JP2013515424A - 無線通信のための高効率、リモートで再構成可能なリモート無線ヘッドユニットのシステム及び方法 - Google Patents

無線通信のための高効率、リモートで再構成可能なリモート無線ヘッドユニットのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

広帯域通信システムにおいて高効率性及び高線形性を実現するリモート無線ヘッドユニット(RRU)システムが開示される。本発明は、RRU内部の電力増幅器を線形化する適応デジタル予歪の方法に基づく。増幅器出力信号の線形性の変化及び非対称歪みのような電力増幅器の特性が、広帯域フィードバック経路によって監視され、デジタルモジュール内で適応アルゴリズムによって制御される。したがって、本発明の実施形態は、電力増幅器システムのメモリ効果及び非線形性を補償するほか、性能を電力付加効率、隣接チャネル漏洩比及びピーク対平均電力比の点で改善することができる。本開示により、電力増幅器システムはフィールド再構成可能となり、マルチ変調スキーム(変調アグノスティック)、マルチキャリア、複数周波数帯域及びマルチチャネルをサポートできる。
【選択図】 図12

Description

関連出願
[001]本出願は、以下の出願の利益を主張する。
2009年3月31日に出願された米国特許出願第12/415,676号、及びそれを介して、2008年3月31日に出願された米国特許出願第61/041,164号(これは、2009年4月24日に出願された米国仮特許出願第61/172,642号の利益も主張する)、
2009年10月21日に出願された米国特許出願第12/603,419号、及びそれを介して、2008年4月23日に出願された米国特許出願第12/108,507号、及びそれを介して、2007年4月23日に出願された米国特許出願第60/925,577号、
2008年12月8日に出願された米国特許出願第12/330,451号、及びそれを介して、2007年12月7日に出願された米国特許出願第61/012,416号、
2007年12月20日に出願された米国特許出願第11/961,969号、及びそれを介して、2006年12月26日に出願された米国特許出願第60/877,035号、及び2007年4月23日に出願された米国特許出願第60/925,603号、
2008年4月23日に出願された米国特許出願第12/108,502号、及びそれを介して、2008年1月28日に出願された米国特許出願第12/021,241号、及びそれを介して、2007年1月26日に出願された米国特許出願第60/897,746号。
2009年12月21日に出願され、「MULTI−BAND WIDEBAND POWER AMPLIFIER DIGITAL PREDISTORTION SYSTEM AND METHOD」と題し、Wan−Jong Kim、Kyoung−Joon Cho及びShawn Patrick Stapletonを発明者とする米国特許出願第61/288,838号。
2009年12月21日に出願され、「REMOTE RADIO HEAD UNIT SYSTEM WITH WIDEBAND POWER AMPLIFIER AND METHOD」と題し、Chengxun Wang及びShawn Patrick Stapletonを発明者とする米国特許出願第61/288,840号。
2009年12月21日に出願され、「MODULATION AGNOSTIC DIGITAL HYBRID MODE POWER AMPLIFIER SYSTEM AND METHOD」と題し、Wan−Jong Kim、Kyoung−Joon Cho、Shawn Patrick Stapleton、Ying Xiaoを発明者とする米国特許出願第61/288,844号。
2009年12月21日に出願され、「HIGH EFFICIENCY, REMOTELY RECONFIGURABLE REMOTE RADIO HEAD UNIT SYSTEM AND METHOD FOR WIRELESS COMMUNICATIONS」と題し、Wan−Jong Kim、Kyoung−Joon Cho及びShawn Patrick Stapleton及びYing Xiaoを発明者とする米国特許出願第61/288,847号。
上記はすべて、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
発明の分野
[002]本発明は、電力増幅器及びリモート無線ヘッドユニット(RRU又はRRH)を使用した無線通信システムに概して関係する。より具体的には、本発明は、主要ユニットから離れた場所に配置され得る小さな単一ユニットにすべての無線関係機能が含まれる分散基地局の一部であるRRUに関係する。GSM、HSPA、LTE及びWiMAX規格により動作することが可能なマルチモード無線並びに高度なソフトウェア構成可能性が、より柔軟でエネルギー効率の良い無線ネットワークの配置の主要な特徴である。本発明はまた、無線ネットワーク配置のコストを節約するために単一RRU内の複数周波数帯域に対応することができる。
[003]無線ネットワーク及びモバイルネットワークの事業者は、高いデータトラフィックの伸び率を効果的に管理するネットワークを構築する持続的課題に直面している。移動性及びエンドユーザ向けマルチメディアコンテンツの水準の増加により、新サービスのほか、ブロードバンド及び定額のインターネットアクセスに対する増大する需要を支えるエンドツーエンドネットワーク適応が必要になっている。さらに、4Gに向けたネットワークのコスト効果の最も高い進化を考慮しなければならない。無線及びモバイル技術規格は、ピークレート及びセルのスループットの伸びに対するより高い帯域幅要件に向けて進化している。これをサポートする最新規格は、HSPA+、WiMAX、TD−SCDMA及びLTEである。これらの規格に基づいたネットワークを配置するのに必要なネットワークのアップグレードでは、新たなスペクトルの限定的利用可能性のバランスを取り、既存のスペクトルを活用し、すべての所望の規格の動作を保証しなければならない。これはすべて、通常は何年にも及ぶ移行段階で同時に発生しなければならない。分散オープン基地局アーキテクチャの概念は、図6の無線アクセスの進化に対応するための柔軟で、より安く、よりスケーラブルなモジュラー環境を提供する規格の進化と並行して進化してきた。たとえば、オープン基地局アーキテクチャイニシアティブ(OBSAI)、共通公衆無線インターフェース(CPRI)、及びIRインターフェース規格は、光ファイバーによって基地局のサーバ及び基地局のリモート無線のヘッド部分を分ける標準化されたインターフェースを導入した。
