JP2013247497A - 通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラム - Google Patents

通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラム Download PDF

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剛文 赤平
Katsuya Kanakubo
勝也 金久保
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伸 高橋
Junichi Sekine
淳一 関根
Keiko Kuwabara
恵子 桑原
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Abstract

【課題】所望の経路を介してネットワークの保守管理を行うことを可能とする。
【解決手段】通信装置1は、ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成する要求生成部11と、生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報を設定する中継設定部12と、設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信する送信部13と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラムに関し、特に、保守フレームを送受信する通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラムに関する。
イーサネット(Ethernet)(登録商標)は、コンピュータネットワークの規格の1つであり、世界中のオフィスや家庭で一般的に使用されているLAN(Local Area Network)で最も使用されている技術規格である。イーサネットが世の中に普及した事により、イーサネットの保守や管理を行う機能が必要になり、EtherOAMが誕生した。
EtherOAM(Ethernet Operations Administration and Maintenance)は、イーサネット網の保守・管理機能であり、CC、LB、LTの3つの機能を持っている。CC(Continuity Check:コンティニュイティチェック)とは送信元MEP(Maintenance End Point)と宛先MEPを指定して、CCの設定を有効にしておくことで、OAMフレームを宛先装置(MEP)に定期的に送り、宛先まで繋がっている事を確かめる機能である。LB(Loop Back:ループバック)とは宛先装置(MEP)に対してOAMフレームを送り、宛先装置からの応答を受けて通信の正常性を確認する機能である。なお、ループバックフレームを折り返し受信することで導通確認を行うことをループバック試験とも呼ばれる。また、LT(Link Trace:リンクトレース)とは接続先にたどり着くまでに中継する装置(MIP:Maintenance Intermediate Point)に対してOAMフレームを送り、接続先までの全ての中継装置から応答がある事を確認する機能である。
なお、MEPとは、設定されたMEG(Maintenance Entity Group)レベルにおける管理終端ノードであり、コンティニュイティチェックやループバック、リンクトレースの始点または終点(OAMフレームの送信元または宛先)となって、OAMフレームによるOAMフロー(OAMパス)を終端する。また、MIPとは、MEP間でOAMフレームを中継し、OAMフロー(OAMパス)の中継点となるノードである。
例えば、EtherOAMに関連する技術として特許文献1が知られている。また、ループバックに関連する技術として特許文献2や3が知られている。特許文献2では、装置間の通信において対向装置のポート番号をメッセージフレームに挿入することで装置間ネットワークの正常性を確認している。特許文献3では、ユニキャスト、マルチキャストのOAMプロトコルを使用する事でトポロジー情報を検証している。
関連する技術であるEtherOAMの基本動作について説明する。図11は、EtherOAMによりネットワークの保守管理を行うネットワークシステムの構成例である。このネットワークシステムは、L2スイッチ(レイヤ2スイッチ)である複数のスイッチ901A〜901F(いずれかをスイッチ901とも称する)から構成されており、さらに、スイッチ901Aには操作端末が接続されている。
EtherOAMはレイヤ2の通信を用いてネットワーク上の通信を確認する機能である。例えば、スイッチ901Aを送信元MEPとし、スイッチ901Fを宛先MEPとし、スイッチ901B〜901Eを中継MIPとする。そして、MEPであるスイッチ901Aとスイッチ901Fの間で、MIPであるスイッチ901B〜901Eを介して、EtherOAMのコンティニュイティチェックやループバック、リンクトレースを行う。したがって、EtherOAMによりネットワークの保守管理を行うためには、事前に調査対象のL2スイッチに対してあらかじめMEPやMIPなどの設定をしておく必要がある。
図12は、EtherOAMの基本となるOAMフレームのフレームフォーマットである。このフレームフォーマットは、EtherOAMの規格であるIEEE802.1ag−2007/ITU−T Y.1731−2008に準拠する。
OAMフレームのヘッダ部は、Preamble801、DA802、SA803、S−TAG804、S−TAGID805、TYPEを含んでいる。Preamble801はフレームの開始を伝える領域である。DA802は送信元MACアドレス(送信元MEP)が設定される領域であり、SA803は宛先MACアドレス(宛先MEP)が設定される領域である。S−TAG804はService VLAN TAGが設定される領域であり、S−TAGID805はService VLAN TAG IDが設定される領域である。TYPE806はイーサネットフレームの種類を識別するためのタイプIDが設定される領域であり、EtherOAMフレームの場合、0x8902が設定される。
OAMフレームのペイロード部810は、MEL811、Version812、OpCode813、Flag814、TLVoffset815、PDU Data/TLV816、END TLV817を含んでいる。
MEL811はMEG Levelが設定される領域である。Version812はOAMのバージョンが設定される領域であり"0"固定である。OpCode813はEtherOAMの機能を識別するコードが設定される領域であり、例えばOAMフレーム(PDU)の種類が設定される。Flag814は各PDUフォーマットに応じたフラグが設定される領域である。
TLVoffset815はFirst TLV Offset Fieldであり、PDU Data/TLV(Type Length Value)のオフセット(長さ)が設定される領域である。PDU Data/TLV(データ部)816は、OAMフレームのデータが設定される領域である。END TLV817はTLVの最後を示す"0"が設定される領域である。
OAMフレームのテイラ部は、FCS821を含んでいる。FCS812はフレームチェックシーケンスが設定される領域である。
OAMフレームを送信するスイッチは、宛先のスイッチのMEPIndexとMACアドレスで宛先を指定する。OAMフレームを受信したスイッチが、EtherOAMのフレームを判別するにはTYPE806のイーサタイプIDを確認して、IDがTYPE(0x8902)である場合EtherOAMのフレームである事を判別する。EtherOAMのフレームである事を判別すると次にOpecodeをみてその番号から何の機能であるかを判別する。
