JP2013516819A - 電力制御方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態は電力制御方法及び基地局に関連する。本方法は、基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を基地局が取得するステップと、サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を基地局が送信するステップとを有する。本発明の実施形態において、基地局はより正確なパラメータをUEに送信し、サブフレームiにおけるUEにより算出されるPUCCH送信電力はより正確な値になり、PUCCH送信電力を増やすことで生じるネットワーク干渉も低減する。

Description

本発明は通信の技術分野に関連し、特に電力制御方法及び基地局等に関連する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)における物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCH)は符号分割多重接続(Code Division Multiple Access:CDMA)方式を使用している。CDMA方式は自己干渉型のシステム(self-interference system)であるので、チャネル間干渉が所定のレベルに達すると、PUCCHにより搬送される情報の復調に成功する確率が影響を受けてしまう。ユーザ装置(User Terminal:UE)のPUCCH送信電力を向上させることは、PUCCHの復調に成功する確率を向上させる方法である。
例えば、あるサブフレーム(サブフレーム)iにおけるPUCCH送信電力はPPUCCH(i)だけ増やされる:PPUCCH(i)=min{PCMAX,P0_PUCCH+PL+h(nCQI,nHARQ)+ΔF_PUCCH(F)+g(i)}。PCMAXはUEの最大送信電力である。P0_PUCCHは基地局が予想する受信電力レベルであり、P0_PUCCH= P0_NOMINAL_PUCCH+P0_UE_PUCCHであり、P0_NOMINAL_PUCCHは基地局が予想するPUCCHのセル固有の受信電力レベルであり、P0_UE_PUCCHはP0_NOMINAL_PUCCHに対する電力オフセット値である。PLはUEにより推定される下りリンクのパスロス又は伝搬損失の値である。h(nCQI,nHARQ)はPUCCHフォーマットにより決定される値であり、nCQIはチャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator:CQI)の情報ビット数であり、nHARQはHARQの情報ビット数である。ΔF_PUCCH(F)は様々なPUCCH送信フォーマットの基準フォーマット(DCIフォーマット1A)に対する電力オフセット値である。g(i)はインナーループ電力制御による較正値(calibration value)であり、オープンループ電力制御の初期電力に対して生じるエラーを補償するために使用される。
Figure 2013516819
ただし、δPUCCHはサブフレームにおける送信電力制御コマンド(Transmit Power Control command:TPCコマンド)である。
従来技術では、P0_NOMINAL_PUCCH、P0_UE_PUCCH及びδPUCCHを受信した後に、UEは、上記の数式を用いてサブフレームiにおけるPUCCH送信電力を計算するが、UEが計算したサブフレームiにおけるPUCCH送信電力は不的確であり、その結果、PUCCH送信電力を増加することに起因して、ネットワーク干渉を抑制する仕組みが良好に機能しないことが懸念される。
本発明の課題は、従来技術における問題を少なくとも緩和するように送信電力を制御する方法及び装置を提供することである。
実施の形態による電力制御方法は、
基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を前記基地局が取得するステップと、
前記サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を前記基地局が送信するステップであって、前記INPUCCH(i)と電力基準値であるINPUCCH_REFとの相対的な差分が閾値であるINTH_PUCCHより大きかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は前記サブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCHの合計であり、前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、セル端に位置するUEに使用される最下位のサービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従って、前記基地局が取得した前記PUCCHについての第1の信号対干渉プラス雑音比であり、前記INPUCCH(i)と前記INPUCCH_REFとの相対的な差分がINTH_PUCCHより大きくなかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値はサブフレームi-1における電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである、ステップと
を有する電力制御方法である。
本発明の実施の形態による電力制御方法の概略フローチャート。 本発明の実施の形態による電力制御方法の概略フローチャート。 本発明の実施の形態による基地局の概略的な構造を示す図。 本発明の実施の形態による基地局の概略的な構造を示す図。 本発明の実施の形態による基地局の概略的な構造を示す図。
<概要>
実施の形態において本発明により提供される方法は、
基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を前記基地局が取得するステップと、
前記サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を前記基地局が送信するステップであって、前記INPUCCH(i)と電力基準値であるINPUCCH_REFとの相対的な差分が閾値であるINTH_PUCCHより大きかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は前記サブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCHの合計であり、前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、セル端に位置するUEに使用される最下位サービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従って、前記基地局が取得した前記PUCCHについての第1の信号対干渉プラス雑音比であり、前記INPUCCH(i)と前記INPUCCH_REFとの相対的な差分がINTH_PUCCHより大きくなかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値はサブフレームi-1における電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである、ステップと
を有する電力制御方法である。
別の形態によれば、本発明により提供される電力制御方法は、
サブフレームiにおけるユーザ装置(UE)の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のビットエラーレートBER(i)を基地局が取得するステップと、
