JP2013241886A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低トルク変動と、吸入容積比の確保を両立させた圧縮機を提供する。
【解決手段】偏心軸により公転運動する旋回スクロールと、固定スクロールとを具備する圧縮機であって、旋回スクロールには、インボリュート曲線からなる渦巻状ラップが、複数枚同一平面状に設置され、各渦巻状ラップのインボリュート曲線は、渦巻状ラップの先端側から、偏心軸の軸心側の渦巻状ラップの巻き終わり部に向けて、伸開角が増大するように形成され、各渦巻状ラップの巻き終わり部の一方の外壁と他方の内壁は相互に滑らかな曲線で連結し、固定スクロールのラップ形状は、旋回スクロールの渦巻状ラップの公転運動に伴う軌跡の包絡線で構成されたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機、特に、車両用空調装置に用いられる小型軽量な圧縮機に関する。
一般的に圧縮機に要求される要素として、体格の小型化、高性能(成績係数COP)、低騒音・低振動、高信頼性、低コストなどが求められている。特に、小型化には、重量が軽くなり車両燃費が良くなる点、重量が軽くなり騒音・振動が小さくなる(ユーザーの快適性UP)点、材料費の節減になる点、車両への搭載性が良くなる点などの様々な利点が挙げられる。また、電気自動車(EV)ではエンジンがなく、ユーザーが騒音・振動(NV)に、より敏感になるため、低騒音・低振動が求められている。
従来、車両用空調装置に用いられる圧縮機としてはレシプロ式圧縮機や、特許文献1のようなスクロール式圧縮機などがある。これらの圧縮機には、以下のような問題点がある。すなわち、小型化するためには高速運転し容量を小さくすることが行われているが、レシプロ式圧縮機においてはピストンが往復運動するため、高速運転時には騒音・振動が増大するという問題がある。また、スクロール式圧縮機の場合には、旋回運動でありかつ容積変化が緩やかであるため、トルク変動も小さく低騒音・低振動であるものの、圧縮部の断面積に占める吸入容積の割合(吸入容積比)が比較的小さく、負荷の大きな車両用空調装置などにおいては充分な吸入容積を確保する必要があって、小型化できないという問題があった。
特開平04−124483号公報
本発明は、上記問題に鑑み、小型軽量な圧縮機であって、低トルク変動と、吸入容積比の確保を両立させた圧縮機を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ハウジング(7〜9)と、偏心軸(4’、4’’)を有するクランクシャフト(4)を回転駆動する駆動部(3)と、前記偏心軸(4’、4’’)により公転運動する旋回スクロール(5)と、前記ハウジング(7〜9)に固定された固定スクロール(6)とを具備する圧縮機であって、前記旋回スクロール(5)には、インボリュート曲線からなる渦巻状ラップが、複数枚同一平面状に設置され、前記各渦巻状ラップのインボリュート曲線は、前記渦巻状ラップの先端側(51)から、前記偏心軸(4’、4’’)の軸心(O3)側の前記渦巻状ラップの巻き終わり部(54)に向けて、伸開角が増大するように形成され、前記各渦巻状ラップの巻き終わり部の一方の外壁(52)と他方の内壁(53)は相互に滑らかな曲線で連結し、前記固定スクロール(6)のラップ形状(60)は、前記旋回スクロール(5)の渦巻状ラップの公転運動に伴う軌跡の包絡線で構成された圧縮機である。
なお、上記に付した符号は、後述する実施形態に記載の具体的実施態様との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態の断面図である。 図1のA−A線に沿った圧縮機構の断面図である。 本発明の第1実施形態の作動説明図(旋回スクロールが時計回り)である。 本発明の第1実施形態の作動説明図(旋回スクロールが反時計回り)である。 本発明の第1実施形態と従来技術との圧縮室の必要径の比較を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態と従来技術との吸入容積比を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態のトルク変動幅の説明図である。 本発明の第2実施形態の断面図である。 本発明の第2実施形態の断面図である。 本発明の第3実施形態の断面図である。 本発明の第3実施形態の部分説明図である。 本発明の第3実施形態の偏心軸4’’にかかるモーメントの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態を説明する。各実施態様について、同一構成の部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の一実施形態として、車両用空調装置に用いられる圧縮機で説明するが、これに限定されるものではなく、車両用だけでなく、家庭用の空調装置に適用することもできる。また、一般的な産業用においても、本発明は実施できるものである。ここでは、クランクシャフトが電動モータで駆動される圧縮機として説明するが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ベルト伝動で駆動するタイプであっても良い。
