JP2013236325A - 通信装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができるようにする。
【解決手段】本技術の通信装置は、受信された信号である受信信号の信号レベルを測定する測定部と、前記測定部により測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する制御部とを備える。本開示は例えば、信号を受信する通信装置に適用することができる。
【選択図】図2

Description

本技術は、通信装置および方法に関し、特に、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができるようにした通信装置および方法に関する。
従来、信号の変調方式の1つとして、例えばSECAM-Lのように映像信号等の情報を振幅に載せるAM(Amplitude Modulation)変調(振幅変調)がある。
このようなAM変調された信号(AM変調信号)は、振幅が変動するので、他の変調方式の信号と比べてAGC(Automatic Gain Control)制御が過敏になりやすい。そのため、通常の場合、復調処理部におけるAGC制御の追従速度(Tracking Speed)は、AM変調信号の変動に比べて非常に遅く設定される。
また、受信装置では、RFブロックにも歪み耐性が弱いブロックが存在する場合がある。そのため、そのようなブロックの入力にも、信号レベルを制限するためのAGCループが設けられる(例えば、特許文献1参照)。このようなRFブロックのAGCループの時定数は、安定性を考慮して、上述した復調処理部からのAGCループの追従速度に比べて十分遅く設定する必要がある。
Sinderen1, Francois Seneschal2, Eduard Stikvoort1,Faycal Mounaim2, Marc Notten1, Hans Brekelmans1, Olivier Crand2,Fateh Singh2, Maxime Bernard2, Vincent Fillatre2, Anton Tombeur1,"A 48-860MHz Digital Cable Tuner IC with Integrated RF and IF Selectivity",ISSCC 2003 / SESSION 25 / RF INFOTAINMENT / PAPER 25.3,ISSCC 2003 / February 12, 2003
しかしながら、この場合、RFブロックにおけるAGCの時定数は非常に遅く設定することになるので、受信信号が大きく時間変動した場合、その変動に即応的に追従することができず、許容できないほどの長時間、受信信号を劣化させてしまう恐れがあった。例えば、SECAM-Lのように、この受信信号が画像信号である場合、この受信信号の劣化によって、表示画像の画質が大幅に低減する恐れがあった。
本技術は、このような状況に鑑みて提案されたものであり、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることを目的とする。
本技術の一側面は、受信信号の信号レベルを測定する測定部と、前記測定部により測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する制御部とを備える信号処理装置である。
前記受信信号は、振幅変調されている信号を含むようにすることができる。
前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを所定の基準レベルと比較することにより、前記受信信号の信号レベルを測定することができる。
前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと前記基準レベルとの比較結果に基づいて、前記制御ループを構成する増幅部の増幅率を制御することにより、前記時定数を制御することができる。
前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記増幅率を大きくすることができる。
前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくすることができる。
前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを互いに異なる複数の基準レベルと比較し、前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと各基準レベルとの比較結果に基づいて、前記増幅部の増幅率を制御することができる。
前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、若しくは、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくすることができる。
前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合よりも、前記増幅率を大きくすることができる。
前記測定部による比較結果に基づいて、前記基準レベルを制御する基準レベル制御部をさらに備え、前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、前記基準レベル制御部により制御された前記基準レベルと比較することができる。
前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記基準レベルを大きくすることができる。
前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記基準レベルを小さくすることができる。
前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、前記第1の基準レベルを大きくし、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記第2の基準レベルを小さくすることができる。
前記基準レベル制御部は、互いに異なる複数の基準レベルの候補の中から、いずれか1つを選択することができる。
本技術の一側面は、また、通信装置の通信方法において、前記通信装置が、受信信号の信号レベルを測定し、測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する通信方法である。
本技術の一側面においては、受信信号の信号レベルが測定され、測定された受信信号の信号レベルに応じて、受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数が制御される。
本技術によれば、信号レベルを制御することができる。特に、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。
受信装置の主な構成例を示すブロック図である。 受信装置の主な構成例を示すブロック図である。 オーバロードディテクタの主な構成例を示すブロック図である。 受信信号レベルの例を示す図である。 時定数制御の例を示す図である。 受信処理の流れの例を説明するフローチャートである。 増幅率制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 時定数制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 RF信号レベル測定処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ループゲイン制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 受信装置の主な構成例を示すブロック図である。 基準レベル制御の様子の例を示す図である。 時定数制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 基準レベル制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 表示装置の主な構成例を示すブロック図である。 コンピュータの主な構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(受信装置)
