JP2013246651A - 物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラム - Google Patents

物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動しつつ撮影されてぶれた画像から物体の有無を検出することができる物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の物体検出装置は、画像取得部と、判定部とを有する。画像取得部は、予め定められた第1撮影範囲内に含まれる第2撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の検出対象画像を取得する。判定部は、第1撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の基準画像内で移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、第1領域毎に対応する検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、基準画像内に撮影されておらず、且つ検出対象画像内に撮影された物体の有無を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラムに関する。
カメラで撮影した画像から物体を検出するさまざまな技術が知られている。また、画像を撮影するカメラと、物体を検出する処理を行う処理装置とがネットワークを介して接続されることも公知である。
特開2002−209206号公報
しかしながら、移動しつつ撮影されてぶれた画像から物体の有無を検出することは困難であった。本発明が解決しようとする課題は、移動しつつ撮影されてぶれた画像から物体の有無を検出することができる物体検出装置、物体検出方法及び物体検出プログラムを提供することである。
実施形態の物体検出装置は、画像取得部と、判定部とを有する。画像取得部は、予め定められた第1撮影範囲内に含まれる第2撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の検出対象画像を取得する。判定部は、第1撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の基準画像内で移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、第1領域毎に対応する検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、基準画像内に撮影されておらず、且つ検出対象画像内に撮影された物体の有無を判定する。
実施形態にかかる物体検出装置の構成を例示する構成図。 実施形態の駆動制御部の制御に応じて移動した撮像部が撮影した画像例。 実施形態のヒストグラム作成部がヒストグラムを作成する過程を示した模式図。 実施形態のヒストグラムの作成過程で形成された画像例及びヒストグラム群画像例。 実施形態のヒストグラム作成部が第1領域に対して作成したヒストグラム。 実施形態の物体検出装置の動作例の概要を示すフローチャート。 実施形態の物体無しの検出対象画像及び判定部の判定結果(物体無し)を示す画像。 実施形態の物体有りの検出対象画像及び判定部の判定結果(物体有り)を示す画像。 変形例のヒストグラム作成部が複数のヒストグラムを作成した状態を示す模式図。 変形例の撮影画像範囲を分割する位置を決定する過程を示す模式図。 変形例の各画像と、各画像それぞれの物体候補画素数を示す画像。
以下に添付図面を参照して、物体検出装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施形態にかかる物体検出装置1の構成を例示する構成図である。図1に示すように、物体検出装置1は、例えば撮像部10、駆動部12、撮像位置検出部14、駆動制御部16、画像取得部20、位置情報取得部22、ヒストグラム作成部24、記憶部26、判定部28及び出力部30を有する。
撮像部10は、例えばCCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子とレンズ(図示せず)を有するデジタルカメラなどであり、予め定められた時間間隔で複数の画像を撮影し、画像取得部20に対して出力する。例えば撮像部10は、後述する基準画像及び検出対象画像を撮影する。なお、撮像部10は、任意の設定された時刻に画像を撮影するように構成されてもよいし、予め定められた時間内に複数フレームの画像を撮影する動画撮影装置であってもよい。即ち、撮像部10が撮影する各画像には、重複する領域の画像がなくてもよいし、重複する領域の画像があってもよい。
