JP2013523025A - 複数コンポーネントキャリア通信ネットワークにおけるランダムアクセス設計 - Google Patents

複数コンポーネントキャリア通信ネットワークにおけるランダムアクセス設計 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信ネットワークにおいてランダムアクセス手順を可能にするためのユーザ機器、システム、装置、方法および/またはコンピュータプログラム製品が提供される。ユーザ機器が複数のアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとで構成された複数コンポーネントキャリアシステムにおいて、競合なしランダムアクセス手順と競合ベースランダムアクセス手順とを行うためのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを選択し、利用することが可能にされる。本要約は、読者が開示された主題を迅速に確認できるようにする要約要件ルールに準拠するという唯一の目的のために与えたものである。したがって、本要約は、特許請求の範囲またはその意味を解釈または限定するために使用されるべきでないことを理解されたい。

Description

本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2010年3月18日に出願された「Random Access Design For Carrier Aggregation」と題する米国仮特許出願第61/315,372号の利益および優先権を主張する。
本出願は、一般にワイヤレス通信の分野に関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおいてランダムアクセス手順を可能にすることに関する。
このセクションは、開示する実施形態の背景またはコンテキストを与えるものである。本明細書の説明には、追求され得る概念が含まれ得るが、必ずしも以前に想到または追求された概念ではない。したがって、本明細書に別段に規定されていない限り、このセクションで説明することは、本出願の明細書および特許請求の範囲に対する従来技術ではなく、このセクションに包含することによって従来技術であるとは認められない。
ワイヤレス通信システムは、ボイス、データ、および他のコンテンツなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続通信システムであり得る。そのような多元接続通信システムの例には、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、時分割多元接続(TDMA:time division multiple access)システム、周波数分割多元接続(FDMA:frequency division multiple access)システム、(3GPPシステムを含む)ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA:orthogonal frequency division multiple access)システムがある。
概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末またはユーザ機器(UE:user equipment)は、順方向および逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局からユーザ機器への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)はユーザ機器から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO:multiple-in-multiple-out)システムを介して確立され得る。LTEシステムなど、いくつかのワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器と基地局(またはeノードB)との間の接続を確立または再確立するために、ランダムアクセス手順が利用される。ランダムアクセス手順は、無線リンクを確立する(たとえば、RRC_IDLEからRRC_CONNECTED状態に移行する)ときにアクセスを可能にするため、無線リンク障害時に無線リンクを再確立するため、アップリンク同期を失ったかまたは取得しなかったユーザ機器のためのアップリンク同期を確立するため、新しいセルとの新しい同期を確立する必要があるときにハンドオーバ動作を可能にするためなど、いくつかの目的に役立ち得る。
このセクションは、いくつかの例示的な実施形態の概要を与えるものであり、開示する実施形態の範囲を限定するものではない。
本開示は、複数コンポーネントキャリアワイヤレス通信ネットワークにおいて競合なしランダムアクセス手順と競合ベースランダムアクセス手順とを可能にするシステム、方法、装置およびコンピュータプログラム製品に関する。例示的な一態様は、ユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信することを備える、ワイヤレス通信のための方法に関する。ユーザ機器は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含む複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され得る。ユーザ機器によって競合なしランダムアクセス手順の一部として使用され得るこの例示的な方法によれば、要求は、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される。本方法は、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することをさらに含む。本方法はまた、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスメッセージを送信することと、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信することとを含むことができる。
本開示の一態様では、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは、システム情報ブロック2(SIB2:system information block 2)シグナリングに従って第1のダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。別の態様では、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは、第1の選択されたアップリンクコンポーネントキャリアを選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクするユーザ機器固有シグナリングに従って、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアとすることができる。
一態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを含み、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。別の態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを含み、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは2次アップリンクコンポーネントキャリアである。ユーザ機器は、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値と実質的に同じであるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することができる。別の例では、ユーザ機器は、1次アップリンクコンポーネントキャリアのアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択し、アップリンク制御情報の適切な送信を可能にするために、1次アップリンクコンポーネントキャリアのためのアップリンク同期を取得することができる。
一態様によれば、ユーザ機器において受信された要求は、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアと、示されたアップリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに関係する情報を含み、示されたアップリンクコンポーネントキャリアはアップリンクコンポーネントキャリアとして選択される。一例では、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答は、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って示されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた第2のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される。別の例では、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答が、第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される。さらに別の例では、受信された応答はスクランブルされた応答であり、ユーザ機器は、特定のアップリンクコンポーネントキャリアを確認するために、特殊シグナチャシーケンス番号または予約済みランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI:random access radio network temporary identifier)に従って応答をデスクランブルする。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用する複数のコンポーネントキャリアを構成することを含む、ワイヤレス通信のための方法に関する。複数のコンポーネントキャリアは、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み得る。本方法は、各アップリンクコンポーネントキャリアが、少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたワイヤレス通信ネットワークのeノードBによって、競合なしランダムアクセス手順の一部として使用され得る。本方法は、ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求をユーザ機器に送信することと、複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信することであって、アップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信することと、ユーザ機器に応答を送信することとをさらに含む。
別の態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリアは1次ダウンリンクコンポーネントキャリアであり、ランダムアクセスメッセージは1次アップリンクコンポーネントキャリア上で受信される。
別の態様は、プロセッサと、プロセッサ実行可能コードを記憶するメモリとを備えるユーザ機器に関する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、本ユーザ機器が、ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含む複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成されたときにランダムアクセス手順についての要求を受信するように本ユーザ機器を構成する。要求は、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信され得る。プロセッサ実行可能コードはまた、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスメッセージを送信することと、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信することとを行うように本ユーザ機器を構成し得る。
別の態様は、プロセッサと、プロセッサ実行可能コードを記憶するメモリとを備えるデバイスに関する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、本デバイスに、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用する複数のコンポーネントキャリアを構成させる。複数のコンポーネントキャリアは、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み得る。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求をユーザ機器に送信するように本デバイスを構成する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、本デバイスが、複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信することであって、アップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信することと、ユーザ機器に応答を送信することとを可能にする。
別の態様は、ユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信するための手段であって、ユーザ機器が、ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、要求が複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信するための手段を含むデバイスに関する。本デバイスはまた、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段を含む。本デバイスはまた、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスメッセージを送信するための手段と、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信するための手段とを含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するための手段を含むデバイスに関する。本デバイスはまた、ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段と、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求をユーザ機器に送信するための手段とを含む。本デバイスは、複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信するための手段であって、アップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信するための手段を含み、ユーザ機器に応答を送信するための手段をも含むことができる。
別の態様は、ユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信するためのプログラムコードであって、ユーザ機器が、ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含む複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、要求が複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信するためのプログラムコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品はまた、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードと、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスメッセージを送信するためのプログラムコードとを含む。本コンピュータプログラム製品は、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信するためのプログラムコードをさらに含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するためのプログラムコードであって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するためのプログラムコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品はまた、ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードと、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求をユーザ機器に送信するためのプログラムコードとを含む。本コンピュータプログラム製品は、複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信するためのプログラムコードであって、アップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信するためのプログラムコードと、ユーザ機器に応答を送信するためのプログラムコードとをさらに含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することであって、ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択することを含む、ワイヤレス通信のための方法に関する。本方法は、ユーザ機器によって競合ベースランダムアクセス手順の一部として使用され得、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を送信することと、複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求に対する応答を受信することであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信することとをさらに含む。
一態様では、ユーザ機器は、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスチャネルを使用するように構成される。別の態様では、アップリンクコンポーネントキャリアを選択することの一部として、ユーザ機器は、ユーザ機器が使用するために構成された複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセットから第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別する。第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされ得るか、または第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは、ユーザ機器固有シグナリングに従って選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされ得る。ユーザ機器固有シグナリングが使用されるシナリオにおいて、ユーザ機器は、時間リソースと、周波数リソースと、シグナチャ空間リソースとを含むグループから選択されたランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)リソースに従って、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別することができる。
一態様によれば、複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことができ、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは1次ダウンリンクコンポーネントキャリアである。別の実施形態では、複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは2次ダウンリンクコンポーネントキャリアである。
別の態様では、複数のコンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことができ、ユーザ機器は、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択する。第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが2次ダウンリンクコンポーネントキャリアであるシナリオでは、ユーザ機器は、ユーザ機器が使用するために構成された複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、各2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得することができる。ユーザ機器はまた、アクティブなサブセット内の1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得することができ、1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器以外のワイヤレスネットワーク中のエンティティによって識別される。
