JP2013254139A - レンズシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ装置の画角特性に合わせた調整位置の設定ができ、設定した調整位置で複数のレンズ間の位置を調整することを可能にした撮像装置を提供する。
【解決手段】 ズーミングに際して移動する第1、2変倍レンズユニットと、該第1、2変倍レンズユニットを駆動する第1、2ズーム駆動手段と、合焦調節に際して移動する第1、2フォーカスレンズユニットと、該第1、2フォーカスレンズユニットを駆動する第1、2フォーカス駆動手段と、を備え、前記第1、2フォーカスレンズユニットが第1被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第1のレンズ装置の画角と前記第2レンズ装置の画角とが同じになるような前記第1、2変倍レンズユニットの位置を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1、2変倍レンズユニットの位置に基づいて、前記第1、2変倍レンズユニットを制御する制御手段、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2つのレンズ装置を含むレンズシステムに関し、特に立体撮影で2つのレンズ装置を運用するレンズシステムのレンズ装置間の調整に関するものである。
テレビ撮影に用いられる撮影システムは、テレビカメラとテレビレンズから構成されている。このテレビレンズとテレビカメラを複数台用いて、立体映像を撮影する立体撮影システムが知られている。近年、映画やスポーツ中継等、様々な分野で立体撮影システムが用いられ、一般の家庭でも立体映像を見ることが可能となっている。
上述したように、立体撮影システムは複数の撮影システムから構成されており、各撮影システムで撮影した画像を合わせこむことで、立体的に映像を見ることができる。そのため、左右の2つの画像に微妙なズレが発生するだけで、視聴者に違和感や疲労感を与えてしまう。
従来、立体撮影システムにおいて、構成される撮影システムの間で画像にズレが発生しないよう調整を行う必要があった。
例えば、特許文献1では左右2つのテレビレンズ(以下、レンズ装置)に対し、操作部材からレンズの駆動機構における作動状態を作動方向毎に補正し、操作部材に補正データを記憶する技術が開示されている。
特開2008−223607号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、記憶した補正データを操作部材に所持するため、レンズ装置の調整が可能な専用の操作部材を使用しなければならない。また、操作対象であるレンズ装置が変わると再度調整を行う必要があり、補正データもレンズ装置に依存してしまう。
さらに、レンズ装置には図3(a)に示すようなレンズ固有の変倍レンズユニット位置−画角特性がある。特に画角の可変範囲が広いレンズ位置では、調整する位置を多く設定する必要があり、ユーザが任意で調整を行う方法では、変倍レンズユニットの駆動範囲全域(画角の全可変範囲)で均一に画角調整をするのは困難である。また、調整位置をユーザが決めるため、ユーザにより調整具合のばらつきが生じ、調整の再現性がないという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、ユーザによらずレンズ装置の画角特性に合わせた調整位置の設定が半自動的にでき、設定した調整位置で複数のレンズ間の画角調整を、容易にかつ均一にすることを可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のレンズシステムは、第1及び第2のレンズ装置を備えるレンズシステムであって、該第1のレンズ装置は、ズーミングに際して移動する第1の変倍レンズユニットと、該第1の変倍レンズユニットを駆動する第1のズーム駆動手段と、合焦調節に際して移動する第1のフォーカスレンズユニットと、該第1のフォーカスレンズユニットを駆動する第1のフォーカス駆動手段と、を備え、該第2のレンズ装置は、ズーミングに際して移動する第2の変倍レンズユニットと、該第2の変倍レンズユニットを駆動する第2のズーム駆動手段と、合焦調節に際して移動する第2のフォーカスレンズユニットと、該第2のフォーカスレンズユニットを駆動する第2のフォーカス駆動手段と、を備え、前記第1、2のフォーカスレンズユニットが第1の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第1のレンズ装置の画角と前記第2のレンズ装置の画角とが同じになるような前記第1、2の変倍レンズユニットの位置を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1、2の変倍レンズユニットの位置に基づいて、前記第1、2の変倍レンズユニットを制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによらずレンズ装置の画角特性に合わせた調整位置の設定が半自動的にでき、設定した調整位置で複数のレンズ間の画角調整を容易にかつ均一にすることを可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1の構成を表すブロック図である。 本発明の実施例1における調整モード全体のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるレンズ装置の画角特性である。 