JP2013255079A - 通信端末装置および通信制御方法 - Google Patents

通信端末装置および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバに起因する電力の消費を適切に抑えること。
【解決手段】通信端末装置は、記憶部と、接続制御部と、グループ判定部と、ハンドオーバ制御部とを備える。記憶部は、複数の基地局で形成されるグループを識別するグループ識別情報を含む信号をハンドオーバ元の基地局から間欠的に受信する間欠受信期間を記憶する。接続制御部は、基地局の電波の受信品質が閾値よりも低く、かつ、基地局に隣接する複数の隣接基地局各々のグループ識別情報を基地局から受信していない場合に、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。グループ判定部は、隣接基地局から信号を受信したか否か、並びに、受信した信号に含まれるグループ識別情報を用いて、隣接基地局が基地局と同一のグループに属するか否かを判定する。ハンドオーバ制御部は、基地局からハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバを行う際に、基地局と同一のグループに属すると判定された隣接基地局をハンドオーバ先の基地局として優先的に選定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信端末装置および通信制御方法に関する。
従来、基地局の通信エリアに在圏する通信端末装置(以下「通信端末」という)は、待ち受け時の電力の消費を抑えるために、間欠受信と呼ばれる処理を行う。間欠受信は、通信端末への呼び出しを行うページング信号が基地局から周期的に送信される送信期間において、通信端末を電源オンの状態(以下「アウェイク状態」という)とし、アウェイク状態となった通信端末がページング信号を受信するという処理である。間欠受信では、ページング信号の送信期間以外の期間において通信端末は電源オフの状態(以下「スリープ状態」という)となる。すなわち、通信端末は、自身が現に在圏する基地局(以下「ハンドオーバ元基地局」という)からページング信号を間欠的に受信する。通信端末がページング信号をハンドオーバ元基地局から間欠的に受信する期間は、間欠受信期間と呼ばれる。
ところで、近年では、間欠受信を行う通信端末の位置情報を複数の基地局において一括で管理するために、複数の基地局によって論理的なグループが形成されることがある。例えばIEEE802.16eにおいて規定される通信規格であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)では、かかるグループをページンググループ(PG:Paging Group)と呼ぶ。PGに属する各基地局と通信端末とは、PGを識別するグループ識別情報であるPG−ID(Identifier)を共有しており、通信端末は、同一のPGに属する基地局との間で間欠受信期間を同期させることができる。なお、間欠受信期間に通信端末によって受信されるページング信号には、PG−IDが含まれる。
ここで、通信端末はハンドオーバ元基地局から他の基地局へのハンドオーバを行うが、ハンドオーバ先の基地局がハンドオーバ元基地局と異なるPGに属する場合がある。この場合には、通信端末の位置情報をハンドオーバ先の基地局に改めて通知する処理(位置更新処理)が行われる。位置更新処理は、上述の間欠受信期間以外の期間、換言すれば、通信端末がスリープ状態となる期間に行われる。このため、ハンドオーバ元基地局と異なるPGに属する基地局へハンドオーバした通信端末は、同一のPGに属する基地局へハンドオーバする場合と比較して位置更新処理の分だけ余分な電力を消費する。
これに対し、位置更新処理を不要化するために、ハンドオーバ元基地局に隣接する各隣接基地局のPG−IDをハンドオーバ元基地局から通信端末へ周期的にブロードキャストする技術が知られている。この技術では、通信端末は、各隣接基地局のPG−IDを受信し、受信したPG−IDを用いて、隣接基地局がハンドオーバ元基地局と同一のPGに属するか否かを判定する。そして、通信端末は、ハンドオーバを行う際に、隣接基地局の中から、ハンドオーバ元基地局と同一のPGに属すると判定された隣接基地局をハンドオーバ先の基地局として優先的に選定する。
ただし、通信端末の移動速度の大きさによっては、通信端末がPG−IDをハンドオーバ元基地局から未だ受信できていないにも関わらず、ハンドオーバが開始されてしまう可能性もある。そこで、通信端末がPG−IDを受信できていないにも関わらず、ハンドオーバが開始されると判断した場合に、通信端末が隣接基地局に接続し、隣接基地局に保持されるページング信号からPG−IGを事前に取得する技術が提案されている。
特開2009−182549号公報
しかしながら、隣接基地局に保持されるページング信号から通信端末がPG−IGを事前に取得する従来技術では、ハンドオーバに起因する電力が無駄に増大するという問題がある。
すなわち、従来技術では、PG−IGをハンドオーバの実行前に取得する処理が、間欠受信期間以外の期間、換言すれば、通信端末がスリープ状態となる期間に行われる。このため、従来技術では、PG−IGをハンドオーバの実行前に取得する処理の分だけ通信端末が余分な電力を消費してしまい、結果として、ハンドオーバに起因する電力が無駄に増大してしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ハンドオーバに起因する電力の消費を適切に抑えることができる通信端末装置および通信制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する通信端末装置は、一つの態様において、記憶部と、接続制御部と、グループ判定部と、ハンドオーバ制御部とを備える。記憶部は、複数の基地局で形成されるグループを識別するグループ識別情報を含む信号をハンドオーバ元の基地局から間欠的に受信する間欠受信期間を記憶する。接続制御部は、前記基地局の電波の受信品質が閾値よりも低く、かつ、前記基地局に隣接する複数の隣接基地局各々の前記グループ識別情報を前記基地局から受信していない場合に、前記間欠受信期間において各前記隣接基地局に順次接続する。グループ判定部は、接続された前記隣接基地局から前記信号を受信したか否か、並びに、受信した前記信号に含まれる前記グループ識別情報を用いて、前記隣接基地局が前記基地局と同一の前記グループに属するか否かを判定する。ハンドオーバ制御部は、前記基地局からハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバを行う際に、複数の前記隣接基地局のうち前記基地局と同一の前記グループに属すると判定された前記隣接基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として優先的に選定する。
本願の開示する通信端末装置の一つの態様によれば、ハンドオーバに起因する電力の消費を適切に抑えることができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る通信端末を含む無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、P信号のデータ構造例を示す図である。 図3は、実施例1に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、基地局情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、間欠受信期間情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、間欠受信動作の一例を示す図である。 図7は、周波数情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施例1に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例2に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 図10は、動作指示(Action Code)の内容の一例を示す図である。 図11は、実施例2に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施例3に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 図13は、実施例3に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施例4に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 図15は、P信号の受信履歴の一例を示す図である。 図16は、実施例4における接続制御部が他の間欠受信期間を取得する処理の一例について説明するための図である。 図17は、間欠受信期間情報記憶部に記憶された他の間欠受信期間の一例を示す図である。 図18は、実施例4に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。 図19は、実施例5に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 図20は、実施例5に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。 図21は、通信端末のハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示する通信端末および通信制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る通信端末を含む無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、無線通信システムは、複数の基地局10a〜10cと、通信端末100とを有する。複数の基地局10a〜10cは、破線で示される通信エリアをそれぞれ形成する。
