JP2013521407A - ブリケット製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、微粒子状鉄鉱石(2)を直接還元するための流動床還元設備(1)からの直接還元微粒子状鉄(Direct reduced iron、DRI)を含むブリケットを製造するための方法であって、前記流動床還元設備(1)内では、直接還元の際に製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)がブリケット(8)に成形される方法に関する。前記方法は、前記直接還元微粒子状鉄(DRI)には、少なくとも微粒子状鉄鉱石(2)を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料が混合され、このとき得られる混合物は、引き続いて、ブリケット(8)に成形されることを特徴としている。本発明は、さらに、前記方法を実施するための装置に関する。

Description

本発明は、微粒子状鉄鉱石の直接還元のための流動床還元設備からの、直接還元微粒子状鉄(Direct reduced iron、DRI)を含むブリケットを製造するための方法と、当該方法を実施するための装置と、に関する。
還元ガスを用いた鉄鉱石の直接還元の1つの方法は、粒度0.005mm〜12mmの微粒子状鉄鉱石が流動床において還元されることに基づいている。流動床は、流動床還元設備の流動床反応炉内の還元ガスが、微粒子状鉄鉱石に吹き込まれることによって得られる。当該微粒子状鉄鉱石は、ガスフローによって浮遊し、還元ガスと反応する。ここで、鉄鉱石は自身が還元され、還元ガスは酸化される。流動床反応炉に一定時間留まった後、還元された微粒子状材料は取り出される。複数の流動床反応炉のカスケード内の微粒子状鉄鉱石を還元ガスによって還元することが知られている。例えば、FINEX(登録商標)法又はFINMET(登録商標)法の場合、微粒子状鉄鉱石は、還元ガスフローに対する逆流において、複数の流動床反応炉のカスケードを通過するように導かれる。
微粒子状鉄鉱石の流れる方向に見て最後の流動床反応炉から取り出された、大部分が還元されている材料に対して、大抵の場合、銑鉄を製造するための最終還元ステップ又は溶融ステップが行われる。当該材料は、直接還元微粒子状鉄(Direct reduced iron、DRI)とも呼ばれる。このような最終還元ステップ又は溶融ステップは、例えば、溶融ガス化装置内で行われる。このような溶融ガス化装置内では、炭素担体と酸素とから、ガス化反応によって還元ガスが生成され、例えば最後の流動床反応炉から取り出された、大部分が還元された材料DRIのような前還元された鉄担体に対し最終還元が行われ、このとき生成される銑鉄は溶融される。しかしながら、最終還元ステップ又は溶融ステップは、溶融ガス化装置とは異なるタイプの溶融還元設備においても、又は、例えばブラスト炉内においても行われ得る。しかしながら、DRIは、他の用途、例えばアーク炉又は転炉等の製鋼設備のための鉄担体としても用いることができる。
効果的に手順を進めるために、溶融ガス化装置内での使用を意図された鉄担体は、1つの粒度分布を有している。当該粒度分布によって、一方では、溶融ガス化装置内での不均等なガス分布等の、鉄担体の粒度が低すぎることによるネガティブな影響が、他方では、溶融挙動の遅滞及び直接還元の割合の増大、並びにその結果として還元剤の消費の増大等の、鉄担体の粒度が高すぎることによる溶融ガス化装置の運転に対するネガティブな影響が回避される。微粒子状で、最後の流動床反応炉から取り出された材料DRIは、溶融ガス化装置内で鉄担体として利用するために、例えば成形によってブリケットに加工される。このために、最後の流動床反応炉から取り出された材料DRIは、まずDRI微粒子バンカー(DRI‐Fines Bunker)とも呼ばれる収集容器に供給され、そこから成形設備に供給される。DRIは微粒子状で生じるので、本出願の範囲では、DRI微粒子バンカーという名称が用いられる。この名称において、微粒子(Fines)という部分は、DRIが微粒子状の大きさであることに基づいている。当該収集容器又はDRI微粒子バンカーは、最後の流動床反応炉と収集容器又はDRI微粒子バンカーとの間における空気圧による輸送の際に生じ得る短時間の設備障害を解消するために、運転中必要である。この場合、収集容器又はDRI微粒子バンカーは、その下流に接続された設備部分にDRIの材料を供給するための緩衝貯蔵装置として機能する。
DRIをブラスト炉又は製鋼設備内で鉄担体として使用する場合にも、DRIは成形される。
