JP2013240000A - 電子機器、録音制御プログラムおよび録音制御方法 - Google Patents

電子機器、録音制御プログラムおよび録音制御方法 Download PDF

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Abstract

【構成】携帯電話機10は、指向方向を持つアレイマイク28などを備える。また、携帯電話機10は、動画像を撮影する撮影機能およびユーザの視線を検出する視線検出機能を有する。たとえば、動画像の撮影を始めると、アレイマイク28によって集音された音声データに基づいて、ユーザの周囲の音源に対する音源方向が推定される。推定された音源方向を示す音源アイコン(M)が、音源方向に対応する位置に表示される。このとき、ユーザが任意の音源アイコンを注視すると、アレイマイク28の指向方向が、音源アイコンと対応する音源方向に向けられる。
【効果】ユーザは、録音中に音源方向を特定することで、意図した通りに音声を録音することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子機器、録音制御プログラムおよび録音制御方法に関し、特に音声を録音する、電子機器、録音制御プログラムおよび録音制御方法に関する。
音声を録音する電子機器の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の携帯電話機では、動画撮影が行われると、マイクによって音声も同時に録音され、動画像と共に保存される。
また、特許文献2に開示されているビデオカメラでは、撮影者の視線方向を検出し、その視線方向の対象物に自動的にレンズ合焦が合わせられる。また、レンズ合焦が対象物に合わせられると、マイクの指向性が対象物に対して合わされる。
特開2003−348191号公報[H04M 1/00, G10L 19/00] 特開平5−191659号公報[H04N 5/225, H04N 5/232]
ところが、特許文献1の携帯電話機などで音声と共に画像を録音して録画映像を確認すると、対象物の音声が思った通りの音量で録音されていないことがある。これは、撮影者の感覚と実際の録音された音声とにずれが生じているからである。具体的に説明すると、撮影中の撮影者は無意識のうちに対象物の音に集中し、他の対象物以外の音をフィルタしている。一方、録画映像では、携帯電話機に届いた音声がそのまま録音される。したがって、上述したように、撮影者の感覚と実際の録音された音声とにズレが生じる。
また、特許文献2のデジタルカメラを利用する撮影者は、動画撮影中であっても、撮影条件の変更のためにデジタルカメラを操作したり、電池残量やメモリ残量などを確認したりすることがある。このとき、撮影者の視線方向は対象物から離れるため、マイクの指向性が一緒に変化する。つまり、特許文献2のデジタルカメラでは、この場合、撮影者の視線方向が対象物から離れたり戻ったりするため、対象物の音声の音量は安定して録音されない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、電子機器、表示制御プログラムおよび表示制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザが意図した通りに音声が録音される、電子機器、録音制御プログラムおよび録音制御方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、表示部、ユーザの入力操作を受け付ける入力部および指向方向を持つアレイマイクを有し、アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器であって、アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定する推定部、推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を表示部に表示する表示処理部、画像に対する入力操作を入力部が受け付けたとき、音源方向を特定する特定部、および特定部によって特定された音源方向に基づいて、アレイマイクの指向方向を設定する設定部を備える、電子機器である。
第1の発明では、電子機器(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は、表示面を持ち表示装置とも呼ばれる表示部(14)を有する。入力部(16,20,24a,24b)は、キー入力、音声入力、タッチ入力および視線入力など、ユーザによって行われる入力操作を受け付ける。アレイマイク(28a−28c)は、複数のマイクを含み、指向方向を持つ。また、アレイマイクによって収音された音声は録音される。推定部(30,S1)は、取り込まれた各音声データの時間的なズレに基づいて、音源方向を推定する。表示処理部(30,S9、S11)は、推定された音源方向に基づいて、その音源方向を示す画像(M,N)を表示する。特定部(30,S19)は、表示された画像を選択する入力操作がされると、音源方向を特定する。設定部(30,S21)は、特定された音源方向に指向方向が向くように、アレイマイクの指向方向が設定される。
第1の発明によれば、ユーザは、録音中に音源方向を特定することで、意図した通りに音声を録音することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、推定部は、推定された音源方向に対して推定値を算出し、表示処理部は、算出された推定値に基づいて画像を表示する。
第2の発明では、推定された音源方向には、その方向が正しいかどうかを表す数値として推定値が算出される。そして、表示処理部によって表示される画像は、算出された推定値に基づいて、表示態様が決められる。
第2の発明によれば、推定値によって画像の表示態様が変化するため、ユーザが音源方向を特定しやすくなる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、表示処理部は、推定部によって算出された推定値が閾値以下であるとき、画像を表示しない。
第3の発明では、音源方向の推定値が閾値以下であれば、その音源方向を示す画像は表示されない。
第3の発明によれば、推定値が閾値以下の音源方向については画像が表示されないため、音源方向を特定するユーザの利便性が向上する。
第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明に従属し、設定部によってアレイマイクの指向方向が設定されたとき、録音に関する情報を表示する録音情報表示処理部をさらに備える。
第4の発明では、録音情報表示処理部(30,S23)は、アレイマイクの指向方向が設定されると、音量などの録音に関する情報(VI)を表示する。
第4の発明によれば、ユーザは録音に関する情報を知ることができる。
第5の発明は、第1の発明ないし第4の発明のいずれかに従属し、音源種類を判別する判別部、および判別部によって判別された音源種類が所定の音源種類であるとき、音源が発する音声を適切に収音できるようフィルタ処理を施すフィルタ処理部をさらに備える。
第5の発明では、判別部(30,S5)は、音源の音源種類を判別する。フィルタ処理部(30,S31)は、所定の音源種類が判別されていれば、音源が発する音声を適切に収音できるようフィルタ処理を施す。
第5の発明によれば、録音される音声の音質をより高めることができる。
第6の発明は、第5の発明に従属し、判別部は、アレイマイクによって収音された音声の周波数帯域に基づいて音源種類を判別する。
第6の発明によれば、音声の周波数帯域を利用して、音源種類を判別することが出来る。
第7の発明は、第1の発明ないし第6の発明のいずれかに従属し、画像は、アイコンを含み、表示処理部は、推定された音源方向と対応するアイコンを表示部に表示する。
第7の発明では、音源方向が推定されると、その音源方向を示すアイコン(M1,M2,N1,N2)が表示部に表示される。
第7の発明によれば、アイコンによって音源方向が示されるため、ユーザは音源方向を直感的に理解できる。
第8の発明は、第7の発明に従属し、表示処理部は、判別手段によって判別された音源種類が所定の音源種類であるとき、所定の音源種類を示すアイコンを表示する所定アイコン表示処理部を含む。
第8の発明では、所定アイコン表示処理部(30,S9)は、所定の音源種類が判別されていれば、所定の音源種類を示すアイコンを表示する。
第8の発明によれば、ユーザは、アイコンを見るだけで音源種類を容易に把握できる。