このようなEtherOAMによる保守管理対象となるL2スイッチの通信方法について説明する。L2スイッチを使ってデータの転送を行う時は、L2スイッチ自身が保持している、MACアドレスとポートが対応付けられたMACテーブルを使い、MACテーブルに記載されているMACアドレスの情報から転送先のポート(スイッチ)を決定する。L2スイッチ自身のMACテーブルに送信先の情報が無い場合、フラッディングを行い、全てのポートに対してデータの転送を行い、転送先から宛先MACアドレスの情報を集め、MACテーブルにMACアドレスとポートの関連付けを記録する。
また、L2スイッチが複数に及ぶ場合、フラッディングを行うとマルチキャスト通信の連鎖が発生し、ループするようなデータのトラフィックが発生してしまう事がある。このような状態を防ぐ仕組みがスパニングツリーである。スパニングツリーは、二つ以上のL2スイッチがフラッディングを行った際、片方のポートをブロッキングし、通信を遮断することにより、データのループを避ける仕組みである。
図13は、スパニングツリーによりループを防止するネットワークシステムの構成例である。このネットワークシステムは、L2スイッチであるスイッチ901A〜901Cから構成されており、スイッチ901A〜901Cは、それぞれ保持しているMACテーブル911A〜911Cに従って転送を行う。また、スイッチ901Aには端末903Aが接続され、スイッチ901Cには端末903Bが接続されている。
図13の場合、スイッチ901A、スイッチ901B及びスイッチ901Cはそれぞれ互いに繋がっており、それぞれイーサネットケーブルで接続されている。スイッチ901Aが端末903Bを探す為にフラッディングを実施すると、スイッチ901Cは、スイッチ901Bと端末903Bにパケットを転送する。スイッチ901Cからパケットを受けたスイッチ901Bは、パケットをスイッチ901Aに転送し、さらに、スイッチ901Aは、端末903A、スイッチ901Cに転送する。フラッディングしたパケットが、スイッチ901A−901C−901B−901A−901C−901B・・・と言うように複数の装置間を行き来し、周回し続けてしまう。
このようなループを防ぐ為に、スパニングツリーは冗長するような経路が存在する時、優先度の低いポートをブロッキングし、ループを回避するのである。例えば、スイッチ901Cは、スイッチ901Bに接続されているポートをブロッキングし、スイッチ901Bは、スイッチ901Cに接続されているポートをブロッキングすることで、スイッチ901Cとスイッチ901Bの間の転送を遮断してループを回避する。
また、L2スイッチの通信方法とてして、リンクアグリゲーションが知られている。リンクアグリケーションとは、スイッチ間の通信を行う際、物理的には複数の回線を論理的に一本の回線に見立て、ポートを複数使うことにより高速な通信を可能とする仕組みである。
図14は、リンクアグリゲーションにより通信を行うネットワークシステムの構成例である。例えば、図14に示すように、スイッチ901Aとスイッチ901Bの間を、回線904A及び回線904Bで接続する。通常であれば回線904Aと回線904Bは別の装置に繋ぐための回線であるが、リンクアグリケーションの設定を行う事により、回線904Aと回線904Bを一つの論理回線904Cに見立てることが出来る。このような設定を行う事により、回線2本分の通信帯域を確保する事が出来る。
特開2010−239369号公報 特開2010−124162号公報 特表2011−501539号公報
図13に示すように、経路のループを防ぐ必要のある構成では、通信を実施するとスパニングツリーによってスイッチ901Bとスイッチ901Cの間のルートがブロッキングされる。ブロッキングされた経路では通信は行われないが、ブロッキングされていないスイッチ901Aとスイッチ901C間の経路が遮断されると、スイッチ901Bとスイッチ901C間のブロッキングが解除されて通信が行われる事になる。
このような複数の経路が存在する冗長型のネットワークにおいて、EtherOAMによりスイッチに対してループバックなどの保守管理を行おうとすると、現在通信が行われている現用経路でOAMフレームが送受信されることになる。そうすると、冗長型のネットワークにおいて予備系の通信装置を中継するような通信を確認することができない。図13のブロッキングされた状態では、スイッチ901Bとスイッチ901Cの間の通信は確認できないことになる。
また、図14に示すように、リンクアグリケーションが有効になったスイッチ間では論理的に2本の回線が1本に束ねられている。このような構成において、EtherOAMによりスイッチに対してループバックなどの保守管理を行おうとすると、束ねられた論理回線でOAMフレームが送受信されることになる。そうすると、どちらか片方の物理回線のみの通信確認を行うことができない。図14のリンクアグリゲーションが設定された状態では、回線904Aもしくは回線904Bのみの通信は確認できないことになる。
したがって、関連する技術では、複数の経路が存在するネットワークにおいて、所望の経路を介してネットワークの保守管理を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、このような問題を解決する通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラムを提供することにある。
本発明に係る通信装置は、ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成する要求生成部と、前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報を設定する中継設定部と、前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信する送信部と、を備えるものである。
本発明に係る通信装置は、当該フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報が設定された保守要求フレームを、ネットワークから受信する受信部と、前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する中継判定部と、前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送する転送部と、を備えるものである。
本発明に係る通信装置は、当該フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報が設定された保守要求フレームを、ネットワークから受信する受信部と、前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する終端判定部と、前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する応答送信送部と、を備えるものである。
本発明に係るネットワークシステムは、第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムであって、前記第1の通信装置は、ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成する要求生成部と、前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定する中継設定部と、前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信する送信部と、を備え、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信する受信部と、前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する中継判定部と、前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送する転送部と、を備え、前記第3の通信装置は、前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信する受信部と、前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する終端判定部と、前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する応答送信送部と、を備えるものである。