消費された、すなわち還元反応に利用された還元ガスは、流動床還元法では一般的に、その流れ方向に見て最後の流動床反応炉から取り出され、いわゆるオフガスとして排出される。当該オフガスは、1つ又は複数の流動床反応炉を微粒子状鉄鉱石と共に貫流するので、微粒子状材料を伴う。当該材料は、特に、鉄鉱石からの微粒子状酸化鉄、並びに、還元の際に生成した微粒子状鉄及び炭素等を含んでいる。このダスト負荷を分離するために、オフガスは、例えばバッグフィルタ若しくはセラミックフィルタを用いたフィルタ装置等の乾式脱塵装置、又は、サイクロンを用いて脱塵される。分離された材料、乾式脱塵の場合は乾燥した酸化鉄を含有する粉塵だが、当該材料は、特に酸化鉄に加えて、すでに鉄に還元された材料も含有しているので、鉄含有量と炭素含有量とが多く、したがって、経済上の理由から、例えば溶融ガス化装置内、ブラスト炉内における銑鉄製造、又は製鋼設備内において、鉄担体原料として用いると良い。当該材料を、内部で当該材料が生成された流動床反応炉と結びついている銑鉄製造プロセスにおいて用いることが好ましい。しかしながら、分離された材料は、流動床反応炉に供給された微粒子状材料よりもはるかに細かく、例えば溶融ガス化装置に加えるには細かすぎるので、経済的に使用するには困難が生じる。
流動床還元設備が停止した場合、流動床反応炉を空にしなければならない。それによって、流動床反応炉内に含まれた材料が、分散床(Verteilerboeden)、凝集装置(Agglomeration)及びクランプ(Anpackungen)を通って流れることが回避される。このとき、オフガスのための乾式脱塵装置内と同様に、微粒子状材料が得られる。当該微粒子状材料は、特に鉄鉱石からの微粒子状酸化鉄と、還元の際に生成した微粒子状鉄及び炭素とを含んでいる。この材料も、例えば溶融ガス化装置内、ブラスト炉内における銑鉄製造、又は製鋼設備内において、鉄担体原料として利用すると良い。
このような微粒子状材料を、流動床反応炉に加えることによって利用することは不可能である。なぜなら、当該微粒子状材料は大部分が、サイズに関して、専ら流動床反応炉内に含まれるサイクロンの分離サイズを下回るか、又は分離サイズの範囲にあるので、すぐに再び流動床から吐き出されるからである。
微粒子状材料を溶融ガス化装置に導入するために粉塵バーナーにおいて使用することは、粉塵バーナーにとっては炭素含有量が少なすぎるので不利である。なぜなら、このために、追加的なエネルギー担体を、例えば石炭又は燃料ガスの形態で使用することが必要になる場合があるからである。
本発明の課題は、微粒子状材料の鉄担体原料としての容易かつ経済的に有利な利用を可能にする方法を提供することにある。この微粒子状材料は、微粒子状鉄鉱石の直接還元のための流動床還元設備内で生成され、微粒子状酸化鉄と、場合によっては微粒子状鉄及び炭素とを含んでおり、流動床反応炉内で利用するには小さすぎる粒度を有している。好ましくは、当該利用は、流動床還元設備と結びついた銑鉄製造プロセスの枠内で行われる。
本課題は、微粒子状鉄鉱石を直接還元するための流動床還元設備からの直接還元微粒子状鉄(Direct reduced iron、DRI)を含むブリケットを製造するための方法であって、流動床還元設備内では、直接還元の際に製造される直接還元微粒子状鉄(DRI)がブリケットに成形される方法において、当該直接還元微粒子状鉄(DRI)に、少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含有する乾燥微粒子状材料が混合され、ここで得られた混合物がブリケットに成形されることを特徴とする方法によって解決される。
乾燥微粒子状材料をDRIに供給することによって、生成された混合物から、当該材料を含有するブリケットが得られる。乾燥微粒子状材料の成分は、ブリケットにおいて、例えば、乾燥微粒子状材料よりも粗い材料の使用を必要とする銑鉄製造のための鉄担体原料として、さらなる利用に供される。
DRIが成形される場合、生成物は高温成形鉄(Hot compacted iron、HCI)とも呼ばれる。すなわち、本発明に係るブリケットは、このような術語に従うと、高温成形鉄を含んでいる。
乾燥微粒子状材料は、少なくとも酸化鉄を含有している。このとき、鉄の全ての酸化段階の酸化鉄が酸化鉄の概念に含まれる。すなわち、例えば、FeO、Fe、Fe、その他の酸化鉄、又は、様々な酸化鉄の混合物である。このとき、当該酸化鉄は、流動床還元設備内で還元される酸化鉄に由来しても良い。
乾燥微粒子状材料は、微粒子状鉄を含有しても良いし、微粒子状炭素を含有しても良い。このとき、微粒子状鉄を、流動床還元設備内での微粒子状鉄鉱石の還元から得ても良い。
