JP2013508495A - 再生可能な原料からの不鹸化物の抽出方法 - Google Patents

再生可能な原料からの不鹸化物の抽出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、採油性果実、油性種子、油性タンパク質を多く含む種子、種子の殻、油性仁、芽、果実の核およびクチクラ、高脂肪の動物性、藻類、菌類および酵母原料の中から選択された再生可能な原料からの不鹸化画分の抽出方法であって、下記の段階、
a)脂肪質の抽出にはまったくならない再生可能な原料の脱水および調湿、
b)軽質アルコールおよび触媒の存在下での調湿された脂質原料の反応性粉砕、
c)軽質アルコールの蒸発、
d)脂肪酸アルキルエステル中に希釈された不鹸化画分を含む濃縮物を得るための液相の濃縮、
e)不鹸化物の濃縮物の鹸化、
f)鹸化された混合物からの不鹸化画分の抽出、
を備えることを特徴とする方法である。本発明は、また、化粧品、医薬、栄養組成または栄養補助剤または添加剤の調製へのこの方法の実施によって得られる不鹸化画分または副産物の使用に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、再生可能な脂質原料、特に採油性果実、油性種子、または動物、藻類、菌類、酵母原料からの不鹸化物の抽出方法に関するものである。
不鹸化物または脂肪体の微量化合物とは、該脂肪体の全体の鹸化後、すなわち、アルカリ塩基の延長作用下では水に不溶性且つ有機溶媒に可溶性のままである化合物の群を意味するものと定義する。
これらの不鹸化物とは、例えば、飽和または不飽和炭化水素、ステロール、脂肪族およびテルペンアルコール、トコフェロールおよびトコトリエノールまたはさらにカロチノイドおよびキサントフィル色素であることがある。
現在のところ、脂肪体からの不鹸化物の従来の抽出方法では、脂質原料として一般的に植物油およびそれらの誘導体および副産物、すなわち、未精製、半精製または精製された植物油、未精製、半精製または精製された植物油の分子蒸留によって得られた植物油の不鹸化物の濃縮物および脱臭留出物を使用する。
これらの方法は、多くの場合、有機溶媒を使用した液体−液体抽出が続いて行われる脂肪質の鹸化段階を備えている。
これらの抽出方法の実施のとき、脂肪質のグリセリドは石鹸で破壊される。ところが、これらの石鹸は、その乳化特性により、それらがCOD(化学酸素要求量(Cheimical Oxygen Demand))で汚染する洗浄水中でグリセリンとともに押し流されることの多い副産物である。したがって、遊離脂肪酸でのそれらの酸性化を実施する必要があるが、これには制約があり、石鹸製造または洗浄において付加価値の極めて低い活用しかできない。
さらに、これらの公知の方法では、油および脱臭留出物(ダイズ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、トウモロコシなどおよびそれらの混合物だけが原料として使用できる。ところが、例えば、種子または採油性果物のように、興味深い特性を備える高純度の不鹸化物を含む、種類の異なる多数の原料が存在する。
これらの原料は他の方法で処理することができることは公知であるが、それらの方法では、不鹸化画分の選択的抽出ができない。例として特許文献1を挙げることができるが、この文献には、エタノール、触媒としてアルコール性カリおよび種子を圧砕した後のセイヨウアブラナの片の存在下でのエステル交換による脂肪酸のエチルエステルの直接製造方法が記載されているが、しかしながら、不鹸化物の抽出はできない。
仏国特許第29119303号明細書
したがって、油以外の脂肪体からの不鹸化物を抽出することができるが、その実施が経済的であり、遊離脂肪酸より付加価値の高いグリセリド副産物を回収することのできる方法への要望が存続している。
その要望に応えるために、本発明は、採油性果実、油性種子、油性タンパク質を多く含む種子、種子の殻、油性仁、芽、果実の核およびクチクラ、高脂肪の動物性、藻類、菌類および酵母原料の中から選択された再生可能な原料からの不鹸化画分の抽出方法であって、下記の段階、
a)脂肪質の抽出にはまったくならない再生可能な原料の脱水および調湿、
