JP2013249053A - スラット支持組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機の翼の前縁にスラットを支持するためのスラット支持組立体を提供する。
【解決手段】本発明のスラット支持組立体20は、アームの回転軸の周りを、航空機の翼の前縁から展開するように可動であるスラット支持アーム22と、ジョイント32、33によって前記スラット支持アームの一端に結合される、スラット23上のスラットマウント28と、を備える。ジョイント32、33は、スラットマウント28がアームの回転軸の方向にスライドできるように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、航空機の翼の前縁にスラットを支持するためのスラット支持組立体に関する。本発明はまた、スラット支持アームの一端にスラットを結合するためのジョイント、および本発明の支持組立体を使用して翼の前縁に取付けられた少なくとも1つのスラットを備える航空機の翼に関する。
航空機は、離陸、着陸および巡航のために、揚力を様々なレベルで生じさせる必要がある。翼の前縁および後縁装置の組合せは、翼の揚力係数を制御するために使用される。前縁装置はスラットとして知られている。より大きい航空機においては、翼の縁に沿って間隔をあけていくつかのスラットを配置してもよい。通常の飛行中には、スラットは翼の前縁に向かって後退する。しかし、離陸および着陸中には、それらは、翼面と交差する気流および翼面の下の気流を変化させるために翼の前方に展開する。スラットは通常、それらの収容位置と展開位置の間で、弓形または湾曲した経路をたどる。前記経路に沿ってスラットが展開する程度を変えることで、翼によってもたらされる揚力を制御することができる。
収容位置と展開位置の間で、スラットの動きを支持し、案内する組立体が必要とされるが、図1に、典型的な配置を、翼1の一部および収容位置にあるスラット2の断面で示す。図1から分かるように、スラット2は、弓形の支持アームすなわちスラットトラック3を備え、スラットトラック3はその一端4が固定ジョイントによってスラット2の後部に取付けられ、翼1内に延びる。支持アーム3は、翼構造を形成する機械加工されたリブ5および翼けた6を貫通する。支持アーム3は、軸をもつ弧を描き、支持アーム3の一端に取付けられたスラット2を展開および後退させるために、その軸の周り(図1で矢印「A」および「B」によって示される方向)を回転するように、その軸を翼に沿って伸ばす状態で、翼内に取付けられる。
スラット2を展開または後退させるように、支持アーム3を駆動させるために、支持アーム3の弓形に対応して弓形を有する歯付スラットラック7が支持アーム3の凹部3a内に取付けられ、対応する歯の付いた駆動歯車8が、スラットラック7の歯7aと噛み合い、その結果、駆動歯車8が回転するときに、駆動歯車8の歯8aおよびラック7の歯7aが、スラットラック7およびそこに取付けられたスラット2を、展開位置へ、すなわち、図1の矢印「A」の方向に、旋回すなわち駆動させるように協働する。典型的には、支持アーム3は、その完全収容位置と完全展開位置の間で27度の角度を回転する。図1に示すように、反対方向への歯車8の回転はまた、支持アーム3を矢印「B」の方向に、すなわち収容位置に後退させる。
駆動歯車8は、翼1の前縁に沿って前縁内に延びるシャフト9に取付けられる。いくつかの駆動歯車8を、各スラット2の駆動用に1個ずつ、翼1の前縁に沿って前縁内に延びるシャフト9に回転可能に取付けてもよく、その結果、シャフト9が翼1の端に近いスラット展開モーターによって回転させられると、すべての支持アーム3が一緒に展開されて、スラット2、すなわち複数のスラットが、均一に展開される。
支持アーム3は、だいたい四角形の断面形状を有し、その上側表面3bおよび下側表面3cはそれぞれ、支持アーム3の回転軸にそれぞれ同軸である円筒の曲面の一部を画定するような形状である。
支持アーム3は、前方の上部および下部ころ軸受10a、10bと、前方の上部および下部のころ軸受10a、10bから間隔をあけて配置された後方の上部および下部ころ軸受11a、11bとの間に支持される。各軸受10a、10b、11a、11bの回転軸は、互いに他の軸受10a、10b、11a、11bの回転軸と平行であり、支持アーム3がその収容位置と展開位置の間で矢印「A」および「B」の方向に回転する軸にも平行である。上部の軸受10a、11aは、支持アーム3の上側表面3bと接触し、下部の軸受10b、11bは、下側表面3cと接触し、その結果、それらは、支持アーム3を支持し、展開および後退中に支持アーム3を案内する。軸受10a、10b、11a、11bは、収容位置および展開位置の両方で飛行中にスラット2にかかる垂直荷重に抵抗し、また、スラットの展開および後退中に支持アーム2の移動を案内する。
軸受10a、10b、11a、11bは、垂直方向にかかる荷重にだけ抵抗することを理解されたい。垂直荷重というのは、図の平面内に延びる方向、すなわち、支持アーム3がその収容位置と展開位置の間の矢印「A」および「B」の方向に回転する軸と直角をなす方向に作用する荷重を意味する。
