JP2013248960A - トランクリッド - Google Patents

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敏記 宮地
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Abstract

【課題】トランクリッドの意匠性を悪化させることなくそのヒンジ取付部を含む外周縁部の剛性を高める。
【解決手段】リッド本体部7の矩形パネル部7aの裏側には、外周縁に沿って延びる外周リブ9と、外周リブ9の車体前端の車幅方向両端を一体に連結するように車幅方向に延びる前側横リブ65と、外周リブ9の車体前端の車幅方向両外側方でそれぞれ外周リブ9と間隔をあけ、板面を車幅方向に向けた一対の側壁部13とが一体に立設されている。外周リブ9の先端縁には、その全長に亘ってリッド本体部7と略平行に離間する環状の周壁部15が外側又は内側に向けて一体に延設され、周壁部15の車体前端の車幅方向両側は、外周リブ9の外側に向けて延設されてその延出端縁が側壁部13の先端縁に一体に連結され、車幅方向両側の周壁部15の車体前端部には、ヒンジ取付部としての張出部17が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のトランクルーム開口を上下方向に開閉するトランクリッドに関するものである。
特許文献1には、パネル状の樹脂製リッド本体部を備えたトランクリッドが開示されている。このトランクリッドでは、リッド本体部裏面の外周縁部に複数本の補強用リブを内外に間隔をあけて一体に突設している。したがって、リッド本体部裏面の四隅には、複数本の補強用リブが格子状に密集している。そのうち、車体前端側の2つの隅部をヒンジ取付部とし、密集した補強用リブによりヒンジ取付部の剛性を高めている。
特開昭63−102578号公報
しかしながら、特許文献1では、密集した補強用リブでヒンジ取付部を形成しているため、リッド本体部表面のヒンジ取付部対応箇所にヒケや反りが生じ、当該箇所の意匠性を悪化させるおそれがある。また、リッド本体部表面の外周縁部にもその裏面側の複数本の補強用リブに起因するヒケ等により意匠性に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トランクリッドの意匠性を悪化させることなくそのヒンジ取付部を含む外周縁部の剛性を高めることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、トランクリッドのヒンジ取付部設置箇所を閉断面形状にしたことを特徴とする。
具体的には、本発明は、パネル状の樹脂製リッド本体部を備え、車体の上方に開放するトランクルーム開口の車体前端の車幅方向両端に一対のヒンジにより上記トランクルーム開口を上下方向に開閉可能に連結されたトランクリッドを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記リッド本体部の主面裏側には、外周縁に沿って延びる外周立壁部と、該外周立壁部の車体前端の車幅方向両端を一体に連結するように車幅方向に延びる横リブと、上記外周立壁部の車体前端の車幅方向両外側方でそれぞれ上記外周立壁部と間隔をあけ、板面を車幅方向に向けた一対の側壁部とが一体に立設され、上記外周立壁部の先端縁には、上記リッド本体部と略平行に離間する環状の周壁部が少なくとも外側及び内側の一方に向けて一体に延設され、該周壁部の車体前端の車幅方向両側は、上記外周立壁部の外側に向けて延設されてその延出端縁が上記側壁部の先端縁に一体に連結され、車幅方向両側の上記周壁部の車体前端部と上記側壁部との少なくとも一方には、ヒンジ取付部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトランクリッドにおいて、上記リッド本体部の主面裏側には、車体前後方向に延びて上記横リブと交差し、かつ車体後側の外周立壁部及び周壁部の少なくとも一方に一体に連結された縦リブが一体に立設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、トランクリッドのヒンジ取付部設置箇所を、側壁部、周壁部、外周立壁部、及びリッド本体部からなる閉断面形状にし、かつ当該閉断面形状を構成する外周立壁部を車体前端の車幅方向両端で横リブにより支持しているので、ヒンジ取付部設置箇所の剛性が高められる。また、リッド開閉時にヒンジ取付部にかかる負荷が横リブを介してリッド本体部に車幅方向に広く分散する。したがって、リッド開閉時の負荷によるヒンジ取付部の変形や破損が防止される。
