JP2013236134A - 3d映像品質評価装置及び方法及びプログラム - Google Patents

3d映像品質評価装置及び方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 Inter-view符号化による符号化効率の改善を考慮し、更に、参照先の映像にパケット損失などの劣化が入った場合、Inter-view符号化を用いている映像フレームに劣化が伝搬する現象を捉え、映像品質評価値を導出する。
【解決手段】 本発明は、3D映像の映像ビューを判別し、3D映像のビュー毎に映像フレーム種別を判別し、映像フレームに劣化がある場合は、当該映像フレームを参照する映像フレームを劣化映像フレームとし、映像フレーム劣化量を算出し、映像フレーム毎の情報量の統計量を算出する。映像フレーム毎の情報量の統計量を用い、3D映像が符号化された直後の符号化映像品質評価値を算出し、映像フレーム劣化量と、符号化映像品質評価値を用いて3D映像品質評価値を算出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、3D映像品質評価装置及び方法及びプログラムに係り、特に、インターネットのようなIP(Internet Protocol)ネットワーク経由で行うIPTVサービス、映像配信サービスにおける3D映像の品質を客観的に評価するために用いる3D映像品質評価装置及び方法及びプログラムに関する。
放送波及びインターネットアクセス回線の高速・広帯域化に伴い、放送波やインターネットを介して映像メディアを端末間あるいはサーバと端末との間で転送する3D映像通信サービスの普及が期待されている。
放送、CATVやインターネットにおいては、原映像を符号化して映像を送信するため符号化による劣化が生じる。ネットワークは必ずしも通信品質が保証されていないため、映像メディアなどを用いて通信を行う場合、アンテナの受信感度が弱いこと、信号が弱いことや、ユーザ端末間のネットワークの回線帯域が狭いことによるビットレートの低下、回線が輻輳することによるパケット損失やパケット転送遅延が発生し、受信した映像メディアなどに対してユーザが知覚する品質(ユーザ体感品質:QoE(Quality of Experience))が劣化してしまう。
具体的には、原映像を符号化する場合、フレーム内の映像信号にブロック単位の処理による劣化が生じたり、映像信号の高周波成分が失われることにより、映像全体の精細感が低くなる。また、ネットワークを介し、符号化された映像データをパケットとしてユーザ端末に送信する際、パケット損失や廃棄が発生すると、フレーム内に劣化が生じ、映像全体の品質が低くなる。
結果として、ユーザは受信した映像に、ぼけ、にじみ、やモザイク状の歪みを知覚する。
上記のような映像通信サービスを良好な品質で提供していることを確認するためには、サービス提供中に、ユーザが体感する映像の品質を測定し、ユーザに対して提供される映像の品質が高いことを監視することが重要となる。
したがって、ユーザが体感する映像の品質を適切に表現することができる3D映像品質客観評価技術が必要とされている。
従来、映像品質を評価する手法として、主観品質評価法(例えば、非特許文献1参照)や客観品質評価法(例えば、非特許文献2参照)がある。
主観品質評価法は、複数のユーザが実際に映像を視聴し、体感した品質を5段階(9段階や11段階の場合もある)の品質尺度(非常に良い、良い、ふつう、悪い、非常に悪い)や妨害尺度(劣化が全く認められない、劣化が認められるが気にならない、劣化がわずかに気になる、劣化が気になる、劣化が非常に気になる)などにより評価し、全ユーザ数で各映像(例えば、パケット損失率0%でビットレートが20Mbpsの映像)の品質評価値を平均し、その値をMOS(Mean Opinion Score)値やDMOS(Degradation Mean Opinion Score)値として定義している。
しかしながら、主観品質評価は、特別な専用機材(モニタなど)や評価環境(室内照度や室内騒音など)を調整可能な評価施設を必要とするだけではなく、多数のユーザが実際に映像を評価する必要がある。そのため、ユーザが実際に評価を完了するまでに時間がかかってしまい、品質をリアルタイムに評価する場合には不向きである。
