JP2013243459A - 移動型中継装置および移動型中継プログラムならびに移動型中継方法 - Google Patents

移動型中継装置および移動型中継プログラムならびに移動型中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に、ルータ間の通信経路を選択する。
【解決手段】移動型中継装置は、記憶部に格納されたデータを送信する通信手段と、自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出手段と、近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令手段と、自機位置情報と、記憶部に格納された、データの送信先端末装置の位置と、複数の他機位置情報とから、送信先端末装置と自機、および送信先端末装置と複数の他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長手段と、送信先端末装置および他の移動型中継装置のうち、距離が最小となる装置を選択する転送先判定手段と、を有し、通信手段は、転送先判定手段が選定した装置にデータを送信し、装置が送信先端末装置とは異なる場合は、送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する。
【選択図】図8

Description

本発明は移動型中継装置、移動型中継プログラムならびに移動型中継方法に関する。
スマートフォンの普及により、一般ユーザ向けのルータ通信が容易になってきた。ルータ通信は、データをバケツリレー方式で伝送することを可能とする。近年のスマートフォンは、モバイルルータとしても使用可能なため、スマートフォン自体をルータとして、複数のスマートフォン間で相互に通信することが可能である。この相互通信はルータとして介在するスマートフォンの状況が変わるような環境でも実現する。しかし、有限の通信距離の中に、スマートフォンが多数存在する場所においては、これらのスマートフォンが移動することによって、非常に頻繁に通信可能なルータが切り替わることになる。その際、各ルータは、ルーティングテーブルを必要とする。ルーティングテーブルはルータの接続状況が変わった際には更新される必要がある。このようなルーティングテーブルの更新は、多くの時間を要する。ルータの接続状況が頻繁に変わるような状況においては、このルーティングテーブルの更新が伝送のタイミングに間に合わないことがある。その場合、ルータは、経路選択を誤る。その結果、ルータは、通信不可能なホップ先や、送信先から遠ざかるホップ先へ通信データを転送するよう機能する。すなわち、通信データのバケツリレーは途中で途絶える。この場合、通信データを送信先へ到達させることは、困難である。現状のシステムは、ルータの接続状況が基本的に変化しないことを前提として構成されているため、上記の状況に対して、なんらかの対応が必要であった。
一方、通信データの転送は転送元、転送先のルータを一意に指定する必要がある。したがって、ルーティングテーブルは厳密に管理される必要があり、管理のための工数や費用が必要であった。
そのため、ルータを経由して送信元のスマートフォンから送信先のスマートフォンへ通信データを転送する場合、ルーティングテーブルを使用する方法では通信データの転送に時間とコストがかかった。
具体的に、2つの機器の間でデータ通信を行う場合が、下記に説明される。送信元の機器と、送信先の機器との間にデータを仲介する機器(以降、それらの機器をルータと記載)が必要となることがある。送信元と送信先の間に存在する複数のルータが、送信元のルータから送出されたデータを、バケツリレー方式により送信先までデータを伝達する。以降、送信元から送信先へバケツリレーで伝達するデータは通信データと記載される。ルータは複数のルータと接続されているので、このバケツリレー方式では、通信データを引き渡す次のルータ(以降、ホップ先と記載することがある)は、正しく選択されなくてはならない。ここで、正しく選択するとは、経由するルータの数(以降、ホップ数と記載)を最小とすることである。そのため、ルータは、送信先とホップ先の情報を対で保持している。その情報が上述したルーティングテーブルであり、以降もこの情報をルーティングテーブルと呼ぶ。ルータ間の接続状況が変化し、最小ホップ数のルートが変わる場合は、自動的にルーティングテーブルが更新される仕組みがルータには実装されている。しかし、更新には情報を収集する時間が必要となる。
そのため、頻繁に上記2つの機器の間で、ルータの接続状況が変化する環境では、ルーティングテーブルの更新が間に合わず、正しい経路の選択が不可能となる状態が発生する。結果として、ルーティングテーブルに記録されている転送先と通信ができず、通信データのバケツリレーが途中で途絶えることとなる。この場合、通信データの再送信が必要になり、通信の効率が低下する事態を招く。すなわち、ホップ先を正しく選択することは困難であり、経路を効率よく選択することができなかった。
すべてのルータが、経路選択に関する情報を、必要に応じて適宜得ることが可能となれば、ルーティングテーブルが不要となる。また、このような状況下では、たとえ接続状況が変化しても経路選択が適切に行うことができる。一方、近年のスマートフォンは位置情報を取得する機能を有している。
特許文献1は、送信元のルータが、事前に送信先のルータまでのルートを検索し、ホップ先を決定した後、対象となるデータを送信するパケットルーティング方法を開示している。
特許文献2は、各端末の位置と接続可否情報とを記憶して、通信元の端末から通信先の端末に至る通信経路を決定し、通信元の端末に照会する位置管理装置を使用した通信システムを開示している。