さらに、リッド本体部のヒンジ取付部対応箇所には側壁部、外周立壁部、及び横リブだけがつながっているので、密集した厚肉の補強用リブに起因するヒケ等が発生せず、トランクリッドの意匠性が向上する。また、リッド本体部の外周縁には外周立壁部だけがつながっているので、複数本設けた補強用リブに起因するヒケ等が発生せず、トランクリッドの意匠性が向上する。
請求項2に記載の発明によれば、縦リブが横リブと交差して横リブの剛性を高めているので、横リブによって外周立壁部がより確実に支持され、ヒンジ取付部設置箇所の剛性がさらに高められる。また、リッド開閉時にヒンジ取付部にかかる負荷が縦リブを介してリッド本体部に車体前後方向に広く分散する。したがって、リッド開閉時の負荷によるヒンジ取付部の変形や破損がより確実に防止される。
本発明の実施形態1に係るトランクリッドを表側から見た斜視図である。 本発明の実施形態1に係るトランクリッドを裏側から見た斜視図である。 図1のA−A線に相当する断面図である。 図2のB−B線に相当する断面図である。 実施形態2の図4相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1〜4は、自動車の車体1の上方に開放するトランクルーム開口3を上下方向に開閉可能な本発明の実施形態1に係るトランクリッド5を示す。このトランクリッド5は、炭素繊維強化ポリプロピレン(PPCF)、ガラス繊維強化ポリプロピレン(PPGF)、SMC(Sheet Molding Compound)等の繊維強化樹脂材にて一体に成形されている。
このトランクリッド5は、リッド閉状態でトランクルーム開口3を覆うパネル状のリッド本体部7を備えている。このリッド本体部7は、車体後方に向けて若干下方に傾斜して延びる矩形パネル部7aと、該矩形パネル部7aの後端縁から後方に向けて下方に大きく傾斜して徐々に幅を狭めながら一体に延びる左右対称な台形パネル部7bとで側方から見て断面略への字状に形成され、上記矩形パネル部7aがリッド本体部7の主面を構成している。
上記リッド本体部7の矩形パネル部7aの裏側には、その車体後側の車幅方向中程を除く外周縁全体に沿って延びる外周立壁部としての外周リブ9が一体に立設されている。車体後側の外周リブ9の車幅方向両端近傍には、車体後方に向けて平面視略反U字状に膨出する膨出部11が形成されている。さらに、上記リッド本体部7の矩形パネル部7aの裏側には、外周リブ9の車体前端の車幅方向両外側方でそれぞれ上記外周リブ9と間隔をあけ、板面を車幅方向に向けた一対の側壁部13が一体に立設されている。
上記外周リブ9の先端縁には、その全長に亘って上記リッド本体部7と略平行に離間する環状の周壁部15が内側又は外側に向けて一体に延設されている。該周壁部15の車体前側及び車幅方向両側は、上記外周リブ9の外側に向けて延設されている一方、該周壁部15の車体後側は、上記外周リブ9の内側に向けて延設されている。上記周壁部15の車体前端の車幅方向両端は、その後側よりも車幅方向両外側に張り出し、かつその車幅方向内側の周壁部15よりも分厚く形成されて裏側(反リッド本体部7側)に膨出するヒンジ取付部としての張出部17をそれぞれ構成している。両張出部17の車幅方向外側端縁(周壁部15の車体前端の車幅方向両側の延出端縁)は、上記側壁部13の先端縁に一体に連結されている。上記各張出部17には、1対のボルト21の頭部が溶接された金属製のインサートブラケット23がインサート成形により埋め込まれ、各ボルト21の軸部が車体前後方向に間隔をあけて張出部17裏面から突出している。これらボルト21の軸部をヒンジ25のボルト挿通孔27に挿通させて軸部先端側にナット29を螺合させることで、トランクリッド5が、トランクルーム開口3の車体前端の車幅方向両端に上記一対のヒンジ25によりトランクルーム開口3を上下方向に開閉可能に連結されている。