別の態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことができ、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、第1のダウンリンクキャリアは信頼できないと判断される。ユーザ機器は、ランダムアクセス要求の送信のための1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを新たに選択する。複数のコンポーネントキャリアは1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことができ、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、第1のアップリンクコンポーネントキャリアは信頼できないと判断され、信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた新しい1次アップリンクコンポーネントキャリアが、ユーザ機器のために構成される。
別の態様によれば、複数のコンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことができ、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアとすることができ、第1のアップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断され、ユーザ機器は、信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリア上で競合なしランダムアクセス要求を受信する。要求は、1次アップリンクコンポーネントキャリアと信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに関する指示を含むことができる。一態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを含み、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、ユーザ機器は、1次アップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断されたとき、無線リンク障害を宣言する。
別の態様では、複数のコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを含み、ユーザ機器は、ランダムアクセス要求を送信するための2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択する。選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは信頼できないものとして検出され得、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは信頼できるものとして検出され得、ユーザ機器は、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアにリンクされたアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を収集することができる。別の例示的な例では、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは、信頼できないものとして検出され得、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは、信頼できるものとして検出され得、ユーザ機器は、少なくとも1つのアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を達成することに成功するまで、複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得しようと反復的に試みることができる。ユーザ機器は、同期取得の試みのいずれも成功しない場合、無線リンク障害を宣言するかまたは与えることができる。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成することであって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成することを含む、ワイヤレス通信のための方法に関する。eノードBによって競合ベースランダムアクセス手順の一部として使用され得るこの例示的な方法は、複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセス要求を受信することであって、第1のアップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信することをさらに含む。本方法はまた、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信することであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信することを含む。
別の態様は、プロセッサと、プロセッサ実行可能コードを記憶するメモリとを備えるユーザ機器に関する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、ランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することであって、本ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択することを行うように本ユーザ機器を構成する。プロセッサ実行可能コードはまた、プロセッサによって実行されたとき、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を送信することと、複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求に対する応答を受信することであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信することとを行うように本ユーザ機器を構成する。
一態様では、プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、本ユーザ機器が使用するために構成された複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、各2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得するように本ユーザ機器を構成する。別の態様では、プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、本ユーザ機器が使用するために構成された複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得するように本ユーザ機器を構成し、1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアは、本ユーザ機器以外のワイヤレスネットワーク中のエンティティによって識別される。
別の態様は、プロセッサと、プロセッサ実行可能コードを記憶するメモリとを備えるユーザ機器に関する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、複数のコンポーネントキャリアを利用することであって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、利用することを行うように本ユーザ機器を構成する。プロセッサ実行可能コードはまた、プロセッサによって実行されたとき、複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を受信することであって、第1のアップリンクコンポーネントキャリアが本ユーザ機器によって識別される、受信することを行うように本ユーザ機器を構成する。プロセッサ実行可能コードは、プロセッサによって実行されたとき、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信することであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信することを行うように本ユーザ機器をさらに構成する。
別の態様は、ユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段であって、ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択するための手段を含むワイヤレス通信デバイスに関する。本ワイヤレス通信デバイスはまた、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を送信するための手段と、複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求に対する応答を受信するための手段であって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信するための手段とを含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するための手段を含むワイヤレス通信デバイスに関する。本ワイヤレス通信デバイスはまた、複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセス要求を受信するための手段であって、第1のアップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信するための手段を含む。本ワイヤレス通信デバイスは、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信するための手段であって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信するための手段をさらに含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードであって、ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択するためのプログラムコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品は、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を送信するためのプログラムコードと、複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求に対する応答を受信するためのプログラムコードであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信するためのプログラムコードとをさらに含む。
別の態様は、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するためのプログラムコードであって、複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含み、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するためのプログラムコードを含む、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータプログラム製品は、複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセス要求を受信するためのプログラムコードであって、第1のアップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって識別される、受信するためのプログラムコードをさらに含む。本コンピュータプログラム製品は、複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信するためのプログラムコードであって、第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信するためのプログラムコードをさらに含む。
様々な実施形態のこれらおよび他の特徴は、その動作の構成および様式とともに、添付の図面とともに以下の発明を実施するための形態を読めば明らかになろう。図面全体にわたって、同様の部分を指すのに同様の参照符号を使用する。
添付の図面を参照することによって、様々な開示する実施形態について、限定ではなく例として説明する。
ワイヤレス通信システムを示す図。 通信システムのブロック図。 例示的なワイヤレスネットワークを示す図。 通信のための複数コンポーネントキャリアを利用するワイヤレスシステムを示す図。 ワイヤレス通信システムにおける例示的なアップリンク無線フレームタイミング同期を示す図。 競合ベースランダムアクセス手順でのユーザ機器とeノードBとの間の通信を示す図。 競合なしランダムアクセス手順でのユーザ機器とeノードBとの間の通信を示す図。 ランダムアクセス動作を実行する例示的な異種ネットワーク(hetNet)を示す図。 ユーザ機器によって競合なしランダムアクセス手順を可能にするための例示的な動作のセットを示す図。 ワイヤレスネットワークエンティティによって競合なしランダムアクセス手順を可能にするための例示的な動作のセットを示す図。 ユーザ機器によって競合ベースランダムアクセス手順を可能にするための例示的な動作のセットを示す図。 ワイヤレスネットワークエンティティによって競合ベースランダムアクセス手順を可能にするための例示的な動作のセットを示す図。 アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けを示す図。 本開示による様々な実施形態が実装され得るシステムを示す図。 本開示による様々な実施形態が実装され得る装置を示す図。
以下の記述では、限定ではなく説明の目的で、様々な開示する実施形態の使用に関する理解を与えるために詳細および説明を記載する。ただし、様々な実施形態は、これらの詳細および説明から逸脱する他の実施形態において実施され得ることが当業者には明らかであろう。
本明細書で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを指すものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラムおよび/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方を構成要素とすることができる。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素が1つのコンピュータ上に配置され得、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム、分散システム内の別の構成要素と対話する、および/またはインターネットなどのネットワーク上で信号を介して他のシステムと対話する、1つの構成要素からのデータ)を有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
さらに、本明細書では、いくつかの実施形態について、ユーザ機器に関して説明する。ユーザ機器は、ユーザ端末とも呼ばれ、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルワイヤレス端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、遠隔局、リモート端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置またはユーザエージェントの機能の一部または全部を含み得る。ユーザ機器は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線、ワイヤレスモデムカード、および/またはワイヤレスシステムを介して通信するための別の処理デバイスとすることができる。さらに、本明細書では基地局に関する様々な態様について説明する。基地局は、1つまたは複数のワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノード、ワイヤレスノード、ノードB、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)または何らかの他のネットワークエンティティと呼ばれることもあり、それらの機能の一部または全部を含み得る。基地局は、エアインターフェースを介してワイヤレス端末と通信する。通信は、1つまたは複数のセクタを通して行われ得る。基地局は、受信したエアインターフェースフレームをインターネットプロトコル(IP)パケットに変換することによって、ワイヤレス端末と、IPネットワークを含むことができるアクセスネットワークの残部との間のルータとして働くことができる。基地局はまた、エアインターフェースの属性の管理を調整することができ、また、ワイヤードネットワークとワイヤレスネットワークとの間のゲートウェイであり得る。
様々な態様、実施形態または特徴は、いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムに関して提示される。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
さらに、「例示的」という単語は、本明細書では、例、事例または例示の働きをすることを意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる実施形態または設計も、必ずしも他の実施形態または設計よりも好ましいまたは有利なものと解釈すべきではない。むしろ、例示的という単語の使用は、概念を具体的な方法で提示するものである。
様々な開示する実施形態は、通信システムに組み込まれ得る。一例では、そのような通信システムは、全システム帯域幅を、周波数サブチャネル、トーンまたは周波数ビンと呼ばれることもある複数(NF)個のサブキャリアに効果的に区分する直交周波数分割多重(OFDM)を利用する。OFDMシステムでは、まず、送信すべきデータ(すなわち、情報ビット)を特定の符号化方式を用いて符号化して符号化ビットを発生し、符号化ビットをさらにマルチビットシンボルにグループ化し、次いで、これらのマルチビットシンボルを変調シンボルにマッピングする。各変調シンボルは、データ送信のために使用される特定の変調方式(たとえば、M−PSKまたはM−QAM)によって定義された信号コンスタレーション中のポイントに対応する。各周波数サブキャリアの帯域幅に依存し得る各時間間隔において、変調シンボルは、NF個の周波数サブキャリアの各々上で送信され得る。したがって、システム帯域幅にわたって異なる減衰量によって特徴づけられる、周波数選択性フェージングによって引き起こされたシンボル間干渉(ISI)をなくすために、OFDMが使用され得る。
先に説明したように、基地局とユーザ機器との間のアップリンクおよびダウンリンクにおける通信は、単入力単出力(SISO)、多入力単出力(MISO)、単入力多出力(SIMO)または多入力多出力(MIMO)システムを通して確立され得る。MIMOシステムは、データ伝送のために複数(NT)個の送信アンテナと複数(NR)個の受信アンテナとを採用する。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されたMIMOチャネルは、空間チャネル(またはレイヤ)とも呼ばれるNS個の独立チャネルに分解され得、ここで、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルの各々は1つの次元に対応する。MIMOシステムは、複数の送信アンテナと受信アンテナとによって生成された追加の次元数が利用された場合、改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を与えることができる。MIMOシステムはまた、時分割複信(TDD)システムと周波数分割複信(FDD)システムとをサポートする。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナが基地局で利用可能なとき、基地局は順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を取り出すことが可能になる。
図1に、本明細書で開示する様々な態様が実施され得るワイヤレス通信システムを示す。図示のように、基地局100が、複数のアンテナグループを含み得、各アンテナグループは、1つまたは複数のアンテナを備え得る。たとえば、基地局100が6つのアンテナを備える場合、あるアンテナグループが、第1のアンテナ104と第2のアンテナ106とを備え得、別のアンテナグループが、第3のアンテナ108と第4のアンテナ110とを備え得、第3のグループが、第5のアンテナ112と第6のアンテナ114とを備え得る。上記のアンテナグループの各々が2つのアンテナを有するとして特定されたが、各アンテナグループ中でより多いまたはより少ないアンテナが利用され得、各アンテナおよび各アンテナグループに関して様々な配向に配設され得ることに留意されたい。
第1のユーザ機器116は、第1の順方向リンク120を介した第1のユーザ機器116への情報の送信と、第1の逆方向リンク118を介した第1のユーザ機器116からの情報の受信とを可能にするために、たとえば、第5のアンテナ112と第6のアンテナ114と通信するものとして示されている。また、図1に、第2の順方向リンク126を介した第2のユーザ機器122への情報の送信と第2の逆方向リンク124を介した第2のユーザ機器122からの情報の受信とを可能にするために、たとえば、第3のアンテナ108と第4のアンテナ110と通信する第2のユーザ機器122を示す。周波数分割複信(FDD)システムでは、図1に示す通信リンク118、120、124、126は、通信のための異なる周波数を使用し得る。たとえば、第1の順方向リンク120は、第1の逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用し得る。
