JP2013257160A - 携帯用ガス検知器校正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この携帯用ガス検知器校正装置は、ガス検知器本体の外面に形成された電源ユニット装着部に対して、可充電電池電源ユニットおよび乾電池電源ユニットのいずれか一方の選択されたものが他方のものと交換可能に着脱自在に装着される構成の携帯用ガス検知器の更新処理を行うためのものであって、各々上方に開口する凹所よりなる、充電池仕様ガス検知器が装着可能に構成された充電池仕様装着部および乾電池仕様ガス検知器が装着可能に構成された乾電池仕様装着部と、更新処理用ガス供給手段とを有し、充電池仕様ガス検知器および乾電池仕様ガス検知器のうち選択されたもの以外の他のガス検知器の装着を阻止する装着禁止部材が設けられた構成とされている。
【選択図】 図5
Description
携帯用ガス検知器の更新処理を行うに際して用いられる機器として、通信機能、充電機能およびガス校正機能を備えてなるクレードルが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
この種の携帯用ガス検知器の更新処理を行うに際しては、通常、可充電電池電源ユニットがガス検知器本体に装着された状態において校正装置に装着される。
しかしながら、ガス検知動作終了後においては、ガス検知動作時における可充電電池の消耗によって、乾電池電源ユニットがガス検知器本体に装着された状態とされていることも少なくなく、更新処理を行うに際しては、乾電池電源ユニットから可充電電池電源ユニットに付け替えて校正装置にセットする必要があり、作業自体が面倒である、という問題がある。
各々上方に開口する凹所よりなる、可充電電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器が装着可能に構成された充電池仕様装着部および乾電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器が装着可能に構成された乾電池仕様装着部と、更新処理用ガスを当該ガス検知器に供給する更新処理用ガス供給手段とを有し、
可充電電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器および乾電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器のうち選択されたもの以外の他のガス検知器の装着を阻止する装着禁止部材が設けられていることを特徴とする。
当該ガス検知器に対して赤外線による制御信号を発信すると共に当該ガス検知器からの赤外線による信号を受信する、前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部に共通の信号受発信部を備えており、
前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部は、当該信号受発信部からの赤外線の光路上において、区隔壁を介して並んで形成されており、当該区隔壁には、前記赤外線の光路上の位置に光通信窓が形成された構成とされていることが好ましい。
また、ガス検知器を当該携帯用ガス検知器校正装置に装着するに際しては、必然的に、作業者は選択されたガス検知器に適正な装着部を選択する装着部選択操作を行うこととなるため、ガス検知器の誤配置、誤装着を確実に防止できて所要の更新処理を確実に行うことができる。
図1は、本発明の携帯用ガス検知器校正装置の被処理体である携帯用ガス検知器の一構成例を電源ユニットを取り外した状態で示す分解図、図2は、図1に示す携帯用ガス検知器におけるガス検知器本体の正面図である。
この携帯用ガス検知器(以下、単に「ガス検知器」ともいう。)は、背面に電源ユニット装着部17が形成されたガス検知器本体11と、このガス検知器本体11における電源ユニット装着部17に対してスライド係合されて着脱自在に装着される電源ユニットとにより構成されている。電源ユニットとしては、可充電電池を具えた可充電電池電源ユニット25および乾電池を具えた乾電池電源ユニット30のいずれか一方の選択されたものが他方のものと交換可能に装着される。