一方、車体後側の外周リブ9非立設箇所の周壁部15の後端縁には、その全長に亘って後側延出壁部35が後方に向けて一体に延設されている。この後側延出壁部35には、平面視矩形状の3つの貫通孔37が車幅方向に間隔をあけて形成されている。該後側延出壁部35の延出端縁(後端縁)は、台形パネル部7bに裏側から一体に連結されている。また、車体後側の外周リブ9非立設箇所の周壁部15の前端縁の車幅方向中程には、前側延出壁部39が前方に向けて一体に延設されている。この前側延出壁部39には、一対の貫通孔41が形成され、これら各貫通孔41周りの前側延出壁部39をクリップナット43によって挟み、該クリップナット43及び貫通孔41にプレート45がボルト47により裏側(反リッド本体部7側)から締結されている。このプレート45には、車体1に取り付けられたラッチ機構(図示せず)に嵌合してリッド閉状態を保持するストライカ49が溶接されている。つまり、ストライカ49は、プレート45及びクリップナット43を介して前側延出壁部39に取り付けられている。また、上記膨出部11に囲まれた周壁部15には、図2に示すように、それぞれ緩衝ゴム(図示せず)の取付孔51が形成されている。
上記周壁部15の反リッド本体部7側の面は、リッド閉状態でトランクルーム開口3周縁に環状に設けられたウエザストリップ53に全周に亘って当接する。
上記矩形パネル部7a裏側の車体後部の車幅方向中程には、一対の立壁部55が板面を車幅方向に対向させて互いに間隔をあけて平行に一体に立設されている。これら立壁部55の先端縁は、上記外周リブ9非立設箇所の周壁部15の車幅方向中央部、後側延出壁部35の車幅方向中央部、及び前側延出壁部39によって一体に橋絡されている。つまり、上記外周リブ9非立設箇所の周壁部15の車幅方向中央部、後側延出壁部35の車幅方向中央部、及び前側延出壁部39が一体となって立壁部55の先端縁を一体に橋絡する連結壁部57を構成している。そして、この連結壁部57と上記立壁部55とで門型の後側補強部59が構成されている。各立壁部55の車体後側端縁は、台形パネル部7bに裏側から一体に連結されている一方、その車体前側端縁は、矩形パネル部7aの車体前後方向略中央部まで延び、かつリッド閉状態で先端から基端に行くに従って前上がりに傾斜している。また、各立壁部55の車体前側端縁の基端は、車幅方向に沿う略一直線L上に位置している。
また、上記矩形パネル部7a裏側の後側延出壁部35の車幅方向両側には、それぞれ補強壁部60が板面を車幅方向に対向させて互いに平行に一体に立設され、これら補強壁部60の先端縁は、上記後側延出壁部35の車幅方向両端縁に一体に連結されている。
また、上記矩形パネル部7a裏側の後側補強部59の車体前側には、上記立壁部55の車体前側端縁から車体前方に向けて互いに平行に一体に延出する一対の立壁部補強リブ61が一体に立設され、該立壁部補強リブ61の車体前側端縁は、車体前側の外周リブ9に一体に連結されている。さらに、上記矩形パネル部7a裏側における後側補強部59の車体前側には、上記両立壁部補強リブ61の後端部、及び外周リブ9の車体前端の車幅方向両端を一体に連結するように車幅方向に延びる互いに平行な2本の後側横リブ63と、該後側横リブ63の車体前側で外周リブ9の車体前端の車幅方向両端を一体に連結するように車幅方向に延びる互いに平行な2本の前側横リブ65とが一体に立設されている。つまり、各後側横リブ63は、立壁部補強リブ61を介して一方の立壁部55の車体前側端縁に一体に連結され、各前側横リブ65は、それぞれ立壁部補強リブ61を介して両立壁部55の車体前側端縁に一体に連結されている。上記後側横リブ63は、全長に亘って車幅方向外側に向けて前方に傾斜している一方、上記前側横リブ65は、車幅方向両外側のみが車幅方向外側に向けて前方に傾斜している。また、上記立壁部補強リブ61と上記立壁部55とで、車体前後方向に延びて上記前側横リブ65と交差する一本の縦リブ62が構成されている。
また、上記矩形パネル部7a裏側における上記立壁部55の車幅方向内側には、車体前後方向に延びて上記前側横リブ65と交差し、かつ車体前側の外周リブ9と台形パネル部7bとを一体に連結するように延びる3本の内側縦リブ66が一体に立設されている。
また、上記矩形パネル部7a裏側における上記立壁部55の車幅方向両外側には、車体前後方向に延びて上記後側横リブ63及び前側横リブ65と交差し、それぞれ車体前後両側の外周リブ9に一体に連結された計4本の外側縦リブ67が一体に立設されている。上記外側縦リブ67の車体後端部には、その前側よりも突出する突出部71が形成され、これら突出部71の先端縁は、上記車体後側の周壁部15に一体に連結されている。