(第1実施形態)
図1、2に示すように、本発明の第1実施形態は、インボリュート曲線からなる渦巻状ラップ5−1〜5−3が、3枚の場合の3気筒の実施形態である。図5に第1実施形態と従来技術のスクロール式圧縮機が明示されている。従来のスクロール式では、インボリュート曲線の基礎円側(これを先端側又は巻き始め側という)が中央にあるが、図2に示すように、第1実施形態では中央から離れた位置に、インボリュート曲線の先端側51が設置されており、渦巻状ラップの巻き終わり部54が、中央側にあって、従来技術とは逆になっている。
3枚の渦巻状ラップ5−1〜5−3のそれぞれにおいて、渦巻状ラップの先端側51(インボリュート曲線の開始)から、偏心軸4’の軸心O3側の渦巻状ラップの巻き終わり部54(インボリュート曲線の終了)に向けて、伸開角が増大するように形成されている。渦巻状ラップの先端側51において、インボリュート曲線の伸開角は、外側ラップ(ラップの外壁52)の場合は概ね100°程度から増大させて、巻き終わり部54で300°程度にすると、トルク変動などに効果的である。内側ラップ(ラップの内壁53)の場合は外側よりも200°程度進ませた伸開角の範囲になる。なお、先端側51においては、伸開角は100°程度より小さくても実施可能であり、巻き終わり部54は300°以下であっても良い。各渦巻状ラップの巻き終わり部54においては、一方のラップの外壁52と他方のラップの内壁53は、相互に滑らかな曲線で連結している。この曲線は通常インボリュート曲線のほか、円弧や楕円曲線などを使用するが、任意の曲線を使用しても良い。一方、渦巻状ラップの先端側51から最先端までの外壁や内壁の曲線は、強度を考慮して厚みを持たせたり、適宜の曲線を使用して形成する。円弧や楕円曲線などを使用すると良い。
インボリュート曲線からなる渦巻状ラップ5−1〜5−3は、通常、ラップの中央の連結した線を基準のインボリュート曲線として形成する。ラップ厚さを一定にすれば、内壁53と外壁52もインボリュート曲線となる。固定スクロール6のラップ形状60は、旋回スクロール5の渦巻状ラップの公転運動に伴う軌跡の包絡線で構成される。固定スクロール6と旋回スクロール5とで圧縮機構2を構成する。
以下、図1〜4を参照して、本発明の第1実施形態を詳説する。これは圧縮室C(内側室Ci、外側室Co)を3つ有し、クランクシャフト4が電動モータ3で駆動する圧縮機の実施形態である。圧縮機1内には、圧縮機構2と電動モータ3が収納されている。クランクシャフト4には、一体に偏心軸4’が形成されている。偏心軸4’の軸心O3は、クランクシャフト4の軸心O1回りに、公転運動を行う。クランクシャフト4が時計回りに回転すると、旋回スクロール5が、各圧縮室Cの渦巻状ラップ5−1〜5−3(以下、ラップを歯ともいう)の内側で形成される内側室Ciが、回転につれ大きくなる方向(図3参照)に公転運動する。
実際の圧縮が行われる圧縮室は、図3、4に見られるように、旋回スクロール5の公転運動の回転方向によって、内側室Ci、外側室Coで行われる。内側室Ci、外側室Coとは、概ね歯の内外で分けると、図4の場合の圧縮室が内側室Ci、図3の場合の圧縮室が外側室Coである。図3の外側室Coは、図3(6)の圧縮終了時には、吐出口64(図4では吸入口として機能)に収束する。また、図4の内側室Ciは、図4(6)の圧縮終了時には、吐出口61(図3では吸入口として機能)に収束する。
クランクシャフト4を駆動すると、低圧冷媒が吸入管71から吸入室63を通り固定スクロール6の吸入口61へ流入する。クランクシャフト4の回転により旋回スクロール5が固定スクロール6の内壁60に沿って公転運動を行うことで120°位相がずれた圧縮室(図3では、3箇所の外側室Co)の流体を順次圧縮する。圧縮された冷媒は、吐出口64から吐出室19内に吐出する。高圧冷媒は吐出室19から吐出管72へ吐出し、冷凍機回路を循環する。
クランクシャフト4の駆動は、第1実施形態の場合には、電動モータ3で行われる。モータハウジング8には、ステータ3−1が固定され、ロータ3−2はクランクシャフト4に固定されている。ハウジングは、ミドルハウジング7、モータハウジング8、リアハウジング9、カバー8’で密閉容器を形成している。なお、良く知られているような円筒容器にミドルハウジング7を嵌め込み固定した密閉容器としても良い。クランクシャフト4は、それぞれの端部が、カバー8’とミドルハウジング7とで軸受支持されている。ミドルハウジング7は、スラストプレート7’とで構成され、スラストプレート7’が、背圧のもとで旋回スクロール5を支承している。10は、バランサーである。
