JP2013252557A - 遂次成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 逐次成形方法において、板材の成形予定面が水平面上にあってもなくても、成形後の板材の成形面の部分の板厚を正しく予測すること。
【解決手段】 板材1の成形面1Bに対向する受け具40を該板材1の裏側に配置し、逐次成形工具20によって板材1を受け具40との間に挟んで成形面1Bを逐次成形する逐次成形方法において、成形前の板材1の成形予定面1Aに対する法線方向Rに対し、受け具40の受け面がなす角度をθとし、成形後の板材1の成形予定面1Aの部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを、
t=t0×sinθ
により予測するもの。
【選択図】 図3

Description

本発明は遂次成形方法に関する。
従来、特許文献1に記載の如く、板材の成形面に対向する受け具を該板材の裏側に配置し、逐次成形工具によって板材を受け具との間に挟んで成形面を逐次成形する逐次成形方法がある。
従来の逐次成形方法は、図5(A)に示す如く、板材1をX軸及びY軸を含み、Z軸に直交する水平面上にセットし、この板材1の成形予定面1Aの部分を工具20によって受け具40との間に挟み、例えば、板材1を保持しているテーブルを板材移動装置によりX軸及びY軸方向へ移動し、工具20を所定の軌跡に従う等高線に沿う1周に渡って移動させる1サイクルの加工を行なう。その後、工具20をZ軸方向に一定の送りピッチ分移動して該工具20を次の等高線上に位置付け、次の1サイクルの加工パスを行なうことを、板材1の上縁から下縁に渡って繰り返し、3次元形状をなす成形面1Bを形成する。
板材1の成形予定面1AがX軸及びY軸を含む成形面上にセットされたとき、従来技術では、図5(A)に示す如く、受け具40の受け面41がZ軸方向に対してなす角度をαとし、成形前の板材1の水平面上の成形予定面1Aの部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを以下の如くにより予測することしている。即ち、成形前の板材1の成形予定面1Aの部分の体積Vaと成形後の板材1の成形面1Bの部分の体積VbとがVa=Vbの関係にあることから、
t=t0×sinα …(1)
により予測する。
表2(A)は、水平面上にセットされた板材1(成形前の板厚t0=2.3mm)を図6(A)の部位K(α=25度)、部位L(α=5度)の如くに成形したとき、各部位K、Lの成形後の板厚tの上記(1)式による理論値、及び実測値、並びに亀裂の有無を示したものである。部位Kの理論値t=2.3×sin25度=0.97、部位Lの理論値t=2.3×sin5度=0.2である。尚、板材1は成形前の板厚t0=2.3mmであり、この板材1の成形限界板厚は0.6mm付近である。
Figure 2013252557
表2(A)の実験結果によれば、上記(1)式を水平面上にセットされた板材1について適用した理論値が、部位Kでは実測値の板厚1.0mmに近似する値(0.97mm)となり、部位Lでも実測された亀裂に相当する0.6mmより小さな値(0.2mm)となっている。即ち、上記(1)式は、水平面上にセットされた板材1について、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを正しく予測できる。
特開2002-1444
一般に、板製品の加工は、水平面上にセットされた板材1の成形予定面1Aに成形面1Bを成形するものに限らない。即ち、図7に示す如く、板材1の成形予定面1Aが、該板材1において既に1次加工済の球状面等の3次元形状をなしていて、Z軸に斜交する傾斜面上に位置することもある。
板材1の成形予定面1AがZ軸に斜交する傾斜面上にセットされたとき、従来技術では、図5(B)に示す如く、受け具40の受け面41がZ軸方向に対してなす角度をαとし、成形前の板材1の成形予定面1Aが水平面に対してなす角度をβとし、成形前の板材1の成形予定面1Aの部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを以下の如くにより予測することとしている。即ち、成形前の板材1の成形予定面1Aの部分の体積Vaと成形後の板材1の成形面1Bの部分の体積VbとがVa=Vbの関係にあることから、
t=t0/(cosβ/sinα) …(2)
により予測する。
表2(B)は、傾斜面上にセットされた板材1(成形前の板厚t0=2.3mm)を図6(B)の部位K(α=25度、β=25度)、部位L(α=5度、β=25度)の如くに成形したとき、各部位K、Lの成形後の板厚tの上記(2)式による理論値、及び実測値、並びに亀裂の有無を示したものである。部位Kの理論値t=2.3/(cos25度/sin25度)=1.07、部位Lの理論値t=2.3/(cos25度/sin5度)=0.22である。尚、板材1は成形前の板厚t0=2.3mmであり、この板材1の成形限界板厚は0.6mm付近である。