第9の発明は、第1の発明ないし第8の発明のいずれかに従属し、電子機器の動きを検出する検出部、および電子機器の動きが検出されたとき、その動きに応じてアレイマイクの指向方向を補正する第1補正部をさらに備える。
第9の発明では、検出部(50)は、電子機器の動きを検出する。第1補正部(30,S43)は、電子機器の動きが検出されると、その動きに応じてアレイマイクの指向方向の向きを補正する。
第9の発明によれば、電子機器の動きに応じてアレイマイクの指向方向が補正されるため、撮影中に電子機器が動いたとしても、適切に音声が録音される。
第10の発明は、第1の発明ないし第9の発明のいずれかに従属し、撮影画像を出力するカメラモジュールをさらに備え、カメラモジュールが出力する撮影画像を記録する録画機能を有する。
第10の発明では、カメラモジュール(26)は、撮影画像を出力する。そして、電子機器は、カメラモジュールが出力する撮影画像を記録する録画機能を有する。
第11の発明は、第10の発明に従属し、カメラモジュールが出力する撮影画像に基づいて、音源方向の先にある音源を画像認識する認識部をさらに備える。
第11の発明では、認識部(30,S33)は、音源方向の先にある音源(子ども)を画像認識する。
第12の発明は、第11の発明に従属し、判別部は、認識部の認識結果に基づいて音源種類を判別する。
第10の発明、第11の発明および第12の発明によれば、撮影された画像を利用して、音源種類を判別することが出来る。
第13の発明は、第11の発明または第12の発明に従属し、認識部の認識結果に基づいて、音源方向の先にある音源の移動による音源方向の変化量を算出する算出部、および算出部によって算出された変化量に基づいて、アレイマイクの指向方向を補正する第2補正部をさらに備える。
第13の発明では、算出部(30,S37)は、撮影されている音源(被写体)が移動すると、画像認識の結果に基づいて、音源方向の変化量を算出する。第2補正部(30,S39)は、算出部によって算出された変化量に基づいて、アレイマイクの指向方向の向きを補正する。
第13の発明によれば、撮影中に音源が移動したとしても、音声が適切に録音される。
第14の発明は、第1の発明ないし第13の発明に従属し、入力部は、ユーザの視線入力を受け付ける視線入力部を含み、特定部は、画像が注視されたとき、音源方向を特定する。
第14の発明では、視線入力部(24a,24b)は、ユーザの視線入力操作を受け付ける。そして、特定部は、画像が注視されたとき、音源方向を特定する。
第14の発明によれば、画像の選択を視線入力によって行うことで、撮影中の画像がブレなくなる。
第15の発明は、第1の発明ないし第14の発明のいずれかに従属し、入力部は、表示部の表示面に設けられるタッチパネルを含み、特定部は、画像に対してタッチされたとき、音源方向を特定する。
第15の発明では、タッチパネル(16)は、ポインティングデバイスの一種であり、ユーザのタッチ入力操作を受け付ける。そして、特定部は、画像に対してタッチされたとき、音源方向を特定する。
第15の発明によれば、ユーザは直感的に音源方向を決めることが出来る。
第16の発明は、表示部(14)、ユーザの入力を受け付ける入力部(16,20,24a,24b)および指向方向を持つアレイマイク(28a−28c)を有し、アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器(10)のプロセッサ(30)を、アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定する推定部(S1)、推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を表示部に表示する表示処理部(S9、S11)、画像に対する入力操作を入力部が受け付けたとき、音源方向を特定する特定部(S19)、および特定部によって特定された音源方向に基づいて、アレイマイクの指向方向を設定する設定部(S21)として機能させる、録音制御プログラムである。
第16の発明でも、第1の発明と同様、ユーザは、録音中に音源方向を特定することで、意図した通りに音声を録音することができる。
第17の発明は、表示部(14)、ユーザの入力を受け付ける入力部(16,20,24a,24b)および指向方向を持つアレイマイク(28a−28c)を有し、アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器(10)の録音制御方法であって、アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定し(S1)、推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を表示部に表示し(S9、S11)、画像に対する入力操作を入力部が受け付けたとき、音源方向を特定し(S19)、そして特定された音源方向に基づいて、アレイマイクの指向方向を設定する(S21)、録音制御方法である。
第17の発明でも、第1の発明と同様、ユーザは、録音中に音源方向を特定することで、意図した通りに音声を録音することができる。
この発明によれば、ユーザが意図した音を録音できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機を示す外観図である。 図2は図1に示す携帯電話機の電気的な構成の一例を示す図解図である。 図3は図1に示す赤外線カメラおよび赤外線LEDを利用してユーザの視線が検出されている様子の一例を示す図解図であり、図3(A)はユーザの顔に照射された赤外光を赤外線カメラで撮影している様子の一例を示し、図3(B)はユーザの注視点を示す。 図4は図1に示すディスプレイに、撮影中の画像が表示されている状態の一例を示す図解図である。 図5は図1に示すディスプレイの表示を利用して音源方向を特定する手順の一例を示す図解図であり、図5(A)は推定された音源方向に対応する位置に音源アイコンが表示されている状態の一例を示し、図5(B)は任意の音源アイコンが注視されている状態の一例を示し、図5(C)は音量調節アイコンが表示されている状態の一例を示し、図5(D)は特定された音源方向が通知されている状態の一例を示す。 図6は図1に示すRAMに記憶されている音源テーブルの構成の一例を示す図解図である。 図7は図1に示す音源方向の基準の一例を示す図解図である。 図8は図1に示すアレイマイクの指向方向が補正される流れの一例を示す図解図である。 図9は図1に示すアレイマイクの指向方向が補正される流れの他の一例を示す図解図である。 図10は図5に示す音源方向において録音の音量を調整する操作の一例を示す図解図であり、図10(A)は音源方向が注視されている状態を示し、図10(B)は音量調整アイコンが表示されている状態の他の一例を示し、図10(C)は音量が最低値に設定されている状態を示す。 図11は図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図12は図2に示すプロセッサの指向方向制御処理の一部の一例を示すフロー図である。 図13は図2に示すプロセッサの指向方向制御処理の他の一部を示すフロー図であって、図12に後続するフロー図である。 図14は図2に示すプロセッサの視線検出処理の一例を示すフロー図である。 図15は図2に示すプロセッサの音量調整処理の一例を示すフロー図である。
図1(A),(B)には、本発明の一実施例の携帯電話機10として、縦長の扁平矩形のハウジング12を有するスマートフォンを示す。この発明は、フィーチャーフォン、タブレット端末およびPDAなど任意の電子機器に適用可能であることを予め指摘しておく。
図1に示す携帯電話機10のハウジング12の主面(表面)には、表示部として機能する、たとえば液晶や有機ELなどのディスプレイ14が設けられる。ディスプレイ14の上には、タッチパネル16が設けられる。
ハウジング12の縦方向一端の表面側に通話用スピーカ18が内蔵され、縦方向他端の表面側に通話用マイク20が内蔵される。タッチパネル16と共に、入力操作手段を構成するハードキーとして、本実施例では、通話キー22a、終話キー22bおよびメニューキー22cが設けられる。
通話用スピーカ18の左側に赤外線カメラ24aが設けられるとともに、通話用マイク20の左側に赤外線LED24bが設けられる。ただし、赤外線カメラ24aの撮影面と赤外線LED24bの発光面とはハウジング12から露出するように設けられ、赤外線カメラ24aと赤外線LED24bのその他の部分はハウジング12に内蔵される。
