JP2013243433A - 会議装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制できる会議装置を提供する。
【解決手段】 テレビ会議装置100は、第1筐体10と、−α側の端部がα軸に直交するX軸周りに相対回動可能に第1筐体10に接続された第2筐体12と、画像が表示される液晶パネルを有し、該液晶パネルがα軸及びX軸のいずれにも直交するβ軸方向の一側(+β側)から視認可能に第2筐体12に設けられた液晶ディスプレイ14と、撮影レンズ16aを有し、該撮影レンズ16aが+β側に露出するように、第2筐体12に設けられた電子カメラと、音声出力方向が+β側に向くように第2筐体12に設けられたスピーカと、音声入力方向が−β側に向くように第2筐体12に設けられたマイクとを備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、会議装置に係り、更に詳しくは、通信網を介した会議に用いられる会議装置に関する。
従来、通信網(例えばインターネット回線、電話回線など)を介したテレビ会議、電話会議などが、複数の会議装置を用いて複数のグループ間で行われている。
この種の会議装置としては、ディスプレイ、カメラ、スピーカ及びマイクを一体的に備えるものが知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
しかしながら、例えば特許文献1及び2に開示されている会議装置では、装置が大型化していた。
本発明は、通信網を介した会議に用いられる会議装置であって、第1筐体と、第1軸に平行な方向の一側の端部が前記第1軸に直交する第2軸周りに相対回動可能に前記第1筐体に接続された第2筐体と、画像が表示される表示部を有し、該表示部が前記第1及び第2軸のいずれにも直交する第3軸に平行な方向の一側から視認可能に前記第2筐体に設けられたディスプレイと、撮影レンズを有し、該撮影レンズが前記第3軸に平行な方向の一側に露出するように前記第2筐体に設けられたカメラと、音声出力方向が前記第3軸に平行な方向の一側に向くように前記第2筐体に設けられたスピーカと、音声入力方向が前記第3軸に平行な方向の他側に向くように前記第2筐体に設けられたマイクとを備える会議装置である。
これによれば、装置の大型化を抑制できる。
図1(A)及び図1(B)は、それぞれ本発明の一実施形態に係るテレビ会議装置の基準形態における斜視図(その1及びその2)である。 テレビ会議装置の基準形態における上面図である。 テレビ会議装置の制御の構成を示すブロック図である。 テレビ会議装置の基準形態における下面図である。 テレビ会議装置の基準形態における側面図(その1)である。 テレビ会議装置の基準形態における側面図(その2)である。 テレビ会議装置の基準形態における正面図である。 テレビ会議装置の開き形態における側面図である。 テレビ会議装置の最大開き形態における側面図である。 テレビ会議装置の最大開き形態における斜視図である。 図10におけるテレビ会議装置から第2筐体の−Y側部分及び液晶ディスプレイを取り外した状態を示す図である。 一軸ヒンジ装置を説明するための図である。 テレビ会議装置を含む会議システムの構成を示す図である。 テレビ会議装置を用いて行われるテレビ会議の様子を示す図である。 テレビ会議装置に外付け用バッテリを接続した状態を示す下面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1(A)〜図14に基づいて説明する。図1(A)及び図1(B)には、一実施形態に係る会議装置としてテレビ会議装置100の一形態(以下では、基準形態と称する)を異なる方向から見た外観が斜視図にて示されている。
テレビ会議装置100は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、基準形態では、全体として、例えばA4版サイズの略矩形平板状の外形(例えば厚さが20mm〜40mm)を有している。なお、基準形態のテレビ会議装置100の各角部は、丸みを帯びている。
このように、テレビ会議装置100は、基準形態において、薄型コンパクトになるように設計されている。また、テレビ会議装置100は、後に詳述するように、基準形態と、例えば机、テーブル等の上面(載置面)上に載置された状態での使用に適した開き形態との間で形態を移行させることができる。
図2には、基準形態のテレビ会議装置100が、水平な載置面上に載置された状態が示されている。以下、テレビ会議装置100の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸及びY軸方向に直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。また、テレビ会議装置100は、特に断りがない限り、基準形態になっているものとする。
テレビ会議装置100は、図1(A)〜図3に示されるように、第1筐体10、第2筐体12、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18、マイク20、制御装置24などを備えている。
第1筐体10は、一例として、図1(A)に示されるように、制御装置24が収容されている制御装置収容部10aと、複数の操作部材が設けられている操作パネル部10bとを有している。
制御装置24は、音声データ及び画像データをエンコード処理またはデコード処理をして、通信網としてのインターネットを介した音声及び画像の双方向通信を制御する。
この制御装置24は、図3に示されるように、制御用基板としてのメインボード62、音声処理用及び操作用基板としてのサブボード63などを含む。
メインボード62には、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、HDD(Hard Disk Drive)106(もしくはストレージまたは記録デバイス)、データ入出力I/F108、ネットワークI/F(Interface)110、画像入力I/F112、画像出力I/F114の各構成要素が、アドレスバス、データバス等のバスライン116を介して、双方向通信可能に接続された状態で実装されている。なお、上述した画像データは、動画または間欠画像(一定時間間隔の静止画像)のデータである。
CPU101は、所定のプログラム(テレビ会議装置用プログラム)に基づいてテレビ会議装置100全体の動作を制御する。なお、テレビ会議装置用プログラムに従ったCPU101の命令による、ネットワーク(例えばインターネット)を介した音声及び画像の双方向通信にかかる一連の動作は後述する。
ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPUの駆動に用いられるプログラムが記憶されている。
RAM104は、CPUのワークエリアとして使用される。
HDD106は、上記テレビ会議装置用プログラム、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。なお、HDDに限らず、例えばSSD(Solid State Drive)等を用いてもよい。上記テレビ会議装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、例えば記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記テレビ会議装置用プログラムは、HDD106ではなく、ROM102に記憶されるようにしてもよい。HDD106は、CPU101の制御にしたがってHDD106に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