b)軽質アルコールおよび触媒の存在下での調湿された脂質原料の反応性粉砕、
c)軽質アルコールの蒸発、
d)脂肪酸アルキルエステル中に希釈された不鹸化画分を含む濃縮物を得るための液相の濃縮、
e)不鹸化物の濃縮物の鹸化、
f)鹸化された混合物からの不鹸化画分の抽出、
を備えることを特徴とする方法を目的とする。
本発明は、また、上記の得られた不鹸化物および副産物を含有する化粧品、薬剤および/または栄養補助組成の調製のための不鹸化物および副産物の使用を目的とする。
好ましくは、この方法によって、かつて、これまでは直接、すなわち、脂質を前もって抽出することなく使用されていた原料および脂肪酸アルキルエステル、グリセリン、同様に動物の飼養に価値の高い搾り滓のような付加価値の高いグリセリド副産物から不鹸化物を得ることができる。そのうえ、本発明による方法は、従来の方法の大きな投資を必要としないので、経済的である。また、原油の精製作業と比較すると、それほどエネルギーを必要とせず、必要とする淡水の消費が少ない。
本発明は、添付の図1を参照して、以下に詳細に記載される。
図1は、再生可能な原料からの不鹸化画分の抽出方法の特定の一実施態様の概要を示した図である。
したがって、本発明は、再生可能な脂質原料からの不鹸化画分の抽出方法を目的とする。この原料は、採油性果実、油性種子、油性タンパク質を多く含む種子、種子の殻、油性仁、芽、果実の核およびクチクラ、高脂肪の動物性、藻類、菌類および酵母原料の中から選択される。
第一の実施態様によると、原料は採油性果実、特に、オリーブ、シアバターノキ、ヤシまたはアボカドの中から選択される採油性果実である。採油性果実がアボカドならば、生で、または、熱処理されたアボカドに特徴的なフラン化合物を出現させるように加熱して使用することもできる。
第二の実施態様によると、原料は、セイヨウアブラナ、ダイズ、ヒマワリ、綿、小麦、トウモロコシ、米、ブドウ、クルミ、ヘーゼルナッツ、ルピナス、アマナズナ、アマ、カーサマス、コプラ、落花生、セイヨウアブラギリ、ヒマ、インドセンダン、アサ、クフェア、ブラッダーポッド、インカインチ、シソ、エキウム、アカバナ、ルリチシャ、カシス、朝鮮マツ、綿、ゴマ、アマランサス、コーヒー、燕麦、トマト、センジュギク、ブリッティの中から選択される植物性原料の種子、仁、芽、クチクラまたは核である。
脂質原料は、また、動物性原料、藻類、キノコ、酵母またはカビであることもある。動物性原料の中では、魚の肝臓と皮、特に、サメ、タラおよびギンザメの肝臓と皮、同様に、食肉産業の固形廃棄物が好ましいであろう。
本発明による方法は、再生可能な原料の脱水および調湿の第一段階(a)を備える。脱水は、調湿の前または後に実施することができる。例としては、採油性果実は、好ましくは、調湿される前に脱水され、一方、油性種子は反対に脱水される前にまず圧砕または粉砕される。
脱水とは、原料からの水の全部または一部の除去を意味する。残留湿度が乾燥物質の3重量%以下になるように脱水するのが極めて好ましい。
脱水は、例えば、流動床での乾燥、固定床での熱風流下の乾燥または共沸蒸留、または当業者に公知の他のいずれかの手段によって実現することができる。
原料は、脂肪質の抽出に全くならない調湿段階の実施によって調湿される。
好ましくは、再生可能な原料は、圧砕、ひき割り、ブロー成形または粉末状の粉砕によって調湿される。例えば、原料を、あぶるかまたはフレークにし、さらに、凍結乾燥、過蒸発、噴霧化、機械的粉砕、低温粉砕、急速膨脹(真空下での急速乾燥および急速減圧)、ローラ付き圧砕機での圧砕、熱風または過熱された蒸気の導入によるブロー成形によって調湿する。
脱水および調湿されると、原料は、軽質アルコールおよび触媒の存在下での原料の反応性粉砕の段階(b)を受ける。
反応性粉砕とは、好ましくは一つまたは複数の反応性元素の存在下で、鹸化性脂質を脂肪酸アルキルエステルおよびグリセロールに転換することを目的とするあらゆる操作を意味する。この場合、粉砕は軽質アルコールおよび触媒の存在下で実施される。
軽質アルコールの存在によって、グリセリドをアルキルエステルに転換することができる。
軽質アルコールは、好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、2−エチルヘキサノールおよびそれらの異性体の中から選択される。