ここに、ガスセンサの組み合わせの一例を示すと、定電位電解式ガスセンサよりなる硫化水素ガス検知用ガスセンサ、接触燃焼式ガスセンサよりなる、炭化水素ガスなどの可燃性ガスを%LEL(爆発下限界濃度)の測定レンジで検知するための第1の可燃性ガスセンサ、定電位電解式ガスセンサよりなる一酸化炭素ガス検知用ガスセンサ、熱伝導式ガスセンサよりなる、炭化水素ガスなどの可燃性ガスを体積%の測定レンジで検知するための第2の可燃性ガスセンサ、ガルバニ電池式ガスセンサよりなる酸素ガス検知用ガスセンサを例示することができる。
このハウジング部材26の両側面における上端縁部には、ガス検知器本体11の電源ユニット装着部17において電源ユニットのスライド方向(図1において上下方向)に延びるよう形成された突条18が挿入されるガス検知器本体被係合用溝部27が形成されている。また、ハウジング部材26の両側面における下端縁部には、長手方向(上下方向)に延びる校正装置被係合用凹溝28が形成されており、これにより、後述する携帯用ガス検知器校正装置40の対応する装着部に形成されたガス検知器係合部に係合される校正装置被係合部が形成されている。
ハウジング部材31は、背面において後方に開口する電池装着口を有し、この電池挿入口の開口部に電池受容部カバー蓋35がハウジング部材31の底面に形成された凹所内に収容された状態で装着された蓋ロック部材36によって開閉自在に設けられている。そして、蓋ロック部材36の両側に位置される凹部33によって、後述する携帯用ガス検知器校正装置40の対応する装着部に形成されたガス検知器係合部に係合される校正装置被係合部(図4(c)においては、便宜上、斜線が付してある。)が形成されている。
図5は、本発明の携帯用ガス検知器校正装置の一構成例を示す斜視図、図6は、図5に示す携帯用ガス検知器校正装置の平面図、図7は、図5に示す携帯用ガス検知器校正装置の背面図、図8は、図6におけるA−A線断面図、図9は、図5に示す携帯用ガス検知器校正装置におけるガス流路系統図である。
この携帯用ガス検知器校正装置(以下、単に「校正装置」ともいう。)40は、例えば略箱状のハウジング41を有し、このハウジング41の内部に、ガス検知器について所要の更新処理を行う更新処理制御手段を構成する平板状の制御用回路基板60が、ハウジング41の底壁に沿って前後方向に延びるよう配設されている。
ハウジング41の前面から視認される前面下部には、操作表示パネル42が設けられている。この操作表示パネル42は、制御用回路基板60の上面における前方領域に支持された、例えば、確認試験処理スイッチ43A、ガス校正処理スイッチ43B、更新処理を行うべきガス検知器を設定する装着機器設定スイッチ43C、通信処理スイッチ43Dおよび電源スイッチ43Eを具えている。また、確認試験処理の動作状態または結果を示す確認試験処理ランプ44A、ガス校正処理の動作状態または結果を示すガス校正処理ランプ44B、セットされたガス検知器の、通信処理の動作状態または結果を示す通信処理ランプ44C、充電処理の動作状態または結果を示す充電処理ランプ44Dを具えている。
そして、各々の電磁弁74A,74Bの開閉状態が互いに独立して制御されることにより必要な特定ガスが選択され、これにより、一種の特定ガスまたは複数種の特定ガスを混合した混合ガスあるいは空気を更新処理用ガスとしてガス検知器に供給する更新処理用ガス供給手段が構成されている。特定ガスは、ガス検知器のガス検知部20のガスセンサに係る検知対象ガスに応じたものが用いられ、具体的には、例えば酸素ガス、高濃度可燃性ガス、低濃度可燃性ガス、硫化水素ガス、一酸化炭素ガスなどを例示することができる。
また、充電池仕様装着部50における周側壁の各々には、充電池仕様ガス検知器10Aに係る可充電電池電源ユニット25の両側面に形成された校正装置被係合用凹溝28と係合される、底面から上方に向かって延びるガス検知器係合用リブ52が形成されており、これにより、ガス検知器係合部が形成されている。従って、この充電池仕様装着部50は、充電池仕様ガス検知器10Aまたは可充電電池電源ユニット25が単独で装着可能に構成されている。
そして、ハウジング41の前壁における、信号受発信部の上方に位置にされる内面領域は、例えば、前方から後方に向かうに従って上方に傾斜するテーパ状とされており、このテーパ面に赤外線反射膜が形成され、これにより、赤外線反射部45が形成されている。 従って、例えば発光素子62からの赤外線は赤外線反射部45によって反射されて、充電池仕様装着部50の前壁に形成された開口部51を介して充電池仕様装着部50の内部空間に導入され、さらに、当該赤外線は、区隔壁58に形成された切り欠き部59を介して乾電池仕様装着部55の内部空間に到達する光路Rが形成され(図11および図14参照。)、これにより、一の信号受発信部によって充電池仕様ガス検知器10Aまたは乾電池仕様ガス検知器10Bとの通信処理が行われる。
