JP2013513414A - 移動可能x線検出器要素を有する位相コントラスト画像化装置及び方法 - Google Patents

移動可能x線検出器要素を有する位相コントラスト画像化装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、概してX線画像取得技術に関する。X線画像取得に位相コントラスト画像化を利用すると、取得される画像の画質と情報コンテンツが大幅に向上する。しかし、位相コントラスト情報は、専用のX線画像化装置の視野としては小さすぎる小さい検出器領域でしか取得できない。したがって、大きな視野の取得ができる位相コントラスト画像化装置を提供する。本発明によると、位相コントラスト画像化装置(1)が提供され、該装置は、X線源(2)と、ある検出器サイズを有するX線検出器(12)要素と、ビームスプリッタ格子(8)と、アナライザ格子(10)とを有する。対象(6)はX線源(2)とX線検出器(12)との間に対象を配置可能である。ビームスプリッタ格子(8)とアナライザ格子(10)はX線源(2)とX線検出器(12)との間に配置可能である。X線源(2)、ビームスプリッタ格子(8)、アナライザ格子(10)、及びX線検出器(12)は、対象(6)の位相コントラスト画像を取得するように動作可能に結合されている。装置(1)は、検出器サイズより大きい視野の位相コントラスト画像を取得するように構成されている。X線検出器要素(12)は移動可能であり、X線検出器(12)の移動により、視野の位相コントラスト画像を取得できる。

Description

本発明は、概してX線画像取得に関する。本発明は、より具体的には、位相コントラストを利用した画像取得に関する。本発明は、具体的に、移動可能X線検出器要素を有する位相コントラスト画像化装置と、X線システムと、位相コントラスト画像情報取得方法と、X線システム、CTシステム、及びトモシンセシスシステムのうち1つにおける位相コントラスト画像化装置の使用とに関する。
X線画像取得技術において、患者などの検査対象は、X線管などのX線発生デバイスすなわちX線源と、X線検出器との間に配置される。X線源により、また場合によってはコリメーション要素を利用して、X線検出器に向かうファンビーム又はコーンビームを発生する。X線放射経路中にある検査対象が、その内部構造に応じて、X線ビームを空間的に減衰する。空間的に減衰されたX線放射は実質的にX線検出器に到達する。X線放射の強度分布が決定され、さらに処理してX線画像を表示するために電気信号に変換される。
X線発生デバイスとX線検出器は両方ともガントリにマウントされ、検査対象の周りを回転するようになっている。適宜回転させ、検査対象に対してアライメントとオリエンテーションを変えて異なるX線画像を取得することにより、オブジェクトの内部形態が得られる。
しかし、ある対象はその内部の組織が違ってもX線の減衰は小さく、又はその差が小さいので、X線画像は一様に減衰しコントラストが低いものとなり、検査対象内部の個々の要素を区別することが困難となる。対象内の領域が異なっても減衰特性は同様であるが、対象を透過するX線の位相は大きく影響を受けることがある。
このように、検査対象を通るX線、特にコヒーレントX線、の位相情報を可視化する位相コントラスト画像化が利用できる。X線透過画像化がX線の振幅減衰のみを考慮することに加え、位相コントラスト画像化は、投影線に沿った検査対象の吸収特性を決定するだけでなく、透過X線の位相シフトも決定できる。検出される位相シフトにより、コントラストの向上や組成の決定に利用できる追加的情報が得られ、場合によってはX線被曝量を減らすこともできる。
波の位相は直接測定できないので、2つ以上の波を干渉させて位相シフトを強度変調に変換してもよい。
差分位相コントラスト画像化では、コーンビームジオメトリを利用するので、特に位相及び/又は吸収格子がアライメントされ、トレンチが光軸と平行になっているとき、使用可能なX線検出器要素のサイズは制限される。X線源から約1mの距離では、画像化システムの中心領域に対して位相感度が大きく低下する点は、光軸から約±3cm離れている。
医療用画像化アプリケーション、検査画像化アプリケーション、又はセキュリティ画像化アプリケーションなどのアプリケーションの場合、2次元X線画像の少なくとも一方向において視野が6cm未満では小さすぎる。
このように、位相コントラスト画像化を利用する場合、視野を大きくすることが望まれる。
したがって、独立請求項に記載した、視野を向上させた位相コントラスト画像化装置と、位相コントラスト画像化装置を有するX線システムと、位相コントラスト画像情報取得方法と、X線システム、CTシステム、及びトモシンセシスシステムの1つにおける位相コントラスト画像化装置の使用とを提供する。
本発明の一実施形態によると、位相コントラスト画像化装置が提供され、該装置は、X線源と、ある検出器サイズを有するX線検出器要素と、第1の格子要素と、第2の格子要素とを有する。対象はX線源とX線検出器との間に対象を配置可能であり、第1の格子要素と第2の格子要素もX線源とX線検出器要素との間に配置可能である。第1の格子要素と、第2の格子要素と、X線検出器とは、対象の位相コントラスト画像を取得できるように、動作可能に結合されている。位相コントラスト画像は、検出器サイズより大きい視野を有する位相コントラスト画像情報を含む。X線検出器要素は移動可能であり、X線検出器の移動により、その視野を有する位相コントラスト画像を取得できる。
本発明のさらに別の実施形態によると、X線システムが提供され、該システムは本発明による位相コントラスト画像化装置を有する。
本発明のさらに別の実施形態によると、位相コントラスト画像情報取得方法が提供され、該方法は、第1の位相ステッピング状態で第1の位相コントラスト画像情報を取得するステップと、X線検出器要素を、検査対象とX線源とのうち少なくとも一方に対して移動、傾斜、及び/又は回転し、第1の格子要素と第2の格子要素とを互いに移動するステップとを有する。第2の位相ステッピング状態を有する第2の位相コントラスト画像情報を取得する。
