JP2013248608A - Co2分離システムのための統合co2相変化吸収剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガスストリームからCO2分離の効率を著しく増大させる相変化吸収剤材料を使用して、CO2を分離および捕捉するための統合方法およびシステムを提供する。
【解決手段】排ガスを吸収装置25内のリーンアミノ−シリコーン吸収剤と接触させるステップであって、吸収剤は、排ガス中に存在する二酸化炭素の相当な部分と反応するのに量および濃度が十分であるステップと、未反応アミノ−シリコーン吸収剤および吸収剤と二酸化炭素との反応から生じる固体カルバメートを含む液体/固体スラリーを形成するステップと、カルバメートから二酸化炭素を効果的にストリップするのに十分な温度に、脱離装置40内のスラリーを加熱するステップと、吸収装置に戻るリサイクルストリームとしてリーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生するステップと、脱離した二酸化炭素ガスを隔離するステップとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物成分の混合物を含有する排ガスストリームから二酸化炭素(CO2)を捕捉するためのプロセス、特に、CO2分離の効率を著しく増大させる相変化吸収剤(phase changing absorbent)材料を使用して、二酸化炭素ガス排出物を分離および捕捉するための統合方法およびシステムに関する。
化石燃料を利用する発電所などの工業源からの大気中への二酸化炭素および一酸化炭素の排出は、地球温暖化の一因となっている「温室効果」の主原因と考えられている。結果として、近年、特に工業用途におけるCO2排出を低減する取り組みにおいて、様々なプロセスが提案されている。排ガスストリームからCO2を除去するためのいくつかの公知のプロセスとしては、化学吸収、無機膜透過(他の廃棄物成分からCO2を物理的に分離するように設計されたもの)、分子篩、深冷分離、および、CO2と反応する吸収剤またはCO2に対する物理的親和性を有する吸収剤を使用して化学廃棄物ストリームを「スクラブする」プロセスが挙げられる。
燃焼排ガスストリーム、特に石炭火力発電所によって生成される排ガスからCO2を除去するための実行可能な方法として最近関心を受けている1つの吸収技法は、吸収/ストリッピング再生プロセスにおける溶媒として、水性モノエタノールアミン(MEA)、および/またはメチルジエタノールアミン(MDEA)などの「ヒンダード」アミン、ならびに2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)の使用によるものである。MEAプロセスの一例は、本出願人に関連する米国特許第8,007,570号(名称「溶剤を用いたCO2捕捉のためのシステム、方法及び装置(Systems,Methods and Apparatus for Capturing CO2,using a solvent)」)において見出すことができる。最近、MEAおよび/またはヒンダードアミン系の吸収プロセスは、CO2に富む環境中でのアミン吸収剤の潜在的に期待される分離効率のために、より普及してきている。しかし、公知のアミン吸収技術がより広く採用された状態になることを妨げる、いくつかの固有の欠陥が、MEA系プロセスにおいて存在することが見出されている。
例えば、MEAプロセスは、常に、長期間使用した後に液体吸収剤の粘度が著しく増大し、多くの場合、流体輸送システムおよび/またはプロセス装置の主要部分の目詰まりをもたらす。経時的に、分離効率が実際的および潜在的に低減すると、特に長期間稼動した後に、全体のCO2分離に悪影響を及ぼす。目詰まり問題を回避するために、MEAの濃度は、相対的に低いレベルに、例えば、約30重量パーセント以下に維持されなければならない。濃度がより低いと、吸収剤の理論的な能力と比較した場合、システムの吸収能力が低減する。MEA濃度が相対的に低いと、プロセスコストおよび装置コストもはるかに高くなり、全体的なCO2処理効率も著しく低下する。
