JP2013243225A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Abstract

【課題】太陽光発電装置11に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率を改善する。
【解決手段】略鉛直に配されて太陽光を受ける第1受光面14を有する第1太陽電池パネル13と、第1受光面14と交わるように配されて太陽光を受ける第2受光面16を有する第2太陽電池パネル15と、第1受光面14に対する第2受光面16の傾斜角度を調整する角度調整機構部17と、を備え、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を有する。第1および第2受光面14,16のそれぞれでは、太陽光の直接光による発電量に加えて、太陽光の反射光による発電量が付加的に生じる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換し発電する太陽光発電装置に関する。
再生可能エネルギーである太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換し発電する太陽光発電は、地球環境の保全に貢献する次世代のエネルギー源として注目されている。太陽光発電では、効率(単位面積あたりの発電量)を高めるための様々な試みがなされている。
太陽光発電の効率を高める技術として、特許文献1が知られている。特許文献1には、鉛直軸に対して所定の角度を有し、受光面が下向きに設置されている太陽電池アレイと、太陽光を反射し、反射光を前記受光面に対して出射する反射鏡とを有する太陽光発電装置が記載されている。
特開2006−269523号公報
しかしながら、特許文献1に係る太陽光発電装置では、発電に直接的に寄与する太陽電池の部分と、発電に補助的に寄与する反射鏡の部分とを含んで装置を構成しているため、太陽光発電装置に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率の観点では改善の余地があった。
本発明は、前記の実情に鑑みてなされたものであり、太陽光発電装置に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率を改善可能な太陽光発電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る太陽光発電装置は、略鉛直に配されて太陽光を受ける第1受光面を有する第1太陽電池パネルと、前記第1受光面と交わるように配されて太陽光を受ける第2受光面を有する第2太陽電池パネルと、前記第1受光面に対する前記第2受光面の角度を調整する角度調整機構部と、を備え、前記第1および第2受光面のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を有する、ことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、太陽光発電装置に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率を改善することができる。
本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の概要を表す全体構成図である。 図1Aに示す太陽光発電装置のうち、第1太陽電池パネルに対する第2太陽電池パネルの取付部を兼ねる角度調整機構部を表す外観斜視図である。 第1太陽電池パネルに対する第2太陽電池パネルの傾斜角度を調整する様子を表す説明図である。 第1太陽電池パネルに対する第2太陽電池パネルの傾斜角度を調整する様子を表す説明図である。 第1太陽電池パネルに対する第2太陽電池パネルの傾斜角度を調整する様子を表す説明図である。 本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供するフローチャート図である。 冬至時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供する概念図である。 冬至時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供する概念図である。 春分・秋分時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供する概念図である。 春分・秋分時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供する概念図である。 夏至時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置の動作説明に供する概念図である。 本発明の実施形態に係る太陽光発電装置を横方向三列に並べてシステム化した太陽光発電システムの全体構成図である。
以下、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の概要〕
はじめに、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の概要について、図1A〜図1Eを参照して説明する。図1Aは、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の概要を表す全体構成図である。図1Bは、図1Aに示す太陽光発電装置11のうち、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の取付部を兼ねる角度調整機構部17を表す外観斜視図である。図1C〜図1Eは、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度を調整する様子を表す説明図である。
本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11は、図1Aに示すように、全体として椅子型に形成されている。太陽光発電装置11は、第1太陽電池パネル13と、第2太陽電池パネル15と、角度調整機構部17と、コントローラ19と、を備える。
