JP2013245877A - 太陽光熱媒体加熱装置 - Google Patents

太陽光熱媒体加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013245877A
JP2013245877A JP2012119911A JP2012119911A JP2013245877A JP 2013245877 A JP2013245877 A JP 2013245877A JP 2012119911 A JP2012119911 A JP 2012119911A JP 2012119911 A JP2012119911 A JP 2012119911A JP 2013245877 A JP2013245877 A JP 2013245877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat medium
sunlight
wall portion
heating body
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012119911A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Takahashi
義男 高橋
Zentaro Tsubaki
善太郎 椿
Yasuhiro Koyama
泰宏 小山
Takashi Kato
敬 加藤
Junji Higuchi
淳司 樋口
Masao Mogi
正男 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOKEN TECHNICS KK
Original Assignee
SOKEN TECHNICS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOKEN TECHNICS KK filed Critical SOKEN TECHNICS KK
Priority to JP2012119911A priority Critical patent/JP2013245877A/ja
Publication of JP2013245877A publication Critical patent/JP2013245877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S20/00Solar heat collectors specially adapted for particular uses or environments
    • F24S20/20Solar heat collectors for receiving concentrated solar energy, e.g. receivers for solar power plants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S23/00Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
    • F24S23/70Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors
    • F24S23/79Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors with spaced and opposed interacting reflective surfaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】熱媒体をより均一に加熱することができる太陽光熱媒体加熱装置を提供する。
【解決手段】内壁部6において太陽光Lを受光する範囲が全て太陽光導入口5側へ露出しており、太陽光Lが当たらない部分がないため、内壁部6は均一に近い状態で加熱され、内部の溶融塩Mも内壁部6からの伝熱により内部側へ向けて規則的に加熱される。そのため溶融塩Mの加温状態を正確に制御することができ、溶融塩Mの一部が過熱状態となるような不測の事態を回避することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、太陽光により熱媒体を加熱する太陽光熱媒体加熱装置に関する。
地上に降り注ぐ太陽光を地上に設置された複数の一次ミラー(ヘリオスタット)により、所定高さに設置された二次ミラーへ向けて反射すると共に、更にその反射光を二次ミラーにより下向きに反射して、地上の一点に集めるビームダウン式の太陽集光装置が知られている。
太陽光が集光する地上位置には加熱体が設置されている。加熱体は丸い金属製のパイプを螺旋状に巻回して一種の壺状に形成したもので、上部が太陽光導入口として開口している。
上部より下向きに反射される太陽光は太陽光導入口から加熱体の内部へ入り込み、加熱体の内面により受光されて、そこで熱に変換される。内面を形成するパイプには熱媒体としての溶融塩が流れており、加熱された内面との間で熱交換して加温される。加熱された溶融塩は集熱体から取り出されて蒸気タービン等へ循環され、蒸気を発生させるための熱源として利用される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2006/02544号
しかしながら、このような従来の技術にあっては、加熱体の内面が横方向(水平方向)に巻回した丸パイプの側面により形成されるため、内面は上下方向で凹凸状の表面形状となる。そのため、上方から照射される太陽光はパイプの側面のうち最も内面側へ突出した部分には当たるが、その上下部分は太陽光が遮られて陰となり熱吸収効率が悪い。