ハウジング12の他面(裏面)において、縦方向一端の左側にはカメラモジュール26が設けられる。このカメラモジュール26は、赤外線カメラ24aと同様、撮像面がハウジング12から露出するように設けられ、カメラモジュール26のその他の部分はハウジング12に内蔵される。
また、ハウジング12の他面には、指向方向を任意に設定できるアレイマイク28が設けられる。このアレイマイク28は、3つのマイク28a−28cから構成されている。そして、ハウジング12の他面の四隅において、左上に第1マイク28aが設けられ、右上に第2マイク28bが設けられ、右下に第3マイク28cが設けられる。
たとえば、ユーザは、ディスプレイ14に表示されたダイヤルキー(図示せず)に対して、タッチパネル16によってタッチ操作を行うことで電話番号を入力でき、通話キー22aを操作して音声通話を開始することが出来る。終話キー22bを操作すれば、音声通話を終了することが出来る。なお、ユーザは、この終話キー22bを長押しすることによって、携帯電話機10の電源をオン/オフすることが出来る。
また、メニューキー22cがユーザによって操作されれば、ディスプレイ14にメニュー画面が表示される。その状態でディスプレイ14に表示されているソフトキーや機能メニューに関するアイコン(ともに図示せず)などに対してタッチ操作が行われると、機能メニューが選択され、その選択が確定される。
さらに、撮影機能が実行されると、カメラモジュール26が起動し、ディスプレイ14に被写界と対応するプレビュー画像(スルー画像)が表示される。そして、ユーザは、カメラモジュール26が設けられている他面を被写体に向けて撮影操作を行うことで、被写体を撮影することが出来る。
また、撮影機能では、静止画像および動画像を撮影することが出来る。そして、動画像を撮影する際には、アレイマイク28によって収音された音声が録音され、撮影動画像と録音データとが共に保存される。
なお、携帯電話機10は音声認識機能を有している。そのため、ユーザは通話用マイク20に音声を入力することで、携帯電話機10を任意に操作することができる。
図2を参照して、図1に示す実施例の携帯電話機10は、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ30を含む。プロセッサ30には、赤外線カメラ24a、カメラモジュール26、無線通信回路32、A/D変換器36a−36b、D/A変換器38、入力装置40、表示ドライバ42、フラッシュメモリ44、RAM46、タッチパネル制御回路48、方位センサ50、LEDドライバ52および撮影画像処理回路54などが接続される。
プロセッサ30は、携帯電話機10の全体制御を司る。また、プロセッサ30には、アレイマイク28によって取り込まれた各音声信号を処理するためのDSP30aが含まれる。RAM46には、フラッシュメモリ44に予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開(ロード)され、プロセッサ30はこのRAM46上のプログラムに従って動作する。このとき、RAM46は、プロセッサ30のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。
入力装置40は、図1に示すハードキー22(a−c)を含み、タッチパネル16およびタッチパネル制御回路58とともに操作部として機能する。ユーザが操作したハードキーの情報(キーデータ)はプロセッサ30に入力される。以下、ハードキーによる操作を「キー操作」ということにする。
第1A/D変換器36a−第2A/D変換器36cには第1マイク28a−第2マイク28c(アレイマイク28)が接続される。第1マイク28a、第2マイク28bおよび第3マイク28cを通して取り込まれた音声信号は、第1A/D変換機36a、第2A/D変換機36bおよび第3A/D変換機36cによって音声データに変換された後、プロセッサ30に与えられる。
プロセッサ30は、音源方向の推定およびアレイマイク28の指向方向を任意の音源方向に設定する。プロセッサ30に与えられた各音声データは、DSP30aに入力される。DSP30aでは、各音声データの時間的なズレに基づいて、周波数帯毎にどの方向から音声が発せられているかが推定される。つまり、音源方向が推定された状態となる。
音源方向を特定する指示があると、特定された音源方向から発せられる音の周波数帯を残す。そして、残った周波数帯の音に基づいて音声を再現すると、特定された音源方向から発せられる音声が収音されている状態となる。つまり、アレイマイク28の指向方向が、特定された音源方向を向くように設定されている状態となる。
なお、本実施例では、図1(B)に示すように、アレイマイク28を構成するマイク28a−28cが左右および上下に設けられているため、水平方向および垂直方向において音源方向を推定することができる。
また、「音源方向」とは、音の出力源が存在する方向のことであり、本実施例では、アレイマイク28を利用して推定される。
第4A/D変換器36dには図1に示す通話用マイク20が接続され、通話用マイク20からの音声信号はこの第4A/D変換器36dでデジタルの音声データに変換され、プロセッサ30に入力される。一方、D/A変換器38には通話用スピーカ18が接続される。D/A変換器38は、デジタルの音声データを音声信号に変換して、アンプを介して通話用スピーカ18に与える。したがって、音声データの音声が通話用スピーカ18から出力される。
なお、プロセッサ30は、たとえばユーザによるボリュームの操作に応答して、D/A変換器38に接続されるアンプの増幅率を制御することによって、通話用スピーカ18から出力される音声の音量を調整することが出来る。
無線通信回路32は、アンテナ34を通して、音声通話やメールなどのための電波を送受信するための回路である。実施例では、無線通信回路32は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、ユーザが入力装置40などを操作して電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路32は、プロセッサ30の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ34を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ30は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ34によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路32によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A変換器38によって音声信号に変換された後、通話用スピーカ18から出力される。一方、通話用マイク20を通して取り込まれた送話音声信号は、第4A/D変換器36dによって音声データに変換された後、プロセッサ30に与えられる。音声データには、プロセッサ30の指示の下、無線通信回路32によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ34を介して出力される。したがって、変調音声信号は、相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ34によって受信されると、無線通信回路32は、電話着信(着呼)をプロセッサ30に通知する。これに応じて、プロセッサ30は、表示ドライバ42を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ14に表示する。また、上記処理に伴い、プロセッサ30は、通話用スピーカ18から着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
そして、ユーザが入力装置40に含まれる通話キー22aを用いて応答操作を行うと、無線通信回路32は、プロセッサ30の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ30は上述した通話処理を実行する。
また、通話可能状態に移行した後に入力装置40に含まれる終話キー22bによって通話終了操作が行われると、プロセッサ30は、無線通信回路32を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ30は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ30は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ30は通話処理を終了する。
