JP2013237356A - 室内照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源を効率よく使用し、光源の搭載数又は各光源の最大発光量を低減できる室内照明装置を提供する。
【解決手段】シーリングライトは、最暖色設定又は最寒色設定を受け付けた場合であっても、暖色系LED又は寒色系LEDのいずれか一方のみを駆動するのではなく、暖色系LED及び寒色系LEDの両方を駆動し、両光源が発した光の混色によって最暖色又は最寒色の照明光とする。暖色系LED又は寒色系LEDの色度座標yの値は、xy色度図において色度座標xの値が同じ条件で、黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きい値とする。暖色系LEDは、xy色度図におけるA光源の色温度に相当する点より、色度座標xyの値がそれぞれ大きいものを用いる。寒色系LEDは、xy色度図におけるC光源の色温度に相当する点より、色度座標xyの値がそれぞれ小さいものを用いる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザの好みに応じて暖色から寒色まで色調を調整することができる室内照明装置に関する。
住宅などの室内を照らす室内照明装置として、例えば天井などに設置されるシーリングライト(例えば特許文献1参照)が普及している。従来の室内照明装置の光源には蛍光灯などが広く用いられていた。近年では、室内照明装置の光源としてLED(Light Emitting Diode)が注目されており、LEDを採用した室内照明装置は電力消費量が少なく、光源の寿命が長いなどの利点を有している。またLEDの光源には種々の色のものが存在するため、室内照明装置に色が異なる複数のLEDを搭載し、各色のLEDの駆動量又は発光量等を適切に制御することによって、様々な色の照明光を実現することができる。例えば暖色(色温度2700K程度の電球色)及び寒色(色温度5700K程度の蛍光灯色)の2種のLED光源を搭載し、暖色から寒色まで数段階で色調を調整する室内照明装置がある。
特開2012−38624号公報
図6は、従来の室内照明装置による色調調整を説明するための模式図である。本例の室内照明装置は、暖色光源及び寒色光源の2種の光源を搭載し、2種の光源の発光比率を制御することによって、照明光の色調を調整することができる。ユーザは、最暖色設定から最寒色設定まで11段階で色調を設定することがきる。例えばユーザが暖色及び寒色のちょうど中間色を設定した場合、室内照明装置は暖色光源及び寒色光源を50:50の比率で発光させる。また例えば、ユーザが最暖色を設定した場合、室内照明装置は暖色光源及び寒色光源を100:0の比率で発光させ、ユーザが最寒色を設定した場合、室内照明装置は暖色光源及び寒色光源を0:100の比率で発光させる。
上記の色調制御を行う従来の室内照明装置は、最暖色設定において寒色光源を発光させず、最寒色設定において暖色光源を発光させない。このため最暖色設定及び最寒色設定では装置に搭載された光源の約半分が使用されていないこととなり、光源の搭載数に対する全体の光量の観点から見て効率が悪いという問題がある。換言すれば、最暖色設定及び最寒色設定で十分な光量を得るために、室内照明装置に多数の光源を搭載する又は最大発光量の大きい光源を搭載する等の対策が必要であり、室内照明装置のコスト増を招来するという問題がある。
また2色の光源が発する光から得られる照明光の色は、xy色度図において各光源が発する光の色に対応する2点を結ぶ線分上の色となることが混色法則として知られている。室内照明装置が発する照明光の色は、黒体輻射の色軌跡に略一致することが理想であるが、xy色度図において黒体輻射の色軌跡は曲線であり、上記のように2色の光源から得られる照明光はxy色度図において2点を結ぶ線分上の色となるため、黒体輻射の色軌跡を忠実に再現することはできない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数の光源を効率よく使用し、光源の搭載数又は各光源の最大発光量を低減できる室内照明装置を提供することにある。また本発明の他の目的とするところは、黒体輻射の色軌跡に近い特性で色調調整を行うことができる室内照明装置を提供することにある。