[004]RRUの概念は、最新の基地局アーキテクチャの根本的部分を構成する。しかし、今日までのRRUは電力効率が悪く、コストが高く、柔軟性が低い。DCからRFへの電力変換力が弱いことから、RRUは大きな機械ハウジングを有することになる。サービスプロバイダがRRUに求めているものに、RRUのプラットフォームの柔軟性向上もある。規格の進化に伴い、ソフトウェアアップグレードが可能なRRUが必要となっている。今日、RRUには、サービスプロバイダが求める柔軟性及び性能が欠けている。RRUの性能の限界は、RF増幅器の電力効率の低さによって部分的にもたらされている。したがって、フィールド再構成可能な効率的で柔軟なRRUアーキテクチャが必要とされている。
[005]したがって、本発明は従来技術における上記の問題を考慮して行われており、本発明の目的は、広帯域通信システムアプリケーションのために高線形性及び高効率性を備えた電力増幅器によって可能な複数周波数帯域RRUシステムの高性能でコスト効果の高い方法を提供することである。本開示により、RRUはフィールド再構成可能となり、マルチ変調スキーム(変調アグノスティック(agnostic))、マルチキャリア、複数周波数帯域及びマルチチャネルをサポートできる。
[006]上記の目的を達成するため、本発明によれば、技法はRF電力増幅器を線形化する適応デジタル予歪の方法に概して基づく。シングルバンド、デュアルバンド及びマルチバンドのRRUを含む、本発明の様々な実施形態が開示される。もう1つの実施形態は、マルチバンドマルチチャネルRRUである。一実施形態では、波高因子低減、PD、電力効率向上技法及び係数適応アルゴリズムの組み合わせがPAシステム内で利用される。別の実施形態では、性能を向上させるためにアナログ直交変調器補償構造も利用される。
[007]本発明のいくつかの実施形態は、電力増幅器の特性の変動を監視すること、及び自己適応アルゴリズムにより自己調整することができる。本開示の1つのそのような自己適応アルゴリズムは、デジタル予歪アルゴリズムと呼ばれ、デジタル領域で実施される。
[008]本発明の適用は、すべての無線基地局、リモート無線ヘッド、分散基地局、分散アンテナシステム、アクセスポイント、モバイル機器及び無線端末、ポータブル無線デバイス、並びにマイクロ波通信及び衛星通信のようなその他の無線通信システムとともに使用するのに好適である。本発明はまた、リモートコンピューティングセンターへのイーサネット接続などのリンクを介してフィールドアップグレード可能である。
[009]本発明のさらなる目的及び利点は、添付の図面とともに行う以下の詳細な説明からより十分に理解できよう。
[0010] リモート無線ヘッドユニットシステムの基本形を示すブロック図である。 [0011] 本発明の一実施形態によるマルチチャネルリモート無線ヘッドユニットを示すブロック図である。 [0012] 本発明のリモート無線ヘッドシステムにおける多項式ベースの予歪を示すブロック図である。 [0013] 本発明のリモート無線ヘッドユニットシステムにおける自己適応に適用されるデジタル予歪アルゴリズムのブロック図である。 [0014] アナログ変調器補償ブロックを示す図である。 [0015] RRUベースのシステムアーキテクチャの様々な潜在的導入スキームを概略的に示す図である。 [0016] 基地局サーバへの光リンクを備えるRRUシステムアーキテクチャの3セクター構成を示す図である。 [0017] 波高因子低減及びデジタル予歪を含む様々なDSPベースの機能をブロック図の形式で示す図である。 [0018] 本発明の別の実施形態による、RF入力信号又はベースバンド変調信号又は光インターフェースのいずれかを伴うデジタルハイブリッドモジュール(DigitalHybrid Module)を示す図である。 [0019] 本発明の別の実施形態による、光インターフェースを伴うデジタルハイブリッドモジュールを示すデュアルチャネルリモート無線ヘッドのブロック図である。 [0020] 本発明の別の実施形態による、光インターフェースを伴うデジタルハイブリッドモジュールを示す代替的なデュアルチャネルリモート無線ヘッドのブロック図である。 [0021] 光インターフェースを伴うデジタルハイブリッドモジュールを示す8個のチャネルのデュアルバンドリモート無線ヘッドのブロック図であり、各電力増幅器出力が互いに時間整合され、位相整合され、振幅整合されることを保証するキャリブレーションアルゴリズムをさらに含む図である。用語集本明細書で使用する頭字語は、以下の意味を有する。ACLR 隣接チャネル漏洩比ACPR 隣接チャネル電力比ADC アナログ−デジタル変換器AQDM アナログ直交復調器AQM アナログ直交変調器AQDMC アナログ直交復調器コレクタAQMC アナログ直交変調器コレクタBPF バンドパスフィルタCDMA 符号分割多元接続CFR 波高因子低減DAC デジタル−アナログ変換器DET 検出器DHMPA デジタルハイブリッドモード電力増幅器DDC デジタルダウンコンバータDNC ダウンコンバータDPA ドハティ電力増幅器DQDM デジタル直交復調器DQM デジタル直交変調器DSP デジタル信号処理DUC デジタルアップコンバータEER エンベロープ(Envelope)除去及び修復EF エンベロープフォローイングET エンベロープトラッキングEVM 誤差ベクトル振幅FFLPA フィードフォワード線形電力増幅器FIR 有限インパルス応答FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイGSM 移動体通信用グローバルシステムI−Q 同相/直交IF 中間周波数LINC 非線形コンポーネント使用線形増幅LO 局所発振器LPF ローパスフィルタMCPA マルチキャリア電力増幅器MDS 多方向性サーチOFDM 直交周波数分割多重PA 電力増幅器PAPR ピーク対平均電力比PD デジタルベースバンド予歪PLL 位相ロックループQAM 直交振幅変調QPSK 4位相シフトキーイングRF 無線周波数RRU リモート無線ヘッドユニットSAW 表面弾性波フィルタSERDES 並直列変換器/直並列変換器UMTS ユニバーサル移動体通信システムUPC アップコンバータWCDMA 広帯域符号分割多元接続WLAN 無線ローカルエリアネットワーク
発明の詳細な説明
[0022]本発明は、適応デジタル予歪アルゴリズムを利用する新規のRRUシステムである。本発明は、デジタルモジュール及びアナログモジュールのハイブリッドシステムである。ハイブリッドシステムのデジタルモジュール及びアナログモジュールの相互作用は、広帯域幅を維持又は拡大しつつ、スペクトル再生の線形化及びPAの電力効率の向上の両方を行う。したがって、本発明は広帯域複素変調キャリアについて、より高い効率性及びより高い線形性を実現する。
