JP2013508421A - 長持ちマスカラ組成物で睫毛及び目蓋をコーティングする方法 - Google Patents

長持ちマスカラ組成物で睫毛及び目蓋をコーティングする方法 Download PDF

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Abstract

約15重量%〜約50重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、並びにこれらの水素添加形及び混合物からなる群から選択される成膜剤を含む化粧品組成物で睫毛及び/又は目蓋をコーティングする方法。更に、約0.1重量%〜約14重量%の着色剤が存在する。本発明の1つの実施形態では、マスカラ組成物は、約3.0重量%未満、好ましくは約1.0重量%未満、更により好ましくは0.1重量%未満のろう及びろう様成分を含む。別の実施形態では、マスカラは、ろうを実質的に含まない。この化粧品組成物は、持続性であり、かつ優れた長持ち特性を有する。

Description

本発明は、長持ちマスカラ組成物、並びにそれを用いて睫毛、眉毛、及び/又は目蓋をコーティングする方法に関する。マスカラ組成物は、アイライナー又は眉毛用製品として使用するために配合することもできる。マスカラは、24時間超、特定の実施形態では48時間超、睫毛及び/又は目蓋上に存在し続けることができる。本発明の方法は、単層塗布として、又はトップコートを備える第1の層として睫毛にマスカラを塗布することを含み得る。本発明のマスカラ組成物は、石鹸及び水への溶解性が非常に低いので、溶媒系除去組成物も開示する。
マスカラ組成物は、人間の睫毛の濃さ、長さ、及び全体の外観を高めるために長年用いられている。一般的に、レギュラータイプ及びウォータープルーフタイプの2種類のマスカラが存在する。レギュラータイプのマスカラは、一般的に水溶性であるが、ウォータープルーフタイプは、石鹸及び水で除去することができる。両方とも、典型的に、1日に1回しか塗布されない。時間がたつにつれて、マスカラは徐々にはがれていく。現在のマスカラは、比較的早くはがれてしまうので、日中再塗布することが必要であるが、それは不便である。更に、現在のマスカラは、物理的摩耗によって容易にはがれてしまう。睫毛に少量残るマスカラを夜に落とさなかった場合、マスカラは夜の間に徐々に寝具表面(sleeping surface)に擦れ落ち、望ましくない乱雑な状態が残される。女性は、日中常に、マスカラが提供する外観を有していることを好む。しかし、塗布プロセスには時間がかかり、かつ不便である場合がある。したがって、女性は、単に時間がない、又は絶えずマスカラを再塗布することができないという理由で、望ましい外観を得ることを犠牲にしていることが多い。
「長持ち」マスカラも利用可能である。しかし、「長」とは相対的な用語であり、既存の長持ちマスカラは、日中再塗布する必要がなくなるように設計されており、一般的に幾日にもわたって使用し続けるのには適していない。長持ちマスカラの問題点の1つは、睫毛に留まるように十分に粘着性である組成物を作製すると、その十分な粘着性によって睫毛の過剰な塊になってしまう点である。少しの塊は避けられないが、あまりにも多くの個々の睫毛がくっついて、大きな塊のように見える場合、消費者は所望の外観を得られない。
2層のマスカラも公知であるが、トップコートは、典型的に視覚剤(visual agent)である。すなわち、第2のコートが第1のコートを補完したり、第2の色をもたらしたりする。しかし、これらは典型的に、通常1日12〜16時間以上使用し続けることを意図していない。また、これら2層のマスカラは、典型的に、夜に石鹸及び水で除去される。
劣化したり、シーツ、枕カバー、及び他の寝具上にはがれ落ちたりすることなく、人間の眼に一晩中存在し続けることができる、1層又は2層のマスカラ組成物を塗布する方法が必要とされている。24時間超存在し続け、かつ現在のマスカラの所望の外観及び消費者が望む感触を実現する、マスカラ組成物を塗布する方法が必要とされている。更に、一般的に石鹸及び水に可溶性ではないマスカラ組成物を除去することができる溶媒系マスカラ除去剤が必要とされている。本発明の方法及び組成物は、これら及び他の要求を満たす。
本発明の1つの態様では、睫毛、目蓋、又はこれら両方にマスカラ組成物を塗布する工程を含む、目蓋及び睫毛をコーティングする方法が提供される。マスカラ組成物は、約15重量%〜約35重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、並びにこれらの水素添加形及び混合物からなる群から選択される成分と、約0.1重量%〜約14重量%の着色剤とを含む。本発明の1つの実施形態では、マスカラ組成物は、約3.0重量%未満、好ましくは約1.0重量%未満、更により好ましくは0.1重量%未満のろう及びろう様成分を含む。別の実施形態では、マスカラは、ワックスを実質的に含まない。
更に、2層化粧品組成物を含むマスカラ組成物を睫毛、目蓋、又はこれら両方に塗布する工程を含む、目蓋及び睫毛をコーティングする方法が提供される。化粧品組成物は、第1及び第2の層を含む。第1の層は、約15重量%〜約35重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、並びにこれらの水素添加形及び混合物からなる群から選択される成膜剤と、約0.1重量%〜約14重量%の着色剤とを含む。第2の層は、オルガノシロキサン樹脂及びこれらの混合物からなる群から選択される透明ポリマーを含む。
本発明の方法及び組成物は、感知できるほどはがれることなく消費者の睫毛及び/又は目蓋上に少なくとも約24時間存在し続けるマスカラ組成物を提供し、好ましくは、このマスカラは、はがれることなく36時間存在し続け、更により好ましくは、このマスカラは、はがれたり割れたりすることなく48時間以上存在し続ける。本発明の方法及び組成物は、単層として、又は複合組成物の耐用寿命を改善する成膜トップコートと共に持続性ベースコートとして提供され得る。マスカラが1層として提供されようと、又は2層として提供されようと、一般的に石鹸及び水に可溶性ではあり得ない。マスカラのユーザは、マスカラを除去することなく夜に洗顔することが必要である。マスカラ、又はマスカラ/トップコートの石鹸及び水への可溶性が低いことを考慮して、溶媒系マスカラ除去剤も提供される。
全ての百分率は、特に記載のない限り、パーソナルケア組成物の重量による。特に別段の指定がない限り、比率は全て、重量比率である。全ての数範囲はより狭い範囲を包含し、表現された上方及び下方範囲の限界値は互換可能であって、明示されていない範囲を更に作り出す。有効数字の数は、指示されている量を限定するものでもなく、測定の精度を限定するものでもない。全ての測定は、約25℃及び周囲条件で行われると理解され、ここで「周囲条件」とは、約1気圧及び相対湿度約50%という条件を意味する。
「マスカラ」及び「マスカラ組成物」は、本明細書で使用されるとき、睫毛、目蓋、及び/又は眉毛に塗布される化合物を意味する。本発明のマスカラ組成物は、スキンケア製品、化粧品、及びヘアケア製品において使用するために哺乳類のケラチン組織に局所塗布するために配合され得、その非限定的な用途としては、制汗剤、脱臭剤、ローション(例えば、ハンドローション及びボディローション)、スキンケア製品(例えば、顔及び首用ローション、セラム、スプレー)、サンレスタナー、化粧品(例えば、ファンデーション、マスカラ、コンシーラー、頬紅、口紅、リップグロス、アイライナー、アイシャドー、アイブローペンシル)、染毛剤、アフターシェーブローション、剃刀用保湿/潤滑ストリップ、剃刀用シェービングジェルバー、女性用ケア製品、口腔ケア製品、及びベビーケア製品が挙げられる。また、前述の組成物のいずれかを用いる方法も、マスカラ組成物の意味に含まれる。「ケラチン組織」は、本明細書で使用されるとき、皮膚、毛髪、及び爪が挙げられるが、これらに限定されない哺乳類の最外保護被層として配置されるケラチン含有層を指す。
