JP2013523540A - クレート - Google Patents

クレート Download PDF

Info

Publication number
JP2013523540A
JP2013523540A JP2013501773A JP2013501773A JP2013523540A JP 2013523540 A JP2013523540 A JP 2013523540A JP 2013501773 A JP2013501773 A JP 2013501773A JP 2013501773 A JP2013501773 A JP 2013501773A JP 2013523540 A JP2013523540 A JP 2013523540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crate
region
end wall
side wall
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013501773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5612192B2 (ja
Inventor
オルゲルディンガー,ボルフガング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFCO Systems GmbH
Original Assignee
IFCO Systems GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US12/749,716 external-priority patent/US8978921B2/en
Priority claimed from EP10158400.1A external-priority patent/EP2371727B1/en
Application filed by IFCO Systems GmbH filed Critical IFCO Systems GmbH
Publication of JP2013523540A publication Critical patent/JP2013523540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5612192B2 publication Critical patent/JP5612192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/18Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
    • B65D11/1833Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected whereby all side walls are hingedly connected to the base panel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/20Details of walls made of plastics material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D21/00Nestable, stackable or joinable containers; Containers of variable capacity
    • B65D21/02Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together
    • B65D21/0209Containers specially shaped, or provided with fittings or attachments, to facilitate nesting, stacking, or joining together stackable or joined together one-upon-the-other in the upright or upside-down position
    • B65D21/0213Containers presenting a continuous stacking profile along the upper or lower edge of at least two opposite side walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/30Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure
    • B65D85/34Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for fruit, e.g. apples, oranges or tomatoes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/30Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure
    • B65D85/34Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for fruit, e.g. apples, oranges or tomatoes
    • B65D85/345Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for fruit, e.g. apples, oranges or tomatoes having a meshed or apertured closure to allow contents to breathe

Abstract

クレートは、底部と、2つのそれぞれ対になった対向する側壁と、端壁とを有する。底部は、底部の下表面と、クレートの下端により画定される平面(P)との間に空間(S)が設けられるように、クレートの内部に向かってアーチ形に湾曲する。
【選択図】図11a

Description

本発明は、果物や野菜などの商品を収納するクレートに関し、より詳細には、バナナ用クレートに関する。