本発明に係る室内照明装置は、暖色系光源と、寒色系光源と、最暖色から最寒色まで多段階で照明光の調色設定を受け付ける設定受付手段と、該設定受付手段が受け付けた調色設定に応じた比率で点灯すべく前記暖色系光源及び前記寒色系光源をそれぞれ駆動する駆動手段とを備える室内照明装置において、前記駆動手段は、前記設定受付手段が最暖色設定又は最寒色設定を受け付けた場合、前記暖色系光源及び前記寒色系光源の両方が点灯するよう、前記暖色系光源及び前記寒色系光源を駆動するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る室内照明装置は、前記暖色系光源の色度が、xy色度図における前記暖色系光源の色度座標と黒体輻射の色軌跡とを色度座標xが同値の点で比較して、前記暖色系光源の色度座標yの値が前記黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きく、前記寒色系光源の色度は、xy色度図における前記寒色系光源の色度座標と黒体輻射の色軌跡とを色度座標xが同値の点で比較して、前記寒色系光源の色度座標yの値が前記黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きいことを特徴とする。
また、本発明に係る室内照明装置は、前記暖色系光源の色度が、xy色度図における黒体輻射の色軌跡上のA光源の色温度に相当する点と比較して、前記暖色系光源の色度座標xの値及び色度座標yの値が、前記A光源の色温度に相当する点の色度座標xの値及び色度座標yの値よりそれぞれ大きいことを特徴とする。
また、本発明に係る室内照明装置は、前記寒色系光源の色度が、xy色度図における黒体輻射の色軌跡上のC光源の色温度に相当する点と比較して、前記寒色系光源の色度座標xの値及び色度座標yの値が、前記C光源の色温度に相当する点の色度座標xの値及び色度座標yの値よりそれぞれ小さいことを特徴とする。
また、本発明に係る室内照明装置は、xy色度図における前記暖色系光源の色度を示す点と前記寒色系光源の色度を示す点とを結ぶ線分が、xy色度図における黒体輻射の色軌跡に接するか又は2点で交差するように、前記暖色系光源及び前記寒色系光源の色度が定められており、前記駆動手段は、xy色度図における前記線分と前記色軌跡との距離が所定範囲内となるように、前記暖色系光源の駆動量及び前記寒色系光源の駆動量を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、室内照明装置が暖色系光源及び寒色系光源を備え、ユーザなどによる調色設定を受け付けて各光源を駆動し、調色設定に応じた照明光を発する。室内照明装置は、最暖色の設定を受け付けた場合であっても、暖色系光源のみ駆動するのではなく、暖色系光源及び寒色系光源の両方を駆動し、両光源が発した光の混色によって最暖色の照明光とする。同様に、室内照明装置は、最寒色の設定を受け付けた場合であっても、寒色系光源のみ駆動するのではなく、暖色系光源及び寒色系光源の両方を駆動し、両光源が発した光の混色によって最寒色の照明光とする。
これにより、最暖色又は最寒色の設定においても、暖色系光源及び寒色系光源の両光源が光を発するため、いずれか一方のみの光源を駆動する場合と比較して、照明光の光量を増すことができる。換言すれば、光源を効率よく使用することができるため、室内照明装置の光源の搭載数又は各光源の最大発光量を低減できる。
xy色度図において黒体輻射の色軌跡は上に凸の曲線となる。例えば暖色系光源/寒色系光源として、最暖色設定/最寒色設定とする色温度に対応する黒体輻射の色軌跡上の点に対して、色軌跡上の色温度がより低い点/より高い点に対応する光源を用いることが考えられる。しかし黒体輻射の色軌跡は曲線となるため、このような光源を用いると中間色は黒体輻射の色軌跡からのズレが大きくなる。上述のように本発明では暖色系光源及び寒色系光源の一方のみを駆動することはなく、両方を駆動して中間色を照明光とするため、照明光の色が黒体輻射の色軌跡からズレることとなる。