本発明のさらに別の実施形態によると、本発明による位相コントラスト画像化装置は、X線システム、CTシステム、及びトモシンセシスシステムのうち少なくとも1つにおいて使用される。
X線ビームの位相情報を取得するため、干渉計を用いることができる。好ましくは、コヒーレントなX線放射が検査対象を通り、X線検出器に到達する。位相情報は直接測定できないので、2つ以上の波面が強め合う又は弱め合う相互作用があり、X線検出器により検出可能な強度変調が起こると予想する。
適当な相互作用が、検査態様とX線検出器との間に位相シフト格子又はビームスプリッタ格子を設けることにより得られる。ビームスプリッタ格子を通るX線放射により、ビームスプリッタ格子の後で、X線ビームの極小と極大、すなわちX線ビームの局所的強度の相対的な位置で、位相シフトに関する情報を含む干渉パターンが発生する。得られる強度パターンは、一般的には数マイクロメートルのオーダーの距離を有する極小値と極大値を含む。
しかし、X線検出器は50乃至150μmオーダーの解像度しかなく、生じた干渉パターンの微細構造を解像することができない。したがって、位相アナライザ格子又はアブソーバ格子を用いる。該格子は、干渉パターンの周期性と同様の周期性を有する透過・吸収ストリップ要素、又はトレンチ領域及びブロッキング領域の周期パターンを有する。
ビームスプリッタ格子のみに照射することにより、アナライザ格子のところで干渉パターンを精製することができ、アナライザ格子は無くてもよい。このように、アナライザ格子は、利用するX線検出器要素の空間的解像度が干渉パターン又はビームスプリッタ格子の縞模様を直接検出するほど高くない時に必要になる。このため、アナライザが用いられることがある。一位相ステッピング位置において、アナライザは縞模様の極大光度を検出器に通し、横方向の移動の後、極大光度は金トレンチに吸収される。
アナライザ格子の同様の周期性により、アナライザ格子の後のX線検出器の表面上にモアレパターンが生じる。適切なモアレパターンは非常に大きな周期性を有し、解像度が50乃至150μmオーダーのX線検出器により検出できる。位相コントラスト画像を取得するため、特に差分位相シフトを取得するため、アナライザ格子を横方向に、すなわちアナライザ格子及びビームスプリッタ格子のグリッド又はストリップに垂直な方向にシフトしなければならない。これらの格子は、1μmオーダーの格子ピッチpの割合で格子ストリップに対して実質的に平行に配置されている。例えば、一格子ギャップすなわちトレンチ領域からその後の格子ギャップまでの位置は、例えば、4倍または8倍のオーダーで変化する。格子ピッチpの割合での横方向シフトを位相ステッピングと呼ぶ。1つの位相ステッピングにおいて、格子を通過するX線ビームは、位相ステッピング状態を有する。
位相シフトは、アナライザ格子の、例えば各位相ステッピング状態の各位置において測定する位相ステッピングにおいて、両グリッドの後のX線検出器で見られる強度変調から取り出される。X線の格子への入射角により、格子のトレンチの横方向のエクステンションに対する軸外位置が大きくなると、可視性は低下する。X線検出器によるX線位相の十分な可視性とそれにより検出可能性を確保するため、システム長すなわちX線源とX線検出器要素との間の距離が約1mであり、エネルギーが約20−30kVpである場合、視野は約6cmに制限される。視野を大きくする1つの解決策は、X線検出器を動かして、視野の複数の部分領域を取得することである。X線検出器の各位置に対し、位相ステッピング、すなわち、異なる位相ステッピング状態を有する例えば4又は8の画像取得が必要なので、X線検出器の適切な動き、移動、傾斜、又は回転を適切な位相ステッピングと組み合わせるとプロセスが長くなる。
少なくとも一方向又はエクステンションにおいて視野が6cmより小さい必要があるので、プレーナ検出器の使用は、差動位相コントラスト・マンモグラフィなどの位相コントラスト画像化に限定される。視野の制約を解消する解決策は、例えば、複数の検出器要素を有し、場合によっては検出器平面に対して互いに角度を有するマルチタイル検出器の利用、及び/又は、タイルや検出器を視野にわたりスキャンし、大きな視野を構成する複数の画像を取得することである。
従来の吸収コントラスト投影画像化では、入来X線の方向に沿った対象の複数の構造が画像にスーパーインポーズされる。これにより、個々の構造の決定が複雑になり、そのためにX線画像の可読性が低下することが多い。対象の内部構造に関する深さ情報を改善するために複数の角度ビューにわたり総放射線被曝量を分散することにより、画質の向上が得られる。かかる手法はトモシンセシス(tomosynthesis)と呼ばれる。かかるシステムは、ガントリに配置され検査対象の周りを回転するX線源とX線検出器を必要とする。
位相コントラスト画像化でも、単一の投影は複数の構造がスーパーインポーズされており、トモシンセシス動作モードの利益を享受する。したがって、トモシンセシス機能を有する位相コントラストシステムの利用により、解剖学的構造の重ね合わせによる可読性の低下を解決できる。
位相コントラスト画像化において、特に差分位相コントラスト画像化において、十分大きな強度変調の縞模様が見えなければならないので、X線源と格子との間の相対的運動の自由度に制限がかかる。一般的に、格子トレンチに沿ったX線源の相対的な動きのみが許される。よって、格子のシリコングリッドのトレンチと平行な方向でトモシンセシス運動を提供することにより、トモシンセシスと位相コントラスト画像化との間の互換性が実現できる。よって、格子トレンチに垂直な平面内で測定した、X線放射の格子に対する入射角が、トモシンセシススキャン中にあるレベルより大きくならないことは利益がある。
X線検出器を動かして、もってX線検出器で視野をスキャンすることにより視野を拡張するには、視野内のX線検出器の各位置に対する位相ステッピングの実行が必要である。例えば、ある位置において、それぞれ異なる位相ステッピング状態を有する4又は8画像取得ステップの位相ステッピングが必要である。その後、X線検出器を配置して、視野の第2の部分領域の位相コントラスト画像情報を取得するために、4又は8画像取得ステップを有する位相ステッピングを利用して、視野内の前の配置に実質的に隣接する視野の部分領域(sub-region)を取得する。