果物や野菜などの商品の貯蔵および運搬用のクレートは、市場で広く使用されている。通常、このようなクレートは軽量で安定しているため、農作物を田畑から顧客に届けるのに適している。特にバナナなどの熱帯果物の場合、一般的に、まだ熟していない農作物を収穫してクレートに詰めてから、出荷および輸送される。これらの果物は輸送中に熟すことになる。輸送前、これらのクレートは通常、互いに重ねられてパレット上で横に並べられる。ここで、多くの場合、「ファイブダウン(five−down)構成」の場合のように、特定の交差積み法が用いられる。このファイブダウン構成では、2つのクレートが長さ方向に列を形成し、かつ他の3つのクレートが幅方向に列を形成するように、5つのクレートを互いに隣接させて配置し、長方形の配列を形成する。
しかし、このような構成では、先行技術の隣接したクレートの短い側(端壁)と長い側(側壁)との間の自由で均一な空気循環が保証されないという1つの問題がある。これは、均一でない空気分配の結果、果物がその輸送および貯蔵中に均一な温度管理が受けられない可能性があるという点で不利である。
周知のクレートの別の不利な点として、側壁の内側表面が真っすぐで非常にでこぼこしており、角やへりなどの鋭利かつ/又は強固なものを含み得ることが挙げられる。従って、特にバナナ、リンゴ、又はオレンジなどの丸みを帯びた表面部分を有する商品は、このような粗い表面によって損傷を容易に受け得る。
その上、品質管理の目的から、担当者は、複数のクレートのスタック中に配置された特定のクレート(最上部ではない)の内部に素早く容易にアクセスできることが求められ得る。しかし、周知のクレートはこの可能性を提供しない。これは、特定のクレートの内部を見ることが必要な時に、担当者は、このスタックを部分的に解体して再び組み立てなければならないことを意味する。この手順は非効率的で不便であり、さらなる不利な点となる。
最後に、周知の頂部開口型クレートに伴うさらなる不利な点は、2つのクレートを互いに積み重ねる場合、下方のクレートの上端を超えて僅かに突き出た商品(例えば、バナナの曲面部分)が、上方のクレートの荷重に接触し、最終的に商品の損傷につながり得ることである。
従って、本発明の目的は、空気流、包装、検査時のアクセス、および輸送可能商品の積み重ねを改善できるクレートを提供することである。
本発明の一実施形態によれば、クレートは、底部と、2つのそれぞれ対になった対向する側壁と端壁とを含む。各側壁は、側壁の水平方向に沿って延びる領域Aに複数の通気穴を有し、各端壁は、握り穴を有する。ここで、領域Aは、クレートの角から距離dだけ離れている。距離dは、握り穴がクレートの同じ角から離れている距離dGHに等しい。さらに、領域Aの高さhは、握り穴の高さhGHに実質的に等しい。即ち、これらの高さは、領域Aと握り穴が高さ方向に少なくとも部分的に重なり合うように設定される。
これにより、例えば、ファイブダウン構成で配置された隣接するクレート間に最適な空気流を提供するための通気経路が確保される。従って、この通気経路により、高速かつ特に均一の空気流を得ることができる。その結果、果物の品質を保つための一貫した温度管理が得られる。
実施形態によれば、複数の通気穴は、握り穴に類似した、組み合わせられた形状を有する一対の通気穴を有していてもよい。複数の通気穴は、握り穴の寸法よりも小さい間隔で離間していてもよい。複数の通気穴の個々の通気穴の水平寸法は、握り穴の寸法未満であってもよい。側壁および端壁は、折り畳まれた状態でクレートの残留体積が最小となるように、底部に対して折り畳み可能に構成されていてもよい。底部は、2組の換気開口部を含んでもよい。第1の組の各換気開口部の幅は40mm以上、長さは126mm以上であり、第2の組の各換気開口部の幅は40mm以上、長さは25mm以上である。複数の通気穴の各通気穴の幅は20mm以上、長さは24mm以上であってもよい。各握り穴の幅は30mm以上、長さは100mm以上であってもよい。
本発明の実施形態は、本発明の実施形態による2つのクレートの配置に関する。クレートは、第1のクレートの端壁が第2のクレートの側壁に隣接するように配置される。第1のクレートは、第1のクレートの側壁に平行な第1の長手方向軸に沿って位置合わせされるように構成され、第2のクレートは、第2のクレートの側壁に平行な第2の長手方向軸に沿って位置合わせされるように構成される。第1の長手方向軸および第2の長手方向軸は、互いに垂直である。第1のクレートの側壁と第2のクレートの端壁は、第1のクレートの握り穴と第2のクレートの複数の通気穴の少なくとも1つの通気穴が少なくとも部分的に重なり合い、第1のクレートと第2のクレートとの間に通気経路が設けられるように位置合わせされる。複数のクレートは、隣接するクレート間に通気経路が設けられるようにファイブダウン構成として構成されてもよい。
さらなる実施形態によれば、各側壁は、クレートの外側に向かって凸状に形成される滑らかな内側表面を有する。これにより、丸みを帯びた表面部分を有する商品を収納する内側表面が提供され、商品の損傷が回避される。側壁および端壁は、補強部材を有していてもよい。補強部材は、側壁と端壁のそれぞれの外側表面にのみ設けられる。側壁および端壁は、プラスチックで作製して、滑らかな内側表面(810)を提供してもよい。凸形の滑らかな内側表面は、側壁の最大横方向寸法よりも小さい横方向湾曲寸法を有し得る。内側表面は、側壁の垂直方向に沿って延びる非連続補強部材が遮断される側壁領域でのみ実質的に湾曲する。この領域は中心領域である。
別の実施形態によれば、少なくとも1つの端壁は、薄くなった部分を含む。薄くなった部分は、検査開口部を提供するために使用者が端壁を切断できるように構成される。この端壁の薄くなった部分は、端壁の所定の領域を取り囲む溝であってもよい。この溝の厚さは、端壁の厚さの半分を超える。端壁(130)は、溝に沿って配置される複数の穴をさらに有していてもよい。各穴の直径は、溝の幅よりも大きい。薄くなった部分は、薄くなった部分を使用者が切断する場合、端壁にヒンジで取り付けられた開くことができる部分を提供するように構成されてもよい。この所定の領域は略矩形であり、溝は所定の領域の少なくとも3つの側に隣接する。この所定の領域は、端壁の面積の1/3を超えていてもよい。端壁(130)は、プラスチックで作製されていてもよい。本発明の実施形態の複数のクレートの配置は、薄くなった部分を含む少なくとも1つの端壁に使用者がアクセスできるように、互いに隣接して配置された複数のクレートを有していてもよい。