[0023]図1は、少なくともいくつかの実施形態におけるデジタルモジュール、アナログモジュール及びフィードバック経路を含むものとして考え得る、リモート無線ヘッドユニット又はRRUと呼ばれることがある基本システムアーキテクチャを示すハイレベルブロック図である。デジタルモジュールは、PDアルゴリズム、他の補助DSPアルゴリズム及び関連デジタル回路を含むデジタル予歪コントローラ101である。アナログモジュールは、メイン電力増幅器102、他の補助アナログ回路、たとえばDPA及びシステム全体の関連周辺アナログ回路である。本発明は、「ブラックボックス」プラグアンドプレイ型システムとして作用する。これは、RF変調信号100を入力として受け入れ、実質的に同じであるが増幅されたRF信号103を出力として与えるRFイン/RFアウトだからである。本発明の一実施形態により、ベースバンド入力信号をデジタル予歪器コントローラに直接適用できる。本発明の一実施形態により、光入力信号をデジタル予歪器コントローラに直接適用できる。フィードバック経路は本質的に、予歪コントローラ101に出力信号の一表現を与える。本発明は以下でリモート無線ヘッドユニット(RRU)と呼ばれることがある。
[0024]図2は、入力信号200が提供される8個のチャネル(又はn個のチャネル)のRRUの実施形態を概略ブロック図の形式で示している。実装形態に応じて、入力信号はRF変調信号、ベースバンド信号又は光信号の形態をとることができる。入力信号200は複数のチャネルに供給され、各チャネルはそれぞれ201、211及び271で示されるデジタル予歪(DPD)コントローラを含む。少なくともいくつかの実施形態では、DPDはFPGAで実装できる。各チャネルにおいて、DPD出力はそれぞれ対応するPAの202、212及び272に供給され、PA出力203、213及び273は当該チャネルのDPDに戻される。
[0025]図3は、本発明のRRUシステムにおける多項式ベースのデジタル予歪器機能を示している。本発明におけるPDは、適応LUTベースのデジタル予歪システムを概して利用する。より具体的には、図3及び後述する図9〜12により開示される実施形態に示されるPDは、「A Method for Baseband Predistortion Linearization in Multi−Channel Wideband Communication Systems」と題する米国特許出願第11/961,969号で示される適応アルゴリズムによりデジタルプロセッサ内で処理される。図3のRRUシステムのためのPDは、複数の有限インパルス応答(FIR)フィルタ、すなわち、FIR1 301、FIR2 303、FIR3 305及びFIR4 307を有する。PDはまた、3次積生成ブロック302、5次積生成ブロック304及び7次積生成ブロック306を含む。FIRフィルタからの出力信号は、加算ブロック308において結合される。複数のFIRフィルタに対する係数は、基準入力信号と増幅電力出力信号との間の誤差に基づき、デジタル予歪器アルゴリズムによって更新される。
[0026]図4は、本発明によるDPDを含む一実施形態の追加的詳細をブロック図の形式で示しており、以下でより詳しく説明される。一般に、入力400がDPD401に提供される。DPDの出力がDAC402に供給され、次いでPA403に供給される。PAの出力からのフィードバック信号がADC406によって受信され、デジタル形式が整合論理回路405に供給され、その後に整合信号が、DPD401の出力からの入力も受信するDPD推定器論理回路404に提供される。次いで、DPD推定器の出力がDPD401に戻される。
[0027]図5は、アナログ変調器補償ブロックを示している。入力信号は同相成分X及び直交成分Xに分けられる。アナログ直交変調器補償構造は、4つの実フィルタ{g11、g12、g21、g22}及び2つのDCオフセット補償パラメータc1、c2を含む。AQMにおけるDCオフセットが、パラメータc1、c2によって補償される。AQMの周波数依存性が、フィルタ{g11、g12、g21、g22}によって補償される。実フィルタの順番は、必要とされる補償のレベルによる。出力信号Y及びYが、図9との関係で後述するAQMの同相ポート及び直交ポートに提供される。
[0028]図6は、RRUベースのシステムアーキテクチャの複数の考え得る実装形態を示しており、基地局サーバ600が、たとえばタワーに取り付けられたRRU605、屋上に取り付けられたRRU610及び/又は壁に取り付けられたRRU615に接続される。
[0029]図7は、RRUベースのシステムアーキテクチャの3セクター実装形態の一実施形態を示しており、基地局サーバ700が複数のRRU710に光学的にリンクされて、サイトに適切なカバレージを提供している。
[0030]図8は、本発明のいくつかの実装形態のDSP機能の実施形態を簡略化された形式で示している。入力信号がインターフェース800に供給され、インターフェース800はOBSAI、CPRI又はIRを含む複数の形態をとり得る。着信信号はデジタルアップコンバータ(DUC)805に供給され、次いでFPGAなどのCFR/DPD論理回路810に供給される。次いで、CFR/DPD論理回路810の出力がDAC815に供給される。DACは、出力信号をシステムのアナログRF部820に提供し、次いでアナログRF部820はフィードバック信号をADC825に提供し、DSPブロックを通じて入力の形でCFR/DPD及びDDC830に戻す。DDCは信号をインターフェース800に出力し、次いでインターフェース800は出力を提供することができる。
[0031]図9は、RRUシステムのより高度な実施形態のブロック図であり、同じ要素は同じ番号で示されている。図9の実施形態は、1つのデジタルプロセッサの適応アルゴリズムを有するPDよりも前に、波高因子低減(CFR)を適用し、これにより、PAPR、EVM及びACPRが低減されて、PAの温度変化に起因するメモリ効果及び線形性の変化が補償される。デジタルプロセッサはほぼ任意の形態をとることができる。便宜上、FPGA実装を例として示しているが、多くの実施形態において汎用プロセッサも受け入れることができる。実施形態のデジタルモジュールに実装されるCFRは、参照により本明細書に組み込まれる2008年3月31日に出願された「An Efficient Peak Cancellation Method For Reducing The Peak−To− Average Power Ratio In Wideband Communication Systems」と題する米国特許出願第61/041,164号で示されたスケールド(scaled)反復パルスキャンセレーション(pulse cancellation)に基づく。CFRは、性能を向上させるために含まれ、よって随意である。CFRは、全体的な機能に影響を及ぼすことなく実施形態から除去することができる。
