JP2013246477A - 端末装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティを維持しつつ、利便性を向上することができる端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置は、表示部2と、記憶部5と、外部端末との間で相互通信が可能な通信部4と、特定情報が格納された、挿抜可能なSIMカード6と、通信部2を介して外部端末から非公開情報を含む個人情報を受信し、該個人情報を処理する制御部1と、を有する。制御部1は、個人情報が暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていない場合には、SIMカード6に保持されている特定情報を用いて個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部5に格納させ、暗号化されている場合には、SIMカード6に保持されている特定情報を用いて個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、個人情報を記憶部6に格納する。
【選択図】図1
【解決手段】端末装置は、表示部2と、記憶部5と、外部端末との間で相互通信が可能な通信部4と、特定情報が格納された、挿抜可能なSIMカード6と、通信部2を介して外部端末から非公開情報を含む個人情報を受信し、該個人情報を処理する制御部1と、を有する。制御部1は、個人情報が暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていない場合には、SIMカード6に保持されている特定情報を用いて個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部5に格納させ、暗号化されている場合には、SIMカード6に保持されている特定情報を用いて個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、個人情報を記憶部6に格納する。
【選択図】図1
Description
本発明は、外部端末装置との間で情報を送受する機能を備えた端末装置に関する。
携帯電話機には、外部端末装置との相互通信が可能な通信機能、例えば、赤外線通信機能が設けられている。この通信機能を利用して、携帯電話機間で、電話帳情報等の情報を転送することができる。
しかし、転送先において、転送元の許可なしに、転送元からの電話帳情報を他の者に提示する場合がある。このように、転送元が許可していない者(第三者)に電話帳情報等の個人情報が提供されると、提供先にて、個人情報が悪用される場合がある。
特許文献1には、第三者への個人情報の提供を抑制することができる通信端末が開示されている。
上記通信端末は、電話帳データが格納される記憶部と、記憶部に格納された電話帳データを他の端末に転送する転送手段とを備える。記憶部に格納された電話帳データの各レコードは、第三者への転送を禁止する識別子の設定が可能とされている。上記通信端末は、識別子が自端末で設定したものでない場合に、該識別子が設定されたレコードの他の端末への転送を禁止する。これにより、転送元からの個人情報が転送先から第三者へ提供されることを抑制する。
また、最近の携帯電話機は、ICカード、例えば、SIM(Subscriber Identify Module)カードが搭載されている。このSIMカードには、書き換え不可能な固有番号と携帯電話番号とが書き込まれている。
同じSIMカードを複数の携帯電話機で使い回すことができる。これにより、例えば、プライベートと仕事で端末装置を使い分けることができる。また、同じ携帯電話機で異なる複数のSIMカードを使い回すこともできる。
特許文献1に記載のものにおいては、転送先の通信端末は、転送元から受け取った電話帳情報のうち、第三者への転送を禁止する識別子が設定されたレコードについては、他の端末へ再転送することはできない。このため、転送先において、同じSIMカードを用いて複数の携帯電話機を利用する場合に、各携帯電話機で、転送元から受け取った電話帳情報を共有することができず、利便性が損なわれていた。
本発明の目的は、上記問題を解決し、高いセキュリティを維持しつつ、利便性を向上することができる、端末装置、情報転送方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、
情報を表示する表示部と、
情報を記憶する記憶部と、
外部端末との間で相互通信が可能な通信部と、
特定情報が格納された、挿抜可能なICカードと、
前記通信部を介して前記外部端末から個人情報を受信し、該個人情報を処理する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記個人情報が暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を前記記憶部に格納させ、暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、端末装置が提供される。
情報を表示する表示部と、
情報を記憶する記憶部と、
外部端末との間で相互通信が可能な通信部と、
特定情報が格納された、挿抜可能なICカードと、
