JP2013248622A - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013248622A
JP2013248622A JP2012122758A JP2012122758A JP2013248622A JP 2013248622 A JP2013248622 A JP 2013248622A JP 2012122758 A JP2012122758 A JP 2012122758A JP 2012122758 A JP2012122758 A JP 2012122758A JP 2013248622 A JP2013248622 A JP 2013248622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal material
frame
support mechanism
gantry
steel pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012122758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013248622A5 (ja
JP5939036B2 (ja
Inventor
Yutaka Hamazaki
豊 浜崎
Hiroshi Hayashi
宏 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2012122758A priority Critical patent/JP5939036B2/ja
Publication of JP2013248622A publication Critical patent/JP2013248622A/ja
Publication of JP2013248622A5 publication Critical patent/JP2013248622A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5939036B2 publication Critical patent/JP5939036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

【課題】曲げ部材の寸法精度を所望の精度に維持でき、特に自動車用曲げ部材といった高い寸法精度を有する曲げ部材を安定して製造する。
【解決手段】鋼管15の送り機構14と、第1の位置Aに配置される第1の支持機構21と、第2の位置Bに配置される鋼管15の加熱機構23と、第3の位置Cに配置されて鋼管15を冷却することによって鋼管15に高温の部分を形成する冷却機構24と、第4の位置Dに配置されて鋼管15の高温状態の部分に曲げモーメントを与えて鋼管15を曲げ加工する第2の支持機構25と、第1の支持機構21を搭載する第1の架台11と、第2の支持機構25を搭載する第2の架台12とを備え、かつ、第1の架台11および第2の架台12は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、3次元で固定してキー接続される曲げ加工装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲げ加工装置に関し、具体的には、閉断面を有する長尺の金属製の素材に二次元または三次元の曲げ加工を行って曲げ部材を製造するための曲げ加工装置に関する。
周知のように、自動車や各種機械等に用いられる、屈曲した形状を有する金属製の強度部材、補強部材または構造部材には、高強度、軽量かつ小型であること等が求められる。この種の曲げ部材は、従来より、例えばプレス加工品の溶接、厚板の打ち抜きさらには鍛造等により製造されてきた。しかし、これらの製造方法により製造される曲げ部材の軽量化および小型化には限界があり、その実現は容易なことではない。
近年では、例えば非特許文献1に開示されるように、いわゆるチューブハイドロフォーミングによりこの種の曲げ部材を製造することも積極的に検討されている。非特許文献1の28頁にも記載されているように、チューブハイドロフォーミング工法は、素材となる材料の開発や成形可能な形状の自由度の拡大等といった様々な課題を有しており、今後よりいっそうの技術開発が必要である。
本出願人は、このような現状に鑑み、特許文献1により曲げ加工装置を開示した。図6は、この曲げ加工装置0(以下、「3DQ装置」ともいう)の概略を示す説明図である。
図6に示すように、3DQ装置0は、基本的に、支持機構2によりその軸方向へ移動自在に支持された鋼管1を上流側から下流側へ向けて例えばボールネジを用いた送り機構3により送りながら、支持機構2の下流で加熱機構(例えば誘導加熱コイル)5により鋼管1を部分的に焼入れが可能な温度域に急速に加熱するとともに加熱機構5の下流に配置される冷却機構(例えば水冷装置)6により鋼管1を急冷することにより、鋼管1の長手方向の一部に部分的に高温の変形抵抗低下部分を形成する。そして、鋼管1を送りながら支持可能であるロール対4aを少なくとも一組有する可動ローラーダイス4、または鋼管1を把持する産業用ロボット(図示しない)の効果器の位置を二次元又は三次元で変更して鋼管1の変形抵抗低下部分に曲げモーメントを付与することにより、曲げ部材8を製造する。
3DQ装置は、加熱機構5の上流側に鋼管1を支持して位置規制するための支持機構(図示しない)や、鋼管1における曲げ加工を行われた部分がその自重により変形することを防止するための変形防止機構(図示しない)を備えてもよい。
3DQ装置0によれば、二次元又は三次元に屈曲する曲げ加工部と焼入れ部とを、長手方向や長手方向と交叉する面内の周方向へ向けて断続的又は連続的に有する曲げ部材を、高い作業能率で製造することができる。
国際公開第2006/093006号パンフレット
自動車技術 Vol.57,No.6,2003 23〜28頁
本発明者らはよりいっそうの向上を目的として鋭意検討を重ねた結果、3DQ装置0には、以下に説明するさらに改善すべき課題があることが判明した。
