JP2013519268A - データ転送方法、データ転送装置及びデータ転送システム - Google Patents

データ転送方法、データ転送装置及びデータ転送システム Download PDF

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Abstract

本発明はレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムに使用されるデータ転送のための方法、装置及びシステムであり、レイヤ2仮想プライベートネットワークシステムはサービスプロバイダネットワークエッジルータPEとカスタマーエッジデバイスCEとを有し、アクティブPE及びスタンバイPEはクロスノード冗長グループRGを形成する。本方法は、アクティブPE及びスタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを自動的に確立するステップと、現在のデータ転送用のリンクを監視するステップと、現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、リンク保護のためのデータチャネル及びスタンバイPEを介してデータを転送するステップとを有する。本発明によればリンク遅延を短縮でき、パケットロスを防止できる。

Description

本発明は通信の技術分野に関連し、特にデータを転送する方法、装置及びシステム等に関連する。
レイヤ2仮想プライベートネットワーク(Layer 2 virtual private network:L2VPN)におけるシステムは、PE(プロバイダエッジ又はサービスプロバイダエッジ装置)及びCE(カスタマーエッジ又は顧客エッジ装置)により形成されている。
障害が生じた場合でもPE及びCE間でデータが正常に転送されるようにするため、従来技術では、ICCPプロトコル(Inter-Chassis Communication Protocol)が使用されている。このプロトコルでは2つ以上の装置がクロスノード冗長グループ(Redundancy Group:RG)を形成し、RGに属する2つ以上の装置のデータはICCPプロトコルにより同期してデュアルホームネットワーク(dual-homed network)を形成する。デュアルホームネットワークの場合、ある装置と他の2つの装置との間で形成されるリンクは相互に冗長的であり、何れかのリンクに障害がある場合、他のリンクに切り替えられる。
VPLSにおいて、ICCPプロトコルを利用する場合、2つのPEがRGを形成し、RG内のPEノードは独立した装置又はネットワーク全体にデュアルホーム機能を提供する。こうして、アクティブPE(active PE)により形成されているリンクに障害が生じた場合、スタンバイPE(standby PE)により形成されるリンクに切り替えられ、リンクを保護する。
リンクを切り替える際、スタンバイリンクをアクティブにする必要があり、スタンバイリンクがアクティブになった後で始めてスタンバイリンクを介してデータを転送できる。従来技術では、現在のリンクに障害が生じた場合にスタンバイリンクに切り替えることが可能であるが、切替処理には或る程度の期間が必要であるので、データ転送の連続性を補償することはできず、リンクの遅延又はパケット損失の懸念があることは、理解できるであろう。
開示される発明の課題は、現在のリンクに障害が生じた場合にスタンバイリンクに切り替える再、データ転送の連続性を保証できるようにすることである。
開示される発明によるデータ転送方法は、
サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送方法であって、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成し、当該データ転送方法は、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するステップと、
現在のデータ転送用のリンクを監視するステップと、
前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送するステップと
を有し、前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する前記ステップは、
ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送するステップと、
アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送するステップと
を有する、データ転送方法である。
ICCPプロトコルを使用するVPLSシステムの概略構成を示す図。 ICCPプロトコルを使用する別のVPLSシステムの概略構成を示す図。 本発明の実施の形態において使用される方法のフローチャート。 本発明の実施の形態による方法を使用するVPLSシステムの概略構成を示す図。 本発明の実施の形態においてデータチャネルを確立する際に使用されるパケットのフォーマットを概略的に示す図。 本発明の実施の形態においてデータチャネルを確立する際に使用されるパケットのフォーマットを概略的に示す図。 本発明の実施の形態により提供される装置の概略図。 本発明の実施の形態により提供される別の装置の概略図。 本発明の実施の形態により提供されるシステムの概略図。
<概要>
本発明はデータを転送するための方法、装置及びシステムであり、リンクの遅延を短縮しかつパケット損失も防止することができる。
(a) 本発明の実施の形態は、サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送方法を提供し、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成する。当該データ転送方法は、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを自動的に確立するステップと、
現在のデータ転送用のリンクを監視するステップと、
前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送するステップと
を有する。前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する前記ステップは、
ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送するステップと、
アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送するステップとを有する。
(b) 本発明の実施の形態は、サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送装置を提供し、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成する。当該データ転送装置は、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するチャネル設定ユニットと、
現在のデータ転送用のリンクを監視する監視ユニットと、
前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する転送ユニットと
を有する。前記CE及びアクティブPE間のリンクに障害が生じた場合、
前記転送ユニットの第1の転送サブユニットが、ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、