マスカラ組成物
本発明は、睫毛、目蓋、又はこれら両方にマスカラ組成物を塗布する工程を含む、目蓋及び睫毛をコーティングする方法に関する。マスカラ組成物は、24時間超、好ましくは36時間超、更により好ましくは約48時間超、完全な状態で着用者の睫毛及び/又は目蓋に残る。マスカラ組成物は、一般的に、石鹸及び水に可溶性ではないので、溶媒系マスカラ除去剤組成物が以下に開示される。マスカラ組成物は、少なくとも約15重量%、好ましくは少なくとも約17重量%、更により好ましくは少なくとも約20重量%〜約35重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、並びにこれらの水素添加形及び混合物からなる群から選択される成膜剤を含む。乾燥した膜の約30重量%〜約70重量%の成膜剤からなるように、成膜剤の揮発性溶媒に対する比が制御される。本発明の組成物において使用するのに好適な他の成分は、以下に記載及び例示される。
マスカラ組成物の第2の必須成分は、着色剤であり、これは以下に記載及び例示される。本発明のマスカラ組成物において使用するのに好適な一般的な着色剤としては、染料及び顔料が挙げられる。好ましくは、着色剤は、マスカラ組成物の少なくとも約0.1重量%、好ましくは少なくとも約0.5重量%、更により好ましくは少なくとも約1.0重量%〜約14重量%含まれる。マスカラ組成物は、単一コート塗布であっても、マスカラのベースコート及びトップコートであってもよい。単一コート及び2層コートの両方の実施形態を、以下に記載される溶媒系マスカラ除去剤組成物と共に用いることができる。
多くの「ウォータープルーフ」マスカラ処方と同様に、本発明のマスカラは、成膜剤及び揮発性溶媒のマトリクスに分散した着色剤粒子から構成される無水分散物である(エマルションではない)。重要な組成上の成分及び特徴を以下に概説する。
成膜剤
本発明の必須成分は、ロジネート又はロジンエステルの分類の成膜剤である。好ましい実施形態では、マスカラ組成物は、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、及びこれらの混合物からなる群から選択される成膜剤を含む。これらの材料は、ロジンに由来する。ロジンは、液体樹脂を加熱して、揮発性液体テルペン成分を揮発させることによって生成される、針葉樹から得られる固形の樹脂である。ロジンは、主に、様々な樹脂酸、特にアビエチン酸からなる。ロジンは、典型的に、生存している松の木の傷から滲み出した含油樹脂から揮発性テルペンチンを蒸留してガムロジンを得ることによるか、又は木材パルプ業界の副産物であるトール油を分離してトール油ロジンを得ることにより、商業的に得られる。
ロジン酸のカルボン酸基は、様々なアルコール類との反応を通してエステルに変換され得る。ロジンのエステル化は、材料の軟化点、接着性、凝集性、及び融解粘度を変化させる。ロジンエステルを作製するために典型的に用いられるアルコール類は、メタノール、トリエチレングリコール、グリセロール、及びペンタエリスリトールである。トール油ロジンは、グリセロールによってエステル化されて、トール油グリセリド、樹脂酸の混合物、ロジン酸、及びグリセロールのエステルを形成する。トール油グリセリドは、例えば、Arizona Chemical Coから入手可能である。グリセリルロジネートは、ロジン酸とグリセロールとのエステルである。時にペンタエリスリトールロジネートとも呼ばれるペンタエリスリチルロジネートは、ロジン酸とペンタエリスリトールとのエステルである。これは、幾つかの化粧品処方において、皮膚コンディショニング剤−皮膚軟化剤及び増粘剤−非水性として用いられる。ペンタエリスリチルロジネートは、例えば、Eastmanから市販されている。
ロジンの共役二重結合によって、ロジンは酸化、異性化、及び他の反応を受けやすくなる。安定性を改善する一般的な方法は、ロジン分子に水素添加することである。これは、樹脂酸の二重結合に水素を添加して(典型的にニッケル化合物又は貴金属によって触媒される)、飽和環構造を形成することによって行われる。水素添加は、酸化に対する分子の耐性を大幅に高め、その色を改善する。水素添加プロセスは、ロジンが部分的に又は完全に水素添加されるように制御することができる。水素添加されたロジンは、色が明るい、安定性が改善される、及び皮膚の感作が減少することを含む、水素添加されていないロジン樹脂に対する特定の利点を有する。ペンタエリスリチルロジネート及びグリセリルロジネートの水素添加形であるペンタエリスリチル水素添加ロジネート(PHR)、及びグリセリル水素添加ロジネート(GHR)を本発明で用いてもよい。
トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、ペンタエリスリチル水素添加ロジネート、グリセリルロジネート、及びグリセリル水素添加ロジネート等の成膜剤は、マスカラで既に使用されているものよりも高い濃度で本発明において用いられる。成膜剤の組み合わせは、約15%〜約35%、好ましくは約20%〜約30%、更により好ましくは約25%〜約30%である。乾燥した膜が約30重量%〜約70重量%、好ましくは約40重量%〜約60重量%、最も好ましくは約50重量%の成膜剤からなるように、成膜剤(例えば、PHR、GHR、トール油グリセリド、及びこれらの組み合わせ)の揮発性キャリアに対する比が制御される。
キャリア溶媒
マスカラ組成物は、睫毛又は目蓋に成膜剤を送達するためにキャリア溶媒を含む。好ましい実施形態では、マスカラ組成物は、睫毛又は目蓋の表面から速やかに揮発する揮発性キャリアを含むので、所望の成分は残る。
揮発性キャリアは、組成物の約10%〜約85%、好ましくは約15%〜約80%、最も好ましくは約20%〜約70%含まれる。本発明の揮発性キャリアは、揮発性炭化水素、揮発性シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
本発明で有用な炭化水素油としては、60〜260℃の範囲の沸点を有するもの、より好ましくは約C8〜約C20の鎖長を有する炭化水素油、最も好ましくはC8〜C20のイソパラフィン類が挙げられる。これらのイソパラフィン類の中で最も好ましいのは、イソドデカン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、2,2,4−トリメチルペンタン、2,3−ジメチルヘキサン及びこれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましいのは、例えば、以下の式に相当する、PresperseからPermethyl 99Aとして入手可能なイソドデカンである:
CH3(CH2)10CH
好ましい揮発性シリコーン流体としては、以下の式:
Figure 2013508421
(式中、Xは約3〜約6である)に相当する3、4及び5員環構造を有するシクロメチコン類が挙げられる。前記揮発性シリコーン類としては、全てDow Corning Corporation製である244流体、344流体及び245流体、並びに345流体が挙げられる。
着色剤
本発明において使用するのに好適な着色剤としては、染料、顔料、レーキ、エフェクト顔料、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。眼領域の化粧品に対して典型的に好適な着色剤としては、レーキ、酸化鉄、二酸化チタン、硫化鉄、ウルトラマリン、又は化粧品処方において用いられている他の従来の顔料等の、CTFA及び/又はFDAによって眼領域の化粧品に使用することが認められている任意の有機若しくは無機顔料又は着色剤が挙げられる。
