JP2013236283A - ダイヤル番号処理装置、ダイヤル番号処理方法、ダイヤル番号処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて記憶部11に記憶しておく。電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、記憶部11に記憶されている番号と一致した場合、番号置換部12によって、入力されたダイヤル番号を正しい番号に置き換える。このようにすれば、ローミングインユーザの発信において、誤ダイヤルと判断した場合に、正しいダイヤル番号に置き換え、呼接続を継続することができる。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献2には、VPN接続用のダイヤル番号である自国のショートコードを、ローミングアウト先でも使えるようにする技術が記載されている。特許文献2では、必要なプレフィックスを補完している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるダイヤル番号処理装置の構成例を示すブロック図である。図1を参照すると、本例のダイヤル番号処理装置101aは、記憶部11と、番号置換部12と、を備えている。
図1中の番号置換部12は、電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、記憶部11に記憶されている番号と一致した場合、その入力されたダイヤル番号を正しい番号に置き換える機能を有している。
番号置換部12は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)が、図示しないメモリなどに記憶されているプログラムを実行することによって実現できる機能である。
図3は、第1実施形態によるダイヤル番号処理装置の動作例を示すフローチャートである。図3において、ダイヤル番号処理装置は、ユーザの電話端末から送信された発信呼信号を受信した場合に、以下の処理を行う。
最初に、ローミングインユーザからの発信であるかどうかを判断する(ステップS101)。発信呼信号には、どのユーザから発信されたか識別するための識別情報が含まれている。例えば、識別情報であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)が発信呼信号に含まれているので、その識別情報を確認することによって、ローミングイン(Roaming In:以下、適宜、RIと記す)ユーザからの発信であるかどうかを判断することができる。RIユーザからの発信ではない場合(ステップS101:NO)、ダイヤル番号処理装置を管理している通信事業者と契約を締結しているユーザからの発信である。このため、その場合には、既存処理である、通常の発信呼処理に移行する(ステップS101→S102)。
ステップS103における判断の結果、ルーチング可能な番号ではない場合(ステップS103:NO)、次に、本装置によるダイヤル修正処理の対象となる通信事業者であるかどうかを判断する(ステップS105)。通信事業者によってはCAMEL(Customized Application for Mobile Network Enhanced Logic)によって、自事業者の通信網においてダイヤル番号変換を実施することも考えられる。このため、本装置による、RIユーザに対するダイヤル修正処理を行うかどうかについて、通信事業者単位に判断する。そして、本装置によるダイヤル修正処理の対象となる通信事業者ではない場合(ステップS105:NO)、既存処理となる(ステップS106)。
まず、発信呼信号に含まれている番号の先頭数桁が、IAC誤り情報データベースDB1に記憶されている番号のいずれかと一致するか判断する(ステップS107a)。IAC誤り情報データベースDB1は、自事業者の国のIACを含む他事業者のダイヤル番号を修正するために用いるデータベースである。
例えば、台湾の通信事業者と契約しているユーザが“002810921998296”を入力した場合、台湾のIACである“002”を削除し、日本国のIACである“010”を補完した“010810921998296”を用いて着信側への再接続処理を行う。
以上説明した第1実施形態によれば、ローミングインユーザの発信において、誤ダイヤルと判断した場合に、正しいダイヤル番号に置き換え、呼接続を継続することができる。
図4は、本発明の第2実施形態によるダイヤル番号処理装置の構成例を示すブロック図である。図4を参照すると、本例のダイヤル番号処理装置101bは、記憶部21と、国情報取得部22と、検索部23と、番号送信部24と、を備えている。
記憶部21は、他事業者ダイヤル情報および他国プレフィックス情報を記憶するデータベースDB4を備えている。この記憶部21は、データを記憶でき、かつ、記憶されているデータを検索できれば、どのような形式でデータが記憶されていてもよい。記憶部21内のデータベースDB4は、例えば、図5に示すような他国プレフィックス情報と、図6に示すような他事業者ダイヤル情報と、から構成される。
図6に示す他事業者ダイヤル情報は、各国の国コード(CC)と、各国の市外局番および市内局番(NDC)と、各国の市外局番および市内局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数(各国のNDC−SN桁数)と、を対応付けた情報である。図6では、国コード(CC)“351”(ポルトガル)に、市外局番または市内局番(NDC)“921”、NDC−SN桁数“9”が対応付けられている。また、国コード(CC)“886(台湾)”に、市外局番または市内局番(NDC)“921”、NDC−SN桁数“9”が対応付けられている。さらに、国コード(CC)“81(日本)”に市外局番または市内局番(NDC)“92”、NDC−SN桁数“9”が対応付けられている。また、国コード(CC)“63(フィリピン)”に市外局番または市内局番(NDC)“921”、NDC−SN桁数“10”が対応付けられている。さらに、国コード(CC)“852(香港)”に市外局番または市内局番(NDC)“921”、NDC−SN桁数“8”が対応付けられている。