そこで、映像品質に影響を与える特徴量(例えば、(1)ビットレートやフレーム単位のビット量、パケット損失情報などのパケット情報から導出される特徴量、(2)量子化パラメータや動きベクトルなどの符号化データ(ビットストリーム情報)から導出される特徴量、(3)ノイズ量やエッジ量などの映像の画素信号から導出される特徴量)を利用し、映像品質評価値を出力する客観品質評価法の開発が望まれている。
これに対し、従来の客観品質評価法の1つに、映像の画素信号から抽出される特徴量から映像品質評価値を導出する技術がある(例えば、非特許文献2、3、4参照)。特に,3D映像品質を評価する従来の客観品質評価法の多くは、上記のように、2D映像の画素信号を用いて2D映像品質評価値を推定し、左右の2D映像品質から3D映像品質を推定するものであった。しかしながら、2D映像の画素値を1つずつ読み込み計算処理をするとデータ量が多いため、演算量が多いという問題点がある。そこで、2D映像品質評価において、パケットのヘッダ情報や符号化データ(ビットストリーム)情報から2D映像品質を評価する技術が種々検討されてきた。
ITU-T勧告P.910 ITU-T勧告J.341 ITU-T勧告J.247 ITU-T勧告J.144
3D映像を符号化する際には、左右の映像の類似性を考慮し符号化するInter-view符号化という技術(図1参照)があり、単に、2D映像のビットストリームからパラメータを抽出し2D映像品質を評価する従来の技術では、Inter-view符号化の有無を考慮していないために、3D映像品質を正しく評価することができない。
一つ目には、Inter-view符号化をすることで、片側の映像(通例、右眼の映像)に対する符号化効率を上げているため、Inter-view符号化によりどの程度符号化効率が改善されて符号化をされているか考慮し、3D映像品質を評価する必要がある。
二つ目には、Inter-view符号化を利用している場合、参照先フレームの映像にパケット損失などの劣化が入ると、当該映像フレームに劣化が伝搬する点を適切に考慮する必要がある。つまり、同時刻(注:偏光メガネを採用するディスプレイでは左右眼の映像が同時に表示されるが、フレームシーケンシャルを採用するディスプレイでは1/フレームレート分、厳密には、映像がずれている(例えば、両眼60fpsの映像の場合、16.6msずれる)に再生される左右眼の映像のどちらか一方もしくは両方に劣化が入っていることを考慮する必要がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、上述の問題を解決すべく、Inter-view符号化による符号化効率の改善を考慮し、更に、参照先の映像にパケット損失などの劣化が入った場合、Inter-view符号化を用いている映像フレームに劣化が伝搬する現象を捉えることに加え、ブロック状の劣化やフリーズが次以降のフレームに伝搬する時間的な劣化量を導出し、映像品質評価値を導出する3D映像品質評価装置及び方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、3D映像の品質を客観的に評価する3D映像品質評価装置であって、
入力された映像データから映像品質に関するパラメータを抽出する映像パラメータ抽出手段と、
前記映像パラメータから3D映像品質を算出する3D映像品質算出手段と、
を有し、
前記映像パラメータ抽出手段は、3D映像の映像ビューを判別し、前記3D映像のビュー毎に映像フレーム種別を判別し、映像フレームに劣化がある場合は、当該映像フレームを参照する映像フレームを劣化映像フレームとし、映像フレーム劣化量を算出し、第1の記憶手段に格納する映像フレーム劣化量算出手段と、
映像フレーム毎の情報量の統計量を算出し、第2の記憶手段に格納する映像フレーム情報量算出手段と、
を含み、
前記3D映像品質算出手段は、
前記第2の記憶手段に格納されている前記映像フレーム毎の情報量の統計量を用い、3D映像が符号化された直後の符号化映像品質評価値を算出する符号化映像品質算出手段を含む。
従来、2D映像の符号化においては、映像ビュー数(左右眼のStereoscopic 3Dの場合、映像ビュー数は2。通例、左眼映像のビュー番号が0(Base view)、右眼映像のビュー番号が1(Dependent view)である。)という概念がないため、Inter-view符号化が実施されることはない。しかしながら、MVC(Multi-view coding)に代表される映像符号化方式は、左右の映像の類似性を加味し符号化するInter-view符号化技術が導入されている。そのため、映像符号化後の符号化歪やパケット損失発生時のパケット損失歪の知覚のされ方が、2D映像とは異なる。このような背景から、2D映像の品質評価に用いられる映像品質評価技術を適用しても3D映像品質を正しく評価できない。