通信端末100は、移動可能な無線通信装置であり、例えば、携帯電話である。図1に示す例では、通信端末100は、基地局10aの通信エリアから基地局10aに隣接する隣接基地局である基地局10bおよび基地局10cの通信エリアへ移動する。通信端末100は、自身が現に在圏する基地局10a(以下適宜「ハンドオーバ(HO:Handover)元基地局10a」という)からページング信号(以下適宜「P(Paging)信号」という)を間欠的に受信する間欠受信を行う。通信端末100がP信号をHO元基地局10aから間欠的に受信する期間は、間欠受信期間と呼ばれる。通信端末100は、間欠受信期間においてアウェイク状態となり、間欠受信期間以外の期間においてスリープ状態となる。
また、本実施例では、P信号を間欠的に受信する通信端末100の位置情報を複数の基地局において一括で管理するために、複数の基地局によって論理的なグループが形成されている。この論理的なグループは、例えばIEEE802.16eにおいて規定される通信規格であるWiMAXにおいてページンググループ(PG:Paging Group)と呼ばれるものである。図1に示す例では、HO元基地局10aと基地局10bとでPGが形成され、基地局10cと図示しない基地局とで他のPGが形成されているものとする。同一のPGに属するHO元基地局10aおよび基地局10bと通信端末100とは、PGを識別する識別情報であるPG−ID「PG#1」を共有しており、通信端末100は、基地局10aおよび基地局10bとの間で間欠受信期間を同期させることができる。PG−IDは、グループ識別情報の一例である。つまり、通信端末100がHO元基地局10aから基地局10bへのハンドオーバを行う場合には、ハンドオーバ先の基地局(以下適宜「HO先基地局」という)である基地局10bがHO元基地局10aと同一のPGに属することとなる。このため、通信端末100は、HO先基地局としての基地局10bに対する位置更新処理を不要化することができる。
一方で、他のPGに属する基地局10cと通信端末100とは、PG−IDを共有していないため、通信端末100は、基地局10cとの間で間欠受信期間を同期させることができない。つまり、通信端末100がHO元基地局10aから基地局10cへのハンドオーバを行う場合には、HO先基地局としての基地局10cがHO元基地局10aと異なるPGに属することとなる。このため、通信端末100は、HO先基地局としての基地局10cに対して位置更新処理を行うこととなる。
これに対し、位置更新処理を不要化するために、HO元基地局に隣接する各隣接基地局のPG−IDをHO元基地局から通信端末100へ周期的にブロードキャストする技術が知られている。この技術では、通信端末100は、各隣接基地局のPG−IDを受信し、受信したPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局と同一のPGに属するか否かを判定する。そして、通信端末100は、ハンドオーバを行う際に、隣接基地局の中から、HO元基地局と同一のPGに属すると判定された隣接基地局をHO先基地局として優先的に選定する。
ただし、通信端末100の移動速度の大きさによっては、通信端末100がPG−IDをHO元基地局から未だ受信できていないにも関わらず、ハンドオーバが開始されてしまい、結果として、通信端末100がHO先基地局に対して位置更新処理を行う場合がある。このような事態を回避するために、隣接基地局に保持されるP信号からPG−IDを事前に取得する従来技術が提案されている。しかしながら、PG−IDをハンドオーバの実行前に取得する処理は、通信端末100がスリープ状態となる期間に行われる。そのため、通信端末100が余分な電力を消費してしまい、結果として、ハンドオーバに起因する電力が無駄に増大してしまう。
そこで、本実施例の通信端末100は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局から未だ受信していない場合に、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続し、接続された隣接基地局からP信号を受信する。そして、通信端末100は、受信したP信号に含まれるPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局と同一のPGに属するか否かを判定し、複数の隣接基地局のうち同一のPGに属すると判定された隣接基地局をHO先基地局として優先的に選定する。このため、本実施例の通信端末100は、ハンドオーバ後にHO先基地局に対して位置更新処理が実行されることを不要化するとともに、通信端末100がスリープ状態となる期間に行われるPG−IDの取得処理を省略することができる。結果として、本実施例の通信端末100は、ハンドオーバに起因する電力の消費を適切に抑えることができる。
次に、間欠受信期間に通信端末によって受信されるP信号のデータ構造例について説明する。図2は、P信号のデータ構造例を示す図である。図2に示すように、P信号には、PG−IDが含まれる。また、P信号には、PG−IDの他に、信号種別識別子が含まれる。信号種別識別子には、P信号を一意に識別するための識別子が格納される。また、P信号には、PG−IDおよび信号種別識別子の他に、ハッシュ値および動作指示が含まれることがある。ハッシュ値には、通信端末100宛ての動作指示がP信号に含まれる場合にその旨を示すハッシュ値が格納される。動作指示には、通信端末100宛ての動作指示が格納される。
次に、図1に示した通信端末100の構成について説明する。図3は、実施例1に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、通信端末100は、無線制御部101、基地局情報記憶部102、間欠受信期間情報記憶部103、周波数情報記憶部104、測定部105、接続制御部106、PG判定部107、HO制御部108およびスキャン処理部109を有する。また、通信端末100は、無線制御部101に接続するアンテナを有する。
無線制御部101は、通信端末100と基地局10a〜10cとの間の無線通信を制御する。無線制御部101は、HO元基地局10aとの接続中に、HO元基地局10aを識別する識別情報であるBS−ID(Base Station-Identifier)をHO元基地局10aに割り当て、割り当てたBS−IDを後述の基地局情報記憶部102に登録する。
また、無線制御部101は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信すると、間欠受信指示に含まれるPG−ID、間欠受信期間の周期、間欠受信期間のオフセットおよび間欠受信期間を抽出する。無線制御部101は、PG−IDをHO元基地局10aのBS−IDに対応付けて後述の基地局情報記憶部102に登録する。無線制御部101は、PG−ID、間欠受信期間の周期、間欠受信期間のオフセットおよび間欠受信期間を対応付けて後述の間欠受信期間情報記憶部103に登録する。そして、無線制御部101は、HO元基地局10aからP信号を間欠的に受信する間欠受信を開始する。すなわち、無線制御部101は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間においてアウェイク状態となり、HO元基地局10aからP信号を受信し、受信したP信号を測定部105に出力する。一方で、無線制御部101は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間以外の期間においてスリープ状態となり、HO元基地局10aからの信号の受信を停止する。
また、無線制御部101は、基地局10a〜10cのいずれかから送信された各種信号をアンテナを介して受信し、受信信号にダウンコンバート、A/D変換、復調等の受信処理を施し、受信処理後の信号を測定部105および接続制御部106に出力する。
また、無線制御部101は、接続制御部106によって設定される周波数に現在の周波数を切り替える。無線制御部101は、周波数の切り替え後に基地局10a〜10cのいずれかから送信された各種信号をアンテナを介して受信し、受信信号に受信処理(ダウンコンバート、A/D変換、復調等の)を施し、受信処理後の信号を接続制御部106に出力する。
また、無線制御部101は、HO制御部108によって選定されたHO先基地局の情報を受け取り、HO元基地局10aからHO先基地局へのハンドオーバを行う。
基地局情報記憶部102は、HO元基地局10aおよび隣接基地局に関する情報を基地局情報として記憶する。基地局情報記憶部102は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。図4は、基地局情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すように、基地局情報記憶部102は、BS−ID、PG−IGおよびCINRを対応付けて記憶する。BS−IDは、HO元基地局10aまたは隣接基地局を識別する識別情報である。PG−IDは、BS−IDで識別される基地局が属するPGを識別する識別情報である。CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)は、BS−IDで識別される基地局の電波の受信品質を示す値であり、値が大きいほど電波の受信品質が良好であることを示す。
例えば、図4の1行目は、BS−ID「10a」のHO元基地局10aがPG−ID「PG#1」のPGに属しており、そのCINRが「5dBm」であることを示す。図4の2行目は、隣接基地局であるBS−ID「10b」の基地局10bがHO元基地局10aと同一のPG−ID「PG#1」のPGに属しており、そのCINRが「15dBm」であることを示す。なお、図4の3行目では、隣接基地局であるBS−ID「10c」の基地局10cがHO元基地局10aと異なるPGに属しているため、PG−IDの欄が空欄「−」となっている。
間欠受信期間情報記憶部103は、通信端末100がHO元基地局10aからP信号を間欠的に受信する間欠受信期間に関する情報を間欠受信期間情報として記憶する。間欠受信期間情報記憶部103は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。図5は、間欠受信期間情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すように、間欠受信期間情報記憶部103は、PG−ID、周期、オフセットおよび間欠受信期間を対応付けて記憶する。PG−IDは、HO元基地局10aが属するPGを識別する識別情報である。周期は、間欠受信期間の周期、換言すれば、間欠受信期間が周期的に繰り返される期間に相当するフレーム数である。オフセットは、間欠受信期間のオフセット、換言すれば、フレーム番号「0」のフレームから間欠受信期間の最初のフレームまでの期間に相当するフレーム数である。間欠受信期間は、通信端末100がHO元基地局10aからP信号を間欠的に受信する間欠受信期間、換言すれば、間欠受信期間に相当するフレーム数である。
