JP2013246871A - 接点装置 - Google Patents

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Koji Yokoyama
浩司 横山
Ryosuke Ozaki
良介 尾崎
Hirosuke Moriguchi
裕亮 森口
Kenji Kanematsu
健児 金松
Riichi Uotome
利一 魚留
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Abstract

【課題】接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することのできる接点装置を提供する。
【解決手段】それぞれ固定接点10を有する1対の固定端子1と、各固定接点10に接離する可動接触子2と、各固定接点10及び可動接触子2を封止する封止容器4とを備え、封止容器4を接点の接離方向から見た断面が平行四辺形状となるように形成することで、封止容器4の第1側壁400に、各固定接点10と可動接触子2とが接離する接点部に向かう向きとは異なる向きに金属蒸気が跳ね返るように傾斜する傾斜部400Aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、接点装置に関する。
従来から、電磁石の原理に基づいて動作するリレー装置が知られている。この種のリレー装置では、通電時にリレー接点が離れることによりアーク放電が生じ、接点の溶融を引き起こし、場合によっては接点が互いにくっついて離れない接点溶着を引き起こすこともある。このアーク放電を持続させるイオン化粒子又は接点プラズマを保ちにくくさせ、アークを消弧する技術が従来知られており、例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献1に記載の密閉型リレー装置では、アークを引き伸ばすための強い磁束がアーク放電の発生する場所のすぐ近くで生じるように、円筒状の固定接点の中に永久磁石を配置している。
特表平9−510040号公報
ところで、接点の開閉に伴うアーク放電により各固定接点や可動接触子の温度が上昇すると、各固定接点及び可動接触子が溶融して多量の金属蒸気が発生する場合がある。この金属蒸気は、アーク放電に伴って生じるプラズマ気流に乗って拡散する。そして、金属蒸気は、各固定接点及び可動接触子を気密封止する封止容器の内壁に吹き付けられる。この吹き付けられた金属蒸気が内壁で跳ね返り、各固定接点と可動接触子とが接離する部位(以下、単に「各接点部」と呼ぶ)に向かって逆流する虞がある。これにより、各接点部の近傍に金属蒸気が残留するため、アークを引き伸ばし難くなり、再点弧する虞がある。
しかしながら、上記従来例では、アーク放電に伴って生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止する手段については何ら講じられていないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することのできる接点装置を提供することを目的とする。
本発明の接点装置は、それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点に接離する可動接触子と、前記各固定接点及び前記可動接触子を封止する封止容器とを備え、前記封止容器の内壁に、前記各固定接点と前記可動接触子とが接点部に向かう向きとは異なる向きに前記金属蒸気が跳ね返るように傾斜する傾斜部を設けることを特徴とする。
この接点装置において、前記傾斜部は、前記各固定接点と前記可動接触子とが接離する方向から見た断面が平行四辺形状となるように前記封止容器を形成して成ることが好ましい。
この接点装置において、前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点部に向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることが好ましい。
この接点装置において、前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点の接離方向のうち何れか一方の向きに向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることが好ましい。