駆動部12は、撮像部10が後述する第1撮影範囲を移動して撮像可能なように、撮像部10を駆動する。なお、駆動部12は、撮像部10がレンズを介して固体撮像素子などに光を当てている露出(露光)中に、撮像部10を移動させる。つまり、撮像部10のシャッター速度に対して撮像部10の移動が大きいため、撮像部10が撮影する画像は、撮像部10の移動に応じてぶれた画像になる。また、撮像部10が暗い場所で撮像する場合には、明るい場所で撮像する場合と比較して、撮像部10の小さな移動でもぶれた画像のように不鮮明になりやすい。
撮像位置検出部14は、撮像部10の撮像位置それぞれを示す位置情報をそれぞれ検出し、検出した位置情報を駆動制御部16及び位置情報取得部22に対して出力する。例えば、撮像位置検出部14は、駆動部12に設けられるエンコーダなどによって構成される。また、撮像位置検出部14は、撮像部10に設けられる加速度センサなどによって構成されてもよい。
駆動制御部16は、撮像位置検出部14が検出した位置情報を受入れて、撮像部10が予め定められた範囲内で移動するように駆動部12を制御する。例えば、駆動制御部16は、撮像位置検出部14が検出した位置情報に基づいて、基準画像の撮像位置と検出対象画像の撮像位置とを対応させるように駆動部12を制御する。
図2は、駆動制御部16の制御に応じて移動した撮像部10が撮影した画像例である。撮像部10は、例えば鉛直方向に延びる図示しない仮想の回転軸を中心として、図2に示した始点から終点までの水平な円周上を駆動制御部16の制御に応じて移動する。撮像部10は、例えば始点から終点までを周期的に往復するように移動する。また、駆動制御部16は、撮像位置検出部14が検出した位置情報の自己相関を算出することにより、撮像部10の周期的な動作の始点と終点とを定めるように構成されてもよい。
例えば撮像部10は、始点から終点まで移動する間に、画像I,I,Iを撮影する。なお、物体検出装置1が検出対象となる物体を検出するために、検出対象となる物体が無いことが明らかな状態で撮像部10が撮影した画像(例えば画像I,I,I)それぞれを基準画像(背景画像)とする。また、物体検出装置1が検出対象となる物体を検出する必要がある場合で動作している間に撮像部10が撮影した画像は、検出対象画像として基準画像とは区別する。以下、検出対象となる物体を単に『物体』と略記することがある。
ここで、撮像部10が始点から終点まで移動する間に、撮像部10が画像を撮影可能な範囲を、基準画像を撮影する第1撮影範囲とする。また、撮像部10は、第1撮影範囲内に含まれる範囲を、検出対象画像を撮影する第2撮影範囲として画像を撮影可能にされている。なお、第1撮影範囲と第2撮影範囲とは同一であってもよい。また、第2撮影範囲が第1撮影範囲に含まれていれば、基準画像及び検出対象画像は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、撮像部10は、物体検出装置1の初期化時、又は図示しない外部から指示を受けた場合などに、基準画像を撮影する。
画像取得部20(図1)は、撮像部10が撮影した画像を取得し、ヒストグラム作成部24及び判定部28に対して出力する。位置情報取得部22は、撮像位置検出部14が検出した位置情報を取得し、ヒストグラム作成部24及び判定部28に対して出力する。
ヒストグラム作成部24は、画像取得部20から受入れた画像に対し、画素値(輝度)それぞれの度数の分布を示すヒストグラムを作成し、正規化する。図3は、ヒストグラム作成部24がヒストグラムを作成する過程を模式的に示した模式図である。図4は、図3に示したヒストグラムを作成する過程において形成された撮影画像範囲Wの画像例と、ヒストグラム群画像Hの例を示す図である。例えばヒストグラム作成部24は、図3(a)及び図4(a)に示すように、撮像部10が撮影した画像I,I,Iを撮像部10の移動方向に合わせて並べる。つまり、画像I,I,Iは、撮像部10が移動したことによって生じた画像のぶれの方向に、時系列に並べられる。そして、ヒストグラム作成部24は、例えば画像I,I,Iを撮影画像範囲Wの1つの画像とみなす。
次に、ヒストグラム作成部24は、図3(b)に示すように、撮影画像範囲Wの画像を撮像部10の移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域(R〜R)に分割し、第1領域毎に画素値のヒストグラム(h〜h)をそれぞれ作成する。なお、複数のヒストグラム(h〜h)は、図3(b)及び図4(b)に示すように、横方向に8ビットの画素値(輝度)をとり、縦方向に基準画像の第1領域R〜Rの添字番号0〜kをとって、画素値の度数を8ビットの濃度値で示したヒストグラム群画像Hのように示されてもよい。なお、図4(b)においては、度数が少ない部分が黒く、度数が多い部分が白く明るくなるように示されている。