特にスラット2は通常、翼1の前縁に沿って、気流の方向に厳密に直角には延びていないので、飛行中には垂直方向に作用する荷重に加えて、スラット2に作用する著しい側面荷重があり得ることを理解されたい。側面荷重というのは、図の平面内に広がる方向以外の方向に作用する荷重、すなわち、言い換えれば、支持アーム3がその収容位置と展開位置の間の矢印「A」および「B」の方向に回転する軸に直角をなす以外の方向に作用する荷重を意味する。
側面荷重に対抗するため、支持アーム3はまた、支持アーム3の上下に取付けられた垂直荷重軸受10、11とは対照的に、支持アーム3の両側に配置された側方軸受12によって支持される。これらの側面荷重軸受12は通常、ころ軸受である。しかし、スラット2に側面荷重がかかる場合に、それらは、支持アーム3の側面が耐え得るような軸受面、パッドまたはクッションのみを備えてもよいことを理解されたい。
対向するサイドローラは、翼に対する支持アームおよびスラットの横移動を制限するために、支持アームに当接するように間隔をあけて配置されるので、製造公差が支持アームのミスアライメントにつながりうる問題がある。この問題に対処するために、スラットを適切な位置に配置した状態で、翼を組立てることが知られている。スラットを、第1のすなわちマスタ支持アームをスラットに固定して取付けた状態で取り扱うが、1または複数の第2の支持アームは、スラットに可動に取付けられた状態である。次に、スラットと1または複数の第2の支持アームとの理想的なアライメントを決定した後、第2の支持アームを所定の調整位置でスラットに固定して取付けるように、スラットを操作する。したがって、製造公差は、この組立法の結果として生じる。しかし、さらなる問題が翼の湾曲およびスラットの展開を原因として存在し、支持アームをスラットに固定可能に取付けることが原因の一部となっている。
この結果として、側面荷重軸受のうちの少なくともいくつかを、それらの各支持アームから間隔をあけて配置することが知られている。この配置は、図2に概略的に示されており、図2では、第1の支持アーム15は、第2の支持アーム16とは平行に、且つ間隔をあけて配置されている。
第1および第2の支持アーム15、16は、固定ジョイント19によってスラット2に固定して取付けられる。第1の支持アーム15は、支持アーム15の両側に配置されて対向する前方の側面荷重軸受17、支持アーム15の両側に配置されて対向する後方の側面荷重軸受18、および、上下の軸受(図示せず)によって支持される。後方の側面荷重軸受18は、前方の側面荷重軸受17から間隔をあけて配置され、各第1の支持アームの側面荷重軸受17、18は、第1の支持アーム15の横移動を制限するために、近接した間隙公差で第1の支持アーム15に隣接する。
同様に、第2の支持アーム16は、第2の支持アーム16の両側に配置されて対向する前方の側面荷重軸受17a、第2の支持アーム16の両側に配置されて対向する後方の側面荷重軸受18a、および、上下の軸受(図示せず)によって支持される。後方の側面荷重軸受18aは、前方の側面荷重軸受17aから間隔をあけて配置される。第2の支持アーム16の後方の側面荷重軸受18aは、第2の支持アーム16の横移動を制限するために接近して、近接した間隙公差で、第2の支持アーム16に隣接する。しかし、第2の支持アーム16の前方の側面荷重軸受17aは、第2の支持アーム16とその前方の側面荷重軸受17aの間に隙間があるように、第2の支持アーム16から離れて配置される。この結果として、第2の支持アームは、翼の湾曲を補償するために横方向にスライドすることができる。
しかし、上記の配置での問題は、第2の支持アームの支持が減り、過度の荷重が軸受にかかることである。また、翼1の前縁に近い翼構造内部における構成部品のためのスペースは非常に限られており、このような配置は、重量、製造コストおよび複雑さの増加につながりうることを理解されたい。
さらに、エアバス社自身の先の特許出願のWO/2010/026410に詳述されるように、代替のスラット支持組立体が提案されており、そこでは、各支持アームを支持する軸受のうち、少なくともいくつかは、各軸受が垂直方向および水平方向の両方にかかる荷重に抵抗するように、ある角度で傾斜する軸の周りを回転するように配置される。
国際公開第2010/026410号公報
しかし、そのような配置では、望まれない垂直方向の移動をさせずに、水平方向に横移動できるように、軸受と支持アームの間に間隙を設けることは可能ではないことを理解されたい。したがって、上述の配置を使用するこのような改良支持アーム組立体で、翼の湾曲を補償することは可能ではない。
本発明の実施形態は、上記の問題を克服または実質的に軽減する航空機スラット支持組立体の提供を追求する。