この接点装置において、前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点部に向かって先細るように傾斜し、且つ前記接点の接離方向のうち何れか一方の向きに向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることが好ましい。
本発明の接点装置は、それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点に接離する可動接触子と、接点の接離方向から見た断面が矩形状であって前記各固定接点及び前記可動接触子を封止する封止容器とを備え、前記封止容器は、互いに対向する1対の第1側壁と、前記第1側壁の両端同士をそれぞれ繋ぐ1対の第2側壁とから成り、一方の前記第1側壁及び一方の前記第2側壁に相対的に近い位置に一方の前記固定端子を配置し、他方の前記第1側壁及び他方の前記第2側壁に相対的に近い位置に他方の前記固定端子を配置することを特徴とする。
本発明は、アーク放電に伴って生じる金属蒸気を封止容器内で循環させている。したがって、本発明では、接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することができる。
(a)は本発明に係る接点装置の実施形態1を示す下方から見た要部断面図で、(b)は従来の接点装置を示す下方から見た要部断面図である。 本発明に係る接点装置の基本構成を示す断面図である。 本発明に係る接点装置の実施形態2を示す図で、(a)は第1突部を設けた場合の下方から見た要部断面図で、(b)は第2突部を設けた場合の前方から見た要部断面図である。 本発明に係る接点装置の実施形態3を示す下方から見た要部断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る接点装置の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、図2における上下左右を上下左右方向、紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。本実施形態は、図2に示すように、接点ブロックA1と、電磁石ブロックB1とを一体に組み合わせて、中空箱形のハウジング(図示せず)に収納して成る。
接点ブロックA1は、1対の固定端子1と、可動接触子2と、保持部材3と、封止容器4とを備える。各固定端子1は、銅等の導電性材料により円柱状に形成されている。本実施形態では、各固定端子1の下端部が、それぞれ可動接触子2と接離する固定接点10となる。なお、各固定接点10は、各固定端子1の下端部に接点材料を固着することで設けてもよい。各固定端子1は、後述するケース40の1対の貫通穴40Aにそれぞれ挿通する。また、各固定端子1の上端部には、ケース40の外部に露出する鍔部11をそれぞれ形成している。各鍔部11は、ケース40の上面から突出した状態でケース40にろう付けにより接合する。
可動接触子2は、矩形平板状に形成されており、各固定接点10と上下方向に沿って所定の間隔を空けて対向する位置に配置される。また、可動接触子2の中央部には、挿通孔2Aを貫設している。この挿通孔2Aには、上下方向に沿って長尺な棒状の可動軸20の上端部を挿通している。また、可動軸20の下端部には、後述する可動鉄心7のねじ孔70に螺合するねじ部20Aを形成している。
可動軸20には、後述する接圧ばね33を保持する保持部材3を取り付けている。保持部材3は、それぞれ矩形板状に形成された天板30と、底板31と、1対の側板32とから成る。天板30は、可動軸20の上端部に固定する。底板31は、可動軸20の中程において天板30と上下方向に沿って対向する形で固定する。また、底板31の中央部には、可動軸20を挿通するための挿通孔31Aを貫設している。一方の側板32は、可動接触子2の前方において天板30の前端部と底板31の前端部とを連結する。また、他方の側板32は、可動接触子2の後方において天板30の後端部と底板31の後端部とを連結する。
接圧ばね33は、コイルばねから成り、その下端は保持部3の底板31の上面中央部に当接する。また、接圧ばね33の上端は、その内径部に、可動接触子2の下面に形成される位置決め凸部(図示せず)が嵌合することで、可動接触子2に対して位置決めされる。すなわち、保持部材3の天板30と底板31とによって、可動接触子2及び接圧ばね33が当該接圧ばね33の伸縮方向に沿って挟持され、接圧ばね33は圧縮した状態となる。