さらに別の実施形態によれば、底部の下表面と、クレートの下端により画定される平面Pとの間に空間Sが提供されるように、底部はクレートの内部に向かってアーチ形に曲げられる。これにより、基本的に、下方のクレートから空間Sに突出する商品を押し潰したり損傷させたりすることなく、2つのクレートを互いに重ねることができる。底部は、クレートの端壁の方向に沿って、又は側壁の方向に沿って、アーチ形をなしていてもよい。底部は、側壁の境界領域において側壁の方向に沿った波形をなしていてもよい。波形底部の第1の部分は平面の高さであってもよく、波形部分の第2の部分は最大で上部分の下端の高さであってもよい。底部は、上部分と、各壁の外部地点に対して凹みがつけられた下部分とを含んでいてもよく、この凹みの間隔は各壁の厚さと等しくてもよい。これにより、下部分をさらなるクレートの頂部開口部と係合させることができる。下部分は、下部分の外周により画定される領域を有し得、上部分は、上部分の外周により画定される領域を有し得る。側壁および端壁は、内側表面と外側表面とを含んでいてもよい。内側領域は、クレートの上端における内側表面により画定されてもよく、外側領域は、クレートの上端における外側表面により画定されてもよい。この場合、前記領域は前記領域とほぼ等しくてもよく、前記領域は前記領域とほぼ等しくてもよい。実施形態は、第1のクレートおよび第2のクレートが、第1のクレートの上端における内側表面により画定される内側領域と、第2のクレートの下部分の外周により画定される領域とを提供するように構成される、本発明の2つのクレートのスタックを定義する。この場合、第2のクレートを第1のクレートの上に積み重ねる場合、第1のクレートと第2のクレートとの間の移動が回避されるように、前記領域と前記領域は等しい。第2のクレートの底部は、第1のクレートと第2のクレートとの間に通気経路を提供するように構成される、複数の通気開口部を有していてもよい。
以下に、本発明の実施形態を添付の図面を参照しながら説明する。
クレートの一実施形態を示す斜視図である。 図1のクレートの実施形態を示す平面図である。 図1のクレートの実施形態の側壁を示す側面図である。 図1のクレートの実施形態の端壁を示す側面図である。 クレートの角で想像的に広げられた、図1のクレートの端壁および側壁を示す側面図である。 クレートのさらなる実施形態の複数の通気穴および握り穴の寸法を示す図である。 部分的なファイブダウン構成における図1〜5の実施形態の複数のクレートの配置を示す斜視図である。 図7aおよび図7bの配置のクレートの端壁を示す側面図である。 図7aおよび図7bの配置のクレートの側壁を示す側面図である。 図7aおよび図7bの配置のクレートを示す平面図である。 部分的なファイブダウン構成での図6の実施形態の複数のクレートの実施形態を示す斜視図である。 図8aおよび図8bの配置のクレートの端壁を示す側面図である。 図8aおよび図8bの配置のクレートの側壁を示す側面図である。 図8aおよび図8bの配置のクレートを示す平面図である。 凸状の滑らかな内側表面を有するクレートのさらなる実施形態の側壁を示す詳細平面図である。 開口可能部を有するクレートのさらなる実施形態を示す斜視図である。 アーチ形底部を有するクレートのさらなる実施形態を示す斜視図である。 図11aのクレートのさらなる実施形態を示す斜視図である。 図11aおよび図11bのクレートの実施形態の底部の詳細を示す図である。 2つのクレートが互いに積み重ねられたスタックの実施形態を示す部分側面図である。 2つのクレート間に空間(S)を有する、図13aのスタックのさらなる実施形態を示す部分側面図である。
(発明の実施形態の説明)
図1は、クレート100の一実施形態を示す斜視図である。クレート100は、底部110と、それぞれ対になって対向する2つの側壁120および端壁130とを有する。図1を参照すると、側壁120は、端壁130よりも大きな広がりを有する。側壁120と端壁130の双方は、底部110に対して折り畳み可能である。より詳細には、側壁120と端壁130は、図1に示すように、矢印の方向に底部110上に折り畳むことができるように、底部110に取り付けられる。折り畳んだ状態では、クレート100の残留体積は最小である。これには、折り畳んだ状態では、クレート100は低い高さしか占有しないという利点がある。従って、多数の空のクレートをパレット上に積み上げて輸送することができる。
実施形態では、貯蔵用および/又は輸送用として軽量性および高安定性を提供するため、クレート100はプラスチックで作製される。
図1に示すように、各側壁120は複数の通気穴125を有し、各端壁130は握り穴135を有する。複数の通気穴125は基本的に、側壁120の水平方向101に沿って延びる領域A内に配置される。ここで、水平方向とは、それぞれの側壁の長い側に沿った方向として定義される。さらに、領域Aとは、基本的に、複数の非連続補強部材123が遮断されていないクレート100の上端近辺で、2つの連続した補強部材121および122に囲まれた領域として定義される。また、クレート100が折り畳まれていない状態の時に、側壁120と端壁130は互いに締結具140で固定されてもよいことも、図1で見ることができる。
図2は、図1のクレート100の実施形態を示す平面図である。より詳細には、底部110は、2つの対の換気開口部210および220を有していてもよく、中心長手方向軸201に沿って、端壁130と平行する軸線205に対して対称に配置されてもよい。具体的には、第1の対210の各換気開口部の幅212は40mm以上、長さ214は126mm以上であり、第2の対220の換気開口部の幅222は40mm以上、長さ224は25mm以上である。ここで、幅とは、端壁130に平行な寸法として定義され、長さとは、側壁120に平行な寸法として定義される。2つの対の換気開口部210および220の寸法は、底部110を貫通する適切な通気を提供するために十分な大きさでなければならない。しかし、クレート100から特定の商品が落下するほど大きい寸法は選択されないであろう。図2で既に見ることができるように、側壁120の内側表面121は、クレート100の外側の方に向かって湾曲するように構成される。これについては、詳細に後述する。
図3は、図1のクレート100の実施形態の側壁120を示す側面図である。図3では、複数の通気穴125が明確に示されている。より詳細には、複数の通気穴125は、対の通気穴310を有していてもよい。これらの通気穴は、握り穴135(図1参照)と類似した、組み合わせた形状を有し得る。これは、組み合わせた形状を適用することにより、例えば、2つのクレートをファイブダウン構成で配置する場合などに、対の通気穴310と握り穴135を最適に重なり合わせることができるため、有利である。図3に関して、複数の通気穴125の各通気穴の幅312は20mm以上、長さ314は24mm以上であり得る。ここで、幅とは、側壁120の垂直方向301における寸法として定義され、長さとは、側壁120の水平方向101における寸法として定義される。さらに、側壁120の垂直方向101に延びる連続補強部材121および122と、複数の非連続補強部材123が、図3に明確に見られる。
