JP2013503021A - 過分極材料及びそれらの混合物を作製するシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2009年8月31日に提出された米国仮特許出願第61/238,647号に基づく優先権を主張するものである。更に本出願は、2006年2月21日に提出された米国仮特許出願第60/775,196号、2006年5月23日に提出された米国仮特許出願 No. 60/802,699 号、2008年4月3日に提出された米国仮特許出願 No. 61/042,239 号、2008年4月4日に提出された米国仮特許出願 No. 61/042,398号、2008年11月4日に提出された米国仮特許出願 No. 61/111,050号、2009年8月31日に提出された米国仮特許出願 No. 61/238,647号、2008年8月18日に提出された米国仮特許出願12/193,536号及び2009年4月6日に提出された国際出願PCT/US2009/39696号にも関する。前述の特許出願の各開示の全文を、引用をもってここに援用することとする。
開示の分野
本開示は、過分極核を含む優れた材料と、同材料を作製する技術とに関する。
最近の実験では、多様な核の過分極が、化学反応中に起きる、一つの分子から別の分子の遷移を生き延びることができることが実証されている。例えば、ピルビン酸ナトリウム中の過分極(「HP」)13C 核は癌組織の代謝を受けて、過分極乳酸塩、アラニン等を生じることができることが示されている。
(典型的には、B
> 10 T) 及び大変低い温度(典型的には、T
< 100 mK) に晒すことであり、このとき、いずれかの非ゼロ・スピン核の飽和核分極は大変高い。
層を吸着することによる、3Heの緩和剤としての使用を教示している。3He
被覆層における量子トンネル効果により、その下の材料が急速に緩和して、高B/T環境で核分極が急速に飽和する。3He
は化学的に不活性であり、更に、高B/T環境からウォーム-アップ前に材料から完全に取り除くことができるため、
vivo での利用の問題に対処することができる。米国特許第No.
6,651,459号は更に、4He
を用いて3He
を分極後の材料表面から取り除くことで、ウォーム・アップ時の脱分極を減らすことを教示している。
は、それが密に接触している基質層を有効に緩和させることができるという点である。このように、当該材料は分極前に大変高面積の基質に作成されねばならず、材料の扱いが困難になりかねない。
本開示の利点を以下に記載するが、以下の説明からも明白となるであろう。本開示の更なる利点は、ここの記載及び請求項に特に指摘された方法及びシステムや、付属の請求項からも理解され、また達成されるであろう。
該第一材料を少なくとも一つの他の材料に反応させて、過分極核を含む混合物を形成してもよい。好適な実施態様では、第一材料中の核は、13C、15N、1H、31P 及び29Siから成る群より選択される少なくとも一つの材料を含む。
更に本方法は、第一材料を少なくとも一つの他の材料に反応させて過分極核を含む混合物を形成するステップも含む。
別の局面によれば、分極ステップは好ましくは、第一材料を分極環境に暴露するステップを含むとよい。これは好ましくは、(i)第一材料の温度を下げるステップと、(ii)第一材料を、増強された磁場に晒すステップであって、このとき第一材料は、第一材料に含まれた少なくとも一つの水素核を熱力学的平衡に至るまで分極させるのに充分な時間、分極環境下に暴露される、ステップ、のうちの少なくとも一つを含むとよい。第一材料は、STPで固体でも、液体でも、及び/又は気体でもよい。好ましくは、本方法が、第一材料が固体状態にあるうちの第一材料を分極環境(例えばクリソスタット(原語:crysostat)から抽出するステップを含むとよい。また、分極時間は、好ましくは、メチル基中の少なくとも一つの水素核を分極させるのに充分であるとよい。
秒で移動させるように適合及び構成されるとよい。
m/sを超える、あるいは必要に応じた速度で、圧縮ガスにより導管を通じて第一材料を指向することにより、それが第二位置に指向される。圧縮ガスにはヘリウムを含めることができ、また3Heを含めてよい。更なる例としては、第二位置には、第一材料を融解させるための融解容器を含めることができる。ある実施態様では、減衰した磁場の領域には、減衰した磁場の領域での磁場の強度を地球のバックグラウンド磁場よりも小さい大きさに低下させるための磁気遮蔽が含まれる。別の局面では、本システムには、分極環境中にあるうちに第一材料を加温するための手段(例えば電気抵抗ヒーター)を更に含めることができる。加温手段は、好ましくは、第一材料の温度を、第一材料のT1が最小値になる温度より低い温度(Tmin)から、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より高い第二温度まで、第一材料を実質的に融解又は昇華させることなく上昇させるとよい。