JP2013510477A - メディアセッションのネゴシエーションのための方法、機器およびシステム - Google Patents

メディアセッションのネゴシエーションのための方法、機器およびシステム Download PDF

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Abstract

メディアセッションのネゴシエーションのための方法、機器およびシステムが開示され、その方法は、遠隔通信サーバ(TS)から送信された第1のメディア記述を受信するステップであって、第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップ(101)と、第1のメディア記述を、遠隔通信クライアント(TC)に転送するステップ(102)と、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される第2のメディア記述を受信するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップ(103)と、第2のメディア記述を、TSに転送するステップ(104)とを含む。本発明を適用することで、家庭用ネットワークにおける、TSとTCとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが可能になる。

Description

本出願は、2009年11月6日に中国特許庁に出願された、「METHOD, DEVICE AND SYSTEM FOR MEDIA SESSION NEGOTIATION」という表題の、中国特許出願第200910211404.4号の優先権を主張するものであり、上記の出願は参照によって全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は通信技術の分野に関し、より特に、メディアセッションのネゴシエーションのための方法、機器およびシステムに関する。
デジタル家電製品の発展および、あらゆるCE(Consumer Electronic、消費者向け電化)製品のデジタル化に伴い、さらに多くのデジタル娯楽機器および家電製品が家庭に存在するようになっている。これらの家庭用ネットワーク機器は、コンテンツの共有または手動での制御を実現するために、有線または無線により家庭用ネットワークを形成するように接続され、これが、業界が構想し実現しようと努力している家庭用デジタルネットワークの概念である。
様々な異なる家庭用機器の連係および制御を実現するために、より多くの家庭用ネットワーク機器が、UPnP(Universal Plug and Play、ユニバーサルプラグアンドプレイ)をサポートしている。UPnPシステムでは、ユーザーは、家庭用ネットワークにおいてCP(Control Point、制御点)を通じて家庭用機器を制御し、CPはUPnPプロトコルを採用し、UPnP機器に関連するアクション(アクション)を引き起こして家庭用ネットワーク内のUPnP機器の状態の情報を読み取り、対応する動作を実行するようにUPnP機器を制御する。
デジタル家電技術および通信技術の継続的な発展により、ユーザーは、遠隔通信機能のある機器で遠隔通信サービスを使用することを求めるだけではなく、家庭用ネットワークにおいて遠隔通信サービスを共有することも望むようになっている。家庭用ネットワークにおける遠隔通信サービスの共有を実現するために、家庭用ネットワーク内の機器は、ネゴシエーションを行い、メディア転送のための具体的なパラメータの構成を完了することが必要である。例えば、RTP(Real-time Transport Protocol、リアルタイム転送プロトコル)プロトコルは、リアルタイムのストリーミングメディアを送信するために用いられ、通信状態にある2つの機器は、通信アドレス/ポートおよびメディアのパラメータ(フォーマット、コードなど)のネゴシエーションを行う前に、互いにメディアストリームの送信を開始することはできない。実際には、一般にSDP(Session Description Protocol、セッション記述プロトコル、rfc4566)プロトコルがメディアセッションのパラメータを記述するのに用いられ、rfc3264がSDP Offer/Answerモデルを提供し、この場合マルチメディア通信状態にある2つの機器は、そのような相互に通信する方式でパラメータのネゴシエーションを完了することができる。
本発明を実施する際に、発明者らは、従来技術には以下の問題があることを見出した。
UDA(UPnP Device Architecture、ユニバーサルプラグアンドプレイ機器アーキテクチャ)で規定される機器制御プロトコルは、2つのUPnP機器の間ではなく、CPとUPnP機器との間で用いるためのものである。したがって、従来技術では、2つのUPnP機器は、UPnPプロトコルを通じてメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを完了することができない。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、メディアセッションのネゴシエーションのための方法を提供し、その方法は、
遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するステップであって、第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
第1のメディア記述を、遠隔通信クライアントTCに転送するステップと、
第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される第2のメディア記述を受信するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
第2のメディア記述を、TSに転送するステップとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、メディアセッションのネゴシエーションのための方法をさらに提供し、その方法は、
第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するステップであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
第1のメディア記述にしたがってTCにより生成され、TCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、メディアセッションのネゴシエーションのための方法をさらに提供し、その方法は、
TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するステップであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述をTCPに送信するステップとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、遠隔通信制御点機器TCPを提供し、その機器は、
遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュールであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第1のメディア記述を遠隔通信クライアントTCに転送するように構成される、第1の転送モジュールと、
第1のメディア記述にしたがって、TCにより生成される第2のメディア記述を受信するように構成される、第2の受信モジュールであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第2のメディア記述をTSに転送するように構成される、第2の転送モジュールとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、遠隔通信サーバ機器TSをさらに提供し、その機器は、
第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するように構成される、第1の送信モジュールであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、送信モジュールと、
第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するように構成される、受信モジュールであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、遠隔通信クライアント機器TCをさらに提供し、その機器は、
TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュールであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するように構成される、生成モジュールであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、生成モジュールと、
TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述をTCPに送信するように構成される、第1の送信モジュールとを、含む。
本発明のある実施形態は、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するための、メディアのネゴシエーションのシステムをさらに提供し、そのシステムは、
第1のメディア記述を送信するように構成される、遠隔通信サーバ機器TSであって、第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、遠隔通信サーバ機器TSと、
第1のメディア記述を受信し、第1のメディア記述を転送するように構成される、遠隔通信制御点機器TCPと、
TCPにより転送される第1のメディア記述を受信し、第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成し、第2のメディア記述をTCPに送信するように構成される、遠隔通信クライアント機器TCと
を含み、TCPはさらに、TCから送信される第2のメディア記述を受信し、第2のメディア記述をTSに送信するように構成される。
本発明の実施形態では、遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述が、遠隔通信クライアントTCに転送され、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含み、第2のメディア記述がTSに転送されるので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する。
本発明の実施形態では、第1のメディア記述が、遠隔通信制御点TCPに送信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含むので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する。
本発明の実施形態では、TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述が生成され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含み、TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述がTCPに送信されるので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する。
本発明の実施形態または従来技術による技術的な解決法をより明確に例示するために、実施形態または従来技術を説明するための添付の図面が、以下で簡単に紹介される。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態についてのものに過ぎず、当業者は、創造的な作業を伴わずに、添付の図面とは異なる図面を導き出すことができる。
本発明のある実施形態による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明のある実施形態による、別のメディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明のある実施形態による、さらに別のメディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態1による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態2(A)による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態2(B)による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態3(A)による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態3(B)による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態4による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明の実施形態5による、メディアのネゴシエーションの方法の処理流れ図である。 本発明のある実施形態による、メディアのネゴシエーションの方法の実施状況1の概略的な流れ図である。 本発明のある実施形態による、メディアのネゴシエーションの方法の実施状況2の概略的な流れ図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信制御点機器の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信制御点機器の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信制御点機器の別の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信サーバ機器の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信サーバ機器の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信サーバ機器の別の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信クライアント機器の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信クライアント機器の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信クライアント機器の別の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、遠隔通信クライアント機器のさらに別の具体的な例の概略的な構造図である。 本発明のある実施形態による、メディアのネゴシエーションのシステムの概略的な構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的な解決法、および利点をより理解しやすくするために、本発明の実施形態は、添付の図面を参照して以下でより詳細に説明される。ここで、本発明の例示的な実施形態および実施形態の例示は、本発明を限定することではなく、本発明を説明することのみを意図するものである。