この例における装着禁止部材は、例えば一方のガス検知器装着部が開放された状態において他方のガス検知器装着部を閉塞する蓋部材80により構成されており、この蓋部材80は、充電池仕様装着部50および乾電池仕様装着部55を区画する区隔壁58の上方位置において下端部における両側がハウジング部材41に対して区画壁58に沿って伸びる水平軸を中心に回動自在に軸支されて設けられている。
具体的には、ガス検知器に記録された例えば検知対象ガスの濃度変化などのガス検知器情報の通信処理、ガス検知部20を構成するガスセンサの検知対象ガスの種類の選択性およびガス濃度指示値の適否が確認される確認試験処理、ガス検知部20を構成するガスセンサの感度が調整されるガス校正処理、並びに充電池仕様ガス検知器10Aに係る可充電電池電源ユニット25の充電処理からなる更新処理が行われる。
通信処理は、ガス検知動作が行われた場合に行われるものであって、例えば、確認試験処理、ガス校正処理および充電処理より選択される処理を行う場合には、当該通信処理は実施されない。
通信処理は、例えばIrDA規格に基づく赤外線通信方式によって行われ、ガス検知器から入力されるガス検知器情報には、検知対象ガスの濃度変化などのデータの他に、例えば校正前濃度指示値、校正後濃度指示値、校正日時および校正期限などの校正履歴データなどが含まれる。
通信処理の所要時間は、ガス検知器情報に含まれるデータの種類およびデータ量によっても異なるが、例えば3〜5分間程度である。
確認試験処理は、ガス検知器のガス検知部20における各々のガスセンサによって選択されるガスの種類およびガスセンサによる検知対象ガスのガス濃度指示値が適正なものであるか否かを確認するものであって、必要に応じて行われる。
この確認試験処理は、一定期間経過毎の確認試験処理時期にある場合に行われるものであって、ガス検知器についての確認試験処理の期限は、例えば30日間とされることが好ましい。
また、確認試験処理の所要時間は、例えば5分間程度である。
ガス校正処理は、ガス検知器のガス検知部20におけるガスセンサの感度のバラツキの調整や経時的なガスセンサの感度特性の変動の補償などを行うものであって、更新処理において確認試験処理に後続して、必要に応じて行われる。
このガス校正処理は、一定期間経過毎のガス校正処理時期にある場合に実行されるものであって、ガス検知器についてのガス校正処理の期限は、必要に応じて適宜に設定されており、例えば30日間とされている。ただし、このガス校正処理に先行して行われた確認試験処理の結果が不良であった場合には、ガス校正処理時期であるか否かにかかわらず更新処理制御手段によってガス校正処理が自動的に開始される。
また、ガス校正処理の所要時間は、例えば5分間程度である。
充電池仕様ガス検知器10Aの充電処理は、校正装置40における充電池仕様装着部50に設けられた充電用出力端子61に充電池仕様ガス検知器10Aに係る可充電電池電源ユニット25の充電用入力端子29が電気的に接続されていること、および充電池仕様ガス検知器10Aの電源がオフ状態であることが、更新処理制御手段によって認識されることにより、あるいは、充電池仕様ガス検知器10Aに係る可充電電池電源ユニット25が単独で装着されたことが、更新処理制御手段によって認識されることにより、行われるものである。
充電池仕様ガス検知器10Aに係る可充電電池電源ユニット25の充電処理に要する時間は、例えば3時間程度である。
先ず、ガス検知動作終了後に、作業者が手動操作にて蓋部材80を回動させて乾電池仕様装着部55が蓋部材80によって閉塞されて充電池仕様装着部50が開放された状態とする、充池仕様ガス検知器10Aに適正な装着部である充電池仕様装着部50を選択する装着部選択操作を行い、図11に示すように、作業者が充電池仕様ガス検知器10Aの電源をオフ状態として、充電池仕様ガス検知器10Aを校正装置40の充電池仕様装着部50に上方から挿入し、充電池仕様ガス検知器10Aにおける校正装置被係合部を校正装置40におけるガス検知器係合部に係合させて充電池仕様装着部50に装着させる。そして、図12に示すように、校正装置40の電源スイッチ43Eを押して電源を投入し、操作表示パネル42における装着機器設定スイッチ43Cを押して充電池仕様ガス検知器10Aを選択することにより、更新処理制御手段によって充電池仕様ガス検知器10Aが装着されたことが認識されて充電処理が開始される。
