JP2013234943A - パルス圧縮装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周波数領域の受信ビデオ信号Fv(n,kr)と周波数領域の参照信号FEx(kr)との相関処理を実施する相関処理部12を設け、正規化窓関数処理部14が、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)における信号スペクトルの形状がsinc関数の形状と一致するように、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)における信号スペクトルの信号強度を略一定にする正規化窓関数wNorm(kr)を用いて、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理を実施する。
【選択図】図1
Description
そして、その送信信号を空間に放射する一方、その送信信号が目標に反射されて戻ってくる信号を受信し、その受信信号と参照信号(送信信号と同じ変調成分を有する信号)との相関処理を実施することで、リニアチャープパルス圧縮を行うようにしている。
これにより、距離分解能が高められるが、リニアチャープパルス圧縮後のサイドローブを抑圧するために、送信信号に窓関数を乗算することで、送信信号の振幅に対する重み付けを実施している。
また、圧縮率TBが低い場合、窓関数を乗算することでサイドローブの抑圧性能が劣化することがある課題があった(図16を参照)。
図1はこの発明の実施の形態1によるパルス圧縮装置を示す構成図であり、図2は送信信号及び受信信号における周波数と時間の関係を示す説明図である。
図1において、送信信号生成器1は局部発振器2、パルス変調器3、パルス内変調信号発生器4及び送信機5から構成されており、所定の時間間隔で局部発振信号L0(t)(キャリア信号)をパルス変調し、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)をパルス内変調することで送信RF信号Tx(t)を生成する処理を実施する。なお、送信信号生成器1は送信信号生成手段を構成している。
パルス変調器3は局部発振器2から出力された局部発振信号L0(t)をパルス変調し、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)を送信機5に出力する。
パルス内変調信号発生器4はリニアチャープされたパルス内変調信号φ(t)を生成し、そのパルス内変調信号φ(t)を送信機5に出力する。
送信機5はパルス内変調信号発生器4から出力されたパルス内変調信号φ(t)を用いて、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)をパルス内変調し、パルス内変調後の局部発振信号を送信RF信号Tx(t)として送受切替器6に出力する。
空中線7は送受切替器6から出力された送信RF信号Tx(t)を空間に放射する一方、その送信RF信号Tx(t)が目標に反射されて戻ってくる反射RF信号Rxtgt(n,t)を受信する。
なお、送受切替器6、空中線7及び受信機8から送信信号生成手段が構成されている。
図1の例では、信号処理器9の構成要素であるパルス圧縮部10、目標候補検出部17及び目標相対距離算出部18が、例えば、CPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどの専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、信号処理器9がコンピュータで構成されていてもよい。
信号処理器9がコンピュータで構成されている場合、パルス圧縮部10、目標候補検出部17及び目標相対距離算出部18の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
相関処理部12は送信RF信号Tx(t)のパルス内変調成分と同じA/D変換後の参照信号Ex(mτ)を生成するとともに、その参照信号Ex(mτ)を高速フーリエ変換して、周波数領域の参照信号FEx(kr)を生成し、周波数領域の受信ビデオ信号Fv(n,kr)と周波数領域の参照信号FEx(kr)との相関処理を実施し、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)を正規化窓関数選択部13に出力する。
正規化窓関数処理部14はパルス圧縮後の信号RPC(n,l)における信号スペクトルの形状がsinc関数の形状と一致するように、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)における信号スペクトルの信号強度(振幅)を略一定にする正規化窓関数wNorm(kr)を用いて、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理を実施する。