特許文献3は、ルータがGIP経路情報(GIP:Geographical Internet Protocol)を保持しており、受信したパケットのGIPアドレスと、このGIP経路情報の位置情報および地理範囲情報と重複する地理範囲が存在する場合にそのパケットを、該地理範囲に送信するという技術を開示している。
特許文献4は、ルータが接続履歴を記憶し、地理的にルータが移動する場合、この履歴から、他のルータの近隣度に関する情報を得るという近隣ルータの認識方法を開示している。
特開平11‐239176 特開2006−191519 特開2005−184482 特開2007―166644
特許文献1の方法は、データ送信の前にルートの検索という工程を必要とするため、経路選択の効率は改善されにくい。
特許文献2の方法は、位置管理装置を必要とするため、コストがかかる。
特許文献3の方法は、ルータが経路情報の更新が必要となり、効率的ではない。
特許文献4は、ルータが移動する場合、近隣度が常に正しいとは限らず、正確性に欠けるので、効率が低い。
本発明の目的は、効率的に、ルータ間の通信経路を選択することである。
本発明によれば、記憶部に格納されたデータを送信する通信手段と、自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出手段と、近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令手段と、前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長手段と、前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択する転送先判定手段と、を有し、前記通信手段は、前記転送先判定手段が選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する移動型中継装置が得られる。
本発明によれば、記憶部に格納されたデータを送信する通信処理と、自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出処理と、近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令処理と、前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長処理と、前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択する転送先判定処理と、前記転送先判定処理が選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する前記通信処理とを、コンピュータに実行させる移動型中継プログラムが得られる。
本発明によれば、記憶部に格納されたデータを送信し、自機の位置を自機位置情報として検出し、近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信し、前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出し、前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択し、選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する移動型中継方法が得られる。
本発明によれば、効率的にルータの通信経路が選択される。
図1は本発明の第1の実施形態のルータの構成を表すブロック図である。 図2は本発明の第1の実施形態のルータの配置状況を表す図である。 図3は本発明の第1の実施形態のルータの動作を示すフローチャートである。 図4は本発明の第1の実施形態の初回中継装置と送信先端末装置の所在地の経緯度情報である。 図5は本発明の第1の実施形態の中継機候補の所在地の経緯度情報である。 図6は本発明の第1の実施形態の中継機候補から送信先端末装置までの距離の計算結果である。 図7は本発明の第1の実施形態の中継機候補のランキングである。 図8は本発明の第2の実施形態のルータの構成を表すブロック図である。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1はルータ201の構成を示す。ルータ201は、位置情報取得部101、他端末位置記憶部102、通信部103、通信データ記憶部104、位置情報記憶部105、位置演算部106、2点間距離演算部107、転送先判定部108、通信データ転送処理部109、測位指令部110により構成される。後述するルータ202、ルータ203、ルータ204は、ルータ201と同様の構成を有している。
なお、ルータは、本実施形態では、移動型中継装置ともよぶ。また、位置情報取得部101は位置検出部1010とも呼ばれる。また、2点間距離演算装置107は測長部1070とも呼ばれる。
次に、図2は本実施形態のルータ配置状況を示す。ルータは基本的に相互に通信可能な機能を備えるが、距離などの条件により通信できない場合が発生する。図2に示すように、本実施形態を実施する環境には、複数のルータが存在する。これらの複数のルータには、互いに通信可能なものと、通信不可能なものとが、含まれている。矢印が引かれているルータ201とルータ202、ルータ201とルータ203、ルータ202とルータ204、ルータ203とルータ204の間はそれぞれ互いに通信可能である。これに対して、矢印が引かれていないルータ201とルータ204、ルータ201とルータ205、ルータ202とルータ203の間はいずれも互いに通信することが不可能である。