MEA系プロセスで消費されるエネルギー量も、分離および再生プロセスの一部として要求される有効な溶媒担体(通常、水)が必要なために、法外に高くなる傾向にある。MEA/水吸収剤は、MEAを効率的に分離および回収するために、加熱および蒸発にかけなければならない。ほとんどの再生プロセスでは、燃焼燃料を使用して混合物を加熱することによって水担体が回収される。公知のMEA再生プロセスはまた、経時的にプロセス装置を腐食および劣化させる潜在性が高い。耐食性材料および阻害剤は、腐食を低減することができるが、これらは、元手コストおよび運用コストを増大させることが多い。MEAを使用する多くの公知の吸収システムはまた、特に再生温度が約120℃に近付く環境または約120℃を超える環境中における、酸素の存在下でのMEAの長期間熱安定性に悩まされる。ヒンダードMEAシステムはまた、システム内に存在する他の溶媒を酸性化する傾向を呈し、これはひいては、CO2捕捉に利用可能なこれらのアルカリ度を減少させる。
MEA系システムの別の制限は、商業的および工業的発電所、石炭プラント、またはガスタービン機関によって生成されるCO排出物およびCO2排出物を含有する大量の燃焼排ガスの処理に関係する。一般的に、燃焼排ガスストリームは、CO2、H2O、O2、N2、アルゴン、CH4、CO、SOX、NOX、C26、および場合により微量の他の炭化水素を含む。MEA系CO2捕捉システムをこのようなプラントに要求されるサイズに拡大すると、プラントのための全体的な電気コストが著しく増大し、MEA系CO2捕捉が、大規模商業化にとって見込みのない選択肢になる。このように、MEAを使用して工業排ガスストリームからCO2を効率的に除去するためのこれまでの試みは、構築し稼働するのに法外に高価であり、プロセス工学の観点からは、わずかに有効であるにすぎないことが判明した。
米国特許出願公開第2011/0100217号公報
したがって、低減された量のアミン系担体吸収剤を使用して高い正味のCO2の除去効率を達成し、それによって、より低い元手コストおよび操業コストをもたらす方法の必要性が依然として存在する。好ましくは、このような技術は、先行技術のMEAシステムよりもより低い反応熱を利用し、吸収剤からCO2を放出するためのエネルギーをより少なくすることが望ましい。処理されるガスのあらゆる捕捉前圧縮の必要性を排除し、その結果、高い正味のCO2容量をより低いCO2分圧で達成することができ、捕捉に要求されるエネルギーを低減することも好ましい。いずれの許容されるアミン系技術も、呈する腐食のレベルが低いことが望ましく、著しい冷却をしなくても、要求される正味のCO2ローディングを達成するように稼動することが望ましい。最後に、商業的に実行可能であるために、この技術は、従来のシステムよりコストが低いことが望ましく、低い揮発度、高い熱安定性、およびCO2を除去する高い正味の能力を有する材料を利用することが望ましい。
以下に詳述するように、本発明によるCO2捕捉システムは、アミン系プロセスの稼働効率を改善する一方で、上記目的の多くを達成し、CO2除去のコストを著しく下げる。本質的に、このプロセスは、はるかに低いコストでCO2除去の効率を最大にする様式で、アミン吸収装置、脱離装置(desorber)、熱交換器、ポンプ、およびリサイクルループを統合したものである。この新規プロセスはまた、広範囲のプロセス条件下で、様々な異なる排ガスストリーム(「廃棄物」ガスストリームとして特徴づけることができる排ガスストリームを含む)から、より効率的にCO2を除去することができるリーン(lean)およびリッチアミノ−シリコーン溶媒(本明細書では「アミノ−シリコーン吸収剤」と呼ぶ)の組合せを使用する。このシステムはまた、統合CO2除去システムの上流または下流の発電プロセスに悪影響しない。したがって、本発明は、石炭ボイラー、排ガス再循環(「EGR」)を伴わない天然ガス複合サイクルプラント、EGRを伴う天然ガス複合サイクルプラント、ならびに他の工業用途からの燃料排ガス組成物を処理するのに使用することができる。
以下に詳述するように、本発明は、排ガスストリームから二酸化炭素を除去するための方法であって、主要なプロセス構成要素が、再生されるアミン系担体吸収剤の必要量を著しく低減する様式で統合されている方法を提供する。この新規プロセスは、吸収剤からCO2を捕捉し放出するのに要求されるエネルギーがより少ないので、システム全体の元手コストおよび操業コストを低減する熱効率ももたらす。