前記転送ユニットの第2の転送サブユニットが、アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送する。
(c) 本発明の実施の形態は、サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むデータ転送システムを提供し、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成する。当該データ転送システムは、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するチャネル設定ユニット
を有し、前記アクティブPEは、現在のデータ転送用のリンクを監視し、前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送し、
前記スタンバイPEは、現在のリンク状態において受信したデータを転送し、前記アクティブPEによるデータ転送の完了を促す。
前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記アクティブPEに備わる第1の転送ユニットは、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、前記スタンバイPEに備わる第2の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記ダウンリンクデータを前記CEに転送する。
前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、アップリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEに備わる第3の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記CEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータを前記データチャネルを介して前記アクティブPEに転送し、前記アクティブPEに備わる第4の転送ユニットは、リモートPE及びアクティブPE間リンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送する。
本発明においては、アクティブPE及びスタンバイPEの間にリンク保護用のデータチャネルが自動的に確立され、現在のデータ転送用リンクに障害が生じた場合に、リンク保護用のデータチャネル及びスタンバイPEを介してデータが直接的に転送されるようにする。これにより、たとえスイッチング又は切り替えが完了していなかったとしても、正常のデータ転送を保証することができ、これによりリンク遅延を短縮しかつパケット損失を防止することができる。
<詳細な説明>
本発明の課題、技術的な解決手段及び利点を理解しやすくするために、以下において添付図面及び明細書を参照しながら本発明が詳細に説明される。本願において本発明を説明する際に特定の実施の形態が示されているが、本発明を限定する意図ではないことが理解されるべきである。
理解を容易にするため、本発明の実施の形態で登場するいくつかの概念を前もって説明しておく。
PEはCEに接続されているバックボーンネットワーク又は基幹通信網におけるエッジルータを示し、主にVPNサービスアクセスの処理を担い、プライベートネットワークからパブリックネットワークトンネルへ及びパブリックネットワークトンネルからプライベートネットワークへのパケットのマッピング及び転送を完了させる。
CEはサービスプロバイダに直接的に接続されるユーザ装置であり、イーサーネット(登録商標)、ATM又はFR等のようなレイヤ2リンクを介してシステムにアクセスする。
更にPEはユーザ側プロバイダエッジ(user facing provider edge:UPE)及びネットワーク側プロバイダエッジ(network facing provider edge:NPE)に分類されてもよい。
UPEは顧客側に近いPEであるニアエンドPE装置とも言及され、ユーザがVPNにアクセスする際のコンバージェンス装置(convergence device)として機能する。
NPEはネットワーク内のコアPE装置として機能するリモートPEと言及され、VPLSネットワークのコア領域のエッジに設けられ、コアネットワーク間でVPLSトランスペアレント通信サービスを提供する。
UPEは、CEから送信されたレイヤ2データフレームをNPEへ送信し、NPEにより復元又は再生成されたレイヤ2リンクフレームをCEへ送信する必要がある。
一般に、CE及びUPE間のリンクはアタッチメント回線(Attachment Circuit:AC)と呼ばれ、UPE及びNPEの間のL2VPNシグナリングにより設定されたコネクションは疑似ワイヤ(Pseudowire:PW)と言及される。
従来技術において、筐体間データ同期(inter-chassis data synchronization)がICCPプロトコルにより実行される場合、ACの側におけるTRUNK情報が同期してもよく、ACに不具合が生じた場合、AC及びPWを切り替えることでリンクプロテクション(リンク保護)を達成できる。図1を参照するに、デュアルホーム方式でCE装置が如何にしてVPLSネットワークにアクセスするかを示す概略図が示されており、CE1はデュアルホーム方式でPE1及びPE2に接続され、AC1及びPW1により形成されるリンクとAC2及びPW2により形成されるリンクとが相互に冗長的である。ACはPWがアクティブ(active)であるか又はスタンバイ(standby)であるかを決定するので、PE1に関連するAC1がアクティブ状態である場合、対応するPW1もアクティブ状態である。CE1からPE3へデータが転送されるプロセスの途中でAC1に障害が生じると、CE1はその障害を速やかに検出し、そのACを切り替えること(すなわち、AC2をアクティブ状態に切り替えること)をPE2に通知し、ACの通知を受信し後に、PE2はPWを切り替える(すなわち、PW2をアクティブ状態に切り替える)。切り替えの後、アップリンク経路は、CE1−AC2−PE2−PW2−PE3が含まれている経路になる。
この方法は、AC1に障害が生じた場合にデータ転送が別の経路で実行できることを保証するが、AC1に障害が生じた際にデータ転送は中断し、経路の切り替え(スイッチング)が完了するまで(PW2がアクティブになるまで、すなわちPW2がアクティブ状態にきり変えられるまで)不連続になり、そして切り替え後の別の経路を通じてデータ転送が実行される。切り替えの開始から切り替えの完了までの処理の間、データは正常には転送されず、データ転送における一時的な中断を引き起こしてしまう、ということが理解できる。
更に、AC1に障害が生じた場合、(PE3からPE1を経てCE1に至るデータである)ダウンリンクデータのパケット損失も生じるかもしれない。具体的には、PE3はAC1の不具合を速やかには検出できないので、切り替えが完了する前に、PE3はPW1を介してPE1へデータを依然として転送してしまうかもしれないが、その時点においてAC1に障害が生じており、CE1にデータを正常に転送できず、その間のデータのパケット損失が生じてしまう。確かに、TCPのような信頼性の高い伝送プロトコルによりパケット損失は防止できるかもしれない(その場合、その部分のデータは切り替えが完了した後にPW2及びAC2を介して再度転送される)が、PE1へ送信されるもCE1に転送されていない部分のデータが無駄になってしまう。
