JP2013246335A - 駆動機構 - Google Patents

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泰啓 本多
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Abstract

【課題】機構の大型化を招くことなく、形状記憶合金線の劣化を抑制することを可能とする駆動機構を提供する。
【解決手段】この駆動機構は、温度検出部500により得られる温度情報に基づき、駆動部材130の使用する変態領域を決定し、駆動部材130への通電制御を行なって、駆動部材130の変位量の制御を行なう。
【選択図】図1

Description

この発明は、駆動機構に関する。
携帯電話、スマートフォンなどの携帯型端末機器に内蔵されるマイクロカメラユニット(MCU)は、現在数多く生産されている。マイクロカメラユニットの高画素化が進むとともに、マイクロカメラユニットは、デジタルカメラに置き換わるための機能を備えつつある。
光学ズーム等のレンズ群を大きく動かす必要がある機能は、移動機構を含めてレンズユニットが大型化してしまう。したがって、高機能化が進んだマイクロカメラユニットを携帯型端末機器に内蔵する場合、携帯型端末機器が大型化する。
マイクロカメラユニットに、温度変化による伸縮を駆動原理とした駆動機構として、Ni−Ti等の形状記憶合金(形状記憶合金線:Shape Memory Alloy)を線材に加工した駆動部材(形状記憶合金線)を用いる技術が、特開2007−163662号公報(特許文献1)、特開平3−294666号公報(特許文献2)、および特表2010−515983号公報(特許文献3)に開示されている。
形状記憶合金線を駆動部材として用いた駆動機構は、小型、大出力、低コストを実現できることから、マイクロカメラユニット用の駆動機構として期待されている。
特開2007−163662号公報 特開平3−294666号公報 特表2010−515983号公報
特許文献1に開示される駆動機構は、駆動部材としての形状記憶合金線が伸縮を繰り返して可動部を所定方向に搬送する、いわゆるインチワーム機構である。既存のステッピングモーターと比較して小型化を実現し、マイクロカメラユニット用の駆動機構としては適したものとなっている。
特許文献1に開示される駆動機構は、形状記憶合金線を伸縮させるための加熱(収縮)/冷却(伸張)サイクルの冷却側は、周囲環境への自然放熱となっている。そのため、環境温度が高温となった場合には、形状記憶合金線の放熱に時間がかかり、駆動機構における駆動速度が低下する。また、形状記憶合金線の変態領域の全領域を用いて加熱/冷却サイクルを行なっていることから、形状記憶合金線の劣化についても課題が生じる。
特許文献2に開示されるインチワーム機構は、形状記憶合金線の冷却方法として、油冷、強制空冷、ペルチェ素子などを用いることが記載されている、しかし、いずれも機構の大型化、コストの増加を招く課題を有する。
特許文献3に開示されるタッチセンサは、形状記憶合金線を用いた触覚フィードバック機能付きタッチセンサが開示されている。このタッチセンサにおいては、形状記憶合金線の伸縮による振動を、人体への触覚フィードバックとして伝えることができる構成が採用されている。
このタッチセンサにおいても、形状記憶合金線の加熱/冷却サイクルの冷却側は、周囲環境への自然放熱となっているため、環境温度が高い場合には、形状記憶合金線の放熱に時間がかかり、加熱/冷却サイクルの速度が低下する。また、形状記憶合金線の変態領域の全領域を用いて加熱/冷却サイクルを行なっていることから、形状記憶合金線の劣化についても課題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、機構の大型化を招くことなく、形状記憶合金線の劣化を抑制することを可能とする駆動機構を提供することにある。
この発明に基づいた駆動機構においては、固定部と、所定方向に沿って往復移動可能に上記固定部に支持される変位部と、一端が上記固定部に連結され、他端が上記変位部に連結され、通電加熱により収縮する形状記憶合金線を用いた駆動部材と、上記駆動部材の収縮方向に対抗するように設けられ、一端が上記固定部に連結され、他端が上記変位部に連結されるバイアス部と、上記駆動部材の周囲温度を検出する温度検出部と、上記温度検出部により得られた温度情報に基づき、上記駆動部材の通電制御を行なう制御部とを備える。
上記制御部は、上記温度検出部により得られる温度情報に基づき、上記駆動部材の使用する変態領域の範囲を決定し、上記駆動部材への通電制御を行なって、上記駆動部材の変位量の制御を行なう。
他の形態においては、上記温度検出部は、上記周囲温度と、上記周囲温度における上記形状記憶合金線の物理特性との関係から、上記駆動部材の上記周囲温度を検出する。
