JP2013255310A - 振動波駆動装置、撮像装置、及びそれらの駆動方法 - Google Patents

振動波駆動装置、撮像装置、及びそれらの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、振動波駆動装置が長時間駆動されない場合や、高温高湿度状態において、性能や信頼性を犠牲にすることなく、振動体と被駆動体の間の保持力を所定の値以上に維持することが可能な振動波駆動装置とその駆動方法、および撮像装置とその駆動方法振動型駆動装置を提供する。
【解決手段】 電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振動体に加圧接触され、第1摩擦部を有する被駆動体と、第2摩擦部とを備え、前記第2摩擦部は前記第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さく、前記被駆動体と前記振動体が相対移動する時は、前記第1摩擦部と前記振動体とが接触し、前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記振動体とが接触するように相対移動する振動型駆動装置を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は振動波駆動装置、撮像装置、及びそれらの駆動方法に関する。
被駆動体を回転させる回転型超音波モータを内蔵したオートフォーカス用のレンズ鏡筒の例として特許文献1に示すレンズ鏡筒がある。この構成を図7に示す。同図において、1は本レンズ鏡筒をカメラ本体へ着脱するためのマウント、27はマウントの内径側に取付けられた裏蓋である。30は該マウント1に取付き、フォーカスレンズ5をささえる案内筒3につながる構造部品であると共に、本レンズ鏡筒の外観にもなっている固定筒であり、4は該フォーカスレンズ5を保持するフォーカスレンズ鏡筒である。3は該固定筒及びモータユニット本体31とビス等で固定され、かつ内周側において該フォーカスレンズ鏡筒4を摺動可能な状態で保持している案内筒であり、フォーカスレンズ繰出し用のカム3aを有する。該フォーカスレンズ鏡筒外周面より放射方向に取付けられた数個のコロ6の外周面と該カム3aの端面とは、摺動可能に保持されている。31はモータユニット本体であり、該固定筒30及び該案内筒3とビス等により固着されている。9〜19はモータユニットの構成部品である。
12は環状に形成された振動体であり、13は振動体12に加圧接触する被駆動体で、該振動体12の振動により光軸回りに回転する。11は該振動体12の振動を外部に伝達しない吸振材、10はサラバネ、9は加圧調整リング、14は被駆動体13の振動を吸収する吸振材である。15は連絡環で、該被駆動体13と吸振材14を支えているが、反対側の端面で少なくとも3つのコロ17の外周面と接触している。コロ17は、コロリング16に、光軸に直角な平面上の、光軸との交点を通る軸中心に回転可能に支持され、ワッシャ18により回転軸方向の移動を規制されている。コロリング16は内周側で該モータユニット本体31に嵌合している。19はマニュアル入力リングであり、該モータユニット本体31に光軸を中心に回転可能に支持され、かつ該複数のコロ17の外周面に当接されている。
また、マニュアル入力リング19の外周部には凹凸部19aが形成され、マニュアルリング32の内周側の凹凸部32aとかみ合い、一体で回転する。マニュアルリング32は固定筒30とモータユニット本体31と係合し、光軸中心に回転可能に支持されている。7はフォーカスキーであり、一端を該コロリング16に固定され、モータユニット本体31の開口部31aを通って、コロ6の光軸まわりの回転方向規制を行なっている。28は本レンズ鏡筒の電気回路基板であり、モータ等の制御も行う。
次に、動作についての概略を説明する。まず、振動体12が電力を供給され振動すると、被駆動体13、吸振材14、連絡環15が一体で光軸中心に回転する。すると、連絡環15に接しているコロ17が取付軸中心に回転しようとする力が働く。マニュアル入力リング19はモータユニット本体31の端面と摩擦力により保持されているため、コロ17はマニュアル入力リング19の端面上をころがり接触で動き、コロ17を軸支持しているコロリング16が光軸中心に回転する。その回転量は該被駆動体13の回転量の1/2倍となる。コロリング16の回転量をフォーカスキー7により、コロ6を介してフォーカスレンズ5及びフォーカスレンズ鏡筒4に伝達している。案内筒3上にはカム3aがあり、コロ6が係合しており、該フォーカスキー7の回転と共に、コロ6、フォーカスレンズ鏡筒4及びフォーカスレンズ5が光軸中心に回転しながら光軸方向に移動してフォーカシングを行なう。
また、マニュアルリング32を回転させると、内径凹凸32aとマニュアル入力リング19の外周部凹凸19aがかみ合っているため、マニュアル入力リング19が光軸中心に回転され、この回転力がコロ17の軸中心回転の力となる。その際、連絡環15、被駆動体13等は、被駆動体13と振動体12との間に作用する摩擦力により保持されているため回転しない。よって、前述と同様に、コロリング16はマニュアルリング32の回転量の1/2の回転量で回転し、フォーカスキー7を介してフォーカスレンズ5に伝達され、マニュアルフォーカスが行なわれる。
ここで、上記の振動体の代わりに、特許文献2に示すような矩形状のリニア型振動体を振動体の長手方向が被駆動体の回転方向と一致するように複数配置することで特許文献1の被駆動体を回転させるモータを作製することが出来る。
リニア型振動体の例を図8に示す。振動体501は、圧電素子505と、該圧電素子505の片面に接合されて一体化される矩形の形状に形成された弾性体502と、この弾性体502の上面に対して凸状に形成された2つの突起部503、504から構成される。
図8(a)のモータでは、圧電素子に特定の周波数の電圧を印加することで、図8(b−1)、(b−2)に示す2つの曲げ振動モードを振動体501に励振させる。この2つの曲げ振動モードはどちらも、板状の振動体501の面外方向の曲げ振動モードである。
一方の振動モードは、振動体501の長手方向に2次の曲げ振動モード(Mode−A)であり、他方の振動モードは、振動子501の短手方向に1次の曲げ振動モード(Mode−B)である。
振動体501の形状は、2つの振動モードの共振周波数が一致するか、近くなるように設計される。
突起部503、504は、Mode−Aの振動において振動の節となる位置の近傍に配置されており、Mode−Aの振動によって、突起部先端面503−1、504−1は振動の節を支点として振り子運動をするため、X方向に往復運動する。
また突起部503、504は、Mode−Bの振動において振動の腹となる位置の近傍に配置されており、Mode−Bの振動によって、突起部先端面503−1、504−1はZ方向に往復運動する。