データ入出力I/F108は、後述する複数のUSB端子に接続された例えばフラッシュメモリ等の記録メディアMに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するとともに、USB端子に接続された例えばPC(パーソナルコンピュータ)からのデータの相手側のテレビ会議装置への送信を制御する。
記録メディアMは、複数のUSB端子のうちの一のUSB端子に着脱自在となっている。なお、例えば記録メディアMがSDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)などUSB端子に直接に着脱できないものであれば、USB端子にメモリ読書ドライブを着脱させるように構成しても良いし、別途に、テレビ会議装置100に予めメモリ読書ドライブを設けていても良い。また、記録メディアMとしては、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
ネットワークI/F110は、後述するLAN端子38(例えばイーサネット(登録商標)端子)を含み、インターネットを介したデータ(画像データ及び音声データ)の入出力を行う。なお、ネットワークI/F110としては、有線のLAN端子に接続可能なように設けても良いし、また、無線のLANに接続できる無線LANのネットワークI/Fであっても良い。
画像入力I/F112は、電子カメラ16から出力される画像信号を所定の画像データとして取り込む。
画像出力I/F114は、テレビ会議を行う相手方の会議装置の宛先や画質調整、出力信号の選択などの操作用アイコン等のメニュー画面、通信網を介して受信されたデータのうちエンコードされた画像データ、及び電子カメラ16により取り込まれた画像データを、例えば液晶ディスプレイ14、後述する画像出力端子42に接続される例えば液晶モニタ、液晶テレビ、プロジェクタなどが受け入れ可能な所定のアナログまたはデジタルの画像信号に変換して出力するようになっている。なお、エンコードされた画像データを所定のコーデックを用いてデコードするのはCPU101による。この所定の画像信号としては、アナログRGB信号(VGA)、コンポーネントビデオ信号、HDMI(High―Definition Multimedia Interface)信号、DVI(Digital Video Interactive)信号が挙げられる。
サブボード63には、前述した複数の操作ボタンに対応する複数の操作端子118、音声入出力I/F120、音声制御部122などの各構成要素が実装されている。複数の操作端子118及び音声制御部122それぞれは、バスライン116を介して、互いに双方向通信可能に接続され、かつメインボード62に実装された上記各構成要素と双方向通信可能に接続されている。
音声入出力I/F120は、マイク20により入力された音声信号を所定の音声データとして取り込んで、該音声データを音声制御部122に送信するとともに、ネットワークI/F110、音声制御部122を介して受信された音声データをスピーカ18で再生可能な音声信号に変換する。
音声制御部122は、後述する一対のボリュームボタン62a、62bが操作されるのに伴いスピーカ18から出力される音の音量を調整し、後述するマイクミュートボタン64が押し下げられる(ON/OFFされる)のに伴いマイク20による音の入力/非入力を切り替える。
また、音声制御部122は、相手方のテレビ会議装置との双方向通信時に、スピーカ18から出力された音がマイク20により入力され、相手方のテレビ会議装置との間で音波のループを形成して発生するエコー、ハウリングを抑制するエコーキャンセル処理機能を有するとともに、例えば室内の空調の作動音などのマイク20で入力された音を低減させるノイズキャンセル処理機能を有する。
制御装置収容部10aは、図4〜図6を総合すると分かるように、一例として、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成る。
図7に示されるように、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の−X側の端部には、一例として、2つの開口が形成されており、該2つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているUSB端子28、30が嵌め込まれている。
また、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の+X側の端部には、一例として、3つの開口が形成されており、該3つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているヘッドフォン接続用端子32、マイク接続用端子34、USB端子36が嵌め込まれている。このように、テレビ会議中にヘッドフォンやマイクのケーブル、メモリなどが着脱される頻度が高いことが想定される端子が制御装置収容部10aの−Y側の側壁にまとめて設けられている。
また、図5に示されるように、制御装置収容部10aの+X側の側壁には、4つの開口が形成されており、該4つの開口には、それぞれメインボード12に実装されている通信用のLAN端子38、HDMI用の画像出力端子40、VGAの画像出力端子42、電源端子44(電源ジャック)が嵌め込まれている。画像出力端子40、42に代えて又は加えて、DVI―I端子、コンポーネント端子、D端子、S端子、コンポジット端子が設けられていても良い。このように、テレビ会議装置100のセッティングの際又は片付けの際にケーブル、メモリなどが着脱される頻度が高いことが想定される端子が制御装置収容部10aの+X側の側壁にまとめて設けられている。
また、図4に示されるように、一例として、制御装置収容部10aの−Z側の壁(底壁)の4隅には、4つの開口が形成されており、該4つの開口には、外付け用のバッテリを接続するための、メインボード62に実装された4つのコネクタ46が嵌め込まれている。
操作パネル部10bは、図2、図5及び図6から分かるように、X軸方向を長手方向とする細長い略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの−Y側の端部の+Z側の端に連続している。そして、操作パネル部10bは−Z側に開口している一方、制御装置収容部10aの−Y側の端部は+Z側に開口している。すなわち、操作パネル部10bの内部空間と、制御装置収容部10aの内部空間とは連続している。
操作パネル部10bの+Z側の壁の−X側の領域には、図2に示されるように、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、電源ボタン48、メニューボタン50、カーソル52、決定ボタン54、通信相手とのインターネット回線を切断するための切断ボタン56となっている。
電源ボタン48は、テレビ会議装置100に対する電源のON/OFFを行うための操作部材である。操作パネル部10bにおける電源ボタン48の近傍には、電源ON時に点灯する電源ランプ49が設けられている。
メニューボタン50は、液晶ディスプレイ14にメニュー画面を呼び出すための操作部材である。
カーソル52は、液晶ディスプレイ14に表示されるメニュー画面内に表示された項目を選択するための操作部材である。カーソルは、+X側、−X側、+Y側及び−Y側の4つの被押圧部を有しており、各被押圧部が適宜押圧されることで、メニュー画面内の項目を選択できるようになっている。
決定ボタン54は、メニュー画面内において選択された項目を決定するための操作部材である。メニュー画面内において選択及び決定される項目としては、例えば、テレビ会議を行う相手方のテレビ会議装置の宛先などが挙げられる。
切断ボタン56は、通信相手とのインターネット回線を切断するための操作部材である。
