JP2013237163A - シャープペンシル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボールチャック9に把持された筆記芯Lが受ける筆記圧による軸方向の後退動作および筆記圧の解除による軸方向の前進動作を受けて、回転カム40を一方向に回転駆動させる回転駆動機構29が具備され、前記回転カムの回転運動を前記筆記芯に伝達するように構成される。前記筆記芯の繰り出し部分を備えた筆記芯の先端ガイド部材3,4には、前記筆記芯Lに摺接する保持チャック5が備えられており、前記軸筒を軸方向に振ることにより、前記ボールチャック9を含む重力の慣性力によりボールチャックが先端ガイド部材3,4に対して相対的に前進動作がなされるように構成されている。
【選択図】図3
Description
そこで、本件出願人は筆記芯に加わる筆記圧を利用して、筆記芯を除々に一方向に回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルについて先に提案しており、これは特許文献1および2などに開示されている。
したがって、ボールチャックの前進動作により筆記芯が先端ガイド部材より繰り出され、ボールチャックが元の状態に復帰することで、筆記芯が前記ボールチャックから引き出されて、前記筆記芯が先端ガイド部材より繰り出された状態が保たれる。
これにより、筆記芯を繰り出すための格別なノック操作等を必要とせずに筆記を継続することが可能となる。
また、前記スライダ3の内部空間における前記先端パイプ4の直後には、中央に通孔を形成したゴム製の保持チャック5が収容されており、この保持チャック5の前記通孔が前記筆記芯Lの周面に摺接して筆記芯を一時的に摩擦により保持するように作用する。
すなわち、前記リング部材6の周面側に突出する突出部6aは、図1に示すように前記口先部2に軸方向に形成された溝部2aに入り込んで軸方向に移動可能となるように配置されており、前記リング部材6は軸回転が可能なスライダ3に対して、すべりをもって遊嵌している。
なお、前記締め具10の前端部の内周面には、前記チャック本体部11が所定よりも前進するのを阻止すると共に、前記ボール12が脱落するのを阻止する環状のストッパ部材13が嵌め込まれている。
一方、前記筆記芯Lを前方に引き出す力が働く場合には、チャック本体部11は前記締め具10による作用を受けないために、筆記芯Lを比較的抵抗なく前方に引き出すことができる。すなわち、ボールチャック9は、前記筆記芯Lの前進を許容し後退を阻止するように作用する。
そして、第2の中継部材17の後端部内周面には、可撓性の素材、例えば合成樹脂により成形された短軸状の中継パイプ18が接続されおり、この短軸状の中継パイプ18は後述する回転駆動機構に連結されている。
このコイルスプリングによる重り24は、後述するように前記軸筒を軸方向に振った時の前記重り24の慣性力が、第2の中継部材17を前方に押し出すように働き、結果として前記したボールチャック9を瞬間的に前進動作させるように作用するものとなる。
そして、前記回転駆動機構29は、図2に示されているとおり、先軸1の後端部との間に介在された軸スプリング30によって後方に押し付けられ、前記後軸25内の縮径により形成された段部25aに、前記軸スプリング30の付勢力によって押し当てられている。これにより回転駆動機構29は後軸25内に固定されている。
なお、前記した回転駆動機構29の構成および作用については、図5〜7に基づいて後で詳細に説明する。
そして、ノック棒31の中央よりも若干後端部寄りには、筆記芯の補給孔を備えた隔壁部31aが形成されている。なお、ノック棒31の後端部には、消しゴム33が着脱可能に装着されると共に、消しゴム33を覆うノックカバー34がノック棒31の後端部の周面に着脱可能に取り付けられている。
また、前記芯ケース23の後端部には、短軸の円筒部材35が取り付けられており、前記ノックカバー34をノック操作することにより、前記ノック棒31の隔壁部31aが円筒部材35を前方に押し出し、これに伴って芯ケース23も前進するように動作する。
第1中継部材16と第2中継部材17とは前記したとおり嵌合により取り付けられており、第1中継部材16の前進により第2中継部材17も前進して、第2中継部材17の先端部が前記口先部2の後端部に当接する。