本発明の実施例1における調整位置設定時のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるレンズ間調整時のフローチャートである。 本発明の実施例1における記憶部に記憶されるデータ表と、マスターレンズとスレーブレンズの画角特性である。 本発明の実施例2、3の構成を表すブロック図である。 本発明の実施例2における調整位置数選択モードに対応した調整位置の数を示した表である。 本発明の実施例2における各調整位置数選択モードにおける調整位置を示した図である。 本発明の実施例2における調整位置設定時のフローチャートである。 本発明の実施例3における調整モード全体のフローチャートである。 本発明の実施例3におけるレンズ微調整モードのフローチャートである。 本発明の実施例3におけるレンズ微調整モード前後の調整設定位置と、スレーブレンズの記憶データである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図1〜6を参照して、本発明の第1の実施例によるレンズシステムについて説明する。
本実施例のレンズシステムは、光学ズーム比が17である2つのレンズ装置を含む。
図1は本実施例のレンズシステムを含む撮影システムの機能ブロック図である。本実施例の撮影システムは、レンズ装置A100(第1のレンズ装置)とレンズ装置B200(第2のレンズ装置)からなるレンズシステム、カメラ装置A300、カメラ装置B400、立体映像撮影システム500、操作装置600から構成される。
レンズ装置A100は、主として、フォーカスレンズユニット101(第1のフォーカスレンズユニット)、変倍レンズユニット102(第1の変倍レンズユニット)、アイリス103、演算部(第1の制御手段)110、画角演算部(第1の画角演算手段)111、記憶部(記憶手段)112、通信部113、立体撮影判定部114、スイッチ115から構成される。
フォーカスレンズユニット(合焦用レンズユニット)101は物体距離(合焦する被写体までの距離、被写体距離)を変化させて合焦調節をするレンズ、変倍レンズユニット(ズーミング時に移動する変倍レンズユニット)102は焦点距離(倍率)を変化させるレンズ、アイリス103は光量を調整する絞り部である。
フォーカスレンズユニット101には、フォーカスレンズユニット101を光軸方向に駆動するフォーカス駆動部(第1のフォーカス駆動手段)104、フォーカスレンズユニット101の位置を検出するフォーカス位置検出部(第1のフォーカス位置検出手段)105が接続されている。変倍レンズユニット102には、変倍レンズユニット102を光軸方向に駆動するズーム駆動部(第1のズーム駆動手段)106、変倍レンズユニット102の位置を検出するズーム位置検出部(第1のズーム位置検出手段)107が接続されている。又、アイリス103には、アイリス103を駆動するアイリス駆動部108、アイリス103の状態(位置)を検出するアイリス位置検出部109が接続されている。フォーカス位置検出部105、ズーム位置検出部107、アイリス位置検出部109は、それぞれエンコーダ、又はポテンショメータ等で構成される。ズーム位置検出部107のエンコーダは、変倍レンズユニット102の駆動に伴い、パルス信号を演算部110に出力する。
演算部(第1の制御手段)110は、フォーカス駆動部104に駆動信号を出力し、フォーカスレンズユニット101を駆動する。同様に、ズーム駆動部106に駆動信号を出力し変倍レンズユニット102を駆動し、また、アイリス駆動部108に駆動信号を出力し、アイリス103を駆動する。
画角演算部111(第1の画角演算手段)は、フォーカスレンズユニット101と変倍レンズユニット102の位置情報から画角を算出する。
記憶部112はメモリであり、記憶するデータの詳細は後に説明する。
通信部113は、レンズ装置B200、カメラ装置A300、操作装置600と通信を行う。また、立体撮影を行うか否かの信号をカメラ装置A300から受信し、立体撮影判定部114に送信する。
立体撮影判定部114は、通信部113からの信号により、立体撮影を行うか否かを判定する。
スイッチ115はユーザからの入力を受け付けるスイッチであり、レンズ装置間の調整処理を実行するためのトリガを与えるスイッチである。
レンズ装置B(第2のレンズ装置)200はレンズ装置A100と同様の構成を有し、レンズ装置A100のフォーカスレンズユニット101〜スイッチ115に対応するフォーカスレンズユニット201〜スイッチ215(第2のフォーカスレンズユニット、第2の変倍レンズユニット、第2のフォーカス駆動手段、第2のズーム駆動手段、第2のフォーカス位置検出手段、第2のズーム位置検出手段、第2の画角演算手段等を含む)(不図示)を有する。
なお、レンズ装置B200におけるスイッチ215は、ユーザからの入力を受け付けるスイッチであり、後述するように、画角調整後に、画角調整した結果を記憶させるためのトリガを与えるスイッチである。
カメラ装置A300は、レンズ装置A100、立体映像撮影システム500と接続しており、立体映像撮影システム500からの信号をレンズ装置A100に送信する。
カメラ装置B400はカメラ装置A300と同様の構成である。図示するように、レンズ装置B200、立体撮影システム500と接続しており、立体映像撮影システム500からの信号をレンズ装置B200に送信する。
立体映像撮影システム500は、カメラ装置A300、カメラ装置B400と接続しており、立体撮影状態であるか否かをカメラ装置A300、カメラ装置B400に送信する。