図4は、図1のクレート100の実施形態の端壁130を示す側面図である。図4で見ることができるように、握り穴135は、クレート100の2つの端部131および132に対して中心に位置する。また、握り穴135は、クレート100の上端に対して約30mmの距離133で窪みがつけられる。より詳細には、端壁130の厚くなった上部フレーム部134に握り穴135を結合することにより、荷を積んだクレート100を運ぶための強力なグリップを提供してもよい。図4を参照すると、握り穴135の幅137は30mm以上、長さ139は100mm以上であってもよい。ここで、幅とは、端壁130の垂直方向402における寸法として定義され、長さとは、端壁130の水平方向401における寸法として定義される。握り穴135は、上部地点136における最大水平広がりから下部地点138における最小水平広がりに向けて先細にされ、それによって人間工学的グリップが提供されることも見ることができる。また、締結具140も図4で明確に見ることができる。側壁120の部分126に設けられた凹み128と係合できるように、締結具140を端壁130に取り付けてもよい。ここで、この締結メカニズムは、締結具140の置換要素142がバネ要素の力に逆らって置換され得ることをベースにして機能し得る。また、図4で既に示されているように、端壁130は、握り穴135の一部を含む端壁130の中心部分を基本的に取り囲む薄くなった部分410を有していてもよい。薄くなった部分410についての目的およびさらなる詳細ついては後述する。端壁130のさらなる特徴的な特性は、端壁130の境界領域近くに複数の補強部材420を設けてもよい点にある。これにより、上述の締結メカニズムを支持する能力が向上する。
通気穴の配置(第1の態様)
本発明の第1の態様は、ファイブダウン構成において、例えば、先行技術の隣接したクレート間に均一の空気流が提供されないという不利な点に対処する。
図5は、クレート100の同一の角505で想像的に広げられた、クレート100の端壁130および側壁120を示している。代替的に、図5は、第2のクレート520の側壁522に隣接した第1のクレート510の端壁512を示してもよい。第1のクレート510は角505で、第2のクレート520と位置合わせされる。図示のように、クレート100の側壁120、又は代替的に第2のクレート520の側壁522は、領域Aに複数の通気穴125を有する。領域Aは、一点鎖線501によって図5に示されている。実施形態において、領域Aは、角505から距離dだけ離れており、高さhを有する。さらに、端壁130、又は代替的に第1のクレート510の端壁512は、握り穴135を有する。実施形態において、握り穴135は、同一の角505から距離dGHだけ離れており、高さhGHを有する。距離dは距離dGHとほぼ等しく、高さhは高さhGHとほぼ等しいことを図5の実施形態で見ることができる。従って、特にファイブダウン構成(図7a、図7b、図8a、および図8bを参照)において、第1のクレート510の握り穴135と、第2のクレート520の少なくとも1つの通気穴(例えば通気穴515)は、少なくとも部分的に重なり合い得り、その結果、2つのクレート510および520間の通気経路が得られる。
図6は、クレート100のさらなる実施形態の複数の通気穴615および握り穴135の寸法を示している。図6に示された複数の通気穴615は、図3に示された複数の通気穴125に対応し得る。図6の実施形態において、複数の通気穴615は、側壁120の水平方向101に沿って間隔sVH分、離間している。加えて、各通気穴は同一の広がりを有し、長方形であり得る。握り穴135の寸法lGH未満となるように、距離sVHを選択してもよい。寸法lGHは、図4に示すように、最大水平広がり139に対応してもよい。加えて、通気穴の水平寸法lVHとして、握り穴135の寸法lGH未満を選択してもよい。また、垂直方向301に沿った通気穴の垂直寸法は、握り穴135の垂直広がり未満であってもよい。従って、複数の通気穴615の特徴的寸法は、一般に、ファイブダウン構成の場合などのように、少なくとも1つの通気穴515が握り穴135と重なり合うように、握り穴135の寸法未満となるように構成される。
図7aおよび図7bは、部分的ファイブダウン構成における、図1〜5について記述された実施形態の複数のクレートの配置700を示す斜視図である。本文脈中、「部分的」とは、ファイブダウン構成の5つのクレート100の代わりに3つのみが示されていることを意味する。図7aおよび図7bを参照すると、2つの特定のクレート510および520は、第1のクレート510の端壁512が第2のクレート520の側壁522に隣接するように配置されている。ここで、第1のクレート510は第1の長手方向軸701に沿って位置合わせされ、第2のクレート520は第2の長手方向軸702に沿って位置合わせされている。図7aおよび図7bで見ることができるように、第1の長手方向軸701と第2の長手方向軸702は互いに垂直である。さらに、図3の側壁120に対応し得る第1のクレート510の側壁720と、図4の端壁130に対応し得る第2のクレート520の端壁730は、この部分的ファイブダウン構成において同一平面となるように位置合わせされる。それに対応して、第1のクレート510の握り穴125と、第2のクレート520の複数の通気穴125の少なくとも1つの通気穴は、少なくとも部分的に重なり合い得る。濃い矢印で示されている、こうして得られた通気経路710は、空気流の通気経路を示している。これによって、クレート510および520のそれぞれの内部の適切な換気が確実になる。
図7c、図7d、および図7eはそれぞれ、端壁512、側壁522およびクレート510の異なる側面を示す図である。具体的には、図示の実施形態において、クレート510の下方部分に換気領域705、706、および709をさらに様々に形成してもよく、その結果、換気性が向上する。