説明の便宜上、本発明の実施形態において家庭用ネットワークでの遠隔通信サービスの共有の実現に関与する3つの機器、すなわち、TCP(Telephony Control Point、遠隔通信制御点)、TC(Telephony Client、遠隔通信クライアント)およびTS(Telephony Server、遠隔通信サーバ)が、最初に簡単に説明される。本明細書では、TSは、家庭用ネットワークにおいて他の機器に遠隔通信機能を提供できる機器、例えば携帯電話であり、TCは、家庭用ネットワークにおいてTSからメディア/データを受信および提示でき、かつ/またはTSにメディア/データを提供できる機器、例えばTVであり、TCPは、家庭用ネットワークにおいて遠隔通信サービスの共有を実現するために、家庭用ネットワークにおいてTSおよびTCを制御するように構成される。従来技術において説明されたような、2つのUPnP機器間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションは、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを指す。
図1に示されるように、家庭用ネットワークにおいて遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するために、本発明の実施形態は以下のメディアのネゴシエーションの方法を提供し、その方法は、
ステップ101:遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するステップであって、第1のメディア記述が、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
ステップ102:第1のメディア記述を、遠隔通信クライアントTCに転送するステップと、
ステップ103:第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される第2のメディア記述を受信するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
ステップ104:第2のメディア記述をTSに転送するステップとを、含みうる。
本発明の実施形態では、遠隔通信サーバTSから送信される第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述が、遠隔通信クライアントTCに転送され、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含み、第2のメディア記述がTSに転送されるので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する、ということが、図1に示される処理から理解されうる。この実施形態を用いると、動作効率は高く、機器の実装の複雑さは小さい。
図1に示される処理はTCPにより実施されてもよく、当然、TCPの機能を実現できる機器によっても実施されてよく、本発明の実施形態では、TCPが説明のための例として採用される。
図2に示されるように、家庭用ネットワークにおいて遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するために、本発明の実施形態は以下のメディアのネゴシエーションの方法をさらに提供し、その方法は、
ステップ201:第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するステップであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
ステップ202:第1のメディア記述にしたがってTCにより生成され、TCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップとを、含みうる。
本発明の実施形態では、第1のメディア記述が、遠隔通信制御点TCPに送信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含むので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する、ということが、図2に示される処理から理解されうる。この実施形態を用いると、動作効率は高く、機器の実装の複雑さは小さい。
図2に示される処理はTSにより実施されてもよく、当然、TSの機能を実現できる機器によっても実施されてよく、本発明の実施形態では、TSが説明のための例として採用される。
図3に示されるように、家庭用ネットワークにおいて遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間でメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現するために、本発明の実施形態は以下のメディアのネゴシエーションの方法をさらに提供し、その方法は、
ステップ301:TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するステップであって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
ステップ302:第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するステップであって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
ステップ303:TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述をTCPに送信するステップとを、含みうる。
本発明の実施形態では、TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述が生成され、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含み、TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述がTCPに送信されるので、家庭用ネットワークにおける、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションが実現する、ということが、図3に示される処理から理解されうる。この実施形態を用いると、動作効率は高く、機器の実装の複雑さは小さい。
図3に示される処理はTCにより実施されてもよく、当然、TCの機能を実現できる機器によっても実施されてよく、本発明の実施形態では、TCが説明のための例として採用される。
加えて、実施の際には、メディアセッションのパラメータは、SDPプロトコルを用いて、または他の記述方式により記述されてもよく、以下の実施形態では、メディアセッションのパラメータがSDPプロトコルを用いて記述される例を通じて、説明が与えられる。
実施形態1
上で説明されたように、本発明の実施形態では、TSとTCとの間のメディアのネゴシエーションを仲介するものとして、TCPが、SDP#1と示されるTSの第1のメディア記述を取得し、第1のメディア記述をTCに送信するので、TCが、第1のメディア記述にしたがって、SDP#2と示されるTCの第2のメディア記述を生成し、次いでTCPが、TCの第2のメディア記述をTSに送信する。このようにして、TSとTCの両方が互いのメディア記述を取得し、(RTPセッションのような)メディアセッションが直接開始されうる。
本発明の実施形態は、rfc3264で定義されるSDP Offer/Answerモデルを満たす。SDP#1は、第1の機器(TS)からのOfferと等価であり、SDP#2は、Offerにしたがって第2の機器(TC)により生成されるAnswerと等価であり、本明細書では、TCPは2つの機器の間での情報交換の仲介者としての役割を果たし、このことにより、メディアのパラメータの交換がもはや必要ではなくなるため、TSおよびTCがUPnPプロトコルを通じて互いに直接アクセスできないという問題が解決し、TSとTCとの間のネゴシエーションの処理が簡単になる。
本発明で説明されたメディア記述は、具体的には、状態変数(State Variable、SV)、または、SDPで規定された構文にしたがってメディアのパラメータ/機能を記述しXML(Extensible Markup Language、拡張マークアップ言語)フォーマットにカプセル化される、アクションの引数であってよいことに、留意されたい。
適宜、第1のメディア記述はさらに、WAN(Wide Area Network、ワイドエリアネットワーク)側でのTSのメディアセッション情報を含んでもよく、特定の実施形態では、WAN側のTSのメディアセッション情報は、WAN側のTSにより用いられるメディアコードを含んでもよく、LAN側のTSのメディアセッションのパラメータは、LAN側のTSの、受信メディアアドレスと、受信メディアポートと、用いられるメディアコードとのうちの任意の1つまたは任意の組み合わせを含みうる。
メディア記述SDP#1の具体的な内容は、例えば以下の通りである。
v=0
o=- 0 0 IN IP4 192.168.1.10
s=
c=IN IP4 192.168.1.10/127
t=0 0
a=sendrecv
m=audio 1234 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 2345 RTP/AVP 96
b=AS:48
a=rtpmap:96 MP4V-ES/90000
本明細書では、「c=」は、それを通じてSDPの提供者にコンタクトできるIPアドレスを表し、一般にメディアストリーム受信アドレスである。「m=」は、機器がサポートするまたは用いようとするメディアフォーマット(音声/映像、受信ポート、コード)を与える。次いでメディアセッションを開始するために、ピアの末端が、メディア情報または接続アドレス/ポートのような、機器により提供される情報を得ることが非常に重要である。
したがって、第1のメディア記述にしたがって、TCにより第2のメディア記述を生成するステップは、
第1のメディア記述中の、メディアフォーマット情報と、アドレス情報と、ポート情報のうちの任意の1つまたは任意の組み合わせにしたがって、第2のメディア記述を生成するステップを含みうる。
本発明の実施形態における、SDP Offer/Answerモデルを実施する処理を示すために、TCPが、TSとTCの間でのメディアのパラメータのネゴシエーションのための仲介者として役割を果たす処理が、以下で例を通じて示される。図4に示されるように、この例のメディアのネゴシエーションの方法の処理は、以下のステップを含みうる。
ステップ401:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSが既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ402:TSは、WAN側での通信確立の記述を、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側、すなわちSDP#1で用いられるべき記述に変換する。
このステップでは、TSは、WAN側で用いるメディアのパラメータ記述を、LAN側で確立されると予測されるメディアセッションのパラメータ記述に変換する。例えば、SDPが記述に用いられる場合、WAN側のメディア記述はSDP#0であってよく、TS機器のWAN IPアドレスを記述することができ、ピアの末端と確立され音声および映像を含むマルチメディア通信と、音声および映像を受信するのに用いられるポートとが、記述されうる。このとき、TSは、LAN側でTCと確立されたセッションは上記のメディアの全てを含むと想定することができ、TCとのメディアセッションを実行するためのアドレス/ポートのような情報のみが規定される必要がある。
TSは、WAN側のSDPをLAN側のSDP#1に変換し、この例では、TSは、TSとTCの間の通信はWANと通信している全てのメディアを含むと想定し、したがって通信アドレス/ポートをLAN側のアドレス/ポートに変換するのみである。
ステップ403:TSがSDP#1をTCPに提供する。
TSは、例えば以下のような様々な方式で、SDP#1をTCPに提供できる。
A:SDP#1はあるイベントを通じてTCPに送信され、そのイベントはGENA(General Event Notification Architecture、汎用イベント通知アーキテクチャ)プロトコルを通じて送信されうる。
B:UPnPアクション(アクション)が定義され、TCPがアクションを引き起こし、TSが応答を通じてSDP#1をTCPに返信する。例えば、GetMediaDescription()アクションが定義され、TCPはそのアクションを通じて、TSがLAN側で確立しようとするメディア通信のパラメータ記述が取得されなければならないということを示し、TSは、応答メッセージでSDP#1を含むパラメータを搬送する。
ステップ404:TCPは、TSからのメディア記述SDP#1(SDP Offerと等価)をTCに提供し、その情報にしたがって、TCは、TCにより用いられることになるメディアパラメータの記述SDP#2(SDP Answerと等価)を、TCPに返信する。
例えば、TCの機能とともにSDP#1の前述の例にしたがってTCにより返信されるSDP#2は、以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.35
s=
c=IN IP4 192.168.0.35/127
t=0 0
m=audio 2324 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 3435 RTP/AVP 96
b=AS:48
a=rtpmap:96 MP4V-ES/90000
ステップ405:TSがTCの情報を取得するように、TCPは、TCからTSにメディア記述SDP#2を送信し、次いで、メディアセッションが、2つの機器のメディアパラメータ情報にしたがって開始されうる。
