JP2013502164A - サービング無線ネットワークサブシステム再配置中にコアネットワークのステータスを維持するシステムおよび方法 - Google Patents

サービング無線ネットワークサブシステム再配置中にコアネットワークのステータスを維持するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

システムおよび方法は、ワイヤレスユーザ装置(UE)が、コアネットワークのパケット交換ドメインとの同期を維持しながら、高速ドーマント機能をサポートしない無線ネットワークコントローラ(RNC)へのサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)再配置を受けることを可能にする。UEは、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかを、ソースRNC、すなわちこのUEがSRNS再配置の前に接続されていたRNC、によって提供される再構成メッセージの中でUEに提供されるインジケーションを経由して知る。このようにして、UEは、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかにより、しかるべく行動することができる。

Description

優先権の主張
関連出願の相互参照
本出願は、参照により全体として本明細書に明確に組み込まれる、2009年8月11日に出願された「SYSTEMS AND METHODS OF MAINTAINING CORE NETWORK STATUS DURING SERVING RADIO NETWORK SUBSYSTEM RELOCATION」という名称の米国仮特許出願第61/233,043号の利益を主張する。
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレスモバイルデバイスをドーマントすなわちアイドルモードに入ることを可能にすることにより、ワイヤレスモバイルデバイスのバッテリ寿命を改善するための技術に関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、例えば、電話による通信、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの種々の通信サービスを提供するために、広範囲に展開される。通常は多重アクセスネットワークであるこのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することにより、多数のユーザに対して通信をサポートする。このようなネットワークの一例は、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network)(UTRAN)である。UTRANは、第三世代提携プロジェクト(3GPP)によりサポートされた第三世代(3G)携帯電話技術である、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System)(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(radio access network)(RAN)である。グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(Global System for Mobile Communications)(GSM(登録商標))技術の後継技術であるUMTSは、現在、例えば広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)、時分割−符号分割多元接続(TD−CDMA)、および時分割−同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)(TD−SCDMA)などの種々のエアインターフェース標準をサポートする。UMTSは、強化された3Gデータ通信プロトコル、例えば、より高いデータ転送速度と能力とを関連するUMTSネットワークに対して提供する、高速パケットアクセス(High Speed Packet Access)(HSDPA)などもサポートする。
モバイル広帯域アクセスに対する要求が増え続けるにつれて、モバイル広帯域アクセスに対する増え続ける要求を満足させるためにだけではなく、移動通信でのユーザ経験を向上および強化するために、研究および開発によりUMTS技術が進歩し続けている。
本開示の一態様においては、ワイヤレス通信方法は、ソースサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)からターゲットSRNSに再配置するための通知を受信することと、ターゲットSRNSに対応するターゲット無線ネットワークコントローラ(RNC)が高速ドーマント機能(fast dormancy feature)をサポートするかどうかを判断することと、を含む。ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートする場合は、ユーザ装置(UE)は、ドーマント状態、電源節約状態、またはアイドル状態に入ってバッテリ寿命を節約できる。
本開示の一態様においては、ワイヤレス通信装置は、ソースSRNSからターゲットSRNSに再配置するための通知を受信する手段と、ターゲットSRNSに対応するターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断する手段と、を含む。ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートする場合は、UEは、ドーマント状態、電源節約状態、またはアイドル状態に入る手段を含み、バッテリ寿命を節約する。
本開示の一態様においては、コンピュータプログラムプロダクトは、ソースSRNSからターゲットSRNSに再配置するための通知を受信するためのコードと、ターゲットSRNSに対応するターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するためのコードと、を有するコンピュータ読み取り可能媒体を含む。ターゲットRNCが、高速ドーマント機能をサポートする場合は、コンピュータ読み取り可能媒体は、ドーマント状態、電源節約状態、またはアイドル状態に入るためのコードを有する。
本開示の一態様においては、ワイヤレス通信のための装置は、少なくとも1つのプロセッサと、当該少なくとも1つのプロセッサに連結されたメモリとを含む。当該少なくとも1つのプロセッサは、ソースSRNSからターゲットSRNSに再配置するための通知を受信し、ターゲットSRNSに対応するターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するように構成される。ターゲットRNCが、高速ドーマント機能をサポートする場合は、プロセッサは、ドーマント状態、電源節約状態、またはアイドル状態に入るように構成される。
本発明のこれらのおよび他の態様は、以下の詳細な説明の検討によりさらに十分に理解されよう。
処理システムを用いる装置に対するハードウェア実装形態の一例を示す図。 電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図。 アクセスネットワークの一例を示す概念図。 電気通信システム内のUEと通信しているノードBの一例を概念的に示すブロック図。 従来技術における、UEと、高速ドーマント機能をサポートしないRNCとの同期の外れを概念的に示すコールフロー図。 RNCが高速ドーマント機能をサポートしようとしまいと、SRNS再配置の後にUEとRNCの間の同期を維持するプロセスを示すフローチャート。 本開示の一態様の機能的な特性を実装するために実行される例としてのブロックを概念的に示す機能ブロック図。
添付の図面に関連して以下に示す詳細な説明は、種々の構成の説明として意図されており、本明細書の中で記述された概念を実践してもよい唯一の構成を表すことを目的としていない。詳細な説明は、種々の概念の完全な理解をもたらすための特定の詳細を含む。しかしながら、当業者には、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実践されてもよいということは明らかであろう。場合によっては、周知の構造およびコンポーネントが、このような概念を分かりにくくするのを避けるために、ブロック図の形で示される。
電気通信システムのいくつかの態様が、種々の装置および方法を参照して、以下に提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において記述され、添付の図面において種々のブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズム等(集合的に「要素」と呼ばれる)により説明される。これらの要素は、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組合せを使って実装されてもよい。これらの要素が、ハードウェアあるいはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途と全体のシステムに課せられた設計制約とに依存する。