これに対し、本発明によれば、Inter-view符号化による符号化効率の改善及び、劣化の伝搬状況を考慮し3D映像品質を評価可能なため、適切な3D映像品質評価が可能となる。
したがって、本発明によりユーザが実際に視聴する映像通信サービスの映像について映像品質値を監視可能となるため、提供中のサービスがユーザに対してある一定以上の品質を保っているか否かを主観品質評価を実施することなく判断することができる。
このため、提供中のサービスの品質実態を従来技術で映像品質評価をできなかった点を改善することが可能となる。
Inter-view符号化の概念図である。 本発明の一実施の形態における3D映像品質評価装置の構成図である。 本発明の一実施の形態における映像ビュー判別部の構成図である。 本発明の一実施の形態における3D映像品質算出部の構成図である。 本発明の一実施の形態における映像フレームの参照構造の概念図である。 本発明の一実施の形態における映像品質評価装置の動作のフローチャートである。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明の本実施の形態にかかる映像品質評価装置は、入力された映像データから映像品質に関連するパラメータを抽出する映像パラメータ抽出する。抽出されたパラメータから3D映像品質を客観的に評価するものである。
図2は、本発明の一実施の形態における映像品質評価装置の構成を示す。
同図に示すように、映像品質評価装置100は、映像パラメータ抽出部1と、3D映像品質算出部2とから構成されている。
映像パラメータ抽出部1は、映像ビュー判別部11、映像フレーム種別判別部12、損失映像フレーム判別部13、映像フレーム劣化量算出部14、映像フレーム情報量算出部15、メモリ16,17のいずれかもしくは全部を備えていても良い。映像ビュー判別部11は、図3に示すようにInter-view符号化判別部111を備えても良い。以下では、これらの全ての構成要素により映像パラメータ抽出部1が構成されているものとして説明する。なお、メモリ16には、映像ビュー判別部11、映像フレーム種別判別部12、損失映像フレーム判別部13の判定結果と、映像フレーム劣化量算出部14の計算結果が格納され、メモリ17には、映像フレーム情報量算出部15の計算結果が格納されるものとする。
ここで、映像ビュー判別部11は、ビットストリーム情報に示されるview_idにより映像ビュー(左眼画像か右眼画像)を判別する。Stereoscopic 3D映像の場合、左右眼の映像のいずれかのビューが0、もう一方が1となり、この情報から映像ビューを判別する。通例、左眼映像が0、右眼映像が1である(以下、映像ビュー0を左眼映像、映像ビュー1を右眼映像とする)。
Inter-view符号化判別部111は、inter_view_flagから右眼映像でInter-view符号化が利用されているかを判別し、その結果をメモリ16に格納する。
映像フレーム種別判別部12はAUD(Access unit delimiter)に記載されるprimary_pic_typeにより、I、B、Pフレームを判別し、メモリ16に格納する。映像フレーム種別判別部12は、ビットストリーム情報を映像フレーム情報量算出部15に出力する。
損失映像フレーム判別部13は、各映像フレームの中にパケット損失などによる欠損データがあるかを判別し、損失映像フレームにフラグを立て、メモリ16に格納する。
映像フレーム劣化量算出部14は、メモリ16のフラグが立っている損失した映像フレームの情報を利用している損失映像フレーム(時間方向における映像フレームの参照フレーム構造については図4を、Inter-view符号化における参照フレーム構造については図1を参照)の劣化の伝搬状況を加味し映像フレーム劣化量(DF)を算出し、メモリ16に格納する。ただし、同時刻(注.偏光メガネを採用するディスプレイでは左右眼の映像が同時に表示されるが、フレームシーケンシャルを採用するディスプレイでは1/フレームレート分、厳密には、映像がずれている(例えば、両眼60fpsの映像の場合、16.6msずれる)ので、両眼のズレを補正した時刻)の映像フレームが劣化していることを考慮し、左右いずれか一方、または、左右両方が劣化映像スライスであれば、劣化フレーム数をカウントし、映像フレーム劣化量(つまり、左眼映像のフレームが劣化し、その劣化が右眼映像のフレームに伝搬しても、同時刻の劣化という点を加味し、劣化映像フレーム数を1としてカウント)として算出しても良い。