JP4669716B2 - 水素炎イオン化式ガス検知器 - Google Patents
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Description
このような水素炎イオン化式ガス検知器においては、水素炎を安定した燃焼状態で形成することが必要とされる。
外匣の上面には、側方に排気用開口部を形成する防風用カバー部材が、前記センサーケースの外匣の上面より上方に突出する上端部を覆うよう、設けられていることを特徴とする。
10はガス検知器本体であって、人が背負って携行することのできる、薄型の箱状の外匣11を備えており、外匣11の正面における上方部に表示部18および操作部19が設けられている。本明細書において定義する方向は、立っている人が当該ガス検知器本体10を背負ったときの状態に基づくものである。
流量調整バルブ30は、水素ガスボンベのガスボンベ本体42と並行に上下方向に延びる水素ガス供給管31Aを介してガスボンベ本体42に接続されると共に、外匣11の側壁に向かって横方向外方に延び、センサー部50の下方位置より上方に向かって延びる水素ガス供給管31Bを介してセンサー部50に接続されている。
サンプルガス吸引ポンプ32は、ガス検知器本体10の一側に設けられたサンプルガス導入用コネクター部34に接続されると共にサンプルガス供給管33を介してセンサー部50に接続されている。
このガス検知器本体10においては、燃焼ガスである水素ガスとサンプルガス(測定ガス)とが分離された状態でセンサー部50に供給される構造とされている。
具体的には、各可充電型電池20は電池挿入用ガイド板22の電池挿入ガイド孔22A内に挿通されて下端が弾性案内部材としての機能を有するマイナス側接片端子23に案内され、このマイナス側接片端子23によって側方に押圧された状態において、電池室12の下端面に突出して設けられたプラス側突出端子24が可充電型電池20の下端面の給電端子21に嵌合されて装着される。
ガスボンベ本体42は、頚部41Aを形成する筒状部分と、この頚部41Aに連続する当該頚部41Aより大径の胴部41Bを形成する有底筒状部分とにより構成された耐圧容器41を備え、耐圧容器41の頚部41Aに、水素ガス供給用ガス流路を開閉して水素ガスの供給をON−OFFする水素ガス供給用バルブ機構を備えた水素ガス噴出部が、頚部41Aの内周面に形成された例えばネジ溝に螺合されることにより一体的に装着されて、構成されている。
耐圧容器41内には、水素ガス供給源である例えば粉末状(粒状)の水素吸蔵合金(図示せず)が充填されており、ガスボンベ本体42内の水素ガス圧は、通常の条件すなわち常温常圧環境下において、例えば1MPa程度とされている。
この水素ガスボンベは、水素ガス供給用ガス流路を開閉する機能部が耐圧容器41の頚部41A内に収容された状態とされており、これにより、水素ガス供給用バルブ機構が十分に保護されて高い防爆性が得られるので、引火や爆発等が生ずる危険性が低く、高い安全性が得られる。
圧力調整器35の出口部分には、二次圧力計36が接続されており、水素ガスのセンサー部50に対するガス供給圧力の監視が行われ、その監視結果に基づいて流量調整バルブ30の開閉状態の制御が行われる。
そして、図4に示すように、上面側ケーシング部材52における中央位置には、ガス排出用開口52Aが形成されており、センサーケース本体51の上端面と上面側ケーシング部材52の内面との間には、円板状の不燃性のガス透過性カバー板53がセンサーケース本体51の上端開口部を塞ぐよう設けられており、これにより、燃焼室において生成される燃焼生成物を排気する排気部が構成されている。
センサー部50は、その上端部が外匣11の上面に形成された排気部形成用開口11A内を挿通して上方に突出する状態で、配置されている。
防風用カバー部材60は、図5に示すように、一端部(図5において、紙面の奥側の端部)が下方に屈曲された平板状の遮蔽部材61と、外匣11の上面に固定された、遮蔽部材61をその下面より支持する2つの板状の支持部材62、63とにより構成されており、これにより、センサー部50のガス排出用開口52Aに対して側方に排気用開口部64が形成されている。
遮蔽部材61とセンサー部50の上端面との離間距離の大きさは、燃焼室において生成される燃焼生成物の排気を阻害することがなく、ガス排出用開口52Aに直交する空気流が生じにくい状態とされていればよく、例えば3〜4mm程度とされている。
例えば、防風用カバー部材は、水素炎イオン化式センサー部のガス排出用開口の直上領域を覆い、ガス排出用開口に直交する方向以外の方向に排気用開口部を形成するよう設けられていれば、形状およびその他の構成は、特に制限されるものではない。
また、本発明の水素炎イオン化式ガス検知器においては、測定中において水素炎が消炎したこと、あるいは、測定個所における雰囲気が危険な状態にあることなどを報知するための警報報知機構が設けられた構成とすることができる。
さらに、本発明の水素炎イオン化式ガス検知器は、水素ガスとサンプルガスとが分離された状態でガス供給部に供給される構成のものであっても、水素ガスとサンプルガスとが混合された状態でガス供給部に供給される構成のものであっても、いずれの構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、ガス検知器本体が検出者によって背負われて使用される場合について説明したが、可搬型のものとして構成する場合には、適宜の装着具によってガス検知器本体を肩に吊り下げた状態で使用しても、あるいは、例えばガス検知器本体載置用の手押し車を用い、地上を走行させて使用してもよい。また、定置型のものに適用されてもよい。
11 外匣
11A 排気部形成用開口
12 電池室
12A 電池室カバー蓋
17 ガスボンベ装填室
18 表示部
19 操作部
20 可充電型電池
21 給電端子
22 電池挿入用ガイド板
22A 電池挿入ガイド孔
23 マイナス側接片端子
24 プラス側突出端子
30 流量調整バルブ
31A、31B 水素ガス供給管
32 サンプルガス吸引ポンプ
33 サンプルガス供給管
34 サンプルガス導入用コネクター部
35 圧力調整器
36 二次圧力計
41 耐圧容器
41A 頚部
41B 胴部
42 ガスボンベ本体
44 連結材
45 キャップ
48 水素ガス供給用バルブ機構開閉用ノブ
50 水素炎イオン化式センサー部(センサー部)
51 センサーケース本体
52 上面側ケーシング部材
52A ガス排出用開口
53 ガス透過性カバー板
55 制御部
60 防風用カバー部材
61 遮蔽部材
62、63 支持部材
64 排気用開口部
Claims (1)
- 排気部形成用開口が上面に形成された外匣内において、上端において開口し、ガス透過性カバーにより塞がれたガス排出用開口を有する筒状のセンサーケース内に燃焼室を備えた水素炎イオン化式センサー部が、当該センサーケースにおける上端部が排気部形成用開口内を挿通して外匣の上面より上方に突出する状態で配置されており、
外匣の上面には、側方に排気用開口部を形成する防風用カバー部材が、前記センサーケースの外匣の上面より上方に突出する上端部を覆うよう、設けられていることを特徴とする水素炎イオン化式ガス検知器。
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JP2005050572A JP4669716B2 (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 水素炎イオン化式ガス検知器 |
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JP2006234624A JP2006234624A (ja) | 2006-09-07 |
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JPS62203452U (ja) * | 1986-06-14 | 1987-12-25 | ||
JP2000227416A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Horiba Ltd | 水素炎イオン化検出器 |
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JP2000227416A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Horiba Ltd | 水素炎イオン化検出器 |
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