JP2013245505A - ソフト開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド扉を往動方向にスライド移動させる場合にも、復動方向にスライド移動させる場合にも、ともに機能するソフトを提供する。
【解決手段】スライド扉に沿った長手形状を有する本体ケース12を備え、その内には、開側ホームポジション19および閉側ホームポジション21が設け、開側ホームポジションには、アンクランプ状態の開側クランプ20が配置され、閉側ホームポジションには、アンクランプ状態の閉側クランプ22が配置さる。本体ケース内には、一端が開側クランプに連結され、他端が閉側クランプに連結されていて、開側クランプまたは閉側クランプがクランプ状態に切り換わったことに応答して、クランプ状態に切り換わった開側クランプまたは閉側クランプを本体ケースの長手方向の中央側へ移動させるために収縮するコイルスプリング30と、コイルスプリングと平行に設けられたダンパー機構31とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、スライド扉に適用され、スライド扉が所定位置まで開かれたとき、または所定位置まで閉じられたときに、当該スライド扉を完全に閉じられた閉成状態または完全に開かれた開成状態までソフトにかつ確実に移動させるためのソフト開閉装置に関する。
引き戸が急激に閉められると、引き戸が戸当たりに衝突的に当接して大きな衝突音を発するという問題がある。また、戸当たりに衝突した後引き戸が戸当たりで跳ね返され、確実に閉じられないといった問題もある。
かかる問題を解決するための先行技術として、たとえば特許文献1に記載のラッチ装置や、特許文献2に記載の機構が提案されている。
特開2009−257003号公報 特開2006−169905号公報
従来提案されている引き戸等に適用する機構は、引き戸が閉じるとき等に利用できるものであり、引き戸が開くときには機能するものではない。
一方、引き戸やスライド扉は、それを閉じる際のみならず、それを開く際にも、ソフトに開成できることが望ましい。つまり、引き戸やスライド扉に適用する機構を考えた場合、引き戸やスライド扉をソフトに開成させることができるとともに、ソフトに閉成させることができる装置が望まれる。すなわち、スライド扉を往動方向にスライド移動させる場合にも、復動方向にスライド移動させる場合にも、ともに機能し、スライド扉をソフトに開閉できる装置が望まれる。
また、かかる装置は、よりシンプルな構成で、スライド扉に取り付け可能なものであることが望まれる。
この発明は、このような背景のもとになされたものであり、スライド扉に適用されて、スライド扉をソフトに開閉できる開閉装置を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、シンプルな構成で、スライド扉の往動移動および復動移動の両方の移動に対して機能し得るソフト開閉装置を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、スライド扉の上縁に沿って設けられ、当該スライド扉が開閉される際にスライド扉をソフトに開成位置または閉成位置へ移動させるためのソフト開閉装置であって、スライド扉の上縁に取り付け可能なように、上縁の長手方向に沿った長手形状を有する本体ケースと、前記本体ケースの長手方向両側にそれぞれ設けられた開側ガイド部および閉側ガイド部とを備え、前記開側ガイド部および閉側ガイド部を含む前記本体ケース全体の長さは、取り付けるスライド扉の幅に対応付けられた長さとされており、前記本体ケース内には、前記開側ガイド部の側に開側ホームポジションが設けられ、前記閉側ガイド部の側に閉側ホームポジションが設けられていて、前記開側ホームポジションには、前記開側ガイド部から進入するトリガピンをクランプするように、アンクランプ状態の開側クランプが配置され、前記閉側ホームポジションには、前記閉側ガイド部から進入するトリガピンをクランプするように、アンクランプ状態の閉側クランプが配置され、前記本体ケース内には、本体ケースの長手方向に沿って伸張状態で配置され、一端が前記開側クランプに連結され、他端が前記閉側クランプに連結されていて、前記開側クランプまたは前記閉側クランプがクランプ状態に切り換わったことに応答して、クランプ状態に切り換わった開側クランプまたは閉側クランプを前記本体ケースの長手方向の中央側へ移動させるために収縮するコイルスプリングと、前記コイルスプリングと平行に設けられ、一端が前記開側クランプに連結され、他端が前記閉側クランプに連結されていて、前記コイルスプリングの収縮力によって前記開側クランプまたは閉側クランプが前記中央側へ移動される際に、前記開側クランプまたは閉側クランプの移動速度が緩やかになるように制御するためのダンパー機構と、が設けられていることを特徴とする、スライド扉のソフト開閉装置である。