Figure 2013252557
表2(B)の実験結果によれば、上記(2)式を傾斜面上にセットされた板材1について適用した理論値が、各部位K、Lとも実測値と大きく乖離していて採用に値しない。即ち、部位Kでは理論値t=1.07mm(>0.6mm)で、成形できると予測されていたにもかかわらず実測では亀裂を生じた。部位Lでは理論値t=0.22mm(<0.6mm)で、成形できないと予測されていたにもかかわらず、実測で成形後の板厚1.1mmが確保されている。
本発明の課題は、逐次成形方法において、板材の成形予定面が水平面上にあってもなくても、成形後の板材の成形面の部分の板厚を正しく予測することにある。
請求項1に係る発明は、板材の成形面に対向する受け具を該板材の裏側に配置し、逐次成形工具によって板材を受け具との間に挟んで成形面を逐次成形する逐次成形方法において、成形前の板材の成形予定面に対する法線方向に対し、受け具の受け面がなす角度をθとし、成形後の板材の成形予定面の部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材の成形面の部分の板厚tを、
t=t0×sinθ
により予測するようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記逐次成形工具がZ軸に沿って配置されるとき、板材の成形予定面がZ軸に斜交する傾斜面上にセットされるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記逐次成形工具を板材の成形予定面に対して相対移動させて成形面を逐次成形するとき、逐次成形工具を、受け具の受け面に対し前記板厚tのクリアランスを介する加工パスに沿って移動させるようにしたものである。
(請求項1、2)
(a)逐次成形方法において、成形前の板材の成形予定面に対する法線方向に対し、受け具の受け面がなす角度をθとし、成形後の板材の成形予定面の部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材の成形面の部分の板厚tを、t=t0×sinθにより正しく予測することができる。
(請求項3)
(b)逐次成形工具を、受け具の受け面に対し前記板厚tのクリアランスを介する加工パスに沿って移動させる。これにより、受け具の受け面を正しく形成するとともに、工具の加工パスを正しく設定し、板材を工具と受け具の受け面との間で隙間なく挟み、板材に狙い板厚の所望の成形面を高精度に逐次成形できる。
図1は遂次成形装置による成形開始状態を示す模式図である。 図2は逐次成形装置による成形終了状態を示す模式図である。 図3は本発明方法による板材の成形後の板厚予測方法を示す模式図である。 図4は本発明方法による板材の成形例を模式図である。 図5は従来方法による板材の成形後の板厚予測方法を示す模式図である。 図6は従来方法による板材の成形例を模式図である。 図7は板材の加工例を示す模式図である。
図1、図2に示す逐次成形装置100は、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金等の合金又は金属からなる板材1を立体形状に成形するものである。
板材1は、図2に示す如く、既に1次加工済の球状面等の3次元形状をなす基準面2の内部に定めた成形区画2A内の成形予定面1Aに、基準面2から立上り状(又は立下り状)に交差する壁部3Aと頂部3T(又は底部3B)とを有して3次元形状をなす凸形(又は凹形)成形面1Bを遂次成形するものである。ここで、3次元形状をなす基準面2の成形区画2Aは直線状を有しない非直線状の輪郭をなし、成形面1Bの頂部3T(又は底部3B)は基準面2の成形区画2Aに平行をなす如くに該成形区画2Aに沿うものでないとする(但し、頂部3T(又は底部3B)は基準面2の成形区画2Aに平行をなす如くに該成形区画2Aに沿うものでも可)。このような板材1にあっては、逐次成形装置100にセットされて逐次成形される成形予定面1AがX軸及びY軸を含む水平面上にセットされるばかりでなく、Z軸に斜交する傾斜面上にセットされることもある。
逐次成形装置100は、板材1の外縁部を支持する板材支持装置10と、板材1に接する棒状工具20(図2)と、板材1と工具20を3次元方向に相対的に移動させる移動装置30(図2)とを有する。
板材支持装置10は、テーブル11の上面の例えば四隅に立てた支柱12により支持される支持板13と、支持板13に支持枠13Aを介して取着されるワークホルダ14と、ワークホルダ14との間で板材1の外縁部を挟圧して保持するワーククランプ15とからなる。ワークホルダ14は板材1における基準面2の外縁面形状に一致するホルダ面を備える。ワーククランプ15は基準面2の外縁面形状に一致するクランプ面を備える。
