JP2013245491A - 転石固定構造および転石固定工法 - Google Patents

転石固定構造および転石固定工法 Download PDF

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Abstract

【課題】転石の発生を抑え、滑落の初期に落石を受け止めることができる転石固定構造および転石固定工法を提供する。
【解決手段】転石固定構造100は、斜面900の転石800が存在するネット敷設範囲901に敷設されたネット1と、斜面900の転石800より斜面下側の位置においてネット1を斜面900に向かって押さえ込むネット用ロックボルト2a、2b、2cおよびネット用支圧板3a、3b、3cと、略矩形状または略井桁状に配置された縦ワイヤー6a、6bおよび横ワイヤー7a、7bを斜面900に向かって押さえ込む、ネット敷設範囲901の四隅に固定されたワイヤー用ロックボルト4a、4b、4c、4dと、これらに設置されたワイヤー用支圧板5a、5b、5c、5dと、ネット1と縦ワイヤー6a、6bおよび横ワイヤー7a、7bとを結合する結合コイル8とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、転石固定構造および転石固定工法、特に、斜面における転石の滑落を抑える転石固定構造および転石固定工法に関する。
従来、斜面(法面に同じ)に埋もれた礫、石、岩や斜面から一部が露出した浮石等(本発明において「転石」と総称している)の滑落を防止するため、斜面を網体で被覆する覆網式落石防止工法として、上端部が斜面に固定された縦ワイヤーと左右の端部が斜面に固定された横ワイヤーとが縦横に組み合わされ、縦ワイヤーと横ワイヤーとによって形成された升目全体が網体(金網)によって覆われ、縦ワイヤーと横ワイヤーとがその交差部において連結金具によって一定の挾持力で保持されたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−265420号公報(第2−3頁、図1)
前記特許文献1に開示された発明は、落石によって挾持摩擦力以上の衝撃力が網体に加わった際に、縦ワイヤーと横ワイヤーとの挾持個所が移動するため、縦ワイヤーや横ワイヤーが伸長することによって衝撃力が吸収され、網体を壊すことなく落石を斜面の下部に落下させることができるものの、以下のような問題があった。
(あ)すなわち、当該発明は、落石の発生自体を抑え込むのではなく、網体と斜面との隙間において落石を落下させるものであるため、落下距離(落差)が大きい場合には、過大な衝撃力が網体等に加わることから、過剰な強度の網体や横ワイヤー等が必要になり、コストが高くなる。
(い)また、斜面の比較的狭い範囲を網体で覆う場合、縦ワイヤーや横ワイヤーは短く、衝撃力が網体に加わった際の伸長量が少ないことから、衝撃力の吸収が期待できない。
(う)また、縦ワイヤーの下端部が斜面に固定されていないため、網体と斜面との隙間を落下した落石は、斜面の終端部に堆積し、その一部が道路等に転がり出ることがある。
本発明は、このような問題を解消するものであり、網体を敷設する斜面の大きさに左右されることなく適用することが可能であって、落石や浮石が発生した場合でも、滑落の初期に落石(浮石)を受け止めることによって、網体等に加わる衝撃力を小さく抑えることができ、しかも、網体の終端部から転石の一部が道路等に転がり出ることがない転石固定構造および転石固定工法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る転石固定構造は、転石が存在する斜面のネット敷設範囲に敷設されたネットと、前記転石より斜面下側の位置に固定されたネット用ロックボルトと、前記ネット用ロックボルトに設置され、前記ネットを前記斜面に向かって押し付けるネット用支圧板と、前記転石および前記ネット用ロックボルトを包囲し、前記ネット敷設範囲の少なくとも四隅に固定されたワイヤー用ロックボルトと、前記ネット敷設範囲の周囲に略矩形状または略井桁状に配置された縦ワイヤーおよび横ワイヤーと、前記ワイヤー用ロックボルトに設置され、前記縦ワイヤーと前記横ワイヤーとの交差部を前記斜面に向かって押し付けるワイヤー用支圧板と、前記ネットと前記縦ワイヤーとを接続するワイヤークリップと、前記ネットと前記横ワイヤーとを接続するワイヤークリップと、を有する。