本発明に係る保守方法は、第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムにおける保守方法であって、前記第1の通信装置は、ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成し、前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定し、前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信し、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送し、前記第3の通信装置は、前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信するものである。
本発明に係る保守プログラムは、第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムにおける保守処理を、コンピュータに実行させるための保守プログラムであって、前記保守処理では、前記第1の通信装置は、ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成し、前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定し、前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信し、前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送し、前記第3の通信装置は、前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信するものである。
本発明によれば、所望の経路を介してネットワークの保守管理を行うことが可能な通信装置、ネットワークシステム、保守方法及び保守プログラムを提供することができる。
本発明に係るネットワークシステムの特徴を説明するための構成図である。 実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示す構成図である。 実施の形態に係るスイッチの構成を示す構成図である。 実施の形態に係るスイッチのループバック部の構成を示す構成図である。 実施の形態に係るスイッチで使用されるOAMフレームのフォーマットを示す図である。 実施の形態に係るスイッチで使用されるOAMフレームのフォーマットを示す図である。 実施の形態に係るスイッチの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るスイッチの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るスイッチの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係るネットワークの動作を説明するための説明図である。 関連するネットワークシステムの構成を示す構成図である。 関連するスイッチで使用されるOAMフレームのフォーマットを示す図である。 関連するネットワークシステムの構成を示す構成図である。 関連するネットワークシステムの構成を示す構成図である。
(本発明の特徴)
本発明の実施の形態の説明に先立って、図1を用いて、本発明の特徴についてその概要を説明する。
図1に示すように、本発明に係るネットワークシステム100は、スイッチ等である複数の通信装置1A〜1C(いずれかを通信装置1とも称する)を備えている。通信装置1A及び1Cは、MEPのようにOAMフロー等である保守フローを終端する装置であり、通信装置1Bは、MIPのようにOAMフロー等である保守フローを中継する装置である。
通信装置1Aは、要求生成部11、中継設定部12、送信部13を備えている。要求生成部11は、保守フローを終端する通信装置1Cの識別情報(MACアドレス等)を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成し、中継設定部12は、生成した保守要求フレームに当該保守要求フレームを中継する通信装置1Bを特定するための中継情報(MIPID等)を設定し、送信部13は、設定した保守要求フレームをネットワークへ送信する。
通信装置1Bは、受信部14、中継判定部15、転送部16を備えている。受信部14は、通信装置1Aから送信された保守要求フレームをネットワークから受信し、中継判定部15は、受信した保守要求フレームに含まれる中継情報が、通信装置1Bの識別情報と一致するか否か判定し、転送部16は、中継情報と通信装置1Bの識別情報が一致した場合、受信した保守要求フレームを転送する。
通信装置1Cは、受信部17、終端判定部18、応答送信部19を備えている。受信部17は、通信装置1Bから転送された保守要求フレームをネットワークから受信し、終端判定部18は、保守要求フレームに含まれる宛先情報が、通信装置1Cの識別情報と一致するか否か判定し、応答送信部19は、宛先情報と通信装置1Cの識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成しネットワークへ送信する。
このように、本発明では、OAMフレーム等の保守フレームによりループバック等の保守管理を行うシステムにおいて、保守要求フレームを中継する通信装置を指定し、指定した通信装置を介して保守要求フレームを転送するため、所望の経路を介してネットワークの保守管理を行うことができる。
(実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図2は、本実施の形態に係るネットワークシステム100の構成を示している。
図2に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステム100は、複数のスイッチ1A〜1D(いずれかをスイッチ1とも称する)、操作端末2、目的サーバ3を備えている。スイッチ1Aには操作端末2が接続され、スイッチ1Cには目的サーバ3が接続されている。
スイッチ1A〜1Dは、L2スイッチであり、EterhOAM機能を内蔵している。特に、本実施の形態では、スイッチ1A〜1Dは、操作者が指定する経路により通信確認できるSelectLoopBack機能を有している。
スイッチ1Aは、スイッチ1B及びスイッチ1Dのそれぞれとイーサネットケーブルを介して物理的に接続されており、スイッチ1Cは、スイッチ1B及びスイッチ1Dのそれぞれとイーサネットケーブルを介して物理的に接続されている。すなわち、スイッチ1Aと目的サーバ3とを接続する経路は、スイッチ1A−1B−1Cの経路と、スイッチ1A−1D−1Cの経路の2本の経路が存在する。
例えば、図2のネットワークシステムは通信事業者間で構築されるシステムである。このため、通信が途絶える事が許されない通信網であり、通常はスイッチ1A−1B−1Cを通る経路を通っているが、異常が発生すると瞬時に1A−1D−1Cを通る経路に切り替わるように設定されている。通常はスイッチ1Dを通る経路は通信できないようになっており、スイッチ1Aからスイッチ1Cにパケットを送信しようとすると、自動的にスイッチ1A−1B−1Cの経路が選択されてしまう。このため、関連するループバックの確認方法では、スイッチ1A−1D−1Cを通る経路の導通確認を行うにはネットワーク構成を再構築しなおす必要がある。
そこで、以下に説明するように、本実施の形態では、この複数の経路のうちいずれかを指定して、EtherOAMにおけるループバック等の保守管理機能を実施することを可能とする。
すなわち、通信が途絶える事の許されない通信網である為、管理者はネットワーク再構築ではなく、SelectLoopBackフレーム(ループバック応答フレーム)を使って通信確認を行うことにした。管理者はまず、操作端末2により送信元MEPをスイッチ1A、宛先MEPをスイッチ1Cに設定する。次にスイッチ1Aからスイッチ1Dに繋がっているポート情報とそのVLANID、スイッチ1DのMEPIDを入力し、スイッチ1Dまでの経路を指定する。最後にスイッチ1Dからスイッチ1Cに繋がっているポート情報とそのVLANID、スイッチ1CのMEPIDを入力し、目的MEPであるスイッチCまでの経路を指定した上で、SelectLoopBackフレームを送信する。
