JP2013246665A - 情報端末装置、情報端末装置の制御方法及び情報端末装置用のコンピュータプログラム - Google Patents

情報端末装置、情報端末装置の制御方法及び情報端末装置用のコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 タッチパネルに表示された表示オブジェクトの削除操作の操作性を向上させることを目的とする。
【解決手段】 タッチパネル10により検出される操作位置に基づいてアイコン30を選択するアイコン選択部22と、アイコン選択部22が選択したアイコン30を削除するアイコン削除部23とを備えている。アイコン選択部22は、アイコン30の操作領域35ごとに、タッチ操作中にスライド操作されたスライド回数Nsを求め、当該スライド回数Nsに基づいて、アイコン30を選択する。また、アイコン削除部23は、タッチアップのタイミングに基づいてアイコンを削除する。このため、1回のタッチ操作により、1又は2以上の表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報端末装置、情報端末装置の制御方法及び情報端末装置用のコンピュータプログラムに係り、更に詳しくは、タッチパネルを有する情報端末装置の改良に関する。
一般に、タッチパネルを有する携帯端末装置では、文字、アイコン、ピクトグラムなどの表示オブジェクトがタッチパネルに表示され、これらの表示オブジェクトへのタッチ操作を行えば、当該表示オブジェクトを選択することができる。しかしながら、このような表示オブジェクトを削除したい場合、より煩雑な操作を行う必要があった。
例えば、タッチパネルに表示された文字列を削除したい場合、タッチパネルの長押しを行ってメニューを表示させ、当該メニュー内の文字列選択コマンドを選択した後、削除したい文字列の始点及び終点をタッチ操作でそれぞれ指定し、再び長押しを行ってメニューを表示させ、当該メニュー内の削除コマンドを選択する必要があった。
また、タッチパネルに表示されたメニュー画面に含まれるアイコン、例えば、アプリケーションプログラム起動用のアイコンを削除したい場合、当該アイコンの長押しを行った後、当該アイコンを所定の領域へドラッグする必要があった。
さらに、タッチパネルに表示されているメール一覧表示画面を構成する1件のメールを削除したい場合、そのメールに対し長押しを行ってメニューを表示させ、当該メニュー内の削除コマンドを選択する必要があった。
このため、簡略化された表示オブジェクトの削除操作が従来から提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。特許文献1には、左手で削除ボタンへのタッチ操作を行いつつ、右手で削除対象の文字へのフリック操作を行うことにより、当該文字を削除する操作方法が記載されている。また、特許文献2には、タッチパネルへのタッチダウン及びタッチアップにより、文字列の始点及び終点を指定した後、さらに、削除コマンドに相当するタッチ操作を行う操作方法が記載されている。
しかしながら、特許文献1の削除操作は、1文字ずつ削除するものであるため、文字列を迅速に削除することができないという問題があった。また、両手を使わなければならず、操作が煩雑であるという問題もあった。
また、特許文献2の方法では、削除する文字列を指定するためのタッチ操作と、削除コマンドに相当するタッチ操作とを行う必要があり、1回のタッチ操作で文字列を削除することができず、簡単かつ迅速に削除することができないという問題があった。
特開2010−55207号公報 特開2009−217727号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、タッチパネルに表示されている表示オブジェクトの削除操作の操作性を向上させることを目的とする。特に、タッチパネルに表示された2以上のアイコンのうち、1又は2以上のアイコンを選択して削除する削除操作の操作性を向上させることを目的とする。また、タッチパネルに表示されている文字列に含まれる1又は2以上の文字を選択して削除する削除操作の操作性を向上させることを目的とする。さらに、タッチパネルに表示されているメール一覧表示画面に示された2件以上のメールのうち、1又は2件以上のメールを選択して削除する削除操作の操作性を向上させることを目的とする。
また、本発明は、タッチパネルに表示されている表示オブジェクトの選択及び削除を簡単かつ迅速に行うことができる情報端末装置を提供することを目的とする。特に、タッチパネルに対する1回のタッチ操作により、表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる情報端末装置を提供することを目的とする。また、タッチパネルに対する1回のタッチ操作により、2以上の表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる情報端末装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、タッチパネルに対するタッチ操作により、表示オブジェクトの選択及び削除を行う際、誤操作により意図しない表示オブジェクトが削除されるのを防止することを目的とする。
また、上記情報端末装置の制御方法を提供することを目的とする。また、上記情報端末装置用のコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
第1の本発明による情報端末装置は、表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示手段と、上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出手段と、上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除手段とを備え、上記表示オブジェクトが、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、上記オブジェクト選択手段が、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、上記オブジェクト削除手段は、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除するように構成される。
この様な構成により、タッチ操作中において、表示オブジェクトに対するスライド操作が行われた回数が、表示オブジェクトごとのスライド回数として求められ、当該スライド回数に基づいて表示オブジェクトが選択され、選択された表示オブジェクトが、タッチアップのタイミングに基づいて削除される。このため、例えば、指やペンなどの操作子を表示面から離さず、表示面上の操作位置を移動させるスライド操作を行うことにより、表示オブジェクトの選択及び削除することができる。
従って、別のタッチ操作やキー操作を行う必要がなく、操作時間が制約される長押しを行う必要もないため、簡単かつ迅速な操作で表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる。また、スライド回数に基づいて表示オブジェクトを選択するため、誤操作によって、意図していない表示オブジェクトが削除されるのを防止することができる。
なお、表示オブジェクトとは、表示面上に表示され、かつ、ユーザ操作による削除対象となる画像の単位であり、文字、アイコン、ピクトグラムなどを指す。例えば、メニュー画面の選択肢ボタンや、文字編集画面の文字であってもよい。また、上記選択肢ボタンには、アプリーケーションを起動するためのアイコンや、メール一覧表示画面に表示されるメール選択ボタンなどが含まれる。
第2の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記オブジェクト選択手段が、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択するように構成される。
このような構成により、スライド比率に基づいて表示オブジェクトが選択されるため、タッチ操作中におけるスライド操作の回数をユーザが必要に応じて決めることができる。例えば、スライド操作の回数を少なくすれば、表示オブジェクトを迅速に削除することができ、スライド操作の回数を多くすれば、誤操作により意図していない表示オブジェクトが削除されるのを防止することができる。特に、タッチ操作中のユーザが誤操作に気づいた場合に、その後のスライド操作の回数を増大させることにより、意図しない上記表示オブジェクトが削除されるのを防止することができる。また、表示アイコンが小さく誤操作が生じやすい場合にも、スライド操作の回数を増大させることにより、誤操作を防止することができる。
第3の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記オブジェクト選択手段が、上記スライド比率が予め定められた判定比率以上となる上記表示オブジェクトを選択するように構成される。