さらに太陽光が一様に当たらないと、加熱体の内面に温度分布が生じて、内部の溶融塩を均一に加熱しにくくなる。その結果、溶融塩の加熱状態が不規則となって、正確な温度制御が行えずに、溶融塩の一部を部分的に過熱状態にして変質させてしまうおそれがある。
また、パイプの不均一な熱膨張によって、パイプに歪みが生じて溶融塩の流れに乱流が生じたり、さらには、応力集中によるパイプの破損のおそれもあった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、熱媒体をより均一に加熱することができる太陽光熱媒体加熱装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、上部に太陽光導入口を有する全体容器形状で且つ内壁部と外壁部との間に流通空間が形成されたジャケット構造の加熱体を有し、該加熱体の上下いずれか一方の端部に形成された導入部より熱媒体を流通空間内に導入して他方の端部に形成された導出部より導出可能とし、前記太陽光導入口から導入された太陽光を内壁部の表面で受光し、太陽光により加熱される内壁部を介して流通空間内を流れる熱媒体を加熱すると共に、前記内壁部おける太陽光を受光可能な範囲の表面が、全て太陽光導入口側に露出していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、導入部が加熱体の底部中央に形成され且つ導出部が加熱体の上端に形成されると共に、流通空間内に導入部から外側へ向けたスパイラル状の流路を規定するように隔壁が設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、導入部が加熱体の底部中央に形成され且つ導出部が加熱体の上端に形成されると共に、流通空間内に導入部から外側へ向けた放射状の流路を規定するように隔壁が設けられることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、隔壁が内壁部又は外壁部にいずれか一方だけに接合され且つ他方とは非接合にしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、隔壁を外壁部側に接合して形成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、加熱体の内壁部の表面が、円筒状又はテーパー状の側面とフラットな底面とか構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、加熱体の上部に形成された太陽光導入口の径が、加熱体の最大径よりも小さいことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、内壁部と外壁部より成るジャケット構造の加熱体を用い、その内部の流通空間に熱媒体を流すようにした。太陽光は加熱体の上部に形成された太陽光導入口から内部に入り、内壁部の表面に当たって内壁部を加熱する。この時、内壁部において太陽光を受光する範囲が全て太陽光導入口側へ露出しており、太陽光が当たらない部分がないため、内壁部は均一に近い状態で加熱され、内部の熱媒体も内壁部からの伝熱により内部側へ向けて規則的に加熱される。そのため熱媒体の加温状態を正確に制御することができ、熱媒体の一部が過熱状態となるような不測の事態を回避することができる。
請求項2記載の発明によれば、流通空間の内部に設けた隔壁によりスパイラル状の流路が形成され、加熱体の中心部から流路に沿って熱媒体が流れるため、熱媒体の流れが規則的になり、正確な温度制御を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、流通空間の内部に設けた隔壁により放射状の流路が形成され、加熱体の中心部から流路に沿って熱媒体が流れるため、熱媒体の流れが規則的になり、正確な温度制御を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、隔壁が内壁部又は外壁部の一方側だけに接合され、他方側とは非接合状態ため、太陽光の受光時に内壁部と外壁部との間で熱膨張の差が生じても、隔壁の接合部に応力集中が発生せず、接合部の保護を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、受光時に比較的温度上昇が小さい外壁部側に隔壁を接合したため、接合部への熱負荷が小さくなり、接合部の保護を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、加熱体の内壁部の表面が、円筒状又はテーパー状の側面とフラットな底面とか構成されているため、内壁部の形状が単純で、内壁部の製造が容易である。
請求項7記載の発明によれば、太陽光導入口の径が小さく形成されているため、太陽光により加熱された内壁部の熱輻射が太陽光導入口から逃げるのを防ぐことができ、輻射による熱損失を低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係る太陽光熱媒体加熱装置を示す全体図。 加熱体を含む太陽熱利用システムを示す概略図。 加熱体を示す断面図。 加熱体を示す平面図。 矢示DA部分を示す拡大断面図。 本発明(a)と比較例(b)の受光状態を比較して示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る加熱体の断面図。 加熱体を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係る加熱体の断面図。 本発明の第4実施形態に係る加熱体の断面図。