同様に、触媒は、好ましくは、アルコール性ソーダ、固体ソーダ、アルコール性カリ、固形カリ、ナトリウムまたはカリウムメチラート、ナトリウムまたはカリウムエチラート、ナトリウムおよびカリウムプロピラート、ナトリウムおよびカリウムイソプロピラート、アミンおよびポリアミンの中から選択された塩基性触媒、または、硫酸、硝酸、パラトルエンスルホン酸、塩酸およびルイス(Lewis)酸の中から選択された酸性触媒である。
この段階(b)は、特に攪拌床付き回分反応器または連続抽出器型のベルトコンベア付き連続反応器内で実施することができる。
反応性粉砕の段階によって、一方では液相を、もう一方では溶媒化された搾り滓を回収することができる。
溶媒化された搾り滓を乾燥させ、次に、特に動物の飼養に直接使用することができる。
次に液相を軽質アルコールの蒸発段階に置く。実際、脂質を回収するためには、軽質アルコールを蒸発させなければならない。
蒸発後、得られた脂質生成物に好ましくは酸による中和段階を、次に、傾瀉段階を受けさせ、その傾瀉段階によって、一方ではグリセロールおよび脂質相を回収することができる。
次に脂質相を濃縮して、一方では脂肪酸アルキルエステルに希釈された不鹸化画分を含む濃縮物、および、他方では高純度アルキルエステル、すなわち、エステル含有量が98%より大きく、不鹸化物含有量が0.1%未満の透明で無色のエステルを得なければならない。エステル含有量が98%より大きいこの高純度エステル画分を特に化粧品または薬品で直接使用することができる。
濃縮段階は、特に、蒸留によって、または、結晶化によって実施することができる。蒸留とは、当業者には公知のあらゆる技術、特に、分子蒸留、直列多段階化された大気圧または真空蒸留、共沸蒸留、水素化蒸留、蒸気または不活性ガス(窒素、炭酸ガス)の存在下での脱臭を意味する。
蒸留によって、高純度アルキルエステルを含む蒸留物と呼ばれる軽い画分および脂肪酸アルキルエステルに希釈された不鹸化画分を含む残留物と呼ばれる重い画分を得ることができる。
この段階は、例えば、遠心分離または削り膜付き分子蒸留器内、削り膜付きまたは流下式蒸発器、さらにまたは、真空下で、蒸気、窒素または炭酸ガスの注入とともに、または、注入なしに作動する薄層脱臭器内で実現される。
次に、濃縮物(蒸留の場合は重い画分)は、鹸化、すなわち、エステルを水溶性カルボン酸イオンおよびアルコールに変換する化学反応を受ける。
次に鹸化された混合物から不鹸化画分を抽出する。この段階は、好ましくは、有機溶媒を使用した液体−液体抽出によって実施される。
有機溶媒は、特に、アルカン、芳香族化合物、ハロゲノアルカン、エーテルおよびケトンから選択された合成有機溶媒、リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミルセン、リナロール、シトロネール、ゲラニオール、メントール、シトラール、シトロネラールのようなテルペンから選択される天然起源の有機溶媒、または酸素化有機誘導体、特に、エーテル、アルデヒド、アルコールおよび例えばフルフラールおよびフルフロールのようなエステルから選択できる。
抽出は、共同流または対流付きの、またはさらに傾瀉混合器一式を使用した抽出カラムで実施できる。
抽出後、不鹸化画分は、好ましくは、特に脱溶媒化、洗浄、乾燥および/または真空脱臭によって精製される。
精製段階は、特に下記の段階;
−溶媒の遠心分離による、残留石けんの抽出、
−溶媒相の水での洗浄、
−真空蒸留による、水中蒸留によるまたは共沸蒸留による溶媒の真空下での蒸発、
−不鹸化画分を真空脱臭による、脱臭状態中でその不鹸化画分から残存する全ての汚染、特に抽出溶媒、殺虫剤、多環式芳香族炭化水素を抽出、
の実施によって実現することができる。
本発明による方法によって、純粋且つ従来提案されたものとは異なる起源の不鹸化物を得ることができる。
本発明によって得られる微量または不鹸化化合物は、以下に網羅しているわけではないが、ステロール、トコフェロール、トコトリエノール、スクアレン、ポリコサノール、トリテルペンアルコール、アボカドの脂肪ポリオールおよびフラン化合物、セサミンおよびセサモリン、β―カロテン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、カルシフェロール、コレカルシフェロール、アルキルグリセロール、リモノイド、アザジラチンである。