しかし、X線検出器はX線検出器自体のエクステンション又は幅の大きさで移動される必要はなく、同時に位相ステッピングをしながら、X線取得するX線検出器のエクステンション又はそのアクティブエリアの1/4又は1/8などの一部だけ移動して、場合によって前の部分領域と3/4又は7/8重なった視野の少しだけ異なる部分領域だけでなく、位相コントラストを利用するX線画像情報の生成に必要な異なる位相ステッピング状態を有するX線画像情報を取得することができる。
かかる移動は、X線検出器、ビームスプリッタ格子、又はアナライザ格子、さらには場合によってはさらに別の線源格子のどれかの追加的並進要素により実施してもよい。個々の要素の互いに対する関係を変えないX線検出器、ビームスプリッタ格子、及びアナライザ格子の単純な移動により、位相コントラスト画像化のための画像情報の取得ができなくなることがある。
本発明による装置の生産などに関する実際的な観点から、格子のトレンチは、好ましくは、X線検出器の平面に垂直である。
従来、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子はシリコンウェハーから生産されている。アナライザ格子については、さらに別の電気メッキプロセスが必要であり、これはトレンチを金などの吸収率の高い材料で満たすためである。生産プロセスは、例えば、パッシベーションレイヤの塗布に始まり、それに続いてエッチングプロセスである。パッシベーションレイヤでカバーされた領域はエッチングの影響は受けず、一般的に要求されるトレンチパターンとなる。しかし、ウェイバー(waver)面に垂直な方向とは異なる方向にトレンチをエッチングするのは困難である。コーンビームX線位相コントラストシステムの場合、エッチング方向はウェイバー上の位置に強く依存し、トレンチはX線源位置と一致するように設計された所定位置にフォーカスされる。
かかる構成は、約6cmの範囲で光軸から離れたとき、構造の可視性の低下に特に聴いていると取れる。特に、X線源とX線検出器の間の約1mの距離により、約20−30keVの場合、検出器サイズが約6cmに制限される。
検出器サイズのかかる制限を解消するため、X線源又はX線発生デバイスの焦点スポットに対して互いに角度を有する個別の検出器要素を有するタイル状の検出器を用いてもよい。検出器要素のかかる構成は、少なくとも格子のトレンチに垂直な2次元断面で考えたとき、個別の検出器要素の表面法線をX線源及びその焦点スポットの方向に向けていると取れる。
したがって、各検出器要素は、X線源に向かい、アライメントされた個別の光軸を有すると取れる。検出器サイズの制限が約6cmであることは、各個別検出器要素に個別に適用できる。しかし、少なくとも2つ又は複数の検出器要素により構成されたX線検出器を利用すると、タイル又は検出器要素の間の検出器エリアにギャップができる。ギャップ内では、画像取得は行われない。マンモグラフィアプリケーションなどのX線画像取得の分野では、数10ないし100μmの構造を検出しなければならず、X線検出器要素間のギャップにおける検出不能による画像情報の損失は許容できない。
位相コントラスト画像化はすでにX線源から検出器画素への各幾何学的波線が格子の相対的位置で、すなわち個別の位相ステッピング状態で複数回、例えば4回、8回、又は9回測定されることを必要とするので、位相ステッピングはX線検出器の移動、傾斜、又は回転などの動きと組み合わされる。
かかる動きを用いることにより、各幾何学的波線はタイル状の検出器アレイのギャップと1回だけ交わり、位相の読み出しと位相コントラストg阿蔵の生成にとって各幾何学的波線の測定回数は十分多くなる。例えば、位相読み出しに必要な検出器の異なる照度の間で、検出器は全体として焦点スポットを回転軸として動き、個別の検出器要素の表面法線がX線源の焦点スポットに向かってフォーカスするように、特に焦点スポット又はX線源に向けて傾く。
検出器の回転又は動きを合わせることにより、各幾何学的波線がタイル間のギャップと、取得全体において1回だけ交わることが実現でき、そのため、検出器要素間のギャップを有する検出器エリア全体について位相読み出しが可能である。例えば、回転又は動きにより幾何学的波線ごとにN=8の個別位相ステッピング状態を必要とする位相
ステッピングを用いる場合、検出器が
Figure 2013513414
だけ各ステップで動く場合、幾何学的波線のすべてを8回測定する。
ここで、Dは検出器の幅であり、Gはギャップの幅である。これには全部で9回の画像取得がいる。また、移動Δxをギャップより大きくする必要がある。通常DはギャップGより大きいので、すなわち、D>>Gなので、これは容易に満たされる。例えば、
Figure 2013513414
とすることにより少し重なることに気づくだろう。
診断品質の医療用画像の取得には、通常、関心対象の周りの視野をギャップなしにカバーする必要がある。このカバレッジは、大きな面積の画素化検出ユニットそれゆえX線検出器を利用して自動的に実現でき、そのため検出器により又は少なくとも検出器画素によりカバーされた立体角内になるすべての近接する幾何学的波線について、画像化情報が入手できる。これは、互いにアライメントされた複数の検出器要素の場合であり、特にギャップや離間距離を有する場合である。そのため、幾何学的波線は関心対象に取り付けた基準フレーム中の固定ラインであると考えてもよい。このように、幾何学的波線は、一例又は画像取得ステップでは、X線検出器要素画素、画素行又は画素列と交わる固定視線である。好適な画像情報を取得するため、例えば、位相コントラスト画像化のため、同じ幾何学的波線、特にX線源と検査対象の内部構造とに対して、が取得される必要がある。かかる幾何学的波線は、特に、X線検出器要素画素のサイズに関する大きさのエクステンションを有し、さらにX線源とその焦点スポットとの間の距離をさらに考慮している。