図5に示す例では、「PG−ID」が「PG#1」であり、「周期」が「200」フレームであり、「オフセット」が「64」フレームであり、「間欠受信期間」が「5」フレームである。
図5に示した間欠受信期間情報を用いた間欠受信動作の一例を図6に示す。図6は、間欠受信動作の一例を示す図である。通信端末100は、図6に示すように、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間においてアウェイク状態となり、HO元基地局10aから各種信号を受信し、間欠受信期間以外の期間においてスリープ状態となり、信号の受信を停止する。すなわち、通信端末100は、図5に示した間欠受信期間情報を参照し、フレーム番号「0」のフレームから「64」フレーム後のフレーム番号「64」のフレームの時点で最初の間欠受信期間が到来した場合に、スリープ状態からアウェイク状態となる。そして、通信端末100は、「5」フレーム分の間欠受信期間において、PG−ID「#1」のPGに属するHO元基地局10aからP信号を受信する。そして、通信端末100は、フレーム番号「64」のフレームの時点からフレーム番号「69」のフレームの時点までの5フレーム分の間欠受信期間が終了すると、アウェイク状態からスリープ状態となる。5フレーム分の間欠受信期間は、「200」フレーム毎に繰り返される。
周波数情報記憶部104は、通信端末100と基地局10a〜10cのいずれかとの間の無線通信に用いられる周波数に関する情報を周波数情報として記憶する。周波数情報記憶部104は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。図7は、周波数情報記憶部の一例を示す図である。図7に示すように、周波数情報記憶部104は、周波数IDおよび周波数値を対応付けて記憶する。周波数IDは、基地局10a〜10cのいずれかに割り当てられた周波数を識別する識別情報である。「FA1」は、基地局10aに割り当てられた周波数を識別する識別情報であり、「FA2」は、基地局10bに割り当てられた周波数を識別する識別情報であり、「FA3」は、基地局10cに割り当てられた周波数を識別する識別情報である。周波数値は、基地局10a〜10cのいずれかに割り当てられた周波数の値である。
例えば、図7の1行目は、通信端末100と基地局10aとの間の無線通信に用いられる周波数が「2.50」GHzであることを示す。図7の2行目は、通信端末100と基地局10bとの間の無線通信に用いられる周波数が「2.51」GHzであることを示す。図7の3行目は、通信端末100と基地局10cとの間の無線通信に用いられる周波数が「2.52」GHzであることを示す。
図3の説明に戻る。測定部105は、HO元基地局10aから受信したP信号を無線制御部101から受け取る。測定部105は、受信したP信号を基にして、HO元基地局10aの電波の受信品質を示す値であるCINRを測定する。測定部105は、測定したHO元基地局10aのCINRをHO元基地局10aのBS−IDに対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。
接続制御部106は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定められた閾値αよりも低いか否かを判定する。一方で、接続制御部106は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aに隣接する基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信しているか否かを判定する。換言すれば、接続制御部106は、隣接基地局である基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDが基地局情報記憶部102に登録されているか否かを判定する。そして、接続制御部106は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低く、かつ、隣接基地局である基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間情報記憶部103を参照する。そして、接続制御部106は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。
具体的には、接続制御部106は、間欠受信期間が到来すると、通信端末100と基地局10bとの間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、接続制御部106は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、隣接基地局である基地局10bに接続する。そして、接続制御部106は、間欠受信期間が再び到来すると、通信端末100と基地局10cとの間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、接続制御部106は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、隣接基地局である基地局10cに接続する。
また、接続制御部106は、接続された基地局10b、10cのいずれかから受信された信号を無線制御部101から受け取る。接続制御部106は、基地局10b、10cのいずれかから受信された信号をPG判定部107に出力する。
PG判定部107は、隣接基地局である基地局10b、10cのいずれかから受信された信号を接続制御部106から受け取る。PG判定部107は、隣接基地局である基地局10b、10cのいずれかから受信された信号にP信号が含まれるか否か、すなわち、接続制御部106によって接続された隣接基地局からP信号を受信したか否かを判定する。PG判定部107は、接続された隣接基地局からP信号を受信できなかった場合には、接続された隣接基地局がHO元基地局10aと異なるPGに属すると判定し、隣接基地局のBS−IDのみを基地局情報記憶部102に登録する。図1に示す例では、隣接基地局である基地局10cは、HO元基地局10aと異なるPGに属する。このため、PG判定部107は、接続された基地局10cからP信号を受信できず、隣接基地局のBS−IDのみを基地局情報記憶部102に登録する。
一方で、PG判定部107は、接続された隣接基地局からP信号を受信できた場合には、さらに、受信したP信号に含まれるPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属するか否かを判定する。具体的には、PG判定部107は、HO元基地局10aのBS−IDに対応付けられたPG−IGを基地局情報記憶部102から読み出す。そして、PG判定部107は、読み出したPG−IDと受信したP信号に含まれるPG−IDとを比較する。そして、PG判定部107は、読み出したPG−IDとP信号に含まれるPG−IDとが一致する場合には、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定し、P信号に含まれるPG−IDを隣接基地局のBS−IDと対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。一方で、PG判定部107は、読み出したPG−IDとP信号に含まれるPG−IDとが一致しない場合に、隣接基地局がHO元基地局10aと異なるPGに属すると判定し、隣接基地局のBS−IDのみを基地局情報記憶部102に登録する。図1に示す例では、隣接基地局である基地局10bは、HO元基地局10aと同一のPGに属する。このため、PG判定部107は、接続された基地局10bからP信号を受信することができ、さらに、基地局情報記憶部102から読み出したHO元基地局10aのPG−IDと受信したP信号に含まれるPG−IDとが一致する。したがって、PG判定部107は、P信号に含まれるPG−IDを隣接基地局である基地局10bのBS−IDと対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。
HO制御部108は、HO元基地局10aからHO先基地局へのハンドオーバを制御する。HO制御部108は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定められた閾値γよりも低いか否かを判定する。HO制御部108は、HO元基地局10aのCINRが閾値γよりも低い場合に、ハンドオーバを行うと決定する。HO制御部108は、ハンドオーバを行うと決定すると、複数の隣接基地局のうちPG判定部107によってHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局をHO先基地局として優先的に選定する。
HO制御部108がHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局をHO先基地局として優先的に選定する処理の一例について説明する。HO制御部108は、HO元基地局10aのCINRが閾値γよりも低い場合に、基地局情報記憶部102を参照し、複数の隣接基地局の中にHO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局が存在するか否かを判定する。換言すれば、HO制御部108は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのPG−IDと一致するPG−IDを持つ隣接基地局が存在するか否かを判定する。HO制御部108は、HO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局、すなわち、HO元基地局10aのPG−IDと一致するPG−IDを持つ隣接基地局が存在する場合には、その隣接基地局をHO先基地局として選定する。一方で、HO制御部108は、HO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局、すなわち、HO元基地局10aのPG−IDと一致するPG−IDを持つ隣接基地局が存在しない場合には、CINRが所定値よりも大きい隣接基地局をHO先基地局に選定する。例えば、HO制御部108は、HO元基地局10aのCINRが閾値γよりも低い場合に、図4に示した基地局情報記憶部102を参照したものとする。すると、HO元基地局10aのPG−ID「PG#1」と一致するPG−IDを持つ隣接基地局として基地局10bが存在するので、HO制御部108は、基地局10cに優先して基地局10bをHO先基地局として選定する。