また、映像フレーム劣化量算出部14の出力は、劣化映像フレーム数ではなく、劣化映像フレーム率(劣化映像フレーム数/総映像フレーム数)、劣化時間長(例えば、30fpsの映像が1フレームだけ劣化した場合、その劣化の継続時間長は33msである)でも良い。更に、時間方向の劣化量(例えば、劣化が数フレーム伝搬した場合の劣化量)と空間方向の劣化量(同一映像フレーム内で数フレーム伝搬した場合の劣化量)が3D映像品質評価値に与える影響は異なるため、時間方向の劣化量と空間方向の劣化量に重みづけをし、映像フレーム劣化量としても良い。その際、空間方向の劣化がどの程度か推定するため、損失した1映像フレームのデータ量と損失したデータ量から空間的な損失量を推定しても良い。
映像フレーム情報量算出部15は、映像フレーム種別判別部12を介して入力された映像フレーム種別毎の情報量(ビット量)の統計量(例えば、平均値、分散、最大値、最小値等)をパラメータとして抽出し、メモリ17に格納する。
3D映像品質算出部2は、図5に示すように、符号化映像品質算出部21や映像品質統合部22を備えていても良い。3D映像品質算出部2として、符号化映像品質算出部21や映像品質統合部22の両方、または、いずれか一方を具備することが可能であるが、本実施の形態では、両方を具備するものとして説明する。
符号化映像品質算出部21は、メモリ17から取得した映像フレーム種別毎の情報量の統計量から、符号化のみに起因する劣化量を考慮し符号化映像品質評価値(VQc)を導出する。
例えば、種々の映像フレーム種別毎の情報量の統計量から、左眼映像ビットレート(BRL)と右眼映像のビットレート(BRR)を導出(通例、Inter-view符号化を用いている場合、右眼映像のビットレートが左眼映像のビットレートより低い)し、該左眼映像ビットレート(BRL)と右眼映像のビットレート(BRR)から左眼及び右眼映像の符号化映像品質評価値(VQcL及びVQcR)をそれぞれ、以下のように導出する。
Figure 2013236134
ただし、VQcL及びVQcRの算出方法はこれに限ったものではなく、映像フレーム種別毎の情報量の統計量から算出されていれば良く以下のような実施もある。
Iフレームの映像品質はPやBフレームの映像品質に影響を与え、Pフレームの映像品質はBフレームの映像品質に影響を与える。仮に、Iフレームの映像品質が低い場合、PやBフレームの映像品質も通例、ビットレートの制限により、多くのビット量を割り当てることができないため落ちてしまう。更に、ビットレートの制限下においては、例えば、動きの多い映像の場合、Iフレームのビット量を下げ、PとBフレームのビット量を上げ、全体の映像品質が良くなるように符号化されている。逆に、動きの少ない映像の場合、Iフレームのビット量を上げ、PとBフレームのビット量を下げ、全体の映像品質が良くなるように符号化されている。これらの定性的特徴を考慮し、左右眼それぞれの映像フレーム種別(I、P、Bフレーム)毎のビット量の平均値(BRLI、BRLP、BRLB、BRRI、BRRP、BRRB)から左眼及び右眼映像の符号化映像品質評価値(VQcL及びVQcR)をそれぞれ、以下のように導出しても良い。
VQcL = 1 + vl exp(−BRLI/il) exp(−BRLP/pl) exp(−BRLB/bl)
VQcR = 1 + vr exp(−BRRI/ir) exp(−BRRP/pr) exp(−BRRB/br)
数式に関しては、上述の定性的特徴を加味していれば良く、上記の指数関数に基づいた数式に限定するものではない(例えば、多項式で定式化しても良い)。
次に、VQcL及びVQcRの品質差を考慮し、以下の数式(1)で、符号化映像品質評価値(VQc)を導出する。
Figure 2013236134
ここで、x,xl,xr,y,yl,yr,zi,zl,zr,vl,il,pl,bl,vr,ir,pr,brは主観品質評価値との対応関係に基づき、線形もしくは非線形回帰分析等により導出される係数である。