位相コントラスト画像化の実施は、コヒーレントX線源を利用する時に有益である。しかし、コヒーレントX線源はシンクロトロンなどがないと提供できないので、X線のビーム経路中のX線源と対象との間に、さらに格子すなわち線源格子を用いて、複数の個別コヒーレントX線源とする。
さらに、位相コントラスト画像化は、1つの位相格子と1つの吸収格子ではなく、2つの吸収格子を用いて行われる。そのため、本願の位相ステッピングも必要となる。
また、X線検出器要素が動いても、検出されるX線放射のみが対象を通るようにするため、X線放射を動的にコリメートする必要がある。
さらに、各格子タイルはX線コーンビームの伝搬方向にフォーカスされる。以下、特に位相コントラスト画像化装置を参照して、本発明のさらに別の実施形態を説明する。しかし、これらの説明は、X線システムと、位相コントラスト画像取得方法と、X線システム、CTシステム、及びトモシンセシスシステムの少なくとも1つにおける位相コントラスト画像化装置の使用とにも当てはまる。
対象は第1の格子要素と第2の格子要素との間に配置してもよく、特に、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子との間に配置してもよい。
1つ又は複数の発明特定事項を任意に変更しても、それらを請求項の間で特に記載したエンティティの間で交換することもでき、本出願の範囲と開示の中にあることに留意すべきである。
本発明のさらに別の実施形態によると、前記X線検出器要素の移動は、前記X線源と、前記X線源の焦点スポットとの少なくとも一方の周りの回転を含んでいてもよい。
X線検出器要素の回転運動により、格子要素のトレンチ構造に対する、特にトレンチ構造の側壁に対する、X線源及び/又はX線源の焦点スポットの角度が、位相コントラスト画像情報の取得中、実質的に一定になる。好ましくは、格子要素の側壁に対する角度は実施的にゼロであり、X線放射のコーンビーム又はファンビームは、格子要素の側壁に、少なくとも格子要素の中央に対して、平行に入射する。
本発明のさらに別の実施形態によると、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子は、位相ステッピングを提供するため、互いに移動可能であり、及び/又は、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子は、互いに、及びX線検出器要素に対して平行に配置されてもよい。
個別の位相コントラスト画像情報を取得する位相ステッピング、例えば位相ステッピングにおける強度変調などを利用することにより、検査対象の内部構造の表示を再構成できる。スプリッタ格子とアナライザ格子の移動は、格子の1周期内に複数の移動を構成するようにすることが好ましい。格子周期の例えば1/4又は1/8である移動を用いると特に有益である。
本発明のさらに別の実施形態によると、X線源はビームスプリッタ格子、アナライザ格子、及び/又はX線検出器要素に対して移動可能であってもよい。さらに、X線源、ビームスプリッタ格子、アナライザ格子、及びX線検出器要素は、検査対象の周りを回転可能であってもよい。
かかる移動は、検査対象とその内部形態に対する異なるアライメントでX線放射を生成するためのX線源と焦点スポットの配置と取れる。このように、X線源を対象に対して異なって配置することにより、トモシンセシス画像取得ができる。
本発明のさらに別の実施形態によると、前記第1の格子要素と前記第2の格子要素のうち少なくとも一方はトレンチ構造を有し、前記トレンチ構造は、前記トレンチ構造と前記トレンチとに平行な第1のエクステンションを有し、前記X線源の移動は前記第1のエクステンションに平行である。
そのため、X線源と格子要素の側壁との間の角度は、位相コントラスト画像情報の取得中、少なくとも1つの位相コントラスト画像については、実質的に変化しない。
本発明のさらに別の実施形態によると、前記X線検出器要素が、前記視野の第1の部分領域を取得する第1の位置から、前記視野の第2の部分領域を取得する第2の位置に移動可能であり、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子は、前記第1の位置において第1の位相ステッピング状態を、及び前記第2の位置において第2の位相ステッピング状態を提供するため、互いに移動可能である。
言い換えると、検出器要素とビームスプリッタ格子と、及びアナライザ格子とを再配置する時、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子は、位相コントラスト画像情報を再構成するため、第1の位置で第1の画像情報を取得し、第2の位置で第2の画像情報を取得する時に、位相ステッピングを異ならせそれにより異なった位相ステッピング状態とするため、例えばビームスプリッタ格子とアナライザ格子の一方の格子周期の一割合だけ、互いにさらに再配置される。
本発明のさらに別の実施形態によると、本装置は、さらに、少なくとも2つのX線検出器要素と、少なくとも2つのビームスプリッタ格子と、少なくとも2つのアナライザ格子とを有する。少なくとも2つのX線検出器要素は、隣接して配置され、ある離間距離だけ離間しており、場合によって少なくとも2つの検出器要素の検出器要素画素の間にギャップを構成し、そのため、画像情報を取得できない領域又はエリアを構成する。各X線検出器要素は、X線源の方向の表面法線ベクトルを有し、その離間距離内では画像情報は取得できない。
少なくとも2つ又は複数のX線検出器要素を用いることにより、また場合により互いにある角度を有する複数のビームスプリッタ格子とアナライザ格子を用いることにより、少なくとも2つの検出器要素を有するX線検出器の視野は拡大され、例えば6cmより大きくなる。少なくとも2つのビームスプリッタ格子と少なくとも2つのアナライザ格子は、個別の要素であってもよいし、隣接して配置され、それにより互いに接続されていてもよい。複数のビームスプリッタ格子とアナライザ格子の1つが結合要素を構成し、少なくとも2つのX線検出器要素に平行な方向を個別に有し、他の複数のビームスプリッタ格子とアナライザ格子が、位相ステッピングを可能とするために互いに離間し、他の格子から離間した個別の要素であってもよい。