ステップ406:上記のメディアパラメータにしたがって、TSとTCとの間でメディアセッションが開始され、そのメディアセッションは、RTP、HTTP、TCP(Transport Control Protocol、転送制御プロトコル)およびUDPのような、プロトコルを採用しうる。
この実施形態では、返信されたSDP#2が、TCがメディアストリームを受信するアドレス/ポートを提供し、メディアのフォーマットの記述の面では、SDP#1と実質的に同じであるように、TCは、TSにより提供される全てのメディアフォーマットをサポートする。しかし、実施の際、TCはSDP#1のコンテンツの全てをサポートしなくてもよく、例えば、Video MP4V-ESフォーマットをサポートしなくてもよく、処理方法の次の実施形態が言及されうる。
実施形態2
この実施形態は主に、TCPが仲介者として役割を果たすだけではなく、2つの機器のメディア機能にしたがって、メディアパラメータの選択について必要な修正も実行するので、2つの機器が最終的に用いるメディアセッションのパラメータを求めるには1つのOffer/Answerの交換で十分である、という点で実施形態1を規定する。実施の際、メディア機能をSDPプロトコルまたは他の記述方式を用いて記述することができ、次の実施形態では、メディア機能がSDPプロトコルを用いて記述される例を通じて、説明が与えられる。
実施形態2(A)
この実施形態では、TCPは、TCおよびTSの機能にしたがってSDP#1を修正し、TCがサポートしないコンテンツが削除された後、修正されたSDP#1(SDP#1')がTCに与えられるので、TCはSDP#1'で提供されるメディアのフォーマットを完全に受け入れることができ、TCPはSDP#1'をTSに送信し、SDP#1'がTSの採用すべき最終的なメディア記述であることを示す。
この実施形態では、TCP、TSおよびTCは以下のように実装される。
TCPはTCのメディア機能を取得し、TCのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正し、修正された第1のメディア記述をTCに転送し、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成された第2のメディア記述を受信し、さらに、修正された第1のメディア記述をTSに転送することを含む。
TSは、修正された第1のメディア記述と、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成された第2のメディア記述とを受信し、修正された第1のメディア記述は、TCPが、TCのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正した後で得られる。
TCは、第1のメディア記述を受信する前に、TCのメディア機能をTCPに提供し、次いで、TSから送信された第1のメディア記述をTCPが受信した後で、TCのメディア機能にしたがってTCPにより修正された第1のメディア記述を受信し、修正された第1のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を生成する。
図5に示されるように、この実施形態の具体的な処理は、以下のステップを含みうる。
ステップ501:TCPは、TCがサポートするメディア機能を事前に取得する(当然、TSのメディア機能も取得してよい)。このステップはWAN側での通信の確立とは独立していてもよく、つまり、TSがWAN側の機器と呼設定を行う前に機能が判定されてもよく、または、TSが通信パラメータについてWAN側の機器とネゴシエーションを行う処理の間に、機能が取得されてもよく、または、ネゴシエーションが完了し(例えば、SIPプロトコルを通じたネゴシエーション)通信が既に確立された後で、機能が取得されてもよい。
1)具体的には、TCPは、TCがサポートするメディア機能(MediaCapability)を、UPnPアクションを通じて取得することができ、例えば、GetMediaCapability()アクションが定義され、TCは、アクション応答メッセージを通じて、機器によりサポートされるメディア機能をTCPに提供する。
2)メディア機能の記述は以下の情報を含んでもよく、または他のフォーマットも用いてもよい。TCによりサポートされる全てのメディア機能は、以下のように示すことができる(MediaCapability#2)。
m=audio 0 RTP/AVP 0 1
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:1 1016/8000
m=video 0 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
ステップ502:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSは既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ503:TSは、WAN側での通信確立の記述を、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側、すなわちSDP#1で用いられるべき記述に変換する。
ステップ504:TSが、第1のメディア記述をTCPに提供する。
ステップ505:TSからメディア記述SDP#1を取得した後、TCPはTSのメディア記述SDP#1'を決定し、SDP#1'は、事前に取得された、TCがサポートするメディア機能に基づいて(任意選択で、TSがサポートする機能を参照して)、TCに送信されなければならない。
1)TSからのメディア記述SDP#1は、以下のように示されうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 34
a=rtpmap:34 H263/90000
本明細書では、TSはWAN側でH.263コーディングフォーマットの映像ストリームを用い、TCPはTCの機能にしたがって、TCはそのメディアフォーマットをサポートしないと判定することができる。この実施形態では、TCPは上記の判定にしたがって、H.263ストリームはTCとTSはとの間では送信できないと判定し、したがって、TCおよびTSの前に、PCMU音声ストリームのみを送信することを選択する。
2)上記の判定にしたがって、TCPは、TCに送信されるべきTSの修正されたメディア記述SDP#1'が以下のように示されると、決定する。ここで、SDP#1'はSDP Offerと等価であり、OfferはTCにより受け入れられるべきであり、TSが用いるべき最終的なバージョンである。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
3)TCPは、UPnPアクション(例えば、StartMediaSession())を通じて、TSのメディア記述をTCに送信し、アクション要求メッセージでSDP#1'を搬送することができ、TCは「Offer」を受け入れて、SDP#2「Answer」を搬送する応答メッセージを返信する。さらに、TCPは、TSの元の記述SDP#1のような他の情報も、StartMediaSession()要求メッセージで搬送することができ、TCは、その応答メッセージで、(TSについて行われるべきメディアセッションを一意に識別する)MediaSessionIDも搬送することができる。
ステップ506:TCPがSDP#1'をTCに送信し、SDP#1にしたがってTCにより生成されるSDP#2を受信する。
ステップ507:SDP#1'は、TSとTCとの間の通信の際にTS側が用いなければならないメディアパラメータであるため、TCPが、TCからのSDP#2をTSに送信する際に、SDP#1'もTSに提供する必要がある。TSは、SDP#1を置き換えてTSとTCとの間の通信のためのメディアパラメータの最終バージョンとしての役割を果たす、SDP#1'を用いる。
1)特に、TCPは、UPnPアクション(例えば、StartMediaTransfer())でSDP#1'およびSDP#2を搬送することができ、TSはこれら2つを受け入れ、TCとのメディアセッションを確立する準備をする。さらに、要求メッセージの中で、TCPはTCからのMediaSessionID、および/またはTSにより生成されWANとの通信を一意に識別するために用いられるCallIDも搬送することができる(CallIDはTSにより生成することができ、TSとWAN側の機器との間の通信が開始されるというイベントが起きるとTCPに提供されうる)。
ステップ508:上記のメディアパラメータにしたがって、TSとTCとの間でメディアセッションが開始され、メディアセッションは、RTP、HTTP、TCPおよびUDPのようなプロトコルを採用しうる。
実施形態2(B)
この実施形態では、TCとTSの機能を比較することによって、TCPは、TCがH.263のようなメディアフォーマットをサポートしないが、TCとTSの両方がH.261をサポートする、ということを知る。したがって、TCPは、SDP#1のH.263に関連するコンテンツをH.261に関連するコンテンツ(SDP#1')に変換し、そのコンテンツをTCに送信し、TCはコンテンツを受け入れ、SDP#2を返信する。TCPはSDP#1'およびSDP#2をTSに送信し、TCについてTSにより確立されるべきメディアセッションがH.261コーディングフォーマットを採用するが、TSはトランスコーディング機能を実行する必要がある、ということを示す。トランスコーディング機能とは、WAN側からのH.263コーディングフォーマットのメディアストリームを、H.261コーディングフォーマットのメディアストリームに変換してそのストリームをTCに送信し、TCからのH.261コーディングフォーマットのメディアストリームを、H.263のメディアストリームに変換してWAN側の通信ピアにそのストリームを送信することである。この実施形態では、TCP、TSおよびTSは、以下のように実装される。
TCPは、TCおよびTSのメディア機能を取得し、TCおよびTSおよびのメディア機能にしたがって、第1のメディア記述を修正し、修正された第1のメディア記述をTCに転送し、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成された第2のメディア記述を受信し、さらに、修正された第1のメディア記述をTSに転送することを含む。
TSは、修正された第1のメディア記述と、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成された第2のメディア記述とを受信し、修正された第1のメディア記述は、TCPが、TCおよびTSのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正した後で得られる。
TCは、第1のメディア記述を受信する前に、TCのメディア機能をTCPに提供し、次いで、TSから送信された第1のメディア記述をTCPが受信した後で、TCおよびTSのメディア機能にしたがってTCPにより修正された、第1のメディア記述を受信し、修正された第1のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を生成する。
この例における具体的な処理が図6に示され、この処理は主に、TSおよびTCが異なるメディアフォーマットを用い、TSが問題を解決するためにトランスコーディング技術を採用するという点で、実施形態2(A)で提供されたステップとは異なる。図6の処理のプロセスは、以下のステップを含みうる。
ステップ601a〜601b:TCPは、TSおよびTCのメディア機能を事前に取得する必要がある。例えば以下の通りである。
A.TCのメディア機能は、MediaCapability#2(MC#2)である。
m=audio 0 RTP/AVP 0 1
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:1 1016/8000
m=video 0 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
B.TSのメディア機能は、MediaCapability#1(MC#1)である。
m=audio 0 RTP/AVP 0 1 3
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:1 1016/8000
a=rtpmap:3 GSM/8000
m=video 0 RTP/AVP 31 34
a=rtpmap:31 H261/90000
a=rtpmap:34 H263/90000
TCのメディア機能をTSのメディア機能と比較した場合、GSM(登録商標)が音声についてサポートされず、H.263コーディングが映像についてサポートされないということが理解されうる。
ステップ602:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSが既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ603:TSは、WAN側での通信確立の記述を、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側、すなわちSDP#1で用いられるべき記述に変換する。
ステップ604:TSが、第1のメディア記述をTCPに提供する。
ステップ605:TSからSDP#1を受信した後で、TCPはMC#1/MC#2/SDP#1にしたがって、TCに提供されるべきTSのメディア記述(SDP#1')を決定する。
1)例えば、TSからのSDP#1はWAN側でのコーディングである(音声に対してPCMU、映像に対してH.263)。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 34
a=rtpmap:34 H263/90000
2)事前に得られたMC#1/MC#2をSDP#1とともに分析することによって、TCPは、H.261がTSとTCとの間に確立されうるということを知ることができるので、映像データは破棄されなくてもよい。しかし、TSはトランスコーディングを行うことが求められる。したがって、TCPがTCに提供すると決定するTSの最終的なメディア記述SDP#1'は、例えば以下のようになるべきである。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
ステップ606:TCPがSDP#1'をTCに送信し、SDP#1にしたがってTCにより生成されるSDP#2を受信する。この例では、TCがH.261をサポートするので、TCはSDP#1'を受け入れることができ、TCのメディアパラメータの記述としてSDP#2を返信することができる。
ステップ607:TCPが、SDP#2および修正されたSDP#1'をTSに提供する。