第1太陽電池パネル13は、図1Aに示すように、略鉛直に配されて太陽光を受ける第1受光面13を有する、片面受光型の太陽電池パネルである。第1太陽電池パネル13は、一対の後側脚部21a,21bに挟まれて、大地から離間させた略鉛直状態で支持されている。第1太陽電池パネル13は、複数の電池セル14aを整列させて構成される。図1Aに示す例では、第1太陽電池パネル13は、6行6列の電池セル14aを整列配置して構成されている。
第2太陽電池パネル15は、図1Aに示すように、第1受光面14と交わるように配されて太陽光を受ける第2受光面16を有する、片面受光型の太陽電池パネルである。第2太陽電池パネル15は、第1太陽電池パネル13と同様に、一対の前側脚部23a,23b、および、一対の後側脚部21a,21bの長手方向における略中央に位置する一対の取付部25a,25bによって、大地から離間させた略水平状態で支持されている。
ただし、本発明に係る実施形態では、第2太陽電池パネル15は、後記するように、第1太陽電池パネル13に対する傾斜角度が可変となる構成を採用している。したがって、第2太陽電池パネル15は、略水平状態の他、水平状態に対して傾斜した姿勢をとる場合がある。第2太陽電池パネル15は、第1太陽電池パネル13と同様に、複数の電池セル16aを整列させて構成される。図1Aに示す例では、第2太陽電池パネル15は、6行6列の電池セル16aを整列配置して構成されている。
全体として椅子型に形成される太陽光発電装置11は、図1Aに示すように、椅子の背もたれに相当する部材である第1太陽電池パネル13の下方に、窓部18を有する。この窓部18を設けることにより、窓部18を通して第2太陽電池パネル15の上方に空気の流れを生じさせるようにしている。その結果、例えば、第2太陽電池パネル15の第2受光面16上に落ち葉などの異物が付着した場合であっても、かかる異物を空気の流れによって除去することができる。
角度調整機構部17は、一対の前側脚部23a,23b、および、一対の取付部25a,25bの連係によって、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度を調整する機能を有する。一対の取付部25a,25bは、図1Bに示すように、一対の後側脚部21a,21bの長手方向における略中央のそれぞれの側壁に、略T字形状の一対のブラケット25a1,25b1を、例えば溶接によってそれぞれ固着してなる。
このうち、例えば、図1Bに示すブラケット25b1は、後側脚部21bの側壁に沿って取り付けられる基端部25b11と、基端部25b11の長手方向における略中央から略直角に延びる延出部25b12とからなる。延出部25b12には、貫通孔25b12hが空けられている。図1Bに示す貫通孔25b12hに、頭部の肥大したピン26が挿し込まれる。このピン26の軸部が、第2太陽電池パネル15の後側側壁に取り付けられる。これにより、第2太陽電池パネル15は、図1Cに示すように、一対の取付部25a,25bに取り付けたピン26に支持された状態で、その前側部分が上下方向に回動自在に構成されている。
一方、一対の前側脚部23a,23bは、図1Dおよび図1Eに示すように、伸縮機構27a,27bをそれぞれ有する。例えば、図1Dおよび図1Eに示す前側脚部23bが有する伸縮機構27bでは、下側の前側脚部23b1に対して上側の前側脚部23b2が伸縮自在に支持される。伸縮機構27bは、例えば、下側の前側脚部23b1の側に回転自在に支持される不図示のピニオンギアと、上側の前側脚部23b2の側に長手方向に沿って取り付けられる不図示のラックギアとの組み合わせにより構成することができる。この構成は、伸縮機構27aも同じである。
一対の前側脚部23a,23bと、第2太陽電池パネル15との接合部分には、リンク機構28(例えば、図3A参照)を設けることが好ましい。一対の前側脚部23a,23bをそれぞれ伸縮させると、前記の接合部分に歪みを生じる。そこで、前記の接合部分にリンク機構28を設ける。これにより、前記の接合部分に生じる歪みを軽減または解消することができる。
前記のように構成される角度調整機構部17によれば、一対の前側脚部23a,23b、および、一対の取付部25a,25bの連係によって、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度を調整することができる。
コントローラ19は、図1Aに示すように、情報取得部31と、高度算出部33と、角度情報記憶部35と、角度制御部37と、を備える。
コントローラ19は、不図示のCPU(Central processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路(A/D変換器およびD/A変換器を含む)などを備えて構成される。CPUは、ROMに格納されたプログラムに従って、RAMを作業領域として用いて、情報取得部31、高度算出部33、および、角度制御部37が有するそれぞれの機能を実現するように動作する。
情報取得部31は、例えば、GPS(Global Positioning System)情報、および、暦日情報を取得する機能を有する。GPS情報は、太陽光発電装置11の設置場所に係る緯度および経度の情報を含む。暦日情報としては、太陽光発電装置11の運転当日の日時に係る情報を、例えばスケジューラなどから適宜取得すればよい。なお、太陽光発電装置11の設置後において、GPS情報は変わらない。そのため、太陽光発電装置11の設置時において、GPS情報を設定するように与えればよい。
高度算出部33は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の設置場所において、太陽光発電装置11の運転当日の、太陽の高度を算出する機能を有する。具体的には、高度算出部33は、情報取得部31で取得されるGPS(Global Positioning System)情報、および、暦日情報に基づいて、時々刻々と変わる太陽の高度を算出する。