操作装置600は、レンズ装置A100と接続しており、ユーザから操作された場合、操作指令をレンズ装置A100に送信する。更に、操作指令はレンズ装置A100の通信部113からレンズ装置B200へ送られる。
操作装置600から操作指令信号を直接受信するレンズ装置A100を主レンズ(以下、「マスターレンズ」とも記す)、マスターレンズから指令信号を受信するレンズ装置B200を従レンズ(以下、「スレーブレンズ」とも記す)とする。
図2は、本実施例で行う立体撮影システムの調整モード全体のフローチャートである。なお、立体撮影システムは、立体撮影を実行する立体撮影モードと調整モードを有し、調整モードにおいて、レンズ装置A100の演算部110及びレンズ装置B200の演算部はレンズ装置間の調整処理が実行可能となる。
レンズ装置の電源ONになると、調整処理のフローが開始される。
S201では、マスターレンズであるレンズ装置A100のスイッチ115の状態がONである場合S202に進み、そうでなければS206に進む。
S202では、通信部113からの信号により立体撮影判定部114で判断された立体撮影モードであるか否かによって、立体撮影モードであればS203に進み、そうでなければS206に進む。
S203では、調整モードに移行して、S204に進む。
S204では、レンズ装置A100が画角演算部111により、自身の画角特性から調整位置設定を行う、調整位置設定処理を実行し、S205に進む。
S205では、レンズ装置A100とレンズ装置B200の位置の調整を行う、レンズ間調整処理を実行し、S206に進む。
S206では、調整モードを解除して、通常の撮影が可能な状態となる。
撮影可能状態では、操作装置600からレンズ装置A100に操作指令が送信されると、レンズ装置A100は、受信した操作指令を位置情報とする指令をレンズ装置B200に送信する。レンズ装置B200は、受信した位置情報に対応する、S208のレンズ間調整で記憶した位置情報を目標位置として、位置指令をズーム駆動部206に出すことで、駆動する。
図3は、レンズ装置A100の画角特性である。図3(a)に図示するように、本実施例で例示する変倍レンズユニット102は倍率が17倍であるので、広角端の時に画角α、望遠端の時に画角α/17である。図3(b)は、βを、0<β<1、の範囲にある任意の変化率、iを基準位置からの設定位置番号としたとき、基準位置である広角端の画角αからα×βごと変化した画角(α(1−iβ))における変倍レンズユニット位置(dir)を示す。図2中のS204の調整位置設定処理では、マスターレンズにおいて、広角端の画角αに対する比率である画角比1−iβを用いて、調整位置の設定を行う。図中d0r〜dnrは、調整位置設定モードで設定した調整位置である。
すなわち、レンズ装置A100の変倍レンズユニットの位置の変化量に対する画角の変化率の高い領域は、画角の変化率が相対的に低い領域よりも、変倍レンズユニットの位置に対して高い密度で、調整位置が設定され配置されている。
次に、調整位置設定処理について、説明する。
図4は、レンズ装置A100における調整位置設定処理のサブルーチン(図2のS204に対応)のフローチャートである。
S401では、基準位置(フォーカスレンズユニット101が至近端、変倍レンズユニット102が広角端とする)の時の変倍レンズユニットの位置情報を記憶部112から読み出す。
S402では、画角演算部111にて画角を算出して、S403に進む。
S403では、S402で算出した画角情報と、変倍レンズユニット102の位置情報を記憶部112に記憶後、S404に進む。
S404では、インデックスiを1に初期化しS405に進む。
S405では、広角端の画角に対し、画角比(1−iβ)に対応する画角における変倍レンズユニット102の位置を、画角演算手段にて算出される画角と変倍レンズユニットの位置との関係に基づき演算し、S406に進む。
S406では、S405で算出した変倍レンズユニット102の位置情報を記憶部112に記憶し、S407に進む。S407では、インデックスiをインクリメントする。
S408では、画角比が(1−iβ)に対応する画角が、望遠端の画角より小さいか否かを判断し、小さければS409に進み、そうでなければS405に戻る。
S409では、設定位置数nとしてi−1を記憶部112に記憶し、調整位置設定の処理を終了する。
以上のフローにより、調整位置の設定が完了し、S205に進む。
図5は、図2中のS205に示すレンズ間調整処理のレンズ装置A100とレンズ装置B200のフローチャートである。図5の(a)はレンズ装置A100、図5の(b)はレンズ装置B200における処理のフローチャートである。
まず、図5の(a)に示したレンズ装置A100における処理のフローチャートから説明する。
S501では、フォーカスレンズユニット101、変倍レンズユニット102を基準位置(本実施例では、至近端/広角端に対応する位置)に駆動し、S502に進む。
S502では、調整設定位置番号iを1に初期化する。
S503では、S407で記憶された調整設定位置数iに対応する変倍レンズユニット位置に変倍レンズユニットを駆動する。S504では、通信部113よりスレーブレンズであるレンズ装置B200に、S503で駆動後の変倍レンズユニット102の位置情報を送信する。S505では、調整設定位置番号iをインクリメントしてS506に進む。
S506では、スレーブレンズであるレンズ装置B200からの位置記憶通知を受信するまで待つ。
S507では、調整設定位置数iがS409で記憶された設定位置数nより大きい場合は、S508に進み、そうでなければS503に戻る。