いくつかの実施形態では、アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、しばしば、基地局のセクタと呼ばれる。たとえば、図1に示す異なるアンテナグループが、基地局100のセクタ中のユーザ機器に通信するように設計され得る。順方向リンク120および126を介した通信では、基地局100の送信アンテナは、異なるユーザ機器116および122に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用する。また、そのカバレージエリア全体にわたってランダムに散在するユーザ機器に送信するためにビームフォーミングを使用する基地局は、単一のアンテナを介してそのすべてのユーザ機器にオムニ指向的に送信する基地局よりも、近隣セル中のユーザ機器への干渉が小さくなる。
様々な開示する実施形態のいくつかに適応し得る通信ネットワークは、制御チャネルとトラフィックチャネルとに分類される論理チャネルを含み得る。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのダウンリンクチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH:broadcast control channel)、ページング情報を転送するダウンリンクチャネルであるページング制御チャネル(PCCH:paging control channel)、1つまたは複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH:multicast traffic channel)のためのマルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS:multimedia broadcast and multicast service)スケジューリングおよび制御情報を送信するために使用されるポイントツーマルチポイントダウンリンクチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH:multicast control channel)を含み得る。概して、無線リソース制御(RRC:radio resource control)接続を確立した後、MCCHは、MBMSを受信するユーザ機器によってのみ使用され得る。専用制御チャネル(DCCH:dedicated control channel)は、RRC接続を有するユーザ機器によって使用されるユーザ固有の制御情報などの専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルである別の論理制御チャネルである。また、共通制御チャネル(CCCH:common control channel)は、ランダムアクセス情報のために使用され得る論理制御チャネルである。論理トラフィックチャネルは、ユーザ情報の転送のための1つのユーザ機器に専用のポイントツーポイント双方向チャネルである専用トラフィックチャネル(DTCH:dedicated traffic channel)を備え得る。また、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、トラフィックデータのポイントツーマルチポイントダウンリンク送信のために使用され得る。
様々な実施形態のいくつかに適応する通信ネットワークは、さらに、ダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)とに分類される論理トランスポートチャネルを含み得る。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH:broadcast channel)、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH:downlink shared data channel)、マルチキャストチャネル(MCH:multicast channel)、およびページングチャネル(PCH:Paging Channel)を含み得る。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)、要求チャネル(REQCH:request channel)、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH:uplink shared data channel)、および複数の物理チャネルを含み得る。物理チャネルはまた、ダウンリンクチャネルおよびアップリンクチャネルのセットを含み得る。
いくつかの開示する実施形態では、ダウンリンク物理チャネルは、共通パイロットチャネル(CPICH:common pilot channel)、同期チャネル(SCH:synchronization channel)、共通制御チャネル(CCCH)、共有ダウンリンク制御チャネル(SDCCH:shared downlink control channel)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有アップリンク割当てチャネル(SUACH:shared uplink assignment channel)、肯定応答チャネル(ACKCH:acknowledgement channel)、ダウンリンク物理共有データチャネル(DL−PSDCH:downlink physical shared data channel)、アップリンク電力制御チャネル(UPCCH:uplink power control channel)、ページングインジケータチャネル(PICH:paging indicator channel)、負荷インジケータチャネル(LICH:load indicator channel)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH:physical hybrid ARQ indicator channel)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)および物理マルチキャストチャネル(PMCH:physical multicast channel)のうちの少なくとも1つを含み得る。アップリンク物理チャネルは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)、チャネル品質インジケータチャネル(CQICH:channel quality indicator channel)、肯定応答チャネル(ACKCH:acknowledgement channel)、アンテナサブセットインジケータチャネル(ASICH:antenna subset indicator channel)、共有要求チャネル(SREQCH:shared request channel)、アップリンク物理共有データチャネル(UL−PSDCH:uplink physical shared data channel)、ブロードバンドパイロットチャネル(BPICH:broadband pilot channel)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)のうちの少なくとも1つを含み得る。
さらに、様々な開示する実施形態について説明する際に以下の用語および特徴が使用され得る。
3G 第3世代(3rd Generation)
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)
ACLR 隣接チャネル漏洩比(adjacent channel leakage ratio)
ACPR 隣接チャネル電力比(adjacent channel power ratio)
ACS 隣接チャネル選択度(adjacent channel selectivity)
ADS 高度設計システム(Advanced Design System)
AMC 適応変調コーディング(adaptive modulation and coding)
A−MPR 追加最大電力低減(additional maximum power reduction)
ARQ 自動再送要求(automatic repeat request)
BCCH ブロードキャスト制御チャネル(broadcast control channel)
BTS 送受信基地局(base transceiver station)
CDD 巡回遅延ダイバーシティ(cyclic delay diversity)
CCDF 相補累積分布関数(complementary cumulative distribution function)
CDMA 符号分割多元接続(code division multiple access)
CFI 制御フォーマットインジケータ(control format indicator)
Co−MIMO 協調MIMO(cooperative MIMO)
CP サイクリックプレフィックス(cyclic prefix)
CPICH 共通パイロットチャネル(common pilot channel)
CPRI 共通公衆無線インターフェース(common public radio interface)
CQI チャネル品質インジケータ(channel quality indicator)
CRC 巡回冗長検査(cyclic redundancy check)
DCI ダウンリンク制御インジケータ(downlink control indicator)
DFT 離散フーリエ変換(discrete Fourier transform)
DFT−SOFDM 離散フーリエ変換拡散OFDM(discrete Fourier transform spread OFDM)
DL ダウンリンク(downlink、基地局から加入者への送信)
DL−SCH ダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel)
DSP デジタル信号処理(digital signal processing)
DT 開発ツールセット(development toolset)
DVSA デジタルベクトル信号分析(digital vector signal analysis)
EDA 電子設計オートメーション(electronic design automation)
E−DCH 拡張専用チャネル(enhanced dedicated channel)
E−UTRAN 発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(evolved UMTS terrestrial radio access network)
eMBMS 発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(evolved multimedia broadcast multicast service)
eNB 発展型ノードB(evolved Node B)
EPC 発展型パケットコア(evolved packet core)
EPRE リソース要素当たりのエネルギー(energy per resource element)
ETSI 欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute)
E−UTRA 発展型UTRA(evolved UTRA)
E−UTRAN 発展型UTRAN(evolved UTRAN)
EVM エラーベクトル振幅(error vector magnitude)
FDD 周波数分割複信(frequency division duplex)
FFT 高速フーリエ変換(fast Fourier transform)
FRC 固定基準チャネル(fixed reference channel)
FS1 フレーム構造タイプ1(frame structure type 1)
FS2 フレーム構造タイプ2(frame structure type 2)
GSM(登録商標) モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communication)
HARQ ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request)
HDL ハードウェア記述言語(hardware description language)
HI HARQインジケータ(HARQ indicator)
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス(high speed downlink packet access)
HSPA 高速パケットアクセス(high speed packet access)
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス(high speed uplink packet access)
IFFT 逆FFT(inverse FFT)
IOT 相互運用性テスト(interoperability test)
IP インターネットプロトコル(internet protocol)
LO 局部発振器(local oscillator)
LTE ロングタームエボリューション(Long term evolution)
MAC 媒体アクセス制御(medium access control)
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service)
MBSFN マルチキャスト/ブロードキャスト単一周波数ネットワーク(multicast/broadcast over single-frequency network)
MCH マルチキャストチャネル(multicast channel)
MIMO 多入力多出力(multiple input multiple output)
MISO 多入力単出力(multiple input single output)
MME モビリティ管理エンティティ(mobility management entity)
MOP 最大出力電力(maximum output power)
MPR 最大電力低減(maximum power reduction)
MU−MIMO マルチユーザMIMO(multiple user MIMO)
NAS 非アクセス層(non-access stratum)
OBSAI オープン基地局アーキテクチャインターフェース(open base station architecture interface)
OFDM 直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing)
OFDMA 直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access)
PAPR ピーク対平均電力比(peak-to-average power ratio)
PAR ピーク対平均値比(peak-to-average ratio)
PBCH 物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel)
P−CCPCH 1次共通制御物理チャネル(primary common control physical channel)
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル(physical control format indicator channel)
PCH ページングチャネル(paging channel)
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel)
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol)
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel)
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(physical hybrid ARQ indicator channel)
PHY 物理層(physical layer)
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel)
PMCH 物理マルチキャストチャネル(physical multicast channel)
PMI プリコーディング行列インジケータ(pre-coding matrix indicator)
P−SCH 1次同期信号(primary synchronization signal)
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel)
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel)。
RACH ランダムアクセスチャネル(random access channel)
TDD 時分割複信(Time division duplex)
図2に、本開示による様々な実施形態に適応し得る例示的な通信システムのブロック図を示す。通信システム200は、図2に例示的に示すMIMOシステムであり得、送信機システム210(たとえば、基地局またはアクセスポイント)と受信機システム250(たとえば、アクセス端末またはユーザ機器)とを備えるMIMOシステムであり得る。基地局が送信機システム210と呼ばれ、ユーザ機器が受信機システム250と呼ばれるが、図示のように、これらのシステムの実施形態は双方向通信が可能であることを当業者は諒解されよう。その点について、「送信機システム210」および「受信機システム250」という用語は、いずれかのシステムからの単一の指向性通信を暗示するために使用されるべきでない。また、図2の送信機システム210および受信機システム250は、各々、図2に明示的に示されていない複数の他の受信機システムおよび送信機システムと通信することが可能であることに留意されたい。送信機システム210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に供給される。各データストリームは、それぞれの送信機システムを介して送信され得る。TXデータプロセッサ214は、コード化データを与えるために、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブする。
各データストリームのコード化データは、たとえば、OFDM技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得て知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、コーディング、および変調は、送信機システム210のプロセッサ230によって実行される命令によって判断され得る。
図2の例示的なブロック図では、すべてのデータストリームの変調シンボルはTX MIMOプロセッサ220に供給され得、TX MIMOプロセッサ220は、(たとえば、OFDM用に)変調シンボルをさらに処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調シンボルストリームを、NT個の送信機システムトランシーバ(TMTR:transmitter system transceiver)222a〜222tに供給する。一実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、さらに、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されているアンテナとにビームフォーミング重みを適用し得る。
各送信機システムトランシーバ222a〜222tは、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。いくつかの実施形態では、調整は、限定はしないが、増幅、フィルタ処理、アップコンバージョンなどの動作を含み得る。次いで、送信機システムトランシーバ222a〜222tによって生成された被変調信号は、図2に示す送信機システムアンテナ224a〜224tから送信される。
受信機システム250では、送信された被変調信号は受信機システムアンテナ252a〜252rによって受信され得、受信機システムアンテナ252a〜252rの各々からの受信信号は、それぞれの受信機システムトランシーバ(RCVR:receiver system transceiver)254a〜254rに供給される。各受信機システムトランシーバ254a〜254rは、それぞれの受信信号を調整し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを与え、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与え得る。いくつかの実施形態では、調整は、限定はしないが、増幅、フィルタ処理、ダウンコンバージョンなどの動作を含み得る。
次いで、RXデータプロセッサ260は、受信機システムトランシーバ254a〜254rからシンボルストリームを受信し、特定の受信機処理技法に基づいて処理して、複数の「検出」シンボルストリームを与える。一例では、各検出シンボルストリームは、対応するデータストリームに関して送信されるシンボルの推定値であるシンボルを含むことができる。次いで、RXデータプロセッサ260は、少なくとも部分的に、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、対応するデータストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210におけるTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実行される処理を補足するものであり得る。RXデータプロセッサ260は、さらに、処理されたシンボルストリームをデータシンク264に供給することができる。