そこで本発明においては、xy色度図において黒体輻射の色軌跡に対して外側(中央の白色から離れる側)に位置する色の光を発する光源を、暖色系光源及び寒色系光源として用いる。これにより暖色系光源及び寒色系光源の両方を駆動して中間色を照明光とした場合に、照明光の色を黒体輻射の色軌跡に近づけることが可能となる。
このために、暖色系光源/寒色系光源は、xy色度図において色度座標xが同値の点で比較して、色度座標yの値が黒体輻射の色軌跡より大きいものを用いるとよい。
また暖色系光源は、xy色度図におけるA光源の色温度に相当する点より、色度座標xyの値がそれぞれ大きいものを用いるとよい。なおA光源は、国際照明委員会が標準の光として定めたものであり、タングステン電球の光の色温度2865Kを有する。暖色系光源の色度座標xyをA光源より大きくしておくことによって、暖色系光源及び寒色系光源の中間色をA光源の色温度に近づけることが可能となる。
また寒色系光源は、xy色度図におけるC光源の色温度に相当する点より、色度座標xyの値がそれぞれ小さいものを用いるとよい。なおC光源は、国際照明委員会が標準の光として定めたものであり、青空の光の色温度6774Kを有する。寒色系光源の色度座標xyをC光源より小さくしておくことによって、暖色系光源及び寒色系光源の中間色をC光源の色温度に近づけることが可能となる。
また、xy色度図において暖色系光源及び寒色系光源の色度を示す2点を結ぶ線分が黒体輻射の色軌跡に接するか又は2点で交差するように、暖色系光源及び寒色系光源の色度を定めるとよい。これにより暖色系光源及び寒色系光源の中間色を黒体輻射の色軌跡に近づけることが可能となる。暖色系光源及び寒色系光源の駆動は、xy色度図における上記の線分と黒体輻射の色軌跡との距離が所定範囲内となるように、各光源の駆動量を決定して行うとよい。
本発明による場合は、最暖色設定又は最寒色設定を受け付けた場合であっても、暖色系光源又は寒色系光源の一方のみを駆動するのではなく、両光源を駆動して中間色の照明光を発する構成とすることによって、複数の光源を効率よく使用することができる。よって暖色系光源及び寒色系光源がそれぞれ複数のLEDなどで構成されるものである場合に、LEDなどの搭載数を低減するか又は各LEDの最大発光量を低減できるため、室内照明装置を低価格化することができる。
また本発明による場合は、最暖色設定/最寒色設定とする照明光の色温度に対応する黒体輻射の色軌跡上の点に対して、xy色度図において外側に位置する色の光を発する光源を、暖色系光源及び寒色系光源として用いることにより、照明光の色を黒体輻射の色軌跡に近づけることが可能となり、黒体輻射の色軌跡に近い特性で色調調整を行うことができる。
本実施の形態に係るシーリングライトの外観を示す斜視図である。 本実施の形態に係るシーリングライトの分解斜視図である。 本実施の形態に係るシーリングライトの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るシーリングライトによる色調調整を説明するための模式図である。 本実施の形態に係るシーリングライトの光源の色度を説明するためのxy色度図である。 従来の室内照明装置による色調調整を説明するための模式図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。本実施の形態においては、室内照明装置としてシーリングライトを例に説明を行う。図1は、本実施の形態に係るシーリングライトの外観を示す斜視図である。また図2は、本実施の形態に係るシーリングライトの分解斜視図である。本実施の形態に係るシーリングライトは、照明光を発する発光部1と、発光部1を一面に保持する板状の保持体2と、発光部1を覆うように保持体2に取り付けられるカバー3とを備えている。
保持体2は、円板形のシャーシ20の外周に円環形の外装環21を取り付けて構成されている。シャーシ20は、例えば綱板又はアルミニウム板等の金属板の成形により製造される。外装環21は、例えばポリカーボネート樹脂などの光を拡散透過する特性を有する樹脂製の成形品である。外装環21は、シャーシ20の外周部を屈曲成型した鍔部に内周を重ね、図示しない止めねじにより周方向の複数箇所に締め付け固定され、保持体2の外縁を構成している。