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装されてもよい。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲートロジック(gated logic)、個別のハードウェア回路、および本開示全体にわたって記述される種々の機能性を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサが、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他と称しようとしまいと、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル(executables)、実行スレッド(threads of execution)、手順、機能等を意味するものとして広く解釈されるものとする。ソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能媒体上に存在してもよい。コンピュータ読み取り可能媒体には、例として、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標))ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリーデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ(key drive))、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能なPROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、搬送波、伝送路、およびソフトウェアを格納または送信する任意の他の適切な媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、処理システムの中に、処理システムの外に、またはこの処理システムを含む多数のエンティティにわたって分散されて常駐してもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラムプロダクトの中に具象化されてもよい。例として、コンピュータプログラムプロダクトは、コンピュータ読み取り可能媒体を梱包材料の中に含んでもよい。当業者は、本開示全体にわたって提示される記述された機能性を、特定の用途と全体のシステムに課せられた全体的な設計制約とに応じてどのように最適に実装するかを認識されよう。
図1は、処理システム114を採用する装置100のハードウェア実装形態の一例を例示する概念図である。この例においては、処理システム114は、全体としてバス102によって表されるバスアーキテクチャを伴って実装される。バス102は、処理システム114の特定の用途と全体の設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスとブリッジとを含む。バス102は、全体としてプロセッサ104により表される1つまたは複数のプロセッサ、および、全体としてコンピュータ読み取り可能媒体106により表されるコンピュータ読み取り可能媒体を含む種々の回路を互いに結合する。バス102は、種々の他の回路、例えばタイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電源管理回路などを結合してもよく、これらは当技術分野で周知であり、したがって、これ以上説明されない。バスインターフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインターフェースを提供する。トランシーバ110は伝送媒体を通じて、種々の他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインターフェース112(例えば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティック)が提供されてもよい。
プロセッサ104は、バス102の管理と、コンピュータ読み取り可能媒体106上に格納されたソフトウェアの実行を含む汎用処理とに関与する。ソフトウェアは、プロセッサ104により実行されると、処理システム114に以下に説明される任意の特定の装置に対する種々の機能を実行させる。コンピュータ読み取り可能媒体106は、ソフトウェアを実行する時にプロセッサ104により操作されるデータを格納するために使用されてもよい。
本開示全体にわたって提示される種々の概念は、多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準にわたって実装されてもよい。例として、限定することなしに、図2で例示される本開示の態様は、W−CDMAエアインターフェースを採用するUMTSシステム200を参照して提示される。UMTSネットワークは、3つの相互交流するドメインである、コアネットワーク(CN)204と、UTRAN202と、UE210とを含む。この例においては、UTRAN202は、電話による通信、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む、種々のワイヤレスサービスを提供する。UTRAN202は、複数のサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)、例えばSRNS207など、を含んでもよく、これらのそれぞれは、各無線ネットワークコントローラ(RNC)、例えばRNC206など、により制御される。ここで、UTRAN202は、本明細書において説明されるRNC206とSRNS207とに加えて、任意の数のRNC206とSRNS207とを含んでもよい。RNC206は、特に、SRNS207内の無線リソースの割り当て、再構成、および解放に関与する装置である。RNC206は、UTRAN202内の他のRNC(図示せず)に、さまざまな種類のインターフェース、例えば直接の物理的接続や仮想ネットワーク等を通して、任意の適切な転送ネットワークを使って相互接続されてもよい。
SRNS207によってカバーされる地理的領域を、多数のセルに分割して、無線トランシーバ装置が各セルにサービスしてもよい。無線トランシーバ装置はUMTSアプリケーションにおいては通例ノードBと称されるが、当業者により、ベースステーション(BS)、ベーストランシーバステーション(BTS)、無線ベースステーション、無線トランシーバ、トランシーバ機能、ベーシックサービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または他の何らかの適切な専門用語で呼ばれることもある。明確にするために、3つのノードB208が、各SRNS207の中に図示されているが、SRNS207は、任意の数のワイヤレスノードBを含んでもよい。ノードB208は、任意の数のモバイル装置のために、コアネットワーク(CN)204へのワイヤレスアクセスポイントを提供する。モバイル装置の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートパソコン、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、または任意の他の同様の機能性デバイスを含む。モバイル装置は、一般にUMTSアプリケーションにおいてユーザ装置(UE)と称すが、当業者により、移動局(MS)、加入者ステーション、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者ステーション、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な専門用語で呼ばれていることもある。UMTSシステムにおいては、UE210は、ユーザのネットワークへの加入情報を包含する、汎用加入者識別モジュール(universal subscriber identity module)(USIM)211をさらに含んでもよい。例示を目的として、複数のノードB208と通信している1つのUE210が示されている。ダウンリンク(DL)は、フォワードリンクとも呼ばれ、ノードB208からUE210への通信リンクを意味し、アップリンク(UL)は、リバースリンクとも呼ばれ、UE210からノードB208への通信リンクを意味する。
CNドメイン204は、例えばUTRAN202などの1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースする。図示されるように、コアネットワーク204は、GSMコアネットワークである。しかしながら、当業者には認識されるように、本開示全体にわたって提示される種々の概念は、RAN、または他の適切なアクセスネットワークの中に実装されて、UEにGSMネットワーク以外の種類のコアネットワークへのアクセスを提供してもよい。
コアネットワーク204は、回線交換方式(CS)ドメインとパケット交換方式(PS)ドメインとを含む。回線交換要素の一部は、モバイルサービス交換局(MSC)、ビジタロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSCである。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)とゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)とを含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのような一部のネットワーク要素は、回線交換方式とパケット交換方式の両方のドメインにより共有されてもよい。説明される例においては、コアネットワーク204は、MSC212とGMSC214とを伴う回線交換方式サービスをサポートする。一部のアプリケーションにおいては、GMSC214は、メディアゲートウェイ(MGW)と称されてもよい。例えばRNC206などの1つまたは複数のRNCが、MSC212に接続されてもよい。MSC212は、コールセットアップと、コールルーティングと、UE移動性機能とを制御する装置である。MSC212は、UEがMSC212のカバレッジエリア内にいる間の加入者関連情報を包含するビジタロケーションレジスタ(VLR)も含む。GMSC214は、MSC212を通して、UEが回線交換方式ネットワーク216にアクセスするためのゲートウェイを提供する。GMSC214は、例えば特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを包含する、ホームロケーションレジスタ(HLR)215を含む。HLRは、加入者特定の認証データを包含する認証センタ(AuC)とも関係がある。特定のUEに対してコールが受信されると、GMSC214は、HLR215に問い合わせを行って、UEのロケーションを割り出し、このコールをそのロケーションをサービスする特定のMSCに転送する。