さらに、上記矩形パネル部7a裏側における車体前側及び車幅方向両側の外周リブ9外側には、板面を周方向に向けた複数の板状支持リブ73が周方向に互いに間隔をあけて一体に立設されている。各支持リブ73の先端縁は上記周壁部15に一体に連結されているとともに、各支持リブ73の内側端縁は上記外周リブ9に外側から一体に連結されている。
さらに、上記台形パネル部7b裏側の膨出部11対応箇所には、板面を車幅方向に向けた板状補強リブ75が立設されて上記膨出部11に一体に連結されている。
上述のように構成されたトランクリッド5を備えた自動車の後突時には、各立壁部55の車体前側端縁には連結壁部57が形成されていないので、まず、立壁部55の車体前側端縁がその基端を起点として湾曲し、その後、図3に仮想線で示すように、上記リッド本体部7が上記各立壁部55の車体前側端縁の基端、すなわち車幅方向に沿う略一直線Lを起点として略くの字状に折れ曲がる。したがって、衝撃荷重が吸収され、その結果、トランクリッド5の車室内への飛び込みが防止されるとともに乗員に加わる衝撃が軽減される。また、上述のようにリッド本体部7が折れ曲がる前に立壁部55の車体前側端縁が湾曲することにより、衝撃荷重が吸収されるので、乗員に加わる衝撃をさらに軽減できる。なお、図3では、後側延出壁部35の貫通孔37、ストライカ49周りの詳細な構成、及び支持リブ73の仮想線での図示を省略している。
したがって、本実施形態によれば、後側補強部59はトランクリッド5の車体後部でリッド本体部7とで閉断面を形成しているので、トランクリッド5の車体後部の剛性を高めてその変形や破損を防止できる。また、後側補強部59はリッド本体部7と立壁部55とでのみつながっているので、厚肉の補強用リブに起因するヒケ等が発生せず、トランクリッド5の意匠性が向上する。
また、立壁部55の車体前側端縁の基端、すなわち自動車の後突時における折れ曲がりの起点が、後側横リブ63及び前側横リブ65によってその剛性が高められたトランクリッド5の車体前部と、後側補強部59によってその剛性が高められたトランクリッド5の車体後部とに挟まれ、これら車体前後両側に対する上記起点の剛性が相対的に低くなっているので、折れ曲がりの起点の位置ずれが生じにくい。
また、トランクリッド5の車体後部の剛性を高める後側補強部59の連結壁部57にストライカ49を設けているので、トランクリッド5を閉じる際、上記ストライカ49の車体側ロック箇所、すなわち車体側のラッチ機構との当接による反力が後側補強部59に作用しても、リッド本体部7は大きく撓まず、両者の係合不良が生じることを防止できる。
また、トランクリッド5の張出部17設置箇所を、側壁部13、周壁部15、外周リブ9、及びリッド本体部7からなる閉断面形状にし、かつ当該閉断面形状を構成する外周リブ9を車体前端の車幅方向両端で後側横リブ63及び前側横リブ65により支持しているので、張出部17の剛性が高められる。また、リッド開閉時に張出部17にかかる負荷が後側横リブ63及び前側横リブ65を介してリッド本体部7に車幅方向に広く分散する。したがって、リッド開閉時の負荷による張出部17の変形や破損が防止される。
さらに、リッド本体部7の張出部17対応箇所には側壁部13、外周リブ9、後側横リブ63及び前側横リブ65だけがつながっているので、密集した厚肉の補強用リブに起因するヒケ等が発生せず、トランクリッド5の意匠性が向上する。また、リッド本体部7の外周縁には外周リブ9だけがつながっているので、複数本設けた補強用リブに起因するヒケ等が発生せず、トランクリッド5の意匠性が向上する。
また、縦リブ62、内側縦リブ66及び外側縦リブ67が前側横リブ65と交差して前側横リブ65の剛性を高めているので、前側横リブ65によって外周リブ9がより確実に支持され、張出部17の剛性がさらに高められる。また、リッド開閉時に張出部17にかかる負荷が縦リブ62、内側縦リブ66及び外側縦リブ67を介してリッド本体部7に車体前後方向に広く分散する。したがって、リッド開閉時の負荷による張出部17の変形や破損がより確実に防止される。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係るトランクリッド5を示す。この実施形態2では、周壁部15の車幅方向両側が車幅方向外側に向けて下方(図5では上方)に傾斜し、かつ上記張出部17がその車幅方向内側の周壁部15と略等しい厚さで面一に形成されている。一方、上記両側壁部13には、ヒンジ取付部としてのボルト挿通孔77が貫通形成され、該ボルト挿通孔77には、筒状の金属製のカラー79が内嵌めされている。