また、HO制御部108は、選定したHO先基地局の情報を無線制御部101に出力する。
スキャン処理部109は、各隣接基地局のCINRを測定する。具体的には、スキャン処理部109は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定めた閾値βよりも低いか否かを判定する。そして、スキャン処理部109は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合に、通信端末100と隣接基地局との間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、スキャン処理部109は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、間欠受信期間において隣接基地局に接続し、接続した隣接基地局のCINRを測定する。そして、スキャン処理部109は、測定した隣接基地局のCINRを隣接基地局のBS−IDに対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。
次に、図8を用いて、実施例1に係る通信端末100による処理手順を説明する。図8は、実施例1に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。図8に示す処理は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信したことを契機にして実行される。
図8に示すように、通信端末100は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信していない場合には(ステップS101;No)、処理をステップS101に戻す。一方、通信端末100は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信した場合には(ステップS101;Yes)、HO元基地局10aからP信号を間欠的に受信する間欠受信を開始する(ステップS102)。このとき、通信端末100は、間欠受信指示(DREG-CMD)に含まれる間欠受信期間を間欠受信期間情報記憶部103に登録する。
通信端末100は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間が到来していない場合には(ステップS103;No)、スリープ状態となり、処理をステップS103に戻す。一方、通信端末100は、間欠受信期間が到来した場合には(ステップS103;Yes)、アウェイク状態となり、PG判定部107による判定処理の実施の要否を示すPG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されているか否かを判定する(ステップS104)。
通信端末100は、PG判定実施フラグに「False(実施不要)」が設定されている場合には(ステップS104;No)、HO元基地局10aに接続する(ステップS105)。通信端末100は、HO元基地局10aからP信号を受信し(ステップS106)、受信したP信号を基にしてHO元基地局10aのCINRを測定する(ステップS107)。通信端末100は、測定したHO元基地局10aのCINRをHO元基地局10aのBS−IDに対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。
通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低いか否かを判定する(ステップS108)。通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値α以上である場合には(ステップS108;No)、スリープ状態となり、処理をステップS103に戻す。
一方、通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低い場合には(ステップS108;Yes)、HO元基地局10aのCINRが閾値β(<α)よりも低いか否かを判定する(ステップS109)。通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値β以上である場合には(ステップS109;No)、基地局情報記憶部102を参照し、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みであるか否かを判定する(ステップS110)。通信端末100は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みである場合には(ステップS110;Yes)、スリープ状態となり、処理をステップS103に戻す。
一方、通信端末100は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みでない場合には(ステップS110;No)、PG判定実施フラグに「True(実施要)」を設定し(ステップS111)、処理をステップS103に戻す。つまり、通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低く、かつ、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する処理(ステップS112〜S121)に移行する。
そして、通信端末100は、PG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されている場合には(ステップS104;Yes)、隣接基地局である基地局10b、10cのいずれかに接続する(ステップS112)。通信端末100は、接続された隣接基地局から各種信号を受信する(ステップS113)。
通信端末100は、間欠受信期間が終了していない場合には(ステップS114;No)、処理をステップS113に戻す。一方、通信端末100は、間欠受信期間が終了した場合には(ステップS114;Yes)、接続された隣接基地局からP信号を受信できたか否かを判定する(ステップS115)。通信端末100は、接続された隣接基地局からP信号を受信できた場合には(ステップS115;Yes)、受信したP信号に含まれるPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属するか否かを判定する(ステップS116)。通信端末100は、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属する場合には(ステップS116;Yes)、P信号に含まれる隣接基地局のPG−IDを隣接基地局のBS−IDと対応付けて基地局情報記憶部102に登録する(ステップS117)。
一方、通信端末100は、接続された隣接基地局からP信号を受信できなかった場合(ステップS115;No)、並びに、隣接基地局がHO元基地局10aと異なるPGに属する場合には(ステップS116;No)、以下の処理を行う。すなわち、通信端末100は、隣接基地局のPG−IDの登録を行うことなく、隣接基地局のBS−IDのみを基地局情報記憶部102に登録する(ステップS118)。
通信端末100は、全隣接基地局への接続を済ませた場合には(ステップS119;Yes)、PG判定実施フラグに「False(実施不要)」を設定し(ステップS120)、処理をステップS121に移行する。一方、通信端末100は、全隣接基地局への接続を済ませていない場合には(ステップS119;No)、処理をステップS121に移行する。その後、通信端末100は、HO元基地局10aに接続し、スリープ状態となり、処理をステップS103に戻す。つまり、通信端末100は、全隣接基地局への接続を済ませるまで、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。
また、通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合には(ステップS109;Yes)、HO元基地局10aのCINRが閾値γ(<β)よりも低いか否かを判定する(ステップS122)。通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値γ以上である場合には(ステップS122;No)、隣接基地局のCINRを測定し(ステップS123)、スリープ状態となり、処理をステップS103に戻す。
一方、通信端末100は、HO元基地局10aのCINRが閾値γよりも低い場合には(ステップS122;Yes)、ハンドオーバを行うと決定し、以下の処理を行う。すなわち、通信端末100は、基地局情報記憶部102を参照し、複数の隣接基地局の中にHO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局が存在するか否かを判定する(ステップS124)。通信端末100は、複数の隣接基地局の中にHO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局が存在する場合には(ステップS124;Yes)、該隣接基地局をHO先基地局として選定する(ステップS125)。一方、通信端末100は、複数の隣接基地局の中にHO元基地局10aと同一のPGに属する隣接基地局が存在しない場合には(ステップS124;No)、CINRが所定値よりも大きい隣接基地局をHO先基地局として選定する(ステップS126)。
通信端末100は、HO元基地局10aから選定されたHO先基地局へのハンドオーバを実行する(ステップS127)。
