JP2013525083A - 軟組織欠陥装置及び関連する方法 - Google Patents

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ヘンリッチセン ケヴィン
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Abstract

本発明は、縫合糸ベースの軟組織修復のための器具及び関連する方法を提供する。開示された器具は、縫合糸を組織に通過させ、器具を再配置し、縫合糸を回収し、これにより、縫い目を形成するよう構成されている。これらのステップは、組織を通る複数の縫い目を形成するためにあらゆる回数だけ繰り返すことができる。器具(10)は、本体(16)と、ブームアーム(22)と、組織収容間隙(28)とを有する。器具は、さらに、往復して並進可能なニードル(32)と、シャトルエレメント(40)とを有する。シャトルエレメントの移動に基づき、シャトルエレメントは、ブームアームハウジング又はニードルからアンロックされる。

Description

関連出願とのクロスリファレンス
本願は、引用したことによりその全体が本明細書に含まれるものとする、2010年5月6日に出願された米国特許仮出願第61/344031号明細書の利益を請求する。
技術分野
本発明は、概して整形外科に関する。特に、本発明は、椎間板又は椎間円板の修復及びその他の軟組織修復用途のためのシステム及び方法に関する。
背景
軟組織欠陥の修復において縫合糸挿入が利用される。縫合糸は、通常、外科手術において使用するための、フリーニードル又は一方向縫合糸挿入器具(一方向でのみ縫合糸を組織に挿入させる器具)に取り付けられる。
縫合糸を組織に前方(使用者から離れる方向)と、後方(使用者に向かう方向)とで挿入させることができる二方向縫合糸挿入器具は、一方向縫合糸挿入器具よりも複数の利点を有することができる。多くの一方向縫合糸挿入装置は、縫合糸を手作業で回収しかつ縫合糸を逆方向で挿入する付加的なステップを必要とし、これにより、手術技術の複雑さ及び手技時間を増大する。幾つかの一方向縫合糸挿入装置は、縫合糸を逆方向に挿入するために組織の第1の側及び第2の側を器具の遠位端部に曝すよう十分に持ち上げることができるように、組織が十分に柔軟であることを必要とし、縫合糸を再充填する付加的なステップをも必要とする。二方向縫合糸挿入器具は、手作業の回収ステップを排除し、外科技術の複雑さ及び手技時間を減じ、利用することができるステッチ構成の多様性を高め、外科的に修復することができる体組織の数を増やす。
従来公知の幾つかの二方向縫合糸挿入装置の設計は、概して組織に対して平行に組織欠陥にアプローチすることを必要とし、これは、円板スペースへの外科的アプローチにより、ディスク円環修復のような多くの外科的手技の場合には困難である。つまり、概して垂直に組織欠陥にアプローチする二方向縫合糸挿入器具は、平行アプローチ式二方向縫合糸挿入器具が不適切であるような付加的な手技状況において使用することができる。
さらに別の二方向縫合糸挿入装置の設計は、鋭いニードル先端が両方向で組織に挿入されることを必要とする。このニードル挿入は、一方向では見えるが、他方の方向では見えず、これは、神経根、欠陥、腸、又はその他の敏感な解剖学的部分に隣接した領域において作業する場合に外科的な複雑さを生じる。ニードルが組織を通過させられるたびに鋭いニードルが見えることを可能にし、これにより、敏感な解剖学的部分の領域において手術するときに外科的安全性を高める二方向縫合糸挿入器具が、有利である。
さらに、現在の二方向縫合糸挿入装置の設計は、縫合糸をニードルに有効に解離可能に結合しない。つまり、器具の効率を高めるために縫合糸をニードルに解離可能に結合するための特徴も望ましい。
概要
軟組織欠陥を接近させるよう構成された二方向縫合糸挿入器具の様々な実施の形態が開示される。1つの実施の形態において、二方向縫合糸挿入器具は、チャネルを形成する本体と、本体から延びたブームアームとを有する。ブームアームは、本体から間隔を置いて配置されたブームアームハウジングを有し、ブームアームは、組織収容間隙がブームアームハウジングと本体との間に延びるように、本体とブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分をも有する。ニードルは、ニードルが少なくともブームアームハウジング内へ延びる前進位置と、ニードルがブームアームハウジングから後退させられた後退位置との間をチャネル内で往復並進可能であることができる。二方向縫合糸挿入器具は、組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントを有することもできる。ブームアームハウジング及びニードルに対するシャトルエレメントの移動は、シャトルエレメントを、ブームアームハウジングにロックさせニードルからアンロックさせるか、又はブームアームハウジングからアンロックしかつニードルにロックさせることができる。
別の実施の形態において、二方向縫合糸挿入器具は、チャネルを形成した本体を有することができ、チャネルは長手方向軸線に沿って延びている。ブームアームは本体から延びており、ブームアームは、本体から間隔を置かれたブームアームハウジングを有する。ブームアームは、ブームアームハウジングと本体との間に組織収容間隙が延びるように、本体とブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分をも有する。ニードルは、ニードルが少なくともブームアームハウジング内へ延びた前進位置と、ニードルがブームハウジングから後退させられた後退位置との間をチャネル内で往復して並進可能であることができる。二方向縫合糸挿入器具は、組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントを有することもできる。ブームアームハウジング及びニードルに対するシャトルエレメントの1回の回転運動は、シャトルエレメントを、ブームアームハウジングにロックさせかつニードルからアンロックさせるか、又はブームアームハウジングからアンロックさせかつニードルにロックさせることができる。
別の実施の形態において、二方向縫合糸挿入器具は、チャネルを形成した本体と、本体から延びたブームアームとを有する。ブームアームは、本体から間隔を置いて配置されたブームアームを有することができ、ブームアームハウジングは、ボアを形成した内面を有し、内面は第1の係合部材を有する。ブームアームハウジングは、ブームアームハウジングと本体との間に組織収容間隙が配置されるように、本体とブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分を有することもできる。ニードルは、ニードルが少なくともブームアームハウジング内へ延びた前進位置と、ニードルがブームアームハウジングから後退させられた後退位置との間をチャネル内で往復並進可能であることができ、ニードルは、第2の係合部材を備えた外面を形成している。二方向縫合糸挿入器具は、組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントを有することもでき、シャトルエレメントは、第3の係合部材を有する外面と、内側ボアを形成しかつ第4の係合部材を有する内面とを有する。二方向縫合糸挿入器具の第1の角度方向の向きにおいて、ブームアームハウジングとシャトルエレメントとはブームアームハウジングに対するシャトルエレメントの回転によってのみ分離させることができるよう、第1及び第3の係合部材は係合させられており、二方向縫合糸挿入器具の第2の角度方向の向きにおいて、ニードル及びシャトルエレメントはニードルに対するシャトルエレメントの回転によってのみ分離させることができるよう、第2及び第4の係合部材は係合させられている。
軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法も開示される。例えば、1つの実施の形態において、方法は、解離可能に連結されたニードル及びシャトルエレメントを、軟組織欠陥を通ってブームアームハウジング内へ前進させるステップを有する。次いで、シャトルエレメントがブームアームハウジングにロックされかつニードルからアンロックされるように、シャトルエレメントは、ニードル及びブームアームハウジングに対して回転させられる。次いで、シャトルエレメントがブームアームハウジングに連結されたまま、ニードルがブームアームハウジング及びシャトルエレメントから軟組織を通って引き出される。
別の実施の形態において、軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法は、ニードルを、軟組織欠陥を通って、解離可能に結合されたシャトルエレメント及びブームアームハウジング内へ前進させることを含む。次いで、シャトルエレメントがニードルにロックされかつブームアームハウジングからアンロックされるように、シャトルエレメントは、ニードル及びブームアームハウジングに対して回転させられる。次いで、ニードル及びシャトルエレメントは、軟組織欠陥を通ってブームアームハウジングから引き出される。
前記概要、及び本願の二方向縫合糸挿入器具の例示的な実施の形態の以下の詳細な説明は、添付の図面に関連して読んだ場合によりよく理解されるであろう。本願の二方向縫合糸挿入器具を例示するために、図面には例示的な実施の形態が示されている。しかしながら、本願は、図示された配列及び手段自体に限定されるわけではないことを理解すべきである。