また、ヒストグラム作成部24は、作成したヒストグラム(及び基準画像)と、位置情報取得部22から受入れた位置情報とを、撮像位置とヒストグラムが対応するように対応付け、対応付けた結果を記憶部26に対して出力する。
記憶部26は、対応付けられたヒストグラム(及び基準画像)と位置情報とをヒストグラム作成部24から受入れて記憶する。また、記憶部26は、判定部28の後述する判定結果なども記憶するように構成されてもよい。
判定部28は、撮像部10が撮影した画像を画像取得部20を介して受入れ、撮像位置検出部14が検出した位置情報を位置情報取得部22を介して受入れる。また、判定部28は、対応付けられたヒストグラムと位置情報などを記憶部26から取得する。そして、判定部28は、基準画像内に撮影されておらず、且つ検出対象画像内に撮影された物体(検出対象となる物体)の有無を判定し、判定結果を出力部30に対して出力する。
ここで、判定部28が検出対象となる物体の有無を判定する方法について説明する。図5は、ヒストグラム作成部24が1つの第1領域(図3参照)に対して作成したヒストグラムを模式的に示したグラフである。ヒストグラム作成部24がヒストグラムを作成する基準画像は、撮像部10が移動しつつ撮影した画像であるため、撮像部10の移動に応じてぶれた方向に画素値が同じ(又は画素値が近い)画素が並ぶ。つまり、基準画像は、画素値が第1領域毎に特定の画素値(又は特定の画素値に値が近い画素値)に集中しやすくなる傾向がある。
図5に示すように、ヒストグラムには度数に対して第1閾値Tが設定されている。第1閾値Tは、度数に応じて画素値毎に検出対象画像の第2領域の画素が背景(背景画像)を示す画素であるか、検出対象となる物体を示す画素の候補となる物体候補画素(物体候補)であるかを判定する閾値である。第1閾値Tは、第1領域毎に設定されてもよい。また、第1閾値Tは、有無を判別すべき物体の大きさ、及び判別精度などの条件に応じてユーザにより予め定められる。
なお、検出対象画像の第2領域とは、基準画像の第1領域に対応する画像上の領域とする。例えば、基準画像と同じ撮像位置で撮影され、基準画像に無い物体が存在しない検出対象画像においては、基準画像と検出対象画像とはほぼ同じ画像又は似た画像となり、各第2領域の画像は、対応する第1領域の画像とそれぞれほぼ同じ画像又は似た画像となる。
具体的には、判定部28は、度数が第1閾値T以上の画素値である第2領域の画素を背景を示す画素と判定し、度数が第1閾値T未満の画素値である第2領域の画素を物体候補画素であると判定する。図5に示した例においては、判定部28は、画素値がa以上b未満の画素及びc以上d未満の画素を背景を示す画素と判定し、画素値がa未満、b以上c未満及びd以上の画素を物体候補画素であると判定する。また、図5においては、全ての画素値の範囲(0〜255)において、度数が第1閾値T未満の画素値である第2領域の画素を物体候補画素であると判定する場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、予め明らかに物体候補画素となり得ない画素値の画素は、物体候補画素であると判定しないように設定されてもよい。
判定部28は、第2領域それぞれに対して各画素が背景を示す画素であるか、物体候補画素であるかを、対応する第1領域のヒストグラムとそれぞれ対比して判定する。つまり、判定部28は、検出対象画像の全画素に対して背景を示す画素、又は物体候補画素のいずれであるかを判定する。
さらに、判定部28は、物体候補画素であると判定された検出対象画像の画素の度数(物体候補画素数N)が第2閾値T以上であるか否かを判定する。判定部28は、物体候補画素数Nが第2閾値T以上である場合には、基準画像内に撮影されておらず且つ検出対象画像内に撮影された物体が有ると判定する。即ち、判定部28は、物体候補画素数Nが第2閾値T未満である場合には、検出対象となる物体は無いと判定する。なお、第2閾値Tは、有無を判別すべき物体の大きさ、及び判別精度などの条件に応じてユーザにより予め定められる。
出力部30は、判定部28が判定した判定結果を受入れて出力する。例えば、出力部30は表示装置であり、図8を用いて後述する判定結果などを表示する。
なお、物体検出装置1の構成は、図1に示した構成に限定されることなく、例えば撮像部10、駆動部12、撮像位置検出部14及び駆動制御部16が独立して設けられ、画像取得部20及び位置情報取得部22が無線LANなどの通信部を介して画像や位置情報を取得するように構成されてもよい。
次に、物体検出装置1の動作例の概要について説明する。図6は、物体検出装置1の動作例の概要を示すフローチャートである。図6に示すように、ステップ100(S100)において、物体検出装置1は、1つ以上の基準画像、及び基準画像の撮像位置を示す位置情報を取得する。