図2の環境において、ルータ201からルータ204に通信データを転送する例が以下に説明される。初期状態では、ルータ201が通信データを保持している。ルータ201は、送信元の位置情報をルータ201の位置、送信先の位置情報をルータ204の位置として、通信経路を決定する。ルータ201は、次の転送先として、ルータ203を選択し、通信データを転送する。
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、図1のブロック図、図3のフロー図を参照して説明する。
通信データを保持しているルータ201の位置情報取得部101は、自機の位置情報Xを検出し、位置情報記憶部105に蓄積する(図3 S01)。位置情報取得部101としては、GPS(Geographical Positioning System)を用いることができる。位置情報とは、例えば緯度、経度等などをさす。位置情報記憶部105は、最新の位置情報をX1、その前の位置情報をX2、と続き、Xnまでn個の位置情報を格納する。
次に、ルータ201の位置演算部106は位置情報記憶部105に蓄積された位置情報X1〜Xnをもとに2点間距離演算部107で用いるための位置情報X0を、下記の式により演算する(図3 S02)。

Figure 2013243459

たとえば、α1=α2=αn=1/nとした場合は、X0は平均となり、α1=1、α2=αn=0とした場合はX0は最新の位置情報X1となる。設計に応じてαの値は、設定される。その後、位置演算部106は、位置情報記憶部105のX0に演算結果を格納する。
次にルータ201の測位指令部110は、あらかじめ自機の位置情報記憶部105に登録している、他のルータ202、ルータ203、ルータ205に向けて、それらの位置情報を要求するリクエストを送信する(図3 S03)。測位指令部110の通信は、近距離無線通信による。ここで言う近距離無線通信は、WiFi(登録商標)(Wireless Fidelity)ダイレクトなどで指定された無線規格による通信であって、たとえば到達距離は100〜200kmである。なお、要求リクエストを送信する対象となるルータは、必ずしも位置情報記憶部105に登録されたものに限定しなくともよい。測位指令部110は、ブロードキャストによる一斉送信により、要求リクエストを送信し、返答のあったルータのみを対象とすることもできる。この場合、近距離無線通信の電波到達範囲にあるルータ202、ルータ203のみがリクエストを受信し、それぞれの位置情報記憶部105に格納された位置情報X0をリクエストの送信元であるルータ201に返信する。
次にルータ201の測位指令部110は、S03で取得した他のルータ202、ルータ203の位置情報を他端末位置記憶部102に格納する(図3 S04)。
次にルータ201の2点間距離演算部107は、他端末位置記憶部102に記憶されたルータ202、ルータ203の位置情報と、通信データ記憶部104に記憶されている送信先端末装置の位置情報から、送信先端末装置とルータ202、ルータ203それぞれとの距離を演算する。また、2点間距離演算装置107は、位置情報記憶部105に記憶されているルータ201の位置情報と、送信先端末装置の位置情報から、ルータ201と送信先端末装置との距離を演算する(図3 S05)。
次にルータ201の転送先判定部108は、S05の演算結果を元にランキングを作成する(図3 S06)。その際、ランキングの作成方法としては、送信先(ルータ204)と自機(ルータ201)、及び送信先(ルータ204)と他のルータ(ルータ202、ルータ203)との距離が短いほどランキング上位とする方法、送信先と自機、及び他のルータとの距離が短いほど高確率で上位とする方法、送信先と他のルータとの距離が長いほど上位とする方法が考えられる。なお、転送先判定部108は、必ずしもランキングを完遂する必要はなく、距離の最小値、最大値が判明した時点で、ランキングを中止ししてもよい。
次にルータ201の転送先判定部108は、S06で行われたランキングの結果、転送先があるか否かを判定する(図3 S07)。転送先がある場合、転送先判定部108は、一以上の転送先を選択する(図3 S07 YES)。一方、S03の要求に対して、いずれのルータからも回答がなかった場合など、選択可能な転送先が1台もない場合、転送先判定部108は、後述するS09の削除判定処理を実行する(図3 S07 NO)。転送先がある場合、ルータ201の通信部103は、通信データ転送部109を介して、通信データ記憶部104に格納されている通信データを受け取り、S07で選択された転送先へ、通信データを転送する。転送先が送信先端末装置以外の場合、通信部103は同じく通信データ記憶部に格納されている送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する(図3 S08)。
次にルータ201の転送先判定部108は、通信データ記憶部104に格納されている通信データを削除するか否かを判定する(図3 S09)。この判定は、送信先端末装置からの受信通知の有無、送信されてからの時間、ホップ数等を元に判定する。一例として、送信先端末装置から、通信データの受信通知を受け取った場合、転送先判定部108は、この通信データを削除する。また、一例として、送信されてからの時間があらかじめ定めた所定の時間を上回る場合は、転送先判定部108は、この通信データを削除する。また、一例として、図示しないホップ数カウンタの値が、あらかじめ定めた所定の回数を上回る場合は、転送先判定部108は、この通信データを削除する。