第4の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記タッチ操作の開始位置を判別する開始位置判別手段と、上記タッチ操作の終了位置を判別する終了位置判別手段と、上記タッチ操作中にスライド方向が反転した1又は2以上の反転位置を判別する反転位置判別手段とを備え、上記オブジェクト選択手段が、上記表示オブジェクトの操作領域ごとに、上記開始位置、上記終了位置及び上記反転位置のうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分と重複する回数を上記スライド回数として求めるように構成される。
この様な構成により、処理負荷を増大させることなく、表示オブジェクトごとのスライド回数を算出することができる。また、スライド操作が意図せずに歪んだ軌跡を描いたような場合であっても、開始位置、反転位置及び終了位置が適切である限り、軌跡の歪みはスライド回数に影響を与えない。このため、誤操作によって意図しない表示オブジェクトが消去されるのを防止することができる。
第5の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記タッチ操作検出手段が、上記操作位置として、上記表示面の縦方向及び横方向に関する座標を検出し、上記反転位置判別手段が、上記スライド方向の横方向成分に基づいて、上記反転位置を判別するように構成される。
この様な構成によれば、横方向に往復するスライド操作により、削除対象となる表示オブジェクトを選択することができる。一般に、人間の手は、縦方向のスライド操作よりも横方向のスライド操作の方が容易であり、正確かつ迅速なスライド操作が可能である。このため、操作性を向上させることができる。また、上記スライド方向の横方向成分に基づいて、上記反転位置を判別することにより、判別処理を簡略化し、処理負荷を抑制することができる。
第6の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記開始位置から上記操作位置までの縦方向の距離を算出する縦移動距離算出手段を備え、上記オブジェクト削除手段が、上記縦方向の距離が所定の判定距離以上になった場合に、当該タッチ操作による上記表示オブジェクトの削除を行わないように構成される。
このような構成により、開始位置から操作位置までの縦方向の距離に基づいて、表示オブジェクトの選択を中止することができるので、横方向のスライド操作が縦方向に大きくぶれた場合に、意図しない表示オブジェクトが削除されるのを防止することができる。
第7の本発明による情報端末装置は、上記構成に加えて、上記オブジェクト選択手段が、上記タッチ操作中に2回以上のスライド操作が行われた上記表示オブジェクトを選択するように構成される。
第8の本発明による情報端末装置の制御方法は、表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示ステップと、上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出ステップと、上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択ステップと、上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除ステップとを備え、上記表示オブジェクトが、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、上記オブジェクト削除ステップでは、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除するように構成される。
第9の本発明による情報端末装置の制御方法は、上記構成に加えて、上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択するように構成される。
第10の本発明による情報端末装置のコンピュータプログラムは、表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示ステップと、上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出ステップと、上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択ステップと、上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除ステップとを実行するための情報端末装置用のコンピュータプログラムにおいて、上記表示オブジェクトは、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、上記オブジェクト削除ステップでは、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除するように構成される。
第11の本発明による情報端末装置のコンピュータプログラムは、上記構成に加えて、上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択するように構成される。
本発明によれば、タッチパネルに表示されている表示オブジェクトの削除操作の操作性を向上させることができる。特に、タッチパネルに表示された2以上のアイコンのうち、1又は2以上のアイコンを選択して削除する削除操作の操作性を向上させることができる。また、タッチパネルに表示されている文字列に含まれる1又は2以上の文字を選択して削除する削除操作の操作性を向上させることができる。さらに、タッチパネルに表示されているメール一覧表示画面に示された2件以上のメールのいずれかを選択して削除する削除操作の操作性を向上させることができる。
また、本発明によれば、タッチパネルに表示中の表示オブジェクトの選択及び削除を簡単かつ迅速に行うことができる情報端末装置を提供することができる。特に、タッチパネルに対する1回のタッチ操作により、表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる情報端末装置を提供することができる。また、タッチパネルに対する1回のタッチ操作により、2以上の表示オブジェクトの選択及び削除を行うことができる情報端末装置を提供することができる。
また、本発明は、タッチパネルに対するタッチ操作により、表示オブジェクトの選択及び削除を行う際、誤操作により意図しない表示オブジェクトが削除されるのを防止することができる。
本発明の実施の形態1による携帯電話機1Aの一例を示した外観図である。 図1の携帯電話機1Aの要部について内部構成の一例を示したブロック図である。 図2のアイコン選択部22の詳細構成の一例を示したブロック図である。 タッチ操作によりアイコン30を削除する様子を時系列順に示した説明図である。 タッチ操作中にアイコン30の削除処理が停止される様子を時系列順に示した説明図である。 削除操作処理の一例を示したフローチャートである。 図6におけるアイコン削除処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による携帯電話機1Bの一例を示した外観図である。 図8の携帯電話機1Bの要部について内部構成の一例を示したブロック図である。 タッチ操作により文字31を削除する様子を時系列順に示した説明図である。 発明の実施の形態3による携帯電話機1Cの一構成例を示したブロック図である。 タッチ操作によりアイコン30を削除する様子を時系列順に示した説明図である。 図6におけるアイコン削除処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態4による携帯電話機1Dにおける動作の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態5による携帯電話機1Eの一例を示した外観図である。 タッチ操作により電子メールを削除する様子を時系列順に示した説明図である。 図16に続く説明図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による情報端末装置の一例を示した外観図であり、情報端末装置の一例として携帯電話機1Aが示されている。携帯電話機1Aは、略矩形の操作面を有する薄型筐体からなり、上記操作面には、タッチパネル10、レシーバ11、マイクロフォン12及び操作キー13が配置されている。
タッチパネル10は、上記操作面上に配置された表示面を備え、上記表示面上に画像を表示するとともに、上記表示面に対するユーザのタッチ操作を検出している。レシーバ11及びマイクロフォン12は、通話用の入出力装置である。また、操作キー13は、ユーザが操作入力を行うためのハードキーである。
タッチパネル10の表示面には、文字、アイコン、ピクトグラムなどの表示オブジェクトを表示することができる。これらの表示オブジェクトに対し、ユーザが指やペンなどの接触子を接触させるタッチ操作を行うことにより、任意の表示オブジェクトを選択することができる。