発光部1は、それぞれが短冊形をなす複数の基板10の一面に、それぞれ複数のLED11を実装して構成されている。複数の基板10は、シャーシ20と同芯の円周上に長手方向を沿わせ、LED11の実相面を外向きとして並べられ、図示しない止めねじによりシャーシ20の底面に固定されている。また本実施の形態の発光部1は、暖色系の光を発するLED11と、寒色系の光を発するLED11とが、例えば交互に並べて配置されている。なお発光部1は、LED11を光源として備えるのではなく、例えば蛍光管などの他の光源を備える構成であってもよい。
またシャーシ20には、回路基板4が取り付けられる。回路基板4は、円環状に成形された平板であり、その一面には、発光部1用の電源回路及び制御回路等を構成する回路部品が実装されている。回路基板4は、回路部品の実装面を外向きとして、シャーシ20に図示しない止めねじを用いて固定され、内側にアダプタリング40が取り付けられる。シャーシ20に固定された回路基板4は、シャーシ20の底面に沿わせた配線(図示を省略する)により発光部1を構成する基板10に接続されている。またシャーシ20及び回路基板4の間には、環状をなす絶縁シート41が被着され、回路基板4とシャーシ20との間の絶縁を確保している。
またシャーシ20には、回路基板4を覆ってシールド42が取り付けられる。シールド42は、回路基板の実装面を適宜の距離を隔てて覆う形状に成型された動体金属製の環体であり、回路基板4を外部環境に対して電磁的に遮蔽し、該回路基板4上の回路の誤動作を防止する。またシールド42は、後述するようにカバー3及び反射シート12の内周を支持する支持部材としても機能する。
反射シート12は、下底側の全面が開放された台形断面を有し、広幅の環状をなして成形された樹脂製のシートである。反射シート12は、発光部1が取り付けられたシャーシ20の底面に上底を沿わせ、止めねじにより基板11と共締め固定すると共に、外側の斜辺をシャーシ20の鍔部の内面に沿わせ、止めねじにより外装環21と共締め固定してシャーシ20に取り付けてある。また反射シート12の内側の斜辺はシールド42を囲うように延び、斜辺の内周縁は止めねじによりシールド42の頂部に後述するカバー3と共締め固定されている。
また図示は省略するが、反射シート12には、発光部1を構成する基板10上の各複数のLED11の実装位置に合わせて窓孔が形成されている。複数の基板10に実装されたLED11は、対応する窓孔をから露出させてあり、これらの露出部は拡散レンズ13により覆われている。拡散レンズ13は、シャーシ20の底面上でのLED11の配設周に対応するように環状に成形された樹脂レンズであり、反射シート12から露出する全てのLED11を一括して覆うように取り付けてある。
シーリングライトは、以上のように構成されたシャーシ20の発光部1の取り付け面をカバー3により覆って構成されている。カバー3は、ポリカーボネート樹脂などの光を拡散透過する性質を有する樹脂製の円板である。カバー3は、大曲率で湾曲する断面形状を有し、外装環21よりもわずかに大きい外径を有している。
カバー3の中心部には、円形の開口30が開設されている。開口30の周縁部には、カバー3の湾曲中心に向けて凹ませて円形の係合凹部31が形成されている。カバー3の外周縁部には、湾曲中心の側に立ち上がる係合突起32が形成されている。カバー3は、外周の係合突起32を外装環21に外側から係合させると共に、内周の係合凹部31をシールド42の頂部に重ね、止めねじにより反射シート12と共締め固定することにより、シャーシ20の底面全体を覆うように取り付けられている。カバー3の係合凹部31には、センターカバー33が着脱自在に装着されている。センターカバー33は、係合凹部31と略同径の円板形をなす樹脂成形品であり、係合凹部31に嵌め込まれて開口30を覆うように取り付けてある。