(2)前記(1)において、前記ネット用ロックボルトは、前記転石の斜面下側の形状に沿って、略円弧状に間隔を空けて複数配置されていることを特徴とする。
(3)前記(1)または(2)において、前記縦ワイヤーは、端部から所定の長さの位置である折り返し位置において折り返され、重なった範囲がワイヤークリップによって把持されると共に、前記折り返し位置に係止孔が形成され、前記横ワイヤーは、端部から所定の長さの位置である折り返し位置において折り返され、重なった範囲がワイヤークリップによって把持されると共に、前記折り返し位置に係止孔が形成され、
前記ワイヤー用ロックボルトが、前記縦ワイヤーの係止孔と前記横ワイヤーの係止孔とを貫通することを特徴とする。
(4)前記(1)乃至(3)の何れかにおいて、前記ネット用支圧板は、略円弧状の平板で、前記ネット用ロックボルトが貫通する貫通孔が形成された底板と、前記底板の曲率半径が小さい方の側縁に沿って形成された上側板とを具備し、
前記底板と前記上側板とが断面略円弧状の曲面によって連続し、
前記底板と前記上側板とに跨がって前記底板と前記上側板とに固定された補強板を具備することを特徴とする。
(5)本発明に係る転石固定工法は、転石が存在する斜面において、前記転石より斜面下側の位置にネット用ロックボルトを固定する工程と、
前記斜面の前記転石および前記ネット用ロックボルトを包囲するネット敷設範囲の四隅にそれぞれワイヤー用ロックボルトを固定する工程と、
ネットを、前記ネット敷設範囲に敷設する工程と、
前記ネット敷設範囲の周囲に略矩形状または略井桁状に縦ワイヤーおよび横ワイヤーを配置する工程と、
前記ネット用ロックボルトにネット用支圧板を設置して、前記ネットを前記斜面に向かって押し付ける工程と、
前記ワイヤー用ロックボルトにワイヤー用支圧板を設置して、前記縦ワイヤーと前記横ワイヤーとの交差部を前記斜面に向かって押し付ける工程と、
前記ネットと前記縦ワイヤーとをワイヤークリップによって、前記ネットと前記横ワイヤーとをワイヤークリップによって、それぞれ接続する工程と、を有する。
(i)本発明に係る転石固定構造は、転石を覆うネットが、斜面の転石より斜面下側の位置において、斜面に押し付けられるから、落石や浮石(以下「転石」と総称する)の発生を抑えると共に、転石が発生した場合でも、滑落の初期に転石を受け止めることができる。したがって、ネットに加わる衝撃力を小さく抑えることができる。また、ネットの斜面下側の縁が横ワイヤーによって、斜面に押し付けられるから、ネットの終端部から転石の一部が道路等に転がり出ることがない。
(ii)また、ネットは、転石の斜面下側の形状に沿って斜面に押し付けられるから、転石の発生を効果的に抑え、また、転石を効果的に受け止めることができる。
(iii)また、ワイヤー用ロックボルトが、縦ワイヤーの係止孔と横ワイヤーの係止孔とを貫通するから、縦ワイヤーと横ワイヤーとが確実に交差すると共に、それぞれの端部が移動不能に位置決めされる。
(iv)また、ネット用支圧板は、曲面によって連続した底板および上側板と、両者を連結する補強板とを具備するから、転石の荷重を確実に受け止めることができ、ネットに集中的な荷重がかからないようにして、転石の荷重を確実に受け止めることができ、さらに、落葉や土砂類の堆積が促進される。したがって、転石固定構造の信頼性が担保されると共に、緑化の促進により自然の美観が戻ることによる環境保全に寄与する。
(v)さらに、本発明に係る転石固定工法は、前記工程を有するから、各工程が簡素であって、迅速な作業をすることができるため、工期の短縮を図ることができる。
本発明の実施形態1に係る転石固定構造を説明する模式的に示す平面図および側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のネット用支圧板を示す平面図と側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のネット用ロックボルトとネット用支圧板との構造を拡大して示す側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のロックワッシャー、ロックナットおよびキャップ)を示す側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のワイヤー用支圧板を示す平面図と側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のワイヤー用ロックボルトとワイヤー用支圧板との構造を拡大して示す側面視の断面図。 図1に示す転石固定構造のワイヤークリップを示す左右側面図と平面図。 図1に示す転石固定構造の縦ワイヤーおよび横ワイヤーを示す平面図。 本発明の実施形態2に係る転石固定工法を説明するフローチャート。