本発明によれば、その回転軸の周りを、航空機の翼の前縁からスラットを展開するように可動であるスラット支持アームと、ジョイントによって前記スラット支持アームの一端に結合されるスラット上のスラットマウントと、を備え、前記ジョイントが、前記スラットマウントが前記スラット支持アームの前記回転軸の方向にスライドできるように構成されるスラット支持組立体が提供される。
前記ジョイントが、前記スラットマウントに取付けられた軸受部材を備え、前記軸受部材が、前記スラット支持アームの軸受スリーブ内にスライド可能に収容されることが好ましい。
前記軸受部材が、前記軸受スリーブ内で直線方向にスライドするように構成されてもよい。
前記軸受部材が、その長軸に沿う方向に前記軸受スリーブ内でスライド可能である主軸を備えることが好ましい。
前記軸受スリーブが、対向するブッシュを前記スラット支持アームに備え、前記主軸の両端が、前記ブッシュ内にスライド可能に収容され、前記主軸は、対向するブッシュ間に延びることが好都合である。
2つのヨーク部材が間隔をあけて配置された状態で、前記スラット支持アームの一端に形成されたヨークをさらに備え、前記対向するブッシュが、前記ヨーク部材内に形成されてもよい。
一つの実施形態においては、前記スラットマウントが、前記ヨーク部材の間に配置される。
前記スラットマウントが、前記主軸の前記両端間で前記軸受部材の前記主軸に取付け可能であることが有利である。
前記主軸の前記両端が、前記ブッシュの対応する軸受座と嵌合する円筒形の軸受ジャーナル面を形成することが好都合である。
前記主軸の前記長軸が、前記アームの前記回転軸に平行に延びることが好ましい。
各ブッシュがその端にストッパを有してもよく、前記主軸の前記両端が、前記主軸の移動範囲を制限するように、前記ストッパに当接可能であってもよい。
前記主軸の長さが、前記主軸が2つのストッパの間の前記ブッシュ内でスライド可能であるように、前記対向するブッシュの前記ストッパ間の距離よりも短くてもよい。
出口が、各ストッパを貫通して形成されることが好ましい。
前記スラットマウントが、前記主軸に旋回可能に取付けられることが好都合である。
前記主軸の周りに位置して前記主軸と嵌合するカラーを、前記スラットを取付けるスラットマウント上にさらに備えてもよい。
前記主軸の各端の間に配置された一部球形の部分をさらに備え、前記カラーは、前記主軸の前記一部球形の部分の周りに位置して前記一部球形の部分と嵌合することが有利である。
前記主軸の前記移動範囲が、前記スラットが前記ヨーク部材に当接することを防ぐように構成されることが好ましい。
好ましい実施形態においては、前記主軸の前記長軸の周りで前記スラットが回転することを防ぐために、前記スラット支持アームと前記スラットの間に延びるリンクアームをさらに備える。
前記リンクアームが、球面軸受によって前記スラット支持アームおよび前記スラットに旋回可能に取付けられてもよい。
一実施形態においては、ピンは、前記主軸を強化するために、前記主軸の長軸に沿って、前記主軸を貫通して延びる。
前記ピンが、各端で前記軸受座に固定して取付けられ、前記主軸が、前記ピンに沿ってスライド可能であることが好ましい。前記ピンは、前記ストッパに固定して取付けられてもよい。
前記スラット支持組立体が、翼内に複数の軸受をさらに備えてもよく、各軸受が、前記スラット支持アームを支持するために、前記スラット支持アーム上で対応する軸受面と転がり接触し、前記スラットの展開および後退中にそれを案内し、各軸受が複数の方向で前記スラット支持アームにかかる荷重に対抗するように、少なくともいくつかの前記軸受面および対応する軸受が構成される。
前記スラット支持アームは、1組の隣接する上部軸受面を有し、各上部軸受面は、一方の上部軸受面に対応する軸受が他方の上部軸受面に対応する軸受と共通の軸を共有しないような、その隣接する上部軸受面に対する角度で配置されていることが好都合である。
前記スラット支持組立体は、前記スラット支持アームに溝と、前記スラットの展開および後退のために、その軸の周りに前記スラットラックを回転させるように構成される駆動歯車と協働するための前記溝内で、前記スラット支持アームに取付けられたスラットラックと、をさらに備えることが有利である。
本発明の他の態様によれば、スラット支持アームが前記スラットを航空機の翼の前縁から展開するように前記スラット支持アームの回転軸の周りに可動であり、スラットを前記スラット支持アームの一端に結合するジョイントであって、スラットに取付け可能である軸受部材と、スラット支持アームに取付け可能な軸受部材スリーブと、を備え、前記軸受部材が、前記軸受部材スリーブ内でスライドするように構成され、その結果、前記スラットが、前記アームの回転軸の方向に、前記スラット支持アームに対してスライド可能であるジョイントが提供される。
本発明の他の態様によれば、本発明によるスラットおよびスラット支持組立体を有する航空機の翼が提供される。
本発明によるスラット支持組立体は、スラットの第2のスラットマウントを第2のスラット支持組立体に取付ける第2のスラット支持組立体であり、前記第1のスラットマウントが前記第1のスラット支持アームの前記回転軸の方向にスライドするのを防ぐように構成される第1のスラット支持アームに、前記スラットの第1のスラットマウントを、固定して取付けるように構成される第1のスラット支持組立体をさらに備えることが好ましい。