本体、ハンドル、ブームアーム、ニードル、シャトルエレメント、シース及びアクチュエータを有する、1つの実施の形態による二方向縫合糸挿入器具の側方から見た斜視図である。 図1Aに示された二方向縫合糸挿入器具の平面図である。 図1Bに示された二方向縫合糸挿入器具の、線1C−1Cに沿った断面図である。 図1Aに示された本体、ブームアーム、ニードル、シース及びシャトルエレメントの拡大斜視図である。 ニードルが本体内の後退位置にあり、かつシャトルエレメントがブームアームハウジング内に位置決めされかつブームアームハウジングにロックされている、図1Aに示した二方向縫合糸挿入器具に隣接して位置決めされた軟組織欠陥の断面図である。 ニードルがシャトルエレメント及びブームアームハウジング内の前進位置にあり、かつシャトルエレメントがブームアームハウジングにロックされている、図1Aに示された二方向縫合糸挿入器具の断面図である。 ニードルがシャトルエレメント及びブームアームハウジング内の前進位置にあり、かつシャトルエレメントがニードルにロックされている、図1Aに示された二方向縫合糸挿入器具の断面図である。 ニードルがシャトルエレメント及び本体内の後退位置にあり、かつシャトルエレメントがニードルにロックされている、図1Aに示された二方向縫合糸挿入器具の断面図である。 縫合糸が軟組織欠陥を通って延びている、図2Aに示された軟組織欠陥の断面図である。 1つの実施の形態による、図1Dに示されたシャトルエレメントの斜視図である。 図3Aに示されたシャトルエレメントの正面図である。 図3Aに示されたシャトルエレメントの側面図である。 図3Aに示されたシャトルエレメントの平面図である。 図1Aに示されたブームアームの側方から見た斜視図である。 図4Aに示されたブームアームの正面図である。 図4Aに示されたブームアームの断面図である。 図4Aに示されたブームアームの上面図である。 アンロックされた状態における、図1Dに示されたシャトルエレメント及びブームアームの正面図である。 アンロックされた状態における、図5Aに示されたシャトルエレメント及びブームアームの斜視図である。 ロックされた状態における、図1Dに示されたシャトルエレメント及びブームアームハウジングの正面図である。 ロックされた状態における、シャトルエレメント及びブームアームの断面図である。 図1Dに示されたニードルの側面図である。 図7Aに示されたニードルの上面図である。 図7Aに示されたニードルの正面図である。 アンロックされた状態における、図1Dに示されたシャトルエレメント及びニードルの断面図である。 ロックされた状態における、図8Aに示されたシャトルエレメント及びニードルの断面図である。 二方向縫合糸挿入器具のシースの平面図である。 図9Aに示されたシースの側面図である。 図1Dに示されたシース、シャトルエレメント及びニードルの側面図である。 別の実施の形態による、図1Dに示されたシャトルエレメントの正面図である。 図11Aに示されたシャトルエレメントの断面図である。 別の実施の形態による、図1Dに示されたニードルの上面図である。 図12Aに示されたニードルの側面図である。 アンロック状態における、図11Aに示されたシャトルエレメント及び図12Aに示されたニードルの断面図である。 ロック状態における、図13Aに示されたシャトルエレメント及びニードルの断面図である。 図1Aに示されたアクチュエータの斜視図である。 コネクタの斜視図である。 組み立てられた状態における、図14Aに示されたアクチュエータ及び図14Bに示されたコネクタの斜視図である。 図1Aに示されたハンドル及び本体と、ハンドルと本体とを結合するハウジングとの斜視図である。 図14Aに示されたハンドル、本体及びハウジングの側方から見た断面図である。 図15Aに示されたハンドル、本体及びハウジングの上方から見た断面図である。 図15Aに示されたハンドル、本体及びハウジングと、図14に示されたアクチュエータとの上面図である。 図1Aに示された二方向縫合糸挿入器具の近位部分の側方から見た断面図である。 別の実施の形態による、図1Dに示されたシャトルエレメントの斜視図である。 図17Aに示されたシャトルエレメントの正面図である。 別の実施の形態による、図17Aに示されたシャトルエレメント及び図1Dに示されたブームアームハウジングの断面図である。 アンロック状態における、図18に示されたシャトルエレメント及びブームアームハウジングの正面図である。 ロック状態における、図19Aに示されたシャトルエレメント及びブームアームハウジングの正面図である。 図18に示されたシャトルエレメント及びブームアームハウジングと、二次的なロッキング機構との側方から見た断面図である。 図20Aに示されたシャトルエレメント、ブームアームハウジング及び二次的なロッキング機構の前方から見た断面図である。 図20Aに示された二次的なロッキング機構及び図1Aに示されたシース20の側方から見た断面図である。
例示的な実施の形態の詳細な説明
用語は、以下の説明において便宜のためだけに使用され、限定するものではない。"右"、"左"、"下"及び"上"という言葉は、参照されている図面における方向を表す。"内方"若しくは"遠位"及び"外方"若しくは"近位"という言葉は、それぞれ、患者の身体、又は二方向縫合糸挿入器具及びその関連する部材の幾何学的中心に向かう方向及び離れる方向を表す。"前"、"後"、"上"、"下"及び関連する言葉及び/又はフレーズは、参照されている人体における例示的な位置及び向きを表し、限定しようとするものではない。用語は、上述の言葉、それらの派生語、及び同じ由来の言葉を含む。さらに加えて、二方向縫合糸挿入器具の部材の位置及び向きを説明するために、三次元座標系が用いられる。座標系は、長手方向L、横方向A、及び横断方向Tとを有し、それぞれの方向は、他の2つの方向の両方に対して垂直である。
図1A〜図1Dを参照すると、二方向縫合糸挿入器具10は、長手方向Lに延びており、近位端部12及び遠位端部14を有する。図示したように、器具10は、チャネル17を備えた本体16を有し、本体16及びチャネル17は、長手方向軸線1に沿って長手方向Lに延在していることができ、ハンドル18を本体18に結合することができ、ハンドル18から間隔を置いて、本体16にブームアーム22を結合することができる。ブームアーム22は、本体16とブームアームハウジング26との間の組織収容間隙28を形成するために、本体16に結合されかつブームアームハウジング26を支持するアーム24を有する。器具10は、さらに、アクチュエータ30と、シース20によってアクチュエータ30に結合されたニードル32とを有することができる。アクチュエータ30及びニードル32は、後退した(後方の)位置と、延長した又は前進した(前方の)位置との間を、本体16のチャネル17内で往復並進可能である。器具10は、さらに、組織欠陥を通じて挿入される縫合糸のストランドを搬送するよう構成されたシャトルエレメント40を有する。以下でより詳細に説明するように、シャトルエレメント40がニードル32に結合されているとき、シャトルエレメント40は組織欠陥を通過する。シャトルエレメント40が組織欠陥を通過させられると、シャトルエレメント40はブームアームハウジング26に解離可能に結合される。
図2A〜図2Eを参照すると、二方向縫合糸挿入器具10を、図示したように、柔軟な組織欠陥2に縫合糸4を通過させるために使用することができる。図2Aにおいて、二方向縫合糸挿入器具10は、柔軟な組織欠陥2がブームアーム22の組織収容間隙28内に配置されるように柔軟な組織欠陥2に隣接して位置決めされている。図示したように、ニードル32が本体16内に収容されかつ組織収容間隙28内へ突出しないように、ニードル32は後退位置にある。本体16内におけるニードル32のこの配置は、二方向縫合糸挿入器具10が位置決めされている間に柔軟な組織欠陥2に対するあらゆる望ましくない損傷を防止する。これに代えて、ニードル32の後退位置は、組織収容間隙28内に少なくとも部分的に配置されているが依然としてブームアームハウジング26から間隔を置いて配置されているニードルを有することができる。また、図示したように、シャトルエレメント40は、ブームアームハウジング26内に位置決めされ、ブームアームハウジング26にロックされている。
図2Bを参照すると、ニードル32は前進位置にある。後退位置から、ニードルは、本体16から、組織収容間隙28及び柔軟な組織欠陥2を通って並進し、次いで、ニードル32は、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26内に収容される。ニードル32の前進位置は、図示したように先端部34が器具10の遠位端部14から突出するようにブームアームハウジング26全体を通じて延びたニードル32の先端部34を有する。これに代えて、前進位置において、先端部34が遠位端部14から突出せず、これにより、柔軟な組織欠陥2に隣接した組織に対するあらゆる望ましくない損傷を防止するように、ニードル32の先端部34は、ブームアームハウジング26内に収容されていてよい。図示したように、ニードル32は、シャトルエレメント40とブームアームハウジング26とが互いにロックされたまま、シャトルエレメント40とブームアームハウジング26とを通って自由に並進することができる。