工具20は、テーブル11の上面に対して例えば鉛直をなす如くにZ軸に沿って配置された棒状をなし、例えば先端R面をワーククランプ15の枠内にある板材1の表面に押付けられる。
移動装置30は、板材1を水平面上の直交2軸方向(X軸及びY軸方向)へ移動するようにテーブル11を位置制御する板材移動装置31と、工具20を上記直交2軸方向のそれぞれと直交する方向(Z軸方向)へ移動する工具移動装置32とを有する。
遂次成形装置100は、工具20が接する板材1の成形面1Bの裏側に、工具20のX軸及びY軸方向位置と同一位置で該板材1を支える受け具40を有する。受け具40は、テーブル11に固定的に支持され、板材1の成形面1Bの全部又は要部をかたどった凸形受け面(成形モデル)41からなる。
遂次成形装置100は、支持板13に取着されたワークホルダ14と、ワーククランプ15によって保持されてセットされた板材1の成形面1Bの裏側を受け面41に支えた状態で、該板材1の外縁部を常時Z軸方向の下向きに一定の引張力で引張る引張手段16を、例えば支柱12に内蔵して備える。
逐次成形装置100は、工具20を板材1の成形面1Bに押付け、該工具20を板材1の成形面1Bに対し、受け面41に倣う3次元方向に相対的に移動させ、該板材1の成形面1Bを受け面41に倣う3次元形状に成形するものになる。
具体的には、逐次成形装置100は、図2に示す如く、工具20を板材1における凸形成形面1Bの外周壁部3Aに対し、板材1における3次元形状をなす基準面2の成形区画2A(非直線状の輪郭をなす区画)に沿って相対移動させる加工パスAを行ない、この加工パスが板材1における3次元形状をなす基準面2に交差する方向に所定のピッチを介して繰り返され、壁部3Aを逐次成形する。
このとき、板材1の成形面1Bの壁部3Aの最下縁側を逐次成形する工具20の1サイクルの加工パスAが基準面2の成形区画2Aとの間に形成する間隔は、該成形区画2Aの全周において一定のピッチPdをなす。また、任意の加工パスAが無端周回方向における成形面1Bの頂部3Tまわりの周方向各位置で、隣り合う他の加工パスAとの間になす間隔も、それらの加工パスAの全周において一定のピッチPiをなす。本実施例ではPd=Piである。
従って、遂次成形装置100にあっては、板材1の成形面1Bの壁部3Aの3次元形状のデータに基づき、工具20を板材1に押付け、板材移動装置31によりテーブル11及び板材1をX軸及びY軸方向へ移動し、かつ工具移動装置32により工具20をZ軸方向へ移動し、工具20を板材1における3次元形状をなす基準面2の成形区画2Aに沿って相対移動させる1サイクルの加工パスを行なう。次に、工具20をZ軸方向に所定のピッチだけ移動し、該工具20を次の1サイクルの加工パスを行なうことを、板材1における成形面1Bの壁部3Aの上縁から下縁に渡って繰り返す。
尚、板材1における成形面1Bの頂部3Tは、壁部3Aを逐次成形する工具20の頂部3T寄りの加工パス、例えば図2の加工パスAtに連続し、該加工パスAtとともに周回状をなす該工具20による連続的付加パスBtにより成形される。この場合にも、板材1の成形面1Bの壁部3A及び頂部3Tの3次元形状のデータに基づき、工具20を板材1に押付け、板材移動装置31によりテーブル11及び板材1をX軸及びY軸方向へ移動し、かつ工具移動装置32により工具20をZ軸方向へ移動する。
しかるに、本発明にあっては、受け具40の受け面41を正しく形成するとともに、工具20の加工パスを正しく設定するため、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚t1を以下の如くに予測する。
板材1の成形予定面1AがX軸及びY軸を含む水平面上又はZ軸に斜交する傾斜面上にセットされたとき、図3に示す如く、成形前の板材1の成形予定面1Aに対する法線方向Rに対し、受け具40の受け面41がなす角度をθとし、成形後の板材1の成形予定面1Aの部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを以下の如くに予測することとしている。即ち、成形前の板材1の成形予定面1Aの部分の体積Vaと成形後の板材1の成形面1Bの部分の体積VbとがVa=Vbの関係にあることから、
t=t0×sinθ …(3)
により予測する。
表1(A)は、X軸及びY軸を含む水平面上にセットされた板材1(成形前の板厚t0=2.3mm)を図4(A)の部位K(θ=25度)、部位L(θ=5度)の如くに成形したとき、各部位K、Lの成形後の板厚tの上記(3)式による理論値、及び実測値、並びに亀裂の有無を示したものである。部位Kの理論値t=2.3×sin25度=0.97、部位Lの理論値t=2.3×sin5度=0.2である。尚、板材1は成形前の板厚t0=2.3mmであり、この板材1の成形限界板厚は0.6mm付近である。
Figure 2013252557