更なる局面によれば、第一材料は、分極前には高表面積粉末の形状であってよい。更に、第一材料の核は、(i)動的核分極、(ii)核オーバーハウザー効果、(ii)パラ水素誘導型分極、(iii)第一水素の核を、予め過分極させた気体の過分極核に暴露すること、(iv)第一材料をブルートフォース(原語:brute force )環境に暴露すること、及びこれらの組合せから成る群より選択される技術を用いて最初に分極させることができる。更に本開示は、少なくとも一つのメチル基を有する材料を含む有利な作用物質であって、但しこの場合、該メチル基中の炭素核が過分極させてあり、該有利な作用物質は、分極用クライオスタットの外では固体であるように適合及び構成されている、作用物質を提供するものである。該有利な作用物質は、ここの教示のいずれに従っても、作製することができる。
開示された実施態様の好適な実施態様を以下、詳細に参照するが、その例を添付の図面でも図示する。開示された実施態様の方法及び対応するステップを、本システムの詳細な説明と関連付けて解説する。
放射性トレーサーとは異なり、過分極核を含む材料に特徴的な核分極崩壊時間(T1)はそれらの周囲環境の関数である。材料(液体、固体、気体等)の温度、磁場及び物理状態はすべて、誘導された核分極が、熱平衡に抗して崩壊するまでのどのくらい存続するのかを決定する上で役割を果たす。適した条件下では、T1は極めて長くすることができる。崩壊時間を長くすると、長距離にわたってHP材料(即ち、過分極核を含む材料)を輸送する可能性が開かれる。このように、HP材料をその後、消費可能なように提供することができ、ユーザーがその施設に分極剤を配置する必要がなくなり、コスト負荷が軽減する。
を短縮する。TA/EPA は、材料を融解させてその液体状態にさせることなく、取り除くことができる。しかしながら、液体状態での材料中の13CのT1は典型的には10乃至60秒のオーダーである。これを理由として、DNPを用いて過分極させた材料の長時間の保管及び/又は輸送は、実現可能ではない。その結果、DNP 分極剤は典型的には、それらが生じるHP材料を分析するために用いられるNMR/MRIシステムに大変近くに配置される。
生理的目的の数多くの分子がメチル基を含有する。このような分子には、酢酸ナトリウム、ピルビン酸ナトリウム等がある。メチル基の存在は、HP材料の扱いに深い影響を有する。図2に見られるように、酢酸のT1
はその融解点より遥かに低い温度に最小値を有する。その最小値の位置はいくらか磁場依存的である。T1 の最小値は、メチルの炭素に結合した三つの1H 核の回転の結果である。これらの水素核は低温でも回転し続け、近くの核を、さもなければT1が大変高くなりかねない磁場/温度状態でも緩和させる。
これまでは、気体以外の材料中に高レベルの核分極を生じさせるために「ブルートフォース」環境を用いることには問題があった。なぜなら、大半の核の緩和時間はこのような条件下ではとても長いからである。出願人は、分極させる材料を高表面粉末として構成し、この粉末の表面を3Heに暴露することにより、磁気緩和時間をより短くし、産業レベルの生産になじませることができることを発見した。更に出願人は、材料の表面からの3He除去は、材料を4Heに暴露することにより達成できることを発見した。これにより、材料のT1が大きく増加し、分極を不当に失うことなく、室温までそれを加温することができる。材料が室温まで戻ると、材料中の核は「過分極」する。上で暗示したように、材料中のいくつかの核の核分極は、熱平衡で起き得るよりも大きい。こうして、「過分極した」核を含む材料は、多様なNMR/MRIプロトコルに用いることができる。最も注目すべきことに、材料は、それ単独で、in vivo MR材料として用いることも、あるいは、前駆体として別の材料と反応させて、NMR/MRI材料としてそれ自体が有用である第三の材料を形成することもできる。
1)気体を高表面積粉末又は焼結品として構成する。例示的な非限定的例として、これは、材料をエーロゾルの表面上で凍結させるか、あるいはより有利には、高表面積の「雪」として凍結させることにより、行うことができる。
2)気体を冷却して、平衡核分極が大変高い「ブルートフォース」(大変低い温度、大変高い磁場)状態にすること。
3)凍結させた気体を3Heの被覆層に暴露する。熱緩和のための通路を提供することに加え、この3Heの層は、「ブルートフォース」状態では高分極している、凍結気体の最上層中の核を効率的に磁気緩和することで熱平衡に至らせる働きをする。この意味で、3Heの固有の特性は、核の緩和を高分極状態に促す緩和剤として用いられる。
4)凍結気体を4Heの被覆層に暴露する。4Heの層は、凍結気体の表面から3Heを効率的に取り除く作用をする。これにより核が効果的に絶縁され、分極を不当に失うことなく、それらを室温まで加温することができる。
MRI用途)で用いられる第三のHP材料を形成してもよい。ある好適な実施態様では、生物学的MRI用途に向けた目的分子を含有する材料を用いる。以下の例は、部分的に経験、そして部分的には洞察に基づくものである。