S508では、レンズ装置B200に全調整完了通知を送信し、レンズ間調整を終了する。
次に、図5の(b)に示したレンズ装置B200における処理のフローチャートを説明する。
S511では、マスターレンズのレンズ装置A100からの位置情報通知を受信するまで待つ。
S512では、受信した位置情報を記憶部212に記憶した後、調整可能状態に移行して、S513に進む。調整可能状態に移行することで、ユーザはレンズ装置A100とレンズ装置B200の画像を確認しながら、レンズ装置B200の変倍レンズユニット202の画角をマニュアルで調整することができる。画角調整後、ユーザがスイッチ215を押すと、第2の制御手段である演算部210に記憶指示が出力される。
S513では、ユーザからの変倍レンズユニット位置の記憶指示があるまで待つ。
S514では、記憶指示された変倍レンズユニット位置を、レンズ装置A100から受信した位置情報と対応付けて記憶部212に記憶した後、S515に進み、レンズ装置A100に位置記憶通知を送信する。
S516では、レンズ装置A100からの全調整完了通知を受信した場合は処理を終了し、そうでなければS511に戻る。
図6に、記憶部に記憶する記憶データを示す。図6(a)は、図4のフローチャートで示した調整位置設定により、レンズ装置A100の記憶部112に記憶されるデータである。図6(b)は、図5のフローチャートで示したレンズ間調整により、レンズ装置B200の記憶部212に記憶されるデータである。図示するように、図5のS512で受信したレンズ装置A100の位置と、図5のS514で記憶した位置データを対応させた位置変化特性を作成している。図6(c)は、レンズ装置A100と、レンズ装置B200の画角特性を比較したものである。図6(c)の画角特性のうち、2点鎖線で示した曲線がレンズ装置A100、実線で示した曲線がレンズ装置B200である。スレーブレンズは、撮影時にマスターレンズからの位置指令d1を受信すると、この位置変化特性を参照して位置情報d1rに変換し、変換した位置d1rへ変倍レンズユニットを駆動する。
以上より、レンズ装置が自身の画角特性に基づき、任意の画角変化率毎に調整位置を設定することで、操作装置や人に依存しない調整位置の設定を可能にした。本実施例では、調整時のフォーカスレンズユニット位置を至近端(第1の被写体距離)に対応する位置(第1の位置)としたが、至近端以外の任意の位置(第2の被写体距離)に対応する位置(第2の位置)、または複数の位置で調整を行っても良い。また、スイッチにより調整モードへの移行を行ったが、これに限らずその他のイベントをトリガとして行っても良い。例えば、2本のレンズ装置の画角調整状態を記憶しておき、レンズ接続時に画角調整を行っていないと判断した場合、すなわち、レンズ装置の接続状態とレンズシステムの調整状態により、自動で調整モードへ移行しても良い。
本実施例においては、レンズ間調整後のデータをスレーブレンズ(第2のレンズ装置、レンズ装置B200)側に記憶させたが、マスターレンズ(第1のレンズ装置、レンズ装置A100)側に記憶させても良い。その場合には、スレーブレンズは、ユーザからの記憶指示により、スレーブレンズの変倍レンズユニットの位置情報と記憶指示をマスターレンズに出力し、マスターレンズは、スレーブレンズからの記憶指示により、マスターレンズの変倍レンズユニットの位置情報とスレーブレンズから受信した変倍レンズユニットの位置情報を対応付けて記憶する。
さらに、レンズ間の通信データ、記憶データをレンズ装置の位置情報としたが、画角情報としても良い。また、変倍レンズユニットとフォーカスレンズユニットに基づき調整位置の設定を行ったが、位置を調整する対象は変倍レンズユニットのみでも良い。さらに、使用する変倍レンズユニットは、任意の倍率θで良い。ここで、変倍レンズユニットのみについて位置調整を行う場合には、両レンズ装置のユニットの位置が互いに同じになる(同一の被写体距離の物体に対して合焦する状態にする)ようにした上で、変倍レンズユニットの位置調整を行うことが望ましい。たとえば、フォーカスレンズユニットは至近端(或いは無限遠)に位置する物体に対して合焦するようにした上で、(各画角において)変倍レンズユニットの位置を調整し、使用する際にはフォーカスレンズユニットの位置変化による画角変化は事前に入力されている初期設定値等を用いる。このようにすれば、調整にかかる時間を大幅に短縮することができる。或いは、フォーカスレンズユニットの位置を、至近端に合焦する場合と、無限遠に合焦する場合と、その中間位置に合焦する場合、との3つの場合(このうち2つでも良い)において調整しても構わない。いずれにしても、両レンズ装置の変倍レンズユニットの位置を調整する際には、フォーカスレンズユニットを実質的に互いに同じ位置(実質的に同じ被写体距離の物体に合焦する状態)にしておくことが望ましい。
本実施例によれば、レンズ装置の画角特性に基づいて、半自動で調整位置の設定が可能となり、運用性の向上が図られる。
以下、図7〜10を参照して、本発明の第2の実施例による、光学機器について説明する。実施例1と同一の機能構成は、同一の符号を付け、説明は省略する。
又、本実施例では実施例1と同様、光学ズーム比が17であるレンズ装置を用いる。
図7は本実施例の撮影システムの機能ブロック図である。実施例1で用いた図1と比較し、レンズ装置A100に調整位置数選択部116と表示部117が追加されている点が異なる。また、図示されていないが、レンズ装置B200には、レンズ装置A100の調整位置数選択部116と表示部117に対応する、調整位置数選択部216と表示部217が構成されている。