これら2つの振動モード(Mode−AとMode−B)の振動位相差が±π/2近傍となるように同時に励振し、重ね合わせることで、突起部先端面503−1、504−1が、XZ面内で楕円運動する。
この楕円運動により、加圧接触された被駆動体506を一方向に駆動することが出来る。
この振動体501を3個配置した場合を図9に示す。振動体501の突起部先端面503−1、504−1と被駆動体103の摺動部103cを加圧接触し、振動体501に図8に示す2つの曲げ振動モードを励振させると回転する。
3個配置して回転させる振動体としては、リニア型だけでなく、特許文献3に示される多自由度に動く振動体でも適用可能である。図10に多自由度振動体の構成を示す。
特開平06−160690号公報 特開2004−304887号公報 特開2002−272147号公報
前記したように、マニュアルフォーカスするためには、連絡環15、被駆動体13等は被駆動体13と振動体12との間に作用する摩擦力により保持されている必要がある。
また、振動体の停止時に、被駆動体に衝撃等の外力が加わっても、被駆動体が停止した状態を保ちフォーカスレンズが動かないようにする必要がある。
つまり、振動体停止時に被駆動体に外力が加わっても、被駆動体が動かないようにする必要がある。
超音波モータを用いた場合、振動体の停止時には摩擦力により振動体と被駆動体の位置関係が保持されるため、別途、振動体と被駆動体の位置を保持する機構を設ける必要がない。しかし、振動体停止後、長時間経過した後や高湿度下において、振動体と被駆動体との間の保持力が低下し、被駆動体に外力が加わった際、被駆動体が動いてしまう場合があった。
被駆動体の表面を荒らしたり、無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合メッキをすることで、被駆動体と振動体の保持力を増加させることが出来る。しかし、この方法では、モータの制御性が悪化したり、摩耗量が増え、耐久性が悪化したりするといった、性能や信頼性を損なう可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑み、性能や信頼性を犠牲にすることなく保持力を増加させることが可能な、振動波駆動装置とその駆動方法の提供を目的とするものである。
本発明の一様態は、電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振動体に加圧接触され、第1摩擦部を有する被駆動体と、第2摩擦部とを備え、前記第2摩擦部は前記第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さく、前記被駆動体と前記振動体が相対移動する時は、前記第1摩擦部と前記振動体とが接触し、前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記振動体とが接触するように相対移動する振動波駆動装置に関する。
また、本発明の一様態は、電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、前記振動体に加圧接触された被駆動体を備え、前記振動体は、第1摩擦部と第2摩擦部を有し、前記第2摩擦部は前記第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さく、前記被駆動体を相対移動させる時に、前記第1摩擦部を前記被駆動体に接触させ、前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するように相対移動する振動波駆動装置に関する。
本発明の一様態は、振動体の電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加することで、前記振動体に楕円運動を励振する工程と、被駆動体に設けられた第1摩擦部と、前記振動体とを接触させることで、前記被駆動体と前記振動体を相対移動する工程と、前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記振動体と前記被駆動体の第2摩擦部とが接触するような位置関係とする工程とを有し、第2摩擦部は第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さい振動波駆動装置の駆動方法に関する。
また本発明の一様態は、振動体の電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加することで、突起部を有する前記振動体に楕円運動を励振する工程と、前記突起部に設けられた第1摩擦部と、前記振動体を接触させることで、前記被駆動体と前記振動体を相対移動する工程と、前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記突起部に設けられた第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するような位置関係とする工程とを有し、第2摩擦部は第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さい振動波駆動装置の駆動方法に関する。
本明細書において、被駆動体とは、振動体の振動により、振動体と相対移動するものであり、振動体と被駆動体の相対移動は、振動体が固定され被駆動体が移動する場合だけでなく、被駆動体が固定され振動体が移動する場合も含む。
また、本明細書において、摩擦部とは、振動体と被駆動体において、相対移動の際に互いに擦れ合い、摩擦力が生じる部分を指す。したがって、振動体が固定され被駆動体が移動する場合、被駆動体が固定され振動体が移動する場合、及び振動体と被駆動体の両方が移動する、いずれの場合においても、振動体及び被駆動体の、相対移動の際に互いに擦れ合い、摩擦力が生じる部分を、摩擦部と呼ぶ。なお、振動体と被駆動体が相対移動する際、振動体と被駆動体が多数の接触点にて接触する場合、互いに擦れ合い、摩擦力が生じる部分とは、多数の接触点のみでなく、それらを含む部分を指す。
本明細書において、摩擦係数は、静止摩擦係数であり、被駆動体が静止した状態から動くのに要する力の値を加圧力の値で割って算出する。ただし、被駆動体が円環状の場合は、摩擦係数は、被駆動体が静止した状態から動くのに要するトルクの値を被駆動体の摩擦部の半径と加圧力の積の値で割って算出する。なお、トルクの測定は、振動体と被駆動体を治具に組み込んで加圧し、トルクメーターにより、被駆動体が静止した状態から動くのに要するトルク(力)を測定することで行う。また、被駆動体の摩擦部の半径とは、被駆動体の円環形状の中心軸から、被駆動体と振動体の接触部までの距離の平均の値を用いる。
摩擦係数の変化率は、時間経過後または環境条件変化後の摩擦係数の値を、駆動直後の摩擦係数の値で除した値とする。ここでの環境条件の変化とは、時間の経過による環境の変化だけでなく、例えば、振動波駆動装置を常温常湿の空間から、高温多湿な空間に移動させた場合のような、場所を変えることによる環境の変化も含む。なお、本明細書において、駆動直後とは、被駆動体を50回転以上駆動した後、静止状態とした時点を示し、摩擦係数の経時変化を考慮する場合には、駆動直後から1日以上経過した場合について考慮するものとする。