SelectLoopBackフレームは指定したスイッチ1AのポートとVLANを使い、スイッチ1Dに送信される。スイッチ1Dはそのフレームの内容を確認し、MACアドレスが一致している事を確認後、スイッチ1Dからスイッチ1CまでのポートとVLANを使い、通信を実施する。目的にしていたスイッチまで通信が行われると、スイッチ1Cからスイッチ1Aに対して応答用SelectLoopBackフレームが送信され、そのフレームの情報から管理者ネットワークの構成を変更せずに予備側1A−1D−1Cの経路を使った通信結果を知ることができる。
図3は、本実施の形態に係るスイッチ1の構成を示している。図3に示すように、本実施の形態に係るスイッチ1は、OAM制御部110、スイッチ部120、送信部130、受信部140、複数のポート150を備えている。なお、スイッチ1は、不図示の管理インタフェースを介して操作端末2に接続され、操作端末2からの指示に従って各種設定や保守管理動作等を行う。
複数のポート150は、スイッチ1の物理ポートであり、イーサネットケーブルを接続して他のスイッチ1と物理的な通信を可能にするネットワークインタフェースである。
送信部130は、複数のポート150を介してOAMフレームなどのイーサネットフレームを送信する。例えば、送信部130は、OAM制御部110からOAMフレームが入力され、また、スイッチ部120からイーサネットフレームが入力されると、必要に応じてヘッダやテイラ等を設定し、指定されたポート150へフレームを出力する。
受信部140は、複数のポート150を介してOAMフレームなどのイーサネットフレームを受信する。例えば、受信部140は、受信されたフレームがポート150から入力されると、フレームのイーサネットタイプを判定し、OAMフレームの場合はOAM制御部110へ出力し、その他のフレームはスイッチ部120へ出力する。
スイッチ部120は、受信したフレームの転送先ポートを特定しフレームを転送する。スイッチ部120には、MACアドレスとポート、VLANID等が対応付けられたMACテーブル(学習テーブル)であるFDB121(Forwarding Data Base)が設けられている。なお、FDB121は、スイッチ1の内部もしくは外部に設けてもよい。スイッチ部120は、FDB121を参照し、受信したフレームの宛先MACアドレスやVLANIDに従って転送先ポート及びVLANを特定し、特定したポート及びVLANへフレームを転送する。
OAM制御部110は、EtherOAMの各機能を実現するための制御部である。OAM制御部110は、OAMフレームを生成して送信部130へ出力し、受信部140から入力されたOAMフレームを解析して必要な処理を実行する。OAM制御部110には、MEPIDまたはMIPIDなどのMEPまたはMIPに関する情報が格納されたMEP/MIP情報格納部114が設けられている。なお、MEP/MIP情報格納部114は、スイッチ1の内部もしくは外部に設けてもよい。OAM制御部110は、MEP/MIP情報格納部114を参照し、MEPもしくはMIPとして、EtherOAMの機能を実行する。
OAM制御部110は、ループバック部111、コンティニュイティチェック部112、リンクトレース部113を有している。
コンティニュイティチェック部112は、EtherOAMのCC(Continuity Check)機能を実行するための制御部である。送信元MEPのコンティニュイティチェック部112は、定期的にコンティニュイティチェックフレームを生成して宛先MEPへ送信する。宛先MEPのコンティニュイティチェック部112は、コンティニュイティチェックフレームの受信を監視し、コンティニュイティチェックフレームが受信されない場合にネットワークの障害を検出する。
リンクトレース部113は、EtherOAMのLT(Link Trace)機能を実行するための制御部である。送信元MEPのリンクトレース部113は、リンクトレースフレームを生成して宛先MEPへ送信する。リンクトレースフレームを受信したMIPのリンクトレース部113は、リンクトレース応答フレームを生成し送信元MEPへ送信する。宛先MEPのリンクトレース部113は、リンクトレースフレームを受信すると、リンクトレース応答フレームを送信元MEPへ送信する。
ループバック部111は、EtherOAMのLB(Loop Back)機能を実行するための制御部である。送信元MEPのループバック部111は、ループバック要求フレームを生成して宛先MEPへ送信する。ループバック要求フレームを受信した宛先MEPのループバック部111は、ループバック応答フレームを生成し送信側MEPへ送信する。さらに、本実施の形態では、ループバック部111は、ループバック要求フレームに中継MIPを設定し、ループバック要求フレームを中継する経路を指定する。
図4は、本実施の形態に係るループバック部111の構成を示している。図4では、ループバック部111Aは、ループバック要求フレームを送信するスイッチ1A(送信元MEP)のループバック部であり、ループバック部111Bは、ループバック要求フレームを転送するするスイッチ1B(MIP)のループバック部であり、ループバック部111Cは、ループバック要求フレームを受信し応答するスイッチ1C(宛先MEP)のループバック部である。
なお、ループバック部111A〜111Cの各部のいずれかもしくは全てを組み合わせて、一つもしくは複数のスイッチ1に設けてもよい。また、図4の機能ブロック構成は一例であり、図7〜図9に後述するループバック動作(ループバック処理)、すなわち、SelectLoopBack機能が実現できれば、その他の構成としてもよい。
なお、図3及び図4のスイッチ1及びループバック部111の各部(各機能、各処理部)は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成される。また、スイッチ1及びループバック部111の各部を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、スイッチ1及びループバック部111の各部を、図7〜図9に後述するループバック動作を行うための、本実施の形態に係るループバックプログラム(保守プログラム)をCPUで実行することにより実現してもよい。
送信元MEPのループバック部111Aは、要求生成部101、中継設定部102、応答確認部103を備えている。
要求生成部101は、操作端末2からの指示に従ってSelectLoopBackフレーム(ループバック要求フレーム)を生成する。例えば、要求生成部101は、SelectLoopBackフレームのヘッダや、中継情報を除く情報などを設定する。
中継設定部102は、操作端末2からの指示に従って、SelectLoopBackフレームに当該フレームを中継するスイッチを特定するための中継情報を設定する。本実施の形態では、中継情報として、SelectLoopBackフレームを中継するスイッチを識別するMIPID、ポート番号、VLANIDを設定する。
ここで、送信元MEPのループバック部111Aが生成するSelectLoopBackフレームのフォーマットについて、図5を用いて説明する。図5は、図12で示したOAMフォーマットのうちのペイロード部810のフォーマットを示している。SelectLoopBackフレームのペイロード部810は、図12と同様に、MEL811、Version812、OpCode813、Flag814、TLVoffset815、PDU Data/TLV816、END TLV817を含んでいる。
OpCode813やFlag814には、SelectLoopBackフレームを識別するための情報が設定される。OpCode813には現在使用されていない200番を暫定的に使用してもよい。また、OpCode813はIEEE802.1により予約されている為、自由にOpCode813の値を変更するコマンドを用意し、OpCodeの競合が発生しないようにしてもよい。