前記通信部を介して前記外部端末から個人情報を受信し、該個人情報を処理する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記個人情報が暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を前記記憶部に格納させ、暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、端末装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、特定情報が格納された挿抜可能なICカードを備えた端末装置にて行われる情報処理方法であって、
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定し、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させ、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、情報処理方法が提供される。
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定し、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させ、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、情報処理方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、
特定情報が格納された挿抜可能なICカードを備えた端末装置のコンピュータに、
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定する処理と、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させる処理と、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
特定情報が格納された挿抜可能なICカードを備えた端末装置のコンピュータに、
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定する処理と、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させる処理と、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、高いセキュリティを維持しつつ、利便性を高めることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である携帯電話機の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、携帯電話機は、制御部1、表示部2、入力操作部3、通信部4、記憶部5およびSIMカード6を有する。
表示部2は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(電子蛍光)などの表示装置である。
入力操作部3は、複数の操作ボタンやタッチパネル等の入力手段であって、入力操作に応じた信号を制御部1に供給する。
通信部4は、基地局との間で無線通信を行う第1の通信機能と、他の携帯電話機との間でデータを送受信する第2の通信機能を有する。
第1の通信機能により、携帯電話機は、移動通信網や公衆電話網等を介して外部の携帯電話機と相互に通信可能に接続される。また、第1の通信機能により、携帯電話機は、インターネットに代表されるネットワークへの接続も可能とされており、このネットワークを介して、サーバ等の外部装置から必要なプログラムやデータをダウンロードすることができる。
第2の通信機能は、例えば、赤外線通信機能やBluetooth(登録商標)に代表される無線通信機能である。第2の通信機能は、Felica(登録商標)通信機能であってもよい。
記憶部5は、制御部1が実行する各種の制御用プログラムやそれらプログラムを用いた制御に必要な固定的なデータを格納する。記憶部5には、電話帳情報等の個人情報も格納される。
SIMカード6は、ICカードであって、書き換え不可能な固有番号と携帯電話番号とが予め書き込まれている。SIMカード6は、スロットへの挿抜が可能であり、別の携帯電話機にて使用することもできる。
制御部1は、記憶部5に格納されているプログラムに従って動作するCPU(Central processing unit)よりなり、入力操作部3からの信号に応じて、必要な処理を実行し、また、表示部2や通信部4の各部の動作を制御する。ここで、必要な処理とは、個人情報の転送や表示に係るシークレット処理を含み、このシークレット処理を実行するためのシークレット機能として、制御部1は、シークレット転送処理部10、シークレット設定部11、シークレット格納処理部12およびシークレット表示処理部13を含む。シークレット処理は、プログラムにより提供することができる。