図2Cを参照すると、シャトルエレメント40をブームアームハウジング26からアンロックしかつシャトルエレメント40をニードル32にロックするために、シャトルエレメント40を、ニードル32及びブームアームハウジング26に対して移動させることができる。図示したように、組織収容間隙28及び柔軟な組織欠陥2を通ってニードル32が戻るように並進することによりシャトルエレメント40も組織収容間隙28及び柔軟な組織欠陥2を通って並進するように、シャトルエレメント40はニードル32及びブームアームハウジング26に対して回転させられている。ニードル32及びシャトルエレメント40は、ブームアームハウジング26を通って自由に並進することができる。
図2Dを参照すると、シャトルエレメント40がニードルにロックされたまま、ニードル32は組織収容間隙28及び柔軟な組織欠陥2を通って戻るよう並進させられている。シャトルエレメントが柔軟な組織欠陥2を通過するとき、シャトルエレメント40に固定された縫合糸4も柔軟な組織欠陥2を通過する。図示したように、ニードル32は再びシャトルエレメント40とともに後退位置になる。
図2Eを参照すると、縫合糸4は柔軟な組織欠陥2を通過している。縫合糸4を所定の位置に保持するために縫合糸4を柔軟な組織欠陥2に固定することができる。縫合糸4を結ぶことによって、縫合糸4を固定することができる。例えば、縫合糸は、縫合糸の一方の端部における予め結ばれた摺動結び目(図示せず)を含んでよい。択一的に、縫合糸4の互いに反対側の端部を互いに結び目に結ぶことができる。
つまり、再び図2A〜図2Eを参照すると、縫合糸4を柔軟な組織欠陥2に通過させる方法は、ニードル32を柔軟な組織欠陥2を通ってシャトルエレメント40及びブームアームハウジング26内へ前進させ、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26が解離可能に結合されており、縫合糸4がシャトルエレメント40に固定されており;シャトルエレメント40がニードル32に対してロックされかつブームアームハウジング26からアンロックされるようにシャトルエレメント40をニードル32及びブームアームハウジング26に対して回転させ;ニードル32及びシャトルエレメント40をブームアームハウジング26から柔軟な組織欠陥2を通って引き戻す、ことを含む。方法のさらなるステップは、ニードル32及びシャトルエレメント40を柔軟な組織欠陥2を横切ってブームアームハウジング26内へ前進させ;シャトルエレメント40がニードル32からアンロックされかつブームアームハウジング26にロックするようにニードル32及びブームアームハウジング26の両方に対してシャトルエレメント40を回転させ;ニードル32をブームアームハウジング26及びシャトルエレメント40から柔軟な組織欠陥2を通って引き抜く、ことを含む。
択一的に、縫合糸4を柔軟な組織欠陥2に通過させる方法は、ニードル32及びシャトルエレメント40を柔軟な組織欠陥2を通ってブームアームハウジング26内へ前進させるステップであって、シャトルエレメント40及びニードル32は解離可能に結合されており、縫合糸4はシャトルエレメント40に固定されている、ステップと、シャトルエレメント40がブームアームハウジング26にロックされかつニードル32からアンロックされるようにニードル32及びブームアームハウジング26の両方に対してシャトルエレメント40を回転させるステップと、シャトルエレメント40がブームアームハウジング26に結合されたままニードル32をブームアームハウジング26から柔軟な組織欠陥2を通って引き戻すステップとを有する。方法のさらなるステップは、ニードル32を柔軟な組織欠陥2を横切ってブームアームハウジング26内へ前進させ、シャトルエレメント40がブームアームハウジング26からアンロックされかつニードル32にロックされるようにニードル32及びブームアームハウジング26の両方に対してシャトルエレメント40を回転させ、ニードル32及びシャトルエレメント40をブームアームハウジング26から柔軟な組織欠陥2を通って引き抜くことを含む。
図3A〜図3Dを参照すると、シャトルエレメント40は、遠位先端部44から近位端部46まで延びた本体42を有することができる。本体42は、本体42の長さL1に亘って延びたボア50を形成する内面48を有することができ、この長さL1は遠位先端部44から近位端部46まで測定されている。ボア50は、以下で詳細に説明される(ニードル32のような)ワイヤを摺動可能に収容するよう寸法決め及び構成されている。図示したように、ボア50の高さH1がボア50の幅W1よりも小さくなるように、ボア50はD字形であり、この場合、高さH1及び幅W1は、互いに角度がずらされて測定されている。図示したように高さH1及び幅W1は互いに垂直に測定されており、高さH1は横断方向Tで測定されており、幅W1は横方向Aで測定されている。これに代えて、ボア50は、ボア50が異なる高さH1及び幅W1を有するようにあらゆる形状であることができる。本体42の内面48は、(第4の係合部材52とも称呼される)係合部材52を有することができる。図示された第4の係合部材52は、突出した平坦部54である。これに代えて、第4の係合部材52は、凹所、溝、突出部、切欠き、凹んだ平坦部、又は(以下でより詳細に説明されかつ第2の係合部材37とも称呼される)ニードル32の対応する係合部材37と係合可能なあらゆるその他の構造であることができる。
シャトルエレメント40の本体42は、外面56をも有する。外面56は、上面58及び底面60を有することができる。シャトルエレメント40の高さH2は、横断方向Tに沿って上面58から底面60まで測定されている。外面56は、さらに、第1の側面62及び第2の側面64を有することができる。シャトルエレメントの幅W2は、横方向Aに沿って第1の側面62から第2の側面まで測定されている。図示したように、上面58及び底面60は湾曲させられているのに対して、第1の側面62及び第2の側面64は平坦である。これに代えて、上面58、底面60、第1の側面62及び第2の側面64を全て湾曲させるか、部分的に湾曲させるか、又は全て平坦にすることができるか、又は湾曲しているのと、部分的に湾曲しているのと、平坦であるのとのあらゆる組合せであることができる。外面56は、(第3の係合部材66とも称呼される)係合部材66を有することもできる。図示された第3の係合部材66は、凹んだ半径方向の溝68である。凹んだ半径方向溝68は、向き合った保持壁部70の間に延びている。これに代えて、第3の係合部材66は、直線形の凹所、溝、突出部、切欠き、凹んだ平坦部、又は(以下でより詳細に説明されかつ第1の係合部材94とも称呼される)ブームアームハウジング26の対応する係合部材94と係合可能なあらゆるその他の構造であることができる。
シャトルエレメント40は、二方向縫合糸挿入器具10の作動中及び柔軟な組織欠陥2を通るシャトルエレメント40の通過中に縫合糸4がシャトルエレメント40に固定されることを可能にする固定部材71をも有することができる。図示したように、固定部材71は、外面56における凹所であることができる。これに代えて、固定部材は、溝、突出部、切欠き、フック、又は縫合糸4がシャトルエレメント40に固定されることを可能にするあらゆるその他の構造であることができる。使用時に、縫合糸4を固定部材71に配置することができ、次いで、結び目を解くか又は縫合糸4を切断することなしには縫合糸をシャトルエレメントから緩めることができないように、縫合糸4において結び目が結ばれる。二方向縫合糸挿入器具10を、シャトルエレメント40に固定された縫合糸4、又は別個に提供された又は縫合糸4を備えないシャトルエレメント40と、予め組み立てることができる。これに代えて、器具10には、複数のシャトルエレメント40が設けられていてよく、それぞれのシャトルエレメント40は、シャトルエレメント40に固定された縫合糸4のストランドを備えている。
シャトルエレメント40の本体42は、遠位先端部44に隣接した遠位部分72及び近位端部46に隣接した近位部分74も有することができる。シャトルエレメント40が遠位先端部44においてより狭幅であり、次第に広くなっているように、遠位部分72をテーパさせることができる。シャトルエレメント40のこのテーパ化の結果、柔軟な組織欠陥2を通るシャトルエレメント40の通過が、より小さな力で行われ、柔軟な組織欠陥2に対するより少ない損傷を生ぜしめることができる。近位部分74は、作動スロット78を形成するフランジ76を有することができる。作動スロット78は、シャトルエレメント40を長手方向Lに並進させるか又はシャトルエレメント40を長手方向Lを中心にして回転させるために使用することができる(以下でより詳細に説明されるシース20のような)作動部材を収容するよう構成されている。
図4A〜図4Dを参照すると、ブームアーム22は本体16から延びている。ブームアーム22は、本体16に結合されかつ長手方向Lに沿って遠位にブームアームハウジング26まで延びたアーム24を有することができる。ブームアームハウジング26は、シャトルエレメント40を収容するよう構成されている。組織収容間隙28がブームアームハウジング26と本体16との間に配置されるように、アーム24は横断方向Tで本体16からずらされている。組織収容間隙28は、縫合糸器具10によって修復される、皮膚又は半月板における裂傷のような柔軟な組織欠陥2を収容するよう構成されている。さらに加えて、二方向縫合糸挿入器具10は、その他の断裂、裂溝、欠陥、裂傷、又は例えば繊維輪、半月板、回旋腱板、筋膜、皮膚、血管、軟骨、人体、腱及び関節嚢のようなしかしながらこれらに限定されない様々な組織における又は様々な組織を貫通した切開を修復するために使用することができる。