いくつかの実施形態では、チャネル応答推定が、RXデータプロセッサ260によって発生され、受信機システム250において空間/時間処理を実行し、電力レベルを調整し、変調レートまたは方式を変更し、および/または他の適切なアクションを実行するために使用され得る。さらに、RXデータプロセッサ260は、検出シンボルストリームの信号対雑音比(SNR:signal-to-noise ratio)および信号対干渉比(SIR:signal-to-interference ratio)などのチャネル特性をさらに推定することができる。次いで、RXデータプロセッサ260は、推定されたチャネル特性をプロセッサ270に供給することができる。一例では、受信機システム250のRXデータプロセッサ260および/またはプロセッサ270は、システムに関する「動作」SNRの推定値をさらに導出することができる。受信機システム250のプロセッサ270はまた、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する情報を含み得るチャネル状態情報(CSI:channel state information)(いくつかの実施形態ではチャネルステータス情報とも呼ばれる)を与えることができる。たとえば、動作SNRおよび他のチャネル情報を含み得るこの情報は、たとえば、ユーザ機器のスケジューリング、MIMOの設定、変調およびコーディングの選択などに関して適切な決定を行うために、送信機システム210(たとえば、基地局またはeノードB)によって使用され得る。受信機システム250において、プロセッサ270によって生成されたCSIは、TXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、受信機システムトランシーバ254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返信される。さらに、受信機システム250にあるデータソース236は、TXデータプロセッサ238によって処理される追加のデータを与えることができる。
いくつかの実施形態では、受信機システム250にあるプロセッサ270はまた、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断し得る。プロセッサ270は、行列インデックス部とランク値部とを備える逆方向リンクメッセージを作成する。逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備え得る。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信し得る、受信機システム250にあるTXデータプロセッサ238によって処理される。処理された情報は、次いで、変調器280によって変調され、受信機システムトランシーバ254a〜254rのうちの1つまたは複数によって調整され、送信機システム210に返信される。
MIMO通信システム200のいくつかの実施形態では、受信機システム250は、空間多重化信号を受信し、処理することが可能である。これらのシステムでは、空間多重化は、送信機システムアンテナ224a〜224t上で異なるデータストリームを多重化し、送信することによって、送信機システム210において発生する。これは、複数の送信機システムアンテナ224a〜224tから同じデータストリームが送られる送信ダイバーシティ方式の使用とは対照的である。空間多重化された信号を受信し処理することが可能なMIMO通信システム200では、プリコード行列は、送信機システムアンテナ224a〜224tの各々から送信される信号が互いから十分に無相関化されることを確実にするために、典型的には、送信機システム210において使用される。この無相関化は、特定の受信機システムアンテナ252a〜252rに到着するコンポジット信号が受信され得、個々のデータストリームが、他の送信機システムアンテナ224a〜224tからの他のデータストリームを搬送する信号の存在下で判断され得ることを確実にする。
ストリーム間の相互相関の量は環境によって影響を受け得るので、受信機システム250が、受信信号に関する情報を送信機システム210にフィードバックすることが有利である。これらのシステムでは、送信機システム210と受信機システム250の両方は、いくつかのプリコーディング行列をもつコードブックを含んでいる。これらのプリコーディング行列の各々は、いくつかの例では、受信信号中で受ける相互相関の量に関係し得る。行列中で値ではなく特定の行列のインデックスを送ることが有利であるので、受信機システム250から送信機システム210に送られるフィードバック制御信号は、典型的には、特定のプリコーディング行列のインデックスを含んでいる(すなわち、プリコーディング行列インジケータ(PMI:precoding matrix indicator))。いくつかの事例において、フィードバック制御信号はまた、空間多重化において何個の独立データストリームを使用すべきかを送信機システム210に示すランクインジケータ(RI:rank indicator)を含む。
MIMO通信システム200の他の実施形態は、上記で説明した空間多重化方式の代わりに送信ダイバーシティ方式を利用するように構成される。これらの実施形態では、同じデータストリームが、送信機システムアンテナ224a〜224t上で送信される。これらの実施形態では、受信機システム250に与えられるデータレートは、典型的には、空間多重化MIMO通信システム200よりも低くなる。これらの実施形態は、通信チャネルのロバストネスおよび信頼性を与える。送信ダイバーシティシステムでは、送信機システムアンテナ224a〜224tから送信される信号の各々は、異なる干渉環境(たとえば、フェージング、反射、マルチパス位相シフト)を受けることになる。これらの実施形態では、受信機システムアンテナ252a〜254rにおいて受信される異なる信号特性は、適切なデータストリームを判断するのに有用である。これらの実施形態では、ランクインジケータは、典型的には1に設定され、送信機システム210に空間多重化を使用しないように伝える。
他の実施形態は、空間多重化と送信ダイバーシティの組合せを利用し得る。たとえば、4つの送信機システムアンテナ224a〜224tを利用するMIMO通信システム200では、第1のデータストリームが、送信機システムアンテナ224a〜224tのうちの2つの上で送信され、第2のデータストリームが、残りの2つの送信機システムアンテナ224a〜224t上で送信され得る。これらの実施形態では、ランクインデックスは、プリコード行列の全ランクよりも小さい整数に設定され、空間多重化と送信ダイバーシティの組合せを採用することを送信機システム210に示す。
送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、送信機システムアンテナ224a〜224tによって受信され、送信機システムトランシーバ222a〜222tによって調整され、送信機システム復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信された予備リンクメッセージを抽出する。いくつかの実施形態では、送信機システム210のプロセッサ230は、次いで、将来の順方向リンク送信にどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。他の実施形態では、プロセッサ230は、将来の順方向リンク送信のためのビームフォーミング重みを調整するために受信信号を使用する。
他の実施形態では、報告されたCSIは、たとえば、1つまたは複数のデータストリームのために使用されるべきデータレートならびにコーディングおよび変調方式を判断するために、送信機システム210のプロセッサ230に供給され、使用され得る。判断されたコーディングおよび変調方式は、次いで、受信機システム250への後の送信における量子化および/または使用のために、送信機システム210にある1つまたは複数の送信機システムトランシーバ222a〜222tに供給され得る。追加および/または代替として、報告されたCSIは、TXデータプロセッサ214およびTX MIMOプロセッサ220のための様々な制御を発生するために送信機システム210のプロセッサ230によって使用され得る。一例では、送信機システム210のRXデータプロセッサ242によって処理されるCSIおよび/または他の情報は、データシンク244に供給され得る。
いくつかの実施形態では、送信機システム210にあるプロセッサ230および受信機システム250にあるプロセッサ270は、それらのそれぞれのシステムにおいて動作を指示し得る。さらに、送信機システム210にあるメモリ232および受信機システム250にあるメモリ272は、それぞれ送信機システムプロセッサ230および受信機システムプロセッサ270によって使用されるプログラムコードおよびデータの記憶域を与えることができる。さらに、受信機システム250において、N個の受信信号を処理して、NT個の送信シンボルストリームを検出するために、様々な処理技法が使用され得る。これらの受信機処理技法は、等化技法を含むことができる空間および時空間受信機処理技法、「逐次ヌル化/等化および干渉消去」受信機処理技法、および/または「逐次干渉消去」もしくは「逐次消去」受信機処理技法を含むことができる。
開示する実施形態は、周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)モードまたは時分割複信(TDD:time division duplex)モードにおいて動作するシステムとともに使用され得る。FDDシステムでは、アップリンク送信用とダウンリンク送信用とに異なるキャリア周波数が構成される。時分割複信(TDD)システムでは、アップリンク送信とダウンリンク送信とが同じキャリア周波数上で行われるので、フレーム内のアップリンク送信とダウンリンク送信とが時間的に分離される。さらに、TDDフレーム内のアップリンクリソースとダウンリンクリソースとは、必ずしも対称的に割り振られるとは限らない。
図3に、本開示に関連して使用され得るLTEネットワークアーキテクチャにおける例示的なアクセスネットワークを示す。この例では、アクセスネットワーク300は、いくつかのセルラー領域(セル)302に分割される。eノードB304は、セル302に割り当てられ、セル302中のすべてのユーザ機器(UE)306にコアネットワークへのアクセスポイントを与えるように構成される。各ユーザ機器306は、たとえば、ユーザ機器306がアクティブであるかどうか、およびそれがソフトハンドオフ中であるかどうかに応じて、特定の時間に順方向リンクおよび/または逆方向リンク上で1つまたは複数のeノードB304と通信し得る。アクセスネットワーク300は、大きい地理的領域にわたってサービスを与え得、たとえば、図示のセル302は、近傍にある数個のブロックをカバーし得る。
図3の例示的なアクセスネットワーク300には集中コントローラはないが、代替構成および代替実施形態では集中コントローラが使用され得る。他の構成では、1つのeノードB304が、複数のセル302の動作を制御し得る。eノードB304は、コアネットワーク中の無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイへの接続性を含む、無線に関係するすべての機能を担当することができる。図3のネットワークはまた、多地点協調(CoMP:coordinated multipoint)送信および/または受信を可能にするために利用され得る。そのような例示的なシステムでは、システムパフォーマンスを改善するために、異なるセル302にある複数のアンテナからの協調送信が使用され得る。協調送信および/または受信は、セル302内のアンテナサイトから遠くに位置するユーザ機器306のために特に有益である。たとえば、異なるサイトにある複数のアンテナから同じ信号を送信することによって、ユーザ機器306における受信信号の信号対雑音比が改善され得る。
図3ならびに関連する他の図の様々なエンティティについて説明する際、説明の目的で、3GPP LTEまたはLTE−Aワイヤレスネットワークに関連する名称が使用される。ただし、システム400は、限定はしないが、OFDMAワイヤレスネットワーク、CDMAネットワーク、3GPP2 CDMA2000ネットワークなどの他のネットワークにおいて動作するように適応され得ることを諒解されたい。
LTE−Aベースのシステムでは、より広い全送信帯域幅を可能にするために、ユーザ機器がeノードBによって利用される複数のコンポーネントキャリアで構成され得る。そのような構成は、レイヤ3(すなわち、無線リソース制御(RRC:radio resource control))動作による影響を受け得る。その上、eノードBとユーザ機器との間の通信を可能にするために、構成されたコンポーネントキャリアの一部または全部がアクティブにされなければならない。アクティブ化は、レイヤ2シグナリングによって行われ得る。図4に、Nを1以上の整数として、ユーザ機器410が「コンポーネントキャリア1」430〜「コンポーネントキャリアN」440で構成され得る例示的な複数コンポーネントキャリアシステムを示す。図4に、2つ以上のコンポーネントキャリアを示す。ユーザ機器410は、任意の好適な数のコンポーネントキャリアで構成され得、したがって、本明細書で開示され、主張される主題は、2つまたは特定の数のコンポーネントキャリアに限定されないことを諒解されたい。一例では、複数コンポーネントキャリア430〜440のいくつかは、LTE Rel−8キャリアとすることができる。したがって、コンポーネントキャリア430〜440のいくつかは、レガシー(たとえば、LTE Rel−8ベースの)ユーザ機器にはLTEキャリアとして見えることができる。
図4の各コンポーネントキャリア430〜440は、それぞれのダウンリンク432および442、ならびにそれぞれのアップリンク434および444を含むことができる。以下のセクションでは、順方向リンク432〜442の各々はダウンリンクコンポーネントキャリアと呼ばれることがあり、逆方向リンク434〜444の各々はアップリンクコンポーネントキャリアと呼ばれることがある。図4の例示的な図では、等しい数のアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを示していることに留意されたい。ただし、いくつかのシステムでは、アップリンクコンポーネントキャリアの数はダウンリンクコンポーネントキャリアの数とは異なり得る。追加または代替として、アグリゲートアップリンクコンポーネントキャリアの帯域幅はアグリゲートダウンリンクコンポーネントキャリアの帯域幅とは異なり得る。
いくつかの複数コンポーネントキャリアシステムでは、ユーザ機器は、ただ1つの1次コンポーネントキャリア(PCC:primary component carrier)と1つまたは複数の2次コンポーネントキャリア(SCC:secondary component carrier)とで構成され得る。いくつかのシナリオでは、ユーザ機器とeノードBとの間の適切な通信を可能にするために、アップリンクコンポーネントキャリアがダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。そのような関連付けまたはリンク付け(linking)は、システム情報ブロック(SIB)の一部として、ユーザ機器にシグナリングされ得る。一例では、SIB2は、アップリンクとダウンリンクとの関連付けをユーザ機器に搬送するために使用される。
ユーザ機器とeノードBとの間の適切な通信は、アップリンク同期の取得および維持を必要とし得る。そのような同期は、同じ情報単位(たとえば、通信システムのサブフレーム)中に送信されるようにスケジュールされたアップリンクデータをもつ複数のユーザ機器間の干渉を回避することができる。ユーザ機器がRRC_CONNECTED状態にあるとき、eノードBは、ユーザ機器がそれのアップリンク送信のタイミングを調整することを可能にするためにタイミング制御情報の一部としてタイミングアドバンス値を与えることができる。
一実施形態によるアップリンク同期のコンテキストにおけるタイミングアドバンス値について、図5を参照しながら説明する。eノードBによってユーザ機器に与えられる例示的なタイミングアドバンス(TA:timing advance)コマンドは、アップリンク送信無線フレームのタイミングが、そのユーザ機器に関連付けられたダウンリンク無線フレームの現在のタイミングに対してどのように調整されるべきかについての情報を含む。図5に、通信システムの所与のユーザ機器についてのアップリンク無線フレームとダウンリンク無線フレームとの間の例示的なタイミング関係を示す。図5の例示的な図に示すように、アップリンク無線フレームi504の送信は、ダウンリンク無線フレームi502の送信の(NTA+NTA offset)×T秒前に開始し、ただし、Tは基本時間単位であり、LTEシステムの場合は1/(15,000×2,048)秒に等しい。NTA offsetは、LTEフレーム構造タイプ1の場合は0であり、LTEフレーム構造タイプ2の場合は624である(ランダムアクセス応答以外では上記のとおりであり、ランダムアクセス応答では、NTA offsetは、両方のフレーム構造タイプの場合0である)。アップリンク同期にとって必要なタイミング調整を実施するために、タイミングアドバンスコマンドは、ユーザ機器が、タイミングアドバンス値NTAを確認することを可能にする。
アップリンク送信とダウンリンク送信との間の同期は、(たとえば、アップリンク送信が長い間行われない場合、および/またはユーザ機器が依然として前のタイミング制御コマンドを実施するプロセスにある間に新しいタイミング制御情報が発行されたとき)システムおよびトラッキング許容誤差により、歪むかまたは失われることがある。アップリンクが同期されないと宣言された場合、アップリンク同期を再取得するためにランダムアクセス手順が開始され得る。また、ユーザ機器がRRC_IDLE状態からRRC_CONNECTED状態に移動しているとき、新しい無線リンクが無線リンク障害後に確立されたとき、新しいセルへのハンドオーバ中にアップリンク同期が必要とされるとき、一意のユーザ機器識別情報(たとえば、セル無線ネットワーク一時識別情報(C−RNTI:Cell Radio Network Temporary Identity))のアップリンク同期および/または割当てが必要とされる他のシナリオにおいて、ランダムアクセス手順が開始され、アップリンク同期が取得される。LTEシステムにおけるランダムアクセス手順は、競合ベースおよび競合なしの2つの形態のうちの1つで行われ得る。
図6の例示的な図に示す競合ベースランダムアクセス手順では、ユーザ機器602は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)上でランダムアクセス要求606をeノードB604に送信することによって、ランダムアクセス手順を開始する。要求606は、セルに関連付けられたプリアンブルシーケンスの特定のグループから選択されたプリアンブルを備える。たとえば、セルは、64個のプリアンブルのセット、競合ベースランダムアクセス手順を開始するためにユーザ機器602によって使用され得るサブセットを有し得る。残りのプリアンブルは、競合なし手順のために予約される。ランダムアクセス要求606を受信することに応答して、eノードB604は、ユーザ機器602に応答608を送信する。そのような応答は、タイミング情報、C−RNTIまたはランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI)、アップリンク送信などのためのスケジューリング許可などの情報を含む。応答608は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で送られる。
競合ベース手順の次のステップでは、ユーザ機器602は、RRC接続要求、スケジューリング要求および他の情報を含むメッセージ610を送ることによってeノードB604に応答する。メッセージ610は、競合解消機構の一部としてeノードB604によって使用されるユーザ機器602識別情報をも含み得る。競合ベース手順では、2つ以上のユーザ機器602が、同時に同じプリアンブルを使用してランダムアクセス手順を開始し得る。したがって、競合ベースランダムアクセス手順の最後のステップとして、eノードB604は、後続の通信のための特定のユーザ機器の選択をシグナリングするために、競合解消メッセージ612をすべてのそのようなユーザ機器602に送信する。
図7の例示的な図に示す競合なしランダムアクセス手順では、eノードB704は、要求706をユーザ機器702に送信することによってプロセスを開始する。そのような要求706は、ユーザ機器702が競合なしランダムアクセス手順を行うことを可能にする予約済みプリアンブルインデックスを備える。競合なしランダムアクセス手順の次のステップは、eノードB704へのユーザ機器702による予約済みプリアンブル708の送信を含み、それにより、後続の通信のために必要なパラメータおよびスケジューリング情報を含む応答710を送信するようにeノードB704をトリガする。
競合ベースランダムアクセス手順に参加するために、ユーザ機器は、ランダムアクセスプリアンブルを通信するために使用されるアップリンクコンポーネントキャリアで構成される。ユーザ機器はまた、そのアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされたダウンリンクコンポーネントキャリアで構成され得る。リンク付けは、たとえば、SIB2セル固有リンケージによって実施され得る。ベースラインシナリオでは、RACHパラメータと、システム情報ブロック、および/または1つまたは複数のユーザ機器をターゲットにする専用シグナリングから取得されたパラメータを使用するシングルコンポーネントキャリアペアとに基づいて、無線リソース制御(RRC)確立/再確立のためのランダムアクセス手順が行われ得る。
上記のように、複数コンポーネントキャリアシステムでは、ユーザ機器は、1つの1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとで構成され得る。そのような構成は、1次アップリンク/ダウンリンクコンポーネントキャリアペアのみを使用してランダムアクセス手順が行われることを可能にする。そのようなシナリオでは、1次コンポーネントキャリアに関連付けられたランダムアクセスチャネル(RACH)は、競合ベースランダムアクセス手順においてランダムアクセスプリアンブルの送信のために使用される。ユーザ機器はまた、1次コンポーネントキャリアを含むことも含まないこともあるアップリンク/ダウンリンクコンポーネントキャリアの特定のペア上でランダムアクセス手順を行うことを可能にされ得る。したがって、ユーザ機器は、2次コンポーネントキャリアに対応するランダムアクセスチャネルで構成され得る。そのような構成では、競合ベースアクセスを用いたアップリンクデータ到着および/またはダウンリンクデータ到着によってランダムアクセス手順が必要とされるとき、ユーザ機器は、構成されたRACHのセットから特定のRACHを選択し得る。一例では、選択されたRACHは、アクティブにされたダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。