特に、各X線検出器要素の中心にある表面法線ベクトルは、焦点スポットに向いていて、少なくとも2次元平面では格子トレンチに配向であってもよい。
最も好ましいのは、円柱形又は球形の検出器要素、ビームスプリッタ格子、及び/又はアナライザ格子が設けられ、X線源が焦点位置に配置され、そのためX線検出器要素、ビームスプリッタ格子、及び/又はアナライザ格子の表面と等距離にある。
本発明のさらに別の実施形態によると、少なくとも2つの検出器要素のサイズは、取得する画像の視野を有する。
そのため、例えば幅が6cm以下の少なくとも隣接して配置された2つの検出器要素を有するX線検出器を設けることにより、1つの検出器要素より大きい視野が得られる。そのため、個別の検出器要素の大きさに対して通常は許容できるより大きい視野を有する画像を取得できる。
本発明のさらに別の実施形態によると、X線源は検査対象に対して移動可能であり、X線源の方向の、少なくとも2つのX線検出器要素の表面法線ベクトルの方向は、X線源の移動中に維持される。
X線源を移動するとき、X線源の方向の、X線検出器要素のアライメントを維持することにより、例えば6cmより大きく、例えば12、18、20、24、又は30cmである、1つの検出器要素より大きい視野を有するトモシンセシス位相コントラスト画像が得られる。X線源の方向の表面法線ベクトルの方向は、少なくとも、格子トレンチに垂直な2次元平面内で、そのため表面法線ベクトルに平行な平面内で、維持される。
本発明のさらに別の実施形態によると、前記少なくとも2つのX線検出器要素は、第1の位相コントラスト画像を取得する第1の位置及び/又は方向から、第2の位相コントラスト画像を取得する第2の位置及び/又は方向に移動可能であり、前記少なくとも2つの第1の格子要素はそれぞれ、及び前記少なくとも2つの第2の格子要素はそれぞれ、前記第1の位相コントラスト画像を取得する時に第1の位相ステッピング状態を提供し、前記第2の位相コントラスト画像を取得する時に第2の位相ステッピング状態を提供するために、互いに移動可能である。
再び、第1の位相コントラスト画像と第2の位相コントラスト画像を取得する時、2つの格子の一方の周期の一割合である移動をすることにより、異なる位相ステッピング状態を提供できる。
第1の格子要素の各々は、位相コントラスト画像情報を取得するため、第2の格子要素と関連している。
本発明のさらに別の実施形態によると、前記少なくとも2つのX線検出器要素は、前記離間距離で取得できない画像情報の損失を最小化するように、2つの異なる位相コントラスト画像の取得の間に移動、傾斜、及び/又は回転され、特に、前記少なくとも2つのX線検出器要素は、各幾何学的波線が検出器要素間の回避できないギャップに来るように、位相コントラスト画像の取得の間に移動、傾斜、及び/又は回転される。
したがって、2つの検出器要素は、連続した複数の位相コントラスト画像取得において、個別の位相ステッピング状態を用いて、各幾何学的波線が、少なくとも2つの検出器要素間の離間した距離にあるギャップと、4又は8回の個別画像取得ステップに1回だけ交わるように、動かされる。言い換えると、各幾何学的波線に対して異なる位相ステッピング状態を有する8回の測定が必要であるとき、9回の異なる測定を行う必要があることがある。このように、それぞれの幾何学的波線に対して異なる位相ステッピング状態を用いてn回の異なる測定をする時、各幾何学的波線に対して、位相コントラスト画像を決定するため、少なくともn−1個の異なる測定値が得られる。
本発明のさらに別の実施形態によると、本装置はさらに線源格子を有してもよい。
X線ビームの経路中にX線源と対象との間に線源格子を設けることにより、場合によってはコヒーレントでないX線源や少なくとも部分的にコヒーレントでないX線源を位相コントラスト画像化に用いることができる。
本発明のさらに別の実施形態によると、ステップb)とc)を所定回数、特に8回繰り返して取得サイクルを構成し、各幾何学的波線は、前記取得サイクル中に、前記タイル間のギャップと最大1回だけ交わる。
かかる取得サイクルを用いることにより、取得画像の信号対雑音比を実質的に一様にできる。
本発明の上記その他の態様を、以下に説明する実施形態を参照して明らかにし、詳しく説明する。
添付図面を参照して、本発明の実施形態を以下に説明する。
図面は概略図である。別の図面においても、同様または同一の要素には同じ参照数字を付した。
図面はスケールにしたがっては描かれていないが、定性的特性は示している。
本発明による位相コントラスト画像化装置の一実施形態を示す図である。 本発明による位相コントラスト画像化装置の一実施形態を示す図である。 本発明による位相コントラスト画像化装置の一実施形態を示す図である。 本発明による干渉パターンの一実施形態例を示す図である。 本発明により取得した位相コントラスト画像を示す図である。 本発明により取得した位相コントラスト画像を示す図である。 本発明による検出器要素の画素の軸外位置に対する干渉縞模様の可視性を示す図である。 本発明によるトモシンセシスの実施形態を示す図である。 本発明によるトモシンセシスの実施形態を示す図である。 本発明による複数の検出器要素を有するX線検出器の一実施形態を3次元表示した図である。 本発明による複数の検出器要素を有するX線検出器の一実施形態を2次元表示した図である。 本発明によるタイル型X線検出器における焦点スポットの移動を示す図である。 本発明によるタイル型X線検出器における焦点スポットの移動を示す図である。 本発明によるタイル型X線検出器における焦点スポットの移動を示す図である。 本発明によるタイル型X線検出器における焦点スポットの移動を示す図である。 本発明による位相コントラスト画像情報の取得方法の一実施形態例を示す図である。
図1a乃至図1cを参照するに、本発明による位相コントラスト画像化装置の一実施形態を示している。