他の形態においては、上記温度検出部は、上記駆動部材の上記物理特性として抵抗値を検出する抵抗値検出部と、予め上記駆動部材の抵抗値と上記駆動部材の温度との関係を記憶する記憶部と有し、上記温度検出部は、上記抵抗値検出部により得られた上記抵抗値と、上記記憶部から上記駆動部材の上記抵抗値に対応する温度を参照して、当該温度を上記周囲温度として検出する。
他の形態においては、上記駆動部材の抵抗値を検出する抵抗値検出部と、予め上記駆動部材の変態領域と抵抗値との関係を記憶する制御部とを有し、上記制御部は、上記抵抗値検出部により得られる抵抗値情報に基づき、上記駆動部材の変態領域を判断して、上記駆動部材の変態領域の一部を用いるように、上記駆動部材への通電制御を行なって、上記駆動部材の伸縮の変位量の制御を行なう。
他の形態においては、上記駆動部材の変態領域は、上記駆動部材の低温時変態領域と、上記低温時変態領域よりも高温側に位置する高温時変態領域とに分けられ、上記制御部は、上記温度検出部から得られた上記温度情報が所定温度よりも低い場合には、上記低温時変態領域を用いるように上記駆動部材への通電制御を行ない、上記温度検出部から得られた上記温度情報が、上記所定温度を超える場合には、上記高温時変態領域を用いるように上記駆動部材への通電制御を行なう。
他の形態においては、上記固定部に対して移動可能な可動部と、上記変位部に設けられ、上記可動部との連結状態および非連結状態の選択が可能なクランプ部とをさらに備え、上記変位部は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動するように、上記制御部により制御され、上記第1の位置において、上記クランプ部が上記可動部と連結状態となり、上記クランプ部が上記可動部に連結した状態において、上記変位部は、上記第2の位置まで移動するように、上記制御部により制御され、その後、上記クランプ部が上記可動部と非連結状態になり、上記変位部のみが上記第2の位置から上記第1の位置まで戻り、その後、上記変位部と上記可動部との連結状態および非連結状態とが繰り返し実行されることで、上記可動部が上記所定方向に沿って移動させられる。
他の形態においては、上記固定部は、上記変位部、上記駆動部材、および上記バイアス部を内部に収容する箱状筺体である。
他の形態においては、上記変位部は、上記所定方向に沿って延び、一端が上記箱状筺体の内部から外部に突出するプレート部材を含み、上記駆動部材の変位量に応じて、上記プレート部材の上記箱状筺体の外表面からの上記プレート部材の突出量が変化する。
本発明によれば、機構の大型化を招くことなく、形状記憶合金線の劣化を抑制することを可能とする駆動機構を提供する。
実施の形態1におけるレンズ駆動装置の構成を示す図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置の駆動動作を示す第1図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置の駆動動作を示す第2図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置の駆動動作を示す第3図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置の駆動動作を示す第4図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の温度と変位との関係を示す特性図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の温度と変位との関係を示す特性図である、使用変位領域を説明する図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の応答速度変化を説明する第1図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の応答速度変化を説明する第2図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の応答速度変化を説明する第3図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の応答速度変化を説明する第4図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置の制御回路のブロック図である。 実施の形態1におけるレンズ駆動装置に用いられる形状記憶合金線の変位と抵抗値特性との関係を示す特性図である。 実施の形態2における駆動機構の構成を示す図である。 実施の形態3における駆動機構の構成を示す図である。
