JP2013501673A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、請求項1の前段部分(プレアンブル)に係るステアリングホイールと電気的接続ユニットを有する車両用ステアリングホイールに関するものである。
車両用ステアリングホイールには、数多くの電気的、電子的構成部品や機能性要素が集積されることが一般的になっている。例えば、ステアリングホイールにおいて、電動モータを有する重合式(superimposed)ステアリングシステムのための重合式駆動部の集合技術が、WO2007/009420号(特許文献1)によって公知とされている。重合式ステアリングシステムは、運転者が入力したステアリング角度に対し、作動部が更なる角度を重合できることに特徴づけられる。さらに、ステアリングホイールにおける電気的操作要素の集合技術が公知とされている。
EP1040982A2(特許文献2)に記載されたステアリングホイールでは、ステアリングホイールのステアリングホイールリム内に集積されたヒーターが、車両のマントルチューブ上に据え付けられたステアリングホイールレバーによって制御される。文献によればステアリングホイールレバーは、ヒーター用の集積パワー制御ユニットを備えたトランファーモジュールを有する。
電気的・電子的な車両構成部材や操作要素の集積が増すことにより、望ましからぬ熱が発生し、最悪の場合、各構成部材の機能を損なう恐れがある。したがって、ステアリングホイール内またはステアリングホイール上に発生する熱を効果的に低減することが望ましい。
本発明は、ステアリングホイール内またはステアリングホイール上の高熱発生を防ぐような、車両用ステアリング装置を構成することを課題とする。
当該課題は、本発明に基づき、請求項1の特徴を有するステアリング装置によって解決される。本発明の各実施態様については従属項に記載される。
本発明に基づき、ステアリングホイールの一つ以上の電気的・電子的構成部材を制御する電子制御システムの少なくとも一つの温度生成部を、ステアリングホイールからステアリング装置の電気的接続ユニット内に移転する。本発明によれば、電気的接続ユニットはステータ、ロータおよび電子制御ユニットまたは少なくとも一つの電子制御ユニットの温度生成部が電気的接続ユニットのロータ内に一体化されている。温度生成部のロータへの一体化とは、温度生成部がキャリアを介してトルク・プルーフ的にロータに直接または間接的に連結されることを意味する。
したがって、信号処理用および/または電子制御ユニットの信号伝達用の少なくとも一つの温度生成性電子的構成部材、または電子制御ユニットが全体として、電気的接続ユニットのロータ内に移される。
電子制御ユニットまたはその温度生成部をステアリングホイールから電気的接続ユニットのロータ内に移すことにより、電子制御ユニットまたはその温度生成部によって発生する熱が電気的接続ユニットに移り電気的接続ユニットが加熱されるため、ステアリングホイールに発生する熱は低減される。特に、ステアリングホイール骨格の電子制御ユニットまたはその温度生成部による加熱が防止される。したがって、例えば、重合式ドライブまたは電気的操作要素の駆動モーターによって生じる熱のように、ステアリングホイール内の他の電気的・電子的構成部材によって生じる熱をステアリングホイールの外に効果的に放散することが可能である。
電子制御ユニットまたはその温度生成部をステアリングホイールから電気的接続ユニットのロータ内に移すことにより、電子制御ユニットまたはその温度生成部によって発生する熱が電気的接続ユニットに移り電気的接続ユニットが加熱されるため、ステアリングホイールに発生する熱は低減される。特に、ステアリングホイール骨格の電子制御ユニットまたはその温度生成部による加熱が防止される。したがって、例えば、重合式ドライブまたは電気的操作要素の駆動モーターによって生じる熱のように、ステアリングホイール内の他の電気的・電子的構成部材によって生じる熱をステアリングホイールの外に効果的に放散することが可能である。
電気的接続ユニットのロータに電子制御ユニットの部材を一体化することにより、これらの部材をステアリングホイールの構成部材や電気的接点に近接して配置することが更に可能であり、電子制御ユニットの部材とステアリングホイールの構成部材の間にあってこれらと電気的に連結しているコンダクターは、ロータに一体化されることによりステアリングホイールに関して相対的な変位を受けない。したがって、信号伝達中に妨害される危険が低減され、例えばプラグを介して、容易に電気的に接続することができる。
(車両が固定される領域に対し対向して)ロータに電子制御ユニットの部材を一体化することの更なる利点は、電子制御ユニットと(例えば重合式ステアリングシステムのような)複雑な作動システムとの間の連結コンダクターの数が、フレキシブルコンダクターによって影響されないことである。
本発明の実施例において、ロータは環状キャリアを有し、電子制御ユニットまたは電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が当該キャリア上に構成されている。環状キャリアは例えば円盤型である。ロータはステアリングホイールを回転させる際に回転する。