顔料の例としては、酸化クロム緑、ウルトラマリン、黄酸化鉄、茶酸化鉄、赤酸化鉄、及び酸化チタン等の無機顔料;並びにD&CブラックNo.2、D&CブラックNo.3、FD&CレッドNo.40、D&CグリーンNo.5、FD&CブルーNo.1、及びFD&CイエローNo.5等の有機顔料が挙げられる。レーキ染料の例としては、アルミニウム、カルシウム、又はバリウムとレーキを形成する様々な酸染料が挙げられる。
上記顔料、染料、及びレーキは、周知であり、市販の材料であり、これらの化学構造は、例えば、21 C.F.R.Part 74(1988年4月1日改訂)及びCTFA Cosmetic Ingredient Handbook,(1988),Cosmetics,Toiletry及びFragrances Association,Inc.出版に記載されている。
平均粒径が0.1〜10マイクロメートル、例えば、0.1〜5、特に0.1〜1マイクロメートルであるカプセル化着色剤マイクロ粒子は、本発明の組成物での使用が許容可能である。カプセル化着色剤マイクロ粒子は、1〜60重量%、例えば、5〜40重量%、特に7〜25重量%の少なくとも1つの着色剤を含み得る。
更に、マイクロカプセル化着色剤は、睫毛を含む眼領域の周囲で用いられる製品により鮮やかな色をもたらすことができる。主な色は、赤色、黄色、及び青色を意味すると理解される。マイクロ粒子の更なる特徴は、非カプセル化着色剤に対して行われることが多いミリング又は粉砕をしなくてもよいことである。前記着色剤は、好ましくは有機である。
疎水性コーティングで表面改質された着色剤は、本発明の組成物での使用が許容可能であり、例えば、トリエトキシカプリルシランである。着色剤の疎水性コーティングは、無極性溶媒における分散性を高め、シャワー及び洗顔中のはがれ落ちに対する耐性を高めることができる。
本明細書で使用するための着色剤は、好ましくは、眼の周囲で用いることがFDAによって認められている現在入手可能な着色剤の以下の例示的な一覧から選択される。また、他の着色剤が開発され、安全性が認められれば、それを用いることもできる。本発明で使用するための着色剤は、アンナット、キャラメル、カーマイン、ベータ−カロチン、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄、フェロシアン化第二鉄アンモニウム、フェロシアン化第二鉄、水酸化クロム緑、酸化クロム緑、グアニン、雲母、二酸化チタン、アルミニウム粉末、青銅粉末、銅粉末、ウルトラマリン、マンガンバイオレット、酸化亜鉛、D&CブラックNo.2、D&CブラックNo.3、FD&CブルーNo.1、D&CグリーンNo.5、FD&CレッドNo.40、及びFD&CイエローNo.5からなる群から選択することができる。
本発明において有用なエフェクト顔料としては、真珠、真珠母、並びに米国特許出願公開第2009/0220557号(Pfaff)及び米国特許第6,875,264号(Zimmerman)に記載されているエフェクト顔料が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明に係るマスカラ組成物は、組成物の総重量に基づいて約0.1〜約70重量%、例えば、約0.5〜約50重量%、特に約0.5〜約35重量%の着色剤を含む。平均粒径が0.1〜10マイクロメートル、例えば、0.1〜5、特に0.1〜1マイクロメートルである着色剤は、本発明の組成物での使用が許容可能である。着色剤の直径は、マスカラ組成物の乾燥膜の厚さよりも小さいことが好ましい。着色剤の好ましい直径は、1マイクロメートル未満である。着色剤のサイズが小さいと、乾燥膜に完全に入ることができる。特定の実施形態では、エフェクト顔料が用いられる場合、30マイクロメートルを超える平均粒径の使用が許容可能である。
増粘剤
マスカラ組成物は、コロイド粒子及び/又はろうで増粘又は構造化することができる。本発明において使用するための増粘剤は、カルナバろう、キャンデリラろう、蜜ろう、及びポリエチレンろう等のろう;ジステアルジモニウムヘクトライト、カオリン、シリカ、及び炭酸マグネシウム等の粒子;ポリマー;粘性炭化水素;並びにこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。ろうは、マスカラ組成物の膜耐久性を維持するために選択される。本発明の1つの実施形態では、マスカラ組成物は、約3.0重量%未満、好ましくは約1.0重量%未満、更により好ましくは0.1重量%未満のろう及びろう様成分を含む。別の実施形態では、マスカラは、ろうを実質的に含まない。
ジステアルジモニウムヘクトライトは、構造/粘度を構築するために好ましい増粘剤である。これは、適切に広がり/睫毛に対して沈着することを可能にし、かつ時間がたっても分散物中の着色剤粒子の適切な安定性/懸濁を保証する。ジステアルジモニウムヘクトライトの直径は、マスカラ組成物の乾燥膜の厚さよりも小さいことが好ましい。ジステアルジモニウムヘクトライトの好ましい直径は、10マイクロメートル未満である。本発明に係るマスカラ組成物は、約1%〜約25%のジステアルジモニウムヘクトライト、好ましくは約2%〜約20%のジステアルジモニウムヘクトライト、より好ましくは約3%〜約15%のジステアルジモニウムヘクトライトを含む。
マスカラトップコート
第2の組成物を、本発明のマスカラ組成物又は任意の市販のマスカラ上に配置してもよい。これら第2の、上層の組成物は、本明細書においてトップコートと呼ばれる。好ましいトップコート組成物は、無水であり、基層又はベースコートの粘着性を軽減するとともに、製品の耐用時間を延ばすよう設計される。
トップコートの必須成分は、成膜ポリマーである。本発明において使用するのに好適な成膜ポリマーの一例は、オルガノシロキサン樹脂である。また、成膜ポリマーを上記マスカラ組成物に配合してもよい。この樹脂は、R3SiO1/2「M」単位、R2SiO「D」単位、RSiO3/2「T」単位、SiO2「Q」単位の組み合わせを、互いに対する比率がRnSiO(4−n)/2の関係を満たすように含んでいてもよく、式中、nは1.0〜1.50の値であり、Rはメチル基である。5%までのシラノール又はアルコキシ官能基も、加工の結果として樹脂構造中に存在する場合がある。オルガノシロキサン樹脂は、約1,000g/mol〜約10,000g/molの数分子量平均範囲を有する。樹脂は、トルエン、キシレン、イソパラフィン、及びシクロシロキサンのような有機溶媒又は揮発性キャリアに可溶性であるが、これは、樹脂が、揮発性キャリア中で不溶性である程には架橋していないことを示す。特に好ましいのは、反復する一官能性すなわちR3SiO1/2「M」単位、及び四官能性すなわちSiO2「Q」単位を含む樹脂であって、米国特許第5,330,747号(Krzysik、1994年7月19日発行)(参考として本明細書に組み込む)に開示されている「MQ」樹脂としても知られているものである。本発明においては、「Q」官能性単位に対する「M」官能性単位の比率は約0.6〜約2.0、より好ましくは約0.6〜約0.9、最も好ましくは約0.7である。市販のオルガノシロキサン樹脂の例は、Adrian MichiganのWacker Silicones Corporationから入手可能なWacker 803及び804、並びにG.E.General Electric Company製のSR1000である。
オルガノシロキサン樹脂は、トップコート組成物の総量の約10%〜約95%、好ましくは約55%〜約80%、最も好ましくは約60%〜約70%の濃度で本発明において用いられる。本発明の1つの実施形態では、トップコートは、約3.0重量%未満、好ましくは約1.0重量%未満、更により好ましくは0.1重量%未満の着色剤を含む。
好ましい実施形態では、イソドデカンが揮発性溶媒として用いられ、トリメチルシロキシシリケート(MQ樹脂)及びジメチコンが成膜剤として用いられる。組み合わせると可撓性かつ非粘着性の膜を形成するので、これら成分が選択された。
マスカラ除去剤