シークレット転送処理部10は、他の携帯電話機に個人情報を転送する旨の信号を入力操作部3から受信した場合に、通信部4の第2の通信機能を使用して個人情報の転送を行う。この個人情報の転送において、シークレット転送処理部10は、記憶部5に格納されている電話帳情報等の個人情報のシークレットのON/OFFの設定を確認する。
シークレットONが設定されている場合、シークレット転送処理部10は、転送先の携帯電話機が上記のシークレット機能を有しているか否かを確認し、転送先の携帯電話機が上記のシークレット機能を有している場合にのみ、個人情報をシークレットON/OFF設定情報とともに転送先へ転送させる(シークレット転送)。
転送先の携帯電話機がシークレット機能を有しているか否かの確認は、次のような手順で行うことができる。
まず、転送元が、シークレット機能確認要求を転送先に送信する。転送先は、転送元からのシークレット機能確認要求に応じて、自身がシークレット機能を有している場合は、シークレット機能対応である旨の応答を転送元へ送信し、自身がシークレット機能を有していない場合には、シークレット機能非対応である旨の応答を転送元へ送信する。
転送元は、応答がシークレット機能対応である場合は、転送先の携帯電話機がシークレット機能を有していると判定し、応答がシークレット機能非対応である場合は、転送先の携帯電話機がシークレット機能を有していないと判定する。
また、転送元は、シークレット機能確認要求の送信後、所定の時間を経過しても応答を受信することができなかった場合は、転送先の携帯電話機がシークレット機能を有していないと判定する。
転送先の携帯電話機がシークレット機能を有していない場合は、シークレット転送処理部10は、シークレットONの設定がなされた個人情報の転送先への送信は行わず、特定のメッセージ、例えば、転送先がシークレット機能に対応していない旨を示すメッセージを表示部2に表示させる。
シークレットOFFが設定されている個人情報については、シークレット転送処理部10は、転送先に対するシークレット機能の有無の確認は行わず、そのまま、個人情報を転送先へ転送させる(通常転送)。
シークレット設定部11は、入力操作部3からの信号に従って、記憶部5に格納されている個人情報に対するシークレットON/OFFの設定を行う。シークレットONを設定した場合において、シークレット設定部11は、個人情報それぞれについて、入力操作部3からの信号に従って、シークレットONを示すフラグの設定を行う。
例えば、複数のレコードを備え、それぞれのレコードに、氏名、住所、電話番号等のアドレス情報が格納される電話帳情報において、シークレット設定部11は、レコード毎に、シークレットONを示すフラグをユーザの操作に応じて設定する。
また、シークレット設定部11は、入力操作部3からの信号に従って、フラグが設定されたレコードに対して、例えば、「名前以外の個人情報は表示不可」といったシークレット表示制御情報を設定する。シークレット転送により、個人情報と一緒にシークレット表示制御情報が転送される。
シークレット格納処理部12は、転送元の携帯電話機から受信した個人情報の記憶部5への格納を制御する。
具体的には、シークレット格納処理部12は、転送元の携帯電話機から受信した個人情報が暗号化されているか否かを判定する。個人情報が暗号化されていない場合には、シークレット格納処理部12は、SIMカード6に保持されている電話番号をキーとして用いて個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部5に格納させる。
個人情報が暗号化されている場合には、シークレット格納処理部12は、SIMカード6に保持されている電話番号をキーとして用いて個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能であれば、個人情報を記憶部5に格納し、復号不可能であれば、個人情報を保存できない旨のメッセージを表示部2に表示させる。
個人情報を記憶部5に格納する場合に、シークレット表示制御情報が個人情報に付与されている場合には、シークレット格納処理部12は、個人情報と一緒にそのシークレット表示制御情報も記憶部5に格納する。また、個人情報を記憶部5に格納した場合に、各レコードに設定されたフラグもそのまま維持される。
シークレット表示処理部13は、入力操作部3からの信号に従って、記憶部5に格納されている個人情報を表示部2に表示させる。具体的には、シークレット表示処理部13は、フラグが設定された個人情報については、その個人情報に付与されているシークレット表示制御情報に基づく表示処理を行う。例えば、シークレット表示制御情報が「名前以外の個人情報は表示不可」といった情報である場合、シークレット表示処理部13は、名前はそのまま表示させ、名前以外の情報(非公開情報)は別の文字で置き換えて表示させる。ここで、別の文字は、例えば伏字である。
記憶部5に格納された個人情報のうち、SIMカード6に保持されている電話番号に基づく暗号化が施された個人情報を表示する際は、シークレット表示処理部13は、SIMカード6に保持されている電話番号を用いて個人情報を復号し、復号した個人情報について、その個人情報に付与されているシークレット表示制御情報に基づく表示処理を行う。
次に、本実施形態の端末装置の動作について具体的に説明する。
図2に、個人情報の転送処理の手順を示す。