したがって、電気接触ユニットが熱放散用の手段を有することが提案される。熱放散は、例えば電気的接続ユニットのハウジングを通して起こる。このハウジングは、フレキシブルコンダクターの保護と誘導ならびに熱放散の働きがあり、冷却リブおよび/または能動的な冷却要素を有してもよい。よって、電気的接続ユニットのハウジングの広い表面または温度放散のための温度放散面についても容易な手法で構築可能である。さらに、例えば冷却リブまたは冷却スロットの形状での温度吸収および放散のための手段は、電気接触ユニットのロータ上に設けることが可能であり、本発明の実施例では、当該ロータに電子制御ユニットまたはその温度生成部が一体化されている。また、本発明では、電気的接続ユニットは蓋要素を有し、ステアリングシャフトまたはステアリングシャフトのステアリングシャフトスタンプないしはステアリングシャフトと結合した結合要素が当該蓋要素から突出すること、当該蓋要素は電子制御ユニットまたは電子制御ユニットの少なくとも1つの温度生成部によって構成される放熱手段を有することも示される。
本実施例において、ステアリングホイールの回転時およびステアリングホイールにトルク・プルーフ的に連結されたロータの回転時に、電気的接続ユニットの追加的な換気がなされ、これによって発熱がさらに低減されるべく、機能が最適化され、同調化されている。
電気的接続ユニットは、ステアリングホイールに配置された一つ以上の電気的・電子的構成部材につき、ステアリングホイールに配置されていない一つ以上の電気的・電子的構成部材に電気的に結合する構成部材である。したがって、ステアリングホイールに配置されていない構成部材は、ステアリングホイールに配置された構成部材のための動力源であってもよい。電気的接続ユニットは、例えば、当該接続ユニットのステータを当該接続ユニットのロータに接続するクロックスプリングの形状のフレキシブルコンダクターを有し、電気的結合により信号およびエネルギーが伝達される。ロータとステータの間の相対的な変位中にフレキシブルコンダクターを介して、信号および/またはエネルギーを伝達することも可能である。
したがって実施例では、ロータとフレキシブルコンダクターは、ステアリングホイールのステアリングシャフトの回転軸に関して、軸方向に順次配列されている。更なる実施例では、ロータとフレキシブルコンダクターは、ステアリングシャフトおよびステアリングホイールの回転軸に関し、放射方向に連続的に構成され、フレキシブルコンダクターはロータによって放射方向外側を取り囲まれている。
更なる実施例において、重合式ドライブはステアリングホイールに一体化され、制御ユニットが少なくとも当該重合式ドライブを制御するよう形成されている。
以下に、複数の実施例を用い図を参照して、本発明をより詳細に説明する。
図1および図2に示されるステアリング装置は、ステアリングホイール1および電気的接続ユニット2を有する。
ステアリングホイール1は、ステアリングホイールリム11、複数のスポーク12、およびステアリングホイール1をステアリングシャフト3に連結するステアリングハブ13を有する。
ステアリングハブ13の領域において、スーパーインポーズ式(Superimposed)、すなわち重合式のドライブ(駆動部)4はステアリングホイール1に一体化され、当該重合式ドライブは電子モーター41の形状の作動装置、駆動ワーム42を備えた重合式トランスミッションおよびワームホイール43を有する。駆動ワーム42は電子モーター41によって駆動される。ワームホイール43は、ステアリングシャフト3に連結している。重合式ドライブ4は、ドライバーが入力したステアリング角度にさらなるステアリング角度を重ね合わせるのに適するよう構成されている。
図1においては、ハウジング、トランスミッション要素、重合式トランスミッション42,43の取り付け手段ならびに駆動モーター41については、図を見やすくするために図示されていない。
電気的接続ユニット2は、ステータ21、フレキシブルコンダクター22、ロータ23および上蓋24を有する。
ステータ21は、例えばステアリングホイール1の背後に配置されたステアリングコラムハウジングまたはステアリングレバー構成部材内に回転不能に固定されている。当該ステータは、必須ではないが、図の実施例では中空の円筒状に形成され、断面が環状の外壁211とステアリングホイール1に対向する底蓋212を有する。底蓋212は中央に切欠きを有し、当該切欠きを通って歯状部41を備えたステアリングシャフト3のステアリングシャフトスタンプ4が突出している。円筒状の壁211のため、円筒状中空スペースが設けられ、当該中空スペースはフレキシブルコンダクター22およびロータ23を収容する役割を有し、ステアリングホイールに面する電気的接続ユニット2の側面で上蓋24によって閉じられている。
フレキシブルコンダクター22は、例えばクロックスプリングとして形成される。当該コンダクターは、端部または端部領域において、図示されていないが、一つ以上の接触点により、ステータ21に電気的または信号伝達状に連結されている。他端または他端部領域では、当該コンダクターは一つ以上の接触点(図示されていない)でロータ23に電気的または信号伝達可能状に連結されている。フレキシブルコンダクター22によって、構成部材が相対的に変位する間にも、ステータに電気的に結合した構成部材とロータに電気的に結合した構成部材との間のエネルギーおよび/または信号が伝達される。したがって、フレキシブルコンダクター22もまた、その柔軟性のため、ステータ21とロータ23の相対移動の際に移動可能である。フレキシブルコンダクター22の詳細な設計構造は本発明の本質的要素ではない。図のフレキシブルコンダクター22は、単なる一例として理解されるべきである。