封止容器4は、ケース40と、フランジ41とで構成される。ケース40は、セラミック等の耐熱性材料から下面が開口した中空箱形に形成され、その上面には、1対の貫通穴40Aを貫設している。そして、ケース40の開口周縁に、フランジ41の上端縁をろう付けにより接合している。更に、フランジ41の下端縁を後述する第1継鉄板60の上面に接合することで、各固定接点10及び可動接触子2を封止する封止容器4が完成する。封止容器4の内部には、水素を主体とする混合ガスを封入している。このため、接点の開閉に伴って生じるアークを冷却することができる。
また、ケース40の開口部には、各固定接点10と可動接触子2との間(以下、単に「接点間」と呼ぶ)で発生するアークを、ケース40とフランジ41との接合部から絶縁するための絶縁部材42を設けている。絶縁部材42は、セラミックや合成樹脂等の絶縁性材料から成り、上面を開口した中空箱形に形成されている。絶縁部材42の周壁の上端部は、ケース40の内壁に当接する。これにより、各固定接点10及び可動接触子2と、ケース40とフランジ41との接合部との間の絶縁を図っている。また、絶縁部材42の中央部には、可動軸20を挿通するための挿通孔42Aを貫設している。
電磁石ブロックB1は、励磁巻線53を巻回するコイルボビン5と、継鉄6と、可動鉄心7と、固定鉄心8とを備える。コイルボビン5は、樹脂材料から成り、励磁巻線53が巻き回される円筒部50と、円筒部50の上下両端にそれぞれ形成した第1鍔部51及び第2鍔部52とで構成される。また、円筒部50の下端側の内径は、上端側の内径よりも径寸法が大きくなっている。
励磁巻線53は、第1鍔部51に設けた1対の端子部(図示せず)に端部をそれぞれ接続している。各端子部は、リード線(図示せず)を介して1対のコイル端子(図示せず)にそれぞれ接続している。したがって、外部電源から各コイル端子を介して励磁巻線53に電流を流すようになっている。
継鉄6は、コイルボビン5の上端側に配置する第1継鉄板60と、コイルボビン5の下端側に配置する第2継鉄板61と、第2継鉄板61の左右両端から第1継鉄板60側へ延設される1対の第3継鉄板62とから構成される。第1継鉄板60は、矩形板状に形成されている。第1継鉄板60の上面中央部には、下向きに窪んだ凹部60Aを形成している。この凹部60Aの中央部には、挿通孔60Bを貫設している。
挿通孔60Bには、上端に鍔部54Aを形成した有底円筒状の円筒部材54を挿通している。鍔部54Aは、凹部60Aの底面に接合する。円筒部材54内の下端部には、磁性材料から円柱状に形成した可動鉄心7を収納している。また、円筒部材54内の上端部には、磁性材料から円筒状に形成した固定鉄心8を、可動鉄心7と対向する形で収納している。可動鉄心7には、軸方向に沿ってねじ孔70を形成している。このねじ孔70に可動軸20のねじ部20Aを螺合することで、可動軸20の下端部を可動鉄心7に固定している。
また、第1継鉄板60の上面には、周縁部が凹部60Aの外周縁に固定される円板状のキャップ64を設けている。キャップ64は、その中央部に上向きに窪んだ凹部64Aを形成している。この凹部64Aの内側に固定鉄心8の鍔部80を収納することにより、固定鉄心8の抜け止めを図っている。
コイルボビン5の下端部の内周面と、円筒部材54の外周面との間に形成される隙間には、磁性材料から成る円筒状のブッシュ63を嵌合している。このブッシュ63は、各継鉄板60〜62と、可動鉄心7と、固定鉄心8と共に磁気回路を形成している。
固定鉄心8の内筒部81には、復帰ばね82を設けている。復帰ばね82は、コイルばねから成り、その下端が可動鉄心7の上面に当接し、上端がキャップ64の下面に当接する。ここで、復帰ばね82は、可動鉄心7とキャップ64との間に圧縮した状態で収納されている。したがって、復帰ばね82は、可動鉄心7を下向きに弾性付勢する。
以下、本実施形態における接点の開閉動作について図2を用いて説明する。本実施形態では、復帰ばね82が接圧ばね33よりも高いばね定数を有している。このため、復帰ばね82の付勢力によって可動鉄心7が下向きに摺動し、それに伴って可動軸20も下向きに移動する。可動接触子2は、保持部3の天板30により下向きに押圧されて下向きに移動する。このため、初期状態では可動接触子2は各固定接点10と離間している。
そして、励磁巻線53に通電すると、可動鉄心7が固定鉄心8に吸引されて上向きに摺動する。このとき、可動鉄心7に連結された可動軸20も連動して上向きに移動する。これにより、保持部3の天板30が上向きに移動するので、天板30が可動接触子2から離れ、可動接触子2の上方への移動の規制が解除される。そして、可動接触子2は、接圧ばね33の付勢力により上向きに移動し、可動接触子2が各固定接点10に当接して接点間が導通する。