3DQ装置0の工場建屋内への設置では、送り機構3、加熱機構5、冷却機構6、支持機構、産業用ロボット、さらには変形防止機構等の、3DQ装置0を構成する各機構を一の架台に搭載することが最も簡便である。しかし、これでは、製造する製品の寸法等が変更される場合、架台の寸法により各機構の設置位置が制限されるために製品の寸法変更に柔軟に対応することが難しいとともに、架台が相当程度大型化するために据え付けの作業性の低下は否めない。このため、上記各機構を複数の架台に振り分けて搭載することが好ましい。例えば、送り機構3、加熱機構5および冷却機構6を一の架台に搭載するとともに、可動ローラーダイス4を支持する支持装置(一般的には6軸の多関節型の産業用ロボット)を他の一の架台に搭載し、これらの架台を工場建屋の床面の所定の位置に据え付けて配置することとなる。
しかし、本発明者らの検討結果によれば、これら各機構を、工場建屋の床面に配置される二つの架台に振り分けて搭載すると、3DQ装置の稼働時に、動作時の産業用ロボットまたは可動ローラーダイスを支持する架台に不可避的に生じるたわみに起因して、可動ローラーダイス4の設置位置が、送り装置3、誘導加熱コイル5および冷却装置6の設置位置に対して相対的に微小ながらも変動し、製造される曲げ部材8の寸法精度を所望の精度に維持できなくなり、特に自動車用曲げ部材といった高い寸法精度を有する曲げ部材を安定して製造できない可能性があることが判明した。
可動ローラーダイス4の設置位置が、送り装置3、誘導加熱コイル5および冷却装置6の設置位置に対して相対的に変動することを防止するために、各架台をアンカーにより工場建屋の床面に強く固定することが考えられるが、各架台の設置位置を変更する際の据え付けの作業性の低下は避けられない。また、各架台同士を溶接して固定するのでは、架台を分割する意義が喪失される。さらに、各架台をボルトにより締結するのでは、各架台同士の相対位置のずれを解消できない。
このように、産業用ロボットまたは可動ローラーダイス、送り機構、加熱機構および冷却機構を搭載する架台を2以上に分割することは、架台が一体となった場合では、支持機構と変形防止機構の設置場所の変更範囲に限界があり、製品の加工形状に合わせて、支持機構と変形防止機構の設置場所を変更する必要があるため、3DQ装置では特に必要である。しかし、支持機構と産業用ロボットまたは可動ローラーダイスの相対的な設置位置のずれは、製品の加工精度の低下につながるため、この相対位置のずれを低減または解消する必要もある。このように、3DQ装置においては、産業用ロボットまたは可動ローラーダイスの移動軌跡と、支持機構の相対位置のずれが製品の加工精度に直接的に影響するため、分割された各架台同士の相対位置のずれを低減する必要がある。
本発明者らは、上述の各機構を搭載する架台を2以上に分割しても、3DQ装置により製造される曲げ加工製品の寸法精度の低下を防止できる手段を鋭意検討した結果、分割された各架台が搭載する機構を最適化するとともに、各架台を相対的な位置ずれを生じないように三次元で固定して接続することにより、上記課題を解決できることを知見し、本発明を完成した。
本発明は、以下に列記の通りである。
(1)中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
第1の位置に固定して配置されて、金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
金属材の送り方向について第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
金属材の送り方向について第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる金属材における加熱機構により加熱された部分を冷却することによって金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
金属材の送り方向について第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、金属材における高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、金属材を所望の形状に曲げ加工する可動ローラーダイスからなる第2の支持機構と、
第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
第2の支持機構を搭載する第2の架台とを備え、かつ
第1の架台および第2の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、3次元で固定して連結されること
を特徴とする曲げ加工装置。
(2)さらに、鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する変形防止機構を備え、変形防止機構は第2の架台に搭載される(1)項に記載された曲げ加工装置。
(3)第2の支持機構は、第2の架台ではなく第1の架台に搭載される(2)項に記載された曲げ加工装置。
(4)第1の架台と第2の架台とはキー接続される(1)項から(3)項までのいずれか1項に記載された曲げ加工装置。
(5)中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
第1の位置に固定して配置されて、金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
金属材の送り方向について第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
金属材の送り方向について第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる金属材における加熱機構により加熱された部分を冷却することによって金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
金属材の送り方向について第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、金属材における高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、金属材を所望の形状に曲げ加工する可動ローラーダイスからなる第2の支持機構と、
鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する変形防止機構と、
第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
第2の支持機構を搭載する第2の架台と、
変形防止機構を搭載する第3の架台とを備え、かつ
第1の架台、第2の架台および第3の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、
第3の架台は、第1の架台および第2の架台に3次元で固定して連結されること
を特徴とする曲げ加工装置。
(6)第1の架台と第2の架台とが3次元で固定して連結される(5)項に記載された曲げ加工装置。
(7)第3の架台は、第1の架台および第2の架台にキー接続される(5)項または(6)項に記載された曲げ加工装置。
(8)中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
第1の位置に固定して配置されて、金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
金属材の送り方向について第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
金属材の送り方向について第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる金属材における加熱機構により加熱された部分を冷却することによって金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
金属材の送り方向について第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、金属材における高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、金属材を所望の形状に曲げ加工する産業用ロボットからなる第2の支持機構と、
第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
第2の支持機構を搭載する第2の架台とを備え、かつ
第1の架台および第2の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、3次元で固定して連結され、
第2の支持機構は、鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する機能を有すること
を特徴とする曲げ加工装置。
(9)第1の架台および第2の架台とはキー接続される(8)項に記載された曲げ加工装置。
本発明によれば、3DQ装置を構成する産業用ロボットまたは可動ローラーダイス、支持機構を搭載する架台を2以上に分割しても、産業用ロボットまたは可動ローラーダイスと支持機構との相対的な位置ずれを抑制でき、これにより、3DQ装置により製造される曲げ加工製品の寸法精度を所望の精度に維持でき、特に自動車用曲げ部材といった高い寸法精度を有する曲げ部材を安定して製造することができるようになる。
図1は、本発明に係る3DQ装置の構成を示す斜視図である。 図2は、キー接続の一例を模式的に示す説明図であり、図2(a)はキー接続の全体状況を示し、図2(b)は図2(a)におけるA矢視図であり、図2(c)は図2(a)におけるB矢視図である。 図3は、キー接続の他の一例を模式的に示す説明図であり、図3(a)はキー接続の全体状況を示し、図3(b)は図3(a)におけるA矢視図であり、図3(c)は図3(a)におけるB矢視図である。 図4は、キー接続の他の一例を模式的に示す説明図であり、図4(a)はキー接続の全体状況を示し、図4(b)は図4(a)におけるA矢視図であり、図4(c)は図4(a)におけるB矢視図である。 図5は、キー接続のさらに他の一例を模式的に示す説明図であり、図5(a)は第1の架台および第2の架台の第1の状態を示し、図5(b)は第1の架台および第2の架台の第2の状態を示し、図5(c)は第1の架台および第2の架台の第3の状態を示す。 図6は、特許文献1により開示された3DQ装置の構成を模式的に示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る曲げ加工装置を実施するための形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の説明では本発明における「閉じた断面を有する中空の金属材」が鋼管である場合を例にとるが、本発明の適用対象が丸管に限定されるものではなく、閉じた断面を有する中空の金属材であれば、例えば角管等であっても等しく適用される。
図1は、本発明に係る曲げ加工装置である3DQ装置10の構成の一部を簡略化および省略して概念的に示す斜視図である。なお、図1においては、第1の産業用ロボット16、誘導加熱コイル支持ロボット27、第2の産業用ロボット26および第3の産業用ロボット28は、マニピュレーター等を概念化および簡略化して示す。
3DQ装置10は、第1の架台11、第2の架台12および接続機構13を備えるので、これらの構成要素を順次説明する。
[第1の架台11]
図1において、送り機構14は、閉じた断面を有する中空の金属材としての鋼管15を、その長手方向へ送る。本発明では、送り機構14は第1の産業用ロボット16により構成される。
以降の説明では、第1の産業用ロボット16、誘導加熱コイル支持ロボット27、第3の産業用ロボット28にも、第2の産業用ロボット26と同様の多関節型の産業用ロボットを用いた場合を例にとる。
本発明に係る3DQ装置10で用いる第1の産業用ロボット16、第2の産業用ロボット26、誘導加熱コイル支持ロボット27さらには第3の産業用ロボット28は、いずれも、いわゆる垂直多関節ロボットであって第1〜6軸を有する。第1軸は、上腕17を水平面内で旋回させる。第2軸は、上腕17を前後に旋回させる。第3軸は、前腕18を上下に旋回させる。第4軸は、前腕18を回転させる。第5軸は、手首を上下に旋回させる。さらに、第6軸は、手首を回転させる。第1〜6軸に加えて必要に応じて、上腕17を旋回させる第7軸を有してもよい。第1〜7軸はいずれもACサーボモーターにより駆動される。