時間領域変換部16は受信ビデオ信号S(n,m)のサンプリング数よりも大きい点数で、窓関数処理後の信号Fv・Ex・w(n,kr)を高速フーリエ逆変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)して、時間領域の信号であるパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を生成し、パルス圧縮後の信号RPC(n,l)を目標候補検出部17に出力する。
目標相対距離算出部18は目標候補検出部17により検出された目標候補RPC,CFAR(n,l)までの相対距離R’0を算出する。
表示器19は目標情報として、目標相対距離算出部18により算出された相対距離R’0とパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を画面上に表示する。
送信信号生成器1は、所定の時間間隔で局部発振信号L0(t)をパルス変調し、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)をパルス内変調することで送信RF信号Tx(t)を生成する。
図2を参照しながら、送信信号生成器1の処理内容を具体的に説明する。
図2において、f0は送信信号の中心周波数、T0は送信信号のパルス幅、B0は送信信号の周波数変調帯域幅、Tpriはパルス繰り返し周期である。
ここでは、送信信号の周波数変調として、アップチャープ変調を行うものとして説明する。
パルス変調器3は、局部発振器2から局部発振信号L0(t)を受けると、その局部発振信号L0(t)をパルス変調し、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)を送信機5に出力する。
送信機5は、パルス変調器3からパルス変調後の局部発振信号L’0(t)を受け、パルス内変調信号発生器4からパルス内変調信号φ(t)を受けると、そのパルス内変調信号φ(t)を用いて、パルス変調後の局部発振信号L’0(t)をパルス内変調し、パルス内変調後の局部発振信号を送信RF信号Tx(t)として送受切替器6に出力する。
送信RF信号Tx(t)は、図2に示すように、パルス幅がT0で、中心周波数がf0の信号である。
これにより、空中線7から送信RF信号Tx(t)が空間に放射される。
送信RF信号Tx(t)は空間に放射されたのち、その一部が目標に反射され、反射RF信号Rxtgt(n,t)として空中線7に戻ってくる。
空中線7は、目標に反射されて戻ってくる反射RF信号Rxtgt(n,t)を受信し、その反射RF信号Rxtgt(n,t)を送受切替器6に出力する。
送受切替器6は、空中線7から反射RF信号Rxtgt(n,t)を受けると、その反射RF信号Rxtgt(n,t)を受信機8に出力する。
受信機8は、反射RF信号Rxtgt(n,t)をダウンコンバートすると、ダウンコンバート後の反射RF信号に対する増幅処理や位相検波処理を実施することで、下記の式(1)に示すような受信ビデオ信号S(n,m)を求め、その受信ビデオ信号S(n,m)を信号処理器9に出力する。
以下、信号処理器9の処理内容を具体的に説明する。
即ち、パルス圧縮部10の周波数領域変換部11は、下記の式(2)に示すように、受信機8から出力された受信ビデオ信号S(n,m)を高速フーリエ変換して、周波数領域の受信ビデオ信号Fv(n,kr)を生成し、周波数領域の受信ビデオ信号Fv(n,kr)を相関処理部12に出力する。
式(2)において、lはPRI内のサンプリング番号、L’はFFT点数を表している。ただし、L’>MのときはS(n,m)に0が代入される。
式(3)において、AEは参照信号の振幅、mτはサンプリング番号、Mτは1PRIのサンプリング点数(式(4)を参照)、Fsampはサンプリング周波数、floor(X)は変数Xを越えない最大の整数を表している。
ここでは、相関処理部12が参照信号Ex(mτ)を近似計算している例を示しているが、パルス内変調信号発生器4により生成されたパルス内変調信号φ(t)を参照信号Ex(mτ)として用いるようにしてもよい。
即ち、相関処理部12は、下記の式(6)に示すように、周波数領域の受信ビデオ信号Fv(n,kr)と、周波数領域の参照信号FEx(kr)の複素共役との乗算を行うことで、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)を生成する。
ただし、*は複素共役を表している。
以下、正規化窓関数選択部13の処理内容を具体的に説明する。