[実施の形態1]
図1〜図8は本発明の実施形態1に係る転石固定構造を説明するものであって、図1の(a)は模式的に示す平面図、図1の(b)は側面視の断面図、図2の(a)は一部構成部材(ネット用支圧板)を示す平面図、図2の(b)は一部構成部材(ネット用支圧板)を示す側面視の断面図、図3は一部(ネット用ロックボルトとネット用支圧板)の構造を拡大して示す側面視の断面図、図4の(a)は一部構成部材(ロックワッシャー)を示す側面視の断面図、図4の(b)は一部構成部材(ロックナット)を示す側面視の断面図、図4の(c)は一部構成部材(キャップ)を示す側面視の断面図、図5の(a)は一部構成部材(ワイヤー用支圧板)を示す平面図、図5の(b)は一部構成部材(ワイヤー用支圧板)を示す側面視の断面図、図6は一部(ワイヤー用ロックボルトとワイヤー用支圧板)の構造を拡大して示す側面視の断面図、図7の(a)は一部構成部材(ワイヤークリップ)を示す左側面図、図7の(b)は一部構成部材(ワイヤークリップ)を示す平面図、図7の(c)は一部構成部材(ワイヤークリップ)を示す右側面図、図8は一部構成部材(縦ワイヤーおよび横ワイヤー)を拡大して示す平面図である。
なお、各図は模式的に描かれ、特に、理解を容易にするため、一部当接する構成部材同士であっても、隙間を空けて描かれているため、相互の大きさ等は図示する形態に限定されるものではない。
(転石固定構造)
図1の(a)および(b)において、転石固定構造100は、転石800が存在する斜面900に敷設されたネット1と、斜面900の転石800より斜面下側の位置に固定されたネット用ロックボルト2a、2b、2cと、ネット用ロックボルト2a、2b、2cに設置され、ネット1を斜面900に向かって押し付けるネット用支圧板3a、3b、3cと、転石800およびネット用ロックボルト2a、2b、2cを包囲し、斜面900の略矩形状の範囲(以下「ネット敷設範囲」と称す)901の四隅(図1において「イ、ロ、ハ、ニ」にて示す)に固定されたワイヤー用ロックボルト4a、4b、4c、4dと、略矩形状または略井桁状に配置された縦ワイヤー6a、6bおよび横ワイヤー7a、7bと、を有している。
そして、ワイヤー用ロックボルト4aには、縦ワイヤー6aと横ワイヤー7aとの交差部を斜面900に向かって押し付けるワイヤー用支圧板5aが設置され、ワイヤー用ロックボルト4bには、縦ワイヤー6bと横ワイヤー7aとの交差部を斜面900に向かって押し付けるワイヤー用支圧板5bが設置され、ワイヤー用ロックボルト4cには、縦ワイヤー6bと横ワイヤー7bとの交差部を斜面900に向かって押し付けるワイヤー用支圧板5cが設置され、ワイヤー用ロックボルト4dには、縦ワイヤー6aと横ワイヤー7bとの交差部を斜面900に向かって押し付けるワイヤー用支圧板5dが設置されている。
さらに、ネット1と縦ワイヤー6a、6bとが、また、ネット1と横ワイヤー7a、7bとが、それぞれ結合コイル8によって結合されている。
なお、以下の説明において、共通する内容については、符号の添え字「a、b、c、d」の記載を省略する。
また、説明の便宜上、ネット敷設範囲901内に1個の転石800がある場合を示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、ネット敷設範囲901内に複数個の転石800があってもよく、このとき、それぞれの転石800の斜面下側にネット用ロックボルト2が設置される。
また、ワイヤー用ロックボルト4およびワイヤー用支圧板5は、縦ワイヤー6と横ワイヤー7との交差部を斜面900に押し付けるものに限定するものではなく、縦ワイヤー6または横ワイヤー7の途中を斜面900に押し付けてもよい。このとき、ワイヤー用ロックボルト4は5本以上になる。
さらに、縦ワイヤー6および横ワイヤー7はそれぞれ一対に限定するものではなく、梯子状や格子状に配置された3本以上の縦ワイヤー6や横ワイヤー7を具備してもよい。