コアネットワーク204は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)218とゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)220とともに、パケットデータサービスもサポートする。汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service)を表すGPRSは、標準のGSM回線交換方式データサービスで可能な速度よりも高速にパケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN220は、RAN202に対してパケットベースネットワーク222への接続を提供する。パケットベースネットワーク222は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または他の何らかの適切なパケットベースネットワークでもよい。GGSN220の主要機能は、UE210にパケットベースネットワーク接続性を提供することである。データパケットは、回線交換方式ドメインの中でMSC212が実行するのと主として同じ機能をパケットベースドメインの中で実行するSGSN218を通して、GGSN220とUE210との間で転送される。
UMTSエアインターフェースは、スペクトル拡散ダイレクトシーケンス符号分割多元接続(Direct-Sequence Code Division Multiple Access)(DS−CDMA)システムである。スペクトル拡散DS−CDMAは、チップと呼ばれる疑似ランダムビットのシーケンスによる乗算を通して、ユーザデータをより広い帯域幅にわたって拡散させる。W−CDMAエアインターフェースは、このようなダイレクトシーケンススペクトル拡散技術に基づいており、さらに、周波数分割二重(FDD)を要求する。FDDは、ノードB208とUE210との間のULとDLとに対して異なる搬送波周波数を使用する。
図3を参照して、UTRANアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク300が例示される。多重アクセスワイヤレス通信システムは、セル302、304および306を含む多数のセルラー領域(セル)を含み、これらの各々は1つまたは複数のセクターを含んでもよい。これらの多数のセクターは、アンテナ群により形成することができ、各アンテナは、セルの一部分におけるUEとの通信に関与する。例えば、セル302において、アンテナ群312、314および316は、それぞれ異なるセクターに対応してもよい。セル304においては、アンテナ群318、320および322が、それぞれ異なるセクターに対応する。セル306においては、アンテナ群324、326および328が、それぞれ異なるセクターに対応する。セル302、304および306は、いくつかのワイヤレス通信デバイス、例えば、ユーザ装置すなわちUEを含んでもよく、これらは各セル302、304または306の1つまたは複数のセクターと通信してもよい。例えば、UE330と、332とは、ノードB342と通信してもよく、UE334と336とはノードB344と通信してもよく、また、UE338と340とはノードB346と通信することができる。ここで、各ノードB342、344、346は、コアネットワーク204(図2参照)へのアクセスポイントを、それぞれのセル302、304および306内のUE330、332、334、336、338、340の全てに対して提供するように構成される。
一例においては、UMTSシグナリングプロトコルスタックは、アクセス層(Access Stratum)(AS)と非アクセスス層(Non-Access Stratum)(NAS)とに分割されてもよい。NASは、UEとコアネットワークとの間の機能層であり、アクセス技術から独立した機能とサービスとを管理する。ASは、UTRAN(UMTS地上波アクセスネットワーク)とエアインターフェースとを横切っての情報の移送のための機能とプロトコルとを管理することによりNASをサポートする。
NASは、回線交換方式のコールに対処する接続管理ユニットを含んでもよく、また、コール制御(例えば、確立、解放)、付加サービス(例えば、自動転送、三者通話)、およびショートメッセージサービス(SMS)に関与するサブレイヤを含んでもよい。NASは、パケット交換方式のコール(例えば、確立、解放)に対処するセッション管理ユニットをさらに含んでもよい。NASは、回線交換方式コールに対するロケーション更新と認証とに対処する移動性管理モジュールをさらに含んでもよい。NASは、パケット交換方式のコールに対するロケーション更新と認証とに対処する、GPRS移動性管理ユニットをさらに含んでもよい。
同様に、ASは、UEとRNCとの間で定義されて無線リソースの確立、解放、構成に対処するプロトコルを有する、無線リソース制御(RRC)ユニットを含んでもよい。ASは、UEとRNCとの間で定義されて、分割、再組み立て、重複検出、および他の伝統的なレイヤ2機能を提供するプロトコルを有する、無線リンク制御(RLC)ユニットをさらに含んでもよい。ASは、UEとRNCとの間で定義されてユーザプレーンと制御プレーンのデータを多重化するプロトコルを有する、媒体アクセス制御(MAC)ユニットをさらに含んでもよい。ASは、UEとノードBとの間で定義されてデータを無線リンクを通じて転送するプロトコルを有する、物理的レイヤユニットをさらに含んでもよい。物理的レイヤにおけるUEとRNCとの間のインターフェースは、マクロダイバーシティ合成と分割機能とに対処する。
その上に、NASは、例えばイニシャルダイレクト転送プロシージャ、ダウンリンクダイレクト転送プロシージャ、およびアップリンク転送プロシージャなどの、RRC(すなわち、ASの上位レイヤ)によって提供されるサービスを採用してもよい。ここで、イニシャルダイレクト転送プロシージャは、シグナリングコネクションを確立するために使用されてもよい。これは、無線インターフェースを通してイニシャル上位レイヤ(initial higher layer)(NAS)メッセージを運ぶために使用されてもよい。ダウンリンクダイレクト転送プロシージャは、ダウンリンク方向で、無線インターフェースを通じてNASメッセージを運ぶために使用されてもよい。アップリンクダイレクト転送プロシージャは、アップリンク方向で、シグナリングコネクションに属する無線インターフェースを通じて、NASメッセージを運ぶために使用されてもよい。ダウンリンクダイレクト転送プロシージャとアップリンクダイレクト転送プロシージャとが作動するために、シグナリングコネクション(これは、イニシャルダイレクト転送プロシージャにおいて確立されてもよい)は、NASにより明確にクローズするように要求されるまでは、RRCにおいて維持されてもよい。本開示の特定の部分は、参照することにより全体として本明細書に組み込まれる3GPP TS 25.331、v9. 1.0(「Radio Resource Control (RRC) Protocol Specification」)に特有のプロトコルと専門用語とを、本明細書の中で記述される詳細の明瞭さの向上を提供するために用いることになる。しかしながら、当業者には、他のプロトコルや標準が利用されてもよいことが理解されよう。
アクセスネットワーク300により採用される変調および多重アクセススキームが、展開される特定の電気通信標準に応じて変化してもよい。例として、この標準は、EV−DO(Evolution-Data Optimized)またはUMB(Ultra Mobile Broadband)を含んでもよい。EV−DOおよびUMBは、第三世代提携プロジェクト2(3GPP2)によってCDMA2000標準ファミリーの一部として公表されたエアインターフェース標準であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを採用している。この標準は、代わりに、広帯域CDMA(W−CDMA)を採用するユニバーサルテレストリアル無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)(UTRA)およびCDMAの他の改良型、例えばTD−SCDMA、TDMAを採用するグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、および次世代UTRA(Evolved UTRA)(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびOFDMAを採用するフラッシュOFDM(Flash-OFDM)などでもよい。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP機構からの文書の中で記述されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2機構からの文書の中で記述されている。採用される実際のワイヤレス通信標準および多重アクセス技術は、特定の用途とシステムに課される全体の設計制約とに依存することになる。
ノードB(例えば、342)は、MIMO技術をサポートする多数のアンテナを有してもよい。MIMO技術の使用は、ノードB342が空間領域を十分に利用することを可能にして、空間的重化、ビーム形成、および送信ダイバーシティをサポートする。
空間多重化は、異なるデータのストリームを同時に同じ周波数で送信するために使用されてもよい。データストリームは、単一のUE(例えば、330)に送信されてデータ速度を増加させてもよいし、多数のUE(例えば、330、332)に送信されて全体のシステム能力を増加させてもよい。これは、各データストリームを空間プリコーディングし、その後、空間プリコーディングされた各ストリームを、ダウンリンク上の異なる送信アンテナを通して送信することにより実現される。空間プリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチュアを伴うUE330、332に到着し、これにより、UE330、332のそれぞれが、当該UE330、332向けの1つまたは複数のデータストリームを再生することを可能にする。アップリンク上では、各UE330は、空間プリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、ノードB342が各空間プリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能になる。
空間多重化は、一般にチャネル状態が良い場合に使用される。チャネル状態があまり好ましくない場合は、ビーム形成が、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために使用されてもよい。これは、多数のアンテナを通して送信するためのデータを、空間プリコーディングすることにより達成されてもよい。セルの端部において良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームビーム形成送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用されてもよい。