上述したように、本実施例によれば、通信端末100の間欠受信期間情報記憶部103は、複数の基地局で形成されるPGを識別するPG−IDを含むP信号をHO元基地局10aから間欠的に受信する間欠受信期間を記憶する。そして、接続制御部106は、HO元基地局10aのCINRが閾値よりも低く、かつ、HO元基地局10aに隣接する複数の隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。そして、PG判定部107は、接続された隣接基地局からP信号を受信したか否か、並びに、受信したP信号に含まれるPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属するか否かを判定する。そして、HO制御部108は、HO元基地局10aからHO先基地局へのハンドオーバを行う際に、複数の隣接基地局のうちHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局をHO先基地局として優先的に選定する。このため、本実施例によれば、通信端末100は、ハンドオーバ後にHO先基地局に対して位置更新処理が実行されることを不要化するとともに、通信端末100がスリープ状態となる期間に行われるPG−IDの取得処理を省略することができる。結果として、本実施例の通信端末100は、ハンドオーバに起因する電力の消費を適切に抑えることができる。
上記実施例1では、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続し、接続された隣接基地局から受信したP信号に含まれるPG−IDを用いて、隣接基地局がHO元基地局と同一のPGに属するか否かを判定する例について説明した。実施例2では、さらに、HO元基地局と同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号に通信端末宛ての動作指示が含まれるか否かを判定し、P信号に含まれると判定された動作指示に基づいて、所定の動作を行う例について説明する。
図9を用いて、実施例2に係る通信端末200の構成について説明する。図9は、実施例2に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。なお、図9では、図3と同様の機能を有するブロックに同一の符号を付し、同様の処理についてはその説明を省略する。図9に示すように、通信端末200は、図3に示した各部に加えて、指示有無判定部210と、動作実行部211とを新たに有する。
PG判定部107は、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定した場合に、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号を指示有無判定部210に出力する。
指示有無判定部210は、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号をPG判定部107から受け取る。指示有無判定部210は、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号に、PG−IDに加えて通信端末200宛ての動作指示が含まれるか否かを判定する。
ここで、指示有無判定部210がP信号に通信端末200宛ての動作指示が含まれるか否かを判定する処理の一例について説明する。指示有無判定部210は、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号からハッシュ値(MS MAC Address Hash)を抽出する。そして、指示有無判定部210は、通信端末200のMAC(Media Access Control)アドレスを以下の式(1)に入力し、得られたg(X)の下位24ビットの値を取得する。
g(X)=X24+X23+X18+X17+X14+X11+X10+X+X+X+X+X+X+1 ・・・(1)
ただし、X:MACアドレス
そして、指示有無判定部210は、ハッシュ値と、g(X)の下位24ビットの値とが一致するか否かを判定し、一致した場合に、通信端末200宛ての動作指示がP信号に含まれると判定する。
また、指示有無判定部210は、P信号に含まれると判定された通信端末200宛ての動作指示、すなわち、P信号においてハッシュ値に連続する動作指示(Action Code)を動作実行部211に出力する。
動作実行部211は、動作指示(Action Code)を指示有無判定部210から受け取る。動作実行部211は、動作指示(Action Code)に基づいて、所定の動作を行う。
図10は、動作指示(Action Code)の内容の一例を示す図である。図10に示すように、動作実行部211は、動作指示(Action Code)が「0b00」である場合には、隣接基地局に対して何らアクションを起こさず、間欠受信を維持する動作を行う。また、動作実行部211は、動作指示(Action Code)が「0b01」である場合には、隣接基地局に対してレンジング処理を行う。また、動作実行部211は、動作指示(Action Code)が「0b10」である場合には、間欠受信を一時停止し、隣接基地局に対してメールデータ等の下りデータの確認処理を行う。
次に、図11を用いて、実施例2に係る通信端末200による処理手順を説明する。図11は、実施例2に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。図11に示す処理は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信したことを契機にして実行される。また、図11において、ステップS201〜S218、S221〜S229は、それぞれ図8に示したステップS101〜S118、S119〜S127に対応するので、ここではその詳細な説明を省略する。
図11に示すように、通信端末200は、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属する場合には(ステップS216;Yes)、以下の処理を行う。すなわち、通信端末200は、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号に、通信端末200宛ての動作指示が含まれるか否かを判定する(ステップS219)。通信端末200は、通信端末200宛ての動作指示がP信号に含まれる場合には(ステップS219;Yes)、P信号に含まれる動作指示に基づいて、所定の動作を実行し(ステップS220)、処理をステップS221に進める。一方、通信端末200は、通信端末200宛ての動作指示がP信号に含まれない場合には(ステップS219;No)、処理をステップS221に進める。
上述したように、本実施例によれば、通信端末200の指示有無判定部210は、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局から受信したP信号に、PG−IDに加えて通信端末200宛ての動作指示が含まれるか否かを判定する。動作実行部211は、P信号に含まれると判定された動作指示に基づいて、所定の動作を行う。このため、本実施例によれば、通信端末200は、隣接基地局から下りデータを受け取るための準備動作をハンドオーバ前に適切に行うことができ、ハンドオーバ後に実行される動作を削減することができる。結果として、本実施例の通信端末200は、ハンドオーバに起因する電力の消費を一層抑えることができる。
上記実施例1では、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続し、PG判定部107による判定処理が実行される時点では、各隣接基地局のCINRが測定されていない例について説明した。実施例3では、PG判定部107による判定処理が実行される前に、各隣接基地局のCINRを測定し、間欠受信期間においてCINRが良い順序で各隣接基地局に順次接続する例について説明する。
図12を用いて、実施例3に係る通信端末300の構成について説明する。図12は、実施例3に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。なお、図12では、図3と同様の機能を有するブロックに同一の符号を付し、同様の処理についてはその説明を省略する。図12に示すように、通信端末300は、図3に示したスキャン処理部109に代えて、スキャン処理部309を有する。また、通信端末300は、図3に示した接続制御部106に代えて、接続制御部306を有する。
スキャン処理部309は、PG判定部107による判定処理が実行される前に、各隣接基地局のCINRを測定する。具体的には、スキャン処理部309は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定めた閾値βよりも低いか否かを判定する。本実施例では、閾値βは、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する際に接続制御部306が利用する閾値αよりも大きいものとする。そして、スキャン処理部309は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合に、通信端末300と隣接基地局との間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、スキャン処理部309は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、間欠受信期間において隣接基地局に接続し、接続した隣接基地局のCINRを測定する。そして、スキャン処理部309は、測定した隣接基地局のCINRを隣接基地局のBS−IDに対応付けて基地局情報記憶部102に登録する。
接続制御部306は、図3に示した接続制御部106に対応する処理を行う。接続制御部306は、以下の処理を行う点で接続制御部106と異なる。すなわち、接続制御部306は、スキャン処理部309によって測定されたCINRが最も良い隣接基地局からCINRが最も悪い隣接基地局へ向かう順序(以下「CINR順」という)で、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。また、接続制御部306は、複数の隣接基地局のうちPG判定部107によってHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局以外の他の隣接基地局への接続を中止する。
具体的には、接続制御部306は、間欠受信期間が到来すると、基地局情報記憶部102を参照し、CINRが最も良い隣接基地局を探索する。本実施例では、接続制御部306は、図4に示した基地局情報記憶部102を参照し、CINRが最も良い隣接基地局である基地局10bを探索したものとする。そして、接続制御部306は、通信端末300と探索したCINRが最も良い基地局10bとの間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、接続制御部306は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、CINRが最も良い基地局10bに接続する。また、接続制御部306は、複数の隣接基地局のうちPG判定部107によってHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局である基地局10b以外の他の隣接基地局への接続を中止する。