本実施の形態では、表示オブジェクトがアイコン30である場合の例について説明する。図中のタッチパネル10は、表示面上にメニュー画面が表示されている。このメニュー画面は、アプリケーションプログラムを起動するための2以上のアイコン30が、マトリクス状に整列配置されている。
また、各アイコン30は、互いに重複しない操作領域35を有している。操作領域35は、アイコン30に対するタッチ操作を検出するための領域であり、ユーザが、操作領域35に対するタッチ操作を行えば、当該操作領域35に対応するアイコン30が選択され、当該アイコン30に対応するアプリケーションプログラムを起動することができる。なお、図中では、隣接する操作領域35間に隙間が設けられているが、操作領域35は、隙間を設けることなく配置されていてもよい。また、操作領域35は、アイコン30の表示領域と一致していてもよいが、概ね一致していれば完全に一致している必要はない。
さらに、本実施の形態では、ユーザが、表示面へのタッチ操作中に横方向のスライド操作を行うことにより、1又は2以上のアイコン30を選択し、選択されたアイコン30を削除することができる。
図2は、図1の携帯電話機1Aの要部について内部構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1Aは、タッチパネルディスプレイ10d、タッチパネルセンサ10s、タッチ操作解析部21、アイコン選択部22、アイコン削除部23、アイコン情報記憶部24及び表示制御部25により構成される。なお、タッチパネルディスプレイ10d及びタッチパネルセンサ10sは、図1のタッチパネル10を構成している。
タッチパネルディスプレイ10dは、矩形形状からなる表示面を備え、当該表示面上に画像を表示する表示手段であり、例えば、液晶表示パネルを用いることができる。タッチパネルセンサ10sは、タッチパネルディスプレイ10dの表示面に対するユーザのタッチ操作を検出し、その操作位置を出力するタッチ操作検出手段である。例えば、タッチパネルディスプレイ10dの表示面上に貼付される透明シートからなり、操作子が表示面に近づくことによる静電容量の変化を検出し、表示面上におけるタッチ操作の操作位置を判別する静電容量方式のタッチセンサを用いることができる。
タッチパネルセンサ10sは、一定の時間間隔で繰り返し検出処理を行っており、タッチ操作が検出された場合には、その操作位置を示す検出信号を出力する一方、タッチ操作が検出されない場合には、未検出状態であることを示す検出信号を出力する。このため、タッチパネルセンサ10sから逐次出力される検出信号を監視すれば、接触子が表示面に接触するタッチダウンや、操作子が表示面から離れるタッチアップを判別することができる。
操作位置は、表示面上における縦方向(Y方向)及び横方向(X方向)からなる直交座標系の座標として検出される。なお、アイコン30を90°回転させて表示面上に表示することができる場合、表示面の縦方向及び横方向は、アイコン30の表示の向きに応じて決定される。
本明細書では、操作子のタッチダウンからタッチアップまでの一連の操作をタッチ操作と呼ぶ。つまり、タッチ操作中は、操作子が表示面から離れることなく、表示面に接触し続けている。また、操作位置はタッチ操作中に移動させることができ、このような移動操作をスライド操作と呼ぶ。なお、静電容量方式のタッチパネルセンサ10sが検出する接触状態には、操作子が表示面に実際に接触している状態だけでなく、操作子が表示面からわずかに離れている状態も含まれる。
アイコン情報記憶部24は、アイコン情報を保持している。アイコン情報は、表示中の各アイコン30に関する情報であり、ここでは、アイコン30の画像情報と、当該アイコン30に対応づけられた操作領域35を示す情報とが含まれているものとする。表示制御部25は、上記アイコン情報に基づいてタッチパネルディスプレイ10dを制御し、表示面上に2以上のアイコン30を表示させることができる。
タッチ操作解析部21は、開始位置判別部211、終了位置判別部212、反転位置判別部213及び縦移動距離算出部214とを備え、タッチパネルセンサ10sからの検出信号に基づいて、タッチ操作に関する特徴情報を取得し、アイコン選択部22へ出力する。ここでは、タッチ操作の特徴情報として、開始位置S、終了位置E、反転位置R及び縦移動距離Lを求めている。
開始位置判別部211は、タッチパネルセンサ10sからの検出信号に基づいて、タッチダウンを判別し、この判別結果に基づいて、開始位置Sを取得する。タッチダウンは、検出信号における未検出状態から検出状態への変化に基づいて判別される。また、開始位置Sは、タッチ操作が開始するときの操作位置であり、ここでは、タッチダウンの直後に検出された操作位置を開始位置Sとしている。
終了位置判別部212は、タッチパネルセンサ10sからの検出信号に基づいて、タッチアップを判別し、この判別結果に基づいて、終了位置Eを取得する。タッチアップは、検出信号における検出状態から未検出状態への変化に基づいて判別される。また、終了位置Eは、タッチ操作を終了するときの操作位置であり、ここでは、タッチアップの直前に検出された操作位置を終了位置Eとしている。
反転位置判別部213は、タッチパネルセンサ10sからの検出信号に基づいて、スライド方向の反転を判別し、この判別結果に基づいて、反転位置Rを取得する。スライド方向は、タッチ操作中における操作位置の移動方向であり、タッチパネルセンサ10sから順次に出力される操作位置を互いに比較することにより求められる。このようにして順次に求められるスライド方向を互いに比較することにより、スライド方向の反転が判別される。反転位置Rは、スライド方向が反転するときの操作位置であり、ここでは、反転直前に検出された操作位置を反転位置Rとしている。なお、タッチ操作中に2回以上の反転があった場合には、1回目の反転位置R1、2回目の反転位置R2、…をそれぞれ取得する。
一般に、人間の手は、縦方向のスライド操作よりも横方向のスライド操作の方が容易であり、正確かつ迅速なスライド操作が可能である。また、横方向の反転のみを判別することにより、スライド方向の反転の判別処理を簡略化し、処理負荷を抑制することができる。このため、反転位置判別部213は、横方向についてのみスライド操作の反転を判別し、縦方向についてはスライド操作の反転を判別していない。
横方向の反転は、順次に求められた2つのスライド方向について、横方向の成分同士を比較することにより判別することができる。例えば、2つのスライド方向のX成分の符号が一致しなければ、スライド方向が反転したと判断することができる。
縦移動距離算出部214は、縦移動距離Lとして算出する。縦移動距離Lは、開始位置Sからタッチ操作中における各操作位置までの縦方向(Y方向)の距離であり、開始位置Sの縦方向の座標と、各操作位置の縦方向の座標の差の絶対値として求められる。
アイコン選択部22は、タッチ操作解析部21の出力に基づいて、表示中のアイコン30のうち、削除対象となる1又は2以上のアイコン30を選択するオブジェクト選択手段である。ここでは、1回のタッチ操作中に2回以上のスライド操作が行われたアイコン30が、削除対象として選択される。つまり、各アイコン30に対するスライド操作の回数が、アイコン30ごとのスライド回数Nsとして計数され、スライド回数Nsが2回以上になったアイコン30が削除対象として選択される。
アイコン削除部23は、アイコン選択部22が削除対象として選択したアイコン30を削除するオブジェクト削除手段である。アイコン30の削除は、当該アイコン30に関するアイコン情報をアイコン情報記憶部24から消去することによって行われる。このため、その後は、削除されずに残ったアイコン30のみが、表示制御部25によって、タッチパネルディスプレイ10dの表示面上に表示される。
また、アイコン削除部23によるアイコン情報の削除は、タッチアップのタイミングに基づいて行われる。例えば、タッチアップと同時又はタッチアップの直後にアイコンの削除が行われる。このため、タッチ操作の終了後に、別のタッチ操作やキー操作を行う必要がなく、1回のタッチ操作のみでアイコン30を迅速に削除することができる。
図3は、図2のアイコン選択部22の詳細構成の一例を示したブロック図である。アイコン選択部22は、スライド回数計数部221、削除停止部222及び閾値判定部223により構成される。
スライド回数計数部221は、アイコン30ごとにスライド回数Nsを計数するスライド回数計数手段である。スライド操作の対象となるアイコン30の判別は、開始位置S、終了位置E、並びに、1又は2以上の反転位置Rのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分と、各アイコン30の操作領域35とを比較することにより行われる。すなわち、操作領域35ごとに上記線分と重複する回数を求めれば、各アイコン30のスライド回数Nsが求められる。