そして、SelectLoopBackフレームのPDU Data/TLV(データ部)816は、TLVtype_A201、TLVLength_A202、HOPCOUNT203、Variable_Value_Flag204、Flame Length205、TLVtype_B206、TLVLength_B207、中継情報格納部210を含み、中継情報格納部210はPort211とVLANID212とMIPID213とを複数含んでいる。
TLVtype_A201は、HOPCOUNTを格納するための固定領域(HOPCOUNT203)の種別が設定される領域である。TLVLength_A202は、HOPCOUNTを格納するための固定領域(HOPCOUNT203)のサイズが設定される領域である。HOPCOUNT203は、フレームを中継したスイッチの数(ホップカウント、ホップ数)が設定される領域である。
Variable_Value_Flag204は、可変情報などを識別するフラグが設定される領域である。Flame Length205は、SelectLoopBackフレームのフレーム長が設定される領域である。
TLVtype_B206は、フレームを中継する中継装置を示す中継情報を格納する可変領域(中継情報格納部210)の種別が設定される領域である。TLVLength_B207は、フレームを中継する中継装置を示す中継情報を格納する可変領域(中継情報格納部210)のサイズが設定される領域である。
中継情報格納部210は、フレームを中継する中継装置を示す中継情報を格納する領域であり、Port211、VLANID212、MIPID213が中継する順番に繰り返し格納される。
Port211は、中継装置がフレームを転送する(転送先)ポートを識別するポート番号が設定される領域である。VLANID212は、中継装置がフレームを転送する(転送先)VLANを識別するVLANIDが設定される領域である。MIPID213は、フレームを中継する中継装置を識別するMIPIDが設定される領域である。なお、MIPIDに代わって、もしくは、MIPIDに加えて中継するスイッチのMACアドレスを設定してもよい。
図5の中継情報格納部210では、Port_A、VLANID_A、MIPID_Aに、フレームを最初に中継するスイッチのポート番号、VLANID、MIPIDが設定され、続いて、中継するスイッチのポート番号、VLANID、MIPIDが繰り返し設定され、Port_Z、VLANID_Zには、フレームを最後に中継するスイッチが、宛先MEPへ中継するためのポート番号及びVLANIDが設定される。
例えば、図4のループバック部111Aでは、要求生成部101が、OAMフレームのヘッダ部や、ペイロード部810のうち、MEL811〜Flame Length205まで設定し、中継設定部102が、中継情報を設定するため、TLVtype_B206〜中継情報格納部210を設定する。
なお、SelectLoopBackフレームのフレームサイズはコマンドオプションにより、可変長か固定長かを選択できる。可変長である場合、中継する装置の数に合わせて可変し、固定長である場合は任意のサイズ上限を設定する必要がある。例えば、フレームサイズは、Flame Length205で設定することができる。
ループバック部111Aの応答確認部103は、SelectLoopBackフレームを送信後、宛先MEPから応答用SelectLoopBackフレーム(ループバック応答フレーム)を受信すると、応答フレームのエラーフラグを確認し、ループバックの正常性を判定する。
中継MIPのループバック部111Bは、中継判定部104、要求転送部105、応答生成部106、応答転送部107を備えている。
中継判定部104は、送信元MEPからSelectLoopBackフレームを受信すると、SelectLoopBackフレームのペイロード部810の内容を確認し、SelectLoopBackフレームを中継するか否か判定する。要求転送部105は、この判定結果に基づいて、フレームのホップカウントを更新しSelectLoopBackフレームを転送する。
図5で示したようなSelectLoopBackフレームにおいて、HOPCOUNT203の値に対応するMIPID213の値が、自装置のMIPIDと一致するか否か判定し、一致した場合、更新したHOPCOUNT203に対応するPort211及びVLANID212へ、SelectLoopBackフレームを転送する。
応答生成部106は、SelectLoopBackフレームのMIPID213の値が、自装置のMIPIDと一致しない場合に、応答用SelectLoopBackフレームを生成し、送信側MEPへ送信する。応答転送部107は、宛先MEPから応答用SelectLoopBackフレームを受信すると、HOPCOUNT203を更新し、送信側MEPへ転送する。
宛先MEPのループバック部111Cは、終端判定部108、応答生成部109を備えている。終端判定部108は、中継MIPからSelectLoopBackフレームを受信すると、SelectLoopBackフレームのペイロード部810の内容を確認する。応答生成部109は、この確認結果に基づいて、応答用SelectLoopBackフレームを生成し、送信側MEPへ送信する。
ここで、宛先MEPのループバック部111Cや中継MIPのループバック部111Bが生成する応答用SelectLoopBackフレームのフォーマットについて、図6を用いて説明する。図6は、図12で示したOAMフォーマットのうちのペイロード部810のフォーマットを示している。応答用SelectLoopBackフレームのペイロード部810は、図12と同様に、MEL811、Version812、OpCode813、Flag814、TLVoffset815、PDU Data/TLV816、END TLV817を含んでいる。OpCode813やFlag814には、応答用SelectLoopBackフレームを識別するための情報が設定される。
そして、応答用SelectLoopBackフレームのPDU Data/TLV(データ部)816は、TLVtype_X301、TLVLength_X302、HOPCOUNT303、Port304、VLANID305、MIPID306を複数含んでいる。
TLVtype_X301は、HOPCOUNTを格納する固定領域(HOPCOUNT303)の種別が設定される領域である。TLVLength_X302は、HOPCOUNTを格納する固定領域(HOPCOUNT303)のサイズが設定される領域である。HOPCOUNT303は、フレームを中継したスイッチの数(ホップカウント、ホップ数)が設定される領域である。
Port304は、中継装置がフレームを転送する(転送先)ポートを識別するポート番号が設定される領域である。VLANID305は、中継装置がフレームを転送する(転送先)VLANを識別するVLANIDが設定される領域である。MIPID306は、フレームを中継する中継装置を識別するMIPIDが設定される領域である。なお、MIPIDに代わって、もしくは、MIPIDに加えて中継するスイッチのMACアドレスを設定してもよい。
図6では、中継情報として、1つの中継装置に対応したPort_X、VLANID_X、MIPID_Xが設定されている。その他、図5のように、中継情報として、複数の中継装置に対応した複数のPort、VLANID、MIPIDを繰り返し設定してもよい。例えば、受信するSelectLoopBackフレームの中継情報格納部210と同じ中継情報、もしくは、転送順を逆にした中継情報を使用してもよい。
次に、図7〜図9を用いて、本実施の形態に係るスイッチにおけるループバック動作について説明する。図7は、本実施の形態に係る送信元MEPのループバック動作を示している。すなわち、図7は、主に図4で示した送信元MEPであるスイッチ1Aのループバック部111AがSelectLoopBackフレームを送信する動作を示している。