2.第2の実施の形態(受信装置)
3.第3の実施の形態(受信装置)
4.第4の実施の形態(表示装置)
5.第5の実施の形態(コンピュータ)
<1.第1の実施の形態>
[受信装置]
AM(Amplitude Modulation)変調(振幅変調)された信号を受信する受信装置の、RF信号を処理するRFブロックにおいて、信号レベルを制限するためのAGC(Automatic Gain Control)が行われる。
図1は、受信装置の主な構成例を示すブロック図である。図1に示される受信装置10は、例えば、SECAM-Lのように、AM変調された映像信号を受信し、所望のチャネル(周波数帯域)の成分を抽出する受信装置である。
図1に示されるように、受信装置10は、アンテナ11、RFフィルタ12、ゲイン可変アンプ13、RFフィルタ14、周波数変換部15、チャネル選択フィルタ16、およびゲイン可変アンプ17を有する。
放送局等から送信される放送波(無線信号)は、アンテナ11により受信される。その受信信号は、おいて受信された放送波(無線信号)は、RFフィルタ12に供給される。この放送波(受信信号)は、映像信号がAM変調されたAM変調信号である。少なくとも、放送波は、AM変調信号を含む。
RFフィルタ12は、供給された受信信号から、所望の周波数帯域の成分を抽出する(若しくは、所望の周波数帯域以外の成分を除去する)。抽出された成分(RF信号)は、ゲイン可変アンプ13に供給される。
ゲイン可変アンプ13は、供給されたRF信号を所望の増幅率で増幅する。ゲイン可変アンプ13の信号増幅率は可変であり、後述する選択部21から供給される信号により制御される。ゲイン可変アンプ13は、増幅したRF信号をRFフィルタ14に供給する。
RFフィルタ14は、供給されたRF信号から、所望の周波数帯域の成分を抽出する(若しくは、所望の周波数帯域以外の成分を除去する)。抽出された成分(RF信号)は、周波数変換部15に供給される。
周波数変換部15は、供給されたRF信号に、図示せぬVCO(Voltage Controlled Oscillator)からの所定の周波数のローカル信号を乗算してRF信号の周波数を変換する。周波数変換部15は、周波数変換後の信号(IF信号)をチャネル選択フィルタ16に供給する。
チャネル選択フィルタ16は、供給されたIF信号から、所望のチャネル(周波数帯域)の成分を抽出する。抽出された成分(IF信号)は、ゲイン可変アンプ17に供給される。
ゲイン可変アンプ17は、供給されたIF信号を所望の増幅率で増幅する。ゲイン可変アンプ17の信号増幅率は可変であり、後段の復調処理部(図示せず)から供給される(FROM DEMOD.)信号により制御される。ゲイン可変アンプ17は、増幅したIF信号を後段の復調処理部に供給する(TO DEMOD.)。
以上のように、復調処理部によりAGC制御が行われる。受信装置10が受信する信号は、振幅が変動するAM変調信号であるので、他の変調方式の信号と比べてAGC制御が過敏になりやすい。そのため、復調処理部におけるAGC制御の追従速度(Tracking Speed)は、AM変調信号の変動に比べて非常に遅く設定される。
受信装置10は、さらに、オーバロードディテクタ18、ループゲインアンプ19、積分器20、および選択部21を有する。
RF信号を処理する周波数変換部15は、歪み耐性が比較的弱い。そこで、この周波数変換部15の入力の信号レベルを制限するためにAGCループ(制御ループ)が設けられる。オーバロードディテクタ18乃至選択部21の各処理部は、このAGCループを構成する。
オーバロードディテクタ18は、周波数変換部15に入力されるRF信号(RFフィルタ14から出力されるRF信号)の信号レベル(絶対値)を、所定の基準信号レベル(Ref.LVL)と比較し、RF信号の信号レベルが基準信号レベルを超えた状態を検出する。オーバロードディテクタ18は、その検出結果をループゲインアンプ19に供給する。
換言するに、オーバロードディテクタ18は、RF信号の信号レベルが、基準信号レベルを超えるか否かを判定し、その判定結果をループゲインアンプ19に供給する。
例えば、オーバロードディテクタ18は、RF信号の信号レベルが基準信号レベル以下の場合、値0を出力し、基準信号レベルを超えた場合、値1を出力する。
ループゲインアンプ19は、オーバロードディテクタ18から供給される検出結果(判定結果)を示す信号を増幅し、積分器20に供給する。
積分器20は、ループゲインアンプ19から供給される信号を積分する。積分器20は、その積分された信号レベルを選択部21に供給する。
選択部21は、その信号レベルと、後段の復調処理部(図示せず)から供給される制御信号レベルとを比較し、値の大きい方を選択し、選択した方の信号レベルをゲイン可変アンプ13に供給する。
ゲイン可変アンプ13は、選択部21から供給される信号レベルに基づいてRF信号の増幅率を制御する。
このようにして、AGCループの制御により、RF信号の信号レベルが、周波数変換部15が過負荷状態とならないように抑制される。
このようなRFブロックのAGCループの時定数は、安定性を考慮して、復調処理部からのAGC制御の追従速度に比べて十分遅く設定する必要がある。
つまり、この場合、AGCループの時定数は非常に遅く設定されることになる。したがって、受信信号が大きく時間変動した場合、このAGCループによるAGC制御は、その変動に即応的に追従することができず、許容できないほどの長時間、受信信号を劣化させてしまう恐れがある。そのため、この受信信号(画像信号)に対応する、図示せぬ表示部に表示される画像の画質が大幅に低減する恐れがある。
<2.第2の実施の形態>
[2−1受信装置]
そこで、AGCループの時定数を、受信信号レベルに応じて制御することにより、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させるようにする。
図2は、受信装置の主な構成例を示すブロック図である。図2に示される受信装置100は、本技術を適用した通信装置であり、受信装置10(図1)と同様の装置である。つまり、受信装置100は、例えば、SECAM-Lのように、AM変調された映像信号を受信し、所望のチャネル(周波数帯域)の成分を抽出する。
図2に示されるように、受信装置100は、アンテナ111、RFフィルタ112、ゲイン可変アンプ113、RFフィルタ114、周波数変換部115、チャネル選択フィルタ116、およびゲイン可変アンプ117を有する。
アンテナ111は、上述したアンテナ11と同様のアンテナである。RFフィルタ112は、上述したRFフィルタ12と同様のフィルタである。ゲイン可変アンプ113は、上述したゲイン可変アンプ13と同様のアンプである。RFフィルタ114は、上述したRFフィルタ14と同様のフィルタである。周波数変換部115は、上述した周波数変換部15と同様の処理部である。チャネル選択フィルタ116は、上述したチャネル選択フィルタ16と同様のフィルタである。ゲイン可変アンプ117は、上述したゲイン可変アンプ17と同様のアンプである。
受信装置100は、また、オーバロードディテクタ118、ループゲイン可変アンプ119、積分器120、選択部121、および時定数制御部150を有する。
オーバロードディテクタ118は、上述したオーバロードディテクタ18と同様の処理部である。積分器120は、上述した積分器20と同様の処理部である。選択部121は、上述した選択部21と同様の処理部である。
ループゲイン可変アンプ119は、上述したループゲインアンプ19と、基本的に同様のアンプである。ただし、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率は可変である。この信号増幅率は、時定数制御部150により制御される。つまり、ループゲイン可変アンプ119は、オーバロードディテクタ118から供給される検出結果(判定結果)を示す信号を、時定数制御部150により制御される増幅率で増幅し、積分器120に供給する。