請求項2記載の発明は、前記ダンパー機構は、前記開側クランプまたは閉側クランプの移動方向に延びるように設けられた本体ケース側ラックギヤと、前記開側クランプまたは閉側クランプに取り付けられ、開側クランプまたは閉側クランプと共に移動可能で、その移動方向に延びるように設けられたクランプ側ラックギヤと、前記本体ケース側ラックギヤおよびクランプ側ラックギヤの間に配置され、両ギヤと噛合しながら回転移動可能に設けられた調整歯車とを含むことを特徴とする、請求項1記載のスライド扉のソフト開閉装置である。
請求項3記載の発明は、前記開側ガイド部および閉側ガイド部は、それぞれ、前記本体ケースの長手方向両側において、前記本体ケースの端部からの突出長さを調整可能にされていることを特徴とする、請求項1または2に記載のスライド扉のソフト開閉装置である。
請求項4記載の発明は、前記開側ガイド部および閉側ガイド部には、それぞれ、ソフト開閉装置がスライド扉の上縁に取り付けられたとき、スライド扉の正面側または裏面側に突出して、扉枠に対するスライド扉の上縁部の位置を前後方向に調整するための調整機構が備えられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド扉のソフト開閉装置である。
請求項1記載の発明によれば、ソフト開閉装置が取り付けられたスライド扉が開成方向に移動する際にも、閉成方向に移動する際にも、共に、開側クランプまたは閉側クランプがコイルスプリングによりホームポジションから長さ方向中央側へ引き込まれるので、開閉操作のいずれであっても良好に機能するソフト開閉装置とすることができる。
請求項2記載の発明によれば、ダンパー機構がギヤ機構を備えているため、スライド扉をよりソフトに、かつ均一な低速で自走させて開閉させることができる。
請求項3記載の発明によれば、スライド扉の扉幅が異なる場合にも、適用が容易なソフト開閉装置とすることができる。
請求項4記載の発明によれば、スライド扉に対して前後方向への取り付け調整が容易で、スライド扉を扉枠に良好に取り付けることのできるソフト開閉装置とすることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るソフト開閉装置が装着されたスライド扉1の開閉動作を説明するための図解図である。 図2は、この発明の一実施形態に係るソフト開閉装置10の具体的な構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置10の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置10の正面図、(D)は内部構造が省略された左側面図である。 図3は、この発明の他の実施形態に係るソフト開閉装置100の構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)はその内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置100の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置100の正面図、(D)は内部構造が省略された左側面図である。 図4は、この発明のさらに他の実施形態に係るソフト開閉装置200の構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の正面図、(D)はソフト開閉装置200の一部拡大図である。 図5は、この発明の他の実施形態に係るソフト開閉装置200における外付閉側ガイド部140の他の形態を説明するための図であり、(A)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分正面図である。 図6は、この発明の他の実施形態に係るソフト開閉装置200における外付閉側ガイド部140の他の形態を説明するための図であり、(A)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分正面図である。 図7は、調整ユニット60によりガイドフランジ61を中央位置、後方位置および前方位置へ変位させた状態を表わす図であり、(A)は調整ユニット60の側面縦断面図、(B)は内部構造を示す調整ユニット60の部分正面図、(C)はガイドフランジ61の平面図、(D)は調整ユニット60の先端側面図を示している。 図8は、調整ユニット60によりガイドフランジ61を中央位置、後方位置および前方位置へ変位させた状態を表わす図であり、(A)は調整ユニット60の側面縦断面図、(B)は内部構造を示す調整ユニット60の部分正面図、(C)はガイドフランジ61の平面図、(D)は調整ユニット60の先端側面図を示している。 図9は、調整ユニット60によりガイドフランジ61を中央位置、後方位置および前方位置へ変位させた状態を表わす図であり、(A)は調整ユニット60の側面縦断面図、(B)は内部構造を示す調整ユニット60の部分正面図、(C)はガイドフランジ61の平面図、(D)は調整ユニット60の先端側面図を示している。 図10は、調整用カム機構70の機能を説明するための図である。 図11は、この実施形態に係るソフト開閉装置10、100、200に設けられたコイルスプリング30の長さ調整機構を説明するための図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るソフト開閉装置が装着されたスライド扉1の開閉動作を説明するための図解図である。