複数コンポーネントキャリアシステムの場合、eノードBは、競合なしランダムアクセス手順を行うために、ユーザ機器に固有のリソースを与えることができる。この目的で、ランダムアクセス要求は、第1のダウンリンクコンポーネントキャリア(たとえば、1次ダウンリンクコンポーネントキャリア)上で送信される。ただし、一般に、どのアップリンクコンポーネントキャリアがランダムアクセス手順のために使用されるべきかについての、PDCCH上のeノードBの通信における指示はない。一例では、ユーザ機器は、第1のダウンリンクコンポーネントキャリア(すなわち、要求を開始するために使用されたダウンリンクコンポーネントキャリア)に関連付けられたアップリンクコンポーネントキャリアを選択し得る。別の例では、第1のアップリンクと選択されたダウンリンクとの間の関連付けまたはリンケージは、SIB2情報から確認される。
代替または追加として、1つまたは複数のユーザ機器をターゲットにする専用シグナリングによって、そのような関連付けが確立され得る。一例では、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは1次アップリンクコンポーネントキャリアである。1次アップリンクコンポーネントキャリアが、アップリンク制御情報(たとえば、肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)およびチャネル品質インジケータ(CQI))を搬送するように構成された唯一のコンポーネントキャリアであり得るので、1次アップリンクコンポーネントキャリアの選択により、同じ(すなわち、1次)コンポーネントキャリア上のアップリンク制御情報ならびにランダムアクセス情報の送信が可能になり、それにより新しいデータのダウンリンク送信が可能になる。
ダウンリンクコンポーネントキャリアは、2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられるか、またはリンクされ得る。2次アップリンクコンポーネントキャリアが使用されるとき、アップリンク同期問題はさらなる考慮を必要とする。上記のように、ユーザ機器とeノードBとの間の信頼できる通信を保証するために、適切なアップリンク同期が維持される。ユーザ機器が複数コンポーネントキャリアで構成されたとき、各アップリンクコンポーネントキャリアは、アップリンク同期のための異なるタイミングアドバンス値を必要とし得る。たとえば、1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたタイミングアドバンス値は、2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたタイミングアドバンス値とは異なり得る。そのようなシナリオでは、1次アップリンクコンポーネントキャリア上のアップリンク制御情報(たとえば、ACK、SR、CQIなど)の送信は、2次アップリンクコンポーネントキャリア上のメッセージの送信とは異なるタイミングアドバンス値を必要とし、それはeノードBにおける混乱につながることがある。本開示によれば、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンス値を有する2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することによって、異なるコンポーネントキャリアにわたるアップリンク同期問題が緩和され得る。たとえば、ランダムアクセス手順中に得られた2次アップリンクコンポーネントキャリアのタイミングアドバンス値と、1次アップリンクキャリアのタイミングアドバンス値との間の差は、たとえば、LTE仕様で規定されている特定の同期許容差内にあり得る。選択された1次アップリンクコンポーネントキャリアのうちで実質的に同様のタイミングアドバンス値を有することにより、アップリンク制御情報を1次アップリンクキャリアコンポーネントキャリア上で容易に送信することが可能になる。
選択された2次アップリンクコンポーネントキャリアは、1次アップリンクコンポーネントキャリアとは異なるタイミングアドバンス値を有することができる。そのようなシナリオでは、アップリンク同期がないために、ユーザ機器は、受信したダウンリンクデータに関連付けられた制御情報を確実に通信することができないことがある。一例では、ユーザ機器は、必要とされる同期を取得するために、連続する競合ベースランダムアクセス手順を実行する。
競合なしランダムアクセス手順について要求の一部として、PDCCHは、どのアップリンクコンポーネントキャリアがユーザ機器によって使用されなければならないかについての指示をさらに含むことができる。したがって、ユーザ機器は、eノードBによって与えられた指示に基づいて、アップリンク通信のために「示された」アップリンクコンポーネントキャリアを容易に使用することができる。ただし、このシナリオでは、応答(たとえば、図7の応答710)を送信するための特定のダウンリンクコンポーネントキャリアがeノードBによって選択される。一例では、示されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされたダウンリンクコンポーネントキャリアが選択される。上記のように、そのようなリンク付けはSIB2シグナリングによって実施され得る。別の例では、初期要求(すなわち、図7の要求706)の送信のためにeノードBによって使用されたダウンリンクコンポーネントキャリアは、応答の送信のために選択される。後者の例では、ランダムアクセス手順は、示されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクキャリアであるが、それのリンクされたダウンロードコンポーネントキャリアが信頼できない状況において可能にされる。
図8に、初期競合なしランダムアクセス要求のために使用されるダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できなくなり、それにより、後続のダウンリンク送信のための異なるダウンリンクコンポーネントキャリアの使用が可能になる、例示的なシナリオを示す。図8の例示的な図は、システム容量を協働的に改善し、ネットワークカバレージを拡張するために利用される低電力ピコセルと高電力マクロセルとを含み得る異種ネットワーク(HetNet)に対応する。
図8の例では、ピコセルによってサービスされるユーザ機器のために競合なしランダムアクセス手順が開始される。ユーザ機器は初めに位置1にあり、そこでは、ピコセルに関連付けられた第1の(たとえば、1次)コンポーネントキャリア(CC1)のカバレージは小さい。ユーザ機器が範囲拡大領域(すなわち、位置2)に移動すると、範囲拡大コンポーネントキャリアでないリンクされたダウンリンクコンポーネントキャリア(すなわち、DL CC1)は、信頼できないと判断され得る。したがって、ユーザ機器へのダウンリンク送信は、第2のダウンリンクコンポーネントキャリア(すなわち、DL CC2)上で行われる必要があり得る。そのようなシナリオでは、第1のアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC1)は依然として信頼でき得る。eノードBはダウンリンクチャネルの品質を知らないことがあるので、eノードBは、最初に、1次コンポーネントキャリアにリンクされたダウンリンクコンポーネントキャリア上で(すなわち、UL CC1にリンクされたDL CC1上で)ランダムアクセス要求を送り得る。たとえば、ユーザ機器の移動により、ユーザ機器からの応答がない場合、eノードBは、別のダウンリンクコンポーネントキャリア上で(たとえば、DL CC2上で)第1のアップリンクコンポーネントキャリア(すなわち、UL CC1)がアップリンク送信のために使用されなければならないという指示とともに、ランダムアクセス要求を送信することができる。図8に関して説明したシナリオは、ランダムアクセス手順のためのクロスキャリア制御の例を与える。上記のシナリオはまた、ランダムアクセス手順を行うための最も信頼できるコンポーネントキャリア(たとえば、図8の例示的な構成における範囲拡大コンポーネントキャリア)を選択することが有益であることを示している。
特定のアップリンクコンポーネントキャリアに対する、ダウンリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器によって受信されたランダムアクセス応答の対応を区別するために特殊シグナチャおよび/またはRA−RNTIを利用することによって、競合なしランダムアクセス手順におけるクロスキャリア制御が可能にされ得る。特に、所与のダウンリンクコンポーネントキャリア上のeノードBの応答は、それのリンクされたアップリンクキャリア、またはクロスキャリア制御シグナリングを介した別のアップリンクキャリアのいずれかに対応することができる。このあいまいさを解決するために、一実施形態では、eノードBによって送信されたランダムアクセス応答は固有シグナチャシーケンスによってスクランブルされ、各固有シグナチャシーケンスは特定のアップリンクコンポーネントキャリアを識別する。別の実施形態では、固有アップリンクコンポーネントキャリアを識別するために特殊コンポーネントキャリアRA−RNTIが予約され得る。次いで、ランダムアクセス応答は、特定のアップリンクコンポーネントキャリアをシグナリングするためにコンポーネントキャリア固有RNTIによってスクランブルされ得る。コンポーネントキャリア固有スクランブルのための上記の機構は、クロスキャリア制御をシグナリングするために(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information )の一部として)追加のビットの送信の必要をなくすことができる。事実上、そのような追加のビットは、現在のLTE仕様では許されない。したがって、ユーザ機器は、スクランブルされた応答を受信し、特定のアップリンクコンポーネントキャリアを確認するために特殊シグナチャシーケンス番号または予約済みRA−RNTIに従って応答をデスクランブルすることができる。
図9に、競合なしランダムアクセス手順を可能にするために行われ得る例示的な動作のセット900を示す。図9の動作900は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によって実行され得る。上記のように、そのようなユーザ機器は、いくつかのアップリンクコンポーネントキャリアおよび/またはダウンリンクコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され得る。902において、eノードBから競合なしランダムアクセス手順についての要求を受信する。904において、受信した要求に応答してランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択する。904におけるアップリンクコンポーネントキャリアの選択は、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づく。たとえば、そのような関連付けは、SIB2シグナリングによって確立され得るか、または上位レイヤシグナリングによってそのユーザ機器について指定され得る。再び図9を参照すると、906において、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスメッセージを送信し、908において、送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信する。
図10に、競合なしランダムアクセス手順を可能にするために行われ得る例示的な動作のセット1000を示す。図10の動作1000は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク中のeノードBによって実行され得る。eノードBは、ワイヤレス通信ネットワークにおける1つまたは複数のユーザ機器と通信することができる。1002において、ユーザ機器が使用する複数のコンポーネントキャリアを構成する。そのようなコンポーネントキャリアはアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアは少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられる。1004において、ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求をユーザ機器に送信する。1006において、ユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信する。そのようなメッセージは、ユーザ機器によって識別されたアップリンクコンポーネントキャリア上で受信される。1008において、ユーザ機器に応答を送信する。
開示する実施形態は、競合ベースランダムアクセス手順をさらに可能にする。図6の例示的な図に示したように、ユーザ機器は、eノードBにランダムアクセス要求を送信することによって、競合ベースランダムアクセス手順を開始することができる。そのような要求は、たとえば、ユーザ機器が同期されないときにアップリンクまたはダウンリンクデータ到着時に送られ得る。この目的で、ユーザ機器は、ランダムアクセスチャネル上で要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリア(以下、「選択されたアップリンクコンポーネントキャリア」)を選択する。
次に、eノードBは、ランダムアクセス要求に対する応答を送信する。その応答は、SIB2シグナリングを介して選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされたダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信され得る。ユーザ機器がeノードBから応答を受信するために、選択されたアップリンクに関連付けられたダウンリンクコンポーネントキャリアは、アクティブにされなければならない。したがって、要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するときに、ユーザ機器は、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたダウンリンクコンポーネントキャリアが、ダウンリンクコンポーネントキャリアのアクティブセットのうちにあるかどうかを確認する必要があり得る。
上記のように、ユーザ機器は、1次アップリンク/ダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンク/ダウンリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。そのような複数コンポーネントキャリアシステムでは、ユーザ機器は、2つ以上のコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を確立する必要があり得る。ユーザ機器は、競合ベースランダムアクセス手順を送信するための1次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することによって、開始することができる。代替的に、ユーザ機器は、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンス値を有する2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することができる。競合なしランダムアクセス手順に関して示したように、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアの選択は、さらなる遅延を招くことなしに1次アップリンク送信(たとえば、制御情報送信)のアップリンク同期を保証する。
1次アップリンクコンポーネントキャリア(または実質的に同様のタイミングアドバンス値をもつ2次コンポーネントキャリア)を選択した後に、ユーザ機器は、残りのアップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたタイミングアドバンス値が、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアのタイミングアドバンス値とは異なるとき、アップリンク同期を取得するために、構成されアクティブにされた残りの各アップリンクコンポーネントキャリアについてランダムアクセス手順をさらに実行し得る。残りのアップリンクコンポーネントキャリアの数に応じて、この動作はユーザ機器の処理負荷を増加させることがある。したがって、いくつかの実施形態では、eノードBなどのネットワークエンティティは、同期されるべきアップリンクコンポーネントキャリアの特定のセットを指定する。アップリンクコンポーネントキャリアの数および/または識別情報は、必要に応じてユーザ機器に搬送され得る。一例では、eノードBは、バッファステータス報告(BSR)と送信されるべきアップリンクデータの量とに基づいてコンポーネントキャリアの特定のセットを識別する。残りのアップリンクコンポーネントキャリア(またはそれのサブセット)の同期は、アップリンクコンポーネントキャリアをデータ送信のために利用可能にする際にさらなる遅延をもたらすことがある。ただし、そのような遅延は、ユーザ機器動作の総合効率に対して著しい影響を及ぼす可能性が低い。さらなる同期化動作の影響を低減するために、一例では、スケジューラは、残りのアップリンクコンポーネントキャリアが同期されるまで第1の同期されたアップリンクコンポーネントキャリア(たとえば、1次アップリンクコンポーネントキャリア)上に大きいアップリンク割当てを行う。
競合ベースランダムアクセス手順に関連付けられた1つのシナリオでは、ユーザ機器は、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断し得る。たとえば、ユーザ機器によって行われる測定により、ダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できないことが明らかになり得る。一実施形態では、ユーザ機器は、選択された(たとえば、1次)コンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンス値をもつ別のアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順を再開することができる。そのような新たに選択されたアップリンクコンポーネントキャリアはアップリンク同期され、異なるダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられ、それにより、信頼できないダウンリンクコンポーネントキャリアの使用を回避する。
信頼できないダウンリンクコンポーネントキャリアが検出されたとき、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンスをもつアップリンクコンポーネントキャリアが利用可能でないことがある。その上、1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じタイミングアドバンス値をもつアップリンクコンポーネントキャリアが利用可能である場合でも、新たに選択されたアップリンクコンポーネントキャリアのダウンリンクが信頼できないとわかることがある。そのような状況では、eノードBは、新しい1次アップリンクコンポーネントキャリアを信頼できるダウンリンクに指定するようにコンポーネントキャリアを再構成することができる。代替的に、eノードBは、信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリア上で競合なしランダムアクセス手順を開始し、信頼できるコンポーネントキャリア上のダウンリンク応答を用いて特定のアップリンクコンポーネントキャリアを示すことができる。
競合ベースランダムアクセス手順に関連付けられた1つのシナリオでは、ユーザ機器は、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアは信頼できないことがあるが、関連するダウンリンクコンポーネントキャリアは信頼できると判断し得る。そのような状態の下で、選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアである場合、ユーザ機器は、1次コンポーネントキャリア上のアップリンク同期を取得するそれの障害時に無線リンク障害(RLF:radio link failure)を宣言し得る。RLFは、アップリンク制御情報が送信され得ないとき、適切であり得る。選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアでない場合、選択されたコンポーネントキャリア上のアップリンク同期を取得するそれの障害時に、ユーザ機器は、残りのアップリンクコンポーネントキャリアの一部または全部の上でランダムアクセス手順を試み得る。一例では、ユーザ機器は、信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順を開始するにすぎない。別の例では、ユーザ機器はさらに、(1次アップリンクコンポーネントキャリアを含む)すべての構成されたコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順を開始する。すべてのコンポーネントキャリアがアップリンク同期を取得することなしに使い果たされた場合、無線リンク障害が宣言され得る。