ステップ608:上記のメディアパラメータにしたがって、TSとTCとの間でメディアセッションが開始され、メディアセッションは、RTP、HTTP、TCPおよびUDPのようなプロトコルを採用しうる。TSについては、この実施形態では、映像コーディングがTCPにより置き換えられるので、機器の挙動は、次いでWAN側からのH.263映像ストリームをH.261映像ストリームにトランスコードし、そのストリームをTCに送信し、TCからのH.261映像ストリームをH.263映像ストリームにトランスコードし、そのストリームをWAN側の通信ピアに送信することであるべきだということが、受信されたSDP#1'とSDP#1を比較することによって、理解されうる。
本発明のある実施形態では、SDP#1を提供する際、TSは、TSによりサポートされるトランスコーディング情報も提供することができ、例えば、WAN側がH.263のコーディングを用いる場合、TSにより提供されるトランスコーディング情報は、H.261、H.264などを含んでもよく、トランスコーディング情報は、使用されるべきポートのような情報も含んでよい。TCPは、TSにより提供されるトランスコーディング情報およびTCの機能にしたがって(例えば、TCはH.263をサポートしないことがある)、TSにより提供されるトランスコーディング情報から、TCによりサポートされうる1つの種類のコーディングを選択することができ(例えば、H.261を選択することができ)、(H.261コーディングに関する情報のみを含む)修正されたSDP#1'をTCに送信することができ、TCは修正されたSDP#1'を受け入れ、SDP#2を返信する。TCPはSDP#2をTSに送信し(同時にSDP#1'も送信してもよい)、TCについてTSにより確立されるべきメディアセッションはH.261コーディングフォーマットを採用するが、TSはトランスコーディング機能を実行する必要がある、ということを示す。トランスコーディング機能とは、WAN側からのH.263コーディングフォーマットのメディアストリームを、H.261コーディングフォーマットのメディアストリームに変換して、そのストリームをTCに送信し、TCからのH.261コーディングフォーマットのメディアストリームを、H.263コーディングフォーマットのメディアストリームに変換して、WAN側の通信ピアにそのストリームを送信することである。
この実施形態では、TSは既にトランスコーディング情報を提供しているので、TCPは、TCの情報および機能にしたがってトランスコーディング選択を実行し、修正を通じて適切なSDP#1'を取得することができる。したがって、TCPは、SDP#2をTSに送信するときに、必ずしもSDP#1'をTSに送信しなくてもよい。
実施形態2(A)および実施形態2(B)において、TCPがSDP#1のコンテンツを修正(除去)してコンテンツをTCに送信する理由は、TCがSDP#1の全てのコンテンツはサポートしないためである。特定の実装形態では、様々な理由で、TCPはSDP#1のコンテンツを修正(除去)してコンテンツをTCに送信することがあり、例えば、TCPは、TSとのメディアセッションを同時に行うために、2つ以上のTCを用いる(例えば、1つのTCがTSとの音声セッションを行い、1つのTCがTSとの映像セッションを行う)。このとき、TCPは、SDP#1を、Media#1のみを含むSDP#1'に修正してSDP#1'をTC#1に送信することができ、SDP#1を、Media#2のみを含むSDP#1”に修正してSDP#1”をTC#2に送信することができ、TC#1/TC#2は、SDP#1'/SDP#1”にそれぞれしたがって、SDP#2/SDP#3を返信することができる。そして、TCPはそれぞれSDP#2およびSDP#3をTSに送信し、Media#1/Media#2のメディアセッションがそれぞれTC#1/TC#2について行われるということをTSに示す。
実施形態3
この実施形態では、TCPは、ピアの末端のメディア記述情報をTS/TCに提供するための仲介者としての役割のみを果たし、適宜、ピアの末端のメディア機能情報を提供する。TSおよびTCは、それぞれの判断に完全に基づいて、使用されるべきそれぞれのメディアパラメータを選択および決定する。
実施形態3(A)
この実施形態では、TCはSDP#1にしたがってSDP#2を返信し、TCPはSDP#2をTSに提供し、TSはそれにしたがってSDP#1を修正して、SDP#1がSDP#2のコンテンツと一致することを可能にし、TCPはTSにより修正されたSDP#1'をTSの最終的なバージョンとして用い、SDP#1'をTCに送信するので、次いで2つの機器が通信を開始することができる。
この実施形態では、TCP、TSおよびTCは以下のように実装される。
TCPは、第1のメディア記述および第2のメディア記述にしたがってTSにより修正される、第1のメディア記述をさらに受信し、修正された第1のメディア記述をTCに転送する。
TSは、第1のメディア記述および第2のメディア記述にしたがって修正された、第1のメディア記述をTCPに送信するので、TCPは、修正された第1のメディア記述をTCに送信する。
TCはさらに、第1のメディア記述および第2のメディア記述にしたがってTSにより修正される、第1のメディア記述を受信し、TCPにより転送される。
図7に示されるような具体的な処理は、以下のステップを含みうる。
ステップ701:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSが既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ702:TSが、WAN側での通信確立の記述を、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側、すなわちSDP#1で用いられるべき記述に変換する。
ステップ703:TSが、SDP#1をTCPに提供する。
ステップ704:TCPが、TSからのイベントを取得して、WAN側での通信が既に確立されたということを示し、イベントのメッセージは、LAN側でメディア通信に使用されるTSのパラメータ記述SDP#1を提供し、TCPが、TSからのメディア記述SDP#1(SDP Offer)をTCに送信し、TCが、SDP#1にしたがって、TCのメディア記述SDP#2(SDP Answer)を、TCの機能とともに返信する。
1)TCがSDP#1により提供されるメディアフォーマットを満たす場合、TCは実施形態1と同じである。
2)この実施形態では、TCは、SDP#1により提供されるメディアフォーマットの一部のみを満たすと仮定される。例えば、以下の通りである。
A.具体的には、TSからのメディア記述SDP#1は以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 34
a=rtpmap:34 H263/90000
しかし、TCはSDP#1の中のH.263メディアコーディングフォーマットをサポートせず、この実施形態では、TCは、TCのポリシーにしたがって、TSとのメディア通信はH.263映像ストリームを含まないと決定する。
B.したがって、TCにより返信されるSDP#2は、具体的には以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.35
s=
c=IN IP4 192.168.0.35/127
t=0 0
m=audio 2324 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
ステップ705:TCPが、TCからのメディア記述SDP#2をTSに送信し、TSは、SDP#2をSDP#1と比較し、TCとのメディアセッションを行うのに用いられる最終的なメディアパラメータ記述SDP#1'を生成し、SDP#1'をTCPに返信することができる。
1)この例では、TCにより返信されるSDP#2は、SDP#1の中のH.263メディアフォーマットを含まないので、TSはこのことを、SDP#2(SDP Answer)を受信してSDP#2(SDP Answer)をSDP1#1(SDP Offer)と比較した後で、見出す。TSは、最終的なメディア記述SDP#1'を受け入れて返信することができる。
A.TSにより返信されるSDP#1'は、具体的には以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
2)加えて、TCはTSにより提供される全てのメディアを満たすことができないので、TSは、TSのポリシーにしたがって、TCとのメディアセッションを行わないことを選択することもできる。
ステップ706:TCPが、TSからの最終的な記述SDP#1'をTCに送信し、これがTSが用いるべき最終的なバージョンであるということを示す。
ステップ707:TSおよびTCは、SDP#2/SDP#1'で記述されるメディアセッションのパラメータにしたがって、メディアセッションを開始する。この例では、TCは、PCMU音声のみを含むメディアセッションを、TSと確立する。
実施形態3(B)
この実施形態では、TCPは、TSからのSDP#1を、TSによりサポートされるメディア機能とともに、選択のためにTCに送信し、TCは、TCのメディア機能にしたがって選択を実行してTSについてH.261を用い、それにしたがってSDP#2を返信し、TCPはSDP#2をTSに送信するので、TSは、TCはH.263をサポートしないということを知り、代わりにH.261を用い、TSはトランスコーディングを実行する必要がある。
この実施形態では、TCP、TSおよびTCは、以下のように実装される。
第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述を受信する前に、TCPはさらに、TSのメディア機能を取得することおよびTSのメディア機能をTCに転送することと、TSおよびTCのメディア機能および第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される第2のメディア記述を受信することとを含む。
TSは、TSおよびTCのメディア機能ならびに第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述を受信する。
TCは、TCPにより転送されるTSのメディア機能を受信し、TSおよびTCのメディア機能ならびに第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成する。
この例における処理は、実施形態3(A)で提供されたステップと類似し、TC/TSの処理の挙動に違いがあり、また、TSがトランスコーディングを実行する必要があることを示すように、TCPがさらに、代替のメディアフォーマットを選択するための基準をTCに提供するために、ピアの末端でサポートされるメディア機能情報をTCに提供する必要があるという点に違いがある。図8で示されるように、具体的な処理のプロセスは以下のステップを含みうる。
ステップ801:TCPが、TSのメディア機能MediaCapability#1を取得する(TCの機能も取得してよい)。
ステップ802:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSが既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ803:TSが、WAN側での通信確立の記述を、LAN(Local Area Network、ローカルエリアネットワーク)側、すなわちSDP#1で用いられるべき記述に変換する。
ステップ804:TSが、SDP#1をTCPに提供する。
ステップ805:TCPが、LAN側でのメディア通信に用いられることが意図されTSから得られるメディア記述SDP#1を取得し、TCへ基準を提供するために、TSからのメディア記述SDP#1およびTSのメディア機能MC#1をともにTCに送信する。
1)この実施形態は主に、TCがSDP#1のある1つの/いくつかのメディアフォーマットをサポートしない場合を考慮し、TCは、TCおよびTSの機能にしたがって、トランスコーディング方式を決定する。
A.TSからのメディア記述SDP#1は、具体的には以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 34
a=rtpmap:34 H263/90000
B.TSからのメディア機能記述MC#1は、具体的には以下の通りでありうる。
m=audio 0 RTP/AVP 0 1 3
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:1 1016/8000
a=rtpmap:3 GSM/8000
m=video 0 RTP/AVP 31 34 96
a=rtpmap:31 H261/90000
a=rtpmap:34 H263/90000
a=rtpmap:96 MP4V-ES/90000
2)TCは、SDP#1、MC#1およびTCの機能にしたがって判断を下す。例えばTCは、SDP#1で提供されるH.263映像コーディングをサポートしないが、H.261をサポートし、TSもH.261をサポートするということを見出す。したがって、TCは、TCのポリシーにしたがって、H.261が代替の映像ストリームコーディング方式として用いられうるという結論を導くことができる。
3)TCは、判断の結果にしたがって、メディア記述SDP#2を返信し、SDP#2は、具体的には以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.35
s=
c=IN IP4 192.168.0.35/127
t=0 0
m=audio 2324 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 3435 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
ステップ806:TCPが、TCからのメディア記述SDP#2をTSに送信する。
1)TSは、TSのポリシー(例えば、トランスコーディングを実行しない傾向にある)にしたがって、TCからのトランスコーディング方式を拒否することを選択してもよい。
2)または、TSは、TCからのメディア記述を受け入れ、SDP#2にしたがってSDP1#1'を最終的に求め返信することを選択してもよい。
A.TSにより決定されるSDP#1'は、具体的には以下の通りでありうる。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 5678 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
ステップ807:TCPが、TSからの最終的なメディア記述のバージョンSDP#1'をTCに送信し、2つの機器に、SDP#2およびSDP#1'で記述されたメディアパラメータを通じてメディアセッションを開始するように命令する。