図示されていない前述の一つ以上の接触点によってフレキシブルコンダクター22に電気的および信号伝達状に連結しているロータ23は、図示された実施例では円盤状キャリア231を有する。信号処理および/または信号伝達のための電子的構成部材は当該キャリア上に配置され、当該構成成分は図では電子制御ユニット232(ECU)を指す。これらの電子的構成部材は、例えば一つ以上のマイクロプロセッサーおよびマイクロチップを有する。
電子的構成部材は、図の実施例では、ステアリングホイール1から離間して対向する側の環状キャリア231の面上にもっぱら位置する。基本的に、電子的構成部材は当該キャリア231の他の面および/または両面に形成されてもよい。環状キャリア231は、したがって、回路基板に基づき、集積型電子的コンダクターを備えて設けられてもよい。環状キャリア231は更に、例えば電気的なプラグイン連結ポートまたはプラグインコンタクトの形状の電気的連結点233を有する。よって環状キャリア231、電子的制御ユニット232および電気的連結点233は、サブコンポーネントを形成し、ECUユニットとも称される。
注目すべきは、電子制御ユニット232のすべての構成部材ではなく、発熱性構成部材のみが環状キャリア231上に構成されることが、本発明で提案されていることである。電子制御ユニットの他の任意に存在する構成部材は、対照的にステアリングホイール1上に構成されてもよい。
重合式(スーパーインポーズ式)ドライブ4の駆動モーター41のプラグ411は、電気的連結点233に挿入されている。接続ユニット2は、重合式ステアリングシステムのモーター41の電気供給の役割を果たしている。接続ユニット2は更に、ステアリングホイールの電気的操作要素やエアバッグモジュールの電気的構成部材のような、ステアリングホイール1に構成された更なる電気消費部材の電源供給および/または信号技術的連絡の役割を果たす。したがって、電気的連結点233は、更なる電気消費部材へ電気的に連結するよう構成され、ゆえに例えば更なる電気消費部材のプラグのためのプラグ受けが設けられている。
電子制御ユニット232は、例えば重合式ステアリングシステムの電気的制御やステアリングホイールの電気的操作要素の電気的制御のように、ステアリングホイール1に構成された一つ以上の電気的構成部材を電気的に制御する役割を果たす。電子的制御ユニット232は基本的に、ステアリングホイールに構成されていない車両構成部材に関しても制御機能を有してよい。電子制御ユニット232は、例えばステアリングホイール1の外側でステアリングシャフト3に連結するサーボ機構ステアリングを制御するよう構成されてもよい。
上蓋24は電気的接続ユニット2を閉止する。当該蓋は、蓋のリムサイドに開口部241を有し、当該開口部は電気的連結点233を貫通させる。当該電気的連結点233は、ステアリングホイール1の方向に突出し、ステアリングホイール1に貫入し、図の実施例では駆動モータ41のプラグ411に連結する。上蓋24はさらに、ラメラ構造または溝型の冷却リブ242を備えた中央開口部242を有する。実施例では、これらのリブは、ステアリングシャフト3の回転軸に対し平行を保たず、冷却効果を向上させるために回転軸に向かって傾斜している。
図2に示された断面から理解されるように、中央開口部242の直径がステアリングシャフト3の直径またはステアリングスタンプ4に連結したワームホイール43の一部の直径より大きくなるように構成されている。この構造のおかげで、冷却リブ43による効果的な熱放散を可能とする。
図3および図4は、特にフレキシブルコンダクター22とロータ23の構成につて図1および図2の実施例とは異なる構成を有する実施例を示す。図1および図2の実施例の場合、ロータ23とフレキシブルコンダクター22はステアリングシャフト3の回転軸の方向に順次配置され、図3および図4の実施例では、ロータ23’とフレキシブルコンダクター22はステアリングシャフト3の回転軸に関して放射方向に連続的に構成されている。したがって、フレキシブルコンダクター22はロータ23’によって放射方向の外側を取り囲まれている。第一の実施例(図1および図2)では、電子制御ユニットは、ステアリングシャフト3を取り巻くリングとしてフレキシブルコンダクター22の導電性バンド上に直接設置され、例えば当該コンダクターに堅固に取り付けられている。第二の実施例(図3および図4)では、電子制御ユニットはフレキシブルコンダクター22の導電性バンドの放射方向外側を取り巻くリングとして設置され、例えば当該コンダクターに堅固に連結されている。
両者の構成上の相違点は、2つの選択された方向における接続ユニット2の広がりまたは大きさの違いに起因しており、したがって各構築空間への適応を可能にする。
図3および図4の実施例では更に、冷却リブ243’の形状の冷却手段が蓋24’のリムに設けられている。このような冷却リブは中央開口部242に追加的に形成されてもよい。更なる違いは、ステータ21がディスクとして設けられ、ハウジングを形成しないことである。
図1,2に示された実施例と、図3,4に示された実施例とは適宜に組み合わせることが可能である。