[0032]図9は、本発明の一実施形態によるRRUシステムを示すブロック図である。RRUシステムは3つの1次ブロック、すなわち、電力増幅器、ベースバンド処理及び光インターフェースを概して含む。光インターフェースは、送信/受信モードの光−電気インターフェースを含む。図9に示す光インターフェース901はFPGAに結合される。FPGA902は、SERDES/フレーマ/デフレーマ/制御及び管理の機能を実行する。FPGA902は、以下のデジタル信号処理タスク、すなわち波高因子低減、/デジタルアップコンバージョン/デジタルダウンコンバージョン及びデジタル予歪を実行する別のFPGA903とインターフェースをとる。別の実施形態では、単一FPGA内で902を903と統合する。並直列変換器/直並列変換器(SERDES)モジュールは、光−電気受信機からの高速直列ビットストリームを並列ビットストリームに変換する。デフレーマは並列ビットストリームを復号し、同相及び直交(I/Q)変調を抽出し、これをデジタル信号処理モジュール903に提供する。制御及び管理モジュールは、制御信号を並行ビットストリームから抽出し、必要とされる情報に基づいてタスクを実行する。光インターフェースからの受信I/Qデータは、デジタルアップコンバータモジュール(DUC)内で中間周波数に周波数変換される。次いで、この合成信号について波高因子低減(CFR)を行って、ピーク対平均電力比を低減させる。次いで、電力増幅器モジュール905において、結果として生じる信号がデジタル予歪器に適用されて、歪みを補償する。RRUは、受信モード及び送信モードで動作する。RRUは信号を出力送受切換器から受信し、チャネルの数に応じて、この信号を1つ又は複数のRx経路に通過させる。受信信号は受信機(図10のRx1及びRx2)内で中間周波数(IF)に周波数変換される。IF信号はデジタルダウンコンバータ(DDC)モジュールを使用してさらにダウンコンバートされ、同相成分及び直交成分に復調される。次いで、回復済みI/Q信号はフレーマモジュール/SERDESに送信され、光インターフェースを介した送信の準備が行われる。
[0033]図9のシステムは、RF又はマルチキャリアデジタル信号(光信号であり得る)のマルチモードを入力に、RF信号を出力910に有する。信号入力のマルチモードにより、最大限の柔軟性、すなわちRFイン(「RFインモード」)又はベースバンドデジタルイン(「ベースバンドインモード」)又は光入力(「光インモード」)が許容される。図9に示すシステムは3つの主要部分、すなわち、再構成可能デジタル(以下、「FPGAベースデジタル」と呼ぶ)モジュール915、電力増幅器モジュール960、受信機965及びフィードバック経路925を含む。
[0034]FPGAベースデジタル部分は、2つのデジタルプロセッサ902、903(たとえばFPGA)のうちのいずれか1つ、デジタル−アナログ変換器935(DAC)、アナログ−デジタル変換器940(ADC)及び位相ロックループ(PLL)945を含む。図9に示すシステムは多入力モードを有するため、デジタルプロセッサは信号処理の3つの経路を有する。ベースバンド信号入力経路において、デジタルプロセッサはデジタルアップコンバータ(DUC)、CFR及びPDを実装している。光入力経路において、SERDES、フレーマ/デフレーマ、デジタルアップコンバータ(DUC)、CFR及びPDが実装される。RF入力経路において、アナログダウンコンバータ、DUC、GFR及びPDが実装される。
[0035]図9のベースバンドインモードは、I−Q信号を含む。I−Q信号のようなマルチチャネルからのデジタルデータストリームが、FPGAベースデジタルモジュールに来て、DUCによってデジタルIF信号へとデジタル的にアップコンバートされる。次いで、かかるIF信号がCFRブロックを通過して、信号のPAPRが低減される。このPAPR抑制信号はデジタル的にプレディストーションされ(予歪処理され)て、電力増幅器の非線形歪みが事前に補償される。
[0036]いずれかの入力モードにおいて、アクティブなデバイスの自己発熱、バイアスネットワーク及び周波数依存性に起因するメモリ効果は、PDの適応アルゴリズムによっても補償される。PDの係数は、超高速ADCを必要とする広帯域フィードバックによって適応させられる。予歪処理された信号がDQMを通過して実信号を生成し、次いでDACによってIFアナログ信号に変換される。上記で開示したように、DQMをすべての実施形態におけるFPGAに又は全く実装する必要はない。DQMがFPGAで使用されない場合、AQM実装には2つのDACを実装して、それぞれ実信号及び虚信号935を生成することができる。電力増幅器のゲートバイアス電圧950が、適応アルゴリズムによって決定され、次いでDAC935を介して調整されることで、電力増幅器における温度変化に起因する線形性の変動が安定する。PLL945は、フィードバック部分のための局所発振信号を掃引し、それにより、デジタルモジュールで処理するためにRF出力信号をベースバンドに変換する。
[0037]電力増幅器部分は、FPGAベースデジタルモジュールからの実信号及び複素信号を受信するためのAQM(図9の実施形態に示すものなど)、多段駆動増幅器を備える高電力増幅器、並びに温度センサを含む。DHMPAシステムの効率性能を改善するために、実施形態に応じて効率性向上技法、たとえばドハティ、エンベロープ除去及び修復(EER)、エンベロープトラッキング(ET)、エンベロープフォローイング(EF)、非線形コンポーネント使用線形増幅(LINC)を使用することができる。これらの電力効率技法は、混合及び整合させることが可能で、基本的なRRUシステムに対するオプション機能である。1つのそのようなドハティ電力増幅器技法が、参照により本明細書に組み込まれる2007年4月23日に出願された「N−Way Doherty Distributed Power Amplifier」と題する同一出願人による米国仮特許出願第60/925,577号で示されている。増幅器の線形性能を安定化させるために、増幅器の温度が温度センサにより監視され、次いで増幅器のゲートバイアスがFPGAベースデジタル部分によって制御される。