表示ドライバ42はディスプレイ14およびプロセッサ30と接続され、プロセッサ30から出力される画像データは、表示ドライバ42のVRAMに記憶される。そして、表示ドライバ42は、VRAMのデータに対応する画像を、ディスプレイ14に表示する。つまり、表示ドライバ42は、プロセッサ30の指示の下、当該表示ドライバ42に接続されたディスプレイ14の表示を制御する。また、ディスプレイ14には、たとえばLEDなどを光源とするバックライトが設けられており、表示ドライバ42はプロセッサ30の指示に従って、そのバックライトの明るさや、点灯/消灯を制御する。
タッチパネル制御回路48には、図1に示すタッチパネル16が接続される。タッチパネル制御回路48は、タッチパネル16の動作のオン/オフ、タッチパネル16に対するユーザによるタッチの開始を示すタッチ開始信号、ユーザによるタッチの終了を示す終了信号、およびユーザがタッチしたタッチ位置を示す座標データ(タッチ座標データ)をプロセッサ30に入力する。プロセッサ30は、タッチパネル制御回路48より入力されたタッチ座標データに基づいて、ユーザがどのアイコンやキーにタッチしたかを判断することができる。以下、タッチパネル16に対する操作を「タッチ操作」ということにする。
実施例では、タッチパネル16は、指などの物体が表面に接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する静電容量方式で、たとえば1本または複数本の指がタッチパネル16に触れたことを検出する。具体的には、タッチパネル制御回路48は、タッチパネル16のタッチ有効範囲内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ操作の位置を示すタッチ座標データをプロセッサ30に出力する。
なお、タッチパネル16は、ディスプレイ14の上に設けられ、その画面内で任意の位置を指示することができるため、「ポインティングデバイス」と呼ばれることもある。また、タッチパネル16は、表面型の静電容量方式が採用されてもよいし、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式および電磁誘導方式などが採用されてもよい。さらに、タッチ操作はユーザの指に限らず、スタイラスペンなどの所定の入力機器によって行われてもよい。
カメラモジュール26は制御回路、レンズおよびイメージセンサなどを含む。プロセッサ30は、撮影機能を実行する操作がされると、制御回路およびイメージセンサを起動する。そして、イメージセンサから出力された信号に基づく画像データがプロセッサ30に入力されると、被写体に対応するプレビュー画像がディスプレイ14に表示される。
方位センサ50は、電子コンパスまたは方向出力部とも呼ばれ、3つの地磁気センサおよび制御回路を含む。制御回路は、3つの地磁気センサによって検出された磁気データから地磁気データを抽出して、プロセッサ30に出力する。プロセッサ30は、制御回路から出力された地磁気データに基づいて、方位角(方位または方向)を算出し、端末方向としてRAM46のバッファに記憶させる。算出された方位角は、カメラモジュール26おける、イメージセンサおよびレンズが並ぶ光軸と対応する。なお、各地磁気センサは、ホール素子が用いられているが、MR(Magnet-Resistive)素子やMI(Magnet-Impedance)素子が用いられてもよい。また、方位センサ50は、携帯電話機10の動きを検出することが可能であるため、検出部と呼ばれることもある。
LEDドライバ52には、図1に示す赤外線LED24bが接続される。LEDドライバ52は、プロセッサ30からの制御信号に基づいて、赤外線LED24bのオン/オフ(点灯/消灯)を切り換える。
撮影画像処理回路54には、図1に示す赤外線カメラ24aが接続される。撮影画像処理回路54は、赤外線カメラ24aからの撮影画像データに画像処理を施し、モノクロの画像データをプロセッサ30に入力する。赤外線カメラ24aは、プロセッサ30の指示の下、撮影処理を実行し、撮影画像データを撮影画像処理回路54に入力する。赤外線カメラ24aは、たとえば、CCDやCMOSのような撮影素子を用いたカラーカメラと、赤外線フィルタとによって構成される。したがって、赤外線フィルタを着脱可能な構成にすれば、赤外線フィルタを外すことにより、カラー画像を取得することも可能である。
なお、上で説明した無線通信回路32、第1A/D変換器36a−第4A/D変換器36dおよびD/A変換器38はプロセッサ30に含まれていてもよい。
このような構成の携帯電話機10では、キー操作やタッチ操作に代えて、視線による入力ないし操作(以下、「視線操作」ということがある。)が可能である。以下、視線操作の例について説明する。視線操作に基づく注視領域の検出方法については後で詳細に説明するが、視線操作によって、視線とディスプレイ14の表示面とが交差する点(注視点EP)によって指示される所定の領域(以下、「操作領域」)に対応づけて設定された所定の処理が実行される。
たとえば、所定の処理としては、所定の情報が入力されたり、所定の動作(操作)が実行されたり、所定のアプリケーションが起動されたりすることが該当する。また、操作領域は、視線操作によって指示ないしオンすることができるボタン画像、アイコンまたはサムネイルのような縮小画像の表示領域が該当する。また、このような画像が表示されていない領域に操作領域のみが設定される場合もある。さらに、本実施例では、注視点EPを含む領域(後述する「分割領域」)が注視領域として決定され、この注視領域と重なるか、この注視領域に含まれる操作領域が視線操作によって指示されていると判断される。したがって、視線操作によって指示ないしオンされるボタン画像、アイコンまたはサムネイルのような縮小画像を表示する位置および大きさと、これらの画像とは関係なく設定される操作領域の位置および大きさは、分割領域を考慮して決定される。たとえば、同一の分割領域に、複数の縮小画像が表示されることや、複数の操作領域が設定されることがように定められている。
次に、図3(A)を参照して、本実施例の視線による注視領域の検出方法について具体的に説明する。赤外線カメラ24aと赤外線LED24bとは、携帯電話機10の縦方向において或る程度の距離を隔てて配置される。たとえば、赤外線カメラ24aの撮影面の中心と、赤外線LEDの発光面の中心とが直線上に並ぶように配置される。また、赤外線カメラ24aをディスプレイ14の上側に配置し、赤外線LED24bをディスプレイ14の下側に配置してある。このように配置することで、ユーザの瞼の中央よりも下部に赤外光が照射され、ユーザが瞼を少し閉じている場合であっても、赤外光の反射光を確実に撮影することができる。
なお、赤外線カメラ24aと赤外線LED24bとの距離は、ユーザが携帯電話機10を使用する際における、ユーザの顔と携帯電話機10(筐体の表面ないしディスプレイ14の表示面)の距離や携帯電話機10の大きさなどによって決定される。
注視領域を検出する場合には、赤外線カメラ24aで撮影された撮影画像から瞳孔および赤外光の反射光がプロセッサ30によって検出される。撮影画像から瞳孔や赤外光の反射光を検出する方法は既に周知であり、本実施例の本質的な内容ではないため、その説明は省略することにする。
図3(B)を参照して、プロセッサ30は、撮影画像から瞳孔および反射光を検出すると、視線の方向(視線ベクトル)を検出する。具体的には、赤外線カメラ24aで撮影された2次元の撮影画像における反射光の位置から瞳孔の位置に向けたベクトルが検出される。具体的には、反射光の中心から瞳孔の中心に向けたベクトルが視線ベクトルである。そして、本実施例では、この視線ベクトルに基づいて注視点EPが求められ、注視領域が決められる。
なお、赤外線カメラ24aおよび赤外線LED24bは、視線を検出するために利用されるため、視線入力部と呼ばれる。また、本実施例では、タッチ入力操作に利用されるタッチパネル16、音声入力操作に利用される通話用マイク20および視線入力操作に利用される赤外線カメラ24aと赤外線LED24bとは、まとめて入力部と呼ばれることがある。
図4は、撮影機能によって動画像が撮影されているときのディスプレイ14の表示の一例である。図4を参照して、ディスプレイ14には、状態表示領域70および機能表示領域72が含まれる。状態表示領域70には、アンテナ34による電波受信状態を示すアイコン(ピクト)、二次電池の残電池容量を示すアイコンおよび日時が表示される。機能表示領域72には、撮影中の動画像および撮影情報が表示される。たとえば、撮影情報には、撮影時間、操作キー74および状態アイコン76が含まれる。