典型的な方法は、二酸化炭素を含有する排ガスストリーム(ガスタービン排ガスなど)を、吸収装置に供給されるリーンアミノ−シリコーン吸収剤と接触させる第1のステップを含む。アミノ−シリコーン吸収剤は、二酸化炭素の相当部分と反応して固体カルバメート粒子を形成するのに量および濃度が十分であり、この固体粒子を含有し、ポンプ搬送することができるスラリーを形成する液体画分を通常含む。したがって、このプロセスは、未反応アミノ−シリコーン吸収剤および粒子化された(particularized)固体カルバメートを含むスラリーを形成するステップと、吸収装置から二酸化炭素を含まない「クリーンな」排ガスを放出するステップと、脱離装置内で未反応吸収剤ストリームおよび粒子化されたカルバメートを加熱することによって、カルバメートから二酸化炭素を熱的にストリップするステップと、リーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生するステップと、脱離された二酸化炭素ガスを捕捉し放出するステップとを含む。
典型的な排ガスストリームからCO2を捕捉するためのプロセス装置の主要部分およびフロー構成を示す、本発明の第1の典型的な実施形態を表すプロセスフローダイヤグラムである。 排ガスストリームからCO2を捕捉するためのプロセス装置の主要部分およびフロー構成をやはり表す、本発明の第1の別の実施形態を表すプロセスフローダイヤグラムである。 プロセス装置の主要部分および改変されたフロー構成をやはり示す、本発明の第3の実施形態を表すプロセスフローダイヤグラムである。 天然ガスプラントおよび排ガス再循環(EGR)ループとともに統合された典型的なCO2分離ユニットおよび相変化吸収剤を含む、装置の主要部分およびフロー構成を表す全般的なプロセスフローダイヤグラムである。 粉炭プラントから排出される燃焼後ストリームを処理するための従来の先行技術のモノエタノールアミン(MEA)プロセスを使用する、90%の炭素捕捉および隔離システムについて、エネルギー損失を(「ウォーターフォール型」棒グラフの形態で)示すグラフである。 本明細書に記載される統合アミノ−シリコーン吸収剤(integrated amino−silicone absorbent)およびプロセスフロー構成を使用する本発明の典型的な実施形態について、エネルギー差により節約されたコストを(これもまた、比較によるウォーターフォールチャートの形態で)表すチャートである。エネルギーコストの低減
図1から図6は一連となって、本発明による典型的なCO2分離ユニットが、より効率的で費用効果的にアミノ−シリコーン吸収剤を再生しながら、プロセス装置の主要部分の熱統合を使用してCO2を単離し回収する場合の様式を示す。すなわち、吸収装置、脱離装置、ポンプ、および熱交換器が、プロセスの効率を最大にし、先行技術のシステムにおいて起こるエネルギー損失を最小にし、および/または斯かる損失を全体で回避するように最適様式で配置されている。
典型的な統合CO2分離ユニットは、種々の相変化CO2吸収剤を使用することができるので、これらは、例えば、(1)天然ガスおよび炭化水素燃料ベースの発電所の燃焼排ガス中のCO成分およびCO2成分の分離、(2)ガス化装置から排出される合成ガス中のCO2の単離、(3)天然ガス井戸および油田井戸から放出される排ガスストリームからのCO2の分離、(4)ガスタービン機関排ガス中の燃焼排ガスからのCO2の除去、または(5)原油の増進回収システム中の排ガスストリームからのCO2の分離などのいくつかの異なる用途において使用することができる。本発明による熱的に統合されたCO2分離ユニットは、排ガス再循環(EGR)を伴って、またはこれを伴わずに使用することができる。
以下に記載される様々な実施形態では、CO2分離ユニットは、吸収剤が加熱回収され、CO2が放出隔離される吸収装置中において、CO2の相当な画分を捕捉する。このCO2分離も、吸収装置ユニットおよび脱離装置ユニットが、関連する熱交換器ユニット、および吸収装置から脱離装置に移動し吸収装置に再び戻る吸収剤の輸送システムと、効果的に合わさり統合されていることを利用している。それによって、吸収装置サブシステムおよび脱離装置サブシステムは、熱的に統合される。以下に記載される別の実施形態では、リーン吸収剤の一部を、リッチ吸収剤ストリームの対応部分と合わせ、それによってCO2分離プロセス全体の全体的な熱効率を改善することができる。
