JP2013522255A - 毛髪の処理方法 - Google Patents

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Abstract

染料i)の芳香環に直接共有結合しているNH基と、イソシアネート、オキサゾロン、エステルおよびエポキシドからなる群から選択されるモノマー化合物ii)の反応性基との反応、ならびに続いて、生成された染料モノマーが重合させて染料ポリマーiii)を形成する反応によって得られる染料ポリマーを含む組成物を毛髪に塗布する段階を含む、毛髪の着色方法。

Description

本発明は、毛髪を染色するための方法に関する。
数多くのカチオン性ポリマー染料がヒト毛髪の着色剤として使用するために開示されている(例えば、US4,228,259;US4,182,612またはFR2 456 764、WO2008/009579およびWO2009/090121からWO2009/090125)。
Zollingerは、Color Chemistry (Wiley−VCH 2003年)において、数百万の異なる着色化合物が合成されていることを開示している。多数の染料が、染料の芳香環と共有結合しているNH基を含む。
しかし、ポリマーに結合することになる染料の芳香環と共有結合するNH基を含む染料は依然として必要とされている。このようなポリマー染料は毛髪の着色に使用できる。
米国特許第4,228,259号明細書 米国特許第4,182,612号明細書 仏国特許第2 456 764号明細書 国際公開第2008/009579号 国際公開第2009/090121号 国際公開第2009/090122号 国際公開第2009/090123号 国際公開第2009/090124号 国際公開第2009/090125号
Zollinger、Color Chemistry(Wiley−VCH 2003年) Industrial Dyes(K. Hunger編、 Wiley VCH 2003年) the colour index(Society of Dyers and Colourists and American Association of Textile Chemists and Colorists)
本発明は、染料i)の芳香環に直接共有結合しているNH基と、イソシアネート、オキサゾロン、エポキシド、エステルおよび無水物からなる群から選択されるモノマー化合物ii)の反応性基との反応、ならびに続いて、生成された染料モノマーを重合させて染料ポリマーiii)を形成する反応によって得られる、好ましくは得られた染料ポリマーを含む組成物を毛髪に塗布する段階を含む、毛髪の着色方法に関する。生成した染料モノマーは、次いで他の適切なモノマーと重合して染料ポリマーを形成する。
染料モノマー
染料のNH基は、イソシアネート、オキサゾロン、エステルおよびエポキシドから選択される反応性基を含むモノマーと反応する。好ましくはモノマーの反応性基はエポキシドである。
染料モノマーを形成する好ましい反応は下記に記述される:
Figure 2013522255
エポキシド基のアミンによる開環反応は、いくつかの酸性触媒によって加速され得る。
Figure 2013522255
Figure 2013522255
Figure 2013522255
式中、Rは、H、アルキル、アリールであり、適切なR基の例は
Figure 2013522255
を含む。
式中、Zは、不飽和炭素、炭素二重結合を含む有機基である。好ましいZは、アクリレートまたはスチレンであり、より好ましいZはアクリレートである。
染料との反応に好ましいモノマーは、グリシジルアクリレート、2−グリシジルメタクリレート、2−ビニル−4,4−ジメチル−5−オキサゾロン、ビニルイソシアネート、2−イソシアネートエチルメタクリレート、N−メタクリルオキシスクシンイミドである。
染料の説明
染料の例は、Industrial Dyes(K. Hunger編、 Wiley VCH 2003年)およびthe colour index(Society of Dyers and Colourists and American Association of Textile Chemists and Colorists)に記述されている。
染料は、染料の芳香環に共有結合しているNH基を含まなければならない。好ましくはNH基は、芳香環が染料の発色団と共役している染料の芳香環と共有結合している。
染料は好ましくは、染料の芳香環構造中に、部分
Figure 2013522255
を含む。好ましい染料は、
Figure 2013522255
を含む。