ステップ808:次に、TSとTCとの間のメディアセッションが、伝送のために、音声PCMUコーディングおよび映像H.261コーディングを用いる。TSは、TCからのH.261コードをH.263映像ストリームにトランスコードし、そのストリームをWAN側の通信ピアに送信する必要があり、WAN側の通信ピアからのH.263映像ストリームをH.261映像ストリームにトランスコードし、そのストリームをTCに送信する必要がある。
実施形態4
この実施形態では、UPnPアクションを通じて、TCPがTSに、LAN側でメディア通信に使用されるパラメータ記述を生成するように、動的に要求する。
この実施形態では、TCPおよびTSは以下のように実装される。
この実施形態では、TCPは、ユニバーサルプラグアンドプレイUPnPアクションを引き起こし、引き起こされたUPnPアクションに応答してTSから送信された応答を受信し、この応答は、第1のメディア記述を含む。
TSは、TCPにより引き起こされたUPnPアクションに応答して、応答をTCPに送信し、この応答は、第1のメディア記述を含む。
図9に示されるような、この実施形態の具体的な処理は、以下のステップを含みうる。
ステップ901:TSが、WAN側との通信のネゴシエーションおよび確立を完了する。
ステップ902:TSが、UPnPのイベントを通じて通知メッセージ(例えば、CallIDを搬送するだけのメッセージ、または/および「CallStatus=Established」のような呼び出し状況)をTCPに送信し、WAN側で通信接続が既に確立されていることをTCPに通知する。
ステップ903:イベントを取得した後、TCPが、LAN側においてメディアセッションのためにTSにより用いられるパラメータ記述を、TSから取得する。
1)実施の際に、TCPは、ユーザーの要件にしたがって、TSがあるTCとメディアセッションを確立すべきかどうかを判定することができる。つまり、ここでは、TSがLAN側でのメディア通信に用いられるパラメータを生成するようにTCPにより命令されない限り、TSはそのパラメータを動的に生成しない。
2)特に、TCPは、UPnPアクション(例えば、GetMediaDescription())を通じて、LAN側でTSにより用いられるべきメディアパラメータの記述を取得することができる。要求メッセージを受信した後で、TSは、WAN側のメディア記述にしたがって、LAN側での対応するメディア記述を生成し、応答メッセージを通じてメディア記述をTCPに返信する。
ステップ904:TCPが、TSからのメディア記述SDP#1(SDP Offer)をTCに送信し、TCは、SDP#1にしたがって、TCのメディア記述SDP#2(SDP Answer)をTCの機能とともに返信する。
ステップ905:TCPが、TCからのメディア記述SDP#2をTSに送信し、TSはSDP#2とSDP#1を比較し、TCとのメディアセッションを行うのに用いられる最終的なメディアパラメータ記述SDP#1'を生成する。
ステップ906:TCPが、TSからの最終的な記述SDP#1'をTCに送信し、SDP#1'がTSにより用いられるべき最終的なバージョンであることを示す。
ステップ907:TSおよびTCが、SDP#2/SDP#1'で記述されるメディアセッションのパラメータにしたがって、メディアセッションを開始する。
この実施形態では、TCPはSDP転送器としての役割を果たし、2つの機器により用いられるべきメディアパラメータを規定せず、または部分的に規定する。このように、TCがSDP#1を受信した後、TCの機能はSDP#1とは異なっていてもよく(例えば、あるコーディングフォーマットがサポートされない)、TCは、TCの機能にしたがってSDP#2を返信することができ、SDP#1に関しては、場合1は、サポートされないあるメディアストリームをTCが廃棄することであり、場合2は、TCが代替のメディアコーディングを提供し、TSにトランスコーディングを実行するように要求することであり、TSは、SDP#2にしたがって、SDP#1の最終的なバージョンを決定することができる。上記の具体的な例は、前述の実施形態に既に含まれている。この実施形態は、実施形態1と比較するためのものに過ぎず、詳細のために他の実施形態にも言及することができる。
実施形態5
この実施形態と前述の実施形態との違いは、TCPに対してより多くの作業および判断を下す権利が必要とされるという点にある。TCPは、TCの機能とともにWAN側でのTSのメディア通信パラメータ(SDP#0)にしたがって、TCのメディアパラメータ記述(SDP#2)を事前に決定し、TSにその記述を送信して、SDP#2にしたがって、用いられるべき最終的なメディアパラメータ記述SDP#1を生成するようにTSに要求し、TCPは、TSからのメディア記述SDP#1および、TSのためのTCPにより事前に規定されるメディア記述SDP#2を、TCに送信し、これらの情報にしたがって最終的なメディアパラメータ記述SDP#2'を生成するように命令し、TCPは最終的にSDP#2'をTSに送信し、SDP#2'がTCにより用いられるべきメディアパラメータ記述の最終的なバージョンであるということを、TSに通知する。
TCPが、TC/TSにより用いられるべきメディアフォーマットを事前に規定することの利点は、ネゴシエーション処理が免除されており、これによりTC/TSの処理能力に対する要件が低くなるという点にあり、実際には、TCPはTS/TCのパラメータの一部を規定することができ、例えば、規定されるものは以下を含む。
m=audio 0 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 0 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
つまり、TSとTCとの間の通信に用いられるべきメディアコーディングフォーマットが、規定される。この場合、TC/TSは、規定されたメディアフォーマットを用いることを受け入れ、総合的なSDPを生成する(アドレスおよびポートのような情報を追加する)。または、以下のように規定される。
v=0
o=-0 0 IN IP4 192.168.0.10
s=
c=IN IP4 192.168.0.10/127
t=0 0
m=audio 3456 RTP/AVP 0
a=rtpmap:0 PCMU/8000
m=video 4567 RTP/AVP 31
a=rtpmap:31 H261/90000
このようにして、TSとTCとの間の通信のための全てまたは主要なパラメータが規定され、TSおよびTCは、自身で通信ポートを管理する必要がなく、これにより、TCおよびTSに対する要件が低くなる。実際には、TCPは、TSのために記述内容の一部を規定することもでき、TCのためにアドレス/ポートを含む全ての内容を規定することもでき、または(機器の具体的な機能に応じて)その逆も可能である。
この実施形態では、TCP、TSおよびTCは以下のように実装される。
TSから送信された第1のメディア記述を受信する前に、TCPはさらに、ワイドエリアネットワーク(WAN)側におけるTSのメディア記述およびTCのメディア機能を取得することと、WAN側におけるTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがって、第2のメディア記述を事前に決定することと、事前に決定された第2のメディア記述をTSに送信することと、次いで、事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTSにより生成された第1のメディア記述を受信することと、事前に決定された第2のメディア記述をTCに送信することと、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTCにより修正された、第2のメディア記述を受信することと、修正された第2のメディア記述をTSに送信することとを、含む。
第1のメディア記述をTCPに送信する前に、TSはさらに、ワイドエリアネットワーク(WAN)側におけるTSのメディア記述をTCPに提供することと、WAN側におけるTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがってTCPにより事前に決定される、第2のメディア記述を受信することと、次いで、事前に決定された第2のメディア記述にしたがって生成される第1のメディア記述を、TCPに送信することと、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTCにより修正されTCPにより転送される、第2のメディア記述を受信することとを含む。
第1のメディア記述を受信する前に、TCは、TCのメディア機能をTCPに提供し、TCPから送信された事前に決定された第2のメディア記述と、事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTSにより生成されTCPにより転送される第1のメディア記述とを受信し、事前に決定された第2のメディア記述は、WAN側におけるTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがってTCPにより事前に決定された第2のメディア記述であり、TCはさらに、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を修正し、修正された第2のメディア記述をTCPに送信する。
図10に示されるような、この実施形態の具体的な処理は、以下のステップを含みうる。
ステップ1001a〜1001b:TCPが、TSおよびTCのメディア機能を事前に取得する必要がある。
ステップ1002:(携帯電話、固定電話、VoIPゲートウェイまたは他の機器のような)TSが既に、WAN側の通信ピアとの呼設定を完了している(例えば、SIP InviteからSIP ACKへの交換処理を完了している)。
ステップ1003:TSが、UPnPのイベントを通じて通知メッセージ(例えば、CallIDを搬送するだけのメッセージ、または/および「CallStatus=Established」のような呼び出し状況)をTCPに送信し、WAN側で通信接続が既に確立されていることをTCPに通知し、WAN側で用いられるメディア記述SDP#0を提供する。
ステップ1004:TCPが、WAN側におけるTSのメディア通信パラメータ(SDP#0)およびTCの機能にしたがって、TCのメディアパラメータ記述(SDP#2)を事前に決定する。
ステップ1005:TCPが、事前に決定されたSDP#2をTSに提供し、TSがSDP#2にしたがって、用いられるべき最終的なメディアパラメータ記述SDP#1を生成する。
ステップ1006:TCPが、TSからのメディア記述SDP#1と、TCのためにTCPにより事前に規定されたメディア記述SDP#2とをTCに送信し、TCが、それらの情報にしたがって、最終的なメディアパラメータ記述SDP#2'を生成する。
ステップ1007:TCPが最終的にSDP#2'をTSに送信し、SDP#2'がTCにより用いられるべきメディアパラメータ記述の最終的なバージョンであるということを、TSに通知する。
ステップ1008:TSおよびTCが、SDP#2/SDP#1で記述されるメディアセッションのパラメータにしたがって、メディアセッションを開始する。
本発明の実施形態の具体的な実施状況が、例を通じて以下で与えられる。以下の実施状況は具体的な例であり、実施の際、前述の実施形態による方法も、家庭用ネットワーク内の遠隔通信サービスを用いて、他の状況に適用可能である。
実施状況1:TCPが、WAN側においてTSから通信機器へのセッションを開始し、TCとTSとの間のメディアセッションを確立する。図10Aに示されるように、処理プロセスは以下のステップを含みうる。
ステップ1a〜1b:TCPが、TSおよびTCのメディアセッション機能(サポートされるメディアの種類、コーディングなど)を取得する。この前に、ユーザーが、家庭用ネットワークの外でTCを通じてあるユーザーと通信することを決め、したがって、TCPを通じて呼び出しおよびセッション確立処理を引き起こす。
ステップ2:TCPは、TSおよびTCの機能にしたがって、TSにより用いられるべきメディアパラメータ情報(SDP#0)を事前に求め、WAN側の通信デバイスへの呼び出しを開始する。
1)具体的には、TCPは、TSとTCの両方がサポートするメディアコーディングフォーマットと選択することができる。
2)前述の実施形態の例示によれば、TSおよびTCで一致するメディアフォーマットがない場合、TCPは、このメディアの通信をやめることを選んでもよく、または、TCによりサポートされるコーディングフォーマットを選択し、次いでトランスコーディングを実行するようにTSに要求することを選んでもよい。
ステップ3:TCPがTSへのコマンドを起動し、SDP#0で記述されるメディアパラメータを用いてWAN側の機器への呼び出しを開始するように、TSに命令する。具体的には、TCPは、UPnPアクションを引き起こすことによってこの処理を完了し、TSはコマンドを受け入れて、開始されるべき呼び出しを識別するCallIDを返信する。
ステップ4:TSが、TCPの命令およびSDP#0により与えられるメディアパラメータにしたがって、WAN側の機器への呼び出しを開始する。例えば、SIPプロトコルが用いられる場合、TSは、SDP Offerを搬送できるSIP Inviteメッセージを、WAN側のピア通信機器に送信する。
1)TSは、TCPからのSDP#0の中の要件にしたがって、SDP Offerの具体的なコンテンツを編成することができる(例えば、メディアストリームを受信するためにIPアドレス/ポートなどを追加で決定する)。
2)TSは、WAN側の機器とのセッションのネゴシエーションを実行し、その間に、複数のSIPメッセージが交換される。
ステップ5:TSが、WAN側の機器との通信確立を完了する。
ステップ6:TSが、WAN側でメディア通信に用いられるセッションパラメータ記述SDP#1を、TCPに提供する。
1)例えば、複数のSIPメッセージの交換を通じて、TSおよび通信ピアは、TSおよび通信ピアによって用いられるメディアセッションのパラメータを決定する。
2)TSは、WAN側で用いられるメディアパラメータにしたがって、LAN側で通信に用いられるパラメータ記述SDP#1を生成する。前述の実施形態では、TCPはまた、命令をTSに送信し、LAN側での通信のためのパラメータ記述を生成するようにTSに要求してもよい(命令は、TCのメディア機能/パラメータ情報も搬送できる)。
3)TSは、LAN側でのメディアセッションに用いられるパラメータ記述SDP#1を、TCPに提供する。前述の実施形態では、提供する方式は、TSがイベントをTCPに送信するというものであってよく、または、TCPがアクションを引き起こし、TSからSDP#1を得るというものであってもよい。
ステップ7:TCPが、TSからのメディア記述SDP#1の情報を、TCに送信する。前述の実施形態によれば、具体的な実施形態は以下の通りでありうる。