スライド扉1は扉枠2で囲まれた正面視が矩形の枠内空間3に配置されており、左右方向にスライド移動可能である。たとえば、スライド扉1が枠内空間3において実線で示すほぼ中央の位置から矢印A1で示すように右方向にスライド移動され、2点鎖線で示すようにスライド扉1の右側縁1Rが扉枠2の右枠2Rに当接した状態になったとき、スライド扉1の左側にある枠内空間3が開くので、この状態をスライド扉1が開いた開成状態と定義する。
また、実線で示すスライド扉1が矢印A2で示すように左方向へスライド移動され、1点鎖線で示すようにスライド扉1の左側縁1Lが扉枠2の左枠2Lに当接した状態を、スライド扉1が閉じた閉成状態と定義する。
扉枠2に対してスライド移動可能に嵌められたスライド扉1は、たとえば、扉枠2の下枠2D上に形成された敷居レール(図示せず)上をスライド移動する構成であってもよい。あるいは、スライド扉1は、扉枠2の上枠2Uに沿って移動するようにされた上吊り扉であってもよい。
この発明の一実施形態に係るソフト開閉装置10は、スライド扉1の上縁1Uに沿って設けられ、スライド扉1の幅方向(図1において左右方向であり、上縁1Uの長さ方向)に延びる、ハッチングを付して示した装置10である。
このソフト開閉装置10は、スライド扉1を矢印A1方向へスライド移動させてスライド扉1を開くときに、スライド扉1が完全に開いた開成位置(2点鎖線で示すように、スライド扉1の右側縁1Rが扉枠2の右枠2Rに当接した状態)で停止するように、かつ、スライド扉1が強い力で開かれてもスライド扉1の右側縁1Rが右枠2Rに衝突して衝突音等が生じないように、スライド扉1を確実にかつソフトに開成させるよう機能する。
また、ソフト開閉装置10は、スライド扉1を矢印A2方向へスライド移動させて閉じる際に、スライド扉1を確実に閉成位置(スライド扉1の左側縁1Lが左枠2Lに当接した状態)で停止させる。また、スライド扉1が速い速度で移動して左枠2Lとぶつかり音等が生じたり、左枠2Lから跳ね返ったりしないように、スライド扉1を確実にかつソフトに閉じるよう機能する。
ソフト開閉装置10が、上述のソフト開成機能およびソフト閉成機能を発揮する際に、その機能開始のトリガとなるトリガピン11Rおよび11Lが、右枠2Rから左方向へ一定距離L1離れた位置に、および左枠2Lから右方向へ一定距離L2離れた位置に、それぞれ、上枠2Uから下方へ突出するように設けられている。なお、この実施形態では、距離L1=L2である。
図2は、この発明の一実施形態に係るソフト開閉装置10の具体的な構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置10の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置10の正面図、(D)は内部構造が省略された左側面図である。
図2(A)〜(D)を参照して説明すると、ソフト開閉装置10は、内部に所定の収容空間が区画された本体ケース12を有している。本体ケース12は、たとえば高さが40mm程度で、厚みが18mm程度、左右方向へ延びる長手方向の長さはたとえば300mm程度の、長手の薄形直方体の外観形状を有している。この本体ケース12は、上述したように、装着されるスライド扉1の上縁部に形成された窪みに埋設され、スライド扉1に取り付けられる。
長手形状をした本体ケース12の両側、すなわち図2(A)〜(C)において、本体ケース12の右端には開側ガイド部13が設けられ、左端には閉側ガイド部14が設けられている。この実施形態では、開側ガイド部13および閉側ガイド部14は、本体ケース12と一体に構成されているが、本体ケース12の両端に、それぞれ、開側ガイド部13および閉側ガイド部14が連結された構成とすることもできる。
開側ガイド部13および閉側ガイド部14は、本体ケース12に対して左右対称な形状をしている。開側ガイド部13および閉側ガイド部14には、それぞれ、本体ケース12の上面につながり、先端部(入口)の幅が広く奥に向かって幅が狭くなったピン案内路15が形成されている。ピン案内路15は、後述するトリガピンを開側ガイド部13または閉側ガイド部14から本体ケース12へスムーズに進入させ、本体ケース12内のホームポジションへと案内する。
本体ケース12の上面には、ピン案内路15につながり、本体ケース11内へ進入したトリガピンが移動し得るピン溝16が形成されている。ピン溝16は、左右に形成されていて、それぞれ、本体ケース12の長さ方向に延びている。右側のピン溝16は、開側ガイド部13に形成されたピン案内路15に連通し、本体ケース12の長さ方向中央に向かって延びる所定の長さの長溝である。左側のピン溝16は、本体ケース12に対して右側のピン溝16と左右対称に形成されており、閉側ガイド部14に形成されたピン案内路15につながり、本体ケース12の長さ方向中央部に向かって延びる所定長さの長溝である。