図4は、RAN400の中のUE450と通信しているノードB410のブロック図であり、ここでRAN400は、図2のRAN202でもよく、ノードB410は図2のノードB208でもよく、UE450は、図2のUE210でもよい。ダウンリンク通信においては、送信プロセッサ420は、データをデータソース412から、また制御信号をコントローラ/プロセッサ440から受信する。送信プロセッサ420は、データおよび制御信号の他にレファレンス信号(例えば、パイロット信号)に対しても、種々の信号処理機能を提供する。例えば、送信プロセッサ420は、エラー検出のための周期的冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)コードと、前方誤り訂正(FEC:forward error correction)を容易にする符号化およびインターリービングと、種々の変調スキーム(例えば、二相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M値位相変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM)等)に基づく信号コンスタレーション(constellation)へのマッピングと、直交可変拡散率(OVSF:orthogonal variable spreading factors)での拡散と、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードでの多重化と、を提供する。チャネルプロセッサ444からのチャネル推定値は、コントローラ/プロセッサ440により、符号化、変調、拡散、および/またはスクランブリングのスキームを送信プロセッサ420のために決定するために使用されてもよい。これらのチャネル推定値は、UE450により送信されたリファレンス信号から、またはUE450からのミッドアンブル214(図2)の中に包含されるフィードバックから導かれてもよい。送信プロセッサ420により生成されたシンボルは、送信フレームプロセッサ430がフレーム構造を生成するために提供される。送信フレームプロセッサ430は、このフレーム構造を、これらのシンボルをコントローラ/プロセッサ440からのミッドアンブル214(図2)と多重化することにより生成し、一連のフレームをもたらす。フレームは、次に送信器432に提供され、送信器432は、フレームを増幅し、フィルタリングし、スマートアンテナ434を通してワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のための搬送波上に変調することを含む種々の信号調節機能を提供する。スマートアンテナ434は、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイ(beam steering bidirectional adaptive antenna array)または他の同様のビーム技術とともに実装されてもよい。
UE450では、受信器454が、アンテナ452を通してダウンリンク送信を受信し、この送信を処理して、搬送波上に変調された情報を復元する。受信器454によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ460に提供され、受信フレームプロセッサ460は、各フレームをパース(parse)し、ミッドアンブル214(図2)をチャネルプロセッサ494に提供し、また、データ、制御、およびリファレンス信号を受信プロセッサ470に提供する。受信プロセッサ470は、次に、ノードB410内の送信プロセッサ420により実行された処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ470は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、その後、変調スキームに基づいてノードB410により送信された最も可能性の高い信号配置点を決定する。これらの軟判定値は、チャネルプロセッサ494により計算されたチャネル推定値に基づいてもよい。これらの軟判定は、次に、データ、制御、およびリファレンス信号を復元するためにデコードおよびデインターリーブされる。CRCコードは、その後検査されて、フレームが成功裏にデコードされたかどうかを判断する。成功裏にデコードされたフレームにより運ばれたデータは、次に、データシンク472に提供されることになる。データシンク472は、UE450および/または種々のユーザインターフェース(例えば、ディスプレイ)の中で作動するアプリケーションを表す。成功裏にデコードされたフレームにより運ばれた制御信号は、コントローラ/プロセッサ490に提供されることになる。フレームが受信器プロセッサ470によってうまくデコードされなかった場合は、コントローラ/プロセッサ490は、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用してこれらのフレームに対する再送要求をサポートしてもよい。
アップリンクにおいては、データソース478からのデータとコントローラ/プロセッサ490からの制御信号とは、送信プロセッサ480に提供される。データソース478は、UE450および種々のユーザインターフェース(例えば、キーボード)の中で動作するアプリケーションを表してもよい。ノードB410によるダウンリンク送信に関連して記述された機能性と同様に、送信プロセッサ480は、CRCコード、FECを容易にする符号化およびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFでの拡散、ならびに一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む種々の信号処理機能を提供する。チャネルプロセッサ494によってノードB410により送信されたリファレンス信号から、またはノードB410により送信されたミッドアンブルに包含されたフィードバックから導き出されたチャネル推定値は、適切な符号化、変調、拡散、および/またはスクランブリングスキームを選択するために使用されてもよい。送信プロセッサ480により生成されたシンボルは、送信フレームプロセッサ482に提供されてフレーム構造を生成することになる。送信フレームプロセッサ482は、このフレーム構造を、シンボルをコントローラ/プロセッサ490からのミッドアンブル214(図2)と多重化することにより生成し、一連のフレームをもたらす。フレームは、次に送信器456に提供され、送信器456は、フレームを増幅し、フィルタリングし、アンテナ452を通してのワイヤレス媒体によるアップリンク送信のための搬送波上に変調することを含む種々の信号調節機能を提供する。
アップリンク送信は、UE450での受信器機能に関連して記述されたものと同様にして、ノードB410で処理される。受信器435は、アップリンク送信をアンテナ434を通して受信し、この送信を処理して搬送波上に変調された情報を復元する。受信器435によって復元された情報は、受信フレームプロセッサ436に提供され、受信フレームプロセッサ436は、各フレームをパースし、ミッドアンブル214(図2)をチャネルプロセッサ444に提供し、また、データ、制御、およびリファレンス信号を受信プロセッサ438に提供する。受信プロセッサ438は、次に、UE450内の送信プロセッサ480により実行される処理の逆を実行する。成功裏にデコードされたフレームにより運ばれたデータおよび制御信号は、次に、データシンク439とコントローラ/プロセッサとに、それぞれ提供されてもよい。もし一部のフレームが受信プロセッサによりうまくデコードされなかった場合は、コントローラ/プロセッサ440は、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルをこれらのフレームに対する再送要求をサポートするために使用してもよい。
コントローラ/プロセッサ440および490は、それぞれノードB410およびUE450における動作を指示するために使用される。例えば、コントローラ/プロセッサ440および490は、タイミング、周辺機器インターフェース、電圧規制、電源管理、および他の制御機能を含む種々の機能を提供する。メモリ442および492のコンピュータ読み取り可能媒体は、それぞれノードB410およびUE450のデータおよびソフトウェアを記憶する。ノードB410におけるスケジューラ/プロセッサ446は、UEにリソースを割り当てるために、また、UEに対するダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジューリングするために使用される。
高速ドーマントは、パケットデータユーザのための機能であり、一般にRNCによりサポートされ、UEがアクティブ状態にとどまるために必要な時間の大幅な削減を可能にし、その結果バッテリ寿命を改善する。例えば、ライブでの実地試験結果は、既存のネットワークにおいてUEをアイドルにするために高速ドーマントを利用するUMTSデバイス上で、100%を超えるスタンバイ時間の向上を示している。高速ドーマントは、追加的に、使用されていない無線リソースを解放し、アイドルモード、すなわち、(3GPP RRCプロトコル仕様において定義された)いわゆる「URA_PCH」状態、へとUEを遷移させ、ネットワークが他のユーザのために利用されてもよい余分な容量を解放することができるようにする。
特定のアプリケーションにおいては、UEがそのデータ転送を完了させていて、さらなるデータ交換を期待しなくてもよいにもかかわらず、UEは、ネットワークがこれをCELL_DCHまたはCELL_FACH状態からアイドルモードへ、またはCELL_PCHまたはURA_PCH状態(これらの状態のそれぞれは、3GPP RRCプロトコル仕様の中でも定義されている)へと遷移させるのを待たなければならない。これはなぜなら、ネットワークが、UEが転送する追加のデータを有しているかどうかを知らないために、UEをこれらのデータ転送状態に必要以上のかなり長い期間維持している可能性があるからである。ネットワークは、このことを、転送する追加のデータパケットが実際に存在する場合に次のパケットデータ転送のための追加のセットアップディレイを避けるために行っている。