1)TCPがSDP#1をTCに送信するので、TCが、TCの機能にしたがって、TCにより用いられるメディアパラメータの記述SDP#2を返信する。
2)TCPが、TCの機能にしたがってSDP#1を修正し、SDP#1'をTCに送信し、TCが、SDP#1'を受け入れ、用いられるべきメディアパラメータの記述SDP#2を返信する。
3)TCのSDP#1および機能にしたがって、TCPは直接、用いられるべきメディアパラメータの記述SDP#2を決定してTCに送信し、TCはSDP#2を受け入れる。
ステップ8:TCPが、メディアセッションにおいてTCにより用いられるべきメディアパラメータの記述SDP#2を、TSに送信するので、TSとTCとの間のメディアセッションが開始される。
1)TCがSDP#1'をTSに送信すると、この場合、用いられるべきメディアパラメータの最終的なバージョンをTSに通知するために、TCPはSDP#1'もTSに提供しなければならない。
ステップ9:TCおよびTSが、SDP#1(SDP#1')/SDP#2に記述されるメディアパラメータにしたがって、メディアセッションを開始し、TSはまた、TSとTCとの間のメディアの全てまたは一部を、WAN側の通信ピアに送信し、メディアの全てまたは一部を、WAN側の通信ピアからTCに送信し、その間に、TSは、全てまたは一部のコーディングフォーマットのメディアに対し、トランスコーディング操作を実行しうる。
実施状況2:TCPが、WAN側の通信デバイスからTSへのセッション要求を受け入れ、TCとTSとの間のメディアセッションを確立する。図10Bに示されるように、処理プロセスは以下のステップを含みうる。
ステップ1:TSが、WAN側の通信機器からの呼び出し要求を受信する。
ステップ2:TSが、呼び出し要求をTCPに提供する。
1)TSによりTCPに提供された情報は、要求にしたがってTSにより生成され現在の呼び出しを識別するために用いられるCallIDと、メディアセッションのパラメータの記述SDP#0とを含みうる。ここで、SDP#0は、通信ピアにより提供されたSDP Offerで搬送されるメディア機能情報であってよく、または、TSの機能にしたがってフィルタリングした後に、TSによりTCPに提供されたメディア機能情報であってよい。
2)TSがTCPに情報を提供する方式は、イベントを通じた方式、または、TCPがアクションを引き起こして、TSが応答メッセージを通じて情報を返信するというものであってよい。
ステップ3:TCPが、TCのメディア機能情報MediaCapability#1を取得する。
適宜、TCPはTSの機能も取得してよい。
ステップ4:TCPが、SDP#0にしたがって、TSが要求を受け入れた後にTSにより用いられることが意図されるメディアセッションのパラメータSDP#0'を、決定する。
TCPがSDP#0'を決定する方式については、例えば、SDP#0が、WAN側の通信ピアでサポートされる複数のメディアコーディングフォーマット、例えばH.261およびH.263を含み、TCPが、TC(およびTS)の機能にしたがって、H.261が現在のセッションの間映像の送信に用いられると判定し、したがってSDP#0'は、H.261コーディングフォーマットの選択を含む。
ステップ5:TCPが、WAN側からの呼び出し要求を受け入れるように、TSに命令する。受け入れの方式は、UPnPアクションを引き起こすものであってよく、この場合、TSが選択すべきメディアパラメータ情報の記述SDP#0'が、搬送される。
ステップ6:TCPのコマンドにしたがって、TSがSDP Answerを編成し、WAN側の機器に返信する。例えば、SIPプロトコルが用いられ、TSが、SIPメッセージでSDP Answerを搬送することができる。
ステップ7:TSが、TCPの命令にしたがって、WAN側の通信機器とのセッションのネゴシエーションおよび呼設定を完了する。このとき、TSは、前述の実施形態で説明された方式にしたがって、LAN側で用いるメディアパラメータの記述SDP#1を、TCに提供する。
次のステップ8〜11は、図10Aのステップ6〜9と同じである。
実施形態による方法のステップの全てまたは一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムにより実施することができ、プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に保存されうるということを、当業者は理解されたい。プログラムが実行されるとき、実施形態による方法のステップの全てまたは一部が、実行される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスクまたは光ディスクを含みうる。
本発明の実施形態はさらに、以下の実施形態で説明されるように、遠隔通信制御点機器TCP、遠隔通信サーバ機器TS,遠隔通信クライアント機器TCおよびメディアのネゴシエーションのシステムを提供する。問題を解決するための機器の原理は、メディアのネゴシエーションの方法の原理と同様であるので、機器の実施形態のために方法の実施形態について言及することがあり、ここで同じ部分は繰り返し説明されない。
図11に示されるように、本発明の実施形態の遠隔通信制御点機器TCPは、
遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュール1101であって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第1のメディア記述を遠隔通信クライアントTCに転送するように構成される、第1の転送モジュール1102と、
第1のメディア記述にしたがって、TCにより生成される第2のメディア記述を受信するように構成される、第2の受信モジュール1103であって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第2のメディア記述をTSに転送するように構成される、第2の転送モジュール1104とを、含みうる。
この実施形態では、第1の転送モジュール1102は特に、
TCのメディア機能を取得して、TCのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正し、または、TCおよびTSのメディア機能を取得して、TCおよびTSのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正し、
修正された第1のメディア記述をTCに転送する
ように構成されてもよく、第2の受信モジュール1103は特に、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述を受信するように構成されてもよい。
ある実施形態では、第2の転送モジュール1104はさらに、修正された第1のメディア記述をTSに転送するように構成されうる。
図12に示されるように、ある実施形態では、図11に示されるTCPはさらに、
第1のメディア記述および第2のメディア記述にしたがってTSにより修正された、第1のメディア記述を受信するように構成される、第3の受信モジュール1201と、
修正された第1のメディア記述をTCに転送するように構成される、第3の転送モジュール1202とを、含みうる。
ある実施形態では、第1の転送モジュール1102はさらに、TSのメディア機能を取得して、TSのメディア機能をTCに転送するように構成されてもよく、
第2の受信モジュール1103は特に、TSおよびTCのメディア機能ならびに第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述を受信するように構成されてもよい。
図13に示されるように、ある実施形態では、図11に示されるTCPはさらに、
ワイドエリアネットワーク(WAN)側でのTSのメディア記述およびTCのメディア機能を取得し、WAN側でのTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがって第2のメディア記述を事前に決定し、事前に決定された第2のメディア記述をTSに送信するように構成される、決定モジュール1301を含んでもよく、
第1の受信モジュール1101は特に、事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTSにより生成される、第1のメディア記述を受信するように構成されてもよく、
第1の転送モジュール1102はさらに、事前に決定された第2のメディア記述をTCに送信するように構成されてもよく、
第2の受信モジュール1103は特に、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTCにより修正された、第2のメディア記述を受信するように構成されてもよく、
第2の転送モジュール1104は特に、修正された第2のメディア記述をTSに送信するように構成されてもよい。
ある実施形態では、第1の受信モジュール1101は特に、
TSから送信される第1のメディア記述を、イベントを通じて受信し、
または、ユニバーサルプラグアンドプレイUPnPアクションを引き起こし、引き起こされたUPnPアクションに応答しTSから送信される、応答を受信する
ように構成されてもよく、上記の応答は、第1のメディア記述を含む。
図14に示されるように、本発明の実施形態の遠隔通信サーバ機器TSは、
第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するように構成される、第1の送信モジュール1401であって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、送信モジュールと、
第1のメディア記述にしたがってTCにより生成され、TCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュール1402であって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールとを、含みうる。
ある実施形態では、第1の受信モジュール1402は特に、修正された第1のメディア記述と、修正された第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される第2のメディア記述とを受信するように構成されてもよく、修正された第1のメディア記述は、TCPがTCのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正した後で得られ、または、TCPがTCおよびTSのメディア機能にしたがって第1のメディア記述を修正した後で得られる。
図15に示されるように、ある実施形態では、図14に示されるTSはさらに、
第1のメディア記述および第2のメディア記述にしたがって修正された第1のメディア記述を、TCPに送信するように構成される、第2の送信モジュール1501を含みうる。
ある実施形態では、第1の受信モジュール1402は特に、TSおよびTCのメディア機能ならびに第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するように構成されうる。
図16に示されるように、ある実施形態では、図14に示されるTSはさらに、
ワイドエリアネットワーク(WAN)側でのTSのメディア記述をTCPに提供するように構成される、第3の送信モジュール1601と、
WAN側でのTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがって、TCPにより事前に決定された第2のメディア記述を受信するように構成される、第2の受信モジュール1602とを含んでもよく、
第1の送信モジュール1401は特に、事前に決定された第2のメディア記述にしたがって生成される第1のメディア記述を、TCPに送信するように構成されてもよく、
第1の受信モジュール1402は特に、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTCにより修正されTCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するように構成されてもよい。
ある実施形態では、第1の送信モジュール1401は特に、
第1のメディア記述をイベントを通じてTCPに送信し、
または、TCPにより引き起こされたUPnPアクションに応答して応答をTCPに送信する
ように構成されてもよく、上記の応答は、第1のメディア記述を含む。
図17に示されるように、本発明の実施形態の遠隔通信クライアント機器TCは、
TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュール1701であって、第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するように構成される、生成モジュール1702であって、第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、生成モジュールと、
TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述をTCPに送信するように構成される、第1の送信モジュール1703とを、含みうる。
図18に示されるように、ある実施形態では、図17に示されるTCはさらに、
TCのメディア機能をTCPに提供するように構成される、第2の送信モジュール1801を含んでもよく、
第1の受信モジュール1701は特に、TCPがTSから送信された第1のメディア記述を受信した後で、TCのメディア機能またはTCおよびTSのメディア機能にしたがってTCPにより修正された、第1のメディア記述を受信するように構成されてもよく、
生成モジュール1702は特に、修正された第1のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を生成するように構成されてもよい。
図19に示されるように、ある実施形態では、図17に示されるTCはさらに、
TCPにより転送されるTSのメディア機能を受信するように構成される、第2の受信モジュール1901を含んでもよく、
生成モジュール1702は特に、TSおよびTCのメディア機能ならびに第1のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を生成するように構成されてもよい。
図20に示されるように、ある実施形態では、図17に示されるTCはさらに、
TCのメディア機能をTCPに提供するように構成される、第2の送信モジュール2001を含んでもよく、
第1の受信モジュール1701は特に、TCPから送信された事前に決定された第2のメディア記述と、事前に決定された第2のメディア記述にしたがってTSにより生成されTCPにより転送される第1のメディア記述とを受信するように構成されてもよく、事前に決定された第2のメディア記述は、WAN側でのTSのメディア記述およびTCのメディア機能にしたがってTCPにより事前に決定された、第2のメディア記述であり、