S09における判定の結果、削除が決定した場合(図3 S09 YES)は、転送先判定部108は、通信データ記憶部104の通信データを削除して、処理を完了する(図3 S10、End)。S09における判定の結果、削除しないことに決定した場合(図3 S09 NO)、転送先判定部108は、処理を完了する(図3 End)。
具体的な例として、初回中継装置であるルータ201から、送信先端末装置であるルータ204にデータを転送する場合が説明される。ルータ201の経緯度情報は、図4に示される。この値は、位置情報取得部101から得た複数回の測定結果を、位置演算部106が演算したものである。図4に示された送信先端末装置の位置情報は、地理情報に関するデータベースから予め取得された値とする。2点間距離演算装置107は、この値と、位置演算部106が算出した自機の位置から、ルータ201とルータ204との距離を算出する。この例の場合、ルータ201とルータ204の距離は、約670mであり、この距離は近距離無線通信で可能な電波の飛距離を越えている。ルータ201の測位指令部110は、ブロードキャストによる近距離無線通信で、周辺のルータからの応答を確認する。この実施形態においては、応答のあったルータ202とルータ203が、次の中継機の候補となる。ルータ202はルータ201から170m、ルータ203は180mの地点に、それぞれ存在している。測位指令部110の要求に応え、ルータ202とルータ203は、それぞれ図5に示す位置情報を含む応答信号を返信する。ルータ201の測位指令部110は、この結果を他端末位置記憶部102に格納する。ルータ201の2点距離演算部107は、他端末位置記憶部102に格納されたルータ202とルータ203の位置情報と、通信データ記憶部104に格納されているルータ204の位置情報とから、ルータ202、ルータ203とルータ204の距離をそれぞれ算出する。図6はその結果を示す。この演算は球体三角法等の一般的な方法で行うことが可能である。
転送先判定部108は2点距離演算部107の計算結果である、ルータ204とルータ201、ルータ202、ルータ203それぞれとの距離を基に、ルータ204から近い順にルータのランキングを作成する。ランキングの結果を図7に示す。
転送先判定部108は、このランキング結果から、もっともルータ204に近いルータであるルータ203をホップ先として選択する。
通信データ転送処理部109は、通信データを通信部103を介して、通信データと、ルータ204のアドレスとを、ルータ203に送信する。ルータ203は、上記に説明したルータ201と同様の処理を行い、次のルータへ、通信データとルータ204のアドレスとを送信する。ホップ先のルータ自身とルータ204との距離が、他のルータとの比較で最小となるまで、上記の処理が繰り返されることにより、最終的に通信データがルータ204に送信されることになる。
なお、通信データを受信したルータが、自機と送信先端末装置の間の距離が、所定の値以下であるという判断を行った場合は、他機位置情報リクエスト処理〜転送先判定処理(図3 S02〜S07)を介さず、直接、送信先端末装置に直接通信データを送信することとしてもよい。
本実施形態は、図2に示すルータ201、ルータ202、ルータ203、ルータ204の4つのルータが存在する環境について説明されたが、図1のブロック図の特徴を有するルータであれば、その数に制限はない。
本実施形態では、測位指令部110が、ブロードキャストによる近距離無線通信で、その応答の有無から、ルータの候補(この場合ルータ202、ルータ203)を決定したが、あらかじめ登録された候補のリストにより候補を選択してもよい。この場合は、測位指令部110が、リストに登録された1以上の候補のアドレスに、同報通信を行う。
本実施形態では、他端末位置記憶部102、位置情報記憶部105、通信データ記憶部104という3つの記憶部を使用しているが、一つの記憶部にすべてを格納しても構わない。
本実施形態では、ルータ201が、その内部に、他端末位置記憶部102、位置情報記憶部105、通信データ記憶部104という3つの記憶部を有しているが、これらの記憶部は、外付け記憶装置、あるいは外部のサーバであっても構わない。
本実施形態では、位置演算部106を用いて、ルータ201が自機の平均的な位置を算出しているが、常に最新の位置情報でルータ201の位置と決定する場合は、位置演算部106を用いる必要はない。
本実施形態ではルータを移動型中継装置とも呼ぶ。後述する移動型中継装置200はルータ201と同様の機能を有している。
本実施形態では、通信データ転送処理部109が、通信データを通信部103を介して送信しているが、転送先判定部108がこれを実行しても構わない。この場合、通信データ転送処理部109を用いる必要はない。
本実施形態の位置演算部106、2点間距離演算部107、測位指令部110、転送先判定部108、通信データ転送処理部109は、アプリケーションプログラムを実行するソフトウェアで実行されてもよいし、論理素子を組み合わせて構成するハードウェアで実現されてもよい。
本発明によれば、効率的にルータの通信経路が選択される。
本発明によれば、位置情報を取得する機能を利用して、転送元(ルータ201)、転送先(送信先端末装置、ルータ204)の位置情報を用いるので、ルーティングテーブルは不要である。
本発明によれば、位置情報を取得する機能を利用して、転送元(ルータ201)、転送先の位置情報(送信先端末装置)を得るので、位置情報が正確である。
本発明によれば、接続情報が、頻繁に変化するルータでも、通信データの送信が、効率的に行われる。
本発明において、スマートフォン等を使用した場合は、通信事業者の設定した通信網を経由することなく通信データの転送が可能であるため、通信にかかる費用が軽減される。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態の移動型中継装置200のブロック図を示している。