図7において、調整位置数選択部116は、調整位置設定モードにて設定する調整位置の数を選択可能なスイッチである。
表示部117は、レンズ装置A100の設定情報を表示可能な表示部であり、調整モード中は、ユーザから調整位置数選択部116にて設定されている調整位置数の設定を、表示している。
図8は、調整位置数選択部116にて選択できる調整位置数選択モードと、調整位置数選択モードに対応した調整位置の数を示した表である。図示するように、調整位置数選択モードにはHigh、Middle、Lowの3つのモードがある。各モードでの調整位置数は、Highモードがn、Middleモードがnより小さいm、Lowモードがmより小さいlとなっている。
図9は、レンズ装置A100の画角特性に対応した、各調整位置数選択モードにおける調整位置を示した図である。図9(a)はHighモード、図9(b)はMiddleモード、図9(c)はLowモード時の、調整設定位置を示している。図示するように、どのモードにおいても一定の画角変化率で調整位置の設定を行う。本実施例では、Middleモードの場合を例示して説明する。
本実施例で行う立体撮影システムの調整モード全体の処理は、図2に示した実施例1のフローチャートと同様である。
本実施例における、S204の調整位置設定のサブルーチンを図10に示す。本実施例における調整位置設定のサブルーチンは、図4における調整位置設定のサブルーチンに対し、S401とS402の間にS1101の調整位置数を記憶部から読み出す処理が入っている点において異なる。
S401で、調整位置設定モードに移行すると、S1101に進む。
S1101では、調整位置数選択部116で選択された調整位置数を記憶部112から読み出し、S402に進む。
以後、図4と同様のフローに従う。
以上のフローにより、調整位置の設定が完了し、図2中のS205のレンズ間調整モードに移行できる。レンズ間調整モードでは、実施例1と同様に、図5のフローチャートに従って調整を行うことで、立体映像の撮影を行うことが可能となる。
以上より、調整位置数を選択設定することで、レンズ装置の画角変化の大きさに対して最適な調整位置数でのレンズ間調整をすることを可能とした。本実施例では、調整時のフォーカスレンズユニット位置を至近端としたが、至近端以外の任意の位置、または複数の位置で調整を行っても良い。また、スイッチにより調整モードへの移行を行ったが、これに限らずその他のイベントをトリガとして行っても良い。例えば、2本のレンズ装置の画角調整状態を記憶しておき、レンズ接続時に画角調整を行っていないと判断した場合、すなわち、レンズ装置の接続状態とレンズシステムの調整状態により、自動で調整モードへ移行しても良い。さらに、レンズ間調整後のデータをスレーブレンズ側に記憶させたが、マスターレンズ側に記憶させても良い。さらに、レンズ間の通信データ、記憶データをレンズ装置の位置情報としたが、画角情報としても良い。また、変倍レンズユニットとフォーカスレンズユニットに基づき調整位置の設定を行ったが、変倍レンズユニットのみでも良い。さらに、使用する変倍レンズユニットは、任意の倍率θで良い。さらに、設定位置数選択の各モードでは、設定位置数を固定としたが、表示部等から設定位置数を調整可能としても良い。
本実施例によれば、レンズ装置の画角特性に基づいて、半自動で調整位置の設定が可能となり、運用性の向上が図られる。
以下、図5〜8、11〜13を参照して、本発明の第3の実施例による、光学機器について説明する。実施例1、2と同一の機能構成は、同一の符号を付け、説明は省略する。
又、本実施例では実施例1、2と同様、光学ズーム比が17であるレンズ装置を用いる。
本実施例では、実施例2と同様、図7の構成を用いる。また調整位置数の選択は、実施例2と同様に図8のMiddleモードを例示して用いる。
図11は、本実施例で行う立体撮影システムの調整モード全体のフローチャートであり、図2に示した実施例1での調整モード全体のフローチャートと比較してS1101が追加されている。
S201〜S205は図2と同様のフローである。
S205のレンズ間調整が完了後、S1101に進む。
S1101では、ユーザが選択した任意のレンズ位置においてレンズ間調整を実施する、レンズ位置微調整処理を実施し、S206に進む。
S206では、調整モードを解除して撮影可能状態となる。
本実施例では、調整位置設定モードは実施例2と同様に、図10のフローに従い、レンズ間調整モードは、実施例1、2と同様に、図5のフローに従って調整を行う。
次に、図11中のS1101で示した、レンズ位置微調整処理について説明する。
図12に、レンズ位置微調整処理のフローチャートを示す。図12(a)はレンズ装置A100、図12(b)はレンズ装置B200における処理のフローチャートである。
まず、図12(a)のレンズ装置A100の処理から説明する。
S1201で、ユーザからレンズ微調整モード完了の指示があるか否か判断し、指示があればS1205に進み、そうでなければS1202に進む。
S1202では、ユーザからレンズ位置微調整処理を実施する(不図示の微調整位置設定手段によって設定された)微調整位置を指定する指示があるか否か判断し、指示があればS1203に進み、そうでなければS1201に戻る。
S1203では、S1202で微調整位置を指定する位置指定指示のあった位置データ(微調整位置)をレンズ装置B200に送信し、S1204に進む。