ブームアームハウジング26は、本体16に形成されたチャネル17と整合させられた円筒形又は択一的な形状のチャネル又はボア90を形成している。ブームアームハウジング26は、シャトルエレメント40がブームアームハウジング26内に保持されるときにシャトルエレメント40をブームアームハウジング26内に選択的にかつ解離可能に結合するよう構成された第1の係合部材94を有する。図示したように、第1の係合部材94は、ブームアームハウジング26の内面98から延びたフランジ96であってよい。ブームアームハウジング26のボア90は、横断方向Tで、向き合った内面98から測定された高さH3を有する。ボアは、フランジ96の位置において、横断方向Tで、向き合った内面98測定された高さH4を有する。高さH4は、高さH3よりも小さいことができる。
ブームアームハウジング26は、1つの材料片、又は図示したようにブームアームハウジング部分100の間に間隙102を形成する2つの向き合ったブームハウジング部分100を有することができる。ブームハウジング部分100は、これらのブームハウジング部分100が横方向Aで互いから分離可能であり、これにより、間隙102を拡開させるように板ばねとして働く。しかしながら、分離させられると、ブームハウジング部分100は、間隙102を元の状態に戻るように閉じようとする力を加える。ブームハウジング部分100の使用は、二方向縫合糸挿入器具10の操作者に触覚のフィードバックを提供することができる。
図5A及び図5Bを参照すると、シャトルエレメント40及びブームハウジング部分100はアンロックされた状態にある。アンロックされた状態において、シャトルエレメント40は長手方向Lに沿ってブームハウジング26に対して自由に並進することができる。図示したように、シャトルエレメント40の幅W2はブームアームハウジング26ボア90の高さH3及びH4と整合させられている。幅W2は高さH3及びH4の両方よりも小さいので、シャトルエレメント40は、ブームアームハウジング26のボア90内で自由に並進することができる。
図6A及び図6Bを参照すると、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26はロックされた状態にある。ロックされた状態において、シャトルエレメント40は、長手方向Lに沿ってブームアームハウジング26から分離可能ではない。図示したように、第3の係合部材66が第1の係合部材94と整合させられると、シャトルエレメント40の高さH2がブームアームハウジング26のボア90の高さH3及び高さH4と整合させられるように、シャトルエレメント40を回転させることができる。この回転の結果、第1の係合部材94と第3の係合部材66とは係合させられる。図示したように、フランジ96が、向き合った保持壁部70の間に配置されるように、フランジ96は、凹んだ半径方向溝68内に配置されている。高さH2は高さH3よりも低いが高さH4よりも高いので、長手方向Lにおけるシャトルエレメント40の並進によってシャトルエレメント40とブームアームハウジング26とを分離させることができないように、シャトルエレメント40がブームアームハウジング26のボア90内にロックされる。ブームアームハウジング26に対するシャトルエレメント40の並進は、向き合った保持壁部70がフランジ96と干渉することによってブロックされる。
図7A〜図7Cを参照すると、ニードル32は、先端部34と、シャフト部分35と、係合部分36とを備える本体33を有することができる。シャフト部分35は、本体16のチャネル17内に嵌合して並進するよう寸法決め及び構成された外側寸法D1を形成している。係合部分36は、シャトルエレメント40のボア50内に嵌合しかつ並進するよう寸法決め及び構成されており、係合部分36は、ニードル32及びシャトルエレメント40がロックされるようにシャトルエレメント40に選択的に係合するようにも構成されている。係合部分36は第2の係合部材37も有することができる。図示したように、第2の係合部材37は、向き合った側壁39によって形成された、凹んだ平坦部38を有する。これに代えて、第2の係合部材37は、凹所、溝、突出部、切欠き、突出した平坦部、又はシャトルエレメント40の対応する係合部材52と係合可能なあらゆるその他の構造であることができる。係合部分36は、互いにずれた角度で測定することができる高さH5及び幅W3を形成している。図示したように、高さH5及び幅W3は互いに対して垂直に測定され、高さH5は横断方向Tで測定され、幅W3は横方向Aで測定される。図示したように、幅W3は、外側寸法D1を有するシャフト部分35の2つの部分の間に延びており、横断方向で測定された外側寸法D1は、横断方向で測定された幅W3よりも大きい。図示した高さH5は、高さH5よりも大きな外側寸法D1を有する本体33の遠位部分を有していない。
図8Aを参照すると、シャトルエレメント40及びニードル32はアンロック状態にある。アンロックされた状態において、ニードル32は、長手方向Lに沿ってシャトルエレメント40に対して自由に並進することができる。図示したように、ニードル32の係合部分36の高さH5は、シャトルエレメント40のボア50の高さH1と整合させられている。高さH5は高さH1より低いので、ニードル32はシャトルエレメント40のボア50内で自由に並進することができる。
図8Bを参照すると、シャトルエレメント40及びニードル32はロックされた状態にある。ロックされた状態において、シャトルエレメント40は長手方向Lに沿ってニードル32から分離可能ではない。図示したように、第2の係合部材37が第4の係合部材52と整合させられると、シャトルエレメント40のボア50の高さH1が第2の係合部材37の幅W3と整合させられるように、シャトルエレメント40をニードル32に対して回転させることができる。この回転の結果、第2の係合部材37と第4の係合部材52とが係合させられる。図示したように、突出した平坦部が、向き合った側壁39の間に位置するように、突出した平坦部54は凹んだ平坦部38内に配置される。高さH1は幅W3よりも大きいが外側寸法D1よりも小さいので、長手方向Lにおけるニードル32の並進によってニードル32とシャトルエレメント40とを分離させることができないようにニードル32はシャトルエレメント40のボア50内にロックされる。シャトルエレメント40に対するニードル32の並進は、向き合った側壁39が、突出した平坦部54と干渉することによってブロックされる。
図9A〜図10を参照すると、シース20は、近位部分124と、遠位部分126と、近位部分124と遠位部分126との間に延びた中間部分128とを有する本体122を含む。本体122は、長手方向Lに沿って延在しており、本体122全体に亘って近位部分124から遠位部分126まで延びたボア若しくはチャネル(図示せず)を形成しており、ボア若しくはチャネルはニードル32を摺動可能に収容するよう構成されている。本体122は、(図1Dに示したように)シース20が、本体16のチャネル17内に摺動可能に収容されるよう構成されるように、外側寸法D2を形成した外面130をも有する。図9A〜図10を参照すると、遠位部分126は、少なくとも1つの凹所134を形成した突出部132を有することができる。突出部132は、シャトルエレメント40の作動スロット78内に嵌合するよう寸法決め及び構成することができ、凹所134は、シャトルエレメント40のフランジ76を収容するよう寸法決め及び構成することができる。図示したように、並進又は回転のようなシースのあらゆる並進移動がシャトルエレメント40に伝達され、シャトルエレメント40の並進又は回転を生ぜしめるように、突出部132及び凹所134を作動スロット78及びフランジ76と係合させることができる。
図11A,11B及び図12A,12Bを参照すると、別の実施の形態によるシャトルエレメント40及び別の実施の形態によるニードル32はそれぞれ、上述のものと同様の多くの特徴を有する。異なる特徴のみがここで詳細に説明される。図示したようなシャトルエレメント40の第4の係合特徴52は、少なくとも1つの突出部55を有する。ニードルの第2の係合特徴37は、溝160を有する。溝は、長手方向部分162と、半径方向部分164とを有する。溝160は、突出部55が溝160と整合させられたときにニードル32を長手方向にシャトルエレメント40に対して並進させることができるように、突出部55を収容するよう寸法決め及び構成されている。
図13A,13Bを参照すると、使用時、溝160の長手方向部分162が突出部55と整合させられるように、シャトルエレメント40はニードル32に対して角度づけて向けられる。次いで、突出部55が長手方向部分162の端部に達するまでニードル32を前進させることができる。次いで、シャトルエレメント40を回転させることができ、これにより、突出部55は溝160の半径方向部分164をたどる。突出部55が半径方向部分164の端部に達すると、ニードル32及びシャトルエレメント40は互いにロックされる。
図14Aを参照すると、アクチュエータ30は、掴み部分170と、固定部分172とを有し、固定部分172は、掴み部分170に対して並進可能及び回転可能にロックされる。掴み部分170は、並進及び回転の両方において人間の手によって操作されるよう寸法決め及び構成されている。図示したように、掴み部分170はノブ174であることができる。固定部分170は、第1の止めねじを収容するよう構成された第1の凹所176と、第2の止めねじを収容するよう構成された第2の凹所178とを有することができ、第2の凹所178は半径方向溝180内に配置されている。半径方向溝180は、長手方向Lに沿って測定された長さL2を有する。固定部分170は、シース20を収容するよう構成されたボア182をも有することができる。さらに加えて、固定部分は、突出部(例えば図16を参照して以下で説明するように止めねじ184又は軌道212のためのその他のフォロア)を有することができる。