つまり、オーバロードディテクタ118、ループゲイン可変アンプ119、積分器120、および選択部121は、受信装置10の場合と同様に、周波数変換部115の入力の信号レベルを制限するためのAGCループ(制御ループ)を構成する。
時定数制御部150は、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を制御することにより、このAGCループの時定数を制御する。時定数制御部150は、周波数変換部115の入力の信号レベルに基づいて、この時定数の制御を行う(ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を制御する)。
図2に示されるように、時定数制御部150は、オーバロードディテクタ151およびループゲイン制御部152を有する。
オーバロードディテクタ151は、オーバロードディテクタ118とは別に設けられた、AGCループの時定数制御のための処理部である。オーバロードディテクタ151は、周波数変換部115に入力されるRF信号(RFフィルタ114から出力されるRF信号)の信号レベル(絶対値)を、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベル(Ref.LVL0)とは異なる所定の基準信号レベル(Ref.LVL1およびRef.LVL2)と比較し、RF信号の信号レベルがその基準信号レベルを超えた状態を検出する。オーバロードディテクタ151は、その検出結果をループゲイン制御部152に供給する。
換言するに、オーバロードディテクタ151は、RF信号の信号レベルが、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベルとは異なる所定の基準信号レベルを超えるか否かを判定し、その判定結果をループゲイン制御部152に供給する。
例えば、オーバロードディテクタ151は、RF信号の信号レベルが基準信号レベル以下の場合、値0を出力し、基準信号レベルを超えた場合、値1を出力する。
ループゲイン制御部152は、オーバロードディテクタ151から供給される検出結果(判定結果)を示す信号に基づいて、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を制御する。より具体的には、ループゲイン制御部152は、検出結果(判定結果)に応じた制御信号をループゲイン可変アンプ119に供給する。ループゲイン可変アンプ119は、その制御信号に応じた増幅率でオーバロードディテクタ118の出力を増幅する。
なお、オーバロードディテクタ151が比較する基準信号レベルの大きさは任意であり、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベルより大きくてもよいし、小さくてもよい。
また、オーバロードディテクタ151は、RF信号の信号レベル(絶対値)を、任意の数の基準信号レベルと比較することができる。例えば、オーバロードディテクタ151が、RF信号の信号レベル(絶対値)を、互いに異なる複数の基準信号レベルと比較するようにしてもよい。
この場合も、各基準信号レベルの大きさは任意である。例えば、オーバロードディテクタ151が比較する複数の基準信号レベルの全てが、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベルより大きくてもよいし、小さくてもよい。また、オーバロードディテクタ151が比較する複数の基準信号レベルの内、一部が、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベルより大きく、それ以外が、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベルより小さくても良い。
例えば、オーバロードディテクタ151が、RF信号の信号レベル(絶対値)を、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベル(Ref.LVL0)よりも小さな基準信号レベル(Ref.LVL1)、および、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベル(Ref.LVL0)よりも大きな基準信号レベル(Ref.LVL2)のそれぞれと比較するようにしてもよい。以下においては、この場合について説明する。
この場合、図2に示されるように、オーバロードディテクタ151は、オーバロードディテクタ161およびオーバロードディテクタ162を有する。
オーバロードディテクタ161およびオーバロードディテクタ162は、それぞれ、オーバロードディテクタ118と同様の処理部である。ただし、オーバロードディテクタ161は、周波数変換部115に入力されるRF信号の信号レベル(絶対値)を、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベル(Ref.LVL0)よりも小さな基準信号レベル(Ref.LVL1)と比較する。また、オーバロードディテクタ162は、周波数変換部115に入力されるRF信号の信号レベル(絶対値)を、オーバロードディテクタ118が比較する基準信号レベル(Ref.LVL0)よりも大きな基準信号レベル(Ref.LVL2)と比較する。
図3は、オーバロードディテクタ161の主な構成例を示すブロック図である。
オーバロードディテクタ161は、例えば、図3Aに示されるように、コンパレータ171およびピークホールド部172を有する。コンパレータ171は、アナログのRF信号と、アナログの基準信号(Ref.LVL1)とで大きさを比較し、その比較結果を示す信号をピークホールド部172に供給する。例えば、コンパレータ171は、RF信号が基準信号以下の場合、値0を出力し、RF信号が基準信号より大きい場合、値1を出力する。
ピークホールド部172は、コンパレータ171から値1の信号が供給されると、その値を所定期間保持するとともに、ループゲイン制御部152に出力し続ける。つまり、ピークホールド部172は、RF信号が基準信号レベルより大きくなったことを、ループゲイン制御部152に所定期間通知する。これにより、ループゲイン制御部152は、RF信号が基準信号レベルより大きくなったことを確実に把握することができる。
なお、オーバロードディテクタ161が、デジタル値でRF信号の信号レベルと基準信号レベルとの比較を行うようにしてもよい。その場合、オーバロードディテクタ161は、図3Bに示されるように、A/D変換部181および比較部182を有する。
A/D変換部181は、アナログのRF信号をA/D変換し、その信号レベルをデジタル値として比較部182に供給する。また、この場合、基準信号レベル(Ref.LVL1)は、デジタル値でオーバロードディテクタ161の比較部182に供給される。
比較部182は、A/D変換部181から供給されるRF信号レベル(デジタル値)と、基準信号レベル(Ref.LVL1)(デジタル値)とを比較する。例えば、比較部182は、RF信号レベル(デジタル値)が基準信号レベル(Ref.LVL1)(デジタル値)以下の場合、値0を出力し、RF信号レベル(デジタル値)が基準信号レベル(Ref.LVL1)(デジタル値)より大きい場合、値1を出力する。
なお、オーバロードディテクタ162やオーバロードディテクタ118の構成は、オーバロードディテクタ161と同様である。つまり、オーバロードディテクタ162やオーバロードディテクタ118も、図3Aや図3Bに示されるような構成を有する。
ループゲイン制御部152は、オーバロードディテクタ161から供給される信号と、オーバロードディテクタ162から供給される信号とに基づいて、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率(AGCループの時定数)を制御する。
つまり、ループゲイン制御部152は、RF信号の信号レベルが大きく変化した場合、AGCループの時定数を短くする。より具体的には、ループゲイン制御部152は、RF信号の信号レベルが小さくなり過ぎたり、大きくなり過ぎたりした場合、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を大きくする。例えば、基準信号レベル(Ref.LVL1)以下になった場合、若しくは、基準信号レベル(Ref.LVL2)より大きくなった場合、ループゲイン制御部152は、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を大きくする。
