JP2013514729A - 帯域幅適応プリコーダインターフェースを使用した漏話制御方法および漏話制御装置 - Google Patents

帯域幅適応プリコーダインターフェースを使用した漏話制御方法および漏話制御装置 Download PDF

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Abstract

通信システム内で、プリコーダは、複数の送信機のそれぞれの第1の部分と第2の部分との間に結合される。プリコーダは、送信機のうちの第1の送信機の第1の部分に関連するスケーリングされた信号の適応インデックス表現を受信して、事前補償信号を生成するために、調整されたプリコーダ係数を使用して適応インデックス表現を処理するように構成される。事前補償信号は、第2の送信機によって送信されることになる少なくとも1つの信号の事前補償の際に使用する目的で、プリコーダから送信機のうちの第2の送信機の第2の部分に供給される。

Description

本発明は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、そのようなシステム内の通信チャネル同士の間の干渉を緩和するため、抑制するため、または、そうでない場合、制御するための技術に関する。
マルチチャネル通信システムは、多くの場合、漏話またはチャネル間漏話とも呼ばれる、様々なチャネル同士の間の干渉を受けやすい。例えば、デジタル加入者線(DSL)広帯域アクセスシステムは、通常、より対銅線上で離散マルチトーン(DMT)変調を用いる。そのようなシステムにおける主な障害のうちの1つは、同じバインダ内の複数の加入者線同士の間の漏話、または複数のバインダを介した複数の加入者線同士の間の漏話である。したがって、1本の加入者線を介して送信された信号は、他の加入者線と結合されて、システムのスループットパフォーマンスを劣化する可能性がある干渉を引き起こす場合がある。より一般には、所与の「犠牲(victim)」チャネルは、複数の「妨害(disturber)」チャネルから、この場合も、望まれない干渉を引き起こす漏話を受ける場合がある。
漏話を緩和して、効果的なスループットと、達成範囲と、ライン安定とを最大限にするために様々な技術が開発されている。これらの技術は、静的または動的なスペクトル管理技術からマルチチャネル信号調整へと徐々に発展している。
例として、上記の技術のいくつかは、プリコーダの使用を通じてチャネル間漏話のアクティブな除去を可能にする。DSLシステムでは、中央局(CO)または別のタイプのアクセスノード(AN)と顧客宅内装置(CPE)または他のタイプのネットワーク端末(NT)との間のダウンストリーム通信に関する漏話除去を達成するために、プリコーダの使用が想到される。NTからANへのアップスストリーム通信に関する漏話制御、いわゆる、ポストコーダによって実施される事後補償技術を使用して実施することも可能である。
DSLシステム内のダウンストリーム漏話除去に関する漏話係数を推定するための1つの知られている手法は、システムのANとそれぞれのNTとの間のそれぞれの加入者線を介して別個のパイロット信号を送信することを必要とする。次いで、漏話を推定するために、送信されたパイロット信号に基づくNTからの誤差フィードバックが使用される。他の知られている手法は、プリコーダ係数の摂動と、信号対雑音比(SNR)またはその他の干渉情報のフィードバックとを必要とする。
漏話推定は、一般に、DSLシステム内のアクティブラインのグループに追加のラインを「結合させる(join)」ことが必要な状況で利用される。例えば、複数のアクティブラインをすでに含む同期グループ内で1つまたは複数の非アクティブラインをアクティブ化することが必要になる場合があり、この場合、この文脈で、同期は、異なるラインに関するDMTシンボルを時間の点で整合することを指す。追加のラインをそのように結合させることは、システムパフォーマンスを最適化するために、それに応じて、プリコーダを調整させることを必要とする場合がある。漏話推定は、経時的に漏話の変化を追跡するなど、その他の状況においても使用される。したがって、漏話推定は、プリコーディングの後の残余漏話を決定するために使用されることが可能であり、この情報は、漏話係数を調整するために使用され得る。
通常の漏話削減技術は、所与の送信機とプリコーダとの間に必要とされる情報転送速度の点で不十分である。例えば、あるDSLシステムでは、mビット表現を使用して、信号をプリコーダに供給することが知られている。より詳細には、送信されることになるデータストリームの一部は、まず、コンスタレーションポイントにマッピングされ、次いで、信号を取得するために送信機内でスケーリングされ、トーンごとに信号当たり2mビットが必要とされるように、信号の実数成分および虚数成分のそれぞれを表すためにmビットが使用されて、それぞれの信号が複素値のシーケンスとしてプリコーダに送られる。そのような構成は、プリコーダインターフェースの帯域幅要件を不当に高め、システムのスループットパフォーマンスを制限する。また、mビット表現の使用は、プリコーダに適用されるデータ内にかなりの量子化誤差をもたらす可能性がある。
ITU−T勧告G.993.2「Very high speed digital subscriber line transceivers 2」、2006年2月 ITU−T勧告草案G993.5「Self−FEXT Cancellation(Vectoring)for use with VDSL2 transceivers」2009年10月
プリコーディングされた信号に対する量子化誤差の悪影響も制限すると同時に、プリコーダインターフェースの帯域幅要件を削減できる改善されたプリコーディング構成の必要が存在する。
本発明の例示的な実施形態は、トーンごとに指定されたビットローディングb以下の、トーンごとの可変数のビットによって、必要とされる情報転送速度が提示される帯域幅適応プリコーダインターフェースを提供する。
本発明の一態様によれば、通信システム内の複数の送信機のそれぞれの第1の部分と第2の部分との間にプリコーダが結合される。この送信機は、複数の送信機のうちの第1の送信機の第1の部分から発生する信号を、信号を生み出すために使用されたコンスタレーション以下のスケーリングされた信号コンスタレーション内のポイントのインデックスと関連付けるためにマッパを使用する。プリコーダは、このインデックスを受信して、次に、事前補償信号を生成するために、調整されたプリコーダ係数で乗算される信号のスケーリングされた概算を取得するために、このインデックスを処理するように構成される。事前補償信号は、プリコーダから、第2の送信機によって送信されることになる少なくとも1つの信号の事前補償の際に使用されるために、プリコーダの出力に接続された送信機のうちの第2の送信機の第2の部分に供給される。プリコーダ係数は、送信機の第1の部分から発生する信号を形成するために使用されたスケーリング係数を明らかにすることによって調整される。プリコーダおよび送信機は、例えば、システムのアクセスノード内で実施され得る。
例示された実施形態のうちの少なくとも1つにおいて、スケーリングされた信号のインデックス表示は、所与のトーンkに関するbビットに対応する、スケーリングされた信号のrビット表現を含み、この場合、r≦bである。