[0038]フィードバック部分は、方向性結合器、混合器、ローパスフィルタ(LPF)、ゲイン増幅器及びバンドパスフィルタ(BPF)を含む。実施形態に応じて、これらのアナログコンポーネントを他のアナログコンポーネントと混合及び整合させることができる。増幅器のRF出力信号の部分は、方向性結合器によってサンプリングされ、次いで混合器で局所発振信号によってIFアナログ信号にダウンコンバートされる。IFアナログ信号は、帯域外歪みを捕捉することができるLPF、ゲイン増幅器及びBPFを通過する。BPFの出力が、FPGAベースデジタルモジュールのADCに提供され、それにより、PDの動的パラメータが、出力電力レベル及びメモリ効果に起因する非対称歪みに応じて決定される。さらに、DET970が温度を検出して線形性の変化を計算し、次いでPAのゲートバイアス電圧を調整する。PDアルゴリズム及び自己適応フィードバックアルゴリズムの詳細は、多項式ベースの予歪アルゴリズムを示す図3、及び本発明のいくつかの実施形態で使用できる1次適応予歪器ブロックを示す図4から理解できよう。
[0039]WiMAX又は他のOFDMベースのスキームのようなブロードバンド無線アクセスに対する厳格なEVM要求の場合(EVM<2.5%)、FPGAベースデジタル部分におけるCFRは、厳格なEVM仕様を満たすためにPAPRの小さな低減しか達成できない。一般的な状況では、これは、CFRの電力効率向上能力が制限されることを意味する。本発明のいくつかの実施形態では、「クリッピング誤差修復経路」907の使用により、CFRからの帯域内歪みを補償し、その結果、かかる厳格なEVM環境においてRRUシステム電力効率を最大化する新規の技法が含まれる。上記のように、クリッピング誤差修復経路は、追加的なDACをFPGAベースデジタル部分に、余分のUPCを電力増幅器部分に有する。クリッピング誤差修復経路により、電力増幅器の出力におけるCFRから生じる帯域内歪みを補償することができる。さらに、メイン経路とクリッピング誤差修復経路との任意の遅延ミスマッチを、FPGAにおけるデジタル遅延を使用して整合させることができる。
[0040]図9は、本発明の別の実施形態によるAQMが実装されたRRUシステムを示しているが、図9のシステムは、CFR、PD及びアナログ直交変調器コレクタ(AQMC)を内蔵したデジタルプロセッサも含むことができる。
[0041]さらに、図9のシステムは、AQM及びAQMベースのクリッピング誤差修復経路が実装されるように代替的に構成され得る。そのような構成では、クリッピング誤差修復経路は、2つのDACをFPGAベースデジタル部分に、UPCの代わりにAQMを電力増幅器部分に有するように構成され得る。
[0042]図10は、それぞれAQM1 1010及びAQM2 1015から提供される2つの別個の帯域のための2つの電力増幅器1000及び1005が実装されたデュアルチャネルRRUを示すブロック図である。送受切換器1020を使用して、2つの電力増幅器の出力を結合し、結合された出力をアンテナ(不図示)に提供する。時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)変調で生じるように、送信信号を受信信号から分離するために、スイッチ1025及び1030が使用される。PAの1000及び1005の出力から導出されるフィードバック信号1035及び1040は、それぞれ追加スイッチ1045に提供され、追加スイッチ1045は、適切な時間にトグルされて、単一のFPGA1050のみによる各PAのフィードバックキャリブレーションを可能にする。図示の実施形態では、FPGA1050は2つのブロック、すなわち、1055で示されるSERDESフレーマ/デフレーマ並びにDDC1/CFR1/PDC1/DUC1及びDDC2/CFR2/PDC2/DUC2を含むブロック1060を含み、ブロック1060は対応するスイッチの切り替えのタイミングを制御する。フィードバック信号1035及び1040は、最初に加算器1065(加算器1065において、フィードバック信号1035及び1040が位相ロックループ信号1070と結合される)を介し、次いでバンドパスフィルタ1075、ローパスフィルタ1080及びADC1085を介してブロック1060へ戻される。さらに、PAの1000及び1005からの温度センサ信号がトグルスイッチ1090及び検出器1095を介してブロック1060に戻され、それにより予歪係数が温度補償を含むことができる。スイッチ1045及び1090のトグリングを同期化して、適切な時間に各PAの出力及び温度信号がブロック1060に提供されるようにする。RRUの別の実施形態は、その適用を複数周波数帯域に拡大する。別の実施形態は、複数周波数帯域(すなわち、2つ以上の帯域)実装は、並列の追加のチャネル化された電力増幅器を加えることを含む。追加の電力増幅器の出力はN by 1送受切換器で結合され、単一アンテナに供給されるが、いくつかの実施形態では複数アンテナを利用することもできる。複数周波数帯域RRUの別の実施形態は、電力増幅器の1つ又は複数において、2つ以上の周波数帯域を結合する。
[0043]図11は、デュアルチャネルRRUの別の実施形態を示すブロック図である。この実施形態では、Rxスイッチ1105及び1110がサーキュレータ1115及び1120の第3ポートに置かれ、それによりPA出力と送受切換器1020との間の挿入損失が減少する。図11の残り部分は、図10と実質的に同じであり、これ以上説明しない。
[0044]図12は、8個のチャネルのデュアルバンドRRUの実施形態を示すブロック図である。この実施形態では、各PA1000A〜H及び1005A〜Hのフィードバック経路は受信機チェーン及び広帯域キャプチャチェーンを含み、これはそれぞれ1200A〜H及び1205A〜Hで示されており、対応するサーキュレータ1210A〜H及び1215A〜Hを通じて、一連の対応するPAからフィードバック信号を受信する。受信機チェーンは、RRUが受信モードに切り換えられたときに利用され、図11の受信(Rx)経路に対応する。広帯域キャプチャチェーンは、電力増幅器の広帯域の歪みを捕捉するために利用され、図11に示すフィードバックキャリブレーション経路に対応する。一実施形態では、チャネルキャリブレーションアルゴリズムが実施されて、各電力増幅器出力が互いに整合する時間、位相及び振幅であるようにする。
[0045]デジタル予歪器アルゴリズム
[0046]デジタル予歪(DPD)は、電力増幅器(PA)を線形化する技法である。
図1は、線形のデジタル的に予歪処理されたPAのブロック図を示している。DPDブロックにおいて、メモリ多項式モデルが、予歪関数として使用される(図3)。
Figure 2013515424