本発明に基づいた各実施の形態における駆動機構について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。また、各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(実施の形態1)
図1を参照して、実施の形態1におけるマイクロカメラのレンズ駆動装置について説明する。このレンズ駆動装置は、本発明に基づいた駆動機構が採用されている。図1は、実施の形態1におけるレンズ駆動装置の構成を示す図である。
レンズ駆動装置100は、固定部110を有する。この固定部110は、第1側壁部101と、この第1側壁部101の両端部において、第1側壁部101から略垂直方向に延びる第2側壁部102および第3側壁部103を有する。第2側壁部102の壁面と、第3側壁部103の壁面とは相互に対向することとなる。
レンズ駆動装置100は、所定方向S(図1中においては上下方向)に沿って往復移動するように固定部110に支持される変位部120を有する。具体的には、一端が第2側壁部102の壁面に連結され、他端が変位部120に連結される形状記憶合金線を用いた駆動部材130と、この駆動部材130の収縮方向(S方向)に対抗するように設けられ、一端が第3側壁部103の壁面に連結され、他端が変位部120に連結されるバイアス部140とにより、変位部120は、固定部110に支持される。
駆動部材130に用いる形状記憶合金線は、Ni−TiまたはNi−Ti−CuなどのNi−Ti系合金である。Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、低温で弾性係数が低い状態(マルテンサイト相)となり、所定の張力を与えることで伸張する性質を有している。
また、Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、通電により発熱し変態温度を超えることにより相変態し、弾性係数が高い状態(オーステナイト相:母相)に移行して、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る性質を有している。形状記憶合金線の直径は、約30μmから約100μmである。
バイアス部140には、コイルばねが用いられている。なお、駆動部材130に対して張力を与える部材であればコイルばねに限定されない。駆動部材130と同様に、バイアス部140に形状記憶合金線を用いてもよい。
駆動部材130は記憶形状からバイアス部140によって引き伸ばされており、駆動部材130に通電することでジュール熱が発生し、駆動部材130自体の温度が上がり、駆動部材130の記憶形状に戻ることで、駆動部材130はその長さが収縮する動作をする。また、通電を遮断すると周囲環境への放熱により、駆動部材130の温度が下がることで、再び駆動部材130は、記憶形状からバイアス部140によって引き伸ばされた形状に変化する。
固定部110に対して変位部120の往復移動方向(図中S)と同じ方向に移動可能な可動部160と、変位部120に設けられ、可動部160との連結状態および非連結状態の選択が可能なクランプ部150を有する。
可動部160は、往復移動方向(図中S)に沿って延びる第1可動壁161と、この第1可動壁161から垂直方向に延びる第2可動壁162とを有する。第2可動壁162には、レンズ170が組み込まれている。可動部160は、第1可動壁161に設けられた支持ローラ163により往復移動方向(図中S)に沿って移動可能なように保持されている。
クランプ部150には、電磁力、静電力、摩擦力等の様々な公知の着脱機構を採用することができる。本実施の形態では一例として、電磁力を用いた着脱機構を採用している。
第1側壁部101の内部には、駆動部材130の周囲の温度を検出する手段として、温度検出部500が設けられている。温度検出部500から得られる駆動部材130の周囲の温度情報は、演算部30に入力される。
また、駆動部材130の通電状態および非通電状態の制御、クランプ部150による可動部160との連結状態および非連結状態の制御は、制御部10において実行される。
本実施の形態において、レンズ170の直径は、約5mm〜10mm程度であり、レンズ駆動装置100(固定部110)の高さは、約10mm〜20mm程度である。
(駆動制御)
次に、上記構成を有するレンズ駆動装置100の駆動制御について、図2から図5を参照して説明する。図2から図5は、本実施の形態におけるレンズ駆動装置100の駆動動作を示す第1図から第4図である。なお、クランプ部150の可動部160との連結状態および非連結状態の制御、および、可動部160への通電状態および非通電状態の制御は、後述する制御部において実行される。
図2は、クランプ部150は可動部160に対して連結状態である。駆動部材130は非通電状態である。したがって、駆動部材130は、バイアス部140によって引き伸ばされた状態である。この変位部120の位置を第1の位置(基準位置)とする。