第1の産業用ロボット16、第2の産業用ロボット26、誘導加熱コイル支持ロボット27、さらには第3の産業用ロボット28は、他の汎用の産業用ロボットと同様に、いずれも、第1〜6軸の動作を総合的に制御するコントローラおよび動作を教示するための入力装置(いずれも図示しない)を有する。
第1の産業用ロボット16の手首の先端には、第1の産業用ロボット16の側方近傍に配置されたパレット19に収容された鋼管15を把持するとともに把持した鋼管15を第1の支持機構14および誘導加熱機構23にそれぞれ設けられた貫通孔を貫通させるための効果器(エンドエフェクタ)20が設けられる。
効果器20は、この送り機構14においてのみならず、後述する第2の支持機構25として可動ローラーダイスを用いずに第2の産業用ロボット26によって鋼管15を直接掴持する場合や、変形防止機構28においても用いられる。効果器20は、この3DQ装置10により製造される曲げ加工部材の寸法精度や生産性に大きく影響する。
図1に示す本発明に係る3DQ装置10では、パレット19から3DQ装置10への鋼管15の移動や3DQ装置10へのセットを第1の産業用ロボット16で行うので、サイクルタイムの低減を図ることができ、生産性を高めることができる。
第1の支持機構21は、第1の位置Aに固定して配置され、鋼管15を送りながら支持するためのものであり、本発明においても特許文献1により開示された3DQ装置と同様に、鋼管15を送りながら支持可能であるロール対21a,21aを少なくとも一組(図示例ではロール対22b,22bをもう一組有し、合計二組)有するダイスにより構成される。このようなダイスは、当業者にとっては周知慣用であるので、第1の支持機構21に関するこれ以上の説明は省略する。
加熱機構23は、鋼管15の送り方向について第1の位置Aよりも下流の第2の位置Bに、誘導加熱コイル支持ロボット27により支持されて配置されて、送られる鋼管15の一部または全部を加熱するためのものである。
本発明では、加熱機構23として、鋼管15の周囲に離れて配置される誘導加熱コイル23aを有する誘導加熱装置を用いる。このような誘導加熱コイル23aは、当業者にとっては周知慣用であるので、加熱機構23に関するこれ以上の説明は省略する。
冷却機構24は、鋼管15の送り方向について第2の位置Bよりも下流の第3の位置Cに固定して配置されて、送られる鋼管15における加熱機構24により加熱された部分を冷却することにより、高温部分を形成するためのものである。
本発明では、冷却機構24として、鋼管15の外面に離れて配置される冷却水噴射ノズル24a,24bを有する水冷装置を用いる。このような冷却水噴射ノズル24a,24bは、当業者にとっては周知慣用であるので、冷却機構24に関するこれ以上の説明は省略する。
第1の架台11は、上述した送り機構14、第1の支持機構21、加熱機構23および冷却機構24を所定の位置に搭載して固定配置する。
第1の架台11は、送り機構14、第1の支持機構21、加熱機構23および冷却機構24を搭載しても、撓むことがない剛性を有することが好ましい。
第1の架台11は、アンカーにより工場建屋の床面に固定され、設置位置を変更可能である。
第1の架台11は、以上のように構成される。
[第2の架台12]
第2の支持機構25は、鋼管15の送り方向について第3の位置Cよりも下流の第4の位置Dに配置されて、送られる鋼管15の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって鋼管15における位置B〜C間の、加熱されて変形抵抗が大幅に低下した部分に曲げモーメントを与えて、鋼管15を所望の形状に曲げ加工するためのものである。
第2の支持機構25は、特許文献1により開示された3DQ装置と同様に、鋼管15を送りながら支持可能であるロール対25a,25bを少なくとも一組有する可動ローラーダイスを用いた。しかし、これとは異なり、上述したように、第2の支持機構25として可動ローラーダイスを用いずに第2の産業用ロボット26に持たせたグリッパー等の効果器によって鋼管15を直接掴持するようにしてもよい。
第2の支持機構である可動ローラーダイス25は、第2の産業用ロボット26により支持される。
また、第2の産業用ロボット26は、上述した第1の産業用ロボット16と同様に、いずれも、いわゆる垂直多関節ロボットであり、第1〜6軸を有し、必要に応じてこれらに加えて第7軸を有してもよい。第1〜7軸はACサーボモーターにより駆動される。
第2の産業用ロボット26の手首20aの先端には、可動ローラーダイス25を保持するための効果器(エンドエフェクタ)として、グリッパー26aが設けられる。なお、効果器としては、グリッパー26a以外の型式のものを用いてもよいことはいうまでもない。
第2の支持機構25は、第2の架台12ではなく第1の架台11に搭載されてもよい。
変形防止機構28は、鋼管15の送り方向について第4の位置Dよりも下流の第5の位置Eに配置されて、送られる鋼管15の変形を防止するためのものである。
本発明では、変形防止機構28を、第3の産業用ロボットにより構成した。
また、第3の産業用ロボット28は、上述した第1の産業用ロボット16や第2の産業用ロボット26と同様に、いずれも、いわゆる垂直多関節ロボットであり、第1〜6軸を有し、必要に応じてこれらに加えて第7軸を有してもよい。第1〜7軸はACサーボモーターにより駆動される。
第3の産業用ロボット28の手首20aの先端には、鋼管15の先端部15aを保持するための効果器(エンドエフェクタ)29が設けられる。
なお、本発明に係る3DQ装置10では、曲げ加工を、温間または熱間で行うことが望ましい。温間とは常温に比べて鋼管の変形抵抗が低下する加熱温度域であり、例えば、ある鉄鋼材料ではおよそ500℃から800℃の温度域である。熱間とは常温に比べて鋼管の変形抵抗が低下し、かつ、鋼管が焼入れされるのに必要な加熱温度域であり、例えば、ある鉄鋼材料では800℃以上の温度域である。特に、熱間で行う場合には焼入れの所定の温度になった後に所定の冷却速度で冷却することにより焼入れ処理を行うことが可能であり、また温間で行う場合には曲げ加工部を冷却することにより熱歪み等の加工上の歪みの発生を防止することが可能である。
第2の架台12は、第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26および変形防止機構28を所定の位置に搭載して固定配置する。