図1aは位相コントラスト画像化装置の一実施形態を3次元で示す図である。大きめのX線源2が線源格子4に隣接して配置されている。X線源2は、放射される放射線の波長に対するX線源2のサイズのため、コヒーレントではないと考えられるので、線源格子G0 4を利用して、図1bに2つの矢印で示したように、複数のコヒーレントなX線源を提供する。
X線5は、X線源2から光軸7の方向に放射され、場合によってはファンビーム又はコーンビームを構成する。図1aにはX線ビームの形状は示していない。
X線5は、対象6に到達し、対象6を透過し、その後、ビームスプリッタ格子G1 8に到達する。ビームスプリッタ格子8のトレンチ又はギャップにより、ビームスプリッタ格子の固体エリアすなわちブロッキング領域に対して、通過する電磁放射の位相が変わる。したがって、φだけ、具体的にはπだけ位相シフトが起こる。
アナライザ格子G2 10が、ビームスプリッタ格子G1 8とX線検出器12との間に配置されている。線源格子とビームスプリッタ格子8との間の距離をl(アルファベットのエル)とし、ビームスプリッタ格子8とアナライザ格子10との間の距離をdとする。ビームスプリッタ格子8 G1からX線検出器の方向に発する複数の波は、アナライザ格子10 G2に到達し、X線検出器12の表面上に強度変調パターン(図2を参照)を生成する。
ビームスプリッタ格子8をアナライザ格子10に対してシフトし、格子を互いに移動することにより、特に格子間隔p1又はp2の一部だけ移動することにより、位相ステッピングにより生じる複数の強度変調が画像検出器12により得られる。個々の位相ステッピング状態はいそうステッピングごとに、すなわちG2に対するG1のアライメントごとに異なる。したがって、複数のモアレパターンにより、検査対象のX線画像ができる。距離l(アルファベットのエル)は50ー150cmのオーダーであり、距離dは2−20cmのオーダーであり、これらは干渉計の設計で選択されたタルボオーダー(Talbot order)に依存する。
ここで、図1cを参照するに、格子G0乃至G2の断面を示した。格子G0とG2には金(Au)が満たされている。格子G1とG2は、シリコンベースの材料をエッチングして格子のトレンチを作ることにより実現できる。線源格子の格子間隔p0は200μmのオーダーであり、さらに小さくてもよく、G1の格子間隔p1は例えば4μmであり、G2の格子間隔p2は例えば2μmである。
ここで、図2を参照するに、本発明による干渉パターンの一実施形態例を示している。
図2は、ビームスプリッタ格子G1 1とアナライザ格子G2 10との間にできた干渉パターンを示し、特性距離d1、d2、及びd3(タルボ効果、Talbot effect)のグリッドの自己画像化効果を示している。最小値と最大値の相対的位置は、特にビームスプリッタ格子G1に入射する波面の位相シフトに依存する。d1は、数cmのオーダーである。単色平面波が、φの位相シフト、特にπの位相シフトを生じるビームスプリッタ格子に入射したとき、強度は2つの主回折オーダーに分離し、0次オーダーはキャンセルされる。干渉効果により、G1の下流の離散的な複数の距離において、G1に入射した波面の自己画像化効果が得られる。この効果はタルボ効果(Talbot effect)と呼ばれている。例えば、距離p1^2/8λにおいて、G1により生じる入射波面の位相変調が、周波数が2倍の強度変調に変換される。アナライザ格子は、これらの変調をサンプリングし、位相ステッピングにより対象によりX線波面に生じた位相グラジエントの測定を可能にする。
ここで図3aと図3bを参照するに、本発明により取得した位相コントラスト画像を示した。
図3aにおいて、4つの位相ステップと、そのため4つの位相ステッピング状態a−dとを利用する位相ステッピングにより、バブルを含む対象の4つの画像を取得した。距離X1−X4は、強度変調を生じる、グリッドG2に対するグリッドG1の変位に関する。X1−X4の動き全体は格子G2の一間隔(<2μm)内にある。アブソーバグリッドすなわちアナライザグリッドG2 10は、格子面に平行な方向xにシフトされる。2つの位置「1」と「2」における波面位相の差は、例えば、図3aの4つのサンプリング位置X1−X4の、測定した強度変調の位相シフトφ1−φ2から求められる。
ここで図4を参照するに、本発明による検出器要素の画素の軸外(off axis)位置に対する干渉縞模様(interference fringes)の可視性(visibility)を示す。
図4から、検出器画素の軸外位置の関数として縞模様の視認性が悪化することが分かる。画像生成と処理のために十分な位相コントラストを得るには、0.5以上の縞模様の視認性があればよいと思われる。図4には3つの関数を示しており、これらは格子に例えば35μmの深いトレンチを設ける、格子G2の格子構造の高さH2(図1c参照)に依存し、H2が例えば15μmの浅い格子では軸外視認性が低下する。図4から分かるように、両面コリメーションは6cm未満でなければならず、Δxは<3cmでなければならず、それにより差動位相コントラスト・マンモグラフィなどの位相コントラスト画像化におけるプレーナ検出器の使用可能サイズが約6cmに制限される。
ここで図5aと図5bを参照するに、本発明によるトモシンセシス(momosynthesis)の実施形態を示した。
図5aと図5bは、位相コントラスト・トモシンセシスの実施例を示す。図5aでは、X線源2又は焦点スポット14は、対象6に対して並進移動16をして、X線放射のコーンビーム5を用いて、対象6の異なるX線透過像を取得する。
動き16は、図5a、図5bには図示していないが、位相コントラスト画像化をするのに用いる格子のトレンチに対して実質的に平行である。
X線検出器12は、例えば6cmの、格子のトレンチに垂直なエクステンションを有するので、十分大きな対象6のX線画像を得るには、視野FOVにわたるX線検出器のスキャン運動が必要である。例えば、マンモグラフィのアプリケーションでは、20×30又は30×40cmの視野が必要である。
図5aでは、X線源2又は焦点スポット14はX線検出器12とは独立に動かされ、図5aで矢印で示した視野スキャン運動のみを行う。