その際、線分が操作領域35を完全に通過していなくても、線分の一部が操作領域35と重複していれば、当該操作領域35は、当該線分と重複していると判断する。つまり、開始位置S、反転位置R又は終了位置Eのような線分の端点を含む操作領域35は、当該線分と重複していると判断する。
例えば、タッチ操作中における反転が1回だけであった場合、当該タッチ操作は1個の反転位置R1のみを有している。このため、各アイコン30の操作領域35と、2本の線分S−R1,R1−Eとの重複の有無を判別する。また、タッチ操作中における反転が3回であった場合、タッチ操作は3個の反転位置R1〜R3を有するから、各アイコン30の操作領域35と、4本の線分S−R1,R1−R2,R2−R3,R3−Eとの重複の有無を判別する。そして、操作領域35ごとに、これらの線分との重複回数を求めれば、各アイコン30のスライド回数Nsが求められる。
削除停止部222は、縦移動距離Lを予め定められた判定距離Ltと比較し、この比較結果に基づいて、削除処理の停止を決定する。すなわち、操作位置が縦方向(Y方向)に大きく移動し、縦移動距離Lが判定距離Lt以上になった場合には、当該タッチ操作における削除処理の停止を決定する。
閾値判定部223は、各アイコン30のスライド回数Nsと、予め与えられた判定回数Ntとを比較することにより、削除対象となるアイコンを選択する。ただし、削除停止部222が削除処理の停止を決定した場合には、スライド回数Nsにかかわらず、いずれのアイコン30も削除対象として選択しない。従って、この場合、アイコン削除部23によるアイコン30の削除は行われない。
ここでは、判定回数Nt=2とし、閾値判定部223が、スライド回数Nsが2回以上のアイコン30を削除対象として選択し、選択結果をアイコン削除部23へ出力するものとする。なお、判定回数Ntは3以上の値にすることもできる。
図4は、タッチ操作によりアイコン30を削除する様子を時系列順に示した説明図である。図中の(a)〜(d)には、2以上のアイコン30からなるメニュー画面が示されており、1回のタッチ操作により、表示中の4個のアイコン30のうち、2個のアイコン30が削除される様子が時系列順に示されている。
このメニュー画面では、アプリケーションプログラムを起動するための4個のアイコン30a〜30d(総称は30)が横方向に整列配置されている。左から順に、カメラ用アイコン30a、メール用アイコン30b、テレビ用アイコン30c及び音楽再生用アイコン30dがそれぞれ表示されている。この様なメニュー画面が表示されている表示面に対し、ユーザがタッチ操作を行い、当該タッチ操作中に横方向に往復するスライド操作を行った場合、2回以上のスライド操作が行われたアイコン30が、メニュー画面から削除される。
図中の(a)には、ユーザの指がカメラ用アイコン30aの操作領域35に触れ、タッチ操作が開始されたときの様子が示されている。このとき、タッチ操作解析部21によってタッチダウンが判別され、開始位置Sが求められる。
図中の(b)には、開始位置Sから右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、反転位置Rにおいて移動方向を左方向に反転させたときの状態が示されている。このとき、タッチ操作解析部21によって、スライド方向の反転が判別され、反転位置Rが求められる。ここでは、反転位置Rが、テレビ用アイコン30cと音楽再生用アイコン30dの各操作領域35の間にある場合が示されている。
図中の(c)には、反転位置Rから左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、終了位置Eにおいてタッチアップさせたときの状態が示されている。このとき、タッチ操作解析部21によって、タッチアップが判別され、終了位置Eが求められる。
図中の(d)には、上記タッチ操作によって2個のアイコン30が削除された状態が示されている。ここでは、スライド回数が2回以上のアイコン30が削除されている。つまり、開始位置S、反転位置R及び終了位置Eのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分S−R,R−Eとの重複回数が2回以上であったアイコン30が削除されている。
カメラ用アイコン30aは、その操作領域35が線分SRのみと重複するため、スライド回数Nsは1回になる。メール用アイコン30b及びテレビ用アイコン30cは、操作領域35が線分SR,REの両方と重複し、スライド回数Nsは2回になる。音楽再生用アイコン30dは、操作領域35がいずれの線分SR,REとも重複しておらず、スライド回数Nsは0回である。このため、判定回数Nt=2であれば、メール用アイコン30b及びテレビ用アイコン30cが削除される。
図5は、タッチ操作中にアイコン30の削除処理が停止される様子を時系列順に示した説明図である。図中の(a)及び(b)は、図4の(a)及び(b)と同一であり、説明を省略する。
図中の(c)には、反転位置Rから左下方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われ、開始位置Sから操作位置までの縦移動距離Lが判定距離Lt以上になった場合が示されている。スライド操作が縦方向にぶれ、縦移動距離Lが判定距離Ltに達すれば、当該タッチ操作によるアイコン30の削除処理が停止される。図中の(d)には、その後のタッチアップ後の状態が示されている。アイコンの削除処理が停止されたため、タッチ操作中におけるスライド回数Nsにかかわらず、全てのアイコン30が残されている。
図6のステップS101〜S107は、削除操作処理の一例を示したフローチャートである。この削除操作処理は、表示面へのタッチダウンが検出されたときに実行される。まず、タッチダウン時の操作位置が開始位置Sとして取得される(ステップS101)。
次に、タッチ操作中におけるスライド方向が縦方向であれば、アイコン削除処理(ステップS107)を実行することなく、削除操作処理を終了する(ステップS102)。ここでは、開始位置Sから操作位置までの縦移動距離Lが判定距離Lt以上になれば、当該削除操作処理を中止する。
また、スライド方向の反転が検出されれば、反転時の操作位置が反転位置Rとして取得される(ステップS103,S104)。ここでは、スライド方向の横方向の成分の符号が反転すれば、スライド方向が反転したと判断する。
上記ステップS102〜S104の処理は、タッチアップが検出されるまで、タッチパネルセンサ10sから新たな操作位置が出力されるごとに繰り返される(ステップS105)。そして、タッチアップが検出されると、タッチアップ時の操作位置が終了位置Eとして取得される(ステップS106)。終了位置Eを取得すれば、アイコン削除処理を実行し、当該削除操作処理を終了する(ステップS107)。
図7のステップS201〜S204は、アイコン削除処理(図6のステップ107)の一例を示したフローチャートである。つまり、タッチアップが検出されたときに実行される。
まず、全てのアイコン30について、スライド回数Nsが算出される(ステップS201)。次に、最初のアイコン30について、スライド回数Nsを判定回数Ntと比較する(ステップS202)。その結果、スライド回数Nsが判定回数Nt以上であれば、当該アイコン30が削除される一方、スライド回数Nsが判定回数Nt未満であれば、当該アイコン30は削除されない(ステップS203)。上記ステップS202及びS203は、1個のアイコン30に対する処理であり、全てのアイコン30について同様の処理が順次に実行される(ステップS204)。そして、全てのアイコン30に対する処理が終了すれば、当該アイコン削除処理を終了する。
本実施の形態による携帯電話機1Aは、表示面上に2以上のアイコン30を表示するとともに、上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチパネル10と、検出された操作位置に基づいて、1又は2以上のアイコン30を選択するアイコン選択部22と、アイコン選択部22により選択されたアイコン30を削除するアイコン削除部23とを備えている。そして、アイコン30が、互いに重複しない操作領域35をそれぞれ有し、アイコン選択部22が、操作領域35ごとに、タッチ操作中にスライド操作されたスライド回数Nsを求め、当該スライド回数Nsに基づいて、アイコン30を選択し、アイコン削除部23が、タッチアップのタイミングに基づいてアイコンを削除する。
このため、1回のタッチ操作だけでアイコンを削除することができ、別のタッチ操作やキー操作を行う必要がないため、削除操作を迅速に行うことができる。また、長押しを行う場合のように操作時間の制約がないため、削除操作を迅速に行うことができる。さらに、1回のタッチ操作で2以上のアイコン30を削除することができ、アイコン30の削除操作を迅速に行うことができる。
また、削除されるアイコン30は、2回以上のスライド操作が行われたアイコン30である。つまり、タッチ操作中にスライド方向を反転することにより、削除対象となるアイコン30を選択し、削除することができる。このため、誤操作によって意図しないアイコン30が削除されるのを防止することができる。また、アイコン選択のための通常のタッチ操作とは区別することができ、両立させることができる。