図3は、クランプ部150は可動部160に対して連結状態であるとともに、駆動部材130は通電状態である。駆動部材130に通電されることで、形状記憶合金線が収縮し、変位部120はバイアス部140の張力に対向して、第2側壁部102の壁面側に所定距離移動する。この変位部120の位置を第2の位置とする。
図4および図5は、クランプ部150は可動部160に対して非連結状態である。駆動部材130は非通電状態である。可動部160は、第1可動壁161が支持ローラ163により保持されおり、移動後の位置は変化しない。駆動部材130への通電を遮断することで、周囲環境への放熱により、駆動部材130の温度が下がる。
その結果、図5に示すように、駆動部材130は冷却によって、記憶形状からバイアス部140によって引き伸ばされる。これにより、変位部120は、第3側壁部103の壁面側に移動し、第1の位置にまで戻る。
再び、図2から図5に示すサイクルを繰り返すことで、変位部120は第1の位置と第2の位置と間の往復運動を行なう。その結果、レンズ170が組み込まれた可動部160は、変位部120の変位を蓄積する形で、第2側壁部102の壁面側に所定距離移動する。なお、図2から図5のサイクルを逆サイクルとすることで、可動部160を、第2側壁部102とは反対の第3側壁部103の壁面側に移動させることができる。
このように、レンズ駆動装置100においては、クランプ部150の可動部160への連結状態と非連結状態との切換え、および、駆動部材130への通電状態と非通電状態との切換えを制御することで、いわゆるインチワーム機構により、レンズ170の位置制御を行なうことを可能としている。
(形状記憶合金線の変態領域およびその使用変位領域)
ここで、図6および図7を参照して、駆動部材130として用いた形状記憶合金線の変態領域およびその使用変位領域について説明する。図6は、形状記憶合金線の変態領域として、形状記憶合金線の温度と変位との関係を示す特性図、図7は、形状記憶合金線の温度と変位との関係を示す特性図であり、使用変位領域を説明する図である。
図6を参照して、形状記憶合金線の変態領域について説明する。上記したように、本実施の形態において駆動部材130として用いる形状記憶合金線は、Ni−TiまたはNi−Ti−CuなどのNi−Ti系合金である。Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、低温で弾性係数が低い状態(マルテンサイト相)となり、所定の張力を与えることで伸張する性質を有している。
また、Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、通電により発熱し変態温度を超えることにより相変態し、弾性係数が高い状態(オーステナイト相:母相)に移行して、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る性質を有している。
具体的には、図6に示すように、低温相(マルテンサイト相)から高温相(オーステナイト相)に変態を開始するAs点を超えると、形状記憶合金線が記憶形状になるように収縮(歪が拡大)する。高温相への変態を終了するのがAf点である。
逆の過程では、高温相から低温相への変態を開始するMs点を超えると、形状記憶合金線がバイアス部140の張力により伸長する。低温相への変態を終了するのがMf点である。
変態温度は形状記憶合金線の組成や加工条件、トレーニング条件等により変化するが、図6に示すように、温度上昇過程と温度低下過程での特性曲線はヒステリシスをもっており、たとえば、As:80℃、Af:90℃、Ms:70℃、Mf:60℃のような温度となっている。
一方、図7は本実施の形態における形状記憶合金線の温度と歪みの使用領域を示す説明図である。本実施の形態におけるレンズ駆動装置100においては、図6に示した形状記憶合金線の変態領域(温度および歪)をすべて使用して形状記憶合金線を伸縮させずに、形状記憶合金線の変態領域の一部を用いるように使用範囲を決定して、伸縮の変位量の制御を行なう。
たとえば、図7に示すように、形状記憶合金線の変態領域を、低温時変態領域Iと、低温時変態領域Iよりも高温側に位置する高温時変態領域IIとに分ける。低温時変態領域Iは、使用温度幅(i)および使用歪幅(i)で規定される領域であり、高温時変態領域IIは、使用温度幅(ii)および使用歪幅(ii)で規定される領域である。使用温度幅(i)は約25℃、使用温度幅(ii)は約25℃である。使用歪幅(i)および使用歪幅(ii)はいずれも約2%である。