さらに別の実施形態を図5bに示した。X線源2/焦点スポット14及びX線検出器12は両方とも、例えば軸18の周りに回転するガントリにマウントされ、ガントリがX線源2とX線検出器12を対象6の周りに回転させる。かかる動きは、コンピュータトモグラフィシステムにおける通常の動きと対比できる。
図5bでは、X線管とX線検出器は対象6の周りを同時に回転する。再び、位相コントラスト情報を取得するため、視野スキャンの動きに対するX線検出器の個々の位置、すなわち位相ステッピング、における、X線検出器12の視野スキャンの別の動きを用いる。したがって、X線検出器12は、個々の位相ステッピング状態を提供するため、例えばそのエクステンションの6cmだけ移動して、位相ステッピング画像情報取得で4、8、又は9位相ステップを用いてもよく、又は、上記の6cmの一部のみ、例えば6cmのエクステンションの1/4、1/8、又は1/9だけ移動して、同時に位相ステッピングしてもよい。
位相ステッピングを連続的に行うため、例えば検出器/G1/G2構成に追加した並進要素により、例えば格子G1はスライディングアームの残りの要素より少し速い視野スキャンの動きを行ってもよい。言い換えると、X線検出器12の各移動において、例えば格子G1は、並進又は回転運動により同じ距離又は角度移動し、それにプラスして、別の新しい位相ステッピング状態を提供するために、さらにΔ値移動する。
ここで図6a、図6bを参照するに、本発明による複数の検出器要素を有するX線検出器の一実施形態を3次元表示した。
図6aにおいて、5つの検出器要素12a−eを有するタイル状のX線検出器を示した。X線源2はX線のコーンビーム5を放射しており、図6aの場合、このコーンビーム5は実質的に所望の視野をなすものとする。
ギャップ20は、個々の検出器要素12a−eの間に配置され、場合によって大きさは1mmないし100μmのオーダーである。典型的な解像度は、50乃至250μmであり、X線検出器要素の画素サイズもそうである。
コリメーション要素は、図6aには示していないが、ファンビーム5を動的にコリメーションして、X線検出器12のエリア又は現在位置に実質的に対応する。
ここで図6bを参照するに、2次元画像すなわち線A−A′に沿った断面を示し、検出器要素12b−dのみを示した。ギャップ20は、検出器要素12bと12cの間、及び検出器要素12cと12dの間に配置される。表面法線ベクトル22a、b、cは、焦点スポット2の方向に、場合によっては焦点スポット2を通って、個々のX線検出器要素12b、c、dの各面上に配置される。個々の検出器要素12b、c、dは、互いに角αとβの角度をなし、具体的に示した。格子G1、G2、及び場合によってG0は、図6aと図6bには示していない。図6aと図6bから分かるように、検出器要素12a−e間のギャップ20は、ギャップ内で画像情報が取得されないように構成されている。
ここで図7a−dを参照するに、本発明によるタイル型X線検出器における焦点スポットの移動を示す。
図7a−7dでは、焦点スポット14/X線源2は、図5aによりトモシンセシス取得のために、直線上を移動する。図5bを参照して説明した回転も可能である。
X線検出器12は、個々の検出器要素12a、b、cを有するが、タイル状になり、個々のX線検出器要素12a、b、cの表面法線ベクトル(22a、b、c)は、X線源2に向かってフォーカスされ、X線源2は並進運動又は直線運動をする。位相読み出しに必要なX線検出器12の異なるイルミネーションの間で、検出器は、動かされ、移動され、及び/又は焦点スポット14に対して傾けられ、特に焦点スポット14が回転軸又は傾き軸となる。適切な回転と傾きにより、各幾何学的波線が、タイル間のギャップと、取得全体で1回だけ交わるようになる。したがって、位相読み出しは、ここでは検出器12a、b、cを有する検出器エリア全体について可能であり、このように取得した画像で位相を読み出すと、ギャップは見えない。
格子G1、G2、及び場合によってG0は、図7a−dには示していないが、前述のように、個々の画像取得7a、b、c、dの間に、追加的位相ステッピングのために必要である。図5bを参照して説明した回転トモシンセシスも可能である。
ここで図8を参照するに、本発明による位相コントラスト画像情報の取得方法の一実施形態例を示す。
図8には、位相コントラスト画像情報の取得方法30を示した。該方法は、第1の位相ステッピング状態で第1の位相コントラスト情報を取得するステップ32と、対象及びX線源の少なくとも一方に対してX線要素を移動、傾け、及び/又は回転し、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子を互いに移動させるステップ34と、第2の位相ステッピング状態で第2の位相コントラスト画像情報を取得するステップ36とを有する。ステップ34a、bと36は、完全な取得サイクルに到達するために、全部で例えば9回の取得ステップについて、位相ステッピング状態を変えてx回、例えば8回、繰り返され、各幾何学的波線は取得中にタイル間のギャップと最大1回だけ交わる。
X線検出器要素の移動と、アナライザ格子に対するビームスプリッタ格子の移動は、前後して、又は同時に行ってもよい。
「有する(comprising)」という用語は他の要素やステップを排除するものではなく、「1つの("a" or "an")」という冠詞は複数ある場合を排除するものではないことに留意すべきである。また、異なる実施形態に関して説明した要素を組み合わせてもよい。
請求項中の参照数字は、その請求項の範囲を限定するものと解釈してはならないことにも留意すべきである。
1 位相コントラスト画像化装置
2 X線源
4 線源格子G0
5 X線放射
6 対象
7 光軸
8 ビームスプリッタ格子/位相格子G1
10 アナライザ格子/アブソーバ格子G2
12(a−e) X線検出器(要素)
14 焦点スポット
16 直線上の動き
18 回転
20 ギャップ
22a、b、c 表面法線ベクトル
30 位相コントラスト画像情報取得方法
32 第1の位相コントラスト画像情報取得ステップ
34a X線検出器要素を移動、傾斜、及び/又は回転するステップ