たとえば、図4に示す状態では、状態アイコン76によって「撮影中」であることが示され、撮影時間が「10分(10m00s)」であり、撮影キー74によって撮影を「停止」することができる。
ここで、本実施例では、音声が録音されている場合、音源方向を推定し、ディスプレイ14に表示する。そして、音源方向が特定されると、特定された音源方向から発せされる音声を適切に収音するために、アレイマイク28の指向方向が設定される。これにより、ユーザが意図した通りに音声が録音される。以下、音源方向の特定などについて具体的に説明する。
動画像の撮影が可能な状態では、アレイマイク28によって収音された音声に基づいて音源方向が推定される。音源方向は、ディスプレイ14の表示座標、つまり推定された音源方向に対応する位置に変換される。そして、変換された位置に、音源方向を示す音源アイコンMが表示される。
このとき、音源種類(たとえば、子どもなど)の判別された場合、音源種類を示す所定音源アイコンNによって音源方向が示される。また、音源種類は、音声の周波数が所定の周波数帯域に含まれているときに、判別される。ただし、所定の周波数帯域に含まれていない場合は、音源種類の判別結果は「不明」とされる。このように、本実施例では、音声の周波数帯域を利用して、音源種類を判別することが出来る。
また、推定された音源方向には、それぞれ推定値が算出される。この推定値は、その音源方向が正しいかどうかを表す数値である。そして、本実施例では、推定値が最も高い音源方向を示す音源アイコンM(所定音源アイコンN)は、他のアイコンよりも大きく表示される。
図5(A)を参照して、テレビ、車、男の子および女の子が音源であり、男の子および女の子については音源種類が「子ども」と判別されている。そのため、テレビおよび車の音源方向は、音源アイコンM1および音源アイコンM2によって示され、男の子および女の子の音源方向は、所定音源アイコンN1および所定音源方向N2によって示される。そして、女の子の音源方向は、推定値が他の音源方向の推定値よりも大きいため、女の子の音源方向を示す所定音源アイコンN2が、他の音源アイコンM(N)よりも大きく表示される。なお、推定値が閾値以下である場合、その音源方向を示す音源アイコンは表示されない。
このように、推定値によって音源アイコンM(N)の表示態様が変化するため、ユーザが音源方向を特定しやすくなる。特に、推定値が閾値以下の音源方向については音源アイコンM(N)が表示されないため、音源方向を特定するユーザの利便性が向上する。また、音源アイコンM(N)によって音源方向が示されるため、ユーザは音源方向を直感的に理解できる。そして、所定音源アイコンNが表示されている場合、ユーザは所定音源アイコンNを見るだけで音源種類を容易に把握できる。
図6を参照して、推定された音源方向の情報は、音源テーブルに記録される。音源テーブルは、「番号」、「音源方向」、「表示座標」、「音源種類」および「信頼値」の列を含む。「番号」の列には、推定された音源方向を識別するための識別番号が記録される。「音源方向」の列には、音源方向を示す角度が記録される。「表示座標」の列には、ディスプレイ14の表示座標が記録される。そして、この列に記録される表示座標は音源方向と対応する。「音源種類」の列には、音源方向の先にある音源の種類を示す文字列が記録される。ただし、音源種類が判別できなかった場合は「不明」の文字列が記録される。「信頼値」の列には、推定された音源方向の信頼値が記録される。
また、音源方向に記録される角度は、図7に示すように、カメラモジュール26の光軸を基準(0[deg])として、時計方向に変化するにつれて大きくなり、反時計方向に変化するにつれて小さくなる。
たとえば、音源アイコンM1に対応する「001」の音源方向では、音源方向が「D」であり、表示座標が(x,y)であり、音源種類が判別できておらず、信頼値が「85%」と算出されている。
図5(B)を参照して、音源アイコンM(N)がディスプレイ14に表示されると、ユーザの注視点EPの検出処理が開始される。このとき、音源アイコンM(N)を注視する時間が所定時間(たとえば、700ミリ秒)を超えると、その音源アイコンM(N)がユーザによって選択されたと判断される。
たとえば、所定音源アイコンN2の表示位置で注視点EPが検出され、注視時間が所定時間を超えた場合、所定音源アイコンN2がユーザによって選択されたと判断される。そして、ユーザによって任意の所定音源アイコンN2が選択されると、アレイマイク28の指向方向が、所定音源アイコンN2が示す音源方向を向くように設定される。なお、選択された音源アイコンM(N)以外の音源アイコンM(N)の表示は消去される。
このように、音源アイコンM(N)の選択を視線入力によって行うことで、撮影中の動画像がブレなくなる。
図5(C)を参照して、アレイマイク28の指向方向が設定されると、音量調節アイコンVIが表示される。つまり、音量調節アイコンVIには、録音の音量を調節するためのカーソルCが含まれる。つまり、カーソルCは録音の音量を示すため、ユーザは音量調節アイコンVIにおけるカーソルCの位置によって録音の音量を知ることができる。
録音の音量は、音量調節アイコンVIに対するカーソルCの位置によって変化し、カーソルCUの位置は検出された注視点EPに追従して動く。そして、音量調節アイコンVIが表示されてから所定時間が経過すると、カーソルCUの位置に基づいて、録音の音量が設定される。つまり、ユーザは、音量調節アイコンVIが表示されてから所定時間内に、カーソルCUを視線入力によって動かすことで、録音の音量を任意に設定することができる。
図5(D)を参照して、音量が設定されると、音量調節アイコンVIが消去され、特定された音源方向を示す所定音源アイコンN2と撮影中の動画像および録画情報とが機能表示領域72に表示される。この状態で表示される音源アイコンM(N)は、アレイマイク28の指向方向の向きを示す。そして、アレイマイク28の指向方向が女の子に向けられた状態で、動画像が撮影される。なお、アレイマイク28の指向方向が特定されると、音源は画像認識される。
このように、ユーザは、録音中に音源方向を選択することで、意図した通りに音声を録音することができる。
なお、ディスプレイ14に表示される音源アイコンM(N)の数は、1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。また、音源が存在しない場合や、音源方向の推定値が閾値かである場合は、音源アイコンM(N)が表示されない場合もある。
また、他の実施例では、音量調整アイコンVIは、特定の機能が割り当てられていない領域が注視されたときに表示されてもよいし、所定のハードキー22に入力操作がされたときに表示されてもよい。さらに、音量調節アイコンVIの表示は、所定時間が経過しても何ら入力がなければ消去される。
続いて、音量が設定され特定方向の録音が開始されたときに、音源種類が判別されていれば、その音源種類が適切に録音されるよう、フィルタ処理が施される。たとえば、音源種類が「子ども」と判別されていれば、子どもの声の周波数帯以外の周波数帯の音が減衰されるように、フィルタ処理が施される。
このように、そして、音源種類が判別されていれば、録音される音声の音質がより高くなる。
続いて、携帯電話機10が動いたり、音源が移動したりしたときのアレイマイク28の指向方向の補正について説明する。
まず、携帯電話機10が移動した場合について説明する。たとえば、携帯電話機10がユーザを中心として水平方向に動くと、方位センサ50の出力も変化する。そこで、本実施例では、方位センサ50の変化から携帯電話機10の変化量を求める。そして、携帯電話機10の変化量に基づいて、アレイマイク28の指向方向が補正される。図8を参照して、たとえば携帯電話機10の撮影方向が左方向に移動して、音源である女の子がフレームアウトしたとしても、方位センサ50の出力の変化から携帯電話機10の変化量が求められる。そして、その変化量に基づいて、アレイマイク28の指向方向が、女の子が居る方向に補正される。このように、携帯電話機10の動きに応じてアレイマイク28の指向方向が補正されるため、撮影中に携帯電話機10が動いたとしても、適切に音声が録音される。