重水素化酢酸をLN2に微細に分割された液滴形状で導入することにより、これらを凍結させて高表面積ペレットにする。このペレットの表面積をBETで~ 5 m2/gと測定する。ペレットを希釈冷蔵庫の試料チャンバー内に配置し、10 T磁場の存在下で T < 100 mK に冷却する。3He を試料チャンバーに加えて、磁気緩和を促す。試料が分極したら(NMRを用いて観察することができるプロセス)、4He を試料チャンバーに加え、試料表面から3Heを取り除く。試料をT ~ 5 K まで加温し、ヘリウムガスを取り除く。ペレットを分極用クライオスタットのチャンバーから取り出すが、その間、温度は T < 10 Kにそして磁場は > 0.1 テスラに維持する。ペレットを、同様の磁場/温度を維持する輸送用クライオスタットに移す。輸送後、ペレットの温度を T < 10 K からT ~ 77 Kに、例えばそれらを液体窒素に浸漬することにより、急速に上げる。その後、ペレットを輸送用クライオスタットから取り出し、MRシステムの近くに、分極を維持するために小さな磁場及び適した低温材料を用いて運ぶことができる。ペレットを磁場の存在下で、加熱した水酸化ナトリウム溶液に滴下することでそれらを急速に融解させて、例えば過分極した酢酸ナトリウム溶液(即ち、過分極した核を含む酢酸ナトリウム溶液)の形でなど、過分極混合物を生じさせてもよい。
好ましくはin vivoへの注射に適した溶液などの混合物に変換する。過分極溶液は無菌のライン5から患者6へと注射される。その後、NMR/MRI システム7を用いて多種のNMR/MRIプロトコルを行う。
上述したものなどの外的な緩和剤又は分極剤の代替案は、高B/T状態で内因的に迅速な緩和速度を有する核を含有する材料を直接分極させることである。このような核は珍しい。なぜならこれらの条件下では、上に記載した通り、T1は典型的には大変な低温ではとても長く、100mk未満の温度では数週間から数か月のオーダーである場合もあるほどである。しかしながら、一つ以上のクラスの迅速に緩和する核を同定することにより、いずれかの種類の不純な触媒又は外的薬剤を必要とせずに、高B/T条件で妥当な短い時間で高度の分極を生じさせることが可能になる。
42.6 MHz/テスラ) の磁場では、メチル回転子のプロトンのT1 は、温度及び磁場の両者について非依存的である。これは、T1がこの範囲の温度減少に対して指数関数的に増加すると予測される量子トンネル効果を示さない分子のT1からは大変異なる。これの驚くべき結果は、CH3基のプロトンの飽和分極を、大変高いB/T条件下でも急速に生じさせられることである。これは、CH3基のプロトンの温度非依存的トンネル効果の結果、トリチル・ラジカルなどの分極剤、又は外的に添加される緩和剤などの添加なしに起きるものである。
(特にカルボニル)を有する傾向にある。更に、炭素の化学シフトはプロトンのそれよりも遥かに幅広いため、分光法研究でそれらを解析することはより容易である。これを理由として、本開示の更なる局面は、ある一つの分子中の核間で分極を効率的に移動させる方法に関し、特にメチルプロトンから近くのメチル及び/又はカルボニルの炭素に移動させて、それらをMR研究で用いられるようにする方法に関する。
はそれぞれ核1、2の磁気回転比である。BL
は典型的には、ある一つの分子中の隣り合った核については 1
− 5 G のオーダーであるため、B は、分極の迅速な移動のためにもこのオーダーでなくてはならない。B
< BLについては、τ → T2であることが容易に見て取れる。固体状態におけるT2
は、典型的には、数十マイクロ秒のオーダーであるため、分極の交換は B
< BLでは大変高速に起きる。
1 秒間、出し入れすることで6.65 T 及び2.5 Kで 13C 熱力学的平衡に分極している。これらの例及び他は、低磁場熱混合を用いて、プロトンから13Cなどの異核に分極を移動させることが可能であることを実証するものである。
は、典型的には周囲の磁場の強力な関数だからである。例えば米国特許第6,466,814号では、固体 2-13C-2,2-ビス(トリジューテロメチル)-1,1,3,3-テトラジューテロプロパン-1,3-ジオールをLFTMを用いて分極させ、それを分極用クライオスタットから試料スティックの末端で引き出すことで抽出し、最後に溶解させて溶液を形成させている。その結果の13Cに対する強調因数を溶液中で測定すると~ 12と出た。総ポテンシャル・ゲイン、又は強調因数は ~
> 100 だったため、高B/Tで誘導された分極のうちの90%を超えるものが、抽出中に失われた。
5 T1のオーダー、又は約4
- 5 分である。二つのFIDシグナルの比が強調因数である。強調因数は当然ながら、試料を最初にどれだけ早く測定できるかの影響を受けることは理解されよう。上述したものなどの12の強調因数は、過分極溶液からのシグナル強度が、試料が強調されなかった場合に同じ分光計で同じ溶液を計った場合の12倍であったことを意味する。