本発明によれば、側面荷重および垂直荷重に対抗する案内ころ軸受に過度の荷重を伝えることなしに、スラットが、翼の湾曲およびミスアライメントを許容して、翼長方向へ移動することが可能になる。
スラットが収容位置にある航空機の翼の前縁の一部を示す先行技術の側面断面図である。 スラット支持アームによって取付けられたスラットがある航空機の翼の前縁の一部を示す先行技術の概略図である。 本発明の原理を図解するために、スラットに取付けられたスラット支持アームの構成を示す概略側面断面図である。 図3のスラットに取付けられたスラット支持アームを示す概略斜視図である。 図3のスラット支持アームの構成を示す概略断面図である。 他の実施形態例によるスラット支持アームの構成を示す変更形態の概略断面図である。 スラット支持アームによって取付けられたスラットがある航空機の翼の前縁の一部を示す概略図である。
図1および図2は、翼の前縁の一部およびスラットの先行技術の図であり、上で説明済みである。
ここで、本発明の実施形態は本発明の一例に過ぎないが、添付図面の図3〜図7を参照して説明する。
図3を参照すると、スラット23に結合されたスラット支持アームすなわちスラットトラック22を備えるスラット支持組立体20の単純化された側面断面図が示されている。支持アーム22の前端24はスラット23に取付けられ、スラットトラック支持組立体(図示せず)は、支持アーム22を支持して翼に取付け、スラットがその収容位置と展開位置の間で動くことを可能にする。この図には、スラットトラック支持組立体は示されていないが、先行技術に関して上で説明したので、スラット・ラック支持組立体のより詳細な説明はここでは行わない。
スラット支持アーム22は、弓形で、スラット支持アーム22に取付けられたスラット23を、その収容位置と展開位置の間で矢印「A」および「B」の方向に回転させるように、その理論上の中心または軸(図中には示されていない)の周りを回転する。従来と同様に、スラット支持アーム22が回転する軸は、スラット23の幅方向に沿って長く延び、図面を見る者に向かって紙面の外の方向に延びる。
スラット23は外面25および内面26を有する。第1および第2のスラットマウントすなわち取付け突出部27、28は、後述するように、スラット23をスラット支持アーム23に取付けるために、内面26から延びる。図には、スラット支持アーム22が1本だけと、対応する第1および第2のスラットマウント27、28とが示されているが、2つ以上のスラット支持アーム22が、複数の対応するスラットマウント27、28によってスラット23に取付けられ、スラット23に沿って間隔をあけて配置されうることを理解されたい。
スラット支持アーム22は、後述するように、支持アーム22の前端24をスラット23から延びた第1のスラットマウント27に結合する第1のジョイント29によって、スラット23に支持アーム22の前端24で結合される。リンクアーム30は、第2のジョイント32によってスラット支持アーム22に結合され、これは、スラット支持アーム22に沿って、第1のジョイント29から間隔をあけて配置される。スラット支持アーム22から遠位にあるリンクアーム30の他の端は、第3のジョイント33によってスラット支持アーム23に結合され、この第3のジョイント33は、リンクアーム30の前記端を、スラット23から延びる第2のスラットマウント28に取付ける。
三角形のトラス構造が、リンクアーム30、第1と第2のジョイント29、32の間のスラット支持アーム22の部分、および第1と第2のスラットマウント27、28の間のスラット23の部分によって画定される。トラス構造は、スラット支持アーム22がその収容位置と展開位置の間で回転する軸であって、そのスラット支持アーム22の理論上の軸に平行に延びる第1のジョイント29の周りをスラット23が回転することを防止する。
スラット支持アーム22の前端24を、分かりやすいようにスラット23を外して、図4に示す。リンクアーム30は、互いに間隔をあけて、スラット支持アーム22の両側に配置され取付けられる2つの平行なリンク部材34を有する。同様に、図4には示されていないが、第2のスラットマウント28が、リンクアーム30の2つの平行なリンク部材34間で、リンクアーム30の先端で支持アーム22に向かって延びることを理解されたい。
ヨーク35は、スラット支持アーム22の前端24から延びる。ヨーク35は、間隔をあけて互いに平行に延びる1組のヨーク部材36を備え、その間にスラットマウント受入空間41を画定する。各ヨーク部材36には、他方のヨーク部材に面する内側表面37および外側表面38がある。ブッシュ受入開口40は、後述するように、その内側表面37と外側表面38の間で各ヨーク部材36を貫通して形成され、対応するすべり軸受すなわちブッシュ42が各開口40に受入れられる。本実施形態では、ブッシュは各ヨーク部材36に固定されて取付けられるが、代替の実施形態では、ブッシュがヨーク部材と一体に形成されてもよいことを理解されたい。