確かに、図1に示す概略図において、PW1に障害が生じた場合、アップリンクデータ及びダウンリンクデータの双方について同様な状況が生じる。例えば、アップリンクデータの場合、CE1はPW1の不具合を速やかには検出できないので、CE1はAC1を通じてPE1へデータを依然として転送してしまう。しかしながらPW1には障害が生じているので、データはPE3に転送できず、その間のデータについてパケット損失が生じてしまう。ダウンリンクデータの場合、PW1に障害が生じているが、切り替えの完了前にPW2は遮断状態であり、PW2を通じてデータを転送できない。したがってPE3は切り替えの完了後にデータを転送し続ける。
別の例では、より深刻な問題が生じる。例えば図2に示すようなネットワークにおいて、CE1が冗長接続としてPE1及びPE2にデュアルホーム方式で接続され、その一方、PE3及びPE4がPE1及びPE2にそれぞれデュアルホーム方式で接続されていたとする。この時点において、2つのPW(すなわち、PW1及びPW3)がPE1に接続され、2つのPW(すなわち、PW2及びPW4)がPE2に接続されている。AC1及びPW1により形成されるリンクとAC2及びPW2により形成されるリンクとは互いにCE1からPE3への冗長リンクとなっており、
AC1及びPW3により形成されるリンクとAC2及びPW4により形成されるリンクとは互いにCE1からPE4への冗長リンクとなっている。通常状態又は正常状態において、アップリンクの転送経路はそれぞれCE1−PE1−PE3及びCE1−PE1−PE4であると仮定する。現在のICCPプロトコルの場合、1つのPEに接続されている全てのPWに不具合が生じた場合にしか、他のPEに切り替えることができない。従って、データ転送経路において、PW3に不具合が生じたにすぎない場合(PW1は正常であった場合)、そのデータ転送に関し、自動的にはPE2に切り替わらない。一方、AC1は正常であるので、AC2にも切り替わらず、PE4及びCE1間のデータは正常に転送できない。
従来技術の場合、AC又はPWに障害が生じると、データ転送効率が劣化し、正常なデータ転送さえも実行できなくなってしまうことが、理解できる。
このような観点から、AC又はPWに障害が生じた場合の問題に対処するため、本発明の実施の形態は以下の解決手段を提供する。
本発明の実施の形態は、レイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送方法を提供し、レイヤ2仮想プライベートネットワークシステムはPE及びCEを含み、2つのPEがRGを形成する。説明の便宜上、RGの中で、アクティブ状態のPEはアクティブPEと言及され、スタンバイ状態又は待受状態のPEはスタンバイPEと言及される。
図3を参照するに、本発明の実施の形態により提供されるデータ転送方法は以下のステップを含む:
S301:アクティブPE及びスタンバイPE間のリンク保護(又はリンクプロテクション)のためのデータチャネルを自動的に確立する。
先ず、アクティブPE及びスタンバイPEの間にリンク保護用のデータチャネルが確立されなければならない。本発明の実施の形態の場合、リンク保護用のデータチャネルを確立するプロセス(手順又は処理)はPE1及びPE2により自動的に実行される。データチャネルを自動的に確立するプロセスを実現するため、本発明の実施の形態では既存のICCPプロトコルが拡張される。言い換えれば、アクティブPE及びスタンバイPE間のリンク保護用のデータチャネルは、拡張されたICCPにより確立される。
リンク保護用のデータチャネルはリンク障害が生じる前に前もって確立されてもよいし、リンク障害が生じた際に一時的に又は暫定的に確立されてもよい。以下、図1を例として、リンク保護用データチャネルが事前に設定される場合を簡単に説明する。一般に、実際のアプリケーションでは、広帯域、高スループット及び復旧能力等を実現するために、リンクアグリゲーション制御プロトコル(Link Aggregation Control Protocol:LACP)がCE及びPE間に使用されている。従って、複数のポートが並列的に接続され、複数の物理コネクションは、処理を行うための単独の論理チャネルと考えられる。レイヤ2プライベートネットワークシステムを確立する際にLACPプロトコルがCE及びPEの間に使用される場合、CE1及びPE1間のいくつかのポートが一緒にまとめられ(アグリゲーションされ)且つCE1及びPE2間のいくつかのポートも一緒にまとめられていることを意味する。従って、PE1及びPE2の間で、ポートアグリゲーション情報をやり取りするためにICCPプロトコルが使用されなければならない、すなわちローカルエンドのポートアグリゲーション情報をピアエンドに通知することを要する。更に、PE1及びPE3の間及びPE2及びPE3の間にPWが確立されなければならないので、ICCPプロトコルによりPE1及びPE2の間でPW情報がやり取りされなければならない。
ICCPプロトコルを実行するためのチャネルはPE1及びPE2の間にあること、すなわちPE1及びPE2の間でICCPプロトコルにより情報が相互に送信されることが、上記の説明から分かる。このような特徴により、ポートアグリゲーション情報又はPW情報がPE1及びPE2の間で交換される場合に、拡張されたICCPプロトコルにより、所定のフォーマットのリクエストパケット(要求パケット)が伝送され、顧客のリンク保護のためのデータチャネルを自動的に設定する。例えば、顧客のリンク保護用のデータチャネルを確立するためのリクエストパケットをPE1がPE2へ送信し、PE2がそのリクエストパケットを受信した後、PE2がデータチャネルを確立する機能を有していた場合、PE2は対応するレスポンスパケット(応答パケット)を返し、その後にPE1及びPE2の間に顧客のリンク保護用データチャネルが設定される。
具体的には、リンク保護用のデータチャネルはインバンド(in−band)又はアウトオブバンド(out−of−band)方式を用いて設定されてもよい。インバンド方式は、データチャネルがICCPプロトコルを実行するための経路に一致している方式、すなわち顧客のリンク保護用のデータチャネルとしてICCPチャネルが使用される方式である。そのような場合、異なる目的のチャネルは識別子(vlan id)により区別される。
アウトオブバンド方式は、ICCPプロトコルを実行するための経路とデータチャネルとが互いに独立している方式であり、アウトオブバンドデータチャネル例えばPW又はIPチャネルのような様々な形態で実現されてよい。例えば、アウトオブバンド方式のデータチャネルがIPチャネルの形式で実現される場合、具体的なプロセスは次のとおりである:リンク保護用のデータチャネルが確立されることをネゴシエーションにより確認した後、PE1及びPE2は、PE1及びPE2の各自のポートの利用条件に従ってリンク保護用データチャネルのポートを確保又は予約する。例えば、PE1のポート1が利用可能であった場合、ポート1が確保される一方、PE2のポート2が利用可能であった場合、ポート2が確保され、そして、確保されたポートの情報がPE1及びPE2の間でやり取りされ、こうしてリンク保護用のデータチャネルが設定され、そのデータチャネルはPE1のポート1及びPE2のポート2の間のチャネルである。
S302:現在のデータ転送用のリンクを監視する。
この処理を実行する主体はアクティブPE(すなわち、アクティブ状態のPE)である。現在のデータ転送用のリンクはアクティブ状態のPW及びACにより形成され、監視する手順は、ACを監視する手順を含み、かつPWを監視する手順をも含んでよい。ACであるか又はPWであるかを問わず、障害が生じた場合、アクティブPEはその障害を速やかに検出できる。