本発明による方法の一実施例を図1に示した。
まず、原料を脱水し、調湿する、または、調湿および脱水する(段階(a))。
次に、軽質アルコールおよび触媒の存在下で原料を反応性粉砕する(段階(b))。得られた生成物を濾過し、一方では溶媒化された搾り滓を、もう一方では脂質の液相を回収する。
溶媒化された搾り滓を乾燥させる。
脂質液相は、軽質アルコールの蒸発段階(段階(c))、次に、酸による中和および傾瀉を受け、グリセロールが回収される。残存する脂質相を水で洗浄し、真空乾燥させる。
次の段階は、不鹸化物の濃縮段階(段階(d))であり、それによって、一方では高純度アルキルエステルを、もう一方では濃縮物を回収する。
次に、アルコール性カリを使用して濃縮物を鹸化し(段階(e))、続いて、水およびその他の溶媒で不鹸化画分の抽出(段階(f))を実施する。
最後に、不鹸化画分を遠心分離、洗浄、乾燥および脱臭によって精製する。
本発明は、油や脱臭留出物からの抽出に使用される従来の方法に比較して、多数の利点を示す。まず、投資に関して、本発明による方法によって、ねじプレスまたはヘキサン抽出器などの機械的粉砕器具、および、精製器具(脱粘着化、中和)を不要にすることができる。さらに、物理的またはヘキサンでの蒸発による粉砕、および、精製とは異なり、本発明による反応性粉砕は大きなエネルギー消費を引き起こさない。また、原油の精製作業とは逆に淡水の消費も引き起こすことはない。
さらに、本発明の方法の実施によって、下記のような副産物、
−化粧品および薬学で直接有効利用される高純度アルキルエステル、
−化粧品、薬学、衛生学、凍結防止流体などでの用途が見られるグリセリン、および、
−動物の飼養に直接有効利用される搾り滓
が得られるので、本発明は、共−有効利用に関して極めて利点がある。
本発明は、また、本発明の方法の実施によって得られる不鹸化画分または副産物の化粧品、医薬、栄養組成または栄養補助剤または添加剤への使用を目的とする。好ましくは、本発明によって得られるこの不鹸化画分および副産物は有毒性溶媒の残滓を含まず、従来の方法の実施によって得られた製品よりも優れた無害性と規定に適う容認可能性(有毒な残留溶媒が存在しないことに関して)を示す。これらの特性によって、化粧品、医薬、栄養組成または栄養補助剤または添加剤のような、より適した使用が可能になる。
本発明は、以下に、異なる実施例を通して説明される。
実施例1:ゴマ種子からの微量化合物の抽出
この第一の実験では、使用される原料は、下記の特徴を示すゴマ種子である:
−含水量 乾燥物質の8重量%
−脂肪質の含有量 乾燥物質の45.0重量%
NF ISO 659方法によるソックスレー(Soxhlet)型装置を使用した抽出の後、NFT 60−205−1方法によって抽出した油の分析により不鹸化画分の含有量が脂肪質の0.8重量%であることが明らかになる。
溶離液混合物ヘキサン/エーテル(2/1容積)の存在下で実施した不鹸化物の薄層クロマトグラフィでの分析によって、主要化合物としてセサミン、セサモリンおよびフィトステロールの存在が明らかになる。同様にNFT 60−204方法によって測定した種子の油の酸性度は5.0mg KOH/gである。
第一段階では、殻を取っていない種子1000gを試しに80℃で24時間乾燥させる。種子の最終的な湿度は乾燥物質の0.8重量%である。次に、シリンダ圧砕機を使用して乾燥した種子を圧砕し、フレーク878gが得られた。
続いて、玉入り冷却器、二重ジャケットおよび機械的攪拌を備える2lガラス反応装置内に、無水エタノール1756gおよび前もって無水エタノール200g中に溶解した薄片状のソーダ8.4gの存在下でフレーク678gを置入れる。その混合物を30分間55℃で攪拌する。次に、混合物をブフナー(Buchner)漏斗で濾過し、塊を3倍エタノール100mlで洗浄する。
次に、HSO3gを含む硫酸アルコール溶液100mlを添加して、濾過液を50℃で中和する。続いて、エタノールを回転蒸発器で、温度30℃で30分間真空蒸留(300ミリバール)させる。