AGCループの時定数を短くし、AGC制御の応答を速くすると、そのAGC制御によってRF信号が劣化してしまう恐れがある。そのため、信号レベルが正常なレベル(Ref.LVL1とRef.LVL2の間)の場合、AGCループの時定数は、安定性を考慮して、上述した復調処理部からのAGCループの追従速度に比べて十分遅く設定される。
しかしながら、RF信号の信号レベルが大きく変化し、大きくなり過ぎたり小さくなり過ぎたりした場合、そのことによってRF信号が劣化し、画像の画質が劣化してしまう。したがって、この場合、RF信号を安定させても画質は向上しにくい。
そこで、ループゲイン制御部152は、信号レベルを正常なレベルに戻すことを優先させ、上述したように、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率を大きくする。このようにすることにより、時定数制御部150は、RF信号が正常なレベルの場合、信号レベルをより安定化させるとともに、伝送路の状況等によってRF信号の信号レベルが大きく変動した場合、RF信号のAGC制御を、その変動に対してより高速に追従させることができる。これにより、受信装置100は、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。
より具体的な例について説明する。例えば、周波数変換部115に入力されるRF信号の信号レベルが、図4Bに示される例のように、基準信号レベル(Ref.LVL1)より大きく、かつ、基準信号レベル(Ref.LVL2)以下であるとする。この場合、オーバロードディテクタ161(OLD1)は、値1を出力し、オーバロードディテクタ162(OLD2)は、値0を出力する。
この場合、ループゲイン制御部152は、図5に示されるように、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率(Loop Gain)を、AGCループの時定数が、復調処理部からのAGC制御の追従速度に比べて十分遅くなるような所定の値(例えばα)にする。これによりRF信号の信号レベルが安定する。
これに対して、例えば、周波数変換部115に入力されるRF信号の信号レベルが小さくなり、図4Aに示される例のように、基準信号レベル(Ref.LVL1)以下になるとする。この場合、オーバロードディテクタ161(OLD1)およびオーバロードディテクタ162(OLD2)は、ともに値0を出力する。
この場合、ループゲイン制御部152は、図5に示されるように、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率(Loop Gain)を大きくする(例えば4αにする)。これによりAGCループの時定数が短くなり、AGC制御の応答が速くなる。
また、例えば、周波数変換部115に入力されるRF信号の信号レベルが大きくなり、図4Cに示される例のように、基準信号レベル(Ref.LVL2)より大きくなるとする。この場合、オーバロードディテクタ161(OLD1)およびオーバロードディテクタ162(OLD2)は、ともに値1を出力する。
この場合、ループゲイン制御部152は、図5に示されるように、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率(Loop Gain)をさらに大きくする(例えば64αにする)。これによりAGCループの時定数が短くなり、AGC制御の応答がさらに速くなる。
なお、ループゲイン制御部152が設定する、RF信号が大幅に変動した場合の、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率の値は、RF信号が大幅に変動していない状態の場合よりも大きければよく、図5に示される例(4αおよび64α)に限定されない。
ただし、図5の例のように、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率(Loop Gain)は、RF信号の信号レベルが小さくなり過ぎた場合よりも、大きくなり過ぎた場合の方が、より大きくするようにするのが望ましい。
例えば、RF信号が小さくなり過ぎた場合、RF信号に対してノイズ成分の割合が大きくなることにより画質が低減するものの、RF信号の歪みは小さいので、本来の画像は、ある程度識別可能である。したがって、この場合、AGC制御による画像への影響はある程度考慮すべきであり、AGC制御の応答速度は、画に影響を与えすぎない範囲で速くするのが望ましい。
これに対して、RF信号が大きくなり過ぎた場合、RF信号そのものが歪んでしまう。そのため、本来の画像は破綻してしまう可能性が高い。そのため、AGC制御による画像への影響を考慮しても画質の向上は期待しにくいので、応答速度をできるだけ高速化し、RF信号レベルをより早期に正常な信号レベルに回復させることを優先すべきである。
したがって、ループゲイン制御部152が、図5の例のように信号増幅率を制御することにより、より適切に、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。
なお、ループゲイン可変アンプ119の信号増幅率の値は、図5の例のように、テーブル情報として予め定められているようにしてもよいが、これに限らず、ループゲイン制御部152が、RF信号レベルを用いた所定の演算を行って求めるようにしてもよい。
[2−2処理の流れ]
次に、受信装置100により実行される各処理について説明する。最初に、図6のフローチャートを参照して、受信処理の流れの例を説明する。
受信処理が開始されると、受信装置100のRFフィルタ112は、ステップS101において、受信信号から所定の周波数帯域の成分を抽出する。
ステップS102において、ゲイン可変アンプ113は、AGCループ等による制御に基づいて、RF信号を増幅する。
ステップS103において、RFフィルタ114は、ステップS102において増幅されたRF信号から所定の周波数帯域の成分を抽出する。
ステップS104において、周波数変換部115は、RF信号の周波数を変換する。
ステップS105において、チャネル選択フィルタ116は、受信するチャネルを選択し、そのチャネルの周波数帯域の成分を、IF信号から抽出する。
ステップS106において、ゲイン可変アンプ117は、復調処理部からの制御に基づいて、IF信号を増幅する。
ステップS107において、RFブロックのAGCループの各処理部は、RF信号の増幅率を制御する。
ステップS108において、復調処理部は、IF信号の増幅率を制御する。
ステップS108の処理が終了すると、受信処理が終了する。
次に、図7のフローチャートを参照して、図6のステップS107において実行される増幅率制御処理の流れの例を説明する。
増幅率制御処理が開始されると、オーバロードディテクタ118は、ステップS121において、RF信号の過大レベルを検出する。ステップS122において、ループゲイン可変アンプ119、積分器120、および選択部121は、ステップS121の処理により得られた検出結果に応じて、ゲイン可変アンプ113の増幅率を制御する。
ステップS123において、時定数制御部150は、時定数制御処理を実行し、AGCループの時定数を制御する。
ステップS123の処理が終了すると、増幅率制御処理が終了し、処理は、図6に戻る。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS123において実行される時定数制御処理の流れの例を説明する。
時定数制御処理が開始されると、オーバロードディテクタ151は、ステップS141において、RF信号レベル測定処理を実行し、RF信号レベルを測定する。
ステップS142において、ループゲイン制御部152は、ループゲイン制御処理を行い、ステップS141の処理により得られたRF信号レベルの測定結果に応じて、ループゲインを制御する。
ステップS142の処理が終了すると、時定数制御処理が終了し、処理は、図7に戻る。