vivoに導入することのできる形状にする。用途及び材料に応じて、これは溶液、懸濁液、コロイド又は他の種類の混合物の形を採ることができる。懸濁液には更に、生理的に許容できる液体に懸濁させた固形ペレット、あるいは、固体又は液体過分極材料の封入物も含まれよう。
号及び米国特許第6,278,893 号はどのように懸濁液、コロイド又は他の種類の混合物を形成するかを教示しておらず、またそれらは封入材料をどのように分極するかについては解説していない。この開示の更なる局面は、過分極材料を用いてこれらの種類の混合物を作製する方法を教示している。
tanh μB/kT (但し式中、 μ = スピンの磁気回転比及び
k = ボルツマンの定数で計算することができる。ここで記述する場合の「過分極」とは、熱力学的平衡を超える核分極の発生を言う。
は核磁気のz成分(即ち、周囲磁場に対して平行な Mz)の回復の時間定数であり、スピン・アンサンブルと格子との間の相互作用を述べたものである。 T1 は、過分極した核種の関数であるだけでなく、温度、磁場、分子構造、又は上述のすべての組合せの関数でもあることに注目されたい。
よりも小さいが、液体ではT2 ~ T1である。艇磁場熱混合実験においては、核間の分極から移動までの時間は典型的には ~ T2である。格子全体についての分極から崩壊までの時間は ~ T1である。従って、過分極材料の低磁場への暴露の時間が(他の核(例えばメチル基の炭素核)とのメチル基中のプロトンの熱混合が可能なように)が T2 > t > T1であることが重要である。
の材料であるとよい。こうして本方法は、選択的には、分極用クライオスタット内の高B/T環境内に迅速に導入し、かつそこから抽出できるように試料をペレット化するステップを明示したものである。
< t < T1となるようなものであるとよい。
液体1-13C 標識酢酸を、液体窒素(「LN2」)中に滴下することでそれを凍結させてペレットにする。このペレットを採集し、高B/T環境(例えば8-10 テスラのバックグラウンド磁場で約150 mKの低温環境など)に導入する。酢酸中のメチル(「CH3」)基中のプロトンが完全に緩和するまで、これらを高B/T環境に維持するが、これは、NMRを用いるか、あるいはこのような条件下でのプロトンT1を前もって測定しておくことで、観察することができる。次にペレットを、高B/T環境から高圧ヘリウムガスを用いて導管を通じて指向/放出する。光凍結ペレットを加速する実例は、一般的に、例えば凍結水素ペレットを1000 m/秒のオーダーの速度で融合トカマクに導入する分野などで、公知であることは認識されよう。これらが放出されるときには、ペレットは分極磁場から大変に低磁場の領域へと送られるため、分極はプロトンから近くの13C 標識されたカルボニルへと流れる。ペレットはある一定量にして、ペレットの周囲温度/磁場環境を独立に制御することのできる、高B/T環境の外で採集される。非排他的な例としては、体積を、 ~ 200 K にドライアイスを用いて維持することができる。小さな永久磁石を用いてペレット上の磁場を維持することができる。このような条件下では、酢酸中の13C のT1は数分のオーダーであり、分極後の酢酸を短距離、輸送するには充分な長さである。その後、ペレットをその体積で融解させ、加温した緩衝液と反応させて、高度に分極した酢酸ナトリウム溶液を生成することができる。
実施例1で解説した通り、液体1-13C 酢酸ペレットを製造し、高B/T 条件まで冷却する。CH3
基中のプロトンが分極したら、まだ分極用磁場にあるうちに、Tmin よりも高いが、それらの融解温度より低い温度までこのペレットを加温する(酢酸の場合のTmelt ~ 17°C)。次にこれらを分極用クライオスタットから指向/放出させて、これらを保管/輸送できるように採集するか、あるいはすぐ使用できるように融解させることができる。
粉末化させた無水1-13C 標識済み酢酸ナトリウムを、例えば緩衝液又は生理食塩水などのin vivo MR 用途に適した溶媒に混合する。次に、例えばこの溶液をLN2中に滴下するなどにより、これを凍結させてペレットにする。次にこのペレットを高B/T環境に暴露する。これらを、酢酸ナトリウム中のCH3基中のプロトンが完全に緩和するまで、高B/T環境に維持する。
粉末化させた無水1-13C標識済み酢酸ナトリウムを、例えば緩衝液又は生理食塩水などのin vivo MR 用途に適した溶媒に混合する。次に、この溶液を薄層ポリマー・シェル中に封入して、in vivo用途にとって充分に小さい個々のビーズに形成する。ペレットは選択的には、例えば線維種又は腫瘍などの所望のin vivo構造に結合させるなど、所望のin vivo機能を生じるように官能化させることができる。選択的に官能化させたカプセルは、酢酸ナトリウム中のCH3基のプロトンが完全に緩和するまで、高B/T環境に維持される。次にペレットを高B/T環境から高圧ヘリウムガスを用いて指向/放出させ、生理的な許容可能な溶液と混合して、過分極懸濁液を形成する。