図5に示すように、スラット23の内面26から延びる第1のスラットマウント27は、側面44を有する。カラー収容開口46は、その中に軸受カラー47を収容するために、両側面44の間に広がって形成される。
図5を参照すると、第1のジョイント29が、支持アーム22の前端24をスラット23から延びる第1のスラットマウント27に結合している状態の断面図で示されている。スラット23の第1のスラットマウント27は、スラット支持アーム22のヨーク部材36の間に画定されたスラットマウント受入空間41の中に配置される。以下に詳細に説明するように、各ヨーク部材36には各ブッシュ受入開口40が貫通して形成されており、第1のジョイント29は、このブッシュ受入開口40内に固定して取付けられて軸受スリーブ43を画定するブッシュ42、第1のスラットマウント27内に固定して取付けられた軸受カラー47、ならびに、ブッシュ42および軸受カラー47内にスライド可能に収容された軸受部材48をさらに備える。
軸受部材48は、対向するヨーク部材36内の両ブッシュ42間に広がるような軸受スリーブ43内に収容される主軸50を備え、この主軸50は、オスの軸受座すなわち軸受面53を形成する、中央が一部球形の領域52を有する。第1のスラットマウント27内のカラー47は、内側すなわちメスの一部球形の軸受面54を画定する。この一部球形の軸受面54は、軸受部材48の主軸50に形成された一部球形の軸受面53の回りに位置してこれと嵌合し、その結果、軸受部材48、したがってスラット支持アーム22は、スラット23に対して全ての方向に回転することができる。
軸受部材48の中央が一部球形の領域52から延びる主軸50の端部54は、ブッシュ42内に収容される。端部54は、主軸50の縦軸を画定する軸に沿って延び、それぞれ主軸端面55を有する。端部54は円筒形であり、それらの周囲の外側表面56はオスの軸受面を形成する。
各ブッシュ42は、主軸50の端部54が収容される軸受座57を形成する。各ブッシュ42の内端は、対応するヨーク部材36の内側表面37と同一平面にあるが、各ブッシュ42の外端は、対応するヨーク部材36の外側表面38から延び、その結果、主軸50の各端部54は、軸受スリーブ43のブッシュ42内に完全に収容される。各ブッシュ42は、後述するように、ストッパ58を外端に有し、軸受部材48がストッパ58に向かって軸受スリーブ43内をスライドする場合には、それぞれの主軸端部52の端面55がストッパ58に当接しうる。各ブッシュ42の内側の表面は、以下で明らかになるように、主軸端部54のオスの軸受面の周りに位置して嵌合するメスの軸受面を形成し、その結果、軸受部材48は、その縦軸に沿って軸受スリーブ43内を直線的にスライドする。
各ストッパ58には出口59が貫通して形成され、軸受部材48がその縦軸に沿ってストッパ58の一方に向かって直線運動でスライドする場合に、そこを通る空気の流れによって、軸受部材48がピストンとして働くのを防いで、ブッシュ42と主軸50の間に画定される空間内に圧力差が生じるのを防ぐことができる。
対向する主軸の両端面55の間の軸受部材48の長さは、軸受スリーブ43の対向する両ブッシュ42の両ストッパ58の間の距離よりも短い。したがって、スラット23が中立位置にある場合には、それは、第1のスラットマウント27が横方向に動くようには力を受けておらず、各ヨーク部材から等距離に置かれているということであるが、主軸50の端面55は、軸受スリーブ43の対向する端部でストッパ58から間隔をあけて配置され、そこの間には隙間が形成されている。
スラット支持アーム22にリンク部材34を取付ける第2および第3のジョイント32、33ならびにスラット23の第2のスラットマウント28はそれぞれ、従来型の球面軸受を備えるが、詳細な説明はここでは省略する。
図7を参照すると、スラット23は、2つのスラット支持組立体29、62によって翼(図示せず)に取付けられる。スラット支持組立体の各支持アームは、スラット23がその収容位置と展開位置の間で回転可能であるように、対応するスラット・トラック支持組立体60によって翼に取付けられる。スラット23は、第1のスラット支持組立体62および第2のスラット支持組立体29を用いて、取付けられる。代表的な図面には、第2のスラット支持組立体が1つだけ示されているが、スラットは複数の第2のスラット支持組立体によって取付けられてもよいことを理解されたい。上述したスラット支持組立体20の実施形態は、第1のスラットマウント27の移動を制限することができ、したがって、スラット支持アーム22の理論上の回転軸に平行な、翼の翼長方向に、スラット23が第2のスラット支持組立体29に隣接することを可能にする第2のスラット支持組立体である。