図7に示すように、まず、送信元MEPであるスイッチ1Aは、操作端末2よりSelectLoopBackフレームに必要な情報を受け取る(S101)。例えば、図5のSelectLoopBackフレームを生成するために、操作者は、操作端末2を操作して、送信側の装置から順にそれぞれのポート番号、VLANID、MEPIDを入力する。この入力された情報を元にスイッチ1Aは図5のフレームフォーマットに従って、以下のようにSelectLoopBackフレームを作成する。
続いて、スイッチ1Aの要求生成部101は、HOPCOUTの領域を確保する(S102)。例えば、要求生成部101は、SelectLoopBackフレームの生成として、図5のHOPCOUN203の領域確保の他、MEL811〜Flame Length205まで設定する。
続いて、スイッチ1Aの中継設定部102は、S103〜S105を繰り返しSelectLoopBackフレームに、目的スイッチ(宛先MEP)までの中継情報を設定する(S106)。すなわち、中継設定部102は、次のスイッチに向かうポート情報部を生成し(S103)、次のスイッチに向かうVLAN情報部を生成し(S104)、次のスイッチのMIPID(MACアドレス)部を生成する(S105)。中継設定部102は、操作端末2から入力された情報にしたがって、図5のPort211、VLANID212、MIPID213の領域を確保し、ポート情報であるポート番号、VLAN情報であるVLANID、MIPIDを繰り返し設定する。なお、SelectLoopBackフレームの中継情報としてMIPIDに代えて、中継するスイッチのMACアドレスを設定してもよい。
続いて、スイッチ1Aの送信部130は、SelectLoopBackフレームを送信する(S107)。例えば、図5の最初の中継情報であるPort211、VLANID212を使用して、該当するVLANIDを設定したSelectLoopBackフレームを、該当するポートから出力する。
図8は、本実施の形態に係る中継MIPのループバック動作を示している。すなわち、図8は、主に図4で示した中継MIPであるスイッチ1Bのループバック部111BがSelectLoopBackフレームを転送する動作を示している。
図8に示すように、まず、中継MIPであるスイッチ1Bは、隣接スイッチよりSelectLoopBackフレームを受信する(S201)。例えば、スイッチ1Bの受信部140は、フレームを受信すると、図12のTYPE806の値によりOAMフレームであると判定し、ループバック部111BがSelectLoopBackフレームのペイロード部810を解析する。
続いて、スイッチ1Bの中継判定部104は、HOPCOUNTに対応したMIPID(MACアドレス)を確認し(S202)、SelectLoopBackフレームのMIPIDが自装置のMIPIDと一致しているか否か判定する(S203)。例えば、中継判定部104は、図5のSelectLoopBackフレームのHOPCOUNT203を参照し、HOPCOUNT203の値に対応する中継情報格納部210のMIPID213と、スイッチ1BのMEP/MIP情報格納部114に設定されているMIPIDとを比較する。なお、SelectLoopBackフレームの中継情報にMIPIDに代えてMACアドレスが設定されている場合は、中継情報のMACアドレスが自装置(受信ポート)のMACアドレスと一致しているか否か判定してもよい。
S203において、SelectLoopBackフレームのMIPIDが自装置のMIPIDと一致している場合、スイッチ1Bはフレームを転送するスイッチであるため、スイッチ1Bの要求転送部105は、HOPCOUNTに1を加え(S204)、HOPCOUNTに対応したポート情報及びVLAN情報を用いてフレームを転送する(S205)。例えば、要求転送部105は、SelectLoopBackフレームのHOPCOUNT203をインクリメントする。そして、インクリメントしたHOPCOUNT203に対応する中継情報格納部210のPort211、VLANID212を使用して、該当するVLANIDを設定したSelectLoopBackフレームを、該当するポートから出力する。
また、S203において、SelectLoopBackフレームのMIPIDが自装置のMIPIDと一致しない場合、スイッチ1Bはフレームの転送を行わないスイッチであるため、スイッチ1Bの応答生成部106は、応答用SelectLoopBackフレームを生成し(S206)、応答用SelectLoopBackフレームに送信失敗フラグ(エラーフラグ)を立て(S207)、送信元MACアドレスへフレームを送信する(S208)。例えば、応答生成部106は、図6の応答用SelectLoopBackフレームを生成し、Flag814にエラーフラグを設定し、図12のDA802に送信元MEPのMACアドレスを設定して、SelectLoopBackフレームを受信したポートから応答用SelectLoopBackフレームを送信する。
図9は、本実施の形態に係る宛先MEPのループバック動作を示している。すなわち、図9は、主に図4で示した宛先MEPであるスイッチ1Cのループバック部111CがSelectLoopBackフレームに対し応答する動作を示している。
図9に示すように、まず、宛先MEPであるスイッチ1Cは、隣接スイッチよりSelectLoopBackフレームを受信する(S301)。例えば、スイッチ1Cの受信部140は、フレームを受信すると、図12のTYPE806の値によりOAMフレームであると判定し、ループバック部111BがSelectLoopBackフレームのペイロード部810を解析する。
続いて、スイッチ1Cの終端判定部108は、SelectLoopBackフレームのMACアドレス情報を確認し(S302)、SelectLoopBackフレームのMACアドレスが自装置のMACアドレスと一致しているか否か判定する(S303)。例えば、終端判定部108は、図12のDA802を参照し、SelectLoopBackフレームを受信したポートのMACアドレスと比較する。
S303において、SelectLoopBackフレームのMACアドレスが自装置のMACアドレスと一致しない場合、エラーフラグを立てる(S304)。S304の後、もしくは、S303において、SelectLoopBackフレームのMACアドレスが自装置のMACアドレスと一致している場合、応答用SelectLoopBackフレームを生成し(S305)、送信元MACアドレスへ応答用SelectLoopBackフレームを送信する(S306)。例えば、応答生成部109は、図6の応答用SelectLoopBackフレームを生成し、必要に応じてFlag814にエラーフラグを設定し、図12のDA802に送信元MEPのMACアドレスを設定して、SelectLoopBackフレームを受信したポートから送信する。
図7〜図9に示すように、本実施の形態では、スイッチは、フレームを送る際にはフレームから中継させたいスイッチに繋がっているVLANIDとポート番号を読み出してスイッチ間の通信を行う。送信先スイッチにてMEPIDの確認を行い、一致していない場合は送信元スイッチに対して応答を返し、一致している場合は次のスイッチに対しての通信を行う。HOPCOUNTは初期値が1であり、スイッチ間の通信が成功するたびに1を加えていく。通信が途絶えた場合、図6のフォーマットに従って、応答用SelectLoopBackにエラーフラグを立て、途絶えた箇所のHOPCOUNTと供に送信元スイッチに対してフレームを送信する。
フレームがたどり着いた先が終端スイッチである場合、宛先MEPの一致を確認し、宛先MEPIDが一致、不一致に関わらず図6のフォーマットに従った応答フレームを作成し、送信元スイッチに対して応答を返す。エラーフラグの有無により操作者はSelectLoopBackが通信を行えたかどうかを判断する事が出来る。
図10は、本実施の形態に係るネットワークシステム全体のループバック動作を示している。この例では、まず、操作者は、ループバックにより通信を確認(ループバック試験)するため、通信を確認したいスイッチ1A及び1DをMEPに設定し、スイッチ1B及び1CをMIPに設定する。