Velas, Berlin, 1978に解説されている。本発明の実施態様のいくつかの文脈では、核オーバーハウザー効果は、メチル基中の水素核に通常よりも高い分極を有させることにより、利用することができる。
Claims (115)
- a)分極させようとする第一材料であって、メチル回転基を含む第一材料、を提供するステップと、
b)第一材料のメチル基中の少なくとも一つの水素核の分極を増加させるステップと、
c)第一材料中の少なくとも一つの水素核の増加した分極を、他の核へ移動させるステップと
を含む、過分極材料を製造するプロセス。 - 第一材料が、129Xe、13C、15N、1H、2H、31P、19F及び29Siのうちの少なくとも一つを、その原子部位の一つ以上を置換することにより同位体濃縮されている、請求項1に記載の方法。
- 第一材料が、分極前に常磁性物質及び分極剤を実質的にパージしてある、請求項1に記載の方法。
- 分極ステップが、(i)第一材料の温度を下げるステップと、(ii)第一材料を、増強された磁場に晒すステップであって、このとき第一材料は、第一材料に含まれた少なくとも一つの水素核を熱力学的平衡に至るまで分極させるのに充分な時間、分極環境下に暴露される、ステップ、のうちの少なくとも一つを含む、第一材料を分極環境に暴露するステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで気体である、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで液体である、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体である、請求項1に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から、減衰した磁場の一領域を通って第二位置に指向させることで、分極ステップ後に第一材料中の少なくとも一つの核から他の核へ分極が移動し易くするステップを更に含む、請求項4に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、T2を超えるがT1未満の時間をかけて移動させる、請求項8に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から第二位置に1.0秒未満で移動させる、請求項9に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から第二位置に0.1秒未満で移動させる、請求項9に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から第二位置に0.01秒未満で移動させる、請求項9に記載の方法。
- 第一材料を分極環境から第二位置に約0.001秒で移動させる、請求項9に記載の方法。
- 分極時間が、メチル基中の水素核を分極させるために充分である、請求項4に記載の方法。
- 第二位置が磁場を持つ低温環境を含む、請求項8に記載の方法。
- 第二位置が、磁石を含む輸送用クライオスタットを含み、この場合、磁石は磁場を低温で第一材料に印加する、請求項15に記載の方法。
- 第一材料が分極ステップ後に固体状態であり、第一材料を流体圧で加速することにより、第二位置に指向する、請求項8に記載の方法。
- 第一材料を圧縮ガスで導管を通じて指向することにより、第二位置に指向する、請求項17に記載の方法。
- 第一材料を10 m/sを超える速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項18に記載の方法。
- 第一材料を100 m/sを超える速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項18に記載の方法。
- 第一材料を1000 m/sを超える速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項18に記載の方法。
- 圧縮ガスがヘリウムを含む、請求項18に記載の方法。
- 圧縮ガスが3Heを含む、請求項22に記載の方法。
- 第二位置が、第一材料を融解させるための融解容器を含む、請求項8に記載の方法。
- 減衰した磁場の領域が、減衰した磁場の領域での磁場の強度を地球のバックグラウンド磁場よりも小さい大きさに低下させるための磁気遮蔽を含む、請求項8に記載の方法。
- 放出前に、分極環境にあるうちの第一材料を加温するステップを更に含む、請求項8に記載の方法。
- 加温ステップが、第一材料の温度を、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より低い温度から、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より高い第二温度まで、第一材料を実質的に融解又は昇華させることなく、上昇させる、請求項26に記載の方法。
- a)分極しようとする第一材料を高表面積粉末の形状で提供するステップと、