図14Bを参照すると、コネクタ230は、本体232及び突出部234を有する。本体232は、ニードル32を収容するよう寸法決め及び構成されたボア236を形成している。ニードル32を、例えば凹所238に挿入された止めねじによってボア236内に固定することができる。突出部234は外側寸法D3を形成している。
図14Cを参照すると、コネクタ230はアクチュエータ30内に位置決めされている。図示したように、突出部234の外側寸法D3は半径方向溝180の長さL2よりも小さく、突出部234は、長手方向Lを中心にして半径方向溝180内で回転することができるが、突出部は、長手方向Lに沿って半径方向溝180内で並進することはできない。この構成により、アクチュエータ30、シース20及びニードル32(図示されておらず、シース20内に位置決めされている)は、長手方向Lに沿った並進に関してはロックされるが、アクチュエータ30及びシース20は長手方向Lを中心にしてニードル32に対して回転することができる。
図15A〜図15Dを参照すると、二方向縫合糸挿入器具10は、さらに、ハウジング200を有することができる。ハウジング200は、本体16をハンドル18に接続し、後でより詳細に説明するように、ニードル32、シース20及びアクチュエータ30の相対移動を制限するための特徴を有することができる。ハウジング200は、本体16と一体であることができるか、それに代えて本体16から分離可能であることができる。ハウジング200は、固定部材202及び案内部材204を有することができる。ハウジング200の固定部材202は、本体16を収容しかつ本体16を固定部材202に対して固定するよう構成されたボア206を有する。本体16を固定部材202に対して固定するために止めねじを第1の凹所208に挿入することができる。固定部材202は、長手方向溝210を有することもできる。
ニードル32が前進位置にあるときにだけシャトルエレメント40を回転させることができるように、案内部材204は、アクチュエータ30の移動を制限するよう構成することができる。図示したように、第1の長手方向部分214と、第2の長手方向部分216と、第1の長手方向部分214と第2の長手方向部分216との間に延びておりかつ第1の長手方向部分214を第2の長手方向部分216に接続した横方向部分218とを備えた、軌道212を有することができる。軌道212は、ニードルが前進位置にない限り、アクチュエータ30の回転が制限されるように構成されている。
図16を参照すると、ニードル32、シース20及び本体16のそれぞれがハウジング200内へ延びるように、ニードル32及びシース20がそれぞれ本体16のチャネル17内に位置決めされている。本体16及び固定部材202は互いに対して並進又は回転することができるように、本体16は固定部材202に固定されている。図示したように、本体16及び固定部材202を止めねじ220によって固定することができる。シース20は固定部材202を通ってボア182内へ延びている。シース20及びアクチュエータ30が互いに対して並進又は回転することができないように、シース20はアクチュエータ20に固定されている。図示したように、シース20及びアクチュエータ30を、止めねじ222によって固定することができる。ニードル32は、固定部材202を通ってボア182内へ延びている。ニードル32及びアクチュエータ30は長手方向Lで互いに対して並進することはできないが、長手方向Lを中心にして互いに対して回転することができるように、ニードル32はアクチュエータ30に固定されている。図示したように、突出部234は、アクチュエータ30の半径方向溝180を通って、固定部材202の長手方向溝210内へ延びている。突出部が長手方向Lで長手方向溝210内で摺動することができるが長手方向Lを中心にして長手方向溝210内で回転することができないように、長手方向溝210は突出部234を収容するよう構成されている。コネクタ230及びニードル32を止めねじ224によって固定することができる。
図2A〜図2D及び図14A〜図16を参照すると、使用時、アクチュエータ30がハウジング200に対して並進可能及び回転可能であるように、アクチュエータ30は、固定部材202と案内部材204との間でハウジング200内に位置決めされている。止めねじ184をアクチュエータ30に取り付けることができ、軌道212内に位置決めすることができる。止めねじ184が第1の長手方向部分214内で近位に位置決めされると、ニードル32は後退位置になり、アクチュエータ30を長手方向Lで並進させることができる。止めねじ184は第1の長手方向部分214に沿って移動するので、アクチュエータ30、シース20及びニードル32は全て、ニードル32が前進位置へ移動させられながら一緒に並進する。次いで、止めねじ184が軌道212の横方向部分218に沿って移動しながら、アクチュエータ30を長手方向Lを中心にして回転させることができる。シース20はアクチュエータ30と共に回転し、突出部234と長手方向溝210との干渉により、ニードル32は回転しない。シース20の回転は、シャトルエレメント40を回転させ、ブームアームハウジング26からアンロックしかつニードル32にロックする。次いで、ニードル32が再び後退位置になるまで、止めねじ184が第2の長手方向部分216に沿って移動しながら、アクチュエータ30を近位に移動させることができる。
図17A及び図17Bを参照すると、別の実施の形態によるシャトルエレメント40は、上述のものと同様の多くの特徴を有する。異なる特徴のみがここで説明される。図示したようにシャトルエレメント40の第3の係合部材66は、第1のフランジ266と、第2のフランジ268と、第1のフランジ266と第2のフランジ268との間に延びた間隙270とを有する。第1のフランジ266及び第2のフランジ268はそれぞれ、横断方向でシャトルエレメント40の外面56から延びており、高さH6を規定している。第2のフランジ268は、縫合糸4をシャトルエレメント40に固定するよう構成された取付け部材267を有することができる。図示したように、取付け部材267はボア269であることができる。
図18を参照すると、別の実施の形態によるブームアームハウジング26は、上記のものと同様の多くの特徴を有する。異なる特徴のみがここで詳細に説明される。第1の係合部材94は、第1の主ロッキング機構294を有することができる。長手方向に沿ったシャトルエレメント40の並進が、一方の方向では第1のフランジ266と第1の主ロッキング機構294との干渉によって、他方の方向では第2のフランジ268と第1の主ロッキング機構294との干渉によってブロックされるよう、第1の主ロッキング機構294は、間隙270内に収容されるよう構成されている。第2の主ロッキング機構296は、第1の主ロッキング機構294と第2の主ロッキング機構296との間に間隙298を形成するよう設けることができ、間隙298は、第1の主ロッキング機構294と第2の主ロッキング機構206とがロックされた状態になると、第1のフランジ266を収容しかつ固定するよう構成されている。
図19Aを参照すると、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26は、アンロック状態にある。アンロック状態において、シャトルエレメント40は長手方向Lに沿ってブームアームハウジング26に対して自由に並進することができる。図示したように、ボアの外側寸法D4がシャトルエレメント40の高さH6よりも大きく、これにより、シャトルエレメント40をブームアームハウジング26のボア90内で並進させることができるように、シャトルエレメント40の第1のフランジ266及び第2のフランジ268(図示せず)はブームアームハウジング26のボア90と整合させられる。
図18及び図19Bを参照すると、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26は、ロックされた状態にある。ロックされた状態において、シャトルエレメント40は長手方向Lに沿ってブームアームハウジング26から分離可能ではない。図示したように、第1のフランジ266が間隙298と整合させられると、第1のフランジ266がブームアームハウジング26の間隙298内に収容されかつ固定されるように、シャトルエレメント40を回転させることができる。この回転の結果、第1の係合部材94と第3の係合部材66とは係合させられる。
図20A及び図20Bを参照すると、二方向縫合糸挿入器具10は、二次ロッキング機構300を有することができる。二次ロッキング機構300は、シャトルエレメント40の望ましくない回転に対する付加的な保護を提供するよう構成されており、この望ましくない回転は、シャトルエレメント40及びブームアームハウジング26の早すぎるロック又はアンロックにつながる恐れがある。図示したように、二次ロッキング機構300はシャフト部材302であることができる。シャフト部材302はロックされた位置又はアンロックされた位置にあることができる。ロックされた位置において、シャフト部材302は第1のフランジ266の回転経路内に配置され、アンロックされた位置において、シャフト部材302は第1のフランジ266の回転経路から排除される。シャフト部材302を、ロックされた位置に付勢することができるか、又は択一的にアンロックされた位置に付勢することができるか、又は択一的にロックされた位置又はアンロックされた位置にまだ付勢されていなくてもよい。