好ましくは染料は、反応性基または重合可能な二重結合を含まない。反応性基を含む染料は、−OH、−SHおよび−NH基による付加または置換反応を受けて共有結合を形成する反応性基に連結する発色団で構成されている。反応性染料は、Industrial Dyes(K. Hunger編、 Wiley VCH 2003年)に記述されている。多数の反応性染料が、the colour index(Society of Dyers and Colourists and American Association of Textile Chemists and Colorists)に記載されている。反応性基は、例えば、ジクロロトリアジニル、ジフルオロクロロピリミジン、モノフルオロトラジニル、ジクロロキノキサリン、ビニルスルホン、ジフルオロトリアジン、モノクロロトリアジニル、ブロモアクリルアミドおよびトリクロロピリミジンである。
染料は、400から700nmの範囲のいずれの波長においても、4000超の吸光係数、好ましくは10000mol−1Lcm−1超の吸光係数を有する有機分子である。モル吸光係数は、好ましくは有機溶媒中で、好ましくはプロパン−2−オール中で、1、5または10cmセルを用いて測定される。
染料は、好ましくは下記の発色団類:アミノケトン、アントラキノン、アゾ、オキサジン、アジン、トリフェノジオキサジン、トリフェニルメタン、ナフタルイミド、キサンテンおよびフタロシアニン、より好ましくはアゾ、アントラキノン、ナフタルイミドおよびアジン発色団類、最も好ましくはアゾおよびアントラキノンから選択される有機染料から選択される。好ましい染料は、アントラキノンである。
染料は、カチオン性でも、アニオン性でも、非荷電であってもよい。非荷電染料の例は、分散染料のカテゴリー中に見られる。アニオン電荷を有する染料の例は、酸性および直接染料のカテゴリー中に見られる。カチオン電荷を有する染料の例は、塩基性染料のカテゴリー中に見られる。染料は好ましくは、非荷電であるまたはアニオン電荷を有する。最も好ましくは、染料はアニオン電荷を有する染料である。
染料の芳香環に共有結合している−NH基を含む好ましい染料は、アシッドバイオレット1、アシッドバイオレット3、アシッドバイオレット6、アシッドバイオレット11、アシッドバイオレット13、アシッドバイオレット14、アシッドバイオレット19、アシッドバイオレット20、アシッドバイオレット36、アシッドバイオレット36:1、アシッドバイオレット41、アシッドバイオレット42、アシッドバイオレット43、アシッドバイオレット50、アシッドバイオレット51、アシッドバイオレット63、アシッドバイオレット48、アシッドブルー25、アシッドブルー40、アシッドブルー40:1、アシッドブルー41、アシッドブルー45、アシッドブルー47、アシッドブルー49、アシッドブルー51、アシッドブルー53、アシッドブルー56、アシッドブルー61、アシッドブルー61:1、アシッドブルー62、アシッドブルー69、アシッドブルー78、アシッドブルー81:1、アシッドブルー92、アシッドブルー96、アシッドブルー108、アシッドブルー111、アシッドブルー215、アシッドブルー230、アシッドブルー277、アシッドブルー344、アシッドブルー117、アシッドブルー124、アシッドブルー129、アシッドブルー129:1、アシッドブルー138、アシッドブルー145、ダイレクトバイオレット99、ダイレクトバイオレット5、ダイレクトバイオレット72、ダイレクトバイオレット16、ダイレクトバイオレット78、ダイレクトバイオレット77、ダイレクトバイオレット83、フードブラック2、ダイレクトブルー33、ダイレクトブルー41、ダイレクトブルー22、ダイレクトブルー71、ダイレクトブルー72、ダイレクトブルー74、ダイレクトブルー75、ダイレクトブルー82、ダイレクトブルー96、ダイレクトブルー110、ダイレクトブルー111、ダイレクトブルー120、ダイレクトブルー120:1、ダイレクトブルー121、ダイレクトブルー122、ダイレクトブルー123、ダイレクトブルー124、ダイレクトブルー126、ダイレクトブルー127、ダイレクトブルー128、ダイレクトブルー129、ダイレクトブルー130、ダイレクトブルー132、ダイレクトブルー133、ダイレクトブルー135、ダイレクトブルー138、ダイレクトブルー140、ダイレクトブルー145、ダイレクトブルー148、ダイレクトブルー149、ダイレクトブルー159、ダイレクトブルー162、ダイレクトブルー163、フードブラック2;酸アミド基がNHによって置換されているフードブラック1、ベーシックバイオレット2、ベーシックバイオレット5、ベーシックバイオレット12、ベーシックバイオレット14、ベーシックバイオレット8、ベーシックブルー12、ベーシックブルー16、ベーシックブルー17、ベーシックブルー47、ベーシックブルー99、ディスパースブルー1、ディスパースブルー5、ディスパースブルー6、ディスパースブルー9、ディスパースブルー11、ディスパースブルー19、ディスパースブルー20、ディスパースブルー28、ディスパースブルー40、ディスパースブルー56、ディスパースブルー60、ディスパースブルー81、ディスパースブルー83、ディスパースブルー87、ディスパースブルー104、ディスパースブルー118、ディスパースバイオレット1、ディスパースバイオレット4、ディスパースバイオレット8、ディスパースバイオレット17、ディスパースバイオレット26、ディスパースバイオレット28、ソルベントバイオレット26、ソルベントブルー12、ソルベントブルー13、ソルベントブルー18、ソルベントブルー68、ソルベントブルー76、ディスパースレッド4、ディスパースレッド11、ディスパースレッド15、ディスパースレッド31、ディスパースレッド53、ディスパースレッド55、ディスパースレッド60、ディスパースレッド63、ディスパースレッド86、ディスパースレッド91、ディスパースレッド92、ベーシックレッド2、ベーシックレッド3、ベーシックレッド4、ベーシックレッド5、ベーシックレッド6、ベーシックレッド9、ベーシックレッド30、ディスパースイエロー9、ディスパースイエロー11、ベーシックイエロー5、ベーシックイエロー6、ベーシックイエロー7、ベーシックイエロー9、ベーシックブラウン1、ベーシックブラウン2、ベーシックブラウン4、ベーシックブラウン5、ベーシックブラウン17、ディスパースオレンジ3、ディスパースオレンジ3:1、ディスパースオレンジ6、ディスパースオレンジ11、ディスパースグリーン2、アシッドレッド33、アシッドレッド30、アシッドレッド34、アシッドイエロー7、アシッドイエロー9、アシッドイエロー66、アシッドグリーン20、アシッドグリーン33、アシッドブラウン4、アシッドブラウン9、ディスパースブラック9、ディスパースブラック3、ディスパースブラック4、ディスパースブラック7およびアシッドブラック1である。
さらに好ましい染料は、アゾ基に直接結合するフェニル基を含み、フェニル基がそれに共有結合するNH基を有する、モノアゾ染料から選択される。
好ましくは染料モノマーは、
Figure 2013522255
ではない。
染料ポリマーの説明
染料ポリマーは、染料モノマーの、好ましくは適切なコモノマーとの重合によって形成される。
好ましくは、染料ポリマーは、0.1から30モル%の染料ユニットを含み、より好ましくは1から15モル%の染料モノマーユニットを含み、最も好ましくは2から10モル%を含む。
好ましくは染料ポリマー中のポリマー化合物は、1から100個の染料分子と共有結合している。より好ましくは1から40個の染料分子と共有結合し、最も好ましくは1から10個の染料分子と共有結合している。
染料の有する電荷に加えて、ポリマーはカチオン電荷またはアニオン電荷を有する基を含んでよい。
カチオン基をコモノマー上に保有するポリマーについては、染料は非荷電であるまたはアニオン電荷を有するものが好ましい。
カチオン基をコモノマー上に保有するポリマーについては、染料は非荷電であるまたはアニオン電荷を有するものが好ましい。
非荷電染料の例は、分散染料のカテゴリー中に見られる。アニオン電荷を有する染料の例は、酸性および直接染料のカテゴリー中に見られる。カチオン電荷を有する染料は、塩基性染料のカテゴリー中に見られる。
アニオン基をコモノマー上に保有するポリマーについては、染料はカチオンまたはアニオン電荷を有するものが好ましい。
コモノマーは、いずれかの適切なアルケンから選択されてよく、アクリレートまたはスチレンが、特に好ましい。適切なコモノマーは、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリアミド、メチルビニルエーテル、メタクリル酸、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエチルアクリレート;2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、アクリルアミド、t−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、4−ビニルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン、ベンジルメタクリレート、アクリル酸、酢酸ビニル、ビニルピリジン、アクリル酸ナトリウム、ジエチルアミノエチルメタクリレート(好ましい)、4−ビニルフェノール、メタクリル酸、アクリロニトリル、4−ビニル−9H−カルバゾール、メタクリル酸ナトリウム、4,4−ジメチル−2−ビニルオキサゾール−5(4H)−オン、4,4−ジメチル−2−(プロパ−1−エン−2−イル)オキサゾール−5(4H)−オン、ビニルピロリドン、4−ペンテン酸、エチル2−シアノアクリレート、ステアリルアクリレート、グリコシルオキシエチルメタクリレート、メチルエーテルメタクリレート、ポリ(エチレングリコール)エチルエーテルメタクリレート、ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−イソシアネートエチルメタクリレート、2−(メチルチオ)エチルメタクリレート、2−アミノエチルメタクリレートヒドロクロリド(好ましい)、フルフリルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−イソプロピルアクリルアミド、Ν,Ν−ジメチルアクリルアミド、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−(ジメエチルアミノ)エチルメタクリルアミド、メタクリル酸3−スルホプロピルカリウム、5−メチル−4−オキソヘキサ−5−エン−1−スルホン酸カリウム、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−(t−ブチルアミノ)エチルメタクリレート、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、4−ビニル安息香酸、N−(6−アミノピリジン−2−イル)アクリルアミド、N−(3−アミノフェニル)アクリルアミド、2−アクリルアミドピリジン、4−ビニルフェニルボロン酸、イタコン酸、2−アミノエチルメタクリレートおよびメチルビニルエーテルを含む。
ポリマー中のモノマーは、任意の適切な様式で配列することができる。例えば、交互コポリマーは規則的に交互に配置されているモノマー残基を有するが;周期コポリマーは繰り返し配列で配置されたモノマー残基タイプを有し;ランダムコポリマーはモノマー残基タイプのランダム配列を有し;統計コポリマーは、周知の統計的法則に従って配置されたモノマー残基を有し;ブロックコポリマーは共有結合によって連結された2つ以上のホモポリマーサブユニットを有する。最も好ましくは、ポリマーはランダムコポリマーである。ポリマーは2000以上の分子量を有すべきである。好ましい分子量の範囲は2000から500000であり、より好ましい範囲は2000から20000である。これに関連して、分子量は、数平均分子量である。これは個々の高分子の分子量の通常の算術平均である。分子量は、j個のポリマー分子の分子量を測定して、分子量を合計し、jで割ることによって決定される。分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィによって決定される。
ポリマー染料の組み合わせを、広範なカラーパレットを達成するために使用してもよい。毛髪の着色のために、3つ以上のカラーパレットのポリマー染料が好ましく、特に好ましいのは3種のポリマー染料のカラーパレットである。赤色の染料ポリマー1種、黄色の染料ポリマー1種および青色の染料ポリマー1種を含む染料ポリマー混合物を使用することのが、最も効果的である。混合物中の青色、黄色、および赤色の一部を変化させることにより、数多くの色調、例えば黒色および茶色を達成することができる。
組成中のポリマー染料の配合量は、好ましくは組成物全量の0.001から5重量%であり、より好ましくは0.01から1重量%であり、最も好ましくは0.04から0.4重量%である。
好ましくは、本発明の方法はすすぎ落としの段階を含む。
好ましくは、本発明の方法は染料組成物を乾いた、または湿った毛髪に直接塗布することを含む。
好ましくは、塗布温度は18から38℃である。
好ましくは、組成物はシャンプー、コンディショナーまたはヘアダイ組成物である。組成物がシャンプーである場合、組成物は好ましくは組成物全量の5から50重量%のクレンジング界面活性剤を含む。好ましくは、クレンジング界面活性剤はアニオン性および両性界面活性剤を含む。組成物がコンディショナー組成物である場合、組成物は好ましくは、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミドおよび脂肪エステル、シリコーン、カチオン性界面活性剤などのコンディショニング活性成分を含む。好ましくは組成物は香料を含む。好ましくは香料は組成物全量の0.001から5重量%の量で存在する。
好ましくは、本発明の組成物は3から9のpHを有し、好ましくは4から8のpHを有する。
好ましくは、組成物は組成物全量の40重量%超の水を含む。
好ましくは、組成物は液体であり、液体の粘度は239Kにおいて4センチポアズ超である。粘度は、落球式粘度計を用いて測定され、液体の粘度の算出にはストークスの法則が用いる。