第2の架台12は、第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26および変形防止機構28を搭載しても、撓むことがない剛性を有することが好ましい。
第2の架台12は、アンカーにより工場建屋の床面に固定され、設置位置を変更可能である。このように、3DQ装置10では、第1の架台11および第2の架台12は、いずれもその設置位置が変更自在に構成される。これにより、加工する製品形状を変更する場合にも、第1の架台11および第2の架台12の相対的な設置位置を変更することができる。
また、第1の架台11、第2の架台12それぞれに対する各機構の搭載位置を変更可能にするために、第1の架台11、第2の架台12それぞれに各機構を三次元で固定するための位置決め穴を多数設けておくことが好ましい。これにより、加工する製品形状を変更する場合に、第1の架台11、第2の架台12それぞれに対する各機構の搭載位置を容易かつ迅速に変更することが可能である。
第2の架台12は、以上のように構成される。
[接続機構13]
接続機構13は、第1の架台11と、第2の架台12とを接続するためのものである。接続機構13はキーを用いる接続機構である。
第1の架台11と第2の架台12との相対位置のずれ(ガタ)が生じると、それぞれの架台に搭載された機構の相対位置にもずれが生じ、製品の加工精度が悪化する。また、変形防止機構28を備える場合、変形防止機構28と第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26との相対位置のずれも同様に加工精度を悪化させる要因となる。これを抑制するためにそれぞれの機構を搭載した第1の架台11および第2の架台12を相対的に固定する必要がある。3DQ装置は鋼管15を3次元的に加工するため、それぞれの機構(ロボット)に作用する力も3次元的(力の方向が変化する)になるため、如何なる方向から外力が作用しても各機構間の設置位置にずれが生じないように第1の架台11および第2の架台12を固定する必要がある。通常の固定方法は1方向(1次元)あるいは平面内(2次元)に固定するのみであるが、3次元的に固定するには2つ以上の固定手段、すなわちキー接続と他の接続手段(ボルト締結や嵌め合い等)とを組み合わせて固定する必要がある。
図2は、キー接続の一例を模式的に示す説明図であり、図2(a)はキー接続の全体状況を示し、図2(b)は図2(a)におけるA矢視図であり、図2(c)は図2(a)におけるB矢視図である。
図2に示すキー接続では、図2(a)におけるx方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定されるとともに、図2(a)におけるy方向についてボルト締結Dにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。また、図2に示すキー接続では、図2(a)におけるz方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。
図2に示すように、第1の架台11および第2の架台12は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、キー接続Cおよびボルト締結Dにより3次元で固定して連結される。
図3は、キー接続の他の一例を模式的に示す説明図であり、図3(a)はキー接続の全体状況を示し、図3(b)は図3(a)におけるA矢視図であり、図3(c)は図3(a)におけるB矢視図である。
図3に示すキー接続では、図3(a)におけるx方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定されるとともに、図3(a)におけるy方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。また、図3に示すキー接続では、図3(a)におけるz方向についてボルト締結Dにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。
図3に示すように、第1の架台11および第2の架台12は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、キー接続Aおよびボルト締結Bにより3次元で固定して連結される。
図4は、キー接続の他の一例を模式的に示す説明図であり、図4(a)はキー接続の全体状況を示し、図4(b)は図4(a)におけるA矢視図であり、図4(c)は図4(a)におけるB矢視図である。
図4に示すキー接続では、図4(a)におけるx方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定されるとともに、図4(a)におけるy方向について嵌め合いEにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。また、図4に示すキー接続では、図4(a)におけるz方向についてキー接続Cにより第1の架台11および第2の架台12が固定される。
図4に示すように、第1の架台11および第2の架台12は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、キー接続Cおよび嵌め合いEにより3次元で固定して連結される。
図5は、キー接続のさらに他の一例を模式的に示す説明図であり、図5(a)は第1の架台11および第2の架台12の第1の状態を示し、図5(b)は第1の架台11および第2の架台12の第2の状態を示し、図5(c)は第1の架台11および第2の架台12の第3の状態を示す。
図5(a)〜図5(c)に示す例では、第1の架台11および第2の架台12それぞれの複数の部分に、キー接続、ボルト締結さらには嵌め合いのための加工を行っておき、第2の架台12の設置位置を、製品である曲げ部材の形状や寸法に応じて、移動することにより、製造可能な製品形状を拡大することができる。