上述したように、図1は、本発明の第1の典型的な実施形態を表すプロセスフローダイヤグラムであり、プロセス排ガスストリームからCO2を捕捉および除去するためのプロセス装置の主要部分およびフロー構成を示す。統合CO2分離システム20では、CO2を含有する排ガスストリームは、CO2の実質的にすべてが、4つの熱的に統合されたプロセス、すなわち、CO2吸収、CO2脱離、吸収剤ハンドリング、およびCO2圧縮を使用して捕捉されるように処理される。燃焼排ガス21(例えば、発電所またはガスタービン機関からの排ガス)は、直接接触冷却器22(プロセスポイント1を参照)内に供給され、これにより、燃焼排ガス温度が約90°Fに下がる。直接接触冷却器22、その後、吸収装置25に供給される燃焼排ガスの組成は、通常、二酸化炭素、水、酸素、窒素、アルゴン、メタン、一酸化炭素、SOx、NOx、エタン、および微量のより高分子量の炭化水素を含む。直接接触冷却器22への供給水は、燃焼排ガス上に直接吹きかかり、ガスを最初に冷却(急冷)する。吸収装置の上流の燃焼排ガス温度を下げると、同伴水蒸気を燃焼排ガスから除去することも可能になり、システムがより熱的に効率的になる。
示したように、CO2を含有するより低い温度の燃焼排ガスは、燃焼排ガス分離器23内で冷却液24から分離され、吸収装置25内に直接送り込まれる(プロセスポイント2を参照)。吸収装置の頂部に供給されるリーン吸収剤30は、燃焼排ガス中のCO2のほとんどを捕捉し、CO2が富化された吸収剤26は、未反応の吸収剤があればそれと一緒に、固体カルバメートを含有する、通常スラリーの形態で吸収装置25から排出される。吸収装置25に供給されるリーン吸収剤30は、アミノ−シリコーン吸収剤を含み、これは、燃焼排ガス中に存在する二酸化炭素と反応してカルバメートを形成する。
CO2が富化された吸収剤26を含む吸収装置25からのボトムストリーム(bottoms stream)は、サイクロン分離器27(これは、吸収装置26から排出されるボトムストリームの正確な組成に応じて任意で選択される)内に直接送り込まれ、通常、少なくともいくらかのアミノ−シリコーン吸収剤、および生じたカルバメートを含み、遊離二酸化炭素の量が著しく低減されている。したがって、サイクロン分離器27からのボトムストリームは、一般的に、いくらかの未反応液体吸収剤、および粒子化された固体カルバメートを有するスラリーを含む。次いで、図示したように、CO2の量が著しく低減した相対的にクリーンな燃焼排ガスストリーム28は、サイクロン分離器27から排出される。
以下の反応は、吸収装置内で起こる可逆反応の一例を表す。
本明細書に記載されるプロセスステップを実施するのに、様々な異なるアミノ−シリコーン吸収剤組成物を使用することができる。一般に、本発明で有用なアミノ−シリコーン吸収剤の一群は、液体非水性オリゴマー組成物、例えば、2〜20の間の反復単位を有する液体非水性オリゴマー組成物を含む。低蒸気圧を有するオリゴマー材料は、CO2と可逆的に反応する基またはCO2に対して高い親和性を有する基で官能化されている。有用な吸収剤は、MEA系捕捉に対する経済的に実現可能な代替物として必要な複数の特性を呈し、例えば、これらは、広範囲の温度を通じて液体であり、非揮発性であり、熱的に安定であり、必ずしも担体流体を必要としない。さらに、吸収剤は、より高度の機能性をもたらす合成を経て、高CO2容量が備わっていてもよい。好ましくは、吸収剤は、例えば約20未満の繰り返しモノマーユニットを含む、CO2親和性短鎖オリゴマーを含む。本発明で使用するのに特に適した典型的なアミノ−シリコーンは、本出願人に関連する米国出願公開第2010/0154431号に記載されている。