一般に、ネットワークは特定のアプリケーションのデータ転送特性を予測することができないことがあるため、このシナリオが過度のバッテリの消耗をもたらす可能性がある。すなわち、UEのアプリケーションレイヤは、一般に、UEがこれ以上の交換すべきデータを有しているかどうかを自立的に判断する。アプリケーションレイヤ肯定応答(データ転送に対して)とアプリケーション特有の不活性タイマとを使うことにより、UEは、データ転送が完了した時に、UEがこのシグナリングコネクションをもはや必要としないということを示すインジケーションをネットワークにいつ送るのが適切なのかを、データ転送セッションの終了を示す要因値(cause value)を含むことにより確実に判断することができる。ここで、高速ドーマント機能は、UEが、このインジケーションをRRCシグナリングコネクション解放インジケーション(RRC Signaling Connection Release Indication)(SCRI)メッセージの中でネットワークに送ることを可能とする。このようにして、ネットワークは、このUEにどのように対処するかについて、十分な情報を得た上での決定をすることができる。すなわち、ネットワークは、シグナリングコネクションを解放することを決定してもよく、この場合、ネットワークは、次に、RRCコネクションを解放し、UEをアイドルにならせることを決定してもよい。代替的に、ネットワークは、同様のバッテリ節約を、さらに先の将来におけるデータ転送のためのより迅速な再構成を確実にしながら達成するために、UEをCELL_PCHまたはURA_PCH状態に維持してもよい。このような行動は、高速ドーマントといわれているが、これは、UEが、アクティブなデータ転送からアイドルに、伝統的に非効率的な不活性タイマの期限切れを待つよりもはるかに速く移動するからである。
図5は、UE502を、高速ドーマント機能をサポートするソースRNC(RNC−1)504から、高速ドーマント機能をサポートしないターゲットRNC(RNC−2)506へと再配置するための従来技術プロシージャに伴う課題を例示するコールフロー図500である。すなわち、このシナリオにおいては、UE502とターゲットRNC506とはコアネットワークドメインステータスに関して同期を失う可能性がある。図5に示されたプロセスにおいては、5つの順次的なフェーズが例示の左手側上の番号1〜5を伴って指定されており、ここで、時間は例示に従って下の方向に前進する。この例示は、通信がUEとRNCまたはCNのPSドメインとの間で直接生起することを示すが、これらの矢印が、例えばノードB等の他のエンティティの間のより低いレイヤの通信に依存する、より高いレイヤの通信を表すということは、当業者には理解されよう。
フェーズ1において、UE502は、RNC−1 504とのRRCコネクションを確立する。ここで、UE502は、RRCコネクション要求メッセージ510をRNC−1 404に、例えば、イニシャルUEアイデンティティーと確立要因値(establishment cause value)とを含むアップリンクCCCHを、PS−ドメインを示すために設定されたドメインインジケータとともに利用して提供する。RNC−1 404は、次に、例えば、パケット交換方式の通信を確立するために必要なパラメータを含むダウンリンクCCCHを利用して、RRCコネクションセットアップメッセージ512で応じてもよい。フェーズ2においては、RRCコネクションセットアップが完了し、UE502は、イニシャルダイレクト転送514を、コアネットワーク508のパケット交換ドメインへのパケット交換方式のコールを開始するために提供する。
フェーズ3においては、無線ベアラ(radio bearer)(RB)再構成メッセージ516がソースRNC504からUE502へと送られ、これが、UE502に対する、ソースRNC(RNC−1)504によりサービスされるソースSRNSから、ターゲットRNC(RNC−2)506によりサービスされるターゲットSRNSへと再配置するための命令を含んでいる。この再構成/再配置は、QoSの変化に起因して、2つのSRNSにおける利用可能なサービスの違いに起因して、または任意の他の適切な理由のために要求されてもよい。種々の例においては、再配置プロシージャは、RADIO BEARER RECONFIGURATION(516で例示されるような)、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION、RADIO BEARER RELEASE、RADIO BEARER SETUP、TRANSPORT CHANNEL RECONFIGURATION、CELL UPDATE CONFIRM、URA UPDATE CONFIRM等の、ソースRNC504からRRC再構成メッセージの、任意の1つまたは複数の一部として要求されてもよい。無線ベアラの再構成およびUE502のターゲットRNC506によりサービスされるSRNSへの再配置がなされると、UE502は、再構成が完了したことを示すRB再構成完了メッセージ518をターゲットRNC506に提供してもよい。
フェーズ4においては、UE502内のアプリケーション/エンティティは、UE502とRNC506との間でデータトラフィックが何も交換されていない時はアイドルになってもよい。したがって、このデータ交換のない状態は、UE502において気がつかれてもよく、この場合、アプリケーションは、アクティブ状態を取り下げて、ドーマント状態、電源節約状態、またはアイドル状態(例えば、バッテリ寿命を節約するための)を始動(trigger)させてもよい。したがって、例えばメッセージなどのインジケータが、UE502内の無線リソース制御レイヤからRNC506へと送られてもよい。
フェーズ5においては、UE502が、シグナリングコネクション解放インジケーション(SCRI)メッセージ520を提供する。SCRIメッセージ520は、UE502により、ネットワークがドーマント、アイドル、または基本的に任意のバッテリ効率の良いRRC状態、例えばCELL_PCHまたはURA_PCHなどへの状態遷移を開始することを要求するために使用されてもよい。残念ながら、説明されているように、無線リンク障害がその後、RNC506に関して、RNC506が高速ドーマント機能をサポートしないことから発生する。したがって、UE502とRNC506とは、再配置の後で同期ずれになり、フェーズ6において、UE502内の行動は、ネットワークには分からなくなる。すなわち、コアネットワーク508のPSドメインは、UE502に関しては開いるが、RNC506に関しては閉じている。メッセージング内の現行情報は、以下に説明するように、このような問題には対処しない。
例えば、タイマT323は、UE502の中だけでなく、RNC506の中にも保持されてよい。ここで、タイマT323は、シグナリングコネクションの解放とパケット交換方式のデータセッションの終了とを管理するためのタイマであってもよい。当業者は、UMTS RRCプロトコル仕様TS 25.331に定義されているようなタイマT323に馴染みがあろう。高速ドーマントをサポートしないレガシーRNCにおいては、タイマT323の満了は、UEにおける低電源モードと当該UEに割り当てられた無線リソースの解放とをトリガするために利用されてもよい。図5のフェーズ3に先立ち、すなわち、無線ベアラ再配置に先立ち、UEは、「UEタイマおよび接続モードにおける定数」と呼ばれる情報要素(IE)内に格納されたタイマT323の有効値を、システム情報ブロック(SIB)タイプ1内の変数TIMERS_AND_CONSTANTSに保持する。図5のフェーズ4において、すなわち、無線ベアラ再配置の後で、アプリケーションが高速ドーマント機能を始動(トリガ)させる場合は、UE502は、RNC−2 506に対応する「新たな」セルが高速ドーマント機能が可能であると依然として思い込むことになるが、実際にはそうではない。
すなわち、高速ドーマント機能を示すために、UE502は、従来、シグナリングコネクション解放インジケーション(SCRI)と呼ばれる既存のRRCメッセージを新たな要因を伴って再び使用する。しかしながら、UE502は、一般に、ESTABLISHED_SIGNALING_CONNECTIONS(すなわち、シグナリングコネクションリストを含む確立されたシグナリングコネクションに関する情報を記憶するために使用される変数)からコアネットワーク508のパケット交換ドメインを閉じない。
一方、SCRIメッセージとプロシージャとは、従来、UE502により、UTRANに、そのシグナリングコネクションの内の1つが解放されたということを示すために利用される。このプロシージャはまた、RRCコネクション解放プロシージャを開始してもよい。したがって、RNC(RNC−2)506が高速ドーマント機能をサポートしない場合は、RNC(RNC−2)506は、SCRIメッセージの別の要因を認識しそこない、コアネットワーク508のパケット交換ドメインとの接続を解放し得る。
したがって、UE502とRNC506とは、従来は、高速ドーマント機能をサポートするRNC−1 504から高速ドーマント機能をサポートしないRNC−2 506への再配置の結果として、パケット交換ドメインのオープンステータスに関して同期がずれるということが分かる。UE502からの次のパケット交換コールまたはパケット交換シグナリングメッセージは、その後、ネットワークにより撤回されて、NASレイヤ機能性が中断され得る。
したがって、本開示の一態様においては、高速ドーマント機能がアクティブな間にSRNS再配置が発生する場合は、コアネットワークのパケット交換ドメインのオープンステータスは、UEとRNCとにおいて同期させられる。一例においては、任意のSRNS再配置において、UEは、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートしないということを常に想定してもよく、したがって、UEは、SRNS再配置において高速ドーマント機能を無効にしてもよい。このようにして、UEは、この新たなRNCがこの機能をサポートするかどうかを知らないけれども、潜在的な同期外れが避けられる。しかしながら、このアプローチの欠点は、高速ドーマント機能が、これがサポートされていた可能性のあるシナリオにおいてさえも無効にされるということであり、それによってUEは、ターゲットRNCに、アップリンクの中で送るデータを全く持っていないということを示さず、その結果UEにおけるバッテリ寿命の短縮に帰結する。