図11に、競合ベースランダムアクセス手順を可能にするために行われ得る例示的な動作のセット1100を示す。図11の動作1100は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によって実行され得る。そのようなユーザ機器は、いくつかのアップリンクコンポーネントキャリアおよび/またはダウンリンクコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され得る。1102において、ユーザ機器によって、ランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択する。1104において、選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス要求を送信する。そのような要求は、eノードBなどのネットワークエンティティによって受信される。1106において、ユーザ機器によって、ランダムアクセス要求に対する応答を受信する。選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で、そのような応答を受信する。
図12に、競合ベースランダムアクセス手順を可能にするために行われ得る例示的な動作のセット1200を示す。図12の動作1200は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク中のeノードBによって実行され得る。eノードBは、ワイヤレス通信における1つまたは複数のユーザ機器と通信することができる。1202において、ユーザ機器が使用する複数のコンポーネントキャリアを構成する。そのようなコンポーネントキャリアは、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを含むことができる。1204において、第1のアップリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器からランダムアクセス要求を受信し、第1のアップリンクコンポーネントキャリアはユーザ機器によって識別される。1206において、第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上でユーザ機器に応答を送信する。第1のダウンリンクコンポーネントキャリアは、第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされ得る。
一例では、1次ダウンリンクキャリアおよび関連するアップリンク1次コンポーネントキャリアは、ランダムアクセス動作のために選択される。そのようなリンク付けは、たとえば、SIB2シグナリングによって実施され得る。この場合、ユーザ機器は、ダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断したときに無線リンク障害を宣言することができるにすぎないので、信頼できないダウンリンクコンポーネントキャリアを扱うための手順は簡略化される。その上、競合なしランダムアクセス手順では、特定のアップリンクコンポーネントキャリアを識別するための追加のインジケータを含む必要性は減じられる。
一方、1次ダウンリンクコンポーネントキャリアおよびそれの関連する1次アップリンクコンポーネントキャリアの選択は、たとえば、異種ネットワーク(HetNet)展開において利用されるとき、さらなる検討を保証し得る。図8に関して示したように、HetNet展開では、ネットワークカバレージを改善し、ネットワーク容量を増加させるために、低電力セルが、より高い電力セルと結合され得る。そのような展開では、ダウンリンクコンポーネントキャリアは各セルの観点から同等でないことがあるが、アップリンクコンポーネントキャリアは同等であり得る。たとえば、マクロセルに関連付けられた送信電力レベルは、1つのダウンリンクコンポーネントキャリア上でより低くなることがある。そのような状況の下で、シングルダウンリンクコンポーネントキャリア、すなわち、範囲拡大コンポーネントキャリアは、1次ダウンリンクコンポーネントキャリアとしていくつかのユーザ機器によって使用され得る。シングルダウンリンクコンポーネントキャリアの使用は、特定のダウンリンクコンポーネントキャリアの優れた品質により補われ得るが、同様の品質の異なるアップリンクコンポーネントキャリアの間でアップリンク送信を分散させることが望ましいことがある。ただし、(たとえば、SIB2を介して)1次ダウンリンクコンポーネントキャリアにリンクされたアップリンクコンポーネントキャリアが1つしかない場合、すべてのユーザ機器は、同じアップリンクコンポーネントキャリアを使用するように要求され、データ輻輳および負荷不平衡につながる。
いくつかの実施形態では、ダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアとのユーザ機器固有リンク付けを実装することによって、上記の問題は緩和され得る。SIB2リンク付けをオーバーライドすることができるUE固有リンク付けにより、異なるユーザ機器(またはユーザ機器のグループ)によって複数のアップリンクコンポーネントキャリアが使用されることが可能になる。1つの例示的なシナリオでは、ユーザ機器が最初にネットワークに接続されたとき、ユーザ機器は、ダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアとの間のSIB2リンク付けを得る。ただし、後続の動作において、eノードBはコンポーネントキャリアを再構成し、各ユーザ機器にUE固有リンク付けを与えることができる。
図13に、例示的なUE固有リンク付けを示す。図13に示すように、1次ダウンリンクコンポーネントキャリア(すなわち、DL CC2)は、ユーザ機器の第1のグループ(UE1〜M)のための第1のアップリンクコンポーネントキャリア(すなわち、UL CC1)にリンクされ得るが、第2のアップリンクコンポーネントキャリア(すなわち、UL CC2)は、SIB2リンク付けによってUEの第2のグループ(UE1〜K)にリンクされる。一例では、図8の異種ネットワークのコンテキストでは、図13に示す1次ダウンリンクコンポーネントキャリアは範囲拡大コンポーネントキャリアである。
UE固有リンク付けは、ユーザ機器の一部についてSIB2リンク付けをオーバーライドすることができる。ただし、そのような新しいリンケージは、eノードBが、どの特定のユーザ機器がランダムアクセスプロセスを開始したかを知らないことがあるので、競合ベースランダムアクセス手順にあいまいさを生じることがある。したがって、ランダムアクセス要求に対する応答を送るために、どのダウンリンクキャリアが使用されるべきかについてのあいまいさがあり得る。コンポーネントキャリア固有RACHリソースは、このあいまいさを解決するために定義され得る。RACHリソースは、限定はしないが、時間、周波数およびシグナチャ値を含むことができる。この場合、ユーザ機器による特定のRACHリソースの使用は、応答の送信のための特定のダウンリンクコンポーネントキャリアをシグナリングすることができる。たとえば、1つのアップリンクコンポーネントキャリアは、SIB2リンクされたダウンリンクコンポーネントキャリアに対応するRACHリソース、ならびに範囲拡大ダウンリンクコンポーネントキャリアに対応するRACHリソースを有し得る。コンポーネントキャリア固有RACHリソースは、専用RRCシグナリングによってユーザ機器に搬送され得る。
図14に、上記で説明した様々な動作をサポートすることが可能な例示的なシステム1400を示す。図4と同様に、システム1400は、情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボルなどを送信および/または受信することができるeノードB(eNB)1450を含む。図14に、「コンポーネントキャリア1」1430〜「コンポーネントキャリアN」1440を使用してeNB1450と通信しているユーザ機器1410をも示す。ユーザ機器1410は、情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボルなどを送信および/または受信することができる。さらに、図示されていないが、システム1400は追加の基地局および/またはユーザ機器を含むことができる。
いくつかの実施形態では、eNB1450は、1つまたは複数のユーザ機器が使用する1つまたは複数のコンポーネントキャリアを構成し、アクティブにすることを可能にするコンポーネントキャリア構成/アクティブ化構成要素1452を含むことができる。eNB1450は、ダウンリンクコンポーネントキャリア選択構成要素1454と、ランダムアクセスメッセージ受信構成要素1456と、ランダムアクセス応答生成構成要素1458と、ランダムアクセス応答受信構成要素1460とをさらに含む。eNB1450は、eNB1450がダウンリンク1432、1442コンポーネントキャリア上で信号を送信し、アップリンク1434、1444コンポーネントキャリア上で信号を受信することを可能にする受信および送信構成要素(図示せず)をさらに含む。
図14のユーザ機器1410は、アップリンクコンポーネントキャリア選択構成要素1412を含み、アップリンクコンポーネントキャリア選択構成要素1412は、ユーザ機器1410が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することを可能にする。ユーザ機器1410は、ユーザ機器1410が、競合なしランダムアクセス手順でランダムアクセス要求を受信することに応答してランダムアクセスメッセージを生成することを可能にするランダムアクセスメッセージ生成構成要素1414をさらに含む。さらに、ユーザ機器1410は、ユーザ機器1410が競合ベースランダムアクセス手順でランダムアクセス要求を生成することを可能にするランダムアクセス要求生成構成要素1416を含む。図14に示すランダムアクセス応答受信構成要素1418は、ユーザ機器1410がランダムアクセス応答を受信することを可能にする。ランダムアクセス応答受信構成要素1418は、競合ベースランダムアクセス手順で、および/または競合ベースランダムアクセス手順で応答を受信するように構成され得る。
図15に、様々な開示する実施形態が実装され得る装置1500を示す。特に、図15に示す装置1500は、(図14に示すeNB1450およびユーザ機器1410など)基地局の少なくとも一部分またはユーザ機器の少なくとも一部分および/または(図2に示す送信機システム210および受信機システム250など)送信機システムまたは受信機システムの少なくとも一部分を備え得る。図15に示す装置1500は、ワイヤレスネットワーク内に常駐し、たとえば、1つまたは複数の受信機および/または適切な受信および復号回路(たとえば、アンテナ、トランシーバ、復調器など)を介して着信データを受信することができる。図15に示す装置1500はまた、たとえば、1つまたは複数の送信機および/または適切な符号化および送信回路(たとえば、アンテナ、トランシーバ、変調器など)を介して発信データを送信することができる。追加または代替として、図15に示す装置1500は、ワイヤードネットワーク内に常駐し得る。
さらに、図15に、装置1500が、信号調整、分析など、1つまたは複数の動作を実行するための命令を保持することができるメモリ1502を含むことができることを示す。さらに、図15の装置1500は、メモリ1502に記憶された命令および/または別のデバイスから受信した命令を実行することができるプロセッサ1504を含み得る。命令は、たとえば、装置1500または関係する通信装置を構成するまたは動作させることに関係することができる。図15に示すメモリ1502は単一のブロックとして示されているが、別個の物理および/または論理ユニットを構成する2つ以上の別個のメモリを備え得ることに留意されたい。さらに、メモリは、プロセッサ1504に通信可能に接続されているものとして示されているが、完全にまたは部分的に、図15に示す装置1500の外部に常駐し得る。また、図14に示したeノードB1450およびユーザ機器1410に関連する様々な構成要素など、1つまたは複数の構成要素がメモリ1502などのメモリ内に存在することができることを理解されたい。
説明を簡単にするために、図9〜図12中の動作を一連の行為として図示し説明することに留意されたい。ただし、いくつかの行為は、1つまたは複数の実施形態によれば、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に行われ得るので、方法は行為の順序によって限定されないことを理解し、諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関連する状態または事象として代替的に表現できることを当業者ならば理解し、諒解するであろう。さらに、開示する実施形態による方法を実装するために、図示のすべての行為が必要とされるとは限らない。
開示する実施形態に関連して説明したメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであり得、または揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM:read only memory)、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM:electrically programmable ROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM:electrically erasable ROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM:synchronous RAM)、ダイナミックRAM(DRAM:dynamic RAM)、同期DRAM(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM:Synchlink DRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM(登録商標):direct Rambus RAM)など、多くの形態が利用可能である。
また、図15の装置1500は、ユーザ機器またはモバイルデバイスとともに採用され得、たとえば、SDカード、ネットワークカード、ワイヤレスネットワークカード、(ラップトップ、デスクトップ、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)を含む)コンピュータ、モバイルフォン、スマートフォン、またはネットワークにアクセスするために利用され得る任意の他の好適な端末などのモジュールであり得ることに留意されたい。ユーザ機器は、アクセス構成要素(図示せず)を介してネットワークにアクセスする。一例では、ユーザ機器とアクセス構成要素との間の接続は本質的にワイヤレスであり得、アクセス構成要素は基地局であり得、ユーザ機器はワイヤレス端末である。たとえば、端末と基地局とは、限定はしないが、時間分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多重(OFDM)、フラッシュ(FLASH)OFDM、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または任意の他の好適なプロトコルを含む、任意の好適なワイヤレスプロトコルを介して通信し得る。
アクセス構成要素は、ワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークに関連付けられたアクセスノードとすることができる。そのために、アクセス構成要素は、たとえば、ルータ、スイッチなどとすることができる。アクセス構成要素は、他のネットワークノードと通信するための1つまたは複数のインターフェース、たとえば、通信モジュールを含むことができる。さらに、アクセス構成要素はセルラータイプのネットワーク中の基地局(またはワイヤレスアクセスポイント)とすることができ、基地局(またはワイヤレスアクセスポイント)は複数の加入者にワイヤレスカバレージエリアを与えるために利用される。そのような基地局(またはワイヤレスアクセスポイント)は、1つまたは複数のセルラー電話および/または他のワイヤレス端末にカバレージの連続するエリアを与えるように構成され得る。
本明細書で説明する実施形態および特徴は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得ることを理解されたい。本明細書で説明する様々な実施形態は、ネットワーク化された環境においてコンピュータによって実行される、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体において実施されるコンピュータプログラム製品によって一実施形態では実装され得る、方法またはプロセスの概略的なコンテキストで説明する。上記のように、メモリおよび/またはコンピュータ可読媒体は、限定はしないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD:compact disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disc)などを含む、取外し可能および取外し不可能なストレージデバイスを含み得る。したがって、開示する実施形態は非一時的コンピュータ可読媒体上に実装され得る。ソフトウェアで実装されるとき、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。
また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはDSLなどのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含み得る。コンピュータ実行可能命令、関連するデータ構造およびプログラムモジュールは、本明細書で開示する方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能命令または関連するデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスで説明する機能を実装するための対応する行為の例を表す。
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array device)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上述のステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。
ソフトウェア実装の場合、本明細書で説明する技法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって実行され得る。メモリユニットは、プロセッサの内部および/またはプロセッサの外部に実装され得、その場合、当技術分野で知られているように様々な手段を介してプロセッサに通信可能に結合され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、本明細書で説明した機能を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを含み得る。
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル・テレスティリアル・ラジオ・アクセスUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA:wideband-CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無資格スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、ブルーツース(BLUETOOTH(登録商標))および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、ユーザ機器ツーユーザ機器)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。また、開示する実施形態は、複数コンポーネントキャリアを使用するシステムと連携して使用され得る。たとえば、開示する実施形態は、LTE−Aシステムと連携して使用され得る。
シングルキャリア変調および周波数領域等化を利用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA:single carrier frequency division multiple access)は、開示する実施形態とともに利用され得る技法である。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様のパフォーマンスおよび本質的に同じ全体的な複雑さを有する。SC−FDMA信号は、それの固有のシングルキャリア構造のために、より低いピーク対平均電力比(PAPR:peak-to-average power ratio)を有する。SC−FDMAは、より低いPAPRが送信電力効率の点でユーザ機器に利益を与えることができるアップリンク通信において利用され得る。
さらに、本明細書で説明する様々な態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技法を使用した方法、装置または製造品として実装され得る。本明細書で使用する「製造品」という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものとする。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)など)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(たとえば、EPROM、カード、スティック、キードライブなど)を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、本明細書で説明する様々な記憶媒体は、情報を記憶するための1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を表すことができる。「機械可読媒体」という用語は、ワイヤレスチャネル、ならびに(1つまたは複数の)命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することが可能な様々な他の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、コンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した機能をコンピュータに実行させるように動作可能な1つまたは複数の命令またはコードを有するコンピュータ可読媒体を含み得る。