ステップ102(S102)において、ヒストグラム作成部24は、S100のステップで取得した基準画像に対して第1領域毎にヒストグラムを作成する。
ステップ104(S104)において、物体検出装置1は、1つ以上の検出対象画像、及び検出対象画像の撮像位置を示す位置情報を取得する。
ステップ106(S106)において、判定部28は、基準画像の各ヒストグラムと、基準画像に対応する検出対象画像の各画素の画素値とを対比させ、検出対象画像の画素毎に、背景を示す画素又は物体候補画素のいずれであるか(検出対象となる物体候補であるか否か)を判定する。ここで、判定部28は、基準画像の位置情報と、検出対象画像の位置情報とを用いて、基準画像に対応する検出対象画像を特定する。つまり、基準画像の位置情報と、検出対象画像の位置情報とが同一であることが好ましい。ただし、物体検出装置1が物体を検出する動作は、基準画像の位置情報と検出対象画像の位置情報が同一である場合に限定されない。例えば、物体検出装置1は、3つの基準画像から作成されたヒストグラムと、基準画像のいずれか1つと位置情報が同一又は略同じである1つの検出対象画像とを用いて、検出対象画像内で上述した物体の有無を判定してもよい。また、物体検出装置1は、基準画像に対して少し撮像位置がずれた検出対象画像に対して、物体の有無を判定してもよい。また、第1撮影範囲内で背景が撮像位置に関らずあまり変化しない(輝度分布の差が小さい)場合などには、基準画像の撮像位置と検出対象画像の撮像位置とを対応させるように駆動部12を駆動制御部16が制御していなくてもよい。つまり、基準画像の撮像位置と検出対象画像の撮像位置との対応は、物体の検出精度などに応じてユーザにより設定されてよい。
ステップ108(S108)において、判定部28は、基準画像内に撮影されておらず、且つ検出対象画像内に撮影された物体の有無を第2閾値Tを用いて判定する。
図7は、検出対象となる物体無しの検出対象画像と、検出対象画像の画素毎に物体候補であるか否かを判定部28が判定した結果(検出対象となる物体無し)を示す画像である。図8は、検出対象となる物体有りの検出対象画像(中央部の丸印を除く)と、検出対象画像の画素毎に物体候補であるか否かを判定部28が判定した結果(検出対象となる物体有り)を示す画像である。なお、図7(b)及び図8(b)において、物体候補画素と、物体候補画素でない画素(背景を示す画素)とは、互いに異なる色の画素で区別して示されている。図7(a)に示した検出対象画像に物体が無い場合であっても、度数が第1閾値T未満である画素値の画素が存在するので、図7(b)に示したように物体候補画素となる画素(灰色で示された画素:黒色でない低濃度の画素)は少し存在することになる。ただし、図8(a)に示した検出対象画像に物体が有る場合には、図8(b)に示したように物体候補画素数Nの値が大きく(第2閾値T以上に)なる。
ステップ110(S110)において、出力部30は、判定部28が判定した判定結果を受入れて出力する。例えば、出力部30は、「物体有り」と判定部28が判定した検出対象画像に対して図8(a)のように中央部に丸印を付して、検出対象画像に物体が有ったことを明示する表示をするように構成されてもよい。また、判定部28は、検出対象画像の画素毎に背景を示す画素又は物体候補画素のいずれであるかを判定しているため、検出対象となる物体の大きさの検出に対しても貢献する。また、検出対象画像には位置情報が対応付けられている。従って、物体検出装置1は、検出した物体の大きさや位置に関する情報を出力部30を介して出力するように構成されてもよい。
(変形例)
上述した実施の形態においては、物体検出装置1は、ヒストグラム作成部24が第1撮影範囲内で撮影された基準画像の全て(例えば画像I,I,I)を用いてヒストグラムを作成した。実施の形態の変形例においては、物体検出装置1は、ヒストグラム作成部24が第1撮影範囲を複数に分割し、分割した範囲それぞれのヒストグラムを作成する。具体的には、ヒストグラム作成部24は、全ての基準画像からなる撮影画像範囲Wを分割して複数のヒストグラムを作成する。
図9は、変形例のヒストグラム作成部24が撮影画像範囲Wを分割して複数のヒストグラムを作成した状態を模式的に示した模式図である。図9に示すように、ヒストグラム作成部24は、例えば画像I,I,Iからなる撮影画像範囲Wを、画像I,Iからなる撮影画像範囲Waと、画像Iからなる撮影画像範囲Wbとに分割する。ヒストグラム作成部24が撮影画像範囲Wを分割する位置は、任意に設定されてもよいし、後述する方法で決定されてもよい。