次に、図9のフローチャートを参照して、RF信号レベル測定処理の流れの例を説明する。RF信号レベル測定処理が開始されると、オーバロードディテクタ161は、ステップS161において、RF信号レベルを第1の基準レベル(Ref.LVL1)と比較する。
ステップS162において、オーバロードディテクタ162は、RF信号レベルを第2の基準レベル(Ref.LVL2)と比較する。
これらの比較が終了すると、RF信号レベル測定処理が終了し、処理は、図8に戻る。
次に、図10のフローチャートを参照して、図8のステップS142において実行されるループゲイン制御処理の流れの例を説明する。
ループゲイン制御処理が開始されると、ループゲイン制御部152は、ステップS181において、RF信号レベルが第1の基準レベルより小さいか否かを判定する。RF信号レベルが第1の基準レベルより小さいと判定された場合、処理は、ステップS182に進む。
ステップS182において、ループゲイン制御部152は、AGCループゲインを4αに設定する。ステップS182の処理が終了すると、ループゲイン制御処理が終了し、処理は図8に戻る。
また、ステップS181において、RF信号レベルが第1の基準レベル以上であると判定された場合、処理は、ステップS183に進む。
ステップS183において、ループゲイン制御部152は、RF信号レベルが第2の基準レベルより小さいか否かを判定する。RF信号レベルが第2の基準レベルより大きいと判定された場合、処理は、ステップS184に進む。
ステップS184において、ループゲイン制御部152は、AGCループゲインを64αに設定する。ステップS184の処理が終了すると、ループゲイン制御処理が終了し、処理は図8に戻る。
また、ステップS183において、RF信号レベルが第2の基準レベル以下であると判定された場合、処理は、ステップS185に進む。
ステップS185において、ループゲイン制御部152は、AGCループゲインをαに設定する。ステップS185の処理が終了すると、ループゲイン制御処理が終了し、処理は図8に戻る。
以上のように各種処理を実行することにより、受信装置100は、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。
なお、オーバロードディテクタ151は、RF信号と比較する基準レベルの数だけ、オーバロードディテクタを有する。例えば、基準レベルが1つの場合、オーバロードディテクタ161若しくはオーバロードディテクタ162のいずれか一方が省略される。また、例えば、基準レベルが3つ以上の場合、オーバロードディテクタ151は、オーバロードディテクタ161およびオーバロードディテクタ162以外のオーバロードディテクタを有する。ただし、RF信号を複数の基準レベルと比較することができるオーバロードディテクタを適用する場合、この限りでは無い。
<3.第3の実施の形態>
[3−1受信装置]
さらに、基準レベルにヒステリシス特性を持たせるようにする。図11は、受信装置の主な構成例を示すブロック図である。図11に示される受信装置200は、上述した受信装置100と基本的に同様の装置であり、同様の処理部を有し、同様の処理を行う。
ただし、受信装置200は、受信装置100が有する時定数制御部150の代わりに時定数制御部201を有する。
時定数制御部201は、時定数制御部150と基本的に同様の装置であり、同様の処理部を有し、同様の処理を行うが、時定数制御部150が有する構成に加え、選択部211を有する。また、時定数制御部201は、時定数制御部150が有するループゲイン制御部152の代わりに、ループゲイン制御部213を有する。
ループゲイン制御部213は、ループゲイン制御部152と基本的に同様の処理部であり、ループゲイン制御部152と基本的に同様の処理を行う。ただし、ループゲイン制御部213は、オーバロードディテクタ151から供給される検出結果(判定結果)に応じた制御信号を、ループゲイン可変アンプ119だけでなく、選択部211(選択部221および選択部222)にも供給する。つまり、ループゲイン制御部213は、周波数変換部115に入力されるRF信号の大きさ(各基準レベルとの比較結果)を示す情報を選択部211に供給する。
選択部211は、ループゲイン制御部213から供給される制御信号に基づいて、オーバロードディテクタ151がRF信号と比較する各基準レベルの内、少なくとも1以上の基準レベルを制御する。つまり、選択部211は、周波数変換部115に入力されるRF信号の大きさ(基準レベルとの比較結果)に応じて、基準レベルを、ヒステリシス特性を持たせるように制御する。
例えば、選択部211は、基準レベルを、用意された複数の候補の中から選択する。図11の例の場合、選択部211は、2つの選択部221および選択部222を有し、オーバロードディテクタ151が、RF信号を比較する2つの基準レベル(Ref.LVL1およびRef.LVL2)のそれぞれを制御する。
選択部221は、ループゲイン制御部213から供給される信号に基づいて、オーバロードディテクタ161がRF信号と比較する基準レベルを制御する。例えば、選択部221は、用意された複数の信号レベルの中から1つを選択し、それを基準レベルとしてオーバロードディテクタ161に供給する。図11の例の場合、互いに異なる2つの基準レベルの候補(Ref.LVL1およびRef.LVL1')が選択部221に入力され、選択部221は、それらの内、いずれか一方を選択する。
選択部222は、選択部221と基本的に同様の処理部であり、ループゲイン制御部213から供給される信号に基づいて、オーバロードディテクタ162がRF信号と比較する基準レベルを制御する。図11の例の場合、互いに異なる2つの基準レベルの候補(Ref.LVL2およびRef.LVL2')が選択部222に入力され、選択部222は、それらの内、いずれか一方を選択する。
次に、その基準レベルの制御の様子について説明する。例えば、周波数変換部115に入力されるRF信号の絶対値が、図12Aに示されるように、基準レベルRef.LVL2'より小さいとする。この場合、選択部222は、基準レベルRef.LVL2'より大きな基準レベルRef.LVL2を、基準レベルとして選択する。つまり、この場合、オーバロードディテクタ162は、RF信号を基準レベルRef.LVL2と比較する。
この状態から、周波数変換部115に入力されるRF信号の絶対値が、図12Bに示されるように、基準レベルRef.LVL2より大きくなると、選択部222は、基準レベルRef.LVL2より小さな基準レベルRef.LVL2'を、基準レベルとして選択する。つまり、この場合、オーバロードディテクタ162は、RF信号を基準レベルRef.LVL2'と比較する。
逆に、図12Bの状態から図12Aの状態に遷移すると、選択部222は、再び、基準レベルRef.LVL2を、基準レベルとして選択する。
このように、選択部222は、RF信号の大きさに対して遠い方の基準レベルを選択する。したがって、受信装置100の場合と比較して、RF信号レベルが閾値近辺の場合、RF信号が基準レベルを超えて変動する可能性が低くなり、ループ可変ゲインの変更回数が低減される。したがって、受信装置200は、AGCループの動作をより安定化させることが出来る。
なお、選択部221も選択部222と同様に動作する。すなわち、例えば、周波数変換部115に入力されるRF信号の絶対値が、基準レベルRef.LVL1より大きな基準レベルRef.LVL1'より大きいとする。この場合、選択部221は、基準レベルRef.LVL1を、基準レベルとして選択する。つまり、この場合、オーバロードディテクタ161は、RF信号を基準レベルRef.LVL1と比較する。
この状態から、周波数変換部115に入力されるRF信号の絶対値が、基準レベルRef.LVL1より小さくなると、選択部221は、基準レベルRef.LVL1より大きな基準レベルRef.LVL1'を、基準レベルとして選択する。つまり、この場合、オーバロードディテクタ161は、RF信号を基準レベルRef.LVL1'と比較する。
さらに、この状態から、周波数変換部115に入力されるRF信号の絶対値が、基準レベルRef.LVL1'より大きくなると、選択部221は、再び、基準レベルRef.LVL1を、基準レベルとして選択する。