操作パネル部10bの+Z側の壁の+X側の領域には、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、ビュー切換ボタン58、明度調整ボタン60、一対のボリュームボタン62a、62b、マイクミュートボタン64となっている。
ビュー切換ボタン58は、電子カメラ16によって取り込まれた画像のうち、相手側に送信する画像を切り替えるための操作部材である。すなわち、ビュー切換ボタン58を押すことで、相手側に送信する画像を、例えば、電子カメラ16によって取り込まれた画像全体、該画像を垂直に3分割したときの3つの画像のうち、両端の画像のみ、中央の画像のみ、一端又は他端の画像のみのいずれかに適宜切り替えることができる。例えば、相手側に送信する画像を、図14に示される3名を表示する画像、該3名のうちの+X側及び−X側の2名のみを表示する画像、該3名のうちの中央の1名のみを表示する画像、該3名のうちの+X側又は−X側の1名のみを表示する画像のいずれかに適宜切り替えることができる。
明度調整ボタン60は、液晶ディスプレイ14に表示される画像の明度を調整するための操作部材である。テレビ会議装置100の周囲の明るさに応じて明度調整ボタン60を適宜押圧することで、液晶ディスプレイ14の画面の明るさを視認性の良い適切な明るさに調整することができる。ここでは、一例として、明度調整ボタン60で調整される明度がN段階(Nは、自然数)に設定されており、明度調整ボタン60が押圧される度に、明度が段階的に高く又は低くなり、明度調整ボタン60がN回押圧されると、元の明度に戻るようになっている。
一対のボリュームボタン62a、62bは、スピーカ18から出力される音の音量を調整するための操作部材である。一対のボリュームボタン62a、62bのうち、−X側のボリュームボタン62aを押圧することで、上記音量を下げることができ、+X側のボリュームボタン62bを押圧することで、上記音量を上げることができる。
マイクミュートボタン64は、マイク20のON/OFFを切り替えるための操作部材である。なお、マイク20がONとは、マイク20を介して音声が入力される状態を意味し、マイク20がOFFとは、マイク20を介して音声が入力されない状態を意味する。
上記複数の操作部材としては、押圧式のもの(押しボタン)が採用されているが、これに限らず、例えば、スライド式、ダイヤル式等のものであっても良い。
また、上記各操作部材は、押圧されていない状態で、その上面が、操作パネル部10bの上面とほぼ面一となっている。この結果、外観上の一体性に優れるとともに、テレビ会議装置100を持ち運ぶ際に各操作部材が邪魔にならない。
また、上記複数の操作部材のうち、メニューボタン50、決定ボタン54、ビュー切換ボタン58、明度調整ボタン60、一対のボリュームボタン62a、62bそれぞれの上面は、その外周から中央にかけて高くなるように緩やかに湾曲しており、簡単に押すことができるようになっている。
一方、上記複数の操作部材のうち、電源ボタン48、切断ボタン56及びマイクミュートボタン64それぞれの上面は、その外周から中央にかけて低くなるように緩やかに湾曲しており、不用意に押されないようになっている。
上記複数の操作部材は、X軸方向に1列に配置されているため(図2参照)押し間違いが防止され、それぞれの押圧方向が−Z方向とされているため操作性が良い。
第2筐体12は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16の一部、スピーカ18の一部、マイク20の一部が収容されている第1収容部12aと、電子カメラ16の残部(撮影レンズ16aを除く)、スピーカ18の残部、マイク20の残部が収容されている第2収容部12bとを有している。
第1収容部12aは、図2、図5及び図6を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの+Z側であって、操作パネル部10bの+Y側に位置している。ここでは、一例として、テレビ会議装置100が基準形態のとき、第1収容部12aの−Z側の面は、制御装置収容部10aの+Z側の面に当接している。
第1収容部12a内のほぼ中央には、液晶ディスプレイ14がXY平面に平行な状態で収容されている。
液晶ディスプレイ14は、一例として、画像が表示される表示部としての液晶パネルと、該液晶パネルを挟む位置に配置された2つの電極と、該2つの電極を挟む位置に配置された2つの偏光板とを含む液晶構造体、及び該液晶構造体の一側に配置されたバックライトを含み、全体として、平板状の外形を有している。
第1収容部12aの+Z側の面には、一例として、液晶ディスプレイ14よりも一回り以上大きな矩形開口が形成されており、該矩形開口には、強化プラスチックからなるカバーパネル26が嵌め込まれている。すなわち、液晶ディスプレイ14は、カバーパネル26によって+Z側から覆われている。カバーパネル26は、液晶ディスプレイ14に対応(対向)する部分が透明となっており、該部分を取り囲む部分が例えば黒色となっている。以下では、カバーパネル26の透明部分をクリアパネル部CPと称し、カバーパネル26の黒色部分をブラックパネル部BPと称する。
この場合、液晶ディスプレイ14の液晶パネルは、+Z側からクリアパネル部CPを介して視認可能となっている。
第2収容部12bは、図4、図5及び図6を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の箱形部分から成り、第1収容部12aの+Y側の端部の−Z側の端に連続している。すなわち、第2収容部12bは、第1収容部12aの−Z側の端よりも−Z側に突出している。そして、第2収容部12bは、+Z側に開口している一方、第1収容部12aの+Y側の端部は、−Z側に開口している。すなわち、第2収容部12bの内部空間は、第1収容部12aの内部空間と連続している。
ここで、図4から分かるように、制御装置収容部10aでは、+X側かつ+Y側のコーナー部は、一例として、平面視で、+X側の側壁に対して鈍角を成し、かつ+Y側の側壁に対して鈍角を成している。また、制御装置収容部10aでは、−X側かつ+Y側のコーナー部は、一例として、平面視で、−X側の側壁に対して鈍角を成し、かつ+Y側の側壁に対して鈍角を成している。
すなわち、制御装置収容部10aは、平面視で、X軸方向を長手方向とし、かつY軸方向を短手方向とする矩形の+Y側の2つの角部が切り欠かれたような形状を有している。
そして、上記各コーナー部は、+Z側ほど制御装置収容部10aの中央部に近づくように傾斜している。
また、第2収容部12bでは、+X側かつ−Y側のコーナー部は、平面視で、+X側の側壁に対して鈍角を成し、かつ−Y側の側壁に対して鈍角を成している。また、第2収容部12bでは、−X側かつ−Y側のコーナー部は、平面視で、−X側の側壁に対して鈍角を成し、かつ−Y側の側壁に対して鈍角を成している。
すなわち、第2収容部12bは、平面視で、X軸方向を長手方向とし、かつY軸方向を短手方向とする矩形の−Y側の2つの角部が切り欠かれたような形状を有している。
結果として、第2収容部12bと制御装置収容部10aとの間の+X側及び−X側の端の領域に所定の大きさの一対のスペース部が形成されている。各スペース部は、丁度、指が1〜3本程度入る大きさに設定されている。また、各スペース部は、−Z側から+Z側にかけて徐々に大きくなっている。
図2、図5、図6及び図11から分かるように、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間のX軸方向の中央部には、電子カメラ16の撮影レンズ16aを除く部分が収容されており、撮影レンズ16aはブラックパネル部BPに形成された開口から第2筐体12の外部に突出している。
撮影レンズ16aとしては、一例として、X軸方向の視野角が170°で、Y軸方向の視野角が135°の略半球形状の広角レンズが用いられている。