第1実施形態
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示す図である。
図1中の符号1は二次ミラーとしての楕円鏡で、図示せぬ支持タワーにより所定の高さ位置に下向き状態で設置されている。楕円鏡1はその鏡面形状が回転楕円面の一部で、回転楕円面の長軸方向の下方には共焦点として第1焦点Aと第2焦点Bが存在する。
楕円鏡1の周囲の地上には、楕円鏡1を取り囲んだ状態で、一次ミラーとしてのヘリオスタット2が多数設けられている。各ヘリオスタット2は反射された太陽光Lが第1焦点Aを通過するように図示せぬセンサーにより制御される。ヘリオスタット2で反射された太陽光Lが第1焦点Aを通過すると、楕円鏡1で下向きに反射されて、必ず第2焦点Bに集光される。
第2焦点Bの真下位置には概略テーパ筒状の集光鏡3が設置されている。この集光鏡3は内面が鏡面で、上部開口3aよりも下部開口3bの方が小さく形成されている。そのため上部開口3aから導入されて内部で反射されてから下部開口3bより出てくる時には、上部開口3aと下部開口3bとの比率に応じて集光度が高められる。下部開口3bの太陽光Lは若干拡散しながら出てくる。
この集光鏡3の真下に配置されているのが加熱体4である。加熱体4は集光鏡3からの太陽光Lを受け止めるために、全体として上部が太陽光導入口5として開口した容器形状をしている。
加熱体4は内壁部6と外壁部7で形成されたジャケット構造になっており、その中空部分は熱媒体である溶融塩Mを流すための流通空間8を構成する。
内壁部6及び外壁部7はステンレス製で、それぞれ連続した表面形状を有する円筒状の側面と湾凹状の底面を一体化した容器形状をしている。内壁部6の上端にはリング状のフランジ6aが外向きに形成されており、このフランジ6aの端部を外壁部7の上端に係合させて接合することにより、内壁部6と外壁部7とは内部を密閉化した状態で一体化される。
外壁部7の底部中央には溶融塩Mを内部に導入するための導入部9が形成されている。また加熱体4の流通空間8には導入部9を中心に外側へ向けて順次スパイラル状に広がる隔壁10が接合されている。隔壁10は溶接による接合部10aで外壁部7だけに接合されている。隔壁10と内壁部6とは非接合になっている。
流通空間8の内部がこの隔壁10によりスパイラル状の流路8aが区画される。すなわち、外壁部7、内壁部6および隔壁10により流路空間8aが画成される。従って導入部9から導入された溶融塩Mはこの流路8aに沿ってスパイラル状に流通空間8内を流れる。流路8aの最終点となる加熱体4の上端には導出部11が形成されており、この導出部11から溶融塩Mを取り出すことができる。
導出部11から取り出された溶融塩Mはタンク12へ循環され、ポンプ13を介して導入部9から再度加熱体4内へ戻される。タンク12内の溶融塩Mは一部が蒸気発生器14へ循環される。蒸気発生器14には溶融塩M内を通過する複数の配管が設けられており、この配管へ水Wを供給することで蒸気Sが得られるようになっている。循環する溶融塩Mは流路8a中に付属された図示せぬヒーターにより必要時加熱されて、溶融塩Mが固化しないように維持されている。
導出部11の下部開口3bから出る太陽光Lは若干拡散しながら太陽光導入口5より加熱体4内に入る。内壁部6の表面は連続した円筒状の側面と湾凹状の底面とから形成されており、表面の全てが太陽光導入口5側へ露出しているため、表面全体に太陽光Lが当たる。内壁部6の全面が受光面となることにより、内壁部6が加熱される。尚、内壁部6の表面全体には太陽光Lの吸収効率を高めるための耐熱性の黒色塗料が施されている。
内壁部6の内部ではスパイラル状に区画された流路8aを溶融塩Mが流れており、流れながら内壁部6と接しているため、溶融塩Mも内壁部6から伝熱により加熱される。加熱された溶融塩Mは前述のように蒸気発生器14へ循環され、蒸気Sを発生させることができる。
加熱体4の流通空間8内には図示せぬ温度センサーが設けられ、溶融塩Mの温度制御を行っている。具体的には所定温度以上になれば加熱体4内に導入される太陽光Lの入射量を制御してそれ以上加熱しないようにしたり、或いは、雨天や曇天時に十分な太陽光Lが得られずに溶融塩Mの温度が最低温度よりも下がりそうになった時には図示せぬヒーターを稼働させて必要な温度が維持される。
この実施形態によれば、内壁部6の表面が全て太陽光導入口5側へ露出しており、図6(a)に示すように、斜め上方から入射する太陽光Lが内壁部6の全面に当たるため、内壁部6は均一に近い状態で加熱されて効率よく外壁部側(流通空間側)に熱が伝導し、内部の溶融塩Mも内壁部6からの伝熱により流路8aに沿って流れる間に内部側(流路8aの主軸)へ向けて規則的に加熱される。そのため溶融塩Mの正確な温度制御を行うことができる。しかも、この実施形態では、隔壁10により形成されたスパイラル状の流路8aに沿って溶融塩Mが流れるため、この点においても溶融塩Mの流れが規則的となり、正確な温度制御に寄与することができる。隔壁10と内壁部6とは熱膨張に伴う応力の集中を避けるために非接合となっており、僅かに隙間が生じているが、流路8a内の溶融塩Mの層流的な流れを擾乱させるほどのものではない。
一方、図6(b)に比較例を示す。この比較例は金属製の丸パイプ15を巻回して重ね、その側面で内壁部16を形成した例である。この比較例によれば、内壁部16の表面が上下方向で凹凸状になるため、斜め上方から照射される太陽光Lは丸パイプ15の側面のうち最も突出した部分にしか当たらず(角度θの側面範囲)、その上下部分は太陽光Lが遮られて陰となる。従って、内壁部16に空間的な温度むらが生じ、内部の溶融塩Mの加熱状態が不規則となって、正確な温度制御が困難となる。温度制御が正確に行えないと、溶融塩Mの一部が部分的に過熱状態となり変質してしまうおそれがある。