送信電力制御コマンドであるδ’PUCCH(i-km)を前記基地局が送信するステップと
を有し、mの値は0からM-1までの範囲内にあり、Mは1より大きな整数であり、前記δ’PUCCH(i-km)の値は、
(1)前記サブフレームiにおける前記UEの前記PUCCHについて前記基地局が観測するビットエラーレートBER(i)が、ビットエラーレートの基準値であるBERPUCCH_REFより大きかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEが使用する第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
(2)前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFより小さかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEが使用する第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
(3)前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて前記基地局が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値と同じ値である、電力制御方法である。
別の形態によれば、本発明により提供される基地局は、
当該基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を取得する第1の取得ユニットと、
前記サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を送信する第1の送信ユニットと
を有し、前記INPUCCH(i)と電力基準値であるINPUCCH_REFとの相対的な差分が閾値であるINTH_PUCCHより大きかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は前記サブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCHの合計であり、前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、セル端に位置するUEに使用される最下位のサービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従って、前記基地局が取得した前記PUCCHについての第1の信号対干渉プラス雑音比であり、前記INPUCCH(i)と前記INPUCCH_REFとの相対的な差分がINTH_PUCCHより大きくなかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値はサブフレームi-1における電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである、基地局である。
本発明の実施形態においては、基地局は、UEが算出するPUCCH送信電力が従来よりも正確になり、PUCCH送信電力に起因するネットワーク干渉が更に低減されるように、より正確なパラメータをUEに送信する。
<詳細な説明>
以下、本発明の実施の形態に関する添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態による解決手段を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施の形態は本発明の実施の形態の一部にすぎず、本発明の実施の形態の全部ではない。創作的な労力を費やすことなく、本発明の実施の形態に基づいて当業者が導出できる他の全ての実施の形態も本発明の範囲内に属する。
本発明の実施の形態において、iは括弧内にあり、これはX(i)という形式でパラメータXの一部分を示すために使用され、X(i)はサブフレームiにおけるパラメータXを示す。例えば、PPUCCHはUEのPUCCH送信電力を示し、PPUCCH(i)はサブフレームiにおけるUEのPUCCH送信電力を示す。本発明の実施の形態における基地局は、UEの電力を制御する任意のアクセスネットワーク装置であり、例えば、LTEシステム又はLTEアドバンストシステムにおけるエボルブドノードB(evolved Node Base station:eNB)である。
図1を参照するに、本発明の実施の形態による電力制御方法が示されている。この実施形態の場合、基地局は、例えばP0_NOMINAL_PUCCH(i)及びP0_UE_PUCCH(i)のような、基地局が制御しているセル内のUEのPPUCCH(i)に関連するパラメータを送信する。基地局がUEに送信するP0_NOMINAL_PUCCH(i)は、従来技術と比較してより正確な値である。従って、UEは正確なP0_NOMINAL_PUCCHに従って正確なP0_PUCCHを取得するので、最終的に得られるPPUCCH(i)はより正確な値になる。この実施の形態は以下のステップを含む。
101.基地局は、セル端に位置するユーザ装置に使用されている最下位サービスクラスと、それらのUEに使用されている最下位サービスクラスに対応するPUCCHのアップリンク制御情報フォーマット(第1のアップリンク制御情報フォーマットと言及する)とを判定する。
セル端のUEに使用される最下位サービスクラスは、例えば、VoIP、インターネットアクセス又は通信事業者が定めたその他のサービス等のような市場のニーズに応じて決定されてよい。第1のアップリンク制御情報フォーマットは、PUCCHにより搬送される制御シグナリングタイプに応じて決定され、フォーマット1a(FORMAT 1a)、フォーマット1b(FORMAT 1b)、フォーマット2(FORMAT 2)、フォーマット2a(FORMAT 2a)及びフォーマット2b(FORMAT 2b)の内の何れかである。
基地局は、UEの地理的な位置に従って、UEがセル端に位置しているか否かを判定する、或いは無線チャネル状態に従って、UEがセル端に位置しているか否かを判定する、例えばセル端に位置しているUEのように、ネットワークの中でUEの無線チャネル状態が所定のレベルに至るほど悪化しているか否かを確認する。例えば、移動通信の場合、累積分布関数(Cumulative Distribution Function:CDF)の曲線において5%以下のUEが、セル端に位置するUEである。セル端に複数のUEが存在する場合、基地局は、それらのUEの一方のみに使用される最下位サービスクラスと第1のアップリンク制御情報フォーマットとを取得する。選択的に、基地局により選択されるUEは、CDF曲線で最下位の位置にいるUE、すなわち最悪のチャネル状態のUEであってもよい。
102.基地局は、セル端に位置するUEに使用されている最下位サービスクラスによるPUCCHの第1の信号対干渉プラス雑音比SINR0_NOMINAL_PUCCHと第1のアップリンク制御情報フォーマットとを取得する。
SINR0_NOMINAL_PUCCHは、UEに使用される最下位サービスクラスのサービス品質を保証できるように、第1のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHに対して基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比であり、その単位はdBである。当業者は、サービスクラスがサービス品質クラスインジケータ(QoSクラスインジケータ、QCI)により特定されてもよいことを認めるであろう。