本発明によれば、性能や信頼性を犠牲にすることなく、保持力を増加させることが可能な振動波駆動装置とその駆動方法、および撮像装置とその駆動方法を実現することが出来る。
被駆動体と振動体の構成を説明する図である。 振動体をガイドに沿って駆動させる方法を説明する図である。 被駆動体と振動体の構成を説明する図である。 被駆動体と振動体の構成を説明する図である。 被駆動体と振動体の構成を説明する図である。 被駆動体と振動体の構成を説明する図である。 レンズ鏡筒である。 リニア型超音波モータを説明する図であり、(a)は特許文献1のリニア型超音波モータの外観斜視図、(b−1)、(b−2)はその振動体に励振される振動モードを示す図である。 リニア型振動子を用いて、回転型超音波モータを構成した鉛直方向真上図である。 多自由度超音波モータである。 振動波駆動装置の構成を説明する図である。 保持トルク測定時の構成を示す図であり、(a)は真上図、(b)はB−B断面図である。 本発明の振動波駆動装置の応用例を示す図である。 本発明の振動波駆動装置を撮像装置に設けた場合の、撮像装置の一部を示した図である。
(実施の形態1)
本実施形態の振動波駆動装置は、振動体と被駆動体を備えている。本実施の形態では、振動波駆動装置を撮像装置に設けた場合を例として説明する。図1(a)に本発明の実施の形態の一様態に係る被駆動体を示す。
振動体には、電気−機械エネルギー変換素子として圧電素子を有し、圧電素子に特定の周波数の電圧が印加されることで、振動体に加圧接触された被駆動体が駆動される。
被駆動体106は円環形状をしており、被駆動体106の摩擦部は、表面状態が互いに異なる第1摩擦部106a及び第2摩擦部106bを有する。
第1摩擦部106aは、後述する第2摩擦部106bより耐摩耗性が高い領域である。前記第1摩擦部106aの表面は、振動体との摺動に対し、耐摩耗性が付与された面であり、例えば、窒化面とする。前記第1摩擦部106aは、例えば、窒素雰囲気化で加熱処理を行うことにより形成することが出来る。
第2摩擦部106bは、前記第1摩擦部106aと比較して摩擦係数の変化率が小さく、高湿度下や長期放置後でも摩擦係数の値が所定の値以上に維持される。
よって、第2摩擦部106bは、長期放置後や高湿度下でも振動体との保持力が必要な値以上の値に維持される、つまり摩擦係数が必要な値以上の値に維持される材質を有する。また、前記第2摩擦部106bは、高温高湿度状態においても、前記振動体との保持力、つまり摩擦係数が必要な値以上に維持される材質を有することが好ましい。
この第2摩擦部106bは、被駆動体106の摺動方向に沿って円環状に形成されている。この第2摩擦部106bは、母体材料中に、振動体に対する耐摩耗性が母体材料よりも高い凸部が不規則に設けられた表面となるように、構成することが出来る。例えば、マトリックス金属に粒子を分散させた粒子分散複合材料を用いることが出来、前記粒子分散複合材料としては、例えば、無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合材料を用いることが出来る。また、第2摩擦部106bの形成は、無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合メッキや表面を荒らすことにより、行うことが出来る。
振動体は、例えば図8で示したリニア型振動体を用いる。したがって、振動体は、電気―機械エネルギー変換素子である圧電素子と、該圧電素子の片面に接合されて一体化される弾性体と、該弾性体の、該圧電素子が接合された面と反対側の面に設けられた2つの突起部とを有する。該圧電素子に交流電圧が引加されることで、振動体に振動が励起され、振動体に加圧接触された被駆動体が駆動される。
振動体101には、図1(b)に示すようにガイド110が振動体101の短手方向と平行に取り付けられており、振動体101はガイド110に沿ってX方向にのみ移動可能な構成となっている。被駆動体106は、振動体101と接触する領域として、第1摩擦部106aと第2摩擦部106bを有する。被駆動体106は円環形状をしており、第1摩擦部106aと第2摩擦部106bとは、被駆動体106の周方向に沿って内径側と外径側に周状に並んで設けられている。
図1(c)に示すように、被駆動体106の周方向と1つの振動体101に設けられた2つの突起部101aを結んだ直線の方向とが一致するように、3つの振動体が120°の間隔を置いて配置される。
以下に、この被駆動体106を用いた駆動方法について説明する。図1(d)は、振動体の突起部が被駆動体と接した部分を径方向に切断した断面図である。
被駆動体106が回転駆動される際は、図1(d)に示すように、振動体101の突起部101a先端面は、被駆動体106の第1摩擦部106aと接した状態で駆動される。
撮像装置の電源OFF時に、振動体101を前記第2摩擦部106bに移動し、停止させる。例えば、図14に示すように、ユーザーが撮像装置901の電源をOFFする操作を行い、撮像装置901の電源をOFFするという情報がCPU902に入力されると、CPU902から移動信号が制御装置903に出力される。該移動信号に応じて、制御装置903は振動波駆動装置904を制御し、振動体101は前記第2摩擦部106bに接触する位置に移動して停止する。この時、振動体は、2つの突起部101aが第2摩擦部106bと接触する位置になるよう、ガイド110に沿って駆動される。
前記振動体101が前記第2摩擦部106bに停止した状態を図1(e)に示す。図1(e)は、振動体の突起部が被駆動体と接した部分を径方向に切断した断面図である。
ガイド110に沿って振動体101を駆動させる方法として以下に示す3つの方法があげられる。
1つ目は、まず図2に示すように振動体101の2つの突起部101aを結んだ軸を中心として振動体101を他のアクチュエータにより傾ける。その後、図8(b−2)で説明した1次の屈曲モードを励振させる。振動体101の突起部101aがきつつきのように矢印B方向に被駆動体106を叩くと、被駆動体106は、径方向の力が加わっても構造上動かないので、振動体101が反力を受けて相対的に矢印Cの方向に駆動される。
2つ目は、リニア型振動体101の代わりに従来技術で説明したような多自由度振動体を用いる。被駆動体106の径方向にリニア型振動体101の突起部101aを楕円運動させることで、振動体を駆動させる。
3つ目は、振動体101を外部のアクチュエータにより移動させる。
ここで、本実施の形態の第2摩擦部106bは、時間変化や環境の変化に対する、摩擦係数の変化率が小さい。したがって、被駆動体106の第2摩擦部106bと振動体101との保持力は、長期放置後や高湿下においても維持されるため、振動波駆動装置の電源がOFFの状態の時に被駆動体106に外力が加わった場合でも、被駆動体106が動くことがない。