S303:現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、リンク保護用のデータチャネル及びスタンバイPEを通じてデータが転送される。
この処理を実行する主体もアクティブPEである。(ACであるか又はPWであるかを問わず)現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、切り替え手順の完了を待つことなく、リンク保護用のデータチャネル及びスタンバイPEを通じてデータが直接的に転送される。
留意すべきことに、上述したように、リンク保護用のデータチャネルは事前に設定されてもよいし或いはリンク障害が生じた際に確立されもよいので、ステップS301及びステップS302の実行の順序は図示のとおりに固定されているわけではない。リンク保護用のデータチャネルが一時的に又は暫定的に確立される場合、現在のデータ転送用のリンクに障害が生じると、リンク保護用のデータチャネルが確立され、リンク保護用のデータチャネル及びスタンバイPEによりデータが転送される。
ところで、留意すべきことに、リンク保護用のデータチャネルが暫定的に確立される場合において、リンク障害が生じた場合、データチャネルの確立に或る程度の期間を必要とするので、それでもデータチャネルの確立の完了までにリンクの中断が生じてしまうかもしれない。しかしながら、PE1はPE2に直接的なコネクションで接続されているので、PE1及びPE2の間でリンク保護用データチャネルを確立するのに要する時間は、リンクの切り替えに要する時間よりも極めて短く、リンク遅延を短縮する目的はかなり達成される。
AC又はPWに障害が生じた場合、アクティブPEによる具体的な処理方法は、以下に説明するように若干異なる。
ACに障害が生じた場合、ダウンリンクデータについては、ダウンリンクデータがデータチャネルを通じてスタンバイPEに転送され、スタンバイPEがダウンリンクデータをCEに転送するようにする。アップリンクデータの転送を要する場合、データチャネルを通じてスタンバイPEから転送されてきたアップリンクデータが受信され、そのアップリンクデータがリモートPEに転送される。
具体例として図1に示す例を考察する。障害が生じる前に、AC1及びPW1がアクティブ状態であり、PE3がリモートPEであり、PE1がアクティブPEであり、PE2がスタンバイPEであると仮定する。AC1に障害が生じた場合、(PE3から送信されたデータである)ダウンリンクデータに関し、PE1はそのダウンリンクデータをPW1を通じて正常に受信できるが、この場合AC1に障害が生じている。従ってPE1は受信したダウンリンクデータをPE1及びPE2の間のデータチャネルを通じてPE2に転送する。一方、CE1はAC1の障害を速やかに検出できるので、AC1をAC2に速やかに切り替え、すなわちこの時点でAC2をアクティブにできる。従ってPE2はデータチャネルを通じてPE1が転送してきたダウンリンクデータを受信した後、PE2はそのダウンリンクデータをAC2を通じてCE1に転送する。
(CE1から送信されたデータである)アップリンクデータの場合、AC1に障害が生じると、CE1はその障害を速やかに検出し、AC2をアクティブにすることができるので、アップリンクデータはAC2を通じてPE2に直接的に転送される(この時点において、切り替えは完了していない)。PE2がCE1のアップリンクデータを受信した際、PE2はこの時点でアクティブになっていないので、アップリンクデータはデータチャネルを通じてPE1に直接的に転送される。データチャネルを通じてPE2から転送されてきたアップリンクデータをPE1が受信すると、切り替えが完了する前にPW1は未だ利用可能であるので、アップリンクデータはPW1を通じてPE3に転送される。
更に、PWに障害がある場合、ACに障害がある場合とは異なり、リモートPEとスタンバイPEとの間のリンクをアクティブにする処理が最初に行われる必要があり、そしてダウンリンクデータを転送する必要がある場合、データチャネルを介してスタンバイPEにより転送されたアップリンクデータが受信され、ダウンリンクデータがCEへ転送され、リモートPE及びスタンバイPE間のリンクを介してリモートPEによりダウンリンクデータがスタンバイPEへ転送される。アップリンクデータを転送する必要がある場合、アップリンクデータはデータチャネルを通じてスタンバイPEへ転送され、リモートPE及びスタンバイPE間のリンクを通じてピアPE(peer PE)がアップリンクデータをリモートPEへ転送する用にする。
引き続き図1の例を参照する。障害が生じる前に、AC1及びPW1がアクティブ状態であり、PE3がリモートPEであり、PE1がアクティブPEであり、PE2がスタンバイPEであると仮定する。PW1に障害が生じると、(PE3から送信されてくるデータである)ダウンリンクデータはPW1を通じて転送できず、その時点でPW2は遮断状態(blocked state)であり利用できない。従って先ずPW2がアクティブになる必要があり、PW2がアクティブになった後に、PE3がPW2を通じてダウンリンクデータをPE2へ転送し、PE2がダウンリンクデータを受信した後、AC2は遮断状態なので、ダウンリンクデータはデータチャネルを通じてPE1へ転送される。AC1はまだ利用可能なので、PE1は受信したダウンリンクデータをAC1を介してCE1へ転送する。
アップリンクデータの場合、CE1はPW1の障害を速やかに検出できないので、AC2に速やかには切り替えられず、アップリンクデータはAC1を介してPE1へ転送される。この時点において、PW1は故障しているので、PE1はデータチャネルを通じてダウンリンクデータをPE2へ転送する。PE2がアップリンクデータを樹脂すると、PE2はPW2を通じてアップリンクデータをPE3へ転送しなければならない。従ってこの場合、PW2がアクティブにされる必要があり、アクティブになった後、PE2はPW2を通じてアップリンクデータをPE3へ転送できる。
PE1又はPE2がリンク保護用のデータチャネルを通じてデータを受信した後、そのデータはアップリンクデータであるか又はダウンリンクデータであるかが判定され、データを転送する方向を判定する必要があることに、留意を要する。判定を容易にするため、PE1及びPE2の間でデータチャネルが設定されると、アップリンク保護用のデータチャネル及びダウンリンク保護用のデータチャネルが別々に設定されてもよい。このようにして、アップリンク保護用のデータチャネルを通じてアップリンクデータがスタンバイPEへ転送され、ダウンリンク保護用のデータチャネルを通じてダウンリンクデータがスタンバイPEへ転送される。すなわち、PEがデータチャネルを通じてピアPEにデータを転送する前に、受信することになるデータがアップリンクデータであるのか又はダウンリンクデータであるのかがPEに通知される。このようにして、データチャネルを通じてPEがデータをピアPEに転送する場合、PEは、転送すべきデータのソースに従って、データを転送するための対応するデータチャネルを選択する。一方、ピアPEに関し、アップリンク保護用のデータチャネルを通じてデータが受信される場合、そのデータはアップリンクデータであることが確認され、ダウンリンク保護用のデータチャネルを通じてデータが受信される場合、そのデータはダウンリンクデータであることが確認される。
なお、実際のアプリケーションにおいて、処理の最中に、リンク保護用のデータチャネルに障害が生じるかもしれない。その時点においてリンク保護用データチャネルのスタンバイデータチャネルがアクティブPE及びスタンバイPEの間に設定されもよい、すなわちリンク保護用のデータチャネルがアクティブ/スタンバイモードで機能してもよい。こうして、リンク保護用のデータチャネルのうちの何れかに障害が生じた場合、スタンバイデータチャネルを通じてデータが転送される。複数のスタンバイデータチャネルが存在してもよい。