本実施の形態においては、室温が20度から25度を想定している場合において、形状記憶合金線の周囲の環境温度が約55度(Mf点温度−5度)よりも低い場合には、低温時変態領域Iを用いて、形状記憶合金線の加熱/冷却サイクルを実施するように、形状記憶合金線への通電制御を行なう。また、形状記憶合金線の周囲の環境温度が約55度を超える場合には、高温時変態領域IIを用いて、形状記憶合金線の加熱/冷却サイクルを実施するように、形状記憶合金線への通電制御を行なう。
図6で示した、形状記憶合金線の歪み率は、変態領域の全体を用いた場合には、約5%程度であり、変態領域の全てを使って繰り返し動作させることは、機械的ストレスが大きく形状記憶合金線材の劣化を早めることになる。
繰り返し動作による劣化を抑制するためには、形状記憶合金線の使用温度範囲を低くするとともに、歪みの使用幅を小さく(2%以下に)することが望ましい。したがって、可能な限り低温時変態領域Iで形状記憶合金線を使用することが望ましい。しかし、形状記憶合金線の環境温度が高い場合には、後述するように応答速度が遅くなる問題が発生するため、高温時変態領域IIの領域を使用する。
このように本実施の形態におけるレンズ駆動装置100においては、形状記憶合金線の変態領域の使用範囲を決定し(一部を用いる)、形状記憶合金線の周囲の温度に基づき、低温時変態領域Iおよび高温時変態領域IIの使い分けを行なうことで、別途冷却機構の付加を必要としないために機構の大型化を招くことなく、形状記憶合金線の劣化を抑制することを可能としている。また、形状記憶合金線の応答速度の向上も図っている。
(形状記憶合金線の冷却時の応答速度)
図8から図11を参照して、形状記憶合金線の冷却時の応答速度について説明する。図8から図11は、形状記憶合金線の応答速度変化を説明する第1図から第4図である。
図8に示すように、環境温度が低い場合(本実施の形態では、約55℃以下)には低温時変態領域Iを使用することで、短時間に形状記憶合金線を冷却することができる。その結果、形状記憶合金線の伸張に要する応答速度を高めることができる。
図9に示すように、環境温度が低い場合に、高温時変態領域IIを用いた場合でも、加熱速度は遅くなるが、図8の場合と同様に、形状記憶合金線の伸張に要する応答速度を高めることができる。なお、加熱速度に関しては、形状記憶合金への通電量を増加させることで、容易に加熱速度を向上させることはできる。
図10に示すように、環境温度が高い場合(本実施の形態では、約55℃以上)には低温時変態領域Iを使用した場合でも、形状記憶合金線を冷却するための放熱時間が大きくなる。その結果、形状記憶合金線の伸張に要する応答速度は低くなる。
図11に示すように、環境温度が高い場合、高温時変態領域IIを用いた場合には、加熱速度は遅くなるが、図10と比較した場合に、形状記憶合金線を冷却するための放熱時間を短くすることができる。その結果、形状記憶合金線の伸張に要する応答速度を改善することができる。
形状記憶合金線と周囲環境の間の熱抵抗をθとしたとき、単位時間に移動する熱量Wは、次の式(1)で表すことができる。W=θ×[Tsma−Ta]・・・(式1)W:単位時間に移動する熱量、Tsma:形状記憶合金線温度、Ta:環境温度。
(式1)より、形状記憶合金線と環境温度との温度差に比例して、熱量の移動つまり放熱されることがわかる。
したがって、たとえば、形状記憶合金線と環境温度との温度差が2倍になれば、熱量(W)の移動も2倍となり、温度下降をグラフで表すと曲線の傾きが2倍となる。このように形状記憶合金線と環境温度との温度差が大きければ放熱効率が高くなり、逆に形状記憶合金線が環境温度に近づくほど、放熱効率が低下する。
したがって、図10に示したように、環境温度が高温の場合に低温時変態領域Iを使用すると、放熱に長い時間がかかり、形状記憶合金線の伸張に要する応答速度が遅くなる結果となっている。しかし、環境温度が高温の場合に高温時変態領域IIを使用することで、駆動部材130の伸張に要する応答速度を改善することが可能である。
たとえば、形状記憶合金線の放熱過程の平均的な温度と環境温度との温度差が、低温時変態領域Iで5℃であり、高温時変態領域IIで10℃であれば、高温時変態領域IIを用いることで、2倍の放熱効率を得ることができる。
したがって、形状記憶合金線の状態を検出する一例として、形状記憶合金線の周囲の温度を用いた場合には、形状記憶合金線の周囲の温度が所定温度よりも低い場合には、低温時変態領域Iを用いるように駆動部材130への通電制御を行ない、形状記憶合金線の周囲の温度が所定温度よりも高い場合には、高温時変態領域IIを用いるように駆動部材130への通電制御を行なうことで、駆動部材130の冷却時における駆動部材130の伸張に要する応答速度の改善を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、形状記憶合金線の周囲の温度を検出する手段として、第1側壁部101の内部に設けた温度検出部500から得られる温度情報を用いた場合について説明しているが、この手段に限定されない。