なお、本実施の形態では、撮像装置の電源OFF時の動作を述べたが、本発明は、これに限定されない。例えば、電源がONの状態でも、停止時間が所定の値以上となった場合(所定の停止時間経過後)や湿度検出センサにより湿度が所定の値以上になった場合に、振動体101を、被駆動体106の第2摩擦部106bと接触する位置に移動させる。これにより、常時、被駆動体106と振動体101との保持力が維持される。例えば、カウンタ等を含む停止時間検出手段により、撮像装置の電源がONの状態での被駆動体の停止時間を検出する。前記停止時間が所定の値以上になった場合、前記振動体の駆動方法のいずれかにより、振動体101を被駆動体106の第2摩擦部106bと接触する位置になるよう駆動する。また、振動体停止時、湿度検出センサにより検出される湿度が所定の値以上になった場合、撮像装置の電源がON状態であっても、前記振動体の駆動方法のいずれかにより、振動体101を、被駆動体106の第2摩擦部106bと接触する位置になるよう駆動する。
また、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、振動体101を再度駆動させる時は、振動体101と被駆動体106の位置関係を、振動体101を第2摩擦部106bと振動体101が接触する位置に移動させる前の位置関係に戻す。例えば、前記振動体をガイド110に沿って駆動し、被駆動体106を撮像装置の電源をOFFする直前の位置に戻す。これにより、振動波駆動装置において、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、振動体101を再度駆動させる場合に、撮像装置の電源をOFFする直前と同じ状態で、振動波駆動装置の駆動を開始することが出来る。
ここでは、振動波駆動装置を撮像装置に設ける例を説明したが、振動波駆動装置の応用はこれに限定されず、複写機の感光ドラムの駆動やステージの移動等、様々な分野での応用が可能である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る振動波駆動装置を説明する図である。本実施の形態では、振動波駆動装置を撮像装置のレンズや撮像素子の移動用途として設けた場合を例として説明する。
以下に、実施の形態1と異なる構成について示す。本実施の形態のその他の点は、上述した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
被駆動体206は直方体形状をしており、駆動方向Aにリニア駆動される。被駆動体206には、駆動方向Aに垂直な方向(X軸方向)に、第1摩擦部206aと第2摩擦部206bが並んで設けられている。前記第1摩擦部206a及び前記第2摩擦部206bの材料や性質、形成方法については、実施の形態1と同様のものを用いることができる。
振動体201には、図3(b)に示すようにガイド210が振動体201の短手方向(X軸方向)と平行に取り付けられており、振動体201はガイド210に沿ってX軸方向にのみ移動可能な構成となっている。
被駆動体206は、振動体201によって相対移動され、振動体201と接触する領域として、第1摩擦部206aと第2摩擦部206bを有する。
以下に、この被駆動体206を用いた駆動方法について説明する。図3(c)は、振動体201の突起部が被駆動体206と接した部分をX−Z平面で切断した断面図である。なお、Z軸は、X軸及びY軸に垂直な軸である。
被駆動体206がY軸方向に駆動される際は、図3(c)に示すように、振動体201の突起部先端面と、被駆動体206の第1摩擦部206aとが接する位置で、駆動される。
撮像装置の電源OFF時に、振動体201を前記第2摩擦部206bに移動し、停止させる。例えば、ユーザーが撮像装置の電源をOFFする操作を行い、撮像装置の電源をOFFするという情報がCPUに入力されると、CPUから移動信号が制御装置に出力される。該移動信号に応じて、制御装置は振動波駆動装置を制御し、振動体201は前記第2摩擦部206bに移動し停止する。この時、振動体201は、突起部が前記第2摩擦部206bと接触する位置になるよう、ガイド210に沿って駆動される。駆動方法としては、前記実施の形態1で示した方法を用いることができる。前記振動体201が前記第2摩擦部206bに停止した状態を図3(d)に示す。図3(d)は、振動体201の突起部が被駆動体206と接した部分を径方向に切断した断面図である。
前記被駆動体206の第2摩擦部206bは、時間変化や環境変化に対する摩擦係数の変化が小さい。したがって、第2摩擦部206bと振動体201との保持力は、長期放置後や高湿下においても維持されるため、撮像装置の電源がOFFの状態の時に被駆動体206に外力が加わった場合でも、被駆動体206が動くことがない。
なお、本実施の形態では、撮像装置の電源OFF時の動作を述べたが、本発明は、これに限定されない。例えば、電源がONの状態であっても、停止時間が所定の値以上となった場合(所定の停止時間経過後)や湿度検出センサにより湿度が所定の値以上になった場合、前記実施の形態1と同様にして、振動体201を、被駆動体206の第2摩擦部206bと接触する位置に移動させる。これにより、常時被駆動体206と振動体201との保持力が維持される。
また、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、被駆動体206を再度移動させる時に、振動体201と被駆動体206の位置関係を、第2摩擦部206bに移動させる前の位置関係に戻すように設定してもよい。振動体201と被駆動体206の位置関係を第2摩擦部206bに移動させる前の位置関係に戻すことで、再度撮像装置の電源をONした時や振動体201を再度駆動させる時に、撮像装置の電源をOFFする直前と同じ状態から駆動を開始することが出来る。
なお、本実施の形態において、被駆動体206は直方体形状としたが、形状はこれに限定されない。また、直方体形状は、完全な直方体形状だけでなく、角が丸みを帯びた形状や、角が90度でない場合も含む。
本実施の形態において、第2摩擦部206bは被駆動体に設けたが、被駆動体以外に設けてもよい。例えば、図11(a)に示す構成のように第1摩擦部606aが設けられた被駆動体606とは別に第2摩擦部607bを設けた固定部607を取付けてもよい。
この場合、被駆動体はY方向に駆動可能であるが、固定部607はガイドバー610と同様に位置が一定である。図11(b)は、図11(a)に示した振動体601、前記被駆動体606、前記固定部607、及び前記ガイドバー610の断面図であり、図11(c)は、前記振動体601が、前記第2摩擦部607bに停止した状態を示す。
また、本実施の形態では振動波駆動装置を撮像装置に設ける例を説明したが、振動波駆動装置の応用はこれに限定されず、複写機の感光ドラムの駆動やステージの移動等、様々な分野での応用が可能である。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る振動波駆動装置を説明する図である。本実施の形態でも、実施の形態1乃至2と同様、振動波駆動装置を撮像装置に設けた例について説明する。