本発明は、実施例において図示された実施例に限定されるものではない。本発明に基づくステアリング装置は、重合式ステアリングシステムを備えずに形成されてもよい。重合式システムの電子モーターは、ステアリングホイールに一体化された電気的構成部材の単なる一例であり、電子モーターの操作は制御ユニットによって制御される。さらに、他の実施例において、制御ユニットがロータではなくステータ内に一体化されるよう提案されてもよい。
本発明では、「ステアリングホイールと、前記ステアリングホイール内または前記ステアリングホイール上に設けられていない、車両用の少なくとも一つの電気的または電子的構成部材に対し、前記ステアリングホイール内または前記ステアリングホイール上に設けられている、少なくとも一つの電気的または電子的構成部材を電気的に接続するためのワイヤーの誘導を行うように構成された電気的接続ユニットを有し、前記ステアリングホイールの少なくとも一つの電気的または電子的構成部材を制御するための電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が、前記電気的接続ユニットに一体化された、車両用のステアリング装置であって、前記電子的接続ユニット(2)は、ステーター(21)とローター(23、23’)を有し、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が前記電気的接続ユニット(2)のロータ(23、23’)に一体化されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様1)を採り得る。
また、本発明では、「態様1に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(2)は、環状キャリア(231)を有し、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が前記環状キャリア上に設けられていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様2)を採り得る。
また、本発明では、「態様2に記載のステアリング装置であって、前記環状キャリア(231)は、円盤状に形成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様3)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から3のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)のフレキシブルコンダクター(22)を有し、前記フレキシブルコンダクターが、一方で前記接続ユニット(2)の前記ステータ(21)に接続され、他方で前記接続ユニット(2)の前記ロータ(23、23’)に接続されているステアリング装置。」という態様(態様4)を採り得る。
また、本発明では、「態様4に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23)と前記フレキシブルコンダクター(22)が、ステアリングホイール(1)のステアリングシャフト(3)の回転軸に関して軸方向に順次配置されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様5)を採り得る。
また、本発明では、「態様4に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23’)および前記フレキシブルコンダクター(22)が前記ステアリングホイール(1)の前記ステアリングシャフト(3)の前記回転軸に関して放射方向に連続的に構成され、前記フレキシブルコンダクター(22)が前記ロータ(23’)によって放射方向外側を取り囲まれていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様6)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から6のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23,23’)は電気的接続点(233)を有し、前記電気的接続点は、前記ステアリングホイール(1)の電気的または電子的構成部材の一つ以上の電気的ケーブルに接続されるよう構成され、信号およびエネルギーが前記電気的接続点(233)を経て伝達されることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様7)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から7のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)は熱放散用の手段(243、243’)を有し、前記熱放散用手段は、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部によって構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様8)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から8のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)は蓋要素(24,24’)を有し、前記ステアリングシャフト(3)または前記ステアリングシャフト(3)のステアリングシャフトスタンプ(4)または前記ステアリングシャフト(3)に連結した結合要素が前記蓋要素を通って突出し、前記蓋要素(24、24’)は、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部によって構成される熱を放散するための前記手段(243、243’)を有することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様9)を採り得る。