次に、図13を用いて、実施例3に係る通信端末300による処理手順を説明する。図13は、実施例3に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。図13に示す処理は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信したことを契機にして実行される。また、図13において、ステップS301〜S307、S315〜S318、S323、S324〜S327は、それぞれ図8に示したステップS101〜107、S113〜S116、S121、S124〜S127に対応するので、ここではその詳細な説明を省略する。
図13に示すように、通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値β(>α)よりも低いか否かを判定する(ステップS308)。通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値β以上である場合には(ステップS308;No)、スリープ状態となり、処理をステップS303に戻す。
一方、通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合には(ステップS308;Yes)、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低いか否かを判定する(ステップS309)。通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値α以上である場合には(ステップS309;No)、隣接基地局のCINRを測定し(ステップS310)、スリープ状態となり、処理をステップS303に戻す。つまり、通信端末300は、PG判定部107による判定処理が実行される前に、各隣接基地局のCINRを測定する。
一方、通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低い場合には(ステップS309;Yes)、HO元基地局10aのCINRが閾値γ(<α)よりも低いか否かを判定する(ステップS311)。通信端末300は、HO元基地局10aのCINRが閾値γ以上である場合には(ステップS311;No)、基地局情報記憶部102を参照し、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みであるか否かを判定する(ステップS312)。
通信端末300は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みである場合には(ステップS312;Yes)、スリープ状態となり、処理をステップS303に戻す。一方、通信端末300は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みでない場合には(ステップS312;No)、PG判定実施フラグに「True(実施要)」を設定し(ステップS313)、処理をステップS303に戻す。
そして、通信端末300は、PG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されている場合には(ステップS304;Yes)、CINR順で隣接基地局に接続する(ステップS314)。
また、通信端末300は、隣接基地局がHO元基地局10aと同一のPGに属する場合には(ステップS318;Yes)、P信号に含まれる隣接基地局のPG−IDを隣接基地局のBS−IDと対応付けて基地局情報記憶部102に登録する(ステップS319)。続いて、通信端末300は、全隣接基地局への接続を済ませる前に、PG判定実施フラグに「False(実施不要)」を設定し(ステップS320)、処理をステップS323へ進める。つまり、通信端末300は、複数の隣接基地局のうちHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局以外の他の隣接基地局への接続を中止する。
一方、通信端末300は、隣接基地局がHO元基地局10aと異なるPGに属する場合には(ステップS318;No)、隣接基地局のPG−IDの登録を行うことなく、隣接基地局のBS−IDのみを基地局情報記憶部102に登録する(ステップS321)。続いて、通信端末300は、全隣接基地局への接続を済ませた場合には(ステップS322;Yes)、処理をステップS320へ進め、全隣接基地局への接続を済ませていない場合には(ステップS322;No)、処理をステップS323へ進める。
上述したように、本実施例によれば、通信端末300のスキャン処理部309は、PG判定部107による判定処理が実行される前に、各隣接基地局のCINRを測定する。接続制御部306は、CINR順で、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。接続制御部306は、複数の隣接基地局のうちPG判定部107によってHO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局以外の他の隣接基地局への接続を中止する。このため、HO元基地局10aと同一のPGに属すると判定された隣接基地局がCINRが最も良い隣接基地局となるので、通信端末300は、CINRが最も良い隣接基地局以外の他の隣接基地局への無駄な接続が行われることを防止することができる。結果として、本実施例の通信端末300は、ハンドオーバに起因する電力の消費を一層抑えることができる。
上記実施例1では、HO元基地局から受信した間欠受信指示(DREG-CMD)に含まれる間欠受信期間を間欠受信期間情報記憶部103に登録し、間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する例について説明した。しかしながら、HO元基地局が自通信端末に対してP信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間に自通信端末と異なる他の通信端末に対してP信号を送信する場合には、自通信端末は、他の間欠受信期間として他の送信期間を取得することが可能である。実施例4では、間欠受信期間だけでなく他の間欠受信期間においても各隣接基地局に順次接続する例について説明する。
図14を用いて、実施例4に係る通信端末400の構成について説明する。図14は、実施例4に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。なお、図14では、図3と同様の機能を有するブロックに同一の符号を付し、同様の処理についてはその説明を省略する。図14に示すように、通信端末400は、図3に示した接続制御部106に代えて、接続制御部406を有する。本実施例では、図1に示したHO元基地局10aは、通信端末400に対してP信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間(以下「P信号の他の送信期間」という)に通信端末400と異なる他の通信端末(不図示)に対してP信号を送信しているものとする。
接続制御部406は、無線制御部101によって間欠受信指示(DREG-CMD)が受信されるまでの期間に、HO元基地局10aから受信されるP信号を無線制御部101から受け取る。接続制御部406は、HO元基地局10aから受信されるP信号の受信履歴を保持する。接続制御部406によって保持されるP信号の受信履歴の一例を図15に示す。図15は、P信号の受信履歴の一例を示す図である。図15に示すように、接続制御部406は、HO元基地局10aから受信されるP信号のフレーム番号をP信号の受信履歴として保持する。
接続制御部406は、自身の保持するP信号の受信履歴と、無線制御部101によって間欠受信期間情報記憶部103に登録された間欠受信期間とに基づいて、P信号の他の送信期間を間欠受信期間と異なる他の間欠受信期間として取得する。
ここで、接続制御部406が他の間欠受信期間を取得する処理の一例について説明する。図16は、実施例4における接続制御部が他の間欠受信期間を取得する処理の一例について説明するための図である。図16の説明では、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間が図5に示すものであるとする。図16に示すように、接続制御部406は、P信号の受信履歴であるP信号のフレーム番号と、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間とに基づいて、P信号の他の送信期間を間欠受信期間と異なる他の間欠受信期間として取得する。例えば、接続制御部406は、P信号のフレーム番号「264」、「464」および「664」と、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間の周期「200」およびオフセット「64」とを比較する。そして、接続制御部406は、比較結果を用いて、他の間欠受信期間の周期「200」およびオフセット「32」を取得する。
また、接続制御部406は、取得した他の間欠受信期間を間欠受信期間とは別に間欠受信期間情報記憶部103に登録する。例えば、接続制御部406は、図16の例で取得した他の間欠受信期間の周期「200」およびオフセット「32」を、図17に示すように、間欠受信指示(DREG-CMD)の間欠受信期間の情報(1行目の情報)とは別に間欠受信期間情報記憶部103に登録する。図17は、間欠受信期間情報記憶部に記憶された他の間欠受信期間の一例を示す図である。なお、図17において、PG−IDおよび間欠受信期間の情報は、他の間欠受信期間と間欠受信指示の間欠受信期間との間で共通であるものとする。