具体的には、信号受発信部を構成する発光素子62からの赤外線による制御信号がハウジング41の内部における赤外線反射部45によって反射されて充電池仕様装着部50を区画する凹所の前壁に形成された開口部51を介して充電池仕様ガス検知器10Aにおける赤外線通信ポート15に入力され、これにより、当該充電池仕様ガス検知器10Aについてのガス検知器情報に係る赤外線による媒体信号が充電池仕様装着部50を区画する凹所の前壁に形成された開口部51を介して出力され、当該赤外線が赤外線反射部45によって反射されて信号受発信部を構成する受光素子により検出され、校正装置40におけるメモリに一時的に記録される。
具体的には、校正装置40のポンプ65によって更新処理用ガスがガス流路70のガス導入流路71を介して当該充電池仕様ガス検知器10Aのガス検知部20に導入され、以下のように確認試験処理が行われる。すなわち、例えば、電磁弁74A,74Bの開閉状態が制御されて特定ガス導入流路73B,73Cの各々が閉止されると共に空気導入流路73Aがガス導入流路71に連通されて、空気導入部72Aから空気導入流路73Aを介して装置外部から空気が例えば45秒間、ガス検知部20に対して導入されてこのときのガス濃度指示値をゼロとするゼロ校正が行われる。続いて、空気導入流路73Aが閉止されると共に選択された特定ガス導入流路がガス導入流路71に連通されて、特定ガス導入部から特定ガス導入流路を介して図示しないガス供給源から特定ガスが例えば90秒間、ガス検知部20に対して導入され、ガス検知部20におけるガスセンサの各々について、検知対象ガスの種類の選択性、およびガス濃度指示値の適否が確認される。
一方、確認試験処理の結果が不良であった場合には、当該充電池仕様ガス検知器10Aについてガス校正処理が自動的に行われる。
ガス検知部20から排出されたガスはガス排出用チューブを介して排出ガス導入部77から校正装置40に導入され、ガス排出流路76およびガス排出部78を介して外部に排出される。
先ず、図13に示すように、作業者が手動操作にて蓋部材80を回動させて充電池仕様装着部50が蓋部材80によって閉塞されて乾電池仕様装着部55が開放された状態とする、乾電池仕様ガス検知器10Bに適正な装着部である乾電池仕様装着部55を選択する装着部選択操作を行い、図14に示すように、作業者が乾電池仕様ガス検知器10Bの電源をオフ状態として、乾電池仕様ガス検知器10Bを校正装置40の乾電池仕様装着部55に上方から挿入して、乾電池仕様ガス検知器10Bにおける校正装置被係合部を乾電池仕様装着部55におけるガス検知器係合部に係合させて乾電池仕様装着部55に装着させる。
次いで、上述したように、確認試験処理およびガス校正処理が順次に行われた後、乾電池仕様ガス検知器10Bの電源が更新処理制御手段によって自動的にオフ状態とされて更新処理が終了される。
ここに、乾電池仕様ガス検知器10Bは、通常、ガス検知動作時において可充電電池電源ユニット25における可充電電池が消耗したことによって可充電電池電源ユニット25から乾電池電源ユニット30に交換された状態であることから、次回のガス検知器の使用に際しては、消耗した可充電電池電源ユニット25についての充電処理を行うことが必要とされるが、充電処理については、可充電電池電源ユニット25を単独で充電池仕様装着部50に装着して行えばよい。
また、選択されたガス検知器を当該携帯用ガス検知器校正装置40に装着するに際しては、作業者は、必然的に、蓋部材80を回動させることにより適正な装着部を選択する装着部選択操作を行うこととなるので、ガス検知器の誤配置、誤装着を確実に防止でき、さらに、充電池仕様装着部50および乾電池仕様装着部55が互いに異なる形状のガス検知器係合部を有することにより、誤配置、誤装着を生ずることがない。
例えば、充電池仕様装着部および乾電池仕様装着部の位置関係は、上記実施例のものに限定されず、乾電池仕様装着部が前方側に位置され、充電池仕様装着部が後方側に位置された構成とされていてもよい。
また、装着禁止部材の構成は、特に制限されるものではなく、例えばスライド式の蓋部材により構成されていてもよい。
さらにまた、充電池仕様装着部および乾電池仕様装着部におけるガス検知器係合部の形成位置、形状およびその他の具体的な構成は、特に限定されるものではない。
10B 乾電池仕様ガス検知器
11 ガス検知器本体
12 表示部
13 操作部
15 赤外線通信ポート
17 電源ユニット装着部
18 突条
20 ガス検知部