また、本発明では、「態様9に記載のステアリング装置であって、前記熱放散用手段は内向き開口部(242)を有し、前記開口部に内向き冷却リブ(243)が構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様10)を採り得る。
また、本発明では、「態様9または10に記載のステアリング装置であって、前記熱放出用手段は前記蓋要素(24’)の縁部に外向き冷却リブ(243’)を有することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様11)を採り得る。
また、本発明では、「態様9から11のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記冷却リブ(243,243’)は前記ステアリングシャフト(3)の前記回転軸方向に傾斜して形成されることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様12)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から12のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記制御ユニット(232)は前記電気的接続ユニット(2)に完全に一体化されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様13)を採り得る。
また、本発明では、「態様1に従属する態様2から13のいずれかに記載のステアリング装置であって、信号処理および/または信号伝達用の電子的構成部材は前記キャリア(231)上に構成され、前記電子的構成部材は前記電子制御ユニット(232)を形成することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様14)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から14のいずれかに記載のステアリング装置であって、スーパーインポーズ式の駆動部(4)が前記ステアリングホイール(1)に一体化され、前記制御ユニット(232)が少なくとも前記スーパーインポーズ式の駆動部(4)を制御するよう構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様15)を採り得る。
また、本発明では、「態様1に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(2)は、環状キャリア(231)を有し、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が前記環状キャリア上に設けられていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様2)を採り得る。
また、本発明では、「態様2に記載のステアリング装置であって、前記環状キャリア(231)は、円盤状に形成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様3)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から3のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)のフレキシブルコンダクター(22)を有し、前記フレキシブルコンダクターが、一方で前記接続ユニット(2)の前記ステータ(21)に接続され、他方で前記接続ユニット(2)の前記ロータ(23、23’)に接続されているステアリング装置。」という態様(態様4)を採り得る。
また、本発明では、「態様4に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23)と前記フレキシブルコンダクター(22)が、ステアリングホイール(1)のステアリングシャフト(3)の回転軸に関して軸方向に順次配置されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様5)を採り得る。