この実施の形態の場合、基地局は、最下位サービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従ってSINR0_NOMINAL_PUCCHを生成し、上記の最下位サービスクラスに対応して生成されたSINR0_NOMINAL_PUCCHが、第1のアップリンク制御情報フォーマットのPUCCHにより搬送されるフィードバック情報(例えば、ACK又はNACK等)を復調するための復調閾値条件を満たすようにする。状況が異なる及び/又はチャネル状態が異なれば復調成功率にも影響が及び、対応する復調閾値条件も異なってよいことを、当業者は認めるであろう。例えば、復調閾値の値は10dBないし30dBのうちの任意の値でもよい。
選択的に、基地局がUEのPPUCCH(i)に対するパラメータをUEに周期的に送信している場合、すなわちUEが更新周期に応じてPPUCCH(i)を更新している場合、基地局は、次の更新周期が訪れる前に、所定の時間において第1の信号対干渉プラス雑音比の取得を止めるだけでよい。
103.基地局はINPUCCH(i)(すなわち、サブフレームiの無線リソース(RB、無線ベアラ)で搬送されるPUCCHの平均的な干渉雑音電力である)を取得する。
INPUCCH(i)の単位はdBmでもよい。
このステップにおいて、PUCCHを搬送するRBは、現在のアップリンク制御情報フォーマットのPUCCHを搬送するRBを含む。
104.基地局は、INPUCCH(i)及び電力基準値INPUCCH_REFの間の相対的な差分が閾値INTH_PUCCHより大きいか否かを判定する。大きかった場合はステップ105が実行され、そうでなかった場合はステップ106が実行される。
INPUCCH_REF及びINTH_PUCCHの単位はdBmでもよい。
このステップにおける電力基準値INPUCCH_REFは、基地局で事前に設定された値でもよいし、或いはUEの所定のサブフレームでPUCCHを搬送するRBの平均的な干渉雑音電力に応じて基地局が決定した値でもよい。
このステップにおいて、基地局は、閾値INTH_PUCCHを予め設定してもよいし、あるいは或るチャネル状態を検査推定することでINTH_PUCCHを求めてもよい。基地局が取得するINTH_PUCCHの値はチャネル状態に応じて異なってよいことを、当業者は認めるであろう。例えば、INTH_PUCCHの値は-121dBmないし-91dBmの内の何れかの値である。セルの干渉雑音が所定のレベルに至るほど増加した場合(すなわち、所定の閾値より大きくなった場合)に、INTH_PUCCHの値を調整することで、UEの干渉耐性が強化され、UEのパフォーマンスが適切に保証される。更に、セルの干渉雑音が所定のレベルに至るほど減少した場合、基地局配下の各UEの送信電力を減らすことができ、UEのパフォーマンスを保証しつつ隣接セルへの干渉を減らすことができる。
|INTH_PUCCH(i)-INPUCCH_REF|>INTH_PUCCHであった場合、基地局は、更新周期が到来する際に、現在測定されているINPUCCH(i)が基準のIN値に対して大幅に変化することを理解し、基地局はステップ105を実行してP0_NOMINAL_PUCCHを調整する。この実施の形態において、「||」は絶対値を示す。
|INTH_PUCCH(i)-INPUCCH_REF|≦INTH_PUCCHであった場合、基地局は、サブフレームiに対して、サブフレームiのセル干渉雑音がほとんど変化してないことを理解し、基地局はステップ106を実行し、P0_NOMINAL_PUCCHを不変に維持する。このように、UEのパフォーマンスは、UEの干渉耐性能力が変化しない場合には悪化せず、ネットワーク全体の干渉状態も変わらない。
105.基地局は、サブフレームiにおけるUEのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)をUEに送信する。P0_NOMINAL_PUCCH(i)=SINR0_NOMINAL_PUCCH+INPUCCH(i)。
選択的に、基地局はブロードキャストチャネルによりセル内の全てのUEにP0_NOMINAL_PUCCH(i)を送信してもよい。
選択的に、基地局は、電力基準値INPUCCH_REFをINPUCCH(i)に更新する。すなわち、NPUCCH_REF=INPUCCH(i)。更に、更新されたINPUCCH_REFは、PUCCH送信電力を判定する次のプロセスで基地局により使用される。例えば、基地局は、PUCCH送信電力の更新周期各々においてステップ104を実行してもよい。先行する判定プロセスであるステップ104の後に、基地局が判定プロセスで使用されたINPUCCH_REFをINPUCCH(i)の値に変更すると仮定すると、次の判定プロセスのステップ104において、基地局は変更したINPUCCH_REF(すなわち、INPUCCH(i)に更新されたINPUCCH_REF)を現在の電力基準値として使用する。
変更されたINPUCCH_REFの値が変更前のINPUCCH_REFより大きかった場合、基地局は本方法を用いてINPUCCH_REFを増やし、これは次のINPUCCH(i)の更新周期におけるUEの干渉耐性能力を向上させることに寄与する。変更されたINPUCCH_REFの値が変更前のINPUCCH_REFより小さかった場合、基地局は本方法を用いてINPUCCH_REFを減らし、これは次のINPUCCH(i)の更新周期におけるネットワーク干渉を減らすことに寄与する。
INPUCCH_REFを更新することで、基地局は、P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値を判定する次のプロセスで更に正確な判定を行うことができ、UEは更に正確なパラメータに従って更に正確なPUCCH(i)を取得することができる。
106.基地局はP0_NOMINAL_PUCCH(i)をUEに送信する。ここで、P0_NOMINAL_PUCCH(i)= P0_NOMINAL_PUCCH(i-1)である。すなわち、サブフレームiにおけるP0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は、サブフレームi-1におけるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである。
選択的に、基地局はブロードキャストチャネルによりセル内の全てのUEにP0_NOMINAL_PUCCH(i)を送信してもよい。
この実施の形態の場合、INPUCCH(i)及びINPUCCH_REFの間の相対的な差分が閾値より大きかった場合、基地局は、SINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCH(i)に従ってP0_NOMINAL_PUCCHを決定し、そのP0_NOMINAL_PUCCHをUEに送信する。P0_NOMINAL_PUCCH(i)は従来技術と比較して更に正確である。従って、UEが取得するPPUCCH(i)は更に正確な値であり、基地局の配下で制御されているセル内の各UEのPUCCHチャネルが符号分割多重方式に基づいている場合の信号送信の信頼性が保証される。
基地局が制御しているセルにUEがアクセスする状況に本実施形態を適用する場合、PPUCCH(i)は、min{PCMAX,P0_PUCCH+PL+h(nCQI,nHARQ)+ΔF_PUCCH(F)}に従ってUEにより決定される。従って、UEは、受信した正確なP0_NOMINAL_PUCCHに従ってP0_PUCCHを決定し、上記の数式に従ってPUCCH送信電力に対する正確なオープンループ電力制御を実行する。