映像品質統合部22は、符号化映像品質算出部21で求められた符号化映像品質評価値及びメモリ16から読み出した映像フレーム劣化量(DF)から、符号化及びパケット損失劣化を考慮した3D映像品質評価値(VQ)を導出する。具体的には、次式のように、3D映像品質評価値(VQ)を算出する。ただし、aは主観品質評価値と式(2)との対応関係に基づき、線形もしくは非線形回帰分析等により導出される係数である。
VQ = 1 + (VQc − 1) exp(−DF/a) 式(2)
式(2)の指数関数で3D映像品質評価値定式化したが、3D映像の主観品質評価値と対応の良い数式を用いれば良く、例えば、式(3)のように指数関数を2つ以上設けて3D映像品質評価値を定式化しても良いし、多項式で3D映像品質評価を定式化しても良い。ただし、b、c、dは主観品質評価値と式(3)との対応関係に基づき、線形もしくは非線形回帰分析等により導出される係数である。
VQ = 1 + (VQc − 1){ (1 − b) exp(−DF/c) + b exp(− DF/d)} 式(3)
以下に、映像品質評価装置100の一連の動作を示す。
図6は、本発明の実施の形態における映像品質評価装置の動作のフローチャートである。
映像品質評価装置100の映像パラメータ抽出部1に、映像データを入力する(S101)。
映像ビュー判別部11は、ビットストリーム情報のview_idにより映像ビューを判別する(S102)。
Inter-view符号化判別部111は、ビットストリーム情報のinter_view_flagによりInter-view符号化の有無を判別する(S103)。
映像フレーム種別判別部12は、判別された映像ビュー毎に映像フレーム種別を判別する(S104)。
損失映像フレーム判別部13は、映像フレーム毎に劣化が発生しているかを判別し損失している映像フレームにフラグを立て、メモリ16に格納する(S105)。
映像フレーム劣化量算出部14は、メモリ16のフラグが立っている劣化が発生した映像フレームを参照している映像フレームを検出し、映像フレーム劣化量を導出し、メモリ16に格納する(S106)。
映像フレーム情報量算出部15は、映像フレーム種別毎に情報量の統計量を算出し、メモリ17に格納する(S107)。
符号化映像品質算出部21は、メモリ17から取得した映像フレーム種別毎に情報量の統計量から符号化映像品質評価値を導出し、映像品質統合部22に出力する(S108)。
映像品質統合部22は、符号化映像頻出算出部21から取得した符号化映像品質評価値と、メモリ16から取得した映像フレーム劣化量から3D映像品質評価値を導出し(S109)、処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、映像データから、映像ビュー(視点)毎の映像フレーム種別を判別し、映像フレームの参照構造及びInter-view符号化による映像ビュー間の参照構造を考慮した3D映像品質を評価が可能となる。
したがって、提供中のサービスがユーザに対してある一定以上の品質を保っているか否かを容易に判断することができ、提供中のサービスの品質実態をリアルタイムで把握・管理することが可能となる。
なお、上記の実施の形態における映像品質評価装置100は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースからなるコンピュータにコンピュータプログラムをインストールすることによって実現され、上述した映像品質評価装置100の各種機能は、上記コンピュータの各種ハードウェア資源と上記コンピュータプログラム(ソフトウェア)とが協働して実現される。
図3に示す映像品質評価装置100の構成要素の動作をプログラムとして構築し、当該映像品質評価装置として利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
さらに、構築されたプログラムをハードディスクや、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
IPネットワーク経由で行うIPTVサービス、映像配信サービスなどの3D映像通信の3D映像品質評価値を推定する3D映像品質評価装置に利用できる。
1 映像パラメータ抽出部
2 3D映像品質算出部
11 映像ビュー判別部
12 映像フレーム種別判別部
13 損失映像フレーム判別部
14 映像フレーム劣化量算出部
15 映像フレーム情報量算出部
16 メモリ
17 メモリ
21 符号化映像品質算出部
22 映像品質統合部
100 映像品質評価装置
111 Inter-view符号化判別部

Claims (8)