生成モジュール1702は特に、第1のメディア記述および事前に決定された第2のメディア記述にしたがって、第2のメディア記述を修正するように構成されてもよく、
第1の送信モジュール1703は特に、修正された第2のメディア記述をTCPに送信するように構成されてもよい。
ある実施形態では、生成モジュール1702は特に、第1のメディア記述の中の、メディアフォーマット情報と、アドレス情報と、ポート情報のうちの任意の1つまたは任意の組み合わせにしたがって、第2のメディア記述を生成するように構成されてもよい。
図21に示されるように、本発明の実施形態のメディアのネゴシエーションのシステムは、
第1のメディア記述を送信するように構成される、遠隔通信サーバ機器(TS)2101であって、第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、遠隔通信サーバ機器と、
第1のメディア記述を受信し、第1のメディア記述を転送するように構成される、遠隔通信制御点機器(TCP)2102と、
TCPにより転送される第1のメディア記述を受信し、第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成し、第2のメディア記述をTCPに送信するように構成される、遠隔通信クライアント機器(TC)2103と
を含んでもよく、TCPはさらに、TCから送信される第2のメディア記述を受信し、第2のメディア記述をTSに送信するように構成される。
上記の説明に基づいて、本発明の実施形態では、遠隔通信サーバTSから送信される第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述はLAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述は遠隔通信クライアントTCに転送され、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述はTCのメディアセッションのパラメータを含み、第2のメディア記述はTSに転送されるので、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現する。
本発明の実施形態では、第1のメディア記述は遠隔通信制御点TCPに送信され、第1のメディア記述は、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第1のメディア記述にしたがってTCにより生成されTCPにより転送される、第2のメディア記述が受信され、第2のメディア記述は、TCのメディアセッションのパラメータを含むので、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現する。
本発明の実施形態では、TCPにより転送されるTSの第1のメディア記述が受信され、第1のメディア記述は、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含み、第2のメディア記述は、第1のメディア記述にしたがって生成され、第2のメディア記述は、TCのメディアセッションのパラメータを含み、TCPが第2のメディア記述をTSに送信するように、第2のメディア記述がTCPに送信されるので、家庭用ネットワークにおいて、遠隔通信サーバと遠隔通信クライアントとの間のメディアセッションのパラメータのネゴシエーションを実現する。
本発明の目的、技術的な解決法、および有利な効果が、具体的な実施形態を通じてさらに詳細に説明されてきた。上記の説明は本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することは意図されていないことを理解されたい。本発明の趣旨および原理から逸脱することなく行われる、任意の修正、等価物による置換、または改善は、本発明の保護範囲に入るべきである。
1101 第1の受信モジュール
1102 第1の転送モジュール
1103 第2の受信モジュール
1104 第2の転送モジュール
1201 第3の受信モジュール
1202 第3の転送モジュール
1301 決定モジュール
1401 第1の送信モジュール
1402 第1の受信モジュール
1501 第2の送信モジュール
1601 第3の送信モジュール
1602 第2の受信モジュール
1701 第1の受信モジュール
1702 生成モジュール
1703 第1の送信モジュール
1801 第2の送信モジュール
1901 第2の受信モジュール
2001 第2の送信モジュール
2101 遠隔通信サーバ機器
2102 遠隔通信制御点機器
2103 遠隔通信クライアント機器

Claims (35)

  1. 遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するステップであって、前記第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側での前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
    前記第1のメディア記述を、遠隔通信クライアントTCに転送するステップと、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される第2のメディア記述を受信するステップであって、前記第2のメディア記述が、前記TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
    前記第2のメディア記述を、前記TSに転送するステップと
    を含む、メディアセッションのネゴシエーションのための方法。
  2. 前記第1のメディア記述が、ワイドエリアネットワーク(WAN)側での前記TSのメディアセッション情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記WAN側での前記TSの前記メディアセッション情報が、前記WAN側で前記TSにより用いられるメディアコードを含み、
    前記LAN側での前記TSの前記メディアセッションパラメータが、前記LAN側の前記TSの、受信メディアアドレスと、受信メディアポートと、用いられるメディアコードとのうちの任意の1つまたは任意の組み合わせを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のメディア記述を前記TCに転送する前記ステップが、
    前記TCのメディア機能を取得して、前記TCの前記メディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正するステップ、または、前記TCおよび前記TSのメディア機能を取得して、前記TCおよび前記TSの前記メディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正するステップと、
    前記修正された第1のメディア記述を前記TCに転送するステップと
    を含み、前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、前記修正された第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される、前記第2のメディア記述を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記修正された第1のメディア記述を前記TSに転送するステップ
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記TSから修正された第1のメディア記述を受信するステップであって、前記修正された第1のメディア記述が、前記TSが前記第1のメディア記述および前記第2のメディア記述にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られる、ステップと、
    前記修正された第1のメディア記述を前記TCに転送するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述を受信する前記ステップの前に、前記TSのメディア機能を取得して、前記TSの前記メディア機能を前記TCに転送するステップをさらに含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、前記TSおよび前記TCの前記メディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される、前記第2のメディア記述を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記TSから送信された前記第1のメディア記述を受信する前記ステップの前に、
    WAN側での前記TSのメディア記述および前記TCのメディア機能を取得し、前記WAN側での前記TSの前記メディア記述および前記TCの前記メディア機能にしたがって前記第2のメディア記述を事前に決定し、前記事前に決定された第2のメディア記述を前記TSに送信するステップをさらに含み、
    前記TSから送信された前記第1のメディア記述を受信する前記ステップが、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記TSにより生成される、前記第1のメディア記述を受信するステップを含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述を受信する前記ステップの前に、前記事前に決定された第2のメディア記述をTCに送信するステップをさらに含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、修正された第2のメディア記述を前記TCから受信するステップを含み、前記修正された第2のメディア記述が、前記TCが前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を修正した後に得られ、
    前記第2のメディア記述を前記TSに転送する前記ステップが、前記修正された第2のメディア記述を前記TSに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記TSから送信される前記第1のメディア記述を受信する前記ステップが、
    前記TSから送信される前記第1のメディア記述を、イベントを通じて受信するステップ、
    または、ユニバーサルプラグアンドプレイUPnPアクションを引き起こし、前記引き起こされたUPnPアクションに応答し前記TSから送信される、応答を受信するステップであって、前記応答が前記第1のメディア記述を含む、ステップ
    を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するステップであって、前記第1のメディア記述が、LAN側でのTSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
    前記第1のメディア記述にしたがってTCにより生成され前記TCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するステップであって、前記第2のメディア記述が、前記TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと
    を含む、メディアセッションのネゴシエーションのための方法。
  11. 前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成され前記TCPにより転送される、前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、修正された第1のメディア記述と、前記修正された第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述とを受信するステップを含み、前記修正された第1のメディア記述が、前記TCPが前記TCのメディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られ、または、前記TCPが前記TCおよび前記TSのメディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のメディア記述および前記第2のメディア記述にしたがって前記第1のメディア記述を修正し、前記修正された第1のメディア記述を取得するステップと、
    前記TCPが前記修正された第1のメディア記述を前記TCに送信するように、前記修正された第1のメディア記述を前記TCPに送信するステップと
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成され前記TCPにより転送される、前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、前記TSおよび前記TCのメディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成され前記TCPにより転送される、前記第2のメディア記述を受信するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記第1のメディア記述を前記TCPに送信する前記ステップの前に、WAN側での前記TSのメディア記述を前記TCPに提供するステップと、前記WAN側での前記TSの前記メディア記述および前記TCのメディア機能にしたがって、前記TCPにより事前に決定された前記第2のメディア記述を受信するステップとをさらに含み、
    前記第1のメディア記述を前記TCPに送信する前記ステップが、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって生成される前記第1のメディア記述を、前記TCPに送信するステップを含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成され前記TCPにより転送される、前記第2のメディア記述を受信する前記ステップが、特に、前記TCPにより転送された前記TCからの修正された第2のメディア記述を受信するステップであり、前記修正された第2のメディア記述が、前記TCが前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を修正した後で得られる、請求項10に記載の方法。
  15. TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するステップであって、前記第1のメディア記述が、LAN側での前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