また、操作位置を横方向に往復移動させるスライド操作によってアイコン30を削除するため、消しゴムを用いて文字を消す動作を連想させるため、直感的に理解し易い。
また、本実施の形態による携帯電話機1Aは、タッチ操作の開始位置Sを判別する開始位置判別手段211と、タッチ操作の終了位置Eを判別する終了位置判別手段212と、タッチ操作中にスライド方向が反転した1又は2以上の反転位置Rを判別する反転位置判別手段213とを備え、アイコン選択部22が、アイコン30の操作領域35ごとに、開始位置S、終了位置E及び反転位置Rのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分と重複する回数を上記スライド回数として求める。
このため、処理負荷を顕著に増大させることなく、各アイコン30のスライド回数Nsを算出することができる。また、スライド操作が意図せずに歪んだ軌跡を描いたような場合であっても、開始位置S、反転位置R及び終了位置Eが適切である限り、軌跡の歪みはスライド回数に影響を与えない。このため、誤操作によって意図しないアイコン30が消去されるのを防止することができる。
また、本実施の形態による携帯電話機1Aは、操作位置が縦方向にぶれて、開始位置Sから操作位置までの縦移動距離Lが判定距離Lt以上になれば、当該タッチ操作によるアイコン30の削除を行わない。このため、ユーザの意に反して縦方向のスライドが行われたような場合に、意図しないアイコン30が削除されるのを防止することができる。また、ユーザが意図的に縦方向のスライド操作を行うことにより、タッチアップ前であれば、いつでもアイコン30の削除を中止することができる。
なお、本実施の形態では、一例として、アイコン30を削除する動作について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。すなわち、文字、ピクトグラム、その他の表示オブジェクトを削除する場合にも同様にして適用することができる。また、本実施の形態では、アイコン30が、アプリケーションプログラムを起動するためのアイコンである場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。例えば、アイコン30は、メール一覧表示画面に表示されるメール選択ボタンであってもよい。
また、本実施の形態では、タッチアップの検出時に、スライド回数Nsを計数する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、スライド方向の反転が検出されるたびに、スライド回数Nsを計数していく構成であってもよい。
さらに、本実施の形態では、開始位置S、反転位置R及び終了位置Eの2点間を結ぶ各線分と操作領域35とを比較し、各アイコン30のスライド回数Nsを求める場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。例えば、タッチパネルセンサ10sから逐次に出力される操作位置と、各操作領域35とを比較し、操作位置が操作領域35を通過するたびに、スライド回数Nsを計数することにより、各アイコン30のスライド回数Nsを求める構成であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、タッチ操作を行うことにより、アイコン30を削除する場合の例について説明した。これに対し、実施の形態2では、タッチ操作を行うことにより、表示中の文字列に含まれる1又は2以上の文字を削除する場合について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2による携帯電話機1Bの一例を示した外観図である。図1の外観図(実施の形態1)と比較すれば、タッチパネル10の表示面に文字列が表示されている点が異なっている。この文字列は、表示面上に横書き表示されている。つまり、文字列を構成する2以上の文字31が、横方向に整列配置されている。操作領域35は、文字31に対するタッチ操作を検出するための領域であり、ユーザが、操作領域35に対するタッチ操作を行えば、当該操作領域35に対応する文字31が選択される。さらに、ユーザが、表示面へのタッチ操作中に横方向のスライド操作を行うことにより、1又は2以上の文字31を選択し、選択された文字31を削除することができる。
図9は、図8の携帯電話機1Bの要部について内部構成の一例を示したブロック図である。図2の内部構成(実施の形態1)と比較すれば、アイコン選択部22、アイコン削除部23、アイコン情報記憶部24に代えて、文字選択部42、文字削除部43、文字情報記憶部44を備えている点で異なる。
文字情報記憶部44は、文字情報を保持している。文字情報は、表示中の各文字31に関する情報であり、ここでは、文字31の画像情報と、当該文字31に対応づけられた操作領域35を示す情報とが含まれているものとする。表示制御部25は、上記文字情報に基づいてタッチパネルディスプレイ10dを制御し、表示面上に2以上の文字31からなる文字列を表示させることができる。
文字選択部42は、タッチ操作解析部21の出力に基づいて、表示中の文字31のうち、削除対象となる1又は2以上の文字31を選択する。ここでは、1回のタッチ操作中に2回以上のスライド操作が行われた文字31が、削除対象として選択される。つまり、各文字31に対するスライド操作の回数が、文字31ごとのスライド回数Nsとして計数され、スライド回数Nsが2回以上になった文字31が削除対象として選択される。なお、文字選択部42の詳細構成は、図3(実施の形態1)の場合と同様であるから、重複する記載を省略する。
文字削除部43は、文字選択部42が削除対象として選択した文字31を削除するオブジェクト削除手段である。文字31の削除は、当該文字31に関する文字情報を文字情報記憶部44から消去することによって行われる。このため、その後は、削除されずに残った文字31のみが、表示制御部25によって、タッチパネルディスプレイ10dの表示面上に表示される。また、文字削除部43によるアイコン情報の削除は、タッチアップのタイミングに基づいて行われる。
図10は、タッチ操作により文字31を削除する様子を時系列順に示した説明図である。図中の(a)〜(d)には、2以上の文字31からなる文字列が示されており、1回のタッチ操作により、表示中の7個の文字31のうち、3個の文字31が削除される様子が時系列順に示されている。
横方向に整列配置された文字列「春はあけぼの。」が表示面に表示されている。この様な文字列が表示されている表示面に対し、ユーザがタッチ操作を行い、当該タッチ操作中に横方向に往復するスライド操作を行った場合、2回以上のスライド操作が行われた文字31が、表示面から削除される。
図中の(a)には、ユーザの指が文字「は」の操作領域35に触れ、開始位置Sが取得されたときの様子が示されている。図中の(b)には、開始位置Sから右方向へのスライド操作が行われた後、文字「の」の操作領域35内において移動方向が左方向に反転し、反転位置Rが取得されたときの状態が示されている。図中の(c)には、反転位置Rから左方向へのスライド操作が行われた後、文字「け」の操作領域35内においてタッチアップが行われ、終了位置Eが取得されたときの状態が示されている。図中の(d)には、上記タッチ操作によって3個の文字「けぼの」が削除された状態が示されている。ここでは、スライド回数Nsが2回以上のアイコン30が削除されている。
本実施の形態による携帯電話機1Bを用いれば、携帯電話機1Aにおけるアイコン30の削除処理と全く同様にして、文字31の削除処理を行うことができる。
なお、本実施の形態では、日本語の文字列中の文字を削除する場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。すなわち、横書き表示されている文字列であれば、英語、中国語、その他の様々な言語からなる文字列における文字の削除処理に、本発明を適用することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、スライド回数Nsに基づいてアイコン30を削除する場合の例について説明した。これに対し、実施の形態3では、スライド比率Rsに基づいてアイコン30を削除する場合の例について説明する。
実施の形態3による携帯電話機2Cは、外観及び内部構成は、図1及び図2(実施の形態1)の場合と同一であるが、アイコン選択部22の構成及び動作が、実施の形態1の場合とは異なる。実施の形態3によるアイコン選択部22は、各アイコン30のスライド比率Rsを判定比率Rtと比較し、スライド比率Rsが判定比率Rt以上になったアイコン30を削除対象として選択する。
図11は、本発明の実施の形態3による携帯電話機1Cの一構成例を示したブロック図であり、アイコン選択部22の詳細構成が示されている。図2(実施の形態1)の場合と比較すれば、スライド比率算出部224を備えている点で異なる。