次に、音源が移動した場合について説明する。上述した通り、音源は画像認識されている。そこで、本実施例では、動画像におけるフレーム差分によって、音源の移動量が算出される。そして、音源の移動量に基づいて、アレイマイク28の指向方向が補正される。図9を参照して、たとえば特定された音源が女の子であり、その女の子が撮影中に移動すると、その移動量が算出される。そして、算出された移動量に基づいて、アレイマイク28の指向方向が、女の子が移動した方向に補正される。このように、音源の動きに応じてアレイマイク28の指向方向が補正されるため、撮影中に音源(被写体)が移動したとしても、音声が適切に録音される。
続いて、ユーザは、録音中に不要な音が録音されないようにすることができる。図10(A)−(C)を参照して、たとえば、音源アイコンM1が選択されると、つまりテレビを音源とする音源方向が特定されると、音量調節アイコンVIがディスプレイ14に表示される。このとき、録音の音量が最低値に設定されると、音源アイコンM1には、対応する音源の音量が最低値に設定されていることを示す消音アイコンMUが重ねて表示される。そして、このように録音の音量が調整されると、特定された音源方向以外の音を録音できる。
なお、他の実施例では、アレイマイク28の指向方向が、特定された音源方向以外の音を収音するように補正されてもよい。
以上で実施例の特徴を概説したが、以下には、図11に示す携帯電話機10のRAM46のメモリマップ、図12−図15に示す携帯電話機10のプロセッサ30によるフロー図を用いて詳細に説明する。
図11を参照して、図2に示すRAM46には、プログラム記憶領域302とデータ記憶領域304とが形成される。プログラム記憶領域302は、先に説明したように、フラッシュメモリ44(図2)に予め設定しているプログラムデータの一部または全部を読み出して記憶(展開)しておくための領域である。
プログラム記憶領域302には、撮影プログラム310、指向方向制御プログラム312、視線検出プログラム314および音量調節プログラム316などが記憶される。
撮影プログラム310は、動画像の撮影を行うためのプログラムである。指向方向制御プログラム312は、アレイマイク28の指向方向を制御するためのプログラムである。視線検出プログラム314は、ユーザの視線(注視点EP)を検出するためのプログラムである。音量調節プログラム316は、録音される音声の音量を調節するためのプログラムである。
なお、プログラム記憶領域302には、視線を検出するためのプログラムなども含まれる。
RAM46のデータ記憶領域304には、タッチバッファ330、注視点バッファ332、方位角度バッファ334、マイクバッファ336、画像バッファ338および特定音源方向バッファ340などが設けられる。また、データ記憶領域304には、タッチ座標マップデータ342、視線座標マップデータ344、方向マップデータ342、GUIデータ348、GUI座標データ350および音源テーブルデータ352などが記憶されると共に、表示カウンタ354などが設けられる。
タッチバッファ330には、タッチパネル制御回路48が出力するタッチ座標のデータが記憶される。注視点バッファ332には、ユーザの視線が検出されている状態で一定周期(たとえば、1/60秒)毎に、注視点EPの座標が記憶される。方位角度バッファ334には、方位センサ50の出力に基づいて算出された方位角度が一時的に記憶される。マイクバッファ336には、アレイマイク28によって収音された音声データが一時的に記憶される。画像バッファ338には、カメラモジュール26が出力する画像(動画像または静止画像)が一時的に記憶される。特定音源方向バッファ340には、特定された音源方向を示す音源アイコンM(N)の表示座標が一時的に記憶される。
タッチ座標マップデータ340は、タッチ操作におけるタッチ座標と、ディスプレイ14の表示座標とを対応付けるためのデータである。また、視線座標マップデータ342は、視線操作における視線座標(注視点EP)とディスプレイ14の表示座標とを対応付けるためのデータである。そして、タッチ座標マップデータ340または視線座標マップデータ342に基づいて、タッチ操作または視線操作の結果がディスプレイ14の表示に反映される。また、方向マップデータは、音源方向とディスプレイ14の表示座標とを対応付けるためのデータである。
GUIデータ348は、キーやアイコンなどを表示するための画像データや文字列データを含む。GUI座標データ350は、表示されているGUIの表示座標データを含む。したがって、タッチ操作がされると、タッチバッファ330に記録されているタッチ座標とGUI座標データ350とに基づいて、キーなどのGUIに対してタッチ操作が行われたかが判断される。また、視線操作がされた場合は、視線軌跡バッファ332に記憶されている注視点EPの座標とGUI座標データ350とに基づいて、キーなどのGUIに対して視線操作が行われたかが判断される。
音源テーブルデータ352は、図6に示すような構成をしており、音源方向および表示座標などが記憶される。
表示カウンタ354は、音量調節アイコンVIが表示されている時間を計測するためのカウンタである。また、表示カウンタ354は、初期化されるとカウントを開始し、表示タイマと呼ばれることもある。
なお、データ記憶領域304には、待機状態で表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ30は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図12、図13に示す指向方向制御処理、図14に示す視線検出処理および図15に示す音量調節処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
指向方向制御処理は、撮影処理が実行されると開始される。ステップS1でプロセッサ30は、音源方向を推定する。つまり、第1マイク28a−第3マイク28cによって収音された音声に基づいて、プロセッサ30は音源方向を推定する。このとき、推定された音源方向には、推定値が算出され、音源テーブルデータ352に記録される。なお、ステップS1を実行するプロセッサ30は推定部として機能する。
続いて、ステップS3でプロセッサ30は、音源方向を表示座標に変換する。つまり、音源テーブルデータ352に記憶されている音源方向が、方向マップデータ346に基づいて表示座標に変換される。続いて、ステップS5でプロセッサ30は、音源種類判別処理を実行する。たとえば、マイクバッファ336から音声データを読み出し、その音声データの周波数帯に基づいて音源種類が判別される。ただし、音源種類が判別できない場合もある。そして、音源種類の判別結果は、音源テーブルデータ352に記録される。なお、ステップS5の処理を実行するプロセッサ30は判別部として機能する。
続いて、ステップS7でプロセッサ30は、音源種類が判別されているか否かを判断する。つまり、音源テーブルデータ352の音源種類の列において、音源種類が記録されているかが判断される。ステップS7で“YES”であれば、たとえば音源種類が「子ども」と判別されていれば、ステップS9でプロセッサ30は、所定音源アイコンNを表示する。たとえば、図5(A)のように、「子ども」の音源種類を示す所定音源アイコンNが、その音源方向に対応する位置(表示座標)に表示される。そして、ステップS9の処理が終われば、プロセッサ30はステップS13に進む。
また、ステップS7で“NO”であれば、たとえば「音源種類」の欄に「不明」が記録されていれば、ステップS11でプロセッサ30は、音源アイコンMを表示する。たとえば、図5(A)に示すようにTVや車などの音源方向に対応する位置に、音源アイコンMが表示される。
なお、ステップS9またはステップS11の処理を実行するプロセッサ30は、表示処理部として機能する。また、ステップS9の処理を実行するプロセッサ30は、所定アイコン表示処理部として機能する。
続いて、ステップS13でプロセッサ30は、信頼値に基づいて音源アイコンM(N)の状態を変更する。たとえば、プロセッサ30は、音源テーブルで最も高い信頼値に対応する音源方向の音源アイコンM(N)を、他の音源アイコンM(N)よりも大きく表示する。また、信頼値が閾値(たとえば、80%)以下であれば、対応する音源方向の音源アイコンM(N)が消去される。
続いて、ステップS15でプロセッサ30は、視線検出処理を実行する。詳細な説明は後述するが、ユーザの視線が検出され、注視点EPを示す座標が注視点バッファ332に記憶される。続いて、ステップS17でプロセッサ30は、音源アイコンM(N)が選択されたか否かを判断する。たとえば、図5(B)に示すように、音源アイコンM(N)の表示範囲に注視点EPが含まれるかが判断される。ステップS17で“NO”であれば、つまり音源アイコンEPが注視されていなければ、プロセッサ30はステップS15に戻る。