(形状記憶合金線の周囲の温度を検出する他の手段)
形状記憶合金線の周囲の温度を検出する他の手段について、図12を参照して説明する。図12は、レンズ駆動装置の制御回路のブロック図であり、形状記憶合金線の抵抗値を利用して温度検出を行なうものである。
駆動部材130の両端の電圧が抵抗値検出部40に入力され抵抗値が検出される。比較部20の入力の一つには、抵抗値検出部40から検出抵抗値が入力される。比較部20のもう一つの入力には、外部からのコマンドを受けて、制御部(マイコン)10から指示値が入力される。具体的な指示値としては、予め測定された、駆動部材130の抵抗値と温度との関係が挙げられる。
また、制御部10には抵抗値検出部40から検出抵抗値も入力されている。比較部20は、この2つの入力値を比較した結果を、演算部30に出力する。制御部10では、形状記憶合金線の抵抗値を利用して、形状記憶合金線の周囲の温度を検出し、この周囲温度の結果に基づいて指示値を決定し、比較部20が検出抵抗値と指示値とを比較した結果に基づき、演算部30からトランジスタ50に対し通電制御値信号が出力される。
トランジスタ50は形状記憶合金線の通電量制御を行なう。演算部30の出力に応じて、検出抵抗値が一致するように演算部30によりフィードバック制御(サーボ制御)される。トランジスタ50から駆動部材130に通電され、駆動部材130は、ジュール熱により加熱される。
なお、抵抗値検出の方法は、たとえばトランジスタより定電流を通電して、そのときの形状記憶合金線の両端電圧からオームの法則により簡易に求めることができる。なお、図12中には定電流回路や、検出タイミング回路は省略している。
この制御回路により、制御部10は形状記憶合金線の抵抗値を検出し、環境温度を判断して形状記憶合金線の変態領域の使用範囲を決める。そして、使用範囲に応じた指示値を出力し、目標の抵抗値になるように通電が制御されることになる。
また、図13に、駆動部材130の歪み(変位)と抵抗値特性との関係を示す。図6に示した図と比較して、ヒステリシスが小さく、駆動部材130の変態領域の判断指標として優れることがわかる。
したがって、たとえば、図12において示した、駆動部材130の抵抗値を検出する抵抗値検出部40を用い、予め駆動部材130の変態領域と抵抗値との関係を制御部10に記憶しておくとよい。制御部10は、抵抗値検出部40により得られる抵抗値情報に基づき、駆動部材130の変態領域をより確実に判断して、駆動部材130の低温時変態領域Iおよび高温時変態領域IIのいずれかの領域を用いるように、駆動部材130への通電制御を行なって、駆動部材130の伸縮の変位量の制御をより適正に行なうことができる。
以上、本実施の形態におけるレンズ駆動装置100によれば、駆動部材130を駆動源とし、固定部110に対して往復移動可能な変位部120と、変位部120に接続され、収縮方向に対抗するバイアス力を与えられた駆動部材130と、周囲の環境温度を検出できる温度検出部500と、駆動部材130に通電加熱できるように接続された制御部10とを備え、環境温度が高い場合には低い場合よりも、駆動部材130の変態領域を高温側で使用するように、通電制御している。
これにより、高温環境下での速度低下を改善することができ、また低温環境下では駆動部材130に与える機械的ストレスを緩和して、長期間の使用による駆動部材130の耐久劣化を抑制する。
また、固定部110に対して相対移動可能な可動部160と、変位部120に設けられ、可動部160との連結を脱着できるクランプ部150を有し、クランプ部150の脱着と、変位部120の移動を繰り返す、いわゆるインチワーム機構を実現させることで、変位を蓄積して可動部160を大きく移動させることができる。
(実施の形態2)
次に、図14を参照して、本発明に基づいた実施の形態における駆動機構200について説明する。図14は、本実施の形態における駆動機構200の構成を示す図である。なお、形状記憶合金線に対する駆動制御は、上記実施の形態1と同じであるため、重複する説明は繰り返さないこととし、駆動機構200の構成についてのみ説明する。
この駆動機構200は、固定部210を有する。この固定部210は、箱状筺体であり、第1側壁部211と、この第1側壁部211の両端部において、第1側壁部211から略垂直方向に延びる第2側壁部212および第3側壁部213を有する。第2側壁部212の壁面と、第3側壁部213の壁面とは相互に対向することとなる。
駆動機構200は、所定方向S(図14中においては上下方向)に沿って往復移動するように固定部110に支持される変位部220を有する。具体的には、一端が第2側壁部212の壁面に連結され、他端が変位部220に連結される形状記憶合金線を用いた駆動部材230と、この駆動部材230の収縮方向(S方向)に対抗するように設けられ、一端が第2側壁部213の壁面に連結され、他端が変位部220に連結されるバイアス部240とにより、変位部220は、固定部210に支持される。