上述のように、高濃度のPHR及びトール油は、石鹸及び水に対するマスカラの可溶性を実質的に低下させる。先行技術のマスカラ処方は、石鹸及び水でマスカラを確実に洗い落とせるように、これら2つの成分の濃度を低く維持していた。したがって、本発明の1つの態様では、溶媒系マスカラ除去剤組成物が提供される。マスカラ除去剤は、少なくとも約40%、好ましくは少なくとも約50%、更により好ましくは少なくとも約55%の、鉱油、ワセリン、イソドデカン、シリコーン、他の炭化水素溶媒、及びこれらの混合物からなる群から選択される溶媒を含む。溶媒は、最高約100%の除去剤組成物を含んでもよい。
任意成分
上記マスカラ、トップコート、及びマスカラ除去剤は、他の任意成分を含有してもよい。上記マスカラ、トップコート、及び除去剤組成物と、これらに含まれ得る任意成分とは、一部重複しているので、任意成分を以下に一緒に記載する。
活性剤
本発明の組成物は、安全かつ有効な量の生物学的、化学的、栄養学的、若しくは薬学的活性剤、又はこれらの組み合わせを含み得る。生物学的活性剤としては、プロスタグランジン、抗微生物剤、抗菌剤、殺生物剤、防腐剤、タンパク質、アミノ酸、ペプチド、ホルモン、成長因子、酵素(例えば、グルタチオンスルフヒドリルオキシダーゼ、トランスグルタミナーゼ)、治療薬、オリゴヌクレオチド、遺伝物質(例えば、DNA、RNA)、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。化学的活性剤としては、染料、界面活性剤、感覚剤、ヘアコンディショナー、染毛剤、育毛剤、脱毛剤、育毛阻害剤、ヘアスタイリングジェル、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。栄養学的活性剤としては、タンパク質、防腐剤、ビタミン、食品添加物材料、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。薬学的活性剤としては、抗生物質、薬物、育毛剤、脱毛剤、育毛阻害剤、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
油溶性又は油分散性添加剤
本発明に係る油溶性又は油分散性添加剤の選択及び存在する量は、組成物の意図された使用及び化合物の有効性に依存する。マスカラ、トップコート及び除去剤組成物では、選択される油溶性又は油分散性添加剤は、皮膚及び眼との接触について許容可能であり、熟練の配合者に周知である。好適な油溶性又は油分散性添加剤は、一般に、マトリックスビーズの重量に基づいて1〜20重量%の濃度で配合される(着色剤の重量の90〜300%に相当する)。好ましくは、5〜15重量%の油溶性又は油分散性添加剤が使用される。
油溶性又は油分散性添加剤としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、オレイルアルコール、C12〜C15アルコール類の安息香酸塩類、アセチル化ラノリンアルコール等を含む6個〜30個、好ましくは10個〜20個の炭素原子を有する脂肪族アルコール類に基づくGUERBETアルコール類などの脂肪族アルコール類を挙げることができる。特に好ましいのは、ステアリルアルコールである。
油溶性又は油分散性添加剤としては、C6〜C24直鎖脂肪酸、分枝鎖C6〜C13カルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エラエオステアリン酸(elaeostearic acid)、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸及びこれらの技術グレード混合物(例えば、天然油脂の脱圧、ロエレンのオキソ合成(oxosynthesis)によるアルデヒドの低減、又は不飽和脂肪酸の二量化で得られる)などの脂肪酸を挙げることができる。
使用することができる更なる成分は、アジピン酸、コハク酸、及びマレイン酸などのC2〜C12のジカルボン酸類である。芳香族カルボン酸類、飽和及び/又は不飽和、特に安息香酸を使用することができる。
油溶性又は油分散性添加剤として使用することができる追加の成分としては、カルボン酸塩;例えば、C8〜C24の塩類、好ましくはC14〜C20の飽和又は不飽和脂肪酸類、C8〜C22の一級又は二級アルキルスルホネート、アルキルグリセロールスルホネート、英国特許公開第1,082,179号に記載されたスルホン酸化ポリカルボン酸、パラフィンスルホネート、N−アシル、N’−アルキルタウリン酸塩、アルキルホスフェート、イセチオネート、アルキルスクシナメート、アルキルスルホコハク酸、スルホコハク酸のモノエステル又はジエステル、N−アシルサリコシン酸、アルキルグリコシドサルフェート、ポリエトキシカルボキシレート、アルカリ金属であるカチオン(ナトリウム、カリウム、リチウム)、非置換若しくは置換アンモニウム残基(メチル、ジメチル、トリメチル、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウム等)又はアルカノールアミンの誘導体(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリタノールアミン等);ナトリウム、カリウム及びアンモニウムのアルカリ石鹸類;カルシウム又はマグネシウムの金属石鹸;ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸等などの有機主成分石鹸、アルキルホスフェート類又はリン酸エステル;酸性ホスフェート、ジエタノールアミンホスフェート、セチルリン酸カリウムが挙げられる。
シリコーン及びシロキサン
シリコーン又はシロキサン(有機置換ポリシロキサン)を本明細書で使用することができる。これには、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン、並びにまた、アミノ−、脂肪酸−、アルコール−、ポリエーテル−、エポキシ−、フッ素−、グリコシド−及び/又はアルキル−変性シリコーン化合物、それらは、室温で液体又は樹脂性形態のいずれであってもよい;直鎖ポリシロキサン;Dow Corning(登録商標)200流体、Mirasil(登録商標)DM(Rhodia)、ジメチコノールなどのジメチコン;環状シリコーン流体;シクロペンタシロキサン、Dow Corning(登録商標)345流体、Silbione(登録商標)グレード、Abil(登録商標)グレードなどの揮発物;フェニルトリメチコーン;Dow Corning(登録商標)556流体が挙げられるが、これらに限定されない。また、好適なのは、ジメチコン類であり、200〜300のジメチルシロキサン単位の平均鎖長を有するジメチコンと水素添加ケイ酸塩との混合物である。Toddらによる好適な揮発性シリコーンの詳細な調査は、Cosm.Toil.91,27(1976)中に見出すことができる。特に好ましいのは、エトキシル化プロポキシル化ジメチコン(例えば、Dow Corning 5225C Formulation Aid)及びアミノプロピルジメチコン(例えば、Ciba Specialty Chemicals製のTinocare SiA1)である。
フッ素化又はペルフルオロ化アルコール及び酸を本明細書で使用することができる。これは、ペルフルオロドデカン酸、ペルフルオロデカン酸、ペルフルオロ−t−ブチルアルコール、ペルフルオロアジピン酸、2−(ペルフルオロアルキル)エタノール(ZONYL(登録商標)BA−L)を含むが、これらに限定されない。