更に、この実施の形態におけるPUCCHはフィードバック情報(例えば、ACK及びNACKのようなシグナリング(送達確認情報))を搬送し、このフィードバック情報は、PUCCHに対応する物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Share Channel:PDSCH)で搬送された下りリンクデータに関連する。従って、セルの干渉が増えた場合、基地局はUEのPUCCH送信電力を増やし、これにより、上記のフィードバック情報を正しくデコードできることを保証し、PDSCHにより搬送される下りリンクデータの無駄な再送を避けることができる。基地局は上記のプロセスによるSINR0_NOMINAL_PUCCHに基づいてUEのPUCCH送信電力を増やすので、基地局はネットワーク干渉を最大限減らしつつ、PUCCH送信電力を増やした後に、セル端に在圏するUEが使用する最下位サービスクラスの通常的な使用を保証する。
本発明の別の実施形態と上記の実施形態との相違は、ステップ102が、ステップ104とステップ105との間で実行されるように変更されている点であり、この場合、基地局はステップ101、103及び104を順番に実行し、ステップ104の判定結果に従ってステップ102及び105を順番に実行する、又はステップ106を実行する。
本発明の別の実施形態と上記の実施形態との相違は、ステップ101及び102が、ステップ104とステップ105との間で実行されるように変更されている点であり、この場合、基地局はステップ103及び104を順番に実行し、ステップ104の判定結果に従ってステップ101、102及び105を順番に実行する、又はステップ106を実行する。これら2つの実施形態において、INPUCCH(i)及びINPUCCH_REFの間の相対的な差分が閾値より大きくなかった場合、INPUCCH(i)を取得するステップを実行する必要はなく、この場合、基地局の電力を節約できる。
基地局は、FDDシステム又はTDDシステムによらず、P0_PUCCHを取得するためにP0_NOMINAL_PUCCHを送信し、これによりオープンループの電力制御を行う。従って、上記の実施形態はFDDシステム及びTDDシステムの双方に適用可能である。
図2を参照するに、本発明の別の実施の形態による電力制御方法が示されている。この形態の場合、基地局は、基地局配下で制御されているセル兄のUEに、オンラインUEのPUCCH(i)に対するパラメータ、例えばP0_NOMINAL_PUCCH、P0_UEL_PUCCH及びδPUCCHを送信する。次式に従ってUEはg(i)を取得する。
Figure 2013516819
基地局がUEに送信するδPUCCHは従来技術よりも正確な値である。従ってUEは正確なδPUCCHに従って正確なg(i)を取得し、最終的に取得されるPPUCCH(i)は、より正確な値になる。この形態は以下のステップを有する。
201.基地局は、時間iでUEが使用する最上位サービスクラスとそのUEが使用する最上位サービスクラスに対応するPUCCHのアップリンク制御情報フォーマット(以下、第2のアップリンク制御情報フォーマットと言及する)とを取得する。
例えば、基地局は従来技術により何らかのオンラインUEの端末識別子と、UEにより使用されている最上位サービスクラスと、PUCCHの対応するアップリンク制御情報フォーマットとを取得する。PUCCHのアップリンク制御情報フォーマットは、PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット2a及びPUCCHフォーマット2bの内の何れかである。
選択的に、UEが使用する最上位サービスクラスは所定の時間におけるUEが使用する最上位サービスクラスである。例えば、UEが所定の時間にサービスを使用し、そのサービスクラスがUEにより使用される他のサービスクラスよりも高かった場合、基地局は、そのサービスと、そのサービスに対応するPUCCHのアップリンク制御情報フォーマットとを取得する。
202.基地局は、時間iにおけるUEが使用する最上位サービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従って、PUCCHに対する第2の信号対干渉プラス雑音比を取得する。
SINR0_UE_PUCCH_MAXは、UEにより使用される最上位サービスクラスのサービス品質を保証するように、第2のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHに対して基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比であり、単位はdBである。
選択的に、基地局がUEのPPUCCH(i)に対するパラメータをUEに周期的に送信している場合、すなわちUEが更新周期に応じてPPUCCH(i)を更新している場合、基地局は、次の更新周期が訪れる前に、所定の時間における第2の信号対干渉プラス雑音比の取得を止めるだけでよい。
この実施の形態の場合、基地局は、最上位サービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従ってSINR0_NOMINAL_MAXを生成し、上記の最上位サービスクラスに対応して生成されたSINR0_NOMINAL_MAXが、第2のアップリンク制御情報フォーマットのPUCCHにより搬送されるフィードバック情報(例えば、ACK又はNACK等)を復調するための復調閾値条件を満たすようにする。状況が異なる及び/又はチャネル状態が異なれば復調成功率にも影響が及び、対応する復調閾値条件も異なってよいことを、当業者は認めるであろう。例えば、復調閾値の値は10dBないし30dBのうちの任意の値でもよい。
203.基地局はサブフレームi-kmにおける送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)を取得し、mの値は0からM-1間での範囲内にある(Mは1より大きな整数である)。
このステップにおいて、基地局は全部でM個の送信電力制御コマンドを取得する。
例えば、周波数分割複信(FDD)システムの場合、k0の値は4であり、Mの値は1でもよい。時分割複信(TDD)システムの場合、kmをなすダウンリンクアソシエーションセットインデックス(Downlink association set index)Kについて、以下の表1が参照される。
Figure 2013516819
204.基地局はBER(i)をBERPUCCH_REFと比較し、ここでBER(i)はサブフレームiにおけるビットエラーレートであり、BERPUCCH_REFはビットエラーレート基準値である。BER(i)がBERPUCCH_REFより大きかった場合はステップ205が実行され、BER(i)がBERPUCCH_REFより小さかった場合はステップ206が実行され、BER(i)がBERPUCCH_REFと等しかった場合はステップ207が実行される。BER(i)は、サブフレームiにおけるUEに対して、基地局が従来技術を使用した場合に取得されるPUCCHのビットエラーレートでもよい。BER(i)及びBERPUCCH_REFはパーセンテージで表現されてもよい。
このステップにおいて、基地局はBERPUCCH_REFを予め決定しておいてもよいし、或いはチャネル状態を検査推定することでBERPUCCH_REFを取得してもよい。例えば、基地局は、PUCCHで搬送されるフィードバックデータの復調成功率に従ってBERPUCCH_REFを設定し、この場合において、上記のフィードバックデータに対応する物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)のサービスは最上位サービスクラスである。状況が異なる及び/又はチャネル状態が異なると復調成功率にも影響が及び、基地局が取得するBERPUCCH_REFの値も異なることを当業者は認めるであろう。例えば、BERPUCCH_REFの値は0.1%ないし15%の間の任意の値でもよい。