有利には、これらの例示された実施形態は、送信機のうちの少なくとも1つとプリコーダとの間のインターフェースの必要とされる情報転送速度をかなり削減すると同時に、経時的にトーンごとの信号表現の解像度を制御して、帯域幅と精度との間に制御されたトレードオフを提供するための機能も提供し、これにより、通常のmビット表現手法に関連する量子化誤差の問題を大いに回避する。結果として、漏話制御は、より効率的で、柔軟かつ正確な形で実施されることが可能であり、システムスループットパフォーマンスが改善される。例えば、所与のインターフェース上で利用可能な帯域幅が不十分である場合、あるトーンに関する精度を選択的に削減することが可能である。
本発明のこれらの特徴および利点ならびにその他の特徴および利点は、添付の図面および以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の1つの例示的な実施形態におけるマルチチャネル通信システムのブロック図である。 1つの例示的な実施形態において、送信機とプリコーダとの間で帯域幅適応インターフェースを実施するように構成された、図1のシステムのアクセスノードの一部を示す図である。 図2の実施形態の帯域幅適応インターフェースの動作を例示する流れ図である。 図2の実施形態の送信機のマッパのより詳細な図である。 図2の実施形態のプリコーダのマッパのより詳細な図である。 送信機の図4のマッパの動作の一例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。 本発明の例示的な実施形態で使用されるコンスタレーション変換の例を示す図である。
本発明は、例示的な通信システムと、そのようなシステムにおける漏話制御の事前補償またはその他のタイプの漏話制御に関する関連技術とに関して本明細書で例示される。漏話制御は、実質的に連続して適用されてよく、もしくは加入者線またはその他の通信チャネルをそのようなシステム内のアクティブチャネルのグループに結合させて、経時的に漏話の変化を追跡することに関して、またはその他のライン管理アプリケーションにおいて適用され得る。しかし、本発明は、開示される特定のタイプの通信システムおよび漏話制御アプリケーションと共に使用することに限定されない点を理解されたい。本発明は、幅広い種類のその他の通信システムにおいて、かつ多数の代替の漏話制御アプリケーションにおいて実施され得る。例えば、DMT変調に基づくDSLシステムという状況で例示されるが、開示される技術は、セルラシステム、多入出力(MIMO)システム、Wi−FiシステムまたはWiMaxシステムなどを含めて、様々なその他のタイプの有線通信システムまたは無線通信システムに対して簡単に適用されることが可能である。これらの技術は、したがって、DSLという状況以外の、その他のタイプの直交周波数分割多重化(OFDM)システム、ならびに時間領域内で高次変調を利用するシステムに適用可能である。
図1は、アクセスノード(AN)102と、ネットワーク端末(NT)104とを備えた通信システム100を示す。NT104は、より詳細には、NT1、NT2、...NTLとして個別に示され、示されるように、それぞれの参照番号104−1、104−2、...104−Lよってさらに識別されるL個の別個のNT要素を含む。所与のNT要素は、例として、モデム、コンピュータ、もしくはその他のタイプの通信デバイス、またはそのようなデバイスの組合せを含むことが可能である。アクセスノード102は、チャネル1、チャネル2、...チャネルLとも示されるそれぞれのチャネル106−1、106−2、...106−Lを経由して、これらのNT要素と通信する。
本明細書で既に示されたように、システム100がDSLシステムとして実施される1つの実施形態では、AN102は、例えば、中央局(CO)を備えることが可能であり、NT104は、例えば、それぞれの顧客宅内装置(CPE)要素を備えることが可能である。そのようなDSLシステム内のチャネル106は、それぞれの加入者線を備える。それぞれのそのような加入者線は、例えば、より対銅線接続を含むことが可能である。これらの線は、漏話がそれらの線同士の間から生じ得るような同じバインダ内、または隣接するバインダ内にあり得る。下の説明の一部は、システム100がDSLシステムであると仮定するが、これは単なる例である点を理解されたい。
1つの例示的なDSL実施形態では、当初、L本のライン106−1から106−Lのすべてよりもより少ないラインがアクティブラインであり、L本のラインのうちの少なくとも1本がアクティブ化されて、アクティブラインの既存のグループ内に結合されることになる「結合ライン」である。これらの当初のアクティブラインは、本明細書で、アクティブラインの「グループ」と呼ばれるものの一例である。そのようなグループは、例えば、プリコーディンググループもしくはベクトル化グループ、または任意のその他のタイプのアクティブラインのグループ化と呼ばれる場合もある同期グループであり得る。
AN102とNT104との間の通信は、アクティブラインのそれぞれに関するダウンストリーム通信とアップストリーム通信の両方を含む。ダウンストリーム方向は、ANからNTへの方向を指し、アップストリーム方向は、NTからANへの方向を指す。図1に明示されていないが、制限なく、システム100の加入者線のそれぞれに関連して、ダウンストリーム方向での通信の際に使用するためのAN送信機およびNT受信機と、アップストリーム方向での通信の際に使用するためのNT送信機およびAN受信機とが存在することが仮定される。AN送信機とAN受信機とを組み合わせた所与のモジュール、またはNT送信機とNT受信機とを組み合わせた所与のモジュールは、本明細書において、一般にトランシーバと呼ばれる。対応するトランシーバ回路は、よく知られている通常の技術を使用して、AN内およびNT内で実施されることが可能であり、そのような技術は、本明細書で詳細に説明されない。
本実施形態のAN102は、漏話制御モジュール112に結合された漏話推定モジュール110を備える。ANは、ライン106の少なくともサブセットのうちのそれぞれの1つに関する漏話推定を取得するために漏話推定モジュールを利用する。漏話制御モジュール112は、漏話推定に基づいて、ライン106の少なくともサブセット同士の間の漏話を緩和するため、抑制するため、またはそうでない場合、制御するために使用される。例えば、漏話制御モジュールは、ANからNTに送信されたダウンストリーム信号の事前補償を提供するために利用され得る。そのような事前補償は、プリコーダを使用して実施され、その一例が図2に関して説明される。
漏話推定モジュール110は、NT104からAN102にフィードバックされる誤差サンプル、SNR値、またはその他のタイプの測定値から漏話推定を生成するように構成され得る。本明細書で使用される場合、SNRという用語は、本明細書で開示されるいくつかの技術において利用される信号対干渉雑音比(SINR)など、他の類似の測定値を包含するように、広く解釈されることが意図される点に留意されたい。
その他の実施形態では、漏話推定は、AN102の外部で生成されて、さらなる処理のためにANに供給されることが可能である。例えば、そのような推定は、NT104内で生成されて、プリコーディング、事後補償、またはその他の漏話制御アプリケーションにおいて使用するためにANに戻されることが可能である。漏話推定は、より一般的に、本明細書で、漏話チャネル係数、漏話除去係数、または単に漏話係数と呼ばれる場合がある。