駆動部材230に用いる形状記憶合金線は、上記実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説明は繰り返さない。
また、本実施の形態においては、変位部220に、駆動部材230の収縮方向(S方向)に沿って延び、一端が箱状筺体の固定部210の内部から外部に突出するプレート部材260が設けられている。
プレート部材260は、駆動部材230の収縮方向に沿って延びる一対の側壁部262と、一対の側壁部262を連結する連結部261とを有している。固定部210の第2側壁部212には、開口部212hが設けられ、プレート部材260の側壁部262が、開口部212hを貫通している。
本実施の形態において、駆動機構200の外形寸法は、高さ約10mm〜20mm程度、幅約5mm〜10mm程度であり、奥行き約5mm〜10mm程度である。
上記構成からなる駆動機構200によれば、実施の形態1に示した形状記憶合金と同様にして、形状記憶合金の収縮および伸張を繰り返し実施することで、固定部210に対して、固定部210から突出したプレート部材260の連結部261を図中の矢印S方向に沿って往復移動させることができる。
これにより、変位部220の変位または振動を、連結部261を用いて駆動機構200の外部に伝えることが可能となる。これにより、本実施の形態における駆動機構200を触覚インタフェースとして用いることができる。
(実施の形態3)
次に、図15を参照して、本発明に基づいた実施の形態における駆動機構300について説明する。図15は、本実施の形態における駆動機構300の構成を示す図である。なお、形状記憶合金線に対する駆動制御は、上記実施の形態1と同じであるため、重複する説明は繰り返さないこととし、駆動機構300の構成についてのみ説明する。
この駆動機構300は、固定部310を有する。この固定部310は、箱状筺体であり、第1側壁部311と、この第1側壁部311の両端部において、第1側壁部311から略垂直方向に延びる第2側壁部312および第3側壁部313を有する。第2側壁部312の壁面と、第3側壁部313の壁面とは相互に対向することとなる。
駆動機構300は、所定方向S(図15中においては上下方向)に沿って往復移動に固定部310に支持される変位部320を有する。具体的には、一端が第2側壁部312の壁面に連結され、他端が変位部320に連結される形状記憶合金線を用いた駆動部材330と、この駆動部材330の収縮方向(S方向)に対抗するように設けられ、一端が第2側壁部313の壁面に連結され、他端が変位部320に連結されるバイアス部340とにより、変位部320は、固定部310に支持される。
駆動部材330に用いる形状記憶合金線は、上記実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説明は繰り返さない。
また、本実施の形態においては、変位部320には、おもり361,362が取り付けられている。
本実施の形態において、駆動機構300の外形寸法は、高さ約10mm〜20mm程度、幅約5mm〜10mm程度であり、奥行き約5mm〜10mm程度である。
上記構成からなる駆動機構300によれば、実施の形態1に示した形状記憶合金と同様にして、駆動部材330の収縮および伸張を繰り返し実施することで、固定部310に対して、変位部320を図中の矢印S方向に沿って往復移動させることができる。
ここで、変位部320にはおもり361,362が取り付けられていることから、変位部の質量が大きくなっている。この駆動機構300で変位部320が往復移動を行なうと、おもり361,362の慣性による反作用がバイアス部340と駆動部材330を介して固定部310に伝達され、駆動機構300の全体が振動することになる。このような形態の駆動機構300でも触覚フィードバックまたは振動モーターとして応用することが可能となる。
なお、上記各実施の形態において、駆動部材としての形状記憶合金線の変態領域の一部を利用する形態として、形状記憶合金線の変態領域を低温時変態領域Iと高温時変態領域IIとの2箇所に分けて利用する場合について説明しているが、これに限定されるものではない。たとえば、形状記憶合金線の全変態領域を3箇所に以上に分けて利用することも考えられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 制御部、20 比較部、30 演算部、40 抵抗値検出部、50 トランジスタ、100 レンズ駆動装置、101,211,311 第1側壁部、102,212,213,312,313 第2側壁部、103,213,313 第3側壁部、110,210,310 固定部、120,220,320 変位部、130,230,330 駆動部材(形状記憶合金線)、140,240,340 バイアス部、150 クランプ部、160 可動部、161 第1可動壁、162 第2可動壁、163 支持ローラ、170 レンズ、200,300 駆動機構、212h 開口部、260 プレート部材、261 連結部、262 側壁部、361,362 おもり、500 温度検出部。