また、接続制御部406は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定められた閾値αよりも低いか否かを判定する。一方で、接続制御部406は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aに隣接する基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信しているか否かを判定する。換言すれば、接続制御部406は、隣接基地局である基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDが基地局情報記憶部102に登録されているか否かを判定する。そして、接続制御部406は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低く、かつ、隣接基地局である基地局10bおよび基地局10c各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間情報記憶部103を参照する。そして、接続制御部406は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間または他の受信期間において各隣接基地局に順次接続する。
具体的には、接続制御部406は、間欠受信期間または他の間欠受信期間が到来すると、通信端末400と基地局10bとの間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、接続制御部406は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、隣接基地局である基地局10bに接続する。そして、接続制御部406は、間欠受信期間または他の間欠受信期間が再び到来すると、通信端末400と基地局10cとの間の無線通信に用いられる周波数を周波数情報記憶部104から取得する。そして、接続制御部406は、周波数情報記憶部104から取得した周波数を無線制御部101に対して設定することにより、隣接基地局である基地局10cに接続する。
次に、図18を用いて、実施例4に係る通信端末400による処理手順を説明する。図18は、実施例4に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。図18に示す処理は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信したことを契機にして実行される。また、図18において、ステップS407〜S430は、それぞれ図8に示したステップS104〜S127に対応するので、ここではその詳細な説明を省略する。なお、ここでは、HO元基地局10aは、通信端末400に対してP信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間に通信端末400と異なる他の通信端末に対してP信号を送信しているものとする。
図18に示すように、通信端末400は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信していない場合には(ステップS401;No)、P信号の受信履歴を保持し(ステップS402)、処理をステップS401に戻す。
一方、通信端末400は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信した場合には(ステップS401;Yes)、間欠受信指示(DREG-CMD)に含まれる間欠受信期間を間欠受信期間情報記憶部103に登録する。そして、通信端末400は、自身の保持するP信号の受信履歴と、間欠受信期間情報記憶部103に登録された間欠受信期間とに基づいて、間欠受信期間と異なる他の間欠受信期間を取得する(ステップS403)。そして、通信端末400は、取得した他の間欠受信期間を間欠受信期間とは別に間欠受信期間情報記憶部103に登録する(ステップS404)。
通信端末400は、間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間および他の間欠受信期間のいずれもが到来していない場合には(ステップS405;No、ステップS406;No)、スリープ状態となり、処理をステップS405に戻す。一方、通信端末400は、間欠受信期間または他の間欠受信期間のいずれかが到来した場合には(ステップS405;Yes、または、ステップS405;No、ステップS406;Yes)、アウェイク状態となり、以下の処理を行う。すなわち、通信端末400は、PG判定部107による判定処理の実施の要否を示すPG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されているか否かを判定する(ステップS407)。通信端末400は、PG判定実施フラグに「False(実施不要)」が設定されている場合には(ステップS407;No)、処理をステップS408に進める。
一方、通信端末400は、PG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されている場合には(ステップS407;Yes)、隣接基地局である基地局10b、10cのいずれかに接続する(ステップS415)。つまり、通信端末400は、HO元基地局10aのCINRが閾値αよりも低く、かつ、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間または他の間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。
上述したように、本実施例によれば、通信端末400の接続制御部406は、P信号の受信履歴と間欠受信期間情報記憶部103に記憶された間欠受信期間とに基づいて、HO元基地局10aのP信号の他の送信期間を他の間欠受信期間として取得する。接続制御部406は、取得した他の間欠受信期間を間欠受信期間とは別に間欠受信期間情報記憶部103に登録する。接続制御部406は、HO元基地局10aのCINRが閾値よりも低く、かつ、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間または他の間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する。このため、HO元基地局10aが通信端末400に対してP信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間に通信端末400と異なる他の通信端末に対してP信号を送信する場合でも、通信端末400は、ハンドオーバに起因する電力の消費を抑えることができる。
上記実施例4では、間欠受信期間または他の間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する処理と、各隣接基地局のCINRを測定する処理とを別個独立の処理として行う例について説明した。実施例5では、間欠受信期間または他の間欠受信期間において隣接基地局のCINRを測定する例について説明する。
図19を用いて、実施例5に係る通信端末500の構成について説明する。図19は、実施例5に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。なお、図19では、図14と同様の機能を有するブロックに同一の符号を付し、同様の処理についてはその説明を省略する。図19に示すように、通信端末500は、図14に示したスキャン処理部109に代えて、スキャン処理部509を有する。
スキャン処理部509は、接続制御部406によって間欠受信期間または他の間欠受信期間において接続された隣接基地局のCINRを測定する。具体的には、スキャン処理部509は、基地局情報記憶部102を参照し、HO元基地局10aのCINRが予め定めた閾値βよりも低いか否かを判定する。そして、スキャン処理部509は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合に、隣接基地局のCINRを測定するスキャン処理を行うと決定し、接続制御部406が間欠受信期間または他の間欠受信期間において隣接基地局に接続したか否かを監視する。そして、スキャン処理部509は、接続制御部406が間欠受信期間または他の間欠受信期間において隣接基地局に接続したことを検出すると、接続制御部406によって間欠受信期間または他の間欠受信期間において接続された隣接基地局のCINRを測定する。
次に、図20を用いて、実施例5に係る通信端末500による処理手順を説明する。図20は、実施例5に係る通信端末による処理手順を示すフローチャートである。図20に示す処理は、HO元基地局10aから間欠受信指示(DREG-CMD)を受信したことを契機にして実行される。また、図20において、ステップS501〜S507、S509〜S511は、それぞれ図18に示したステップS401〜S407、S408〜S410に対応するので、ここではその詳細な説明を省略する。また、図20において、ステップS519〜S525、S527、S528〜S531は、それぞれ図18に示したステップS416〜S422、S424、S427〜S430に対応するので、ここではその詳細な説明を省略する。なお、ここでは、HO元基地局10aは、通信端末500に対してP信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間に通信端末500と異なる他の通信端末に対してP信号を送信しているものとする。
図20に示すように、通信端末500は、PG判定実施フラグに「False(実施不要)」が設定されている場合には(ステップS507;No)、以下の処理を行う。すなわち、通信端末500は、隣接基地局のCINRを測定するスキャン処理の実施の要否を示すスキャン実施フラグに「True(実施要)」が設定されているか否かを判定する(ステップS508)。
通信端末500は、スキャン実施フラグに「False(実施不要)」が設定されている場合には(ステップS508;No)、処理をステップS509に進める。その後、通信端末500は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低いか否かを判定する(ステップS512)。通信端末500は、HO元基地局10aのCINRが閾値β以上である場合には(ステップS512;No)、スリープ状態となり、処理をステップS505に戻す。
一方、通信端末500は、HO元基地局10aのCINRが閾値βよりも低い場合には(ステップS512;Yes)、HO元基地局10aのCINRが閾値γ(<β)よりも低いか否かを判定する(ステップS513)。通信端末500は、HO元基地局10aのCINRが閾値γ以上である場合には(ステップS513;No)、隣接基地局のCINRを測定するスキャン処理を行うと決定し、スキャン実施フラグに「True(実施要)」を設定する(ステップS514)。