図2、図5及び図6に示されるように、ブラックパネル部BPにおける撮影レンズ16aの+Y側近傍及び−Y側近傍には、撮影レンズ16aを保護するための一対のレンズ保護用突起66a、66bが突設されている。各レンズ保護用突起の外側の面は、湾曲面で構成されており、手指などが触れても、怪我をしないようになっている。
以上のように、撮影レンズ16aをカバーパネル26よりも+Z側に突出させるとともに、一対のレンズ保護用突起66a、66bを撮影レンズ16aの+Y側近傍及び−Y側近傍に設けることによって、特にX軸方向の視野角を十分に確保した状態で撮影レンズ16aを保護することができる。
電子カメラ16は、撮影レンズ16aを介して被写体の画像を取り込み、取り込まれた画像を電気信号に変換して画像入力I/Fに出力する(図3参照)。電子カメラ16の撮像素子としては、一例として、CCD、CMOSなどが用いられている。
また、図2に示されるように、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間の−X側の端部には、スピーカ18が、音声出力方向が概ね+Z方向となるように配置されている。
ここでは、スピーカ18として、例えばフルレンジタイプの丸型のものが採用されているが、その他のものでも良い。スピーカ18は、音声入出力I/F120に結線されており、該音声入出力I/F120から送信される音声信号を音声として出力する(図3参照)。
ブラックパネル部BPにおけるスピーカ18に対応する部分には、スピーカ18から出力された音声を外部に放出するための、複数の小さな貫通孔を含んで構成される音声放出口68が形成されている。
また、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間における電子カメラ16の+X側の領域には、マイク20が、音声入力方向が概ね−Z方向となるように配置されている。
ここでは、マイク20として、例えば小型の無指向性のものが採用されているが、指向性を有するものを用いても良い。マイク20は、音声入出力I/F120に結線されており、入力した音声を音声信号として音声入出力I/F120に送信する(図3参照)。
ブラックパネル部BPのマイク20に対応する部分には、マイク20で入力される音声を取り込むための、少なくとも1つの小さな貫通孔を含んで構成される音声取込口70が形成されている。
また、ブラックパネル部BPの−X側かつ−Y側の角部には、外付け用バッテリの充電量の残量を表示する残量ランプ72、インターネット回線の接続状況を表示する回線ランプ74が設けられている。
以下では、図8に示されるように、X軸に直交し、かつカバーパネル26に平行な軸をα軸、X軸及びα軸に直交する軸をβ軸と称して説明する。そこで、テレビ会議装置100が基準形態のとき、α軸は、Y軸に一致し、β軸は、Z軸に一致する。
ここで、第1収容部12aの−Y側の端部、すなわち−α側の端部は、X軸方向を軸方向とする一軸ヒンジ装置76(図12参照)を介して第1筐体10に接続されている。そして、液晶ディスプレイ14の液晶パネルは、+β側から視認可能であり、撮影レンズ16aは+β側に露出し、スピーカ18の音声出力方向は、概ね+β側となり、マイクの音声入力方向は、概ね−β側となる。
すなわち、第2筐体12は、一軸ヒンジ装置76の作用により、X軸周りに関して、第1筐体10に当接する当接位置(図5及び図6参照)と第1筐体10から離間する離間位置(図8参照)との間をX軸周りに相対回動可能となっている。そこで、以下では、第2筐体12が離間位置に位置するときのテレビ会議装置100の形態を、開き形態とも称する。なお、第2筐体12が当接位置に位置するときのテレビ会議装置100の形態が基準形態である。そこで、以下では、基準形態を、閉じ形態とも称する。
一軸ヒンジ装置76は、制御装置収容部10aと操作パネル部10bとで形成される段部に設けられている。一軸ヒンジ装置76は、一例として、図12に示されるように、X軸方向に離間して配置された一対のトルクヒンジ78を有している。この場合、操作パネル部10bは基準形態の位置のままに維持されるため、複数の操作部材の操作性が阻害されることがない。
各トルクヒンジ78は、一対のヒンジ部材78a、78bと、該一対のヒンジ部材78a、78bをX軸周りに相対回動可能に連結する連結軸78cと、一対のヒンジ部材78a、78bのX軸周りの相対回動を抑制するトルクを発生する、例えば弾性部材等を含むトルク発生部78dとを有している。一対のヒンジ部材78a、78bのうち、一方のヒンジ部材78aは、第1筐体10に固定され、他方のヒンジ部材78bは、第2筐体12に固定されている。
第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θは、テレビ会議装置100が基準形態のとき、すなわち第2筐体12が当接位置に位置するときをθ=0°とすると、例えば0°≦θ≦90°に設定されている。具体的には、θ=90°のときに、第1収容部12aの−α側(−Z側)の端部の+β側(−Y側)の面が操作パネル部10bの+Y側の面に当接することで、第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの一方向(図8の矢印P方向)の回動が阻止されるようになっている(図9及び図10参照)。そこで、以下では、図9及び図10に示されるテレビ会議装置100の形態を最大開き形態とも称する。
ここで、第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θが0°よりも大きく、かつ60°よりも小さい角度σ(例えば15°)のときの第2筐体12及びその内蔵部品(液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18、マイク20など)を含む系(以下では、ディスプレイ系と称する)の重心に作用するX軸周りの重力のモーメントと、トルク発生部78dが発生させるトルクとが、同じ大きさに設定されている。なお、ディスプレイ系の重心に作用する重力のモーメントは、回動角度θが小さいほど大きい。
そこで、ディスプレイ系の重心に作用する重力のモーメント及び上記トルクに抗するX軸周りの一方向(図8の矢印P方向)の外力のモーメントをディスプレイ系に作用させることで、第2筐体12を第1筐体10に対してX軸周りに回動させることができる。すなわち、第2筐体12を当接位置から離間位置に回動させることができる。
そして、第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θが角度σ(例えば15°)≦θ≦90°のときにディスプレイ系に作用させる外力のモーメントを除去すると、ディスプレイ系に作用する重力のモーメントの大きさは上記トルクの大きさ以下になるため、第2筐体12の位置がその位置(離間位置)で保持される。そこで、以下では、上記トルクを保持トルクとも称する。
一方、第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θが0°<θ<σ(例えば15°)のときに、ディスプレイ系に作用させる外力のモーメントを除去すると、ディスプレイ系に作用する重力のモーメントの大きさは保持トルクの大きさを上回るため、第2筐体12は、当接位置に向けて回動する。
ここで、第2収容部12bと第1筐体10の制御装置収容部10aとのY軸方向の長さの比率は、例えば1:2とされている(図4参照)。この場合、例えば基準形態のテレビ会議装置100を+Y側から片手で掴む際に、第2筐体12及び制御装置収容部10aに手が掛かるため(図5及び図6参照)、第1及び第2筐体10、12が相対回動してばたつくことが防止される。また、テレビ会議装置100の接地面積を、開き形態時に基準形態時よりも小さくできるため、テレビ会議装置100を載置面上に載置して使用する際に、テレビ会議装置100の設置(載置)スペースを小さくすることができ、スペース効率に優れる。