漏話推定モジュール110は、補間された漏話推定を生成するための補間機能を組み込むことが可能である。本発明と共に利用され得る補間技術の例は、本出願と同一出願人による、参照により本明細書に組み込まれている、2007年11月2日に出願された、「Interpolation Method and Apparatus for Increasing Efficiency of Crosstalk Estimation」という表題の米国特許出願第11/934,347号で開示されている。
AN102は、やはり、または代替で、線形モデル補間を使用するチャネル推定に関する技術を実施するように構成されることが可能である。そのような技術を実施する際に、ANは、ライン106のそれぞれのラインを介してパイロット信号を送信する。誤差サンプルまたはSNR値など、対応する測定値がNTからANにフィードバックされて、漏話推定モジュール110内で漏話推定を生成するために利用される。次いで、ANは、プリコーディングを実行するか、またはそうでない場合、漏話推定に基づいて、信号送信を制御する。これらの構成およびその他の類似の構成に関する追加の詳細は、本出願と同一出願人による、参照により本明細書に組み込まれている、2009年6月29に出願された、「Crosstalk Estimation and Power Setting Based on Interpolation in a Multi−Channel Communication System」という表題の米国特許出願第12/493,328号で記述されている。
漏話推定モジュール110は、ノイズ除去された漏話推定を生成するためにノイズ除去機能を組み込むことが可能である。本発明の実施形態と共に使用するのに適した漏話推定ノイズ除去技術の例は、本出願と同一出願人による、参照により本明細書に組み込まれている、2009年1月13日に出願された、「Power Control Using Denoised Crosstalk Estimates in a Multi−Channel Communication System」という表題の米国特許出願第12/352,896号に記述されている。しかし、本発明は、任意の特定のノイズ除去技術の使用を必要としない点を理解されよう。本明細書で説明されることになる例示的な実施形態は、チャネル係数推定プロセスの一環として周波数フィルタを使用するノイズ除去機能を組み込むことが可能である。
AN102は、メモリ120に結合されたプロセッサ115をさらに備える。このメモリは、本明細書で説明される機能を実施するために、プロセッサによって実行される1つまたは複数のソフトウェアプログラムを記憶するために使用され得る。例えば、漏話推定モジュール110および漏話制御モジュール112に関連する機能は、そのようなソフトウェアプログラムの形で少なくとも一部実施され得る。このメモリは、本明細書において、より一般に、実行可能プログラムコードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体と呼ばれるものの一例である。コンピュータ可読記憶媒体の他の例は、ディスク、またはその他のタイプの磁気媒体もしくは光媒体を含むことが可能である。
図1に示されるAN102は、その用語が本明細書で使用されるように、「アクセスノード」の単なる一例である点を理解されよう。そのようなアクセスノードは、例えば、DSLアクセスマルチプレクサ(DSLAM)を備えることが可能である。しかし、本明細書で使用される場合、「アクセスノード」という用語は、例えば、DSLAMまたはCO自体、ならびにCOを含まない、システム内のその他のタイプのアクセスポイント要素など、CO内の特定の要素を包含するように広く解釈されることが意図される。本発明の他の実施形態は、アクセスノードの形で実施されなくてよいが、より一般には、対応する送信機がプリコーダを介して情報を交換することができる、2つ以上のチャネルを有する任意の通信システムの形で実施されることが可能である。
図1の例示的な実施形態では、ライン106は、すべて同じAN102に関連する。しかし、その他の実施形態では、これらのラインは、複数のアクセスノードを通して分散されてよい。そのような複数のアクセスノードのうちの異なるアクセスノードは、異なるベンダからであってよい。例えば、従来のシステムにおいて、別個のベンダのいくつかのアクセスノードがDSLラインの同じ束に接続され得ることはよく知られている。これらの条件およびその他の条件の下で、様々なアクセスノードは、最適な干渉除去を達成するために、互いと相互作用しなければならない場合がある。
NT104のそれぞれは、本出願と同一出願人による、参照により本明細書に組み込まれている、2008年4月1日に出願された、「Fast Seamless Joining of Channels in a Multi−Channel Communication System」という表題の米国特許出願第12/060,653号に記載されているように、制御信号経路224を介してAN102によって供給される制御信号に応答して複数の動作モードに構成可能であり得る。そのような動作モードは、例えば、結合モードおよび追跡モードを含む。しかし、このタイプの複数の動作モードは、本発明の要件ではない。
プリコーダを含む、図1のシステム100の一実装形態が図2を参照して下で説明される。そのようなプリコーダは、AN102からNT104へのダウンストリーム通信に関するアクティブな漏話除去に関して使用される。しかし、上記の米国特許出願代理人整理番号第806150に記載されているように、アップストリーム通信に関する漏話を制御する際に使用するように類似の技術を構成できる点が強調されるべきである。さらに、本明細書で説明される技術は、特定の画定されたダウンストリーム方向またはアップストリーム方向が存在しない対称通信を伴うシステムに適用可能である。
次に、図2を参照すると、この特定の実施形態において、送信機210−pと、プリコーダ220と、コントローラ230とを含むとしてAN102の部分200が示される。送信機210−pは、AN102のL個の送信機、p=1、2、...Lのセットのうちの1つであるが、例を分かりやすくし、簡素化するために、単一のそのような送信機だけが図2に示される。コントローラ230は、システム100内のダウンストリーム信号の送信を制御するために、プリコーダ220と、送信機210とに結合される。これらの送信機は、ダウンストリームDMTサブチャネルを介してそれぞれのNT104−1から104−Lに送信される、DMTトーンごとにそれぞれの信号を生成する。プリコーダ220は、ダウンストリームDMTサブチャネルを横断する際に引き起こされる漏話をなくす傾向がある形で送信に先立ってダウンストリーム信号を調整するために漏話推定を利用する。本明細書で説明されるタイプの複数の結合ラインおよびアクティブラインに関する漏話除去を実施するために、幅広い種類の知られているプリコーディング技術のいずれかが使用され得る。そのようなプリコーディング技術は、当業者によりよく理解されており、従って、詳細に説明されない。
送信機210、プリコーダ220、およびコントローラ230の一部は、図1のプロセッサ115を使用して全体または一部が実施され得る点に留意されたい。例えば、これらの要素に関連する機能の一部は、プロセッサ115内で実行されているソフトウェアの形で実施され得る。