S1204では、レンズ装置B200からの位置記憶通知があるか否か判断し、通知があればS1201に戻り、通知がなければS1204に戻る。
S1205では、レンズ微調整完了をレンズ装置B200に送信し、S1206に進む。
S1206では、レンズ位置微調整処理を完了し、図11のS206に進む。
次に、図12(b)ののレンズ装置B200の処理説明をする。
S1207で、レンズ装置A100からのレンズ微調整モード完了通知があるか否か判断し、通知があればS1211に進み、通知がなければS1208に進む。
S1208では、レンズ装置A100からレンズ位置微調整処理の微調整位置を通知する位置情報通知があるか否か判断し、通知があればS1209に進み、通知がなければS1207に戻る。
S1209では、ユーザから記憶指示があるか否か判断し、記憶指示があればS1210に進み、記憶指示がなければS1209に戻る。
S1210では、S1209で記憶指示のあった位置を記憶部212に記憶後、レンズ装置A100に位置記憶通知を送信し、S1207に戻る。
S1211では、レンズ位置微調整処理を完了し、図11のS206に戻る。
以上のフローにより、レンズ間調整実行後、レンズ間で任意の位置の微調整を行うことができる。
図13は、本実施例のレンズ微調整モード後の調整設定位置と、記憶データを示す。図13(a)は、画角特性に対応した調整設定位置であり、図13(b)は、マスターレンズの調整設定位置記憶データ、図13(c)は、レンズ微調整後のスレーブレンズの記憶データである。図13(a)中、γはレンズ微調整モードにて微調整した位置の画角である。図9(b)と比較し、図13に示すように画角γのズーム位置(dγr)が追加されている。
以上より、任意の位置での調整設定をすることで、レンズ装置の機械的、また光学的な個体差による位置誤差を微調整することを可能とした。本実施例では、調整時のフォーカスレンズユニット位置を至近端(第1の被写体距離)に対応する位置(第1の位置)としたが、至近端以外の任意の位置(第2の被写体距離)に対応する位置(第2の位置)、または複数の位置で調整を行っても良い。また、スイッチにより調整モードへの移行を行ったが、これに限らずその他のイベントをトリガとして行っても良い。例えば、2本のレンズ装置の画角調整状態を記憶しておき、レンズ接続時に画角調整を行っていないと判断した場合、すなわち、レンズ装置の接続状態とレンズシステムの調整状態により、自動で調整モードへ移行しても良い。
さらに、レンズ間調整後のデータをスレーブレンズ側に記憶させたが、マスターレンズ側に記憶させても良い。さらに、レンズ間の通信データ、記憶データをレンズ装置の位置情報としたが、画角情報としても良い。また、変倍レンズユニットとフォーカスレンズユニットに基づき調整位置の設定を行ったが、変倍レンズユニットのみでも良い。さらに、使用する変倍レンズユニットは、任意の倍率θで良い。さらに、設定位置数選択の各モードでは、設定位置数を固定としたが、表示部等から設定位置数を調整可能としても良い。さらに、レンズ微調整モードでの調整位置を1つとしたが、レンズ間の調整状態により、0でも複数でも良い。
本実施例によれば、レンズ装置の画角特性に基づいて、半自動で調整位置の設定が可能となり、運用性の向上が図られる。
また、本実施例においては、一定の画角の間隔に対応する変倍レンズユニットの調整位置での調整(図11におけるS205)が完了した後に、レンズ位置の微調整(S206)を実行する処理フローを例示したが、本発明はこれに限定されることはない。スイッチ等にレンズ位置の微調整を割り当てて、当該スイッチ等によって、微調整処理のみを実行するようにしてもよい。
上記の実施例において、レンズ装置A100とレンズ装置B200のぞれぞれが、記憶部を有する構成として説明したが、本発明はこれに限定されることはない。レンズ装置A100とレンズ装置B200に対して共通の記憶部を1つ有して、該記憶部が、レンズ装置A100の変倍レンズユニット102とレンズ装置B200の変倍レンズユニットの複数組の位置を記憶するように構成してもよい。
なお、例示した本実施例においては、2つのレンズ装置間での調整対象を変倍レンズユニットとしたが、フォーカスレンズユニットの調整に用いても良い。すなわち、フォーカスレンズユニットの位置と物体距離の関係について、物体距離を所定の定義による間隔で調整するフォーカスレンズユニットの調整位置を設定することによって、上記の本発明の効果をフォーカスレンズユニットに対しても得ることができる。
本発明のレンズ装置(レンズシステム)と、被写体からの光を該レンズ装置を介して受光する撮像素子と、を含む撮像装置を構成することによって、ユーザによらずレンズ装置の画角特性に合わせた調整位置の設定が半自動的にでき、設定した調整位置で複数のレンズ間の画角調整を容易にかつ均一にすることを可能にした撮像装置を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 レンズ装置A(第1のレンズ装置)
101 フォーカスレンズユニット
102 変倍レンズユニット
104 フォーカス駆動部(フォーカス駆動手段)
105 フォーカス位置検出部(フォーカス位置検出手段)
106 ズーム駆動部(ズーム駆動手段)
107 ズーム位置検出部(ズーム位置検出手段)
110 演算部(第1の制御手段)
111 画角演算部(画角演算手段)
200 レンズ装置B(第2のレンズ装置)

Claims (19)

  1. 第1及び第2のレンズ装置を備えるレンズシステムであって、
    該第1のレンズ装置は、