b)b)(i)第一材料の温度を下げるステップ、及び(ii)第一材料を、増強された磁場に晒すステップであって、第一材料を、第一材料に含まれた少なくとも一つの核を分極させて熱力学的平衡に至らせるのに充分な時間、分極環境に暴露するステップ、のうちの少なくとも一つを行うことにより、分極環境にある容器内の第一材料に含まれた少なくとも一つの核の分極を増加させるステップと、
c)第一材料を、分極環境から減衰した磁場の領域を通じて第二位置に指向している間、第一材料中の少なくとも一つの核の増加した分極を他の核に移動させるステップと
を含む、過分極材料を製造する方法。 - 高表面積に構成された第一材料を、材料に含まれた少なくとも一つの核を分極させるのに充分な時間、3Heに暴露する、請求項28に記載の方法。
- 3Heへの暴露に続き、高表面積の第一材料を4Heに暴露して3Heを取り除く、請求項28に記載の方法。
- 4Heへの暴露に続き、第一材料を実質的に融解又は昇華させることなく加温して、材料中の核を過分極させる、請求項28に記載の方法。
- 加温ステップが、第一材料の温度を、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より低い温度から、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より高い第二温度まで、第一材料を実質的に融解又は昇華させることなく、上昇させる、請求項28に記載の方法。
- 加温中、材料を磁場に維持する、請求項28に記載の方法。
- 第一材料を、分極環境から第二位置に、T2を超えるがT1未満の時間で指向する、請求項28に記載の方法。
- 第二位置が磁場を持つ低温環境を含む、請求項34に記載の方法。
- 第二位置が、磁石を含む輸送用クライオスタットを含み、この場合、磁石が第一材料に低温で磁場を印加する、請求項35に記載の方法。
- 第一材料を、(i)動的核分極、(ii)核オーバーハウザー効果、(ii)パラ水素誘導型分極、(iii)第一材料の核を、予め過分極させた気体の過分極核に暴露すること、(iv)第一材料をブルートフォース(原語:brute force )環境に暴露すること及びこれらの組合せから成る群より選択される技術を用いて分極させる、請求項1に記載の方法。
- STPでは液体である第一材料を請求項1に従って過分極させるステップと、第一過分極材料を第二材料と混合して溶液を形成するステップとを含む、過分極溶液を形成する方法。
- 第一材料を第二材料と反応させて溶液を形成する、請求項38に記載の方法。
- 第一材料が酸を含み、第二材料が塩基を含む、請求項38に記載の方法。
- 第一材料が塩基を含み、第二材料が酸を含む、請求項38に記載の方法。
- 酸が酢酸を含む、請求項40に記載の方法。
- 酸が乳酸を含む、請求項40に記載の方法。
- 酸がピルビン酸を含む、請求項40に記載の方法。
- 酸がギ酸を含む、請求項40に記載の方法。
- 酸が、13C、15N、1H、2H、31P、19F 及び29Siから成る群より選択される一つ以上の同位体の置換により、その原子位置の一つ以上で同位体濃縮される、請求項40に記載の方法。
- 第二材料がナトリウムを含む、請求項40に記載の方法。
- 第二材料が水酸化ナトリウムを含む、請求項47に記載の方法。
- 第二材料が重炭酸ナトリウムを含む、請求項47に記載の方法。
- 第一材料がSTPで溶液であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合して第二溶液を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合して第二溶液を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合して第二懸濁液を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合してコロイドを形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合して乳濁液を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 第一材料がSTPで固体であり、そして前記方法が、第一材料を第二材料に混合して複合材料を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 封入用媒質中に第一材料を封入するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
- 封入用媒質が多孔質である、請求項56に記載の方法。
- 第一材料を過分極状態で輸送用クライオスタット中に保管するステップと、輸送用クライオスタット中の第一材料を、それを過分極させた場所から離れた場所に輸送するステップとを更に含む、請求項16に記載の方法。
- 第一材料を、MRシステムのフリンジ磁場内の位置に輸送するステップを更に含む、請求項58に記載の方法。