図10に示すように、スイッチ1Aは、操作端末2からの操作を受け付け、宛先MEPに向けてSelectLoopBackフレームを作成し送信する(S401)。スイッチ1Aは、図12のDA802をスイッチ1DのMACアドレスに設定する。また、図5の中継情報格納部210に、Port211、VLANID212、MIPID213として、HOPCOUNT="1"に対応して、スイッチ1Aから1Bへ送信するための(スイッチ1Aの)ポート番号及びVLANID、スイッチ1BのMIPIDを設定し、HOPCOUNT="2"に対応して、スイッチ1Bから1Cへ送信するための(スイッチ1Bの)ポート番号及びVLANID、スイッチ1CのMIPIDを設定し、HOPCOUNT="3"に対応して、スイッチ1Cから1Dへ送信するための(スイッチ1Cの)ポート番号及びVLANIDを設定する。
このとき、スイッチ1Aは、スイッチ1Aのポート番号とVLANIDを使い、スイッチ1BにSelectLoopBackフレームを送信する(S402)。スイッチ1Aは、HOPCOUNT="1"に対応するスイッチ1Aから1Bへ送信するための(スイッチ1Aの)ポート番号及びVLANIDを用いて、該当するVLANIDを設定し、該当するポートからSelectLoopBackフレームを送信する。
続いて、スイッチ1Bは、スイッチ1BのMIPIDと指定したMIPIDの一致を確認後、ポート番号とVLANIDを使い、スイッチ1Cにフレームを送信する(S403)。スイッチ1Bは、受信したSelectLoopBackフレームについて、HOPCOUNT="1"に対応するMIPIDがスイッチ1BのMIPIDと一致するため、HOPCOUNTを更新する。そして、HOPCOUNT="2"に対応するスイッチ1Bから1Cへ送信するための(スイッチ1Bの)ポート番号及びVLANIDを用いて、該当するVLANIDを設定し、該当するポートからSelectLoopBackフレームを送信する。
続いて、スイッチ1Cは、スイッチ1CのMIPIDと指定したMIPIDの一致を確認後、ポート番号とVLAINIDを使い、スイッチ1Dにフレームを送信する(S404)。スイッチ1Cは、受信したSelectLoopBackフレームについて、HOPCOUNT="2"に対応するMIPIDがスイッチ1CのMIPIDと一致するため、HOPCOUNTを更新する。そして、HOPCOUNT="3"に対応するスイッチ1Cから1Dへ送信するための(スイッチ1Cの)ポート番号及びVLANIDを用いて、該当するVLANIDを設定し、該当するポートからSelectLoopBackフレームを送信する。
続いて、スイッチ1Dは、応答フラグを立て、送信元MEPに対して応答フレームを生成し、送信する(S405)。スイッチ1Dは、受信したSelectLoopBackフレームについて、図12のDA802がスイッチ1DのMACアドレスと一致するため、図6の応答用SelectLoopBackフレームを生成し、Flag814に成功応答を示すフラグを設定し、図12のDA802にスイッチ1AのMACアドレスを設定して、SelectLoopBackフレームを受信したポートから応答用SelectLoopBackフレームを送信する。
その後、スイッチ1C及び1Dは、スイッチ1Dが送信した応答用SelectLoopBackフレームを転送し、スイッチ1Aが応答用SelectLoopBackフレームを受信する。スイッチ1Aは、受信した応答用SelectLoopBackフレームのFlag814を参照し、成功応答であるため、指定した経路におけるループバックが成功したことを検出する。
以上のように、本実施の形態では、EtherOAMに新たにSelectLoopBack機能を追加する。SelectLoopBackとは通信確認を行う際に中継するスイッチを指定できるLoopBack機能である。中継する全ての装置をMEPとして登録し、そのMEPIDと通過するポート番号とVLANIDを指定する事により、宛先スイッチまでの経路を選択する事ができ、操作者が意図した経路で装置間の通信確認を行う事ができる。
したがって、図13のようにスパニングツリーが働いてブロッキングされたスイッチ間の経路の通信確認を行う事ができる。この機能により非常時に使用する予備側の通信を保障する事が出来る。
また、図14のようにリンクアグリケーションにより複数の回線を論理的に1本の回線として扱っている際にそれぞれの物理回線に対して、通信確認を行う事ができる。この機能により、装置構成を崩すことなく、物理回線の通信を保障する事が出来る。
さらに、中継スイッチを自由に指定できるようになるため、今まで出来なかったような、複雑な経路を通る試験や例外的だった経路の試験が実現可能になる。
ネットワーク構成を変更せずに予備系の経路の通信が行えるので、通常使っていない予備系の経路確認でき、ネットワークの信頼性が向上する。また、中継するスイッチを指定して通信の確認が行えるので、これまでより複雑なパターンの試験を行う事が可能になり、効率的に試験を実施でき、保守性が向上する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記実施の形態では、主にOAMのループバックフレームを送受信する構成としたが、これに限らず、その他の保守フレームを送受信し導通確認することでネットワークを保守管理する構成としてもよい。また、上記実施の形態では、主にL2スイッチが保守フレームを送受信する構成としたが、これに限らず、保守フレームを送受信もしくは中継できれば、その他の中継装置や通信装置であってもよい。
また、上記実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)EtherOAMの機能の一つであり、学習した経路情報ではなく、操作者が指定する経路の通信確認ができ、ブロッキングポートを通過する仕組みを持った、SelectLoopBack機能。
(付記2)前記SelectLoopBack機能を使用するフレームであり、操作者が通過を望む中継装置の情報と宛先装置の情報を持ったフレーム。通常のサイズは可変長であり、中継装置を幾つも指定できるが、サイズを固定長にする事も可能である。送信元装置にて生成し、複数のL2スイッチを中継後、宛先装置にて受信するSelectLoopBackフレームのフォーマット。
(付記3)操作端末から送信される情報を元にSelectLoopBackフレームを生成し、ポート番号と隣接するスイッチへの通信を実施し、通信が失敗した際にエラーを自信の出力部に応答する。別の装置から応答を受信した結果を出力する。送信元スイッチとしてSelectLoopBackを実現する機能を特徴としたL2スイッチ。
(付記4)隣接スイッチから送信されたSelectLoopBackフレームを中継する装置であり、SelectLoopBackフレームを受信した際にフレーム内のMIPIDと装置のMIPIDに間違いが無いか確認を実施し、間違いがあれば送信元装置に対してエラー応答を送信し、MIPIDに誤りがなければ次のスイッチに対してフレームの転送を行う。中継スイッチとしてSelectLoopBackを実現する機能を特徴としたL2スイッチ。
(付記5)送信元スイッチから送付されたSelectLoopBackフレームを受信する装置であり、SelectLoopBackフレームを受信した際に宛先MACアドレス情報と自身のMACアドレス情報の比較し、その結果から送信元スイッチに対する応答用SelectLoopBackフレームを生成し、送信する事を特徴としたL2スイッチ。
(付記6)前記スイッチにて操作者が入力した通信先のポート情報、VLANID、フレーム送信先装置のMIPIDから送信先を特定し、隣接するスイッチとの通信を実施する方法。
(付記7)前記送信元スイッチにて操作者が指定した情報を元にフレームを作成し、SelectLoopBackフレームを作成し、中継スイッチに対してフレームの送信を実施する方法。
(付記8)前記中継スイッチにて前記送信元装置から送られてきたフレームを受信し、SelectLoopBackフレームの情報と中継スイッチの情報を比較し、その結果によりフレームの送信を実施する方法。
(付記9)前記宛先スイッチにてSelectLoopBackフレームを受信した際に、受信時のフレームの情報から送信元スイッチに対し、応答用SelectLoopBackフレーム作成を行い、送信を実施する方法。
1、1A〜1D スイッチ(通信装置)