本体ケース12内には、上方に本体ケース12の長さ方向に延びる上室17が形成され、本体ケース12内の下方には、上室17と平行に延びる下室18が区画されている。
上室17には、開側ガイド部13に隣接して開側ホームポジション19が設定されている。開側ホームポジション19には、開側クランプユニット20が収容されている。
同様に、上室17には、閉側ガイド部14に隣接して閉側ホームポジション21が設定されている。閉側ホームポジション21には、閉側クランプユニット22が収容されている。
開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22は、左右対称形状であって、実質的に等しい構成である。開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22は、それぞれ、ベース23と、ベース23に対して支点24を中心に平面視で互いに近接方向および互いに離反方向に揺動可能に設けられた一対のクランプ爪25と、クランプ爪25の間の根元に配置された作動体26と、作動体26に組み込まれた押しボタン27およびコイルばね28とを有している。
通常状態では、開側クランプユニット20は開側ホームポジション19に位置している。また、閉側クランプユニット22は閉側ホームポジション21に位置している。そして、作動体26および押しボタン27はコイルばね28の弾発力でクランプ爪25の先端方向へ付勢されている。よって、一対のクランプ爪25は、作動体26によって常時互いに離反する方向に開かれたアンクランプ状態に維持されている。
一対のクランプ爪25が互いに離反する方向に開かれたアンクランプ状態では、各一対のクランプ爪25は、それぞれ、ホームポジション19または21で、内壁と係合している。よって、開側クランプユニット20は開側ホームポジション19に止まっている。また、閉側クランプユニット22は閉側ホームポジション21に止まっている。
本体ケース12の上室17内には、上室17の長さ方向に延び、長さ方向に引っ張られた伸張状態のコイルスプリング30が収容されている。コイルスプリング30の右端は開側クランプユニット20のベース23に接続されている。コイルスプリング30の左端は閉側クランプユニット20のベース23に接続されている。これにより、図2(B)(C)に示すように、開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22は、共に、一対のクランプ爪25がアンクランプ状態とされて、コイルスプリング30によって本体ケース12の長さ方向中央部に向かって弾力付勢された状態で、上室17内の各ホームポジション19,21に配置されている。つまり、開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22を弾発力移動させるためのコイルスプリング30は、両ユニット20、22に共有の1つのコイルスプリング30が使用されている。
本体ケース12の下室18内には、その長さ方向に延びるダンパー機構31が収容されている。ダンパー機構31の特徴は、ロッド32およびシリンダー33の双方がスライド移動可能な二重ダンパー構造となっていることである。より具体的には、シリンダー33内に粘性のある液体(油)が充満されており、この粘性のある液体の作用でロッド32はシリンダー33から緩やかに延び出たり、シリンダー33内に入るように、左右方向への往復移動を行う。
シリンダー33が、図2(C)に示す状態で固定されている場合、ロッド32の先端(左端)は、閉側クランプユニット22のベース23に連結されている。このため、閉側クランプユニット22が右方向へ移動する際、ダンパー機構31はその移動が緩やかになるように制御する。また、シリンダー33は、その右端が連結部材34を介して開側クランプユニット20のベース23に連結されている。このため、開側クランプユニット20が左方向へ移動すると、シリンダー33も左方向へ移動する。つまり、ダンパー機構31は、シリンダー33側が固定されているときはロッド32が伸縮(左右へスライド移動)し、ロッド32側が固定されているときにはシリンダー33が左右へスライド移動する構成である。
かかる構成により、1つのダンパー機構31により、開側クランプユニット20が移動する場合も、閉側クランプユニット22が移動する場合も、その移動速度をゆっくりとソフトに制御できる。
次に、ソフト開閉装置10の動作について説明する。
ソフト開閉装置10が取り付けられたスライド扉1(図1参照)を開ける方向(図1で矢印A1方向)へ移動させると、開側ガイド部13のピン案内路15を通ってトリガピン11(図1参照)が本体ケース12内へ進入する。トリガピン11は開側クランプユニット20の一対のクランプ爪25間に達する。一対のクランプ爪25はアンクランプ状態に開いており、トリガピン11はスムーズに一対のクランプ爪25間に達する。そしてトリガピン11により、根元の押しボタン27が押される。これにより作動体26の作用で、一対のクランプ爪25が互いに近接方向に変位して、クランプ状態になる。クランプ状態では、一対のクランプ爪25は、トリガピン11をクランプする。また、同時に、一対のクランプ爪25は、ホームポジション19における内壁との係合が解除される。よって、クランプ状態の開側クランプユニット20は、コイルスプリング30の力で本体ケース12の長さ方向中央へ向かって引っ張られ、移動する。その際、開側クランプユニット20はトリガピン11をクランプしたまま移動する。