以下に、実施の形態2と異なる構成について示す。本実施の形態のその他の点は、上述した実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
振動体301はステータとして用いられ、駆動方向Aや駆動方向A(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)に対して駆動されない。
被駆動体306は直方体形状をしており、振動体301により駆動方向Aに駆動される。被駆動体306には、第1摩擦部306aと第2摩擦部306bが設けられている。高摩擦係数部306bは、被駆動体306の駆動方向の端部に設けられている。なお、前記第1摩擦部306a及び前記第2摩擦部306bの材料や性質、形成方法については、実施の形態1と同様のものを用いることができる。
以下に、この被駆動体306を用いた駆動方法について説明する。
撮像装置の電源OFF時に、被駆動体306を、第2摩擦部306bが振動体301の突起部に接触する位置に移動し、停止させる。例えば、撮像装置の電源をOFFするという情報がCPUに入力されると、CPUから移動信号が制御装置に出力される。制御装置は、該移動信号に応じて振動波駆動装置を制御する。これによって、被駆動体306は、前記第2摩擦部306bが振動体301に停止するよう、移動し、停止する。第2摩擦部306bは、時間変化や環境の変化に対する、摩擦係数の変化率が小さい。したがって、第2摩擦部306bと振動体301との保持力は、長期放置後や高湿下においても維持されるため、撮像装置の電源がOFF状態の時に被駆動体306に外力が加わった場合でも、被駆動体306が動くことがない。この時、被駆動体306は、第2摩擦部306bが前記振動体の突起部と接触する位置になるよう、駆動される。
駆動体306を駆動させる方法として、例えば、振動体を固定部材によって固定し、被駆動体を移動可能とすることで、被駆動体306は、第2摩擦部306bが前記振動体の突起部と接触する位置になるまで駆動される。
前記第2摩擦部306bの面積は、前記第1摩擦部306aの面積より小さい。従って、被駆動体と振動体とが相対移動する場合、前記振動体が前記第2摩擦部306bと接触している時間は短く、駆動時間の多くは、摩擦係数の小さい第1摩擦部306aと振動体が接触する。したがって、摩耗が少なくてすみ、耐久性が高いとともに、必要な時に高い保持力を維持することが出来る。
なお、本実施の形態では、撮像装置の電源OFF時の動作を述べたが、本発明は、これに限定されない。例えば、撮像装置の電源がONの状態であっても、振動体の停止時間が所定の値以上となった場合(所定の停止時間経過後)や湿度検出センサにより湿度が所定の値以上になった場合、被駆動体306を第2摩擦部306bが振動体301に接する位置に移動させる。これにより、常時被駆動体306と振動体301との保持力が維持される。例えば、カウンタ等を含む停止時間検出手段により、撮像装置の電源がONの状態での被駆動体の停止時間を検出する。前記停止時間が所定の値以上になった場合、前記被駆動体の駆動方法のいずれかにより、被駆動体306を第2摩擦部306bが振動体301と接触する位置になるよう駆動する。また、振動体停止時、湿度検出センサで検出される湿度が所定の値以上になった場合、撮像装置の電源がON状態であっても、前記被駆動体の駆動方法のいずれかにより、被駆動体306を、第2摩擦部306bが振動体301と接触する位置になるよう駆動する。
なお、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、振動体301を再度駆動させる時に、振動体301と被駆動体306の位置関係を、撮像装置の電源OFF時に被駆動体306を移動する直前の位置関係に戻すように設定してもよい。例えば、位置検出手段により撮像装置の電源をOFFする直前の振動体301と被駆動体306の位置情報を検出し、記憶手段に前記位置情報を保存する。振動波駆動装置において、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や振動体301を再度駆動させる際には、前記位置情報を基に、前記被駆動体の駆動方法を応用して、被駆動体306を撮像装置の電源をOFFする直前の位置に戻す。これにより、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、振動体301を再度駆動させる場合に、撮像装置の電源をOFFする直前と同じ状態で、振動波駆動装置の駆動を開始することが出来る。
なお、本実施の形態において、被駆動体306は直方体形状としたが、形状はこれに限定されない。また、直方体形状は、完全な直方体形状だけでなく、角が丸みを帯びた形状や角が90度でない場合も含む。
ここでは、振動波駆動装置を撮像装置に設ける例を説明したが、実施の形態1及び2同様、振動波駆動装置の応用はこれに限定されず、複写機の感光ドラムの駆動やステージの移動等、様々な分野での応用が可能である。
(実施の形態4)
本実施形態の振動波駆動装置は、回転駆動用である。図5に本発明の実施の形態4に係る被駆動体を示す。本実施の形態でも、実施の形態1乃至3と同様、振動波駆動装置を撮像装置に設けた例について説明する。
以下に、実施の形態1と異なる構成について示す。本実施の形態のその他の点は、上述した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
振動体401はステータとして用いられ、被駆動体406の回転方向や径方向に対して駆動されない。
被駆動体406は円環形状をしており、振動体401により回転駆動される。被駆動体406には、第1摩擦部406aと第2摩擦部406bが設けられている。第1摩擦部406aと第2摩擦部406bは、周方向に隣接して設けられ、第2摩擦部406bの面積は、第1摩擦部406aの面積より小さい。第2摩擦部406bは、図5に示すように被駆動体406の径方向406に沿って3個所に振動体401の2つの突起間以上の幅で設けられている。なお、前記第1摩擦部406a及び前記第2摩擦部406bの材料や性質、形成方法については、実施の形態1と同様のものを用いることができる。
以下に、この被駆動体を用いた駆動方法について説明する。
撮像装置の電源OFF時に、被駆動体406を、第2摩擦部406bが振動体401の突起部と接触する位置に停止させる。例えば、撮像装置の電源をOFFするという情報がCPUに入力されると、CPUから移動信号が制御装置に出力される。制御装置は、該移動信号に応じて振動波駆動装置を制御し、被駆動体406は、前記第2摩擦部406bが振動体401に停止するよう、移動して停止する。この時、被駆動体406の駆動方法としては、例えば、前記実施の形態3で説明した方法を用いることができる。第2摩擦部406bは、時間変化や環境の変化に対する、摩擦係数の変化率が小さい。したがって、第2摩擦部406bと振動体401との保持力は、長期放置後や高湿下においても維持されるため、撮像装置の電源がOFFの状態で被駆動体に外力が加わった場合でも、被駆動体406が動くことなく、レンズを動かすことが出来る。