図4に戻り、国情報取得部22は、発信呼信号を送信した電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する。上述したように、発信呼信号にはIMSIが含まれており、このIMSIにはMCCが含まれているので、国情報取得部22は国情報を取得することができる。
なお、記憶部21は、データを記憶する機能を有するデバイスによって実現することができる。データを記憶する機能を有するデバイスとしては、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、光ディスク装置などを用いることができる。
国情報取得部22、検索部23、および、番号送信部24は、例えば、図示しないCPUが、図示しないメモリなどに記憶されているプログラムを実行することによって実現できる機能である。
図7は、第2実施形態によるダイヤル番号処理装置の動作例を示すフローチャートである。図7において、ダイヤル番号処理装置は、ユーザの電話端末から送信された発信呼信号を受信した場合に、以下の処理を行う。
最初に、図3のステップS101からステップS106までと同様の処理を行う。これらのステップの内容については、図3を参照して説明したので、ここでの説明は省略する。
ステップS105における判断の結果、本装置によるダイヤル修正処理の対象となる通信事業者である場合(ステップS105:YES)、次に、発信したユーザ(発ユーザ)に対応する国のNDC−SN桁数を、発信ダイヤル番号(入力されたダイヤル番号)の下桁から抽出し、それをキーにしてデータベースDB4を検索する(ステップS201)。より具体的には、抽出した合計桁数の上位数桁が、データベースDB4に記憶されている市外局番と一致しているか検索する。
例えば、入力された“NDC−SN”について検索を行い、“IAC−CC”を付与して“IAC−CC−NDC−SN”とする場合が考えられる。
さらに、誤った“CC”を有する“CC−NDC−SN”について検索を行い、正しい“IAC−CC”を付与して“IAC−CC−NDC−SN”とする場合が考えられる。
また、誤った“IAC”を有する“IAC−NDC−SN”について検索を行い、正しい“IAC−CC”を付与して“IAC−CC−NDC−SN”とする場合が考えられる。
図8は、本発明の第3実施形態によるダイヤル番号処理装置の構成例を示すブロック図である。第3実施形態によるダイヤル番号処理装置は、図1〜図3を参照して説明した装置の構成と、図4〜図7を参照して説明した装置の構成とを足し合わせた構成である。図8を参照すると、本例のダイヤル番号処理装置101cは、記憶部11と、番号置換部12と、記憶部21と、国情報取得部22と、検索部23と、番号送信部24と、を備えている。
図9は、第3実施形態によるダイヤル番号処理装置の動作例を示すフローチャートである。図9において、ダイヤル番号処理装置は、ユーザの電話端末から送信された発信呼信号を受信した場合に、以下の処理を行う。
最初に、図3のステップS101からステップS106までと同様の処理を行う。これらのステップの内容については、図3を参照して説明したので、ここでの説明は省略する。
ステップS107の処理を行っても正しい番号に置き換えできなかった場合(ステップS107:NO)は、ステップS201からS204までと同様の処理を行う。このように、上述した第1実施形態による処理を行った後、上述した第2実施形態による処理を行う。
図10を参照して、ダイヤル修正処理の例について説明する。本例では、日本国において、ローミングインユーザが発信を行う場合について説明する。
図10において、ローミングインユーザが移動電話端末10を用いて発信を行う(ステップS301)。その移動電話端末10からの発信呼信号には、発信者のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)、および、ダイヤル番号が含まれている。本例では、IMSIが“466974802898147”、ダイヤル番号が“002810921998296”である。
まず、図4中の国情報取得部22は、IMSIである“466974802898147”の分析を行い、事業者を特定する(ステップS303)。国情報取得部22は、IMSIに含まれているMCCに基づき、国情報を取得することができる。本例では、分析の結果、“台湾の事業者”であることが特定できたものとする。
次に、ダイヤル番号である“002810921998296”の下9桁である“921998296”を抽出する。この下9桁をキーとして他事業者ダイヤル情報DB4について検索を行い、他事業者のダイヤル情報を抽出する(ステップS304)。本例では、国コード(CC)、市外局番または市内局番(NDC)、NDCとSNとを合わせた桁数(以下、NDC−SN桁数、と記す)、について、以下の(1)から(5)までが抽出結果304として抽出されたものとする。
(2)国コード(CC)“886(台湾)”に市外局番または市内局番(NDC)“921”が存在し、NDC−SN桁数が“9”である。
(3)国コード(CC)“81(日本)”に市外局番または市内局番(NDC)“92”が存在し、NDC−SN桁数が“9”である。
(4)国コード(CC)“63(フィリピン)”に市外局番または市内局番(NDC)“921”が存在し、NDC−SN桁数が“10”である。
(5)国コード(CC)“852(香港)”に市外局番または市内局番(NDC)“921”が存在し、NDC−SN桁数が“8”である。
このため、本例のように複数の接続先ダイヤルが候補として抽出された場合は、入力されたダイヤル番号が正しくない旨のメッセージを流すようにしてもよい。または、後述するように、上記の抽出結果を含むメッセージをローミングユーザの移動電話端末へ送信するようにしてもよい。
