JP2013255135A - アンテナシステム、及びアンテナアンプ - Google Patents

アンテナシステム、及びアンテナアンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2013255135A
JP2013255135A JP2012130270A JP2012130270A JP2013255135A JP 2013255135 A JP2013255135 A JP 2013255135A JP 2012130270 A JP2012130270 A JP 2012130270A JP 2012130270 A JP2012130270 A JP 2012130270A JP 2013255135 A JP2013255135 A JP 2013255135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
impedance
amplifier
window glass
impedance matching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012130270A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sugimoto
聡志 杉本
Hiroki Osada
博樹 長田
Hironari Morishita
浩成 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012130270A priority Critical patent/JP2013255135A/ja
Priority to PCT/JP2013/060990 priority patent/WO2013183356A1/ja
Publication of JP2013255135A publication Critical patent/JP2013255135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/18Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【課題】アンテナが設けられた窓ガラスに導電性フィルムが形成された場合でも、アンテナの性能が低下することを抑制すること。
【解決手段】車両の窓ガラスに設けられるアンテナと、該アンテナとの間で、インピーダンス整合を行うインピーダンス整合回路とを備える。インピーダンス整合回路には、約80Ωから約120Ωの入力インピーダンスが設定される。
【選択図】図11

Description

本発明は、例えば、車両の窓ガラスに設けられるアンテナシステムに関する。
車両用の窓ガラス上にアンテナ導体を形成したガラスアンテナが知られている。
ガラスアンテナは、リアの窓ガラスの防曇用ヒータが形成された領域の上の領域に設けられることが多い。従って、アンテナ導体を形成できる面積は制限される。特に、複数の周波数帯域についてアンテナ導体を設ける必要がある場合には、その設計及び調整に手間を要する。
チョークコイルを用いることなく、AM/FM電波を高感度に受信することができる車両用ガラスアンテナ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−166470号公報
特に、外国では、熱暑感を低減するために、窓ガラスに遮熱フィルムを貼り付ける趣向がある。遮熱フィルムは、窓ガラス上にアンテナ導体が形成された後に付されることが多い。窓ガラスにアンテナ導体が設けられる場合、遮熱フィルムの影響により、AM/FMアンテナの受信感度が低下する場合がある。AM/FMアンテナの受信感度が低下することにより、弱電界でのラジオ聴感が悪化する。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、アンテナが設けられた窓ガラスに導電性フィルムが形成された場合でも、アンテナの性能が低下することを抑制することを目的とする。
開示の一実施例のアンテナシステムは、
車両の窓ガラスに設けられるアンテナと、
該アンテナとの間で、インピーダンス整合を行うインピーダンス整合回路と、
を備え、
前記インピーダンス整合回路には、約80Ωから約120Ωの入力インピーダンスが設定される。
開示の一実施例のアンテナアンプは、
車両の窓ガラスに設けられるアンテナとの間で、インピーダンス整合を行うインピーダンス整合回路と、
前記インピーダンス整合回路の出力信号を増幅する増幅回路と
を備え、
前記インピーダンス整合回路には、約80Ωから約120Ωの入力インピーダンスが設定される。
開示の実施例によれば、アンテナが設けられた窓ガラスに導電性フィルムが形成された場合でも、アンテナの性能が低下することを抑制することができる。
アンテナシステムの一実施例を示す図である。 アンテナの一実施例(その1)を示す図である。 アンテナの一実施例(その2)を示す図である。 遮熱フィルムの一実施例を示す図である。 アンテナ感度の変化(その1)を示す図である。 アンテナ感度の変化(その2)を示す図である。 アンテナ感度と、ミスマッチロス変化量を示す図である。 アンテナインピーダンスを示すスミスチャート(その1)を示す図である。 アンテナインピーダンスを示すスミスチャート(その2)を示す図である。 アンテナ感度と、ミスマッチロス変化量を示す図である。 アンテナアンプの一実施例を示す図である。 アンテナインピーダンスと、ミスマッチロスを示すスミスチャートを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<アンテナシステム>