本実施形態の特徴は、記憶部に格納されたデータを送信する通信部103と、
自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出部1010と、
近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令部110と、自機位置情報と、記憶部に格納された、上記データの送信先端末装置の位置と、複数の上記他機位置情報とから、上記送信先端末装置と自機、および上記送信先端末装置と複数の他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長部1070と、
上記送信先端末装置および他の移動型中継装置のうち、その距離が最小となる装置を選択する転送先判定部108と、を有し、上記通信部103は、上記転送先判定部108が選定した装置に上記データを送信し、この装置が上記送信先端末装置とは異なる場合は、上記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する移動型中継装置200である。
本実施形態によれば、効率的にルータの通信経路が選択される。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
101 位置情報取得部
1010 位置検出部
102 他端末位置記憶部
103 通信部
104 通信データ記憶部
105 位置情報記憶部
106 位置演算部
107 2点間距離演算部
1070 測長部
108 転送先判定部
109 通信データ転送処理部
110 測位指令部
200 移動型中継装置
201 ルータ
202 ルータ
203 ルータ
204 ルータ
205 ルータ

Claims (10)

  1. 記憶手段に格納されたデータを送信する通信手段と、
    自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出手段と、
    近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令手段と、
    前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長手段と、
    前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択する転送先判定手段と、を有し、
    前記通信手段は、前記転送先判定手段が選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する移動型中継装置。
  2. 前記測位指令手段は、あらかじめ記憶手段に登録された前記他のアドレスに前記位置情報を要求する請求項1の移動型中継装置。
  3. 前記測位指令手段は、ブロードキャストにより、前記位置情報を要求する請求項1の移動型中継装置。
  4. 前記転送先判定手段は、前記送信先端末装置と前記自機との距離があらかじめ定めた閾値以下の場合、前記送信先端末装置を選択する請求項1乃至請求項3の一つに記載の移動型中継装置。
  5. 自機の位置を自機位置情報として検出する位置検出処理と、
    近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信する測位指令処理と、
    前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出する測長処理と、
    前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択する転送先判定処理と、
    前記転送先判定処理が選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する前記通信処理とを、コンピュータに実行させる移動型中継プログラム。
  6. あらかじめ記憶部に登録された前記他のアドレスに前記位置情報を要求する前記測位指令処理を前記コンピュータに実行させる、請求項5の移動型中継プログラム。
  7. ブロードキャストにより、前記位置情報を要求する前記測位指令処理を前記コンピュータに実行させる、請求項5の移動型中継プログラム。
  8. 前記送信先端末装置と前記自機との距離があらかじめ定めた閾値以下の場合、前記送信先端末装置を選択する前記転送先判定処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1乃至請求項3の一つに記載の移動型中継プログラム。
  9. 自機の位置を自機位置情報として検出し、
    近距離通信を使って他の移動型中継装置に位置情報を要求し、前記他の移動型中継装置の位置情報である他機位置情報を受信し、
    前記自機位置情報と、記憶部に格納された、前記データの送信先端末装置の位置と、複数の前記他機位置情報とから、前記送信先端末装置と自機、および前記送信先端末装置と複数の前記他の移動型中継装置との距離をそれぞれ算出し、
    前記送信先端末装置および前記他の移動型中継装置のうち、前記距離が最小となる装置を選択し、
    選定した前記装置に前記データを送信し、前記装置が前記送信先端末装置とは異なる場合は、前記送信先端末装置のアドレスも合わせて送信する移動型中継方法。
  10. ブロードキャストにより、前記位置情報を要求する請求項9の移動型中継方法。
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