205.BER(i)>BERPUCCH_REFであった場合、基地局は、BERを減らすためにUEのPUCCH送信電力を増やす必要があることを理解する。例えば、基地局はステップ205を実行する。
BER(i)<BERPUCCH_REFであった場合、基地局は、ネットワーク干渉を減らすためにUEのPUCCH送信電力を減らす必要があることを理解する。例えば、基地局はステップ206を実行する。
BER(i)=BERPUCCH_REFであった場合、基地局は、UEの干渉耐性能力及びパフォーマンスが、UEのPUCCH送信電力を変更することなく維持できることを理解する。例えば、基地局はステップ207を実行する。
205.基地局はδ’PUCCH(i-km)をUEへ送信する。δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)。ここで、ΔSINRUE_QCI(i)はサブフレームiにおいてUEが使用する第1の信号対干渉プラス雑音比オフセットであり、送信電力を増やすために使用される。
選択的に、ΔSINRUE_QCI(i)=SINR0_UE_PUCCH_MAX(i)−SINR0_NORMAL_PUCCHでもよい。SINR0_NORMAL_PUCCHは上記の実施形態におけるSINR0_NORMAL_PUCCHに関する。例えば、基地局は、上記の実施形態におけるステップ101ないし102を実行することでSINR0_NORMAL_PUCCHを取得してもよい。上記の実施形態について重複的な説明は行わない。ΔSINRUE_CQI(i)は、UEにより使用されている最上位サービスクラスのサービス品質を保証するように第2のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて基地局が期待する信号対干渉プラス雑音と、UEにより使用されている最下位サービスクラスのサービス品質を保証するように第1のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて基地局が期待する信号対干渉プラス雑音との間の相対的な差分又はオフセットを示す。従ってオフセットは異なるクラスのサービスのニーズを反映することができる。従って、基地局の配下で制御されているセル内の各UEのPUCCHチャネルが符号分割多重方式に基づいている場合、基地局は、UEのPUCCH送信電力を増やしながら、通信のシグナリングの信頼性を保証できる。
206.基地局はδ’PUCCH(i-km)をUEへ送信する。δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)。ここで、ΔSINROFFSET(i)はサブフレームiにおいてUEが使用する第2の信号対干渉プラス雑音比オフセットであり、送信電力を減らすために使用される。
選択的に、基地局はΔSINROFFSET(i)の初期値を設定し、実際の状況に応じて調整を行い、次の時点でPUCCH送信電力制御を行う際に(例えば、ステップ206を実行する際に)調整後のΔSINROFFSETを使用する。例えば、ΔSINROFFSETの初期値が1dBに設定され、基地局は1dBを増減ステップとして使用することで調整を実行してもよい。選択的に、基地局が行うΔSINROFFSETの調整は、速やかに増加しかつ緩やかに減少するように行われてもよい。すなわち、基地局が送信電力を増やす場合にΔSINRUE_QCIの値に使用される増減ステップは、基地局が送信電力を減らす場合にΔSINRUE_QCIの値に使用される増減ステップより大きく、問えば、前者が2dBであり後者が1dBである。
このステップにおいて、基地局はΔSINROFFSETを予め設定しておいてもよいし、或いはチャネル状態の検査推定を行うことでΔSINROFFSETを取得してもよい。異なる状況及び/又は異なるチャネル状態において基地局が取得するΔSINROFFSETは異なる値になることが、当業者に認められるであろう。ΔSINROFFSETの値を調整することで、基地局配下の対応するUEの送信電力は、PUCCHのBERが条件に合致するならば減らされ、これによりUEのパフォーマンスを保証しつつ隣接セル干渉を低減することができる。
207.基地局はδ’PUCCH(i-km)をUEへ送信する。δ’PUCCH(i-km)の値はδPUCCH(i-km)の値と同じである。
この形態の場合、基地局はδ’PUCCH(i-km)を送信するために従来技術でδPUCCH(i-km)を送信する方法を使用し、このステップにおいて基地局はステップ203で取得したδPUCCH(i-km)を実際にUEに送信する。
選択的に、この実施形態におけるステップ205ないし207の任意のものにおいて、基地局は物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)によりδ’PUCCH(i-km)をUEへ送信する。
この実施形態の場合、基地局は先ず取得したδPUCCH(i-km)を調整し、次に調整により取得したδ’PUCCH(i-km)をUEへ送信する。δ’PUCCH(i-km)は基地局が取得したδPUCCH(i-km)よりも正確であるので、UEが取得するPPUCCH(i)も正確である。基地局配下で制御されているセル内のUE各々のPUCCHチャネルが符号分割多重方式に基づいている場合、シグナリング通信の信頼性を保証することができる。
この実施の形態をUEがオンラインを維持している状況に適用する場合、UEは従来技術を用いてPUCCH送信電力のオープンループ電力制御を実行し、本実施形態による方法を用いてPUCCH送信電力のクローズドループ電力制御を実行してもよい。クローズドループ電力制御の場合、UEにより決定されるPPUCCH(i)は、PPUCCH(i)=min{PCMAX,P0_PUCCH+PL+h(nCQI,nHARQ)+ΔF_PUCCH(F)+g(i)}により決定される。従って、UEは受信した正確なδPUCCHに従って正確なg(i)を判定し、これにより、上記の数式に従ってPUCCH送信電力の正確なクローズドループ電力制御を実行することができる。
FDDシステム又はTDDシステムによらず、基地局はg(i)を取得するためにUEのδPUCCHを送信し、クローズドループ電力制御を実行できることを、当業者は理解するであろう。
本発明の別の実施形態は電力制御方法を提供する。この実施形態の場合、基地局は、例えばP0_NOMINAL_PUCCH、P0_UE_PUCCH及びδPUCCHのような、基地局の配下で制御しているセル内のUEに、オンラインUEのPPUCCH(i)に関連するパラメータを送信する。本発明の上記の実施形態による方法を使用することで、基地局は、P0_NOMINAL_PUCCH(例えば、ステップ101ないし105又は106)及びδPUCCH(例えば、ステップ201ないし205又は206又は207)を調整し、基地局がUEに送信するP0_NOMINAL_PUCCH及びδPUCCHは、従来技術よりも正確な値である。従って、UEは正確なP0_NOMINAL_PUCCHに従って正確なP0_PUCCHを取得し、正確なδPUCCHに従って正確なg(i)を取得するので、最終的に得られるPPUCCH(i)はより正確な値になる。この実施の形態の場合、P0_NOMINAL_PUCCH及びδPUCCHをUEに送信する前に、基地局はステップ101ないし105又は106及びステップ201ないし205又は206又は207をそれぞれ完了していればよく、上記のステップの実行シーケンスを限定する必要はない。