前記第2摩擦部406bの面積は、前記第1摩擦部406aの面積より小さい。従って、被駆動体と振動体とが相対移動する場合、前記振動体が前記高摩擦係数部と接触する時間は短く、駆動時間の多くは、摩擦係数の少ない第1摩擦部と振動体が接触する。よって、摩耗が少なくてすみ、耐久性が高いとともに、必要な時に高い保持力を維持することが出来る。
なお、本実施の形態では、撮像装置の電源OFF時の動作を述べたが、本発明は、これに限定されない。例えば、撮像装置の電源がON状態であっても、停止時間が所定の値以上となった場合(所定の停止時間経過後)や湿度検出センサにより湿度が所定の値以上になった場合、前記実施の形態3と同様にして、被駆動体406を、第2摩擦部406bが振動体401に接触する位置に移動させる。これにより、常時被駆動体406と振動体401との保持力が維持される。
また、撮像装置を電源OFFの状態から電源ONの状態に切り替える時や、振動体401を再度駆動させる時に、振動体401と被駆動体406の位置関係を、撮像装置の電源をOFFする直前の位置関係に戻すように設定してもよい。振動体401と被駆動体406の位置関係を第2摩擦部406bに移動させる前の位置関係に戻すことで、撮像装置の電源を再度ONした時や、振動体401を再度駆動させる時に、撮像装置の電源をOFFする直前と同じ状態から駆動を開始することが出来る。
ここでは、振動波駆動装置を撮像装置に設ける例を説明したが、実施の形態1乃至3同様、振動波駆動装置の応用はこれに限定されず、複写機の感光ドラムの駆動やステージの移動等、様々な分野での応用が可能である。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5に係る振動波駆動装置を説明する図である。本実施の形態では、振動波駆動装置を撮像装置に設けた場合を例として説明する。
被駆動体506は、摺動面が耐摩耗性のある第1摩擦部506aのみから構成されている。
振動体501の突起部は、互いに表面状態の異なる第1摩擦部501sと第2摩擦部501tを有する。
第1摩擦部501sは、後述する第2摩擦部501tより耐摩耗性が高い領域であり、第1摩擦部と呼ぶ。前記第1摩擦部501sの表面は、被駆動体との摺動に対して耐摩耗性が付与された面であり、例えば、窒化面とする。前記第1摩擦部501sは、例えば、窒素雰囲気化で加熱処理を行うことにより形成することが出来る。
第2摩擦部501tは、前記第1摩擦部501sと比較して摩擦係数の変化率が小さく、高湿度下や長期放置後でも摩擦係数の値が所定の値以上に維持される。
よって、第2摩擦部501tは、長期放置後や高湿度下でも振動体との保持力が必要な値以上の値に維持される、つまり摩擦係数が必要な値以上の値に維持される。
この第2摩擦部501tは、例えば、母体材料中に、母体材料より耐摩耗性の高い凸部を有する表面となるように構成することができる。第2摩擦部501tの材料としては、マトリックス金属に粒子を分散させた粒子分散複合材料を用いることが出来る。前記粒子分散複合材料として、例えば、無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合材料を用いることが出来る。また、第2摩擦部501tの形成は、無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合メッキや表面を荒らすことにより行うことが出来る。
図6に上記の構成を示す。被駆動体506を回転又は直動駆動させる際は、第1摩擦部501sが被駆動体506と接触している。
撮像装置の電源OFF時に振動体501を図6(b)に示すように他のアクチュエータにより傾けることで、高摩擦係数部501tが被駆動体506と接触し、保持力を維持することが出来る。例えば、撮像装置の電源をOFFするという情報がCPUに入力されると、CPUから移動信号が制御装置に出力される。制御装置は、該移動信号に応じて他のアクチュエータを制御し、振動体501を傾ける。
なお、本実施の形態では、撮像装置の電源OFF時の動作を述べたが、本発明は、これに限定されない。例えば、電源ON時でも、停止時間が所定の値以上となった場合(所定の停止時間経過後)や湿度検出センサにより湿度が所定の値以上になった場合、高摩擦係数部501tを被駆動体506と接触する位置とする。これにより、常時、被駆動体506と振動体501との保持力が維持される。例えば、カウンタ等を含む停止時間検出手段により、撮像装置の電源ON時における、被駆動体の停止時間を検出する。前記停止時間が所定の値以上になった場合、振動体501の第2摩擦部501tを、被駆動体506と接触させる。また、振動体停止時、湿度検出センサで検出される湿度が所定の値以上になった場合、撮像装置の電源がON状態でも、被駆動体506の第2摩擦部501tを振動体501と接触させる。
また、ここでは振動波駆動装置を撮像装置に設ける例を説明したが、実施の形態1乃至4同様、振動波駆動装置の応用はこれに限定されず、複写機の感光ドラムの駆動やステージの移動等、様々な分野での応用が可能である。
(実施の形態6)
第1乃至第5の実施形態で説明した振動波駆動装置は、レンズ駆動用途、または撮像素子駆動用途として用いることが出来る。本実施形態では、第1乃至第5の実施の形態で説明した振動波駆動装置を撮影装置(光学機器)のレンズ駆動用に用いた例について図13を用いて説明する。
図13は、レンズ鏡筒を備えた撮影装置(光学機器)を説明するためのブロック図である。レンズ鏡筒には、固定の第1レンズユニット831、変倍のために入射する光の光軸方向に移動する第2レンズユニット832、固定の第3レンズユニット833、焦点調整のために光軸方向に移動する第4レンズユニット834が配されている。光量調整ユニット835は、一対の絞り羽根を上下方向に平行移動させることにより、開口径を増減させる絞り機構である。前記第1レンズユニット831〜第4レンズユニット834の光軸上の後方に撮像素子881が配置される。第1乃至第5の実施の形態のいずれか1、または複数の実施の形態で説明した振動波駆動装置を用いて、前記第2レンズユニットや前記第3レンズユニットを、光軸方向に移動する。前記撮像素子881の出力はカメラ処理回路882に接続されている。カメラ処理回路882の一方の出力はAEゲート883を介してCPU884に接続され、他方の出力はAFゲート885、AF信号処理回路886を介してCPU884に接続されている。