本開示による別のアプローチにおいては、コアネットワークのパケット交換ドメインのステータスは、UEとターゲットRNCとの間で再構成メッセージを交換することにより同期させられてもよく、ここで、タイマが、UE/ネットワーク同期を保つために採用され、一方、UEアプリケーションがUEドーマントを始動させている。一例においては、タイマT323の値は、再構成メッセージの中で、同期をサポートするやり方で運ばれてもよい。
本開示の一態様においては、RNCからUEに送られる再構成メッセージ(例えば、RADIO BEARER RECONFIGURATIONメッセージ、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONメッセージ、RADIO BEARER RELEASEメッセージ、RADIO BEARER SETUPメッセージ、TRANSPORT CHANNEL RECONFIGURATIONメッセージ、CELL UPDATE CONFIRMメッセージ、およびURA UPDATE CONFIRMメッセージ)の各タイプは、ネットワークが高速ドーマント機能をサポートする場合は、タイマT323の値に対応する情報要素(IE)を運んでもよい。このようにして、SRNS再配置の場合には、ソースRNC504は、UE502に、UE502が再配置されるターゲットRNC506が、高速ドーマント機能をサポートするまたはしないということを伝えてもよい。ここで、ソースRNC504とターゲットRNC506とは、バックホール接続上の通信インターフェース、例えば、ターゲットRNCとソースRNCとの間のダイレクトリンク、または媒介(例えば、コアネットワーク内の)を通しての接続を含んでもよい。しかしながら、RNCからの一部の再構成メッセージは、ネットワークにより、同じセル内の種々の構成を変更するために利用されるため、ネットワークが高速ドーマント機能をサポートする場合、タイマT323の値に対応するIEのうちのいくつかは、不必要にエアインターフェースを通してブロードキャストされることになる。このアプローチは、したがってエアインターフェースを通して送信されるビットの数のオーバーヘッドを増加させる可能性があり、RNC間のバックホール通信を必要とする可能性がある。
本開示の別の態様においては、ネットワークが高速ドーマント機能をサポートする場合、RNCからUEに送られる再構成メッセージの各タイプは、タイマT323の値が変化した場合は、タイマT323の値に対応するIEを運んでもよく、タイマT323の値が変化しなかったが、ネットワークが高速ドーマント機能をサポートする場合は、再構成メッセージの各タイプは、例えば単一のビットなどの簡単なインジケーションを運んで、ネットワークが高速ドーマント機能をサポートするということを示してもよい。このようにして、エア送信オーバーヘッドの量が、タイマT323の値に対応するIEの送信と比較した場合に低減される。しかしながら、またしても、再構成メッセージがネットワークにより同じセル内の種々のタイプの再構成のために利用されるため、SRNS再配置が要求されていないにもかかわらずT323の値が変化した場合は、不必要なオーバーヘッドが依然として発生し得る。
本開示の別の態様においては、高速ドーマント機能をサポートするターゲットRNCにSRNS再配置を要求している再構成メッセージは、タイマT323の値が変化した場合は、タイマT323の値に対応するIEを運んでもよく、タイマT323の値が変化していないが、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートする場合は、再構成メッセージは、例えば単一のビットなどの簡単なインジケーションを含んで、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするということを示してもよい。このようにして、各再構成メッセージ(すなわち、SRNS再配置が要求されてさえいない場合のメッセージ)におけるタイマT323の値に対応するIEのブロードキャストにおける不必要なオーバーヘッドが、大幅に低減される。その上に、SRNS再配置が要求されている場合においても、エア送信オーバーヘッドは、タイマT323の値が変化していない場合に、タイマT323の値に対応するIEの代わりに簡単なインジケーションのみを送信するという理由により、低減される可能性がある。しかしながら、タイマT323の値が変化していないかどうかを判断するために、また、したがって、タイマT323の値に対応するIEを送信するかまたはターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするということを示す簡単なインジケーションを送信するかどうかを判断するために、ソースRNC504とターゲットRNC506とは、バックホール接続を通してタイマT323の値の通信を要求してもよい。このタイマT323の値の通信は、既存のネットワークの中で実行するのは困難でありうる。
本開示の別の態様においては、高速ドーマント機能をサポートするターゲットRNCへのSRNS再配置を要求している再構成メッセージは、タイマT323の値に対応するIEを運んでもよい。ここで、UEは、タイマT323の値に対応するIEが存在することを、SRNS再配置が行われるターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするというインジケーションとして解釈してもよい。すなわち、もし、SRNS再配置を要求している再構成メッセージが、タイマT323の値に対応するIEを含まない場合、結果としてUEは、これをSRNS再配置が行われるターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートしないというインジケーションとして理解することになる。この場合、UEは、SRNS再配置に続くターゲットRNCを伴うシグナリングを、レガシーRNCとして対処してもよく、コアネットワークのパケット交換ドメインのステータスについての同期を適切に維持してもよい。本開示のこの態様によれば、タイマT323の値についてのRNCの間での調整は、要求されない。
図6は、本開示の一態様による、UEを、ソースRNCからターゲットRNCに再配置するプロセスを例示するフローチャートである。本開示の一部の態様においては、このプロセスは、図1で説明されたように、電気回路またはプロセッサにより実行されてもよい。本開示の一部の態様においては、プロセスは、図2で説明されたように、複数のRNC206とUE210との組合せにより実行されてもよい。本開示の一部の態様においては、プロセスの一部は、図4のUE450により実行されてもよい。本開示の一部の態様においては、プロセスは、図7において例示され以下で説明されるUEとRNCとにより実行されてもよい。ブロック602において、プロセスは、第1のRNCからの第1の再構成メッセージをUEに送る。ここで、第1の再構成メッセージは、ネットワークによりUEの構成を、UEを再配置することなしに変更するために利用される。例えば、第1の再構成メッセージは、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONメッセージでもよい。ブロック604において、プロセスは、UEを第1の再構成メッセージに応答して再構成する。
ブロック606において、プロセスは、第2の再構成メッセージを第1のRNCからUEに送る。ここで、第2の再構成メッセージは、第1のRNCに対応する第1のSRNSから第2の(ターゲット)RNCに対応する第2のSRNSへのSRNS再配置をUEが受けることになるというUEへの通知を含む。例えば、図5において説明されたように、第2の再構成メッセージは、RADIO BEARER RECONFIGURATIONメッセージでもよい。しかしながら、上記で開示されたように、他の再構成メッセージが、それがSRNS再配置を受けることになっているというUEへの通知を含んでもよい。
ブロック608において、プロセスは、UEにおいてターゲットSRNSに対応する第2の(ターゲット)RNCが、高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断する。ここで、UEは、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするかどうかを、第1の(ソース)RNCから受信された第2の再構成メッセージ内の、ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートするというインジケータを探すことにより判断してもよい。上記で考察したように、このインジケータは、このために指定された第2の再構成メッセージ内の単一のビットでもよく、また、インジケータは、タイマT323の値に対応する情報要素、またはターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートすることを示す任意の他の適切なインジケータでもよい。第2の再構成メッセージがターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートすることを示す場合は、プロセスは、ブロック610に移動し、そうでなく、もし、第2の再構成メッセージがターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートすることを示さない場合は、プロセスはブロック616に移動する。
ブロック610においては、プロセスは、SRNS再配置を実行し、ここで、UEは、ソースRNCに対応するソースSRNSからターゲットRNCに対応するターゲットSRNSへの再配置を受ける。ターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートしており、かつ、UEが、UEにより第2の再構成メッセージの中で受信された通知のおかげでこの状況を認識していることから、UEからネットワークに転送するデータが不存在であると判断された場合は、UEは、ドーマント状態に入ってもよい。例えば、上述のように、UE内のアプリケーションまたはエンティティは、この状態を検出して、例えばUEにおけるアイドル状態などの、ドーマント状態を始動させてもよい。この場合、プロセスは、ブロック612に移動し、ここで、UEは、UEがドーマント状態に入ることになるというインジケーションを含むSCRIメッセージングを、第2の(ターゲット)RNCに提供する。次に、ブロック614において、UEは、例えばアイドル状態CELL_PCHもしくはURA_PCH状態、または任意の適切なバッテリ節約状態などのドーマント状態に入る。プロセスは、その後終了する。