トリガピン11の位置は、図1に示すように、上枠2Uに固定された固定位置であるから、相対的に見ると、ソフト開閉装置10の本体ケース12が右方向へ移動することになる。言い換えれば、ソフト開閉装置10が取り付けられたスライド扉1全体が右方向(矢印A1方向)へ移動して、ゆっくりとソフトにスライド扉1を開成位置まで動かして停止させるのである。
次いで、開成位置のスライド扉1を閉じようと左へスライド移動させる場合を説明する。開成位置では、コイルスプリング30が縮んでいて、開側クランプユニット20のクランプ爪25はトリガピン11をクランプしている。スライド扉1を閉じるために矢印A2方向へスライド移動させるには、コイルスプリング30の収縮力より強い力で移動させなければならないが、この力は、人間が容易に加えられる程度の力である。スライド扉1が開かれると、コイルスプリング30が伸び、開側クランプユニット20は、トリガピン11をクランプしたまま開側ホームポジション19へ移動する。そして、ホームポジションで係止され、一対のクランプ爪25はアンクランプ状態になる。そして、一対のクランプ爪25からトリガピン11が離れ、開側ガイド部13から右方向へ抜け出る一連の動作が行われる。
さらにスライド扉1を左方向へスライド移動させると、閉側ガイド部14から左側に配置されたトリガピン11が進入し、閉側クランプユニット22の一対のクランプ爪25によりトリガピン11がクランプされる。これにより、閉側クランプユニット22はコイルスプリング30の力で本体ケース22の中央方向に引き込まれる。閉側クランプユニット22はトリガピン11をクランプしたままの状態であるから、相対的に見ると、トリガピン11に対してソフト開閉装置10、換言すればスライド扉1が閉じる方向にソフトに移動して、閉成位置になり、その状態が維持される。
この実施形態では、ソフト開閉装置10の動作のための弾力を、1つの、すなわち共有のコイルスプリング30で構成するとともに、コイルスプリング30による弾力が急激に働かないように緩和するためのダンパー機構31も、共通のダンパー機構31によって構成している。従って、構造がシンプルで、開成時および閉成時のいずれにもソフトな動作を実現できるスライド扉のソフト開閉装置10とすることができる。
図3は、この発明の他の実施形態に係るソフト開閉装置100の構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)はその内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置100の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置100の正面図、(D)は内部構造が省略された左側面図である。
図3(A)〜(D)を参照して説明すると、ソフト開閉装置100は、その外観形態は先に説明したソフト開閉装置10と同等であるが、本体ケース12の高さがやや低くされ、かつ、長さがやや長くされている。
ソフト開閉装置100では、上室17内にダンパー機構31が収容されており、下室18内にコイルスプリング30が収容されている。コイルスプリング30の右端は開側クランプユニット20のベース23に接続されており、コイルスプリング30の左端は閉側クランプユニット20のベース23に接続されている。また、ダンパー機構31のロッド32の先端(左端)は、閉側クランプユニット22のベース23に連結されており、ダンパー機構31のシリンダー33の右端は、連結部材34を介して開側クランプユニット20のベース23に連結されている。
このため、開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22の各ベース23の形状は、先に説明したソフト開閉装置10に備えられた各ベース23の形状と多少変更されているが、その機能については変わりはない。
また、ソフト開閉装置100におけるその余の構成は、前述したソフト開閉装置10の各構成と同様であり、同等部分には同一の番号を付して詳しい説明については省略する。
図3に示すソフト開閉装置100も、先に説明したソフト開閉装置10と同様、スライド扉の開成操作および閉成操作の両方を、確実にかつソフトに行えるように機能する。そして、そのための構成は、開成操作および閉成操作に共通に使用されるコイルスプリング30およびダンパー機構31により実現されており、構成をシンプルにできる。