ユーザが、入力操作部3にて個人情報を転送するための入力操作を行うと、入力操作部3が、その入力操作に応じた信号(転送指示)を制御部1に供給する(ステップS1)。
制御部1では、シークレット転送処理部11が、入力操作部3からの信号(転送指示)に応じて、記憶部5に格納されている個人情報について、シークレットONの設定がなされているか否かを確認する(ステップS2)。
シークレットONが設定されている場合は、シークレット転送処理部11は、転送先の端末装置に対してシークレット機能の有無を問い合わせ(ステップS3)、転送先の端末装置がシークレット機能を有しているか否かを確認する(ステップS4)。
転送先の端末装置がシークレット機能を有している場合は、シークレット転送処理部11は、通信部4にて、記憶部5に格納されている個人情報を転送先の端末装置へ送信させる(ステップS5)。
転送先の端末装置がシークレット機能を有していない場合は、シークレット転送処理部11は、個人情報の転送は行わず、例えば、図3に示すような、「転送相手がシークレット機能に対応していません」といったメッセージ7を表示部2に表示させる(ステップS6)。
図4に、転送元からの個人情報の格納処理の手順を示す。
通信部2が転送元の端末装置から個人情報を受信すると(ステップS7)、シークレット格納処理部12が、通信部2で受信した個人情報が暗号化済みか否かを判定する(ステップS8)。
個人情報が暗号化済みである場合は、シークレット格納処理部12は、SIMカード6に保持されている自端末の電話番号をキーとして用いて個人情報を復号できるか否かを確認する(ステップS9)。
復号可能であれば、シークレット格納処理部12は、個人情報を記憶部6に格納する(ステップS10)。復号不可能であれば、シークレット格納処理部12は、格納不可を示すメッセージ、例えば図5に示すような「転送元の電話番号と違うため保存できません」といったメッセージ8を表示部2にて表示させる(ステップS11)。
個人情報が暗号化済みでない場合は、シークレット格納処理部12は、SIMカード6に保持されている自端末の電話番号をキーとして用いて個人情報を暗号化する(ステップS12)。その後、ステップS10で、シークレット格納処理部12は、暗号化した個人情報を記憶部5に格納する。
図6に、個人情報の表示処理の手順を示す。
ユーザが、入力操作部3にて個人情報を表示するための入力操作を行うと、入力操作部3が、その入力操作に応じた信号(表示指示)を制御部1に供給する(ステップS21)。
制御部1では、シークレット表示処理部11が、入力操作部3からの信号(表示指示)に応じて、記憶部5に格納されている個人情報について、暗号化されているか否かを確認する(ステップS22)。
暗号化されている場合は、シークレット表示処理部11は、SIMカード6に保持されている自端末の電話番号をキーとして用いて個人情報を復号する(ステップS23)。
次いで、シークレット表示処理部11は、復号した個人情報について、フラグが設定されているか否かを判定する(ステップS24)。
フラグが設定されていれば、シークレット表示処理部11は、復号した個人情報に付与されているシークレット表示制御情報に従って、個人情報を表示部2にて表示させる(ステップS25)。例えば、図7に示すように、氏名のみを表示、それ以外の情報(電話番号等の非公開情報)については、伏字により表示する。
ステップS22で、暗号化されていないと判定した場合、または、ステップS24でフラグ設定されていないと判定した場合は、シークレット表示処理部11は、個人情報をそのまま表示部2にて表示させる(ステップS26)。
なお、ステップS23において、SIMカード6が挿入されていない場合、または、電話番号が異なる別のSIMカードが挿入されている場合は、シークレット表示処理部11は、個人情報を復号することができないため、図8に示すような通信不可を示すメッセージを表示部2に表示させる。
以上説明した本実施形態の携帯電話機によれば、以下のような効果を奏する。以下では、第1乃至第4の利用形態を挙げ、それぞれの利用形態における動作とともに効果を説明する。
(1)第1の利用形態:
第1の利用形態では、図9に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機20、30を利用する。SIMカード21には、携帯電話機20の電話番号が格納され、SIMカード31には、携帯電話機30の電話番号が格納されている。
第1の利用形態では、図9に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機20、30を利用する。SIMカード21には、携帯電話機20の電話番号が格納され、SIMカード31には、携帯電話機30の電話番号が格納されている。
赤外線通信により、携帯電話機20から携帯電話機30へ、携帯電話機20の電話番号情報(氏名、電話番号等)を転送する(図2のステップS1〜S5の処理)。
携帯電話機30では、携帯電話機20から転送された電話番号情報が、SIMカード31に格納されている携帯電話機30の電話番号に基づいて暗号化され、暗号化された電話番号情報が記憶部に格納される(図4のステップS7、S12、S10の処理)。
携帯電話機30にて、記憶部に格納された暗号化した電話番号情報を、SIMカード31に格納されている携帯電話機30の電話番号に基づいて復号し、復号した電話番号情報のうち、氏名についてはそのまま表示させ、氏名以外の非公開情報(電話番号等)については伏字で表示する(図7)。