そして、上記ボルト挿通孔77にヒンジ25のボルト挿通孔27とワッシャ81とを対応させた状態で上記カラー79にボルト83を挿通させて該ボルト83の軸部先端側にナット85を螺合させることで、トランクリッド5が、トランクルーム開口3の車体前端の車幅方向両端に上記一対のヒンジ25によりトランクルーム開口3を上下方向に開閉可能に連結されている。その他の構成は、実施形態1と同じであるので、同一の構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、本実施形態2によれば、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
なお、上記実施形態1,2では、トランクリッド5にストライカ49を取り付け、車体1にラッチ機構を取り付けたが、反対に、トランクリッド5にラッチ機構を取り付け、車体1にストライカ49を取り付けてもよい。
さらに、上記実施形態1,2では、立壁部55を1対だけ設けたが、3枚以上設け、それらの先端縁が連結壁部57で橋絡されるようにしてもよい。かかる場合、これら3枚以上のすべての立壁部55の車体前側端縁の基端を車幅方向に沿う略一直線L上に配置してもよいし、一部の少なくとも一対の立壁部55の車体前側端縁の基端を車幅方向に沿う略一直線L上に配置してもよい。
また、上記実施形態1,2では、外側縦リブ67を車体後側の外周リブ9及び周壁部15の両方に一体に連結したが、車体後側の周壁部15には直接連結せずに車体後側の外周リブ9のみに一体に連結してもよい。
また、周壁部15の一部又は全部を、外周リブ9の先端縁の外側及び内側の両方に向けて一体に延設してもよい。
また、上記実施形態1では、ヒンジ取付部としての張出部17を周壁部15に設け、上記実施形態2では、ヒンジ取付部としてのボルト挿通孔77を側壁部13に設けたが、ヒンジ取付部を周壁部15及び側壁部13の両者に跨るように設けてもよい。
本発明は、自動車のトランクルーム開口を上下方向に開閉するトランクリッドとして有用である。
1 車体
3 トランクルーム開口
5 トランクリッド
7 リッド本体部
7a 矩形パネル部(主面)
9 外周リブ(外周立壁部)
13 側壁部
15 周壁部
17 張出部(ヒンジ取付部)
25 ヒンジ
62 縦リブ
65 前側横リブ(横リブ)
67 外側縦リブ(縦リブ)
77 ボルト挿通孔(ヒンジ取付部)

Claims (2)

  1. パネル状の樹脂製リッド本体部(7)を備え、車体(1)の上方に開放するトランクルーム開口(3)の車体前端の車幅方向両端に一対のヒンジ(25)により上記トランクルーム開口(3)を上下方向に開閉可能に連結されたトランクリッドであって、
    上記リッド本体部(7)の主面(7a)裏側には、外周縁に沿って延びる外周立壁部(9)と、該外周立壁部(9)の車体前端の車幅方向両端を一体に連結するように車幅方向に延びる横リブ(65)と、上記外周立壁部(9)の車体前端の車幅方向両外側方でそれぞれ上記外周立壁部(9)と間隔をあけ、板面を車幅方向に向けた一対の側壁部(13)とが一体に立設され、
    上記外周立壁部(9)の先端縁には、上記リッド本体部(7)と略平行に離間する環状の周壁部(15)が少なくとも外側及び内側の一方に向けて一体に延設され、該周壁部(15)の車体前端の車幅方向両側は、上記外周立壁部(9)の外側に向けて延設されてその延出端縁が上記側壁部(13)の先端縁に一体に連結され、
    車幅方向両側の上記周壁部(15)の車体前端部と上記側壁部(13)との少なくとも一方には、ヒンジ取付部(17,77)が設けられていることを特徴とするトランクリッド。
  2. 請求項1に記載のトランクリッドにおいて、
    上記リッド本体部(7)の主面(7a)裏側には、車体前後方向に延びて上記横リブ(65)と交差し、かつ車体後側の外周立壁部(9)及び周壁部(15)の少なくとも一方に一体に連結された縦リブ(62,67)が一体に立設されていることを特徴とするトランクリッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102456830B1 (ko) * 2021-06-30 2022-10-24 (주)탑아이엔디 복합소재를 이용한 트렁크 리드

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