ここでaijはDPD係数である。
[0047]DPD推定器ブロックにおいて、最小2乗アルゴリズムを利用してDPD係数aijを見つけ、次いで当該係数をDPDブロックに転送する。1次DPDブロックは図4に示されている。
[0048]遅延推定アルゴリズム:
[0049]DPD推定器はx(n)と対応するフィードバック信号y(n-Δd)とを比較して、DPD係数を見つける。ここでΔdはフィードバック経路の遅延である。フィードバック経路遅延はPAごとに異なり、この遅延は係数推定において信号が到着する前に識別される必要がある。この設計では、送信x(n)及びフィードバックデータy(n)の振幅差相関関数を適用して、フィードバック経路遅延を見つける。この相関は以下によって与えられる。
Figure 2013515424

相関C(m)を最大化する遅延nが、フィードバック経路遅延である。
[0050]フィードバック経路はアナログ回路を通過するため、送信経路とフィードバック経路との間の遅延は、非整数のサンプル遅延であり得る。信号をより正確に同期化するには、非整数遅延推定が必要である。設計を単純化するために、この設計では半サンプル遅延が考えられているが、より小さな非整数の遅延を利用することもできる。
[0051]半サンプル遅延データを取得するにあたり、アップサンプリング手法が一般的に選択されるが、この設計では、FPGAにおける非常に高いサンプリング周波数を回避するために、補間方法を使用して半サンプル遅延データを取得する。整数遅延及び非整数遅延を伴うデータは、並行して転送される。非整数遅延の補間関数は以下のとおりである。
Figure 2013515424