吸収装置25からのボトムストリームの組成物、すなわち、吸収装置からサイクロン分離器27(これは、上述したように、任意に選択することができる)に供給されるCO2が富化された吸収剤26は、通常、二酸化炭素、水、酸素、窒素、アルゴン、メタン、一酸化炭素、SOx、NOx、エタン、微量の他の炭化水素、ならびにいくらかのアミノ−シリコーン吸収剤および生じたカルバメートを含み、ここでは遊離二酸化炭素の量は著しく低減されている。ボトムストリーム、すなわち、富化された吸収剤29は、未反応液体吸収剤、および粒子化された固体カルバメートを含有するスラリーを含み(プロセスポイント5を参照)、したがって、溶液は、上記反応の間に形成されるカルバメートが「リッチである」ことになる。この「リッチ」ストリームは、未反応アミノ−シリコーン吸収剤、およびカルバメート(これは、後に説明する「リーン」吸収剤中に残留するカルバメートと比較して、量がはるかに多くなる)を含む。図示したように、「クリーンな」燃焼排ガスストリーム28(すなわち、CO2の量が著しく低減している)は、サイクロン分離器27から排出される(プロセスポイント3を参照)。
CO2を除去するために吸収装置25内で行われる「リッチ溶媒ローディング」の程度は、カルバメートおよび未反応アミノ−シリコーン吸収剤を含むCO2が富化されたスラリー26の形態で吸収装置カラムを出る二酸化炭素の重量パーセントとして定義される。システムの「溶媒の正味のローディング」は、リッチローディングとリーンローディングの差異として定義され、2つの異なるストリームの実験室分析を通じて求めることができる。通常、吸収装置カラムとしては、噴霧塔が挙げられるが、ストリップされ捕捉される二酸化炭素の量にある程度応じて、蒸留カラムなどの他の同様に有効な構造も使用することができる。CO2吸収プロセスにより、吸収剤の温度が約20〜40°F上昇し、図1の実施形態では、吸収装置は、ほぼ大気圧で、100〜150°Fの範囲の温度で稼働する。
図示したように、吸収ステップの後、富化された吸収剤29、すなわち、吸収装置から排出されるCO2のほとんどを、粒子化されたカルバメートの形態で含有する吸収剤は、脱離装置からの少量のリーン吸収剤(温度が上昇している)と混合され、リッチ/リーンスラリー混合物31の圧力は、スラリーポンプ33によって上昇する。
スラリーポンプ33から排出される、カルバメートを含有するCO2が富化された吸収剤ストリームは、複合リッチ−リーン熱交換器34内に直接送り込まれ、次いで200〜300°Fの範囲の温度に加熱された後、脱離装置40に供給される(プロセスポイント6を参照)。図1の実施形態では、リーン吸収剤は、リッチ吸収剤と混合される際に高温であり、混合物は、高圧でポンプ搬送され、リッチ−リーン熱交換器34に供給される(プロセスポイント7を参照)。熱交換器34を出る冷却されたリーン吸収剤ストリーム30(プロセスポイント4を参照)は、リーン吸収剤冷却器32(通常、チューブ側に冷却水を有する)を通過して、吸収装置25への一次リーン吸収剤フィードとなる。
上述したように、脱離装置40は、上記したように吸収されたCO2を分離するように稼働する。脱離装置40の底部からのリーン吸収剤ストリーム47は、通常シェル側で、リッチ−リーン熱交換器34の反対側を通過する。したがって、脱離装置40内で行われる「溶媒のリーンローディング」は、リーンリサイクルポンプ36へのフィードとして脱離装置カラムを出るリーン吸収剤47中の二酸化炭素の重量パーセントとして定義される。リーン吸収剤ポンプ36からの排出物は、リッチ−リーン熱交換器34のシェル側で使用される(プロセスポイント7を参照)。リーン吸収剤ポンプ36からの排出物の一部は、点線で示したように、リーン吸収剤リサイクル物35としてスラリーポンプ33にも供給され得る。
蒸気フィードライン45を介して脱離装置に供給される蒸気は、富化された吸収剤からCO2を放出する(ストリップする)のに必要な熱を提供する(プロセスポイント9を参照)。図1の実施形態を実施するのに有用な蒸気は、例えば、発電所のサブシステム内の蒸気タービンのより低圧のセクションに由来し得る。図示したように、得られる凝縮物46は、脱離装置40から排出される(プロセスポイント10を参照)。
その一方で、高温蒸気39(これは、蒸気およびCO2を含む)は、通常、チューブ側で、冷却媒質として水を使用するCO2熱交換器41内で冷却された状態になる。CO2が同伴した残りの蒸気は、CO2/蒸気分離器42に流れ、そこで蒸気および同伴液体が分離される。次いでCO2ガスが分離器から取り出され、CO2生成物圧縮機に送られる(プロセスポイント8を参照)。図示したように、分離器CO2/蒸気分離器42の底部からの液体は、吸収剤分離器43内に送り込まれ、「クリーンな」吸収剤リサイクル物44が脱離装置40の頂部に供給される。CO2/蒸気分離器42を出る「クリーンな燃焼排ガス」は、システムへ送られる元の燃焼排ガスフィードの組成と同様の組成を有することになるが、最終的なストリーム中の二酸化炭素の量は、著しく低減されている。
図2は、本発明の別の実施形態(全体を第2の実施形態50として示す)を表すプロセスフローダイヤグラムであり、これもまた、より効率的な様式でCO2を捕捉するためのプロセス装置の主要部分およびフロー構成を示す。参照を容易にするために、同じ基本機器構成要素およびプロセスストリームに、図1に関連して上記に使用したのと共通の番号を割り当てた。しかし、図1の実施形態と異なり、図2では、脱離装置40からのリーン吸収剤は、リッチ−リーン熱交換器34内で冷却され、その後リーン吸収剤冷却器32内で冷却される(プロセスポイント7および4を参照)。リーン吸収剤冷却器32の下流の冷却されたフローは、プロセスラインが任意選択であることを示すために点線で示したリーン吸収剤リサイクルライン51を通ってリサイクルされ、スラリーポンプ33に供給されているリッチ吸収剤と混合される。次いで、混合物は、高圧でポンプ搬送されてリッチ−リーン熱交換器34内に入る。
図3は、さらに別の実施形態(全体を第3の実施形態60として示す)を表すプロセスフローダイヤグラムであり、これもまた、上述の図1および図2において説明したのと同様のプロセス装置の主要部分を示すが、フロー構成がわずかに異なる。図3の実施形態では、図示したように、図2中のリーン吸収剤リサイクルストリーム51は排除されており、吸収装置25と脱離装置40の間を移動する吸収剤ストリームの流量は、いずれの同伴固体も吸収装置から脱離装置に直接搬送するのに十分なレベルまで増加している。
図4は、例えば天然ガスプラントに統合されるような、相変化吸収剤を使用する典型的なCO2分離ユニット81、および排ガス再循環(EGR)ループ72を含む、装置の主要部分およびフロー構成を表す全般的なプロセスフローダイヤグラムである。図4において、周囲空気フィード71は、圧縮機73内で圧縮され、炭化水素燃料75を使用する1つまたは複数のガス燃焼器内に直接供給される。相当な量のCO2を含有する燃焼器排ガス76は、ガスタービン77を駆動する。残留する熱エネルギーおよび仕事は、熱回収蒸気発生器78を使用して回収され、これは次に、図1〜3に関連して上述したタイプの統合CO2分離ユニット81内に送り込まれる。熱回収蒸気発生器78からの排ガスリサイクルストリーム79の一部は、圧縮機73の1つまたは複数の段階に戻ってリサイクルされ、使用済み排ガス80の残りは、上述したCO2分離システム内で処理される。分離されたCO2ストリームは、図示したように、CO2排出ポイント82において排出される。
図5は、異なる形態の燃焼後捕捉を使用した、すなわち、従来のモノエタノールアミン(MEA)プロセス(対象発明の利点を含まないもの)を統合シリコーン−アミンプロセスと比較した、90%の炭素捕捉および隔離システムについてのエネルギー損失を(ウォーターフォールチャートの形態で)例示したものである。図5中のウォーターフォールチャートは、上述したCO2除去の性能を改善する潜在性を有する吸収剤を使用することの利点を示している。図5中の用語「補助」は、二次的な装置操作とみなされる補助装置、例えば、ポンプ、ブロアー、ファンなどを動かすのに要求される電力を指す。図5中の用語「NGCC」は、天然ガス複合サイクルを指す。用語「CCS」は、捕捉し隔離した炭素の量を指す。
図5の第1のカラムは、従来のMEA吸収剤を用いた比較基準を定義するものであり、いずれのMEA再生の前にもMEA吸収剤と混合されなければならない水がより多量で必要となるという結果を示している。CO2分離について生じるエネルギー損失は、従来の様式でMEAを使用する場合、約30%である。これとは対照的に、図5の第2のカラムで扱った吸収剤(3.6%の正味のローディングを伴う)は、(本発明によって企図されているように)感知できる量の水をまったく含まず、したがって、CO2について、より低い吸収剤の比熱およびより高い吸収熱を有する。脱離装置内の圧力も、33psiaから約200psiaに上昇した。