実際には、所与の送信機は、当業者によって容易に理解されるように、情報をプリコーダに送信する、かつ/または対応するラインを対象としたプリコーダ出力を受信する単一のモジュールとして実施され得る。例えば、(例えば、そのトーン上のラインは別のラインと干渉するが、そのライン自体はたいした干渉を受けない場合)所与のラインからのデータに対応する信号はプリコーダに送信されるが、プリコーダ出力は送信し戻されないという状況を経験する可能性がある。ラインはそのデータに対応する信号をプリコーダに送信しないが、プリコーダから補正信号を受信するという状況を経験する可能性もある。
本発明の例示的な実施形態は、本明細書において、DMTトーンを参照して説明される。しかし、本明細書で使用される場合、「トーン」という用語は、DMTトーンだけでなく、その他のマルチキャリア通信システムの他のタイプのトーンまたはキャリアも包含するように広く解釈されることが意図される。
システム100内のL個のチャネル106のそれぞれを介したダウンストリーム送信は、チャネルごとにM個のトーンを有するDMT変調を使用して実施されることが例示のためだけに仮定される。特定のトーン上の1個の送信機から1個の受信機へのチャネルの性質は、多くの場合、例えば、DSLシステム内で遭遇するチャネルの大部分に関する複素係数によって説明され得る。
システム100内のAN102は、いくつかの異なる技術のいずれかを使用して、漏話推定を取得するように構成され得る。例えば、ANは、上述の米国特許出願第12/493,328号で説明されているタイプの線形モデル補間手法を使用して漏話推定を取得するように構成され得る。そのような手法では、ANは、推定された漏話係数のサブセットをまず取得して、その後で、そのサブセット内の推定された漏話係数に補間プロセスを適用することによって、推定された漏話係数の追加の漏話係数を決定することによって、推定された漏話係数を取得する。
妨害ラインから犠牲ラインへの漏話は、DMTトーンが存在するのと同じくらいの数の成分を有する単一の複素ベクトルによって表現され得る。例えば、システム100の所与の実装形態は、4、096個のDMTトーンを利用することが可能であり、その場合、複素ベクトルは、それぞれのトーンに関して1つ、4、906個の成分を含むことになる。それぞれの成分は、本明細書で、漏話チャネル係数とも呼ばれる係数を含むと見なされてよい。しかし、DMTトーンのセットは、通常、アップストリームトーンとダウンストリームトーンとに分離され、いくつかのトーンはプリコードされ得ない点を理解されたい。したがって、漏話チャネル係数の複素ベクトルの次元は、通常、トーンの総数よりも小さい。
図1に関して既に説明されたL個のライン106を伴う1つの可能な結合構成では、ライン1からL−1は、集合的にアクティブラインのグループを形成することが可能であり、ラインLは、新しい結合ラインであり得る。アクティブライン同士の間の漏話チャネル係数は知られていること、およびプリコーダ220はアクティブライン同士の間の干渉を抑制するためにこれらの係数を利用していることが仮定される。プリコーダ220が、結合ラインとアクティブラインとの間の干渉をかなり削減するために、結合ラインとアクティブラインのそれぞれとの間の漏話チャネル係数の推定を利用することができるように、これらの推定を取得することが所望される。この場合も、本明細書で開示される技術は、他のプリコーディング状況に適用可能である点を理解されたい。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、DSLシステムは、一般に、参照により本明細書に組み込まれているITU−T勧告G.993.2「Very high speed digital subscriber line transceivers 2」、2006年2月で説明されているVDSL2標準に従うように構成されることが仮定される。DSLシステムは、参照により本明細書に組み込まれているITU−T勧告草案G993.5「Self−FEXT Cancellation(Vectoring)for use with VDSL2 transceivers」2009年10月で説明されている、プリコーディングの使用によってチャネル間漏話の除去をサポートすることがさらに仮定される。この文脈で、主なチャネル間漏話は、より詳細には、一般に、同じ方向に移動している信号同士の間、すなわち、複数のダウンストリーム同士の間、または複数のアップストリーム信号同士の間の漏話を示す遠端漏話(FEXT)と呼ばれる。所与のDSLシステムは、ベクトル化として知られている手法を使用して、FEXT除去を提供することが可能であり、この場合、ベクトル化は、一般に、送信もしくは受信のいずれか、または送信と受信の両方に関するライン信号の物理媒体依存(PMD)サブレイヤ調整を示す。
次に図2を参照すると、少なくとも第1の部分212−pAと、第2の部分212−pBとを備えた送信機210−pがより詳細に例示される。送信機210−p内にやはり含まれるのは、適応コンスタレーションインデックス(I−R)マッパ214−pに対するインデックス、およびバッファ215−pである。I−Rマッパ214−pは、送信機210−pとプリコーダ220との間に帯域幅適応インターフェースを提供するための数値(R−N)マッパ224−pに対する適応インデックスに関連して動作する。バッファ215−pは、送信機210−pの第1の部分212−pAと第2の部分212−pBとの間に直接経路を提供する。既に示されたように、L個の送信機のうち特定の1つの送信機だけがこの図に示されているが、AN102の残りの送信機は、送信機210−pに関して示されるのと同様の形で構成される点を理解されたい。また、プリコーダ220は、これらの残りの送信機のそれぞれの送信機とインターフェースをとるための追加のR−Nマッパを含むことが仮定される。R−Nマッパのそれぞれは、プリコーダコア225の対応する入力を促す。プリコーダコア225の出力は、送信機210のそれぞれの第2の部分に供給される。
プリコーダ220内の所与のR−Nマッパは、2個以上の送信機210から発生する着信適応コンスタレーションインデックスを処理することが可能である点に留意されたい。
一実施形態では、このシステムは、部分的なプリコーディングを実行するように構成され得る。例えば、図2を再び参照すると、ラインpからラインqまでの漏話の影響は、モジュールTX−pAの出力をプリコーダ220に接続して、プリコーダの1つの出力をモジュールTX−qBに接続することによって事前補償され得る。他のラインからラインpへの漏話が事前補償されていない場合、プリコーダの出力をモジュールTX−pBに接続する必要はない。あるいは、ラインpから他のラインへの漏話が事前補償されていない場合、TX−pAとプリコーダとを接続する必要はない可能性がある。
一般性を失わずに、所与の実施形態では、異なる接続タイプと他のインターフェース構成とが共存し得る点にも留意されたい。例えば、第1の回路板上に共同設置される、送信機の1つのセットとプリコーダとの間のインターフェースは、異なる回路板上の送信機の別のセットとプリコーダとの間のインターフェースと異なり得る。
コントローラ230は、その他の点では、本明細書で開示される技術を実施するために適切に修正された従来のベクトル化制御エンティティ(VCE)を備えることが可能である。
本発明の態様は、必要な解像度を保ちながら、プリコーダ入力インターフェースの必要とされる転送速度を制限する、特に効率的な形で送信機信号を表すことに関する。これは、送信機210からプリコーダ220に送信された複素値に関する代替の送信機信号表現を利用するように、送信機210と、プリコーダ220と、コントローラ230とを構成することによって本実施形態で達成される。