例えば、ある製品を製造する場合には、図5(a)に示すように第1の架台11および第2の架台12をキー接続により3次元で固定して連結し、この製品とは異なる形状や寸法を有する他の製品を製造する場合には、図5(b)に示すように第2の架台12をx方向にスライドさせてから第1の架台11および第2の架台12をキー接続により3次元で固定して連結し、さらに、この他の製品とは異なる形状や寸法を有するさらに他の製品を製造する場合には、図5(c)に示すように第2の架台12をz方向にスライドさせてから第1の架台11および第2の架台12をキー接続により3次元で固定して連結すればよい。
以上の説明では、第1の架台11に支持機構21が搭載されるとともに第2の架台に支持機構25および変形防止機構28が搭載される場合を例にとったが、これとは異なり、第1の架台11に支持機構21が搭載されるとともに第2の架台に支持機構25が搭載される場合や、第1の架台11に支持機構21,25が搭載されるとともに第2の架台12に変形防止機構28が搭載されてもよい。
このように構成された本発明に係る3DQ装置10によれば、第1の架台11が送り機構14、第1の支持機構21、加熱機構23および冷却機構24を所定の位置に搭載して固定配置し、第2の架台12が第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26および変形防止機構28を所定の位置に搭載して固定配置するとともに、接続機構13が第1の架台11と第2の架台12とを接続するため、以下に列記する効果が奏される。
(a)第2の架台12と第1の架台11との間に生じる相対的な位置ずれを抑制または解消でき、これにより、第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26の設置位置が、送り機構14、加熱機構23および冷却機構24の設置位置に対して相対的に変動することを抑制できるので、製造される曲げ部材の寸法精度を所望の精度に維持でき、特に自動車用曲げ部材といった高い寸法精度を有する曲げ部材を安定して製造することができるようになる。
(b)3DQ装置10を工場の建屋の内部に据え付ける際に、芯出し(所定の位置への正確な配置)や、一旦設置した後の移設を極めて容易に行うことができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2を説明する。以降の説明は、上述した実施の形態1と相違する部分について行い、同一の部分については重複する説明を省略する。
本実施の形態では、3DQ装置10が、送り機構14、第1の支持機構21、加熱機構23、冷却機構24、第2の支持機構25および変形防止機構28を備える。第1の架台11が第1の支持機構21を搭載し、第2の架台12が第2の支持機構を搭載し、さらに、第3の架台(図示しない)が変形防止機構28を搭載する。
第1の架台11、第2の架台12および第3の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、第3の架台は、第1の架台11および第2の架台12にキー接続により3次元で固定して連結される。
すなわち、第1の架台11に第1の支持機構21を搭載し、第2の架台12に第2の支持機構25を搭載するとともに第3の架台に変形防止機構28を搭載した場合、実施の形態1と同様に、第3の架台は第2の架台に3次元で固定して連結すればよいと解される。実際は、どんなに固定してもわずかにずれは生じてしまうものの、通常の加工装置(加工される位置)と変形防止機構28が隣り合う装置であれば、それ以上の位置の精度向上は望めない。第1の架台11と第3の架台が固定して連結されていないと、そのずれはやや大きくなるものの第1の架台11上で加工が行われないのなら特に大きな問題ではない。
しかし、3DQ装置10の場合、特に第1の支持機構21と変形防止機構28との相対位置の精度のずれは、製品の加工精度に直接悪影響を及ぼす要因となる。第1の支持機構21と第2の支持機構25との間で被加工材を加熱、加工、冷却する3DQ装置の場合、加工精度を高めるためには、変形防止機構28は加工されている位置に対して制御されるべきである。そして、加工される位置は第1の支持機構21と第2の支持機構25との位置によって変動する。このため、変形防止機構28は加工されている位置との位置関係の精度を確保すべく、第2の支持機構12のみならず第1の支持機構11に対しても相対的な位置のずれを無くすべきである。したがって、第3の架台は、第1の架台11と第2の架台12の両方に相対的に三次元で固定して連結されることが望ましい。また、第1の架台11と第2の架台12も相対的に三次元で固定して連結されていることが加工精度を高めるためにさらに望ましい。
本実施の形態によっても、実施の形態1と同様に、産業用ロボットまたは可動ローラーダイスと支持機構との相対的な位置ずれを抑制でき、これにより、3DQ装置10により製造される曲げ加工製品の寸法精度の寸法精度を所望の精度に維持できる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3を説明する。
本実施の形態の3DQ装置10は、送り機構14と、第1の位置に固定して配置される第1の支持機構21と、第2の位置に配置されて鋼管15を加熱する加熱機構23と、第3の位置に配置されて鋼管15を冷却することによって鋼管15に高温の部分を形成する冷却機構24と、第4の位置に配置されて鋼管15の高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、鋼管15を所望の形状に曲げ加工する産業用ロボットからなる第2の支持機構26とを備える。第2の支持機構25が取り付けられた第2の産業用ロボット26は、鋼管15の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する機能をも有する。
そして、第1の架台11は、第1の支持機構を搭載し、第2の架台12は、第2の支持機構を搭載するとともに、第1の架台11および第2の架台12は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、キー接続により3次元で固定して連結される。
本実施の形態によっても、実施の形態1と同様に、産業用ロボットまたは可動ローラーダイスと支持機構との相対的な位置ずれを抑制でき、これにより、3DQ装置10により製造される曲げ加工製品の寸法精度の寸法精度を所望の精度に維持できる。