油溶性又は油分散性添加剤は、アニオン性界面活性剤であってもよい。このようなアニオン性界面活性剤の例としては、式R100−CH(SO3M)−COOR200(式中、R100はC8〜C20、好ましくはC10〜C16アルキルラジカルであり、R200は、C1〜C16、好ましくはC1〜C3アルキルラジカルであり、Mは、アルカリ性カチオン(ナトリウム、カリウム、リチウム)、置換又は非置換アンモニウム(メチル、ジメチル、トリメチル、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウム等)又はアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)の誘導体である)のアルキルエステルスルホネート;式R300OSO3M(式中、R300は、C5〜C24、好ましくはC10〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルラジカルであり、Mは、水素原子又は上に定義されたカチオン、及び平均して0.5〜30個、好ましくは0.5〜10個のEO及び/又はPO単位を有するこれらのエチレンオキシ(EO)及び/又はプロピレンオキシ(PO)誘導体である)のアルキルサルフェート;式R400CONHR500OSO3M(式中、R400は、C2〜C22、好ましくはC6〜C20アルキルラジカルであり、R500は、C2〜C3アルキルラジカルであり、Mは、水素原子又は上に定義されたカチオン、及び平均して0.5〜60個のEO及び/又はPO単位を有するこれらのエチレンオキシ(EO)及び/又はプロピレンオキシ(PO)誘導体である)のアルキルアミドサルフェートが挙げられる。
油溶性又は油分散性添加剤は、非イオン性界面活性剤であってもよい。用いることができる非イオン性界面活性剤としては、一級及び二級アルコールエトキシレート、特にアルコール1モル当たり平均1〜20モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC8〜C20脂肪族アルコール、及びとりわけアルコール1モル当たり平均1〜10モルのエチレンオキシドでエトキシ化されたC10〜C15一級及び二級脂肪族アルコールが挙げられる。非エトキシ化非イオン性界面活性剤としては、アルキルポリグリコシド、グリセロールモノエーテル、及びポリヒドロキシアミド(グルカミド)が挙げられる。
このような非イオン性界面活性剤の幾つかの具体例としては、以下が挙げられる:ポリアルコキシル化アルキルフェノール(すなわち、ポリエチレンオキシ、ポリプロピレンオキシ、ポリブチレンオキシ)であって、そのアルキル置換基が6〜12個のC原子を有し、5〜25個のアルコキシル化単位を含有し;例は、Rohm & Haas Co.によって販売されているTRITON X−45、X−114、X−100及びX−102、並びにRhodiaによって製造されているIGEPAL NP2〜NP17である;1〜25個のアルコキシル化(エチレンオキシ、プロピレンオキシ)単位を含有するC8〜C22ポリアルコキシル化脂肪族アルコール;例としては、Dowによって販売されているTERGITOL 15−S−9、TERGITOL 24−L−6 NMW、Shell Chemical Co.によって販売されているNEODOL 45−9、NEODOL 23−65、NEODOL 45−7、及びNEODOL 45−4、The Procter & Gamble Co.によって販売されているKYRO EOB、ICIによって製造されているSYNPERONIC A3〜A9、Rhodiaによって製造されているRHODASURF IT、DB及びBが挙げられる;BASFによって販売されているPLURONIC製品等の、約2,000〜10,000の分子量を有する、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドとプロピレングリコール及び/又はエチレングリコールとの縮合から得られる生成物;BASFによって販売されているTETRONIC製品等の、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドとエチレンジアミンの縮合から得られる生成物;5〜25個のエチレンオキシ及び/又はプロピレンオキシ単位を含有するC8〜C18エトキシル及び/又はプロポキシル脂肪酸;5〜30個のエチレンオキシ単位を含有するC8〜C20脂肪酸アミド;5〜30個のエチレンオキシ単位を含有するエトキシル化アミン;1〜50個、好ましくは1〜25個、特に2〜20個のアルキレンオキシ(好ましくは、エチレンオキシ)単位を含有するアルコキシル化アミドアミン;アルキルC10〜C18ジメチルアミンのオキシド、アルコキシC8〜C22エチルジヒドロキシエチルアミンのオキシド等のアミンオキシド;1〜30個のエチレンオキシ及び/又はプロピレンオキシ単位を含有するエトキシル化及び/又はプロポキシル化α−又はβピネン等のアルコキシル化テルペン炭化水素;C4〜C20、好ましくはC8〜C18アルキル基を有し、かつアルキルポリグリコシド(APG)1モル当たり約0.5〜3、好ましくは約1.1〜1.8の平均グルコース単位数を有するグルコースと一級脂肪アルコールとの縮合(例えば、酸触媒による)によって得られるアルキルポリグリコシド(例えば、米国特許第3,598,865号、同第4,565,647号、並びに欧州特許出願公開第A−132 043号及び同第A−132 046号に記載)、特に、Henkelによって製造され、それぞれGLUCOPON 600 EC、GLUCOPON 600 CSUP、GLUCOPON 650 EC及びGLUCOPON 225 CSUPとして販売されているC8〜C14アルキル基を有し、かつ1モル当たり1.4の平均グルコース単位を有するもの、C12〜C14アルキル基を有し、かつ1モル当たり1.4の平均グルコース単位を有するもの、C8〜C14アルキル基を有し、かつ1モル当たり1.5の平均グルコース単位を有するもの、又はC8〜C10アルキル基を有し、かつ1モル当たり1.6の平均グルコース単位を有するもの。
好適な界面活性剤の別の分類は、特定のモノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤を含む。この種のカチオン性界面活性剤としては、一般式R10203040+-(式中、R基は、長鎖又は短鎖炭化水素、典型的には、アルキル、ヒドロキシアルキル、又はエトキシル化アルキル基であり、Xは、対イオンである)の四級アンモニウム塩(例えば、R10がC8〜C22アルキル基、好ましくはC8〜C10又はC12〜C14アルキル基であり、R20がメチル基であり、R30及びR40(同一であっても異なっていてもよい)がメチル又はヒドロキシエチル基である化合物);及びカチオン性エステル(例えば、コリンエステル)が挙げられる。
また、以下も有用である:エトキシル化カルボン酸又はポリエチレングリコールエステル(PEG−nアクリレート)、8〜22個の炭素原子を有する直鎖脂肪アルコール、2〜30モルのエチレンオキシド及び/又は0〜5モルのプロピレンオキシドと12〜22個の炭素原子を有する脂肪酸及びアルキル基に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールとの生成物、ラウレス−n、セテアレス−n、ステアレス−n及びオレス−n等の脂肪アルコールポリグリコールエーテル、PEG−nステアレート、PEG−nオレエート、及びPEG−nココエート等の脂肪酸ポリグリコールエーテル;ポリエトキシル化又はアクリレート化ラノリン;モノグリセリド及びポリオールエステル;1〜30モルのエチレンオキシドとポリオールとの付加物のC12〜C22脂肪酸モノ及びジエステル;モノステアレートグリセロール、ジイソステアロイルポリグリセリル−3−ジイソステアレート、ポリグリセリル−3−ジイソステアレート、トリグリセリルジイソステアレート、ポリグリセリル−2−セスキイソステアレート又はポリグリセリルジメラート等の脂肪酸及びポリグリセロール。複数のこれら物質の分類の化合物の混合物も好適である。モノステアレートジエチレングリコール等の脂肪酸ポリグリコール、脂肪酸及びポリエチレングリコールエステル;スクロエステル等の脂肪酸及びサッカロースエステル;スクログリセリド等のグリセロール及びサッカロースエステル;ソルビトール及びソルビタン;6〜22個の炭素原子を有する飽和及び不飽和脂肪酸のソルビタンモノ及びジエステル並びにエチレンオキシド付加生成物;ポリソルベート−nシリーズ、セスキイソステアレート等のソルビタンエステル、ソルビタン、PEG−(6)−イソステアレートソルビタン、PEG−(10)−ラウレートソルビタン、PEG−17−ジオレエートソルビタン;グルコース誘導体:C8〜C22アルキル−モノ及びオリゴ−グリコシド並びに糖成分としてグルコースが好ましいエトキシル化類似体;メチルグルセス−20セスキステアレート等のO/W乳化剤、ソルビタンステアレート/スクロースココエート、メチルグルコースセスキステアレート、セテアリルアルコール/セテアリルグルコシド;また、メチルグルコースジオレエート/メチルグルコースイソステアレート等のW/O乳化剤。