    前記第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するステップであって、前記第2のメディア記述が、TCのメディアセッションのパラメータを含む、ステップと、
    前記TCPが前記第2のメディア記述を前記TSに送信するように、前記第2のメディア記述を前記TCPに送信するステップと
    を含む、メディアセッションのネゴシエーションのための方法。
  16. 前記第1のメディア記述を受信する前記ステップの前に、前記TCのメディア機能を前記TCPに提供するステップを含み、
    前記TCPにより転送された、前記TSの前記第1のメディア記述を受信する前記ステップが、前記TCPが前記TSから送信された前記第1のメディア記述を受信した後で、前記TCの前記メディア機能または前記TCおよび前記TSのメディア機能にしたがって前記TCPにより修正された、前記第1のメディア記述を受信するステップを含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を生成する前記ステップが、前記修正された第1のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を生成するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記TCPにより転送される前記TSからの修正された第1のメディア記述を受信するステップをさらに含み、前記修正された第1のメディア記述が、前記TSが前記第1のメディア記述および前記第2のメディア記述にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られる、請求項15に記載の方法。
  18. 前記第1のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を生成する前記ステップの前に、前記TCPにより転送される前記TSのメディア機能を受信するステップを含み、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を生成する前記ステップが、前記TSおよび前記TCのメディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を生成するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記TCPにより転送された、前記TSの前記第1のメディア記述を受信する前記ステップの前に、前記TCのメディア機能を前記TCPに提供するステップを含み、
    前記TCPにより転送された、前記TSの前記第1のメディア記述を受信する前記ステップが、前記TCPから送信された事前に決定された第2のメディア記述と、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記TSにより生成され前記TCPにより転送される前記第1のメディア記述とを受信するステップを含み、前記事前に決定された第2のメディア記述が、WAN側での前記TSのメディア記述および前記TCの前記メディア機能にしたがって前記TCPにより事前に決定された、第2のメディア記述であり、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を生成する前記ステップが、前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を修正するステップを含み、
    前記第2のメディア記述を前記TCPに送信する前記ステップが、前記修正された第2のメディア記述を前記TCPに送信するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  20. 遠隔通信サーバTSから送信された第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュールであって、前記第1のメディア記述が、LAN側での前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、第1の受信モジュールと、
    前記第1のメディア記述を遠隔通信クライアントTCに転送するように構成される、第1の転送モジュールと、
    前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される第2のメディア記述を受信するように構成される、第2の受信モジュールであって、前記第2のメディア記述が、前記TCのメディアセッションのパラメータを含む、第2の受信モジュールと、
    前記第2のメディア記述を前記TSに転送するように構成される、第2の転送モジュールと
    を含む、遠隔通信制御点機器TCP。
  21. 前記第1の転送モジュールが、特に、
    前記TCのメディア機能を取得して、前記TCの前記メディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正し、または、前記TCおよび前記TSのメディア機能を取得して、前記TCおよび前記TSの前記メディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正し、
    前記修正された第1のメディア記述を前記TCに転送する
    ように構成され、前記第2の受信モジュールが、特に、前記修正された第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される、前記第2のメディア記述を受信するように構成される、請求項20に記載のTCP。
  22. 前記第2の転送モジュールがさらに、前記修正された第1のメディア記述を前記TSに転送するように構成される、請求項21に記載のTCP。
  23. 前記修正された第1のメディア記述を前記TSから受信するように構成される、第3の受信モジュールであって、前記修正された第1のメディア記述が、前記TSが前記第1のメディア記述および前記第2のメディア記述にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られる、受信モジュールと、
    前記修正された第1のメディア記述を前記TCに転送するように構成される、第3の転送モジュールと
    をさらに含む、請求項22に記載のTCP。
  24. 前記第1の転送モジュールがさらに、前記TSのメディア機能を取得して、前記TSの前記メディア機能を前記TCに転送するように構成され、
    前記第2の受信モジュールが、特に、前記TSおよびTCのメディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される、前記第2のメディア記述を受信するように構成される、請求項20に記載のTCP。
  25. WAN側での前記TSのメディア記述および前記TCのメディア機能を取得し、前記WAN側での前記TSの前記メディア記述および前記TCの前記メディア機能にしたがって第2のメディア記述を事前に決定し、前記事前に決定された第2のメディア記述を前記TSに送信するように構成された、決定モジュールをさらに含み、
    前記第1の受信モジュールが、特に、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記TSにより生成される、前記第1のメディア記述を受信するように構成され、
    前記第1の転送モジュールがさらに、前記事前に決定された第2のメディア記述を前記TCに送信するように構成され、
    前記第2の受信モジュールが、特に、修正された第2のメディア記述を前記TCから受信するように構成され、前記修正された第2のメディア記述が、前記TCが前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を修正した後で得られ、
    前記第2の転送モジュールが、特に、前記修正された第2のメディア記述を前記TSに送信するように構成される、請求項20に記載のTCP。
  26. 第1のメディア記述を遠隔通信制御点TCPに送信するように構成される、第1の送信モジュールであって、前記第1のメディア記述が、LAN側での前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、送信モジュールと、
    前記第1のメディア記述にしたがってTCにより生成され前記TCPにより転送される、第2のメディア記述を受信するように構成される、受信モジュールであって、前記第2のメディア記述が、前記TCのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと
    を含む、遠隔通信サーバ機器TS。
  27. 前記受信モジュールが、特に、修正された第1のメディア記述と、前記修正された第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成される前記第2のメディア記述とを受信するように構成され、前記修正された第1のメディア記述が、前記TCPが前記TCのメディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られ、または、前記TCPが前記TCおよび前記TSのメディア機能にしたがって前記第1のメディア記述を修正した後で得られる、請求項26に記載のTS。
  28. 前記第1のメディア記述および前記第2のメディア記述にしたがって修正された前記第1のメディア記述を、前記TCPに送信するように構成される、第2の送信モジュールをさらに含む、請求項26に記載のTS。
  29. 前記受信モジュールが、特に、前記TSおよび前記TCのメディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって前記TCにより生成され前記TCPにより転送される、前記第2のメディア記述を受信するように構成される、請求項26に記載のTS。
  30. WAN側での前記TSのメディア記述を前記TCPに提供し、前記WAN側での前記TSの前記メディア記述および前記TCのメディア機能にしたがって、前記TCPにより事前に決定された前記第2のメディア記述を受信するように構成される、第3の送信モジュールをさらに含み、
    前記第1の送信モジュールが、特に、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって生成される前記第1のメディア記述を、前記TCPに送信するように構成され、
    前記受信モジュールが、特に、前記TCPにより転送される前記TCからの修正された第2のメディア記述を受信するように構成され、前記修正された第2のメディア記述が、前記TCが前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記第2のメディア記述を修正した後で得られる、請求項26に記載のTS。
  31. TCPにより転送された、TSの第1のメディア記述を受信するように構成される、第1の受信モジュールであって、前記第1のメディア記述が、LAN側での前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、受信モジュールと、
    前記第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成するように構成される、生成モジュールであって、前記第2のメディア記述が、前記TCのメディアセッションのパラメータを含む、生成モジュールと、
    前記TCPが前記第2のメディア記述を前記TSに送信するように、前記第2のメディア記述を前記TCPに送信するように構成される、第1の送信モジュールと
    を含む、遠隔通信クライアント機器TC。
  32. 前記TCのメディア機能を前記TCPに提供するように構成される、第2の送信モジュールをさらに含み、
    前記第1の受信モジュールが、特に、前記TCPが前記TSから送信された前記第1のメディア記述を受信した後で、前記TCの前記メディア機能または前記TCおよび前記TSのメディア機能にしたがって前記TCPにより修正された、前記第1のメディア記述を受信するように構成され、
    前記生成モジュールが、特に、前記修正された第1のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を生成するように構成される、請求項31に記載のTC。
  33. 前記TCPにより転送される前記TSのメディア機能を受信するように構成される、第2の受信モジュールをさらに含み、
    前記生成モジュールが、特に、前記TSおよび前記TCのメディア機能ならびに前記第1のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を生成するように構成される、請求項31に記載のTC。
  34. 前記TCのメディア機能を前記TCPに提供するように構成される、第2の送信モジュールをさらに含み、
    前記第1の受信モジュールが、特に、前記TCPから送信された事前に決定された第2のメディア記述と、前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって前記TSにより生成され前記TCPにより転送される前記第1のメディア記述とを受信するように構成され、前記事前に決定された第2のメディア記述が、WAN側での前記TSのメディア記述および前記TCの前記メディア機能にしたがって前記TCPにより事前に決定された、第2のメディア記述であり、
    前記生成モジュールが、特に、前記第1のメディア記述および前記事前に決定された第2のメディア記述にしたがって、前記第2のメディア記述を修正するように構成され、
    前記第1の送信モジュールが、特に、前記修正された第2のメディア記述を前記TCPに送信するように構成される、請求項31に記載のTC。
  35. 第1のメディア記述を送信するように構成される遠隔通信サーバ機器TSであって、前記第1のメディア記述が、ローカルエリアネットワーク(LAN)側の前記TSのメディアセッションのパラメータを含む、遠隔通信サーバ機器TSと、
    前記第1のメディア記述を受信して、前記第1のメディア記述を転送するように構成される、遠隔通信制御点機器TCPと、
    前記TCPにより転送される前記第1のメディア記述を受信し、前記第1のメディア記述にしたがって第2のメディア記述を生成し、前記第2のメディア記述を前記TCPに送信するように構成される、遠隔通信クライアント機器TCと
    を含み、前記TCPがさらに、前記TCから送信された前記第2のメディア記述を受信し、前記第2のメディア記述を前記TSに送信するように構成される、メディアのネゴシエーションのシステム。
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