また、この実施形態では、隔壁10が外壁部7だけに接合されて、内壁部6とは非接合状態ため、太陽光Lの受光時に内壁部6と外壁部7との間で熱膨張の差が生じても、隔壁10の溶接による接合部10aに応力集中が生ぜず、接合部10aの保護を図ることができる。しかも、この実施形態では、隔壁10を受光時に比較的温度上昇が小さい外壁部7側に接合したため、接合部10aへの熱負荷が小さくなり、接合部10aの保護を更に図ることができる。
次に他の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は前記実施形態と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
第2実施形態
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示す図である。この実施形態では、加熱体17の流通空間18内に、中心の導入部9から外側へ向けた放射状の隔壁19a、19bを設けて放射状の流路18aを形成した。すなわち、中心の導入部9から外側へ向けて放射状に延在する流路18aを規定するように隔壁19a、19bを設けた。
放射状の流路18aは中心に近い部分は互いに幅が狭く密集し、外側に向けて幅が広くなるため、一枚おきに中心側を省略した短い隔壁19bを設けて、流路18aの中心部側が密集しないようにした。また隔壁19a、19bの最上部は流路18aが太陽光導入口5に沿って連通するように省略した。
底部中心の導入部9から導入された溶融塩Mは内壁部6からの伝熱により加熱されながら流路18aに沿って上方へ流れ、最終的に加熱体17の上部に集合された後に導出部11より外部へ循環される。
全面に太陽光Lが当たる内壁部6により内部の溶融塩Mが均一に加熱されると共に、流路18a内を規則的に流れるため、正確な温度制御を行うことができる。
第3実施形態
図9は本発明の第3実施形態を示す図である。
この実施形態では、加熱体20が扁平球体の上部に太陽光導入口21を形成したような形状で、内壁部22も外壁部23も全体が湾曲している。太陽光導入口21の径が加熱体20の最大径よりも小さくなり、上方へ向けて収束した形状になっている。そのため、内壁部22の表面全体に太陽光Lが当たる訳ではない。底面から側面の一部の範囲Eにしか当たらない。少なくともこの範囲Eの表面は太陽光導入口21側に露出しており、陰になる部分はない。
この実施形態によれば、太陽光導入口20の径が小さく形成されているため、太陽光Lにより加熱された(又は伝熱により加熱された)内壁部22の熱輻射が太陽光導入口21から散逸するのを防ぐことができ、輻射による熱損失を低減させることができる。
第4実施形態
図10は本発明の第4実施形態を示す図である。
この実施形態では、加熱体24の内壁部25及び外壁部26が、それぞれテーパー状(円筒状でも可)の側面25a、26aと、フラットな底面25b、26bから成る比較的単純形状で形成されている。そのため、内壁部25及び外壁部26の製造が容易で、加熱体24全体の組み立ても容易である。
尚、以上の各実施形態においては、加熱体4、20等の内部の流通空間8、18に隔壁10、19a、19bを設ける例を示したが、それに限定されるものでなく、隔壁10、19a、19bを設けない構造であっても良い。
熱媒体として溶融塩Mを例にしたが、それに限定されるものではなく、溶融塩M以外の熱媒体も利用することができる。
4、17、20、24 加熱体
5、21 太陽光導入口
6、22、25 内壁部
7、23、26 外壁部
8、18 流通空間
8a、18a 流路
9 導入部
10、19a、19b 隔壁
10a 接合部
11 導出部
M 溶融塩(熱媒体)
L 太陽光

Claims (7)

  1. 上部に太陽光導入口を有する全体容器形状で且つ内壁部と外壁部との間に流通空間が画成されたジャケット構造の加熱体を有し、
    該加熱体の上下いずれか一方の端部に形成された導入部より熱媒体を流通空間内に導入して他方の端部に形成された導出部より導出可能とし、
    前記太陽光導入口から導入された太陽光を内壁部の表面で受光し、太陽光により加熱される内壁部を介して流通空間内を流れる熱媒体を加熱すると共に、
    前記内壁部おける太陽光を受光可能な範囲の表面が、全て太陽光導入口側に露出していることを特徴とする太陽光熱媒体加熱装置。
  2. 導入部が加熱体の底部中央に形成され且つ導出部が加熱体の上端に形成されると共に、流通空間内に導入部から外側へ向けたスパイラル状の流路を規定するように隔壁が設けられることを特徴とする請求項1記載の太陽光熱媒体加熱装置。
  3. 導入部が加熱体の底部中央に形成され且つ導出部が加熱体の上端に形成されると共に、流通空間内に導入部から外側へ向けて放射状に延在する流路を規定するように隔壁が設けられることを特徴とする請求項1記載の太陽光熱媒体加熱装置。
  4. 隔壁が内壁部又は外壁部にいずれか一方だけに接合され且つ他方とは非接合にしたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の太陽光熱媒体加熱装置。
  5. 隔壁を外壁部側に接合して形成したことを特徴とする請求項4記載の太陽光熱媒体加熱装置。
  6. 加熱体の内壁部の表面が、円筒状又はテーパー状の側面とフラットな底面とか構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光熱媒体加熱装置。