油溶性又は油分散性添加剤は、例えば以下のような硫酸塩及びスルホン化誘導体も含む:ジアルキルスルホスクシネート(例えば、DOSS、ジオクチルスルホスクシネート)、アルキルラウリルスルホネート、直鎖スルホン化パラフィン、スルホン化テトラプロピレンスルホネート、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム及びエタノールアミン、ラウリルエーテルサルフェート、ラウレス硫酸ナトリウム、アセチルイソチオネート、タウリン、メチルタウリン、及び硫酸イミダゾール等のアルカノールアミドサルフェート。
油溶性又は油分散性添加剤は、以下も含む:アミン誘導体:アミン塩、アミンオキシド等のエトキシル化アミン、アルキルイミダゾリン等の複素環を含有する鎖を有するアミン、ピリジン誘導体、イソキノリン、セチルピリジニウムクロリド、セチルピリジニウムブロミド、セチルトリメチルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム化合物、及びステアリルアルコニウム塩;アミド誘導体:アクリルアミドDEA等のアルカノールアミド、PEG−nアクリルアミド等のエトキシル化アミド、オキシデアミド;ポリシロキサン/ポリアルキル/ポリエーテルコポリマー及び誘導体:ジメチコン、コポリオール、シリコーンポリエチレンオキシドコポリマー及びシリコーングリコールコポリマー;プロポキシル化又はPOE−nエーテル(Meroxapols)、ポロキサマー又はポリ(オキシエチレン)m−ブロック−ポリ(オキシプロピレン)n−ブロック(オキシエチレン)コポリマー;分子中に少なくとも1つの四級アンモニウム基と少なくとも1つのカルボキシレート及び/又はスルホネート基を有する双極性イオン性界面活性剤、特に好適な双極性イオン性界面活性剤としては、いわゆるベタイン、例えば、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えば、ココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えば、ココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、及びアルキル又はアシル基中に8〜18個の炭素原子を各々有する2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、またココアシルアミノエチルヒドロキシエチル−カルボキシ−メチルグリシネート、N−アルキルベタイン及びN−アルキルアミドベタイン;アルキルイミダゾリン、アルキロペプチド、及びリポアミノ酸;自己乳化塩基(K.F.DePolo−A Short Textbook Of Cosmetology,Chapter 8,Table 8−7,p 250〜251参照);非イオン性塩基、例えば、PEG−6蜜ろう(及び)PEG−6ステアレート(及び)ポリグリセリル−2−イソステアレート[Apifac]、グリセリルステアレート(及び)PEG−100ステアレート、[Arlacel 165]、PEG−5グリセリルステアレート[Arlatone 983 S]、ソルビタンオレエート(及び)ポリグリセリル−3−リシノレエート[Arlacel 1689]、ソルビタンステアレート及びスクロースココエート[Arlatone 2121]、グリセリルステアレート及びラウレス−23[Cerasynth 945]、セテアリルアルコール及びセテス−20[Cetomacrogol Wax]、セテアリルアルコール及びポリソルビン酸60及びPEG−150及びステアレート−20[Polawax GP 200、Polawax NF]、セテアリルアルコール及びセテアリルポリグルコシド[Emulgade PL 1618]、セテアリルアルコール及びセテアレス−20[Emulgade 1000NI、Cosmowax]、セテアリルアルコール及びPEG−40ヒマシ油[Emulgade F Special]、セテアリルアルコール及びPEG−40ヒマシ油及びセテアリル硫酸ナトリウム[Emulgade F]、ステアリルアルコール及びステアレス−7及びステアレス−10[Emulgator E 2155]、セテアリルアルコール及びステアレス−7及びステアレス−10[乳化ろうU.S.N.F]、グリセリルステアレート及びPEG−75ステアレート[Gelot 64]、プロピレングリコールセテス−3アセテート[Hetester PCS]、プロピレングリコールイソセス−3アセテート[Hetester PHA]、セテアリルアルコール及びセテス−12及びオレス−12[Lanbritol Wax N 21]、PEG−6ステアレート及びPEG−32ステアレート[Tefose 1500]、PEG−6ステアレート及びセテス−20及びステアレス−20[Tefose 2000]、PEG−6ステアレート及びセテス−20及びグリセリルステアレート及びステアレス−20[Tefose 2561]、グリセリルステアレート及びセテアレス−20[Teginacid H、C、X];アニオン性アルカリ塩基、例えば、PEG−2ステアレートSE、グリセリルステアレートSE[Monelgine、Cutina KD]及びプロピレングリコールステアレート[Tegin P];アニオン性塩基、例えば、セテアリルアルコール及びセテアリル硫酸ナトリウム[Lanette N、Cutina LE、Crodacol GP]、セテアリルアルコール及びラウリル硫酸ナトリウム[Lanette W]、トリラネス−4ホスフェート及びグリコールステアレート及びPEG−2ステアレート[Sedefos 75]、グリセリルステアレート及びラウリル硫酸ナトリウム[Teginacid Special];並びにカチオン性酸塩基、例えば、セテアリルアルコール及びセトリモニウムブロミド。
他の有用な油溶性又は油分散性添加剤は、穏和な界面活性剤、過脂肪剤、稠度調整剤、更なる増粘剤、ポリマー、安定剤、生物学的活性成分、脱臭活性成分、フケ防止剤、成膜剤、膨潤剤、紫外線保護因子、酸化防止剤、防腐剤、防虫剤、可溶化剤、着色剤、細菌阻害剤、ヘアコンディショニング剤、ビタミン等を含む。
パッケージ
本発明のマスカラ組成物は、単独で、又はベースコート、トップコート、除去剤、アイライナー、アイブロー製品、若しくはこれらと組み合わせてパッケージ化してもよい。1つの実施形態では、マスカラキットは、両端パッケージであって、第1の端部が本発明のマスカラ組成物を収容し、第2の端部が本発明のマスカラ除去剤組成物を収容する、両端パッケージを含む。別の実施形態では、マスカラキットは、両端パッケージであって、第1の端部が本発明のマスカラ組成物を収容し、第2の端部がトップコート組成物を収容する、両端パッケージを含む。