図3を参照するに、本発明の別の実施形態によリ提供される基地局が示されている。基地局は第1の取得ユニット301と第1の送信ユニット302とを有する。第1の取得ユニット301はINPUCCH(i)を取得するように構築されている。INPUCCH(i)は、基地局が割り当てたサブフレームiにおける無線リソースで搬送される物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力である。第1の送信ユニット302はサブフレームiにおける奏し電力制御のためのパラメータP0_NOMINAL_PUCCHを送信するように構築され、第1の取得ユニット301により取得されたINPUCCH(i)と電力基準値INPUCCH_REFとの間の相対的な差分が閾値INTH_PUCCHより大きかった場合、P0_NOMINAL_PUCCHの値はサブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCHとINPUCCHとの合計であり、SINR0_NOMINAL_PUCCHはPUCCHに対する第1の信号対干渉プラス雑音であり、その比率は、セル端に位置するUEが使用する最下位サービスクラス及び第1の上りリンク制御情報フォーマットに従って第1の取得ユニット301により取得され、相対的な差分が閾値より大きくなかった場合、P0_NOMINAL_PUCCHの値は、サブフレームi-1における電力制御用のパラメータP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである。
選択的に、基地局30は第1の処理ユニット303を含み、第1の処理ユニット303は、第1の取得ユニット301が取得したINPUCCH(i)と電力基準値INPUCCH_REFとの間の相対的な差分が閾値INTH_PUCCHより大きいか否かを判定し、判定結果を第1の送信ユニット302に与える。従って、第1の送信ユニット302は、第1の処理ユニット303からの判定結果に従ってP0_NOMINAL_PUCCHを送信する。
第1のアップリンク制御情報フォーマットは、PUCCHにより搬送される制御シグナリングタイプに応じて決定され、フォーマット1a(FORMAT 1a)、フォーマット1b(FORMAT 1b)、フォーマット2(FORMAT 2)、フォーマット2a(FORMAT 2a)及びフォーマット2b(FORMAT 2b)の内の何れかである。
選択的に、SINR0_NOMINAL_PUCCHは、UEが使用する最下位サービスクラスの品質を保証するために第1のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて基地局が期待する信号対干渉プラス雑音である。
この実施形態における基地局は、UEが基地局の配下のセルにアクセスする場合に適用され、この場合、PPUCCH(i)は、PPUCCH(i)=min{PCMAX,P0_PUCCH+PL+h(nCQI,nHARQ)+ΔF_PUCCH(F)}により決定される。従って、UEは第1の送信ユニット302から受信した正確なP0_NOMINAL_PUCCHに従って正確なP0_PUCCHを決定し、上記の数式に従ってPUCCH送信電力について正確なオープンループ電力制御を実行できる。
この形態における基地局は図1に示す形態により提供される方法に使用されてもよく、すなわち、本方法において基地局が実行する処理を実行する。この形態における基地局で使用されるパラメータ及び状況に関する方法については上述したとおりであり、重複的な説明は行わない。更に、本実施形態における基地局はFDDシステム及びTDDシステムの双方に適用可能である。
図4を参照するに、本発明の別の実施形態によリ提供される基地局が示されている。基地局40は第2の取得ユニット401と第2の送信ユニット402とを有する。第2の取得ユニット401はサブフレームiにおけるユーザ装置(UE)の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)のビットエラーレートBER(i)を取得するように構築されている。第2の送信ユニット402は、送信電力制御コマンドδ’PUCCH(i-km)を送信するように構築され、ここでmの値は0からM-1間での範囲内にあり、Mは1より大きな整数である。
選択的に、δ’PUCCH(i-km)の値は以下の何れかにより決定されてもよい:
(1)第2の取得ユニット401により取得されたBER(i)が、ビットエラーレート基準値BERPUCCH_REFより大きかった場合、サブフレームiにおけるUEが使用する第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
(2)第2の取得ユニット401により取得されたBER(i)がBERPUCCH_REFより小さかった場合、サブフレームiにおけるUEが使用する第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
(3)第2の取得ユニット401により取得されたBER(i)がBERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて第2の取得ユニット401が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値に等しく設定される。
選択的に、ΔSINRUE_QCI(i)=SINR0_UE_PUCCH_MAX(i)−SINR0_NOMINAL_PUCCHであってもよい。SINR0_NOMINAL_PUCCHに関する図3に示されている実施形態でのSINR0_NOMINAL_PUCCHに関する説明が適用可能であり、重複的な説明は行わない。SINR0_UE_PUCCH_MAX(i)は、時間iのけるUEが使用する最上位サービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従って第2の取得ユニット401が取得した第2の信号対干渉プラス雑音比であり、SINR0_UE_PUCCH_MAX(i)は、UEが使用する最上位サービスクラスのサービス品質を保証するために、第2のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比である。
選択的に、第2の取得ユニット401は、時間iにおけるUEが使用する最上位サービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットを取得するよう構成され、例えば、第2の取得ユニット401は、UEが最上位サービスクラスを使用し始めたときに、上記の最上位サービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットを取得してもよい。
この実施形態における基地局は、UEがオンラインを維持する場合に適用されてもよい。この場合、UEは従来技術を用いてPUCCH送信電力のオープンループ電力制御を実行し、かつ本実施形態による方法を用いてPUCCH送信電力のクローズドループ電力制御を実行してもよい。クローズドループ電力制御において、PPUCCH(i)は、PPUCCH(i)=min{PCMAX,P0_PUCCH+PL+h(nCQI,nHARQ)+ΔF_PUCCH(F)+g(i)}により決定される。従って、UEは第2の送信ユニット402から送信された正確なδPUCCHに従って正確なg(i)を決定し、上記の数式に従ってPUCCH送信電力について正確なクローズドループ電力制御を実行できる。