このように、選択部221も、RF信号の大きさに対して遠い方の基準レベルを選択する。したがって、受信装置100の場合と比較して、RF信号レベルが閾値近辺の場合、RF信号が基準レベルを超えて変動する可能性が低くなり、ループ可変ゲインの変更回数が低減される。したがって、受信装置200は、AGCループの動作をより安定化させることが出来る。
なお、以上においては、選択部211が、用意された複数のレベルの中から基準レベルを選択するように説明したが、規準レベルの制御方法は、これに限らない。例えば、選択部211が、周波数変換部115に入力されるRF信号の大きさに応じて、所定の演算により、基準レベルを算出するようにしてもよい。
[3−2処理の流れ]
次に、受信装置200により実行される各処理の流れの例を説明する。受信処理および増幅率制御処理は、受信装置100の場合と同様に実行される。
図13のフローチャートを参照して、時定数制御処理の流れの例を説明する。
時定数制御処理が開始されると、オーバロードディテクタ151は、ステップS201において、RF信号レベル測定処理を実行し、RF信号レベルを測定する。
ステップS202において、ループゲイン制御部213は、ループゲイン制御処理を行い、ステップS201の処理により得られたRF信号レベルの測定結果に応じて、ループゲインを制御する。
ステップS203において、選択部211は、ステップS201の処理により得られたRF信号レベルの測定結果に応じて、ステップS201のRF信号レベル測定処理において用いられる基準レベルを制御する。
時定数制御処理は、AGCループによるAGC制御が行われる間、繰り返し実行されることになるが、オーバロードディテクタ151は、前回のステップS203の処理により得られた基準レベルを用いて、ステップS201の処理を行う。
ステップS203の処理が終了すると、時定数制御処理が終了し、処理は、図7に戻る。
次に、図14のフローチャートを参照して、図13のステップS203において実行される基準レベル制御処理の流れの例を説明する。
基準レベル制御処理が開始されると、ステップS221において、選択部221は、第1の基準レベル(Ref.LVL1)より大きかったRF信号レベルが第1の基準レベル(Ref.LVL1)より小さくなったか否かを判定する。小さくなったと判定された場合、処理は、ステップS222に進む。
ステップS222において、選択部221は、第1の基準レベルを大きくする(Ref.LVL1')。ステップS222の処理が終了すると、処理は、図7に戻る。
また、ステップS221において、RF信号レベルが第1の基準レベル(Ref.LVL1)以上のままであると判定された場合、処理は、ステップS223に進む。
ステップS223において、選択部221は、第1の基準レベル(Ref.LVL1')より小さかったRF信号レベルが第1の基準レベル(Ref.LVL1')より大きくなったか否かを判定する。大きくなったと判定された場合、処理は、ステップS224に進む。
ステップS224において、選択部221は、第1の基準レベルを小さくする(Ref.LVL1)。ステップS224の処理が終了すると、処理は、図7に戻る。
また、ステップS223において、RF信号レベルが第1の基準レベル(Ref.LVL1')以下のままであると判定された場合、処理は、ステップS225に進む。
ステップS225において、選択部222は、第2の基準レベル(Ref.LVL2)より小さかったRF信号レベルが第2の基準レベル(Ref.LVL2')より大きくなったか否かを判定する。大きくなったと判定された場合、処理は、ステップS226に進む。
ステップS226において、選択部222は、第2の基準レベルを小さくする(Ref.LVL2')。ステップS226の処理が終了すると、処理は、図7に戻る。
また、ステップS225において、RF信号レベルが第2の基準レベル(Ref.LVL2)以下のままであると判定された場合、処理は、ステップS227に進む。
ステップS227において、選択部222は、第2の基準レベル(Ref.LVL2')より大きかったRF信号レベルが第2の基準レベル(Ref.LVL2')より小さくなったか否かを判定する。小さくなったと判定された場合、処理は、ステップS228に進む。
ステップS228において、選択部222は、第2の基準レベルを大きくする(Ref.LVL2)。ステップS228の処理が終了すると、処理は、図7に戻る。
また、ステップS228において、RF信号レベルが第2の基準レベル(Ref.LVL2')以上のままであると判定された場合、処理は、図7に戻る。
以上のように各種処理を実行することにより、受信装置200は、受信装置100と同様に、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。また、受信装置200は、受信装置100よりも、AGCループの動作をより安定化させることが出来る。
<その他>
なお、以上に説明した、受信装置100および受信装置200が行う通信は、無線通信に限らず有線通信であってもよい。つまり、受信装置100および受信装置200は、無線信号をアンテナ111において受信するのではなく、ケーブルを介して伝送されるAM変調信号を受信する。したがって、この場合、受信装置100および受信装置200は、アンテナ111の代わりに、例えば入力端子等の入力インタフェースを有する。この場合も、受信されたAM変調信号に対する処理は、上述した無線信号を受信する場合と同様に行われる。
また、以上においては、AM変調信号を例に説明したが、受信装置100および受信装置200が受信する信号は、どのような信号であっても良い。例えば、この受信信号が、AM変調信号だけでなく、その他の変調方式の信号も含むようにしてもよい。また、この受信信号が、AM変調以外の変調方式で変調された信号であってもよい。ただし、本技術は、信号の振幅変動に対する追従性能を向上させることができるものであるので、例えば上述したAM変調信号のように、振幅が変動する変調方式の信号を受信する場合に適用するのがより効果的である。
なお、受信装置100および受信装置200が受信する信号により伝送される情報は、任意であり、上述した映像信号に限定されない。例えば、AMラジオ放送波のように音声信号であってもよいし、データ通信において伝送されるデジタルデータであってもよい。
上述した実施形態に係る受信装置100および受信装置200は、任意の電子機器に応用され得る。例えば、受信装置100および受信装置200は、放送局が放送するテレビジョン信号(放送波)を受信するチューナ、または、そのチューナを有する、放送番組の画像を表示するテレビジョン受像機(表示装置)やレコーダ(記録再生装置)等に適用することもできる。
<4.第4の実施の形態>
[表示装置]
図15は、以上のような受信装置(受信装置100若しくは受信装置200)を処理部として用いた表示装置の主な構成例を示すブロック図である。図15に示される表示装置500は、SECAM-LのようなAM変調の放送波(例えば、テレビジョン信号)を受信する受信装置であり、また、その受信した画像を表示する装置である。表示装置500は、例えば、アンテナ501、チューナ502、デマルチプレクサ503、デコーダ504、映像信号処理部505、表示部506、音声信号処理部507、スピーカ508、外部インタフェース509、制御部510、ユーザインタフェース511、及びバス512を備える。
チューナ502は、アンテナ501を介して受信される放送信号から所望のチャネルの信号を抽出し、抽出した信号を復調する。そして、チューナ502は、復調により得られた符号化ビットストリームをデマルチプレクサ503へ出力する。即ち、チューナ502は、画像が符号化されている符号化ストリームを受信する、表示装置500における伝送部としての役割を有する。
デマルチプレクサ503は、符号化ビットストリームから視聴対象の番組の映像ストリーム及び音声ストリームを分離し、分離した各ストリームをデコーダ504へ出力する。また、デマルチプレクサ503は、符号化ビットストリームからEPG(Electronic Program Guide)などの補助的なデータを抽出し、抽出したデータを制御部510に供給する。なお、デマルチプレクサ503は、符号化ビットストリームがスクランブルされている場合には、デスクランブルを行ってもよい。