図3は、本実施の形態に係るシーリングライトの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るシーリングライトは、回路基板4上の回路として実現される制御部51、赤外線受信部52及びLED駆動部53等を備えている。またシーリングライトには、ユーザが操作を行うためのリモートコントローラ(以下、リモコンという)7が付属している。
リモコン7は、操作部71及び赤外線送信部72等を備えて構成されている。操作部71は、例えば照明のオン/オフを切り替えるボタン、明るさを増減するボタン、及び、色調を調整するボタン等の複数のボタンが設けられ、ユーザが操作したボタンに応じた信号が赤外線送信部72へ与えられる。赤外線送信部72は、操作部71から与えられた信号に応じてユーザの操作内容を判断し、操作内容に応じた赤外線信号を送信する。特に本実施の形態においては、リモコン7の操作部71には、シーリングライトの照明光の色調を、暖色から寒色まで段階的に変化させるためのボタンが設けられている。
リモコン7が送信した赤外線信号は、シーリングライトの赤外線受信部52にて受信される。赤外線受信部52は、受信した赤外線信号に含まれる情報(即ちリモコン7の操作部71に対してなされた操作内容)を制御部51へ通知する。制御部51は、赤外線受信部52から与えられた情報に基づいてLED駆動部53の動作を制御し、例えば照明のオン/オフ、明るさの増減、及び、色調調整等を行う。
LED駆動部53は、制御部51の制御に応じて、図示しない電源回路から供給される電力により、発光部1に設けられた複数のLED11の駆動を行う。本実施の形態のシーリングライトは、光源として色度が異なる2種のLED11(暖色系LED11a及び寒色系LED11b)を備えており、LED駆動部53は、暖色系LED11a及び寒色系LED11bをそれぞれ異なる駆動量で駆動することができる。なお駆動量とは、LED駆動部53が例えば電圧値又は電流値を変化させてLED11の発光量を調整する構成の場合にはこの電圧値又は電流値であり、また例えばPWM(Pulse Width Modulation)制御でLED11の発光量を調整する構成の場合にはデューティ比である。
シーリングライトの制御部51は、リモコン7にてなされた照明のオン/オフの操作に応じて、LED駆動部53によるLED11の駆動開始/停止を制御する。また制御部51は、明るさの増減の操作に応じて、LED駆動部53によるLED11の駆動量の増減を制御する。更に制御部51は、色調調整の操作に応じて、LED駆動部53による暖色系LED11aの駆動量と、寒色系LED11bの駆動量との比率を変更する制御を行う。以下では、シーリングライトの制御部51による照明光の色調調整について説明する。
図4は、本実施の形態に係るシーリングライトによる色調調整を説明するための模式図であり、横軸を照明光の色調(最暖色〜最寒色)設定とし、暖色系光源(暖色系LED11a)の駆動量(発光量)と寒色系光源(寒色系LED11b)の駆動量(発光量)との比率を棒グラフとして示したものである。本実施の形態のシーリングライトでは、ユーザのリモコン7に対する操作によって、最暖色設定から最寒色設定まで11段階で照明光の色調を設定することがきる。例えばユーザが暖色及び寒色のちょうど中間色を設定した場合、シーリングライトの制御部50は暖色系LED11a及び寒色系LED11bを50:50の比率で点灯(発光)させるべく、LED駆動部53を制御する。
また例えば、ユーザが最暖色を設定した場合、制御部51は暖色系LED11a及び寒色系LED11bを75:25の比率で発光させ、ユーザが最寒色を設定した場合、制御部51は暖色系LED11a及び寒色系LED11bを25:75の比率で発光させる。このように本実施の形態に係るシーリングライトは、最暖色又は最寒色が設定された場合であっても、暖色系LED11a又は寒色系LED11bのいずれか一方のみを駆動するのではなく、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの両光源を駆動し、両光源からの光を混色した照明光を発している。