また、操作パネル部10bと第2筐体12の第1収容部12aとのY軸方向の長さの比率は、例えば1:6とされている(図2参照)。この場合、基準形態のテレビ会議装置100を−Y側から掴む際に、第1筐体10及び第1収容部12aに手が掛かるため(図5及び図6参照)、第1及び第2筐体10、12が相対回動して、ばたつくことが防止される。
以下に、図13を用いて、テレビ会議装置100用いる会議システム200について説明する。この会議システム200は、図13に示されるように、インターネットに接続された末端の複数(例えば2つ)のルータR1と、該複数のルータR1それぞれに接続された複数(例えば2つ)のルータR2とを有する通信網としてのLAN(Local Area Network)と、複数のルータR2それぞれに接続された複数(例えば3つ)のテレビ会議装置100及び中継装置4と、インターネットに接続された通信管理装置5とを含む。
中継装置4は、所定の制御プログラムに従って、各種機能を実現させるコンピュータであり、通信網の品質(伝送速度)を常時モニタし、その伝送速度に適した解像度の画像データを設定するようになっている。すなわち、この中継装置4は、通信網の状態、テレビ会議装置100の処理状況などの影響により、双方向通信時のテレビ会議装置100同士において、画像データと音声データとにずれ(遅延)が生じていないかを常時検知し、音声データと画像データとにずれが生じている場合、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データの中から、そのずれが生じているテレビ会議装置100に対し、最も適した解像度を選択し、相手側のテレビ会議装置100に送信するようになっている。これにより、通信網の品質が悪化した場合でも、途切れずに動画像の通信が可能になっている。
また、この中継装置4は、画像データと音声データとのずれを解消するために、上述した解像度の変更の他、フレームレートの変更、両者のバランスを重視した解像度及びフレームレートの変更が可能になっている。このように中継装置4は、通信網の品質(伝送速度)を常時モニタし、ずれ検知、解像度の指定など、動画像および音声の転送にかかわる管理を行なっている。
通信管理装置5は、所定の制御プログラムに従って、全てのテレビ会議装置100を管理するコンピュータであり、全てのテレビ会議装置100の現在の動作状況(双方向通信中、通信待機中、非通電状態など)の把握、テレビ会議装置100のデバイス認証、デバイス認証されたテレビ会議装置100への宛先リストの付与、中継装置4の選定、テレビ会議装置100同士の双方向通信に対する課金など、テレビ会議装置100と中継装置4とを一元的に管理する。
以上のように構成される会議システム200を用いるテレビ会議の一例を、以下に説明する。ここでは、複数のメンバーでそれぞれ構成される複数(例えば12)のグループ間で、各グループがテレビ会議装置100を1つ用いてテレビ会議を行うこととする(図14参照)。
一のグループの複数のメンバー(例えば3人)は、図14に示されるように、例えば会議室内に配置されたY軸方向を長手方向とする平面視矩形のテーブルTの+X側、−X側及び−Y側にそれぞれテーブルT側を向いた状態で着座する。
テレビ会議装置100は、例えばテーブルTの上面(載置面)の+Y側の端部上に基準形態のまま載置される。この場合、テレビ会議装置100の概ね−Y側かつ+X側(又は−Y側かつ−X側)の斜め方向に位置するユーザ(一のグループのメンバー)によって、複数の操作部材を介した各種操作が行われる。
そこで、テレビ会議装置100がテーブルT上に載置される際、操作担当のユーザから見て、操作パネル部10bが手前側(−Y側)に位置し、液晶ディスプレイ14が奥側(+Y側)に位置するようにテレビ会議装置100の向きが設定される。
また、テレビ会議装置100のテーブルT上への載置に併せて、テレビ会議装置100に対する電気及び通信に関する配線の接続(例えば、LAN端子38とインターネットに接続される端子との結線、USB端子28等と例えばPC等との結線、画像出力端子40及び画像出力端子42と、例えばプロジェクタ、液晶モニタ、液晶テレビ等との結線、電源端子44と外部電源との結線)が行われる。この場合、LAN端子38、画像出力端子40、画像出力端子42及び電源端子44は+X側の側壁にまとめて形成されているため、ユーザは、テレビ会議装置100のセッティングに必要な結線を戸惑うことなく容易に行うことができる。
次に、ユーザは、テレビ会議装置100の第1筐体10と第2筐体12との間の各スペース部に例えば片手の人指し指及び中指を挿入し、親指をカバーパネル26上に載せた状態でそれら3本の指で第2筐体12及びカバーパネル26を掴んで、X軸周りに角度φ(例えば60°≦φ≦90°)だけ回動させた後、第2筐体12から手を離す。このとき、保持トルクが、ディスプレイ系に作用する重力のモーメントを上回るため、第2筐体12のX軸周りの位置が角度φの位置で保持される。
このように、第2筐体12を第1筐体10に対して角度φだけ回動させた状態では、液晶ディスプレイ14が第1筐体10を台座として概ね−Y側を向いて起立した状態、すなわち−Y側から視認可能な状態となる。また、この状態では、撮影レンズ16a、スピーカ18及びマイク20が着座した一のグループのメンバーの顔の高さと概ね同じ高さに位置する。そして、この状態では、撮影レンズ16aは概ね−Y側に露出し(向き)、スピーカ18の音声出力方向は概ね−Y側となり、マイクの音声入力方向は概ね+Y側となる。
次に、ユーザは、電源ボタン48を押してテレビ会議装置100を起動させる。このとき、液晶ディスプレイ14にメニュー画面が表示される。このメニュー画面は、各種調整や会議の開始(双方向通信の開始)などの各項目がアイコンと文字情報で表示される。
そこで、ユーザは、カーソル52の4つの被押圧部のいずれかを適宜押して、上記メニュー画面上の会議の開始に関する項目を選択し、決定ボタン54を押して、会議の開始を決定する。
会議の開始が決定されると、一のテレビ会議装置100は、その旨の信号を、通信網(LAN、インターネット)介して、通信管理装置5に送信する。このとき、通信管理装置5は、一のテレビ会議装置100に対してデバイス認証を行い、その認証後、一のテレビ会議装置100に、該一のテレビ会議装置100以外の複数の他のテレビ会議装置100(通信管理装置5に登録されているテレビ会議装置100)の現在の動作状況を示した宛先リストを送信する。このとき、一のテレビ会議装置100は、この宛先リストを、液晶ディスプレイ14に表示させる。この宛先リストは、直感的な操作が可能なアイコン表示と文字情報とからなり、適宜、更新される。
ここで、ユーザは、カーソル52の4つの被押圧部のいずれかを適宜押して、上記宛先リストからテレビ会議(双方向通信)を行いたい他のテレビ会議装置100を選択して、決定ボタン54を押して決定する。
このようにして、宛先リスト中の非通電状態でない複数の他のテレビ会議装置100の中から、双方向通信を行ないたい他のテレビ会議装置100が選択・決定されると、通信管理装置5は、複数の中継装置4の中から最適な中継装置4を選択する。通常は、一のテレビ会議装置100と物理的に近い中継装置4が選択されるが、その中継装置4に何らかの不具合がある場合、他の中継装置4が選択される。例えば、図13に示されるように、一のテレビ会議装置100のIPアドレスが(1.2.1.5)の場合、IPアドレスが(1.2.1.2)の中継装置4が選択されるが、その中継装置4がダウンしているときは、IPアドレスが(1.2.2.2)の中継装置4が選択される。なお、IPアドレスは、説明の便宜上、個々のテレビ会議装置100に割り振られた固有のIPアドレスである(図13では、IPアドレスが括弧内の4つの数字で表されている。例えば通信管理装置5は(1.1.1.2))。