  7. 加熱体の上部に形成された太陽光導入口の径が、加熱体の最大径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽光熱媒体加熱装置。
JP2012119911A 2012-05-25 2012-05-25 太陽光熱媒体加熱装置 Pending JP2013245877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119911A JP2013245877A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 太陽光熱媒体加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012119911A JP2013245877A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 太陽光熱媒体加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013245877A true JP2013245877A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49845796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012119911A Pending JP2013245877A (ja) 2012-05-25 2012-05-25 太陽光熱媒体加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013245877A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018157089A1 (en) 2017-02-24 2018-08-30 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Concentrated solar photovoltaic and photothermal system
US11909352B2 (en) 2016-03-28 2024-02-20 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Transmissive concentrated photovoltaic module with cooling system

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2552237A (en) * 1949-03-24 1951-05-08 Centre Nat Rech Scient Device for heating fluids by means of solar energy
US3200820A (en) * 1962-04-05 1965-08-17 Garrett Robert Russell Solar energy collector
US4380995A (en) * 1979-05-07 1983-04-26 Alastair Robertson Solar energy converters and absorbers therefor
JPH11303623A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Suzuki Motor Corp 排気ガス浄化装置
WO2006025449A1 (ja) * 2004-08-31 2006-03-09 Tokyo Institute Of Technology 太陽光集熱器、太陽光集光用反射装置、太陽光集光システムおよび太陽光エネルギ利用システム
JP2007528340A (ja) * 2004-02-17 2007-10-11 モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニー 分散型水素製造のための高度に一体化した燃料プロセッサ
WO2010074141A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 三鷹光器株式会社 太陽光線熱変換装置
JP2010236699A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽光集光受熱器
WO2011027421A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 Mitsui Takahisa 光熱変換装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2552237A (en) * 1949-03-24 1951-05-08 Centre Nat Rech Scient Device for heating fluids by means of solar energy
US3200820A (en) * 1962-04-05 1965-08-17 Garrett Robert Russell Solar energy collector
US4380995A (en) * 1979-05-07 1983-04-26 Alastair Robertson Solar energy converters and absorbers therefor
JPH11303623A (ja) * 1998-04-20 1999-11-02 Suzuki Motor Corp 排気ガス浄化装置