さらにノック操作の継続により前記円筒体22が前進動作することで、円筒体22の先端部がチャック本体部11の後端部に当接して、チャック本体部11が開きつつ前進動作がなされる。
そして、前記したノック操作の解除によりノック棒31は、戻しスプリング32の作用により後退して図2に示す状態に復帰する。
また、前記ノックカバー34をノックした状態に維持することで、チャック本体部11は芯Lの把持を解除するので、先端パイプ4から繰り出された状態の筆記芯Lを指先等で押し戻すことができる。
この回転駆動機構29には、回転カムが具備され、前記したボールチャック9に把持された前記筆記芯Lが受ける筆記圧による軸方向の後退動作および筆記圧の解除による軸方向の前進動作を受けて前記回転カムを一方向に回転駆動させるように作用する。
前記回転カム40は、その前端部付近が若干径を太くした太径部になされ、その太径部の一端面(後端面)には第1のカム面40aが形成されており、太径部の他端面(前端面)には第2のカム面40bが形成されている。
前記した回転駆動機構29は、その中央部が芯ケース23を通す空間部になされて芯ケース23とは隔離されており、前記した符号40〜46で示す各部材により一体に結合されてユニット化されている。
図6および図7において、符号40は前記した回転カムを模式的に示したものであり、その一端面(図の上側の面)には、周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第1のカム面40aが円環状に形成されている。また回転カム40の他端面(図の下側の面)にも、同様に周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第2のカム面40bが円環状に形成されている。
この時、前記回転カム40側の第1カム面40aと前記第1の固定カム面41aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
この図6(C)に示す状態においては、前記回転カム40側の第2カム面40bと前記第2の固定カム面42aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
これにより、前記した中継パイプ18、第2中継部材17および第1中継部材16を介してボールチャック9に把持された筆記芯Lも、前記スライダ3と共に回転駆動を受けることになる。
前記したとおり、ボールチャック9を構成する締め具10に対して、第1中継部材16、第2中継部材17、中継パイプ18を介して、回転駆動機構29を構成する回転カム40が一体に連結されている。
このコイルスプリングによる重り24は、前記軸筒を軸方向に振った時に、前記重り24の慣性力が第2の中継部材17を前方に押し出すように働き、結果として前記したボールチャック9を瞬間的に前進動作させるように作用する。
したがって、前記重り24を配置することにより、ボールチャック9の前進動作に慣性力を加えることができるので、軸筒のより軽快な振り動作により、確実に筆記芯Lの繰り出し動作を実現することができる。
したがって、筆記により摩耗した分に相当する筆記芯が自動的に繰り出されることになり、筆記芯Lを繰り出すために前記したノックカバー34を特別にノック操作しなくても筆記を継続することが可能となる。
しかも、この実施の形態においては、前記触指部材7は口先部2付近に配置されているので、軸筒を把持したままの筆記の態勢の状態で、例えば人差し指により触指部材7を軸方向に若干押し上げる操作によって、筆記芯Lを先端パイプ4より繰り出すことが可能となり、能率を落とすことなく筆記を継続することができる。
しかしながら、これは筆記芯が受ける筆記圧による回転カムの軸方向の後退動作時のみにおいて前記回転カムを一方向に回転させるように構成されていてもよく、また筆記圧の解除による回転カムの軸方向の前進動作時のみにおいて前記回転カムを一方向に回転させるように構成されていても同様の作用効果を得ることができる。
しかしながら、回転カム40の上側のカム面40a、もしくはこれに対峙して配置された第1固定カム面41aのいずれか一方に、連続した多数のカム面を形成させると共に、他方は少数のカム面を一か所において、もしくは間欠的に形成した構成においても同様の作用効果を得ることができる。
要するに、対峙する回転カム側および固定カム側のいずれか一方に連続した多数のカム面を形成させると共に、他方は連続した前記多数のカム面の一部に噛み合う少数のカム面を形成する構成を採用しても、同様の作用効果を得ることができる。