相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)の信号スペクトルは、高圧縮率の場合、図3(a)に示すように、信号強度がほぼ一定になるが、低圧縮率の場合、図3(b)に示すように、信号強度が一定にならず、信号強度が大きく変化する。圧縮率が低い程、信号強度の変動が大きくなる。
このため、高圧縮率の場合、リニアチャープパルス圧縮後の信号スペクトルの形状がsinc関数の形状と一致するが、低圧縮率の場合、リニアチャープパルス圧縮後の信号スペクトルの形状がsinc関数の形状と異なり、距離分解能の劣化(図15(b)を参照)や、窓関数処理によるサイドローブの抑圧性能が劣化する(図16(b)を参照)。
ただし、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理では、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に重みを付けるため雑音が増大し、パルス圧縮後の信号における信号対雑音比(SNR:Signal to Noise ratio)が低減する可能性がある。
一方、高圧縮率の場合、十分なパルス圧縮結果が得られており、正規化窓関数処理を実施する必要性が低いため、正規化窓関数処理を実施するよりも、パルス圧縮後の信号のSNRの低減を避けることの方が望ましい。
一方、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)の圧縮率TBが正規化窓関数選択用の圧縮率αより高い場合、正規化窓関数処理の実施を避けるため、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)を窓関数処理部15に出力する。
TB=T0B0
ここで、正規化窓関数wNorm(kr)は、正規化窓関数処理部14が下記の式(8)にしたがって生成する窓関数である。
式(9)で周波数領域の参照信号FEx(kr)を近似計算する場合、大規模なFFTを行うことなく求められるため、装置の処理負荷の低減が可能になる。
また、参照信号Ex(mτ)として、実信号であるパルス内変調信号発生器4により生成されたパルス内変調信号φ(t)を用いずに、設定パラメータに基づいて数値計算を行う場合、事前に容易に正規化窓関数を計算することができるため、装置の処理負荷の低減が可能になる。
式(12)において、wHam(kr)はハミング窓関数である。
式(12)では、窓関数として、ハミング窓関数を用いている例を示しているが、例えば、サイドローブの抑圧効果があるハミング窓関数以外のハニング窓関数、ブラックマン窓関数など、相関処理後の信号における信号スペクトルの信号強度の一定を想定して設計された窓関数を用いてもよい。
窓関数処理部15により窓関数処理が実施されることで、図16(a)に示すように、高圧縮率のパルス圧縮後の信号のサイドローブを抑圧することができる(特に、サイドローブの両端付近を抑圧することができる)。
即ち、窓関数処理部15は、下記の式(13)に示すように、正規化窓関数処理後の信号F’v・Ex(n,kr)に対する窓関数処理を実施してサイドロープを抑圧し、窓関数処理後の信号Fv・Ex・w(n,kr)を時間領域変換部16に出力する。
ここで、図6は正規化窓関数処理と窓関数処理が実施されることで、低圧縮率のリニアチャープパルス圧縮後の信号のサイドローブ抑圧性能が向上することを示す説明図である。
図6に示すように、正規化窓関数処理と窓関数処理が実施されることで、低圧縮率の場合でも、サイドローブの抑圧が可能になる。
ここで、Lは高速フーリエ逆変換の点数であり、下記の式(16)で表される。ただし、qは0以上の整数である。また、q=0の場合は、受信ビデオ信号S(n,m)のサンプリング間隔と同じサンプリング間隔になる。
式(17)において、RPC,CFAR(n,l)は、CFAR処理による目標候補を表しており、目標候補は0が設定される。
また、CFAR閾値であるCFAR_th(n,l)は、下記の式(18)で算出される。
式(18)において、CFAR_corはCFAR係数、Samp_cell(n,l)はサンプルセル、ave(Z(p))は配列Z(p)の平均値を表している。
ここで、図7はCFAR処理に関わる注目セル、ガードセル、サンプルセルを示す説明図である。
式(19)において、ΔrPCはパルス圧縮後のサンプリング距離間隔である。
目標相対距離算出部18は、目標候補までの相対距離R’0を算出すると、目標候補までの相対距離R’0とパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を表示器19に出力する。