上記の表示によれば、非公開情報(電話番号等)は伏字により表示されるので、第三者が、携帯電話機30の表示から、携帯電話機20から転送された非公開情報(電話番号等)を取得することは困難である。
(2)第2の利用形態:
第2の利用形態は、図10に示すように、携帯電話機30からSIMカード31を抜去した形態である。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
第2の利用形態は、図10に示すように、携帯電話機30からSIMカード31を抜去した形態である。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
携帯電話機30にて、個人情報を表示するための入力操作が行われても、SIMカード31が挿入されていないため、記憶部に格納された暗号化した電話番号情報を復号することができない。よって、図8に示したような通信不可を示すメッセージが表示される。
上記の表示によれば、携帯電話機20から転送された電話番号情報は何も表示されないので、第三者が、携帯電話機30の表示から、携帯電話機20から転送された非公開情報(電話番号等)を取得することは困難である。
(3)第3の利用形態:
第3の利用形態では、図11に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機30、40を利用する。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
第3の利用形態では、図11に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機30、40を利用する。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
携帯電話機30からSIMカード31を抜去し、そのSIMカード31を携帯電話機40に挿入する。その後、赤外線通信により、携帯電話機30から携帯電話機40へ、携帯電話機20の電話番号情報(SIMカード31の電話番号で暗号化されている)を転送する(図2のステップS1〜S5の処理)。
携帯電話機40では、携帯電話機30から転送された携帯電話機20の電話番号情報はすでに暗号化されているため、そのまま記憶部に格納される(図4のステップS7〜S10の処理)。
携帯電話機40にて、記憶部に格納された暗号化した電話番号情報を、SIMカード31に格納されている電話番号に基づいて復号し、復号した電話番号情報のうち、氏名についてはそのまま表示させ、氏名以外の非公開情報(電話番号等)については伏字で表示する(図7)。
上記の表示によれば、非公開情報(電話番号等)は伏字により表示されるので、第三者が、携帯電話機40の表示から、携帯電話機20の電話番号等の非公開情報を取得することは困難である。
また、携帯電話機20の電話番号情報を、携帯電話機30から携帯電話機40へ転送して利用することができるので、利便性が向上する。
(4)第4の利用形態:
第3の利用形態では、図12に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機30、40を利用する。SIMカード41には、携帯電話機40の電話番号が格納されている。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
第3の利用形態では、図12に示すように、それぞれが図1に示した構成を備えた2台の携帯電話機30、40を利用する。SIMカード41には、携帯電話機40の電話番号が格納されている。ここで、携帯電話機30は、第1の利用形態で携帯電話機20から転送された電話番号情報を暗号化して格納しているものとする。
赤外線通信により、携帯電話機30から携帯電話機40へ、携帯電話機20の電話番号情報(SIMカード31の電話番号で暗号化されている)を転送する(図2のステップS1〜S5の処理)。
携帯電話機40では、携帯電話機30から転送された携帯電話機20の電話番号情報(暗号化済み)をSIMカード41に格納された電話番号で復号することができないため、図5に示したメッセージが表示される(図4のステップS7〜S9、S11の処理)。
上記の処理によれば、携帯電話機20の電話番号情報は、SIMカード31以外のSIMカードを利用する携帯電話機へ転送して利用することは困難である。すなわち、第三者は、SIMカード31を取得しない限り、携帯電話機20の電話番号情報を利用することはできない。
以上説明した本実施形態によれば、特許文献1に記載のものと比較して、高いセキュリティを維持しつつ、利便性を高めることができるという効果を奏する。
本実施形態の携帯電話機において、個人情報の暗号/復号のキーとして、電話番号を用いているが、本発明は、そのような構成に限定されない。暗号/復号のキーは、SIMカードに保持された固有情報またはそれに対応する識別情報であってもよい。
本発明は、携帯電話機以外のもの、例えば、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants)、ゲーム機、デジタルオーディオビジュアル機などにも適用することができる。