  1. 3D映像の品質を客観的に評価する3D映像品質評価装置であって、
    入力された映像データから映像品質に関するパラメータを抽出する映像パラメータ抽出手段と、
    前記映像パラメータから3D映像品質を算出する3D映像品質算出手段と、
    を有し、
    前記映像パラメータ抽出手段は、3D映像の映像ビューを判別し、前記3D映像のビュー毎に映像フレーム種別を判別し、映像フレームに劣化がある場合は、当該映像フレームを参照する映像フレームを劣化映像フレームとし、映像フレーム劣化量を算出し、第1の記憶手段に格納する映像フレーム劣化量算出手段と、
    映像フレーム毎の情報量の統計量を算出し、第2の記憶手段に格納する映像フレーム情報量算出手段と、
    を含み、
    前記3D映像品質算出手段は、
    前記第2の記憶手段に格納されている前記映像フレーム毎の情報量の統計量を用い、3D映像が符号化された直後の符号化映像品質評価値を算出する符号化映像品質算出手段を含むことを特徴とする3D映像品質評価装置。
  2. 前記映像パラメータ抽出手段は、
    Inter-view符号化が利用されているか否かを判別するInter-view符号化判別手段を含む
    請求項1記載の3D映像品質評価装置。
  3. 前記3D映像品質算出手段は、
    前記第1の記憶手段に格納されている前記映像フレーム劣化量と、前記符号化映像品質算出手段より算出された前記符号化映像品質評価値を用いて3D映像品質評価値を算出する映像品質統合手段を更に有する
    請求項1記載の3D映像品質評価装置。
  4. 前記映像フレーム劣化量算出手段は、
    劣化映像フレーム数をカウントし、その値を前記映像フレーム劣化量とする手段、
    または、
    劣化映像フレーム数を総映像フレーム数で除した劣化映像フレーム率を前記映像フレーム劣化量とする手段、
    劣化が数フレーム伝搬した場合の劣化量と同一映像フレーム内で数フレーム伝搬した場合の劣化量に重み付けした値を前記映像フレーム劣化量とする手段、
    のいずれか1つを含む
    請求項1記載の3D映像品質評価装置。
  5. 前記映像フレーム情報量算出手段は、
    前記パラメータとして、前記映像フレーム種別毎の情報量の統計量を抽出する手段を含み、
    前記符号化映像品質算出手段は、
    前記情報量の統計量から前記映像ビューの左眼映像と右眼映像の符号化映像品質評価値を求める手段を含む
    請求項1記載の3D映像品質評価装置。
  6. 3D映像の品質を客観的に評価する3D映像品質評価方法であって、
    入力された映像データから映像品質に関するパラメータを抽出する映像パラメータ抽出ステップと、
    前記映像パラメータから3D映像品質を算出する3D映像品質算出ステップと、
    を有し、
    前記映像パラメータ抽出ステップにおいて、
    3D映像の映像ビューを判別し、前記3D映像のビュー毎に映像フレーム種別を判別し、映像フレームに劣化がある場合は、当該映像フレームを参照する映像フレームを劣化映像フレームとし、映像フレーム劣化量を算出し、第1の記憶手段に格納する映像フレーム劣化量算出ステップと、
    映像フレーム毎の情報量の統計量を算出し、第2の記憶手段に格納する映像フレーム情報量算出ステップと、
    を行い、
    前記3D映像品質算出ステップにおいて、
    前記第2の記憶手段に格納されている前記映像フレーム毎の情報量の統計量を用い、3D映像が符号化された直後の符号化映像品質評価値を算出する符号化映像品質算出ステップと、
    前記第1の記憶手段に格納されている前記映像フレーム劣化量と、前記符号化映像品質算出ステップで算出された前記符号化映像品質評価値を用いて3D映像品質評価値を算出する映像品質統合ステップと、
    を行うことを特徴とする3D映像品質評価方法。
  7. 前記映像パラメータ抽出ステップにおいて、
    Inter-view符号化が利用されているか否かを判別する
    請求項6記載の3D映像品質評価方法。
  8. コンピュータを、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の3D映像品質評価装置の各手段として機能させるための3D映像品質評価プログラム。
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