グリセリン化した相の傾瀉が観察されるので、そのとき、得られた混合物は二相性である。したがって、3500回/分の遠心分離によってグリセリンを抽出する。次に、得られたエステル相を脱塩水の添加によって洗浄し(6回の連続洗浄は、各洗浄についてエステル相の6重量%の水である)、続いて、回転蒸発器で、90℃で30分間真空乾燥させる(20ミリバール)。そのとき、エチルエステル320gが得られる。
次に、エステル相をKDL4型の削り膜付き分子蒸留器に送る。温度は140℃に、真空は0.008ミリバールに固定される。蒸留物の収率は96.2%である。不鹸化物およびエチルエステルが入った重い相の不鹸化物の含有量は脂肪質の20.5重量%である。
冷却器を備える100mlバルーンには、3.7Mのアルコール性カリ48mlおよびいくつかのガラスボールの存在下に重い相(11.5g)を入れる。そのとき、混合物を4時間の間還流(95℃)させる。冷却後、媒質を脱塩水75mlで希釈する。そのとき、水−アルコール混合物はインターシミー(Interchimie)社によって供給されるリモネン(抽出溶媒)によって抽出される。
抽出は、傾瀉アンプル(500ml)で実施される。鹸化された媒質は、鹸化バルーンの濯ぎ作業から出たリモネン100mlとともに傾瀉アンプル内に導入される。傾瀉後、有機相を水相から分離し、この水相は再度リモネン100mlによって回収される。したがって、水相は各回につきリモネン100mlで4回の連続抽出を受ける。
次に有機相を集めて、続いて中性(pH紙で制御)まで脱塩水の添加によって洗浄する。各洗浄は、水100mlの添加によって実施される。
そのとき、リモネン溶媒を140℃で20ミリバールの真空蒸留によって除去する。分子蒸留によって得られた重い相内に当初存在する不鹸化化合物によって構成された得られた蒸留残滓は、正確に軽量され、薄層クロマトグラフィ(TLC)によって分析される。不鹸化物2.1gが得られる。
不鹸化物の抽出方法の全体の収率は63%である。
下記の表1に種子内に存在するゴマ油(NFT 60−205−1方法によって得られる)の不鹸化画分および反応性粉砕方法中に抽出される不鹸化物の薄層クロマトグラフィによる分析結果を集めて示した。
表1の結果は、粒子の反応性粉砕方法によって種子の脂質内に存在する不鹸化物の画分(NFT60−205−1方法)に極めて近い、さらに同一の組成を示す不鹸化画分が評価すべき収率で得られることを示している。
同様に、分子蒸留の蒸留物中に得られたエチルエステルは透明で、外観は無色であり、最終的な酸性度0.5mg KOH/gおよびエチルエステル純度99.3%を示す。それらの性質および外観から、これらのエステルは化粧品および薬学の用途に使用することのできる本方法の価値ある副産物となる。
実施例2:新鮮なアボカドからの微量化合物の抽出
この第一の実験では、使用される原料は、下記の特徴を示すハース(Haas)種の生のアボカド10kgである:
−含水量 91.7%
−乾燥物質の脂肪質の含有量 乾燥物質の38.3重量%
−脂肪質の酸性度 2.1mg KOH/g、および、
−脂肪質の不鹸化物の含有量 脂肪質の4.2重量%
第一段階では、生のアボカドを輪切りにする(核を含む)。次に、輪切りを36時間70℃の通風乾燥器で、大気下で乾燥させる。スライスされたアボカドの残留湿度は脂肪質の6.3重量%である。そのとき、スライスをミキサで粉砕して、粒度分布が0.2〜0.4mmの粉末を得る。次に、湿度が脂肪質の3重量%未満になるまでこの粉末を凍結乾燥させる。このようにして、乾燥アボカド(残留湿度は脂肪質の0.9重量%)758gが得られる。
第二段階では、玉入り冷却器、二重ジャケットおよび機械的攪拌を備える5lガラス反応装置内に、無水エタノール2000gおよびあらかじめ無水エタノール240g中に溶解した薄片状ソーダ9.9gの存在下でこれらの粉末アボカド758gを入れる。その混合物を45分間55℃で攪拌する。次に、混合物をブフナー(Buchner)漏斗で濾過し、塊を5倍エタノール120mlで洗浄する。
次に、HSO3.5gを含む硫酸アルコール溶液100mlを添加して、濾過液を50℃で中和する。続いて、エタノールを回転蒸発器で、温度70℃で真空蒸留(500ミリバール)させる。
