JP2013525036A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 生体適合性と柔軟性とを有する材料と生理学的に許容される懸濁化剤を含んでなる皮膚充填材として使用される注射用アロプラスト懸濁液を含んでなる組成物であって、該生体適合性と柔軟性とを有する材料がフェニルエチルアクリレートとフェニルエチルメタクリレートとのコポリマーである組成物。
2. 前記アクリレート／メタクリレートコポリマーが、粉末、非多孔性微粒子、及び微小球からなる群から選択される固体である、請求項１に記載の組成物。
3. 前記固体が、約１０μｍ〜約１００μｍ、約０．０１μｍ〜約１０μｍ、及び約０．０１μｍ〜約５μｍから成る群から選択される直径を有する粒子を含む、請求項１に記載の組成物。
4. 前記生理学的に許容される懸濁化剤が再吸収性である、請求項１に記載の組成物。
5. 前記生理学的に許容される懸濁化剤が、緩衝生理溶液、架橋ヒアルロン酸ナトリウム、非架橋ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、動物由来のコラーゲン、鳥由来のコラーゲン、及び、遺伝子工学によって産生されたコラーゲン、からなる群から選択される、請求項４に記載の組成物。
6. 局所麻酔薬をさらに含んでなる、請求項１に記載の組成物。
7. フェニルエチルアクリレートとフェニルエチルメタクリレートとのモル比が、約１：１０００と約１：１の間、約１：１０と約１：１の間、約１：１０００と約１：１０の間、約１：１０００、約１：１００、約１：１０、約１：９、約１：８、約１：７、約１：６、約１：５、約１：４、約１：３、約１：２、約１：１、約１０００：１と約１の間、約１０：１と約１：１の間、約１０００：１と約１０：１の間、約１０００、約１００：１、約１０：１、約９：１、約８：１、約７：１、約６：１、約５：１、約４：１、約３：１、約２：１、約１：２、約３：２、約５：２、約１：３、約２：３、約４：３、約５：３、約１：４、約３：４、約５：４、約１：５、約２：５、約３：５、約４：５、約２：１、約２：３、約２：５、約３：１、約３：２、約３：４、約３：５、約４：１、約４：３、約４：５、約５：１、約５：２、約５：３、及び、約５：４、からなる群から選択される、請求項１に記載の組成物。
8. 前記コポリマーが１，４−ブタンジオールジアクリレートで架橋されている、請求項１に記載の組成物。
9. 生体適合性と柔軟性とを有する材料と生理学的に許容される懸濁化剤を含んでなる皮膚充填材として使用される注射用アロプラスト懸濁液を含んでなる組成物を調製する方法であって、該方法は生体適合性と柔軟性とを有する材料を生理学的に許容される懸濁化剤と混合することを含んでなり、該生体適合性と柔軟性とを有する材料がフェニルエチルアクリレートとフェニルエチルメタクリレートとのコポリマーである、方法。
10. 皮膚欠陥の長期間に渡る縮小を提供するための軟部組織を増加させる方法であって、請求項１に記載の組成物を深部真皮網状層へ注射することを含む方法。
11. 注射された皮膚充填材が宿主組織中で免疫反応を起こすことがほとんどない、もしくは、宿主組織中で免疫反応を起こすことが全くない、請求項１０に記載の方法。
12. 前記皮膚充填材が皮膚欠陥の下の真皮と皮下脂肪との接合部に注射される、請求項１０に記載の方法。
13. 前記皮膚欠陥は老化の進行の過程で皮膚の中のコラーゲン及びヒアルロン酸が減少した結果である、請求項１０に記載の方法。
14. 前記皮膚欠陥が早期老化の結果であり、該早期老化は、日光への過剰暴露、環境汚染物質への過剰暴露、喫煙、たばこの煙への暴露、栄養不足及び皮膚疾患によって引き起こされる、請求項１０に記載の方法。
15. 前記皮膚欠陥は動的シワ、小ジワあるいは静的シワである、請求項１０に記載の方法。
16. 前記動的シワが、額のシワ、眉間のシワ、あるいは、目のシワ（目尻のシワ)である、請求項１５に記載の方法。
17. 前記静的シワが、たるんだ皮膚に起因する皮膚のヒダ状シワである、請求項１５に記載の方法。
18. 前記皮膚欠陥は、ニキビの跡、手術の傷跡、粗大毛穴及び軟部組織輪郭欠陥から成るグループから選ばれる疾患である、請求項１０に記載の方法。
19. 前記皮膚欠陥の長期間に渡る縮小が、少なくとも１年間、少なくとも約１年から約５年間、少なくとも約５年から約１０年間、または約１０年以上の期間持続する、請求項１０に記載の方法。