ブロック616に戻ると、プロセスは、ブロック608においてターゲットRNCが高速ドーマント機能をサポートしないと、すなわち、ターゲットRNCがレガシーRNCの可能性があると判断している。したがって、ブロック616においては、プロセスは、UEをソースRNCからターゲットRNCへと、指示されたように再配置する。しかしながら、ブロック618においては、プロセスは、UEおよびターゲットRNCのレガシー動作を、高速ドーマント機能を利用することなしに受ける。例えば、レガシー動作に伴い、ターゲットRNCがSCRIメッセージをUEから受信する場合、もし、IE「Signaling Connection Release Indication Cause」が、SCRIメッセージの中に含まれない場合は、ターゲットRNCは、シグナリングコネクションの解放を要求してもよい。一方、もし、IE「Signaling Connection Release Indication Cause」が、UEからのSCRIメッセージに含まれる場合は、ターゲットRNCは、効率的なバッテリ消費状態である、IDLE、CELL_PCH、URA_PCHまたはCELL_FACHへの状態遷移を始動してもよい。このようにして、UEは、パケット交換コアネットワークとの同期を、SRNS再配置が高速ドーマント機能をサポートしないRNCに対して行われたにもかかわらず維持する。
図7は、本開示の一態様によるUE702とRNC704との概念的なブロック図である。ここで、UE702とRNC704とはそれぞれ、特定の機能を実行するための種々の電子部品を含む。例えば、UE702は、SRNS再配置メッセージを、例えばソースRNCから受信するための電子部品706と、SRNS(例えば、UE702が再配置するように指示されたターゲットSRNS)が、高速ドーマント機能をサポートするかどうか判断するための電子部品708とを含む。UE702は、さらに、UEがドーマント状態に入ることになるというインジケーションを例えば含むSCRIメッセージを提供するための電子部品710と、RNCへ転送するデータが不存在であることを検出するための電子部品712と、ドーマント状態に入るための電子部品714とを含む。RNC704は、UEからSCRIメッセージ受信するための電子部品716と、再構成メッセージをUEに提供するための電子部品718とを含む。随意的に、RNC704は、点線のボックス720の中に電子部品をさらに含んでもよい。すなわち、RNC704は、高速ドーマント機能をサポートするための電子部品722と、それが接続を有するUEがドーマント状態に入ることになるというインジケーションを受信するための電子部品724とを含んでもよい。
電気通信システムのいくつかの態様がW−CDMAシステムを参照して提示された。当業者には容易に理解されるように、本開示全体にわたって説明された種々の態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信標準に拡張されてもよい。例として、種々の態様は、他のUMTSシステム、例えばTD−SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)およびTD−CDMAなどに拡張されてもよい。種々の態様は、ロングタームエボリューション(LTE)(FDD、TDD、または両方のモードにおける)、LTE−Advanced(LTE−A)(FDD、TDD、または両方のモードにおける)、CDMA2000、エボルーションデータオプティマイズド(EV−DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、ブルートゥースを採用するシステム、および/または他の適切なシステムに拡張されてもよい。採用される実際の電気通信標準、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信標準は、特定の用途とシステムに課される全体の設計制約とに依存することになる。
いくつかのプロセッサが、種々の装置および方法に関連して説明された。これらのプロセッサは、コンピュータソフトウェア、例えば電子的ハードウェアなどの種々の電気部品、またはこれらの任意の組合せを使って実装されてもよい。このようなプロセッサが、ハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途とシステムに課される全体の設計制約とに依存することになる。例として、本開示の中で提示されたプロセッサ、プロセッサの任意の部分、またはプロセッサの任意の組合せは、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲートロジック、個別のハードウェア回路、および本開示全体にわたって記述された種々の機能を実行するように構成された他の適切な処理コンポーネントを伴って実装されてもよい。本開示の中で提示されたプロセッサ、プロセッサの任意の部分、またはプロセッサの任意の組合せの機能性は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、または他の適切なプラットホームにより実行されるソフトウェアを伴って実装されてもよい。
本開示の1つまたは複数の態様においては、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せの中に実装されてもよい。ソフトウェアの中に実装される場合は、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ読み取り可能媒体上に格納またはそれを通して伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、一時的なまたは非一時的なものでもよく、また、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含んでもよい。記憶媒体は、汎用または特殊用途のコンピュータによりアクセスすることができる任意の利用可能な媒体でもよい。例として、かつ限定としてではなく、このような非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコード手段を命令またはデータ構造の形で運びまたは格納するために使用でき、かつ、汎用もしくは特殊用途コンピュータによりまたは汎用もしくは特殊用途プロセッサによりアクセスすることができる任意の他の媒体、を備えることができる。また、任意の接続が、適切にコンピュータ読み取り可能媒体と称される。例えば、もし、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、例えば赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使って送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる一時的なエンティティである。本明細書の中で用いられるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生し、一方ディスク(disc)はデータを光学的にレーザで再生する。上記の組合せは、同様にコンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラムプロダクトの中に具象化されてもよい。例として、しかし限定することなしに、コンピュータプログラムプロダクトは、梱包材料の中にコンピュータ読み取り可能媒体を含めてもよい。当業者は、本開示全体にわたって提示される記述された機能性を、特定の用途および全体のシステムに課される全体の設計制約に応じてどのように最適に実装するかを認識されよう。
この開示された方法の中の特定の順序またはステップの階層は、模範的なプロセスの例示であることが、理解されるべきである。設計嗜好に基づいて、本方法の中の特定の順序またはステップの階層は、再編成されてもよいことが理解される。添付の方法クレームは、種々のステップの要素を見本としての順序で提示し、その中で明確に言及されない限り、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味しない。
これまでの説明は、任意の当業者が、本明細書の中で記述された種々の態様を実践することを可能にするために提供されている。これらの態様に対する種々の変更は、当業者には容易に明白になり、また、本明細書の中で定義された全体的な原理は、他の態様に適用されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書の中で示された態様に限定することを意図しておらず、特許請求の範囲の言語と合致する全ての範囲と一致させるべきであり、ここで、単数の要素への言及は、明確にそのように言及しない限り「1つおよびただ1つ」を意味することを意図しておらず、むしろ「1つまたは複数の」を意味する。特に別途に述べない限り、用語「いくつかの(some)」は、1つまたは複数を意味する。項目のリストの「少なくとも1つ」に言及する語句は、単一の要素を含む、これらの項目の任意の組合せを意味する。一例として、「a、b、またはcの少なくとも1つ」は、a、b、c、aとb、aとc、bとc、およびaとbとc、をカバーすることが意図されている。当業者に既知のまたは後に既知となる、本開示全体にわたって記述された種々の態様の要素に対する全ての構造的なおよび機能的な均等物は、参照することにより本明細書に明確に組み込まれ、また、特許請求の範囲により網羅されることが意図されている。その上に、本明細書の中で開示されたいずれもが、このような開示が明確に特許請求の範囲の中で挙げられているかどうかにかかわらず、公衆に捧げられることを意図されてはいない。要素が明確に語句「するための手段(means for)」を使って表現されない限り、または、方法クレームにおいて、要素が語句「するステップ(step for)」を使って表現されない限り、いかなるクレーム要素も米国特許法112条第6項の条項に従うと解釈されるべきではない。

Claims (28)

  1. ソースサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)からターゲットSRNSに再配置するための通知を受信することと、
    前記ターゲットSRNSに対応するターゲット無線ネットワークコントローラ(RNC)が高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することと、