図5中の第3のカラムは、蒸気抽出温度を約350°Fから約260°Fに下げ、脱離装置内でより速い反応速度をもたらす最適化スキームの効果を示す。図5の最後の2つのカラムは、それぞれ8%および12%の、本発明によるより高い吸収剤ローディングに基づく。このように、そのような様式でシリコーン−アミン吸収剤を使用すると、炭素捕捉に関するエネルギー損失が30%から約17.5%に低減される。
図面の図6は、図2〜4に関連して上述した統合アミノ−シリコーンプロセスを使用する本発明の典型的な実施形態についてのエネルギーコストの低減を、(これもまた、比較によるウォーターフォールチャートの形態で)さらに例示する。従来の石炭プラントにおける燃焼後捕捉については、本明細書に記載されるCO2分離を伴わない場合と比較した、従来のMEAプロセスを使用する電気コスト(「COE」)の増大は、約73%である。したがって、相変化吸収剤プロセスは、CO2分離を伴わない場合に対して、約40%電力生産コストを下げる潜在能力を有する。
図6中のデータはまた、この吸収剤は、相当な量の水を含有する比較基準のMEA吸収剤と比べて、吸収剤が従来のMEAシステムの約半分となる点で、著しく良好であることを示す。脱離装置およびモジュール化を最適化すると、CO2分離サブシステムの元手コストも著しく下がる。図6中の最後の2つのカラムは、本発明の統合プロセスを使用するシステムに対し約8%および12%の正味のローディングを行った場合を表している。
本発明を、最も実用的で好適な実施形態であると現在考えられるものに関連して説明してきたが、本発明は、開示した実施形態に限定されず、反対に、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内に含まれる様々な改変および等価な配置に及ぶことが意図されていることが理解されるべきである。
20 統合CO2分離システム
21 燃焼排ガス
22 冷却器
25 吸収装置
24 冷却液
23 燃焼排ガス分離器
30 リーン吸収剤
26 CO2が富化された吸収剤
29 富化された吸収剤
28 「クリーンな」燃焼排ガスストリーム
27 サイクロン分離器
31 リッチ/リーンスラリー混合物
33 スラリーポンプ
34 リッチ−リーン熱交換器
40 脱離装置
32 リーン吸収剤冷却器
47 リーン吸収剤ストリーム
36 リーンリサイクルポンプ
45 蒸気フィードライン
46 凝縮物
39 高温蒸気
41 CO2熱交換器
42 CO2/蒸気分離器
43 吸収剤分離器
44 「クリーンな」吸収剤リサイクル物
51 リーン吸収剤リサイクルライン
81 CO2分離ユニット
72 排ガス再循環(EGR)ループ
71 周囲空気フィード
73 圧縮機
75 炭化水素燃料
76 燃焼器排ガス
77 CO2ドライブガスタービン
78 熱回収蒸気発生器
79 排ガスリサイクルストリーム
80 排ガス
82 CO2排出ポイント

Claims (23)

  1. 排ガスストリームから二酸化炭素を除去するための方法であって、
    前記排ガスストリームを、前記排ガスストリーム中に存在する二酸化炭素の相当な部分と反応するのに十分な量のリーンアミノ−シリコーン吸収剤と接触させるステップと、
    未反応アミノ−シリコーン吸収剤、および前記リーンアミノ−シリコーン吸収剤を前記二酸化炭素と反応させることによって形成されるカルバメート化合物を含むスラリーを形成するステップと、
    前記カルバメート化合物から二酸化炭素を脱離させ、リーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生するのに十分な温度に前記スラリーを加熱するステップと、
    前記排ガスストリームから脱離した二酸化炭素ガスを隔離するステップと、
    前記二酸化炭素ガスを放出するステップと
    を含む方法。
  2. 前記リーンアミノ−シリコーン吸収剤と接触させる前に、前記排ガスストリームを冷却するステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記排ガスストリームをアミノ−シリコーン吸収剤と接触させる前記ステップ、および前記スラリーを形成する前記ステップが、吸収装置カラム内で行われる、請求項1記載の方法。
  4. 再生リーンアミノ−シリコーン吸収剤を前記吸収装置にリサイクルするステップをさらに含む、請求項3記載の方法。