図4は、この発明のさらに他の実施形態に係るソフト開閉装置200の構成例を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の平面図、(C)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の正面図、(D)はソフト開閉装置200の一部拡大図である。
図4(A)〜(D)を参照して説明すると、ソフト開閉装置200の特徴は、ダンパー機構31にギヤユニット41が連結されていて、開側クランプユニット20および閉側クランプユニット22の急速な移動がより緩和され、移動開始から移動終了までの間、ほぼ均一な速度で滑らかにかつソフトに移動するようにされていることである。
より具体的に説明すると、開側クランプユニット20のベース23には、ベース23と一体に移動するように、かつ、移動方向に延びるようにクランプ側ラックギヤ42が設けられている。また、本体ケース12の下室18の底面には、開側クランプユニット20の移動方向に延びるように本体ケース側ラックギヤ43が設けられている。そして、クランプ側ラックギヤ42と本体ケース側ラックギヤ43との間には、両方のラックギヤに噛合して回転する調整歯車44が設けられている。また、調整歯車44を回転自在に保持している保持部材45が連結部材34に連結されている。
一方、閉側クランプユニット22に関し、そのベース23には、閉側クランプユニット22と共に移動可能で、閉側クランプユニット22の移動方向に延びるようにクランプ側ラックギヤ42が取り付けられている。また、本体ケース12の下室18の底面には、閉側クランプユニット22の移動方向に延びるように本体ケース側ラックギヤ43が設けられている。そして、クランプ側ラックギヤ42と本体ケース側ラックギヤ43との双方に噛合するように、回転移動可能に調整歯車44が設けられている。調整歯車44は、保持部材45により回転自在に保持されており、保持部材45にはダンパー機構31のロッド32の先端(左端)が連結されている。
かかる構成によれば、図4(D)に示すように、たとえば閉側クランプユニット22が閉側ホームポジション21から本体ケース12の長さ方向中央側へコイルスプリング30の収縮力により移動される際、一緒に移動するクランプ側ラックギヤ42が調整歯車44を介して本体ケース側ラックギヤ43とギヤ毎に噛み合いながら移動されるため、その移動速度の均一化が図れる。また、調整歯車44の移動はダンパー機構31で制御されており、ゆっくりとソフトに、閉側クランプユニット22が移動するように制御される。
開側クランプユニット22が移動する場合も、ダンパー機構31に加えてギヤユニット41の作用により、開側クランプユニット20が均一な速度でかつゆっくりと移動するように制御される。
ソフト開閉装置200のもう1つの特徴は、本体ケース12の両側、すなわち図4(B)(C)において、本体ケース12の右端には開側ガイド部13が設けられ、この開側ガイド部13に延設された外付開側ガイド部130が設けられていることである。また、本体ケース12の左端には、閉側ガイド部14が設けられており、閉側ガイド部14に延設するように、外付閉側ガイド部140が取り付けられていることである。
外付開側ガイド部130および外付閉側ガイド部140は、それぞれ左右対称の形状であって、内方側(本体ケース12との連結側)に形成された長孔51の長さL3の範囲内で、本体ケース12の端部からの突出量(延設寸法)を調整可能にされている。
これにより、本体ケース12およびその両側に取り付けられた外付開側ガイド部130および外付閉側ガイド部140を含むソフト開閉装置200の全体の長さを、取り付けるスライド扉の幅(スライド扉の上縁の長手方向の長さ)にほぼ合わせるように調整することができる。
さらに、外付開側ガイド部130および外付閉側ガイド部140には、それぞれ、ソフト開閉装置200をスライド扉の上縁に取り付けた時に、扉枠に対してスライド扉の上縁部の位置を前後方向に調整するための調整ユニット60が備えられている。調整ユニット60の詳細な構成は、次項で説明する。
図5および図6は、この発明の他の実施形態に係るソフト開閉装置200における外付閉側ガイド部140の他の形態を説明するための図である。図5および図6において、(A)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分平面図、(B)は内部構造がわかるように描いたソフト開閉装置200の部分正面図である。
図5(A)(B)を参照して説明すると、ソフト開閉装置200に適用される外付閉側ガイド部は、図4(D)に示した外付閉側ガイド部140に代えて、図5(A)(B)に示す外付閉側ガイド部240を用いることができる。外付閉側ガイド部240は、ソフト開閉装置200の左端部から左方向へ延び出たガイド部241と、ソフト開閉装置200の左端部とガイド部241との設置間隔を調整するための間隔調整部242とが一体になった部材である。