クランクシャフト4(軸心O1)には、鍔部を挟んで偏心軸4’(軸心O3)が一体に形成されており、偏心軸4’は旋回スクロール5のボス部に挿入され、旋回スクロール5を公転運動させる。旋回スクロール5と、旋回スクロール5の背面のスラストプレート7’の間、又は、旋回スクロール5と固定スクロール6の間に、旋回スクロール5の自転を規制する自転防止機構が設けられている。旋回スクロール5の自転を防止するための機構(例えば、ピン−リング機構やオルダムリング機構)を設けることにより、旋回スクロール5の旋回時の歯による固定スクロール6の摺動損失を低減し、圧縮機の効率を向上させることができる。また、旋回スクロール5の自転を規制することにより、旋回スクロール5を安定して旋回させることが可能となり、圧縮機の信頼性が向上する。
旋回スクロール5の背面には、密閉された空間を設け、この空間の圧力を吐出圧と吸入圧の間の圧力に調整可能にする背圧機構11が設けられている。背圧機構11は、吐出室19に連通している。この空間内の圧力を吐出圧と吸入圧の間の圧力に任意に調整する背圧制御機構(絞りなど)を設けることにより、旋回スクロール5をスラストプレート7’に押付ける場合には旋回スクロール5に働くスラスト荷重を低減してスラスト荷重を低減して圧縮機の効率を向上することができる。また、旋回スクロール5を固定スクロール6側に押付ける場合には、歯先の漏れを低減して圧縮機の効率を向上することが可能となる。
吐出口64(3箇所)には、それぞれリードバルブが設けられている。リードバルブの代わりに、後述する逆流防止装置により、吸入口と吐出口において逆流防止機能が切替えられるように構成しても良い。
次に、第1実施形態の作動について、図3、4を参照して説明する。まず、旋回スクロールが時計回りの場合の図3について、1気筒分を説明する。図3の(1)のクランク角θ=0°の場合は、吸入が完了して、外側室Coにおいて圧縮が開始する位置である。圧縮は、(1)〜(6)のクランク角θ=0°〜225°に亘って外側室Coにおいて進行し、吐出口64から吐出室19に送り出される。その後、吸入工程が(7)〜(1)において継続して、再度同じサイクルが繰り返される。内側室Ciにおいては、クランク軸の回転につれ拡張しているので吸入工程が進行して、(6)のクランク角θ=225°以降、2つの内側室Ciが連通して、外側室Coに移行する。120°ずれて、3気筒で同様な圧縮が進行する。
次に、旋回スクロールが反時計回りの場合の図4について、1気筒分を説明する。図4の場合の作動では、図1において、64が吸入口であり、61が吐出口となる。72は、吸入管、71は吐出管、19が吸入室、63が吐出室となる。リード弁は61側に設置されている。クランク角θは、反時計回りに計測する。図4の左下の(8)のクランク角θ=315°過ぎた辺りから、吸入が完了して、内側室Ciにおいて圧縮が開始する。圧縮は、(1)〜(6)のクランク角θ=0°〜225°に亘って内側室Ciにおいて進行し、吐出口61から吐出室63に送り出される。その後、吸入工程が継続し、再度同じサイクルが繰り返される。外側室Coにおいては、クランク軸の回転につれ拡張しているので吸入工程が進行する。120°ずれて、3気筒で同様な圧縮が進行する。
このように、電動モータ3の切り替え等によって、クランクシャフトの回転方向を正転(図3の時計回りに回転)、逆転した場合(図4の反時計回りに回転)の双方とも、本実施形態の圧縮機は圧縮可能であるため、暖房と冷房を同一のシステムで行う空調用ヒートポンプシステムの圧縮機として有用である(通常のヒートポンプシステムにおける冷媒回路の方向切替回路が不要となる)。なお、正逆転する場合は、吸入口と吐出口が逆となるため、吐出弁を取り外して弁無しにするか、回転方向によって逆流防止機能を切り替える逆流防止装置が、必要となる。このような装置としては、例えばポペット弁を吸入孔と吐出孔の両方に配置し、それぞれの座受け部に電磁石を配置し、弁を鉄材で構成した装置などが考えられる。電動モータの回転方向によって、通電するポペット弁を切り替えることによって、吸入口や吐出口での逆流防止機能を切り替えることが可能となる。
従来、冷房と暖房を一つのシステムで行うことには、家電のルームエアコンのように複雑な配管となることが大きな課題となっていた。今後、ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)などのカーエアコンは、システム性能(成績係数COP)の良いヒートポンプシステムにして、暖房を行っていくことが予想されている。本実施形態では、冷房と暖房の切り替えを、圧縮機の圧縮方向の切り替えだけで行うことができるので、ヒートポンプシステムを極めてシンプルなものにして小型化することができる。
本実施形態によると、インボリュート曲線の曲率差の大きな範囲で吸入室を構成し、かつ多気筒化できるため、図5のように従来のスクロール型圧縮機に比べて吸入断面積を同等とした場合に、径で28%、さらに軸長が同等とすれば体格で33%小さくすることができる。また、同一の径に占める吸入容積の比を、図6のように比較すると、吸入容積比としてはスクロール型圧縮機の26%に比べて、本実施形態では39%に増大する。
