JP2013238187A - 減音通気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音機器を通気しながら騒音を低減することができる減音通気装置を提供する。
【解決手段】減音通気装置100は、稼働により騒音を発生する機器モーターWMにダクト110が連通しているので、このダクト110により機器モーターWMが通気される。このダクト110に装着されている吸音材130が機器モーターWMの騒音を吸音する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工場の機器モーターなどの騒音機器を通気しながら騒音を低減する減音通気装置に関する。
現在、例えば、工場では各種の加工機械が利用されており、その駆動源として大型の機器モーターが利用されている。
このような機器モーターは、多大な出力を必要とするため、その発熱と騒音も多大である。そこで、機器モーターの過熱を防止するため、機器モーターに通気装置を装着し、この通気装置の通気により機器モーターを空冷している。
なお、エアコンユニットで発生する運転騒音の低減化を効果的かつ効率的に図る提案がある。その技術では、中空体状に形成された筒状部材本体の壁面に、別途形成された吸音材の挿通を許容する開口形状の装着口を開設する。
筒状部材本体の内部において装着口に整合する位置に、吸音材を筒状部材本体内の空気流通空間へ臨ませた状態に収容保持する収容部を画成する。これにより、エアコンユニットで発生する運転騒音は、装着口を介して収容部へ収容保持した吸音材で吸収され、空気吹出口へ伝達される当該運転騒音の低減化が図られる(例えば、特許文献1参照)。
また、籾摺選別装置の風選部等騒音の伝播する閉空間における当該騒音の低減をはかる提案もある。その技術では、騒音源に通じる閉空間内に、所定の共鳴周波数に設定され孔部を備えた板材(目抜き鉄板)の当該孔部近傍の空気を振動させることより騒音を低減する吸音構造部材を設ける(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−104169号公報 特開2004−255266号公報
しかしながら、前述のように機器モーターを通気装置の通気により空冷すると、この通気とともに騒音も排出される。このため、工場などの作業環境が悪化している。
例えば、特許文献1や特許文献2の技術では、通気とともに騒音を低減する構造となっている。しかしながら、これらはエアコンユニットや籾摺選別装置を対象として構成されており、工場で利用されている加工機械の機器モーターなどの多大な騒音を低減することは困難である。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、騒音機器の多大な発熱と騒音とを良好に低減することができる減音通気装置を提供するものである。
上述のような課題を解決するため、本発明の減音通気装置は、稼働により騒音を発生する騒音機器の通気に利用される減音通気装置であって、前記騒音機器に連通する筒状部材と、前記筒状部材に装着されていて前記騒音機器が発生する騒音を吸音する吸音材と、を有している。
従って、この減音通気装置では、稼働により騒音を発生する騒音機器に筒状部材が連通しているので、この筒状部材により騒音機器が通気される。この筒状部材に装着されている吸音材が騒音機器の騒音を吸音する。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、排気モーターおよび排気プロペラを有して通気を強制排気する排気ユニットが前記筒状部材の流路に設置されており、前記排気ユニットの少なくとも前記騒音機器に対向する排気プロペラの一面に前記吸音材が装着されている。
従って、この減音通気装置では、排気モーターおよび排気プロペラを有して筒状部材の流路に設置されている排気ユニットが通気を強制排気するので、騒音機器が良好に空冷される。この排気ユニットの少なくとも騒音機器に対向する排気プロペラの一面に吸音材が装着されているので、この通気を強制排気する排気ユニットの排気プロペラの吸音材で騒音機器の騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記筒状部材は、前記騒音機器に連通する吸気口および外部に連通する排気口が形成されており、複数の細長形状の板状部材が連設されていて排気を偏向するルーバーユニットが前記筒状部材の排気口に設置されており、前記ルーバーユニットの少なくとも前記騒音機器に対向する板状部材の一面に前記吸音材が装着されている。
従って、この減音通気装置では、筒状部材の排気口にルーバーユニットが設置されているので、排気が所望の方向に偏向される。この筒状部材の排気口に設置されているルーバーユニットの複数の細長形状の板状部材の、少なくとも騒音機器に対向する一面に吸音材が装着されているので、排気を偏向するルーバーユニットの板状部材の吸音材で騒音機器の騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記筒状部材の内部に通気の流路を複数に分割する少なくとも一つの流路隔壁が形成されており、前記流路隔壁の表面と裏面との少なくとも一方に前記吸音材が装着されている。
従って、この減音通気装置では、筒状部材の内部に形成されている流路隔壁で通気の流路が複数に分割されており、この流路隔壁の表面と裏面との少なくとも一方に装着されている吸音材で、騒音機器の騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記筒状部材の内部に通気の流路を偏向する少なくとも一つの偏向部材が設置されており、前記流路隔壁の少なくとも前記騒音機器に対向する一面に前記吸音材が装着されている。