(ネット用支圧板)
図2において、ネット用支圧板3は、一方の面が開口した函体であって、略円弧状の平板である底板31と、底板31の曲率半径が小さい方の側縁(凹側の側縁)に沿って形成された上側板32と、底板31の曲率半径が大きい方の側縁(凸側の側縁)に沿って形成された下側板33と、底板31、上側板32および下側板33の端縁同士を接合する端板34、35とを具備している。
そして、底板31と上側板32とは、断面円弧状の曲面36を介して連続し、底板31と下側板33とは、断面円弧状の曲面39を介して連続している。そして、底板31の略中央にはネット用ロックボルト2が貫通するためのボルト孔37が形成され、底板31の隅には水抜き用の水抜き孔38a、38bが形成されている。なお、それぞれ別々の板材からなる底板31と下側板33とを接合する場合、曲面39の形成を省略してもよい。
このとき、ネット用支圧板3を前記函体にしたのは、転石800が浮き上がったり滑落を開始しようとした際、ネット1を介して転石800の荷重を確実に受け止めるためである。すなわち、端板34、35は、上側板32が斜面下側に倒れないようにする補強板として機能している。
また、底板31と上側板32とが断面円弧状の曲面36を介して連続しているのは、ネット用支圧板3が転石800の荷重を受け止めた際、ネット1は底板31と上側板32との境目に強く押し付けられるため、かかる境界の面積を広くすることによって、ネット1に集中的な荷重がかからないようにするためである。
また、ネット用支圧板3は、上側板32や下側板33によって、ネット1上やネット用支圧板3上に吹き寄せられた(落下した)落葉や土砂類の散逸が抑えられるため、落葉類の堆積が促進される。したがって、転石固定構造100を設置した後、比較的早い時期に、転石固定構造100上に腐葉土が積もることによって、転石固定構造100は植生に覆われ、緑化の促進により自然の美観が戻るため、環境保全に寄与する。
なお、本発明は、転石800の浮き上がりの前や転石800の滑落の初期に、転石800を斜面900に押し付けることを目的に、転石800の斜面下側で転石800に近い位置においてネット1を斜面900に押し付けるものであるから、ネット用ロックボルト2およびネット用支圧板3を前記形態に限定するものではない。
例えば、転石800が小さく軽量である場合には、ネット用ロックボルト2は3本未満でよく、一方、転石800が大きく重い場合や一個所に複数の転石800が集まっている場合には、ネット用ロックボルト2を4本以上にする。
また、縦ワイヤー6が3本以上の場合で、縦ワイヤー6が転石800上を通過する場合には、ネット用支圧板3が当該縦ワイヤー6を押さえ付けてもよい。また、ネット用支圧板3の補強を要しない場合には、端板34、35を撤去してもよく、また、落葉類の堆積促進を要しない場合には、上側板32や下側板33を撤去してもよい。さらに、底板31を略円弧状の平板に代えて、矩形状や円形にしてもよい。
さらに、ネット1は、ネット用支圧板3に当接する位置において、斜面900に当接する場合(挾持される場合)と、斜面900から浮き上がる場合とがある。
(ネット用ロックボルト)
図3において、ネット用ロックボルト2は、外面に雄ネジ(または螺旋状の突条)21が形成された棒体または管体であって、斜面900に形成されたロックボルト設置穴910に配置され、グラウト材(セメントミルク)920によって抜け出し不能に固定されている。なお、ネット用ロックボルト2の下端には掘削ビット29が固定され、ロックボルト設置穴910を形成しながら掘り進める自穿孔式であるが、本発明は自穿孔式に限定するものではなく、予め形成したロックボルト設置穴910にネット用ロックボルト2を挿入するものであってもよい。
斜面900に固定されたネット用ロックボルト2は、ネット1の網目およびネット用支圧板3のボルト孔37を貫通している。そして、ネット用支圧板3の底板31の上に、それぞれ、ネット用ロックボルト2が貫通する貫通孔が形成されている矩形平板である角座金22とキャップワッシャー23と、キャップワッシャー23の内球面23dに摺動自在な外球面24bを具備するロックナット24とが配置され、ロックナット24がネット用ロックボルト2に螺合している。すなわち、内球面23dと外球面24bとが摺動するから、仮に、ネット用ロックボルト2とネット用支圧板3の底板31とが垂直でない場合であっても、ロックナット24は、角座金22とキャップワッシャー23とを斜面900側に押し付けることができる。