また、励磁巻線53への通電をオフにすると、固定鉄心8の吸引力が失われ、復帰ばね82の付勢力によって可動鉄心7が下向きに移動する。このとき、可動鉄心7に連結された可動軸20も連動して下向きに移動する。これにより、保持部3の天板30が可動接触子2を下向きに押圧するので、可動接触子2と各固定接点10とが離間し、接点間が遮断される。
ところで、既に述べたように、接点を開閉する際には、アーク放電の発生に伴って各接点部から多量の金属蒸気が発生する。この金属蒸気は、アーク放電に伴って生じるプラズマ気流に乗って拡散する。ここで、例えば図1(b)に示すように、封止容器4を、上下方向(接点の接離方向)から見た断面が矩形状となるように形成したものとする。この場合、各接点部から拡散する金属蒸気が、封止容器4の短手方向に沿った1対の第1側壁400と、封止容器4の長手方向に沿った1対の第2側壁401とにそれぞれ吹き付けられる。そして、吹き付けられた金属蒸気が跳ね返り、各接点部に向かって逆流することにより、各接点部の近傍に金属蒸気が残留する虞がある。
そこで、本実施形態では、例えば図1(a)に示すように、封止容器4を、上下方向から見た断面が平行四辺形状となるように形成している。すなわち、封止容器4の各第1側壁400の内壁を、各接点部に向かう向きとは異なる向きに金属蒸気が跳ね返るように傾斜する傾斜部400Aとしている。これにより、第1側壁400(傾斜部400A)の内壁で跳ね返った金属蒸気が図1(a)に示す矢印の向きに流れ易くなるため、金属蒸気が封止容器4内を循環し易くなる。
上述のように、本実施形態では、アーク放電に伴って生じる金属蒸気が吹き付けられる封止容器4の内壁の一部を傾斜させている。このため、金属蒸気が各接点部に向かう向きとは異なる向きに跳ね返り、封止容器4内を循環する。したがって、本実施形態では、接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することができる。これにより、接点の遮断性能を向上させることができ、また、アークを引き伸ばし易くなるために再点弧を防止することができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る接点装置の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図3(a)に示すように、封止容器4を上下方向から見た断面が矩形状となるように形成している。そして、封止容器4の各第1側壁400に、接点部に向かう向きに突出する第1突部400Bをそれぞれ一体に形成している。
第1突部400Bは、上下方向から見た断面が三角形状となるように形成しており、接点部に向かって先細る形状となっている。したがって、接点部から拡散する金属蒸気は、第1突部400Bの接点部に近い側の頂部を境に前後に分岐する。そして、分岐した金属蒸気は第1突部400Bの傾斜面及び各第1側壁400の内壁、各第2側壁401の内壁で跳ね返り、前後方向及び左右方向に沿って封止容器4内を循環する。すなわち、本実施形態では、第1突部400Bが傾斜部となっている。
上述のように、本実施形態では、アーク放電に伴って生じる金属蒸気が吹き付けられる各第1側壁400にそれぞれ第1突部400Bを一体に形成している。このため、金属蒸気が第1突部400Bの接点部に近い側の頂部を境に前後に分岐し、封止容器4内を循環する。したがって、本実施形態では、接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することができる。これにより、接点の遮断性能を向上させることができ、また、アークを引き伸ばし易くなるために再点弧を防止することができる。
また、第1突部400Bを一体に形成した封止容器4は、各種成型により容易に製造することができるため、実施形態1のように封止容器4を形成する場合と比較してコストを削減することができる。
なお、図3(b)に示すように、各第1側壁400に、上下方向のうち何れか一方の向き(図示では上向き)に向かって先細るように傾斜する第2突部400Cをそれぞれ一体に形成してもよい。この構成では、第2突部400Cの傾斜面及び各第1側壁400の内壁、各第2側壁401の内壁で金属蒸気が跳ね返り、上下方向及び左右方向に沿って封止容器4内を循環する。すなわち、この構成では、第2突部400Cが傾斜部となっている。この構成においても、上記と同様の効果を奏することができる。また、この構成では、封止容器4内の上下の空間を有効に利用して金属蒸気を循環させることができるので、封止容器4の前後方向及び左右方向の寸法を小さくして小型化を図ることができる。