これに対して、前記保持チャック5を収容する先端ガイド部材としてのスライダ3側の自重もしくは、軸方向に移動する重りの慣性力により、スライダ3が瞬間的に軸方向に後退動作をするように構成しても、前記保持チャック5の元の位置への復帰動作により、同様に筆記芯Lを先端パイプ4から繰り出させることができる。
すなわち、前記ボールチャック9側もしくは保持チャック5を収容するスライダ3側との間で相対的に前後動作がなされることで、筆記芯Lの繰り出し動作を実現させることができる。
2 口先部
2a 溝部
3 スライダ(先端ガイド部材)
3a スライダ先端部
4 先端パイプ(先端ガイド部材)
5 保持チャック
6 リング部材
6a 周面側突出部
7 触指部材
9 ボールチャック
10 締め具
11 チャック本体部
12 ボール
14 チャック用スプリング
16 第1中継部材
17 第2中継部材
18 中継パイプ
20 スライダ押し出し用スプリング
22 ノック伝達用円筒体
23 芯ケース
24 重り
25 後軸(軸筒)
25a 段部
26 外軸
26a クリップ部
29 回転駆動機構
30 軸スプリング
32 戻しスプリング
34 ノックカバー
40 回転カム
40a 第1カム面(上側のカム面)
40b 第2カム面(下側のカム面)
41 上カム形成部材(第1固定カム形成部材)
41a 第1固定カム面
42 下カム形成部材(第2固定カム形成部材)
42a 第2固定カム面
44 シリンダー部材
L 筆記芯
Claims (5)
- 筆記芯の前進を許容し後退を阻止するボールチャックが軸筒内に収容され、前記ボールチャックに把持された前記筆記芯が受ける筆記圧による軸方向の後退動作および/または筆記圧の解除による軸方向の前進動作を受けて、回転カムを一方向に回転駆動させる回転駆動機構が具備されたシャープペンシルであって、
前記筆記芯の繰り出し部分を備えた筆記芯の先端ガイド部材には、前記筆記芯に摺接する保持チャックが備えられ、かつ前記軸筒を軸方向に振ることにより、前記ボールチャック側もしくは先端ガイド部材側の重力の慣性力により、前記ボールチャックと前記先端ガイド部材との間で相対的に前後動作がなされるように構成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - 前記軸筒内に軸方向に移動可能な重りが配置され、前記軸筒を軸方向に振った時の前記重りの慣性力が、前記ボールチャックの前進動作に加わるように構成したことを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記筆記芯の先端ガイド部材は、前記筆記芯が繰り出される先端パイプが取り付けられたスライダであり、前記先端パイプの直後における前記スライダ内に、前記保持チャックが収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたシャープペンシル。
- 前記軸筒の一部に配置されたノック部のノック操作により前記ボールチャックが軸方向に前後動するように構成され、前記ボールチャックの前進による筆記芯の把持作用および前記ボールチャックの後退による筆記芯の解除作用により、前記筆記芯を前方に繰り出すことができるように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
- 前記回転駆動機構を構成する前記回転カムは、前記筆記芯が受ける筆記圧に基づいて軸方向に後退し、前記筆記圧の解除により軸方向に前進する動作がなされ、かつ前記回転カムの軸方向に直交する上下面にはそれぞれカム面が形成されると共に、前記回転カムの上下のカム面を挟むように対峙して配置された第1固定カム面および第2固定カム面が具備され、前記第1固定カム面は前記回転カムの軸方向の後退動作により当該回転カムの上側のカム面に噛み合って、前記回転カムを一方向に回転駆動させると共に、前記第2固定カム面は前記回転カムの軸方向の前進動作により当該回転カムの下側のカム面に噛み合って、前記回転カムを前記一方向に回転駆動させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
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