図8aおよび図8bは、部分的ファイブダウン構成における、図6について記述された実施形態の複数のクレートの配置700を示す斜視図である。本文脈中、「部分的」とは、ファイブダウン構成の5つのクレート100の代わりに3つのみが示されていることを意味する。図8aおよび図8bを参照すると、2つの特定のクレート510および520は、第1のクレート510の端壁512が第2のクレート520の側壁522に隣接するように配置されている。ここで、第1のクレート510は第1の長手方向軸751に沿って位置合わせされ、第2のクレート520は第2の長手方向軸752に沿って位置合わせされる。図8aおよび図8bで見ることができるように、第1の長手方向軸751および第2の長手方向軸752は互いに垂直である。さらに、第1のクレート510の側壁770と第2のクレート520の端壁780は、部分的ファイブダウン構成において同一平面となるように位置合わせされる。それに対応して、第1のクレート510の握り穴135と、第2のクレート520の複数の通気穴615の少なくとも1つの通気穴515は、少なくとも部分的に重なり合い得る。重なり合う領域765は濃いマークで示されている。矢印で示されている、こうして得られた通気経路760は、空気流の通気経路を示しており、これによってクレート510および520のそれぞれの内部に適切な換気が確実になる。
図8c、図8dおよび図8eはそれぞれ、端壁512、側壁522およびクレート510の異なる側面を示す図である。具体的には、図示の実施形態において、クレート510の下方部分および/又はクレート510の角(領域757)の近くに、換気領域755、756、および759をさらに様々に形成してもよく、その結果、換気性が向上する。
クレートの内側表面(第2の態様)
本発明の第2の態様は、周知のクレートの側壁の内側表面が真っすぐで、鋭利かつ/又は強固なものが存在するというさらなる不利な点を対処する。
図9は、クレート100の側壁120を詳細に示す平面図である。側壁120は、図1にも示されていた、補強部材121および122を含む補強部材815を有することを図9で見ることができる。側壁120は、クレート100の外側に向かって凸状に形成された滑らかな内側表面810を有していてもよい。加えて、側壁120の外側表面のみに補強部材815を設けてもよい。滑らかな内側表面810を提供するために、クレート100又は少なくとも側壁120は、プラスチックで作製することができる。凸状の滑らかな内側表面810の横方向湾曲寸法lは側壁120の最大横方向寸法dSW未満であることを図9で見ることができる。ここで、横方向寸法とは、側壁120に垂直である横方向801における寸法として定義される。内側表面810は実質的に、側壁120の領域Bのみで湾曲している。図3に関して、この領域Bとは、垂直方向301に沿って延びる非連続補強部材123が遮断される領域として定義される。従って、領域Bは、クレート100の角805に近くなく、かつ基本的に連続補強部材121および122を境界とする、中心領域である。凸状の内側表面810を使用することの利点は、一方では、クレート100は、丸みを帯びた表面部分を有する商品を収納するのに特に好適であることである。他方では、内側表面810は非常に滑らかに作製されるため、即ち鋭利なへりや角を有さないため、輸送中に輸送可能な商品を損傷したり押し潰したりするリスクが最小化され得る。
クレート内部への素早いアクセス(第3の態様)
本発明の第3の態様は、例えば、クレートがパレット上で柱状に積み重ねられる場合、特定のクレートの内部に素早くかつ容易にアクセスできることができないというさらなる不利な点に対処する。
図10は、開くことができる部分を有するクレート100のさらなる実施形態を示す斜視図である。図10の実施形態において、端壁130は、図4に示された薄くなった部分410に対応し得る、薄くなった部分910を有する。この薄くなった部分910は溝として構成されてもよい。この溝910は端壁130内に作製され、所定の領域905の少なくとも3つの側を取り囲む。図10の実施形態で見ることができるように、この所定の領域905は略矩形である。拡大図は、端壁130に垂直な方向における溝910の厚さlGRが、端壁130の厚さlEWの半分を超えることを示している。この溝910の特徴により、溝910を容易に切断することが可能となる。さらに、溝910に沿って、複数の穴915を配置してもよい。各穴は、溝910の幅912よりも大きい直径917を有し得る。幅912は、通常は、6mm以上であってもよい(図4も参照)。従って、穴915の寸法は、担当者によって一般に使用されるナイフがこれらの穴内に容易に導入され、その後、溝910に沿って切断することが可能なように設定される。溝910を切断することにより、基本的には端壁130に取り付けられる、開くことができる部分920を設けてもよい。開くことができる部分920は、矢印で示すように開くことができる。このような開くことができる部分を設ける目的は、収納された商品を使用者が検査するためにクレート100の内部を見ることができるようにすることである。例えば、運搬されるバナナなどの果物が一定の程度まで熟したか否かをチェックすることができる。同様に、担当者が通常のナイフを使用できるように、端壁130はプラスチックで作製されてもよい。また、図10の実施形態は、所定の領域905は、検査のための十分な大きさの開口部を提供するため、端壁130の面積の1/3を超えてもよいことも示している。実施形態において、図7a、図7b、図8a、および図8bに部分的に示されているファイブダウン構成などのように、2つ以上のクレート100を互いに隣接させて積み重ねる場合、使用者が少なくとも1つの端壁130の溝910にアクセスできるようにクレートを配置しなければならない。
アーチ形のクレート底部(第4の態様)
本発明の第4の態様は、下方のクレートの上に上方のクレートを積み上げた時に、下方のクレートから突き出た商品が上方のクレートの荷重によって損傷を受け得るというさらなる不利な点に対処する。
図11aおよび図11bは、クレート100のさらなる実施形態を示す斜視図である。底部110は、詳細には、クレート100の内部に向かってアーチ形に曲げられる。底部110は、端壁130の方向1001に沿って(図11aを参照)、又は側壁120の方向1002に沿って(図11bを参照)、曲げられてもよい。図11aおよび図11bで明確に見ることができるように、いずれの設計でも、底部110の下表面と平面Pとの間に追加空間Sが設けられる。ここで、平面Pはそれぞれ、クレート100の下端により画定される。
図12aおよび図12bは、図11aおよび図11bのクレート100のさらなる実施形態の底部110のさらに詳細に示す図である。より詳細には、図12aは、図11aの線L−Lに沿った部分断面図であり、図12bは、図11aの線L−Lに沿った部分断面図である。図12aおよび図12bの双方において、底部110は、上部分1110と下部分1120を有する。下部分1120は、クレート100の各壁の外部地点1101に対して凹みをつけてもよい。図12aの断面図で明確に見ることができるように、膨らみ1125が得られるように、底部110の下部分1120を方向1001に沿って上方向に湾曲させてもよい。創出される追加空間Sの断面積が右の方に徐々に増加している様子が図12aに示されている。