上記のITU−T勧告G.993.2は、コンスタレーションポイントがその平均電力を正規化するために、使用中のトーン上でSNRマージンを等化するために、および周波数依存送信電力スペクトル密度(frequency−dependent transmit power spectral density(PSD))を達成するためにスケーリングされることを指定する。平均電力を正規化するために必要とされるスケーリングは、コンスタレーションのサイズだけに依存し、電力正規化係数χ(b)によって表され、式中、bは、ビットローディング、または所与のトーンkに対応するサブキャリア上で変調されたビットの数を示す。使用中のトーン上でSNRマージンを等化するために必要とされるスケーリングは、利得調整器gによって表される。周波数依存送信PSDを達成するために必要とされるスケーリングは、存在する場合、任意の時間領域フィルタによって提供される整形を超える追加の整形を提供する、tss係数とも呼ばれる、トーンごとの周波数領域送信スペクトル形成係数によって表される。
、g、およびtssなどのスケーリングパラメータは、トーンインデックスkの関数であるだけでなく、ラインインデックスpに応じて変化する点を理解されたい。所与スケーリングパラメータのラインインデックスは、本明細書の説明の別の部分において、そのパラメータに隣接する上付き文字で示される。すなわち、ラインpに関連するスケーリングパラメータは、より詳細には、本明細書の別の箇所で、b (p)、g (p)、およびtss (p)として示される。同様に、ラインqに関連するスケーリングパラメータは、b (q)、g (q)、およびtss (q)として示される。参照される特定のラインが文脈から明らかな状況において、または参照が複数のラインのうちのいずれか1つに関する場合がある状況において、上付き表記によるライン表現は、明確に示されないことになる。
メドレーセット(MEDLEY set)とも呼ばれる、サポートされるトーンのセット内のトーンの場合、それぞれのコンスタレーションポイントは、スケーリングされた複素値を生み出すために、電力正規化係数χ(b)、利得調整器g、および周波数領域送信スペクトル整形係数tssによってスケーリングされる。
電力正規化係数χ(b)は、既に示されたように、コンスタレーションだけに依存し、利得調整器gおよびtss係数の値は、オンライン再構成要求(OLR)が実行されたときだけ変更することができる。利得調整器gは、およそ0.1888から1.333の範囲での細微な利得調整を対象とする。tss係数は、周波数領域送信スペクトル整形に関し、1/1024のステップで0から1の範囲内である。電力正規化係数
Figure 2013514729
はコンスタレーションだけに依存し、式中、
T[1...15]=[2、2、6、10、20、42、82、170、330、682、1322、2730、5290、10922、21162]である。
スケーリングされた複素値の構造と、g、tss、およびχ(b)の動的な範囲とを考慮すると、スケーリングされた複素値は非常に高い解像度を必要とする可能性があることは明らかである。その実数成分および虚数成分に関するmビットに対する信号の任意の固定小数点量子化は、mが高いこと、特に、最高で15までのビットローディング値がサポートされることを必要とする。mに関する典型的な値は、m=14となり、より低い値は、結果として、速やかに、かなりの量子化損失をもたらす。
図2実施形態は、そのそれぞれの送信機が時間間隔のうちの1つの時間間隔内でデータストリームの一部を受信することに応答して、コンスタレーションの信号点を選択するように構成された、信号を時間間隔のシーケンス内で、並列で送信するように構成された複数の送信機210−1、...、210−Lと、時間間隔内でそれによって選択された信号点に関する補正を送信機のうちの1つに送信するように構成されたプリコーダ220とを備えたマルチチャネルプリコーディングシステム200の一例と見なされることが可能であり、送信機のうちの1つは、それぞれの送信された補正を時間間隔のうちの対応する1つの時間間隔内で受信されたデータに関して選択された信号点に追加するように構成されており、プリコーダは、それらの送信機のうちの1つによって選択された信号点の削減された精度形式に基づいて、それぞれの補正を評価するように構成される。
マルチチャネルプリコーディングシステム200は、時間間隔のシーケンスのそれぞれの中で送信機のうちの1つの中でデータストリームの一部を受信することに応答したコンスタレーションの信号点の選択と、それぞれの選択されたデジタル信号点のスケーリングされた構成可能な精度形式を送信機のうちの1つからプリコーダ220に送信するステップと、送信機によって選択されたデジタル信号のセットのシーケンスに関するプリコーディング行列を並列で決定するステップとを含めて、複数の送信機210−1、...、210−Lから並列送信のプリコーディングを実行することが可能であり、それぞれの決定するステップは、時間間隔の対応する1つの時間間隔に関してプリコーダによって受信されたデジタル信号点の構成された精度形式に基づいており、デジタル信号のそれぞれのセットは、時間間隔の対応する1つの時間間隔内で送信機のうちの1つによって選択されたデジタル信号点を含む。
次に、図3の流れ図を参照すると、図2の送信機210と、プリコーダ220と、コントローラ230とを使用した、電力正規化係数χ(b)、利得調整器g、およびtss係数を含むスケーリングパラメータに基づいて、調整されたプリコーダ係数を生成することに関するプロセス300が示される。このプロセスは、示されるように、ステップ304から350を含む。
ステップ304において、送信機210−pとその関連するNT受信機とを含むp番目のトランシーバの対が初期化されて、このプロセスの開始部分の一環として、ラインpに関してスケーリングパラメータb、g、およびtssが決定される。また、ステップ306において、漏話係数
Figure 2013514729
が決定される。
漏話係数
Figure 2013514729
は、トーンインデックスkの関数でもある点に留意されたい。しがって、本明細書において、トーンkに関するラインpからラインqへの漏話係数を示すために、表記
Figure 2013514729
が使用される。上付きの括弧でくくられたトーンインデックスは、この表記を簡素化するために、この説明の一部において削除される場合がある。
ステップ310において、パラメータb、g、およびtss、ならびに漏話係数
Figure 2013514729
は、スケーリングされていない信号点がマッピングされる、構成可能な信号コンスタレーションに関してビットの数rを決定するために使用され得る。rの値は、ビットローディングb以下である。このステップでやはり決定されるのは、パラメータb、g、およびtss、ならびに漏話係数
Figure 2013514729
の所与の値に関する調整されたプリコーダ係数
Figure 2013514729
である。より詳細には、コントローラ230内で、g×tss×χ(b)によって与えられるスケーリング係数は、bビットのコンスタレーションとrビットのコンスタレーションとの間の相対的なスケーリング係数ξ(b、r)で乗算され、対応する漏話係数
Figure 2013514729
でやはり乗算されて、
Figure 2013514729
によって与えられる調整されたプリコーダ係数を形成する。
この調整されたプリコーディング係数
Figure 2013514729
は、パラメータb、r、g、tss、または
Figure 2013514729