選択的に、基地局40は第2の処理ユニット403を含み、第2の処理ユニット403は、第2の取得ユニット401が取得したBER(i)とビットエラーレート基準値BERPUCCH_REFとを比較し、比較結果を第2の送信ユニット402に与える。従って、第2の送信ユニット402は、第2の処理ユニット403からの判定結果に従ってδ’PUCCH(i-km)を送信する。
この形態における基地局は図2に示す形態により提供される方法に使用されてもよく、すなわち、本方法において基地局が実行する処理を実行する。この形態における基地局で使用されるパラメータ及び状況に関する方法については上述したとおりであり、重複的な説明は行わない。更に、本実施形態における基地局はFDDシステム及びTDDシステムの双方に適用可能である。
図5を参照するに、本発明の別の実施形態によリ提供される基地局50が示されている。基地局50は第3の取得ユニット501と第3の送信ユニット502とを有する。第3の取得ユニット501は、上記の実施形態における基地局30の第1の取得ユニット301及び基地局40の第2の取得ユニット401を含み、第3の送信ユニット502は上記の実施形態における基地局30の第1の送信ユニット302及び基地局40の第2の送信ユニット402を含む。
選択的に、基地局50は第3の処理ユニット503を含む。第3の処理ユニット503は、上記の実施形態における基地局30の第1の処理ユニット303及び基地局40の第2の処理ユニット403を含む。
実施の形態による基地局がUEに送信するP0_NOMINAL_PUCCH及びδPUCCHは正確な値である。従って、UEは正確なP0_NOMINAL_PUCCHに従って正確なP0_PUCCHを取得し、正確なδPUCCHに従って正確なg(i)を取得し、これにより最終的に得られるPPUCCH(i)をより正確な値にする。この実施の形態における基地局はFDDシステム及びTDDシステムの双方に適用可能である。
上記の実施形態による方法の全部又は一部のステップは適切なハードウェアを動作させるプログラムにより実現されてもよいことを、当業者は認めるであろう。プログラムはコンピュータで読み取ることが可能な記憶媒体に保存され、記憶媒体は、例えば、ROM、RAM、磁気ディスク、コンパクトディスク等を含む。
上記の説明は本発明の実施形態による基地局及びLTE-PUCCHの電力制御方法を詳細に説明している。本発明の原理及び実施形態は具体的な実施形態を参照しながら説明されたが、上記の実施形態は本発明による方法及び主要なアイディアの理解を促すためのものであるにすぎない。一方、本発明の特定の実施形態及び目的の範囲内において、当業者は本発明のアイディアに従って変形例を得ることができる。要するに、明細書の内容は本発明を限定するように解釈してはならない。
<関連出願>
本願は西暦2010年11月26日付けで出願された「POWER CONTROL METHOD AND BASE STATION」と題する中国特許出願第201010561679.3号による優先的利益を享受し、その出願の内容全体が本願のリファレンスに組み入れられる。

Claims (15)

  1. 基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を前記基地局が取得するステップと、
    前記サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を前記基地局が送信するステップであって、前記INPUCCH(i)と電力基準値であるINPUCCH_REFとの相対的な差分が閾値であるINTH_PUCCHより大きかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は前記サブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCHの合計であり、前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、セル端に位置するUEに使用される最下位のサービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従って、前記基地局が取得した前記PUCCHについての第1の信号対干渉プラス雑音比であり、前記INPUCCH(i)と前記INPUCCH_REFとの相対的な差分がINTH_PUCCHより大きくなかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値はサブフレームi-1における電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである、ステップと
    を有する電力制御方法。
  2. 前記第1のアップリンク制御情報フォーマットが、フォーマット1A、フォーマット1B、フォーマット2、フォーマット2A及びフォーマット2Bの内の何れかである、請求項1に記載の電力制御方法。
  3. 前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、前記UEに使用されている最下位のサービスクラスの品質を保証するために前記第1のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて前記基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比である、請求項1又は2に記載の電力制御方法。
  4. 送信電力制御コマンドであるδ’PUCCH(i-km)を前記基地局が送信するステップ
    を更に有し、mの値は0からM-1までの範囲内にあり、Mは1より大きな整数であり、前記δ’PUCCH(i-km)の値は、
    前記サブフレームiにおける前記UEの前記PUCCHについて前記基地局が観測するビットエラーレートBER(i)が、ビットエラーレートの基準値であるBERPUCCH_REFより大きかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEが使用する第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFより小さかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEが使用する第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて前記基地局が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値と同じ値である、請求項1-3の何れか1項に記載の電力制御方法。
  5. 前記UEが最上位のサービスクラスを使用し始めた場合に、前記UEにより使用される最上位のサービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットが前記基地局により取得される、請求項4に記載の電力制御方法。
  6. 前記ΔSINRUE_QCI(i)の値がSINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)及びSINR0_NOMINAL_PUCCHの間の差分であり、
    前記SINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)は、時間iにおける前記UEに使用されている最上位のサービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従って前記基地局が取得した第2の信号対干渉プラス雑音比である、請求項4に記載の電力制御方法。