デコーダ504は、デマルチプレクサ503から入力される映像ストリーム及び音声ストリームを復号する。そして、デコーダ504は、復号処理により生成される映像データを映像信号処理部505へ出力する。また、デコーダ504は、復号処理により生成される音声データを音声信号処理部507へ出力する。
映像信号処理部505は、デコーダ504から入力される映像データを再生し、表示部506に映像を表示させる。また、映像信号処理部505は、ネットワークを介して供給されるアプリケーション画面を表示部506に表示させてもよい。また、映像信号処理部505は、映像データについて、設定に応じて、例えばノイズ除去などの追加的な処理を行ってもよい。さらに、映像信号処理部505は、例えばメニュー、ボタン又はカーソルなどのGUI(Graphical User Interface)の画像を生成し、生成した画像を出力画像に重畳してもよい。
表示部506は、映像信号処理部505から供給される駆動信号により駆動され、表示デバイス(例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又はOELD(Organic ElectroLuminescence Display)(有機ELディスプレイ)など)の映像面上に映像又は画像を表示する。
音声信号処理部507は、デコーダ504から入力される音声データについてD/A変換及び増幅などの再生処理を行い、スピーカ508から音声を出力させる。また、音声信号処理部507は、音声データについてノイズ除去などの追加的な処理を行ってもよい。
外部インタフェース509は、表示装置500と外部機器又はネットワークとを接続するためのインタフェースである。例えば、外部インタフェース509を介して受信される映像ストリーム又は音声ストリームが、デコーダ504により復号されてもよい。即ち、外部インタフェース509もまた、画像が符号化されている符号化ストリームを受信する、表示装置500における伝送部としての役割を有する。
制御部510は、CPUなどのプロセッサ、並びにRAM及びROMなどのメモリを有する。メモリは、CPUにより実行されるプログラム、プログラムデータ、EPGデータ、及びネットワークを介して取得されるデータなどを記憶する。メモリにより記憶されるプログラムは、例えば、表示装置500の起動時にCPUにより読み込まれ、実行される。CPUは、プログラムを実行することにより、例えばユーザインタフェース511から入力される操作信号に応じて、表示装置500の動作を制御する。
ユーザインタフェース511は、制御部510と接続される。ユーザインタフェース511は、例えば、ユーザが表示装置500を操作するためのボタン及びスイッチ、並びに遠隔制御信号の受信部などを有する。ユーザインタフェース511は、これら構成要素を介してユーザによる操作を検出して操作信号を生成し、生成した操作信号を制御部510へ出力する。
バス512は、チューナ502、デマルチプレクサ503、デコーダ504、映像信号処理部505、音声信号処理部507、外部インタフェース509及び制御部510を相互に接続する。
このように構成された表示装置500のアンテナ501およびチューナ502に、上述した、受信装置100若しくは受信装置200が用いられる。したがって、表示装置500は、信号レベル制御の振幅変動に対する追従性能を向上させることができる。
<5.第5の実施の形態>
[コンピュータ]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここでコンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等が含まれる。
図16は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
図16に示されるコンピュータ600において、CPU(Central Processing Unit)601、ROM(Read Only Memory)602、RAM(Random Access Memory)603は、バス604を介して相互に接続されている。
バス604にはまた、入出力インタフェース610も接続されている。入出力インタフェース610には、入力部611、出力部612、記憶部613、通信部614、およびドライブ615が接続されている。
入力部611は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子などよりなる。出力部612は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、出力端子などよりなる。記憶部613は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリなどよりなる。通信部614は、例えば、ネットワークインタフェースよりなる。ドライブ615は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア621を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU601が、例えば、記憶部613に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース610およびバス604を介して、RAM603にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。RAM603にはまた、CPU601が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
コンピュータ(CPU601)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア621に記録して適用することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア621をドライブ615に装着することにより、入出力インタフェース610を介して、記憶部613にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部614で受信し、記憶部613にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM602や記憶部613に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、全ての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
また、以上において、1つの装置(または処理部)として説明した構成を分割し、複数の装置(または処理部)として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置(または処理部)として説明した構成をまとめて1つの装置(または処理部)として構成されるようにしてもよい。また、各装置(または各処理部)の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置(または処理部)の構成の一部を他の装置(または他の処理部)の構成に含めるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本技術は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1) 受信信号の信号レベルを測定する測定部と、
前記測定部により測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する制御部と
を備える通信装置。
(2) 前記受信信号は、振幅変調されている信号を含む
前記(1)に記載の通信装置。
(3) 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを所定の基準レベルと比較することにより、前記受信信号の信号レベルを測定する
前記(2)に記載の通信装置。