本発明に係る方法の一実施形態によると、乾燥微粒子状材料は、流動床還元設備のオフガスの乾式脱塵に由来する。
オフガスと表記されるのは、消費された還元ガスであって、流動床還元設備の、還元ガスの流れ方向に見て最後の流動床反応炉から排出されるガスである。
本発明に係る方法のその他の一実施形態によると、乾燥微粒子状材料は、流動床還元設備の流動床反応炉から、設備が停止する前に、直接還元微粒子状材料が取り出されることによって得られる。
本発明に係る方法のその他の一実施形態によると、乾燥微粒子状材料は、例えば流動床乾燥設備の、好ましくは設備アセンブリ内の流動床還元設備に配設された粉鉱乾燥設備に由来する。
本発明に係る方法のその他の一実施形態によると、乾燥微粒子状材料は、好ましくは設備アセンブリ内の流動床還元設備に配設されている材料輸送装置の脱塵装置に由来する。
これらの実施形態の混合形態も可能である。
有利には、混合物における乾燥微粒子状材料の混合割合は、0.25重量%、好ましくは0.5重量%の下限を有しており、当該混合割合は、10重量%まで、好ましくは5重量%までである。このとき、記載された範囲の境界値が含まれる。適切な限定は、例えばブリケットの小さい密度、壊れやすさの増大等の生成物の不都合な品質によって与えられる。
本発明のさらなる対象は、少なくとも1つの流動床反応炉を有する、微粒子状鉄鉱石の直接還元のための流動床還元設備と、流動床還元設備内で製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)を受容するための収集容器と、流動床還元設備内で製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集容器内へ輸送するための輸送導管と、微粒子状材料を成形するための成形設備と、直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集容器から成形設備に供給するための供給導管と、を有する本発明に係る方法を実施するための装置において、少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料を供給するための1つ又は複数の粉塵供給導管が、直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集するための収集容器及び/又は供給導管に合流することを特徴とする装置である。
少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料の供給は、本発明の一実施形態によると、空気圧によって行われる。当該材料は乾燥しているので、空気圧による輸送によって、詰まる危険を伴わずに輸送することができる。
さらなる実施形態によると、バケットコンベヤ、スクレーパーコンベヤを用いた、又は重力を用いた供給が行われ得る。
好ましい一実施形態によると、流動床還元設備の少なくとも1つの流動床反応炉から、消費された還元ガス、すなわちオフガスを排出するためのオフガス導管が発しており、オフガス導管内には、当該オフガス導管内に誘導されたガスフローの乾式脱塵装置が設けられており、1つ又は複数の粉塵供給導管の内少なくとも1つは、乾式脱塵装置から発している。
乾式脱塵装置は、好ましくは、セラミック製及び/若しくは金属製キャンドルフィルタ、並びに/又はバッグフィルタ、並びに/又は1つ若しくは複数のサイクロンを備えている。乾式脱塵装置が破損せずに耐えられる温度次第で、オフガス導管内のオフガス冷却装置は、オフガスの流れ方向に見て、乾式脱塵装置の上流に配置されている。当該オフガス冷却装置によって、オフガスは必要に応じて、乾式脱塵装置に害を与えない温度にまで冷却され得る。
好ましいさらなる一実施形態によると、流動床還元設備の流動床反応炉からは、それぞれ、各流動床反応炉内に存在する直接還元微粒子状材料を、好ましくは流動床還元設備の停止前に排出するための排出導管が発しており、1つ又は複数の粉塵供給導管の内少なくとも1つが、複数の排出導管の内少なくとも1つに発している。
DRI微粒子バンカーにはガス排出導管が設けられており、当該排出導管を通じて、直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集するための収集容器に乾燥酸化鉄含有材料を供給するための空気圧によって動作する粉塵供給導管において、空気圧による輸送のために用いられたガス、例えば窒素若しくはその他の不活性キャリアガス等、又は最後の流動床反応炉から輸送されたDRIと共にDRI微粒子バンカーに到着したガスが、DRI微粒子バンカーから排出される。