  7. 前記SINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)は、前記UEに使用されている最上位のサービスクラスの品質を保証するために前記第2のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて前記基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比である、請求項5に記載の電力制御方法。
  8. サブフレームiにおけるユーザ装置(UE)の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)のビットエラーレートBER(i)を前記基地局が送信するステップと、
    mの値が0からM-1までの範囲内にあり、Mは1より大きな整数である場合に送信電力制御コマンドであるδ’PUCCH(i-km)を前記基地局が送信するステップと
    を有し、前記δ’PUCCH(i-km)の値は、
    前記BER(i)がビットエラーレートの基準値であるBERPUCCH_REFより大きかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFより小さかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて前記基地局が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値と同じ値に設定される、電力制御方法。
  9. 前記UEが最上位のサービスクラスを使用し始めた場合に、前記UEに使用される最上位のサービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットが前記基地局により取得される、請求項8に記載の電力制御方法。
  10. 前記ΔSINRUE_QCI(i)の値がSINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)及びSINR0_NOMINAL_PUCCHの間の差分であり、
    前記SINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)は、時間iにおける前記UEに使用されている最上位のサービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従って前記基地局が取得した第2の信号対干渉プラス雑音比である、請求項8に記載の電力制御方法。
  11. 前記SINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)は、前記UEに使用されている最上位のサービスクラスの品質を保証するために前記第2のアップリンク制御情報フォーマットを使用するPUCCHについて前記基地局が期待する信号対干渉プラス雑音比である、請求項10に記載の電力制御方法。
  12. 基地局であって、
    当該基地局が割り当てたサブフレームiの無線リソースで搬送される物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の平均的な干渉雑音電力であるINPUCCH(i)を取得する第1の取得ユニットと、
    前記サブフレームiにおける電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i)を送信する第1の送信ユニットと
    を有し、前記INPUCCH(i)と電力基準値であるINPUCCH_REFとの相対的な差分が閾値であるINTH_PUCCHより大きかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値は前記サブフレームiにおけるSINR0_NOMINAL_PUCCH及びINPUCCHの合計であり、前記SINR0_NOMINAL_PUCCHは、セル端に位置するUEに使用される最下位のサービスクラス及び第1のアップリンク制御情報フォーマットに従って、前記基地局が取得した前記PUCCHについての第1の信号対干渉プラス雑音比であり、前記INPUCCH(i)と前記INPUCCH_REFとの相対的な差分がINTH_PUCCHより大きくなかった場合、前記P0_NOMINAL_PUCCH(i)の値はサブフレームi-1における電力制御のためのパラメータであるP0_NOMINAL_PUCCH(i-1)の値と同じである、基地局。
  13. 前記第1の送信ユニットが、送信電力制御コマンドであるδ’PUCCH(i-km)を前記基地局が送信し、mの値は0からM-1までの範囲内にあり、Mは1より大きな整数であり、前記δ’PUCCH(i-km)の値は、
    前記サブフレームiにおける前記UEの前記PUCCHについて前記第1の取得ユニットが取得するビットエラーレートBER(i)が、ビットエラーレートの基準値であるBERPUCCH_REFより大きかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFより小さかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて前記基地局が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値と同じ値である、請求項12に記載の基地局。
  14. サブフレームiにおけるユーザ装置(UE)の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)のビットエラーレートBER(i)を取得する第2の取得ユニットと、
    mの値が0からM-1までの範囲内にあり、Mは1より大きな整数である場合に送信電力制御コマンドであるδ’PUCCH(i-km)を送信する第2の送信ユニットと
    を有し、前記δ’PUCCH(i-km)の値は、
    前記BER(i)がビットエラーレートの基準値であるBERPUCCH_REFより大きかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第1の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINRUE_QCI(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)+ΔSINRUE_QCI(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFより小さかった場合、前記サブフレームiにおける前記UEに使用される第2の信号対干渉プラス雑音比のオフセットであるΔSINROFFSET(i)を用いて、δ’PUCCH(i-km)=δPUCCH(i-km)−ΔSINROFFSET(i)により計算される、又は
    前記BER(i)が前記BERPUCCH_REFに等しかった場合、δ’PUCCH(i-km)の値は、サブフレームi-kmにおいて前記基地局が取得する送信電力制御コマンドであるδPUCCH(i-km)の値と同じ値に設定される、基地局。
  15. 前記ΔSINRUE_QCI(i)の値がSINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)及びSINR0_NOMINAL_PUCCHの間の差分であり、
    前記SINR0_NOMINAL_PUCCH_MAX(i)は、時間iにおける前記UEに使用されている最上位のサービスクラス及び第2のアップリンク制御情報フォーマットに従って前記基地局が取得した第2の信号対干渉プラス雑音比である、請求項14に記載の基地局。
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