    ズーミングに際して移動する第1の変倍レンズユニットと、
    該第1の変倍レンズユニットを駆動する第1のズーム駆動手段と、
    合焦調節に際して移動する第1のフォーカスレンズユニットと、
    該第1のフォーカスレンズユニットを駆動する第1のフォーカス駆動手段と、
    を備え、
    該第2のレンズ装置は、
    ズーミングに際して移動する第2の変倍レンズユニットと、
    該第2の変倍レンズユニットを駆動する第2のズーム駆動手段と、
    合焦調節に際して移動する第2のフォーカスレンズユニットと、
    該第2のフォーカスレンズユニットを駆動する第2のフォーカス駆動手段と、
    を備え、
    前記第1、2のフォーカスレンズユニットが第1の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第1のレンズ装置の画角と前記第2のレンズ装置の画角とが同じになるような前記第1、2の変倍レンズユニットの位置を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第1、2の変倍レンズユニットの位置に基づいて、前記第1、2の変倍レンズユニットを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするレンズシステム。
  2. 前記記憶手段は、複数組の前記第1、2の変倍レンズユニットの位置を記憶することを特徴とする請求項1に記載のレンズシステム。
  3. 前記記憶手段が記憶している前記第1の変倍レンズユニットの複数の位置は、前記第1の変倍レンズユニットの位置の変化に対する前記第1のレンズ装置の画角の変化率が高い領域の方が、前記変化率が相対的に低い領域よりも、高い密度で配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載のレンズシステム。
  4. 前記記憶手段は、前記第1、2のフォーカスレンズユニットが前記第1の被写体距離とは異なる第2の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第1のレンズ装置の画角と前記第2のレンズ装置の画角とが同じになるような前記第1、2の変倍レンズユニットの位置も記憶している、ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のレンズシステム。
  5. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたデータを調整する調整モードにおいて、前記第1、2のフォーカスレンズユニットが前記第1の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第2のレンズ装置の画角が、前記第1の変倍レンズユニットを所定の第1の位置に移動させた状態における前記第1のレンズ装置の画角と同じになるような位置に前記第2の変倍レンズユニットを移動させた後、前記第1、2の変倍レンズユニットの位置を前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のレンズシステム。
  6. 前記制御手段は、前記第1、2のフォーカスレンズユニットが前記第1の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第2のレンズ装置の画角が、前記第1の変倍レンズユニットを前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動させた状態における前記第1のレンズ装置の画角と同じになるような位置に前記第2の変倍レンズユニットを移動させた後、前記第1、2の変倍のレンズユニットの位置を前記記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のレンズシステム。
  7. 前記制御手段は、前記第1、2のフォーカスレンズユニットが前記第1の被写体距離とは異なる第2の被写体距離の被写体に対して合焦する位置に位置した状態で、前記第2のレンズ装置の画角が、前記第1の変倍レンズユニットを前記第1の位置に移動させた状態における前記第1のレンズ装置の画角と同じになるような位置に前記第2の変倍レンズユニットを移動させた後、前記第1、2の変倍レンズユニットの位置を前記記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズシステム。
  8. 前記第1のレンズ装置は、前記第1の変倍レンズユニットの位置を検出する第1のズーム位置検出手段と、前記第1のフォーカスレンズユニットの位置を検出する第1のフォーカス位置検出手段と、を備え、
    前記第2のレンズ装置は、前記第2の変倍レンズユニットの位置を検出する第2のズーム位置検出手段と、前記第2のフォーカスレンズユニットの位置を検出する第2のフォーカス位置検出手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載のレンズシステム。
  9. 前記第1のレンズ装置は、前記第1の変倍レンズユニットの位置及び第1のフォーカスレンズユニットの位置から画角を算出する第1の画角演算手段を備え、
    前記第2のレンズ装置は、前記第2の変倍レンズユニットの位置及び第2のフォーカスレンズユニットの位置から画角を算出する第2の画角演算手段を備える、
    ことを特徴とする請求項8に記載のレンズシステム。