なお、複数の接続先ダイヤルが候補として抽出された場合において、候補の中に、ユーザの自国宛ての接続先ダイヤルが含まれていれば、その接続先ダイヤルを接続先とみなして再接続処理を行うようにしてもよい。ユーザが希望した接続先である可能性が高いからである。
次に、上述した第1実施形態〜第3実施形態によるダイヤル番号処理装置を電話通信網のどこに配置するかについて説明する。ダイヤル番号処理装置は、電話通信網の構成要素の装置の1つと一体的に構成してもよいし、外部システムとして構成してもよい。
前者の場合、例えば、無線電話通信網の構成要素の装置の1つに、AS(Application Server)があり、ASにて既にサービスを提供しており、必ずASをルーチングする形態になっている場合、ASとダイヤル番号処理装置とを一体的に構成してもよい。例えば、図11に示すように、AS103にデータベースDBを設けておき、このデータベースDBに他の通信事業者のダイヤル情報を記憶しておく。そして、ローミングインユーザが移動電話端末10を操作してダイヤル番号を入力すると(ステップS11)、発信呼信号はP−CSCF(Proxy Call Session Control Function)101、S−CSCF(ServingCall Session Control Function)102を経由してAS103に入力される。AS103では、上述したように、ダイヤル番号が分析され(ステップS12)、接続可能な番号でない場合、NDCや桁数に基づいてDBの検索が行われる(ステップS13)。検索の結果、候補となるダイヤル番号が抽出され(ステップS14)、接続先となるダイヤル番号が決定されれば(ステップS15)、そのダイヤル番号を含む発信呼信号をルーチングし(ステップS16)、接続処理が行われる。ただし、上述したように、接続処理が行われるのは接続可能な場合に限られる。
ASにおいて上述したダイヤル番号の分析などを行う場合、ASに向けて、発信呼信号をルーチングする必要がある。例えば、発信呼信号を、S−CSCFからASに向けてルーチングするには、RIユーザからの発信呼信号をルーチングするためのIFC(Initial Filter Criteria)(以下、RIユーザ用IFCと記す)を、S−CSCFに設けておけばよい。通常、IFCはユーザが収容されるHLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server)からS−CSCFにダウンロードされるユーザプロファイルに含まれているが、ローミングインユーザが契約している通信事業者のHLR/HSSによってはユーザプロファイルにIFCを含まない場合がある。そこで、S−CSCFはシステム内にローミングインユーザ用のIFCをシステムデータとして保持することで、ユーザプロファイルにIFCがない場合のIFCの適用を可能し、ローミングインユーザのAS向けルーチングを行う。
以上のように、上述したダイヤル番号処理装置を電話通信網のどこかに配置すれば、誤ったダイヤル番号が入力された場合に、それを正しい番号に置き換えて再接続処理を行うことができる。
上述した第2実施形態および第3実施形態において、データベースを検索した結果、接続先ダイヤル番号の候補(正しいダイヤル番号の候補)が抽出された場合に、その候補に関する情報を発信元の移動電話端末宛てに送信し、その端末のユーザに提示するようにしてもよい。その提示の方法として、例えば、周知のSMSによるメッセージ(以下、SMSメッセージと記す)を利用する方法が考えられる。すなわち、移動電話端末がSMSメッセージを受信する機能を有していれば、SMSメッセージを作成し、その移動電話端末宛てに送信すればよい。
このSMSメッセージを送信する場合の処理例について、図14を参照して説明する。ここでは、一例として、ダイヤル番号処理装置が第2実施形態のダイヤル番号処理装置101bである場合の処理について説明する。
以上の処理によって、送信されたSMSメッセージによって、接続先ダイヤル番号の候補をユーザに提示することができる。このため、提示された接続先ダイヤル番号の候補をユーザが確認し、ユーザ自身の意思によって適切な接続先ダイヤル番号を選択することができる。
図14を参照して説明した、SMSメッセージの例について、図15を参照して説明する。図15は、SMSメッセージを移動電話端末の画面に表示させた状態を示している。
図15を参照すると、本例のSMSメッセージには、ユーザが入力したダイヤル番号“Your dial Number”として“002810921998296”が記載されている。そして、本例では、接続先ダイヤル番号として3つの候補が記載されている。すなわち、図15中の破線で囲まれているように、“Japan”(日本)、“Taiwan”(台湾)、“Portugal”(ポルトガル)の3つの国名と共にダイヤル番号が提示される。なお、国名については、国コード(CC)に対応する国名を、図5を参照して説明した他国プレフィックス情報から抽出することができる。
なお、図15においては、“How to Call”として“http://…”のように、移動電話端末の操作方法を説明したWebべージのURLを提示している。このため、移動電話端末のユーザは、必要に応じてURLを指定すれば、そのWebページを参照し、操作方法を理解することができる。
図16を参照すると、本例のSMSメッセージには、ユーザが入力したダイヤル番号“Your dial Number”として“15880010”が記載されている。接続先ダイヤル番号の候補がないため、図15の場合とは異なり、接続先ダイヤル番号の候補は記載されていない。
さらに、図16においては、“How to Call”として“http://…”のように、移動電話端末の操作方法を説明したWebべージのURLを提示している。このため、移動電話端末のユーザは、必要に応じてURLを指定すれば、そのWebページを参照し、操作方法を理解することができる。