角度情報記憶部35は、太陽の高度に係る情報に対応付けて、第1および第2受光面14,16のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積が広くなる傾斜角度の情報を記憶する機能を有する。この傾斜角度の情報は、例えば、太陽の高度に係る情報のバリエーションに対応付けて、第1受光面14に対する第2受光面16の傾斜角度を変えていったときの、第1および第2受光面14,16のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積を、実験的にまたは模擬的に求めることによって取得すればよい。
角度制御部37は、角度情報記憶部35の記憶内容と、太陽の高度に係る情報とに基づいて、前記の受光面積が広くなる傾斜角度の情報を読み出して当該傾斜角度の制御を行う機能を有する。具体的には、角度制御部37は、前記のピニオンギアが出力軸に設けられた不図示のモータに、不図示のドライバを介して接続される。角度制御部37が、ドライバ宛に角度制御信号を送ると、この角度制御信号に従って、ドライバがモータの出力軸を回転駆動する。これにより、モータの出力軸に設けられたピニオンギアが回転することによって伸縮機構27a,27bがそれぞれ作動する。このようにして、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度を調整することができる。
なお、“受光面積が広くなる傾斜角度の情報を読み出”すにあたり、いかなる基準をもって、“受光面積が広くなる”と取り扱うのか、が問題となる。この点について、本実施形態では、例えば、受光面積が所定値を超えており、かつ、最も受光面積が広くなる傾斜角度の情報を読み出す、構成を採用している。
このように構成すれば、角度制御部37は、第1および第2受光面14,16のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積が所定値を超えており、かつ、最も受光面積が広くなる傾斜角度の情報に従って傾斜角度の制御を行うため、太陽光の反射光による発電量の増加分が固定された比較例と比べて、太陽光発電装置11に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率を改善することができる。
〔本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作〕
次に、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作説明に供するフローチャート図である。
図2に示すステップS11〜S12において、情報取得部31は、GPS情報、および、暦日情報を取得する。
ステップS13において、高度算出部33は、情報取得部31で取得したGPS情報および暦日情報に基づいて、太陽光発電装置11の設置場所において、太陽光発電装置11の運転当日の日時に係る太陽の高度を算出する。
ステップS14において、角度制御部37は、角度情報記憶部35の記憶内容と、高度算出部33で算出された太陽の高度に係る情報とに基づいて、第1および第2受光面14,16のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積が所定値を超えており、かつ、最も受光面積が広くなる傾斜角度の情報を読み出す。
ステップS15において、角度制御部37は、ステップS14で読み出した、最も受光面積が広くなる傾斜角度の情報に従って当該傾斜角度の制御を行う。
〔冬至時の太陽光発電装置11の動作〕
次に、冬至時の太陽光発電装置11の動作について、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。図3Aおよび図3Bは、冬至時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作説明に供する概念図である。
なお、以下では、太陽光発電装置11の設置場所として長野県北部(北緯36.5度/東経138度)を例示して説明を進める。本設置場所における冬至時の太陽の南中高度は、およそ30度である。ただし、太陽の南中高度とは、真南にきたときの太陽の高さ(角度)を意味する。また、太陽光の入射角度と出射角度とは相互に等しいものとする。
図3Aに示す例では、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度は、およそ105度である。図3Aに示す例では、第2太陽電池パネル15に照射された太陽光の反射光51が、第1太陽電池パネル13の略全面にわたって供給される。また、前記と同様に、第1太陽電池パネル13に照射された太陽光の反射光53が、第2太陽電池パネル15の略全面にわたって供給される。要するに、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を共に有する。
図3Bに示す例では、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度は、およそ90度である。図3Bに示す例では、第2太陽電池パネル15に照射された太陽光の反射光55が、第1太陽電池パネル13の一部(略半面)にわたって供給される。また、第1太陽電池パネル13に照射された太陽光の反射光57が、第2太陽電池パネル15の略全面にわたって供給される。要するに、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を共に有する。
〔春分・秋分時の太陽光発電装置11の動作〕
次に、春分・秋分時の太陽光発電装置11の動作について、図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aおよび図4Bは、春分・秋分時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作説明に供する概念図である。太陽光発電装置11の設置場所である長野県北部(北緯36.5度/東経138度)における春分・秋分時の太陽の南中高度は、およそ55度である。