第2レンズユニット832の位置を検出する第1のリニアエンコーダ887、光量調整ユニット835の絞りを検出する絞りエンコーダ888、第4レンズユニット834の位置を検出する第2のリニアエンコーダ889の出力はCPU884に接続されている。リニアエンコーダ887、889はそれぞれ第2レンズユニット832及び第4レンズユニット834の光軸方向での相対位置(基準位置からの移動量)を検出する。
CPU884の出力は、振動体891、892と、光量調整ユニット835の駆動源であるメータ893に接続されている。CPU884は、撮影装置の動作の制御を行う制御回路であり、カメラ処理回路882は撮像素子881の出力に対して増幅やガンマ補正などを施す。特定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号は、AEゲート883及びAFゲート885を通過する。これらのゲート883、885により、露出決定及びピント合わせのために最適な信号の取り出し範囲が全画面内から設定される。AF信号処理回路886は、オートフォーカス(AF)用であり、映像信号の高周波成分を抽出してAF評価値信号を生成する。
以上説明したように、第1〜第5の実施形態で説明した駆動装置は、撮影装置のレンズ駆動用途として用いることが出来る。また、これに限定されず、第1乃至第5の実施の形態で説明した振動波駆動装置は、撮像素子駆動用途として用いることが出来る。また、静止画用撮影装置だけでなく、動画撮影装置においても、レンズ駆動用途または撮像素子駆動用途に用いることが出来る。
被駆動体に、耐摩耗性の高い第1の摩擦部として窒化処理を行った領域と、第2の摩擦部として無電解ニッケル(NiP)―SiC粒子複合メッキを行った領域を形成した場合の、保持トルクの時間変化を測定し、摩擦係数の変化率を求めた。測定は、振動体と被駆動体を治具に組み込んで加圧し、トルクメーターにより、被駆動体が静止した状態から動くのに要するトルクを測定することで行った。図12に構成を示す。図12(a)は、真上図を、図12(b)は図12(a)のB−B断面図を示している。被駆動体706を、中心に軸707aを有する円環状の治具707に固定し、振動体701を被駆動体706に不図示のばね加圧手段により加圧接触させる。また振動体は、不図示の固定部品により、位置が固定される。治具707は不図示のベアリング等を介して、保持される。
保持トルクメータにより、治具707の軸707bを把持し、治具707と一体化した被駆動体706が静止状態から回転移動するのに要するトルクを測定した。ここで、被駆動体を50回転以上駆動した後、静止状態とした時を、駆動直後と呼ぶ。
測定サンプルとして、駆動直後のサンプルをサンプルA、駆動直後から常温常湿で2日経過後のサンプルをサンプルB、駆動直後から常温常湿で4日経過後のサンプルをサンプルCとし、それぞれ、静止状態から回転移動するのに要するトルクを測定した。サンプルA乃至Cの保持トルクの測定は、室温24℃、湿度60%で行った。また、駆動直後のサンプルを45℃湿度90%の条件下で測定したサンプルをサンプルDとした。
摩擦係数は、測定したトルクの値を被駆動体の摩擦部の半径と加圧力の積の値で割って算出した。
保持トルクの測定結果を表1に示す。
Figure 2013255310
表中、−は、測定を行っていない条件を示す。表1より、第1摩擦部(窒化処理部)は、駆動直後から2日経過後、保持トルクの値が駆動直後の値に比べて26%になっているのに対し、第2摩擦部では、98%とほとんど低下していない。従って、第1摩擦部に比べ、第2摩擦部は、保持トルクを維持することができることが確認された。また、第2摩擦部の保持トルクは駆動直後から4日経過後でも、91%であった。更に、湿度90%で測定したサンプルDにおいても、第2摩擦部の保持トルクは、駆動直後の73%であり、第1摩擦部の2日放置後のトルクの26%に比べて、非常に高い値を維持していた。よって、高湿度下においても、第2摩擦部は第1摩擦部に比べ、保持トルクを良好に維持できることが確認された。
また、上記保持トルクの値から算出した摩擦係数の変化率(%)を表2に示す。
Figure 2013255310
表2より、第1摩擦部の摩擦係数の変化率は、駆動直後から2日経過後では73%であるのに対し、第2摩擦部の摩擦係数の変化率は、駆動直後から2日経過後でも3%であり、第1摩擦部より第2摩擦部の方が摩擦係数の変化率が小さい。更に、第2摩擦部の摩擦係数の変化率は、駆動直後から4日経過後でも9%と小さく、摩擦係数を良好に維持している。また、湿度90%で測定したサンプルDについても、摩擦係数の変化率は27%と、第1摩擦部に比べて非常に小さかった。
以上より、本実施例より、振動体と被駆動体を、振動体と摩擦係数の変化率の小さい第2摩擦部とが接触するような位置関係とすることにより、振動体と被駆動体との間の保持力を維持できることが確認された。
本発明では、振動波駆動体を長い時間振動体を停止する場合、振動体と被駆動体を、振動体と摩擦係数維持率の高い第2摩擦部が接触するような位置関係とする。これによって、振動体停止時に被駆動体に外力が加わっても、被駆動体が動かない振動波駆動装置を提供することができる。また、更に、振動波駆動体の駆動時には、振動体と被駆動体を、振動体と耐摩耗性の高い第1摩擦部が接触するような位置関係とする。これによって、性能や信頼性を犠牲にすることがない。したがって、性能や信頼性を犠牲にすることなく保持力を増加させることが可能な振動波駆動装置とその駆動方法を実現することが出来る。
101 振動体
106 被駆動体
106a 第1摩擦部
106b 第2摩擦部
501 振動体
501s 第1摩擦部
501t 第2摩擦部
506 被駆動体

Claims (20)

  1. 電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、
    前記振動体に加圧接触され、第1摩擦部を有する被駆動体と、
    第2摩擦部とを備え、
    前記第2摩擦部は前記第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さく、
    前記被駆動体と前記振動体が相対移動する時は、前記第1摩擦部と前記振動体とが接触し、
    前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記振動体とが接触するように相対移動する振動波駆動装置。
  2. 前記第2摩擦部は、前記被駆動体に設けられている、請求項1に記載の振動波駆動装置。
  3. 前記被駆動体は円環形状をしており、
    前記第1摩擦部と前記第2摩擦部とは、前記被駆動体の周方向に沿って内径側と外径側に周状に並んで設けられている、請求項2に記載の振動波駆動装置。
  4. 前記被駆動体は直方体形状をしており、前記第1摩擦部と前記第2摩擦部は、前記被駆動体の駆動方向に垂直な方向に並んで設けられている、請求項2に記載の振動波駆動装置。
  5. 前記被駆動体は直方体形状をしており、前記第2摩擦部は、前記被駆動体の駆動方向の端部に設けられている、請求項2に記載の振動波駆動装置。