ここでcは重み係数である。
[0052]非整数遅延経路が選択されるか、それとも整数遅延経路が選択されるかは、振幅差相関器の結果によって決定される。相関結果が奇相関である場合、整数経路が選択され、そうでない場合は非整数遅延経路が選択される。
[0053]位相オフセット推定及び補正アルゴリズム:
[0054]送信信号とフィードバック信号との間の位相オフセットは、回路内に存在する。DPD係数推定の収斂を改善し速めるために、この位相オフセットを除去する必要がある。
[0055]送信信号x(n)及びフィードバック信号y(n)は以下のように表すことができる。
x(n)=|x(n)|ejθx及びy(n)=|y(n)|ejθy
位相オフセットej(θx−θy)は以下により計算できる。
Figure 2013515424

したがって、送信経路とフィードバック経路との間の経路位相オフセットは以下のとおりである。
Figure 2013515424
[0056]位相オフセットを除去したフィードバック信号は、以下により計算できる。
Figure 2013515424
[0057]振幅補正:
[0058]PAのゲインは若干変化する可能性があることから、フィードバックゲインを補正して、ゲインミスマッチによる誤差を回避する必要がある。フィードバック信号は以下の関数により補正される。
Figure 2013515424

Nの選択は、所望の正確性に依拠する。
[0059]QR_RLS適応アルゴリズム:
[0060]DPD係数推定の最小2乗解は以下のとおり公式化される。
Figure 2013515424

=x(n−i)|x(n−i)|、w=aijと定義し、ここでk=(i−1)N+)である。最小2乗公式は以下のように表すことができる。
Figure 2013515424

この設計では、QR-RLSアルゴリズム(Haykin、1996年)を実施して、この問題を解く。QR_RLSアルゴリズムの公式は以下のとおりである。
Figure 2013515424

ここでφは対角行列であり、qはベクトルである。
[0061]QR_RLSアルゴリズムは、ユニタリ変換を通じて(i−1)番目のモーメントからi番目のモーメントφ及びqを取得する。
Figure 2013515424

θは、ユニタリ変換のユニタリ行列である。
[0062]FPGAにおいてより効率的にQR_RLSアルゴリズムを適用するために、ユニタリ変換プロセスにおいて、平方根演算なしのギブンス回転が適用される(E.N.Frantzeskakis、1994年)。
Figure 2013515424
[0063]RLSアルゴリズムにおいて、i番目のモーメントは以下のように実現する。
Figure 2013515424