従って、この減音通気装置では、筒状部材の内部に設置されている偏向部材で通気の流路が偏向される。この流路隔壁の少なくとも騒音機器に対向する一面に装着されている吸音材で、騒音機器の騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記筒状部材の内面に前記吸音材が装着されている。
従って、この減音通気装置では、騒音機器を通気する筒状部材の内面に装着されている吸音材で、騒音機器の騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記吸音材は、少なくとも表面に複数の開口孔が二次元状に形成されている。
従って、この減音通気装置では、吸音材の少なくとも表面に二次元状に形成されている複数の開口孔で、騒音機器が発生する騒音が吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記吸音材は、前記騒音機器が発生する特定の周波数帯域の騒音を吸収する特定の形状に前記開口孔が形成されている。
従って、この減音通気装置では、騒音機器が発生する特定の周波数帯域の騒音を吸収する特定の形状に開口孔が吸音材に形成されているので、騒音機器の騒音が良好な効率で吸音材に吸音される。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記吸音材の開口孔は、前記吸音材の表面に開口している円筒部と、前記円筒部の最深部に形成されている球状部と、からなる。
従って、この減音通気装置では、開口孔の円筒部に進入する機器モーターの騒音を、球状部で繰り返し反射させることができるので、機器モーターが発生する特定の周波数帯域の騒音を良好な効率で減衰させることができる。
上述のような減音通気装置において、さらに本発明では、前記吸音材は、多孔質に形成されている。
従って、この減音通気装置では、多孔質に形成されている吸音材で、騒音機器の騒音が吸音されるので、吸音材に開口孔を形成する加工を必要とすることなく、騒音機器の騒音を吸音する吸音材が実現される。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
本発明の減音通気装置では、稼働により騒音を発生する騒音機器に筒状部材が連通しているので、この筒状部材により騒音機器を通気することができる。この筒状部材に装着されている吸音材が騒音機器の騒音を吸音するので、通気に対応して漏出する騒音を低減することができる。このため、騒音機器を筒状部材で通気しながら、騒音を吸音材で吸音して低減することができる。
本発明の実施の第一の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。 本発明の実施の第一の形態の減音通気装置の排気プロペラの外観を示す模式的な正面図である。 本発明の実施の第一の形態の減音通気装置の排気プロペラと吸音材との構造を示す模式的な断面図である。 本発明の実施の第二の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。 本発明の実施の第三の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。 本発明の実施の第四の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。 本発明の実施の第五の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。 本発明の実施の第六の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本発明の実施の第一の形態に関して図1ないし図3を参照して以下に説明する。なお、図1は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図、図2は、本実施の形態の減音通気装置の排気プロペラの外観を示す模式的な正面図、図3は、本実施の形態の減音通気装置の排気プロペラと吸音材との構造を示す模式的な断面図、である。
本実施の形態の減音通気装置100は、稼働により騒音を発生する騒音機器である機器モーターWMの通気に利用されるもので、図1に示すように、筒状部材であるダクト110と、排気ユニット120と、吸音材130と、を有している。
ダクト110は、機器モーターWMに連通する円筒状に形成されており、機器モーターWMに連通している吸気口111と、外部に連通している排気口112と、吸気口111と排気口112とを連通している流路113と、が形成されている。
排気ユニット120は、排気モーター121および排気プロペラ122を有しており、ダクト110の流路113の最下流端である排気口112にステー114で設置されている。
排気プロペラ122は排気モーター121で回転駆動され、ダクト110の流路113の通気を強制排気する。なお、排気プロペラ122は、例えば、金属製の円盤に外周部から放射状に切れ目を入れ、この切れ目で分断された複数の部分を湾曲させることなどで形成されいる。
吸音材130は、図1ないし図3に示すように、排気ユニット120の機器モーターWMに対向する排気プロペラ122の一面に装着されていることで、ダクト110に間接的に装着されている。
この吸音材130は、例えば、シリコンやゴムなどの弾性体で形成されており、図2および図3に示すように、表面に多数の開口孔である小孔131が二次元状に形成されている。
この小孔131は、図3に示すように、吸音材130の表面132に開口している円筒部131aと、この円筒部131aの最深部に形成されている球状部131bと、からなる。