図1は、アンテナシステムの一実施例を示す。
アンテナシステム100は、アンテナ102と、アンテナアンプ104とを備える。
アンテナ102は、AMアンテナと、FMアンテナとが含まれる。アンテナ102は、1又は複数の線状のアンテナであってもよい。アンテナ102は、車両の窓ガラス50に設けられる。例えば、アンテナ102は、リアガラスに設けられるようにしてもよい。また、アンテナ102は、窓ガラス50と一体形成されてもよい。また、アンテナ102が、窓ガラス50の一主面上にプリントされることにより形成されてもよい。また、窓ガラス50に防曇用ヒータ(デフォッガ)60が設けられる場合には、アンテナ102は、窓ガラス50上で、且つ防曇用ヒータ60が設けられていない領域に設けられるようにしてもよい。
アンテナアンプ104は、アンテナ102と接続される。アンテナアンプ104は、アンテナ102からの信号を増幅する。アンテナアンプ104により増幅された信号は、チューナ(図示無し)に入力される。アンテナアンプ104は、車両のリアガラスのピラーに取り付けられてもよい。
図2、図3は、アンテナ102の一実施例を示す。また、図2、図3には、アンテナ102と、デフォッガ60との間の間隔であるアンテナ−デフォッガ間隔が示される。
図2に示される例では、AMアンテナと、FMアンテナとが共用される。図2に示される例では、AMアンテナと、FMアンテナは、1又は複数の線状のアンテナである。例えば、AMアンテナと、FMアンテナは、櫛形の形状である。AMアンテナと、FMアンテナはAM/FM端子106に接続される。AM/FM端子106は、アンテナアンプ104と接続される。
図3に示される例では、AMアンテナと、FMアンテナとが共用されない。つまり、AMアンテナ1022と、FMアンテナ1024とが別々に形成される。AMアンテナ1022は1又は複数の線状のアンテナである。例えば、AMアンテナは、櫛形の形状である。FMアンテナ1024は、線状のアンテナである。AMアンテナ1022はAM端子108と接続され、FMアンテナ1024はFM端子109と接続される。AM端子108と、FM端子109は、アンテナアンプ104と接続される。
アンテナシステム100のアンテナ102は、図2、図3のどちらであってもよい。また、アンテナ102の形状は、図2、図3に限られない。
図4は、窓ガラス50に貼り付けられる遮熱フィルム110の一実施例を示す。図4には、一例として、リアガラスに、遮熱フィルム110が貼り付けられる場合を示す。リアガラスとは異なる窓ガラス50に貼り付けられてもよい。
遮熱フィルム110の材料には、導電性のものが含まれる。つまり、遮熱フィルム110は、導電性フィルムである。但し、遮熱フィルム110には、非導電性の材料によりコーティングされているものもある。この場合でも、遮熱フィルム110の内部は、導電性フィルムである。
前述したように、遮熱フィルム110の材料には導電性のものが含まれる。このため、遮熱フィルム110を窓ガラス50に貼り付けた場合に、アンテナ102、特にFMアンテナの感度が低下することがある。
図5、図6は、遮熱フィルム110を窓ガラス50に貼り付けない場合のアンテナ感度と、貼り付けた場合のアンテナ感度とを示す。図5、図6において、横軸は周波数(MHz)であり、縦軸はアンテナ感度(dBμV)である。周波数は、主に外国でFM放送に利用されている88MHz−108MHzの例について示す。88MHz−108MHz以外の周波数帯についても同様である。アンテナ感度は、2種類のアンテナアンプ(アンテナアンプ1、アンテナアンプ2)について、それぞれ、水平偏波(H偏波)の電波、垂直偏波(V偏波)の電波について測定した。図5はアンテナアンプ1についてのものであり、図6はアンテナアンプ2についてのものである。
図5、図6によれば、アンテナアンプの種類に関係なく、窓ガラス50に、遮熱フィルム110を貼り付けることにより、アンテナ感度が低下する。アンテナ感度の低下は、H偏波、V偏波の両方で見られる。
図7は、窓ガラス50に、遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナ感度の低下量と、遮熱フィルム110を貼り付けた場合のミスマッチロス変化量を示す。図7によれば、アンテナアンプの違いにより、H偏波、V偏波ともに、感度低下量の差は、約2dBである。この感度低下量の差は、遮熱フィルム110を貼り付けた場合のミスマッチロス変化量の差とほぼ一致する。
感度低下に関して、少なくとも2つの要因が想定される。
1つ目は、導電性の遮熱フィルム110が窓ガラス50に貼り付けられることにより、導電性の物質とアンテナ102とが容量結合する。導電性の物質とアンテナ102とが容量結合することにより、アンテナ102本来の受信性能が妨害されることが想定される。窓ガラス50の面上にプリントされたエレメントが最適な形状に調整されることにより、アンテナ102としての受信性能が確保される。アンテナエレメントと導電性の物質とが容量結合することにより、アンテナエレメントが一枚の導電性フィルムと短絡した状態となり、受信性能が低下する。