また、ステップS17で“YES”であれば、たとえば音源アイコンM(N)が注視されると、ステップS19でプロセッサ30は、音源方向を特定する。つまり、注視された音源アイコンM(N)に対応する表示座標が、特定音源方向バッファ340に記録される。続いて、ステップS21でプロセッサ30は、特定された音源方向に向けてアレイマイク28の指向方向を設定する。なお、ステップS19の処理を実行するプロセッサ30は特定部として機能する。また、ステップS21の処理を実行するプロセッサ30は設定部として機能する。
図13を参照して、ステップS23でプロセッサ30は、音量調整アイコンVIを表示する。たとえば、図5(C)に示すように、音量調整アイコンVIが表示される。また、ステップS23の処理が終了すれば、他の音源アイコンM(N)は消去される。なお、ステップS23の処理を実行するプロセッサ30は録音情報表示処理部として機能する。
続いて、ステップS25でプロセッサ30は、音量調整処理を実行する。なお、音量調整処理については、図15に示すフロー図を用いて後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。
続いて、ステップS27でプロセッサ30は、特定された音源方向を通知する。たとえば、図5(D)に示すように、特定された音源方向に対応する位置に、音源アイコンM(N)を表示する。
続いて、ステップS29でプロセッサ30は、ステップS7と同様、音源種類が判別されているか否かを判断する。ステップS29で“YES”であれば、つまり音源種類が判別されていれば、ステップS31でプロセッサ30は、音源種類に対応して、フィルタ処理を施す。たとえば、判別された音源種類が「子ども」であれば、子どもの声の周波数帯域の音声が録音されるように、フィルタ処理が施される。また、ステップS29で“NO”であれば、たとえば音源種類が「不明」であれば、プロセッサ30はステップS33に進む。なお、ステップS31の処理を実行するプロセッサ30はフィルタ処理部として機能する。
続いて、ステップS33でプロセッサ30は、特定された音源方向にある音源を画像認識する。たとえば、図5(D)であれば、特定された音源方向に居る、対象音源である女の子が画像認識される。そして、対象音源である女の子が画像認識されると、女の子と背景との境界線(女の子の輪郭線)を示す座標がRAM46のバッファに記憶される。なお、ステップS33の処理を実行するプロセッサ30は認識部として機能する。
続いて、ステップS35でプロセッサ30は、携帯電話機10の向きが変化したか否かを判断する。たとえば、方位角度バッファ334から前回の方位角を読み出し、方位センサ50の出力に基づいて算出された方位角度と異なっているかが判断される。ステップS35で“YES”であれば、たとえば図8に示すように、携帯電話機10の撮影方向が左側に移動していれば、ステップS37でプロセッサ30は、方位角の変化量に基づいてアレイマイク28の指向方向を補正する。たとえば、方位角度が左側に20度変化していれば、アレイマイク28の指向方向も左側に20度補正される。そして、ステップS37の処理が終了すれば、プロセッサ30はステップS45に進む。なお、ステップS41で“NO”であっても、つまり携帯電話機10の向きが変化していなくても、プロセッサ30はステップS45に進む。また、ステップS43の処理を実行するプロセッサ30は第1補正部として機能する。
また、ステップS35で“NO”であれば、つまり携帯電話機10の向きが変化していなければ、ステップS39でプロセッサ30は、音源が移動したか否かを判断する。たとえば、プロセッサ30は、フレーム差分によって、画像認識された女の子が移動したかを判断する。
ステップS39で“YES”であれば、たとえば図9に示すように、女の子が移動していれば、ステップS41でプロセッサ30は、画像認識の結果に基づいて音源方向の変化量を算出する。たとえば、前回フレームにおける女の子の表示位置と現在フレームにおける女の子の表示位置とのそれぞれを方向マップデータ346に基づいて音源方向に変換し、2つの音源方向の差(変化量)が算出される。続いて、ステップS43でプロセッサ30は、音源方向の変化量に基づいてアレイマイク28の指向方向を補正する。たとえば、変化量が左側に15度と算出されている場合、アレイマイク28の指向方向が、左側に15度補正される。そして、ステップS43の処理が終了すれば、ステップS45に進む。
なお、ステップS39で“NO”であれば、つまり音源が移動していなければ、プロセッサ30は、ステップS45に進む。また、ステップS37の処理を実行するプロセッサ30は算出部として機能し、ステップS39の処理を実行するプロセッサ30は第2補正部として機能する。
続いて、ステップS45でプロセッサ30は、終了操作か否かを判断する。つまり、プロセッサ30は、撮影処理を終了する操作がされたかを判断する。ステップS45で“NO”であれば、つまり撮影処理の終了操作がされていなければ、プロセッサ30はステップS33に戻る。一方、ステップS45で“YES”であれば、つまり撮影処理の終了操作がされると、プロセッサ30は指向方向制御処理を終了する。
図14は視線検出処理のフロー図である。たとえば、指向方向制御処理でステップS15が実行されるか、後述する音量調整処理でステップS93が実行されると、視線検出処理は開始される。ステップS61でプロセッサ30は、撮影処理を行う。つまり、赤外線カメラ24aによって画像が撮影される。なお、このとき赤外線LED24bは発光している。
続いて、ステップS63でプロセッサ30は、撮影画像から瞳孔を検出する。つまり、ユーザの目の瞳孔が画像認識される。続いて、ステップS65でプロセッサ30は、瞳孔の中心位置を決定する。つまり、認識された瞳孔の中心点が算出される。
続いて、ステップS67でプロセッサ30は、撮影画像から赤外線の反射光を検出する。つまり、赤外線LED24aによってユーザの目に赤外線が照射されると、赤外線がユーザの目の網膜に反射する。そして、網膜に反射した赤外線が画像認識される。続いて、ステップS69でプロセッサ30は、反射光の中心位置を決定する。つまり、画像認識された反射光の中心点が算出される。
続いて、ステップS71でプロセッサ30は、視線方向を算出する。つまり、瞳孔および反射光の中心位置に基づいて、ユーザの視線方向が算出される。そして、ステップS73でプロセッサ30は、視線方向とディスプレイ14の表示座標が交差する位置を求める。つまり、交差する位置が注視点EPとして検出される。
続いて、ステップS75でプロセッサ30は、注視点EPを表示座標に変換する。つまり、視線座標マップデータ344に基づいて、注視点EPを示す視線座標が表示座標に変換される。なお、ステップS75の処理が終了すれば、プロセッサ30は、視線検出処理を終了して、上位ルーチンに戻る。
図15は音量調整処理のフロー図である。たとえば、指向方向制御処理でステップS25が実行されると、音量調整処理が開始される。ステップS91でプロセッサ30は、表示タイマを初期化する。つまり、音量調整アイコンVIが表示されてからの時間の計測が開始される。続いて、ステップS93でプロセッサ30は、上述した視線検出処理を実行する。
続いて、ステップS95でプロセッサ30は、カーソルCが注視されているか否かを判断する。ステップS95で“NO”であれば、つまりユーザがカーソルCUを注視ていなければ、プロセッサ30はステップS99に進む。またステップS95で“YES”であれば、つまりユーザがカーソルCを注視していれば、ステップS97でプロセッサ30は、注視点EPの移動に合わせてカーソルCを移動させる。たとえば、注視点EPが下方向に移動すれば、プロセッサ30は、カーソルCを下方向に移動させる。ステップS99でプロセッサ30は、カーソルCの位置に応じて音量を調整する。たとえば、カーソルCの位置が下げられた場合は、録音中の音声の音量が下げられる。
続いて、ステップS101でプロセッサ30は、表示タイマが満了したか否かを判断する。つまり、音量調整アイコンVIが表示されてから所定時間が経過したかが判断される。ステップS101で“NO”であれば、つまり表示タイマが満了していなければ、プロセッサ30はステップS95に戻る。
また、ステップS101で“YES”であれば、つまり表示タイマが満了すれば、ステップS103でプロセッサ30は、録音の音量を設定する。つまり、ステップS99で設定された音量で、音声が録音されるようになる。なお、ステップS103の処理が終了すれば、プロセッサ30は音量調整処理を終了する。