さらに、本明細書で開示する態様に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施され得るか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施され得るか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読むことができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの実施形態では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。さらに、ASICはユーザ機器中に常駐し得る(たとえば、図14の1410)。代替として、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ機器中の個別構成要素として常駐し得る(たとえば、図14の1410)。さらに、いくつかの実施形態では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
上記の開示は、例示的な実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義された記載の実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。したがって、説明した実施形態は、添付の特許請求の範囲内に入るすべてのそのような改変形態、変更形態および変形形態を包含するものとする。さらに、説明した実施形態の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定されることが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の実施形態の全部または一部は、別段に記載されていない限り、任意の他の実施形態の全部または一部とともに利用され得る。
「含む(include)」という用語は、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される限り、「備える(comprising)」という用語が使用時に請求項における移行語と解釈されるので「備える(comprising)」と同様に包括的なものとする。さらに、発明を実施するための形態または特許請求の範囲のいずれかで使用される「または」という用語は、排他的な「または」でなく包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という句は、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。

Claims (75)

  1. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信することであって、前記ユーザ機器が、前記ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、前記要求が前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信することと、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアと前記ダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセスメッセージを送信することと、
    前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信することと
    を備える、ワイヤレス通信のための方法。
  2. システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングによって指定された、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアと前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアを選択すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクするユーザ機器固有シグナリングに基づいて前記アップリンクコンポーネントキャリアを選択すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを備え、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが2次アップリンクコンポーネントキャリアである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値と実質的に同じであるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択すること
    をさらに備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記1次アップリンクコンポーネントキャリアのアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、
    アップリンク制御情報の適切な送信を可能にするために、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアのためのアップリンク同期を取得することと
    をさらに備える、請求項6に記載の方法。
  9. 前記要求が、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアと示されたアップリンクコンポーネントキャリアとの間の前記関連付けに対応する情報を備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、前記示されたアップリンクコンポーネントキャリアである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記応答を受信することが、
    システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って前記示されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた第2のダウンリンクコンポーネントキャリア上で、前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する前記応答を受信すること
    を備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記応答を受信することが、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で、前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する前記応答を受信すること
    を備える、請求項9に記載の方法。
  12. 前記受信された応答が、スクランブルされた応答であり、前記方法が、
    特定のアップリンクコンポーネントキャリアを確認するために、特殊シグナチャシーケンス番号または予約済みランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI)に従って前記応答をデスクランブルすること
    をさらに備える、請求項9に記載の方法。
  13. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成することであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成することと、
    ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求を前記ユーザ機器に送信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信することであって、前記アップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信することと、
    前記ユーザ機器に応答を送信することと
    を備える、ワイヤレス通信のための方法。
  14. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリアが前記1次ダウンリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記ランダムアクセスメッセージが前記1次アップリンクコンポーネントキャリア上で受信される、請求項13に記載の方法。
  15. プロセッサと、
    プロセッサ実行可能コードを備えるメモリと
    を備える、ユーザ機器であって、前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    ワイヤレス通信ネットワーク中の前記ユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信することであって、前記ユーザ機器が、前記ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、前記要求が前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信することと、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアと前記ダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセスメッセージを送信することと、
    前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信することと
    を行うように前記ユーザ機器を構成する、ユーザ機器。
  16. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、請求項15に記載のユーザ機器。
  17. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、前記第1の選択されたアップリンクコンポーネントキャリアを前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクするユーザ機器固有シグナリングに従って、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、請求項15に記載のユーザ機器。
  18. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアである、請求項15に記載のユーザ機器。
  19. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが2次アップリンクコンポーネントキャリアである、請求項15に記載のユーザ機器。
  20. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値と実質的に同じであるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択するように前記ユーザ機器を構成する、請求項19に記載のユーザ機器。
  21. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、
    前記1次アップリンクコンポーネントキャリアのアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、
    アップリンク制御情報の適切な送信を可能にするために、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアのためのアップリンク同期を取得することと
    を行うように前記ユーザ機器を構成する、請求項19に記載のユーザ機器。
  22. 前記要求が、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアと示されたアップリンクコンポーネントキャリアとの間の前記関連付けに対応する情報を備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、前記示されたアップリンクコンポーネントキャリアである、請求項15に記載のユーザ機器。
  23. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って前記示されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた第2のダウンリンクコンポーネントキャリア上で、前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する前記応答を受信するように前記ユーザ機器を構成する、請求項22に記載のユーザ機器。
  24. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で、前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する前記応答を受信するように前記ユーザ機器を構成する、請求項22に記載のユーザ機器。
  25. 前記受信された応答が、スクランブルされた応答であり、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、特定のアップリンクコンポーネントキャリアを確認するために、特殊シグナチャシーケンス番号または予約済みランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI)に従って前記応答をデスクランブルするように前記ユーザ機器を構成する、請求項22に記載のユーザ機器。
  26. プロセッサと、
    プロセッサ実行可能コードを備えるメモリと
    を備える、ワイヤレス通信デバイスであって、前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成することであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成することと、
    ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択し、前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求を前記ユーザ機器に送信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信することであって、前記アップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信することと、
    前記ユーザ機器に応答を送信することと
    を行うように前記ワイヤレス通信デバイスを構成する、ワイヤレス通信デバイス。
  27. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリアが前記1次ダウンリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記ランダムアクセスメッセージが前記1次アップリンクコンポーネントキャリア上で受信される、請求項26に記載のワイヤレス通信デバイス。
  28. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信するための手段であって、前記ユーザ機器が、前記ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、前記要求が前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信するための手段と、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアと前記ダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段と、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセスメッセージを送信するための手段と、
    前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信するための手段と
    を備える、ワイヤレス通信デバイス。
  29. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するための手段であって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するための手段と、
    ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段と、
    前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求を前記ユーザ機器に送信するための手段と、
    前記複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信するための手段であって、前記アップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信するための手段と、
    前記ユーザ機器に応答を送信するための手段と
    を備える、ワイヤレス通信デバイス。
  30. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器においてランダムアクセス手順についての要求を受信するためのプログラムコードであって、前記ユーザ機器が、前記ワイヤレス通信ネットワークのアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成され、前記要求が前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で受信される、受信するためのプログラムコードと、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアと前記ダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに基づいて、前記複数のコンポーネントキャリアの中から、ランダムアクセスメッセージを送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセスメッセージを送信するためのプログラムコードと、
    前記送信されたランダムアクセスメッセージに対する応答を受信するためのプログラムコードと
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品。
  31. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するためのプログラムコードであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するためのプログラムコードと、
    ダウンリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードと、
    前記選択されたダウンリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセス手順についての要求を前記ユーザ機器に送信するためのプログラムコードと、
    前記複数のコンポーネントキャリアのアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセスメッセージを受信するためのプログラムコードであって、前記アップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信するためのプログラムコードと、
    前記ユーザ機器に応答を送信するためのプログラムコードと
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品。
  32. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することであって、前記ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択することと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求を送信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求に対する応答を受信することであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信することと
    を備える、ワイヤレス通信のための方法。
  33. 前記ユーザ機器が、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスチャネルを使用するように構成された、請求項32に記載の方法。
  34. 前記アップリンクコンポーネントキャリアを選択することは、前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット中の前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別することを備える、請求項32に記載の方法。
  35. 前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、請求項32に記載の方法。
  36. 前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、ユーザ機器固有シグナリングに従って前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、請求項32に記載の方法。