2つ目は、導電性の物質とアンテナ102とが容量結合することにより、アンテナ102のインピーダンスが変化し、アンテナアンプ104とのインピーダンスマッチングが悪化することが想定される。特に、FMアンテナのインピーダンスと、アンテナアンプ104の入力インピーダンスとが整合するように調整される。FMアンテナのインピーダンスが変化することにより、整合状態から不整合状態となる。整合状態から不整合状態となる結果、アンテナ102の感度低下につながる。
図8は、アンテナのインピーダンスを示すスミスチャートである。88MHz、98MHz、及び108MHzについて、インピーダンスがプロットされる。図8において、特性インピーダンスZoは75Ωである。図8によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けない場合(図8において破線で示す)には、約75Ωを中心とする所定の領域に、インピーダンスをおさめることができる。また、図8によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合(図8において実線で示す)には、約75Ωよりも大きい値のインピーダンスを中心とする所定の領域に、インピーダンスをおさめることができる。該値は、約80Ωから約120Ωであり、さらに詳細には、約90Ωから約110Ωである。
図9は、アンテナと、アンテナアンプ2との間のインピーダンスを示すスミスチャートである。88MHz、98MHz、及び108MHzについて、インピーダンスがプロットされる。図9において、特性インピーダンスZoは75Ωである。図9によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けない場合(図9において破線で示す)には、約75Ωを中心とする所定の領域に、インピーダンスをおさめることができる。また、図9によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合(図9において実線で示す)には、約75Ωよりも大きい値のインピーダンスを中心とする所定の領域に、インピーダンスをおさめることができる。該値は、約80Ωから約120Ωであり、さらに詳細には、約90Ωから約110Ωである。
図8、図9によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナ感度低下量のアンテナアンプの違いによる差は、アンテナ1と、アンテナアンプ2との間のミスマッチロスの差に起因すると想定できる。アンテナアンプ2の方が、アンテナアンプ1よりも、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナとのミスマッチロスが小さいことが分かる。
図10は、アンテナ−デフォッガ間隔を変化させた場合のアンテナと、アンテナアンプとの間のインピーダンスを示す。図10の左図は、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けない場合のアンテナのインピーダンスを示す。図10の右図は、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナのインピーダンスを示す。図10では、88MHz、98MHz、及び108MHzについてインピーダンスがプロットされる。アンテナ−デフォッガ間隔を40mm、50mm、60mm、80mm、100mmの間で変化させた。
図10の左図によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けない場合、アンテナ−デフォッガ間隔が広くなるに従って、約75Ωを中心として、インピーダンスの広がりが大きくなる。
図10の右図によれば、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合、遮熱フィルム110を貼り付けない場合と比較して、アンテナ−デフォッガ間隔が変化しても、インピーダンスの広がりは小さい。アンテナ−デフォッガ間隔によらず、インピーダンスは、約75Ωより大きい値を中心とする所定の範囲に収束する。該値は、約80Ωから約120Ωであり、さらに詳細には、約90Ωから約110Ωである。従って、アンテナシステム100では、アンテナアンプ104に設定する入力インピーダンスを、約100Ωに設定するのが好ましい。アンテナ−デフォッガ間隔を40mm、50mm、60mm、80mm、100mm以外の間隔とした場合でも同様の傾向である。
<アンテナアンプ104>
図11は、アンテナアンプ104の一実施例を示す。図11は、主にハードウェア構成が示される。アンテナアンプ104は、プリント基板に、抵抗、コイル、コンデンサ等が配置されることより実現されてもよい。また、アンテナアンプ104は、半導体集積回路(Integrated Circuit: IC)により実現されてもよい。
アンテナアンプ104は、AMアンプ回路1042と、FMアンプ回路1048とを有する。
AMアンプ回路1042は、入力フィルタ1044と、AMアンプ1046とを有する。
入力フィルタ1044は、アンテナ102と接続される。入力フィルタ1044は、アンテナ102からの信号の帯域制限を行う。具体的には、入力フィルタ1044は、AM帯の信号は通過させ、FM帯の信号は遮断する。
AMアンプ1046は、入力フィルタ1044と接続される。AMアンプ1046は、入力フィルタ1044からのAM帯の信号を増幅する。