図4Aに示す例では、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度は、およそ105度である。図4Aに示す例では、第2太陽電池パネル15に照射された太陽光の反射光59が、第1太陽電池パネル13の略全面にわたって供給される。また、前記と同様に、第1太陽電池パネル13に照射された太陽光の反射光61が、第2太陽電池パネル15の略全面にわたって供給される。要するに、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を共に有する。
次に、図4Bに示す例では、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度は、およそ90度である。図3Bに示す例では、第2太陽電池パネル15に照射された太陽光の反射光63が、第1太陽電池パネル13の略全面にわたって供給される。また、第1太陽電池パネル13に照射された太陽光の反射光65が、第2太陽電池パネル15の一部(略2/3面程度)にわたって供給される。要するに、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を共に有する。
〔夏至時の太陽光発電装置11の動作〕
次に、夏至時の太陽光発電装置11の動作について、図5を参照して説明する。図5は、夏至時における本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の動作説明に供する概念図である。太陽光発電装置11の設置場所である長野県北部(北緯36.5度/東経138度)における夏至時の太陽の南中高度は、およそ80度である。
図5に示す例では、第1太陽電池パネル13に対する第2太陽電池パネル15の傾斜角度は、およそ75度である。図5に示す例では、第2太陽電池パネル15に照射された太陽光の反射光67が、第1太陽電池パネル13の略全面にわたって供給される。また、前記と同様に、第1太陽電池パネル13に照射された太陽光の反射光69が、第2太陽電池パネル15の一部(略2/3面程度)にわたって供給される。要するに、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を共に有する。
〔本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11の作用効果〕
本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11では、略鉛直に配されて太陽光を受ける第1受光面14を有する第1太陽電池パネル13と、第1受光面14と交わるように配されて太陽光を受ける第2受光面16を有する第2太陽電池パネル15と、第1受光面14に対する第2受光面16の傾斜角度を調整する角度調整機構部17と、を備え、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を有する。
本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11によれば、第1および第2受光面14,16のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を有するため、第1および第2受光面14,16のそれぞれでは、太陽光の直接光による発電量に加えて、太陽光の反射光による発電量が付加的に生じる。したがって、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11によれば、太陽光発電装置11に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率を改善することができる。
また、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11では、角度調整機構部17による前記傾斜角度の制御を行う角度制御部37をさらに備え、角度制御部37は、第1および第2受光面14,16のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積が広くなるように前記傾斜角度の制御を行う、構成を採用してもよい。
このように構成すれば、第1および第2受光面14,16のそれぞれにおいて付加的に生じる太陽光の反射光による発電量をより一層増加することができる。その結果、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11によれば、太陽光発電装置11に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率をより一層改善することができる。
また、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11では、太陽の高度に係る情報に対応付けて、前記受光面積が広くなる前記傾斜角度の情報を記憶する角度情報記憶部35をさらに備え、角度制御部37は、角度情報記憶部35の記憶内容と、太陽の高度に係る情報とに基づいて、前記受光面積が広くなる前記傾斜角度の情報を読み出して当該傾斜角度の制御を行う、構成を採用してもよい。
このように構成すれば、第1および第2受光面14,16のそれぞれにおいて付加的に生じる太陽光の反射光による発電量を精密に制御することができる。その結果、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11によれば、太陽光発電装置11に係る構成部材の占有面積を考慮した発電効率をより一層改善することに加えて、太陽光の反射光による発電量を的確に制御することができる。
〔太陽光発電システム71の構成〕