2 操作端末
3 目的サーバ
11 要求生成部
12 中継設定部
13 送信部
14 受信部
15 中継判定部
16 転送部
17 受信部
18 終端判定部
19 応答送信部
100 ネットワークシステム
101 要求生成部
102 中継設定部
103 応答確認部
104 中継判定部
105 要求転送部
106 応答生成部
107 応答転送部
108 終端判定部
109 応答生成部
110 OAM制御部
111、111A〜111C ループバック部
112 コンティニュイティチェック部
113 リンクトレース部
114 MEP/MIP情報格納部
120 スイッチ部
121 FDB
130 送信部
140 受信部
150 ポート

Claims (10)

  1. ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成する要求生成部と、
    前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報を設定する中継設定部と、
    前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信する送信部と、
    を備える通信装置。
  2. 当該フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報が設定された保守要求フレームを、ネットワークから受信する受信部と、
    前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する中継判定部と、
    前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送する転送部と、
    を備える通信装置。
  3. 当該フレームを中継する通信装置を特定するための中継情報が設定された保守要求フレームを、ネットワークから受信する受信部と、
    前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する終端判定部と、
    前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する応答送信送部と、
    を備える通信装置。
  4. 前記中継情報は、前記保守要求フレームを転送するための転送先ポートを特定するポート情報を含んでいる、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記中継情報は、前記保守要求フレームを転送するための転送先VLANを特定するVLAN情報を含んでいる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記保守要求フレームには、当該保守要求フレームを中継する複数の通信装置に対する前記中継情報が、当該保守要求フレームを中継する順番に配列されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記保守要求フレームは、前記保守要求フレームを中継したホップ数を含み、
    前記ホップ数に対応して、複数の前記中継情報の中から、当該保守要求フレームを中継するための前記中継情報が特定される、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムであって、
    前記第1の通信装置は、
    ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成する要求生成部と、
    前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定する中継設定部と、
    前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信する送信部と、を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信する受信部と、
    前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する中継判定部と、
    前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送する転送部と、を備え、
    前記第3の通信装置は、
    前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信する受信部と、
    前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定する終端判定部と、
    前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する応答送信送部と、を備える、
    ネットワークシステム。
  9. 第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムにおける保守方法であって、
    前記第1の通信装置は、
    ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成し、
    前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定し、
    前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信し、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、
    前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、
    前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送し、
    前記第3の通信装置は、
    前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、
    前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、
    前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する、
    保守方法。
  10. 第1の通信装置及び第2の通信装置が通信可能に接続され、前記第2の通信装置及び第3の通信装置が通信可能に接続されたネットワークシステムにおける保守処理を、コンピュータに実行させるための保守プログラムであって、
    前記保守処理では、
    前記第1の通信装置は、
    ネットワークの通信を保守するための保守フローを終端する前記第3の通信装置の識別情報を宛先情報として設定した保守要求フレームを生成し、
    前記生成した保守要求フレームに、当該保守要求フレームを中継する前記第2の通信装置を特定するための中継情報を設定し、
    前記設定した保守要求フレームを前記ネットワークへ送信し、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、
    前記受信した保守要求フレームに含まれる前記中継情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、
    前記中継情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、前記受信した保守要求フレームを前記ネットワークへ転送し、
    前記第3の通信装置は、
    前記第2の通信装置が送信した前記保守要求フレームを前記ネットワークから受信し、
    前記保守要求フレームに含まれる宛先情報が、当該通信装置を識別する識別情報と一致するか否か判定し、
    前記宛先情報と当該通信装置の識別情報が一致した場合、保守応答フレームを生成し前記ネットワークへ送信する、
    保守プログラム。
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