FMアンプ回路1048は、インピーダンスマッチング回路1050と、入力フィルタ1052と、第1の利得制御回路1054と、第2の利得制御回路1056と、FMアンプ1058とを有する。
インピーダンスマッチング回路1050は、アンテナ102と接続される。インピーダンスマッチング回路1050は、アンテナ102と、FMアンプ回路1048との間でインピーダンス整合をとる。アンテナシステム100では、主に、整合状態から不整合状態に変化することによるアンテナの感度を改善するために、インピーダンスマッチング回路1050の入力インピーダンスが第1の値になるように設定される。第1の値は、窓ガラス50に遮熱フィルタ110を貼り付けた場合に収束する値であるのが好ましい。具体的には、第1の値は、約80Ωから約120Ωであり、さらに詳細には、約90Ωから約110Ωである。従って、第1の値は、約100Ωに設定するのが好ましい。インピーダンスマッチング回路1050には、コイルや、コンデンサが含まれる。コンデンサやコイルの比率を調整することで、インピーダンスを約100Ωに設定することができる。
入力インピーダンスが第1の値に設定されることにより、窓ガラス50に遮熱フィルム110が貼り付けられたときのFMアンテナと、アンテナアンプ104との間のインピーダンス不整合によるアンテナ感度低下を軽減できる。
これまで、窓ガラス50に遮熱フィルム110が貼り付けられること等により、アンテナのインピーダンスが変わる事態は想定されていなかった。このため、従来のFMアンプ回路への入力インピーダンスの規定値は、75Ωを中心として広範囲に規定されている。75Ωは、窓ガラス50に遮熱フィルム110が貼り付けられない場合に収束する入力インピーダンスであってもよい。つまり、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けない状態で、アンテナ102のインピーダンスに合うように、アンテナアンプ104の入力インピーダンスがチューニングされる。窓ガラス50に遮熱フィルム110が貼り付けられることによりアンテナのインピーダンスが大きく変化した場合、アンテナ102と、アンテナアンプ104との間でのミスマッチロスも大きくなり、感度低下量が大きくなる。
窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナのインピーダンスが予め分かっていれば、ミスマッチロスが少なくなるように、アンテナアンプ110の入力インピーダンスを設定することができる。但し、アンテナのパターンは、車両の形状等により変わる場合があるため、車両毎にアンテナに合わせてアンテナアンプのインピーダンス調整を実施するのは、アンテナアンプの開発コストが上昇するため好ましくない。
ところが、検討結果から、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合のアンテナのインピーダンスは、アンテナのパターンに依らず、約100Ω付近に収束することを見いだした。
従って、FMアンプ回路1048の入力インピーダンスを約100Ωに設定する。FMアンプ回路1048の入力インピーダンスを約100Ωに設定することにより、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた場合に、アンテナ102と、アンテナアンプ104との間のミスマッチロスを低減できる。さらに、車両が変わっても、窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付けた後のアンテナ102の入力インピーダンスは約100Ωであるため、各車両のアンテナアンプ104に標準設計として展開できる。
入力フィルタ1052は、インピーダンスマッチング回路1050と接続される。入力フィルタ1052は、インピーダンスマッチング回路1050からの信号の帯域制限を行う。具体的には、入力フィルタ1052は、FM帯の信号は通過させ、AM帯の信号は遮断する。
第2の自動利得制御回路(Automatic Gain Control: AGC)1056は、入力フィルタ1052と接続される。第2の自動利得制御回路1056は、第1の自動利得制御回路1054からの信号の入力レベルに対して、利得が適切となるよう調整する。
FMアンプ1058は、第2の自動利得制御回路1056と接続される。FMアンプ1058は、第2の自動利得制御回路1056からの信号を増幅することにより無線信号に変換する。
第1の自動利得制御回路1054は、FMアンプ1058の出力端子と接続される。第1の自動利得制御回路1054は、FMアンプ1058から出力されるRF信号を直流信号(DC信号)へ変換し、第2の自動利得制御回路1056へ入力する。
ミキサ1060は、AMアンプ1046と、FMアンプ1058と接続される。ミキサ1060は、AMアンプ1046からの出力信号と、FMアンプ1058からの出力信号とをミキシングする。ミキサ1060によりミキシングされた信号は、チューナ(図示無し)へ入力される。
図12は、アンテナのインピーダンスのミスマッチロスを示す。図12には<従来例>と<本実施例>について示される。<従来例>を破線により表し、<本実施例>を実線により表す。
<従来例>では、特性インピーダンス(約75Ω)を中心として、電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio: VSWR)が第1の電圧定在波比以下となるように設定した場合、ミスマッチロスを第1のミスマッチロス以下に抑えることができる。ミスマッチロスを第1のミスマッチロス以下に抑えることができるインピーダンスの範囲を破線により示す。