ローミングインユーザによっては、上述したダイヤル番号処理装置によるサービスの提供を望まない場合も考えられる。このため、上述したダイヤル番号処理装置によるサービスの提供要否を、ローミングインユーザが自らの意思で選択できるようにしてもよい。例えば、入国時にローミングインユーザ宛てに最初に送信する、“Welcome SMS”に、上述したダイヤル番号処理装置によるサービスに関する案内を記載しておき、サービスの提供要否を選択できるようにしてもよい。
接続できない旨の音声ガイダンスメッセージについては、各国や各地域の言語に応じたバージョンを用意しておき、適切な言語による音声ガイダンスメッセージを送信するようにしてもよい。上述したように、IMSIに含まれているMCCによって国情報を取得することができるので、取得した国情報に応じて適切な言語による音声ガイダンスメッセージを選択し、それをRIユーザの電話端末宛てに送出してもよい。例えば、英語ダイガンスメッセージの場合、“The international prefix number is incorrect. Please add “+(plus)” at the front and dial again.”という音声ガイダンスメッセージを選択し、それをRIユーザの電話端末宛てに送出してもよい。
上述したダイヤル番号の誤りは、移動電話端末の電話帳に登録されている情報を利用して発信することに起因する場合が多いと考えられる。すなわち、ローミングインユーザは、他国に滞在しているにもかかわらず、自国に居る場合と同じ感覚で移動電話端末を操作すると考えられる。そのため、移動電話端末の電話帳に登録されている情報を指定して発信し、その結果として誤ったダイヤル番号が発信される場合が多いと考えられる。
上述したダイヤル番号処理装置においては、以下のようなダイヤル番号処理方法が実現されている。すなわち、電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理方法であって、国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて第1の記憶部に記憶する第1のステップ(例えば、図1中の記憶部11に記憶する処理に対応)と、前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える第2のステップ(例えば、図3中のステップS107a、S108aに対応)と、を含むダイヤル番号処理方法が実現されている。上述した第1実施形態において実現されている方法であり、この方法によれば、ローミングインユーザの発信において、誤ダイヤルと判断した場合に、正しいダイヤル番号に置き換え、呼接続を継続することができる。
上述したダイヤル番号処理装置においては、以下のようなダイヤル番号処理プログラムが用いられている。すなわち、電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理プログラムであって、コンピュータに、国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて第1の記憶部に記憶する第1のステップ(例えば、図1中の記憶部11に記憶する処理に対応)と、前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える第2のステップ(例えば、図3中のステップS107aおよびS108aに対応)と、を実行させることを特徴とするダイヤル番号処理プログラムが用いられている。上述した第1実施形態に対応するプログラムであり、このプログラムによれば、ローミングインユーザの発信において、誤ダイヤルと判断した場合に、正しいダイヤル番号に置き換え、呼接続を継続することができる。
ユーザがダイヤル番号を誤った場合、宛先不明の不完了呼として扱うことも考えられる。本発明においては、ネットワーク側にてダイヤル番号を補完又は修正するため、ユーザの負担を減らし、利便性を向上させることが可能である。
なお、以上は海外から日本に入国したユーザがローミングサービスを利用する場合について説明したが、その場合に限らず、ある国や地域から、他の国や地域に移動したユーザがローミングサービスを利用する場合についても同様に、本発明を適用できることは明らかである。
11、21 記憶部
12 番号置換部
20 SMSサーバ
22 国情報取得部
23 検索部
24 番号送信部
101a、101b、101c ダイヤル番号処理装置
Claims (10)
- 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理装置であって、
国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて記憶する第1の記憶部と、
前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える番号置換部と、
を含むことを特徴とするダイヤル番号処理装置。 - 請求項1において、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する国情報取得部と、
前記国情報取得部が取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する検索部と、
前記検索部による検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する番号送信部と、
をさらに含み、前記番号送信部によって送信した前記検索結果を前記電話端末のユーザに提示するようにしたことを特徴とするダイヤル番号処理装置。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理装置であって、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を記憶する第2の記憶部と、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する国情報取得部と、