0 3DQ装置(曲げ加工装置)
1 鋼管(金属材)
2 支持機構
3 送り機構
4 可動ローラーダイス
5 加熱機構
6 冷却機構
8 曲げ部材
10 本発明に係る3DQ装置(曲げ加工装置)
11 第1の架台
12 第2の架台
13 接続機構
14 送り機構
15 鋼管
16 第1の産業用ロボット
17 上腕
18 前腕
19 パレット
20 効果器
20a 手首
21 第1の支持機構
21a、22b ロール
23 加熱機構
23a 誘導加熱コイル
24 冷却機構
24a、24b 冷却水噴射ノズル
25 第2の支持機構
25a、25b ロール対
26 第2の産業用ロボット
26a グリッパー
27 誘導加熱コイル支持ロボット
28 変形防止機構
29 効果器

Claims (9)

  1. 中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
    第1の位置に固定して配置されて、前記金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる前記金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる前記金属材における前記加熱機構により加熱された部分を冷却することによって前記金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる前記金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、前記金属材における前記高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、前記金属材を所望の形状に曲げ加工する可動ローラーダイスからなる第2の支持機構と、
    前記第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
    前記第2の支持機構を搭載する第2の架台とを備え、かつ
    前記第1の架台および前記第2の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、3次元で固定して連結されること
    を特徴とする曲げ加工装置。
  2. さらに、前記鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する変形防止機構を備え、該変形防止機構は前記第2の架台に搭載される請求項1に記載された曲げ加工装置。
  3. 前記第2の支持機構は、前記第2の架台ではなく前記第1の架台に搭載される請求項2に記載された曲げ加工装置。
  4. 前記第1の架台と前記第2の架台とはキー接続される請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された曲げ加工装置。
  5. 中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
    第1の位置に固定して配置されて、前記金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる前記金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる前記金属材における前記加熱機構により加熱された部分を冷却することによって前記金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる前記金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、前記金属材における前記高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、前記金属材を所望の形状に曲げ加工する可動ローラーダイスからなる第2の支持機構と、
    前記鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する変形防止機構と、
    前記第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
    前記第2の支持機構を搭載する第2の架台と、
    前記変形防止機構を搭載する第3の架台とを備え、かつ
    前記第1の架台、前記第2の架台および前記第3の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、
    前記第3の架台は、前記第1の架台および前記第2の架台に3次元で固定して連結されること
    を特徴とする曲げ加工装置。
  6. 前記第1の架台と前記第2の架台とが3次元で固定して連結される請求項5に記載された曲げ加工装置。
  7. 前記第3の架台は、前記第1の架台および前記第2の架台にキー接続される請求項5または請求項6に記載された曲げ加工装置。
  8. 中空の金属材をその長手方向へ送る送り機構と、
    第1の位置に固定して配置されて、前記金属材を送りながら支持する第1の支持機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置されて、送られる前記金属材の一部または全部を加熱する加熱機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置されて、送られる前記金属材における前記加熱機構により加熱された部分を冷却することによって前記金属材の長手方向の一部に高温の部分を形成する冷却機構と、
    前記金属材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の第4の位置に配置されて、送られる前記金属材の少なくとも一箇所を支持しながら二次元または三次元の方向へ移動することによって、前記金属材における前記高温状態の部分に曲げモーメントを与えて、前記金属材を所望の形状に曲げ加工する産業用ロボットからなる第2の支持機構と、
    前記第1の支持機構を搭載する第1の架台と、
    前記第2の支持機構を搭載する第2の架台とを備え、かつ
    前記第1の架台および前記第2の架台は、いずれも設置位置を変更可能であるとともに、3次元で固定して連結され、