図20A〜図20Cを参照すると、シース20及びニードル32が本体16内で長手方向Lに並進し、かつ二次ロッキング機構300も長手方向Lに並進するように、二次ロッキング機構300をシース20にロックさせることができる。図示したように、二次ロッキング機構300は、シース20の凹所306内に収容されるよう構成されたタブ304を有することができる。シース20が遠位に並進すると、シャフト部材302の前面308は第2の一次ロッキング機構296に接触する。前面308は、シース20のさらなる並進により前面308が第2の一次ロッキング機構206に沿って移動し、シャフト部材302がロックされた位置からアンロックされた位置へ移動するように、構成することができる。二次ロッキング機構300は、二次ロッキング機構300をブームアーム22内のロックされた位置に固定するよう構成されたロッキング部材310を有することもできる。図示したように、ロッキング部材は、長手方向Lでの二次ロッキング機構300の並進をブロックするピン又はシャフト部材であることができる。
図1A〜図20Aを参照すると、軟組織欠陥2を接近させるよう構成された二方向縫合糸挿入器具10は、本体16であって、本体16は、チャネル17と、本体16から延びたブームアーム22とを形成しており、ブームアーム22は、本体16から離間させられたブームアームハウジング26を有し、ブームアーム22は、本体16とブームアームハウジング26との間に延びたオフセットアーム部分24をも有し、これにより、ブームアームハウジング26と本体16との間に組織収容間隙28が延びている、本体16と、ニードル32であって、ニードル32は、ニードル32が少なくともブームアームハウジング26内へ延びた前進位置と、ニードル32がブームアームハウジング26から後退させられた後退位置との間をチャネル17内で往復して並進可能である、ニードル32と、組織収容間隙28を横切って縫合糸4を搬送するよう構成されたシャトルエレメント40とを備え、ブームアームハウジング26及びニードル32の両方に対するシャトルエレメント40の移動は、シャトルエレメント40を、(1)ブームアームハウジング26にロックさせかつニードル32からアンロックさせるか、又は(2)ブームアームハウジング26からアンロックさせかつニードル32にロックさせる。
択一的に、軟組織欠陥2を接近させるよう構成された二方向縫合糸挿入器具10であって、縫合糸挿入器具10は、本体16であって、本体16は、チャネル17を形成しており、チャネル17は長手方向軸線Lに沿って延びている、本体16と、本体16から延びたブームアーム22であって、ブームアーム22は、本体16から離間させられたブームアームハウジング26を有し、ブームアーム22は、本体16とブームアームハウジング26との間に延びたオフセットアーム部分24をも有し、これにより、ブームアームハウジング26と本体16との間に組織収容間隙28が延びている、ブームアーム22と、ニードル32であって、ニードル32は、ニードル32が少なくともブームアームハウジング26内へ延びた前進位置と、ニードル32がブームアームハウジング26から後退させられた後退位置との間をチャネル17内で往復して並進可能である、ニードル32と、組織収容間隙28を横切って縫合糸4を搬送するよう構成されたシャトルエレメント40とを備え、ブームアームハウジング26及びニードル32の両方に対するシャトルエレメント40の一回の回転運動が、シャトルエレメント40を、(1)ブームアームハウジング26にロックさせかつニードル32からアンロックさせるか、又は(2)ブームアームハウジング26からアンロックさせかつニードル32にロックさせる。
別の択一例において、二方向縫合糸挿入器具10は、本体16であって、本体16は、チャネル17と、本体16から延びたブームアーム22とを形成しており、ブームアーム22は、(1)本体16から離間させられたブームアームハウジング26であって、ブームアームハウジング26は、ボア90を形成する内面98を有し、内面98は第1の係合部材94を有する、ブームアームハウジング26と、(2)ブームアームハウジング26と本体16との間に組織収容間隙28が配置されるように本体16とブームアームハウジング26との間に延びたオフセットアーム部分24と、を有する、本体16と、ニードル32であって、ニードル32は、ニードル32が少なくともブームアームハウジング26内へ延びた前進位置と、ニードル32がブームアームハウジング26から後退させられた後退位置との間をチャネル16内で往復した並進可能であり、ニードル32は第2の係合部材37を形成している、ニードル32と、組織収容間隙28を横切って縫合糸4を搬送するよう構成されたシャトルエレメント40と、を備え、シャトルエレメント40は、第3の係合部材66を有する外面56と、内側ボア50を形成しかつ第4の係合部材52を有する内面48とを有し、第1の角度方向の向きにおいて、第1及び第3の係合部材94,66は、ブームアームハウジング26とシャトルエレメント40とがブームアームハウジング26に対するシャトルエレメント40の回転のみによって分離させられることができるよう係合させられ、第2の角度方向の向きにおいて、第2及び第4の係合部材37,52は、ニードル32とシャトルエレメント40とがニードル32に対するシャトルエレメント40の回転のみによって分離させられることができるよう係合させられる。
広い発明の概念から逸脱することなく上述の実施の形態に対して変更を加えることができることは当業者によって認められるであろう。したがって、この開示は、開示された特定の実施の形態に限定されるのではなく、請求項によって定義されたこの開示内容の思想及び範囲における変更を含むことが意図されている。

Claims (47)

  1. 軟組織欠陥を接近させるよう構成された二方向縫合糸挿入器具であって、該二方向縫合糸挿入器具は、
    本体であって、該本体は、チャネルと、前記本体から延びたブームアームとを形成しており、該ブームアームは、前記本体から離間させられたブームアームハウジングを有し、前記ブームアームは、前記ブームアームハウジングと前記本体との間に組織収容間隙が延びるように前記本体と前記ブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分をも有する、本体と、
    ニードルであって、該ニードルが少なくともブームアームハウジング内へ延びた前進位置と、前記ニードルが前記ブームアームハウジングから後退させられた後退位置との間をチャネル内で往復して並進可能であるニードルと、
    前記組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントと、を備え、
    前記ブームアームハウジング及び前記ニードルの両方に対する前記シャトルエレメントの移動は、前記シャトルエレメントを、(1)前記ブームアームハウジングにロックさせかつ前記ニードルからアンロックさせるか、又は(2)前記ブームアームハウジングからアンロックさせかつ前記ニードルにロックさせることを特徴とする、二方向縫合糸挿入器具。
  2. 前記ブームアームハウジング及び前記ニードルの両方に対する第1の方向での前記シャトルエレメントの移動は、該シャトルエレメントを、前記ブームアームハウジングにロックさせかつ前記ニードルからアンロックさせ、前記ブームアームハウジング及び前記ニードルの両方に対する、前記第1の方向とは異なる第2の方向での前記シャトルエレメントの移動は、該シャトルエレメントを、前記ニードルにロックさせかつ前記ブームアームハウジングからアンロックさせる、請求項1記載の二方向縫合糸挿入器具。
  3. 前記第1の方向での前記シャトルエレメントの移動は、前記第2の方向での前記シャトルエレメントの移動とは反対である、請求項2記載の二方向縫合糸挿入器具。
  4. 前記シャトルエレメントの移動は、回転である、請求項1記載の二方向縫合糸挿入器具。
  5. 前記チャネルは、長手方向軸線に沿って延在し、前記シャトルエレメントの回転は、前記長手方向軸線を中心とする、請求項4記載の二方向縫合糸挿入器具。
  6. さらに、少なくとも1つのアクチュエータであって、(i)前記ニードルを前記前進位置と前記後退位置との間で前記チャネル内において並進させ、かつ(ii)前記シャトルエレメントを前記長手方向軸線を中心にして回転させるよう構成されている少なくとも1つのアクチュエータを備える、請求項5記載の二方向縫合糸挿入器具。
  7. 前記ニードルは、前記本体に対して回転方向でロックされている、請求項6記載の二方向縫合糸挿入器具。
  8. 前記本体はさらに、前記ニードルが前進位置にあるときにだけ前記シャトルエレメントを回転させることができるように、前記アクチュエータの移動を制限する案内部材を有する、請求項6記載の二方向縫合糸挿入器具。
  9. 前記シャトルエレメントは、前記ニードル又は前記ブームアームハウジングのうちの少なくとも一方に常に確実に係合させられる、請求項8記載の二方向縫合糸挿入器具。
  10. 前記案内部材は、軌道を有し、前記アクチュエータは、前記軌道に沿って移動するよう構成されたフォロアを有し、前記軌道は、前記ニードルが前記前進位置にないかぎり前記アクチュエータの回転を制限するよう構成されている、請求項8記載の二方向縫合糸挿入器具。
  11. 前記アクチュエータは、
    前記本体から少なくとも部分的に延びたノブと、