アンテナシステム100の一実施例では、遮熱フィルム110を貼り付けた場合でも、遮熱フィルム110を貼り付けない場合と同様の特性を得るために、特性インピーダンス(約100Ω)を中心とする円で、且つミスマッチロスを第1のミスマッチロス以下に抑えることができるインピーダンスの範囲に含まれるように、インピーダンスが設定される。このようにすることにより、ミスマッチロスを改善できる。
アンテナシステム100の一実施例によれば、アンテナアンプ104のFMアンプ回路1048の入力インピーダンスが調整される。窓ガラス50に遮熱フィルム110を貼り付け場合のアンテナのインピーダンスは、車両によりアンテナパターンが異なる場合でも、ほぼ一定の値に収束するため、アンテナアンプの入力インピーダンスを統一できる。つまり、アンテナアンプの入力インピーダンスを同じ値に設定しても問題は生じない。アンテナアンプの入力インピーダンスを統一できるため、実用に適している。
窓ガラスに遮熱フィルムを貼り付け場合に、アンテナのインピーダンスが収束する値にアンテナアンプの入力インピーダンスを設定することにより、窓ガラスに遮熱フィルムを貼り付けた場合のアンテナ感度の低下量を抑えることができる。
アンテナシステムの一実施例では、88MHzから108MHzについて示したが、他の周波数帯についても同様に入力インピーダンスを設定できる。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
50 窓ガラス
60 デフォッガ
100 アンテナシステム
102 アンテナ
104 アンテナアンプ
106 AM/FM端子
108 AM端子
109 FM端子
110 遮熱フィルム
1022 AMアンテナ
1024 FMアンテナ
1042 AMアンプ回路
1044 入力フィルタ
1046 AMアンプ
1048 FMアンプ回路
1050 インピーダンスマッチング回路
1052 入力フィルタ
1054 第1の自動利得制御回路
1056 第2の自動利得制御回路
1058 FMアンプ
1060 ミキサ

Claims (4)

  1. 車両の窓ガラスに設けられるアンテナと、
    該アンテナとの間で、インピーダンス整合を行うインピーダンス整合回路と、
    を備え、
    前記インピーダンス整合回路には、約80Ωから約120Ωの入力インピーダンスが設定される、アンテナシステム。
  2. 前記インピーダンス整合回路には、前記アンテナの入力インピーダンスを中心として、電圧定在波比が所定の値以下となる第1の範囲に含まれるように、前記設定される入力インピーダンスを中心とする電圧定在波比が設定される、請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記インピーダンス整合回路の出力信号を増幅する増幅回路
    を有する、請求項1又は2に記載のアンテナシステム。
  4. 車両の窓ガラスに設けられるアンテナとの間で、インピーダンス整合を行うインピーダンス整合回路と、
    前記インピーダンス整合回路の出力信号を増幅する増幅回路と
    を備え、
    前記インピーダンス整合回路には、約80Ωから約120Ωの入力インピーダンスが設定される、アンテナアンプ。
JP2012130270A 2012-06-07 2012-06-07 アンテナシステム、及びアンテナアンプ Pending JP2013255135A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012130270A JP2013255135A (ja) 2012-06-07 2012-06-07 アンテナシステム、及びアンテナアンプ
PCT/JP2013/060990 WO2013183356A1 (ja) 2012-06-07 2013-04-11 アンテナシステム、及びアンテナアンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012130270A JP2013255135A (ja) 2012-06-07 2012-06-07 アンテナシステム、及びアンテナアンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013255135A true JP2013255135A (ja) 2013-12-19

Family

ID=49711757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012130270A Pending JP2013255135A (ja) 2012-06-07 2012-06-07 アンテナシステム、及びアンテナアンプ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013255135A (ja)
WO (1) WO2013183356A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112514266A (zh) * 2018-09-17 2021-03-16 宝马股份公司 机动车的无线电接收装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0270101A (ja) * 1988-09-06 1990-03-09 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ装置