このため、吸音材130の小孔131は、機器モーターWMが発生する騒音の周波数帯域を吸収する形状にチューニングされている。
機器モーターWMは、例えば、工場の設備の駆動に利用されており(図示せず)、大型で回転数やトルクが大きいために、多大な発熱と騒音とを発生する。この機器モーターWMは、ダクト110の流路113の最上流端である吸気口111にステー115で設置されている。
上述のような構成において、機器モーターWMは、稼働により多大な発熱と騒音とを発生する。しかしながら、本実施の形態の減音通気装置100は、機器モーターWMがダクト110の吸気口111に設置されているので、このダクト110により機器モーターWMが通気されて冷却される。
特に、本実施の形態の減音通気装置100では、ダクト110の排気口112に排気ユニット120が設置されているので、この排気ユニット120による強制排気により、機器モーターWMが良好に空冷される。
ただし、この機器モーターWMは多大な騒音も発生するため、この騒音がダクト110の流路113を経由して排気口112まで到達する。しかしながら、本実施の形態の減音通気装置100では、排気ユニット120の排気プロペラ122の、機器モーターWMと対向する一面に、吸音材130が装着されている。
このため、ダクト110の流路113を経由して排気口112まで到達する機器モーターWMの騒音は、排気口112に位置する排気ユニット120の排気プロペラ122の吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110と排気ユニット120とで良好に空冷しながら、この排気ユニット120の排気プロペラ122の吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
特に、吸音材130は、図3に示すように、機器モーターWMが発生する特定の周波数帯域の騒音を吸収する特定の形状に小孔131が形成されている。従って、この減音通気装置100では、機器モーターWMの騒音を良好な効率で吸音材130に吸音させることができる。
しかも、この吸音材130の小孔131は、吸音材130の表面132に開口している円筒部131aと、この円筒部131aの最深部に形成されている球状部131bと、からなる。
このため、吸音材130は、小孔131の円筒部131aに進入する機器モーターWMの騒音を、球状部131bで繰り返し反射させることができるので、機器モーターWMが発生する特定の周波数帯域の騒音を良好な効率で減衰させることができる。
特に、吸音材130は小孔131が表面のみに形成されている。このため、機器モーターWMの騒音を良好に吸収する特性を確保しながらも、回転駆動される排気プロペラ122に装着する面積を充分に確保することができる。
さらに、本実施の形態の減音通気装置100では、吸音材130がダクト110の通気を強制排気する排気ユニット120の排気プロペラ122に装着されている。このため、機器モーターWMの強制空冷に必須の排気ユニット120を利用して吸音材130を最適な位置に配置することができる。
特に、本実施の形態の減音通気装置100では、排気ユニット120の機器モーターWMに対向する排気プロペラ122の一面に吸音材130が装着されている。このため、必要最小限の吸音材130で良好な効率で機器モーターWMの騒音を低減することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
例えば、上記形態では排気ユニット120の機器モーターWMに対向する排気プロペラ122の一面に吸音材130が装着されていることを例示した。しかしながら、排気ユニット120の排気プロペラ122の両面に吸音材130が装着されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では、図2に示すように、排気プロペラ122の複数のブレードがスリット状の間隙を介して隣接する形状であることを例示した。しかしながら、複数のブレードが相互に重なる形状に排気プロペラが形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では吸音材130の小孔131は、吸音材130の表面132に開口している円筒部131aと、この円筒部131aの最深部に形成されている球状部131bと、からなることを例示した。
しかしながら、吸音材130の小孔が、円筒部131aのみで形成されていてもよく、球状部131bのみで形成されていてもよい(図示せず)。さらに、吸音材130の小孔が、最深部ほど先鋭な円錐形などに形成されていてもよく、排気プロペラ122の表面まで貫通していてもよい(図示せず)。
また、上記形態では吸音材130は小孔131が表面のみに形成されていることを例示した。しかしながら、吸音材がスポンジやグラスウールなどのような多孔質に形成されていてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態では機器モーターWMがダクト110の吸気口111の内部に設置されていることを例示した。しかしながら、機器モーターWMがダクト110の吸気口111と対向する外部に設置されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態ではダクト110が直管状に形成されていることを例示した。しかしながら、ダクト110がジグザグなどに曲折された形状に形成されていてもよい(図示せず)。
つぎに、本発明の実施の第二の形態の減音通気装置200に関して、図4を参照して以下に説明する。