さらに、ネット用ロックボルト2の上端およびロックナット27を覆うキャップ25が設置され、キャップ25内に防錆材26が封入されている。
図4の(a)において、キャップワッシャー23はネット用ロックボルト2が貫通自在な内面23aを具備する略円筒状であって、円形平面である底面23bと、外面に形成された雄ネジ23cと、内面に形成された内球面23dとを具備している。
図4の(b)において、ロックナット24は、ネット用ロックボルト2の雄ネジ21に螺合する雌ネジ24aを具備する筒状体であって、外面には、キャップワッシャー23の内球面23dに摺動自在な外球面24bと、回転工具(スパナ等)によって把持される断面六角の把持部24cとを具備する。
図4の(c)において、キャップ25は、キャップワッシャー23の雄ネジ23cに螺合する雌ネジ25aを具備する筒体であって、平面である底面25bと、回転工具(スパナ等)によって把持される断面略多角形(円筒外面の対角位置に平面が形成されている)の把持部25cと、円筒部分と天井部分とが結合したドーム部25dと、ドーム部25dの天井部分に形成された注入孔25e(図3参照)と、注入孔25eに形成された雌ネジ24aに螺合する雄ネジを具備する栓25fと、を具備している。また、底面25bには、環状の凹部が形成され、該凹部にシールリング25gが配置されている。
(ワイヤー用支圧板)
図5において、ワイヤー用支圧板5は、矩形平板を断面L字状に形成(曲げ加工)したものであって、ワイヤー用ロックボルト4が貫通するためのボルト孔57が形成された底板51と、底板51に断面円弧の曲面56を介して連続する上側板52とを具備する。
すなわち、ワイヤー用支圧板5は、ネット用支圧板3における下側板33、端板34、35および水抜き孔38a、38bを撤去したものに同じである。ネット用支圧板3は、ネット1を介して転石800の荷重を確実に受け止めるために、端板34、35によって補強しているが、ワイヤー用支圧板5には、転石800の荷重が直接作用するものではないため、補強のための部材の設置を省略し、製造コストを安価に押さえている。なお、底板51の側縁59に、ネット用支圧板3の曲面39に準じて、断面円弧の曲面を形成してもよい。
なお、上側板52は底板51に対して、斜面900の斜面上側のみに配置されるものではなく、底板51よりも斜面下側に配置されたり、斜面900の最大傾斜線に対して所定の角度を持って斜めに配置されたりするものである。なお、ワイヤー用支圧板5に代えて、ネット用支圧板3を設置することも、当然可能である。
なお、ワイヤー用支圧板5の形成要領は限定するものではなく、例えば、断面L字状の鋼材を切断して形成してもよく、このとき、曲面56を設けても設けなくてもよい。また、底板51は矩形状に限定するものではなく、円形平板にして、弦の位置(外周でない位置)に上側板52を設置してもよい。
そして、ワイヤー用支圧板5は、上側板52を具備するから、ネット用支圧板3と同様に、落葉類の堆積が促進されるから、緑化の促進により自然の美観が戻るため、環境保全に寄与する。なお、環境保全の要請がない場合には、上側板52を撤去してもよい。
(ワイヤー用ロックボルト)
図6において、ワイヤー用ロックボルト4は、ネット用ロックボルト2と同じ構造であるから、ネット用ロックボルト2と同じ符号を付し、説明を省略する。
そして、ネット用ロックボルト2は、ネット用支圧板3が設置されることによってネット1を押さえ付けるのに対し、ワイヤー用ロックボルト4は、ワイヤー用支圧板5が設置されることによって、縦ワイヤー6と横ワイヤー7との交差部を押さえ付けるものである(但し、縦ワイヤー6または横ワイヤー7の端部以外の位置を押さえ付ける場合は、両者の交差部を押さえ付けない場合がある)。
なお、縦ワイヤー6または横ワイヤー7は、ワイヤー用支圧板5に当接する位置において、斜面900に当接する場合(挾持される場合)と、斜面900から浮き上がる場合とがある。
(ワイヤークリップ)