本発明の実施の形態においてデータチャネルを自動的に確立又は設定する場合において、QoSを最適化する指針又はポリシが使用されてもよいことに、留意を要する。例えば、アクティブな経路が正常であった場合(アクティブ状態のPW及びACに障害が生じていない場合)、データチャネルの帯域幅を狭くし、帯域幅のリソースを節約してもよい。アクティブな経路に障害が生じた場合、データチャネルの帯域幅はアクティブ経路の帯域幅と同じ帯域幅に自動的に調整される。
上記の説明は図1に示す例に基づいているが、本発明の実施の形態による方法を使用することで、上記の図2に示す特殊な場合の問題も解決できる。具体的には、PE1及びPE2の間において、アップリンクを保護するためにデータチャネルDATA_CHANNEL1が確立され、ダウンリンクを保護するためにデータチャネルDATA_CHANNEL2が確立される。PE1及びPE2の間でアグリゲーション情報が送受信される場合にDATA_CHANNEL1が確立され、ICCPプロトコルによりPE1及びPE2の間でPW情報が送受信される場合にDATA_CHANNEL2が確立される。
アップリンク保護及びダウンリンク保護のためのデータチャネルが確立されると、AC又はPWに障害が生じた場合でもデータを正常に転送することを保証できる。特定の実施の形態の場合、AC又はPWに障害が生じた場合、以下に説明するようにアップリンク及びダウンリンクにおいて具体的な条件が若干異なる。
先ず、図4において、AC1がアクティブ状態であり、PW3及びPW1がアクティブ状態であると仮定する。従ってアップリンクはAC1−PW3及びAC1−PW1であり、ダウンリンクはPW3−AC1及びPW1ーAC1である。
最初の状態において、AC1に障害が生じると、アップリンクデータに関し、CE1はAC1の障害をその時点で検出できるので、CE1はAC1からAC2への切り替えを開始し、その後にAC2を通じてデータがPE2へ転送される。この段階において、CE1から切り替えの情報を受信した後、PE2はPWの切り替えを開始するので、切り替えはまだ完了してない可能性があり、この段階でPE2はAC用に設定したデータチャネルDATA_CHANNEL1を通じてデータをPE1へ転送する。PWの切り替えはまだ完了しておらず、PW3及びPW1はまだアクティブ状態であるので、PE1は、DATA_CHANNEL1を通じて送信されたデータを受信した後にPW3及びPW1を通じてデータをPE4に転送する。従って使用されるリンクは次のとおりである:AC2−DATA_CHANNEL1−PW3及びAC2−DATA_CHANNEL1−PW1。
データはDATA_CHANNEL1を通じてPE1に転送されるので、データはACの方から送信されること、従ってPWの方にデータを転送することがPE1に通知される。PWの切り替えが完了すると、切り替え後のリンク(DATA_CHANNEL1を通じてではなくAC2−PW4及びAC2−PW2)を用いてデータが転送される。
本発明の実施の形態による方法によれば、PE2によるPW切り替えの完了を待つことなく、単なるAC1からAC2への切り替えの後にデータがAC2を通じてPEに転送できるので、データ転送効率を改善できることが分かる。
第2の例では、AC1に障害が生じた場合に、ダウンリンクデータに関し、CE1がその障害を速やかに検出し、速やかにAC1をAC2に切り替えることができる。しかしながらPE3及びPE4はAC1の障害をその時点では検出できず、従って切り替えの完了前では、PW3及びPW1を通じてデータがPE1に転送される。この段階において、PE1はAC1の障害を検出できるので、データはDATA_CHANNEL2を通じてPE2へ転送される。DATA_CHANNEL2を通じてデータを受信し後に、PE2はAC2を通じてデータをCE1へ転送する(AC2がアクティブ状態だからである)。従って使用されるリンクは次のとおりである:PW3−DATA_CHANNEL2−AC2及びPW1−DATA_CHANNEL2−AC2。
データはDATA_CHANNEL2を通じてPE2へ転送されるので、データはPWの方から送信されることがPE2に通知され、それに応じてデータはACの方に転送されることに留意を要する。そして、PWの切り替えが完了した後、データは、DATA_CHANNEL2を通じてではなく、切り替え後のリンクであるPW4ーAC2及びPW2−AC2を用いて転送される。
本発明の実施の形態によれば、ACに障害が生じた場合でも、データの中断は起こらず、データ転送効率に影響しないことが分かる。
第3の例では、PW3に障害が生じた場合に、アップリンクデータに関し、PW1に障害は生じていないので、アクティブ及びスタンバイリンク間の切り替えは、ICCPプロトコルによっては起動されない。この段階において、CE1はPW4の障害を検出しないので、CE1は依然としてデータをPE1へ転送する。PE1はPW4の障害を検出できるので、PE1は、PE4への転送を要するデータをDATA_CHANNEL1を通じてPE2へ転送する。データを受信すると、PE2はPW4を通じてデータをPE4へ転送しなければならないので、PW4がアクティブ状態で動作するように、PW4は事前にアクティブになっている必要がある。従ってデータをPE3に転送する必要がある場合、PE1はPW1を通じてデータをPE3へ転送する。
本発明の実施の形態によれば、PEに接続されているPWに障害が生じた場合でも、データは正常に転送されることが分かる。
第4の例では、PW3に障害が生じた場合に、PW1は故障していないので、切り替えが起動されない。しかしながら、PE4はPW3の障害を検出できるので、ダウンリンクデータに関し、PE4はPW4を通じてデータをPE2へ転送する。この場合においてPW4はスタンバイ状態なので、PW4を事前にアクティブにしておく必要があり、その後にPE4はPW4を通じてダウンリンクデータをPE2へ転送できる。PE2がダウンリンクデータを受信した後、この段階においてAC2は遮断状態なので、PE2はAC2を通じてデータをCE1へ転送できない。しかしながらPE2はDATA_CHANNEL2を通じてデータをPE1へ転送する。PE1がDATA_CHANNEL2を通じてデータを受信した後、DATA_CHANNEL2はダウンリンク保護用に使用されるものなので、データはPWの方から送信されてくることがPE2に通知され、それに応じてPE2はAC1を通じてデータをCE1へ自動的に転送する。従ってPE3からCE1へのデータは元のPW1及びAC1を通じて転送される。
本発明の実施の形態による方法によれば、PEに接続されているPWに障害が生じた場合でさえ、データは正常に転送できることが分かる。
PE1及びPE2がデータチャネルを通じてデータを転送する場合、データがPWの方から送信されていれば、ダウンリンク保護用のデータチャネルDATA_CHANNEL2が使用され、データがACの方から送信されていれば、アップリンク保護用のデータチャネルDATA_CHANNEL1が使用されることが、上記の例から分かる。
このように、PE1及びPE2は、保護用のデータチャネルを通じて受信したデータをPWの方又はACの方の何れに転送すべきかを決定できる。例えば、PE1がDATA_CHANNEL1を通じてデータを受信した場合、PE1はそのデータがACの方から送信されていることを知り、更に以後の転送においてそのデータはPWの方に転送されるべきことを知る、或いは逆の状況も可能である。