Claims (8)

  1. 固定部と、
    所定方向に沿って往復移動可能に前記固定部に支持される変位部と、
    一端が前記固定部に連結され、他端が前記変位部に連結され、通電加熱により収縮する形状記憶合金線を用いた駆動部材と、
    前記駆動部材の収縮方向に対抗するように設けられ、一端が前記固定部に連結され、他端が前記変位部に連結されるバイアス部と、
    前記駆動部材の周囲温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により得られた温度情報に基づき、前記駆動部材への通電制御を行なう制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記温度検出部により得られる温度情報に基づき、前記駆動部材の使用する変態領域の範囲を決定し、前記駆動部材への通電制御を行なって、前記駆動部材の変位量の制御を行なう、駆動機構。
  2. 前記温度検出部は、前記周囲温度と、前記周囲温度における前記形状記憶合金線の物理特性との関係から、前記駆動部材の前記周囲温度を検出する、請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記温度検出部は、
    前記駆動部材の前記物理特性として抵抗値を検出する抵抗値検出部と、
    予め前記駆動部材の抵抗値と前記駆動部材の温度との関係を記憶する記憶部と、有し、
    前記温度検出部は、前記抵抗値検出部により得られた前記抵抗値と、前記記憶部から前記駆動部材の前記抵抗値に対応する温度を参照して、当該温度を前記周囲温度として検出する、請求項2に記載の駆動機構。
  4. 前記駆動部材の抵抗値を検出する抵抗値検出部と、
    予め前記駆動部材の変態領域と抵抗値との関係を記憶する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記抵抗値検出部により得られる抵抗値情報に基づき、前記駆動部材の変態領域を判断して、前記駆動部材の変態領域の一部を用いるように、前記駆動部材への通電制御を行なって、前記駆動部材の伸縮の変位量の制御を行なう、請求項1から3のいずれかに記載の駆動機構。
  5. 前記駆動部材の前記変態領域は、
    前記駆動部材の低温時変態領域と、
    前記低温時変態領域よりも高温側に位置する高温時変態領域と、に分けられ、
    前記制御部は、
    前記温度検出部から得られた前記温度情報が所定温度よりも低い場合には、前記低温時変態領域を用いるように前記駆動部材への通電制御を行ない、
    前記温度検出部から得られた前記温度情報が、前記所定温度を超える場合には、前記高温時変態領域を用いるように前記駆動部材への通電制御を行なう、
    請求項1から4のいずれかに記載の駆動機構。
  6. 前記固定部に対して移動可能な可動部と、
    前記変位部に設けられ、前記可動部との連結状態および非連結状態の選択が可能なクランプ部と、をさらに備え、
    前記変位部は、第1の位置と第2の位置との間を往復運動するように、前記制御部により制御され、
    前記第1の位置において、前記クランプ部が前記可動部と連結状態となり、
    前記クランプ部が前記可動部に連結した状態において、前記変位部は、前記第2の位置まで移動するように、前記制御部により制御され、
    その後、前記クランプ部が前記可動部と非連結状態になり、前記変位部のみが前記第2の位置から前記第1の位置まで戻り、
    その後、前記変位部と前記可動部との連結状態および非連結状態とが繰り返し実行されることで、前記可動部が前記所定方向に沿って移動させられる、請求項1から5のいずれかに記載の駆動機構。
  7. 前記固定部は、前記変位部、前記駆動部材、および前記バイアス部を内部に収容する箱状筺体である、請求項1から5のいずれかに記載の駆動機構。
    前記
  8. 前記変位部は、前記所定方向に沿って延び、一端が前記箱状筺体の内部から外部に突出するプレート部材を含み、
    前記駆動部材の変位量に応じて、前記プレート部材の前記箱状筺体の外表面からの前記プレート部材の突出量が変化する、請求項7に記載の駆動機構。
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