通信端末500は、基地局情報記憶部102を参照し、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みであるか否かを判定する(ステップS515)。通信端末500は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みである場合には(ステップS515;Yes)、スリープ状態となり、処理をステップS505に戻す。
一方、通信端末500は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信済みでない場合には(ステップS515;No)、PG判定実施フラグに「True(実施要)」を設定し(ステップS516)、処理をステップS505に戻す。つまり、通信端末500は、隣接基地局各々のPG−IDをHO元基地局10aから受信していない場合に、間欠受信期間または他の間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する処理(ステップS517〜S527)に移行する。
そして、通信端末500は、PG判定実施フラグに「True(実施要)」が設定されているか、または、スキャン実施フラグに「True(実施要)」が設定されている場合には(ステップS507;Yes、ステップS508;Yes)、以下の処理を行う。すなわち、通信端末500は、隣接基地局である基地局10b、10cのいずれかに接続する(ステップS517)。つまり、通信端末500は、間欠受信期間または他の間欠受信期間において隣接基地局に接続する。続いて、通信端末500は、間欠受信期間または他の間欠受信期間において接続された隣接基地局のCINRを測定し(ステップS518)、処理をステップS519に進める。
その後、通信端末500は、全隣接基地局への接続を済ませた場合には(ステップS525;Yes)、PG判定実施フラグおよびスキャン実施フラグに「False(実施不要)」を設定し(ステップS526)、処理をステップS527に移行する。
上述したように、本実施例において、通信端末500のスキャン処理部509は、接続制御部406によって間欠受信期間または他の間欠受信期間において接続された隣接基地局のCINRを測定する。このため、通信端末500は、間欠受信期間または他の間欠受信期間において各隣接基地局に順次接続する処理と、各隣接基地局のCINRを測定する処理とを一連の処理として実行することができ、全体処理を効率化することができる。結果として、本実施例の通信端末500は、ハンドオーバに起因する電力の消費を一層抑えることができる。
〔ハードウェア構成〕
次に、図21を参照して、上記実施例1〜5に係る通信端末のハードウェア構成について説明する。図21は、通信端末のハードウェア構成図である。
通信端末は、図21に示すように、メモリ601、プロセッサ602、アンテナ603、RF(Radio Frequency)回路604、タッチパネル605およびLCD(Liquid Crystal Display)606を有する。メモリ601、RF回路604、タッチパネル605およびLCD606は、それぞれプロセッサ602と接続されている。また、アンテナ603は、RF回路604と接続されている。
メモリ601は、記憶装置である。メモリ601は、図3に示した無線制御部101、測定部105、接続制御部106、PG判定部107、HO制御部108およびスキャン処理部109などによる処理を実現する各種プログラムを記憶している。また、メモリ601は、図9に示した指示有無判定部210および動作実行部211などによる処理を実現する各種プログラムを記憶している。また、メモリ601は、図12に示した接続制御部306およびスキャン処理部309などによる処理を実現する各種プログラムを記憶している。また、メモリ601は、図14に示した接続制御部406などによる処理を実現する各種プログラムを記憶している。また、メモリ601は、図19に示したスキャン処理部509などによる処理を実現する各種プログラムを記憶している。
RF回路604は、アンテナ603を介して基地局10a〜10cと通信を行う。例えば、RF回路604、プロセッサ602およびメモリ601により、図3に示した無線制御部101の機能が実現される。
また、プロセッサ602およびメモリ601は、例えば、図3に示した無線制御部101、測定部105、接続制御部106、PG判定部107、HO制御部108およびスキャン処理部109などの機能を実現する。また、プロセッサ602およびメモリ601は、例えば、図9に示した指示有無判定部210および動作実行部211などの機能を実現する。また、プロセッサ602およびメモリ601は、例えば、図12に示した接続制御部306およびスキャン処理部309などの機能を実現する。また、プロセッサ602およびメモリ601は、例えば、図14に示した接続制御部406などの機能を実現する。また、プロセッサ602およびメモリ601は、例えば、図19に示したスキャン処理部509などの機能を実現する。
例えば、プロセッサ602は、メモリ601に記憶されている各種プログラムを読み出して、メモリ601上に各種機能を実現するプロセスを生成する。そして、プロセッサ602は、各部と共に、メモリ601上に生成されたプロセスを実行することで、各種処理を行う。
10a〜10c 基地局
100、200、300、400、500 通信端末
101 無線制御部
102 基地局情報記憶部
103 間欠受信期間情報記憶部
104 周波数情報記憶部
105 測定部
106、306、406 接続制御部
107 PG判定部
108 HO制御部
109、309、509 スキャン処理部
210 指示有無判定部
211 動作実行部

Claims (6)

  1. 複数の基地局で形成されるグループを識別するグループ識別情報を含む信号をハンドオーバ元の基地局から間欠的に受信する間欠受信期間を記憶する記憶部と、
    前記基地局の電波の受信品質が閾値よりも低く、かつ、前記基地局に隣接する複数の隣接基地局各々の前記グループ識別情報を前記基地局から受信していない場合に、前記間欠受信期間において各前記隣接基地局に順次接続する接続制御部と、
    接続された前記隣接基地局から前記信号を受信したか否か、並びに、受信した前記信号に含まれる前記グループ識別情報を用いて、前記隣接基地局が前記基地局と同一の前記グループに属するか否かを判定するグループ判定部と、
    前記基地局からハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバを行う際に、複数の前記隣接基地局のうち前記基地局と同一の前記グループに属すると判定された前記隣接基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として優先的に選定するハンドオーバ制御部と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 複数の前記隣接基地局のうち前記基地局と同一の前記グループに属すると判定された前記隣接基地局から受信した前記信号に、前記グループ識別情報に加えて自装置宛ての動作指示が含まれるか否かを判定する指示有無判定部と、
    前記信号に含まれると判定された前記自装置宛ての動作指示に基づいて、所定の動作を行う動作実行部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記グループ判定部による判定処理が実行される前に、各前記隣接基地局の電波の受信品質を測定するスキャン処理部をさらに備え、
    前記接続制御部は、前記スキャン処理部によって測定された電波の受信品質が最も良い前記隣接基地局から電波の受信品質が最も悪い前記隣接基地局へ向かう順序で、前記間欠受信期間において各前記隣接基地局に順次接続し、複数の前記隣接基地局のうち前記グループ判定部によって前記基地局と同一の前記グループに属すると判定された前記隣接基地局以外の他の隣接基地局への接続を中止することを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末装置。
  4. 前記基地局は、当該通信端末装置に対して前記信号を送信する送信期間と異なる他の送信期間に当該通信端末装置と異なる他の通信端末装置に対して前記信号を送信し、
    前記接続制御部は、前記信号の受信履歴と前記記憶部に記憶された前記間欠受信期間とに基づいて、前記間欠受信期間と異なる他の間欠受信期間として前記他の送信期間を取得し、取得した前記他の間欠受信期間を前記間欠受信期間とは別に前記記憶部に登録し、さらに、前記基地局の電波の受信品質が閾値よりも低く、かつ、前記基地局に隣接する複数の隣接基地局各々の前記グループ識別情報を前記基地局から受信していない場合に、前記間欠受信期間または前記他の間欠受信期間において各前記隣接基地局に順次接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信端末装置。
  5. 前記スキャン処理部は、前記接続制御部によって前記間欠受信期間または前記他の間欠受信期間において接続された前記隣接基地局の電波の受信品質を測定することを特徴とする請求項4に記載の通信端末装置。
  6. 通信端末装置によって実行される通信制御方法であって、
    複数の基地局で形成されるグループを識別するグループ識別情報を含む信号をハンドオーバ元の基地局から間欠的に受信する間欠受信期間を記憶する記憶部を備える前記通信端末装置は、
    ハンドオーバ元の基地局の電波の受信品質が閾値よりも低く、かつ、前記基地局に隣接する複数の隣接基地局各々の前記グループ識別情報を前記基地局から受信していない場合に、前記間欠受信期間において各前記隣接基地局に順次接続し、
    接続された前記隣接基地局から前記信号を受信したか否か、並びに、受信した前記信号に含まれる前記グループ識別情報を用いて、前記隣接基地局が前記基地局と同一の前記グループに属するか否かを判定し、
    前記基地局からハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバを行う際に、複数の前記隣接基地局のうち前記基地局と同一の前記グループに属すると判定された前記隣接基地局を前記ハンドオーバ先の基地局として優先的に選定する
    ことを含んだことを特徴とする通信制御方法。
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