JPH07326917A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Asahi Glass Co Ltd 自動車長波受信用ガラスアンテナ
JPH1084210A (ja) * 1997-09-29 1998-03-31 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ装置
JP2006166470A (ja) * 1999-05-13 2006-06-22 Nippon Sheet Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ装置およびそれを用いた受信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0270101A (ja) * 1988-09-06 1990-03-09 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ装置
JPH07326917A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Asahi Glass Co Ltd 自動車長波受信用ガラスアンテナ
JPH1084210A (ja) * 1997-09-29 1998-03-31 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ガラスアンテナ装置
JP2006166470A (ja) * 1999-05-13 2006-06-22 Nippon Sheet Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ装置およびそれを用いた受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112514266A (zh) * 2018-09-17 2021-03-16 宝马股份公司 机动车的无线电接收装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013183356A1 (ja) 2013-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3101728B1 (en) Glass antenna for vehicle and rear window glass with glass antenna for vehicle
US10044110B2 (en) Antennas with shared grounding structure
US7373169B2 (en) Earphone antenna and portable radio equipment provided with earphone antenna
EP2190057B1 (en) Glass antenna and window glass for vehicle
EP2975689B1 (en) Window glass for vehicle
US20160372815A1 (en) Glass antenna for vehicle, and window glass for vehicle
EP2458672B1 (en) Vehicular antenna apparatus and window glass
US20130257663A1 (en) Glass antenna for vehicle and window glass for vehicle
WO2012105470A1 (ja) 地上放送波受信用アンテナ装置及びその構成部品
EP3139440B1 (en) Antenna
EP3291366B1 (en) Glass antenna
JP2012160878A5 (ja)
CN105814802A (zh) 天线系统
US10651536B2 (en) Window glass for vehicle
WO2015085567A1 (zh) 一种缝隙耦合印制天线
WO2013183356A1 (ja) アンテナシステム、及びアンテナアンプ
KR100621135B1 (ko) 지상파 방송을 위한 안테나 시스템
JP7077772B2 (ja) アンテナ装置及びアンテナ装置付き窓ガラス
EP2555321A1 (en) Glass antenna
JP5493727B2 (ja) ガラスアンテナ用フィルタ装置及び車両用窓ガラス
JP2011193381A (ja) 平面アンテナ
KR101253503B1 (ko) 능동 안테나 임피던스 정합회로를 사용한 다중대역 수신용 능동형 안테나
JP5493728B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
US20180233804A1 (en) Glass antenna and window glass for vehicle
KR200458192Y1 (ko) 차량용 리어 글래스 안테나

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150317