  37. 前記ユーザ機器は、
    時間リソースと、
    周波数リソースと、
    シグナチャ空間リソースと
    からなるグループから選択されたランダムアクセスチャネル(RACH)リソースに従って、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別する、請求項36に記載の方法。
  38. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記1次ダウンリンクコンポーネントキャリアである、請求項32に記載の方法。
  39. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが2次ダウンリンクコンポーネントキャリアである、請求項32に記載の方法。
  40. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記アップリンクコンポーネントキャリアを選択することが、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することを備える、請求項32に記載の方法。
  41. 前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、前記各2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得すること
    をさらに備える、請求項39に記載の方法。
  42. 前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられたアップリンクタイミングアドバンス値が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた前記アップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、前記1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得すること
    をさらに備え、
    前記1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアが、前記ユーザ機器以外の前記ワイヤレスネットワーク中のエンティティによって識別される、請求項39に記載の方法。
  43. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、前記方法は、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できないと判断することと、
    前記ランダムアクセス要求の前記送信のための前記1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択することと
    をさらに備える、請求項32に記載の方法。
  44. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できず、
    信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた新しい1次アップリンクコンポーネントキャリアの指示を受信することをさらに備える、請求項32に記載の方法。
  45. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、前記方法は、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できないと判断することと、
    信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリア上で競合なしランダムアクセス要求を受信することであって、前記競合なしランダムアクセス要求が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアと前記信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに関する指示を備える、受信することと
    をさらに備える、請求項32に記載の方法。
  46. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、前記方法は、
    前記1次アップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないものとして検出されたとき、無線リンク障害を宣言すること
    をさらに備える、請求項32に記載の方法。
  47. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、前記方法は、
    前記ランダムアクセス要求を送信するための2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択すること
    をさらに備える、請求項32に記載の方法。
  48. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断することと、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できると判断することと、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアにリンクされたアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得することと
    をさらに備える、請求項47に記載の方法。
  49. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないと判断することと、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが信頼できると判断することと、
    少なくとも1つのアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を達成することに成功するまで、反復的方法で、前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得しようと試みることと
    をさらに備える、請求項47に記載の方法。
  50. アップリンク同期を取得しようとする前記試みのいずれも成功しない場合、無線リンク障害を宣言することをさらに備える、請求項49に記載の方法。
  51. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成することであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセス要求を受信することであって、前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信することであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信することと
    を備える、ワイヤレス通信のための方法。
  52. プロセッサと、
    プロセッサ実行可能コードを備えるメモリと
    を備える、ユーザ機器であって、前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアから、前記ユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択することと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求を送信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求に対する応答を受信することであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信することと
    を行うように前記ユーザ機器を構成する、ユーザ機器。
  53. 前記ユーザ機器が、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上でランダムアクセスチャネルを使用するように構成された、請求項52に記載のユーザ機器。
  54. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセットから前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別することによって前記アップリンクコンポーネントキャリアを選択するように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  55. 前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、システム情報ブロック2(SIB2)シグナリングに従って前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、請求項52に記載のユーザ機器。
  56. 前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、ユーザ機器固有シグナリングに従って前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、請求項52に記載のユーザ機器。
  57. 前記プロセッサ実行可能コードが、プロセッサによって実行されたとき、
    時間リソースと、
    周波数リソースと、
    シグナチャ空間リソースと
    からなるグループから選択されたランダムアクセスチャネル(RACH)リソースに従って、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアを識別するように前記ユーザ機器を構成する、請求項56に記載のユーザ機器。
  58. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記1次ダウンリンクコンポーネントキャリアである、請求項52に記載のユーザ機器。
  59. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが2次ダウンリンクコンポーネントキャリアである、請求項52に記載のユーザ機器。
  60. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記プロセッサ実行可能コードが、プロセッサによって実行されたとき、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアと実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択するように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  61. 前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた前記アップリンクタイミングアドバンス値が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた前記アップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、各2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得する
    ように前記ユーザ機器をさらに構成する、請求項59に記載のユーザ機器。
  62. 前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた前記アップリンクタイミングアドバンス値が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた前記アップリンクタイミングアドバンス値とは異なるとき、前記1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得する
    ように前記ユーザ機器をさらに構成し、
    前記1つまたは複数の2次アップリンクコンポーネントキャリアが、前記ユーザ機器以外の前記ワイヤレスネットワーク中のエンティティによって識別される、請求項59に記載のユーザ機器。
  63. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できず、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記ランダムアクセス要求を送信することに関して実質的に同じアップリンクタイミングアドバンス値をもつ2次アップリンクコンポーネントキャリアを新たに選択するように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  64. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できず、
    信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、新しい1次アップリンクコンポーネントキャリアが、前記ユーザ機器のために構成された、請求項52に記載のユーザ機器。
  65. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記第1のダウンリンクキャリアが信頼できず、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリア上で競合なしランダムアクセス要求を受信することであって、前記要求が、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアと前記信頼できるダウンリンクコンポーネントキャリアとの間の関連付けに関する指示を備える、受信することを行うように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  66. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが前記1次アップリンクコンポーネントキャリアであり、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記1次アップリンクコンポーネントキャリアが信頼できないときに無線リンク障害を宣言するように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  67. 前記複数の前記コンポーネントキャリアが1次コンポーネントキャリアと1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを備え、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記ランダムアクセス要求を送信するための2次アップリンクコンポーネントキャリアを選択するように前記ユーザ機器を構成する、請求項52に記載のユーザ機器。
  68. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、信頼できないと判断され、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、信頼できると判断され、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアにリンクされたアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得するように前記ユーザ機器をさらに構成する、請求項67に記載のユーザ機器。
  69. 前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアが、信頼できないと判断され、
    前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、信頼できると判断され、
    前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのアップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を達成することに成功するまで、前記ユーザ機器が使用するために構成された前記複数のコンポーネントキャリアのアクティブなサブセット内の各アップリンクコンポーネントキャリアについてのアップリンク同期を取得するように前記ユーザ機器を構成する、請求項66に記載のユーザ機器。
  70. 前記プロセッサ実行可能コードが、前記プロセッサによって実行されたとき、前記同期取得の試みのいずれも成功しない場合、無線リンク障害を宣言するように前記ユーザ機器を構成する、請求項69に記載のユーザ機器。
  71. プロセッサと、
    プロセッサ実行可能コードを備えるメモリと
    を備える、デバイスであって、前記プロセッサ実行可能コードは、前記プロセッサによって実行されたとき、
    ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成することであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセス要求を受信することであって、前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信することと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信することであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信することと
    を行うように前記デバイスを構成する、デバイス。
  72. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するための手段であって、前記ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択するための手段と、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求を送信するための手段と、
    前記複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求に対する応答を受信するための手段であって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信するための手段と
    を備える、デバイス。
  73. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するための手段であって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するための手段と、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセス要求を受信するための手段であって、前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信するための手段と、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信するための手段であって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信するための手段と
    を備える、ワイヤレス通信デバイス。
  74. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器によってランダムアクセス要求を送信するためのアップリンクコンポーネントキャリアを選択するためのプログラムコードであって、前記ユーザ機器が、アップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備える複数のコンポーネントキャリアを用いて動作するように構成された、選択するためのプログラムコードと、
    前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求を送信するためのプログラムコードと、
    前記複数のコンポーネントキャリア中の第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で前記ランダムアクセス要求に対する応答を受信するためのプログラムコードであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが、前記選択されたアップリンクコンポーネントキャリアとリンクされた、受信するためのプログラムコードと
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品。
  75. ワイヤレス通信ネットワーク中のユーザ機器が使用するための複数のコンポーネントキャリアを構成するためのプログラムコードであって、前記複数のコンポーネントキャリアがアップリンクコンポーネントキャリアとダウンリンクコンポーネントキャリアとを備え、各アップリンクコンポーネントキャリアが少なくとも1つのダウンリンクコンポーネントキャリアに関連付けられた、構成するためのプログラムコードと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のアップリンクコンポーネントキャリア上で前記ユーザ機器からランダムアクセス要求を受信するためのプログラムコードであって、前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアが前記ユーザ機器によって識別される、受信するためのプログラムコードと、
    前記複数のコンポーネントキャリアの第1のダウンリンクコンポーネントキャリア上で応答を送信するためのプログラムコードであって、前記第1のダウンリンクコンポーネントキャリアが前記第1のアップリンクコンポーネントキャリアにリンクされた、送信するためのプログラムコードと
    を備える、非一時的コンピュータ可読媒体上で実施される、コンピュータプログラム製品。
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