JP2007528340A (ja) * 2004-02-17 2007-10-11 モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニー 分散型水素製造のための高度に一体化した燃料プロセッサ
WO2006025449A1 (ja) * 2004-08-31 2006-03-09 Tokyo Institute Of Technology 太陽光集熱器、太陽光集光用反射装置、太陽光集光システムおよび太陽光エネルギ利用システム
WO2010074141A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 三鷹光器株式会社 太陽光線熱変換装置
JP2010236699A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽光集光受熱器
WO2011027421A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 Mitsui Takahisa 光熱変換装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11909352B2 (en) 2016-03-28 2024-02-20 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Transmissive concentrated photovoltaic module with cooling system
WO2018157089A1 (en) 2017-02-24 2018-08-30 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Concentrated solar photovoltaic and photothermal system
EP3586438A4 (en) * 2017-02-24 2020-12-23 The Administrators of The Tulane Educational Fund CONCENTRATED SOLAR PHOTOVOLTAIC AND PHOTOTHERMAL SYSTEM
US11482967B2 (en) 2017-02-24 2022-10-25 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Concentrated solar photovoltaic and photothermal system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yan et al. Optimization of a discrete dish concentrator for uniform flux distribution on the cavity receiver of solar concentrator system
JP5342301B2 (ja) 太陽光集光受熱器
JP5951396B2 (ja) 太陽熱ボイラ用集熱装置及びこれを備えたタワー式太陽熱ボイラ
US20150020793A1 (en) Panel-based solar receiver
CN110285589A (zh) 一种太阳能空气加热装置
US20120012102A1 (en) Solar power concentrating system
JP5337612B2 (ja) 太陽光線熱変換装置用の熱交換構造
JP2013245877A (ja) 太陽光熱媒体加熱装置
Vengadesan et al. Thermal performance analysis of flat surface solar receiver with square tubular fins for a parabolic dish collector
CN207649763U (zh) 一种适用于太阳能聚光的光斑能量闭式测量系统
CN104296396B (zh) 太阳能高温集热设备
CN102803723B (zh) 用于太阳能收集和自然通风冷却的塔
US10422552B2 (en) Receivers for concentrating solar power generation
US20160268969A1 (en) Dish receiver system for solar power generation
US20100116317A1 (en) Inter-Facing Solar Panels
US8640689B1 (en) Direct-absorption receiver
KR20140073494A (ko) 태양광 복사 수광기
WO2013168074A1 (en) Concentration solar thermodynamic plant
CN102628618B (zh) 比重温度分布平衡式导流高效集热管装置
JP2013134014A (ja) 太陽熱受熱器及び集熱設備
TWI431232B (zh) 太陽能熱交換裝置
AU2011200311B2 (en) Heat exchanging structure of solar heat exchanger
US20140238386A1 (en) Radiation absorbing metal pipe
JP2018091554A (ja) 蓄熱装置
JP2014081186A (ja) 太陽熱集熱方法および太陽熱集熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160412