    ドーマント状態に入ることと、
    を備えるワイヤレス通信方法。
  2. ドーマント状態に入ることになるというインジケーションを前記ターゲットRNCに提供することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記ターゲットRNCへの前記インジケーションは、シグナリングコネクション解放インジケーションメッセージの中で提供される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージが、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートすることを示すためのインジケータを含むかどうかを判断すること、を備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージがドーマントタイマに対応する情報要素を含むかどうかを判断すること、を備える請求項1に記載の方法。
  6. ユーザ装置から転送するデータが不存在であることを検出することと、
    転送するデータの前記不存在に応答して前記ユーザ装置における前記ドーマント状態を始動させることと、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  7. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートしないことを想定することを備え、
    前記方法は、前記高速ドーマント機能を無効にすることをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  8. ソースサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)からターゲットSRNSに再配置するための通知を受信するための手段と、
    前記ターゲットSRNSに対応するターゲット無線ネットワークコントローラ(RNC)が高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するための手段と、
    ドーマント状態に入るための手段と、
    を備えるワイヤレス通信のための装置。
  9. ドーマント状態に入ることになるというインジケーションを前記ターゲットRNCに提供するための手段、をさらに備える請求項8に記載の装置。
  10. 前記ターゲットRNCへの前記インジケーションは、シグナリングコネクション解放インジケーションメッセージの中で提供される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するための手段は、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージが、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートすることを示すためのインジケータを含むかどうかを判断するための手段を備える、請求項8に記載の装置。
  12. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するための手段は、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージがドーマントタイマに対応する情報要素を含むかどうかを判断するための手段を備える、請求項8に記載の装置。
  13. ユーザ装置から転送するデータが不存在であることを検出するための手段と、
    転送するデータの前記不存在に応答して前記ユーザ装置における前記ドーマント状態を始動させるための手段と、
    をさらに備える請求項8に記載の装置。
  14. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するための手段は、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートしないことを想定するための手段を備え、
    前記装置は、前記高速ドーマント機能を無効にするための手段をさらに備える、
    請求項8に記載の装置。
  15. ソースサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)からターゲットSRNSに再配置するための通知を受信するためのコードと、
    前記ターゲットSRNSに対応するターゲット無線ネットワークコントローラ(RNC)が高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するためのコードと、
    ドーマント状態に入るためのコードと、
    を備えるコンピュータ読み取り可能媒体を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
  16. 前記コンピュータ読み取り可能媒体はさらに、ドーマント状態に入ることになるというインジケーションを前記ターゲットRNCに提供するためのコードを備える、請求項15に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  17. 前記ターゲットRNCへの前記インジケーションは、シグナリングコネクション解放インジケーションメッセージの中で提供される、請求項16に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  18. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するためのコードは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージが、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートすることを示すためのインジケータを含むかどうかを判断するためのコードを備える、請求項15に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  19. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するためのコードは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージがドーマントタイマに対応する情報要素を含むかどうかを判断するためのコードを備える、請求項15に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  20. 前記コンピュータ読み取り可能媒体が、ユーザ装置から転送するデータが不存在であることを検出するためのコードと、
    転送するデータの前記不存在に応答して前記ユーザ装置における前記ドーマント状態を始動させるためのコードと、
    をさらに備える、請求項15に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  21. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断するためのコードは、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートしないことを想定するためのコードを備え、
    前記コンピュータ読み取り可能媒体は、前記高速ドーマント機能を無効にするためのコードをさらに備える、
    請求項15に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
  22. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに連結されたメモリと、を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ソースサービング無線ネットワークサブシステム(SRNS)からターゲットSRNSに再配置するための通知を受信し、
    前記ターゲットSRNSに対応するターゲット無線ネットワークコントローラ(RNC)が高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断し、
    ドーマント状態に入るように構成される、ワイヤレス通信のための装置。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサは、ドーマント状態に入ることになるというインジケーションを前記ターゲットRNCに提供するようにさらに構成される、請求項22に記載の装置。
  24. 前記ターゲットRNCへの前記インジケーションは、シグナリングコネクション解放インジケーションメッセージの中で提供される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージが、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートすることを示すためのインジケータを含むかどうかを判断することを備える、請求項22に記載の装置。
  26. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ソースSRNSから受信された再構成メッセージがドーマントタイマに対応する情報要素を含むかどうかを判断することを備える、請求項22に記載の装置。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ユーザ装置から転送するデータが不存在であることを検出し、
    転送するデータの前記不存在に応答して前記ユーザ装置における前記ドーマント状態を始動させるようにさらに構成される、請求項22に記載の装置。
  28. 前記ターゲットSRNSに対応する前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートするかどうかを判断することは、前記ターゲットRNCが前記高速ドーマント機能をサポートしないことを想定することを備え、
    前記プロセッサは、前記高速ドーマント機能を無効にするようにさらに構成される、
    請求項22に記載の装置。
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