なお、これより以下の実施の形態に関して、上述した実施の第一の形態と同一の部分は、同一の名称および符号を使用して、詳細な説明は省略する。図4は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本実施の形態の減音通気装置200は、図4に示すように、ダクト110と、ルーバーユニット210と、吸音材130と、を有している。ルーバーユニット210は、ダクト110の排気口112に設置されている。
ルーバーユニット210は、複数の細長形状の板状部材220が、図中上下方向に連設されており、これらの板状部材220は、排気を下方に偏向する方向に傾斜されている。そして、このルーバーユニット210の機器モーターWMに対向する板状部材220の一面である傾斜した下面に、吸音材130が装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の減音通気装置200では、ダクト110の排気口112にルーバーユニット210が設置されているので、このルーバーユニット210に連設されている複数の板状部材220により、機器モーターWMの排気が図中下方に偏向される。
そして、本実施の形態の減音通気装置200でも、機器モーターWMが発生する多大な騒音がダクト110の流路113を経由して排気口112まで到達するが、この排気口112に設置されているルーバーユニット210の複数の板状部材220に吸音材130が装着されている。
このため、ダクト110の流路113を経由して排気口112まで到達する機器モーターWMの騒音は、排気口112に位置するルーバーユニット210の複数の板状部材220の吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110で空冷するとともに、その排気をルーバーユニット210で所望の方向に偏向しながら、このルーバーユニット210の板状部材220の吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
さらに、本実施の形態の減音通気装置200では、吸音材130がダクト110の排気を偏向するルーバーユニット210の板状部材220に装着されている。このため、機器モーターWMの排気の偏向に必須のルーバーユニット210を利用して吸音材130を最適な位置に配置することができる。
特に、本実施の形態の減音通気装置200では、ルーバーユニット210の機器モーターWMに対向する板状部材220の一面に吸音材130が装着されている。このため、必要最小限の吸音材130で良好な効率で機器モーターWMの騒音を低減することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
例えば、上記形態ではルーバーユニット210の機器モーターWMに対向する板状部材220の一面である傾斜した下面に、吸音材130が装着されていることを例示した。しかしながら、ルーバーユニット210の板状部材220の両面に吸音材130が装着されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態ではルーバーユニット210の板状部材220が、排気を図中下方に偏向するように傾斜されていることを例示した。しかしながら、減音通気装置200を使用する現場の状況により、ルーバーユニット210の板状部材220が、排気を上方に偏向するように傾斜されていてもよく、左方や右方に偏向するように傾斜されていてもよい。
つぎに、本発明の実施の第三の形態の減音通気装置300に関して、図5を参照して以下に説明する。図5は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本実施の形態の減音通気装置300は、図5に示すように、ダクト110と、複数の流路隔壁310と、吸音材130と、を有している。
本実施の形態の減音通気装置300では、ダクト110の内部に通気の流路113を複数である四つに分割する三個の平板状の流路隔壁310が形成されており、流路隔壁310の表面と裏面とに吸音材130が装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の減音通気装置300では、ダクト110の内部に三個の平板状の流路隔壁310が設置されているので、機器モーターWMの排気が四つの流路113で通気される。
そして、本実施の形態の減音通気装置300では、複数の平板状の流路隔壁310の上下両面に吸音材130が装着されている。このため、ダクト110の複数の流路113を通気する機器モーターWMの騒音は、排気口112に到達するまでに流路隔壁310の上下両面の吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110で空冷しながら、流路隔壁310の上下両面の吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では平板状の流路隔壁310の上下両面に吸音材130が装着されていることを例示した。しかしながら、流路隔壁310の上下両面の一方のみに吸音材130が装着されていてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態では流路隔壁310の各々が平板状に形成されていることを例示した。しかしながら、このような流路隔壁310の各々がジグザグなどに曲折された形状に形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態ではダクト110の内部に三個の流路隔壁310が設置されていることを例示した。しかしながら、当然ながら、この流路隔壁310の個数は自由に変更することができる。