スライド比率算出部224は、アイコン30ごとのスライド比率Rsを算出する演算手段である。スライド比率Rsは、タッチ操作中におけるスライド回数Nsの最大値Nmaxに対する各アイコン30のスライド回数Nsの比率であり、次式で表される。
Rs=Ns/Nmax
Rs:各アイコン30のスライド比率
Ns:各アイコン30のスライド回数
Nmax:全てのアイコン30に関するスライド回数Nsの最大値
つまり、スライド比率算出部224は、スライド回数計数部221が求めた全てのアイコン30のスライド回数Nsを互いに比較し、その最大値Nmaxを求める。そして、アイコン30ごとに、上記最大値Nmaxに対する当該アイコン30のスライド回数Nsの比率を求め、当該アイコン30のスライド比率Rsとする。
閾値判定部223は、各アイコン30のスライド比率Rsと、予め与えられた判定比率Rtとを比較することにより、削除対象となるアイコンを選択する。ただし、削除停止部222が削除処理の停止を決定した場合には、スライド比率Rsにかかわらず、いずれのアイコン30も削除対象として選択しない。
ここでは、判定比率Rt=90%とし、閾値判定部223が、スライド比率Rsが90%以上のアイコン30を削除対象として選択し、選択結果をアイコン削除部23へ出力するものとする。なお、判定比率Rtは、0%を越える値であり、かつ、100%以下の値として予め定めることができるが、誤操作による意図しないアイコンの削除を防止するためには、100%に近い値にすることが望ましい。
図12は、タッチ操作によりアイコン30を削除する様子を時系列順に示した説明図である。図中の(a)〜(e)には、2以上のアイコン30からなるメニュー画面が示されており、1回のタッチ操作により、表示中の4個のアイコン30のうち、1個のアイコン30が削除される様子が時系列順に示されている。
このメニュー画面は、図4に示した画面と同一である。この様なメニュー画面が表示されている表示面に対し、ユーザがタッチ操作を行い、当該タッチ操作中に横方向に往復するスライド操作を行った場合、スライド比率Rsが90%以上になったアイコン30が、メニュー画面から削除される。
図中の(a)には、ユーザの指が開始位置Sにタッチダウンし、タッチ操作が開始された後、右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われ、第1の反転位置R1において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(b)には、第1の反転位置R1から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、第2の反転位置R2において移動方向を右方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(c)には、第2の反転位置R2から右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、第3の反転位置R2において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(d)には、第3の反転位置R3から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、終了位置Eにおいてタッチアップさせたときの状態が示されている。
図中の(e)は、上記タッチ操作によって1個のアイコン30が削除された状態が示されている。ここでは、スライド比率Rsが90%以上になったテレビ用アイコン30cのみが削除されている。
各アイコンのスライド回数Nsは、開始位置S、反転位置R1〜R3及び終了位置Eのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分S−R1,R1−R2,R2−R3,R3−Eとの重複回数を計数することにより求められる。その結果、各アイコン30のスライド回数Nsは、以下の通りとなる。
カメラ用アイコン30a: Ns=0回
メール用アイコン30b: Ns=1回
テレビ用アイコン30c: Ns=4回
音楽再生用アイコン30d:Ns=2回
従って、スライド回数の最大値Nmaxは、4回になり、各アイコン30のスライド比率Rsは、以下の通りとなる。
カメラ用アイコン30a: Rs=0/4
メール用アイコン30b: Rs=1/4
テレビ用アイコン30c: Rs=4/4
音楽再生用アイコン30d:Rs=2/4
従って、スライド比率Rsが90%以上になっているのは、テレビ用アイコン30cだけであり、テレビ用アイコン30cのみが削除される。
上記(a)〜(d)に示されたタッチ操作は、ユーザがテレビ用アイコン30cを削除することを意図して操作したにもかかわらず、誤操作により、開始位置Sがメール用アイコン30bの操作領域35に入り込み、また、第3の反転位置R3が音楽再生用アイコン30dの操作領域35に入り込んでしまった場合である。この場合、メール用アイコン30bのスライド回数Nsが1回になり、音楽再生用アイコン30dのスライド回数Nsは2回になっているが、タッチ操作中に2往復分のスライド操作を行うことにより、スライド回数Nsの最大値Nmaxが4回になっているため、いずれのスライド比率Rsも90%には到達していない。このため、メール用アイコン30b及び音楽再生用アイコン30dに対するスライド操作は、誤操作であると判断され、削除対象として選択されない。
つまり、このような誤操作がスライド比率Rsに与える影響は、スライド操作の数を増やすことにより低下するため、必要に応じて、ユーザがスライド方向の反転回数を増大させれば、それに応じて、誤操作による影響を低減することができる。
上記(a)〜(d)に示されたタッチ操作は、ユーザがテレビ用アイコン30cを削除することを意図して操作したにもかかわらず、誤操作により、開始位置Sがメール用アイコン30bの操作領域35に入り込み、また、第3の反転位置R3が音楽再生用アイコン30dの操作領域35に入り込んでしまった場合である。この様な場合であっても、スライド操作の数を増やすことにより、このような誤操作がスライド比率Rsに与える影響を低下させ、誤操作により意図しないアイコン30が削除されるのを防止できることがわかる。
図13のステップS301〜S305は、アイコン削除処理(図6のステップ107)の一例を示したフローチャートである。なお、削除操作処理は、図6(実施の形態1)の場合と同様であるため、重複する説明は省略する。
まず、全てのアイコン30について、スライド回数Nsが算出される(ステップS301)。次に、全てのアイコン30について、スライド比率Rsが算出される(ステップS302)。スライド比率Rsは、ステップS301で求められたスライド回数Nsの最大値Nmaxを求め、各アイコン30のスライド回数Nsを上記最大値Nmaxで除算することにより求められる。
次に、最初のアイコン30について、スライド比率Rsを判定比率Rtと比較する(ステップS303)。その結果、スライド比率Rsが判定比率Rt以上であれば、当該アイコン30が削除される一方、スライド比率Rsが判定比率Rt未満であれば、当該アイコン30は削除されない(ステップS304)。上記ステップS303及びS304は、1個のアイコン30に対する処理であり、全てのアイコン30について同様の処理が順次に実行される(ステップS305)。そして、全てのアイコン30に対する処理が終了すれば、当該アイコン削除処理を終了する。
本実施の形態による携帯電話機1Cは、アイコン選択部22が、スライド回数Nsの最大値Nmaxに対する各アイコン30のスライド回数Nsの比率をスライド比率として求め、当該スライド比率Rsに基づいて、削除対象となるアイコン30を選択する。
このため、ユーザの誤操作により、意図しないアイコン30が削除されるのを防止することができる。特に、携帯電話機のような携帯情報端末は、表示面が小さいことから、指の接触面積に比べ、アイコン30の操作領域35を十分に大きくすることが難しく、誤操作が生じ易い。このような携帯情報端末に本発明を適用すれば、スライド操作の回数を増大させることにより、誤操作を効果的に防止することができる。
また、スライド比率Rsを判定比率Rtと比較し、その比較結果に基づいて削除対象となるアイコン30を選択しているため、アイコン30が選択されるスライド回数Ns、つまり、実施の形態1における判定回数Ntが予め定められていない。このため、ユーザがスライド回数を増大させれば、当該スライド操作の回数に応じて、誤操作防止の効果を増大させることができる。
なお、本実施の形態では、各アイコン30のスライド比率Rsを判定比率Rtと比較した比較結果に基づいて、削除対象となるアイコンを選択する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、アイコン30のスライド比率を互いに比較した比較結果に基づいて、削除対象となるアイコンを選択することもできる。例えば、スライド比率Rsが最大値となるアイコン30のみを選択するように構成してもよい。この場合、判定比率Rtを100%にした場合と等価になる。
実施の形態4.
