イソインドリル、インドリルまたはピラゾロ[1,5−a]ピリジンのものである請求項1に記載の化合物。
  7. Bがピリジニル、テトラヒドロピリジニル、ピラゾリルまたはフェニルである請求項5に記載の化合物。
  8. が水素である請求項1に記載の化合物。
  9. 4aおよびR4bがそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはC1−4−アルキルである請求項1に記載の化合物。
  10. 4aが水素であり、R4bがハロゲンである請求項9に記載の化合物。
  11. が−OHまたは−NHである請求項1に記載の化合物。
  12. がフルオロである請求項1に記載の化合物。
  13. BがRで置換されており、pが1であり、RがC1−8−アルキルであり、前記C1−8−アルキルが独立にR、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から選択される1個または2個の置換基で置換されていても良く、RがC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良い複素環アルキルであり、R、R、R、R、RおよびRが独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される請求項5に記載の化合物。
  14. BがRで置換されており、pが1であり、Rが複素環アルキルであり、前記複素環アルキルがC1−8−アルキル、C1−4−ハロアルキル、ハロゲン、−ORまたは−NRで置換されていても良く、R、RおよびRが独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルから選択される請求項5に記載の化合物。
  15. BがRで置換されており、pが1、2または3であり、Rがハロゲン、C1−4−ハロアルキル、OR、−C(O)OR、−NRC(O)R、−NHSO、−C(O)NR、−SOまたは−SONRNRからなる群から選択され;R、RおよびRが独立に水素、C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−8−アルキル、アリールおよびC3−8−シクロアルキルが独立にアリール、複素環、C3−8−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−8−アルコキシ、−NH、−NH(C1−8−アルキル)および−N(C1−8−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基で置換されていても良い請求項5に記載の化合物。
  16. 1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−フルオロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−(5−{2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    5−クロロ−4−{2−[1−(メトキシメトキシ)シクロブチル]−1,3−チアゾール−5−イル}−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    5−クロロ−4−[2−(1−メトキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−フルオロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{1−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1−{2−[シクロプロピル(メチル)アミノ]エチル}−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    5−クロロ−4−(2−{3−[(4−メトキシベンジル)オキシ]オキセタン−3−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(5−ピペリジン−3−イル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(ジメチルアミノ)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピロリジン−3−オール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(3−フルオロピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[シクロプロピル(メチル)アミノ]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}安息香酸;
    (4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)酢酸;
    (4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(2−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−メチルフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(2−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−ピペリジン−4−イル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メチルフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メトキシフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1−ピペリジン−4−イル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    3−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}ベンゾニトリル;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    3−(5−{5−フルオロ−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ヒドロキシメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)カルボニル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−フルオロフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    N〜1〜−(3−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−メチルフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    N〜1〜−(2−クロロ−4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}フェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    2−(4−{5−フルオロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(メチルスルホニル)アセトアミド;
    1−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    N〜1〜−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3−メトキシフェニル)−N〜2〜,N〜2〜−ジメチルグリシンアミド;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(1,4−ジオキサン−2−イルメトキシ)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−[5−(5−フルオロ−2−{1−[2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−2−オキソエチル]−1H−ピラゾール−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−3−フルオロフェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    4−(4−{5−クロロ−4−[2−(1−ヒドロキシシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−2−フルオロベンジル)ピペラジン−2−オン;
    1−{5−[5−クロロ−2−(4−{[3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−3−フルオロフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(3−フルオロ−4−{[3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{3−フルオロ−4−[(2−メチルピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[3−フルオロ−4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−{4−[(4−フルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−クロロ−2−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[5−フルオロ−2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−(5−{5−フルオロ−2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−[5−(5−フルオロ−2−キノリン−6−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    3−[5−(5−フルオロ−2−ピリジン−4−イル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
    3−{5−[5−フルオロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−オール;
    3−(5−{2−[4−(エチルスルホニル)フェニル]−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
    3−(5−{5−フルオロ−2−[3−フルオロ−4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−オール;
    3−[5−(5−フルオロ−2−フェニル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
    3−[5−(2−{4−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]フェニル}−5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
    3−[5−(5−フルオロ−2−{4−[(2−メチルピロリジン−1−イル)メチル]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−オール;
    3−[5−(5−フルオロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルアゼチジン−3−オール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(1,4−ジオキサン−2−イルカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−フルオロ−2−(5−メトキシ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−{5−[2−(5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}オキセタン−3−オール;
    1−(5−{2−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N−(4−メトキシベンジル)アミン;
    1−{1−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1H−ピラゾール−4−イル}シクロブタノール;
    5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    5−クロロ−4−[2−(1−フルオロシクロブチル)−1,3−チアゾール−5−イル]−2−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルピロリジン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
    1−(5−{5−フルオロ−2−[2−(4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.1]オクト−5−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタンアミン;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)アセトアミド;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)ベンズアミド;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−エチル尿素;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)メタンスルホンアミド;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−メチルアゼチジン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
    1−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)シクロブタノール;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素;
    N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチル尿素;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N,N−ジメチルアミン;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}−1−エチルピロリジン−3−オール;
    1−アセチル−3−(5−{5−クロロ−2−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−オール;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド;
    N−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)−N′−フェニル尿素;
    N−ベンジル−N′−(1−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブチル)尿素;
    3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
    1−{3−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル}シクロブタノール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルピロリジン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[3−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)−1−メチルアゼチジン−3−オール;
    3−[5−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]−1−メチルピロリジン−3−オール;
    1−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}ピリジン−2−イル)シクロブタノール;
    3−{5−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}テトラヒドロチオフェン−3−オール;
    3−(1−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1H−ピラゾール−4−イル)オキセタン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[1−(N,N−ジメチルグリシル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[1−(1−メチル−L−プロリル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)オキセタン−3−オール;
    2−[4−{5−クロロ−4−[2−(3−ヒドロキシオキセタン−3−イル)−1,3−チアゾール−5−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル}−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]−N,N−ジメチルアセトアミド;
    3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール;
    3−[5−(5−クロロ−2−{1−[(1−メチルピロリジン−3−イル)カルボニル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]オキセタン−3−オール;
    3−(5−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)テトラヒドロチオフェン−3−オール1,1−ジオキシド;
    N−[3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル]−N′−フェニル尿素;
    3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−アミン;
    N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)アセトアミド;
    N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)−N′−フェニル尿素;
    N−(3−{2−[5−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−5−イル}オキセタン−3−イル)尿素;
    3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−アミン;
    N−[3−(2−{5−クロロ−2−[4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−5−イル)オキセタン−3−イル]アセトアミド;
    1−(5−{5−クロロ−2−[(1E)−3−ピロリジン−1−イルプロプ−1−エンイル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;
    1−[5−(6−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]シクロブタノール;
    1−(5−{6−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール;
    1−{5−[6−(4−モルホリン−4−イルフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}シクロブタノール;および
    1−(5−{6−[4−(モルホリン−4−イルメチル)フェニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル}−1,3−チアゾール−2−イル)シクロブタノール
    からなる群から選択される式(I)の請求項1の化合物。
  17. 請求項1に記載の化合物および医薬として許容される担体を含む医薬組成物。
  18. 治療上許容される量の請求項1に記載の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与する段階を有する、哺乳動物における癌の治療方法。
  19. 請求項1に記載の治療上許容される量の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与する段階を有する、哺乳動物での腫瘍容量の低減方法。
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