外付閉側ガイド部240は、図5(A)(B)に示すように、ガイド部241がソフト開閉装置200の左端部に当接した、突出量が最も少ない短縮状態と、図6(A)(B)に示すように、ガイド部241がソフト開閉装置200の左端部から所定寸法離れて設置された延長状態との間の、任意の間隔を有する位置で設置することができる。この間隔は、先に説明した外付閉側ガイド部140と同様、間隔調整部242に設けられた長孔243の長さL4の範囲内で調整可能である。
外付閉側ガイド部240は、平面視において、ピン案内路244、245を有しており、トリガピン11(図1参照)を案内する。
ガイド部241には調整ユニット60が備えられている。調整ユニット60は、ガイドフランジ61を含む。ガイドフランジ61は、ベース62と、ベース62から上方へ立ち上がり、両側へ曲成した一対のフランジ片63を有する。一対のフランジ片63間は、ピン案内路64となっている。
ベース62には、3本の支持ピン65、66、67が前後方向(紙面に直交方向)に貫通されていて、これら支持ピン65、66、67によりガイドフランジ61は前後方向に変位可能に保持されている。
ガイドフランジ61は、前述した通り、ソフト開閉装置200が取り付けられたスライド扉1が、扉枠2の上枠2U(図1参照)に対し、前方寄りであったり、後方寄りであったりした場合に、ガイドフランジ61を後方または前方に変位させて、スライド扉1が扉枠2の上枠2Uに対し前後方向ほぼ中央部に位置するように調整するためのものである。
図7、図8および図9は、それぞれ、調整ユニット60によりガイドフランジ61を中央位置、後方位置および前方位置へ変位させた状態を表わす図である。図7、図8、図9において、(A)は調整ユニット60の側面縦断面図、(B)は内部構造を示す調整ユニット60の部分正面図、(C)はガイドフランジ61の平面図、(D)は調整ユニット60の先端側面図を示している。
図7〜図9の(D)に示すように、調整ユニット60の先端側面には、調整ねじ68が備えられており、ねじ68の矢印69を上方へ向けた状態では、ガイドフランジ61の前フランジ片63Fと後ろフランジ片63Bとが、前方および後方へ等しい寸法突出した状態となる(図7D)。
また、図8(D)に示すように、調整ねじ68を左に90°回転すると、ガイドフランジ61は後方へ変位される。これにより、後ろフランジ片63Bが後方へ突出し、前フランジ片63Fの突出量はほとんどなくなるので、外付閉側ガイド部240が装着されたソフト開閉装置200が取り付けられたスライド扉は、扉枠2の上枠2Uに対し、前方寄りに位置決めされる。
一方、図9(D)に示すように、調整ねじ68を右回りに90°回転させた状態では、ガイドフランジ61の前フランジ片63Fが前方へ突出し、後ろフランジ片63Bはその突出量が減る。このため、スライド扉1は扉枠2の上枠2Uに対し後方寄りに位置決めされる。
以上の説明は、外付閉側ガイド部240およびそれに備えられた調整ユニット60について説明したが、外付開側ガイド部240の構成も、左右対称形状であることを除いては、外付閉側ガイド部の構成と全く同様である。
調整ユニット60のガイドフランジ61を前方および後方へ変位させることができるのは、調整用カム機構70が備えられているためである。調整用カム機構70の具体的な構成は、支持ピン67に嵌められた第1カム71と調整ねじ68と一体化された第2カム72とにより実現されている。
図10(A)に示すように、調整ねじ68の矢印69が上方に向いた状態では、第2カムの左右方向中央位置に第1カム71が係合している。そして調整ねじ68が左方向に回転されると、第2カム72に対して第1カム71が右方向に変位し、第1カム71が取り付けられたガイドフランジ61は支持ピン67に沿って後方へ変位する(図10(B)(C))。
逆に、調整ねじ68を右方向に回転させると、第2カム72に対し第1カム71は左方向へ動き、これによりガイドフランジ61が前方へ変位される(図10(D)(E))。
図11(A)〜(D)は、この実施形態に係るソフト開閉装置10、100、200に設けられたコイルスプリング30の長さ調整機構を説明するための図である。
コイルスプリング30は、本体ケース12内に伸張状態で配置されるもので、その収縮力がソフト開閉装置10、100、200をソフト開成動作およびソフト閉成動作させる駆動源となる。このため、コイルスプリング30の長さ、特に伸張状態の長さと、伸張状態のコイルスプリング30が収縮したときの長さとを、本体ケース12の長さに対応させた適切な長さに設定することが、ソフト開閉装置10、100、200を良好に動作させる上で重要な設計事項である。
図11に示す実施形態では、コイルスプリング30の長さ方向中央部に、長さ調整機構80を組み込み、長さ調整機構80の左右両側にコイルスプリング30を2分割し、各内側の端部を固定して、長さ調整機構80によってコイルスプリング30の長さを調整可能にしたものである。
かかる実施形態を採用すれば、コイルスプリング30を本体ケース12に組み込んだ後、コイルスプリング30の伸張時の長さおよび収縮時の弾性力を調整でき、ソフト開閉装置10、100、200を良好に機能させることができる。