つぎに、本発明の実施の第四の形態の減音通気装置400に関して、図6を参照して以下に説明する。図6は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本実施の形態の減音通気装置400は、図6に示すように、ダクト110と、複数の偏向部材410と、吸音材130と、を有している。
本実施の形態の減音通気装置400では、平板状の四個の偏向部材410が、ダクト110の内部の図中上面と図中下面とに交互に垂直に立設されており、これらの偏向部材410の機器モーターWMと対向する図中左面に吸音材130が各々装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の減音通気装置400では、ダクト110の内部の図中上面と図中下面とに、平板状の偏向部材410が交互に垂直に立設されている。
このため、ダクト110の内部が、いわゆるラビリンス構造となっており、機器モーターWMの排気が、複数の偏向部材410により上下方向にジグザグに偏向されて通気される。
そして、本実施の形態の減音通気装置400では、複数の平板状の偏向部材410の各々に吸音材130が装着されている。このため、ダクト110のジグザグの流路113を通気する機器モーターWMの騒音は、排気口112に到達するまでに偏向部材410の吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110で空冷しながら、偏向部材410の吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
特に、本実施の形態の減音通気装置300では、偏向部材410の機器モーターWMに対向する一面に吸音材130が装着されている。このため、必要最小限の吸音材130で良好な効率で機器モーターWMの騒音を低減することができる。
しかも、ダクト110の内部がラビリンス構造となっており、機器モーターWMの排気が、複数の偏向部材410により上下方向にジグザグに偏向されて通気されるので、この通気の過程でも騒音が低減される。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
例えば、上記形態では偏向部材410の機器モーターWMに対向する一面である図中左面のみに、吸音材130が装着されていることを例示した。しかしながら、偏向部材410の両面に吸音材130が装着されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では偏向部材410が、ダクト110の内面に垂直に立設されていることを例示した。しかしながら、このような偏向部材410が、図中右方や図中左方に傾斜して立設されていてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態では偏向部材410の各々が平板状に形成されていることを例示した。しかしながら、このような偏向部材410の各々が湾曲した形状に形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態ではダクト110の内部に四個の偏向部材410が設置されていることを例示した。しかしながら、当然ながら、この偏向部材410の個数は自由に変更することができる。
つぎに、本発明の実施の第四の形態の減音通気装置500に関して、図7を参照して以下に説明する。図7は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本実施の形態の減音通気装置500は、図7に示すように、ダクト110と、複数の偏向部材510と、吸音材130と、を有している。
本実施の形態の減音通気装置500では、平板状の四個の偏向部材510が、ダクト110の内部の図中上下方向の中央領域に、図中左方と図中右方とに交互に傾斜した状態で設置されており、これらの偏向部材510の機器モーターWMと対向する図中左面に吸音材130が各々装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の減音通気装置500では、ダクト110の内部の図中上下方向の中央領域に、図中左方と図中右方とに交互に傾斜した平板状の偏向部材510が設置されている。
このため、ダクト110の内部が、いわゆるラビリンス構造となっており、機器モーターWMの排気が、複数の偏向部材510により乱流となって通気される。
そして、本実施の形態の減音通気装置500では、複数の平板状の偏向部材510の各々に吸音材130が装着されている。このため、ダクト110のジグザグの流路113を通気する機器モーターWMの騒音は、排気口112に到達するまでに偏向部材510の吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110で空冷しながら、偏向部材510の吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
特に、本実施の形態の減音通気装置300では、偏向部材510の機器モーターWMに対向する一面に吸音材130が装着されている。このため、必要最小限の吸音材130で良好な効率で機器モーターWMの騒音を低減することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