表1(A)の実験結果によれば、上記(3)式を水平面上にセットされた板材1について適用した理論値が、部位Kでは実測値の板厚1.0mmに近似する値(0.97mm)となり、部位Lでも実測された亀裂に相当する0.6mmより小さな値(0.2mm)となっている。即ち、上記(3)式は、水平面上にセットされた板材1について、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを正しく予測できる。
表1(B)は、Z軸に斜交する傾斜面上にセットされた板材1(成形前の板厚t0=2.3mm)を図4(B)の部位K(θ=0度)、部位L(θ=30度)の如くに成形したとき、各部位K、Lの成形後の板厚tの上記(3)式による理論値、及び実測値、並びに亀裂の有無を示したものである。部位Kの理論値t=2.3×sin0度=0、部位Lの理論値t=2.3×sin30度=1.15である。尚、板材1は成形前の板厚t0=2.3mmであり、この板材1の成形限界板厚は0.6mm付近である。
Figure 2013252557
表1(B)の実験結果によれば、上記(3)式を傾斜面上にセットされた板材1について適用した理論値が、部位Kでは実測された亀裂に相当する0.6mmより小さな値(0mm)となり、部位Lでも実測値の板厚1.1mmに近似する値(1.15mm)となっている。即ち、上記(3)式は、傾斜面上にセットされた板材1についても、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを正しく予測できる。
よって、表1(A)、(B)の実験結果によれば、上記(3)式は板材1が水平面上にセットされていても、傾斜面上にセットされていても、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを正しく予測できることが認められる。
これにより、逐次成形装置100にあっては、工具20を板材1の成形予定面1Aに対して相対移動させて成形面1Bを逐次成形するとき、工具20を、受け具40の受け面41に対し、上述の如くに予測した板厚tのクリアランスを介する加工パスA、At、Btに沿って前述の如くに移動させるものになる。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)逐次成形方法において、成形前の板材1の成形予定面1Aに対する法線方向Rに対し、受け具40の受け面41がなす角度をθとし、成形後の板材1の成形予定面1Aの部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材1の成形面1Bの部分の板厚tを、t=t0×sinθにより正しく予測することができる。
(b)逐次成形工具20を、受け具40の受け面41に対し前記板厚tのクリアランスを介する加工パスA、At、Btに沿って移動させる。これにより、受け具40の受け面41を正しく形成するとともに、工具20の加工パスA、At、Btを正しく設定し、板材1を工具20と受け具40の受け面41との間で隙間なく挟み、板材1に狙い板厚の所望の成形面1Bを高精度に逐次成形できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、板材の成形面に対向する受け具を該板材の裏側に配置し、逐次成形工具によって板材を受け具との間に挟んで成形面を逐次成形する逐次成形方法において、成形前の板材の成形予定面に対する法線方向に対し、受け具の受け面がなす角度をθとし、成形後の板材の成形予定面の部分の板厚をt0とするとき、成形後の板材の成形面の部分の板厚tを、
t=t0×sinθ
により予測する。これにより、逐次成形方法において、板材の成形予定面が水平面上にあってもなくても、成形後の板材の成形面の部分の板厚を正しく予測することができる。
1 板材
1A 成形予定面
1B 成形面
10 板材支持装置
20 工具
30 移動装置
40 受け具
41 受け面
A、At 加工パス
Bt 連続的付加パス(加工パス)

Claims (3)

  1. 板材の成形面に対向する受け具を該板材の裏側に配置し、逐次成形工具によって板材を受け具との間に挟んで成形面を逐次成形する逐次成形方法において、
    成形前の板材の成形予定面に対する法線方向に対し、受け具の受け面がなす角度をθとし、
    成形後の板材の成形予定面の部分の板厚をt0とするとき、
    成形後の板材の成形面の部分の板厚tを、
    t=t0×sinθ
    により予測することを特徴とする逐次成形方法。
  2. 前記逐次成形工具がZ軸に沿って配置されるとき、板材の成形予定面がZ軸に斜交する傾斜面上にセットされる請求項1に記載の遂次成形方法。
  3. 前記逐次成形工具を板材の成形予定面に対して相対移動させて成形面を逐次成形するとき、
    逐次成形工具を、受け具の受け面に対し前記板厚tのクリアランスを介する加工パスに沿って移動させる請求項1又は2に記載の遂次成形方法。
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