通信管理装置5により中継装置4が選択されると、即座に、その中継装置4を介して、IPアドレスに基づいて他のテレビ会議装置100へ双方向通信の要求が送信される。他のテレビ会議装置100では、その双方向通信の要求が着信すると、その要求の容認及び拒否それぞれに関する項目を、液晶ディスプレイ14に表示されたメニュー画面上に表示する。
そこで、他のグループのメンバーは、他のテレビ会議装置100のカーソル52及び決定ボタン54を操作することにより、上記容認及び拒否それぞれに関する項目のうちのいずれかを選択・決定する。そして、容認に関する項目が選択・決定されると、一及び他のテレビ会議装置100間の双方向通信が開始される。
このとき、中継装置4は、上述したように、通信網の品質(伝送速度)を常時モニタしており、通信網の品質が悪化した場合、現在の解像度より一段下げた解像度の画像データに切り替えた中継、または、フレームレートを下げた中継、または、両者を下げた中継を行なう。通信管理装置5は、テレビ会議装置100同士の双方向通信の開始と共に、そのテレビ会議装置100同士の特定、通信時間の計測など、本実施の形態にかかる会議システム200の使用に対する課金のための処理が実行される。
以上のようにして、一及び他のテレビ会議装置100間の双方向通信が開始されると、一のテレビ会議装置100の電子カメラ16により入力される一のグループのメンバー全員の姿(画像)が、インターネット回線を介して通信相手の他のグループの他のテレビ会議装置100に送信され、該他のテレビ会議装置100の液晶ディスプレイ14に表示される。また、他のテレビ会議装置100の電子カメラ16により入力される他のグループのメンバー全員の姿(画像)が、インターネット回線を介して一のテレビ会議装置100に送信され、該一のテレビ会議装置100の液晶ディスプレイ14に表示される。
この場合、液晶ディスプレイ14は−Y側から視認可能なため、各グループのメンバー全員が、液晶ディスプレイ14に表示された相手側の画像を見ることができる。
ここで、一及び他のテレビ会議装置100のCPU101は、電子カメラ16で撮像された画像を、所定のコーデックを用いて、高解像度(例えば、横が640画素、縦が480画素)、中解像度(例えば、横が320画素、縦が240画素)、低解像度(例えば、横が160画素、縦が120画素)の各画像品質となるようにエンコードし、そのエンコードした画像データを出力する。このエンコードした画像データは、一及び他のテレビ会議装置100において、動画または間欠画像(一定時間間隔の静止画像)にデコード可能なデータであり、メニュー画面から、動画または間欠画像のいずれかに選択が可能になっている。また、テレビ会議に参加している複数のその他のグループのテレビ会議装置100からの複数の画像データを合成処理して同時出力するピクチャー・イン・ピクチャー機能を始めとした多彩な画像表現が可能になっている。
また、一のテレビ会議装置100のマイク20により一のグループの音声が入力され、該入力された音声は、インターネット回線を介して他のテレビ会議装置100に送信され、そのスピーカ18により出力される。一方、他のテレビ会議装置100のマイク20により他のグループの音声が入力され、該入力された音声は、インターネット回線を介して一のテレビ会議装置100に送信され、そのスピーカ18により出力される。
この場合、マイク20は、各グループのメンバーの顔の高さと概ね同じ高さに位置し、音声入力方向が概ね−Y側になっているため、該グループのメンバーの音声は、マイク20を介して感度良く入力される。また、マイク20は、載置面から離れた位置に位置するため、例えばPCのキーボードの打鍵音などの載置面に発生する音が該マイク20を介して入力されることが抑制される。また、スピーカ18は、各グループのメンバーの顔の高さと概ね同じ高さに位置し、音声出力方向が概ね+Y側になっているため、各グループのメンバーは、スピーカ18から出力される相手側の音声を良く聞き取ることができる。
ここで、ユーザ(一のグループのメンバー)は、テレビ会議が開始される前、及びテレビ会議が行われている間に、複数の操作部材を介して各種操作を行う。具体的には、ビュー切換ボタン58を、適宜、押して、電子カメラ16によって取り込まれた画像から相手側に送信する画像を選択する。また、明度調整ボタン60を、適宜、押して、液晶ディスプレイ14の画面の明るさを調整する。また、一対のボリュームボタン62a、62bを、適宜、押して、スピーカ18から出る音の音量を調整する。また、マイクミュートボタン64を、適宜、押して一のグループ側の音声が通信相手の他のグループ側に出力されないようにする。また、メニューボタン50を、適宜、押して、液晶ディスプレイ14上にメニュー画面を呼び出す。そして、カーソル52及び決定ボタン54を押してメニュー画面上の項目を選択・決定することにより、所望の機能を実行する。
また、ユーザは、3つのUSB端子28、30、36のいずれかに、例えばフラッシュメモリ等の記録メディアMに接続して、該記録メディアMに相手側からの画像データ及び音声データを記録し、又は該記録メディアMに記録されているユーザ側の画像データ及び音声データを相手側に送信する。なお、ユーザは、ヘッドフォン接続用端子32にヘッドフォン又はイヤフォンを適宜接続することで、相手側の音声を1人で聞くこともできる。また、ユーザは、マイク接続用端子34にマイクを適宜接続することで、自分の音声を相手側に送信することもできる。
この場合、会議中に、記録メディアMが着脱される頻度が多いことが想定される各USB端子、ヘッドフォン接続用端子32及びマイク接続用端子34が−Y側、すなわちユーザから見て手前側にあるため、その着脱作業が容易である。
なお、会議システム200を用いるテレビ会議では、テレビ会議装置100に接続された例えばプロジェクタ、液晶モニタ、液晶テレビなどに、相手側から送信されてくる画像、又はユーザ側の記録メディアMに記録された画像若しくはユーザ側のPCから出力された画像を表示させることもできる。また、テレビ会議装置100に接続されたPCからの画像データ及び音声データを、相手側に送信することもできる。また、テレビ会議装置100の液晶ディスプレイ14に、記録メディアM又はPCからの画像を表示することもできる。
以上のようにして、高品質な画像及び音声の双方向通信によってテレビ会議が行われる。
また、ユーザは、通信相手の他のグループを変更したいときには、切断ボタン56を押して、現に接続されている他のテレビ会議装置100とのインターネット回線を切断する。このとき、液晶ディスプレイ14にメニュー画面が映し出され、そのメニュー画面上に上記宛先リストが表示される。
ここで、ユーザは、前述と同様に、一のテレビ会議装置100のカーソル52及び決定ボタン54を操作して、次にテレビ会議を行いたい他のテレビ会議装置100を選択・決定する。そして、その選択・決定された他のテレビ会議装置100にて、前述と同様に、双方向通信が容認される操作が行われたときに、一及び他のテレビ会議装置100間の双方向通信が開始される。以後、前述と同様に、テレビ会議が行われる。
テレビ会議が終了後、ユーザは、電源ボタン48を押してテレビ会議装置100への電力供給を停止する。この場合、切断ボタン56を押して通信相手とのインターネット回線を切断した後に、電源ボタン48を押しても良い。
そして、ユーザは、第2筐体12を掴んで当接位置に向けてX軸周りに(角度φ−所定角度σ)以上の角度(例えば60°)だけ回動させた後、第2筐体12から手を離す。このとき、ディスプレイ系に作用する重力のモーメントが保持トルクを上回り、第2筐体12は、当接位置に向けて回動する。そして、第2筐体12が当接位置に位置した状態では、テレビ会議装置100は、基準形態、すなわちA4版サイズの略矩形平板状の形態となる。