34b ビームスプリッタ格子とアナライザ格子とを互いに移動するステップ
36 第2の位相コントラスト画像情報取得ステップ

Claims (15)

  1. 位相コントラスト画像化装置であって、
    X線源と;
    ある検出器サイズを有するX線検出器要素と;
    第1の格子要素と;
    第2の格子要素と;を有し、
    前記X線源と前記X線検出器要素との間に対象を配置可能であり;
    前記第1の格子要素と前記第2の格子要素は前記X線源と前記X線検出器要素との間に配置可能であり;
    前記X線源と前記第1の格子要素と前記第2の格子要素と前記X線検出器要素とは、前記対象の位相コントラスト画像を取得するように動作可能に結合され;
    前記装置は前記検出器サイズより大きい視野の位相コントラスト画像を取得するように構成され;
    前記X線検出器要素は移動可能であり;
    前記X線検出器要素の移動により、前記視野の位相コントラスト画像を取得できる、装置。
  2. 前記X線検出器要素の移動は、前記X線源と、前記X線源の焦点スポットとの少なくとも一方の周りの回転を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の格子要素と前記第2の格子要素とは、ビームスプリッタ格子とアナライザ格子10とのうちの一方であり;
    前記第1の格子要素と前記第2の格子要素は、位相ステッピングを提供するために、互いに移動可能であり;及び/又は
    前記第1の格子要素と前記第2の格子要素は、互いに対して、及び前記X線検出器要素に対して平行に配置されている、
    請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記X線源は前記第1の格子要素、前記第2の格子要素、及び/又は前記X線検出器要素に対して移動可能である、請求項1乃至3いずれか一項に記載の装置。
  5. 前記X線源、前記第1の格子要素、前記第2の格子要素、及び前記X線検出器要素は、前記対象の周りを回転可能である、請求項1乃至4いずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第1の格子要素と前記第2の格子要素のうち少なくとも一方はトレンチ構造を有し;
    前記トレンチ構造は、前記トレンチ構造と前記トレンチとに平行な第1のエクステンションを有し;
    前記X線源の移動は前記第1のエクステンションに平行である、
    請求項4又は5に記載の装置。
  7. 前記X線検出器要素は、前記視野の一部分領域を取得するように構成され;
    前記X線検出器要素が、前記視野の第1の部分領域を取得する第1の位置から、前記視野の第2の部分領域を取得する第2の位置に移動可能である時、前記第1の格子要素と前記第2の格子要素は、前記第1の位置において第1の位相ステッピング状態を、及び前記第2の位置において第2の位相ステッピング状態を提供するため、互いに移動される、
    請求項1乃至6いずれか一項に記載の装置。
  8. 少なくとも2つのX線検出器要素と;
    少なくとも2つの第1の格子要素と;
    少なくとも2つの第2の格子要素と;
    を有し、
    少なくとも2つのX線検出器要素は隣接して配置され;
    前記少なくとも2つのX線検出器要素はある離間距離だけ離間され;
    前記少なくとも2つのX線検出器要素はそれぞれ前記X線源の方向の表面法線ベクトルを有し;
    前記離間距離では画像情報を取得しない、
    請求項1乃至7いずれか一項に記載の装置。
  9. 前記X線源は前記対象に対して移動可能であり;
    前記X線源の方向の前記少なくとも2つのX線検出器要素の表面法線ベクトルの方向は、前記X線源が移動しても維持される、
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記少なくとも2つのX線検出器要素は、第1の位相コントラスト画像を取得する第1の位置及び/又は方向から、第2の位相コントラスト画像を取得する第2の位置及び/又は方向に移動可能であり、
    前記少なくとも2つの第1の格子要素はそれぞれ、及び前記少なくとも2つの第2の格子要素はそれぞれ、前記第1の位相コントラスト画像を取得する時に第1の位相ステッピング状態を提供し、前記第2の位相コントラスト画像を取得する時に第2の位相ステッピング状態を提供するために、互いに移動可能である、
    請求項8又は9に記載の装置。
  11. 前記少なくとも2つのX線検出器要素は、前記離間距離で取得できない画像情報を最小化するように、2つの異なる位相コントラスト画像の取得の間に移動、傾斜、及び/又は回転され、
    特に、前記少なくとも2つのX線検出器要素は、各幾何学的波線が前記離間距離で最大1回交わるように、2つの異なる位相コントラスト画像の取得の間に移動、傾斜、及び/又は回転され、請求項8乃至10いずれか一項に記載の装置。
  12. 請求項1乃至11いずれか一項に記載の位相コントラスト画像化装置を有するX線システム。
  13. 位相コントラスト画像情報取得方法であって、
    a)第1の位相ステッピング状態で第1の位相コントラスト画像情報を取得するステップと;
    b)X線検出器要素を、対象とX線源とのうち少なくとも一方に対して移動、傾斜、及び/又は回転し、第1の格子要素と第2の格子要素とを互いに移動するステップと;
    c)第2の位相ステッピング状態で第2の位相コントラスト画像情報を取得するステップとを有する、方法。
  14. ステップb)とc)を所定回数、特に8回繰り返して取得サイクルを構成し;
    各幾何学的波線は、前記取得サイクル中に、前記タイル間のギャップと最大1回だけ交わる、請求項13に記載の方法。
  15. X線システム、CTシステム、及びトモシンセシスの1つにおける、請求項1乃至11いずれか一項に記載の位相コントラスト画像化装置の使用。
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