  10. ズーミングに際して移動する変倍レンズユニットと、
    該変倍レンズユニットを駆動するズーム駆動手段と、
    合焦調節に際して移動するフォーカスレンズユニットと、
    該フォーカスレンズユニットを駆動するフォーカス駆動手段と、
    を備え、他のレンズ装置に接続されたレンズ装置であって、
    前記レンズ装置の画角と対応づけられた、前記変倍レンズユニットの位置、前記フォーカスレンズユニットの位置の情報を記憶する記憶手段と、
    前記他のレンズ装置が有する変倍レンズユニットの位置及びフォーカスレンズユニットの位置、もしくは該他のレンズ装置の画角に関する情報を、前記他のレンズ装置から受信する受信手段と、
    該受信手段が受信した情報と、前記記憶手段に記憶された情報とに基づいて、前記変倍レンズユニットの位置、前記フォーカスレンズユニットの位置を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするレンズ装置。
  11. 撮像素子と、
    被写体からの光を前記撮像素子に導く、請求項10に記載のレンズ装置と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  12. 前記制御手段は、第1のレンズ装置の駆動を制御する第1の制御装置と、第2のレンズ装置の駆動を制御する第2の制御装置からなり、
    該第1の制御手段は、前記第1の変倍レンズユニットの複数の位置のうちの1つの位置まで前記第1の変倍レンズユニットを駆動し、駆動後の第1の変倍レンズユニットの位置情報を該第2のレンズ装置に出力し、該第2のレンズ装置から位置記憶通知を受信すると次の調整位置まで該第1の変倍レンズユニットを駆動して駆動後の第1の変倍レンズユニットの位置情報を該第2のレンズ装置に出力し、全ての調整位置における調整の完了後に該第2のレンズ装置に調整完了通知を出力し、
    該第2の制御手段は、該第1のレンズ装置から該第1の変倍レンズユニットの位置情報を受信してから該第1のレンズ装置から該調整完了通知を受信するまで該第2のレンズ装置を調整モードに設定し、調整モードにおいてユーザから記憶指示があると該第1のレンズ装置から受信した位置情報と対応付けて該第2の変倍レンズユニットの位置情報を記憶手段に記憶するとともに該第1のレンズ装置に位置の記憶が完了したことを示す位置記憶通知を出力する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載のレンズシステム。
  13. 前記記憶手段が記憶する前記第1の変倍レンズユニットの前記複数の位置の数を選択する調整位置数選択手段を備え、
    前記第1の制御手段は、該調整位置数選択手段により選択された前記複数の位置の数に基づき、一定の画角の変化率で、前記第1の変倍レンズユニットの前記複数の位置を設定し、該記憶手段に記憶する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズシステム。
  14. 前記第1のレンズ装置は、前記設定された前記第1の変倍レンズユニットの前記複数の位置の他に、ユーザが選択した任意の位置を微調整位置として設定する微調整位置設定手段を有し、
    前記第1の制御手段は、設定された微調整位置を前記第2のレンズ装置に出力し、
    前記第2のレンズ装置は、前記微調整位置を受信すると前記調整モードに移行する、
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  15. 前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置の接続状態と、前記レンズシステムの調整状態により自動で前記調整モードに移行する、ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  16. 前記第1の制御手段は、前記画角演算手段にて算出される画角情報を前記第2のレンズ装置に出力し、
    前記記憶手段は、前記画角演算手段にて算出される画角情報を記憶する、
    ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  17. 前記第2の制御手段は、ユーザからの前記記憶指示により、前記第1のレンズ装置に該第2のレンズ装置の変倍レンズユニットの位置情報と記憶指示を出力し、
    前記第1のレンズ装置は、前記第2のレンズ装置からの該記憶指示により、該第1のレンズ装置の変倍レンズユニットの位置情報と該第2のレンズ装置から受信した変倍レンズユニットの位置情報を対応付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  18. 撮影時には、前記第1のレンズ装置は操作装置から受信した指令信号に基づいて駆動し、前記第2のレンズ装置は前記第1のレンズ装置から受信した指令信号に基づいて駆動する、ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載のレンズシステム。
  19. 前記調整モードにおける調整対象は、前記第1のレンズ装置と前記第2のレンズ装置の間の、フォーカスレンズユニットの位置と物体距離の調整を含む、ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載のレンズシステム。
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