グリセリン化した相の傾瀉が観察されるので、そのとき、得られた混合物は二相性である。したがって、3500回/分の遠心分離によってグリセリンを抽出する。次に、得られたエステル相を脱塩水の添加によって洗浄し(6回の連続洗浄は、各洗浄についてエステル相の6重量%の水である)、続いて、回転蒸発器で、90℃で90分間真空乾燥(20ミリバール)させる。そのとき、脂肪相(エチルエステル)259gが得られる。
NFT 60−205−1方法によって、しかし、その方法のヘキサンを1,2−ジクロロエタンに換えて、エステル相の不鹸化物の含有量の測定を実施する。また、不鹸化物の薄層クロマトグラフィによる分析を実施して、適度に乾燥した果物のアボカド不鹸化物の特徴的な化合物、セト−水酸化物、フラン脂質、脂肪ポリオール、ステロールを明らかにする。
次に、エステル相をKDL4型の削り膜付き分子蒸留器に送る。温度は140℃に、真空は0.008ミリバールに固定される。蒸留物の収率は88.3%である。不鹸化物およびエチルエステルが入った重い相の不鹸化物の含有量は脂質質の35.2%である。
冷却器を備える100mlバルーンには、3.7Mのアルコール性カリ150mlおよびいくつかのガラスボールの存在下で重い相を入れる。そのとき、混合物を4時間の間還流(95℃)させる。冷却後、媒質を脱塩水150mlで希釈する。そのとき、水−アルコール混合物はインターシミー(Interchimie)社によって供給されるリモネン(抽出溶媒)によって抽出される。
抽出は、傾瀉すべきアンプル(500ml)で数回実施される。鹸化された媒質は、鹸化バルーンの濯ぎ作業から出たリモネン100mlとともに傾瀉すべきアンプル内に導入される。傾瀉後、有機相を水相から分離し、この水相は再度リモネン100mlによって回収される。したがって、水相は各回につき溶媒100mlで4回の連続抽出を受ける。
次に有機相を集めて、続いて脱塩水の添加によって中性(pH紙で制御)まで洗浄する。各洗浄は、水100mlの添加によって実施される。
そのとき、リモネン溶媒を140℃で20mbarの真空蒸留によって除去する。分子蒸留によって得られた重い相内に当初存在する不鹸化化合物によって構成された得られた蒸留残滓は、正確に軽量され、薄層クロマトグラフィ(TLC)によって分析される。不鹸化物8.7gが得られる。
不鹸化物の抽出方法の全体の収率は72%である。
下記の表2に抽出前の脂肪相の不鹸化画分(ヘキサンを1,2−ジクロロエタンに換えたNFT 60−205−1方法によるエチルエステル分析)の不鹸化画分および反応性粉砕方法中に抽出される不鹸化物の薄層クロマトグラフィによる分析結果を集めて示した。
(1) ヘキサンを1,2−ジクロロエタンに換えて、変更した方法
上記表2の結果は、乾燥アボカドに実施した反応性粉砕方法によって乾燥させた果物から得られたアボカドの不鹸化物の画分(NFT60−205−1方法)に極めて近い、さらに同一の組成を示す不鹸化画分が評価すべき収率(72%)で得られることを示している。
同様に、分子蒸留の蒸留物中に得られたアボカドのエチルエステルは、外観は無色であり、最終的な酸性度0.3mg KOH/gおよびエチルエステル含有量99.6%を示す。それらの性質および外観から、これらのエステルは化粧品および薬品の用途に使用することのできる方法の価値ある副産物となる。

Claims (13)

  1. 採油性果実、油性種子、油性タンパク質を多く含む種子、種子の殻、油性仁、芽、果実の核およびクチクラ、高脂肪の動物性、藻類、菌類および酵母原料の中から選択された再生可能な原料からの不鹸化画分の抽出方法であって、下記の段階、
    a)脂肪質の抽出にはまったくならない再生可能な原料の脱水および調湿、
    b)軽質アルコールおよび触媒の存在下での調湿された脂質原料の反応性粉砕、
    c)液相の軽質アルコールの蒸発、
    d)脂肪酸アルキルエステル中に希釈された不鹸化画分を含む濃縮物を得るための液相の濃縮、
    e)不鹸化物の濃縮物の鹸化、