表示器19は、目標相対距離算出部18から目標候補までの相対距離R’0とパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を受けると、目標候補までの相対距離R’0とパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を画面上に表示する。
なお、正規化窓関数wNorm(kr)は、FFT等の信号処理により生成する場合のほかに、近似計算で生成することができる。近似計算で生成する場合、大規模なFFTを行う必要がなく、装置の処理負荷を低減することが可能になる。
図8はこの発明の実施の形態2によるパルス圧縮装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態2では、図1の正規化窓関数処理部14の代わりに、正規化窓関数処理部21が実装されている点だけが、上記実施の形態1と相違している。
即ち、パルス圧縮部20は周波数領域変換部11、相関処理部12、正規化窓関数選択部13、正規化窓関数処理部21、窓関数処理部15及び時間領域変換部16から構成されており、受信機8から出力された受信ビデオ信号S(n,m)に対して所定の信号処理を実施することで、リニアチャープパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を目標候補検出部17に出力する処理を実施する。なお、パルス圧縮部20はパルス圧縮手段を構成している。
正規化窓関数処理部21以外は、上記実施の形態1と同様であるため、ここでは、正規化窓関数処理部21の処理内容だけを説明する。
図9は正規化窓関数処理に伴って雑音が増大する例を示す説明図である。
このため、送信信号の周波数変調帯域の両端では、雑音が増大して、パルス圧縮後の信号RPC(n,l)のSNRが低下することが懸念される。
以下、正規化窓関数処理部21による正規化窓関数の幅の調整処理を具体的に説明する。
式(20)において、Nwは変調帯域幅の正規化窓関数のサンプリング数、nwは正規化窓関数の調整幅のサンプリング数を表している。
正規化窓関数処理部21は、パルス圧縮後の信号RPC(n,l)の信号対雑音比SNRNorm(nw)を算出すると、図11に示されている正規化窓関数の調整幅とパルス圧縮後の信号対雑音比との関係を参照して、正規化窓関数処理を実施した場合のパルス圧縮後の信号RPC(n,l)の信号対雑音比SNRNorm(nw)が最大となる正規化窓関数の幅nw,maxを選択する。
式(21)において、ΔfFFTは周波数領域のサンプリング間隔を表している。
正規化窓関数処理部21では、信号対雑音比SNRNorm(nw)が最大となる正規化窓関数w’Norm(kr)を用いて、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理を実施しているので、図12に示すように、図1の正規化窓関数処理部14が正規化窓関数処理を実施する場合よりも、パルス圧縮後のSNRが改善しており、目標の検出性能が向上する。
図13はこの発明の実施の形態3によるパルス圧縮装置を示す構成図であり、図において、図1及び図8と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態3では、図8の正規化窓関数処理部21の代わりに、正規化窓関数処理部31が実装されており、また、正規化窓関数選択部13が実装されていない点で、上記実施の形態2と相違している。
即ち、パルス圧縮部30は周波数領域変換部11、相関処理部12、正規化窓関数処理部31、窓関数処理部15及び時間領域変換部16から構成されており、受信機8から出力された受信ビデオ信号S(n,m)に対して所定の信号処理を実施することで、リニアチャープパルス圧縮後の信号RPC(n,l)を目標候補検出部17に出力する処理を実施する。なお、パルス圧縮部30はパルス圧縮手段を構成している。
上記実施の形態2では、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)の圧縮率TBが正規化窓関数選択用の圧縮率αより低い場合、図8の正規化窓関数処理部21が、信号対雑音比SNRNorm(nw)が最大となる正規化窓関数w’Norm(kr)を生成して、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理を実施しているが、その圧縮率TBが正規化窓関数選択用の圧縮率αより高い場合、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対する正規化窓関数処理を実施していない。