例えば、上記形態では偏向部材510の機器モーターWMに対向する一面である図中左面のみに、吸音材130が装着されていることを例示した。しかしながら、偏向部材510の両面に吸音材130が装着されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では偏向部材510が、ダクト110の内部の図中上下方向の中央領域に、図中左方と図中右方とに交互に傾斜した状態に設置されていることを例示した。しかしながら、このような偏向部材510が、図中垂直な状態で設置されていてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態では偏向部材510の各々が平板状に形成されていることを例示した。しかしながら、このような偏向部材510の各々が湾曲した形状に形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態ではダクト110の内部に四個の偏向部材510が設置されていることを例示した。しかしながら、当然ながら、この偏向部材510の個数は自由に変更することができる。
つぎに、本発明の実施の第四の形態の減音通気装置600に関して、図8を参照して以下に説明する。図8は、本実施の形態の減音通気装置の全体構造を示す模式的な縦断側面図である。
本実施の形態の減音通気装置600は、図8に示すように、ダクト110と、吸音材130と、を有している。本実施の形態の減音通気装置600では、ダクト110の内面に吸音材130が装着されている。
なお、図8では図示の関係からダクト110の内部上面と内部下面とに吸音材130が装着されているが、実際には、ダクト110の内面全体に吸音材130が装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の減音通気装置600では、ダクト110の内面全体に吸音材130が装着されている。このため、ダクト110の流路113を通気する機器モーターWMの騒音は、排気口112に到達するまでに吸音材130で吸音される。
従って、機器モーターWMが稼働により発生する多大な発熱を、ダクト110で空冷しながら、吸音材130で、機器モーターWMの多大な騒音を吸音して大幅に低減することができる。
なお、当然ながら、上述した複数の実施の形態および変形例は、その内容が相反しない範囲で自由に組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
100 減音通気装置
110 筒状部材
111 吸気口
112 排気口
113 流路
120 排気ユニット
121 排気モーター
122 排気プロペラ
130 吸音材
131 開口孔である小孔
200 減音通気装置
210 ルーバーユニット
220 板状部材
300 減音通気装置
310 流路隔壁
400 減音通気装置
410 偏向部材
500 減音通気装置
510 偏向部材
600 減音通気装置
WM 騒音機器である機器モーター

Claims (10)

  1. 稼働により騒音を発生する騒音機器の通気に利用される減音通気装置であって、
    前記騒音機器に連通する筒状部材と、
    前記筒状部材に装着されていて前記騒音機器が発生する騒音を吸音する吸音材と、
    を有している減音通気装置。
  2. 排気モーターおよび排気プロペラを有して通気を強制排気する排気ユニットが前記筒状部材の流路に設置されており、
    前記排気ユニットの少なくとも前記騒音機器に対向する排気プロペラの一面に前記吸音材が装着されている、
    請求項1に記載の減音通気装置。
  3. 前記筒状部材は、前記騒音機器に連通する吸気口および外部に連通する排気口が形成されており、
    複数の細長形状の板状部材が連設されていて排気を偏向するルーバーユニットが前記筒状部材の排気口に設置されており、
    前記ルーバーユニットの少なくとも前記騒音機器に対向する板状部材の一面に前記吸音材が装着されている、
    請求項1または2に記載の減音通気装置。
  4. 前記筒状部材の内部に通気の流路を複数に分割する少なくとも一つの流路隔壁が形成されており、
    前記流路隔壁の表面と裏面との少なくとも一方に前記吸音材が装着されている、
    請求項1ないし3の何れか一項に記載の減音通気装置。
  5. 前記筒状部材の内部に通気の流路を偏向する少なくとも一つの偏向部材が設置されており、
    前記流路隔壁の少なくとも前記騒音機器に対向する一面に前記吸音材が装着されている、
    請求項1ないし4の何れか一項に記載の減音通気装置。
  6. 前記筒状部材の内面に前記吸音材が装着されている、
    請求項1ないし5の何れか一項に記載の減音通気装置。
  7. 前記吸音材は、少なくとも表面に複数の開口孔が二次元状に形成されている、
    請求項1ないし6の何れか一項に記載の減音通気装置。
  8. 前記吸音材は、前記騒音機器が発生する特定の周波数帯域の騒音を吸収する特定の形状に前記開口孔が形成されている、
    請求項7に記載の減音通気装置。
  9. 前記吸音材の開口孔は、
    前記吸音材の表面に開口している円筒部と、
    前記円筒部の最深部に形成されている球状部と、
    からなる請求項7または8に記載の減音通気装置。
  10. 前記吸音材は、多孔質に形成されている、
    請求項7ないし9の何れか一項に記載の減音通気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015220583A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社日立国際電気 電子装置
JP2020012306A (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 公益財団法人鉄道総合技術研究所 橋梁の騒音低減装置
JP2020204254A (ja) * 2018-07-18 2020-12-24 公益財団法人鉄道総合技術研究所 高架橋及び騒音低減装置

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