    f)鹸化された混合物からの不鹸化画分の抽出、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記再生可能な原料は、オリーブ、シアバターノキ、ヤシ、または、生のまたは加熱したアボカドの中から選択される採油性果実であることを特徴とする請求項1に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  3. 前記再生可能な原料は、セイヨウアブラナ、ダイズ、ヒマワリ、綿、小麦、トウモロコシ、米、ブドウ、クルミ、ヘーゼルナッツ、ルピナス、アマナズナ、アマ、カーサマス、コプラ、落花生、セイヨウアブラギリ、ヒマ、インドセンダン、アサ、クフェア、ブラッダーポッド、インカインチ、シソ、エキウム、アカバナ、ルリチシャ、カシス、朝鮮マツ、綿、ゴマ、アマランサス、コーヒー、燕麦、トマト、センジュギク、ブリッティの中から選択される植物性原料の種子、仁、芽、クチクラまたは核であることを特徴とする請求項1に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  4. 前記再生可能な原料は、魚の肝臓または皮、または食肉産業の固形廃棄物であることを特徴とする請求項1に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  5. 脱水は、残留湿度が乾燥物質の3重量%以下になるように実施されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  6. 前記原料の調湿は、圧砕、ひき割り、ブロー成形、急速膨張および/または粉砕によって実施されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  7. 前記軽質アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、2−エチルヘキサノールおよびそれらの異性体の中から選択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  8. 前記触媒は、ソーダ、アルコール性ソーダ、固体ソーダ、カリ、アルコール性カリ、固形カリ、ナトリウムまたはカリウムメチラート、ナトリウムまたはカリウムエチラート、ナトリウムおよびカリウムプロピラート、ナトリウムおよびカリウムイソプロピラート、アミンおよびポリアミンの中から選択された塩基性触媒、または、硫酸、硝酸、パラトルエンスルホン酸、塩酸およびルイス(Lewis)酸の中から選択された酸性触媒であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  9. 前記濃縮段階は、蒸留または結晶化によって実施されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  10. 前記抽出段階は、有機溶媒を使用して液体−液体抽出によって実施されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  11. 前記有機溶媒は、アルカン、芳香族化合物、ハロゲノアルカン、エーテルおよびケトンから選択された合成有機溶媒、または、テルペンおよび酸化有機誘導体から選択される天然起源の有機溶媒であることを特徴とする請求項10に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  12. 下記の一連の段階;
    −溶媒の遠心分離による、残留石けんの抽出、
    −逆流の溶媒相の水での洗浄、
    −真空蒸留による、水中蒸留によるまたは共沸蒸留による溶媒の真空下での蒸発、
    −不鹸化画分の真空脱臭による、該不鹸化画分から残存する全ての揮発性汚染の抽出、
    から構成される補足の精製段階を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の不鹸化画分の抽出方法。
  13. 化粧品、医薬、栄養組成または栄養補助剤または添加剤の調製への請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法の実施によって得られる不鹸化画分または副産物の使用。
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