(4) 前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと前記基準レベルとの比較結果に基づいて、前記制御ループを構成する増幅部の増幅率を制御することにより、前記時定数を制御する
前記(3)に記載の通信装置。
(5) 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記増幅率を大きくする
前記(4)に記載の通信装置。
(6) 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくする
前記(4)または(5)に記載の通信装置。
(7) 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを互いに異なる複数の基準レベルと比較し、
前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと各基準レベルとの比較結果に基づいて、前記増幅部の増幅率を制御する
前記(2)乃至(6)のいずれかに記載の通信装置。
(8) 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、
前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、若しくは、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくする
前記(7)に記載の通信装置。
(9) 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合よりも、前記増幅率を大きくする
前記(8)に記載の通信装置。
(10) 前記測定部による比較結果に基づいて、前記基準レベルを制御する基準レベル制御部をさらに備え、
前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、前記基準レベル制御部により制御された前記基準レベルと比較する
前記(3)乃至(9)のいずれかに記載の通信装置。
(11) 前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記基準レベルを大きくする
前記(10)に記載の通信装置。
(12) 前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記基準レベルを小さくする
前記(10)または(11)に記載の通信装置。
(13) 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、
前記基準レベル制御部は、
前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、前記第1の基準レベルを大きくし、
前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記第2の基準レベルを小さくする
前記(10)乃至(12)のいずれかに記載の通信装置。
(14) 前記基準レベル制御部は、互いに異なる複数の基準レベルの候補の中から、いずれか1つを選択する
前記(10)乃至(13)のいずれかに記載の通信装置。
(15) 通信装置の通信方法において、
前記通信装置が、
受信信号の信号レベルを測定し、
測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する
通信方法。
100 受信装置, 113 ゲイン可変アンプ, 118 オーバロードディテクタ, 119 ループゲイン可変アンプ, 120 積分器, 121 選択部, 150 時定数制御部, 151 オーバロードディテクタ, 152 ループゲイン制御部, 161および162 オーバロードディテクタ, 171 コンパレータ, 172 ピークホールド部, 181 A/D変換部, 182 比較部, 200 受信装置, 201 時定数制御部, 211 選択部, 213 ループゲイン制御部, 221および222 選択部

Claims (15)

  1. 受信信号の信号レベルを測定する測定部と、
    前記測定部により測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する制御部と
    を備える通信装置。
  2. 前記受信信号は、振幅変調されている信号を含む
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを所定の基準レベルと比較することにより、前記受信信号の信号レベルを測定する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと前記基準レベルとの比較結果に基づいて、前記制御ループを構成する増幅部の増幅率を制御することにより、前記時定数を制御する
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記増幅率を大きくする
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくする
    請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを互いに異なる複数の基準レベルと比較し、
    前記制御部は、前記測定部による、前記受信信号の信号レベルと各基準レベルとの比較結果に基づいて、前記増幅部の増幅率を制御する
    請求項2に記載の通信装置。
  8. 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、
    前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、若しくは、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記増幅率を大きくする
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合よりも、前記増幅率を大きくする
    請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記測定部による比較結果に基づいて、前記基準レベルを制御する基準レベル制御部をさらに備え、
    前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、前記基準レベル制御部により制御された前記基準レベルと比較する
    請求項3に記載の通信装置。
  11. 前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより小さくなった場合、前記基準レベルを大きくする
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記基準レベル制御部は、前記受信信号の信号レベルが前記基準レベルより大きくなった場合、前記基準レベルを小さくする
    請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記測定部は、前記受信信号の信号レベルを、第1の基準レベル、並びに、前記第1の基準レベルより大きな第2の基準レベルと比較し、
    前記基準レベル制御部は、
    前記受信信号の信号レベルが前記第1の基準レベルより小さくなった場合、前記第1の基準レベルを大きくし、
    前記受信信号の信号レベルが前記第2の基準レベルより大きくなった場合、前記第2の基準レベルを小さくする
    請求項10に記載の通信装置。
  14. 前記基準レベル制御部は、互いに異なる複数の基準レベルの候補の中から、いずれか1つを選択する
    請求項10に記載の通信装置。
  15. 通信装置の通信方法において、
    前記通信装置が、
    受信信号の信号レベルを測定し、
    測定された前記受信信号の信号レベルに応じて、前記受信信号の信号レベルを制御する制御ループの時定数を制御する
    通信方法。
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