    前記第2の支持機構は、前記鋼管の曲げ加工終了部分に生じる自重による変形を防止する機能を有すること
    を特徴とする曲げ加工装置。
  9. 前記第1の架台および前記第2の架台とはキー接続される請求項8に記載された曲げ加工装置。
JP2012122758A 2012-05-30 2012-05-30 曲げ加工装置 Active JP5939036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122758A JP5939036B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 曲げ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012122758A JP5939036B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 曲げ加工装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013248622A true JP2013248622A (ja) 2013-12-12
JP2013248622A5 JP2013248622A5 (ja) 2014-07-31
JP5939036B2 JP5939036B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=49847827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012122758A Active JP5939036B2 (ja) 2012-05-30 2012-05-30 曲げ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5939036B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105522025A (zh) * 2016-01-29 2016-04-27 张家港兴宇机械制造有限公司 弯管机中的弯管成型机构
CN113579022A (zh) * 2021-07-30 2021-11-02 南京航空航天大学 并联轨道式智能机器人复合弯曲成形加工方法及装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106734431B (zh) * 2016-12-21 2018-03-20 重庆鼎汉机械有限公司 弯管自冷却装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61259837A (ja) * 1985-05-14 1986-11-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd チユ−ブの曲げ加工装置
JP2007083304A (ja) * 2005-03-03 2007-04-05 Sumitomo Metal Ind Ltd 金属材の曲げ加工方法、曲げ加工装置および曲げ加工設備列、並びにそれらを用いた曲げ加工製品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61259837A (ja) * 1985-05-14 1986-11-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd チユ−ブの曲げ加工装置
JP2007083304A (ja) * 2005-03-03 2007-04-05 Sumitomo Metal Ind Ltd 金属材の曲げ加工方法、曲げ加工装置および曲げ加工設備列、並びにそれらを用いた曲げ加工製品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105522025A (zh) * 2016-01-29 2016-04-27 张家港兴宇机械制造有限公司 弯管机中的弯管成型机构
CN113579022A (zh) * 2021-07-30 2021-11-02 南京航空航天大学 并联轨道式智能机器人复合弯曲成形加工方法及装置
CN113579022B (zh) * 2021-07-30 2022-04-08 南京航空航天大学 并联轨道式智能机器人复合弯曲成形加工方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5939036B2 (ja) 2016-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101319672B1 (ko) 굽힘 가공 장치
AU2010250498B2 (en) Bending apparatus
JP6159748B2 (ja) 曲げ加工製品の製造方法及び製造装置
JP5748546B2 (ja) 金属加工装置及び金属部材の製造方法
CN102625736B (zh) 弯曲构件、弯曲构件的制造装置及制造方法
JP5729059B2 (ja) 熱処理鋼材又は曲げ部材の製造装置及び製造方法
JP5939036B2 (ja) 曲げ加工装置
JP5748545B2 (ja) 金属加工装置
JP5598137B2 (ja) 車体骨格部材及びその製造法
JP6393419B2 (ja) 長尺部材の焼き入れ装置及び長尺部材の焼き入れ方法
JP5770430B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2016159320A (ja) 曲げ部材の製造方法および製造装置
AU2013216653B2 (en) Bending apparatus
JP2011230150A (ja) 加工製品の製造方法及び製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150911

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5939036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350