DRI微粒子バンカーから排出されるべきガスはベントガスと呼ばれ、大量の粉塵を伴う。なぜなら、一方ではDRI微粒子バンカーの内容物は微粒子状であり、他方ではDRIを最後の流動床反応炉からDRI微粒子バンカーへ輸送する際に、粒子同士の摩擦によって、より小さな粒子が発生するからであり、これは、自明のことながら、DRI微粒子バンカーへの供給の間における、DRI微粒子バンカーに供給される乾燥微粒子状材料の粒子にも該当する。それゆえ、ベントガスの脱塵のために、脱塵装置、好ましくは乾式脱塵装置が設けられている。この脱塵装置は、ベントガスがガス排出導管に流入する前に脱塵が行われるように、DRI微粒子バンカー内部に配置されているか、又は、ガス排出導管内に配置されている。このとき、当該脱塵装置は、ガス排出導管内で、例えばDRI微粒子バンカーの横か、又は、DRI微粒子バンカーの上若しくは下に配置され得る。乾式脱塵装置内でベントガスから分離された乾燥微粒子状材料は、好ましくは、直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集容器から成形設備へ供給するための供給導管に加えられる。対応する一実施形態においては、ガス排出導管内の乾式脱塵装置から発して、供給導管に合流する粉塵供給導管が存在している。
乾式脱塵装置は、好ましくは、セラミック製及び/若しくは金属製キャンドルフィルタ、並びに/又はバッグフィルタ、並びに/又は1つ若しくは複数のサイクロンを備えている。
その他の一実施形態によると、収集容器及び/又は供給導管に合流する粉塵供給導管が存在しており、当該導管は、好ましくは設備アセンブリ内の流動床還元設備に配設された粉鉱乾燥設備から、例えば流動床乾燥設備から発している。
その他の一実施形態によると、収集容器及び/又は供給導管に合流する粉塵供給導管が存在しており、当該導管は、自身が好ましくは設備アセンブリ内の流動床還元設備に配設されている材料輸送装置の脱塵装置から発している。
本発明に従って製造されたブリケットは、例えば上述したように、溶融ガス化装置等の溶融還元設備のための鉄担体として用いられ得る。
また、ブラスト炉のための鉄担体としても用いられ得る。
また、製鋼設備のため、例えばアーク炉又は転炉のための鉄担体としても用いられ得る。
本発明の例示的実施形態は、以下の概略図において議論される。
微粒子状鉄鉱石の直接還元のための流動床還元設備の一実施形態であって、ブリケットがシャフト反応炉に供給される実施形態の概略図である。 微粒子状鉄鉱石の直接還元のための流動床還元設備の一実施形態であって、ブリケットが溶融ガス化装置に装入するための装入装置に供給される実施形態の概略図である。 図1の収集容器5の概略的縦断面図である。
図1に示された微粒子状鉄鉱石2を直接還元するための流動床還元設備1は、直列に接続された4つの流動床反応炉3a、3b、3c、3dを有している。微粒子状鉄鉱石2は、流動床反応炉3aに装入され、流動床反応炉3dの方向に、一連の流動床反応炉を貫流する。これは、破線矢印で示されている。一連の流動床反応炉で製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)は、流動床反応炉3dから、空気圧によって動作する輸送導管4を通って、収集容器5に輸送される。収集容器5から、直接還元された微粒子状鉄(DRI)が、供給導管6を通って、微粒子状材料を成形するための成形設備7に供給される。成形設備7内では、ブリケット8がDRIから形成される。当該ブリケットは、シャフト反応炉13に供給され、当該シャフト反応炉において前還元される。還元ガス9は、溶融ガス化装置10に酸素12を供給して炭素担体11をガス化することによって得られる。さらに、溶融ガス化装置10内で前還元された鉄含有材料は、シャフト反応炉13から還元(ausreduziert)されて排出され、溶融される。このとき得られる銑鉄14は、溶融ガス化装置10から排出される。還元ガス9は、一部は一連の流動床反応炉3a、3b、3c、3dに、一部はシャフト反応炉13に導入される。還元ガス9は、流動床反応炉3dから流動床反応炉3aに向かう方向において、流動床反応炉3a、3b、3c、3dを貫流する。流動床反応炉3aからは、オフガスと呼ばれる、消費された還元ガスがオフガス導管15を通って排出される。
オフガス導管15内には、オフガス導管に導入されたオフガスのガスフローの脱塵のために、乾式脱塵装置16が設けられており、この場合当該装置は、セラミック製のキャンドルフィルタを有している。このとき、乾式脱塵装置16内に、乾燥微粒子状材料が得られる。乾式脱塵装置16からは、乾燥微粒子状材料を乾式脱塵装置16から収集容器5に供給するための粉塵供給導管17が発している。この供給は空気圧によって行われる。