従来のシーリングライト(図6参照)は、最暖色設定又は最寒色設定において暖色光源又は寒色光源のいずれか一方のみを駆動しているため、最暖色設定又は最寒色設定における照明光の光量は暖色光源又は寒色光源のいずれか一方の光量に依存する。これに対して本実施の形態に係るシーリングライトは、例えば最暖色設定において暖色系LED11a及び寒色系LED11bを75:25の比率で発光させているため、最暖色設定における照明光の光量は、暖色系LED11aの光量に寒色系LED11bの光量を加えたものとすることができる。最寒色設定についても同様である。よって光源として搭載するLED11の数が同じであれば、本実施の形態に係るシーリングライトは、従来のシーリングライトよりも多くの光量を得ることができ、換言すれば同程度の光量を得るために搭載するLED11の数を低減できる。
ただし本実施の形態に係るシーリングライトは、従来のシーリングライトと同じ暖色光源及び寒色光源を用いた場合、従来のシーリングライトより色調の調整幅が狭まることとなる。そこで本実施の形態に係るシーリングライトは、従来の暖色光源及び寒色光源とは色度が異なる光源を用いる構成としてよい。以下では、シーリングライトの光源の色度について説明する。
図5は、本実施の形態に係るシーリングライトの光源の色度を説明するためのxy色度図である。xy色度図とは、三刺激値XYZにより表されるXYZ表色系に基づき、x=X/(X+Y+Z)及びy=Y/(X+Y+Z)の演算式により算出される色度座標xyを平面上に示したものである。全ての色度は、図示のxy色度図内に白塗りで描かれた略三角形の領域内の点として表すことができる。またこの領域内に描かれた曲線は、黒体輻射の色軌跡であり、この曲線上の白点はその近傍に記した数値の色温度(K)に相当する点である。黒体輻射の色軌跡上のA点、B点及びC点は、国際照明委員会が標準光として定めたA光源、B光源及びC光源を示す点である。A点はタングステン電球の光であり、色温度2864Kに相当する点である。B点は太陽光であり、色温度4870Kに相当する点である。C点は青空の光であり、色温度6774Kに相当する点である。
このxy色度図において、a点が暖色系LED11aの色度を示す点であり、b点が寒色系LED11bの色度を示す点である。暖色系LED11aの色度(a点)は、以下の条件を満たすものであることが好ましい。
a点の色度座標yの値は、色度座標xの値が同じ条件で、黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きい。
a点の色度座標xyの値は、A点の色度座標xyの値よりそれぞれ大きい。
また寒色系LED11bの色度(b点)は、以下の条件を満たすものであることが好ましい。
b点の色度座標yの値は、色度座標xの値が同じ条件で、黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きい。
b点の色度座標xyの値は、C点の色度座標xyの値よりそれぞれ小さい。
またa点及びb点を結ぶ線分が黒体輻射の色軌跡に接するか又は2点で交差するように、a点及びb点の色度座標xyを決定することが好ましい。xy色度図において異なる2点で表される2色を混ぜて得られる色は、この2点を結ぶ線分上の色となる。よって本図のa点及びb点に対応する暖色系LED11a及び寒色系LED11bを備えるシーリングライトは、a点及びb点を結ぶ線分上の色の照明光を発することができる。a点及びb点が上記の条件を満たすことによって、a点及びb点を結ぶ線分(の中央部分)を黒体輻射の色軌跡に近づけることができるため、シーリングライトの照明光の色度を黒体輻射の色軌跡上の色度に近づけることができる。
本実施の形態に係るシーリングライトは、最暖色設定又は最寒色設定において暖色系LED11a又は寒色系LED11bのいずれか一方の光源みを駆動することはなく、両光源を駆動する。即ち本実施の形態に係るシーリングライトは、図5のxy色度図においてa点又はb点での照明光を発することはなく、a点及びb点を結ぶ線分上の色度の照明光を発する。よって、a点及びb点を結ぶ線分のうち、黒体輻射の色軌跡に近い部分で両光源の光の混色を行うことで、シーリングライトの照明光を黒体輻射の色軌跡に近い色度で調整することができる。