1 制御部
2 表示部
3 入力操作部
4 通信部
5 記憶部
6 SIMカード
10 シークレット転送処理部
11 シークレット設定部
12 シークレット格納処理部
13 シークレット表示処理部
2 表示部
3 入力操作部
4 通信部
5 記憶部
6 SIMカード
10 シークレット転送処理部
11 シークレット設定部
12 シークレット格納処理部
13 シークレット表示処理部
Claims (8)
- 情報を表示する表示部と、
情報を記憶する記憶部と、
外部端末との間で相互通信が可能な通信部と、
特定情報が格納された、挿抜可能なICカードと、
前記通信部を介して前記外部端末から個人情報を受信し、該個人情報を処理する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記個人情報が暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を前記記憶部に格納させ、暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、端末装置。 - 前記制御部は、前記外部端末から受信した前記個人情報が暗号化されておらず、前記特定情報での復号が不可能である場合には、前記個人情報を保存できない旨のメッセージを前記表示部に表示させる、請求項1に記載の端末装置。
- 前記制御部は、前記記憶部に格納された前記暗号化した個人情報を、前記通信部を介して他の外部端末へ送信する、請求項1または2に記載の端末装置。
- 前記個人情報は、非公開情報を含み、
前記制御部は、前記記憶部に格納された前記暗号化した個人情報を前記表示部に表示させる際は、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて該個人情報を復号し、該復号した個人情報のうち、前記非公開情報については、別の文字で置き換えて表示させ、前記非公開情報以外の情報については、そのまま表示させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。 - 前記個人情報は、ユーザの氏名と該ユーザが所有している端末装置の電話番号とを少なくとも含み、該電話番号が前記非公開情報である、請求項4に記載の端末装置。
- 前記特定情報が、当該端末装置の電話番号である、請求項1から5のいずれか1項に記載の端末装置。
- 特定情報が格納された挿抜可能なICカードを備えた端末装置にて行われる情報処理方法であって、
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定し、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させ、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する、情報処理方法。 - 特定情報が格納された挿抜可能なICカードを備えた端末装置のコンピュータに、
外部端末から個人情報を受信し、該個人情報が暗号化されているか否かを判定する処理と、
暗号化されていない場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を暗号化し、該暗号化した個人情報を記憶部に格納させる処理と、
暗号化されている場合には、前記ICカードに保持されている前記特定情報を用いて前記個人情報を復号できるか否かを判定し、復号可能な場合にのみ、前記個人情報を前記記憶部に格納する処理と、を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2012117595A JP2013246477A (ja) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | 端末装置、情報処理方法およびプログラム |
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JP2012117595A JP2013246477A (ja) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | 端末装置、情報処理方法およびプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016521533A (ja) * | 2014-04-30 | 2016-07-21 | シャオミ・インコーポレイテッド | 音声サービスでの情報送信方法、装置、プログラム、及び記録媒体 |
US9667784B2 (en) | 2014-04-30 | 2017-05-30 | Xiaomi Inc. | Methods and devices for providing information in voice service |
-
2012
- 2012-05-23 JP JP2012117595A patent/JP2013246477A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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