また、別の実施の形態において、上記の課題は別の方補を使用することによっても達成できる。例えば、PW保護用及びAC保護用に1つのデータチャネルのみが存在してもよい。この場合において、PE1又はPE2がデータチャネルを通じてデータを転送しなければならない場合、受信エンド(受信端末)の識別子又は送信エンド(送信端末)の識別子が搬送される必要がある。このようにして、PE1又はPE2がデータチャネルを通じてデータを受信した後に、PE1又はPE2は、送信端末の識別子又は受信端末の識別子に応じて、データを転送すべき側を判定できる。
図4に示す例において、リンク保護用のデータチャネルが確立される場合も同様にインバンド方式又はアウトオブバンド方式が使用されてよい。例えば、アウトオブバンド方式の特定の実施形態の場合、PE1及びPE2におけるリンク保護用のデータチャネルのためにポートが確保又は予約され、PE1及びPE2の間でLMPプロトコルが実行される。PE1及びPE2はLMPを通じてインタフェースマッピング(インタフェースの対応関係)を学習し、こうして、拡張されたICCPプロトコルによってデータチャネルが確立されると、どのローカルポートがパケットを伝送するポートに対応するかがピアエンドに通知される。一例として、PWがデータチャネルを確立するために使用される状況の場合、データチャネルを確立する手順は以下の通りである。
ステップ1:PE1及びPE2の各々はICCPプロトコルにより接続パケットをピアエンドに送信し、接続パケットをピアエンドに送信したこと及びピアエンドから接続パケットを受信したことの後に、ICCPチャネルが利用可能になる。
ステップ2:ICCPチャネルが利用可能になると、PE1及びPE2はICCPプロトコルを用いて同期化プロセスによりピアエンドにおけるLACPプロトコルデータを同期させながら構築し、状態マシン(state machine)に関するデータを同期させ、PE1及びPE2はACがアクティブ(Active)状態になっている装置を選択する。
ステップ1及びステップ2は従来のプロトコルを用いて行われてもよい。
ステップ3:LACPプロトコルデータの同期が完了した後に、装置がリンク保護用のデータチャネルを設定する機能を有していた場合、装置はリンク保護用のデータチャネルを設定するための要求(リクエスト)をピアエンドに送信する。リクエストパケットは設定されるデータチャネルの情報(例えば、設定されるデータチャネルのタイプを含む)を搬送する。データチャネルのタイプは、データチャネルがアップリンク保護用又はダウンリンク保護用であるかを指定するのに使用される。
ステップ4:ピアエンドもデータチャネルを設定する機能を有していた場合、応答(レスポンス)パケットは「設定可能(support establishing)」情報を搬送し、ピアエンドがデータチャネルを設定する機能を備えていなかった場合、パケットは破棄され、データチャネルを設定することはできない。
アウトオブバンド方式を用いることでIPチャネルが設定される場合、PE1及びPE2の各々はポートを確保し、LMPプロトコルを通じてインタフェースマッピングを互いに学習し、これによりリンク保護用のデータチャネルを自動的に設定する処理が完了する。
更に、本発明の実施の形態はデータチャネルを設定するためのリクエストパケットのフォーマットも提供し、ダウンリンク保護用のデータチャネルを設定する際に使用されるリクエストパケットのフォーマットは図5−1に示されており、アップリンク保護用のデータチャネルを設定する際に使用されるリクエストパケットのフォーマットは図5−2に示されている。Rフィールドにおける1はデータチャネル設定要求パケットであることを示し、0は応答パケットであることを示し、データチャネルを設定する機能をサポートしていることを示す。D_タイプフィールドにおける1はダウンリンク保護用のデータチャネルを確立することを示し、2はアップリンク保護用のデータチャネルを確立することを示す。なお、リクエストパケットに他のフォーマットが使用されてもよく、図示の例に限定されない。
本発明の実施の形態により提供されるデータ転送方法に関連して、本発明の実施の形態は、サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送装置も提供し、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成する。図6に示されているように、当該データ転送装置は、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを自動的に確立するチャネル設定ユニット601と、
現在のデータ転送用のリンクを監視する監視ユニット602と、
前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する転送ユニット603とを有する。
前記CE及びアクティブPE間のリンクに障害が生じた場合、図7に示されるように、
前記転送ユニット603の第1の転送サブユニット6031が、ダウンリンクデータの転送を要する場合、ピアPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、
前記転送ユニット603の第2の転送サブユニット6032が、アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送する。
PE及びリモートPE間のリンクに障害が生じた場合、
当該データ転送装置のトリガユニット604は、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクの起動を促す。
当該転送ユニット603に備わる第3の転送サブユニット6033は、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記リモートPEにより前記スタンバイPEへ転送されるダウンリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該ダウンリンクデータを前記CEへ転送し、
当該転送ユニット603に備わる第4の転送サブユニット6034は、アップリンクデータの転送を要する場合、前記ピアPEが、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送するように、前記データチャネルを介して前記アップリンクデータを前記スタンバイPEに転送する。
アップリンクデータ及びダウンリンクデータの区別を容易にするために、前記リンク保護のためのデータチャネルが、アップリンク保護のためのデータチャネル及びダウンリンク保護のためのデータチャネルを含む。これに応じて前記転送ユニット603は、
前記アップリンク保護のためのデータチャネルを介してアップリンクデータを前記スタンバイPEに転送するアップリンク転送サブユニットと、
前記ダウンリンク保護のためのデータチャネルを介してダウンリンクデータを前記スタンバイPEに転送するダウンリンク転送サブユニットとを有する。
更に、リンク保護用のデータチャネルに障害が生じ、データを正常に転送できなくなる状況を回避するため、当該データ転送装置は、
前記リンク保護のためのデータチャネル用のスタンバイデータチャネルを、前記アクティブPE及び前記スタンバイPEの間に確立するスタンバイチャネル設定ユニットと、
前記リンク保護のためのデータチャネルに不具合が生じた場合に、前記スタンバイPE及び前記スタンバイデータチャネルを介して前記転送ユニットがデータを転送することを促すスイッチングユニットとを更に有する。