図12bの部分断面図は、底部110は側壁120の近傍で方向1002に沿って波状形であってもよいことを示している。L−Lは、図11aに示すように、クレート100の境界領域である。より詳細には、底部110の波状形により、膨らみ1125は、方向1002に沿って、即ち端壁120に沿って配置されることになり、これにより、底部110は非常に強固となる。
さらなる実施形態では、膨らみ1125の曲面は、クレート100の中央長手方向軸から、方向1001(即ち、側壁120に近づく方向)に向かって徐々により目立つようにしてもよい。
さらなる実施形態では、波形底部110の第1の部分が平面Pの高さであり、波形底部110の第2の部分は最大で、波状形の最大広がりに相当する、上部分1110の下端の高さである。
図13aおよび図13bは、さらなる実施形態を示す側面図である。例えば、2つのクレート1210および1220は互いに積み重ねられる。図12および図13の実施形態の双方において、各壁の厚さlと等しくなるように凹みの距離dを選択してもよい。このようにして、第2のクレート1220の下部分1120と、第1のクレート1210の頂部開口部とを係合させ、図13aに示された方向1201への横方向移動を回避するようにしてもよい。
さらなる実施形態では、下部分1120は、下部分1120の外周により画定される領域ALPを有し、上部分1110は、上部分1110の外周により画定される領域AUPを有する。さらに、内側領域AISは、クレート100の上端における各壁の内側表面により画定され、外部領域AOSは、クレート100の上端における各壁の外側表面により画定されてもよい。より詳細には、領域ALPは、領域AISとほぼ等しく、領域AUPは、領域AOSとほぼ等しい。
さらなる実施形態では、第1のクレート1210の上に第2のクレート1220を積み重ねる時に、第1のクレート1210と第2のクレート1220が正確に合致するように、第1のクレート1210の上端における内側表面により画定される内側領域AIS,1と、第2のクレート1220の下部分1120の外周により画定される領域ALP,2とを等しくしてもよい。
さらなる実施形態では、第1のクレート1210と第2のクレート1220との間に通気経路を設けるために、第2のクレート1220の底部110はさらに、複数の通気開口部を有していてもよい。
図13bを参照すると、追加空間Sを設ける利点は、実際には、2つ以上のクレートをパレット上で柱状に互いに積み重ねる場合、平面Pから突出するバナナの曲面部分などの、柱の下方のクレート1210の上端を越えて延出する商品1205が、柱の上方のクレート1220の重い荷重によって押し潰されることから効率的に保護され得ることである。
要約すると、本発明の実施形態は、バナナ用クレートなどのクレートを提供する。クレートの通気穴の設計により、1つのクレートの端壁が別のクレートの側壁と隣接するように2つのクレートが配置されるようにクレートを積み重ねる場合においても(例えば、ファイブダウン構成)、クレートの内部の適切な通気が可能となる。具体的には、通気経路を設けることにより、均一の空気分配、ひいては果物の品質を保つための一貫した温度管理がこのような設計により達成され得る。
ここで、各角からある距離をおいて側壁に少なくとも1つの通気穴が設けられるように、側壁に通気穴が配置される。この距離は、端壁の握り穴が同一の角から離れている距離と等しい。従って、上述のように複数のクレートを積み重ねる場合、握り穴と少なくとも1つの通気穴とが少なくとも部分的に重なり合う。さらなる実施形態によれば、2つを合わせると握り穴に類似した形状を有し得る対の通気穴を設けてもよい。また、握り穴の寸法よりも小さい間隔の等間隔で離間する複数の通気穴を設けてもよい。
実施形態のさらなる態様は、外側に向かって凸状に形成された滑らかな内側表面である。従って、凸部または湾曲した内側表面を設けることにより、バナナなどの丸みを帯びた表面を有する商品は、クレートの側部分においてより容易に収納される。このことは、側壁および端壁の双方に当てはまり得る。さらなる実施形態によれば、クレートの外側のみにリブなどのような補強部材が設けられる。
実施形態のさらに別の特性は、薄くなった部分を端壁に設けることである。これにより、この薄くなった部分を切断し、開口部を設けることができ、クレートの使用者はクレートの内部を見ることができる。このことは、クレートの完全なバッチ処理において、例えばバナナなどのクレート内部の商品が、所望の程度に熟しているか否かを判断する際に重要である。
第4の特性は、アーチ形の底部に関する。これは、クレート内部の商品に直接影響するものではないが、複数のクレートを互いに積み重ねる場合に影響を与える。これにより、下方のクレートに追加空間が設けられ、下方のクレートの上端を越えて僅かに突き出た商品が損傷するのを回避できる。アーチ形および波形の底部により、下方のクレートで僅かに突き出たこのような商品を収納することが可能となる。
上記の実施形態は本発明の原理を示したものにすぎない。本明細書に記述された配置および詳細の変更および変形は、当業者には明らかであることが理解されよう。従って、添付された特許請求の範囲にのみ制限され、本明細書に記述された実施形態の記載および説明によって表された具体的な詳細に制限されないことが意図される。
図11aおよび図11bは、クレート100のさらなる実施形態を示す斜視図である。底部110は、詳細には、クレート100の内部に向かってアーチ形に曲げられる。底部110は、端壁130の方向1001に沿って(図11aを参照)、又は側壁120の方向1002に沿って(図11bを参照)、曲げられてもよい。図11aおよび図11bで明確に見ることができるように、いずれの設計でも、底部110の下表面と平面Pとの間に追加空間Sが設けられる。ここで、平面Pはそれぞれ、クレート100の下端により画定される。
本文脈中、底部が側壁の方向に沿って湾曲していてもよいという態様に関連する図11bの実施形態は、実際には本発明の一部を形成するものではないということに留意されたい。

Claims (7)

  1. 底部(110)と、2つのそれぞれ対になった対向する側壁(120)と、端壁(130)とを有するクレート(100)であって、
    前記底部(110)は、前記底部(110)の下表面と、前記クレート(100)の下端により画定される平面(P)との間に空間(S)が設けられるように、前記クレート(100)の内部に向かってアーチ形に湾曲することを特徴とするクレート。