図7の(a)、(b)および(c)において、ワイヤークリップ9は、両端にそれぞれ雄ネジ91a、91bが形成され、懐部92を具備するU字状部材90と、雄ネジ91a、91bに螺合するナット93a、93bと、雄ネジ91a、91bが貫通自在な貫通孔(図示しない)が形成された押さえ部材94と、押さえ部材94に設けられた突起95a、95b、95c、95dと、突起95aと突起95bとによって形成された把持溝96aと、突起95cと突起95dとによって形成された把持溝96bと、を具備している。
以下、共通する内容については符号の添え字「a、b、c、d」の記載を省略する。
したがって、懐部92と把持溝96に一対のワイヤー部分を配置し、ナット93を締め込むことによって、押さえ部材94をワイヤーの部分に押し付けることにより、一対のワイヤー部分は互いに移動困難な状態で把持される。
縦ワイヤー6の折り返し範囲62の一部と重なり範囲63の一部とは、U字状部材90の懐部に押し込まれ、ナット93を回転することによって、当該懐部と押さえ部材94とによって把持される。また、横ワイヤー7についても同様である。
(縦ワイヤー・横ワイヤー)
図8において、縦ワイヤー6および横ワイヤー7は、それぞれ所定の強度を具備するものであって、複数本の素線が撚り合わさったもの(例えば、外径12mm)である。
そして、縦ワイヤー6は、端部61から所定の長さの位置(以下「折り返し位置」と称す)62において折り返され、端部61と折り返し位置62との範囲である折り返し範囲63は、折り返し位置62よりも本体側(端部61とは反対側に同じ)の重なり範囲64に重なって、所定の間隔を空けて配置されたワイヤークリップ9によって把持されている。このとき、折り返し位置62において、係止孔65が形成される。
また、同様に、横ワイヤー7にも係止孔75が形成され、折り返し範囲73と重なり範囲74とは、ワイヤークリップ9によって把持されている。
そして、ワイヤー用ロックボルト4は縦ワイヤー6の係止孔65と横ワイヤー7の係止孔75とを貫通している。すなわち、縦ワイヤー6と横ワイヤー7とは、係止孔65と係止孔75とにおいて交差し、当該交差部はワイヤー用ロックボルト4よって位置決めされ、確実に当接し、斜面900に沿って移動不能に位置決めされている。さらに、当該交差部はワイヤー用支圧板5によって斜面900の方向に押し込まれている(図6参照)。
なお、係止孔65の形成要領は限定されるものではなく、縦ワイヤー6の折り返し位置62をワイヤー用ロックボルト4に押し当て、巻回するように折り曲げることによって係止孔65を形成し、その後に、ワイヤークリップ9によって、折り返し範囲63と重なり範囲64とを把持してもよいし、予め、ワイヤークリップ9が設置され、係止孔65を形成されている状態にして、係止孔65をワイヤー用ロックボルト4に被せるようにしてもよい。そして、横ワイヤー7についても同様である。
(ネット)
ネット1を形成する鋼線の外径・強度(化学成分等)や網目の大きさ(目開き)は、転石800の重量・数量や斜面900の傾斜度、あるいはネット1を敷設する面積等によって、決定されたものである(例えば、外径4mmの鋼線によって50mm角の目開きが形成された菱形金網等)。
また、ネット1と縦ワイヤー6とは結合コイル8によって結合されている(図8参照)。結合コイル8は、例えば、外径4mmの鋼線によって形成され、外径が70mmで長さが300mmであるが、かかる寸法は、ネット1や縦ワイヤー6の形状等によって、適宜選定されるものである。また、結合コイル8は間隔を空けて設置しても、互いに重なるように設置してもよい。本発明はネット1と縦ワイヤー6との結合手段を結合コイル8に限定するものではない。そして、ネット1と横ワイヤー7との結合において同様である。
(作用効果)
転石固定構造100は以上の構成であるから、転石800の斜面下側で、転石800の近い位置にネット用支圧板3が設置されているから、転石800の浮き上がりが防止され、転石800が滑落を開始した場合でも、滑落の早い時期に滑落を防止することができる。したがって、ネット1に加わる衝撃力を小さく抑え、かつ、転石800の摺動や擦過による損傷を抑えることができるから、ネット1を過剰に高い強度にする必要がなくなり、資材コストを抑えることができると共に、構造体としても信頼性が高まる。
しかも、ネット1の下方の終端部は、ワイヤー用支圧板5よって斜面900に押し付けられた横ワイヤー7b(両端部の係止孔75がワイヤー用ロックボルト4に係止している)に結合コイル8によって結合されているから、仮に、転石800がネット1の下方の終端部(横ワイヤー7bの近く)にまで滑落したとしても、ネット1と斜面900との間を潜り抜けて、道路等に転がり出ることがない。