本発明の実施の形態により影響されるデータ転送方法及びデータ転送装置に関連して、本発明の実施の形態は、サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むデータ転送システムを提供する。図8に示されているように、アクティブPE801及びスタンバイPE802がクロスノード冗長グループRG(crossーnode redundancy group RG)を形成し、当該データ転送システムは、
前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するチャネル設定ユニット801
を有し、前記アクティブPE802は、現在のデータ転送用のリンクを監視し、前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送し、
前記スタンバイPE803は、現在のリンク状態において受信したデータを転送し、前記アクティブPEによるデータ転送の完了を促す。
前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記アクティブPEに備わる第1の転送ユニットは、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、前記スタンバイPEに備わる第2の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記ダウンリンクデータを前記CEに転送する。
前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、アップリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEに備わる第3の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記CEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータを前記データチャネルを介して前記アクティブPEに転送し、前記アクティブPEに備わる第4の転送ユニットは、リモートPE及びアクティブPE間リンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送する。
前記アクティブPE及び前記リモートPE間のリンクに障害が生じた場合において、当該データ転送システムに備わる起動ユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを起動する。
ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEに備わる第5の転送ユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記リモートPEから転送されてきたダウンリンクデータを受信し、該ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記アクティブPEへ転送し、前記スタンバイPEに備わる第6の転送ユニットは前記CE及び前記アクティブPE間のリンクを介して前記ダウンリンクデータを前記CEへ転送する。
アップリンクデータの転送を要する場合、前記アクティブPEに備わる第7の転送ユニットは、前記データチャネルを介して前記アップリンクデータを前記スタンバイPEへ手転送し、前記スタンバイPEに備わる第8の転送ユニットは前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送する。
本発明の実施の形態による方法ステップの全部又は一部は、関連するハードウェアを制御するためのプログラムによって実現されてもよいことを、当該技術分野における通常の知識を有する者(当業者)は理解する。プログラムはコンピュータで読み取ることが可能な記憶媒体に保存されてもよい。プログラムが実行されると、本発明の実施の形態による方法のステップが実行される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク及び光ディスク等のようなプログラムコードを格納できる任意の媒体であってよい。
上記の実施の形態は本発明による技術的な解決手段を説明するためのものにすぎず、本発明はそれに限定されない。本発明は実施の形態を詳細に説明してきたが、その実施の形態で説明された技術的な解決手段に変形が施されてもよいこと、或いは技術的な解決手段における技術的な特徴に等価な置換がなされてもよいことが、当業者に理解されるであろう。ただし、そのような変形や置換が本発明の精神及び範囲から逸脱しない場合に限る。

Claims (11)

  1. サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送方法であって、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成し、当該データ転送方法は、
    前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するステップと、
    現在のデータ転送用のリンクを監視するステップと、
    前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送するステップと
    を有し、前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する前記ステップは、
    ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送するステップと、
    アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送するステップと
    を有する、データ転送方法。
  2. 前記アクティブPE及び前記リモートPE間のリンクに障害が生じた場合において、当該データ転送方法が、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクの起動を促すステップを更に有し、
    前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する前記ステップは、
    前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記リモートPEにより前記スタンバイPEへ転送されるダウンリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該ダウンリンクデータを前記CEへ転送するステップと、
    アップリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送するように、前記データチャネルを介して前記アップリンクデータを前記スタンバイPEに転送するステップと
    を有する請求項1記載のデータ転送方法。
  3. 前記リンク保護のためのデータチャネルが、アップリンク保護のためのデータチャネル及びダウンリンク保護のためのデータチャネルを含み、
    前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する前記ステップが、
    前記アップリンク保護のためのデータチャネルを介してアップリンクデータを前記スタンバイPEに転送するステップと、
    前記ダウンリンク保護のためのデータチャネルを介してダウンリンクデータを前記スタンバイPEに転送するステップと
    を有する請求項1又は2に記載のデータ転送方法。
  4. 前記リンク保護のためのデータチャネル用のスタンバイデータチャネルを、前記アクティブPE及び前記スタンバイPEの間に確立するステップと、