実施の形態2では、スライド回数Nsに基づいて文字31を削除する場合の例について説明した。また、実施の形態3では、スライド比率Rsに基づいてアイコン30を削除する場合の例について説明した。これに対し、実施の形態4では、スライド比率Rsに基づいて文字31を削除する場合の例について説明する。
本発明の実施の形態4による携帯電話機1Dの外観図及び内部構成図は、図8及び図9(実施の形態2)の場合と同様であり、図9の文字選択部42の詳細構成は、図11(実施の形態3)の場合と同様であるから、重複する説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態4による携帯電話機1Dにおける動作の一例を示した説明図であり、タッチ操作により文字31を削除する様子が時系列順に示されている。図中の(a)〜(e)には、2以上の文字31からなる文字列が示されており、1回のタッチ操作により、表示中の7個の文字31のうち、4個の文字31が削除される様子が時系列順に示されている。
表示面には、図10(実施の形態2)の場合と同様、横方向に整列配置された文字列「春はあけぼの。」が表示されている。この様な文字列が表示されている表示面に対し、ユーザがタッチ操作を行い、当該タッチ操作中に横方向に往復するスライド操作を行った場合、スライド比率Rsが90%以上になった文字31が、メニュー画面から削除される。
図中の(a)には、文字「あ」の操作領域35内の開始位置Sにタッチダウンし、タッチ操作が開始された後、右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われ、文字「。」の操作領域35内の第1の反転位置R1において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(b)には、第1の反転位置R1から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、文字「は」の操作領域35内の第2の反転位置R2において移動方向を右方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(c)には、第2の反転位置R2から右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、文字「の」の操作領域35内の第3の反転位置R2において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。
図中の(d)には、第3の反転位置R3から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、文字「あ」内の終了位置Eにおいてタッチアップさせたときの状態が示されている。
図中の(e)は、上記タッチ操作によって4個の文字「あけぼの」が削除された状態が示されている。ここでは、スライド比率Rsが90%以上になった「あけぼの」のみが削除されている。
各アイコンのスライド回数Nsは、開始位置S、反転位置R1〜R3及び終了位置Eのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分S−R1,R1−R2,R2−R3,R3−Eとの重複回数を計数することにより求められる。その結果、各文字31のスライド回数Nsは、以下の通りとなる。
「春」: Ns=0回
「は」: Ns=2回
「あ」: Ns=4回
「け」: Ns=4回
「ぼ」: Ns=4回
「の」: Ns=4回
「。」: Ns=2回
従って、スライド回数の最大値Nmaxは4回になり、各文字31のスライド比率Rsは、以下の通りとなる。
「春」: Rs=0/4
「は」: Rs=2/4
「あ」: Rs=4/4
「け」: Rs=4/4
「ぼ」: Rs=4/4
「の」: Rs=4/4
「。」: Rs=2/4
従って、スライド比率Rsが90%以上になっているのは、4個の文字からなる文字列「あけぼの」であり、当該文字列「あけぼの」が削除される。
上記(a)〜(d)に示されたタッチ操作は、ユーザが「あけぼの」を削除することを意図して操作したにもかかわらず、誤操作により、第1の反転位置R1が文字「。」の操作領域35に入り込んでしまい、また、第3の反転位置R3が文字「は」の操作領域35に入り込んでしまった場合である。この場合、文字「は」及び「。」のスライド回数Nsがそれぞれ2回になっているが、タッチ操作中に2往復分のスライド操作を行うことにより、スライド回数Nsの最大値Nmaxが4回になっているため、いずれのスライド比率Rsも90%には到達していない。このため、文字「は」及び「。」に対するスライド操作は、誤操作であると判断され、削除対象として選択されない。
つまり、このような誤操作がスライド比率Rsに与える影響は、スライド操作の数を増やすことにより低下するため、必要に応じて、ユーザがスライド方向の反転回数を増大させれば、それに応じて、誤操作による影響を低減することができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、2以上の表示オブジェクトに対するタッチ操作を行って、1又は2以上の表示オブジェクトを削除する場合の例について説明した。これに対し、実施の形態5では、1個の表示オブジェクトの操作領域内においてタッチ操作を行って、当該表示オブジェクトを削除する場合について説明する。
図15は、本発明の実施の形態5による携帯電話機1Eの一例を示した外観図である。図1の外観図(実施の形態1)と比較すれば、タッチパネル10の表示面にメール一覧表示画面32が表示されている点が異なっている。なお、この携帯電話機1Eの内部構成は、図2(実施の形態1)及び図11(実施の形態3)と同様であるため、重複する説明を省略する。
メール一覧表示画面32は、電子メールにそれぞれ対応する2以上のメール選択ボタン33が縦方向に整列配置されている。メール選択ボタン33は、互いに重複しない横長の矩形領域からなるアイコンであり、当該領域内にタイトル、送信者名、受信日時などのメール識別情報が示されている。また、メール選択ボタン33に対し、ユーザがタッチ操作を行えば、当該メール選択ボタン33に対応するメールについて、メール本文を含む詳細情報を表示させることができる。さらに、メール選択ボタン33の領域内において、横方向のスライド操作を伴うタッチ操作を行えば、当該電子メールが削除される。このとき、電子メールの削除に伴って、メール選択ボタン33もメール一覧表示画面32から削除される。
図16及び図17は、タッチ操作により電子メールを削除する様子を時系列順に示した説明図である。図16の(a)〜(c)及び図17の(d),(e)には、4個のメール選択ボタン33a〜33dからなるメール一覧表示画面32が示されており、1回のタッチ操作により1個の電子メールが削除され、そのメール選択ボタン33bがメール一覧表示画面32から削除される様子が時系列順に示されている。
図16の(a)には、ユーザの指が開始位置Sにタッチダウンし、タッチ操作が開始された後、右方向への操作位置を移動させるスライド操作が行われ、第1の反転位置R1において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。図16の(b)には、第1の反転位置R1から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、第2の反転位置R2において移動方向を右方向へ反転させたときの状態が示されている。図16の(c)には、第2の反転位置R2から右方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、第3の反転位置R2において移動方向を左方向へ反転させたときの状態が示されている。
図17の(d)には、第3の反転位置R3から左方向へ操作位置を移動させるスライド操作が行われた後、終了位置Eにおいてタッチアップさせたときの状態が示されている。図17の(e)には、上記タッチ操作によって1個の電子メールが削除され、1個のメール選択ボタン33bがメール一覧表示画面32から削除された状態が示されている。ここでは、スライド比率Rsが90%以上になったメール選択ボタン33bのみが削除されている。
各メール選択ボタンのスライド回数Nsは、開始位置S、反転位置R1〜R3及び終了位置Eのうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分S−R1,R1−R2,R2−R3,R3−Eとの重複回数を計数することにより求められる。この例では、開始位置S、反転位置R1〜R3及び終了位置Eが、いずれもメール選択ボタン32bの領域内にある。このため、メール選択ボタン33bのスライド回数Nsだけが4回となり、その他のメール選択ボタン33a,33c,33dのスライド回数Nsは0回になる。従って、メール選択ボタン33bのスライド比率はRsが100%となり、その他のメール選択ボタン33a,33c,33dのスライド比率Rsは0%になる。その結果、スライド比率Rsが90%以上になっているのはメール選択ボタン33bだけであり、メール選択ボタン33bに対応する電子メールが削除される。
本実施の形態による携帯電話機1Eは、表示オブジェクトの領域内において、横方向に往復するスライド操作を伴うタッチ操作が行われた場合に、当該表示オブジェクトのスライド比率Rsが、判定比率Rt以上であれば、当該表示オブジェクトを削除する。このため、1回のタッチ操作だけで表示オブジェクトを削除することができ、別のタッチ操作やキー操作を行う必要がないため、削除操作を迅速に行うことができる。また、長押しを行う場合のように操作時間の制約がないため、削除操作を迅速に行うことができる。