さらに、ネット用支圧板3には上側板32や下側板33が、ワイヤー用支圧板5には上側板52が、それぞれ設けられているから、落葉や土砂類の散逸が抑えられるため、落葉類の堆積が促進される。したがって、転石固定構造100を設置した後、比較的早い時期に、転石固定構造100上に腐葉土が積もることによって、転石固定構造100は植生に覆われ、緑化の促進により自然の美観が戻るため、環境保全に寄与する。
[実施の形態2]
図9は本発明の実施形態2に係る転石固定工法を説明するフローチャートである。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図9において、転石固定工法200は、実施の形態1で説明した転石固定構造100(図1参照)を構築する工法であって、まず、転石800が存在する斜面900において、転石800の形状に略沿うように、転石800の下方で転石に近い位置に、ネット用ロックボルト2a、2b、2cを固定する(S1)。
また、転石800を包囲するネット敷設範囲901の四隅(図1において「イ、ロ、ハ、ニ」にて示す)に、ワイヤー用ロックボルト4a、4b、4c、4dを固定する(S2)。
ネット敷設範囲901を覆うことができる面積を具備するネット1を用意し、その上縁近くの網目を、斜面上側のワイヤー用ロックボルト4a、4bが貫通した状態で、ネット1を斜面900に載置する(S3)。
そして、ワイヤー用ロックボルト4aに縦ワイヤー6aおよび横ワイヤー7aを、ワイヤー用ロックボルト4bに縦ワイヤー6bおよび横ワイヤー7aを、それぞれ係止する(S4)。
そこで、ワイヤー用ロックボルト4a、4bにワイヤー用支圧板5a、5bを設置して、斜面上側の横ワイヤー7aを斜面900に押し付ける(S5)。
さらに、吊り下がった状態になったネット1を、転石800の下方まで引き下ろし、網目をネット用ロックボルト2が貫通した状態にし、ネット用ロックボルト2にネット用支圧板3を設置して、ネット1の転石800の下方部分を斜面900に向かって押し付ける(S6)。
さらに、ネット1を引き下げて、網目を斜面下側のワイヤー用ロックボルト4c、4dが貫通した状態にする(S7)。
そこで、ワイヤー用ロックボルト4cに縦ワイヤー6bおよび横ワイヤー7bを、ワイヤー用ロックボルト4dに縦ワイヤー6aおよび横ワイヤー7bを、それぞれ係止する(S8)。
そして、ワイヤー用ロックボルト4c、4dにワイヤー用支圧板5c、5dを設置して、縦ワイヤー6a、6bおよび横ワイヤー7bを斜面900に押し付ける(S9)。
また、ネット1と縦ワイヤー6とを、およびネット1と横ワイヤー7とを、それぞれ結合コイル8によって結合する(S10)。
以上は、基本的なフローを示すものであって、各工程(ステップ)の順番は適宜変更されたり(前後が入れ替わったり)、繰り返されるものである。例えば、結合コイル8によるネット1と縦ワイヤー6との結合やネット1と横ワイヤー7との結合は、前記それぞれの工程の間で複数回に分けて実施してもよい。
なお、斜面上側のワイヤー用支圧板5a、5bの設置と、斜面下側のワイヤー用支圧板5c、5dの設置とを同時に実施しないのは、四隅のワイヤー用支圧板5を全て設置した後、ネット用支圧板3を設置したのでは、ネット1に引張力が作用して損傷するおそれがあるからである。
また、斜面900に起伏がある場合等、四隅以外の位置にワイヤー用ロックボルト4が固定されている場合には、斜面上側からワイヤー用ロックボルト4が固定されている斜面途中の位置にまでネット1を引き下ろし、当該位置においてワイヤー用支圧板5を設置して、ネット1および縦ワイヤー6を斜面に押し付け、次に、より斜面下方のワイヤー用ロックボルト4が固定されている位置にまでネット1を引き下ろし、当該位置においてワイヤー用支圧板5を設置し、ネット1および縦ワイヤー6を斜面に押し付ける作業を繰り返すことになる。
本発明は、以上の構成であるから、転石の発生を抑えたり、滑落初期に滑落を効果的に食い止めることができるから、各種条件の斜面に広く設置することができる転石防止構造および転石防止工法として広く利用することができる。
1 ネット
2 ネット用ロックボルト
3 ネット用支圧板
4 ワイヤー用ロックボルト
5 ワイヤー用支圧板
6 縦ワイヤー
7 横ワイヤー
8 結合コイル