また、本発明では、「態様4に記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23’)および前記フレキシブルコンダクター(22)が前記ステアリングホイール(1)の前記ステアリングシャフト(3)の前記回転軸に関して放射方向に連続的に構成され、前記フレキシブルコンダクター(22)が前記ロータ(23’)によって放射方向外側を取り囲まれていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様6)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から6のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記ロータ(23,23’)は電気的接続点(233)を有し、前記電気的接続点は、前記ステアリングホイール(1)の電気的または電子的構成部材の一つ以上の電気的ケーブルに接続されるよう構成され、信号およびエネルギーが前記電気的接続点(233)を経て伝達されることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様7)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から7のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)は熱放散用の手段(243、243’)を有し、前記熱放散用手段は、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部によって構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様8)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から8のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記電気的接続ユニット(2)は蓋要素(24,24’)を有し、前記ステアリングシャフト(3)または前記ステアリングシャフト(3)のステアリングシャフトスタンプ(4)または前記ステアリングシャフト(3)に連結した結合要素が前記蓋要素を通って突出し、前記蓋要素(24、24’)は、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部によって構成される熱を放散するための前記手段(243、243’)を有することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様9)を採り得る。
また、本発明では、「態様9に記載のステアリング装置であって、前記熱放散用手段は内向き開口部(242)を有し、前記開口部に内向き冷却リブ(243)が構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様10)を採り得る。
また、本発明では、「態様9または10に記載のステアリング装置であって、前記熱放出用手段は前記蓋要素(24’)の縁部に外向き冷却リブ(243’)を有することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様11)を採り得る。
また、本発明では、「態様9から11のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記冷却リブ(243,243’)は前記ステアリングシャフト(3)の前記回転軸方向に傾斜して形成されることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様12)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から12のいずれかに記載のステアリング装置であって、前記制御ユニット(232)は前記電気的接続ユニット(2)に完全に一体化されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様13)を採り得る。
また、本発明では、「態様1に従属する態様2から13のいずれかに記載のステアリング装置であって、信号処理および/または信号伝達用の電子的構成部材は前記キャリア(231)上に構成され、前記電子的構成部材は前記電子制御ユニット(232)を形成することを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様14)を採り得る。
また、本発明では、「態様1から14のいずれかに記載のステアリング装置であって、スーパーインポーズ式の駆動部(4)が前記ステアリングホイール(1)に一体化され、前記制御ユニット(232)が少なくとも前記スーパーインポーズ式の駆動部(4)を制御するよう構成されていることを特徴とするステアリング装置。」という態様(態様15)を採り得る。
1 ステアリングホイール
11 ステアリングホイールリム
12 スポーク
13 ステアリングホイールハブ
2 電気的接続ユニット
21 ステータ
211 壁
212 蓋
22 コンダクター
23 ロータ
231 キャリアー
232 電子制御ユニット
233 電気的連結点
24 蓋
241 開口部
242 開口部
243 リブ
3 シャフト
4 スタンプ
41 駆動モーター
411 プラグ
42 ワーム
43 ワームホイール
11 ステアリングホイールリム
12 スポーク
13 ステアリングホイールハブ
2 電気的接続ユニット
21 ステータ
211 壁
212 蓋
22 コンダクター
23 ロータ
231 キャリアー
232 電子制御ユニット
233 電気的連結点
24 蓋
241 開口部
242 開口部
243 リブ
3 シャフト
4 スタンプ
41 駆動モーター
411 プラグ
42 ワーム
43 ワームホイール
Claims (9)
- ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイール内または前記ステアリングホイール上に設けられていない、車両用の少なくとも一つの電気的または電子的構成部材に対し、前記ステアリングホイール内または前記ステアリングホイール上に設けられている、少なくとも一つの電気的または電子的構成部材を電気的に接続するためのワイヤーの誘導を行うように構成された電気的接続ユニットを有し、
前記ステアリングホイールの少なくとも一つの電気的または電子的構成部材を制御するための電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が、前記電気的接続ユニットに一体化された、車両用のステアリング装置であって、
前記電子的接続ユニット(2)は、ステーター(21)とローター(23、23’)を有し、前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が、前記電気的接続ユニット(2)のロータ(23、23’)に一体化されており、
スーパーインポーズ式の駆動部(4)が前記ステアリングホイール(1)に一体化され、前記制御ユニット(232)が少なくとも前記スーパーインポーズ式の駆動部(4)を制御するよう構成されていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記ロータ(2)は、環状キャリア(231)を有し、
前記電子制御ユニット(232)または前記電子制御ユニットの少なくとも一つの温度生成部が前記環状キャリア上に設けられていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項2に記載のステアリング装置であって、
前記環状キャリア(231)は、円盤状に形成されていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載のステアリング装置であって、
前記電気的接続ユニット(2)のフレキシブルコンダクター(22)を有し、前記フレキシブルコンダクターが、一方で前記電気的接続ユニット(2)の前記ステータ(21)に接続され、他方で前記電気的接続ユニット(2)の前記ロータ(23、23’)に接続されているステアリング装置。 - 請求項4に記載のステアリング装置であって、
前記ロータ(23)と前記フレキシブルコンダクター(22)が、ステアリングホイール(1)のステアリングシャフト(3)の回転軸に関して軸方向に順次配置されていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項4に記載のステアリング装置であって、
前記ロータ(23’)および前記フレキシブルコンダクター(22)が、前記ステアリングホイール(1)の前記ステアリングシャフト(3)の前記回転軸に関して放射方向に連続的に構成され、前記フレキシブルコンダクター(22)が、前記ロータ(23’)によって放射方向外側を取り囲まれていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載のステアリング装置であって、
前記ロータ(23,23’)は、電気的接続点(233)を有し、前記電気的接続点は、前記ステアリングホイール(1)の電気的または電子的構成部材の一つ以上の電気的ケーブルに接続されるよう構成され、信号およびエネルギーが、前記電気的接続点(233)を経て伝達されることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載のステアリング装置であって、
前記制御ユニット(232)は、前記電気的接続ユニット(2)に完全に一体化されていることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に従属する請求項2から8のいずれかに記載のステアリング装置であって、
信号処理および/または信号伝達用の電子的構成部材が、前記キャリア(231)上に構成され、前記電子的構成部材は、前記電子制御ユニット(232)を形成することを特徴とするステアリング装置。
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US6962497B2 (en) * | 2003-04-16 | 2005-11-08 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Rotary connector having an identifiable neutral position |
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-
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- 2010-08-12 WO PCT/EP2010/061763 patent/WO2011018500A1/de active Application Filing
- 2010-08-12 US US13/390,173 patent/US20120138404A1/en not_active Abandoned
- 2010-08-12 CN CN2010800361067A patent/CN102470809A/zh active Pending
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