流動床反応炉3a、3b、3c、3dのそれぞれからは、各流動床反応炉に存在する直接還元乾燥微粒子状材料を、流動床還元設備が停止した場合に排出するための排出導管18a、18b、18c、18dがそれぞれ発している。乾燥微粒子状材料を排出導管から収集容器5に供給するための粉塵供給導管19は、各排出導管に発している。この供給は空気圧によって行われる。
設備アセンブリ内で流動床還元設備1に配設されている粉鉱乾燥設備20内で生じる乾燥微粒子状材料は、粉塵供給導管21を通って収集容器5に供給される。
設備アセンブリ内で流動床還元設備1に配設されている材料輸送装置23の脱塵設備22内で生じる乾燥微粒子状材料は、粉塵供給導管24を通って収集容器5に供給される。
流動床還元設備1の、オフガスのさらなる誘導及び処理に関わる部材の描写、並びに、その他の設備細部、例えば還元ガス9のための冷却ガス循環等については、図の明瞭さの理由から省略する。
図2は、図1に示した流動床還元設備の変化形を示している。図1との差異は、ブリケット8がシャフト反応炉ではなく、溶融ガス化装置10に装入するための装入装置28に供給される点にある。装入装置28によって、ブリケット8が溶融ガス化装置に装入される。還元ガス9は装入装置28に供給されない。さらに、粉塵供給導管24及び21は、収集容器5ではなく供給導管に合流する。
図3は、図1の収集容器5の概略的縦断面図であり、図の明瞭さの理由から図1に全ては示さなかった、当該収集容器と接続された設備部分も含んでいる。一連の流動床反応炉において製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)は、図1の流動床反応炉3dから、空気圧によって動作する輸送導管4を通じて、収集容器5に輸送される。収集容器5から、直接還元微粒子状鉄(DRI)が、供給導管6を通って、微粒子状材料を成形するための成形設備7に供給される。乾燥酸化鉄含有粉塵を図1の乾式脱塵装置16から供給するための粉塵供給導管17が、収集容器5に合流している。ベントガスは、ガス排出導管26を通って、収集容器5から排出される。ベントガスを脱塵するために、セラミック製キャンドルフィルタを備えた乾式脱塵装置25が、ベントガスがガス排出導管26に流入する前に脱塵が行われるように、DRI微粒子バンカー内に配置されている。セラミック製キャンドルフィルタに堆積した粉塵は、セラミック製キャンドルフィルタを、例えば洗浄ガスの噴射等によって洗浄する場合、収集容器内に収集された材料27の上に落下する。
本発明の利点は、DRIの成形のためにすでに存在する成形装置で製造され、したがって、設備の変更若しくは拡大の必要が最小限であるか、又は、製造のために追加的な設備を必要としない鉄担体が製造されることにある。これによって、本発明に係る鉄担体の製造に関連する費用が削減される。
本発明のさらなる利点は、少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料が鉄担体として利用され、従来のように費用と手間とを要する廃棄処理を行う必要がないことにある。
少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料を鉄担体として利用することによって、鉄担体としての鉄鉱石を代用することができるので、原材料の費用が節減される。
1 流動床還元設備
2 微粒子状鉄鉱石
3a、3b、3c、3d 流動床反応炉
4 輸送導管
5 収集容器
6 供給導管
7 成形設備
8 ブリケット
9 還元ガス
10 溶融ガス化装置
11 炭素担体
12 酸素
13 シャフト反応炉
14 銑鉄
15 オフガス導管
16 乾式脱塵装置
17 粉塵供給導管
18a、18b、18c、18d 排出導管
19 粉塵供給導管
20 粉鉱乾燥設備
21 粉塵供給導管
22 脱塵設備
23 材料輸送装置
24 粉塵供給導管
25 乾式脱塵装置
26 ガス排出導管
27 材料
28 装入装置

Claims (11)

  1. 微粒子状鉄鉱石を直接還元するための流動床還元設備(1)からの直接還元微粒子状鉄(Direct reduced iron、DRI)を含むブリケットを製造するための方法であって、前記流動床還元設備(1)内では、直接還元の際に製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)がブリケットに成形される方法において、
    前記直接還元微粒子状鉄(DRI)には、少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料が混合され、このとき得られる混合物は、引き続いて、ブリケットに成形されることを特徴とする方法。