勿論、第1突部400Bと第2突部400Cとを組み合わせた突部を各第1側壁400にそれぞれ一体に形成してもよい。この構成では、第1突部400Bにより金属蒸気を前後方向及び左右方向に沿って循環させ、且つ第2突部400Cにより金属蒸気を上下方向及び左右方向に沿って循環させることができる。
(実施形態3)
以下、本発明に係る接点装置の実施形態3について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図4に示すように、従来の接点装置と同様に封止容器4を上下方向から見た断面が矩形状となるように形成している。そして、本実施形態では、左側の第1側壁400及び後方の第2側壁401に相対的に近い位置に一方の固定端子1を配置し、右側の第1側壁400及び前方の第2側壁401に相対的に近い位置に他方の固定端子1を配置している。
上述のように、本実施形態では、各固定端子1をずらして配置している。これにより、一方の固定端子1と当該固定端子1から遠い側の第2側壁401との間の空間、及び他方の固定端子1と当該固定端子1から遠い側の第2側壁401との間の空間をそれぞれ広くとることができる。このため、各固定端子1を挟んだ前後の空間の大きさが等しい場合と比較して、各接点部から拡散する金属蒸気が封止容器4内を循環し易くなる。
したがって、本実施形態では、接点の開閉に伴うアーク放電により生じる金属蒸気が各接点部の近傍に残留するのを防止することができる。これにより、接点の遮断性能を向上させることができ、また、アークを引き伸ばし易くなるために再点弧を防止することができる。また、本実施形態では、各固定端子1の配置をずらすだけで金属蒸気を封止容器4内で循環させることができるので、他の実施形態のように封止容器4を変形する必要がなく、従来の接点装置の封止容器4をそのまま利用することができる。
1 固定端子
10 固定接点
4 封止容器
400 第1側壁
401 第2側壁
400A 傾斜部

Claims (6)

  1. それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点に接離する可動接触子と、前記各固定接点及び前記可動接触子を封止する封止容器とを備え、前記封止容器の内壁に、前記各固定接点と前記可動接触子とが接離する接点部に向かう向きとは異なる向きに前記金属蒸気が跳ね返るように傾斜する傾斜部を設けることを特徴とする接点装置。
  2. 前記傾斜部は、前記各固定接点と前記可動接触子とが接離する方向から見た断面が平行四辺形状となるように前記封止容器を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  3. 前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点部に向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  4. 前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点の接離方向のうち何れか一方の向きに向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  5. 前記傾斜部は、前記封止容器の内壁における前記接点部と対向する部位から前記接点部に向かって突出し、且つ前記接点部に向かって先細るように傾斜し、且つ前記接点の接離方向のうち何れか一方の向きに向かって先細るように傾斜する突部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  6. それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点に接離する可動接触子と、接点の接離方向から見た断面が矩形状であって前記各固定接点及び前記可動接触子を封止する封止容器とを備え、前記封止容器は、互いに対向する1対の第1側壁と、前記第1側壁の両端同士をそれぞれ繋ぐ1対の第2側壁とから成り、一方の前記第1側壁及び一方の前記第2側壁に相対的に近い位置に一方の前記固定端子を配置し、他方の前記第1側壁及び他方の前記第2側壁に相対的に近い位置に他方の前記固定端子を配置することを特徴とする接点装置。
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