次に、ヒストグラム作成部24は、撮影画像範囲Waの画像を撮像部10の移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域(Ra0〜Rak)に分割し、第1領域毎に画素値のヒストグラム(ha0〜hak)をそれぞれ作成する。複数のヒストグラム(ha0〜hak)は、例えば横方向に8ビットの画素値(輝度)をとり、縦方向に基準画像の第1領域のアルファベットを除いた添字番号0〜kをとって、画素値の度数を8ビットの濃度値で示したヒストグラム群画像Hのように示される。
また、ヒストグラム作成部24は、撮影画像範囲Wbの画像を撮像部10の移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域(Rb0〜Rbk)に分割し、第1領域毎に画素値のヒストグラム(hb0〜hbk)をそれぞれ作成する。複数のヒストグラム(hb0〜hbk)は、例えば横方向に8ビットの画素値(輝度)をとり、縦方向に基準画像の第1領域のアルファベットを除いた添字番号0〜kをとって、画素値の度数を8ビットの濃度値で示したヒストグラム群画像Hのように示される。
次に、ヒストグラム作成部24が撮影画像範囲Wを分割する位置を決定する方法について説明する。図10は、変形例のヒストグラム作成部24が撮影画像範囲Wを分割する位置を決定する過程を模式的に示した模式図である。基準画像の全て(例えば画像I,I,I)を用いて作成されたヒストグラム群画像Hを図9に例示されたように複数のヒストグラム群画像に分割するために、ヒストグラム作成部24は、まず各画像I,I,Iそれぞれを撮像部10の移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域に分割する。ここで、画像Iの上からn番目の第1領域をRmnとする。
次に、ヒストグラム作成部24は、各画像I,I,Iの撮像位置と同じ撮像位置で検出対象となる物体が無い状態の検出対象画像をそれぞれ撮影し、物体候補画素数Nを算出する。ここで、同じ撮像位置で撮影しなくとも、I,I,Iそのものを検出対象画像として用いて、Nを算出してもよい。また、ヒストグラム作成部24は、画像I(各画像I,I,I)をそれぞれ検出対象画像とみなし、画像Iの第1領域(第2領域)の各画素と、対応するヒストグラムhとを対比して、画像Iそれぞれの物体候補画素数Nを算出してもよい。
そして、ヒストグラム作成部24は、|N−Nm−1|が最大となる位置を特定し、Nが撮影された直前の時刻に基づいて撮影画像範囲Wを分割する。図11は、変形例の画像I,I,Iと、画像I,I,Iそれぞれの物体候補画素数N,N,Nを示す画像である。なお、図11(b)において、物体候補画素数N,N,Nを示すために、物体候補画素と、物体候補画素でない画素(背景を示す画素)とは、互いに異なる色の画素で区別して示されている。例えば、物体候補画素は、黒色でない低濃度の画素で示されている。図11に示した例においては、|N−Nm−1|が最大となる位置は、NとNとの間(IとIとの間に対応する位置又は時刻)である。
ヒストグラム作成部24は、|N−Nm−1|の最大値が予め定められた閾値よりも小さい場合には、撮影画像範囲Wの分割を行わない。また、ヒストグラム作成部24は、全ての|N−Nm−1|が予め定められた閾値よりも小さくなるまで撮影画像範囲Wの分割を繰り返すように構成されてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、検出対象画像の第2領域毎に各画素それぞれが背景を示す画素、又は検出対象となる物体候補画素のいずれであるかを判定部28が判定する場合を例に説明したが、物体検出装置1はこれに限定されない。例えば、物体検出装置1は、判定部28が第2領域毎に画素値のヒストグラムを作成し、第1領域のヒストグラムと対応する第2領域のヒストグラムとが相違するか否かを判定し、相違すると判定された第2領域の数が予め定められた数以上である場合に検出対象となる物体が有ると判定するように構成されてもよい。
このように、実施形態の物体検出装置は、移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、第1領域毎に対応する検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて検出対象となる物体の有無を判定するので、移動しつつ撮影されてぶれた画像から検出対象となる物体の有無を検出することができる。
また、本発明の実施形態を複数の組み合わせによって説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 物体検出装置
10 撮像部
12 駆動部
14 撮像位置検出部
16 駆動制御部
20 画像取得部
22 位置情報取得部
24 ヒストグラム作成部
26 記憶部
28 判定部
30 出力部

Claims (8)

  1. 予め定められた第1撮影範囲内に含まれる第2撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の検出対象画像を取得する画像取得部と、