  2. 前記底部(110)は、端壁(130)の方向(1001)に沿って、又は前記クレート(100)の側壁(120)の方向(1002)に沿って、アーチ形をなすことを特徴とする、請求項1に記載のクレート。
  3. 前記底部(110)は、前記側壁(120)の境界領域において前記側壁(120)の方向(1002)に沿って波形をなし、
    前記波形底部(110)の第1の部分は、前記平面(P)の高さであり、
    前記波形部分(110)の第2の部分は、最大で、前記上部分(1110)の下端の高さであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクレート。
  4. 前記底部(110)は、上部分(1110)と、前記各壁の外部地点(1101)に対して凹みがつけられた下部分(1120)とを有し、
    前記凹みの距離(d)は、前記各壁の厚さ(l)に等しく、前記下部分(1120)をさらなるクレートの頂部開口部と係合させることが可能となることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクレート。
  5. 前記下部分(1120)は、前記下部分(1120)の外周により画定される領域(ALP)を有し、
    前記上部分(1110)は、前記上部分(1110)の外周により画定される領域(AUP)を有し、前記側壁(120)と前記端壁(130)は、内側表面と外側表面を有し、
    内側領域(AIS)は、前記クレート(100)の上端における前記内側表面により画定され、
    外側領域(AOS)は、前記クレート(100)の前記上端における前記外側表面により画定され、
    前記領域(ALP)は前記領域(AIS)にほぼ等しく、前記領域(AUP)は前記領域(AOS)にほぼ等しいことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のクレート。
  6. 第1のクレート(1210)および第2のクレート(1220)は、前記第1のクレート(1210)の上端における前記内側表面により画定される内側領域(AIS,1)と、前記第2のクレート(1220)の前記下部分(1120)の外周により画定される領域(ALP,2)とを提供するように構成され、
    前記領域(AIS,1)および前記領域(ALP,2)は、前記第2のクレート(1220)を前記第1のクレート(1210)の上に積み上げる場合に、前記第1のクレート(1210)と前記第2のクレート(1220)との間の移動が回避されるように、等しくされることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の2つのクレートのスタック。
  7. 前記第2のクレート(1220)の前記底部(110)は、前記第1のクレート(1210)と前記第2のクレート(1220)との間に通気経路を提供するように構成される、複数の通気開口部を有することを特徴とする、請求項6に記載のスタック。
JP2013501773A 2010-03-30 2011-03-28 クレート Active JP5612192B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/749,716 2010-03-30
EP10158400.1 2010-03-30
US12/749,716 US8978921B2 (en) 2010-03-30 2010-03-30 Crate
EP10158400.1A EP2371727B1 (en) 2010-03-30 2010-03-30 Crate
PCT/EP2011/054666 WO2011120887A1 (en) 2010-03-30 2011-03-28 Crate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013523540A true JP2013523540A (ja) 2013-06-17
JP5612192B2 JP5612192B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=43989751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013501773A Active JP5612192B2 (ja) 2010-03-30 2011-03-28 クレート

Country Status (16)

Country Link
JP (1) JP5612192B2 (ja)
CN (1) CN102971224B (ja)
AR (1) AR080741A1 (ja)
AU (1) AU2011234620B2 (ja)
BR (1) BR112012025091B1 (ja)
CA (1) CA2794981C (ja)
CL (1) CL2012002702A1 (ja)
CO (1) CO6660428A2 (ja)
EC (1) ECSP12012188A (ja)
MA (1) MA34092B1 (ja)
MX (1) MX2012011308A (ja)
NZ (1) NZ603096A (ja)
TN (1) TN2012000460A1 (ja)
UY (1) UY33300A (ja)
WO (1) WO2011120887A1 (ja)
ZA (1) ZA201208091B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201205243D0 (en) 2012-03-26 2012-05-09 Kraft Foods R & D Inc Packaging and method of opening
GB2511559B (en) 2013-03-07 2018-11-14 Mondelez Uk R&D Ltd Improved Packaging and Method of Forming Packaging
GB2511560B (en) 2013-03-07 2018-11-14 Mondelez Uk R&D Ltd Improved Packaging and Method of Forming Packaging
US10065763B2 (en) 2016-09-15 2018-09-04 Arena Packaging, Llc Wall latching system