第1のスラット支持組立体62の詳細な図をここでは示さないが、第1のスラット支持組立体62は、上述したスラット支持組立体20と同様の配置である。しかし、第1のスラット支持組立体62において、スラット23を第1のスラット支持アーム63に取付ける第1、第2および第3の各ジョイントは、従来型の球面軸受であり、スラット23から延びる第1のスラットマウントは、スラット支持アーム63に対して横移動することができない。したがって、第1のスラット支持組立体62は、スラット支持アーム22の理論上の回転軸に平行な方向の、翼の翼長方向に、スラット23の移動に抵抗し、翼長方向に翼に沿ってスラット23が平行移動することを防ぐ。
しかし、第1のスラット支持組立体62では、翼に対してスラット23が制限つき回転をすることにより、製造公差および翼の湾曲に起因するミスアライメントを生じる可能性がある。翼の湾曲またはミスアライメントが生じると、軸受部材52が、スラット支持アーム22のヨーク部材36内に配置された軸受スリーブ43のブッシュ42内でスライドする結果、第2のスラット支持組立体29は、スラット23から延びる第1のスラットマウント27が、スラット支持アーム22の理論上の回転軸に平行な軸に沿って、第2の支持アーム22に対してスライドすることを可能にする。
第2のスラット支持組立体29の第1のスラットマウント27が、翼の湾曲または製造公差によるミスアライメントに起因して翼の翼長に沿った方向に力を受けると、スラットマウント27内に配置された軸受カラー47は、スラットマウント27と一緒にスライドさせられる。軸受カラー47のメスの軸受面54は、軸受部材48の中央が一部球形の領域52のオス軸受座53に作用し、軸受部材48を横にスライドさせる。さらに、軸受部材48は、軸受カラー47によって加えられた力に起因して軸受部材にモーメントが作用することを防ぐように、軸受カラー内で回転可能である。軸受部材48の主軸は、その軸に沿ってブッシュ42内でスライド可能であり、スラット支持アームにかかる荷重を軽減し、スラット支持組立体の疲労に起因する故障の可能性を限定する。スラット支持組立体29の第1のスラットマウント27が、所定の位置を越えてスライドするように力を受ける場合には、軸受部材48の主軸端面55は、軸受部材48の可動域を制限するために、それぞれのブッシュ48のストッパ58に当接し、幅方向のスラットマウント27の移動を制限する。
軸受スリーブ内の軸受部材主軸50の直線運動の範囲は、スラットマウント受入空間41内、それは第1のスラットマウント27がヨーク部材36の内側表面37に接触しないような空間内であるが、その空間内におけるスラットマウント27が運動可能な範囲よりも小さく、それによって、スラットマウント27が対応するヨーク部材の内側表面37に衝突する前に、主軸50の端面55は軸受スリーブ43内のストッパ58に当接し、したがって、ヨーク部材および/またはスラットマウントの損傷を防止する。
同様に、第2のスラット支持アーム22が、第2のスラット支持アーム22に対して翼の翼長に沿う翼長方向にスライドするように力を受ける場合には、軸受スリーブ43のブッシュ42は、第1のジョイントによって伝えられた荷重を減らすために、軸受部材48の主軸50上をスライドする。
本発明の別の実施形態を図6を参照して説明する。図6では、軸受部材の縦軸に沿って軸受部材の主軸を貫通する孔が形成されており、そこにフェールセーフピンが配置されている以外は、図5と同様の配置を示す。本発明のこの実施形態の特徴および構成要素は、上述した本発明の実施形態とだいたい同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。さらに、上述した特徴および構成要素に対応する特徴および構成要素を、同じ参照符号で示す。
本実施形態では、スラット23をスラット支持アーム22に取付けるための第1のジョイント65を説明する。孔66は、軸受部材67を貫通して形成され、フェールセーフピン68はそこを貫通して延びる。孔66は主軸50の長手方向に沿って延び、軸受部材67がフェールセーフピン68に沿ってスライド可能であるように、孔66およびフェールセーフピン68が構成される。フェールセーフピン68および軸受部材67は、フェールセーフピン68が両ブッシュ42間に延びる状態で、軸受スリーブ43内に配置される。フェールセーフピン68は、ピン68の各端がブッシュ42の各端でストッパ69に固定して取付けられた状態で、軸受スリーブ43内に固定して取付けられる。したがって、軸受部材67が軸受スリーブ43のブッシュ42内で横にスライドする場合には、軸受部材67もまた、フェールセーフピン68に沿ってスライドする。フェールセーフピン68は、ジョイント65に追加的支持をもたらし、スラット支持組立体の故障の危険を減らす。
上述した本発明の実施形態においては、スラットの翼長方向への移動を見込んで、スラット支持アーム案内軸受をスラット支持アームから間隔をあけて配置する必要はもはやないので、案内ころ軸受をもっと近づけて配置することができ、それにより、翼構造内の空間を節約することができる。