次に、太陽光発電システム71の構成について、図6を参照して説明する。図6は、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11を横方向三列に並べてシステム化した太陽光発電システム71の全体構成図である。
例えば図6に示すように、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11を所要の数だけ横方向に並べてシステム化することにより、所要の規模の太陽光発電システム71を構築することができる。
なお、太陽光発電システム71を構築するに際し、図6に示すように、第2太陽電池パネル15の下方には、空間が生じる。この空間に、例えばコントローラ19などの周辺装置を収容することができる。このように構成すれば、空間を有効に活用した太陽光発電システム71を構築することができる。
ただし、第2太陽電池パネル15の下方に生じた空間を、例えばコントローラ19などの周辺装置を収容する用途に用いることは、本発明の実施形態に係る太陽光発電装置11にも同様に適用可能である。
[その他の実施形態]
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の具現化例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の実施形態に係る説明において、第1および第2太陽電池パネル13,15のそれぞれは、6行6列の電池セル14aを整列配置して構成する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。第1および第2太陽電池パネル13,15の両者またはいずれか一方は、所要の行列数の電池セル14aを任意に配置して構成してもよい。
また、本発明の実施形態に係る説明において、矩形形状の電池セル14aを例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。電池セル14aの形状としては、任意の形状を適宜採用することができる。
また、本発明の実施形態に係る説明において、伸縮機構27a,27bを、ピニオンギアとラックギアとの組み合わせにより構成する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。伸縮機構27a,27bとしては、いかなる構成を採用してもよい。
また、本発明の実施形態では、太陽光発電装置11の形状として、全体として椅子型となる形状を採用している。このように構成することにより、下記3つの作用効果を期待することができる。第1に、平板状の太陽光発電パネルと比べて剛性を向上することができる。そのため、構成部材の小型・軽量化を実現することができる。第2に、第2太陽電池パネル15の傾斜角度を、鉛直方向に近づける(例えば、太陽光発電を行っていない時間帯に実行する。)構成を採用することにより、積雪対策とすることができる。第3に、複数の太陽光発電装置11を輸送する際において、あたかも椅子を重ねるように、(必要に応じて適切な保護材を介在させて、)複数の太陽光発電装置11を重ねた状態で輸送することができる。その結果、太陽光発電装置11の輸送に係るコストを低減することができる。また、製品としての組み付け状態で輸送することができるため、設置現場における組み立てに係る工数を削減することもできる。
また、本発明に係る実施形態の説明において、第1および第2太陽電池パネル13,15のそれぞれとして、片面受光型の太陽電池パネルを採用する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。第1および第2太陽電池パネル13,15の両者またはいずれか一方として、両面受光型の太陽電池パネルを採用してもよい。
最後に、本発明に係る実施形態の説明において、第1および第2太陽電池パネル13,15のそれぞれを反射板として用いる例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。第1および第2太陽電池パネル13,15に加えて、第1および第2太陽電池パネル13,15の枠部分をも反射板として用いる構成を採用してもよい。
11 太陽光発電装置
13 第1太陽電池パネル
14 第1受光面
15 第2太陽電池パネル
16 第2受光面
17 角度調整機構部
19 コントローラ
35 角度情報記憶部
37 角度制御部

Claims (3)

  1. 略鉛直に配されて太陽光を受ける第1受光面を有する第1太陽電池パネルと、
    前記第1受光面と交わるように配されて太陽光を受ける第2受光面を有する第2太陽電池パネルと、
    前記第1受光面に対する前記第2受光面の傾斜角度を調整する角度調整機構部と、を備え、
    前記第1および第2受光面のそれぞれは、太陽光発電を行う際に、他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分を有する、
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 請求項1に記載の太陽光発電装置であって、
    前記角度調整機構部による前記傾斜角度の制御を行う角度制御部をさらに備え、
    前記角度制御部は、前記第1および第2受光面のそれぞれが他方の受光面からの太陽光の反射光を受ける部分に係る受光面積が広くなるように前記傾斜角度の制御を行う、
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
  3. 請求項2に記載の太陽光発電装置であって、
    太陽の高度に係る情報に対応付けて、前記受光面積が広くなる前記傾斜角度の情報を記憶する角度情報記憶部をさらに備え、
    前記角度制御部は、前記角度情報記憶部の記憶内容と、前記太陽の高度に係る情報とに基づいて、前記受光面積が広くなる前記傾斜角度の情報を読み出して当該傾斜角度の制御を行う、
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
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