- 第一材料の温度を、Tminより低い第一温度からTminより高い第二温度まで上昇させるステップを更に含む、請求項59に記載の方法。
- MRシステムのフリンジ磁場内の混合装置中に第一材料を配置するステップを更に含む、請求項60に記載の方法。
- 第一材料を第二材料に混合装置内で反応させる、請求項61に記載の方法。
- 輸送容器の磁石がMRシステムの作動が行われる前にスイッチ・オフされる、請求項62に記載の方法。
- 第一材料を過分極状態で輸送用クライオスタット中に保管するステップと、輸送用クライオスタット中の第一材料を、それを過分極させた場所から離れた場所に輸送するステップとを更に含む、請求項36に記載の方法。
- 第一材料を、MRシステムのフリンジ磁場内の位置に輸送するステップを更に含む、請求項64に記載の方法。
- 第一材料の温度を、Tminより低い第一温度からTminより高い第二温度まで上昇させるステップを更に含む、請求項65に記載の方法。
- MRシステムのフリンジ磁場内の混合装置中に第一材料を配置するステップを更に含む、請求項66に記載の方法。
- 第一材料を第二材料に混合装置内で反応させる、請求項67に記載の方法。
- 輸送容器の磁石がMRシステムの作動が行われる前にスイッチ・オフされる、請求項68に記載の方法。
- 第一材料が輸送用クライオスタット内に配置されている間、又は、輸送容器中に指向されている間に、第一材料の温度を、Tminより低い第一温度からTminより高い第二温度まで上昇させるステップを更に含む、請求項58に記載の方法。
- 第一材料を輸送容器内に指向するステップを更に含み、この場合、輸送容器は、第一材料を、上昇させた磁場と、第一材料の融解点よりも低い温度とに維持するように適合され、構成されている、請求項70に記載の方法。
- 輸送容器が磁石を含み、そして第一材料の温度が、少なくとも部分的にドライアイスの助けを借りて輸送容器内で維持される、請求項71に記載の方法。
- 第一材料を第二材料に混合して混合物を形成するステップを更に含む、請求項71に記載の方法。
- 混合するステップが、上昇させた磁場の存在下で第一材料を融解させるステップを含む、請求項73に記載の方法。
- 混合するステップが、第一材料が輸送容器内、又は、MRシステムのフリンジ磁場内の更なる容器内に配置されている間に行われる、請求項73に記載の方法。
- 第一材料を第二材料に輸送容器内で反応させる、請求項73に記載の方法。
- 輸送容器の磁石が、MRシステムの作動を行う前にスイッチ・オフされる、請求項73に記載の方法。
- 第一材料を重水素化させる、請求項1に記載の方法。
- 第一材料を部分的に重水素化させる、請求項78に記載の方法。
- 第一材料を完全に重水素化させる、請求項78に記載の方法。
- a)分極させようとする第一材料を、メチル回転子基を含む分極領域に送達する手段と、
b)第一材料のメチル回転子基に含まれた少なくとも一つの水素核の分極を、分極領域中にあるうちに増加させる手段と、
c)第一材料中で少なくとも一つの水素核の増加した分極を他の核に移動させる手段と
を含む、過分極材料を製造するためのシステム。 - 第一材料が、分極前に常磁性物質及び分極剤を実質的にパージされている、請求項81に記載のシステム。
- 移動させる手段が、第一材料を分極領域から、減衰した磁場の一領域を通って第二位置に指向させることで、第一材料中の少なくとも一つの核から他の核へ分極が移動し易くする、指向する手段を更に含む、請求項81に記載のシステム。
- 指向する手段が、第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、T2を超えるがT1未満の時間をかけて移動させるように適合され、構成されている、請求項83に記載のシステム。
- 指向する手段が、第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、1.0秒未満で移動させるように適合され、構成されている、請求項84に記載のシステム。
- 指向する手段が、第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、0.1秒未満で移動させるように適合され、構成されている、請求項84に記載のシステム。
- 指向する手段が、第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、0.01秒未満で移動させるように適合され、構成されている、請求項84に記載のシステム。
- 指向する手段が、第一材料を分極環境から、減衰した磁場の領域を通って第二位置に、0.001秒未満で移動させるように適合され、構成されている、請求項84に記載のシステム。
- 第二位置が、磁場を持つ低温環境を含む、請求項83に記載のシステム。
- 第二位置が、磁石を含む輸送用クライオスタットを含み、この場合、磁石は磁場を低温で第一材料に印加する、請求項89に記載のシステム。
- 第一材料が分極後に固体状態であり、第一材料を流体圧で加速することにより、第一材料を第二位置に指向する、請求項83に記載のシステム。