本発明の実施形態は、本質的に、側面荷重および垂直荷重に対抗する案内ころ軸受に過度の荷重を伝えることなしに、本発明のジョイントに隣接するスラットが、翼の湾曲およびミスアライメントを許容するために、翼長方向へ移動することを可能にする。さらに、本発明により、重量が低減すること、および/または、翼の配置密度が高い前縁における設計空間の制約を大きく低減することが可能になるばかりでなく、側面荷重および垂直荷重に対抗する案内ころ軸受が、対応するスラット支持アームとの間に、精密な間隙公差を有することができ、翼内の構成部品の移動が最小限になるように、ころ軸受に対するアームおよびスラットの移動が低減される。本発明のジョイントは、同一の軸受が垂直荷重および側面荷重に同時に対抗するような、垂直および側面の両方向に作用する荷重に抵抗するように構成される軸受を有するスラット支持組立体にばかりでなく、別々の垂直荷重軸受および側面荷重軸受を有するスラット支持組立体にも適用可能であることを理解されたい。
前述の説明は、例としてのみ提示され、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、スラットを本発明のスラット支持アームの一端に結合するためのジョイントに対して、または、本発明のスラット支持組立体に対して、変更が施されうることを理解されたい。
1・・・・・・翼
2,23・・・スラット
3・・・・・・支持アーム
7・・・・・・スラットラック
8・・・・・・駆動歯車
9・・・・・・シャフト
10・・・・・上部ころ軸受
11・・・・・下部ころ軸受
12・・・・・側面荷重軸受
15・・・・・第1の支持アーム
16・・・・・第2の支持アーム
17・・・・・前方の側面荷重軸受
18・・・・・後方の側面荷重軸受
19・・・・・固定ジョイント
20・・・・・第2のスラット支持組立体
22・・・・・第2のスラット支持アーム
27・・・・・第1のスラットマウント
28・・・・・第2のスラットマウント
29・・・・・第1のジョイント
30・・・・・リンクアーム
32・・・・・第2のジョイント
33・・・・・第3のジョイント
34・・・・・リンク部材
36・・・・・ヨーク部材
42・・・・・ブッシュ
43・・・・・軸受スリーブ
47・・・・・軸受カラー
48、67・・軸受部材
50・・・・・主軸
52・・・・・中央が一部球形の領域
58・・・・・ストッパ
59・・・・・出口
62・・・・・第1のスラット支持組立体62
63・・・・・第1のスラット支持アーム63
65・・・・・第1のジョイント
66・・・・・孔
68・・・・・フェールセーフピン

Claims (29)

  1. その回転軸の周りを、航空機の翼の前縁からスラットを展開するように可動であるスラット支持アームと、
    ジョイントによって前記スラット支持アームの一端に結合されるスラット上のスラットマウントと、を備え、
    前記ジョイントが、前記スラットマウントが前記スラット支持アームの前記回転軸の方向にスライドできるように構成されることを特徴とするスラット支持組立体。
  2. 前記ジョイントが、前記スラットマウントに取付けられた軸受部材を備え、前記軸受部材が、前記スラット支持アームの軸受スリーブ内にスライド可能に収容されることを特徴とする請求項1に記載のスラット支持組立体。
  3. 前記軸受部材が、前記軸受スリーブ内で直線方向にスライドするように構成されることを特徴とする請求項2に記載のスラット支持組立体。
  4. 前記軸受部材が、長軸に沿う方向に前記軸受スリーブ内でスライド可能である主軸を備えることを特徴とする請求項3に記載のスラット支持組立体。
  5. 前記軸受スリーブが、対向するブッシュを前記スラット支持アームに備え、前記主軸の両端が、前記ブッシュ内にスライド可能に収容され、前記主軸は、対向するブッシュ間に延びることを特徴とする請求項4に記載のスラット支持組立体。
  6. 2つのヨーク部材が間隔をあけて配置された状態で、前記スラット支持アームの一端に形成されたヨークをさらに備え、前記対向するブッシュが、前記ヨーク部材内に形成されることを特徴とする請求項5に記載のスラット支持組立体。
  7. 前記スラットマウントが、前記ヨーク部材の間に配置されることを特徴とする請求項6に記載のスラット支持組立体。
  8. 前記スラットマウントが、前記主軸の前記両端間で、前記軸受部材の前記主軸に取付け可能であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスラット支持組立体。
  9. 前記主軸の前記両端が、前記ブッシュの対応する軸受座と嵌合する円筒形の軸受ジャーナル面を形成することを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載のスラット支持組立体。
  10. 前記主軸の前記長軸が、前記アームの前記回転軸に平行に延びることを特徴とする請求項4から9のいずれかに記載のスラット支持組立体。
  11. 各ブッシュがその端にストッパを有し、前記主軸の前記両端が、前記主軸の移動範囲を制限するように、前記ストッパに当接可能であることを特徴とする請求項5から10のいずれかに記載のスラット支持組立体。