本実施形態の方が体格において小さいため、同一体格で比較すると、本実施形態の吸入容積を1とすると、従来技術の吸入容積は0.67となる。したがって、吸入容積を同等とすると、従来技術では回転数を1.5倍にしなければならない。このことから、従来技術では騒音・振動が2倍程度悪化すると考えられ、本実施形態では、騒音・振動においても従来技術に比して効果が認められる。クランクシャフト4の駆動を電動モータで行ういわゆる電動圧縮機に適用すると、特に、小型軽量のニーズが高い電気自動車用の空調システム用の圧縮機として有用である。なお、ベルト駆動の圧縮機として用いた場合も、エンジンコンパートメント内の小型化に貢献することができるため、本発明は有用である。
さらに、トルク変動については、多気筒化したことにより、図7(イ、ロ、ハは各気筒のトルク変動)に示すように、従来のスクロール型圧縮機と平均値も変動幅も同等にすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態の場合には、旋回スクロール5の渦巻状ラップが、3枚の場合であったが、図8に示すように、第2実施形態においては、旋回スクロール5の渦巻状ラップが、2枚の場合で2気筒とした場合である。配置を工夫して、図9のように渦巻状ラップが、2枚の場合を並列させても良い。本実施形態においても、第1実施形態の場合と同様な効果が得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、図10、11に示すように、クランクシャフト4の偏心軸4’’(軸心O3)を、シャフト本体とは別体で構成した実施形態である。偏心軸4’’には、シャフト本体に打ち込んだ従動ピン41と同軸、かつほぼ同径の孔41’が設けられている。この偏心軸4’’に従動ピン41を挿入して、従動ピン41中心O2回りに、回転可能に構成したものである。その他は、第1実施形態と同じである。この時、偏心軸4’’(旋回スクロール5)に働く慣性力や圧縮反力などの合力Fを適宜考慮して、従動ピン41中心O2の位置を設定する。そして、旋回スクロール5の歯側面(外壁52)が、固定スクロール6の歯側面(ラップ形状60)を押付ける方向に、偏心軸4’’にモーメントMが働くようにする。図12においては、合力Fによって生じる、従動ピン41中心O2の回りのモーメントMが、偏心軸4’’を介して、旋回スクロール5の歯側面が、固定スクロール6の歯側面を押付けるようにしている。これにより、歯側面の漏れが低減し、圧縮機の効率を向上させることができる。
3 駆動部、電動モータ
4 クランクシャフト
5 旋回スクロール
6 固定スクロール

Claims (5)

  1. ハウジング(7〜9)と、偏心軸(4’、4’’)を有するクランクシャフト(4)を回転駆動する駆動部(3)と、前記偏心軸(4’、4’’)により公転運動する旋回スクロール(5)と、前記ハウジング(7〜9)に固定された固定スクロール(6)とを具備する圧縮機であって、
    前記旋回スクロール(5)には、インボリュート曲線からなる渦巻状ラップが、複数枚同一平面状に設置され、
    前記各渦巻状ラップのインボリュート曲線は、前記渦巻状ラップの先端側(51)から、前記偏心軸(4’、4’’)の軸心(O3)側の前記渦巻状ラップの巻き終わり部(54)に向けて、伸開角が増大するように形成され、前記各渦巻状ラップの巻き終わり部の一方の外壁(52)と他方の内壁(53)は相互に滑らかな曲線で連結し、
    前記固定スクロール(6)のラップ形状(60)は、前記旋回スクロール(5)の渦巻状ラップの公転運動に伴う軌跡の包絡線で構成された圧縮機。
  2. 前記駆動部(3)が電動モータであり、前記旋回スクロール(5)の旋回方向を正転、逆転可能にして流体を圧縮することを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記旋回スクロール(5)の背面に密閉された空間を設けるとともに、この空間の圧力を、吐出圧と吸入圧の間の中間圧力に調整する背圧機構(11)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記クランクシャフト(4)の偏心軸(4’’)を、シャフト本体とは別体で構成し、該シャフト本体に従動ピン(41)を設け、該従動ピン(41)を、前記偏心軸(4’’)が前記従動ピン(41)中心(O2)回りに回転可能になるように、前記偏心軸(4’’)に挿入したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の圧縮機。
  5. 前記旋回スクロール(5)の前記渦巻状ラップが、2枚又は3枚、同一平面状に設置されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の圧縮機。
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