のうちのいずれかが変化した場合だけ、更新される必要がある。様々なマッピングにおいて、適応コンスタレーションは、bおよびrのすべての組合せまたは大部分の組合せに関してξ(b、r)=1となるようにマッピングされ得る。これは、これらの組合せに関して、調整されたプリコーダ係数
Figure 2013514729
を再計算する必要がないという利点を有する。
ステップ320において、送信機210−p内のI−Rマッパ214−pにコントローラ230から値bおよびrが供給される。また、すべてコントローラ230から、プリコーダ220内のR−Nマッパ224−pに値bおよびrが供給され、プリコーダコア225に(1つまたは複数の)調整されたプリコーダ係数
Figure 2013514729
が供給される。ステップ330に示されるように、新しい係数および関連する値は、次いで、I−Rマッパ214−p内、R−Nマッパ224−p内、およびプリコーダ220内に同期的に適用される。
次いで、ステップ334において、ビットローディングb内に変更が存在するか否かに関して決定が下される。変更が存在する場合、このプロセスは、示されるように、ステップ310に戻る。そうでない場合、漏話係数
Figure 2013514729
またはパラメータgおよびtssに変更が存在するか否かを決定するために、このプロセスは、ステップ336に移る。そのような変更が存在しない場合、プロセスはステップ334に戻り、そうでない場合、rを変更する必要を決定するステップ340に移る。rを変更する必要が存在し、そのような変更がステップ345で行われる場合、このプロセスは、示されるように、ステップ310に戻る。rに変更が存在しない場合、ステップ350に示されるように、調整されたプリコーダ係数
Figure 2013514729
は更新されて、プリコーダ内に適用され、このプロセスは、次いで、ステップ330に戻る。
ξ(b、r)がrの古い値および新しい値、ならびに所与のbに関して識別される状況では、
Figure 2013514729
を変更する必要は存在しない点に留意されたい。
の値は、任意のアクティブラインに関して調整されたプリコーダ係数
Figure 2013514729
の大きさq≠p、および送信機とプリコーダとの間のインターフェースの全体的な帯域幅制限などのパラメータによって決定され得る。例えば、帯域幅要件がパフォーマンス内の可能な限り最低のペナルティで満たされるように、プリコードされたトーンのセット内のトーンkのrの値が選択されてよい。1つの基準は、別のライン内への漏話の最大強度を決定して、
Figure 2013514729
が小さいとき、rのより小さな値を使用することである。追加の要素、例えば、トーンkに関するラインq内のビットローディング、およびライン経験を導くSNR値が考慮されてよいが、それは、これらのパラメータは、コントローラがパフォーマンスに関する削減の効果rを決定するのを可能にするためである。
図3の特定のプロセスステップは、説明のための実施例としてだけ提示され、他の実施形態では、追加のステップまたは代替のステップが使用され得る点を理解されたい。
この技術の利点は、rの適切な調整を介して、必要とされる精度全体にかなりの影響を与えずに、第1の送信機部分212−pAとプリコーダ220との間のインターフェースの帯域幅を選択的に削減することが可能な点である。また、gおよびtssの知識は、コントローラ230がラインpからラインqへの漏話の総強度に関して、より正確な情報を有することを可能にする。この情報は、プリコーダ内の計算リソースが制限されている場合、あるトーンに関するラインpからラインqへの漏話を除去すべきか否かをより効果的に決定するために使用され得る。
図4および5は、図2のI−Rマッパ214−pおよびR−Nマッパ224−pのより詳細な図を示す。
図4に示されるように、I−Rマッパ214−pは、I−Rマッパコア410と、I−Rマッパコントローラ420と、インターフェース430とを備える。I−Rマッパコントローラ420は、破線によって示されるように、インターフェース430を経由してコントローラ230と通信する。同様に、図5のR−Nマッパ224−pは、R−Nマッパコア510と、R−Nマッパコントローラ520と、インターフェース530とを備える。R−Nマッパコントローラ520は、破線によって示されるように、インターフェース530を経由してコントローラ230と通信する。
一実装形態において、I−Rマッパ214−pは、入力としてbビットを利用して、r個の最上位ビットを出力する。そのような構成は、r個の最上位ビットに対するトランケートが削減されたポイントのセット同士の間に合理的なユークリッド距離をもたらすことになるコンスタレーションに適している。他のコンスタレーションの場合、ルックアップテーブルまたは組合せ回路を使用して簡単に実施され得るリマッピングが必要になる場合がある。(例えば、トーンを通した)ベクトル指向マッピングの可能性も存在し、この場合、ベクトル全体がより大きなインデックス上にマッピングされる。
I−Rマッパコントローラ420は、コントローラ230からr値を取得して、送信機210−p内の他の場所からb値を取得する。一実施形態では、I−Rマッパコア410は、着信ビットシーケンスをトランケートして、トランケートされたシーケンスを、可変長シーケンスを連結して送信するインターフェース430に転送することが可能である。
R−Nマッパ224−pの機能は、一般に、I−Rマッパ214−pの機能と、ユークリッド距離の点で元のコンスタレーションポイントまたはコンスタレーションベクトルに比較的近いコンスタレーションポイントまたはコンスタレーションベクトルを決定する複雑さとに依存することになる。一般に、R−Nマッパは、適応コンスタレーションのインデックスをとり、それを数値コンスタレーションポイント上または整数コンスタレーションポイント上にマッピングする。VDSLにおいて使用されるコンスタレーションの場合、大部分の対(b、r)は、標準のVDSLマッパを若干修正することによって対処され得る。例えば、その入力および出力は適切に修正され得る。他の(b、r)対は、ルックアップテーブルまたは組合せ回路の使用を必要とする場合がある。
次に、サブキャリア(2)ポイントコンスタレーションに関して、I−Rマッパ214−pおよびR−Nマッパ224−pの例示的な実装形態が説明され、この場合、上記のITU−T勧告G.993.2に指定されるように、1≦b≦15である。bビット列vb−1b−2...vが、コンスタレーションポイント(X、Y)にマッピングされ、この場合、XおよびYは奇数の整数である。偶数値のbの場合、XおよびYは、それぞれ、2の補数2進表現(vb−1b−3...v1)および(vb−2b−4...v1)を伴う奇数の整数である。このマッピングは、2ポイントを有する二乗QAMコンスタレーションを形成する。b>3である、奇数値のbの場合、十字型のコンスタレーションが以下のように構築される。このマッピングは、ルックアップテーブルとして、
Figure 2013514729
および
Figure 2013514729
によって与えられる2つの補助行列S=[si、j]およびT=[ti、j]を使用する。この場合、XおよびYは、それぞれ、2の補数2進表現(s1、c2、cb−4b−6...v1)および(t1、c2、cb−5b−7...v1)を有する奇数の整数であり、式中、cは、1だけ増分されている、5個の最上位ビット(vb−1b−2...vb−5)に対応する数である。b=1の場合、ポイント(X、Y)は、(1−2b、1−2b)によって提示され、b=3の場合、ルックアップテーブルまたは組合せ回路を使用する。