  5. 二酸化炭素の前記部分が隔離された後、排ガスをベントするステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  6. 以下の一般的反応:
    に従って、前記アミノ−シリコーン吸収剤が、燃焼排ガス中に存在する前記二酸化炭素と反応してカルバメートを形成する、請求項1記載の方法。
  7. 前記脱離ステップの前に固体カルバメートを含有する前記スラリーを予熱するステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  8. 前記排ガスストリームをリーンアミノ−シリコーン吸収剤と接触させる前記ステップ、スラリーを形成する前記ステップ、および前記スラリーを加熱する前記ステップが、熱的に統合されており、それによって、前記リーン吸収剤の一部が、前記吸収装置からのリッチ吸収剤ストリームと合わされる、請求項1記載の方法。
  9. 前記排ガスストリームから二酸化炭素を除去することが、連続プロセスの一部として行われる、請求項1記載の方法。
  10. 前記排ガスストリームが、二酸化炭素、水、酸素、窒素、アルゴン、メタン、一酸化炭素、SOx、NOx、エタン、および微量の他の炭化水素を含む、請求項1記載の方法。
  11. 排ガスストリームから二酸化炭素を捕捉するためのシステムであって、
    二酸化炭素を含むガスを受け取り、前記炭素をアミノ−シリコーン吸収剤と反応させ、固体カルバメートを形成するように動作可能な吸収装置と、
    前記固体カルバメート、および前記排ガスからの未反応アミノ−シリコーン吸収剤の一部を分離するための第1の分離器ユニットと、
    前記カルバメートから二酸化炭素をストリップし、リーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生するための脱離装置と、
    前記再生リーンアミノ−シリコーン吸収剤を前記吸収装置にリサイクルするようなサイズにされたリーン吸収剤輸送手段と、
    前記システムから二酸化炭素を捕捉および排出するための第2の分離器ユニットと
    を備えるシステム。
  12. 前記脱離装置の上流の前記固体カルバメートおよび未反応アミノ−シリコーン吸収剤の前記一部の温度を上昇させるための熱交換器をさらに備える、請求項11記載の排ガスストリームから二酸化炭素を捕捉するためのシステム。
  13. 前記第1の分離器ユニットおよび前記吸収装置が統合されて、1つのプロセス構成要素になっている、請求項11記載のシステム。
  14. 前記第2の分離器が、同伴アミノ−シリコーン吸収剤を前記脱離装置に送り戻すためのリサイクル手段を含む、請求項11記載の方法。
  15. リーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生するための前記脱離装置と一体になった熱交換器をさらに備える、請求項11記載のシステム。
  16. 同伴アミノ−シリコーン吸収剤を前記吸収装置に送り戻すためのリサイクル手段をさらに備える、請求項11記載のシステム。
  17. 前記脱離装置の下流に、前記システムから二酸化炭素ガスを単離および排出するための分離器をさらに備える、請求項11記載のシステム。
  18. 前記第1の分離器がサイクロン分離器を備える、請求項11記載のシステム。
  19. 前記第1の分離器が蒸気−液体スラリー分離器を備える、請求項11記載のシステム。
  20. 固体カルバメートと未反応アミノ−シリコーン吸収剤の混合物の圧力を、前記混合物を前記脱離装置に供給する前に上昇させるためのポンプ手段をさらに備える、請求項11記載のシステム。
  21. 前記吸収装置が、以下の一般的反応:
    に従って、前記アミノ−シリコーン吸収剤を、燃焼排ガス中に存在する前記二酸化炭素と反応させてカルバメートを形成する、請求項11記載のシステム。
  22. 前記脱離装置が、前記吸収装置へのリサイクルストリームとしてリーンアミノ−シリコーン吸収剤を再生する、請求項11記載のシステム。
  23. 前記排ガスストリームが、二酸化炭素、水、酸素、窒素、アルゴン、メタン、一酸化炭素、SOx、NOx、エタン、および微量の他の炭化水素を含む、請求項11記載のシステム。
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