CN113562227B (zh) * 2021-09-26 2022-01-07 潍坊新松机器人自动化有限公司 一种板条箱、装箱机器人工作站及装箱方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278054A (ja) * 1985-09-25 1987-04-10 エービー テトラ パック 積み重ね可能の矩形枠箱
JPH1134568A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Noritsu Koki Co Ltd 写真フィルムカートリッジの整理用ホルダー
JP2003518471A (ja) * 1999-12-27 2003-06-10 レーリグ パシフィック カンパニー 折畳み式コンテナ
JP2004509029A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 レーリグ パシフィック カンパニー コンテナ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1323289A (en) * 1972-06-16 1973-07-11 Rose Miller G P Containers for the transport of animals
CN2071431U (zh) * 1990-03-22 1991-02-20 张立新 果菜保鲜式周转箱
KR960004757Y1 (ko) * 1993-10-16 1996-06-08 장근홍 과일상자
US5735431A (en) * 1996-08-19 1998-04-07 Allibert-Contico, L.L.C. Bin having an arched beam bottom
US6386388B1 (en) * 1999-12-27 2002-05-14 Rehrig Pacific Company Container
DE10041886B4 (de) * 2000-08-25 2007-03-22 Ifco Systems Gmbh Transportbehälter
DE102006005873B4 (de) * 2006-02-06 2017-05-11 Söhner Kunststofftechnik GmbH Wandflächenteil und Transportbehälter
CN2908370Y (zh) * 2006-03-24 2007-06-06 新台塑胶工业股份有限公司 饮料箱的堆叠结构改良
US8261923B2 (en) * 2008-04-22 2012-09-11 Otto Industries North America, Inc. Collapsible container

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278054A (ja) * 1985-09-25 1987-04-10 エービー テトラ パック 積み重ね可能の矩形枠箱
JPH1134568A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Noritsu Koki Co Ltd 写真フィルムカートリッジの整理用ホルダー
JP2003518471A (ja) * 1999-12-27 2003-06-10 レーリグ パシフィック カンパニー 折畳み式コンテナ
JP2004509029A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 レーリグ パシフィック カンパニー コンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
CA2794981A1 (en) 2011-10-06
MA34092B1 (fr) 2013-03-05
JP5612192B2 (ja) 2014-10-22
TN2012000460A1 (en) 2014-01-30
NZ603096A (en) 2014-05-30
BR112012025091B1 (pt) 2019-09-24
BR112012025091A2 (pt) 2016-06-21
UY33300A (es) 2011-04-29
MX2012011308A (es) 2013-03-05
AR080741A1 (es) 2012-05-02
CA2794981C (en) 2013-10-22
RU2012146257A (ru) 2014-12-10
CN102971224A (zh) 2013-03-13
CO6660428A2 (es) 2013-04-30
ECSP12012188A (es) 2012-10-30
WO2011120887A1 (en) 2011-10-06
CN102971224B (zh) 2016-05-25
ZA201208091B (en) 2013-06-26
CL2012002702A1 (es) 2013-03-08
AU2011234620B2 (en) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8978921B2 (en) Crate
US8469224B2 (en) Crate
US20110240657A1 (en) Crate
US8261923B2 (en) Collapsible container
JP5612192B2 (ja) クレート
JP5612193B2 (ja) クレート
JP5695178B2 (ja) クレート
US20190168909A1 (en) Collapsible crate
US20110240660A1 (en) Crate
US6918506B2 (en) Packaging container
AU2011234620A1 (en) Crate
EP2371740B1 (en) Crate
AU2011234621A1 (en) Crate
AU2011234622A1 (en) Crate
EP2371727B1 (en) Crate
EP2371726A1 (en) Crate
JP5205178B2 (ja) 連結容器
RU2575085C2 (ru) Ящик

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140304

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5612192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250