21 ポンプ
25 可充電電池電源ユニット
26 ハウジング部材
27 ガス検知器本体被係合用溝部
28 校正装置被係合用凹溝
29 充電用入力端子
30 乾電池電源ユニット
31 ハウジング部材
32 ガス検知器本体被係合用溝部
33 凹部(被係合部)
35 電池受容部カバー蓋
36 蓋ロック部材
40 携帯用ガス検知器校正装置
41 ハウジング
42 操作表示パネル
43A 確認試験処理スイッチ
43B ガス校正処理スイッチ
43C 装着機器設定スイッチ
43D 通信処理スイッチ
43E 電源スイッチ
44A 通信処理ランプ
44B 確認試験処理ランプ
44C ガス校正処理ランプ
44D 充電処理ランプ
45 赤外線反射部
46 チューブ支持部
48 更新処理用ガス供給用接続チューブ
50 充電池仕様装着部
51 開口部
52 ガス検知器係合用リブ
55 乾電池仕様装着部
56 ガス検知器係合用凸部
58 区隔壁
59 切り欠き部
60 制御用回路基板
61 充電用出力端子
62 発光素子
65 ポンプ
66 圧力センサ
67 絞り部
70 ガス流路
71 ガス導入流路
72A 空気導入部
72B,72C 特定ガス導入部
72D 電源部
73A 空気導入流路
73B,73C 特定ガス導入流路
74A,74B 電磁弁
75 更新処理用ガス供給用チューブ接続部
76 ガス排出流路
77 排出ガス導入部
78 ガス排出部
80 蓋部材
R 光路
Claims (5)
- ガス検知器本体の外面に形成された電源ユニット装着部に対して、可充電電池電源ユニットおよび乾電池電源ユニットのいずれか一方の選択されたものが他方のものと交換可能に着脱自在に装着される構成とされた携帯用のガス検知器の校正処理を含む更新処理を行うための携帯用ガス検知器校正装置において、
各々上方に開口する凹所よりなる、可充電電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器が装着可能に構成された充電池仕様装着部および乾電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器が装着可能に構成された乾電池仕様装着部と、更新処理用ガスを当該ガス検知器に供給する更新処理用ガス供給手段とを有し、
可充電電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器および乾電池電源ユニットが装着された状態の前記ガス検知器のうち選択されたもの以外の他のガス検知器の装着を阻止する装着禁止部材が設けられていることを特徴とする携帯用ガス検知器校正装置。 - 前記ガス検知器は光通信機能を具えたものであり、
当該ガス検知器に対して赤外線による制御信号を発信すると共に当該ガス検知器からの赤外線による信号を受信する、前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部に共通の信号受発信部を備えており、
前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部は、当該信号受発信部からの赤外線の光路上において、区隔壁を介して並んで形成されており、当該区隔壁には、前記赤外線の光路上の位置に光通信窓が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用ガス検知器校正装置。 - 前記装着禁止部材は、前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部の一方が開放された状態において他方を閉塞する蓋部材により構成されており、当該蓋部材は、前記区画壁に沿って伸びる水平軸を中心に回動自在に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の携帯用ガス検知器校正装置。
- 前記充電池仕様装着部および前記乾電池仕様装着部の各々には、互いに異なる形状を有するガス検知器係合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯用ガス検知器校正装置。
- 前記充電池仕様装着部は、前記可充電電池電源ユニットが単独で装着可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の携帯用ガス検知器校正装置。
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