本発明のマスカラ、ベースコート、トップコート、アイライナー、又はアイブロー製品パッケージ(又は補完的広告)は、マスカラ組成物の長持ちする性質を示唆するしるしを含んでもよい。例えば、このしるしは、製品が存在し続け得る特定の時間数、例えば、24時間、36時間、又は48時間を含んでもよい。あるいは、このしるしは、時計の図形を含んでもよい。このしるしは、ラベル、グラフィック、三次元形状、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される形態であってもよい。1つの実施形態では、パッケージは、砂時計のしるしを含み、その砂時計のしるしは、内部の製品が持続性であることを消費者に伝えることができる。好ましい実施形態では、マスカラキットは、両端パッケージであって、第1の端部が本発明のマスカラ組成物を収容し、第2の端部が本発明のマスカラ除去剤組成物を収容し、両端パッケージが長持ちすることを示唆するしるしを含む、両端パッケージを含む。最も好ましくは、しるしは、砂時計を含む。
使用
従来のマスカラ用途(例えば、睫毛を着色する)に加えて、本発明のマスカラ組成物又はトップコートは、更なる機能のために使用することができる。例えば、本明細書に記載されるマスカラは、アイライナー、アイブローペンシル、アイブロースタイリングジェル、アイブローハイライター、ベースコート、プライマー、活性物質送達システム等として用いることができる。また、記載されるマスカラ組成物を用いて、顔、又は特に眼領域の周囲に装飾品を取り付けることができる。例えば、本発明のマスカラ組成物は、つけ睫毛、グリッター、ラインストーン、羽根、宝石等を顔又は眼領域に取り付けることができる。更に、本発明のマスカラ組成物は、例えば、ファンデーション、コンシーラー、頬紅、口紅等の半永久的な顔面メイクアップを作製するか、又は(例えば、脚又は背中等の身体の様々な部分におけるタトゥー、染み、血管、又は傷を隠すための)ボディコンシーラーを作製するために改変することもできる。当業者は、これら形態の全てが着色剤の存在を必要とする訳ではない、例えば、装飾品又は眉毛スタイリングジェルを取り付けるための組成物は透明であってもよいことを認識する。
試験方法
以下の実施例のセクションでは、本発明のマスカラ組成物を現在のマスカラ組成物(大衆に販売するために提供されているか又は最近開発された製品)と比べて試験する。2つの試験方法:可撓性試験及び摩耗試験を用いる。
可撓性試験方法
可撓性は、ラテックス伸長試験によって測定する。この試験は、着色膜(すなわち、マスカラ組成物)の塗布後の小はがれ及びはがれに対する耐性を予測する。小はがれ、はがれ、及び他の方法による膜の破損は、一般的に、通常の運動中の皮膚、目蓋、及び睫毛の動きによって生じる。また、破損は、眼をこすったり顔を洗ったりする等の物理的摩擦によっても生じる。ラテックス伸長試験方法は、以下の通りである:
設備:
1.Ansell Edmont Industrial techniciansの裏地のついていない手袋(長さ30.5cm(12”)、0.43mm(17mil))USDA認証番号390、サイズ9、
2.L.A.のLa Femme Cosmetics,Inc.から入手可能なもの等の使い捨てリップブラシ、
3.化学てんびん(小数点第4位まで)、
4.定規、及び
5.米国特許第6,071,503号の図2に説明及び図示されている装置。前記装置は、Luciteシート及び棒材から構成することができ、柱部2aは約27.9cm(11インチ)離間している。
6.Butler Gum Techniqueの実物大歯ブラシ、毛先が柔らかいタイプ
手順:
(1)指と指との間(ribbing)及び親指を避けて、手袋の手首領域から幅2.54cm(1インチ)のバンドを切り取る。
(2)エンボス加工された数字を避けて、バンドの中央に2.54cm×2.54cm(1×1インチ)のブロックのしるしを付ける。
(3)使い捨てリップブラシを用いて、工程(2)でしるしを付けたバンドの2.54cm×2.54cm(1×1インチ)の領域に均一に40mg+/−2mgを塗布する。
(4)工程(6)のラテックスバンド上のサンプルを10分間周囲室内条件で静置させる。次いで、サンプルを1時間50℃のオーブンに入れる。1時間後、オーブンからサンプルを取り出し、そのサンプルを10分間周囲室内条件で静置させる。
(5)ラテックスバンドAと塗布された化粧品膜との合計重量を計量し、記録する;以下Aと称する。
(6)バンドを27.9cm(11インチ)の長さに5回伸長させ、それぞれの伸長後、バンドをほぼ元の形状まで戻す。5回目の伸長時に、バンドを装置(1)の柱部(2a)上を滑らせる。
(7)ゴム製の歯ブラシを用いて、5往復膜表面をこする。
(8)柱部(2a)からラテックスバンドを注意深く外し、それをほぼ元の形状まで戻す。
(9)ラテックスバンドの重量を(残りの化粧品と共に)記録する;以下Bと称する。
(10)以下の等式を用いて、化粧品膜の重量減少を計算する:
重量減少(WL)=A−B
試験する各化粧処方について工程(1)〜(10)を3回繰り返す。3つのWL値の平均を求める;以下、平均重量減少又はAWLと称する。AWL値が低いことは、望ましい膜の接着性及び凝集性バランスを有する可撓性膜であることに一致する。本発明の組成物のAWLは、0.003g以下、最も好ましくは0である。
摩耗試験方法
この試験は、睫毛に接触する物体に対する色移動に対する化粧品膜の耐性を予測する。このような物体は、手、衣類、ハンカチ、又はティッシュ、ナプキン、手拭い、タオル等を含んでもよい。
Figure 2013508421
手順:
1.引き下げ準備:
a.Lenetaカードを引き下げ板上に、黒/白側を上にして置く。十分にサンプル及び溶媒を識別できるようにカードの右上をラベルする。皮脂がカード上の製品の膜厚に影響を及ぼす場合があるので、できるだけカードに触れないように注意する。
b.カードの上面に1〜2mLの製品を線状に塗布し、0.015cm(0.006”)の引き下げ棒を用いて膜をカードの全長だけ引き下げる。
c.試験する全ての製品について工程1a及び1bを繰り返す。
d.全ての引き下げが完了したら、それらを1時間50℃のオーブンに入れる。膜表面を傷つけないように注意する。
e.1時間後、サンプルをオーブンから取り出し、周囲室温に釣り合わせる。
2.サンプルの摩耗:
a.弓状の穴あけ器を用いて、「WypAll」紙タオルから直径3.8cm(1 1/2”)の「摩耗基材」ディスクを打ち抜く。
b.完全にかつ均一に、(重ならないように)両面テープのストリップを2kgのおもりの底部に適用する。おもり底部の外辺部を超えて延在する過剰なテープを切り取る。1枚のWypAllディスク(1プライの厚さ)をべたっとしたおもりの底部に置き、接着させる。これを用いてフィルムを摩耗させ、どの程度で除去されるかをみる。
c.第1の7.6cm(3”)×7.6cm(3”)の試験領域の中心にディスク/おもりを置く。1/8ずつ回転を増加させながら、2回完全に回転させてディスクをねじる。注意深くおもりを取り除き(引き下げから上方に離す)、おもりの底部から研磨ディスクを取り外す(ディスクがそれ以上おもりの底部に強く接着しなくなったら両面テープのみを取り替える)。
d.全ての以下のLenetaカード引き下げについて、2a、2b、及び2cを実施する。
3.色測定
a.バックパネル上に位置するトグルスイッチを入れることによりMicroflashを起動させる。
b.「Set−up」という語が現れるまで、microflashの前側の「Menu」キーを押す。
c.「set−up」という語の真下にあるボタンをクリックして、セットアップメニューを選択する。
d.矢印キーを用いて、較正プログラムを立ち上げる。
e.「手持ち式ヘッド」をSpecular Includedに設定する(ヘッド上のトグルを用いて、「白」(対黒)がポートを通して示されていることを確認する。)
f.較正プログラムによって、microflashヘッドの下に白色タイルを置いて、トリガーを押すように促される。
g.プロンプトが、Black Trapを測定するように指示する。ヘッドの下にblack trapを置き、トリガーを強く握る。
h.これで較正が完了する。
i.Microflashの手持ち式ヘッドの裏側のトグルを用いて、Specularを「Excluded」に設定する(「黒」がポート通して示されていることを確認する)。
j.メインメニューから「Illuminant」を選択する。D65/10設定を用いる。