    シースであって、(i)前記長手方向軸線に沿った前記ノブの並進が前記長手方向軸線に沿った前記シースの並進を生ぜしめ、かつ(ii)前記長手方向軸線を中心とする前記ノブの回転が前記長手方向軸線を中心とする前記シースの回転を生ぜしめるように、少なくとも部分的に前記チャネル内に位置決めされかつ前記ノブに結合されているシースと、を備え、
    該シースは、前記シャトルエレメントと前記シースとが係合させられているときに前記ノブの回転が前記シャトルエレメントを前記長手方向軸線を中心にして回転させるように、前記シャトルエレメントに選択的に係合するよう構成されている、請求項10記載の二方向縫合糸挿入器具。
  12. 前記ブームアームハウジングは第1の係合部材を有し、前記ニードルは第2の係合部材を有し、前記シャトルエレメントは第3の係合部材及び第4の係合部材を有し、前記第1の方向での移動は、前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがロックされるように前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とを係合させ、かつ前記ニードルと前記シャトルエレメントとがアンロックされるように前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とを解離させる、請求項2記載の二方向縫合糸挿入器具。
  13. 前記第2の方向での移動は、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがロックされるように前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とを係合させ、かつ前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがアンロックされるように前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とを解離させる、請求項12記載の二方向縫合糸挿入器具。
  14. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがロックされているときに、前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとを分離させることができ、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがロックされているときに、前記ニードルに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ニードルと前記シャトルエレメントとを分離させることができる、請求項13記載の二方向縫合糸挿入器具。
  15. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに、前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの並進によって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとが分離可能であり、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに、前記シャトルエレメントに対する前記ニードルの並進によって前記ニードルと前記シャトルエレメントとが分離可能である、請求項14記載の二方向縫合糸挿入器具。
  16. 前記ブームアームハウジングは、該ブームアームハウジング内に延びたボアを形成する内面を有し、前記ブームアームハウジングの前記内面は、前記第1の係合部材を有し、
    前記ニードルは、前記第2の係合部材を含む外面を有し、
    前記シャトルエレメントは、前記第3の係合部材を含む外面を有し、かつ前記シャトルエレメントは、内側ボアを形成する内面を有し、該内面は第4の係合部材を有する、請求項15記載の二方向縫合糸挿入器具。
  17. 前記第1の係合部材及び前記第3の係合部材は、第1の突出部と、対応する第1の溝とを含む、請求項16記載の二方向縫合糸挿入器具。
  18. 前記第2の係合部材及び前記第4の係合部材は、第2の突出部と、対応する第2の溝とを含む、請求項16記載の二方向縫合糸挿入器具。
  19. 前記第2の突出部と、前記対応する第2の溝とは、それぞれ、突出した平坦部と、凹んだ平坦部とを含む、請求項18記載の二方向縫合糸挿入器具。
  20. 軟組織欠陥を接近させるよう構成された二方向縫合糸挿入器具であって、該二方向縫合糸挿入器具は、
    長手方向軸線に沿って延びたチャネルを形成する本体と、
    該本体から延びたブームアームであって、該ブームアームは、前記本体から離間させられたブームアームハウジングを有し、前記ブームアームは、前記ブームアームハウジングと前記本体との間に組織収容間隙が延びるように前記本体と前記ブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分をも有する、ブームアームと、
    ニードルであって、該ニードルが少なくとも前記ブームアームハウジング内へ延びた前進位置と、前記ニードルが前記ブームアームハウジングから後退させられた後退位置との間で前記チャネル内において往復して並進可能なニードルと、
    前記組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントと、を備え、
    前記ブームアームハウジング及び前記ニードルの両方に対する前記シャトルエレメントの一回の回転運動が、前記シャトルエレメントを、(1)前記ブームアームハウジングにロックさせかつ前記ニードルからアンロックさせるか、又は(2)前記ブームアームハウジングからアンロックさせかつ前記ニードルにロックさせることを特徴とする、二方向縫合糸挿入器具。
  21. さらに、案内部材であって、前記ニードルが前進位置にあるときにだけ前記シャトルエレメントの回転を許容するように前記本体に結合されている案内部材を備える、請求項20記載の二方向縫合糸挿入器具。
  22. 前記案内部材は、軌道を有し、前記アクチュエータは、前記軌道に沿って移動するよう構成されたフォロアを有し、前記軌道は、前記ニードルが前記前進位置にないかぎり前記アクチュエータの回転が制限されるように構成されている、請求項21記載の二方向縫合糸挿入器具。
  23. さらに、少なくとも1つのアクチュエータであって、(i)前記ニードルを前記チャネル内において前記前進位置と前記後退位置との間で並進させ、かつ(ii)前記長手方向軸線を中心にして前記シャトルエレメントを回転させるよう構成された少なくとも1つのアクチュエータを備える、請求項21記載の二方向縫合糸挿入器具。
  24. 前記ニードルは、前記本体に対して回転方向でロックされている、請求項23記載の二方向縫合糸挿入器具。
  25. 前記シャトルエレメントは、前記ニードル又は前記ブームアームハウジングのうちの少なくとも一方に常に確実に係合させられる、請求項23記載の二方向縫合糸挿入器具。
  26. 前記アクチュエータは、
    少なくとも部分的に前記本体から延びたノブと、
    シースであって、(i)前記長手方向軸線に沿った前記ノブの並進が前記長手方向軸線に沿った前記シースの並進を生ぜしめ、かつ(ii)前記長手方向軸線を中心とする前記ノブの回転が前記長手方向軸線を中心とする前記シースの回転を生ぜしめるように、少なくとも部分的に前記チャネル内に位置決めされかつ前記ノブに結合されているシースと、を備え、
    該シースは、前記シャトルエレメントと前記シースとが係合させられているときに前記ノブの回転が前記シャトルエレメントの回転運動を生ぜしめるように、前記シャトルエレメントに選択的に係合するよう構成されている、請求項23記載の二方向縫合糸挿入器具。
  27. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがロックされているときに前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとを分離させることができ、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがロックされているときに前記ニードルに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ニードルと前記シャトルエレメントとを分離させることができる、請求項21記載の二方向縫合糸挿入器具。
  28. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの並進によって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとが分離可能であり、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに前記シャトルエレメントに対する前記ニードルの並進によって前記ニードルと前記シャトルエレメントとが分離可能である、請求項27記載の二方向縫合糸挿入器具。