- 第一材料を圧縮ガスで導管を通じて指向することにより、第二位置に指向する、請求項91に記載のシステム。
- 第一材料を10 m/sの速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項92に記載のシステム。
- 第一材料を100 m/sを超える速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項92に記載のシステム。
- 第一材料を1000m/sを超える速度の圧縮ガスで導管を通じて指向する、請求項92に記載のシステム。
- 圧縮ガスがヘリウムを含む、請求項92に記載のシステム。
- 圧縮ガスが3Heを含む、請求項92に記載のシステム。
- 第二位置が、第一材料を融解させるための融解容器を含む、請求項92に記載のシステム。
- 減衰した磁場の領域が、減衰した磁場の領域での磁場の強度を地球のバックグラウンド磁場よりも小さい大きさに低下させるための磁気遮蔽を含む、請求項83に記載のシステム。
- 放出前に、分極環境にあるうちの第一材料を加温する手段を更に含む、請求項83に記載のシステム。
- 加温手段が、第一材料の温度を、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より低い温度から、第一材料のT1が最小値(Tmin)になる温度より高い第二温度まで、第一材料を実質的に融解又は昇華させることなく、上昇させる、請求項100に記載のシステム。
- a)分極しようとする第一材料を高表面積粉末の形状で提供する手段と、
b)b)(i)第一材料の温度を下げる手段、及び(ii)第一材料を、増強された磁場に晒す手段、のうちの少なくとも一つを行うことにより、分極環境にある容器内の第一材料に含まれた少なくとも一つの核の分極を増加させる手段と、
c)第一材料を、分極環境から減衰した磁場の領域を通じて第二位置に指向している間、第一材料中の少なくとも一つの核の増加した分極を他の核に移動させる手段と
を含む、過分極材料を製造するシステム。 - (i)動的核分極、(ii)核オーバーハウザー効果、(ii)パラ水素誘導型分極、(iii)第一材料の核を、予め過分極させた気体の過分極核に暴露すること、(iv)第一材料をブルートフォース(原語:brute force )環境に暴露すること及びこれらの組合せから成る群より選択される技術を用いて第一材料の核を分極させる、請求項81に記載のシステム。
- 第一材料を容器内で分極させ、第一材料を容器から固相のままで抽出する、請求項1に記載の方法。
- a)分極させようとする第一材料を提供するステップと、
b)第一材料中に含まれた少なくとも一つの核の分極を容器内で増加させるステップと、
c)第一材料中の少なくとも一つの核の増加させた分極を他の核に移動させるステップと、
d)第一材料を固相のままで容器から抽出するステップと
を含む、過分極材料を製造する方法。 - a)第一材料がメチル回転子基を含み、
b)メチル回転子基中の少なくとも一つの水素核の分極が、分極ステップで増加させられ、
c)少なくとも一つの水素核の増加した分極を、第一材料の他の核に移動させるステップで移動させる、
請求項105に記載の方法。 - 第一材料を、移動させるステップの前に容器から抽出する、請求項105に記載の方法。
- 第一材料が、分極前にTA及びEPAを実質的にパージしてある、請求項3に記載の方法。
- a)請求項1乃至80又は104乃至108のいずれかに従って作製された過分極材料を関心の領域に導入するステップと、
b)電磁エネルギーのパルスを関心の領域に送ることで、過分極した封入材料を励起するステップと、
c)関心の領域からNMRスペクトルを受け取るステップと
を含む、NMR分光法を行う方法。 - in vitro試料のNMRスペクトルを解析する、請求項109に記載の方法。
- in vivo試料のNMRスペクトルを解析する、請求項109に記載の方法。
- a)請求項1乃至80又は104乃至108のいずれかに従い、生理学的プロセスで代謝されるのに適した材料を過分極させるステップと、
b)過分極材料を関心の領域に導入するステップと、
c)過分極材料の代謝の指標であるNMRデータ又はMR画像を受け取るステップと
を含む方法。 - 第一材料が、129Xe、13C、15N、1H、2H、31P、19F 及び29Siのうちの少なくとも一つで、その原子部位の一つ以上を置換されることにより、同位体濃縮される、請求項104又は105に記載の方法。
- 請求項1乃至80又は104乃至108のいずれかに記載のプロセスに従って形成された過分極材料を含む有利な作用物質。
- 少なくとも一つのメチル基を含み、メチル基中の炭素核が過分極している有利な作用物質であって、分極用クライオスタットの外では固体状態であるように適合及び構成されている、作用物質。
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