一方、高圧縮率である場合、相関処理後の信号Fv・Ex(n,kr)に対して、正規化窓関数処理と窓関数処理を実施すると、図14(b)に示すように、相関処理後の信号の信号強度が一定になるため、相関が乱れず、窓関数処理によるサイドローブの抑圧性能が向上する。
これにより、高圧縮率である場合でも、窓関数処理によるサイドローブの抑圧性能が向上して、近接目標の検出性能が向上する。
Claims (9)
- 所定の時間間隔でキャリア信号をパルス変調し、パルス変調後のキャリア信号をパルス内変調することで送信信号を生成する送信信号生成手段と、
上記送信信号生成手段により生成された送信信号を放射する一方、上記送信信号が目標に反射されて戻ってくる信号を受信する送受信手段と、
上記送受信手段の受信信号と参照信号との相関処理を実施し、相関処理後の信号に対する正規化窓関数処理を実施するパルス圧縮手段と
を備えたパルス圧縮装置。 - パルス圧縮手段は、圧縮率が所定の圧縮率より低い場合に限り、相関処理後の信号に対する正規化窓関数処理を実施することを特徴とする請求項1記載のパルス圧縮装置。
- パルス圧縮手段は、相関処理後の信号又は正規化窓関数処理後の信号に対する窓関数処理を実施してサイドローブを抑圧することを特徴とする請求項1記載のパルス圧縮装置。
- パルス圧縮手段は、送受信手段の受信信号を周波数領域の信号に変換してから、周波数領域の受信信号と周波数領域の参照信号との相関処理を実施する一方、上記受信信号のサンプリング数よりも大きい点数で、窓関数処理後の信号を時間領域の信号に変換することを特徴とする請求項1記載のパルス圧縮装置。
- パルス圧縮手段は、相関処理後の信号に対する正規化窓関数処理を実施することで、パルス圧縮後の信号における信号スペクトルの形状をsinc関数の形状にすることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のパルス圧縮装置。
- パルス圧縮手段は、相関処理後の信号における信号スペクトルの振幅を略一定にする正規化窓関数を用いて、正規化窓関数処理を実施することを特徴とする請求項5記載のパルス圧縮装置。
- 送信信号生成手段は、リニアチャープされたパルス内変調信号を用いて、パルス変調後のキャリア信号をパルス内変調し、
パルス圧縮手段は、上記送信信号生成手段により用いられたパルス内変調信号の自己相関後の信号における信号スペクトルの振幅の逆数を正規化窓関数として用いることを特徴とする請求項6記載のパルス圧縮装置。 - 送信信号生成手段は、リニアチャープされたパルス内変調信号を用いて、パルス変調後のキャリア信号をパルス内変調し、
パルス圧縮手段は、上記送信信号生成手段により用いられたパルス内変調信号を近似計算で求め、上記パルス内変調信号の自己相関後の信号における信号スペクトルの振幅の逆数を正規化窓関数として用いることを特徴とする請求項6記載のパルス圧縮装置。 - パルス圧縮手段は、正規化窓関数処理を行った場合のパルス圧縮後の信号における信号対雑音比に応じて正規化窓関数の幅を設定することを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のパルス圧縮装置。
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JPN6013046492; 影目聡,原照幸: '移動目標に対するパルス圧縮とFMレンジングを併用するHPRFレーダの距離分解能向上アルゴリズムの原理' 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.109,No.349, 20091211, 25-30頁, 社団法人電子情報通信学会 * |
JPN6013046493; 影目聡,原照幸: 'パルス圧縮とFMレンジングを併用するHPRFレーダの距離分解能向上アルゴリズムの原理検証' 電子情報通信学会2009年通信ソサイエティ大会講演論文集1 , 20090901, 212頁 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151552A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 日本電気株式会社 | 信号発生装置と方法とレーダ装置とプログラム |
JP7381991B2 (ja) | 2019-10-17 | 2023-11-16 | 日本電気株式会社 | 合成開口レーダの信号処理方法、信号処理装置、および信号処理プログラム |
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JP5933330B2 (ja) | 2016-06-08 |
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