k.メインメニューからDisplayを選択する。CIE LCH Dataを選択し、追加する。
l.測定するために、Microflashの前側の大きなメニューキーを押す。
m.未使用の「WypAll」ディスク上にMicroflashを置き、トリガーを強く握ることによって読み取る。次いで、製品膜を研磨した「WypAll」ディスク上にMicroflashを置き、トリガーを強く握ることによって読み取る。
n.デルタL値(DL)を記録する。
o.サンプルとサンプルとの間で測定表面を拭き、清浄にする。
試験する各化粧処方について、工程(1)〜(3)を3回繰り返す。3つのDL値の平均を求める;以下、平均デルタL値減少又は平均DLと称する。平均DL値が低いことは、優れた摩耗耐性を有する膜であることと一致する。本発明の組成物の平均DLは、4.00以下、好ましくは約3.00以下、最も好ましくは約2.00以下である。
マスカラ組成物の実施例
(実施例1)
真下の表1に記載される方法に従って、表1の組成を有する本発明に係るマスカラ組成物を作製する。
Figure 2013508421
相Aの成分を融解させ、低剪断攪拌で共に混合する。相Bを相Aに少しずつ添加し、その後高剪断攪拌で分散させる。次に相Cを添加し、高剪断攪拌で混合する。次に相Dを添加し、高剪断攪拌で分散させる。バッチを周囲条件へと冷却し、次いで相Eを添加して混ぜ込む。
(実施例2)
以下の表2Aに示す組成を有する本発明に係る更なるマスカラ組成物1〜4番を調製する。
Figure 2013508421
多くの現在販売されているマスカラ、一般大衆に販売するために最近入手可能である製品を購入し、試験する。これら製品は全て、標準的なマスカラ製品よりも優れた又は長持ち特性について宣伝されている。それに関係なく、試験する比較マスカラ製品を以下の表2Bに示す。
Figure 2013508421
*この製品は、現在では消費者に対して販売するために入手することはできないが、他の全ての比較製品は、消費者が入手可能である。
2つの試験方法は上記の通りであり、試験した製品及び試験結果を以下の表2Cに示す。
Figure 2013508421
明らかであるように、本発明のマスカラ組成物(1〜4番)は、個別にも平均しても現在販売されている製品(5〜9番)のいずれよりも優れた性能を示した。
(実施例3)
表3に係る組成を有する別のマスカラ組成物を以下の方法に従って作製する。
Figure 2013508421
相Aを加熱して、Cowles Bladeミキサーを用いて顔料を分散させる。相Bの材料を周囲条件で共に攪拌し、及び相Cの材料を周囲条件で共に攪拌し、次いでそれを相B(ゲル相B)に加え、そしてこの混合物を攪拌し、次に約85℃に加熱する。相A及び相B/Cを共に混合して水中油(ろう)型エマルションを作製する。混合物を15分間攪拌し、次いで室温まで徐々に冷却する。冷却中に、相D及びEを混合物に加え、60℃よりも低温で攪拌する。マスカラが約25〜50℃まで冷却されたら、相Fをマスカラに加えて混合する。
(実施例4)
表4は、本発明のマスカラ組成物上に使用するための例示的なトップコートの組成を示す。
Figure 2013508421
(実施例5)
表5は、アイライナー及びコンシーラーとして使用するための例示的なマスカラ組成物を示す。
Figure 2013508421
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図している。
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用される全ての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。更に、本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいて、本書においてその用語に与えられた定義又は意味が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され、記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 睫毛、目蓋、又はこれら両方にマスカラ組成物を塗布する工程を含む、目蓋又は睫毛をコーティングする方法であって、前記マスカラ組成物が、
    a.約15重量%〜約50重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチルロジネート、グリセリルロジネート、並びにこれらの水素添加形及び混合物からなる群から選択される成分と、
    b.約0.1重量%〜約14重量%の着色剤と、
    c.約3.0重量%未満、好ましくは約1.0重量%未満、更により好ましくは約0.1重量%未満のろうと、を含む、方法。
  2. 前記組成物が、可撓性試験において1.0未満のスコアを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記組成物が、摩耗試験において、3.0未満、最も好ましくは2.5未満のスコアを有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記組成物が、前記睫毛又は前記目蓋上に約24時間超、より好ましくは約36時間超、最も好ましくは約48時間超残存する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記マスカラ組成物が、約17重量%〜約30重量%の、トール油グリセリド、ペンタエリスリチル水素添加ロジネート、及びこれらの混合物からなる群から選択される成分を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. オルガノシロキサン樹脂及びその混合物からなる群から選択される透明ポリマーを含む第2の層を前記睫毛又は前記目蓋に塗布する工程を更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2の層が着色剤を含まない、請求項6に記載の方法。
  8. 前記マスカラ組成物が、約15重量%〜約50重量%の1種以上のトール油を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記マスカラ組成物が、約1重量%〜約20重量%のジステアルジモニウムヘクトライトを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記マスカラ組成物が、マスカラパッケージに収容され、前記マスカラパッケージが、長持ちを示唆するしるしを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記しるしが砂時計を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 両端パッケージを含むマスカラキットであって、第1の端部が請求項1〜11のいずれか一項に記載のマスカラ組成物を収容し、第2の端部がマスカラ除去剤組成物を収容する、マスカラキット。
  13. 前記パッケージが、長持ちを示唆する砂時計のしるしを含む、請求項12に記載のマスカラキット。
  14. 前記マスカラ組成物が、揮発性キャリアを含み、乾燥したマスカラ組成物膜が約30重量%〜約70重量%、より好ましくは約15重量%〜約80重量%、最も好ましくは約20重量%〜約70重量%の成膜剤からなるように揮発性キャリアに対する成膜剤の比が制御される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記組成物がろうを実質的に含まない、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
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