前記国情報取得部が取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する検索部と、
前記検索部による検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する番号送信部と、
を含み、前記番号送信部によって送信した前記検索結果を前記電話端末のユーザに提示するようにしたことを特徴とするダイヤル番号処理装置。 - 請求項2または請求項3において、
前記検索部による検索の結果、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているものが複数ある場合に、前記番号送信部は、それら複数の番号を前記電話端末宛てに送信して前記ユーザに提示し、該ユーザに1つの番号を選択させるようにしたことを特徴とするダイヤル番号処理装置。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理方法であって、
国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて第1の記憶部に記憶する第1のステップと、
前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える第2のステップと、
を含むことを特徴とするダイヤル番号処理方法。 - 請求項5に記載のダイヤル番号処理方法において、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を第2の記憶部に記憶する第3のステップと、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する第4のステップと、
前記第4のステップにおいて取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する第5のステップと、
前記第5のステップによる検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する第6のステップと、
をさらに含み、前記第6のステップにおいて送信した前記検索結果を前記電話端末のユーザに提示するようにしたことを特徴とするダイヤル番号処理方法。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理方法であって、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を第2の記憶部に記憶する第3のステップと、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する第4のステップと、
前記第4のステップにおいて取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する第5のステップと、
前記第5のステップによる検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する第6のステップと、
を含み、前記第6のステップにおいて送信した前記検索結果を前記電話端末のユーザに提示するようにしたことを特徴とするダイヤル番号処理方法。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理プログラムであって、
コンピュータに、
国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて第1の記憶部に記憶する第1のステップと、
前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える第2のステップと、
を実行させることを特徴とするダイヤル番号処理プログラム。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理プログラムであって、
コンピュータに、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を第2の記憶部に記憶する第3のステップと、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する第4のステップと、
前記第4のステップにおいて取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する第5のステップと、
前記第5のステップによる検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する第6のステップと、
を実行させることを特徴とするダイヤル番号処理プログラム。 - 電話端末から入力されたダイヤル番号について処理を行うダイヤル番号処理プログラムであって、
コンピュータに、
国際電話識別番号として誤って入力される可能性のある番号とその番号に対する正しい番号とを対応付けて第1の記憶部に記憶する第1のステップと、
前記電話端末から入力されたダイヤル番号の先頭複数桁が、前記第1の記憶部に記憶されている番号と一致した場合、該入力されたダイヤル番号を前記正しい番号に置き換える第2のステップと、
各国の国コード、および、市外局番と、各国の市外局番の桁数と加入者番号の桁数とを足し合わせた合計桁数と、を第2の記憶部に記憶する第3のステップと、
前記電話端末のユーザに対応する国を示す国情報を取得する第4のステップと、
前記第4のステップにおいて取得した国情報に基づき前記第2の記憶部から抽出される前記合計桁数を、前記入力されたダイヤル番号の下桁から抽出し、抽出した合計桁数の上位数桁が、前記第2の記憶部に記憶されている市外局番と一致しているか検索する第5のステップと、
前記第5のステップによる検索結果に基づいて、ダイヤル番号を発呼するかまたは該検索結果を前記電話端末宛てに送信する第6のステップと、
を実行させることを特徴とするダイヤル番号処理プログラム。
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