長さ調整機構80は、本体下ブロック81と、本体上ブロック82とを備え、その中に調整ダイヤル83が配置されている。調整ダイヤル83は上方から回転可能にされており、調整ダイヤル83が回転されることにより、左右一対の調整ねじ84が左右に対称方向へ回転する。調整ねじ84の根元には、調整ダイヤル83と噛合する歯車85が備えられている。コイルスプリング30は、その長さ方向中央部が分断されている。そして右コイルスプリング30Rの中央側端部(左端部)は調整移動ブロック86に固定されている。調整移動ブロック86は右調整ねじ84とねじ結合されている。同様に、左コイルスプリング30Lの中央端部(右端部)は調整移動ブロック86に取り付けられ、調整移動ブロック86は左調整ねじ84とねじ結合されている。
かかる構成により、調整ダイヤル83を回転させることにより、調整ねじ84に対する調整移動ブロック86の位置を左右方向へ変位させたり、中央方向へ変位させたりできるので、全体として見ると、コイルスプリング30の全長を調整することができる。
この発明は、以上説明した詳細な実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
1 スライド扉
2 扉枠
3 枠内空間
10,100,200 ソフト開閉装置
11 トリガピン
12 本体ケース
13,130 開側ガイド部
14,140 閉側ガイド部
19 開側ホームポジション
20 開側クランプユニット
21 閉側ホームポジション
22 閉側クランプユニット
24 支点
25 クランプ爪
27 押ボタン
30 コイルスプリング
31 ダンパー機構
41 ギヤユニット
42 クランプ側ラックギヤ
43 本体ケース側ラックギヤ
44 調整歯車
60 調整ユニット
61 ガイドフランジ
70 カム機構
80 長さ調整機構

Claims (4)

  1. スライド扉の上縁に沿って設けられ、当該スライド扉が開閉される際にスライド扉をソフトに開成位置または閉成位置へ移動させるためのソフト開閉装置であって、
    スライド扉の上縁に取り付け可能なように、上縁の長手方向に沿った長手形状を有する本体ケースと、
    前記本体ケースの長手方向両側にそれぞれ設けられた開側ガイド部および閉側ガイド部とを備え、
    前記開側ガイド部および閉側ガイド部を含む前記本体ケース全体の長さは、取り付けるスライド扉の幅に対応付けられた長さとされており、
    前記本体ケース内には、前記開側ガイド部の側に開側ホームポジションが設けられ、前記閉側ガイド部の側に閉側ホームポジションが設けられていて、
    前記開側ホームポジションには、前記開側ガイド部から進入するトリガピンをクランプするように、アンクランプ状態の開側クランプが配置され、
    前記閉側ホームポジションには、前記閉側ガイド部から進入するトリガピンをクランプするように、アンクランプ状態の閉側クランプが配置され、
    前記本体ケース内には、本体ケースの長手方向に沿って伸張状態で配置され、一端が前記開側クランプに連結され、他端が前記閉側クランプに連結されていて、前記開側クランプまたは前記閉側クランプがクランプ状態に切り換わったことに応答して、クランプ状態に切り換わった開側クランプまたは閉側クランプを前記本体ケースの長手方向の中央側へ移動させるために収縮するコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングと平行に設けられ、一端が前記開側クランプに連結され、他端が前記閉側クランプに連結されていて、前記コイルスプリングの収縮力によって前記開側クランプまたは閉側クランプが前記中央側へ移動される際に、前記開側クランプまたは閉側クランプの移動速度が緩やかになるように制御するためのダンパー機構と、
    が設けられていることを特徴とする、スライド扉のソフト開閉装置。
  2. 前記ダンパー機構は、前記開側クランプまたは閉側クランプの移動方向に延びるように設けられた本体ケース側ラックギヤと、前記開側クランプまたは閉側クランプに取り付けられ、開側クランプまたは閉側クランプと共に移動可能で、その移動方向に延びるように設けられたクランプ側ラックギヤと、前記本体ケース側ラックギヤおよびクランプ側ラックギヤの間に配置され、両ギヤと噛合しながら回転移動可能に設けられた調整歯車とを含むことを特徴とする、請求項1記載のスライド扉のソフト開閉装置。
  3. 前記開側ガイド部および閉側ガイド部は、それぞれ、前記本体ケースの長手方向両側において、前記本体ケースの端部からの突出長さを調整可能にされていることを特徴とする、請求項1または2に記載のスライド扉のソフト開閉装置。
  4. 前記開側ガイド部および閉側ガイド部には、それぞれ、ソフト開閉装置がスライド扉の上縁に取り付けられたとき、スライド扉の正面側または裏面側に突出して、扉枠に対するスライド扉の上縁部の位置を前後方向に調整するための調整機構が備えられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライド扉のソフト開閉装置。
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