は以下を解くことにより取得できる。
Figure 2013515424
[0064]反復プロセスにおいて、データのブロック(この設計では、1つのブロックに4096個のデータがある)がメモリに記憶され、アルゴリズムはメモリ内のすべてのデータを使用して、DPD係数を推定する。DPDの性能をより安定的にするために、DPD係数は、データの1ブロックが処理された後に限り更新される。次の反復プロセスのために行列Aを使用し、その結果、収斂が速くなる。
[0065]DPDの性能が安定的であることを保証するために、以下のようにDPD係数を更新するときに重み係数fを使用する。
=f×wi−1+(1−f)w
DPD係数推定器は係数wを、QR_RLSアルゴリズムを使用して計算する。これらのwをDPDブロックにコピーして、PAを線形化する。
[0066]チャネルキャリブレーションアルゴリズム
[0067]図12における8個のチャネルのRRUは、PAの1000A〜H及び1005A〜Hで示される16個の別個の電力増幅器を有する。電力増幅器の半分は1つの帯域向け、残り半分は第2帯域向けに設計されている。これらの帯域は以下で帯域A及び帯域Bと呼び、2つの別個の周波数を占める。8個のチャネルのRRUは8個のアンテナ1220A〜Hを使用し、各アンテナに両方の帯域が共存する。性能を最大化するために、各電力増幅器の出力信号は、時間、位相及び振幅に関して互いに整合する必要がある。アンテナキャリブレーションアルゴリズムは、3つの別個のアプローチを含む。1)パイロットトーンが各PAに注入される、2)基準変調信号が各PAを介して送信される、又は3)リアルタイムI/Qデータが基準信号として使用される。パイロットトーンアプローチは、フィードバックキャリブレーション経路又は個別のPAの受信機のいずれかで追跡されるシングルキャリアIFトーンを注入する。帯域Aの各送信機経路は、帯域Bと同様に、時間、位相及び振幅に関して互いに整合する。基準変調アプローチは、帯域BのPAと同様に、帯域AのPAの各々を通じて送信される記憶された複素変調信号を利用する。次いで送信機は、時間、位相及び振幅に関して互いに整合する。フィードバックキャリブレーション経路又は個別の受信機のいずれかを、PA出力信号を取得するために使用できる。リアルタイムアプローチが、リアルタイム送信信号に対して実行される。このアプローチは、DPD時間整合、位相及び振幅オフセット情報を利用して、各PA出力を互いに同期化する。
[0068]要約すると、本発明のRRUシステムは、性能を効率性及び線形性の点でより効果的に向上させる。それは、RRUシステムが、1つのデジタルプロセッサでCFR、DPD及び適応アルゴリズムを実施できるからであり、結果的にハードウェアリソース及び処理時間の節約となる。RRU内のRF電力増幅器の高電力効率は、放熱器のような熱放散メカニズムの必要性が低下することを意味し、その結果、機械ハウジングの規模及び量が大幅に低下する。そして、こうしたRRUの小型化によりサービスプロバイダは、不動産の欠如、重量制限、風の影響、その他の安全上の問題により、柱の最上部、街路灯の最上部などのような、重い又は大きいRRUを配置できない領域にRRUを配置することができる。本発明のRRUシステムはまた、再構成可能かつフィールドプログラマブルであり、それは、ファームウェアに埋め込まれているアルゴリズム及び電力効率向上機能を、いつでもデジタルプロセッサ内のソフトウェアアップグレードと同様に調整できるからである。
[0069]さらに、RRUシステムは、CDMA、TD−SCDMA、GSM、WCDMA、CDMA2000及び無線LANシステムにおけるQPSK、QAM、OFDMなどの変調スキームに対してアグノスティックである。これは、RRUシステムがマルチ変調スキーム、マルチキャリア及びマルチチャネルをサポートできることを意味する。複数周波数帯域の利点は、モバイル加入者の増加に対応して拡大した周波数帯域をカバーするためにモバイル事業者が配置するRRUの数を減らし、ひいてはCAPEX及びOPEXを大幅に削減することができることを意味する。RRUシステムの他の利点として、必要なベースバンド信号情報をすぐに入手することができないリピータ又は屋内カバレージシステムにおけるPAの非線形性の補正がある。
[0070]本発明について好ましい実施形態を参照して説明してきたが、本発明は説明した詳細に限定されないことが理解されよう。これまでの説明では、様々な代替及び修正を推奨しており、当業者は他の形態を思いつくだろう。したがって、すべてのかかる代替及び修正が、添付の請求項に定める本発明の範囲に含まれることが意図されている。
[001]本出願は、以下の出願の利益を主張する
009年12月21日に出願され、「HIGH EFFICIENCY, REMOTELY RECONFIGURABLE REMOTE RADIO HEAD UNIT SYSTEM AND METHOD FOR WIRELESS COMMUNICATIONS」と題し、Wan−Jong Kim、Kyoung−Joon Cho及びShawn Patrick Stapleton及びYing Xiaoを発明者とする米国特許出願第61/288,847号、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (3)

  1. 無線通信のためのデュアルチャネルリモート無線ヘッドユニットであって、
    少なくとも2つの電力増幅器であって、各々が別個の周波数を中心とする入力信号を受信し、各々が前記受信した入力信号の増幅された表現を出力として提供する、少なくとも2つの電力増幅器と、
    少なくとも2つのフィードバックセンサであって、少なくとも1つが、各電力増幅器に対応して、前記対応する電力増幅器のノイズ特性の表現を含むフィードバック信号を提供する、少なくとも2つのフィードバックセンサと、
    信号を処理するデジタル論理回路と、
    前記デジタル論理回路によって制御されるフィードバックスイッチであって、前記デジタル論理回路に接続するために前記フィードバック信号の1つを選択して、前記フィードバック信号に少なくとも部分的に基づいて前記電力増幅器の各々に適した予歪補償信号を前記デジタル論理回路が生成できるようにする、フィードバックスイッチと
    を備えるデュアルチャネルリモート無線ヘッドユニット。
  2. 少なくとも2つの温度センサであって、少なくとも1つが、各電力増幅器に対応して、前記対応する電力増幅器の温度を表す温度信号を提供する、少なくとも2つの温度センサと、
    前記デジタル論理回路によって制御される温度スイッチであって、前記デジタル論理回路に接続するために前記温度信号の1つを選択して、前記温度信号に少なくとも部分的に基づいて前記電力増幅器の各々に適した予歪補償信号を前記デジタル論理回路が生成できるようにする、温度スイッチと
    をさらに備える、請求項1に記載のデュアルチャネルリモート無線ヘッドユニット。
  3. 各電力増幅器出力が、他の電力増幅器出力と整合する時間、位相及び振幅であることを保証するためのアルゴリズムを実施するデジタル論理回路をさらに備える、請求項1に記載のデュアルチャネルリモート無線ヘッドユニット。

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