以上説明したように、本実施形態のテレビ会議装置100は、第1筐体10と、α軸方向の一側(−α側)の端部がα軸に直交するX軸周りに相対回動可能に第1筐体10に接続された第2筐体12と、画像が表示される液晶パネルを有し、該液晶パネルがα軸及びX軸のいずれにも直交するβ軸方向の一側(+β側)から視認可能に第2筐体12に設けられた液晶ディスプレイ14と、撮影レンズ16aを有し、該撮影レンズ16aがβ軸方向の一側(+β側)に露出するように第2筐体12に設けられた電子カメラ16と、音声出力方向がβ軸方向の一側(+β側)に向くように第2筐体12に設けられたスピーカ18と、音声入力方向がβ軸方向の他側(−β側)に向くように第2筐体12に設けられたマイク20とを備えている。
この場合、テレビ会議装置100では、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20が第2筐体12に設けられているため、装置の大型化を抑制することができる。
一方、例えば特許文献1及び2に開示されている会議装置では、ディスプレイ、カメラ、スピーカ及びマイクが散在(点在)しているため、装置が大型化していた。
また、第2筐体12を第1筐体10に対してX軸周りに回動させることで、第2筐体をX軸周りに関して、第1筐体10に当接する当接位置と第1筐体10から離間する離間位置との間で回動させることができる。すなわち、テレビ会議装置100の形態を、携帯に適した閉じ形態(基準形態)と、載置面上に載置された状態での使用に適した開き形態との間で容易に移行させることができる。
この結果、使い勝手の良いポータブルなテレビ会議装置100を実現することができる。
また、テレビ会議装置100では、載置面上に載置された状態での使用に適した開き形態のときに、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20が設けられた第2筐体12が、X軸周りに関して、制御装置24を収容する制御装置収容部10aから離間するため、制御装置24で稼動時に発生する熱の放熱性を高めることができるとともに制御装置24からの熱が液晶ディスプレイ14及び電子カメラ16に伝わることを抑制することができる。この結果、制御装置24、液晶ディスプレイ14及び電子カメラ16の損傷を防止できる。
また、第2筐体12は、当接位置に位置するときに制御装置収容部10aの+α側に位置し、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20の一部が収容される第2収容部12bを有している。
この場合、第1収容部12aの厚さを液晶ディスプレイ14のみが収容される程度の厚さにすることができるとともに基準形態時のテレビ会議装置100の厚さを均一化でき、ひいては基準形態時のテレビ会議装置100の薄型化(平板化)を図ることができる。
また、第1筐体10は、第2筐体12が当接位置に位置するときに第1収容部12aの−α側に位置する、複数の操作部材が設けられた操作パネル部10bを有している。
この場合、基準形態のテレビ会議装置100の厚さを均一化できるとともに、テレビ会議装置100が基準形態及び開き形態のいずれであっても、各操作部材の操作性に優れる。
また、テレビ会議装置100では、第1及び第2筐体10、12は、第2筐体12が当接位置に位置しているとき、全体として、平板状の形状となる。
この場合、基準形態のテレビ会議装置100を、そのまま容易に持ち運ぶことができ、また例えばバッグ、ケースなどに容易に収納することもできる。
また、第2筐体12が当接位置に位置しているとき、第2収容部と第1筐体との間におけるX軸に平行な方向の一側及び他側の端に、所定の大きさのスペース部が形成される。
この場合、各スペース部に片手の指を入れて第2筐体12を掴むことができ、該第2筐体12を第1筐体10に対してX軸周りに回動させることができる。
また、各スペース部は、−β側から+β側にかけて徐々に大きくなっている。
この場合、制御装置収容部10aの容量及び接地面積を十分に確保しつつ、各スペース部を十分な大きさとすることができる。
また、テレビ会議装置100では、第1及び第2筐体10、12が、一対のトルクヒンジ78を有する一軸ヒンジ装置76を介して接続されている。
この場合、可動部としての各トルクヒンジ78は、構造がシンプルであり、故障し難い。
また、基準形態のテレビ会議装置100は、その各角部が丸みを帯びているため、手に持ち易い。
なお、テレビ会議装置100は、例えば、閉じ形態のまま、テレビ会議に用いることも可能である。具体的には、例えば、手に持ったまま用いても良いし、壁掛け用の部材を介して壁に掛けた状態で用いても良い。
また、上記実施形態では、テレビ会議装置100は、会議室内で用いられているが、これに限定されない。テレビ会議装置100は、上述の如く、携帯性に優れるため、特定の会議室内に据え置かれる必要はなく、自由に持ち運びし、様々な場所で用いられることが期待できる。
また、テレビ会議装置100は、テレビ会議以外の用途に使用することも可能である。例えば、複数のテレビ会議装置100を複数の地点に設置し、一の地点に設置されたテレビ会議装置によって、その周囲の状況をモニタし、そのモニタした画像データ及び音声データをリアルタイムで他の地点に設置したテレビ会議装置100に送信することとしても良い。
以上のように、テレビ会議装置100は、多様な使用環境を考慮して設計されており、非常にユーティリティーに富んでいる。
第2筐体12に対する液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20の配置は一例であって、適宜変更可能である。要は、液晶ディスプレイ14の液晶パネルが+β側から視認可能となり、撮影レンズ16aが+β側に露出し、スピーカ18の音声出力方向が+β側になり、マイク20の音声入力方向が−β側になるように、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20が第2筐体12に設けられれば良い。なお、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20は、第2筐体12内の+α側の領域に配置されることが好ましい。
また、例えば、液晶ディスプレイ14が−β側から視認可能となり、撮影レンズ16aが−β側に露出し、スピーカ18の音声出力方向が概ね−β側となり、マイク20の音声入力方向が+β側となるように、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16、スピーカ18及びマイク20が第2筐体12に設けられていても良い。
また、上記実施形態では、第1筐体10は、操作パネル部10bを有しているが、有していなくても良い。この場合、複数の操作部材は、例えば、第2筐体12に設けられても良い。
また、上記実施形態では、第2筐体12は、第2収容部12bを有しているが、有していなくても良い。但し、この場合、例えば、第2筐体12の第1収容部12aの大きさ(容量)を、液晶ディスプレイ14、電子カメラ16(撮影レンズ16aを除く)、スピーカ18及びマイク20が収容可能な大きさにする必要がある。
また、保持トルクの大きさは、第1筐体10及び制御装置24を含む系(以下、制御系と称する)の重心に作用するX軸周りの重力のモーメントの大きさよりも小さく設定されていても良い。この場合、載置面上に載置されている第1筐体10に対して第2筐体12をX軸周りに回動させる際、第1筐体10がばたつくことを抑制することができる。
また、上記実施形態における操作部材の形状、数、種類(機能)及び配置は、一例であって、これに限られるものではない。