また、本実施の形態による携帯電話機1Eは、メール一覧表示画面32を構成するメール選択ボタン33の領域内において、横方向に往復するスライド操作を伴うタッチ操作を行われた場合に、当該メール選択ボタン33のスライド比率Rsが、判定比率Rt以上であれば、当該メール選択ボタン33に対する電子メールを削除する。従って、表示面上に表示中の表示オブジェクトを削除するだけでなく、当該表示オブジェクトに対応づけられたデータも削除することができる。
なお、本実施の形態による携帯電話機1Eは、実施の形態3と同様の構成を採用し、スライド比率Rsに基づいて削除対象となる表示オブジェクトを選択する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、実施の形態1と同様の構成を採用し、スライド回数Nsに基づいて削除対象となる表示オブジェクトを選択することもできる。
また、上記実施の形態2〜5の携帯電話機1B〜1Eは、実施の形態1の場合と同様、操作位置が縦方向にぶれて、開始位置Sから操作位置までの縦移動距離Lが判定距離Lt以上になれば、当該タッチ操作によるアイコン30、文字31又はメール選択ボタン33の削除を行わないように構成することもできることは言うまでもない。
また、上記実施の形態1〜4では、横方向に整列配置された2以上の表示オブジェクトのうち、1又は2以上の表示オブジェクトを削除する場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。すなわち、縦方向に整列配置された表示オブジェクトのうち、1又は2以上の表示オブジェクトを削除するものであってもよい。より具体的には、2以上の表示オブジェクトが縦方向に整列配置され、タッチ操作中における縦方向のスライド操作により、1又は2以上の表示オブジェクトが選択され、選択された表示オブジェクトが削除される構成であってもよい。例えば、縦方向に整列配置された2以上のアイコン30のうち、1又は2以上のアイコン30を削除するものであってもよいし、縦書き表示された2以上の文字31のうち、1又は2以上の文字31を削除するものであってもよい。
また、上記実施の形態1〜5による携帯電話機1A〜1Eは、当該携帯電話機1A〜1Eに内蔵されたマイクロプロセッサによって実行されるコンピュータプログラムとして実現することができる。当該コンピュータプログラムは、例えば、ディスク状記憶媒体や、半導体記憶媒体などに記録された状態で提供され、あるいは、無線通信を介して提供される。
1A〜1E 携帯電話機
10 タッチパネル
10d タッチパネルディスプレイ
10s タッチパネルセンサ
21 タッチ操作解析部
22 アイコン選択部
23 アイコン削除部
24 アイコン情報記憶部
25 表示制御部
30,30a〜30d アイコン
31 文字
32 メール一覧表示画面
33,33a〜33d メール選択ボタン
35 操作領域
42 文字選択部
43 文字削除部
44 文字情報記憶部
211 開始位置判別部
212 終了位置判別部
213 反転位置判別部
214 縦移動距離算出部
221 スライド回数計数部
222 削除停止部
223 閾値判定部
224 スライド比率算出部
S 開始位置
E 終了位置
R,R1〜R3 反転位置
L 縦移動距離
Lt 判定距離
Ns スライド回数
Nt 判定回数
Nmax スライド回数の最大値
Rs スライド比率
Rt 判定比率

Claims (11)

  1. 表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示手段と、
    上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出手段と、
    上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択手段と、
    上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除手段とを備え、
    上記表示オブジェクトは、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、
    上記オブジェクト選択手段は、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、
    上記オブジェクト削除手段は、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除することを特徴とする情報端末装置。
  2. 上記オブジェクト選択手段は、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、
    上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 上記オブジェクト選択手段は、上記スライド比率が予め定められた判定比率以上となる上記表示オブジェクトを選択することを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
  4. 上記タッチ操作の開始位置を判別する開始位置判別手段と、
    上記タッチ操作の終了位置を判別する終了位置判別手段と、
    上記タッチ操作中にスライド方向が反転した1又は2以上の反転位置を判別する反転位置判別手段とを備え、
    上記オブジェクト選択手段は、上記表示オブジェクトの操作領域ごとに、上記開始位置、上記終了位置及び上記反転位置のうち、発生順において隣接する2点を結ぶ各線分と重複する回数を上記スライド回数として求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報端末装置。
  5. 上記タッチ操作検出手段は、上記操作位置として、上記表示面の縦方向及び横方向に関する座標を検出し、
    上記反転位置判別手段は、上記スライド方向の横方向成分に基づいて、上記反転位置を判別することを特徴とする請求項4に記載の情報端末装置。
  6. 上記開始位置から上記操作位置までの縦方向の距離を算出する縦移動距離算出手段を備え、
    上記オブジェクト削除手段は、上記縦方向の距離が所定の判定距離以上になった場合に、当該タッチ操作による上記表示オブジェクトの削除を行わないことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の情報端末装置。
  7. 上記オブジェクト選択手段は、上記タッチ操作中に2回以上のスライド操作が行われた上記表示オブジェクトを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  8. 表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示ステップと、
    上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出ステップと、
    上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択ステップと、
    上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除ステップとを備え、
    上記表示オブジェクトは、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、
    上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、
    上記オブジェクト削除ステップでは、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除することを特徴とする情報端末装置の制御方法。
  9. 上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、
    上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択することを特徴とする請求項8に記載の情報端末装置の制御方法。
  10. 表示面上に2以上の表示オブジェクトを表示する表示ステップと、
    上記表示面に対するタッチダウンからタッチアップまでのタッチ操作中における操作位置を繰り返し検出するタッチ操作検出ステップと、
    上記操作位置に基づいて、1又は2以上の上記表示オブジェクトを選択するオブジェクト選択ステップと、
    上記オブジェクト選択手段により選択された上記表示オブジェクトを削除するオブジェクト削除ステップとを実行するための情報端末装置用のコンピュータプログラムにおいて、
    上記表示オブジェクトは、互いに重複しない操作領域をそれぞれ有し、
    上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、その操作領域がスライド操作されたスライド回数を求め、上記スライド回数に基づいて、上記表示オブジェクトを選択し、
    上記オブジェクト削除ステップでは、上記タッチアップのタイミングに基づいて上記表示オブジェクトを削除することを特徴とする情報端末装置用のコンピュータプログラム。
  11. 上記オブジェクト選択ステップでは、上記表示オブジェクトごとに、上記スライド回数の最大値に対する上記スライド回数の比率を示すスライド比率を求め、
    上記スライド比率に基づいて、上記表示オブジェクトを選択することを特徴とする請求項10に情報端末装置用のコンピュータプログラム。
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