  6. 前記被駆動体は円環形状をしており、
    前記第1摩擦部と前記第2摩擦部とは、周方向に隣接して設けられ、
    前記第2摩擦部の面積が、前記第1摩擦部と比較して小さい、請求項2に記載の振動波駆動装置。
  7. 前記振動体は、弾性体と突起部を有し、
    前記電気−機械エネルギー変換素子は前記弾性体に接合され、
    前記被駆動体と前記振動体が相対移動する時は、前記第1摩擦部と前記突起部とが接触し、
    前記振動体の所定の停止時間経過後、または前記移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記突起部とが接触するように相対移動する、前記請求項1乃至6いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  8. 電気−機械エネルギー変換素子を有する振動体と、
    前記振動体に加圧接触された被駆動体を備え、
    前記振動体は、第1摩擦部と第2摩擦部を有し、
    前記第2摩擦部は前記第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さく、
    前記被駆動体を相対移動させる時に、前記第1摩擦部を前記被駆動体に接触させ、
    前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体が、前記第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するように相対移動する振動波駆動装置。
  9. 前記振動体と前記被駆動体の位置関係を検出する検出手段を更に有する、請求項1乃至8いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  10. 前記振動体と前記被駆動体は、前記電気−機械エネルギー変換素子への交流電圧の印加により励起される、前記振動体の楕円運動により相対移動する、前記請求項1乃至9いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  11. 前記第1摩擦部は前記第2摩擦部より耐摩耗性が高い、請求項1乃至10いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  12. 前記第1摩擦部は、窒化面を有する請求項1乃至11いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  13. 前記第2摩擦部は、母体材料中に、母体材料より耐摩耗性の高い凸部が不規則に設けられた表面を有する、請求項1乃至12いずれか1項に記載の振動波駆動装置。
  14. 撮像素子と、
    レンズと、
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載の前記振動波駆動装置と、
    CPUと、
    制御装置と、を有し、
    前記CPUは、撮像装置の電源をOFFするという情報に基づき前記移動信号を生成して前記制御装置に出力し、
    前記制御装置は、前記移動信号に基づいて、前記振動体と前記被駆動装置の相対移動を制御する撮像装置。
  15. 振動体の電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加することで、前記振動体に楕円運動を励振する工程と、
    被駆動体に設けられた第1摩擦部と、前記振動体とを接触させることで、前記被駆動体と前記振動体を相対移動する工程と、
    前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記振動体と前記被駆動体の第2摩擦部とが接触するような位置関係とする工程とを有し、
    第2摩擦部は第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さい振動波駆動装置の駆動方法。
  16. 前記振動体と前記被駆動体を、前記振動体と前記第2摩擦部とが接触するような位置関係とする工程の直前に、前記振動体と前記被駆動体の位置情報を検出する工程と、
    前記振動体と前記被駆動体を、前記振動体と前記第2摩擦部とが接触するような位置関係とする工程の後、前記振動体と前記被駆動体を、前記位置情報に基づいた位置に相対移動させる工程を有する請求項15に記載の振動波駆動装置の駆動方法。
  17. 更に、撮像装置の電源をOFFするという情報に基づき前記移動信号を生成する工程を有し、
    前記移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記振動体と前記被駆動体の第2摩擦部とが接触するような位置関係とする請求項15または16に記載の工程は、
    前記移動信号に基づいて、前記振動体と前記被駆動装置の相対移動を制御することで行われる撮像装置の駆動方法。
  18. 振動体の電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加することで、突起部を有する前記振動体に楕円運動を励振する工程と、
    前記突起部に設けられた第1摩擦部と、前記振動体を接触させることで、前記被駆動体と前記振動体を相対移動する工程と、
    前記振動体の所定の停止時間経過後、または移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記突起部に設けられた第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するような位置関係とする工程とを有し、
    第2摩擦部は第1摩擦部より、摩擦係数の変化率が小さい振動波駆動装置の駆動方法。
  19. 前記振動体と前記被駆動体を、前記第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するような位置関係とする工程の直前に、前記振動体と前記被駆動体の位置情報を検出する工程と、
    前記振動体と前記被駆動体を、前記第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するような位置関係とする工程の後、前記振動体と前記被駆動体を、前記位置情報に基づいた位置に相対移動させる工程を更に有する請求項18に記載の振動波駆動装置の駆動方法。
  20. 更に、撮像装置の電源をOFFするという情報に基づき前記移動信号を生成する工程を有し、
    前記移動信号に応じて、前記振動体と前記被駆動体を、前記突起部に設けられた第2摩擦部と前記被駆動体とが接触するような位置関係とする請求項18または19に記載の工程は、
    前記移動信号に基づいて、前記振動体と前記被駆動装置の相対移動を制御することで行われる撮像装置の駆動方法。
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