    前記第1撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の基準画像内で移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、前記第1領域毎に対応する前記検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、前記基準画像内に撮影されておらず、且つ前記検出対象画像内に撮影された物体の有無を判定する判定部と、
    を有する物体検出装置。
  2. 前記判定部は、
    前記第2領域毎に、前記ヒストグラムにおける度数が予め定められた第1閾値未満の画素値となる前記第2領域の画素を、前記物体を示す画素の候補である物体候補画素と判定し、前記物体候補画素と判定された前記検出対象画像の画素の度数が予め定められた第2閾値以上である場合に、前記物体が有ると判定する
    請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記判定部は、
    前記第2領域毎に画素値のヒストグラムを作成し、前記第1領域のヒストグラムと対応する前記第2領域のヒストグラムとが相違するか否かを判定し、相違すると判定された前記第2領域の数が予め定められた数以上である場合に、前記物体が有ると判定する
    請求項1に記載の物体検出装置。
  4. 前記第1領域毎に画素値のヒストグラムを作成するヒストグラム作成部をさらに有し、
    前記判定部は、
    前記ヒストグラム作成部が作成したヒストグラムの度数と、前記第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、前記物体の有無を判定する
    請求項1に記載の物体検出装置。
  5. 前記基準画像及び前記検出対象画像を撮影する撮像部と、
    前記撮像部が前記第1撮影範囲を移動して撮像可能なように、前記撮像部を駆動する駆動部と、
    前記撮像部の前記第1撮影範囲における撮像位置を示す位置情報を検出する撮像位置検出部と、
    前記撮像位置検出部が検出した位置情報に基づいて、前記基準画像の撮像位置と前記検出対象画像の撮像位置とを対応させるように前記駆動部を制御する駆動制御部と、
    をさらに有する請求項4に記載の物体検出装置。
  6. 前記撮像部は、
    前記第1撮影範囲内で複数の前記基準画像を撮影し、
    前記ヒストグラム作成部は、
    前記ヒストグラムにおける度数が予め定められた第1閾値未満の画素値である前記第1領域の画素が前記物体を示す画素の候補となる物体候補画素になると複数の前記基準画像それぞれの前記第1領域毎に判定し、前記物体候補画素になると判定された前記基準画像の画素の度数と、前後の時刻の少なくともいずれかに撮影された他の前記基準画像で前記物体候補画素になると判定された画素の度数との差が最大となる時刻で複数の前記基準画像を2つに分割して、分割した前記基準画像それぞれに対して前記第1領域毎に画素値のヒストグラムを新たに作成する
    請求項5に記載の物体検出装置。
  7. 予め定められた第1撮影範囲内に含まれる第2撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の検出対象画像を取得する工程と、
    前記第1撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の基準画像内で移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、前記第1領域毎に対応する前記検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、前記基準画像内に撮影されておらず、且つ前記検出対象画像内に撮影された物体の有無を判定する工程と、
    を有する物体検出方法。
  8. 予め定められた第1撮影範囲内に含まれる第2撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の検出対象画像を取得するステップと、
    前記第1撮影範囲内を移動しながら撮影された1つ以上の基準画像内で移動により生じたぶれの方向に延びる複数の第1領域毎に作成された画素値のヒストグラムの度数と、前記第1領域毎に対応する前記検出対象画像の第2領域毎の画素値の度数との相違に応じて、前記基準画像内に撮影されておらず、且つ前記検出対象画像内に撮影された物体の有無を判定するステップと、
    をコンピュータに実行させるための物体検出プログラム。
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