この実施形態において、I−Rマッパ214−pは、入力としてbビットシーケンスvb−1...Vおよび出力vb−1b−2...vb−r、すなわち、r個の最上位ビットを利用する。R−Nマッパ224−pは、入力としてこのシーケンスを利用して、2ポイントを有するコンスタレーション(X、Y)上にこのシーケンスをマッピングする。aおよびwを、2≦r≦bに関してa=|_(b−r)/2_|およびw=|_(b−r+1)/2_|によって与えられる2つの補助変数とし、01×nに、次元1×nのゼロベクトルの省略表記を示させる。偶数値のbおよび任意の2≦r≦bに関して、XおよびYが、それぞれ、(vb−1b−3...v101×a)および(vb−2b−4...v101×w)の2の補数2進表現によって与えられるマッピングを使用することができる。奇数値のb≧5および任意の5≦r≦bに関して、XおよびYが、それぞれ、2の補数2進表現(s1、c2、cb−4b−6...v1)および(t1、c2、cb−5b−7...v1)によって与えられるマッピングを使用することができる。
図6は、図4のI−Rマッパ214−p内で実施されるトランケーション手順を例示する一例を示す。この例では、それぞれのビットローディング値b=15、14、12、9、11、11、13、15(計100ビット)およびそれぞれの削減されたコンスタレーション値r=9、4、6、6、5、7、5、8(計50ビット)を有する8個のトーンを考慮する。それぞれの行は、示されるように、左側に可変長ビットシーケンス
Figure 2013514729
を含む。左側の8個の可変長シーケンスは、右側の長さが削減されたシーケンス
Figure 2013514729
を生み出すために、そのそれぞれのr値に従って、それぞれ、r個の最上位ビットにトランケートされる。トランケートされたシーケンスを使用するとき、ビットローディング値bを有する元のシーケンスに対して、インターフェース帯域幅に50%の削減が存在する。既に説明された従来の手法に対して、m=16の場合、256ビットを必要とすることになる、さらに大きな改善が見られる。
図7および8は、上述の実施形態で使用され得る適応コンスタレーションを提供するそれぞれのコンスタレーション変換の例を示す。これらの変換は、ユークリッド距離の損失を最小限に抑えることを試みる適応コンスタレーションを提供する。
図7Aを参照すると、128ポイントコンスタレーションが示される。図7B、7C、7D、7E、および7Fは、64ポイント、32ポイント、16ポイント、8ポイント、および4ポイントへのそれぞれの削減を示し、これらの図のそれぞれは、削減されたコンスタレーションポイントを、それぞれが破線枠で囲まれた黒丸として示す。所与の破線枠は、その破線枠内で単一の黒丸として示される、対応する削減されたコンスタレーションポイントにマッピングされた、図7Aの元の128ポイントコンスタレーションからのポイントを示す白丸を含む。
同様に、図8Aは、64ポイントコンスタレーションを示し、図8B、8C、8D、8E、および8Fは、32ポイント、16ポイント、8ポイント、4ポイント、および2ポイントへのそれぞれの削減を示し、これらの図のそれぞれは、削減されたコンスタレーションポイントを、それぞれが破線枠で囲まれた黒丸として示す。所与の破線枠は、その破線枠内で単一の黒丸として示される、対応する削減されたコンスタレーションポイントにマッピングされた、図8A内の元の64ポイントコンスタレーションからのポイントを示す白丸を含む。
これらの特定のコンスタレーションは、単なる例であり、この原理はその他のタイプのコンスタレーションおよびマッピングに適用され得る点を理解されたい。g、tss、およびχ(b)など、例示的なスケーリングパラメータに関して本明細書で開示される範囲に関しても同じである。
上で説明された例示的な技術は、プリコーダの出力におけるスケーリングと、アップストリーム事後補償とを含めて、他の状況で使用するように構成され得る点に留意されたい。後者のタイプの実装形態の例は、上記の米国特許出願代理人整理番号第806150号で開示されている。
上で説明された実施形態では、同時に、送信機とプリコーダとの間で必要とされる情報転送速度を削減しながら、送信機210−pからプリコーダ220内への無損失情報転送を実現することができる。例えば、それぞれのトーンの実値および複素値を表すために2mビットが使用される従来の手法と比較して、トーンごとに必要とされる情報転送速度は、図2の実施形態では、少なくともbに削減され得る。m=15の場合、これは、少なくともトーンごとの削減がb=15に関して2倍、最高でb=1に関して30倍に至ることを意味する。同時に、この実施形態は、送信機とプリコーダとの間のインターフェースの精度の何らの損失も回避する。bビットからrビットへの追加の削減は、制御可能な精度の損失を用いて実現され得る。
本発明の代替の実施形態は、アクセスノード要素の他の構成を使用して実施され得る。例えば、それぞれがデータを信号ポイントにマッピングするが、信号をスケーリングしないように、送信機部分212−pAを構成することが可能である。既に説明されたように、調整された漏話係数がコントローラ230内で生成されて、プリコーダ220内のそれぞれの選択された信号ポイントのスケーリングされた、構成された精度形式に適用される。
上記のように、例示的な実施形態は、チャネル係数推定に対して誤差フィードバック手法またはSNRフィードバック手法を使用することを仮定する。しかし、本発明の技術は、誤差フィードバックまたはSNRフィードバックを利用しない実施形態に簡単に適用され得る。
本発明の実施形態は、システム100のAN102あるいははNT104のメモリまたはその他のプロセッサ可読媒体の中に記憶される1つもしくは複数のソフトウェアプログラムの形で少なくとも一部実施され得る。そのようなプログラムは、AN内またはNT内のプロセッサによって取り出されて、実行されることが可能である。コントローラ230は、そのようなプロセッサの一例と見なされてよい。当然、本発明によるこれらのシステム要素およびその他のシステム要素を実施する際に、任意の組合せによるハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの多数の代替構成が利用され得る。例えば、本発明の実施形態は、DSLチップ内またはその他の類似の集積回路デバイス内で実施され得る。別の例として、本発明の実施形態は、ラインカードを通して情報を転送するのを円滑にするために、改善されたプリコーダインターフェースが利用されている状態で、アクセスノードの複数のラインカードを使用して実施され得る。そのような構成では、異なるラインカードに関して異なるr値が使用され得る。例えば、3枚のラインカードLC1、LC2、およびLC3を考慮されたい。カードLC1のライン1が、LC2のライン上の所与のトーンに関してかなりの漏話を引き起こし、LC3のライン上の所与のトーンに関してごく小さな漏話を引き起こす場合、ライン1の信号をより高い解像度で(すなわち、より高いr値を使用して)LC3よりもLC2に送信することが可能である。
本発明の実施形態を実施する際に使用するように構成され得る複数のラインカード構成を有するアクセスノードの例は、2009年6月24日に出願された、「Joint Signal Processing Across a Plurality of Line Termination Cards」という表題の上記の欧州特許出願第09290482.0号で開示されている。