  29. 前記ブームアームハウジングは、第1の係合部材を有し、前記ニードルは、第2の係合部材を有し、前記シャトルエレメントは、第3の係合部材及び第4の係合部材を有し、前記回転運動は、前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがロックされるように前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とを係合させ、かつ前記ニードルと前記シャトルエレメントとがアンロックされるように前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とを解離させる、請求項20記載の二方向縫合糸挿入器具。
  30. 前記回転運動は、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがロックされるように前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とを係合させ、前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがアンロックされるように前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とを解離させる、請求項29記載の二方向縫合糸挿入器具。
  31. 前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とを係合させる回転運動は、第1の方向で行われ、前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とを係合させる回転運動は、前記第1の方向とは反対の第2の方向で行われる、請求項30記載の二方向縫合糸挿入器具。
  32. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがロックされているときに前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとを分離させることができ、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがロックされているときに前記ニードルに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ニードルと前記シャトルエレメントとを分離させることができる、請求項30記載の二方向縫合糸挿入器具。
  33. 前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの並進によって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとが分離可能であり、前記ニードルと前記シャトルエレメントとがアンロックされているときに前記シャトルエレメントに対する前記ニードルの並進によって前記ニードルと前記シャトルエレメントとが分離可能である、請求項32記載の二方向縫合糸挿入器具。
  34. 前記ブームアームハウジングは、該ブームアームハウジング内に延びたボアを形成する内面を有し、前記ブームアームハウジングの内面は、第1の係合部材を有し、
    前記ニードルは、前記第2の係合部材を有する外面を有し、
    前記シャトルエレメントは、前記第3の係合部材を有する外面を有し、前記シャトルエレメントは、内側ボアを形成する内面を有し、該内面は第4の係合部材を有する、請求項33記載の二方向縫合糸挿入器具。
  35. 前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とは、第1の突出部と、対応する第1の溝とを含む、請求項34記載の二方向縫合糸挿入器具。
  36. 前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とは、第2の突出部と、対応する第2の溝とを含む、請求項34記載の二方向縫合糸挿入器具。
  37. 前記第2の突出部と、前記対応する第2の溝とは、それぞれ、突出した平坦部と、凹んだ平坦部とを含む、請求項36記載の二方向縫合糸挿入器具。
  38. 二方向縫合糸挿入器具であって、
    本体であって、チャネルと、前記本体から延びたブームアームとを形成しており、該ブームアームは、前記本体から離間させられたブームアームハウジングであって、該ブームアームハウジングは、ボアを形成する内面を有し、該内面は第1の係合部材を有する、ブームアームハウジングと、該ブームアームハウジングと前記本体との間に組織収容間隙が配置されるように前記本体と前記ブームアームハウジングとの間に延びたオフセットアーム部分とを有する、本体と、
    ニードルであって、該ニードルが少なくとも前記ブームアームハウジング内へ延びた前進位置と、前記ニードルが前記ブームアームハウジングから後退させられた後退位置との間を前記チャネル内において往復して並進可能なニードルであって、該ニードルは第2の係合部材を形成している、ニードルと、
    前記組織収容間隙を横切って縫合糸を搬送するよう構成されたシャトルエレメントであって、該シャトルエレメントは、第3の係合部材を有する外面と、内側ボアを形成しかつ第4の係合部材を有する内面とを有する、シャトルエレメントと、を備え、
    第1の角度方向の向きにおいて、前記ブームアームハウジングに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ブームアームハウジングと前記シャトルエレメントとを分離させることができるように前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とが係合させられ、第2の角度方向の向きにおいて、前記ニードルに対する前記シャトルエレメントの回転のみによって前記ニードルと前記シャトルエレメントとを分離させることができるように前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とが係合させられることを特徴とする、二方向縫合糸挿入器具。
  39. 前記第1の角度方向の向きにおいて、前記シャトルエレメントは、前記ブームアームハウジングのボア内へ並進可能である、請求項38記載の二方向縫合糸挿入器具。
  40. 前記第2の角度方向の向きにおいて、前記ニードルは、前記シャトルエレメントの内側ボア内へ並進可能である、請求項39記載の二方向縫合糸挿入器具。
  41. 前記第1の係合部材と前記第3の係合部材とは、第1の突出部と、対応する第1の突出部とを含む、請求項40記載の二方向縫合糸挿入器具。
  42. 前記第2の係合部材と前記第4の係合部材とは、第2の突出部と、対応する第2の溝とを含む、請求項40記載の二方向縫合糸挿入器具。
  43. 前記第2の突出部と、前記対応する第2の溝とは、それぞれ、突出した平坦部と、凹んだ平坦部とを含む、請求項42記載の二方向縫合糸挿入器具。
  44. 軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法であって、
    ニードルと、シャトルエレメントとを、軟組織欠陥を通ってブームアームハウジング内へ前進させ、前記シャトルエレメントと、前記ニードルとは、解離可能に結合されており、前記縫合糸は前記シャトルエレメントに固定されており、
    前記シャトルエレメントが前記ブームアームハウジングにロックされかつ前記ニードルからアンロックされるように前記ニードル及び前記ブームアームハウジングの両方に対して前記シャトルエレメントを回転させ、
    前記シャトルエレメントが前記ブームアームハウジングに結合されたまま前記ニードルを前記ブームアームハウジングから前記軟組織を通って引き戻すことを特徴とする、軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法。
  45. 前記ニードルを、前記軟組織を横切って前記ブームアームハウジング内へ前進させ、
    前記シャトルエレメントが前記ブームアームハウジングからアンロックされかつ前記ニードルにロックするように前記ニードル及び前記ブームアームハウジングの両方に対して前記シャトルエレメントを回転させ、
    前記ニードル及び前記シャトルエレメントを前記ブームアームハウジングから前記軟組織欠陥を通って引き抜く、請求項44記載の方法。
  46. 軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法であって、
    ニードルを、前記軟組織欠陥を通ってシャトルエレメント及びブームアームハウジング内へ前進させ、前記シャトルエレメントと、前記ブームアームハウジングとは、解離可能に結合されており、前記縫合糸は前記シャトルエレメントに固定されており、
    前記シャトルエレメントが前記ニードルにロックされかつ前記ブームアームハウジングからアンロックされるように前記ニードル及び前記ブームアームハウジングの両方に対して前記シャトルエレメントを回転させ、
    前記ニードル及び前記シャトルエレメントを前記ブームアームハウジングから前記軟組織欠陥を通って引き抜くことを特徴とする、軟組織欠陥に縫合糸を挿入する方法。
  47. 前記ニードル及び前記シャトルエレメントを、前記軟組織を横切って前記ブームアームハウジング内へ前進させ、
    前記シャトルエレメントが前記ニードルからアンロックされかつ前記ブームアームハウジングにロックされるように前記ニードル及び前記ブームアームハウジングの両方に対して前記シャトルエレメントを回転させ、
    前記ニードルを前記ブームアームハウジング及び前記シャトルエレメントから前記軟組織欠陥を通って引き抜く、請求項46記載の方法。
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