例えばa点及びb点を結ぶ線分と黒体輻射の色軌跡との距離を算出し、この距離が閾値となる点を線部の両端側から求める。求めた2点をそれぞれ最暖色設定及び最寒色設定に対応する色度とし、最暖色設定及び最寒色設定の2点間の線分(黒体輻射の色軌跡との距離が閾値以下となる線分)を10等分する9つの点を、それぞれ色調調整を段階的に行う色度とする。最暖色設定及び最寒色設定を含む11点のそれぞれについて、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの駆動比率を算出し、算出した駆動比率を制御部51に記憶しておく。制御部51は、リモコン7にてなされた色調の設定に対応する駆動比率で暖色系LED11a及び寒色系LED11bが駆動されるよう、LED駆動部53の動作を制御する。これにより図3に示すようなLED11の駆動制御を行うことができる。
以上の構成の本実施の形態に係るシーリングライトは、最暖色設定又は最寒色設定を受け付けた場合であっても、暖色系LED11a又は寒色系LED11bのいずれか一方のみを駆動するのではなく、暖色系LED11a又は寒色系LED11bの両方を駆動し、両光源が発した光の混色によって最暖色又は最寒色の照明光とする。これにより、最暖色設定又は最寒色設定においても、暖色系LED11a又は寒色系LED11bの両方が光を発するため、いずれか一方のLED11のみを駆動する場合と比較して、照明光の光量を増すことができる。換言すれば、暖色系LED11a又は寒色系LED11bを効率よく使用することができるため、シーリングライトのLED11の搭載数又は各LED11の最大発光量を低減できる。
また暖色系LED11a又は寒色系LED11bの色度座標yの値は、xy色度図において色度座標xの値が同じ条件で、黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きい値とする。これにより、xy色度図において黒体輻射の色軌跡に対して外側(中央の白色から離れる側)の点を、暖色系LED11a又は寒色系LED11bの色座標とすることができ、暖色系LED11a又は寒色系LED11bの両方を駆動して中間色を照明光とした場合に、照明光の色を黒体輻射の色軌跡に近づけることができる。
また暖色系LED11aは、xy色度図におけるA光源の色温度に相当する点(A点)より、色度座標xyの値がそれぞれ大きいものを用いる。これにより、暖色系LED11a又は寒色系LED11bが発する光の中間色をA光源の色温度に近づけることができる。また寒色系LED11bは、xy色度図におけるC光源の色温度に相当する点(C点)より、色度座標xyの値がそれぞれ小さいものを用いる。これにより、暖色系LED11a又は寒色系LED11bが発する光の中間色をC光源の色温度に近づけることができる。
またxy色度図において暖色系LED11a及び寒色系LED11bの色度を示す2点を結ぶ線分が黒体輻射の色軌跡に接するか又は2点で交差するように、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの色度を定め、上記の線分と黒体輻射の色軌跡との距離が所定範囲内となるように暖色系LED11a及び寒色系LED11bの駆動を行う。これにより、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの中間色を黒体輻射の色軌跡に近づけることができる。
なお本実施の形態においては、室内照明装置としてシーリングライトを例に説明を行ったが、シーリングライト以外の室内照明装置、例えばペンダントライト、ブラケットライト又はダウンライト等の室内照明装置に本発明の構成を適用することができる。またシーリングライトの色調を段階的に調整可能な構成としたが、これに限るものではなく、色調を連続的に調整可能な構成としてもよい。またシーリングライトの色調を11段階で調整可能な構成としたが、これに限るものではなく、10段階以下又は12段階以上で調整可能な構成であってもよい。また図4に示した色調調整における光源の発光比率は一例であって、これに限るものではない。また図5に示したxy色度図における暖色系LED11a及び寒色系LED11b(a点及びb点)の色度座標xyは、一例であって、これに限るものではない。
また、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの色度座標xyの条件は上述のもの以外であってもよい。上述の条件は、暖色系LED11a及び寒色系LED11bの混色による照明光の色度の変化を黒体輻射の色軌跡に近づけることを目的としたものである。これに対して例えば従来のシーリングライトと同様の特性とするために、従来の暖色系光源及び寒色系光源の色度を示す2つの点を結ぶ線分の延長線上にa点及びb点を設け、暖色系光源及び寒色系光源の色度を示す2つの点を結ぶ線分内で色度調整を行う構成としてもよい。
1 発光部
2 保持体
3 カバー
4 回路基板
7 リモコン(設定受付手段)
10 基板
11 LED
11a 暖色系LED(暖色系光源)
11b 寒色系LED(寒色系光源)
12 反射シート
13 拡散レンズ
20 シャーシ
21 外装環
30 開口
31 係合凹部
32 係合突起
33 センターカバー
40 アダプタリング
41 絶縁シート
42 シールド
51 制御部(設定受付手段、駆動手段)
52 赤外線受信部52(設定受付手段)
53 LED駆動部(駆動手段)
71 操作部(設定受付手段)
72 赤外線送信部(設定受付手段)

Claims (5)

  1. 暖色系光源と、寒色系光源と、最暖色から最寒色まで多段階で照明光の調色設定を受け付ける設定受付手段と、該設定受付手段が受け付けた調色設定に応じた比率で点灯すべく前記暖色系光源及び前記寒色系光源をそれぞれ駆動する駆動手段とを備える室内照明装置において、
    前記駆動手段は、前記設定受付手段が最暖色設定又は最寒色設定を受け付けた場合、前記暖色系光源及び前記寒色系光源の両方が点灯するよう、前記暖色系光源及び前記寒色系光源を駆動するようにしてあること
    を特徴とする室内照明装置。
  2. 前記暖色系光源の色度は、xy色度図における前記暖色系光源の色度座標と黒体輻射の色軌跡とを色度座標xが同値の点で比較して、前記暖色系光源の色度座標yの値が前記黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きく、
    前記寒色系光源の色度は、xy色度図における前記寒色系光源の色度座標と黒体輻射の色軌跡とを色度座標xが同値の点で比較して、前記寒色系光源の色度座標yの値が前記黒体輻射の色軌跡の色度座標yの値より大きいこと
    を特徴とする請求項1に記載の室内照明装置。
  3. 前記暖色系光源の色度は、xy色度図における黒体輻射の色軌跡上のA光源の色温度に相当する点と比較して、前記暖色系光源の色度座標xの値及び色度座標yの値が、前記A光源の色温度に相当する点の色度座標xの値及び色度座標yの値よりそれぞれ大きいこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の室内照明装置。
  4. 前記寒色系光源の色度は、xy色度図における黒体輻射の色軌跡上のC光源の色温度に相当する点と比較して、前記寒色系光源の色度座標xの値及び色度座標yの値が、前記C光源の色温度に相当する点の色度座標xの値及び色度座標yの値よりそれぞれ小さいこと
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の室内照明装置。
  5. xy色度図における前記暖色系光源の色度を示す点と前記寒色系光源の色度を示す点とを結ぶ線分が、xy色度図における黒体輻射の色軌跡に接するか又は2点で交差するように、前記暖色系光源及び前記寒色系光源の色度が定められており、
    前記駆動手段は、xy色度図における前記線分と前記色軌跡との距離が所定範囲内となるように、前記暖色系光源の駆動量及び前記寒色系光源の駆動量を決定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の室内照明装置。
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