上記実施形態では、テレビ会議装置100は、基準形態において、平面視略矩形に形成されているが、これに限られず、例えば、平面視多角形(但し、矩形を除く)、平面視円形、平面視楕円形などに形成しても良い。
上記実施形態では、第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θは、0°≦θ≦90°とされているが、これに限らず、θの上限を、90°以上としても良い。
上記実施形態では、第2筐体12は、X軸周りに関して第1筐体10に最も近接する最近接位置に位置するとき、第1筐体10に当接するが、必ずしも当接しなくても良い。
上記実施形態では、操作パネル部10bのα軸方向の長さの、第2筐体12の第1収容部12aのα軸方向の長さに対する比率は1/6とされているが、これに限らず、要は、1/10以上かつ1/3以下であることが好ましい。
上記実施形態では、第2収容部12bのα軸方向の長さの、第1筐体10の制御装置収容部10aのα軸方向の長さに対する比率は1/2とされているが、これに限らず、要は、1/10以上かつ2/3以下であることが好ましい。
上記実施形態では、一軸ヒンジ装置76は、トルクヒンジ78を一対(2つ)有しているが、これに限らず、1つ又は3つ以上有していても良い。
上記実施形態のテレビ会議装置100では、電源端子44を介して外部電源に接続されているが、これに代えて、例えば、図15に示されるように、制御装置収容部10aの−Z側の壁(底壁)に形成された4つのコネクタ46に外付け用バッテリを接続して、該バッテリからテレビ会議装置100に電力を供給するようにしても良い。この場合、電源端子44を介して接続される外部電源が無い場所での使用も可能となる。
上記実施形態のテレビ会議装置100では、スペース部は、X軸方向の両端に形成されているが、これに限らず、X軸方向の一端のみに形成されても良いし、第1及び第2筐体の形状によっては、X軸方向の一端及び他端のいずれにも形成されなくても良い。
上記実施形態では、撮影レンズ16aは、カバーパネル26よりも+β側に突設させているが、そのように突設させなくても良い。この場合、一対のレンズ保護用突起66a、66bを設けなくても良い。
上記実施形態では、ディスプレイとして、液晶ディスプレイが採用されているが、これに限らず、例えばプラズマディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの、他のディスプレイを採用しても良い。
上記実施形態では、本発明は、いわゆるポータブルタイプ(可搬型)のテレビ会議装置100に適用されたが、本発明は、いわゆる据え置き型のテレビ会議装置にも適用できる。この場合、設置スペースを小さくすることができる。
また、上記実施形態のテレビ会議装置100に用いる会議装置用プログラムを、パソコンを利用したソフトウェアベースのものと同等とすることで、中継装置4や通信管理装置5の不要な会議システムが構築可能(LANやWANのみを用いた会議システムも構築可能)となる。このように上記実施形態に係るテレビ会議装置100は、上述した会議システム200の構築に用いることに限定されない。
上記実施形態では、会議装置の一例として、画像及び音声の双方向通信(送受信)が可能なテレビ会議装置100について説明したが、本発明は、これに限らず、画像及び音声の一方のみの送受信が可能なもの(例えば、電話会議装置など)にも適用可能である。
10…第1筐体、10b…操作パネル部、12…第2筐体、12a…第1収容部、12b…第2収容部、14…液晶ディスプレイ、16…電子カメラ(カメラ)、16a…撮影レンズ、18…スピーカ、20…マイク、78d…トルク発生部、100…テレビ会議装置(会議装置)。
特開2000−244884号公報 特開2011−166613号公報

Claims (10)

  1. 通信網を介した会議に用いられる会議装置であって、
    第1筐体と、
    第1軸に平行な方向の一側の端部が前記第1軸に直交する第2軸周りに相対回動可能に前記第1筐体に接続された第2筐体と、
    画像が表示される表示部を有し、該表示部が前記第1及び第2軸のいずれにも直交する第3軸に平行な方向の一側から視認可能に前記第2筐体に設けられたディスプレイと、
    撮影レンズを有し、該撮影レンズが前記第3軸に平行な方向の一側に露出するように、前記第2筐体に設けられたカメラと、
    音声出力方向が前記第3軸に平行な方向の一側に向くように前記第2筐体に設けられたスピーカと、
    音声入力方向が前記第3軸に平行な方向の他側に向くように前記第2筐体に設けられたマイクと、を備える会議装置。
  2. 前記第2筐体は、前記ディスプレイ、前記カメラ、前記スピーカ及び前記マイクそれぞれの少なくとも一部が収容されている第1収容部と、該第1収容部の前記第3軸に平行な方向の他側の端よりも前記第3軸に平行な方向の他側に突出し、前記ディスプレイ、前記カメラ、前記スピーカ及び前記マイクそれぞれの残部が収容されている第2収容部とを有し、
    前記第2筐体が前記第2軸周りに関して前記第1筐体に最も近接する最近接位置に位置するとき、前記第2収容部は、前記第1筐体の前記第1軸に平行な方向の他側に位置することを特徴とする請求項1に記載の会議装置。
  3. 前記第1筐体は、前記第2筐体が前記最近接位置に位置するときに前記第1収容部の前記第1軸に平行な方向の一側に位置する、複数の操作部材が設けられた操作パネル部を有することを特徴とする請求項2に記載の会議装置。
  4. 前記第2筐体が前記最近接位置に位置するとき、前記操作パネル部の前記第1軸に平行な方向の長さの、前記第2筐体の前記第1軸に平行な方向の長さに対する比率は、1/10以上かつ1/3以下であることを特徴とする請求項3に記載の会議装置。
  5. 前記第2筐体が前記最近接位置に位置するとき、前記第2収容部の前記第1軸に平行な方向の長さの、前記第1筐体の前記第1軸に平行な方向の長さに対する比率は、1/10以上かつ2/3以下であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の会議装置。
  6. 前記第1及び第2筐体は、前記第2筐体が前記最近接位置に位置しているとき、全体として、平板状の形状となることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の会議装置。
  7. 前記第2筐体が前記最近接位置に位置しているとき、前記第2収容部と前記第1筐体との間における前記第2軸に平行な方向の一側及び他側の端の少なくとも一方に、所定の大きさのスペース部が形成されることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の会議装置。
  8. 前記スペース部は、前記第3軸方向の他側から一側にかけて徐々に大きくなること特徴とする請求項7に記載の会議装置。
  9. 前記第1及び第2筐体の前記第2軸周りの相対回動を抑制するためのトルクを発生させるトルク発生部を更に備え、
    前記トルク発生部が発生させるトルクの大きさは、前記第2筐体が前記最近接位置から前記第1筐体に対して前記第2軸周りに所定角度回動しているときの、前記第2筐体、前記ディスプレイ、前記カメラ、前記スピーカ及び前記マイクを含む系の重心に作用する前記第2軸周りの重力のモーメントの大きさと同じ大きさに設定されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の会議装置。
  10. 前記所定角度は、0°よりも大きく、かつ60°よりも小さいことを特徴とする請求項9に記載の会議装置。
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