9 ワイヤークリップ
21 雄ネジ
22 角座金
23 キャップワッシャー
23a 内面
23b 底面
23c 雄ネジ
23d 内球面
24 ロックナット
24a 雌ネジ
24b 外球面
24c 把持部
25 キャップ
25b 底面
25c 把持部
25d ドーム部
25e 注入孔
25f 栓
25g シールリング
26 防錆材
29 掘削ビット
31 底板
32 上側板
33 下側板
34 端板
35 端板
36 曲面
37 ボルト孔
38 水抜き孔
39 曲面
51 底板
52 上側板
56 曲面
57 ボルト孔
59 側縁
61 端部
62 折り返し位置
63 折り返し範囲
64 重なり範囲
65 係止孔
73 折り返し範囲
74 重なり範囲
75 係止孔
90 U字状部材
91 雄ネジ
92 懐部
93 ナット
94 押さえ部材
95 突起
96 把持溝
100 転石固定構造
200 転石固定工法
800 転石
900 斜面
901 ネット敷設範囲
910 ロックボルト設置穴
920 グラウト材(セメントミルク)

Claims (5)

  1. 転石が存在する斜面のネット敷設範囲に敷設されたネットと、
    前記転石より斜面下側の位置に固定されたネット用ロックボルトと、
    前記ネット用ロックボルトに設置され、前記ネットを前記斜面に向かって押し付けるネット用支圧板と、
    前記転石および前記ネット用ロックボルトを包囲し、前記ネット敷設範囲の少なくとも四隅に固定されたワイヤー用ロックボルトと、
    前記ネット敷設範囲の周囲に略矩形状または略井桁状に配置された縦ワイヤーおよび横ワイヤーと、
    前記ワイヤー用ロックボルトに設置され、前記縦ワイヤーと前記横ワイヤーとの交差部を前記斜面に向かって押し付けるワイヤー用支圧板と、
    前記ネットと前記縦ワイヤーとを接続するワイヤークリップと、
    前記ネットと前記横ワイヤーとを接続するワイヤークリップと、
    を有する転石固定構造。
  2. 前記ネット用ロックボルトは、前記転石の斜面下側の形状に沿って、略円弧状に間隔を空けて複数配置されていることを特徴とする請求項1記載の転石固定構造。
  3. 前記縦ワイヤーは、端部から所定の長さの位置である折り返し位置において折り返され、重なった範囲がワイヤークリップによって把持されると共に、前記折り返し位置に係止孔が形成され、前記横ワイヤーは、端部から所定の長さの位置である折り返し位置において折り返され、重なった範囲がワイヤークリップによって把持されると共に、前記折り返し位置に係止孔が形成され、
    前記ワイヤー用ロックボルトが、前記縦ワイヤーの係止孔と前記横ワイヤーの係止孔とを貫通することを特徴とする請求項1または2記載の転石固定構造。
  4. 前記ネット用支圧板は、略円弧状の平板で、前記ネット用ロックボルトが貫通する貫通孔が形成された底板と、前記底板の曲率半径が小さい方の側縁に沿って形成された上側板とを具備し、
    前記底板と前記上側板とが断面略円弧状の曲面によって連続し、
    前記底板と前記上側板とに跨がって前記底板と前記上側板とに固定された補強板を具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の転石固定構造。
  5. 転石が存在する斜面において、前記転石より斜面下側の位置にネット用ロックボルトを固定する工程と、
    前記斜面の前記転石および前記ネット用ロックボルトを包囲するネット敷設範囲の四隅にそれぞれワイヤー用ロックボルトを固定する工程と、
    ネットを、前記ネット敷設範囲に敷設する工程と、
    前記ネット敷設範囲の周囲に略矩形状または略井桁状に縦ワイヤーおよび横ワイヤーを配置する工程と、
    前記ネット用ロックボルトにネット用支圧板を設置して、前記ネットを前記斜面に向かって押し付ける工程と、
    前記ワイヤー用ロックボルトにワイヤー用支圧板を設置して、前記縦ワイヤーと前記横ワイヤーとの交差部を前記斜面に向かって押し付ける工程と、
    前記ネットと前記縦ワイヤーとをワイヤークリップによって、前記ネットと前記横ワイヤーとをワイヤークリップによって、それぞれ接続する工程と、
    を有する転石固定工法。
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