ここで、本発明を下記の非限定的実施例によって例証する。
[実施例1]
Figure 2013522255
1gのアントラキノン染料を0.5mlのエポキシドモノマーとともに20mlの酢酸中で3時間加熱することにより、染料モノマーを合成した。反応に続いて、染料モノマーを精製し、下記に示すように、その0.15gをテトラヒドロフラン中で3gのコモノマーと重合させた。
Figure 2013522255
このポリマーを、P1とコード化した。
コポリマーとして、
Figure 2013522255
を用い、ならびに
Figure 2013522255
とポリエチレングリコール(M=300)アクリレートの65:30混合物を用いて、反応を繰り返した。これらのポリマーを、それぞれP2およびP3とコード化した。
[実施例2]
毛髪染色性能
染料ポリマーの脱塩水中0.04重量%溶液を調製した。ブロンドのヒト毛髪スワッチ(重量=1.4g)を7mlの染料ポリマー溶液中に入れ、60秒間撹拌し、取り出して乾燥させた。スワッチの反射率を、反射率計を用いて測定し、色調をCIE L値として表わすことおよび非染色のコントロールに対するΔE値として表わすことにより、毛髪の色調を評価した。次いで、スワッチを流水下の水中で60秒間すすぎ、乾燥させて色調を再測定した。次いで、スワッチを、0.5g/Lのラウリルエーテル硫酸ナトリウム(エトキシ基数3個)界面活性剤溶液中で60秒間、洗浄し、脱塩水中ですすぎ、乾燥させて再測定された。結果を下記に要約する。
ヒト毛髪
Figure 2013522255
結果は、毛髪の着色が成功したことを示している。毛髪の洗浄およびすすぎは、毛髪スワッチ全体で染料の分散および均一性を増加させ、結果としてΔE値が得られる。

Claims (13)

  1. 染料i)の芳香環に直接共有結合しているNH基と、イソシアネート、オキサゾロン、エステルおよびエポキシドからなる群から選択されるモノマー化合物ii)の反応性基との反応、ならびに続いて、生成された染料モノマーを重合させて染料ポリマーiii)を形成する反応によって得られる染料ポリマーを含む組成物を毛髪に塗布する段階を含む、毛髪の着色方法。
  2. モノマー化合物ii)の反応性基がエポキシドである、請求項1に記載の方法。
  3. 染料i)がアニオン電荷を有する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 染料モノマーが、
    Figure 2013522255
    ではない、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 染料i)の芳香環に直接共有結合しているNH基と、イソシアネート、オキサゾロン、エステルおよびエポキシドからなる群から選択されるモノマー化合物ii)の反応性基との反応、ならびに続いて、生成された染料モノマーを重合させて染料ポリマーiii)を形成する反応によって得られる染料ポリマーを含む組成物を毛髪に塗布する段階を含む、請求項1から4のいずれかに記載の毛髪の着色方法。
  6. 染料ポリマーが、好ましくは組成物全量の0.001から5重量%の配合量で組成物中に存在する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 染料ポリマーが、組成物全量の0.04から0.4重量%の配合量で水溶液中に存在する、請求項5に記載の方法。
  8. 組成物が3種以上のポリマー染料の混合物を含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 染料i)が、アゾ、アントラキノン、ナフタルイミド、またはアジン発色団類から選択される、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 染料i)が、アントラキノン発色団類から選択される、請求項9に記載の方法。
  11. 染料ポリマーが、ポリマー主鎖に共有結合している1から10個の染料分子i)を含む、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 染料ポリマーが、1から15モル%の染料モノマーユニットを含み、0.1から30モル%の染料ユニットを含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 染料を含む組成物の塗布後に毛髪のすすぎをさらに含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
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