なお、音源方向に居る音源は画像認識されているため、認識結果を利用して音源種類が判別されてもよい。つまり、撮影された画像を利用して、音源種類が判別されることもある。
また、他の実施例では、音源種類は、ユーザによって判別されてもよい。具体的には、ステップS5の音源種類判別処理で音源種類を選択するGUIを表示する。そして、ユーザが選択した音源種類が判別結果とされる。
また、その他の実施例では、音源アイコンM(N)の選択は、タッチ操作によって行われてもよい。この場合、ユーザは直感的に音源方向を決めることが出来る。また、さらにその他の実施例では、音声入力によって音源アイコンM(N)が選択されてもよい。
また、その他の実施例では、方向センサに代えて、加速度センサやジャイロセンサによって、撮影中の携帯電話機10の移動が検出されてもよい。この場合、水平方向の変化に加えて、上下方向の変化にも対応できるようになる。
また、さらにその他の実施例では、推定された音源方向は音源アイコンM(N)を利用せずに、ユーザに示されてもよい。たとえば、音源方向の先に居る音源がカラーで表示され、他の背景などがモノクロで表示されてもよい。
また、その他の実施例では、音源方向が特定されている状態で、所定操作がされると、音源アイコンM(N)が再特定できる状態にされてもよい。
また、アレイマイク28に含まれるマイクは、3つだけに限らず、4つ以上であってもよい。
また、本実施例で用いられたプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blue-Ray Disk)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の電子機器にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
また、アレイマイク28(およびA/D変換器36a−36b)は、これを備えていない携帯電話機10に対して外部機器として取り付けられる構成であってもよい。この場合、当該発明に係るプログラムは、予め携帯電話機(電子機器)10のフラッシュメモリ44(記憶媒体)に記憶されていてもよいし、外部機器の記憶媒体に予め記憶させておき、外部機器が携帯電話機10に接続されたときにインストールされるようにしてもよい。
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
14 … ディスプレイ
16 … タッチパネル
18 … 通話用スピーカ
20 … 通話用マイク
24a … 赤外線カメラ
24b … 赤外線LED
26 … カメラモジュール
26a−26c … 第1マイク‐第3マイク
30 … プロセッサ
30a … DSP
40 … 入力装置
44 … フラッシュメモリ
46 … RAM
48 … タッチパネル制御回路
50 … 方位センサ
52 … LEDドライバ
54 … 画像処理回路

Claims (17)

  1. 表示部、ユーザの入力操作を受け付ける入力部および指向方向を持つアレイマイクを有し、前記アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器であって、
    前記アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定する推定部、
    推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を前記表示部に表示する表示処理部、
    前記画像に対する入力操作を前記入力部が受け付けたとき、音源方向を特定する特定部、および
    前記特定部によって特定された音源方向に基づいて、前記アレイマイクの指向方向を設定する設定部を備える、電子機器。
  2. 前記推定部は、推定された音源方向に対して推定値を算出し、
    前記表示処理部は、算出された推定値に基づいて前記画像を表示する、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記表示処理部は、前記推定部によって算出された推定値が閾値以下であるとき、前記画像を表示しない、請求項2記載の電子機器。
  4. 前記設定部によって前記アレイマイクの指向方向が設定されたとき、録音に関する情報を表示する録音情報表示処理部をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 音源種類を判別する判別部、および
    前記判別部によって判別された音源種類が所定の音源種類であるとき、音源が発する音声を適切に収音できるようフィルタ処理を施すフィルタ処理部をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記判別部は、前記アレイマイクによって収音された音声の周波数帯域に基づいて音源種類を判別する、請求項5記載の電子機器。
  7. 前記画像は、アイコンを含み、
    前記表示処理部は、推定された音源方向と対応するアイコンを前記表示部に表示する、請求項1ないし6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記表示処理部は、前記判別手段によって判別された音源種類が所定の音源種類であるとき、所定の音源種類を示すアイコンを表示する所定アイコン表示処理部を含む、請求項7記載の電子機器。
  9. 前記電子機器の動きを検出する検出部、および
    前記電子機器の動きが検出されたとき、その動きに応じて前記アレイマイクの指向方向を補正する第1補正部をさらに備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の電子機器。
  10. 撮影画像を出力するカメラモジュールをさらに備え、
    前記カメラモジュールが出力する撮影画像を記録する録画機能を有する、請求項1ないし9のいずれかに記載の電子機器。
  11. 前記カメラモジュールが出力する撮影画像に基づいて、音源方向の先にある音源を画像認識する認識部をさらに備える、請求項10記載の電子機器。
  12. 前記判別部は、前記認識部の認識結果に基づいて音源種類を判別する、請求項11記載の電子機器。
  13. 前記認識部の認識結果に基づいて、前記音源方向の先にある音源の移動による音源方向の変化量を算出する算出部、および
    前記算出部によって算出された変化量に基づいて、前記アレイマイクの指向方向を補正する第2補正部をさらに備える、請求項11または12記載の電子機器。
  14. 前記入力部は、ユーザの視線入力を受け付ける視線入力部を含み、
    前記特定部は、前記画像が注視されたとき、音源方向を特定する、請求項1ないし13のいずれかに記載の電子機器。
  15. 前記入力部は、前記表示部の表示面に設けられるタッチパネルを含み、
    前記特定部は、前記画像に対してタッチされたとき、音源方向を特定する、請求項1ないし14のいずれかに記載の電子機器。
  16. 表示部、ユーザの入力を受け付ける入力部および指向方向を持つアレイマイクを有し、前記アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器のプロセッサを、
    前記アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定する推定部、
    推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を前記表示部に表示する表示処理部、
    前記画像に対する入力操作を前記入力部が受け付けたとき、音源方向を特定する特定部、および
    前記特定部によって特定された音源方向に基づいて、前記アレイマイクの指向方向を設定する設定部として機能させる、録音制御プログラム。
  17. 表示部、ユーザの入力を受け付ける入力部および指向方向を持つアレイマイクを有し、前記アレイマイクによって収音された音声を録音する、電子機器の録音制御方法であって、
    前記アレイマイクによって収音された音声に基づいて音源方向を推定し、
    推定された音源方向に基づき、その音源方向を示す画像を前記表示部に表示し、
    前記画像に対する入力操作を前記入力部が受け付けたとき、音源方向を特定し、そして
    特定された音源方向に基づいて、前記アレイマイクの指向方向を設定する、録音制御方法。
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