  2. 前記乾燥微粒子状材料は、前記流動床還元設備(1)のオフガスの乾式脱塵に由来することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記乾燥微粒子状材料は、前記流動床還元設備(1)の流動床反応炉(3a、3b、3c、3d)から、設備が停止する前に、直接還元微粒子状材料が取り出されることによって得られることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記乾燥微粒子状材料は、粉鉱乾燥設備(20)に、好ましくは設備アセンブリ内の前記流動床還元設備(1)に配設された粉鉱乾燥設備(20)に由来することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記乾燥微粒子状材料は、好ましくは設備アセンブリ内の前記流動床還元設備(1)に配設された材料輸送装置(23)の脱塵装置に由来することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記混合物における前記乾燥微粒子状材料の混合割合は、0.25重量%、好ましくは0.5重量%の下限を有しており、当該混合割合は、10重量%まで、好ましくは5重量%までであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  7. 少なくとも1つの流動床反応炉(3a、3b、3c、3d)を有する、微粒子状鉄鉱石(2)の直接還元のための流動床還元設備(1)と、前記流動床還元設備(1)内で製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)を受容するための収集容器(5)と、前記流動床還元設備(1)内で製造された直接還元微粒子状鉄(DRI)を前記収集容器(5)内へ輸送するための輸送導管(4)と、微粒子状材料を成形するための成形設備(7)と、直接還元微粒子状鉄(DRI)を前記収集容器(5)から前記成形設備(7)に供給するための供給導管(6)と、を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実施するための装置において、
    少なくとも微粒子状酸化鉄を、並びに、場合によっては微粒子状鉄及び炭素を含む乾燥微粒子状材料を供給するための1つ又は複数の粉塵供給導管(17、19、21)が、直接還元微粒子状鉄(DRI)を収集するための前記収集容器(5)及び/又は前記供給導管(6)に合流することを特徴とする装置。
  8. 前記流動床還元設備(1)の少なくとも1つの流動床反応炉(3a、3b、3c、3d)から、オフガスを排出するためのオフガス導管(15)が発しており、前記オフガス導管(15)内には、前記オフガス導管(15)内に誘導されたガスフローの乾式脱塵装置(16)が存在している装置において、1つ又は複数の粉塵供給導管(17)の内少なくとも1つが、前記乾式脱塵装置(16)から発していることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記流動床還元設備(1)の前記流動床反応炉(3a、3b、3c、3d)からは、それぞれ、前記各流動床反応炉(3a、3b、3c、3d)内に存在する直接還元微粒子状材料を、好ましくは前記流動床還元設備(1)の停止前に排出するための排出導管(18a、18b、18c、18d)が発している装置において、前記1つ又は複数の粉塵供給導管(17、19、21)の内少なくとも1つが、前記複数の排出導管(18a、18b、18c、18d)の内少なくとも1つに発していることを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
  10. 前記収集容器(5)及び/又は前記供給導管(6)に合流する粉塵供給導管(21)が存在しており、前記粉塵供給導管は、粉鉱乾燥設備(20)から、好ましくは設備アセンブリ内で前記流動床還元設備(1)に配設された粉鉱乾燥設備(20)から発していることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記収集容器(5)及び/又は前記供給導管(6)に合流する粉塵供給導管(24)が存在しており、前記粉塵供給導管は、好ましくは設備アセンブリ内で前記流動床還元設備(1)に配設された材料輸送装置(23)の脱塵装置(22)から発していることを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の装置。
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