    前記リンク保護のためのデータチャネルに不具合が生じた場合に、前記スタンバイデータチャネルを介してデータを転送するステップと
    を更に有する請求項1又は2に記載のデータ転送方法。
  5. 前記リンク保護のためのデータチャネルがICCPプロトコル(Inter-Chassis Communication Protocol)の実行経路とは独立している、請求項1又は2に記載のデータ転送方法。
  6. サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むレイヤ2仮想プライベートネットワークシステムで使用されるデータ転送装置であって、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成し、当該データ転送装置は、
    前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するチャネル設定ユニットと、
    現在のデータ転送用のリンクを監視する監視ユニットと、
    前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送する転送ユニットと
    を有し、前記CE及びアクティブPE間のリンクに障害が生じた場合、
    前記転送ユニットの第1の転送サブユニットが、ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが前記ダウンリンクデータを前記CEへ送信するように、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、
    前記転送ユニットの第2の転送サブユニットが、アップリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータをリモートPEへ転送する、データ転送装置。
  7. 前記アクティブPE及び前記リモートPE間のリンクに障害が生じた場合、
    当該データ転送装置のトリガユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクの起動を促し、
    当該データ転送装置に備わる第3の転送サブユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記リモートPEにより前記スタンバイPEへ転送されるダウンリンクデータの転送を要する場合、前記データチャネルを介して前記スタンバイPEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該ダウンリンクデータを前記CEへ転送し、
    当該データ転送装置に備わる第4の転送サブユニットは、アップリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEが、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送するように、前記データチャネルを介して前記アップリンクデータを前記スタンバイPEに転送する、請求項6記載のデータ転送装置。
  8. 前記リンク保護のためのデータチャネルが、アップリンク保護のためのデータチャネル及びダウンリンク保護のためのデータチャネルを含み、
    前記転送ユニットが、
    前記アップリンク保護のためのデータチャネルを介してアップリンクデータを前記スタンバイPEに転送するアップリンク転送サブユニットと、
    前記ダウンリンク保護のためのデータチャネルを介してダウンリンクデータを前記スタンバイPEに転送するダウンリンク転送サブユニットと
    を有する請求項1又は2に記載のデータ転送装置。
  9. 前記リンク保護のためのデータチャネル用のスタンバイデータチャネルを、前記アクティブPE及び前記スタンバイPEの間に確立するスタンバイチャネル設定ユニットと、
    前記リンク保護のためのデータチャネルに不具合が生じた場合に、前記スタンバイPE及び前記スタンバイデータチャネルを介して前記転送ユニットがデータを転送することを促すスイッチングユニットと
    を更に有する請求項1又は2に記載のデータ転送装置。
  10. サービスプロバイダネットワークエッジルータPE及びカスタマーエッジデバイスCEを含むデータ転送システムであって、アクティブPE及びスタンバイPEがクロスノード冗長グループRGを形成し、当該データ転送システムは、
    前記アクティブPE及び前記スタンバイPE間のリンク保護のためのデータチャネルを確立するチャネル設定ユニット
    を有し、前記アクティブPEは、現在のデータ転送用のリンクを監視し、前記現在のデータ転送用のリンクに障害が生じた場合、前記リンク保護のためのデータチャネル及び前記スタンバイPEを介してデータを転送し、
    前記スタンバイPEは、現在のリンク状態において受信したデータを転送し、前記アクティブPEによるデータ転送の完了を促し、
    前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記アクティブPEに備わる第1の転送ユニットは、前記ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記スタンバイPEに転送し、前記スタンバイPEに備わる第2の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記ダウンリンクデータを前記CEに転送し、
    前記CE及び前記アクティブPE間のリンクに障害が生じた場合において、アップリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEに備わる第3の転送ユニットは、前記CE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記CEが転送してきた前記アップリンクデータを受信し、該アップリンクデータを前記データチャネルを介して前記アクティブPEに転送し、前記アクティブPEに備わる第4の転送ユニットは、リモートPE及びアクティブPE間リンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送する、データ転送システム。
  11. 前記アクティブPE及び前記リモートPE間のリンクに障害が生じた場合において、当該データ転送システムに備わる起動ユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを起動し、
    ダウンリンクデータの転送を要する場合、前記スタンバイPEに備わる第5の転送ユニットは、前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記リモートPEから転送されてきたダウンリンクデータを受信し、該ダウンリンクデータを前記データチャネルを介して前記アクティブPEへ転送し、前記スタンバイPEに備わる第6の転送ユニットは前記CE及び前記アクティブPE間のリンクを介して前記ダウンリンクデータを前記CEへ転送し、
    アップリンクデータの転送を要する場合、前記アクティブPEに備わる第7の転送ユニットは、前記データチャネルを介して前記アップリンクデータを前記スタンバイPEへ手転送し、前記スタンバイPEに備わる第8の転送ユニットは前記リモートPE及び前記スタンバイPE間のリンクを介して前記アップリンクデータを前記リモートPEへ転送する、請求項10記載のデータ転送装置。
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