上で説明された実施形態は、説明のための実施例としてだけ提示されている点が再度強調されるべきである。その他の実施形態は、特定の通信アプリケーションの必要性に応じて、異なる通信システム構成、AN構成およびNT構成、通信チャネル、漏話推定生成および漏話制御プロセスステップを使用することが可能である。代替の実施形態は、したがって、通信システムの複数のチャネル同士の間の漏話を制御することが望ましい他の状況において本明細書で説明された技術を利用することが可能である。
図2の例示的な実施形態では、ラインのすべてはプリコーディングを必要とすることが仮定される。しかし、その他の実施形態はそのように構成されなくてよく、1つまたは複数のラインは、関連するプリコーディングを有さなくてもよい。このタイプの構成では、開示された技術は、プリコードされていないアクティブライン内でどのくらいの漏話が引き起こされることになるかを測定するために使用されることが可能であり、次いで、この干渉を引き起こしているあるトーン上の電力レベルを削減する決定が下され得る。
例示的な実施形態を説明する関連で行われた特定の仮定は、本発明の要件と解釈されるべきでない点にも留意されたい。本発明は、これらの特定の仮定が適用されない他の実施形態において実施されることが可能である。
添付の請求項の範囲内のこれらの代替実施形態および多数のその他の代替実施形態は、容易に当業者に明らかになるであろう。

Claims (15)

  1. 通信システムの複数の送信機の第1の部分と第2の部分との間に結合されたプリコーダ内で、送信機のうちの第1の送信機の第1の部分に関連するスケーリングされた信号の適応インデックス表現を受信するステップと、
    事前補償信号を生成するために、プリコーダ内で適応インデックス表現を処理するステップとを、含む方法であって
    事前補償信号が、プリコーダから、第2の送信機によって送信されることになる少なくとも1つの信号の事前補償の際に使用するための送信機のうちの第2の送信機の第2の部分に供給される、方法。
  2. 適応インデックス表現が、事前補償信号を生成するために、調整されたプリコーダ係数を使用してプリコーダ内で処理される、請求項1に記載の方法。
  3. プリコーダ内で適応インデックス表現を処理するステップが、
    スケーリングされた信号の適応インデックス表現をプリコーダ内のコンスタレーションポイントにマッピングするステップと、
    事前補償信号を生成するために、コンスタレーションポイントをプリコーダ内の調整されたプリコーダ係数で乗算するステップとをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 受信するステップが、所与のトーンkに関するbビットに対応する、スケーリングされた信号のrビット表現として、スケーリングされた信号の前記適応インデックス表現を受信するステップをさらに含み、この場合、r≦bである、請求項1に記載の方法。
  5. システムのアクセスノードのコントローラ内で調整されたプリコーダ係数を生成するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  6. 調整されたプリコーダ係数をコントローラのベクトル化制御エンティティからプリコーダに供給するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 対応する漏話係数とスケーリングされた信号のスケーリング係数とに応じて、調整されたプリコーダ係数を生成するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  8. 調整されたプリコーダ係数が、
    Figure 2013514729
    によって与えられた、調整されたプリコーダ係数を形成するために、g×tss×χ(b)×ξ(b、r)によって与えられたスケーリング係数によって漏話係数
    Figure 2013514729
    を乗算することによって生成され、式中、gがトーンkに関する利得調整器を示し、χ(b)が、トーンkに関する所与の数のビットbに関する電力正規化係数を示し、tssが、トーンkに関する周波数領域送信スペクトル整形係数を示し、ξ(b、r)が、bおよびrによって指定されたコンスタレーション同士の間の電力正規化係数を示し、
    Figure 2013514729
    が、トーンkに関してラインpからラインq内への漏話係数を示す、請求項7に記載の方法。
  9. 前記スケーリングされた信号を含むコンスタレーション内の変更と、スケーリングされた信号のスケーリング係数の変更と、漏話係数の変更とのうちの少なくとも1つに関して、調整されたプリコーダ係数を更新するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 受信するステップが、インデックスから第1の送信機の適応インデックスマッパに対する、スケーリングされた信号の前記適応インデックス表現を受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. スケーリングされた信号の適応インデックス表現をコンスタレーションポイントにマッピングするステップが、スケーリングされた信号の適応インデックス表現を、第1の送信機の適応インデックスマッパに対するインデックスの出力に結合された入力を有する数値マッパに対する適応インデックス内のコンスタレーションポイントにマッピングするステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. システムのアクセスノードのプロセッサによって実行されたとき、アクセスノードに請求項1に記載の方法のステップを実行させる実行可能なプログラムコードを実装した、コンピュータ可読記憶媒体。
  13. 通信システム内の複数の送信機のそれぞれの第1の部分と第2の部分との間に結合されるように構成されたプリコーダであって、送信機のうちの第1の送信機の第1の部分に関連するスケーリングされた信号の適応インデックス表現を受信して、第2の送信機によって送信されることになる少なくとも1つの信号の事前補償の際に使用する目的で、プリコーダから送信機のうちの第2の送信機の第2の部分に供給される事前補償信号を生成するために適応インデックス表現を処理するように構成されたプリコーダを備えた、装置。
  14. 複数の送信機と、
    複数の送信機のそれぞれの第1の部分と第2の部分との間に結合されたプリコーダと
    を備えた装置であって、
    プリコーダが、送信機のうちの第1の送信機の第1の部分に関連するスケーリングされた信号の適応インデックス表現を受信して、第2の送信機によって送信されることになる少なくとも1つの信号の事前補償の際に使用する目的で、プリコーダから送信機のうちの第2の送信機の第2の部分に供給される事前補償信号を生成するために適応インデックス表現を処理するように構成された、装置。
  15. 前記プリコーダと前記送信機とに結合されたコントローラをさらに備え、前記コントローラが、事前補償信号を生成するために、適応インデックス表現を処理する際にプリコーダによって使用するための調整されたプリコーダ係数を生成するように構成されている、請求項14に記載の装置。
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