  12. 前記主軸の長さが、前記主軸が前記2つのストッパの間の前記ブッシュ内でスライド可能であるように、前記対向するブッシュの前記ストッパ間の距離よりも短いことを特徴とする請求項11に記載のスラット支持組立体。
  13. 出口が、各ストッパを貫通して形成されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のスラット支持組立体。
  14. 前記スラットマウントが、前記主軸に旋回可能に取付けられることを特徴とする請求項8に記載のスラット支持組立体。
  15. 前記主軸の周りに位置して前記主軸と嵌合するカラーを、前記スラットを取付けるスラットマウント上にさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のスラット支持組立体。
  16. 前記主軸の各端の間に配置された一部球形の部分をさらに備え、前記カラーは、前記主軸の前記一部球形の部分の周りに位置して前記一部球形の部分と嵌合することを特徴とする請求項15に記載のスラット支持組立体。
  17. 請求項6に従属する場合に、前記主軸の前記移動範囲が、前記スラットが前記ヨーク部材に当接することを防ぐように構成されることを特徴とする請求項11に記載のスラット支持組立体。
  18. 前記主軸の前記長軸の周りで前記スラットが回転することを防ぐために、前記スラット支持アームと前記スラットの間に延びるリンクアームをさらに備えることを特徴とする請求項4から17のうちのいずれかに記載のスラット支持組立体。
  19. 前記リンクアームが、球面軸受によって前記スラット支持アームおよび前記スラットに旋回可能に取付けられることを特徴とする請求項18に記載のスラット支持組立体。
  20. 前記主軸を強化するために、前記主軸の長軸に沿って、前記主軸を貫通して延びるピンをさらに備えることを特徴とする請求項4から19のうちのいずれかに記載の支持組立体。
  21. 前記ピンが、各端で前記軸受座に固定して取付けられ、前記主軸が、前記ピンに沿ってスライド可能であることを特徴とする請求項20に記載のスラット支持組立体。
  22. 請求項11に従属する場合に、前記ピンは前記ストッパに固定して取付けられることを特徴とする請求項21に記載のスラット支持組立体。
  23. 翼内に複数の軸受をさらに備え、各軸受が、前記スラット支持アームを支持するために、前記スラット支持アーム上で対応する軸受面と転がり接触し、前記スラットの展開および後退中にそれを案内し、2つ以上の方向で前記スラット支持アームにかかる荷重に対抗するように、少なくともいくつかの前記軸受面および対応する軸受が構成されることを特徴とする請求項2から22のいずれかに記載のスラット支持組立体。
  24. 前記スラット支持アームは、1組の隣接する上部軸受面を有し、各上部軸受面は、一方の上部軸受面に対応する軸受が他方の上部軸受面に対応する軸受と共通の軸を共有しないような、その隣接する上部軸受面に対する角度で配置されていることを特徴とする請求項23に記載のスラット支持組立体。
  25. 前記スラット支持アームに溝と、
    前記スラットの展開および後退のために、その軸の周りに前記スラットラックを回転させるように構成される駆動歯車と協働するための前記溝内で、前記スラット支持アームに取付けられたスラットラックと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から24のいずれかに記載の支持組立体。
  26. スラット支持アームが前記スラットを航空機の翼の前縁から展開するように前記スラット支持アームの回転軸の周りに可動であり、スラットを前記スラット支持アームの一端に結合するジョイントであって、
    スラットに取付け可能である軸受部材と、
    スラット支持アームに取付け可能な軸受部材スリーブと、
    を備え、前記軸受部材が、前記スリーブ内でスライドするように構成され、その結果、前記スラットが、前記アームの回転軸の方向に、前記スラット支持アームに対してスライド可能であることを特徴とするジョイント。
  27. 請求項1から25のいずれかに記載されるスラットおよびスラット支持組立体を有する航空機の翼。
  28. 請求項1から25のうちのいずれかに記載の前記スラット支持組立体が、スラットの第2のスラットマウントを第2のスラット支持組立体に取付ける第2のスラット支持組立体であり、前記第1のマウントが前記第1のスラット支持アームの前記回転軸の方向にスライドするのを防ぐように構成される第1のスラット支持アームに、前記スラットの第1のスラットマウントを、固定して取付けるように構成される第1のスラット支持組立体をさらに備えることを特徴とする請求項27に記載の航空機の翼。
  29. 添付の図面を参照して、前述されたのと同様のスラット支持組立体。
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